JPH09217527A - ドアロックの施解錠操作装置 - Google Patents

ドアロックの施解錠操作装置

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JPH09217527A
JPH09217527A JP2406096A JP2406096A JPH09217527A JP H09217527 A JPH09217527 A JP H09217527A JP 2406096 A JP2406096 A JP 2406096A JP 2406096 A JP2406096 A JP 2406096A JP H09217527 A JPH09217527 A JP H09217527A
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JP
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locking
lock
unlocking
gear
engaging
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JP2406096A
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Inventor
Masashi Nagao
正志 長尾
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、不正行為による解錠操作
及び車内へのキー封じ込みを防止できる安価な自動車用
ドアロックの施解錠操作装置を提供する。 【解決手段】 防盗操作スイッチを施錠操作すると、ロ
ックギア15は中立位置から回動し、該ロックギア15の上
面に配設されたスライダ20の係合部21が係合溝27の第1
の係合支持部23に係合することによって、該ロックギア
15が施錠位置に停止されてポジションギア16の解錠方
向への回転を拘束するので、不正行為による解錠が防止
される。イグニッションキーシリンダのキー挿入、及び
ドアの開状態を検出すると、ロックギア15は中立位置か
ら回動し、前記スライダ20の係合部21が係合溝27の第2
の係合支持部25に係合することによって、該ロックギア
15が解錠位置に停止されてポジションギア16の施錠方
向への回転を拘束するので、キーの車内封じ込めが防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ及び手動に
よるドアロック装置の施解錠操作ができると共に、不正
行為による解錠操作及び車内へのキー封じ込みを防止で
きる自動車用ドアロックの施解錠操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用ドアロックの施解錠操作
装置としては、例えば、特開平5−59858号及び特
開平5−306586号公報等に開示されているような
ものがある。図15は、この様な自動車用ドアロックの
施解錠操作装置の概略正面図であり、ケース2内に収納
された正逆回転可能なモータ1と、ケース2内に軸4に
より枢着され、モータ1の回転軸と一体的に回転するウ
ォーム5に噛合して正逆回転可能な減速機構をなすウォ
ームホイール3と、ケース2に枢着される作動レバー6
と、基部7aに一体的に形成された角柱状の軸部7bを
作動レバー6の軸筒部6aに嵌合することにより、作動
レバー6と一体的に施錠位置及び解錠位置に作動する出
力レバー7とを備える。
【0003】前記出力レバー7は、自動車のフロントド
アに設けられるドアロック装置(図示略)の施解錠レバ
ーに連結されて、施解錠レバーをドアロック装置のドア
解除操作を不能にする施錠位置とドア解除操作を可能に
する解除位置とに作動させることができる。前記ウォー
ムホイール3の一方の側面には、作動レバー6側に突出
した係合部3aが形成され、この係合部3aは、作動レ
バー6の一側面に凹設されて、軸筒部6aを中心にして
施解錠レバーの作動ストロークに相当する長さを有する
円弧状の空振り溝部8aと、空振り溝部8aの中央から
半径方向に延出した係合溝部8bとを有したほぼY字形
の連係溝8に移動可能に係合している。
【0004】そして、前記ウォームホイール3は、常時
は係合部3aが連係溝8の空振り溝部8a内に係合した
中立位置に停止しており、この状態にあっては、手動で
ドアロック装置の施解錠操作が行われると、該係合部3
