JP2000501706A - 2,4,6,8,10,12,―ヘキサベンジル―2,4,6,8,10,12―ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.0▲上5,9▼.0▲上3,11▼]ドデカンの改良された水添分解 - Google Patents

2,4,6,8,10,12,―ヘキサベンジル―2,4,6,8,10,12―ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.0▲上5,9▼.0▲上3,11▼]ドデカンの改良された水添分解

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Abstract

(57)【要約】 2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“HBIW”)の水添分解法が開示される。この方法では、ある量のHBIW、共溶媒及び臭素源が反応容器に入れられる。その反応容器に無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒が速やかに加えられる。水添分解触媒は水を実質的に含んでいるべきでない。その反応容器から水素と反応し得る雰囲気を除き、そしてその反応容器に、HBIWをテトラアセチルジベンジルヘキサアザイソウルツィタン(“TADB”)に転化するために、水素が速やかに導入される。無水酢酸は、目的の水添反応の開始前に無水酢酸がHBIWと反応してアセチル化誘導体を形成する時間を持たないように、水素の導入直前に加えられる。この方法では、極く少量、好ましくはHBIW基質基準で10%重量/重量未満のパラジウム系触媒しか必要とされない。パラジウム系水添分解触媒上に沈殿したTADBは、ギ酸溶媒を使用する、水素の存在下における第二の水添工程に付されてテトラアセチルジホルミルヘキサアザイソウルツィタン(“TADF”)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル− 2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ [5.5.0.05,9.03,11]ドデカンの改良された水添分解 政府の権利 米国政府は、本発明に、オフィス オブ ネーバル リサーチ(Office of Na val Research)によって認められた契約No.N00014−19−C−025 4により与えられるとおりの、一定の権利を有する。 発明の分野 本発明は、時に“ヘキサベンジルヘキサアザイソウルツィタン(hexabenzylhe xaazaisowurtzitane)”と称され、そして以後“HBIW”と記される2,4, 6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8,10,12−ヘキサア ザテトラシクロ[5.5.0.05,9.03,11]ドデカンの水添分解に関する。 発明の背景 時に“HNIW”又は“CL−20”と称される2,4,6,8,10,12 −ヘキサニトロ−2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5. 5.0.05,9.03,11]ドデカンの合成における1つの重要な工程は、その化学的 中間体であるHBIWの水添分解である。HBIWはニールセン(Nielsen)等 が Journal of 0rganic Chemistry、第55巻、第1459〜66頁(1990 年)の“アルデヒド類とアミン類との縮合によるポリアザポリサイクリックス. 2.グリオキサールとベンジルアミン類からの2,4,6,8,10,12−ヘ キサベンジル−2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5. 0.05,9.03,11]ドデカン類の形成(Polyazapolycyclics by CondensationofA ldehydes with Amines.2.Formation of 2,4,6,8,10,12-Hexabenzy1-2,4,6,8,10 ,12-Hexaazatetracyclo[5.5.0.05,9.03,11]dodecanes from Glyoxal and Benzyl amines)”に記載する方法に従って合成することができる。HBIWの水添分解 に対する改良はCL−20の全合成においてある一定の改良となるだろう。 CL−20は多環ケージド(polycyclic caged)ニトラミン系酸化剤である。 現存するほとんどの武器系では、この酸化剤が発射薬及び爆薬の両用途で最も重 要な構成成分となっている。CL−20は、その性能出力(performance output) に実質的な増加がもたらされると、将来の発射薬系及び爆薬系のエネルギー容量 の大きな突破口となる。現存する武器系の強力な充填物(fills)をCL−20 で置き換えることで、付形弾薬の抗装甲貫通力(shaped charge anti-armor pen etration)を増加させ、ミサイルのペイロード速度とスタンドオフ(standoff) を増し、水中魚雷の有効性と致死率を高め、そして砲発射薬の起動力を改善する ことが可能になろう。 現在文献で明らかになっているHBIW水添分解技術は、J.ベラミー(J.Be llamy)の Tetrahedron、第51巻、第16号、第4711〜22頁(1995 年)、“ヘキサベンジルヘキサアザイソウルツィタンの還元的脱ベンジル化(Re ductive Debenzy1ation of Hexabenzylhexaazaisowurtzitane)”に報告されて いる。現在の水添分解工程の1例を示すと、下記のとおりである: 生成物はテトラアセチルジベンジルヘキサアザイソウルツィタン(“TADB” )である。ベラミーは、HBIWの部分的又は完全脱ベンジル化が行われるだろ う条件を見いだす目的での、色々な条件下におけるHBIWの接触水添を報告し ている。