JP2000505268A - n次元の色空間における補間方法 - Google Patents
n次元の色空間における補間方法Info
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Abstract
(57)【要約】
入力色空間から出力色空間へ色空間変換を行うための色値の補間方法が記載されている。入力色空間は多次元のグリッドに分割されており、グリッド点に対して出力色空間の変換された成分が支持値として設けられており、グリッド点の間にある入力色に対する出力色空間の変換された成分が、支持値の補間によって得られる。補間を行うために補間すべき入力色の成分がグリッド点間隔の倍数と余剰値に分割され、余剰値はその大きさに従って配列される。補間すべき入力色を含むサブ空間のグリッド点において、支持値が余剰値の配列によって定められた順序で選択され、出力色が選択された支持値から補間される。本発明の方法は、計算コストを格段に上昇させることなく任意の次元数の入力色空間および出力色空間に適用することができる。
Description
【発明の詳細な説明】
n次元の色空間における補間方法
本発明は、電子複製技術、および入力色空間を出力色空間へ色空間変換するた
めの、色値の補間方法に関する。
複製技術では、印刷ページのための版下が形成される。この版下は、テキスト
、グラフィックおよび画像等に印刷すべきすべての要素を含む。版下を電子的に
作成する場合には、これら要素はデジタルデータの形態で存在する。画像に対し
ては、例えば画像がスキャナで点および線毎に走査されたデータが形成され、各
画素が色成分に分解され、色成分がデジタル化される。通常、画像はスキャナに
おいては色成分、赤、緑、青(R、G、B)に分解される。すなわち、3次元色
空間の要素に分解される。しかしカラー印刷のためには、別の色成分が必要であ
る。4色印刷の場合は、色成分は印刷色、シアン、マゼンタ、イエローそしてブ
ラック(C、M、Y、K)、すなわち4次元の色空間の成分となる。パッケージ
印刷のように特別の場合にはさらにゴールド、シルバー、チョコレート・ブラウ
ン等を加えることができる。高品質印刷に対しては例えば7つの印刷色(C、M
、Y、K、R、G、B)が使用される。すなわち、画像データを7次元の色空間
に変換しなければならない。
このような色空間変化は複製技術において悲痛用である。なぜなら、種々の機
器、例えばスキャナ、モニタ、試し刷り、印刷機等に対して、それぞれの機器の
色特性を最適に表すそれぞれ異なる色空間が存在するからである。すべての機器
は色の再現性において制限と特異性を有しており、またすべての機器が異なる特
性を有する。色空間変換によって、種々の色空間の色成分が相互に割り当てられ
る。例えばスキャナによって検出されたRGB色値が印刷方法のCMYK色値に
、印刷が画像オリジナルと同じ色を有するように変換される。
このような割り当ては、テーブルメモリ(ルックアップ・テーブル)によって
実現することができる。例えばRGB色値をCMYK色値に変換すべき場合、テ
ーブルメモリはRGB色成分の各可能な色組合せに対してメモリスペースを有し
ていなければならず、このメモリスペースに所属のCMYK色成分が記憶される
。RGB画像はCMYK色空間に次のようにして変換される。すなわち、各画素
のRGB色値がアドレスとしてテーブルメモリにファイルされており、所属のC
MYK色値が読み出されるようにして変換される。しかしこの単純な割り当て方
法の欠点は、テーブルメモリが非常に大容量であり、従って高価になることであ
る。RGB成分の各々を8ビットでデジタル化すれば
、すなわち28=256濃度段階を有することとなると、2563=16,777
,216の、RGB色成分の可能な組合せが存在する。テーブルメモリは従って
、各4バイトワード長(各CD、M、Y、Kに対して1バイト)を備えた16,
777,216のメモリセルを有しなければならない。従ってテーブルメモリは
64Mバイトの大きさとなる。
テーブルメモリの大きさを低減するために、従来の技術ではテーブルメモリと
補間方法との組合せが色空間変換の実現に用いられている。この場合テーブルメ
モリには、入力色成分の可能なすべての値結合に対する割り当てが記憶されるの
ではなく、入力色空間における値の粗い、規則的なグリッドに対する割り当てだ
けが記憶される。グリッドは、各成分方向においてk番目の値がグリッド点とし
て記録されるようにして形成される。
RGB色空間の場合とk=8に対して、256の可能な値のうち各8番目の値
の各成分がグリッド点として記録される。従ってグリッドは、各成分方向に25
6/8=32のグリッド点を有する。すなわち、色空間全体に対して32×32
×32=32,768のグリッド点である。各グリッド点に対して、出力色空間
(例えばCMYK)の所属の成分がテーブルメモリに支持値として記憶される。
グリッド点の間にある入力色値に対しては出力値が隣接する支持値から補間され
る。
従来技術から公知の、色空間変換に対する補間方法は通常、3次元入力色空間
、例えばRGB色空間に制限されている。この補間方法は、4次元またはそれ以
上の多次元入力色空間、例えばCMYK色空間または7次元CMYKRGB色空
間に適用することができないか、または3次元を越える次元に拡張するには大き
なコストと計算時間がかかる。EP−OS0487304では、3次元L*a:
b色空間における立方体の8つすべてのコーナー点を補間のために使用する。E
P−OS0615379では、色値が同じようにRGB色空間におけるサブ空間
の8つすべてのコーナー点から補間される。しかしここではグリッド点が等間隔
ではない。すなわちサブ空間は立方体ではない。
DE−PS2813519では、立方体サブ空間が5,6または24の四面体
に分割され、補間すべき点Pとサブ立方体の辺との間隔から、どの四面体に点P
があるかが求められ、次に色値がこの四面体の4つのコーナー点から補間される
。
DE−OS4234985では、3次元入力色空間のサブ立方体が同じように
6つの四面体に分割され、次に四面体の4つのコーナー点が補間される。
US−PS5428465には、各サブ立方体がRGB色空間において対角分
離平面によって、6つのコーナー点を有する2つのプリズムに分割され、各プリ
ズム内部の色値が6つのコーナー点から補間される。
US−PS5313314では、16のコーナー点を有する4次元“サブ立方
体”をそれぞれ5つのコーナー点を有する24の部分体に分割し、部分体の5つ
のコーナー点を補間する。
