JP2000504930A - 揚げ油調合物としての脂肪酸エステル化されたプロポキシル化グリセリン - Google Patents

揚げ油調合物としての脂肪酸エステル化されたプロポキシル化グリセリン

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Abstract

(57)【要約】 92°Fで約25より大きい、好ましくは92°Fで約70より少ない固形脂肪指数―これはディラトメトリーによって測定される―を有する脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物から成る脂肪代替物で、揚げる際に通常使用される油の一部を替えることによって、低カロリーフライドスナックを作る。本発明に従って作られたポテトチップス、コーンチップス及び類似のフライドスナックは、優れた風味と他の官能性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 揚げ油調合物としての脂肪酸エステル化されたプロポキシル化グリセリン 発明の背景発明の分野 本発明は植物油と脂肪代替物の混合物中で揚げることによって作られる低カロ リースナックに関する。更に詳しくは、本発明は、揚げる際に通常使用される油 の一部又は全部を、環境温度で固体である脂肪酸-エステル化されたプロポキシ ル化グリセリン調合物で替えることで得られるフライドスナックに関する。この スナックは、風味豊かであり、以前使用された脂肪代替物が伴うロウのようなテ クスチャーを有していない。従来の技術 スナックたとえばポテト及びコーンチップスは一般に液状又は部分的に水素化 された植物油中で揚げられて調理される。これらは大豆、カノーラ(Canola)、綿 実、コーン、ひまわり、ピーナッツ、サフラワー及び部分的に水素化された大豆 、カノーラ、綿実、コーン及びひまわり油を包含する。油はオイリィ/グリージ ー(oily/greasy)テクスチャーばかりか、快い揚げ物風味をスナッ ク製品に与える。固形脂肪はフライドスナックを作るのに使用されない。という のは揚げ物製品に吸収される油の高いレベル、すなわち一般に約25重量%〜約 45重量%が食べた時にロウのような口あたりを生じるからである。 脂肪がダイエット食品の約40%を占め、カロリー的に高いので、カロリーに 関してではなく、その全脂肪対応物と同一の機能性質と官能性質を提供する低/ 非-脂肪食品の製造する方法の研究に集中的に取り組まれている。この取りくみ は、非加熱適用も、加熱適用もできるリピド-ベース脂肪代替物の開発を導いた 。リピド-ベース脂肪代替物の例としては、米国特許第4,582,715号明 細書に記載されたアシル化されたグリセリド、米国特許第4,797,300号 明細書に記載されたショ糖オクタエステル、米国特許第4,840,815号明 細書に記載されたアルキルグリセリド脂肪酸ポリエステル、米国特許第4,84 9,242号明細書に記載されたポリオキシアルキレン誘導体、米国特許第4, 980,191号明細書に記載された重合された脂肪酸エステル、米国特許第4 ,983,413号明細書に記載されたポリシロキサンオイル、米国特許第5, 006,351号明細書に記載されたシクロヘキシルジオールジエステル、米国 特許第5,008,126号明細書に記載された長鎖ジオールジエステル、米国 特許第5,063,075号明細書に記載されたアミドエーテル誘導体、米国特 許第5,115,017号明細書に記載された錯体結合されたエステル、米国特 許第5,124,166号明細書に記載されたカルボキシ/カルボキシレートジ 置換エステル、米国特許第5,139,807号明細書に記載されたアミド結合 された脂肪疑似物、米国特許第5,176,933号明細書に記載された置換コ ハク酸エステル、米国特許第5,190,782号明細書に記載されたアシル化 されたアミノ酸エステル、米国特許第5,190,783号明細書に記載された 第一アミドエステル、米国特許第5,264,237号明細書に記載された2.3- ブタン-ジオールジエステル及び米国特許第5,266,346号明細書に記載 された伸長されたエステル誘導体が挙げられる。低カロリー低脂肪ポテトチップ スの調製方法は、米国特許第5,085,844号、第5,100,684号、 第5,192,572号及び第5,236,733号明細書中に記載されている 。 低カロリー脂肪含有食品中に使用するために開発された他の脂肪代替物は、加 熱される環境で有用であると記載されている。糖脂肪酸エステル調合物を使用す る初期の開発は、米国特許第3,600,186号明細書中に記載され、この調 合物は卵、肉、魚、ジャガイモ等々を揚げる際に使用するのに適すると述べられ ている。 脂肪代替物としてショ糖ポリエステルは血中コレステロールを低下させる性質 を有すると記載された食品中で使用されると米国特許第4,789,664号明 細書中に記載されているが、このポリエステルは揚げる際に通常使用される油の 代替物として示唆されていない。 ヨーロッパ特許出願第0236288号明細書には、低カロリー脂肪物質が糖 脂肪酸ポリエステル、ポリグリセロール脂肪酸エステル及び脂肪アルコールでエ ステル化されたトリカルボン酸を包含すると記載されている。これらの物質は揚 げられたでんぷん質スナック食品、たとえばポテトチップス、コーンチップス等 々を包含する広範な食品中に有用であると述べられている。ポリオールポリエス テル及びショートニング及び食品中でのその使用は、ヨーロッパ特許第0290 420号明細書中にも記載されている。ポリエステルは、揚げられたでんぷん質 の及び(又は)塩味スナック食品を包含する油中で揚げられた食品を作るのに有 用であると述べられている。 摂取の試みから、特定のリピド-ベース脂肪代替物が望ましくない胃腸の副作 用、たとえば油失禁をうながすことが分かる。この作用は体内でこの脂肪代替物 の物理的状態と関係すると考えられ、この代替物もその消化性及び吸収性によっ て左右される。 上述の低カロリー脂肪代替物及び低脂肪フライドスナックのすべては、その使 用の過程か又は完成した低脂肪製品の風味及び口あたり特徴かに欠点を有する。 