aが相対的に連係溝8の空振り溝部8a内を移動するだ
けであり、作動レバー6及び出力レバー7が減速機構の
ウォームホイール3及びモータ1を連動させることはな
く、軽快に手動操作を行うことができる。
【0005】次に、キーシリンダ又は他の手段による施
錠操作を図示しない防盗操作スイッチが検出すると、ウ
ォームホイール3は、中立位置から回動して、係合部3
aが連係溝8の係合溝部8bに係合し、作動レバー6の
解除方向への移動を阻止する防盗位置に停止して、不正
行為によるドアロック装置の解錠を防止する。又、イグ
ニッションキーシリンダにキーが挿入された状態を検出
すると、ウォームホイール3は、作動レバー6の解錠位
置において係合部3aが連係溝8の係合溝部8bに係合
した解錠拘束位置に停止して、作動レバー6の施錠方向
への移動を阻止し、キーの車内封じ込めを防止する。従
って、モータ及び減速機構を逆転させることなく、軽快
に手動による施解錠操作を行うことができる。又、1個
のモータによる簡単な構成により、不正行為によるドア
ロック装置の解除操作及び車内へのキー封じ込めの施錠
操作を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き自動車用ドアロックの施解錠操作装置は、回転可能
なウォームホイール3に突設された係合部3aが軸筒部
6aを中心にして揺動可能な作動レバー6の連係溝8に
係合することにより、出力レバー7と一体的に作動する
該作動レバー6の施解錠方向への揺動を阻止したり、モ
ータ1により作動レバー6を施解錠方向へ揺動させたり
するものである。
【0007】そこで、施解錠レバーの作動ストロークが
大きくなると、作動レバー6の揺動ストロークも大きく
なり、空振り溝部8aの円弧長さが長くなると共にウォ
ームホイール3の直径が大きくなるので、上記施解錠操
作装置が大型化するという問題がある。更に、揺動可能
な作動レバー6に凹設され、回転可能なウォームホイー
ル3の一側面に突設された係合部3aが係合する連係溝
8は、スムーズな係合部3aの移動を可能とする為にカ
ム形状が複雑に成り易く、更に、これらウォームホイー
ル3及び作動レバー6は、高い組付け精度を要求され
る。そこで、上述の如き従来の施解錠操作装置は、製造
コストが高くなり易いという問題がある。
【0008】従って、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、簡単な構成により、モータ及び手動によ
るドアロック装置の施解錠操作ができると共に、不正行
為による解錠操作及び車内へのキー封じ込みを防止でき
る安価な自動車用ドアロックの施解錠操作装置を提供す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、半
径方向へ移動自在なスライダを一側面に備え、正逆回転
可能なモータによって中立位置から施錠位置又は解錠位
置に回転可能であるロック用回転体と、該ロック用回転
体を中立位置に付勢する付勢手段と、前記ロック用回転
体と同軸に配設されると共に該ロック用回転体に対して
所定範囲のみ相対回転可能な伝達用回転部材と、ドアロ
ック装置の施解錠レバーと前記伝達用回転部材の間で相
互の回転力を伝達する伝達手段と、前記スライダの係合
部が係脱可能な第1及び第2の係合支持部を両端部に有
する係合溝を形成された外装蓋とを備えたドアロックの
施解錠操作装置であって、前記ロック用回転体が一方へ
回転され、前記係合部が前記第1の係合支持部に係合す
ることによって、該ロック用回転体が施錠位置に停止さ
れて前記伝達用回転部材の解錠方向への回転を拘束する
と共に、前記ロック用回転体が他方へ回転され、前記係
合部が前記第2の係合支持部に係合することによって、
該ロック用回転体が解錠位置に停止されて前記伝達用回
転部材の施錠方向への回転を拘束することを特徴とする
ドアロックの施解錠操作装置により達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係るドアロックの施解錠操作装置の好適な実施形態を
詳細に説明する。図1は本発明によるドアロックの施解
錠操作装置の部分分解斜視図、図2は図1に示した施解
錠操作装置の外装蓋を外した状態の平面図、図3は図2
の III−III 断面矢視図、図4は図1に示した施解錠操
作装置の要部分解斜視図である。
【0011】本発明によるドアロックの施解錠操作装置
10は、ケース12内に収納された正逆回転可能なモー
