JP2000357928A - 多出力カレントミラー回路 - Google Patents
多出力カレントミラー回路Info
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Abstract
ス電流による誤差を補正して、正確に入力電流に比例し
た多出力の出力電流を得ることが可能な多出力カレント
ミラー回路を提供する。 【解決手段】入力トランジスタQCと出力トランジスタ
Q1〜Qmとから構成される第1のカレントミラー回路
101と、トランジスタQDとトランジスタQBとから
構成される第2のカレントミラー回路102と、入力ト
ランジスタQCのコレクタと入力端子10との間に接続
した定電流回路103と、トランジスタQBに入力端子
104Aを接続し、この入力端子104Aから補正電流
Ixを流し込み、ベース電流による入力電流Iaと出力
電流I1’〜Im’との誤差を補正するベース電流補正
回路104とを備えて構成される。
Description
ラー回路に関し、特にベース電流を補償することによ
り、入力電流に対して高精度の比で出力電流を得ること
が可能な多出力カレントミラー回路に関する。
回路は、ベースとコレクタを接続した入力トランジスタ
QCと、各ベースを入力トランジスタQCのベースに共
通接続した出力トランジスタQ1〜Qm(mは2以上の
整数)とから構成される第1のカレントミラー回路10
1と、ベースとコレクタを接続したトランジスタQD
と、ベースをトランジスタQDのベースに共通接続した
トランジスタQBとから構成される第2のカレントミラ
ー回路102と、入力トランジスタQCのコレクタと入
力端子10との間に接続した定電流回路103と、出力
トランジスタQ1,Q2〜Qmの各コレクタに接続した
出力端子11,12〜1mからなる。
はトランジスタQBのm倍とする。また、定電流回路5
03を流れる入力電流をIa、出力トランジスタQ1〜
Qmの各コレクタを流れる出力電流及び各ベース電流を
それぞれ、I1〜Im及びIb、トランジスタQBのベ
ース電流をIb1( Ib)とする。
動作について説明する。
電流Ie(QC)は、 Ie(QC)=Ia−m・Ib ・・・(1) となり、トランジスタQBのエミッタに流れる電流Ie
(QB)は、次式により求められる。
れのベース・エミッタ間電圧は互いに等しく、トランジ
スタQDのエミッタ面積は、トランジスタQBのエミッ
タ面積のm倍であるので、トランジスタQDのエミッタ
には、次の(3)式で示すエミッタ電流Ie(QD)が
流れる。
接点Pには、(4)式で示す電流Ipが流れる。
Ie(Q1)=・・=Ie(Qm)は、 Ie(Q1)=・・=Ie(Qm)=Ip/m ・・・(5) となる。従って、出力トランジスタQ1〜Qmの各コレ
クタを流れる出力電流I1〜Imは、 I1=I2=・・・=Im=Ip/m−Ib ・・・(6) となる。(4)式及び(6)式より、 I1=I2=・・・=Im=Ia−m・Ib+Ib1+Ib1/m−Ib ・・・(7) を得る。ここで、Ib1=Ibとすると、 I1=I2=・・・=Im=Ia−(m2−1)・Ib/m ・・・(8) となる。これより、入力電流Iaと出力電流I1〜Im
とは、(8)式の第2項、すなわち、(m2−1)・I
b/mの分だけ誤差が発生することがわかる。
ソンタイプの多出力カレントミラー回路において、入力
電流と出力電流のベース電流による誤差は、整数mが1
の場合は0となるが、出力数を表す整数mが大きくなる
と、整数mにほぼ比例して誤差が増大する。
流による誤差を補正して、正確に入力電流に比例した多
出力の出力電流を得ることができる多出力カレントミラ
ー回路を提供することにある。
多出力カレントミラー回路は、ベース及びエミッタをそ
れぞれ共通接続し、各トランジスタのコレクタから出力
電流を取り出す第1乃至第m(mは2以上の整数)の出
力トランジスタと、ベース及びコレクタを前記第1乃至
第mの出力トランジスタの各ベースと入力電流を供給す
る定電流回路に接続する入力トランジスタとを含む第1
のカレントミラー回路と、コレクタを前記入力トランジ
スタのエミッタに接続する第1のトランジスタ(QB)
と、ベース及びコレクタを前記第1のトランジスタ(Q
B)のベースと前記第1乃至第mの出力トランジスタの
各エミッタに接続する第2のトランジスタ(QD)とを
含む第2のカレントミラー回路と、入力端子を前記第1
のトランジスタ(QB)のベースに接続し、前記入力端
子から補正電流を引き込むベース電流補正回路と、を備
