JP2000500071A - 連続キャスター・ロールのステンレス鋼表面クラッディング - Google Patents

連続キャスター・ロールのステンレス鋼表面クラッディング

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Abstract

(57)【要約】 連続キャスタロール(40)の作用面上への熱処理クラッディング(44)は鋭敏化領域を低減させる。この熱処理は、ロール(40)の外周のすべての位置においてロールの作用面(44)にほぼ均質に施され、それにより、カーバイド生成物がオーステナイト溶液に溶解し、溶接過程中に起こる再加熱領域に関連したカーバイド生成物とクロム減損部位あるいは鋭敏化領域が除去される。この熱処理過程は、本体の作用面のかなり深い下部あるいは表面あるいはロールジャーナル表面の下部のいずれかにおいて、ベースロール材質の特性及び寸法とに熱的影響を与えたり、変更したりすることなく行われる。

Description

【発明の詳細な説明】 連続キャスター・ロールのステンレス鋼表面クラッディング 技術分野 本発明はキャスター・ロール、より詳細には、同キャスター・ロールのクラッ ディングを施した外面に関する。 発明の背景 “キャスター・ロール”と称されるロールは溶融金属(湯)の鋳造に使用され る。複数のキャスター・ロールは連続配置された複数の格納ロール(Containmen trolls)、即ちローラーであり、同格納ロールは凝固段階にある金属スラブを包 み、かつ支持し、さらには同金属スラブを通路に沿って搬送する。溶融金属を連 続鋳造鋳型から流出させる際、同溶融金属は複数のキャスター・ロールによって 支持される。キャスター・ロールは溶融リボンを水平位置へ“折り曲げ”、かつ 同溶融リボンを完全に凝固したテーブルへ搬送する。 キャスター・ロールは厳しい敵対的な実用環境でのオペレーションに必要とさ れ、同実用環境は周期的熱衝撃、熱応力、機械的曲げ応力及び高温摩耗をロール に対して加える。第1のキャスター・ロール上に配置された凝固段階にあるスラ ブの温度は1204℃を超え得る。更に、凝固段階にあるスラブは複数のキャス ター・ロール間を移動する間に急冷され、急激なサーマル・エクスカーションを 同複数のロール内に形成する。前記の全ての作用はロールを冷却水からなる腐食 性の高い水性環境内に浸漬している間に発生し、同冷却水はフラックス及び水処 理化学物質に由来する酸及び/または塩基を含有する。更に、ロールが凝固段階 にあるスラブに接触している間、同ロールは接触位置において延伸される。この 結果、ロールはテンション−コンプレッション・サイクルを連続的に繰り返す。 一般的に、ロールは15〜48cmの外径と、25〜230cmの本体長さと を有する。ロールは常には中空であり、かつローラー・ベアリングを水冷するた めの中心ボアを有する。 前記の厳しい実用環境でのキャスター・ロールの寿命を延ばすべく、キャスタ ー・ロール本体の作用面は合金によってサーフェーシングまたはクラッディング されており、同合金は合金鋼からなるロール基材より優れた耐性を実用環境の有 害作用に対して示す。換言するならば、キャスター・ロールは約0.1〜2.5 cmの厚さの外側保護クラッディング、即ち連続した外側作用面を有する。従っ て、ロールはコンポジット構造、即ちバイメタル構造をなす。スラブ厚及び凝固 を制御するために必要とされる狭い公差に起因して、ロール直径は約0.05c mを越す変化を示してはならない。摩耗、熱衝撃または腐食が僅かな変化をロー ル表面に形成しただけでも、鋳造オペレーションを中断する必要がある。そして 、複数のロールからなる組立体(各セグメントは8〜16本のロールを有する) を取り外し、さらには影響を受けたロールを再機械加工及び/または再サーフェ ーシングする。 キャスター・ロールのサーフェーシングはニッケル・ベース、コバルト・ベー ス、鉄ベース及びステンレス鋼タイプの合金を用いて行われる。最も一般的には 、クラッディングはマルテンサイト系ステンレス鋼である。当業者が予測するよ うに、ステンレス鋼合金及び他の材料の微細構造は表面クラッディング・プロセ スに付随する入熱及び冷却速度によって悪影響を受ける。これは以下に詳述する 実用性能に影響を及ぼす微細構造の変化、偏析及び溶着金属不均一領域を招来す る。 ロール表面劣化の要因は亀裂であり、同亀裂はビード間領域(Weld interbead areas)に隣接する再加熱領域内に選択的に存在する核生成位置(“孔食”と称 される)から広がる。 