還元的脱ベンジル化の程度の指標としてトルエンの収率が用いられた。 トルエンの収率が低かった場合は、出発物質の回収率は通常高く、これに対して テトラベンジル化生成物が妥当な収率で得られた実験では、トルエンの収率は出 発物質1ミリモル当たり4ミリモルか、それより僅かに低かった。 ベラミーの実験では、1ミリモルのHBIW(708mg)が各種の溶媒、ア セチル化剤及び水添触媒と組み合わせて使用された。次の色々な水添触媒がベラ ミーによって試験された:活性炭に担持された乾燥デグッサ(Degussa)型E1 01 NE/W10%Pd、乾燥パールマン(Pearlman)触媒(炭素担持水酸化 パラジウム、20%Pd)及び湿潤パールマン触媒。これらの触媒は70〜71 0mg(HBIW基質基準で10〜100%重量/重量)の量で用いられた。ベ ラミーによれば、HBIW基質基準で少なくとも50%重量/重量、好ましくは 100%重量/重量の触媒が、HBIWの許容できる脱ベンジル化を達成するの に必要であった。 この水添分解工程で用いられたパラジウム系触媒の費用はCL−20の総合合 成コストに大きな割合を占める。アーノルド T.ニールセン(Arnold T.Niel sen)は、触媒のコストは最後に製造されるCL−20・1ポンド当たり200 ドルを越えると報告している。出願中の、1988年12月21日出願の米国特 許出願第07/292,028号及び1992年12月8日出願の米国特許出願 第07/989,369号明細書、並びにそれらの明細書に引用されている文献 を参照されたい。これら出願及び文献をここに引用、参照することによって、そ れらが本明細書に含まれるものとする。 アーノルド T.ニールセンによる Chemica1 Propulsion Information Agenc y (CPIA) 、刊行No.473、1987年12月の“ポリニトロポリアザ ケ ージド ニトラミン類の合成(Synthesis of Polynitropolyaza Caged Nitramin es)”に報告されているCL−20のオリジナルの合成法では、TADBが、下 記に示されるように、ジニトロソ中間体であるテトラアセチルジニトロソヘキサ アザイソウルツィタンを経由してCL−20に転化される: この方法は効果的ではあるが、大量のPd(OH)2/炭素と高価なBF4系ニトロ 化剤を使用するものである。 ニールセン法に対してなされた、最後のベンジル基を開裂させる改良法を下記 に示す: 出願中の米国特許出願第07/292,028号及び同第07/989,36 9号明細書に更に詳細に説明されているように、ジニトロソ中間体の形成と高価 なBF4系の試薬の必要を回避して、もっと簡単なCL−20の形成法を提供す ることは、この技術分野において1つの進歩となるであろう。 触媒の必要量が現在知られている方法より少なくて済み、それによってCL− 20の総合製造コストが低下せしめられる、2,4,6,8,10,12−ヘキ サベンジル−2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0 .05,9.03,11]ドデカンの水添分解法を提供することも、この技術分野におい て1つの更なる著しい進歩となるであろう。また、目的の最終生成物を高収率で 生成させる、2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8, 10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05,9.03,11]ドデカンの水 添分解法を提供することも、この技術分野において1つの進歩となるであろう。 発明の概要 本発明は、2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8, 10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“ HBIW”)の水添分解法に関する。この方法では、ある量のHBIW、共溶媒 及び臭素源が反応容器に入れられる。この反応容器に無水酢酸とパラジウム系水 添分解触媒が加えられ、その直後に水素がその反応容器に導入される。水素が反 応容器に導入されると、HBIWがテトラアセチルジベンジルヘキサアザイソウ ルツィタン(“TADB”)に転化される。上記の無水酢酸は、目的の水添反応 の開始前に無水酢酸がHBIWと反応してアセチル化誘導体を形成する時間を持 たないように、水素の導入直前に加えられる。 水添分解触媒は所望としない反応副生成物を抑えるために水を実質的に含んで いるべきではない。これは共溶媒で洗浄することによって達成することができる 。この方法では、極く少量、好ましくはHBIW基質基準で10%重量/重量未 満、最も好ましくは5%重量/重量未満のパラジウム触媒しか必要とされない。 このパラジウム系水添分解触媒は炭素支持体を含み、その炭素に対するパラジウ ム金属の含有量が10重量%未満、好ましくは5重量%未満であるのが好ましい 。この水添分解触媒は3重量%未満の濃度で使用することができさえする。 生成物のTADBはパラジウム系水添分解触媒の上に沈殿するが、濾過により 容易に回収される。この開示された方法によれば、TADBはギ酸溶媒を使用す る、水素の存在下における第二水添分解工程に付されてテトラアセチルジホルミ ルヘキサアザイソウルツィタン(“TADF”)を形成する。 発明の詳細な説明 本発明は、2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8, 10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“ HBIW”)の水添分解法に関する。この水添分解法の第一工程は次のように示 される: この方法によれば、ある量のHBIWと共溶媒が反応容器に導入される。