タ11と、該モータ11によって中立位置から施錠位置
又は解錠位置に回転可能であるロック用回転体としての
ロックギア15と、該ロックギア15の一側面である上
面に配設されたスライダ20と、前記ロックギア15と
同軸に配設される伝達用回転部材としてのポジションギ
ア16と、図示しないドアロック装置の施解錠レバー1
7と前記ポジションギア16の間で相互の回転力を伝達
する伝達手段18と、前記スライダ20の係合部21が
係脱可能な第1及び第2の係合支持部23,25を両端
部に有する係合溝27を形成された前記ケース12の外
装蓋14とを備える。
【0012】前記モータ11の回転軸と一体的に回転す
るウォーム30には、軸33を介して回動自在に支持さ
れているウォームホイール31が噛合すると共に、該ウ
ォームホイール31と一体に回転するピニオンギア32
には、前記ロックギア15の外周に形成された外歯15
aが噛合しており、モータ11とロックギア15の間に
は、正逆回転可能な減速機構が構成されている。そこ
で、ロックギア15は、これら減速機構を介してモータ
11により正逆回転方向へ回転される。ケース本体13
に固定された基盤37に固定される該モータ11は、コ
ネクタ51を介して図示しないキーシリンダスイッチ等
に電気的に接続される。
【0013】前記ポジションギア16は、基盤37を貫
通し、両端部をケース本体13及び外装蓋12に支持さ
れた軸34を介して回動自在に支持されている。該ポジ
ションギア16の円冠状の歯16aにはファイナルギア
35が噛合し、該ファイナルギア35は一端が前記施解
錠レバー17に固定された出力軸36の他端に固定さ
れ、上記伝達手段18を構成している。従って、例えば
ポジションギア16がロック位置まで回動すると、ファ
イナルギア35を介して施解錠レバー17が出力軸36
と一体的に施錠位置まで回動し、ポジションギア16が
アンロック位置まで回動すると、ファイナルギア35を
介して施解錠レバー17が出力軸36と一体的に解錠位
置まで回動する。尚、該ポジションギア16の底面にポ
ジションスイッチを配設し、基盤37に配索された配線
を介してコネクタ51に電気的に接続されることによ
り、図示しない制御装置によってポジションギア16の
位置を検出することができる。
【0014】図4に示すように、前記ポジションギア1
6の上面には円筒状の段部40が突設され、該段部40
には支持用ボス40aと円弧形の空振り溝41とが形成
されている。そこで、前記支持用ボス40aは前記ロッ
クギア15を貫通し、該ロックギア15を同軸上に回転
自在に支持する。更に、前記ロックギア15の底面には
前記空振り溝41に嵌入される係止突起42が突設され
ており、これらロックギア15及びポジションギア16
は、互いに所定範囲のみ相対回転可能とされる。尚、上
記ロックギア15の底面に空振り溝41を形成し、上記
段部40に係止突起42を突設するように構成しても良
い。
【0015】前記ロックギア15の上面には、図1に示
すように、外周縁に沿って延びる円弧形の溝43と、半
径方向に延びるスライダ嵌合溝44とが形成されてい
る。前記溝43は、コイルばね50が収納されるばね収
納部43aと、該ばね収納部43aの両端部に連通する
ピン逃げ部43bとから成り、該ピン逃げ部43bの溝
幅はばね収納部43aの溝幅よりも狭い。そこで、図5
及び図6に示すように、ばね収納部43aに収納された
コイルばね50は、両端部が段部65a,65bに支持
されると共に、その両端部には前記外装蓋14の内壁面
に突設された一対の係止ピン45a,45bがそれぞれ
当接する(図1参照)。従って、ロックギア15が正逆
回転方向に回動すると、コイルばね50が係止ピン45
a又は係止ピン45bに押しつけられて圧縮される。こ
れにより、ロックギア15を正逆回転方向に回動する力
が除去されると、コイルばね50の付勢力によって該ロ
ックギア15は中立位置(図2に示す位置)に戻る。即
ち、これらコイルばね50及び係止ピン45a,45b
等により、ロックギア15を中立位置に付勢する付勢手
段が構成されている。
【0016】前記スライダ嵌合溝44は、回転中心寄り
のスライダ挿入部44aと、外方寄りのスライダ支持部
44bとから成り、該スライダ支持部44bにはスライ
ダ挿入部44aよりも狭い開口幅を有する内方拡がりの
空間が構成されている。そこで、内方拡がりの横断面形
状を有するスライダ20は、スライダ挿入部44aから
スライダ嵌合溝44内へ挿入された後、スライダ支持部