より詳細には、クラッディングは連続した材料ビードをロール本体の周縁に沿 って溶接することと、長手方向ビードをロール本体に沿って溶接することのいず れか一方によって常には形成される。最初に、ロールを約260〜370℃へ加 熱する。ビードを加えた際、同ビードは冷却され、かつロール表面(ロールは常 には熱処理鍛造鋼である)へ結合する。当業者が予測するように、第1のビード をロールに外接させた後、新たなビードを前の回転(Revolution)によって形成 された凝固済みビードに僅かに重ねるべく、溶接トーチの次の回転を第1のビー ドの一方の側部から僅かに離間させる。各ビードは約1.3〜7.6cmの幅を 常には有する。この材料の溶着はロールの全表面が被覆されるまで均一な厚さ、 即ち深度で継続される。ビードの複数の層が常には溶着される。例えば、約0. 6cmの深度を有する完成品クラッディングを形成するために3つの完全な溶接 層が必要とされる。更に、各溶接層の組成的特徴は変化し得る。 ビードを溶着した後、微細構造トランスフォーメーションを促進すべく表面材 を室温まで冷却し、肉盛りを軟化すべくロールを焼き戻し、さらには応力を解放 し、次いで、滑らかで均一な表面を形成すべく溶接面を機械加工する。分析結果 は再加熱領域がクロム・カーバイドを含むことを示しており、同クロム・カーバ イドは前のオーステナイト・グレイン境界面に形成されている。即ち、溶融ビー ドを凝固済み結合材に重ねた際、固溶体である炭素及びクロムがカーバイド析出 物として溶液から析出し、クロム減損領域(Chromium depleted zone)を形成す る。更に、ビードの第2の層を第1の層に重ねた際、別の析出/減損領域が形成 される。この結果、周方向に沿って平行に延びる複数のクロム減損面がクラッデ ィング全体にわたって形成される。このプロセスは鋭敏化(Sensitization)と 称される。クロム減損領域は陽極領域の形成を招来し、同陽極領域は腐食攻撃及 びパッシベーションの損失を被りやすい。 各種特性を改善するための各種金属の熱処理は過去数世紀にわたって使用され ている。特に、熱を制御しながら加え(例:炉)、かつ冷却速度を制御(例:水 中での急冷による)すべく、熱処理は冶金学及び金属加工の技術の一部を長期間 にわたって構成している。これらのプロセスは効果的特性を増大すべく、加工中 の金属または合金の微細構造を変化させることが知られている。効果的な構造物 を形成すべく、材料の微細構造は前記の熱処理によって変更される。 一般的に、意図する用途に使用した際に特定の摩耗に露出される加工物の表面 領域をケース・ハードニング(ハダ焼)する手段として、熱処理が実施される。 熱処理は予測される摩耗を抑制すべく加工物の領域を硬化する一方で、処理領域 を脆弱にする傾向がある。更に、熱処理は加工物の形状をその初期形状から歪曲 することによって、後加工の必要性を増大させる。この結果、加工物は寸法公差 を満たせなくなる。 1927年に圧延処理に導入されて以来、クラッディングされていない冷間圧 延用鍛造鋼ロールの作用面は誘導加熱処理によって表面硬化されている(約2. 5cmの深度まで)。今日、この方法は世界中で広く使用されている。更に、誘 導炉ハードニング及び酸素−燃料炉ハードニング(Induction and oxy-fuel fur nace hardening)の両方によって、ハダ焼及び鍛造鋼加工ロール(Cast and for ged steel work rolls)と、バックアップ・ロールとは7.5cmの深度まで表 面硬化または差別硬化されている。しかし、本願出願人の知る限りにおいて、こ れらのプロセスは本発明が提供するクラッディングを施したキャスター・ロール には使用されていない。 誘導加熱処理は機械装置の重要部品の耐摩耗性を増大させるために多くの産業 において広く使用されている汎用エンジニアリング・ツールであることが証明さ れている。誘導加熱処理は経時変化する磁界が電界を誘起するという基本事実( ファラデーの法則)を使用している。加工物等の導体を電界内に配置した際、電 界の強度に直接比例し、かつ導体の電気抵抗に反比例した電流が電界の方向に沿 って導体内を流れる(クーロン及びオームの法則)。電流に対する加工物の抵抗 は加工物の加熱を招来することによって、所望の熱処理効果を形成する。 