EP−PS0533712には、n次元色空間からm次元色空間への一般的変
換について記載されており、ここでは入力色空間の成分が、前処理によって3次
元色空間へ結像され、一般的n次元変換を3次元変換にフィードバックする。
色空間変換に対する公知の補間方法の大部分は、3次元入力色空間に制限され
ており、サブ立方体が複数の部分体に分割される。低位ビットの多数の比較演算
によって、どの部分体に補間すべき点Pが存在するかが検出され、アドレス計算
によって部分体のコーナー点が検出され、相応する支持値が3次元グリッドテー
ブルメモリから読み出され、補間される。この方法は面倒で、画素の各補間すべ
き色値に対して多数の計算演算が必要である。この方法を3次元を越える次元に
拡張することは不可能であるか、または適用が経済的でないほどに面倒である。
本発明の課題は、前記の制限および欠点を回避し、入力色空間から出力色空間
への色空間変換に対する色値の補間方法を提供することであり、この補間方法に
より任意の次元数の色空間を相互に変換できるように
する。
この課題は請求項1に記載の構成によって解決される。有利な改善実施例は従
属請求項に記載されている。
3次元に制限されない簡単な補間方法が適用され、この補間方法に対する計算
コストは3次元を越える次元でも僅かに大きくなるだけである。
本発明を以下、図1から図8に基づいて詳細に説明する。
図1は、補間すべき点Pがあるサブ立方体を有する3次元RGB色空間(従来
技術)を示す。
図2は、グリッドテーブルメモリとグリッド点の補間による、RBGからCM
YKへの色空間変換に対するブロック回路図である。
図3は、グリッドテーブルメモリとグリッド点の補間による、n次元からm次
元への色空間変換に対するブロック回路図である。
図4は、グリッド点とこのグリッド点の支持値を有する2次元色空間を示す。
図5は、グリッド点とそれぞれ3つの支持値の間に展開された補間平面を有す
る2次元色空間を示す。
図6は、2次元色空間のサブ正方形における第1の補間平面での補間を示す。
図7は、2次元色空間のサブ正方形における第2の補間平面での補間を示す。
図8は、2次元色空間での補間規則に対するフローチャートである。
図9は、n次元色空間における補間規則に対するフローチャートである。
図1は、入力色空間に対する例として3次元RGB色空間を示す。ここでは成
分軸が立方体1を形成し、各成分は32のグリッド点に分割される。それぞれ2
×2×2=8の空間的に隣接するグリッド点がサブ立方体2を形成する。すなわ
ち色空間は32×32×32=32,768のサブ立方体に分割される。色空間
変換を実行すべきRGB入力色Pがサブ立方体にある。このサブ立方体のコーナ
ーにあるグリッド点に対して、変換された色値が支持値としてテーブルメモリに
記憶されている。入力色Pの変換された色値は、この隣接する支持値から補間に
よって検出される。ここで補間係数は、点Pとサブ立方体のコーナー点との間隔
から適切に求められる。
図2は、テーブルメモリと補間による色空間変換の基本方法をブロック回路図
として、RGB色空間をCMYK色空間に変換する例に対して示す。RGB成分
はまず1次元入力テーブルメモリ3によって変形される。例えばこれは、この成
分をその値領域に適合するためである。RGB成分が例えばそれぞれ8ビットに
よりデジタル化されているなら、入力テーブルメモリは256のメモリスペース
を各8ビット(1バイト)
について有する。入力テーブルメモリの8ビット幅の出力値は5つの高位ビット
と3つの低位ビットに分割される。3×5=15の高位ビットから15ビット幅
のアドレスが3次元グリッドテーブルメモリ5に対して形成され、このテーブル
メモリに32×32×32=32,768のグリッド点の支持値が記憶されてい
る。これらアドレスは、補間すべき点Pが存在するサブ立方体2の第1のコーナ
ー点を指示する。各グリッド点に対して、グリッドテーブルメモリには4つの支
持値6がCMYK色空間の4つの成分に相応して記憶されており、パラレルに読
み出される。適用される補間方法に応じて、サブ立方体の別の、またはすべての
コーナー点の支持値6がグリッドテーブルメモリ5から読み出され、補間ユニッ
ト7に供給される。これに平行して、入力テーブルメモリ3の初期値4の3×3
=9の低位ビットから係数メモリ8に対する9ビット幅のアドレスが形成される
。この係数メモリから補間係数9が読み出され、補間ユニット7に供給される。
係数メモリ8に対する9ビット幅のアドレスはサブ立方体2の内部にある点Pの
位置を指示し、ひいてはサブ立方体2のコーナー点までのその間隔を指示する。
補間ユニット7は、読み出されたコーナー点の支持値6を補間係数9と結合し、
CMYK色空間において補間された色値10を計算する。この色値は1次元出力
テーブルメモリ11においてさらにその値領域に適合
することができる。この基本的機能動作から、どの計算ステップがシリアルにま
たはパラレルに実行されるかに応じて多数の変形が可能である。
色空間変換に対する本発明の色値補間方法は、グリッドテーブルメモリと後置
接続された、グリッド点の補間によって図2で説明したように動作する。しかし
本発明の方法は入力色空間と出力色空間が任意の次元数に拡張されている。
図3は、一般化した場合のブロック回路図を示す。n次元入力色空間の成分E
1...Enは入力テーブルメモリ3を介して変形される。入力テーブルメモリ3
の出力値4は高位ビットと低位ビットに分割される。高位ビットは、n次元グリ
ッドテーブルメモリ5に対するアドレスに統合される。このテーブルメモリには
n次元入力色空間で規則的に分割されたグリッド点に対する支持値6が記憶され
ている。各成分方向で隣接する2つのグリッド点がそれぞれ1つの最少サブ空間
を形成し、このサブ空間は2nのグリッド点をコーナー点として有する。出力色
空間のmの成分に相応して、各グリッド点に対してmの支持値が記憶されている
。出力値4の低位ビットは係数メモリ8に対するアドレスに統合され、このメモ
リから補間係数が読み出される。補間方法に依存して、補間すべき点Pの存在す
るサブ空間の複数のコーナー値の支持値がグリッドテーブルメモリから読み出さ
れ、補間ユニット7で補間
係数9と結合されて補間された色値10が形成される。m個の出力成分すべての
補間された色値10は出力テーブルメモリ11で変形され、次に出力色空間の変
換された色成分A1...Amとして出力される。この作用機能の他に多数の変形
が可能である。例えば補間ユニットは補間された色値10を時間的に順次連続し