特に、この様な調合物を揚げる時に使用する場合、製品を冷却した時及び(又は )脂肪がロウのような口あたりとして気づかれた時に脂肪は可視できる状態にな る。 脂肪タイプ官能成分を含有する低カロリー食品は、エステル化エポキシド−伸 長されたポリオールを植物油及び脂肪の全部又は一部の代替物として使用するこ とが知られている。このタイプの脂肪代替物はホワイト等による米国特許第4, 861,613号明細書中に開示されている(以下“ホワイト”と表わし、ここ に参考として挙げる。)しかし揚げる時に通常使用される油と組合せてこの様な 物質を使用し、優れた風味と口あたり性質を有する低カロリーフライドスナック を作ることは今まで知られていなかった。 本発明者は、環境温度で固形である、特定の脂肪酸-エステル化されたプロポ キシル化グリセリン調合物をフライドスナック食品、たとえばポテトチップス及 びコーンチップスを作るのに使用される脂肪の一部の代替物として使用すると、 低カロリーかつ優れた官能性を有するフライドスナックを作ることができること を見い出した。 本発明によれば、低カロリーフライドスナックを通常の方法を著しく変えるこ となく調理することができる。スナックはオイリィな感触も、グリージーな感触 もなく、口中でロウのような感触もない。スナックの風味は、脂肪酸エステル化 されたプロポキシル化グリセリンと通常の植物油の適当な割合を選択して所望の 味に合うように調節することができ、たとえばポテトチップスはより多くのポテ トフレーバーでより少ないオイルフレーバーを示すように作られる。 本明細書中及び請求の範囲中で、その他に明記しない限り、すべての部及びパ ーセントは重量あたりである。 発明の要旨 低カロリーフライドスナックはフライドスナックを作るのに通常使用される液 状又は部分的に水素化された植物野と脂肪代替物として作用する特定の脂肪酸- エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物との混合物中で揚げることで 調理される。適する脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物 は、驚くべきことに約92゜F(33℃)で高い固体含有量を有し、約110゜ Fの高い融点を有するものである。驚くべきことに脂肪酸代替物は、これが正常 体温で比較的高い固体含有量を示していてさえも低カロリーフライドスナックに ロウのように口あたりを生じさせない。 本発明による使用に適する調合物を、その固形脂肪指数に基づいて固定するこ とができる。 本明細書を通して表わされる固形脂肪指数(以下ときどき“SFI”と略称す る。)は、AOCS公式法Cd10−57(American Oil Chemists' Society,16 08 Broadmoor Dr.,Champaign,IL 61821-5930、米国から入手される。)に従っ てディトラメトリーによって測定される。下記SFI規格を有する脂肪酸-エス テル化されたプロポキシル化グリセリン調合物は、本発明による使用に適する: 92°FでSFI>約25:92°FでSFI<約70; 更に好ましくは<約 50; 最も好ましくは<約50及び104°FでSFI<約50。 脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物(以下ときどき単 数形で“EPG”として及び複数形で“EPGs”として表わす。)は、ホワイ ト中に記載されている様に典型的なトリグリセリド脂肪中にプロピレンオキシド (以下ときどき“オキシプロピレン”又は“PO”として表わす。)基を導入す ることによって製造される。トリグリセリド脂肪は1種の脂肪酸又は数種の脂肪 酸の混合物を含有する。脂肪酸中に導入されるPO基の平均数を、プロポキシル 化数と呼ぶ。調合物の融点及び他の特徴を、プロポキシル化数、脂肪酸鎖の長さ 又は不飽和のレベルを調整して変えることができる。 本発明に於て、低-カロリーフライドスナックの好ましい実施態様は、フライ ドスナックを調理するのに通常使用される油の代替物としてグリセロールをプロ ポキシル化数5にプロポキシル化し、次いで完全に水素化された菜種油脂肪酸9 部と液状大豆油脂肪酸1部の混合物でエステル化し、最終IV≦約10(以下こ れをEPG-05 9HR/1LS(IV≦10)と表わす。)、好ましくは最 終IV約2−6(以下これをEPG-05 9HR/1LS(IV=2−6)と 表わす)に水素化することによって調製されるEPGを使用する。この調合物は 、AOCS法Cc18−80(93)に従って109.9°Fの滴点を有し、こ の調合物を用いて調理されたフライドスナックはもうロウのような口あたりを有 さない。このことは驚くべきことである。というのは滴点が体温(約98.6 ゜F)よりも高いからである。更に、本発明の低カロリースナックは、高い耐失 禁性を示す。 発明の詳細な説明 スナック食品を揚げるのに通常使用される液状又は部分的に水素化された植物 油用代替物として、本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリ ン調合物が有効に作用するために、代替物は約92°F(33℃)で高い固形含 有量を有する。かくて、同一脂肪酸調合物の種々のEPGs(すなわち種々のプ ロポキシル化数を有する)2種又はそれ以上を有する混合物を使用することがで き、同一又は異なるプロポキシル化数を有する異なる脂肪酸のEPGs2種又は それ以上を有する混合物を使用することができ、所望の溶融プロフィール特徴が 得られさえすれば上記のすべて組合せを使用することができる。 本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物は、グリ セリル残基、オキシプロピレン単位及び脂肪酸アシル般にこの調合物は、プロポキシル化の度合いとアシル基組成の点で相互に異なっ ていてよい個々の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン化合物の 混合物である。