本発明はステンレス鋼表面クラッディングをロール上へ溶体化処理し、かつ冷 却速度を制御すべく、制御された時間、温度及び深度での誘導加熱の特徴的な使 用に焦点をあてる。この結果、カーバイドの形成物及び析出物は構造物のマトリ ックス全体にわたって均一に分散され、これによって、前のオーステナイト・グ レイン境界面におけるクロム・カーバイドの形成を防止する。発明の概要及び目的 一態様において、本発明は、クラッディングが鋭敏化領域を実質的に含まない 、クラッディングされたロールを提供する。 別の態様において、本発明は、ロールのローリング面上に溶接クラッディング を形成する工程と、同クラッディングが複数のクロム減損領域を有することと、 同溶接クラッディングをカーバイド形成物を溶融してオーステナイト溶液にする とともにカーバイド形成物とクロム減損領域とを除去するのに十分な温度に加熱 する工程と、鋭敏化領域の数が非常に少ない微細構造を形成するために、同クラ ッディングを急冷及び/又は制御冷却する工程とを含むクラッディングされたロ ールを形成する方法を提供する。 更に別の態様において、本発明の加熱処理は、クラッディングの一部分のみを 選択的に加熱するためにクラッディング面を横切って誘導コイルを走査した後に 、選択的に加熱されたクラッディング領域を急冷及び/又は制御冷却をすること によって実施される。 従って、本発明の第一の目的は、クラッディングされたロール表面上において 溶接ビード間領域に隣接する再加熱領域において鋭敏化された微細構造を除去あ るいは最少化することにある。 別の目的は、ロール・ボディの全長を横切る誘導加熱を用いて、実質的に鋭敏 化されていないクラッディングを提供することにある。 本発明の更に別の目的は、仕上加工されたロールの寸法の精密さに好ましくな い影響を与えることなく、実質的に鋭敏化されていないロールのクラッディング を提供することにある。 本発明の別の目的は、作用面を再加熱処理する必要なく、直径の減少値が1. 3cmを超えない、非常に小さな値となるような十分な深さまで、実質的に鋭敏 化されていないロールのクラッディングを提供することにある。 本発明の別の目的は、表面のクラッディングと基底のロール材料との間にある 溶融領域の下部に存在する熱影響域(HAZ)の強度及び靭性が、低サイクル疲 労及び高曲げ応力を含む意図された適用に対して最適化されるのに十分な深さを 有する実質的に鋭敏化されていないロールのクラッディングを提供することにあ る。 本発明の別の目的は、実用おいて実施される高温が微細構造の不安定性及び起 こりうる鋭敏化を引き起こした場合の使用後のキャスター・ロール面の加熱処理 に対する方法を提供することにある。 本発明の別の目的は、実用において高温にさらされることにより、ロール作用 面の軟化を引き起こした場合の使用後のキャスター・ロール面の加熱処理に対す る方法、即ち、早期摩耗を避けるためにロール面を再硬化する方法を提供するこ とにある。 本発明の別の目的は、クラッディングが緊張状態よりはむしろ圧縮状態にあり 、それにより、疲労荷重下においてき裂核形成及び伝ぱんに対してより抵抗性の あるロールの作用面を形成するように、実質的に鋭敏化されていないロールのク ラッディングを提供することにある。 本発明の別の目的は、ロール・ボディを加熱処理することにより、同ロール・ ボディに対する熱的影響を除くとともに軸受ジャーナルの仕上加工面上における スケールの形成及び脱炭を回避するような鋭敏化されていないロールのクラッデ ィングを形成する方法を提供することにある。 図面の記載 図1は、本発明に従うビード溶接されたロールの、中間段階における斜視図で ある。 図2は、ビード溶接されたロールの斜視図である。 図3は、本発明に従って、誘導加熱によりキャスター・ロールの表面のクラッ ディングを加熱処理するために使用される装置の典型的な配置を示す模式図であ る。発明の好適な実施形態の詳細な説明 図面の図1を参照すると、連続した円筒面22を有するキャスター・ロール2 0が示されている。面22の一部に溶着されるビード溶接部24が工程の途中段 階にて示されている。本発明は、連続鋳造鋳型から流出する鋼鉄のような金属の 固化を支持するこの種のキャスター・ロールを用いた使用に特に適してはいるも のの、テーブル・ロール、テンション・ロール、ピンチ・ロール並びに熱間及び 冷間加工ロールのような他のロールも本発明において使用され得る。ロール20 は、典型的に、15〜48センチメートルの直径及び約25〜230センチメー トルの長さを有する。