44b側に移動されることにより、半径方向へのみ摺動
自在とされる。
【0017】ロックギア15の上面と対向する前記外装
蓋14の内壁面には、前記スライダ20の係合部21が
係脱可能な第1及び第2の係合支持部23,25を両端
部に有する略円弧状の係合溝27と、前記ウォームホイ
ール31や前記ポジションギア16を回動自在に支持す
る軸33,34の端部を軸支する軸支持部47,46と
が凹設されている。そこで、前記ロックギア15が中立
位置から正逆回転方向に回動されて施錠位置又は解錠位
置に移動すると、前記スライダ20の係合部21も係合
溝27に沿って移動し、中立位置から第1の係合支持部
23又は第2の係合支持部25に達することができる。
【0018】前記係合溝27の両端部に設けられた第1
及び第2の係合支持部23,25は、互いに鏡像対象な
形状を有しており、それぞれ前記スライダ20の係合部
21に係合して該スライダ20を半径方向へ移動させる
二段のカム面61,62(71,72)と、前記係合部
21を係止して前記ロックギア15の中立位置への復帰
を阻止する係止部60(70)とを有した簡単なカム構
造により構成されている(図7(b)及び図11(b)
参照)。尚、これら第1及び第2の係合支持部23,2
5の詳細な構造と作用については動作説明と共に後述す
る。
【0019】即ち、例えば前記ロックギア15がモータ
11によって図5中の反時計回り方向へ回転され、前記
係合部21が前記第1の係合支持部23における係止部
60に係止されることによって、該ロックギア15は施
錠位置に停止され、解錠方向への回転を拘束される。
又、前記ロックギア15が図5中の時計回り方向へ回転
され、前記係合部21が前記第2の係合支持部25にお
ける係止部70に係止されることによって、該ロックギ
ア15は解錠位置に停止され、施錠方向への回転を拘束
される。
【0020】次に、上述の如く構成されて本発明のドア
ロックの施解錠操作装置の動作を説明する。図5は、ロ
ックギア15がコイルばね50の付勢力により中立位置
に位置し、該ロックギア15の係止突起42がポジショ
ンギア16の空振り溝41の一端(図5中、右端)に係
合するドアロックの通常解錠状態を示す。この状態にお
いては、ドア車内側の図示しないドアロック装置の施解
錠レバー17を図1中矢印X方向へ回動して施錠操作す
ると、出力軸36及びファイナルギア35を介してアン
ロック位置のポジションギア16が反時計回り方向へ回
転してロック位置に移動すると共に、図6に示すように
係止突起42が空振り溝41の一端から他端(図6中、
左端)に相対的に移動して通常施錠状態になる。
【0021】また、この通常施錠状態から施解錠レバー
17を解錠操作すると、ポジションギア16が時計回り
方向へ回転してアンロック位置に移動すると共に、係止
突起42が空振り溝41の他端から一端に相対的に移動
して通常解錠状態になる。従って、施解錠レバー17を
手動で施解錠操作した場合は、係止突起42が相対的に
空振り溝41内を移動するだけであり、ロックギア15
とは非係合なので、軽快に手動操作を行うことができ
る。
【0022】次に、図5に示す通常解錠状態から、車室
内に設けられた図示しない操作スイッチを施錠操作する
と、モータ11が正転し、ウォーム30はウォームホイ
ール31を時計回り方向へ回転させるので、ロックギア
15はコイルばね50の付勢力に抗して反時計回り方向
へ回動される。この際、コイルばね50は前記溝43の
段部65aと前記外装蓋14の係止ピン45bとの間で
圧縮偏倚される。そして、ポジションギア16は、前記
空振り溝41の一端(図5中、右端)に係合するロック
ギア15の係止突起42により、ロックギア15と共に
反時計回り方向へ回動させられ、図7(a)に示すよう
にロック位置に移動されるので、ファイナルギア35及
び出力軸36を介して施解錠レバー17が図1中矢印X
方向へ回動されてドアロック装置は施錠状態となる。
【0023】この時、スライダ20の係合部21は、図
7(b)に示すように通常施錠位置に位置し、前記第1
の係合支持部23における係止部60に係止されること
はないので、図示しないポジションスイッチによりポジ
ションギア16のロック位置が検出され、モータ11へ
の通電が停止されると、図6に示すようにロックギア1
5はコイルばね50の付勢力により中立位置に復帰す
る。この際、係止突起42は空振り溝41内を一端から
他端(図6中、左端)に相対的に移動するだけであり、