グリセリル残基は、一般構造 単位はグリセリル残基とアシル基の間に一般に点在し、構造 一般に1個より多くのオキシプロピレン単位は、ポリオキシプロピン単位を形成 する様に個々のグリセリル残基の酸素とアシル基との間に存在する。しかし脂肪 酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリンの単一“枝”又は“支流”は、 唯一のオキシプロピレン単位を含有してよい。アシル基のうちのいくつかは何ら オキシプロピレン単位の介在なしにグリセリル残基に直接結合する。しかしグリ セリル残基1個あたり平均少なくとも3個のオキシプロピレン単位が、調合物全 体中に存在しなければならない。脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリ セリン調合物中のオキシプロピレン単位の平均数は、3〜10である。オキシプ ロピレン単位の存在は厳密なものである。というのはオキシプロピレン単位が調 合物の融点を低下させるのを助けるからであり、それによりオキシプロピレン単 位を含有しない同様な調合物と比較して口あたり及び融解特徴が改良される。 脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物のパンクレアチン リパーゼ酵素-触媒された加水分解に対する抵抗を最大にするために、アシル基 に隣接するオキシプロピレン単位は、第一よりもむしろ第二エステル結合を形成 する様に向けられねばならない。すなわちメチル基は、次の様にエステル結合の 酸素原子形成部分に結合する炭素原子上に位置しなければならない:好ましくは調合物全体中に少なくとも80%のエステル結合は第二級である。最 も好ましくは、少なくとも95%のエステル結合は第二である。しかし第二エス テル含有量は、本発明のEPGsの脂肪代替性質に不都合に影響することなく8 0%より少なくてよい。 脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物にとって、グリセ リン1当量あたり脂肪酸アシル基を平均、少なくとも約2.5個(更に好ましく は少なくとも約2.9個)有する様に実質上エステル化するのが望ましい。エス テル化の拡大は、通常の分析法、たとえばヒドロキシル数によって容易に測定さ れる。 調合物の構造は、好ましくはこの調合物がオリーブオイルスタンダードに比し て約10%より少ないポルシンパンクレアチンリパーゼ加水分解率を有するよう なものである。好ましくは相対加水分解がオリーブオイル率約1%より少ない。 ポルシンパンクレアチンリパーゼ加水分解率を測定する方法はホワイト中に記載 されている。 EPG中のオキシプロピレン単位の平均数は、グリセリル残基に直接結合する アシル基の高い割合を生じるほどに低くあってはならない。というのはこの様に 直接に結合されたアシル基は、通常の完全に消化しうるトリグリセリド中のアシ ル基ほど酵素分解の影響をほとんど受けず、低カロリー脂肪代替物としての調合 物の有用性が減少するからである。同時にオキシプロピレン単位の平均数は約1 0を超えてはならない。というのは得られる調合物が、本発明の要件を満足させ るのに必要であるよりも融点は実質上低く又は融解粘度は高くてもよいからであ る。 特定のEPGに対する固形脂肪指数を必要に応じて、調合物中に存在するグリ セリンあたりオキシプロピレン単位の平均数(プロポキシル化数)を変化させる ことによって調整することができる。一定の脂肪酸アシル基含有量で(すなわち 種々のアシル基の相対割合が固定される場合)、特定の温度での固形脂肪指数は 、プロポキシル化数が減少すると増加し、プロポキシル化数が増加すると減少す る。グリセリン当量あたり脂肪酸アシル基炭素の平均数は減少するか又は調合物 のヨウ素数が増加する(不飽和脂肪酸アシル基の割合を増加させる結果として) ので、グリセリンあたりのオキシプロピレン単位の平均数を、特定温度で予め測 定された目標値以上に固形脂肪指数を保つために減少させねばならない。特別の 脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物が、特定温度で望ま しくない高い固形脂肪指数を有する場合、その指数をプロポキシル化数の増加に よって予め測定された目標値以下にさせる。グリセリン糖離農あたりオキシプロ ピレン単位の平均値を調整することによって、各々のEPGの融解性質を調節し 、本発明の要件を満足させる固形脂肪指数を有する脂肪代替物を得ることができ る。 適するEPGsを、脂肪酸又は脂肪酸誘導体、たとえば脂肪酸エステル、 脂肪酸ハライド又は脂肪酸無水物を用いて製造する。一般的に言って、C12−C24 飽和線状脂肪酸及びその誘導体を、本発明のEPGsを製造するための出発化 合物として使用することができる。 更に、ヨう素数(これは調合物中で不飽和脂肪酸アシル基の割合に反映する。 )は、調合物gあたりI2約30センチグラムより少なくなければならず、より 好ましくは約20センチグラムより少なく、最も好ましくは約10センチグラム より少ない。不飽和脂肪酸アシル基が比較的少ない割合で存在するが、その量は 、本発明の清涼感を達成するのに必要とされる望ましい狭い融解範囲を保つため に十分に少ない量である。ヨウ素数(以下ヨウ素価と表わす。)を、AOCS公 式法Cd1−25によって測定することができる。 C12−C24飽和脂肪酸は、線状(すなわち非分枝状)であり、好ましくはたっ た1個のカルボン酸官能価を有する。アシル基は一般構造 10/22の整数である。)に相当する。nの値は、偶数(たとえば10,12 ,14,16,18,20又は22)であるのがもっとも好都合である。という のは対応する脂肪酸は天然起源、たとえば食用トリグリセリドから安い費用で容 易に入手できるからである。この成分としての使用するのに適する特に実例とな る脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物の脂肪酸としては 、ラウリン酸、ミリスチン酸、テスアリン酸、パルミチン酸、エイコサノン(ア ラキドン)酸、ヘネイコサノン酸、ドコサノン(ベヘニン)酸、トリコサノン酸 及びテトラコサノン酸(リグノセリン)酸が挙げられるが、これらに限定されな い。