て、またはmの成分すべてに対して計算するか、または補間係数9を出力値4の
低位ビットから計算し、メモリから読み出さないことも可能である。色値を入力
テーブルメモリ3および出力テーブルメモリ11で変形することは、前もって記
憶された支持値6に算入しておくことができる。この場合、これらテーブルメモ
リを省略することができる。出力色成分の各成分に対して固有のグリッドテーブ
ルメモリ5および固有の補間ユニット7を設けることもできる。しかしこれらの
変形実施例は、支持値6が多次元グリッドテーブルメモリ5で、入力成分の高位
ビットによりアドレシングされ、入力成分の低位ビットから補間係数9が得られ
、出力色値がサブ空間の複数のコーナー点における支持値6から補間されるとい
う基本的作用機能を変更するものではない。
本発明の補間方法をまず2次元色空間における例で説明してわかりやすくする
。なぜなら、2次元を越える次元に対してはもはや図で示すことができないから
である。後で任意の次元数の入力色空間に拡張される
。出力色空間の次元数は補間方法の基本経過に何の影響も及ぼさない。なぜなら
出力色空間の各成分に対する補間は別個に実施されるからである。出力成分の数
はグリッドテーブルメモリに記憶されている、グリッド点当たりの支持値の数と
、平行してまたは順次実行すべき同形式の補間の数にだけ影響を与える。本発明
の補間方法は従ってここでは出力成分に対してだけ説明する。
図4は、xとyの成分を有する2次元色空間を示す。これら成分は1つの平面
に示されている。2つの成分の値領域はそれぞれk段階の部分に分けられており
、この部分にそれぞれ1つのグリッド点が設けられている。成分の全値領域が例
えば256のデジタル段階を有し、k=8が選択されていれば、各成分毎に25
6/8=32のグリッド点が生じる。2次元色平面は次に32×32=1024
のグリッド点Xi,Yiに分割される。それぞれ2×2の隣接するグリッド点が
1つのサブ正方形を形成する。すなわち1024のメモリスペースを備えたグリ
ッドテーブルメモリ5が必要となる。各グリッド点に対してその中に支持値が記
憶されている。支持値は図4に異なる高さの関数値Vijとして示されている。
成分x(P)とy(P)を有する点Pの入力色値に対して、補間された出力成
分Vpを計算する。このためにまず、補間すべき点Pの存在するサブ正方形AB
CDが求められる。成分x(P)とy(P)はkの倍数と余剰値に分けられる:
x(P)=XA×k+fx (1a)
y(P)=YA×k+fy (1b)
倍数値XAとYAは、サブ立方体ABCD内のグリッド点Aを指示し、余剰値
fxとfyはサブ立方体ABCD内での点Pの位置を指示する。倍数値XAとY
Aは例えば成分x(P)とy(P)の高位ビットから得ることが出来、余剰値f
xとfyはこの成分の低位ビットから得ることができる。各成分毎にk=8と2
56段階である上記の例では、x(P)とy(P)の5つの高位ビットが倍数値
XAとYAに相応し、3つの低位ビットが剰余値fxとfyに相応する。
グリッド点Aのグリッドテーブルメモリ5におけるアドレスから、倍数値XA
とYAがアドレス計算に基づいて得られる。このアドレス計算はメモリ構成に依
存する。メモリ構成が通常であり、各成分毎に32のグリッド点が得られる上記
例では、例えばx軸上のグリッド点はメモリアドレス0...31に割り当てられ
る。これに対して平行にk段階のy間隔にあるグリッド点はメモリアドレス32
...63に割り当てられる。また2×k段階のy間隔にあるグリッド点はメモリ
アドレス64...95に割り当てられる。このメモリ構成では、サブ正方形AB
CDのコーナー点のアドレスは次のようにして得られる:
アドレスA=YA×32+XA (2a)
アドレスB=YA×32+(XA+1) (2b)
アドレスC=(YA+1)×32+XA (2c)
アドレスD=(YA+1)×32+(XA+1)
(2d)
従ってサブ正方形ABCDのコーナー点すべてのアドレスは簡単に倍数値XA
とYAから計算できる。
補間された出力値VPを計算するために本発明では、x方向およびy方向に線
形の補間方法が使用される。このためにサブ正方形ABCDは対角分離線によっ
て2つの三角形ABDとACDに分割され、三角形のコーナー点の支持値の間に
はそれぞれ1つの補間平面が展開される。
図5は、支持値間の三角補間平面を示す。点Pが三角形ABDにあるかまたは
ACDにあるかに応じて、出力値VPが相応の補間平面で補間される。
図6は、出力値VPの計算を、点Pが三角形ABDにある場合について説明す
るものである。支持値VA、VBおよびVDの間に補間平面12が展開される。コ
ーナー点Aを基準にした点Pの位置は剰余値fxとfyによって決められる。ま
ずx方向に点Aから間隔fxで、すなわち点Xpで中間値Vxpが補間される。次
に点Xpからy方向に間隔fyで出力値VPが補間される。図6からわかるように
次の関係が成り立つ。
Vxp=VA+dx (3a)
VP=VXP+dy=VA+dx+dy (3b)
デルタ値dxは支持値VAとVBから、fxとkとの関係によって得られる:
dx=(VB−VA)×fx/k (4)
デルタ値yに対しては、これはラインXP...P上ではラインB...D上と同じ
値をとる。なぜなら補間平面12はy方向においてどこでも同じ勾配だからであ
る。従ってdyについては:
dy=(VD−VB)×fy/k (5)
計算(4)と(5)を式(3b)に代入すると補間された出力値VPに対して
:
VP=1/k×{VA*k+(VB-VA)*fx+(VD-VB)*fy} (6a)
VP=1/k×{VA*(k-fx)+VB*(fx-fy)+VD*fy} (6b)
図7は、補間されたVPの計算を、点Pが三角形ACDにある場合に対して示
す。すなわち補間は補間平面13で行われる。この場合はまずy方向で間隔fy
、すなわち点YPで中間値VYPが補間され、その後YPからx方向に間隔fxで出
力値VPが補間される。この場合はVPに対して:
VP=VA+dy+dx (7)
デルタ値dyとdxに対しては次式が当てはまる:
dy=(VC−VA)×fy/k (8a)
dx=(VD−VC)×fx/k (8b)
この場合でもデルタ値dxはラインC...D上で計算することができ、ライン
YP...Pに移される。なぜ
なら、補間平面13の傾きはx方向ではどこでも同じだからである。式(8a)
と(8b)を式(7)に代入すると補間された出力値VPに対して:
VP=1/k*{VA*k+(VC-VA)*fy+(VD-VC)*fx} (9a)