ポジションギア16とは非係合なので、ポジションギア
16は通常施錠状態のままである。
【0024】また、図6に示す通常施錠状態から、前記
操作スイッチを解錠操作すると、モータ11が逆転し、
ウォーム30はウォームホイール31を反時計回り方向
へ回転させるので、ロックギア15はコイルばね50の
付勢力に抗して時計回り方向へ回動される。この際、コ
イルばね50は前記溝43の段部65bと前記外装蓋1
4の係止ピン45aとの間で圧縮偏倚される。そして、
ポジションギア16は、前記空振り溝41の他端に係合
するロックギア15の係止突起42により、ロックギア
15と共に時計回り方向へ回動させられ、図11(a)
に示すようにアンロック位置に移動されるので、ファイ
ナルギア35及び出力軸36を介して施解錠レバー17
が回動されてドアロック装置は解錠状態となる。
【0025】この時、スライダ20の係合部21は、図
11(b)に示すように、前記第2の係合支持部25に
おける係止部70に係止されることはないので、図示し
ないポジションスイッチによりポジションギア16のロ
ック位置が検出され、モータ11への通電が停止される
と、図5に示すようにロックギア15はコイルばね50
の付勢力により中立位置に復帰する。この際、係止突起
42は空振り溝41内を他端から一端(図5中、右端)
に相対的に移動するだけであり、ポジションギア16と
は非係合なので、ポジションギア16は通常解錠状態の
ままである。
【0026】次に、図6に示す通常施錠状態で、キーレ
スエントリー又は専用スイッチ等から成る図示しない防
盗操作スイッチを施錠操作すると、モータ11が正回転
し、ロックギア15はコイルばね50の付勢力に抗して
再び反時計回り方向(施錠方向)へ回動されるが、この
場合はロックギア15が図7(a)に示した通常施錠角
度よりも角度αだけ余計に回動される(図8参照)。そ
こで、スライダ20の係合部21は、前記第1の係合支
持部23における一段目のカム面61により半径方向内
方へ移動させられ、図8(b)に示すように、該カム面
61の中心寄り部分に達する。
【0027】そして、モータ11への通電が停止される
と、コイルばね50の付勢力によりロックギア15は中
立位置に復帰しようとして時計回り方向へ回動する。と
ころが、ロックギア15は通常施錠角度まで戻ると、図
9(b)に示すように前記係合部21が前記第1の係合
支持部23における係止部60に係止され、時計回り方
向の回転を規制されるので、該ロックギア15は図9に
示した施錠位置に停止される。この際、スライダ20の
係合部21は、図9(b)に示すように、前記係止部6
0のカム面60aにより半径方向内方へ移動させられて
該カム面60aの中心寄り部分に達し、防盗施錠位置に
位置させられる。
【0028】この防盗施錠状態においては、スライダ2
0の係合部21が前記係止部60に係止され、ロックギ
ア15の解錠方向(時計回り方向)への移動が阻止され
ると共に、前記係止突起42が空振り溝41の一端(図
9中、右端)側に位置している。そこで、前記操作スイ
ッチを解錠操作してモータ11を逆回転させても、ロッ
クギア15は解錠方向へ回動することができない。又、
前記ポジションギア16は、ロックギア15に対して時
計回り方向へ相対回転することができず、解錠方向への
回転を拘束される。即ち、該ポジションギア16と共に
回動する施解錠レバー17も解錠方向への回動を拘束さ
れる。従って、ポジションギア16は、不正行為により
ドアロックの施解錠装置が解除されることを確実に防止
することができる。
【0029】また、図9に示した防盗施錠状態で、図示
しない防盗操作スイッチを解錠操作すると、モータ11
が正回転し、ロックギア15はコイルばね50の付勢力
に抗して再び通常施錠角度よりも角度αだけ反時計回り
方向に回動される(図10参照)。そこで、スライダ2
0の係合部21は、前記第1の係合支持部23における
二段目のカム面62により半径方向内方へ移動させら
れ、図10(b)に示すように、該カム面62の中心寄
り部分に達する。
【0030】そして、モータ11への通電が停止され、
コイルばね50の付勢力によりロックギア15が時計回
り方向へ回動すると、前記係合部21は前記係止部60
に係止されることなく前記第1の係合支持部23との係
合を解除されるので、ロックギア15は図6に示す中立
位置に復帰し、通常施錠状態となる。従って、ポジショ
ンギア15は上述した如く施解錠レバー17及び操作ス
イッチによる解錠方向の回転が可能となる。