有意 の改良をもたらすことが示された、現在のところ好ましい共溶媒は、N,N−ジ メチルホルムアミド(“DMF”)、N−メチルピロリドン(“NMP”)及び 1,2−ジメトキシエタンである。多くの公知の共溶媒及び新規な共溶媒も勿論 使用できるが、それらは再現性と触媒装填量の低下に上記共溶媒によるのと同等 の改善をもたらすことはできないかもしれない。 反応容器には臭素源も加えられる。適した臭素源にベンジルブロミド、アセチ ルブロミド及び臭素ガス(Br2)のような、活性臭素を有する分子がある。臭 素源の添加順序は本発明には決定的に重要と言う訳ではない。HBIW、共溶媒 及び臭素源は、これらを水素とは実質的に反応しない雰囲気中で混合するのが好 ましい。例えば、反応容器は窒素のような不活性雰囲気で洗気する(purge)こと ができる。別法として、反応容器の雰囲気は真空により除去することができる。 無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒は速やかに反応容器に加えられる。無水 酢酸とパラジウム系触媒は、触媒毒として作用するN−ベンジルアセトアミドの 形成を阻害するために、反応の開始直前に加えられることが重要である。N−ベ ンジルアセトアミドはHBIWと無水酢酸との反応により形成される。 水添分解触媒はHBIW基質に基づいて10%重量/重量未満の量で反応容器 に加えられるのが好ましい。使用できる典型的な水添分解触媒に、触媒担体とし て普通に使用される炭素に担持されたPd(OH)2、Pd及びそれらの混合物が ある。数種の標準的なパラジウム金属及びパールマン型触媒が共に適しているこ とが見いだされた。このような触媒は商業的に入手可能である。同様に、水で湿 潤された状態又は乾燥状態のいずれかで提供される触媒も有用であった。活性パ ラジウムの炭素上での重量パーセントは10%未満が好ましく、5%未満が更に 好ましいが、3%ほどの低濃度も可能である。 水添分解触媒は水を実質的に含んでいないのが好ましい。これは、触媒を反応 容器に導入する前に共溶媒で洗浄して触媒関連の水を除去することによって達成 することができる。パラジウム系触媒は、普通、水で湿潤された状態で輸送され 、その重量のおおよそ50%が水である。理論で縛られることを望むものではな いが、現在のところは、反応混合物中の無水酢酸と触媒上の水との反応で形成さ れる酢酸は収率を下げ、また反応が失敗に終わるか不完全に終わる機会を高くす ると考えられている。火災の危険や触媒活性の低下、或いは無水酢酸による洗浄 に起因して許容できるものではなかったが、真空乾燥のような水の除去の際にな されたこれまでの努力でも、水は完全には除去されず、酢酸が存在したままであ った。極性共溶媒による洗浄が水を効果的に除去し、有害な副生成物を導入しな いか又は触媒活性を低下させない。 水素の導入直前に反応性の無水酢酸を添加すると、反応の収率、速度及び再現 性が改善されることが発見された。反応が不完全又は低収率となる大きな要因は 、触媒毒として作用するN−ベンジルアセトアミドの形成である。N−ベンジル アセトアミドは、HBIWの酸接触分解で“遊離の”べンジルアミンが生成し、 続いてそのベンジルアミンが無水酢酸によりアセチル化されることにより形成さ れる。この反応は反応混合物が一緒になるとゆっくり起こる。この所望されない 反応を最小限に抑えるには、まず共溶媒とHBIWとを反応容器に入れ、続いて 臭素源を入れるようにするのが好ましい。その内容物を完全に混合し、そして窒 素雰囲気の下に置く。次に、無水酢酸と洗浄されたパラジウム系触媒とす早く加 え、その直後に水素を導入する。無水酢酸がHBIWに加えられたら、所望され ない副反応を抑制するために、水素を速やかに加えなければならない。 反応容器に水素を導入すると、HBIWのテトラアセチルジベンジルヘキサア ザイソウルツィタン(“TADB”)への転化反応が開始される。生成物のTA DBは触媒上に沈殿し、触媒からは除去されない。共溶媒は完全な沈殿をもたら すのを助長する。水添分解が終わった後、生成物と触媒が液相から濾過され、変 性エタノール、メタノール又はイソプロパノールのような溶媒で洗浄される。こ の溶媒はDMF、無水酢酸及び酢酸と混和性であるのが好ましい。これらの化合 物は目的のTADF生成物から除去することができるからである。この溶媒は、 また、TADFが溶解されず、その溶媒により洗浄、除去されるように、目的の TADF生成物とは非混和性であるのが好ましい。また、その溶媒は後続の水添 分解反応に影響を及ぼさないことが重要である。 濾過、洗浄されたTADBは、TADB生成物及び触媒がギ酸と反応してテト ラアセチルジホルミルヘキサアザイソウルツィタン(“TADF”)を形成する 第 二の水添分解反応にとっては十分に純粋である。この方法は、最後の2個のベン ジル基を取り除くのに、N24ではなく、第二の水添分解工程を用いられる点で 公知のCL−20の合成法とは異なっている。この第二水添分解反応を以下に示 す: 第一水添分解からの生成物が沈殿している滞留触媒は、第一水添分解反応の劇的 に少ない装填量でも、第二水添分解反応には十分であったことが見いだされた。 第二水添分解反応は溶媒としてギ酸を用いて達成される。理論で縛られること を望むものではないが、現在のところは、ギ酸がTADBの水添分解で重要な役 割を果たしていると考えられている。ギ酸は、下記に示されるとおり、ベンジル アミン部分をベンジルアンモニウムホルメート官能基に転化し、この官能基が次 いで更に容易に水添分解されると仮定されるのである: プロトン化が第二水添分解反応の成功の理由であると言う仮定は、HBIWのT ADBへの転化からの使用済み触媒が、また、それを変性しなくても、又は第二 の触媒を加えなくても、TADBのTADFへの転化反応も行うことができると 言う事実によって支持される。このことは、その触媒が最後の2個のベンジル基 の除去において制限試薬ではないことを証明するものである。むしろ、ベンジル アミン部分を含有する基質からベンジルアンモニウムホルメート部分を含有する 基質への基質の変化が反応性のこの変化を引き起こすことを示唆している。