Vp:1/k*{VA*(k-fy)+Vc*(fy-fx)+VD*fx} (9b)
点Pが三角形ABDないし三角形ACDにある上記両方の場合は一般的に有効
な補間規則に統合することができる。どの三角形に点Pがあるかは、余剰値fx
とfyの大きさに依存する:
fx≧fy Pは三角形ABDにある (10a)
fy≧fx Pは三角形ACDにある (10b)
比較的に大きな余剰値をfgrにより、比較的に小さな余剰値をfklにより
一般的に表し、
fgr=(fx、fy)の大きい方の値 (11a)
fkl=(fx、fy)の小さい方の値 (11b)
Vgrによってfgrの方向にVAに隣接する支持値を表し、Vklによってfkl
の方向にVgrに隣接する支持値を表すと、式(6b)と(9b)を1つの補間規
則にまとめることができる:
Vp=1/k*{VA*(k-fgr)+Vgr*(fgr-fkl)+Vk1*fkl} (12)
もちろん補間規則は式(6a)と(9a)に基づいて、または別の数学的変形
によって導出された式によって形成することもできる。
図8は、一般化された補間規則を再度フローチャートとして示す。第1のステ
ップ14で変数Intpolがゼ
ロにセットされ、この変数に補間の部分値が加算される。ステップ15でグリッ
ド点間隔kと余剰値fx、fyが下降順に配列され、アレイf[1...3]に書
き込まれる。ステップ16で、サブ正方形ABCDの支持値VAと2つの別の支
持値がアレイV[1..3]に書き込まれる。ここで支持値は、下降順に配列され
たアレイf[1...3]の余剰値によって設定される順序で配列される。位置V
[1」にはVAが書き込まれ、位置V[2]にはV[1]から始まってf[2]
に存在する余剰値の方向に隣接する支持値が書き込まれ、位置V[3]にはV[
2]から始まってf[3]に存在する余剰値の方向に隣接する支持値が書き込ま
れる。“f[i]に存在する余剰値の方向に隣接する”という表現は、余剰値f
[i]が所属する色空間の成分の方向で、という意味である。ステップ17で、
連続変数i=1...2に対してループ演算が実行される。すなわち、この場合は
演算が2回実行される。係数がアレイ値f[i]とf[i+1]から算出され、
続いて支持値V[i]と乗算され、結果がIntpolに対するこれまでの値に加算さ
れる。最後のステップ18で、さらにアレイからの最後の値f[3]とV[3]
が乗算され、Inpolに加算され、kにより割り算される。その結果が補間された
出力値VPである。
この一般的補間方法を次にn次元の色空間に拡張することができる。それぞれ
256段階のnの成分とk
段階のグリッド点間隔を有する色空間に対して、(256/k)nのグリッド点
を有する支持値グリッドが得られる。従って補間すべき点Pの存在するサブ空間
は2nのコーナー点を有する。サブ空間の位置は、点Pの成分qsをkの倍数と余
剰値に展開することで得られる。
qs(P)=QAs×k+fs (s=1...n)
(13)
サブ空間の原点にあるコーナー点Aは倍数値QAsによって表され、サブ空間
における点Pの位置は余剰値fsから得られる。下降順に配列された余剰値をfg
1,fg2,...fgnによって表せば、これら余剰値の方向で隣接するそれぞれの支
持値はVg1,Vg2,...Vgnにより表される。すなわち式(12)をn次元に一般
化することができる:
VP=1/k*{VA*(k-fg1)+Vg1*(fg1-fg2)+.....
+Vg(n-1)*(fg(n-1)-fgn)+Vgn*fgn} (14)
式(14)は、n次元色空間の補間平面における補間を表す。この平面は点P
の存在するサブ空間のn+1のコーナー点を通る。
図9は、n次元の色空間に対する補間規則をフローチャートとして示す。第1
のステップ19で変数Inpolがゼロにセットされ、この変数に補間の部分値が加
算される。ステップ20でグリッド間隔kと余剰値fsが下降順に配列され、ア
レイf[1...n+1]に書き
込まれる。ステップ21で、点Pの存在するサブ空間の支持値VAとnの別の支
持値がアレイV[1...n+1]に書き込まれる。支持値はここで、アレイf[1..
.n+1]にある余剰値の配列によって定められた順序で配列される。位置V[1]
にはVAが書き込まれ、位置V[2]にはV[1]から発してf[2]にある余
剰値の方向に隣接する支持値が書き込まれ、位置V[3]にはV[2]から発し
てf[3]にある余剰値の方向に隣接する支持値が書き込まれる。“f[i]に
ある余剰値の方向に隣接する”という表現は、余剰値f[i]の所属する色空間
の成分の方向で、という意味である。ステップ22で、連続変数i=1...nに
対してループ演算が実行される。すなわちこの場合はn回実行される。係数がア
レイ値f[i]とf[i+1]から計算され、続いて支持値V[i]と乗算され
る。その結果がIntpolに対するこれまでの値に加算される。最後のステップ23
で、さらにアレイからの最後の値f[n+1]とV[n+1]が乗算され、Intp
olに加算され、kにより割り算される。その結果が補間された出力値VPである
。
式(14)を数学的に変形することによって、補間フローの別の変形も可能で
ある。例えば余剰値を上昇順に配列し、支持値の選択および配列を、支持値VA
にサブ空間で対角に対向する支持値から開始することもできる。すなわちVAか
らもっとも離れた支持値か
ら開始することもできる。この場合、支持値の選択は反対の順序で行われ、最後
の支持値としてVAが選択される。
【手続補正書】
【提出日】1999年4月14日(1999.4.14)
【補正内容】
明細書第1頁第1行から第19頁第3行を次のように補正する。
「
明細書
n次元の色空間における補間方法
本発明は、電子複製技術、および入力色空間を出力色空間へ色空間変換するた
めの、色値の補間方法に関する。
複製技術では、印刷ページのための版下が形成される。この版下は、テキスト
、グラフィックおよび画像等に印刷すべきすべての要素を含む。版下を電子的に
作成する場合には、これら要素はデジタルデータの形態で存在する。画像に対し
ては、例えば画像がスキャナで点および線毎に走査されたデータが形成され、各
画素が色成分に分解され、色成分がデジタル化される。通常、画像はスキャナに
おいては色成分、赤、緑、青(R、G、B)に分解される。すなわち、3次元色
空間の要素に分解される。しかしカラー印刷のためには、別の色成分が必要であ
る。4色印刷の場合は、色成分は印刷色、シアン、マゼンタ、イエローそしてブ
ラック(C、M、Y、K)、すなわち4次元の色空間の成分となる。パッケージ
