JP2000505801A - トレハロースを含む固形製剤 - Google Patents

トレハロースを含む固形製剤

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Abstract

(57)【要約】 固形製剤を製造する方法であって、a)形成された前記製剤において有効な希釈剤として作用するのに十分な量のトレハロースとある量の活性薬剤をとからなる成分を結合する過程であって、形成された各剤形が有効な量の活性薬剤と前記トレハロース及び活性薬剤を懸濁或いは溶解するのに十分な量の溶剤とを含む、該過程と、b)過程a)の前記生成物を処理し、概ね均質な前記成分の混合物からなる粉末、ペレット、顆粒或いは微小顆粒を形成する過程と、c)前記粉末、顆粒或いは微小顆粒から製剤を形成する過程であって、過程b)における前記処理がS−1プロセスでない、該過程とを有することを特徴とする固形製剤製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 トレハロースを含む固形製剤 本発明は剤形(dosage form)及び他の製剤、特に限定はしないが、医薬品、 獣医薬品並びに農薬のような活性薬剤を含む固形製剤送達システム(delivery s ystem)に関連する。本発明による固形製剤は、錠剤、カプセル剤、トローチ剤 、顆粒剤、粉末剤、ペレット剤、ペッサリ、マトリクス、微小球並びに類似のも のからなる場合がある。また本発明は、これらの製剤の生成方法にも関連する。 薬物及び他の薬剤は、固形の剤形により経口投与されることが最も多い。それ らを調合する際に用いられる大規模な生産方法では、通常、これらの剤形が活性 処方成分に加えて他の添加物を含むことが必要とされる。これらの添加物は一般 に、医薬品添加物として知られており、製薬に含まれ、その取扱いを容易にし、 物理的に製造することを促進するばかりでなく、安定性を改善し、活性薬剤の放 出、すなわち活性薬剤の吸収に対する有効性を高める。その添加物、すなわち医 薬品添加物は、希釈剤、崩壊剤、結合剤並びに潤滑剤を含む場合がある。 錠剤は、適切な希釈剤を含む場合、含まない場合があるが、薬物或いは他の活 性物質を含む固形の剤形である。 錠剤は通常、圧縮、押出し、凍結乾燥或いは成形により調製される。錠剤は、 製造者及び患者の両方に利点をもたらす(製造者にとっては、例えば調合の容易 性及び経済性、包装の際の安定性及び簡便性、輸送並びに分配において、患者に とっては、例えば投与量の正確性、小型性、携帯性、味覚の口当たりのよさ、並 びに投与の容易性において利点がある)。錠剤は固形投与薬物の送達に関して最 もよく用いられる形態の1つである。Pogany et al.(1988)Acta Pharm.Hung.58: 49-58:49-55; Doelker et al.(1988)Boll.Chim.Farm.127:37-49;Hiestand et al.(1977)J.P harm.Sci.66:510-519;and Cooper et al.(1927)J.Pharm.Sci.61:1511-1555を参 照されたい。 圧縮錠剤は通常、大規模生産方法により調製されるが、成形錠剤は一般に、小 規模の調製を含む。圧縮錠剤は通常、特別な錠皮を含まず、顆粒形成手順のみを 用いて製造される少数の粉末化した、結晶或いは医薬品添加物から、或いは崩壊 剤、徐放ポリマー、結合剤、ワックス、潤滑剤、希釈剤並びに、多くの場合着色 剤を組み合わせて製造される。 圧縮錠剤は、物理的特性の変質及び活性処方成分を放出する際の速度及び広が りの変更を含む種々の理由から様々な物質を用いてコーティングされる場合があ る。また糖衣される場合もある。そのようなコーティングは、不快な味或いはに おいを持つ薬物を覆い、かつ湿度、光線或いは酸化に対して物質が反応すること から保護するために有効である。また錠剤は、水溶性或いは不溶性の物質からな る薄い層、すなわち薄膜を用いて覆われることもある。腸溶剤は、胃液に対して は溶解耐性を有するが、腸において崩壊する物質でコーティングされる。ポリマ ーの、或いは他のコーティング材料が、放出を変更するために用いられることが ある。多重圧縮錠剤は1サイクルより多い圧縮サイクルで生成される。