える。
について図1を参照して説明する。
照文字/数字を付してある。
回路は、図5の回路構成に加えて、トランジスタQB及
びトランジスタQDのベースに入力端子104Aを接続
し、この入力端子104Aから補正電流Ixを流し込む
ベース電流補正回路104を備えている。
ミラー回路の回路動作について説明する。
電流Ie(QC)、トランジスタQBのエミッタに流れ
る電流Ie(QB)及びトランジスタQDのエミッタに
流れる電流Ie(QD)は、それぞれ(1)式、(2)
式及び(3)式と同様である。
ッタの共通接点Pには、(4)’式で示す電流Ip’が
流れる。
Ie(Q1)’=・・=Ie(Qm)’は、 Ie(Q1)’=・・=Ie(Qm)’=Ip’/m ・・・(5)’ となる。従って、出力トランジスタQ1〜Qmの各コレ
クタに流れる出力電流I1’〜Im’は、 I1’=I2’=・・・=Im’=Ip’/m−Ib ・・・(6)’ となる。(4)’式及び(6)’式より、 I1’=I2’=・・=Im’=Ia−m・Ib+Ib1+(Ib1+Ix) /m−Ib ・・・(7)’ を得る。ここで、Ib1=Ibとすると、 I1’=I2’=・・・=Im’=Ia−(m2−1−Ix/Ib)・Ib/ m ・・・(8)’ となる。これより、m2−1−Ix/Ib=0すなわ
ち、 Ix=(m2−1)・Ib ・・・(9) であれば、(8)’式の第2項は0となり、入力電流I
aと出力電流I1’〜Im’のベース電流による誤差は
0となる。
り、(9)式を満たすように補正電流Ixを設定するこ
とにより、mが2以上の任意の整数であっても、ベース
電流による誤差を補正して、正確に入力電流に比例した
多出力の出力電流を得ることができる。
うに設定するのが好適であるが、応用上(9)式で算出
される補正電流Ixの±30%以内であっても、差し支
えない用途が存在する。
図2を参照して説明する。
は、ベース電流補正回路104として、ベースをトラン
ジスタQB,QDの各ベースに共通接続し、エミッタを
接地し、コレクタをバイアス端子104Bに接続するト
ランジスタQAを含んで構成される。ここで、トランジ
スタQAのエミッタ面積は、トランジスタQBのエミッ
タ面積のN倍とする。
ミラー回路の回路動作について説明する。
ッタ面積が、トランジスタQBのエミッタ面積のN倍で
あり、トランジスタQAとトランジスタQBの各エミッ
タ・ベース電圧は互いに等しいので、 Ix=N・Ib1 ・・・(10) となる。Ib1=Ibとし、(10)式を(8)’式を
代入すると、 I1’=I2’=・・・=Im’=Ia−(m2−1−N)・Ib/m ・・・(11) となり、 m2−1−N=0 ・・・(12) すなわち、 N=m2−1 ・・・(13 ) となるように整数Nを設定することにより、mが2以上の任意の整数であっ ても、ベース電流による誤差を補正して、正確に入力電
流に比例した多出力の出力電流を得ることができる。
設定するのが好適であるが、応用上(13)式で算出さ
れる整数Nの±30%以内であっても、差し支えない用
途が存在する。
図3を参照して説明する。
は、図2に示す回路構成に加えて、出力トランジスタQ
1〜Qmの各エミッタと共通接点P間とに抵抗R1〜R
mを挿入している。
ンジスタ間のベース・エミッタ間電圧オフセットは、ト
ランジスタを隣接配置することにより小さくできるが、
通常数mVのオフセットが発生する。
〜Qmの各エミッタと共通接点P間とに同じ値の抵抗R
1〜Rmを挿入することにより、出力トランジスタQ1
〜Qmのベース・エミッタ間電圧オフセットによる出力
電流I1”〜Im”間ばらつきを軽減している。
ている抵抗RCは、抵抗R1〜Rmを挿入したことによ
り、トランジスタQBとトランジスタQDのコレクタ・
ベース間電圧に差が生じることによる入力電流Iaと出
力電流I1”〜Im”間のオフセット電流を補正するた
めに挿入している。
力トランジスタQCの各エミッタに抵抗R1〜Rm及び
抵抗RCを接続することにより、出力トランジスタQ1
〜Qmの各出力インピーダンスを大きくし、各トランジ
スタのベース電圧の変動に対する出力電流変動の利得を
下げている。
〜Qmに発生するベース・エミッタ間電圧のオフセット
電圧が、出力電流I1”〜Im”に与える影響を小さく
することができる。
ス・エミッタ間電圧が、出力電流I1”〜Im”にどれ
だけ影響を及ぼすかについて定量的に説明する。なお、
説明を簡略化するため、出力トランジスタQ1〜Qmが
出力トランジスタQ1と出力トランジスタQ2の2個の