印刷のように特別の場合に
はさらにゴールド、シルバー、チョコレート・ブラウン等を加えることができる
。高品質印刷に対しては例えば7つの印刷色(C、M、Y、K、R、G、B)が
使用される。すなわち、画像データを7次元の色空間に変換しなければならない
。
このような色空間変化は複製技術において悲痛用である。なぜなら、種々の機
器、例えばスキャナ、モニタ、試し刷り、印刷機等に対して、それそれの機器の
色特性を最適に表すそれぞれ異なる色空間が存在するからである。すべての機器
は色の再現性において制限と特異性を有しており、またすべての機器が異なる特
性を有する。色空間変換によって、種々の色空間の色成分が相互に割り当てられ
る。例えばスキャナによって検出されたRGB色値が印刷方法のCMYK色値に
、印刷が画像オリジナルと同じ色を有するように変換される。
このような割り当ては、テーブルメモリ(ルックアップ・テーブル)によって
実現することができる。例えばRGB色値をCMYK色値に変換すべき場合、テ
ーブルメモリはRGB色成分の各可能な色組合せに対してメモリスペースを有し
ていなければならず、このメモリスペースに所属のCMYK色成分が記憶される
。RGB画像はCMYK色空間に次のようにして変換される。すなわち、各画素
のRGB色値がアドレスとしてテーブルメモリにファイルされており、所属のC
MYK色値が読み出されるようにして変換される。しかしこの単純な割り当て方
法の欠点は、テーブルメモリが非常に大容量であり、従って高価になることであ
る。RGB成分の各々を8ビットでデジタル化すれば、すなわち28=256濃
度段階を有することとなると、2563=16,777,216の、RGB色成
分の可能な組合せが存在する。テーブルメモリは従って、各4バイトワード長(
各CD、M、Y、Kに対して1バイト)を備えた16,777,216のメモリ
セルを有しなければならない。従ってテーブルメモリは64Mバイトの大きさと
なる。
テーブルメモリの大きさを低減するために、従来の技術ではテーブルメモリと
補間方法との組合せが色空間変換の実現に用いられている。この場合テーブルメ
モリには、入力色成分の可能なすべての値結合に対する割り当てが記憶されるの
ではなく、入力色空間における値の粗い、規則的なグリッドに対する割り当てだ
けが記憶される。グリッドは、各成分方向においてk番目の値がグリッド点とし
て記録されるようにして形成される。
RGB色空間の場合とk=8に対して、256の可能な値のうち各8番目の値
の各成分がグリッド点として記録される。従ってグリッドは、各成分方向に25
6/8=32のグリッド点を有する。すなわち、色空間全体に対して32×32
×32=32,768のグ
リッド点である。各グリッド点に対して、出力色空間(例えばCMYK)の所属
の成分がテーブルメモリに支持値として記憶される。グリッド点の間にある入力
色値に対しては出力値が隣接する支持値から補間される。
従来技術から公知の、色空間変換に対する補間方法は通常、3次元入力色空間
、例えばRGB色空間に制限されている。この補間方法は、4次元またはそれ以
上の多次元入力色空間、例えばCMYK色空間または7次元CMYKRGB色空
間に適用することができないか、または3次元を越える次元に拡張するには大き
なコストと計算時間がかかる。
EP−OS0487304では、3次元L*a:b色空間における立方体の8
つすべてのコーナー点を補間のために使用する。EP−OS0615379では
、色値が同じようにRGB色空間におけるサブ空間の8つすべてのコーナー点か
ら補間される。しかしここではグリッド点が等間隔ではない。すなわちサブ空間
は立方体ではない。
DE−PS2813519では、立方体サブ空間が5,6または24の四面体
に分割され、補間すべき点Pとサブ立方体の辺との間隔から、どの四面体に点P
があるかが求められ、次に色値がこの四面体の4つのコーナー点から補間される
。
DE−OS4234985では、3次元入力色空間
のサブ立方体が同じように6つの四面体に分割され、次に四面体の4つのコーナ
ー点が補間される。
US−PS5428465では、各サブ立方体がRGB色空間において対角分
離平面によって、6つのコーナー点を有する2つのプリズムに分割され、各プリ
ズム内部の色値が6つのコーナー点から補間される。同じようにしてUS−PS
55O4821では、輝度成分と2つの色差成分を有する3次元色空間のサブ立
方体が、それぞれ6つのコーナー点を有する2つのプリズムに分割され、プリズ
ム内の色値が6つすべてのコーナー点から補間される。
GB−OS2053619では、サブ立方体がそれぞれ5つのコーナー点を有
する3つの角錐に分割され、角錐内の色値がコーナー点から補間される。
US−PS5313314では、16のコーナー点を有する4次元“サブ立方
体”をそれぞれ5つのコーナー点を有する24の部分体に分割し、部分体の5つ
のコーナー点を補間する。
EP−PS0533712には、n次元色空間からm次元色空間への一般的変
換について記載されており、ここでは入力色空間の成分が、前処理によって3次
元色空間へ結像され、一般的n次元変換を3次元変換にフィードバックする。
色空間変換に対する公知の補間方法の大部分は、3次元入力色空間に制限され
ており、サブ立方体が複数
の部分体に分割される。このために補間すべき色値の成分がサブ立方体の辺長の
倍数と余剰値に分割される。通常、成分の高位ビットの数が倍数値を表し、残り
の低位ビットが余剰値を表す。成分の倍数値によって、どのサブ立方体に補間す
べき色値が存在するかが決められる。余剰値はさらに、サブ立方体のどの部分体
に補間すべき色値が存在するかを決める。余剰値の多数の比較演算によって、ど
の部分体に補間すべき点Pが存在するかが検出され、アドレス計算によって部分
体のコーナー点が検出され、相応する支持値が3次元グリッドテーブルメモリか
ら読み出され、補間される。この方法は面倒で、画素の各補間すべき色値に対し
て多数の計算演算が必要である。この方法を3次元を越える次元に拡張すること
は不可能であるか、または適用が経済的でないほどに面倒である。
本発明の課題は、前記の制限および欠点を回避し、入力色空間から出力色空間
への色空間変換に対する色値の補間方法を提供することであり、この補間方法に
より任意の次元数の色空間を相互に変換できるようにする。さらに本発明の方法
は、色空間のサブ立方体を複素部分体に分割する必要がなく、公知の方法で使用
されるような余剰値による部分体の検出も必要ないようにする。さらに本発明の