既に記載したように、ロール20は、典型的には中空であ り、主としてベアリングを冷却するために一つあるいはそれ以上の冷却液通路を 含んでいる。ビード24はロール20の円周の周りの表面22を連続的に延びて おり、サブマージアーク、開放アーク、ガスシールド、エレクトロスラグ、電子 ビームあるいはレーザのような方法を用いて(溶着順序の)前進法を用いて適用 される。個々の横方向ビード面26(即ち、各ビード)は、典型的には約1.3 cm〜7.6cmの幅(各ビード間の距離)であり、表面22から外向きに測定 された厚み、即ち深さは約0.13cm〜約0.32cmである。表面22は、 典型的には、加熱処理された鍛造鋼であり、表面22を形成するロール20の壁 は、典型的には約7.6cm〜21.6cmの厚みを有する。ロール20が第1 の溶接ビード28によって外接された後、第2のビードの円、即ちビード30と の重なり領域が約0.3cm〜約1.3cmとなるように、僅かにビード28に 重なるように連続溶接機をシフトする。溶接ビード26は表面22に接触したほ ぼ直後に固化することを理解されたい。この方法は、図面の図2に最適に示され るように、ロール面20全体が溶接ビード層32にて覆われるまで均一の速度及 び厚みにて続けられる。その他のクラッディング法も適切であり得る。 種々の例において、適切な厚みの最終的なクラッディング層を形成するために 、連続的なビード溶接操作は、第2及び、可能性としては第3のビード溶接面の 、一方が他方の上部に適用されるように、その後も繰り返される。ビード溶接2 6 としては種々の合金を使用することができ、例えば、ニッケル合金、コバルト合 金、鉄合金、ステンレス鋼タイプの合金等が使用され得る。本発明において使用 される最も好ましいものは、410、414、420あるいは423SSのよう なステンレス鋼合金である。ある適用においては、クラッディングの材料の使用 及び表面特性を最適化するために、複数の溶接ビード層の組成を変更すること、 即ち、第1、第2及び第3のビード溶接層に対して異なる合金を使用することが 望ましい。ほとんどの適用において、ビード溶接層、即ち溶接クラッディング3 2は、約0.25cm〜約1.30cmの表面22上の厚みとなるように形成さ れる。以下においてより完全に記載するように、表面32の一部は操作の引き続 く段階にて加工により除去される。 溶融ビード溶接部が既に固化されたビード溶接部と接触して再加熱されると、 固溶体中のクロムが炭化物を形成するために沈澱して、クロム減損領域が形成さ れる。これらのクロム減損領域は本明細書では「鋭敏化された」領域、即ち部分 と称される。従って、クラッディング32は、鋭敏化された、従って、腐食性物 質による攻撃を受けやすく、材料の損失しやすい外周領域を含む種々の領域を備 える。本明細書にて使用される限り、「実質的に鋭敏化されていない領域」等と は、クラッディング工程に由来するクロム減損領域の存在しない、マトリックス 全体にわたってカーバイド形成物が安定化されかつ均一に分配された微細構造を 意味する。 図面の図3を参照すると、ロール40が示されており、同ロール40は、溶接 ビードクラッディングの外面であり、その縁部が部分44にて示される表面42 を有する。既に記載したように、溶接ビードクラッディング44は、好ましくは 約0.13cm〜約1.30cmの厚みである。溶接クラッディング層44を加 熱処理する前に、クラッディング44は従来の金属成形法を用いて均一の滑らか な表面に加工されるか、あるいはクラッディング層44の直径が公差±0.32 cm以内の均一なものであれば、加熱処理は、堆積された状態にて(即ち、加工 する必要なく)クラッディング44に実施される。 ロール40は、クラッディング44を加熱処理する前に、予め約20℃〜約3 70℃に加熱しておくことが好ましく、同加熱により、クラッディング44の加 熱及び冷却速度の制御が容易となり、クラッディング44の熱衝撃が回避される とともに応力が低減する。ロール40は、ジャーナル46に軸支されており、端 部48は可変速度回転駆動部50に装着されている。ジャーナル51の端部52 は駆動しない心押台54に装着されている。ロール40の相対運動を生ずるため の種々の手段が当業者によって理解されるであろう。即ち、熱源、ローラあるい はこれら両者は、相対運動を生ずるように移動可能である。 本発明において、クラッディング層44は、既に述べたようにビード溶接部の 形成によって生ずる鋭敏化領域を除去するために加熱処理される。