【0031】次に、図示しない検出手段がイグニッショ
ンキーシリンダのキー挿入、及びドアの開状態を検出す
ると、モータ11が逆回転し、ロックギア15はコイル
ばね50の付勢力に抗して時計回り方向(解錠方向)へ
回動されるが、この場合はロックギア15が図11
(a)に示した通常解錠角度よりも角度βだけ余計に回
動される(図12参照)。そこで、スライダ20の係合
部21は、前記第2の係合支持部25における一段目の
カム面71により半径方向内方へ移動させられ、図12
(b)に示すように、該カム面71の中心寄り部分に達
する。
【0032】そして、モータ11への通電が停止される
と、コイルばね50の付勢力によりロックギア15は中
立位置に復帰しようとして反時計回り方向へ回動する。
ところが、ロックギア15は通常解錠角度まで戻ると、
図13(b)に示すように前記係合部21が前記第2の
係合支持部25における係止部70に係止され、反時計
回り方向の回転を規制されるので、該ロックギア15は
図13に示した解錠位置に停止される。この際、スライ
ダ20の係合部21は、図13(b)に示すように、前
記係止部70のカム面70aにより半径方向内方へ移動
させられて該カム面70aの中心寄り部分に達し、解錠
拘束位置に位置させられる。
【0033】この解錠拘束状態においては、スライダ2
0の係合部21が前記係止部70に係止され、ロックギ
ア15の反時計回り方向(施錠方向)への移動が阻止さ
れると共に、前記係止突起42が空振り溝41の他端
(図13中、左端)側に位置している。そこで、前記操
作スイッチを施錠操作してモータ11を正回転させて
も、ロックギア15は施錠方向へ回動することができな
い。又、前記ポジションギア16は、ロックギア15に
対して反時計回り方向へ相対回転することができず、施
錠方向への回転を拘束される。即ち、該ポジションギア
16と共に回動する施解錠レバー17も施錠方向への回
動を拘束される。従って、イグニッションキーシリンダ
にキーを差し込んだまま不用意にドアロック装置を施錠
して、キーを車内に封じ込めてしまうことを防止するこ
とができる。
【0034】また、図13に示した解錠拘束状態で、図
示しない検出手段がイグニッションキーシリンダのキー
抜き取り、又はドアの閉状態を検出すると、モータ11
が逆回転し、ロックギア15はコイルばね50の付勢力
に抗して再び通常解錠角度よりも角度βだけ時計回り方
向に回動される(図14参照)。そこで、スライダ20
の係合部21は、前記第2の係合支持部25における二
段目のカム面72により半径方向内方へ移動させられ、
図14(b)に示すように、該カム面72の中心寄り部
分に達する。
【0035】そして、モータ11への通電が停止され、
コイルばね50の付勢力によりロックギア15が反時計
回り方向へ回動すると、前記係合部21は前記係止部7
0に係止されることなく前記第2の係合支持部25との
係合を解除されるので、ロックギア15は図5に示す中
立位置に復帰し、通常解除状態となる。従って、ポジシ
ョンギア15は上述した如く施解錠レバー17及び操作
スイッチによる施錠方向の回転が可能となる。
【0036】尚、本発明におけるドアロックの施解錠操
作装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本
発明の主旨に基づいて種々の形態を採りうることは言う
までもない。例えば、上記実施形態においては、モータ
11の回転をウォーム30及びウォームホイール31か
ら成る減速機構を介してロックギア15に伝達したが、
低回転で高トルクを発生することができるモータを用い
ることによりロックギア15を直接駆動しても良い。
又、自動車の速度が所定速度を越えた場合に作動するス
イッチや、自動車が衝突した際に作動するスイッチ等に
本発明におけるドアロックの施解錠操作装置を連動させ
ることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るドアロックの施解錠操作装置によれば、1個のモータ
によって中立位置から施錠位置又は解錠位置に回転可能
であるロック用回転体と、伝達手段を介してドアロック
装置の施解錠レバーと係合する伝達用回転部材とが同軸
に配設されている。そこで、施解錠レバーと一体的に揺
動する作動レバーを備えた従来の施解錠操作装置に比
べ、装置の小型化が可能である。即ち、施解錠レバーの
作動ストロークが大きくなっても、本発明における伝達