方法に対する計算コストが3次元を越える次元でも格段に大きくならないように
する。
この課題は請求項1に記載の構成によって解決される。有利な改善実施例は従
属請求項に記載されている。
本発明を以下、図1から図8に基づいて詳細に説明する。
図1は、補間すべき点Pがあるサブ立方体を有する3次元RGB色空間(従来
技術)を示す。
図2は、グリッドテーブルメモリとグリッド点の補間による、RBGからCM
YKへの色空間変換に対するブロック回路図である。
図3は、グリッドテーブルメモリとグリッド点の補間による、n次元からm次
元への色空間変換に対するブロック回路図である。
図4は、グリッド点とこのグリッド点の支持値を有する2次元色空間を示す。
図5は、グリッド点とそれぞれ3つの支持値の間に展開された補間平面を有す
る2次元色空間を示す。
図6は、2次元色空間のサブ正方形における第1の補間平面での補間を示す。
図7は、2次元色空間のサブ正方形における第2の補間平面での補間を示す。
図8は、2次元色空間での補間規則に対するフローチャートである。
図9は、n次元色空間における補間規則に対するフローチャートである。
図1は、入力色空間に対する例として3次元RGB色空間を示す。ここでは成
分軸が立方体1を形成し、各成分は32のグリッド点に分割される。それぞれ2
×2×2=8の空間的に隣接するグリッド点がサブ立方体2を形成する。すなわ
ち色空間は32×32×32=32,768のサブ立方体に分割される。色空間
変換を実行すべきRGB入力色Pがサブ立方体にある。このサブ立方体のコーナ
ーにあるグリッド点に対して、変換された色値が支持値としてテーブルメモリに
記憶されている。入力色Pの変換された色値は、この隣接する支持値から補間に
よって検出される。ここで補間係数は、点Pとサブ立方体のコーナー点との間隔
から適切に求められる。
図2は、テーブルメモリと補間による色空間変換の基本方法をブロック回路図
として、RGB色空間をCMYK色空間に変換する例に対して示す。RGB成分
はまず1次元入力テーブルメモリ3によって変形される。例えばこれは、この成
分をその値領域に適合するためである。RGB成分が例えばそれぞれ8ビットに
よりデジタル化されているなら、入力テーブルメモリは256のメモリスペース
を各8ビット(1バイト)について有する。入力テーブルメモリの8ビット幅の
出力値は5つの高位ビットと3つの低位ビットに分割される。3×5=15の高
位ビットから15ビット幅のアドレスが3次元グリッドテーブルメモリ5に対し
て形成され、このテーブルメモリに32×32×32=32,768のグリッド
点の支持値が記憶されている。これらアドレスは、補間すべき点Pが存在するサ
ブ立方体2の第1のコーナー点を指示する。各グリッド点に対して、グリッドテ
ーブルメモリには4つの支持値6がCMYK色空間の4つの成分に相応して記憶
されており、パラレルに読み出される。適用される補間方法に応じて、サブ立方
体の別の、またはすべてのコーナー点の支持値6がグリッドテーブルメモリ5か
ら読み出され、補間ユニット7に供給される。これに平行して、入力テーブルメ
モリ3の初期値4の3×3=9の低位ビットから係数メモリ8に対する9ビット
幅のアドレスが形成される。この係数メモリから補間係数9が読み出され、補間
ユニット7に供給される。係数メモリ8に対する9ビット幅のアドレスはサブ立
方体2の内部にある点Pの位置を指示し、ひいてはサブ立方体2のコーナー点ま
でのその間隔を指示する。補間ユニット7は、読み出されたコーナー点の支持値
6を補間係数9と結合し、CMYK色空間において補間された色値10を計算す
る。この色値は1次元出力テーブルメモリ11においてさらにその値領域に適合
することができる。この基本的機能動作から、どの計算ステップがシリアルにま
たはパラレルに実行されるかに応じて多数の変形が可能である。
色空間変換に対する本発明の色値補間方法は、グリ
ッドテーブルメモリと後置接続された、グリッド点の補間によって図2で説明し
たように動作する。しかし本発明の方法は入力色空間と出力色空間が任意の次元
数に拡張されている。
図3は、一般化した場合のブロック回路図を示す。n次元入力色空間の成分E
1...Enは入力テーブルメモリ3を介して変形される。入力テーブルメモリ3
の出力値4は高位ビットと低位ビットに分割される。高位ビットは、n次元グリ
ッドテーブルメモリ5に対するアドレスに統合される。このテーブルメモリには
n次元入力色空間で規則的に分割されたグリッド点に対する支持値6が記憶され
ている。各成分方向で隣接する2つのグリッド点がそれぞれ1つの最少サブ空間
を形成し、このサブ空間は2nのグリッド点をコーナー点として有する。出力色
空間のmの成分に相応して、各グリッド点に対してmの支持値が記憶されている
。出力値4の低位ビットは係数メモリ8に対するアドレスに統合され、このメモ
リから補間係数が読み出される。補間方法に依存して、補間すべき点Pの存在す
るサブ空間の複数のコーナー値の支持値がグリッドテーブルメモリから読み出さ
れ、補間ユニット7で補間係数9と結合されて補間された色値10が形成される
。m個の出力成分すべての補間された色値10は出力テーブルメモリ11で変形
され、次に出力色空間の変換された色成分A1...Amとして出力される。この
作用機能の他に多数の変形が可能である。例えば補間ユニットは補間された色値
10を時間的に順次連続して、またはmの成分すべてに対して計算するか、また
は補間係数9を出力値4の低位ビットから計算し、メモリから読み出さないこと
も可能である。色値を入力テーブルメモリ3および出力テーブルメモリ11で変
形することは、前もって記憶された支持値6に算入しておくことができる。この
場合、これらテーブルメモリを省略することができる。出力色成分の各成分に対
して固有のグリッドテーブルメモリ5および固有の補間ユニット7を設けること
もできる。しかしこれらの変形実施例は、支持値6が多次元グリッドテーブルメ
モリ5で、入力成分の高位ビットによりアドレシングされ、入力成分の低位ビッ
トから補間係数9が得られ、出力色値がサブ空間の複数のコーナー点における支
持値6から補間されるという基本的作用機能を変更するものではない。
本発明の補間方法をまず2次元色空間における例で説明してわかりやすくする
。なぜなら、2次元を越える次元に対してはもはや図で示すことができないから
である。後で任意の次元数の入力色空間に拡張される。出力色空間の次元数は補
間方法の基本経過に何の影響も及ぼさない。なぜなら出力色空間の各成分に対す