更に 、実験結果は、20%パールマン触媒より強力な、デグッサ E101NE/W (10%Pd)のような触媒を使用すると、その触媒は、第一及び第二水添分解 反応の両反応において、前の反応で用いられた後であっても、第一水添分解反応 でなおも有効であることを示している。この完全再循環は、実験室規模で、HB IW基質基準で10%重量対重量の単一触媒装填量を用いて証明された。 ギ酸は水との共沸混合物の濃度である88%濃度を有しているのが好ましく、 そのためギ酸の回収が簡単になる。こうして、ギ酸は単なる蒸留後に再使用が可 能になる。勿論、ギ酸の濃度は変えることができる。しかし、ギ酸濃度が薄すぎ ると、目的のジホルミル生成物が得られなくなる。第二水添分解反応に由来する 生成物は反応媒体に依存する。これらの生成物は、以下に示されるように、ビス −遊離アミンから完全保護TADFまで色々である:前の反応からのTADBと共に残っている触媒が、全て、この反応に必要とされ る。水素が添加されると反応が進行する。この第二水添分解反応は、最後の2個 のベンジル基の水添分解への活性が低下しているために、第一水添分解反応より 遅い。 触媒は濾過により除去され、そして生成物はその揮発性溶媒を蒸発させること により回収される。この触媒はこれを再循環させて、この方法で再び使用しても よいし、或いは触媒メーカーに再処理させてもよい。かくして得られた生成物は CL−20を製造するニトロ化反応で直接使用するのに適した純度を持つもので ある。 次の実施例は本発明を更に例証するために提供されるものである。これらの実 施例はこれらを純粋に例として役立てようとするものであって、これらを特許請 求される態様に対する限定と見るべきではない。 実施例1 4,10−ジベンジル−2,6,8,12−テトラアセチル −2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ [5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“TADB”)の製造 75ガロンの撹拌式オートクレーブ(鋼製反応器)中のDMF122kgと無 水酢酸70kg(686モル)との混合物に、HBIW43.2kg(61モル )、ブロモベンゼン0.78L(7.4モル)及び水分55.3%の炭素担持1 0%パラジウム触媒4.63kg(触媒の乾燥重量は2.07kgであった)を 加えた。この容器を水素で4回洗気した。洗気中に、反応器の温度が21.3℃ から25.2℃まで上昇した。その反応混合物を、次に、洗気リング(sparge r ing)を経由して反応混合物に導入された水素の圧力50psiの下で撹拌した 。次の30分間にわたって、反応温度が51.4℃まで上昇し、次いでそのフラ スコのジャケットをとおして冷水を循環させてその発熱を制御した。この期間中 におおよそ140モルの水素(水素タンクの圧力降下に基づく)が消費されたが 、この値には洗気中に消費された水素は算入されていない。次の1.5時間にわ たって、更に120モルの水素が消費され、反応温度はそのとき43.1℃であ った(反応温度が35℃未満に下がったとき冷水の循環を止めた)。その反応混 合物を更に21時間撹拌したが、その時間中に更に40モルの水素が消費された (この反応の理論消費量250モルに対して合計300モル)。その反応器を窒 素で3回洗気し、次いでその反応混合物を濾過した。その固体を大体130Lの 変性エタノールで洗浄して目的の生成物を、エタノールと痕跡量のDMFで僅か に湿されているパラジウム触媒と共に、灰色の固体として得、これを次の反応で 直接使用した。上記のようにして行われた合計3回の反応で、目的生成物の混合 物が合計85.7kg(収率82〜85%)得られた。 実施例2 4,10−ジホルミル−2,6,8,12−テトラアセチル −2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ [5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“TADF”)の製造 75ガロンの撹拌式オートクレーブ(鋼製反応器)に入っている、上記実施例 1からの生成物の混合物85kg(TADBおおよそ150モル)のギ酸220 kg中撹拌溶液を水素で5回洗気した。次の4時間にわたって、おおよそ110 モルの水素が消費され、反応温度が16.1℃から25.8℃まで上昇した。次 の16時間にわたって、更に220モルの水素が消費され、その期間の終わり近 くでは反応温度は30.4℃であった。その反応器を窒素で3回洗気し、次いで 触媒を濾過により可溶性の生成物から分離した。その触媒を水200Lで洗浄し 、次いで拭膜式蒸発器を20トル未満の圧力で運転して濃縮した。そのとき、蒸 留は50℃で起こった。その拭膜式蒸発器とオートクレーブは生成物に加えられ た水40Lと変性エタノール20Lで清浄化された。その生成物を真空オーブン 中、15トル及び50℃で乾燥することによって残っている揮発性物質を除去し た。この方法により、目的の生成物が57kg(TADBからの収率86%)得 られ、その際水は0.46%、DMFは1.1%、ギ酸は9.82%であった。 実施例3 パラジウム系触媒の比較 標準反応条件下で多数の触媒を調べた。反応は、全て、HBIW50g、DM F125mL、無水酢酸75mL及びブロモベンゼン1mLを用いて行われた。 水添反応は、全て、水素の吸収が止まるまで、最大24時間行われた。典型的な 有効反応時間は2〜4時間であった。再循環の有効性は、一回目の再循環で最初 の反応で得られた収率と同様の収率が得られたことによって確認された。NMP を含む収率は一般に3〜5%高かった。多くの触媒がこの方法で卓越しているこ とが見いだされた。幾つかの触媒は再循環に有効であることが見いだされた。