これら多 重圧縮錠剤は、インレー錠剤(inlay tablet)、層状錠剤(layered tablet)並 びに加圧コーティング錠剤(press-coated tablet)を含む。圧縮錠剤は、長い 期間に渡って薬物を放出する徐放錠剤に製剤することができる。一般に、これら の錠剤は拍動性或いは持続放出性を提供する。 また圧縮錠剤は、直接に経口送達する以外の目的に対する剤形にも形成するこ とができる。これらは、限定はしないが、溶液への崩壊、発泡性、咀しゃく性或 いは分散性の錠剤、圧縮坐薬、ペッサリ或いは挿入剤、並びにバッカル剤及び舌 下剤を含む。 いくつかの希釈剤が、錠剤生成時に錠剤の体積を圧縮するための実用的な大きさ に増加させるために用いられる。よく用いられる希釈剤は、リン酸2カルシウム 2水和物、リン酸3カルシウム、硫酸カルシウム、ラクトース、噴霧乾燥ラクト ース、α−デンプン、微晶性セルロース、セルロース、カオリン、マンニトール 、塩化ナトリウム、乾燥デンプン、並びに粉末糖類を含む。ある希釈剤、特にマ ンニトール、トレハロース、ラクトース、ソルビトール、サクロース並びにイノ シトールは、咀しゃく剤を生成するために用いられる。微晶性セルロースは、噴 霧乾燥洗浄された、酸処理化セルロースにより得られる非紐状セルロースであり 、平均粒子サイズが20−100μmの範囲にあるいくつかの等級において利用 することができる。 ある欠点は任意の希釈剤の使用に由来し、それらは狙った目的並びに薬物の反 応性に基づいて選択されなければならない。ラクトースは広く用いられる。しか しながら、アルカリ性潤滑剤の存在時にラクトースとアミン塩基(amine bases )或いはアミン塩類(amine salts)を組み合わせる結果、活性薬剤のバイオア ベラビリティを損失し、時間の経過と共に変色する錠剤にする。 含水性ラクトースは流動することができるような性質を有さず、その使用は湿 式造粒法により調合される錠剤製剤に制限される。無水ラクトース及び噴霧乾燥 ラクトースはいづれも良好な流動性質、例えば流動性及び圧縮性を有し、錠剤内 に存在する適切な崩壊剤及び潤滑剤を与える直接圧縮において用いることができ る。錠剤の生成においてラクトースを用いることに対する他の制約が以下に議論 される。 結合剤及び顆粒剤は、粉末材料に結合性質を付与するために用いられる。結合 剤及び顆粒剤は製剤に対する結合力を付与し、その結合力が錠剤が圧縮後に無傷 でありことや、さらに顆粒剤に所望の固さ及び大きさ を与えることにより易流動性質を改善することを保証する 特定の製剤成分の選択は最終的に送達システムに要求される物理的特性を含む 種々のパラメータにより決定される。その正確な製剤は、特定の機能を付与し、 かつ合わせて特定の所望の性質に影響を与えるべくそれぞれ選択される、いくつ かの化合物を含む。これらの化合物は通常経験的に決定される。 錠剤の物理的な特性は、強度、寸法の破砕一様性、重量並びに崩壊或いは溶解 時間の項目において測定される。 固さ或いは引張力とも呼ばれる錠剤強度は、錠剤の結合力の測定である。 固さは、保管、輸送並びに取扱い時の条件下でのクリッピング、剥離或いは切 断に対する錠剤の耐性として定義される。固さを測定するために製造されたいく つかの機械、例えばVector社により提供されるHebeleinのような 機械がある。もし錠剤が固すぎるなら、必要とされる期間内に崩壊しない、すな わち溶解仕様を満足しないかもしれない。もし柔らかすぎるなら、後続する加工 、包装、フィルムコーティング並びに輸送中等の取扱いに耐えられないかもしれ ない。 破砕性は、クリッピング及び剥離に耐える錠剤の能力である。破砕性は錠剤を タンブリングし、重量の損失を画定することにより測定される。タンブリングは 、手動で或いは機械的に、例えばRoche破砕機により実行することができる 。 幅、重量、崩壊時間並びに錠剤の内容物の一様性は、終始比較的一様でなけれ ばならない。錠剤は、包装に先立って、コーティングのような更なる処理を施さ れるかもしれない。多種多様なコーティングが当分野で周知である。 トレハロース(α−D−グルコピラノシル−(−D−グルコピラノシ ド)は、2水和物の形態において商用で入手可能な自然発生性、非還元性2糖類 である。 