これらのC12−C24飽和線状脂肪酸の混合物も、上述の様に有利に使用され る。 脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物中のアシル基すべ てがC12−C24飽和線状脂肪酸から導かれる一方で、この調合物は他のC8-C24 脂肪酸から導かれるアシル基の最小量を含有する。好ましくはこの様な他のアシ ル基の割合は40%より少ない。一般的に言って、長さの点で比較的短い(C8- C18)アシル基―不飽和及び(又は)分枝状―は、得られたEPGの融点を減少 させる傾向がある。 必要なC12−C24飽和線状脂肪酸との組合せで場合により使用される脂肪酸は 、公知の脂肪酸、たとえばカプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、オレイン酸 、セトレイン酸、パルミトレイン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、リシノール酸、 リノール酸、リノレイン酸、ミリストレイン酸、エレステアリン酸、アラキドン 酸のいずれか又はこれらの酸の混合物であってよい。好ましくは二重結合0〜5 個を含有する線状モノカルボン酸を使用する。 本発明の脂肪代替物中の脂肪酸アシル基の割合及び化学構造は、ディラトメリ ーAOCS公式法Cd10−57によって測定された固形脂肪指数が下記の値を 満足させるように選ばれねばならない。 92°FでSFI>約25; 92°FでSFI<約70; 更に好ましくは <約60; 最も好ましくは<約50; 及び104°FでSFI<約5. グリセリン当量あたり脂肪酸アシル基炭素の平均数の割合を増加することは、 EPGの融解範囲をより高い平均温度に移行させ、一方その割合を減少すること は、融解範囲をより低い平均温度に移行させる。脂肪代替物の融解プロフィール は、通常この割合を調整することによって、本発明の要件を満足させることがで きる。 本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物中でグリ セリン当量あたり脂肪酸アシル基炭素の平均数は、脂肪酸アシル基含有量の知見 (すなわち、この調合物の調製に使用される脂肪酸の化学構造及び相対割合)か ら容易に算出される。次の式を使用して、脂肪酸AとBを用いて調製された脂肪 酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物に関してこの平均数(N a)を算出する: たとえばステアリン酸(C18脂肪酸)1.5モル及びエイコサノン酸(C20脂肪 酸)1.5モルの混合物とグリセリンあたり平均7のオキシプロピレン単位を含 有するプロポキシル化グリセリン1モルとを反応させて調製される調合物は、グ リセリン1当量あたり平均57の脂肪酸アシル炭素を有する。 本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン脂肪代替物の得 られるカロリー含有量を最小にするために、化学組成を、平均分子量数が少なく とも約800であるように選択しなければならない。更に好ましくは、最小分子 量は約1000である。脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調 合物を鮮明な融解プロフィールを示し、清涼感を増すために、更に平均分子量は 約2200を超えないのが望ましい。好ましくは分子量は約2000以下である 。 本発明の好ましい実施態様で、ベヘン(すなわち飽和C22)酸-含有脂肪酸 調合物を使用する。C22飽和脂肪酸少なくとも30重量%、好ましくは少なくと も約35重量%を有する、ベヘン酸含有量が比較的高い脂肪酸調合物が最も好ま しい。この様な調合物のベヘン酸含有量は約60重量%を超えない。更に好まし くはベヘン酸含有量は、約50重量%を超えない。残りの脂肪酸は、前述の脂肪 酸のいずれであってもよい。しかし本発明の好ましい実施態様で、残りの脂肪酸 は主としてステアリン(C18飽和)脂肪酸である。かくて脂肪酸調合物はステア リン酸約70重量を含有してもよい。 ベヘン酸及びステアリン酸は知られている。たとえば菜種油に由来する脂肪酸 はC22脂肪酸の比較的高い割合(一般に約30〜約50重量%)を含有する。存 在するエルカ酸は脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物に 加えられる前か又はその後に、水素化によって容易にベヘン酸に変られる。多く の植物油がC18脂肪酸の高割合(一般に約70〜約95重量%)を含有すること は知られる。存在する不飽和C18脂肪酸を、脂肪酸-エステル化されたプロポキ シル化グリセリン調合物に加える前か又はその後に水素化してよい。このタイプ の植物油の例としては、大豆油、コーン油、綿実油、オリーブ油、ピーナッツ油 、カノーラ油、サフラワー油、ゴマ油、ひまわり油等が挙げられるが、これに限 定されない。この様な油の混合物から導かれる脂肪酸も有利に使用することがで きる。 本発明に従う使用に適するEPGの1つの特異的タイプは、オキシプロピレン 単位の平均数約4〜約6及びヨウ素価(以下これを“IV”と表わす。)約2〜 約6を有する脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物であり 、この際その脂肪酸は、ベヘン酸約35〜約45重量%及びステアリン酸約35 〜約45重量%から成る(残りの脂肪酸は他の公知の脂肪酸のいずれかである。 )。 もう1つの望ましい実施態様で脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリ セリン調合物は約10より少ないか又は約10に等しいヨウ素価を有し、オキシ プロピレン単位の平均数約4〜約6を有するプロポキシル化されたグリセリンを 脂肪酸混合物でエステル化して得ることができる。この際、脂肪酸混合物約80 〜約90重量%は菜種油に由来し、その脂肪酸の残りは、大豆油、コーン油、綿 実油、オリーブ油、ピーナッツ油、カノーラ油、サフラワー油、ゴマ油、ひまわ り油、及びその混合物より成る群から選ばれた植物油に由来する。 