る補間は別個に実施されるからである。出力成分の数はグリッドテーブルメモリ
に記憶されている、グリッ
ド点当たりの支持値の数と、平行してまたは順次実行すべき同形式の補間の数に
だけ影響を与える。本発明の補間方法は従ってここでは出力成分に対してだけ説
明する。
図4は、xとyの成分を有する2次元色空間を示す。これら成分は1つの平面
に示されている。2つの成分の値領域はそれぞれk段階の部分に分けられており
、この部分にそれぞれ1つのグリッド点が設けられている。成分の全値領域が例
えば256のデジタル段階を有し、k=8が選択されていれば、各成分毎に25
6/8=32のグリッド点が生じる。2次元色平面は次に32×32=1024
のグリッド点Xi,Yiに分割される。それぞれ2×2の隣接するグリッド点が
1つのサブ正方形を形成する。すなわち1024のメモリスペースを備えたグリ
ッドテーブルメモリ5が必要となる。各グリッド点に対してその中に支持値が記
憶されている。支持値は図4に異なる高さの関数値Vijとして示されている。
成分x(P)とy(P)を有する点Pの入力色値に対して、補間された出力成
分Vpを計算する。このためにまず、補間すべき点Pの存在するサブ正方形AB
CDが求められる。成分x(P)とy(P)はkの倍数と余剰値に分けられる:
x(P)=XA×k+fx (1a)
y(P)=YA×k+fy (1b)
倍数値XAとYAは、サブ立方体ABCD内のグリッド点Aを指示し、余剰値
fxとfyはサブ立方体ABCD内での点Pの位置を指示する。倍数値XAとY
Aは例えば成分x(P)とy(P)の高位ビットから得ることが出来、余剰値f
xとfyはこの成分の低位ビットから得ることができる。各成分毎にk=8と2
56段階である上記の例では、x(P)とy(P)の5つの高位ビットが倍数値
XAとYAに相応し、3つの低位ビットが剰余値fxとfyに相応する。
グリッド点Aのグリッドテーブルメモリ5におけるアドレスから、倍数値XA
とYAがアドレス計算に基づいて得られる。このアドレス計算はメモリ構成に依
存する。メモリ構成が通常であり、各成分毎に32のグリッド点が得られる上記
例では、例えばx軸上のグリッド点はメモリアドレス0...31に割り当てられ
る。これに対して平行にk段階のy間隔にあるグリッド点はメモリアドレス32
...63に割り当てられる。また2×k段階のy間隔にあるグリッド点はメモリ
アドレス64...95に割り当てられる。このメモリ構成では、サブ正方形AB
CDのコーナー点のアドレスは次のようにして得られる:
アドレスA=YA×32+XA (2a)
アドレスB=YA×32+(XA+1) (2b)
アドレスC=(YA+1)×32+XA (2c)
アドレスD=(YA+1)×32+(XA+1)
(2d)
従ってサブ正方形ABCDのコーナー点すべてのアドレスは簡単に倍数値XA
とYAから計算できる。
補間された出力値Vpを計算するために本発明では、x方向およびy方向に線
形の補間方法が使用される。このためにサブ正方形ABCDは対角分離線によっ
て2つの三角形ABDとACDに分割され、三角形のコーナー点の支持値の間に
はそれぞれ1つの補間平面が展開される。
図5は、支持値間の三角補間平面を示す。点Pが三角形ABDにあるかまたは
ACDにあるかに応じて、出力値VPが相応の補間平面で補間される。
図6は、出力値VPの計算を、点Pが三角形ABDにある場合について説明す
るものである。支持値VA、VBおよびVDの間に補間平面12が展開される。コ
ーナー点Aを基準にした点Pの位置は剰余値fxとfyによって決められる。ま
ずx方向に点Aから間隔fxで、すなわち点XP中間値VXP間される。次に点XP
からy方向に間隔fyで出力値VPが補間される。図6からわかるように次の関
係が成り立つ。
VXP=VA+dx (3a)
VP=VXP+dy=VA+dx+dy (3b)
デルタ値dxは支持値VAとVBから、fxとkとの関係によって得られる:
dx=(VB−VA)×fx/k (4)
デルタ値yに対しては、これはラインXP...P上ではラインB...D上と同じ
値をとる。なぜなら補間平面12はy方向においてどこでも同じ勾配だからであ
る。従ってdyについては:
dy=(VD−VB)×fy/k (5)
計算(4)と(5)を式(3b)に代入すると補間された出力値VPに対して
:
VP=1/k×{VA*k+(VB-VA)*fx+(VD-VB)*fy} (6a)
VP=1/k×{VA*(k-fx)+VB*(fx-fy)+VD*fy} (6b)
図7は、補間されたVPの計算を、点Pが三角形ACDにある場合に対して示
す。すなわち補間は補間平面13で行われる。この場合はまずy方向で間隔fy
、すなわち点YPで中間値VYPが補間され、その後YPからx方向に間隔fxで出
力値VPが補間される。この場合はVPに対して:
VP=VA+dy+dx (7)
デルタ値dyとdxに対しては次式が当てはまる:
dy=(VC−VA)×fy/k (8a)
dx=(VD−VC)×fx/k (8b)
この場合でもデルタ値dxはラインC...D上で計算することができ、ライン
YP...Pに移される。なぜなら、補間平面13の傾きはx方向ではどこでも同じ
だからである。式(8a)と(8b)を式(7)に代入すると補間された出力値
VPに対して:
VP=1/k*{VA*k+(VC-VA)*fy+(VD-VC)*fx} (9a)
Vp=1/k*{VA*(k-fy)+VC*(fy-fx)+VD*fx} (9b)
点Pが三角形ABDないし三角形ACDにある上記両方の場合は一般的に有効
な補間規則に統合することができる。どの三角形に点Pがあるかは、余剰値fx
とfyの大きさに依存する:
fx≧fy Pは三角形ABDにある (10a)
fy≧fx Pは三角形ACDにある (10b)
比較的に大きな余剰値をfgrにより、比較的に小さな余剰値をfklにより
一般的に表し、
fgr=(fx、fy)の大きい方の値 (11a)
fkl=(fx、fy)の小さい方の値 (11b)
Vgrによってfgrの方向にVAに隣接する支持値を表し、Vklによってfkl
の方向にVgrに隣接する支持値を表すと、式(6b)と(9b)を1つの補間規
則にまとめることができる:
VP=1/k*{VA*(k-fgr)+Vgr*(fgr-fkl)+Vkl*fkl} (12)
もちろん補間規則は式(6a)と(9a)に基づいて、または別の数学的変形
によって導出された式によって形成することもできる。
図8は、一般化された補間規則を再度フローチャートとして示す。第1のステ