結 果を以下の表1に再現する: 上記触媒は、ニュージャージー州(New Jersey)、サウス プレーンフィール ド(South Plainfie1d)のデグッサ社(Degussa Corporation)から入手したも のである。表示“E”はパラジウムを表す。表示“N”及び“O”は、金属が主 として酸化物の形を取っていたことを意味する。表示“R”は、金属が主として 金属の形を取っていたことを意味する。表示“/W”は、触媒が水で湿潤された 状態で供給されたことを意味し、一方表示“/D”は、触媒が乾燥状態で供給さ れたことを意味する。 一般に、ある特定の触媒は再処理しなくても本発明の方法で複数回使用可能で あったが、収率は最初のサイクル後に落ちる傾向があり、そしてそれ以上のサイ クルで更に落ちる傾向があることが見いだされた。このパラジウム系触媒の再循 環は以下のように示される: 1キログラムの触媒の総コストを、実際の製造実験とその触媒の使用に伴われ る全コストに基づいて求めた。これらの結果を表2に示すが、それらはE101 NE/W10%触媒について得られたものである。 これらのデータは、このレベルで関係した触媒はCL−20・1ポンド当たり 約10ドルの製造コストに過ぎないことを示している。E101 NE/W5% 触媒を用いると、パラジウムの損失が低下し、かつ精製と処理のコストも低下す る。E101 NE/W10%触媒について分析し、同じスケールについて算出 すると、CL−20・1ポンド当たりのコストは、複数回数の使用なしで、かつ 再処理なしで5ドル以下となろう。もっと大きなスケールでは僅かに低いコスト が達成される。これは、ニールセンがCL−20・1ポンド当たり200ドル以 上と報告したコストを著しく越える改善である。出願中の、1988年12月2 1日に出願された米国特許出願第07/292,028号及び1992年12月 8日に出願された同第07/989,369号明細書及びそれらの明細書で引用 された文献を参照されたい。この結果は、それだけで、本発明の範囲内の方法を 用いて達成されるコストの劇的な改善を示している。 実施例4 4,10−ジベンジル−2,6,8,12−テトラアセチル−2, 4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05,9. 03,11]ドデカン(“TADB”)のパイロットスケールでの製造 100psiまでと定められた1500ガロンのガラスライニングされた反応 容器で使用するために、実施例1の方法をスケールアップした。実施例1の方法 による反応を行うために、妥当なあらゆる努力をした。しかし、この反応容器に 全ての試薬を装填し、そして水素の安全な導入に先立ってその反応容器を不活性 ガスで洗気する所要時間量は有意に増加した。水素の吸収はそれを導入すると直 ちに始まり、かつ数時間は急速であったが、消費された水素の総量は、全HBI WをTADBに転化するのに理論的に必要とされる量の大体50パーセントであ った。更に、温度上昇はこれより小さいスケールの場合より有意に遅かった。水 素の吸収は遅く、反応に入ってその吸収がおおよそ停止するまで大体18時間か かった。 反応混合物から所定の少量を取り出し、触媒を濾過で除去し、そして揮発性物 質の大部分を減圧下で除去した。得られたガラス状物質の1H NMRは、完全な ヘキサアザイソウルツィタンのケージ骨格に2つのアセチル部分と4つのベンジ ル部分が結合されている3種の可能な異性体化合物の混合物が主要な成分である ことを示唆していた。これらを以下に示す:この物質はDMF、無水酢酸及び酢酸の反応混合物中では、絶対とは言えないま でも、安定であった。目的のTADBへの遅い転化は、この部分的反応で4位と 10位のベンジル基がどんな程度にも除去されないことを証明するものであった 。これは、4位と10位のベンジル基は反応条件下でどんな程度にも除去されな いと言う従来の結果と一致するものであった。 初めは未同定のままであった少量成分は、1H NMRスペクトル(300MH z)中のδ4.23に特性二重線を示した。粗製のガラス状物質をトルエンと水 で希釈すると、少量成分化合物の水中溶解度が主要成分より大きいことに因り、 その少量成分が主要成分から分離された。この物質の単離は、N−ベンジルアセ トアミドとしてのこの物質の1H NMRによる同定を簡単にした。この同定は、 N−ベンジルアセトアミドの真正試料と比較することによって立証された。反応 混合物中にこの化合物が存在することは、HBIW出発物質の一部がその反応条 件下で加水分解されて、同反応条件下アセチル化される遊離のベンジルアミンを もたらしたことを示唆している。この物質は水添分解反応の強力な毒であること が見いだされた。標準の反応条件下で処理されたHBIWについて25グラムの スケールで行われた水添分解反応を完全に阻害するのに、0.17gのN−ベン ジルアセトアミドしか必要とされなかったのである。 これらのデータは、この反応が完結まで進まなくなる場合のシナリオを示唆し ている。全試薬の導入と反応容器の不活性ガスによる洗気とに必要とされる時間 がより長いことで、HBIWが酸性媒体により加水分解される機会が多くなって 、N−ベンジルアセトアミドが形成され、これが次に反応が更に進行するのを阻 害した。この作用は大きなスケールでの反応の時間条件下で小さいスケールの反 応を行って、同じ結果が観察されたことによって立証された。 トルエンと水による抽出でジアセチル化合物の混合物からN−ベンジルアセト アミドが大部分除去されることが見いだされたので、大量の未濃縮反応混合物を トルエンで希釈し、そして水で数回洗浄した。そのトルエン層を拭膜式蒸発器で 濃縮して固体がゆっくり結晶化する粘稠な液体にした。得られた固体は、1H N MR分析に基づいて、N−ベンジルアセトアミドを本質的に含んでいなかった。 この固体を再び元の水添分解条件に付すと、この反応でTADBがジアセチル化 合物の量に対して優れた収率で生成した。この生成物を実施例2の条件下で目的 のニトロ化可能なTADFに転化させた。初めの水添反応は完結まで進行しなか ったが、その総合的影響は収率に関しては小さかった。