例えば、酸素 /燃料バーナ、レーザ、プラズマあるいは電子ビームのような種々の熱源がこの 目的にて使用され得る。最も好ましいのは誘導加熱の使用であり、従って、クラ ッディング層44を前進的に誘導加熱するために、交流電流を受領する誘導コイ ル56が示されている。より詳細に述べると、本発明の好適な実施形態において 、クラッディング層44の表面は、矢印Bの方向に回転すると、矢印Aの方向に 走査される。従って、矢印Aの方向に、トラクト60に沿って移動するキャリジ 58が提供される。キャリジ58が移動すると、コイル56も移動する。コイル 56は単一の巻回あるいは複数の巻回のコイルを含み得、銅製の巻線を含み得る と好ましい。コイル56はロール40の中心軸のまわりに配置された状態にて支 持されている。キャリジ58は、表面走査、即ち加熱処理の面積及び速度を制御 するために、ロール40の全長に沿って種々の速度にて移動可能である。 ロール(roll)40に沿った走査速度(scanning rate)はプロセス制御装置(proc ess controller)61によってプリセットされる。ロール40の両端部に近い部 分では「end of body effect(端部効果)」が起こる。つまり、端部に近い部分 の入熱および熱損失の特性は他の部分と異なる。この熱特性の違いを補正するた めに両端部付近の走査速度を変更してもよい。 最も好ましいのは、クエンチヘッド62をコイル56に隣接して配置するか、 コイル56と一体的に設けることである。クエンチヘッド62は焼入剤をクラッ ディング層(cladding layer)44の表面42に供給する。これにより表面42は コイル56により加熱された直後に適切に焼き入れされる。焼入剤としては水、 空気、水と空気の組み合わせまたは他の種類の冷媒を使用することができる。焼 入剤は所定のミクロ構造の形成と炭化物形成の制御に必要な冷却速度を実現する 。これにより鋭敏化熱処理領域(sensitization region)に含まれない安定したミ クロ構造が得られる。 マルテンサイト系ステンレス鋼の時間温度変化(TTT)特性を考慮すると、オー ステナイトをマルテンサイトに変化させるには、溶液焼き鈍し温度から1000 秒で704℃以下まで冷却するのが適切な冷却速度である。従って、これらの材 料は「airhardenable(空気焼入れ可能)」な合金に分類され、前述した焼入れ は一般に(制止状態または流動している)気体媒体内で行われる。変態曲線(tra nsformation curve)は合金元素により変化する。つまり、合金元素が変わると所 定の変態に到達するのに要する時間が増加したり減少したりする。キャスタロー ルの場合、断面質量は重ねられた表面が自己焼入れ(self-quenching)するのに十 分である。 クエンチヘッド62に隣接して焼戻しコイル64が設けられる。焼戻しコイル 64は単巻あるいは多重巻の誘導コイルでコントローラ61によって制御される 。焼戻しコイル64は誘導コイル54とクエンチヘッド62による熱処理に続い て層44を焼き戻す。焼戻しコイル64は省略が可能であり、その場合はコイル 56が層44の初期熱処理と引き続く焼戻しの両方に使用される。 コイル56(及びコイル64)は割りリングコイルであってもよい。コイル5 6(及びコイル64)はロール40をコイルの中心に持ち、コイル40から所定 間隔離間された単巻コイルであるのが好ましい。 後述するように表面42とコイルの間隔は重要であるため、それぞれのコイル 直径に別個のコイルを設けても良い。つまり、ロールを収容するのに十分な内径 を持った誘導コイルが用いられても良い。適切な内径を有する互換性のある誘導 コイルが速やかに取付けられるようコイルキャリッジ68を形成するのが最も好 ましい。 本発明の方法では、キャスターロール40には例えば図2に示すような適切な 材質がクラッディングされる。次にクラッディングは概ね870℃を超える温度 、好ましくは870℃から1260℃の間の温度に熱せられる。ビード溶接層4 4を有するロール40の位置は、図3に記載の誘導コイル56等の熱源とロール 40の表面42の相対移動が可能になるようにするのが最も好ましい。 この相対移動は様々な装置により実現されうる。好ましくは、相対移動はロー ル40の長手方向に沿った走査だけでなく回転動作も含むべきである。いずれの 場合も本発明では鋭敏化熱処理領域を縮小するのに十分な熱を表面42の全体に わたって供給することが重要である。