US−A−4,678,812及びUS−A−4,762,857は、S−1 プロセスと呼ばれる粉末形成のプロセスを用いる、錠剤粉末の生成方法及び組成 を記載する。これらの特許は、トレハロース、活性崩壊剤、医薬品添加物等を含 む最終的な錠剤の全成分の水様性混合物或いは分散物を形成し、水様性混合物を 過フルオロカーボン液の移動浴槽の表面に噴霧し、その後凍結液滴を乾燥粉末に 凍結乾燥するプロセスを開示する。S−1法はアモルファス形態のトレハロース を形成することを防ぐために用いられる。粉末の形成に先立ち水様性溶液に全成 分を混合することは、S−1プロセス発明の不可欠な部分であり、必要な程度の 均質性、すなわちバッチ間の(batch to batch)標準化を達成するために必要と される。S−1法は、米国特許第3,932,943号及び第3,721,72 5号により完全に記載される。EP−A−636,693は食品、化粧品並びに 医薬品の乾燥剤としてトレハロースを用いることを開示する。 前述及び後述の引用される参照文献は、参照してここに組み込んでいる。 種々の物理的な形態のトレハロースは医薬品添加物として用いられ、S−1プ ロセスを用いる、すなわち粉末形成に先立ち水様性溶液或いは水様性混合物に成 分を結合することを必要とせず、ラクトース或いは他の糖質医薬品添加物を用い て調製された剤形より高品質の剤形を生成することができるということが現在わ かっている。さらにトレハロースは、化学反応、例えばラクトースのような還元 糖を生じるアミノ基、アミン基或いはアミド基とのメイラード反応を受けない。 またアモルファス形態のトレハロースは高品質で、かつ均質性のある剤形の生成 において好 ましいことがわかっている。 また本発明は、種々の形態の無水トレハロースを生成する方法を含む。本発明 の第1の態様により、製剤を生成する方法は以下の過程を含む。 a)形成される製剤において有効な希釈剤として機能するのに十分な量のトレ ハロースと、ある量の活性薬剤とからなる成分を結合する過程であって、形成さ れる各剤形が有効な量の活性薬剤と、トレハロース及び活性薬剤を懸濁或いは溶 解するのに十分な量の溶剤を含む、該過程。 b)過程a)の生成物を処理し、その成分の概ね均質的な混合物からなる粉末 、ペレット剤、顆粒剤或いは微小顆粒を形成する過程。 c)粉末、顆粒剤或いは微小顆粒から製剤を形成し、過程b)における処理が S−1プロセスでない過程。 剤形或いは他の製剤は、錠剤、カプセル剤、マイクロカプセル剤、トローチ剤 、顆粒剤、マトリクス並びに微小球から選択することができる。 本発明は粉末化トレハロース及びその結合物の異なる物理形態から錠剤或いは 他の製剤を生成する方法を含む。トレハロースの形態は、結晶質であるトレハロ ース2水和物(TD)、ガラス状であるアモルファストレハロース(AT)、無 水形態のトレハロース、無水アモルファストレハロース(AAT)並びに無水結 晶性トレハロース(ACT)を含む。無水トレハロース粉末(AAT及びACT )は、アモルファス無水トレハロース並びにまた結晶性無水トレハロースを含む 場合がある。 ここで用いる「トレハロース」は、無水物、部分的水和物、完全水和物並びに その混合物或いは溶液を含む任意の物理形態のトレハロースである。 「無水トレハロース」はおよそ2%より少ない水を含む任意の物理形態のトレ ハロースである。無水形態のトレハロースは、約0−2%の水を含み、なお錠剤 形成における有利な性質を保持している。アモルファ ストレハロース(AT)は約2−9%の水を含み、TDは9−10%の水を含む 。 本発明は、崩壊剤を含む場合含まない場合ばあるが、形成された製剤を含む。 崩壊剤を含む剤形は、急速に溶解し、水様性媒質内に活性処方成分を放出する。 錠剤のような製剤を生成する1つの方法では、活性薬剤がトレハロースの溶液 内に組み込まれ、トレハロースマトリクスを形成するために乾燥される。結果生 じるマトリクスにおけるトレハロースは、最初はATの形態にある。その後この マトリクスは、トレハロース及び任意の他の医薬品添加物と混合され、例えば錠 剤形成により、剤形に成形される。 活性薬剤が、トレハロース存在時に熱安定的であるようにするため、ATはさ らに処理され、剤形の製造において用いるのに先立ちAAT、ACT或いはその 混合物を得ることができる。