得られたTADFは標準 法で合成されたものと区別が付かなかった。 実施例5 4,10−ジベンジル−2,6,8,12−テトラアセチル −2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ [5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“TADB”)の製造 500ガロンのプフォードラー(Pfaud1er)反応器(ガラスライニングされ、 加圧ガスを取り扱えうように定められた反応器)中のDMF765kgの混合物 に、HBIW270kgとブロモベンゼン7.52kgを加えた。デグッサE1 01 NE/Wと表示される、水分54%の炭素担持10%パラジウム触媒8. 7kg(触媒の乾燥重量は4.00kgであった)をDMF20Lで洗浄して水 を除去し、そしてそのDMFを捨てた。この触媒をDMFで湿されている上記反 応器に加えた。この混合物に無水酢酸438kgを加えた。この容器を真空と交 互にして水素で4回洗気した。洗気中に、反応器の温度が22.1℃から23. 0℃まで上昇した。その反応混合物を、次に、洗気弁を介して反応器に導入され た水素の圧力60psiの下で撹拌した。次の50分間にわたって、反応温度は 52℃まで上昇し、次いでその反応器のジャケットを通して冷水を循環させてそ の発熱を制御した。反応期間の残りの時間、温度を55℃以下に保った。その反 応混合物を更に3.5時間撹拌した。この反応器を窒素で3回洗気し、次いでそ の反応混合物を濾過した。その固体を大体200Lのメタノールで洗浄して目的 の生成物を、エタノールと痕跡量のDMFで僅かに湿されているパラジウム触媒 と共に、灰色の固体として得、これを次の反応で直接使用した。この反応により 、目的の生成物約145kg(触媒の重さは入っていない)が得られた。 本発明は、ジニトロソ中間体の形成を回避し、簡単なCL−20形成法を提供 する、HBIWの水添法を提供するものであることが認められるだろう。本発明 は、更に、必要触媒量が現在知られている方法より少なく、それによってCL− 20の総合製造コストを低下させる、HBIWの水添分解法を提供する。本発明 は、また、目的の最終生成物を高収率で生成させるHBIWの水添分解法も提供 する。 本発明は、その本質的特徴から逸脱しない範囲で他の特定の態様でも具体化す ることができる。本明細書に記載した態様はあらゆる点で単なる例示説明と見な されるべきものであって、限定と考えるべきではない。本発明の範囲は、従って 、以上の説明ではなく、添付請求の範囲によって指定される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年10月24日(1997.10.24) 【補正内容】 請求の範囲 1.2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8,10, 12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05 9.03 11]ドデカン(“HBI W”)の水添分解法にして、次の: (a)ある量のHBIWと共溶媒を反応容器に導入し; (b)該反応容器に臭素源を加え; (c)該反応容器に無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒を加え、ここで該水 添分解触媒は水を実質的に含んでいないものであり;そして (d)該反応容器に水素を速やかに導入し、HBIWをテトラアセチルジベン ジルヘキサアザイソウルツィタン(“TADB”)に転化する 工程を含んで成る、上記の水添分解法(原請求の範囲第1項に相当;補正なし)。 2.共溶媒がN,N−ジメチルホルムアミド(“DMF”)、N−メチルピロ リドン(“NMP”)及び1,2−ジメトキシエタンより成る群から選ばれる、 請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第2項に相 当;補正あり)。 3.無水酢酸をパラジウム系水添分解触媒に先立って反応容器に加える、請求 の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第3項に相当: 補正なし)。 4.パラジウム系水添分解触媒を無水酢酸に先立って反応容器に加える、請求 の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第4項に相当; 補正なし)。 5.臭素源が反応性の臭素を含有する分子である、請求の範囲第1項に規定さ れるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第5項に相当;補正なし)。 6.臭素源がベンジルブロミド、アセチルブロミド及び臭素ガス(Br2)よ り成る群から選ばれる少なくとも1種である、請求の範囲第1項に規定されるH BIWの水添分解法(原請求の範囲第6項に相当;補正あり)。 7.水素と反応し得る雰囲気の反応容器を、該反応性雰囲気を不活性雰囲気で 置換することにより洗気する工程を更に含む、請求の範囲第1項に規定されるH BIWの水添分解法(原請求の範囲第7項に相当;補正なし)。 8.不活性雰囲気が窒素である、請求の範囲第7項に規定されるHBIWの水 添分解法(原請求の範囲第8項に相当;補正なし)。 9.HBIW、共溶媒及び臭素源を、反応容器内で、窒素雰囲気下において、 無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒の添加に先立って混合する工程を更に含む 、請求の範囲第7項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第9項に 相当;補正なし)。 10.反応容器を水素で、複数サイクル、洗気し、続いて水素ガスを加圧下で 導入することにより該反応容器に水素を導入する、請求の範囲第1項に規定され るHBIWの水添分解法(原請求の範囲第10項に相当;補正なし)。 