分割的手法、つまり、ロール40の外周に 沿って約1.3cmから7.6cmの幅を有する複数の領域を同時に加熱し焼入 れする方法が好ましい。しかしながら、最も好ましいのは122から390平方 センチメートルの範囲を増分表面加熱することである。 熱源が図3に示すような誘導コイルである場合、約300Hzから約5KHz の周波数で約0.5KW/cm2から約2.0KW/cm2の電力を有する交流電 流を誘導コイル56に供給することで層44を約870℃から1260℃の間に 加熱する。これにより、層44がその厚みの全体にわたって所定の温度範囲に熱 せられる。下層ロール、つまり下層44の加熱は0.1cmから2.5cmの深 さに限られる。約1秒から60秒後、誘導コイル56によって電磁的に加熱され た層44の領域をクエンチヘッド62が焼入れする。空気が焼入剤として使用さ れる場合、層44は5秒から360秒の間室温にさらされ、その温度は315℃か ら648℃に下げられる。このようにしてロール40の表面皮膜は所定深さを流 れる円周方向の誘導電流によって熱処理される。層44は十分な時間適切な温度 で溶液なましされる。従って、適切な冷却速度では層44のミクロ構造の大部分 は増感されない。特に、ビード間の表面皮膜に隣接する再加熱領域や重なった部 分の増感が防がれる。これにより表面42の腐食作用への感受性や腐食に伴う 亀裂の伝播への感受性が大幅に低減される。ロール表面の熱処理は誘導コイルを ロールの長手方向に沿って走査させることで連続的に行うのが最も好ましい。ス テンレス鋼の場合、マルテンサイトのマイクロ構造がもっとも好ましい。 本発明の方法は仕上げ削りされたロールの寸法精度に悪影響を及ぼすことはな い。被膜はロール表面が仕上げ加工により小さくなることを許容するのに十分な 深さを持つのが最も好ましい。一般にはロールの直径が1.3cm減少しても作 動面の再熱処理が不必要な深さの被膜が最も好ましい。ローラ被膜は、溶融域の 下で表面被膜とベースロール材の間に位置する熱変質部(HAZ)の強度と靭性 が最大になるような深さを持つべきである。これによってローラ被膜は低サイク ル疲労および高い曲げ応力が必要とされる用途に使用することができる。 本発明はまた使用されたキャスターロールの表面処理に適用されてもよい。つ まり使用中の高温によってミクロ構造が不安定になったり増感されたりしたロー ル表面や、使用中の高温にさらされて作動面が軟化したロール表面などに適用さ れてもよい。これらの場合、本発明はロール表面を再硬化し、早期摩耗を防ぐ。 本発明で形成された被膜は圧縮された状態であり、引っ張られた状態ではない 。従って、疲労の蓄積による亀裂の核形成と伝播とに対するロール作動面の耐性 が向上される。 本発明の方法による熱処理はローラ体に対する熱の影響を防ぎ、ベアリングジ ャーナルの仕上げ加工された表面の脱炭やスケールの形成を防ぐ。 上記の目的、意図及び効果を完全に満たす方法と装置が本発明に従って詳述さ れた。発明は特定の実施例との関連で記載されているが、当業者には多数の代替 例、改良例、変更例が前述の記載から明らかになるであろう。また、どの実施例 も、必要に応じて他の実施例と組合せて用いられることができる。従って、付属 のクレームの精神と広い範囲に含まれる代替例、改良例、変更例のすべてがここ に包含される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月4日(1997.8.4) 【補正内容】 請求の範囲 1.連続鋳造機内で凝固する金属スラブを収容及び支持するための耐食キャスタ ー・ロールを製造する方法であって、 (a)ロール本体の外表面を覆うようにステンレス鋼のクラッディング材から なる少なくとも1つのビードを溶接することによりロール本体をクラッディング する工程と、 (b)クラッディングの表面が一様で平滑となるようにクラッディングを形成 する工程と、 (c)腐食しやすい鋭敏な箇所をクラッディングから除去するため、工程(a) にて凝結したクロム・カーバイドがクラッディング材内に溶解するのに十分な温 度でクラッディングを加熱する工程と、工程(c)は下側にあるロール本体をそ の半径全体にわたり焼戻ししても機械特性が変化しないよう、下側にあるロール 本体への熱の侵入を制限するように実行されることと、工程(b)及び工程(c) は特定の順序で実行されないことと、 (d)クラッディングを冷却する工程とを含む方法。 2.