場合に限定して説明する。
い場合の回路動作について説明する。
Q2のベース・エミッタ間電圧VBE1,VBE2は次
式のように表される。
の電荷絶対値、ISは逆飽和電流である。
電圧が、出力トランジスタQ1と出力トランジスタQ2
間にあるすると、次の(16)式式が成立する。
6mVとなり、この値を(17)式に代入すると、次の
(18)式を得る。
の電流オフセットを生じてしまうことがわかる。
1,Q2の各エミッタと共通接点P間との間に挿入した
場合について、図3を参照して説明する。
ジスタQDのベース・エミッタ間電圧は互いに等しいた
め、トランジスタQBとトランジスタQDの単位面積当
たりのエミッタに流れる電流は等しくなり、トランジス
タQBのコレクタと、トランジスタQDのコレクタは同
一電位となっているため、ベース・コレクタ間電圧の差
による電流オフセットは発生しない。
2=500Ω、Ia=500μAとし、出力トランジス
タQ1と出力トランジスタQ2の間に2mVのベース・
エミッタ間電圧オフセットがある場合、出力電流I1”
と出力電流I2”間の電流オフセットは約0.7%に大
幅に減少する。
エミッタと共通接点P間、及び入力トランジスタQCの
エミッタとトランジスタQBのコレクタ間とに同一抵抗
値の抵抗を挿入することにより、出力トランジスタのベ
ース・エミッタ間電圧オフセットによる入力電流に対す
る出力電流の誤差を軽減することができる。
図4を参照して説明する。
は、図2に示す回路構成に加えて、トランジスタQB,
QDの各エミッタと接地間とに抵抗RB,RDを挿入し
ている。
は、トランジスタQBのエミッタ・ベース間電圧と、ト
ランジスタQDのエミッタ・ベース間電圧にオフセット
電圧が発生した場合、図3に示した第3の実施の形態と
同様に、入力電流に対する出力電流の誤差を軽減するこ
とができる。
QA,QDは、トランジスタQBのエミッタ面積のN倍
及びm倍のエミッタ面積を有するとして説明したが、単
にエミッタ面積をN倍及びm倍するのではなく、トラン
ジスタQA,QDの単位エミッタ形状をトランジスタQ
Bのエミッタ形状と同一とし、このエミッタ形状をそれ
ぞれN個及びm個配列する方が、トランジスタQAとト
ランジスタQD及びトランジスタQBとトランジスタQ
Dの整合性が改善される。
ンジスタを用いて説明したが、PNPトランジスタを用
いても同様な回路構成が可能である。
るトランジスタQA,QB,QDの各エミッタは電源に
接続される。
を挿入したが、図2又は図3に示す実施の形態におい
て、この方法を適用した場合には、トランジスタQAと
接地間に抵抗RA(図示せず)を挿入して、トランジス
タ間のエミッタ・ベース間電圧オフセットによる入力電
流に対する出力電流の誤差を軽減する。
力カレントミラー回路は、出力トランジスタの数に依存
しないようにベース電流による誤差を補正して、正確に
入力電流に比例した多出力の出力電流を得ることができ
る。
ッタ間電圧オフセットが発生しても、このベース・エミ
ッタ間電圧オフセットによる入力電流に対しての出力電
流の誤差を軽減することができる。
易に出力トランジスタの数に依存しないようにベース電
流による誤差を補正して、正確に入力電流に比例した多
出力の出力電流を得ることが可能である。
施の形態を示す回路図である。
施の形態を示す回路図である。
施の形態を示す回路図である。
施の形態を示す回路図である。
回路図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 ベース及びエミッタをそれぞれ共通接続
し、各トランジスタのコレクタから出力電流を取り出す
第1乃至第m(mは2以上の整数)の出力トランジスタ
と、ベース及びコレクタを前記第1乃至第mの出力トラ
ンジスタの各ベースと入力電流を供給する定電流回路に
接続する入力トランジスタとを含む第1のカレントミラ
ー回路と、 コレクタを前記入力トランジスタのエミッタに接続する
第1のトランジスタ(QB)と、ベース及びコレクタを
前記第1のトランジスタ(QB)のベースと前記第1乃
至第mの出力トランジスタの各エミッタに接続する第2
のトランジスタ(QD)とを含む第2のカレントミラー
回路と、 入力端子を前記第1のトランジスタ(QB)のベースに
接続し、前記入力端子から補正電流を引き込むベース電
流補正回路と、を備える多出力カレントミラー回路。 - 【請求項2】 前記第1乃至第mの出力トランジスタの
ベース電流をIbとすると、前記補正電流Ixを、次式
により算出される設定値の±30%以内とする請求項1