11.パラジウム系水添分解触媒を共溶媒で洗浄することにより該触媒が水を 実質的に含まないようにする、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分 解法(原請求の範囲第11項に相当;補正なし)。 12.パラジウム系水添分解触媒が炭素担持Pd(OH)2を含んで成る、請求 の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第12項に相当 ;補正なし)。 13.水添分解触媒が炭素に担持されたPd(OH)2とPdとの混合物である 、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第13項 に相当;補正なし)。 14.水添分解触媒をHBIW基質に基づいて10%重量/重量未満の量で反 応容器に加える、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求 の範囲第14項に相当;補正なし)。 15.水添分解触媒をHBIW基質に基づいて5%重量/重量未満の量で反応 容器に加える、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の 範囲第15項に相当;補正なし)。 16.パラジウム系水添分解触媒が炭素支持体を含み、そして該炭素に対する パラジウム金属の含有量が10重量%未満である、請求の範囲第1項に規定され るHBIWの水添分解法(原請求の範囲第16項に相当;補正なし)。 17.パラジウム系水添分解触媒が炭素支持体を含み、そして該炭素に対する パラジウム金属の含有量が5重量%未満である、請求の範囲第1項に規定される HBIWの水添分解法(原請求の範囲第17項に相当;補正なし)。 18.生成物のTADBが触媒上に沈殿する、請求の範囲第1項に規定される HBIWの水添分解法(原請求の範囲第18項に相当;補正なし)。 19.TADB生成物と触媒を濾過し、そして溶媒で洗浄する工程を更に含む 、請求の範囲第18項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第19 項に相当;補正なし)。 20.溶媒が変性エタノール、メタノール及びイソプロパノールより成る群か ら選ばれる、請求の範囲第19項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の 範囲第20項に相当;補正あり)。 21.TADB生成物と触媒をギ酸溶媒中で水素と反応させてテトラアセチル ジホルミルヘキサアザイソウルツィタン(“TADF”)を形成する工程を更に 含む、請求の範囲第19項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第 21項に相当;補正なし)。 22.2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8,10 ,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05 9.03 11]ドデカン(“HB IW”)の水添分解法にして、次の: (a)ある量のHBIWと、N,N−ジメチルホルムアミド(“DMF”)、 N−メチルピロリドン(“NMP”)及び1,2−ジメトキシエタンより成る群 から選ばれる共溶媒とを反応容器に導入し; (b)該反応容器にベンジルブロミド、アセチルブロミド及び臭素より成る群 から選ばれる臭素源を加え; (c)該反応容器に無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒を加え、ここで該水 添分解触媒は該共溶媒を用いて洗浄することにより水を実質的に含んでいないも のであり;そして (d)該反応容器に直ちに水素を導入し、HBIWをテトラアセチルジベンジ ルヘキサアザイソウルツィタン(“TADB”)に転化し、かつ該パラジウム系 水添分解触媒上に沈殿させる 工程を含んで成る、上記の水添分解法(原請求の範囲第22項に相当;補正あり )。 23.反応容器を水素で、複数サイクル、洗気し、続いて水素ガスを加圧下で 導入することにより該反応容器に水素を導入する、請求の範囲第22項に規定さ れるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第23項に相当;補正なし)。 24.TADB生成物と触媒を濾過し、そして溶媒で洗浄する工程を更に含む 、請求の範囲第22項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第24 項に相当;補正なし)。 25.溶媒が変性エタノール、メタノール及びイソプロパノールから選ばれる 、請求の範囲第24項に規定されるHBIWの水添分解法(原請求の範囲第25 項に相当;補正なし)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8,10, 12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“HBI W”)の水添分解法にして、次の: (a)ある量のHBIWと共溶媒を反応容器に導入し; (b)該反応容器に臭素源を加え; (c)該反応容器に無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒を加え、ここで該水 添分解触媒は水を実質的に含んでいないものであり;そして (d)該反応容器に水素を速やかに導入し、HBIWをテトラアセチルジベン ジルヘキサアザイソウルツィタン(“TADB”)に転化する 工程を含んで成る、上記の水添分解法。 2.共溶媒がN,N−ジメチルホルムアミド(“DMF”)、N−メチルピロ リドン(“NMP”)及び1,2−ジメトキシエタンから選ばれる、請求の範囲 第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 3.