本発明の特に好ましいEPGは、水素化された菜種脂肪酸約90重量%及び大 豆脂肪酸約10重量%の混合物を調製し、この混合物をプロポキシル化されたグ リセロールでエステル化して粗EPGを合成することによって調製される。生成 物は、グリセリン1当量あたりオキシプロピレン単位の平均数(プロポキシル化 数)約5、ヨウ素数5より少ない、グリセリン1当量あたり脂肪酸アシル基炭素 の平均数約54〜約60及び滴融点(Mettler Dropping Point method,AOCS 公式法Cc18−80(93)によって測定される滴点とも呼ばれる)約102 〜約110 ゜Fを有する脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物である 。 本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン脂肪代替物を、 いかなる適する方法を用いて製造することができる。一般に、他の脂肪酸-エス テル化されたプロポキシル化グリセリン調合物を合成するため、公知文献中に記 載された処理を使用するのが適当である。但し必要なC12−C24飽和脂肪酸又は 脂肪酸誘導体がエステル化工程で使用される。この様な処理は、たとえば米国特 許第4,861,613号明細書(上述のホワイト特許)及び第4,983,3 29号明細書及びヨーロッパ特許公開第353,928号公報に記載され、そこ に開示された事項をここに参考として挙げる。上記文献中に詳述されている様に 、脂肪酸又は脂肪酸同等物、たとえば脂肪酸エステル、脂肪酸ハライド又は無水 脂肪酸をエステル化で実際に使用することができる。C12−C24飽和線状脂肪酸 アシル基も、エステルエ程でC12−C24不飽和脂肪酸を使用し、次いでエステル 化されたプロポキシル化グリセリン調合物を水素化し、C12−C24飽和線状脂肪 酸アシル基の割合を所望のレベルに増加して、導入することができる。エステル 化の後に調合物中に残存するすべての残存遊離脂肪酸を風味の悪化、臭いの悪化 又は貯蔵安定の問題を最小にするためにできるだけ多く排除するか又は減少させ るのが有利である。 本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物は、フラ イドスナックを作るのに通常使用されるタイプの液状又は部分的に水素化された 植物油用部分的代替物として使用するのに特に適する。この慣用の植物油は、大 豆、カノーラ、綿実、コーン、ひまわり、ピーナッツ、サフラワー及び部分的に 水素化された大豆、カノーラ、綿実、コーン及びひまわり油より成る群から選ば れる。 一般にフライドスナックは、脂肪成分約25〜約45重量%から成る。望まし い風味及び他の官能性を保ちながら、有効なカロリー含有量の顕著な減少を達成 し、特有な清涼感を得るために、一般に脂肪成分少なくとも約40重量%が適す る脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物であるのに望まし い。脂肪成分の残りは液状又は部分的に水素化された植物油又は別の脂肪代替物 、揚げる際に使用することができる同等物又は類似物であってよい。脂肪代替物 の量は、所望の場合、揚げ油調合物中に全脂肪成分の70%まで加えられ、好ま しくは製品中に全脂肪の約40%〜約60%である。約70%より多くを、製品 がロウのような口あたりを有しないならば使用することができ、本発明の目的は 、ロウのような口あたりを避けて、できる限り多くの脂肪代替物を使用すること である。 脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物から成る脂肪成分 に加えて、本発明のフライドスナックは更に他の通常のスナック食品成分、たと えば糖(たとえばショ糖、果糖、ブドウ糖及びマルトース)、水、風味剤、たと えばハラベ−ニョ、チーズ、サワークリーム又はナッツフレーバー、調味料、た とえば塩又はコショウ、牛乳固体(非脂肪、脱脂、又は全乳)、乳化剤、たとえ ばレシチン、酸化防止剤、植物繊維、ビタミン、増量又は増粘剤、たとえばポリ デキスドロース又は化工でんぷん等1種又はそれ以上を含有する。糖アルコール 、たとえばソルビトール、キシリトール又はマンニトール又は低カロリー甘味料 、たとえばサッカリン、アスパルターム、シクラメート、スクラロース、アセサ ルファーム、アセサルファーム-K又は同様なものも、本発明の脂肪酸-エステル 化されたプロポキシル化グリセリン調合物と組合せて使用することができる。 本発明による食品は、通常の揚げ油調合物を当業者に明らかである公知の処理 法及び技術を用いて、上述の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリ ン脂肪代替物に代えて容易に作られる。 例 本発明の例で使用されるEPGsを、菜種及び大豆脂肪酸から合成し、物理的 に精製する。得られた材料を水素化(IV>4)し、漂白し、脱臭する。脱臭さ れた生成物を50%Covi-ox T70及び50%Covitol F1300(双方とも ヘンケル社、La Grange,イリノイ州、米国から入手できる)の混合物で栄養価を 高め、0.16%のレベルとする。仕上げられた製品は工場で通常使用される分 析法で特徴づけられ、油及び脂肪を評価する。この方法はWijsヨウ素価(AOC S Cd1−25)、滴点(AOCS Cc18−80(93))及び固形脂肪 指数(AOCS Cd10−57)を含む。例1 グリセリン1当量あたりオキシプロピレンの平均数が脂肪酸-エステル化され たプロポキシル化グリセリン調合物の融解特徴に影響することを示すために、次 の一連のこの様な調合物を、米国特許第4,983,329号明細書中に記載さ れた処理を用いて合成する。グリセリン1当量あたりオキシプロピレン単位の平 均数は3から8へ変化し、脂肪酸の種々のタイプ及び割合を使用する。夫々の場 合、プロポキシル化グリセリンのヒドロキシル基すべてが実質上エステル化され るまで反応を実施する。