ップ14で変数Intpolがゼロにセットされ、この変数に補間の部分値が加算され
る。ステップ15でグリッド点間隔kと余剰値fx、fyが下降順に配列され、
アレイf[1...3]に書き込まれる。ステップ16で、サブ正方形ABCDの
支持値VAと2つの別の支持値がアレイV[1..3]に書き込まれる。ここで支
持値は、下降順に配列されたアレイf[1...3]の余剰値によって設定される
順序で配列される。位置V[1」にはVAが書き込まれ、位置V[2]にはV[
1]から始まってf[2]に存在する余剰値の方向に隣接する支持値が書き込ま
れ、位置V[3]にはV[2]から始まってf[3]に存在する余剰値の方向に
隣接する支持値が書き込まれる。“f[i]に存在する余剰値の方向に隣接する
”という表現は、余剰値f[i]が所属する色空間の成分の方向で、という意味
である。ステップ17で、連続変数i=1...2に対してループ演算が実行され
る。すなわち、この場合は演算が2回実行される。係数がアレイ値f[1]とf
[1+1]から算出され、続いて支持値V[i]と乗算され、結果がIntpolに対
するこれまでの値に加算される。最後のステップ18で、さらにアレイからの最
後の値f[3]とV[3]が乗算され、Inpolに加算され、kにより割り算され
る。その結果が補間された出力値VPである。
この一般的補間方法を次にn次元の色空間に拡張することができる。それぞれ
256段階のnの成分とk段階のグリッド点間隔を有する色空間に対して、(2
56/k)nのグリッド点を有する支持値グリッドが得られる。従って補間すべ
き点Pの存在するサブ空間は2nのコーナー点を有する。サブ空間の位置は、点
Pの成分qsをkの倍数と余剰値に展開することで得られる。
qS(P) =QAs×k+fs (s=1...n)
(13)
サブ空間の原点にあるコーナー点Aは倍数値QAsによって表され、サブ空間
における点Pの位置は余剰値fsから得られる。下降順に配列された余剰値をfg
1,fg2,...fgnによって表せば、これら余剰値の方向で隣接するそれぞれの支
持値はVg1,Vg2,...Vgnにより表される。すなわち式(12)をn次元に一般
化することができる:
VP=1/k*{VA*(k-fgl)+Vg1*(fgl-fg2)+.....
+Vg(n-1)*(fg(n-1)fgn)+Vgn*fgn} (14)
式(14)は、n次元色空間の補間平面における補間を表す。この平面は点P
の存在するサブ空間のn+1のコーナー点を通る。
図9は、n次元の色空間に対する補間規則をフローチャートとして示す。第1
のステップ19で変数Inpolがゼロにセットされ、この変数に補間の部分値が加
算される。ステップ20でグリッド間隔kと余剰値fSが下降順に配列され、ア
レイf[1...n+1]に書き込まれる。ステップ21で、点Pの存在するサブ空間
の支持値VAとnの別の支持値がアレイV[1...n+1]に書き込まれる。支持
値はここで、アレイf[1...n+1]にある余剰値の配列によって定められた順序
で
配列される。位置V[1]にはVAが書き込まれ、位置V[2]にはV[1]か
ら発してf[2]にある余剰値の方向に隣接する支持値が書き込まれ、位置V[
3]にはV[2]から発してf[3]にある余剰値の方向に隣接する支持値が書
き込まれる。“f[i]にある余剰値の方向に隣接する”という表現は、余剰値
f[i]の所属する色空間の成分の方向で、という意味である。ステップ22で
、連続変数i=1...nに対してループ演算が実行される。すなわちこの場合は
n回実行される。係数がアレイ値f[i]とf[i+1]から計算され、続いて
支持値V[i]と乗算される。その結果がIntpolに対するこれまでの値に加算さ
れる。最後のステップ23で、さらにアレイからの最後の値f[n+1]とV[
n+1]が乗算され、Intpolに加算され、kにより割り算される。その結果が補
間された出力値VPである。
式(14)を数学的に変形することによって、補間フローの別の変形も可能で
ある。例えば余剰値を上昇順に配列し、支持値の選択および配列を、支持値VA
にサブ空間で対角に対向する支持値から開始することもできる。すなわちVAか
らもっとも離れた支持値から開始することもできる。この場合、支持値の選択は
反対の順序で行われ、最後の支持値としてVAが選択される。」
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 入力色空間を出力色空間に色空間変換するための、色値の補間方法であ って、 入力色空間は多次元のグリッドに分割されており、 グリッド点に対して出力色空間の変換された成分が支持値として設けられてお り、 グリッド点の間にある入力色に対して出力色空間の変換された成分を支持値の 補間によって形成する、補間方法において、 a)補間すべき入力色の成分をグリッド点間隔の倍数と余剰値に分割し、 b)グリッド点間隔の倍数から、補間すべき入力色の存在するサブ空間を求め、 該サブ空間を入力色空間の成分においてそれぞれ隣接するグリッド点によって画 定し、 c)余剰値をその大きさに従って配列し、 d)支持値をサブ空間の隣接するグリッド点において、前記配列された余剰値の 順序によって決められる順序で選択および配列し、 e)配列された余剰値から補間係数を形成し、 f)該補間係数を前記配列された支持値と結合して、出力色空間の補間された成 分を形成する、 ことを特徴とする補間方法。 2. 入力色空間の次元数は任意である、請求項1 記載の方法。 3. 出力色空間の次元数は任意である、請求項1記載の方法。 4. 支持値の選択および配列を、配列された余剰値の成分方向に従って行い 、このときに a)サブ空間の原点にある支持値を第1の支持値として選択し、 b)第1の支持値から発して、最大の余剰値を有する成分の方向で隣接するグリ ッド点の支持値を第2の支持値として選択し、 c)第2の支持値から発して、次に大きな余剰値を有する成分の方向で隣接する グリッド点の支持値を第3の支持値として選択し、 上記ステップを繰り返し、 e)最後から2番目の支持値から発して最少の余剰値を有する成分の方向で隣接 するグリッド点の支持値を最後の支持値として選択する、請求項1記載の方法。 5. n次元の入力色空間における補間のために、サブ空間の隣接するグリッ ド点においてn+1番目の支持値を選択する、請求項1から4までのいずれか1 項記載の方法。
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