無水酢酸をパラジウム系水添分解触媒に先立って反応容器に加える、請求 の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 4.パラジウム系水添分解触媒を無水酢酸に先立って反応容器に加える、請求 の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 5.臭素源が反応性の臭素を含有する分子である、請求の範囲第1項に規定さ れるHBIWの水添分解法。 6.臭素源がベンジルブロミド、アセチルブロミド及び臭素ガス(Br2)か ら選ばれる、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 7.水素と反応し得る雰囲気の反応容器を、該反応性雰囲気を不活性雰囲気で 置換することにより洗気する工程を更に含む、請求の範囲第1項に規定されるH BIWの水添分解法。 8.不活性雰囲気が窒素である、請求の範囲第7項に規定されるHBIWの水 添分解法。 9.HBIW、共溶媒及び臭素源を、反応容器内で、窒素雰囲気下において、 無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒の添加に先立って混合する工程を更に含む 、請求の範囲第7項に規定されるHBIWの水添分解法。 10.反応容器を水素で、複数サイクル、洗気し、続いて水素ガスを加圧下で 導入することにより該反応容器に水素を導入する、請求の範囲第1項に規定され るHBIWの水添分解法。 11.パラジウム系水添分解触媒を共溶媒で洗浄することにより該触媒が水を 実質的に含まないようにする、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分 解法。 12.パラジウム系水添分解触媒が炭素担持Pd(OH)2を含んで成る、請求 の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 13.水添分解触媒が炭素に担持されたPd(OH)2とPdとの混合物である 、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 14.水添分解触媒をHBIW基質に基づいて10%重量/重量未満の量で反 応容器に加える、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 15.水添分解触媒をHBIW基質に基づいて5%重量/重量未満の量で反応 容器に加える、請求の範囲第1項に規定されるHBIWの水添分解法。 16.パラジウム系水添分解触媒が炭素支持体を含み、そして該炭素に対する パラジウム金属の含有量が10重量%未満である、請求の範囲第1項に規定され るHBIWの水添分解法。 17.パラジウム系水添分解触媒が炭素支持体を含み、そして該炭素に対する パラジウム金属の含有量が5重量%未満である、請求の範囲第1項に規定される HBIWの水添分解法。 18.生成物のTADBが触媒上に沈殿する、請求の範囲第1項に規定される HBIWの水添分解法。 19.TADB生成物と触媒を濾過し、そして溶媒で洗浄する工程を更に含む 、請求の範囲第18項に規定されるHBIWの水添分解法。 20.溶媒が変性エタノール、メタノール及びイソプロパノールから選ばれる 、請求の範囲第19項に規定されるHBIWの水添分解法。 21.TADB生成物と触媒をギ酸溶媒中で水素と反応させてテトラアセチル ジホルミルヘキサアザイソウルツィタン(“TADF”)を形成する工程を更に 含む、請求の範囲第19項に規定されるHBIWの水添分解法。 22.2,4,6,8,10,12−ヘキサベンジル−2,4,6,8,10 ,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05,9.03,11]ドデカン(“H BIW”)の水添分解法にして、次の: (a)ある量のHBIWと、N,N−ジメチルホルムアミド(“DMF”)、 N−メチルピロリドン(“NMP”)及び1,2−ジメトキシエタンから選ばれ る共溶媒とを反応容器に導入し; (b)該反応容器にベンジルブロミド、アセチルブロミド及び臭素から選ばれ る臭素源を加え; (c)該反応容器に無水酢酸とパラジウム系水添分解触媒を加え、ここで該水 添分解触媒は該共溶媒を用いて洗浄することにより水を実質的に含んでいないも のであり;そして (d)該反応容器に直ちに水素を導入し、HBIWをテトラアセチルジベンジ ルヘキサアザイソウルツィタン(“TADB”)に転化し、かつ該パラジウム系 水添分解触媒上に沈殿させる 工程を含んで成る、上記の水添分解法。 23.反応容器を水素で、複数サイクル、洗気し、続いて水素ガスを加圧下で 導入することにより該反応容器に水素を導入する、請求の範囲第22項に規定さ れるHBIWの水添分解法。 24.TADB生成物と触媒を濾過し、そして溶媒で洗浄する工程を更に含む 、請求の範囲第22項に規定されるHBIWの水添分解法。 25.溶媒が変性エタノール、メタノール及びイソプロパノールから選ばれる 、請求の範囲第24項に規定されるHBIWの水添分解法。 26.テトラアセチルジベンジルヘキサアザイソウルツィタン(“TADB” )の水添分解法にして、次の: (a)パラジウム系水添分解触媒上に沈殿したある量のTADBとギ酸溶媒を 反応容器に導入し; (b)水素と反応し得る雰囲気の該反応容器を水素で洗気し;そして (c)該反応容器に水素を導入し、TADBをテトラアセチルジホルミルヘキ サアザイソウルツィタン(“TADF”)に転化する 工程を含んで成る、上記の水添分解法。 27.パラジウム系水添分解触媒を濾過し、そして生成物のTADFを回収す る工程を更に含む、請求の範囲第26項に規定されるテトラアセチルジベンジル ヘキサアザイソウルツィタン(“TADB”)の水添分解法。
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