EPGsを物理的に精製し、漂白し、そして脱臭する。 脱臭された生成物を50%Covi-ox T70及び50%Covitol F1300(双 方とも Henkel社、La Grange,イリノイ州、米国から入手される。)の混合トコフエロー ルブレンドで栄養価を高め、0.16%レベルとする。最終製品は、油及び脂肪 を評価するために、工業的に通常使用される分析法によって特徴づけられる。こ の方法は、Wijs ヨウ素価(AOCS Cd1−25)、滴点(AOCS Cc 18−80(93))及び固形脂肪指数(AOCS Cd10−57)を包含す る。特定の温度での各調合物の固形脂肪指数を表1中に示す。 表 I ゜FでのSFIデータ 調合物 50 70 80 92 98.6 104 EPG-03 ST 82.3 81.4 80.2 74.1 ND 0.1 EPG-04 ST 79.6 78 76.2 60.5 ND 0.1 EPG-05 HS 71.9 64.8 53.9 <0.1 <0.1 <0.1 EPG-05 ST 75 72 67.5 0.1 ND <0.1 EPG-05 HR/ST(2/1) 75.5 70.2 66.2 38.7 4.7 <0.1 EPG-05 HR/ST(75/25) O/S 68.6 63.4 36.9 6.9 <0.1 EPG-05 HR/ST(8/5) 76.7 70.4 65.4 40.8 10.8 <0.1 EPG-05 HR/ST(85/15) O/S 86.3 66.9 45.5 17.5 <0.1 EPG-05 HR/ST(6/4) O/S 71.5 67.3 44 8.4 0.5 EPG-05 HR/ST(7/3) O/S 64.7 58.2 28.1 1.1 <0.1 EPG-05 HR/ST(45/55) O/S 67.5 62.9 30.6 <0.1 <0.1 EPG-05 HR/LS(7/3) 50.4 29.9 18.4 5.5 0.4 0.2 EPG-05 HR/LS(9/1) 74.4 65.8 59.8 43.0 ND 2.8 EPG-08 B/ST(1/1) 74.2 68.3 60.6 28.2 ND <0.1 EPG-08 HR 70.0 66 60.9 25.1 ND <0.1 EPG-08 HR/ST(45/55) 73.7 67.8 62.7 24.8 <0.1 <0.1 EPG-08 B/ST(1/3) 69.4 61.6 38.2 <0.1 ND <0.1 EPG-08 B/Coco(3/1) 65.9 59 54.4 48.4 ND 29.3 EPG-12 HR 53 21.2 5.9 <0.1 <0.1 <0.1 略語-覧表 HS =完全に水素化された大豆油脂肪酸 HR =完全に水素化された菜種油脂肪酸 ST =95%ステアリン(C18:0)及び5%パルミチン(C16:0)酸含有 B =85%ベヘン(C22:0)及び15%ステアリン酸含有 LS =液状大豆油脂肪酸 Coco- ヤシ油脂肪酸 脂肪酸混合割合をカッコ内に示す。 0/Sは意味する。 調合物EPG−03 ST、EPG−05 HS、EPG−05 ST、 EPG-05 HR/LS(7/3)、EPG-08 B/Boco(3/1) 及びEPG-12 HRが本発明による使用に不適当であることが分る。という のは92°FでのSFIがあまりにも低いか又は92°FでのSFIがあまりに も高いか又は104゜FでSFIがあまりにも高いからであり、結果として本発 明により要求される鮮明な融解によって特徴づけられないからである。 これとは対照的に、残りの調合物の融解挙動は適する。夫々の場合、融解範囲 が望ましく鮮明である。例2 水素化された菜種脂肪酸(1423kg)を、大豆脂肪酸(140kg)と混 合し、遊離脂肪酸混合物を調製する。この混合物を、米国特許第4,983,3 29号明細書中に記載された処理法を用いてプロポキシル化数5を有するプロポ キシル化グリセリンと反応させる。エステル化された生成物を物理的に精製し、 水素化し、漂白し、脱臭する。水素化された生成物を0.15%トコフエロール 混合物(50%Covi-ox T70と50%Covitol F1300)と30分間60 ℃で窒素雰囲気中で混合して栄養価を高める。生成物をベルトドライヤーに移し 、すりおろし、容器に詰める。例3 例2のすりおろしされた生成物を分析し、ヨウ素価3,9及び滴点109.9 ゜Fを有することが分る。 固形脂肪指数(“SFI”)は次の通りである: 温度゜F SFI 50 74.3 70 67.4 80 62.4 92 45.9 104 2.6例4 例2のEPG生成物を、種々の割合でWESSON植物油(100%大豆油) と混合する。アイダホポテトスライスを新たに作り、その使用前に冷水中に浸す 。各混合割合に対して、5クォート(quart)の深いフライなべをEPG/大豆油 混合物2000gで満たす。スライスされたポテト200gをひとかたまりごと に(及び各混合レベルで4つのかたまりを作る)約4分間又はフライなべ中に泡 がたつまで揚げる。残りの処理の詳細及び感覚結果を表II中に示し、使用される 油及びポテトチップスに関する分析結果を表III中に示す。表II中の各“X”は 属性を選んだパネリストを表わす。満足できる/満足できないスケールで、“a ”は満足できるを表わし、“u”は“満足できない”を表わし、数は満足できる 又は満足できない感想を持ったパネリストの数を表わす。 感覚データは、60%EPGまで含有するEPG/油混合物中で揚げられたチ ップスにロウのような感覚は認められなかったことを示す。 更に、チップスがほとんど又は全く風味が悪化しないポテトチップス風味を有 すると認められる。油くさい風味は油の臭いかもしれず、魚くさい風味は油の臭 いであると認めねばならない。ポテトチップス中へ油を選択的に吸収することは 、観察されない。 知覚されるポテト風味は予期されなかったことである。というのは通常調理さ れたポテトチップスは油味しかなく、ポテト味はないからである。ポテト風味及 び微量の油又は油風味を、EPG/油割合を調整して所望の味に従って最大限に 利用することができる。 