工程(b)はクラッディングを加工することにより実行される請求項1に記 載の方法。 3.工程(c)は下側にあるロール本体への熱侵入を制限する特定時間の間クラ ッディングを加熱することにより実行される請求項1に記載の方法。 4.工程(c)はクラッディングを60秒以下の時間の間クラッディングを加熱 することにより実行される請求項1に記載の方法。 5.下側にあるロール本体への熱侵入は2.5cm以下の深さに制限される請求 項1に記載の方法。 6.工程(a)は410ステンレス、414ステンレス、420ステンレス、4 23ステンレスからなる群から選択されたステンレス鋼材を使用して実行される 請求項1に記載の方法。 7.連続鋳造機内で凝固する金属スラブを収容及び支持するためのクラッディン グされたキャスター・ロールを製造する方法であって、 (a)ロール本体の外表面を覆うようにステンレス鋼のクラッディング材から なる少なくとも1つのビードを溶接することによりロール本体をクラッディング する工程と、前記クラッディング材はマルテンサイト相微細構造を有することと 、 (b)クラッディングの相微細構造がオーステナイトとなるのに十分で、かつ 工程(a)にて凝結したクロム・カーバイドがクラッディング材内に溶解するの に十分であるものの、下側にあるロール本体をその半径全体にわたり焼戻しして も機械特性が変化しないよう、下側にあるロール本体に熱が侵入しない温度及び 時間でクラッディングを加熱する工程と、 (d)クラッディングがマルテンサイト相微細構造を得るよう、クラッディン グを冷却する工程とを含む方法。 8.工程(b)はクラッディングを60秒以下の時間の間クラッディングを加熱 することにより実行される請求項7に記載の方法。 9.下側にあるロール本体への熱侵入は2.5cm以下の深さに制限される請求 項7に記載の方法。 10.工程(a)は410ステンレス、414ステンレス、420ステンレス、 423ステンレスからなる群から選択されたステンレス鋼材を使用して実行され る請求項7に記載の方法。 11.連続鋳造機内で凝固する金属スラブを収容及び支持するためのキャスター ・ロールを修復する方法であって、 (a)下側にあるロール本体を露出させるよう使用済みキャスター・ロールか ら品質の低下したクラッディングを除去する工程と、 (b)ロール本体の外表面を覆うようにステンレス鋼のクラッディング材から なる少なくとも1つのビードを溶接することによりロール本体をクラッディング する工程と、 (c)クラッディングの表面が一様で平滑となるようにクラッディングを形成 する工程と、 (d)腐食しやすい鋭敏な箇所をクラッディングから除去するため、工程(a) にて凝結したクロム・カーバイドがクラッディング材内に溶解するのに十分な温 度でクラッディングを加熱する工程と、工程(c)は下側にあるロール本体をそ の半径全体にわたり焼戻ししても機械特性が変化しないよう、下側にあるロール 本体への熱の侵入を制限するように実行されることと、工程(c)及び工程(d) は特定の順序で実行されないことと、 (e)クラッディングを冷却する工程とを含む方法。 12.連続鋳造機内で凝固する金属スラブを収容及び支持するためのキャスター ・ロールを修復する方法であって、 (a)連続鋳造機からキャスター・ロールを取り除く工程と、 (b)腐食しやすい鋭敏な箇所をクラッディングから除去するため、連続鋳造 機内で使用される際に凝結したクロム・カーバイドがクラッディング材内に溶解 するのに十分な温度でキャスター・ロールの外側クラッディングを加熱する工程 と、工程(b)は下側にあるロール本体をその半径全体にわたり焼戻ししても機 械特性が変化しないよう、下側にあるロール本体への熱の侵入を制限するように 実行されることと、 (c)クラッディングを冷却する工程と、 (d)連続鋳造機にキャスター・ロールを戻す工程とを含む方法。 13.連続鋳造機内で凝固する金属スラブを収容及び支持するためのクラッディ ングされたキャスター・ロールを修復する方法であって、 (a)連続鋳造機からキャスター・ロールを取り除く工程と、 (b)クラッディングの相微細構造がオーステナイトとなるのに十分で、かつ 使用により起きる軟化に対抗すべくクラッディングを改良するのに十分であるも のの、下側にあるロール本体をその半径全体にわたり焼戻ししても機械特性が変 化しないよう、下側にあるロール本体に熱が侵入しない温度及び時間でキャスタ ー・ロールのクラッディングを加熱する工程と、 (c)クラッディングがマルテンサイト相微細構造を得て硬化するよう、クラ ッディングを冷却する工程と、 (d)連続鋳造機にキャスター・ロールを戻す工程とを含む方法。 