記載の多出力カレントミラー回路。 Ix=(m2−1)・Ib - 【請求項3】 前記第2のトランジスタ(QD)のエミ
ッタ面積は、前記第1のトランジスタ(QB)のエミッ
タ面積のm倍である請求項1記載の多出力カレントミラ
ー回路。 - 【請求項4】前記ベース電流補正回路は、ベースを前記
入力端子に接続した第3のトランジスタ(QA)を含ん
で構成される請求項1記載の多出力カレントミラー回
路。 - 【請求項5】 前記第3のトランジスタ(QA)のエミ
ッタ面積を第1のトランジスタ(QB)のエミッタ面積
のN(Nは整数)倍とすると、整数Nを次式により算出
される設定値の±30%以内とする請求項4記載の多出
力カレントミラー回路。 N=m2−1 - 【請求項6】 前記入力トランジスタのエミッタと前記
第1のトランジスタ(QB)のコレクタ間、及び前記第
1乃至第mの出力トランジスタの各エミッタと前記第2
のトランジスタ(QD)のコレクタ間に、それぞれ同一
抵抗値を有する抵抗を挿入した請求項1記載の多出力カ
レントミラー回路。 - 【請求項7】 前記第1のトランジスタ(QB)のエミ
ッタと基準電圧間、及び前記第2のトランジスタ(Q
D)のエミッタと前記基準電圧間に、それぞれ同一抵抗
値を有する抵抗を挿入した請求項1記載の多出力カレン
トミラー回路。 - 【請求項8】 前記第3のトランジスタ(QA)のエミ
ッタ形状は、前記第1のトランジスタ(QB)のエミッ
タ形状をN個配列して形成し、前記第2のトランジスタ
(QD)のエミッタ形状は、前記第1のトランジスタ
(QB)のエミッタ形状をm個配列して形成した請求項
4記載の多出力カレントミラー回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17125199A JP3459795B2 (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 多出力カレントミラー回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17125199A JP3459795B2 (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 多出力カレントミラー回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000357928A true JP2000357928A (ja) | 2000-12-26 |
| JP3459795B2 JP3459795B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=15919866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17125199A Expired - Fee Related JP3459795B2 (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 多出力カレントミラー回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3459795B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0863247A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-03-08 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 電流源回路 |
-
1999
- 1999-06-17 JP JP17125199A patent/JP3459795B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0863247A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-03-08 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 電流源回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3459795B2 (ja) | 2003-10-27 |
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