表 II 処理条件及び感覚パネル結果 EPG/油 混合割合 処理条件 70/30 65/35 60/40 55/45 40/60 開始温度(℃) 190 190 190 190 190 低温(℃) 145 143 146 145 143 最終温度(℃) 151 147 150 153 152 揚げ時間(分) 4.17 4.12 4.12 4.08 4.08 感覚パネル結果 風味描写 -コーン風 x x x -メタリック x x -ポテト風 xxx xxx xx xx xxx -油くさい sl. sl. -魚くさい x x -他:魚くさい テクスチャー描写 -パリパリ xxxx x xx xx xxx -ベトベト x xx,sl xx x xxx -カサカサ xx -ロウのような sl,sl., xx,sl x,sl. コーティング 風味スケール(4パネラースケール) −クリーン xxxx xx xx x xxxx −少し風味が悪い xx xx xxx 満足/満足できない a(3) a,u(2) a(5) a(3) a(4) a/u(2) a/u(2) u(2) a/u 表 III 分析結果 EPG/油 混合割合 使用される油の分析 70/30 65/35 60/40 55/45 40/60 Lovidond Color,1"cell 2.2R/14 Y 3.4R/26 Y 3.4R/24 Y 1.6R/9.6Y 1.5R/9.1Y (AOCSスケール) 遊離脂肪酸(%) 0.33 0.33 0.33 0.28 0.23 過酸化物価 4.2 4.2 5.6 5.6 4.8 アニシジン値 72.6 71.7 75.2 74.1 80.6 ポテトチップス分析 脂肪含有量(%) 37.7 38.1 37.9 39.2 38.5 (ソックスレー抽出)
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年12月16日(1997.12.16) 【補正内容】 請求の範囲 1.約92°Fで約25より多い及び約104°Fで約5より少ない固形脂肪指 数を有する脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物を含有す る脂肪成分を有する低カロリーフライドスナック製品。 2.約92°Fでの固形脂肪指数が約60より少ない、請求の範囲1記載の製品 。 3.約92゜Fでの固形脂肪指数が約50より少ない、請求の範囲1記載の製品 。 4.ポテトチップ又はコーンチップから成る、請求の範囲l記載の製品。 5.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物がオキシプロピ レン単位の平均数3〜10を有する、請求の範囲1記載の製品。 6.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物が、エステル化 結合を有し、その結合の少なくとも約80%が第二級である、請求の範囲5記載 の製品。 7.グリセリン1当量あたり平均少なくとも2.5個の脂肪酸アシル基を有する 、請求の範囲5記載の製品。 8.平均分子量数が少なくとも約800であり、これは約2200を超えない、 請求の範囲5記載の製品。 9.約92°Fで約25より多い及び104°Fで約5より少ない固形脂肪指数 を有する脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物中ででんぷ ん質材料を揚げることを特徴とする、低カロリーフライドスナックを調理する方 法。 10.約92゜Fでの固形脂肪指数が約60より少ない、請求の範囲9記載の方法 。 11.約92゜Fでの固形脂肪指数が約50より少ない、請求の範囲9記載の方法 。 12.でんぷん質材料がポテト又はコーンから選ばれる、請求の範囲9記載の方法 。 13.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物がオキシプロピ レン単位の平均数3〜10を有する、請求の範囲9記載の方法。 14.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物が、エステル化 結合を有し、その結合の少なくとも約80%が第二級である、請求の範囲13記 載の方法。 15.グリセリン当量あたり平均少なくとも2.5個の脂肪酸アシル基を有する、 請求の範囲14記載の方法。 16.平均分子量数が少なくとも約800であり、これは約2200を超えない、 請求の範囲14記載の方法。 17.約92°Fで約25より多い及び約104°Fで約5より少ない固形脂肪指 数を有する脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物約60重 量%までを及び大豆、カノーラ、綿実、コーン、ひまわり、ピーナッツ、サフラ ワー及び部分的に水素化された大豆、カノーラ、綿実、コーン及びひまわり油よ り成る群から選ばれる植物油を含有する低カロリーフライドスナックを作るのに 使用される揚げ油調合物。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年12月19日(1997.12.19) 【補正内容】 その使用の過程か又は完成した低脂肪製品の風味及び口あたり特徴かに欠点を 有する。特に、この様な調合物を揚げる時に使用する場合、製品を冷却した時及 び(又は)脂肪がロウのような口あたりとして気づかれた時に脂肪は可視できる 状態になる。 脂肪タイプ官能成分を含有する低カロリー食品は、エステル化エポキシド−伸 長されたポリオールを植物油及び脂肪の全部又は一部の代替物として使用するこ とが知られている。このタイプの脂肪代替物はホワイト等による米国特許第4, 861,613号明細書中に開示されている(以下“ホワイト”と表わし、ここ に参考として挙げる。)しかし揚げる時に通常使用される油と組合せてこの様な 物質を使用し、優れた風味と口あたり性質を有する低カロリーフライドスナック を作ることは今まで知られていなかった。 ヨーロッパ特許公開第0571219号公報には、エステル化されたプロポキ シル化グリセリン脂肪代替物が胃腸に対する副作用がないと記載されている。