14.連続鋳造機内で凝固する金属スラブを収容及び支持するためのキャスター ・ロールを修復する方法であって、 (a)連続鋳造機からキャスター・ロールを取り除く工程と、 (b)キャスター・ロールの外側クラッディングの品質が低下した部分を取り 除く工程と、 (c)腐食しやすい鋭敏な箇所をクラッディングから除去するため、連続鋳造 機内で使用される際に凝結したクロム・カーバイドがクラッディング材内に溶解 するのに十分な温度でキャスター・ロールの外側クラッディングから露出したそ の下側部分を加熱する工程と、工程(c)は下側にあるロール本体をその半径全 体にわたり焼戻ししても機械特性が変化しないよう、下側にあるロール本体への 熱の侵入を制限するように実行されることと、 (c)クラッディングを冷却する工程と、 (d)連続鋳造機にキャスター・ロールを戻す工程とを含む方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ロールの表面にビード溶接クラッディングを施し、かつ溶接クラッディング の熱処理により鋭敏化領域のほとんどないクラッドを生成することにより形成さ れたクラッディッドロール表面。 2.前記熱処理工程は前記溶接クラッディングの温度を約870℃と約1260 ℃との間に1から60秒間上昇させることと、その後に前記加熱されたクラッデ ィングを急冷することとを含む請求項1に記載のクラッディッドロール。 3.前記ロールは連続スラブキャスティングのためのキャストロールである請求 項1に記載のクラッディッドロール。 4.前記溶接クラッディングは、ステンレス鋼合金、ニッケル合金、コバルト合 金、鉄合金およびそれらの組み合わせからなるグループから選択される金属によ り形成されるビード溶接である請求項1に記載のクラッディッドロール。 5.前記溶接クラッディングは、部分毎に熱処理される請求項2に記載のクラッ ディッドロール。 6.前記クラッディッドロールは、誘導加熱によって加熱される請求項2に記載 のクラッディッドロール。 7.前記熱処理は前加熱工程、焼きなまし工程、焼き入れ工程および焼き戻し工 程を含む請求項1に記載のクラッディッドロール。 8.前記クラッディングは単一の滑らかな外表面へと機械加工される請求項1に 記載のクラッディッドロール。 9.前記クラッディングは前記ロールの外周にほぼ連続している請求項1に記載 のクラッディッドロール。 10.ローラの表面上に溶接クラッディングを形成し、前記クラッディング内の クロム欠損領域の数を低減させるために前記溶接クラッディングを熱処理するこ とを含むクラッディッドローラの形成方法。 11.前記溶接クラッディングは、ステンレス鋼合金、ニッケルを基材とした合 金、コバルトを基材とした合金、鉄を基材とした合金及びそれらの組み合わせか らなるグループから選択される金属から形成されたビーズ溶接である請求項10 に記載の方法。 12.前記クラッディングは約0.13cmから約1.30cmの厚さを有する 請求項10に記載の方法。 13.前記熱処理は溶液徐冷である請求項10に記載の方法。 14.前記熱処理は誘導加熱手段により実行される請求項12に記載の方法。 15.前記誘導加熱処理手段は誘導コイルである請求項14に記載の方法。 16.前記クラッディングは急冷され、前記溶液徐冷行程後、焼き戻される請求 項13に記載の方法。 17.前記ローラはキャスターローラである請求項10に記載の方法。 18.前記誘導コイルは前記クラッディングの区分を熱するために前記クラッデ ィングの表面を横切るように走査する請求項15に記載の方法。 19.前記熱処理は急冷操作を含み、前記急冷操作は、前記誘導コイルに隣接す る冷却頭部位置において実行される請求項15に記載の方法。 20.前記誘導コイル及び前記クーラントヘッドは前記クラッディングの表面に 沿って走査する請求項19に記載の方法。 21.前記熱処理は前記クラッディング部位の温度を約20℃から約1090℃ まで及び約1秒から約60秒にわたって上昇させることと、その直後に前記クラ ッディングの前記部位を急冷することを含む請求項10に記載の方法。 22.前記クラッディングはなめらかな表面に機械加工される請求項10に記載 の方法。
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