用回転部材は回転角度を大きくすれば良く、ロック用回
転体及び伝達用回転部材の直径を大きくする必要はな
い。又、外装蓋に形成された係合溝に係合する係合部
が、ロック用回転体の一側面に配設されると共に半径方
向へ移動自在なスライダに突設されている。そこで、こ
れら外装蓋及びロック用回転体の組付け精度を高めた
り、係合溝のカム形状を複雑にしなくとも、該係合部は
ロック用回転体の回動に伴うスムーズな移動が可能とな
り、製造コストの上昇を抑制することができる。従っ
て、簡単な構成により、モータ及び手動によるドアロッ
ク装置の施解錠操作ができると共に、不正行為による解
錠操作及び車内へのキー封じ込みを防止できる安価な自
動車用ドアロックの施解錠操作装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るドアロックの施解錠
操作装置の部分分解斜視図である。
【図2】図1に示した施解錠操作装置の外装蓋を外した
状態の平面図である。
【図3】図2の III−III 断面矢視図である。
【図4】図1に示した施解錠操作装置の要部分解斜視図
である。
【図5】図1に示したロックギア及びポジションギアの
通常解錠状態を示す要部拡大図である。
【図6】図1に示したロックギア及びポジションギアの
通常施錠状態を示す要部拡大図である。
【図7】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明する
為の動作説明図である。
【図8】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明する
為の動作説明図である。
【図9】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明する
為の動作説明図である。
【図10】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明す
る為の動作説明図である。
【図11】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明す
る為の動作説明図である。
【図12】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明す
る為の動作説明図である。
【図13】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明す
る為の動作説明図である。
【図14】図1に示した施解錠操作装置の動作を説明す
る為の動作説明図である。
【図15】従来のドアロックの施解錠操作装置の断面図
である。
【符号の説明】
10 施解錠操作装置 11 モータ 12 ケース 14 外装蓋 15 ロックギア 16 ポジションギア 17 施解錠レバー 18 伝達手段 20 スライダ 21 係合部 23 第1の係合支持部 25 第2の係合支持部 27 係合溝 50 コイルばね 60 係止部 70 係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向へ移動自在なスライダを一側面
    に備え、正逆回転可能なモータによって中立位置から施
    錠位置又は解錠位置に回転可能であるロック用回転体
    と、該ロック用回転体を中立位置に付勢する付勢手段
    と、前記ロック用回転体と同軸に配設されると共に該ロ
    ック用回転体に対して所定範囲のみ相対回転可能な伝達
    用回転部材と、ドアロック装置の施解錠レバーと前記伝
    達用回転部材の間で相互の回転力を伝達する伝達手段
    と、前記スライダの係合部が係脱可能な第1及び第2の
    係合支持部を両端部に有する係合溝を形成された外装蓋
    とを備えたドアロックの施解錠操作装置であって、 前記ロック用回転体が一方へ回転され、前記係合部が前
    記第1の係合支持部に係合することによって、該ロック
    用回転体が施錠位置に停止されて前記伝達用回転部材の
    解錠方向への回転を拘束すると共に、前記ロック用回転
    体が他方へ回転され、前記係合部が前記第2の係合支持
    部に係合することによって、該ロック用回転体が解錠位
    置に停止されて前記伝達用回転部材の施錠方向への回転
    を拘束することを特徴とするドアロックの施解錠操作装
    置。
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