こ の代替物はディラメトリーで測定して27℃(80°F)で少なくとも30の固 形脂肪指数を有する。 本発明者は、環境温度で固形である、特定の脂肪酸-エステル化されたプロポ キシル化グリセリン調合物をフライドスナック食品、たとえばポテトチップス及 びコーンチップスを作るのに使用される脂肪の一部の代替物として使用すると、 低カロリーかつ優れた官能性を有するフライドスナックを作ることができること を見い出した。 本発明によれば、低カロリーフライドスナックを通常の方法を著しく変えるこ となく調理することができる。スナックはオイリィな感触も、グリージーな感触 もなく、口中でロウのような感触もない。スナックの風味は、脂肪酸エステル化 されたプロポキシル化グリセリンと通常の植物油の適当な割合を選択して所望の 味に合うように調節することができ、 ロウのような口あたりを有さない。このことは驚くべきことである。というの は滴点が体温(約98.6 °F)よりも高いからである。更に、本発明の低カ ロリースナックは、高い耐失禁性を示す。 発明の詳細な説明 でんぷん質スナック食品を揚げるのに通常使用される液状又は部分的に水素化 された植物油用代替物として、本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル 化グリセリン調合物が有効に作用するために、代替物は約92゜F(33℃)で 高い固形含有量を有する。かくて、同一脂肪酸調合物の種々のEPGs(すなわ ち種々のプロポキシル化数を有する)2種又はそれ以上を有する混合物を使用す ることができ、同一又は異なるプロポキシル化数を有する異なる脂肪酸のEPG s2種又はそれ以上を有する混合物を使用することができ、所望の溶融プロフィ ール特徴が得られさえすれば上記のすべて組合せを使用することができる。 本発明の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物は、グリ セリル残基、オキシプロピレン単位及び脂肪酸アシル 般にこの調合物は、プロポキシル化の度合いとアシル基組成の点で相互に異なっ ていてよい個々の脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン化合物の 混合物である。グリセリル残基は、一般構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 セクラ・バーナード・チャールズ アメリカ合衆国、ニュー ジャージー州、 08826 グレン・ガードナー、バックハ ズ・エステイト・ロード、743 (72)発明者 ゴールデン・ローズメリィ・アントワネッ ト アメリカ合衆国、ニュー ジャージー州 08850 ミルタウン、サウス・メイン・ス トリート、304

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約25より多い約92°Fでの固形脂肪指数を有する脂肪酸-エステル化さ れたプロポキシル化グリセリン調合物を含有する脂肪成分を有する低カロリーフ ライドスナック製品。 2.約92゜Fでの固形脂肪指数が約70より少なく、約104゜Fでの固形脂 肪指数が約5より少ない、請求の範囲1記載の製品。 3.約92゜Fでの固形脂肪指数が約60より少ない、請求の範囲2記載の製品 。 4.約92゜Fでの固形脂肪指数が約50より少ない、請求の範囲2記載の製品 。 5.ポテトチップ又はコーンチップから成る、請求の範囲1記載の製品。 6.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物がオキシプロピ レン単位の平均数3〜10を有する、請求の範囲1記載の製品。 7.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物が、エステル化 結合を有し、その結合の少なくとも約80%が第二級である、請求の範囲6記載 の製品。 8.グリセリン1当量あたり平均少なくとも2.5個の脂肪酸アシル基を有する 、請求の範囲6記載の製品。 9.平均分子量数が少なくとも約800であり、これは約2200を超えない、 請求の範囲6記載の製品。 10.約92゜Fで約25より多い固形脂肪指数を有する脂肪酸-エステル化され たプロポキシル化グリセリン調合物中ででんぷん質材料を揚げることを特徴とす る、低カロリーフライドスナックを調理する方法。 11.約92゜Fでの固形脂肪指数が約70より少なく、104゜Fでの固形脂肪 指数が約5より少ない、請求の範囲10記載の方法。 12.約92゜Fでの固形脂肪指数が約60より少ない、請求の範囲11記載の方 法。 13.約92゜Fでの固形脂肪指数が約50より少ない、請求の範囲11記載の方 法。 14.でんぷん質材料がポテト又はコーンから選ばれる、請求の範囲10記載の方 法。 15.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物がオキシプロピ レン単位の平均数3〜10を有する、請求の範囲10記載の方法。 16.脂肪酸-エステル化されたプロポキシル化グリセリン調合物が、エステル化 結合を有し、その結合の少なくとも約80%が第二級である、請求の範囲15記 載の方法。 17.グリセリン1当量あたり平均少なくとも2.5個の脂肪酸アシル基を有する 、請求の範囲16記載の方法。 18.平均分子量数が少なくとも約800であり、これは約2200を超えない、 請求の範囲16記載の方法。 19.約92°Fで約25より多い固形脂肪指数を有する脂肪酸-エステル化され たプロポキシル化グリセリン調合物約60重量%まで及び大豆、カノーラ、綿実 、コーン、ひまわり、ピーナッツ、サフラワー及び部分的に水素化された大豆、 カノーラ、綿実、コーン及びひまわり油より成る群から選ばれる植物油を含有す る低カロリーフライドスナックを作るのに使用される揚げ油調合物。 20.約92°Fでの固形脂肪指数が約70より少なく、約104°Fでの固形脂 肪指数が約5より少ない、請求の範囲19記載の調合物。
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