こうして得られる製剤もまた、本発明に含まれる。 本発明の好適な実施例は、他の医薬品添加物を付加的に含むTD並びにまたA Tを含む場合含まない場合があるが、AAT並びにまたACTからなる錠剤のよ うな製剤を含む。異なる比率或いは量の成分を有する製剤は、異なる物理化学的 及び生理学的性質を有するいくつかの活性薬剤を用いるのに適切な多種多様の性 質を有する剤形をもたらす。 また本発明は、溶解速度を速めた錠剤及び他の製剤を生成する方法を含む。こ れらの迅速な可溶性製剤は、トレハロース粉末、活性薬剤、揮発性塩類、最終的 な剤形に必要とされる固さを付与するのに十分な量の結合剤並びに任意の他の医 薬品添加物を結合し、その混合物から剤形を形成することにより生成される。そ の製剤は、揮発性塩類或いはその成分を取り除くのに十分な時間及び条件下で真 空に晒されるか、或いは加熱される。こうして得られる剤形は、類似の寸法の固 形錠剤に比べて、 表面積が増加し、重量が減少し、かつ溶解速度が速まる。またこうして形成され た製剤は、本発明のより含まれる。揮発性塩類の使用は、より詳細には、US0 8/599277から優先権を主張する同時係属のPCT/GB97/0036 8において記載され、主要な事項は参照して本明細書に組み込んでいる。 結合剤として最もよく用いられる材料は、サクロースのようなデンプン、ゼラ チン並びに糖類、グルコース、デキストロース、糖蜜並びにラクトースを含む。 また用いられる天然の及び合成のゴムは、アカシア、アルギン酸ナトリウム、ア イリッシュモス、パンワゴム(panwar gum)、ガッチゴム、イサポル(isapol) 殻のゴム溶液、カルボキシメチルセルロース等を含む場合がある。当分野で周知 の任意の他の結合剤は、限定はしないが、例えばLudipress、Koll idon(登録商標)並びにHESのようなポリビニルピロリドン(PVP)を 含む場合がある。Kollidon VA64(BASF)はラクトース及びP VPの商用の錠剤化混合物である。Byco A(Croda)は2500−4 000M.Wt.範囲の解体されたゼラチンである。HES(NPBI)はヒド ロキシエチルデンプンである。以下に議論するように、ある条件下で、追加の結 合剤が剤形における適切な等級の固さを実現するために必要とされる。 本発明の第2の態様により、無水トレハロースを生成するための方法は、約1 −2%まで水分の含有量を減少させるために十分な時間及び条件下で、ある温度 でトレハロース2水和物を加熱する過程からなる。 得られる無水トレハロースは、錠剤用医薬品添加物として或いは他の製剤にお いて用いるために特に適切である。当分野で周知の任意の方法は、結晶性或いは アモルファスのいずれの無水トレハロースをも生成するために用いられることが できるが、本方法が好適である。本方法は、 高品質の無水トレハロース粉末を、簡単に、商用的に、しかも溶剤を使用せずに 、複製可能に提供することができる。好適な方法は、迅速で、簡単であり、しか も先行技術が抱える複雑で、費用がかかり、しかも時間のかかる方法を必要とし ない。噴霧乾燥及び凍結乾燥、並びに結果の変動及び多量のエネルギー消費は避 けることができる。 ACTを生成する方法は、ある温度で、水分子を取り除くのに十分な期間及び 条件下で、任意の生成源から得られたTDを加熱する過程を含む。その加熱は好 適には周囲気圧下で実行される。好適にはその加熱は、約50−105℃で行わ れる。より好適には、加熱は約60−90℃で行われる。最も好適には、加熱は 約70℃で行われる。一般に好適な加熱時間は、約4−96時間である。より好 適には加熱時間は、約12−72時間である。最も好適には、加熱時間は約24 時間である。典型的にはTDは、70℃で12−24時間加熱され、ACTが生 成される。 ここに記載される方法がACTを生成することが現在わかっている。第1図に 示し、実施例1aにおいてさらに完全に示すように、70℃で48時間TDを加 熱することにより得られる生成物のDST解析は、200℃で鋭い吸熱ピークを 示し、そこで結晶形態の無水トレハロース粉末が融解する。ACTと結晶性TD 形態を比較するために、結晶性TDのDSC解析を示す第2図と第1図とを比較 する。また第2図のDSCトレースは結晶形態の融解に対する鋭い吸熱ピーク特 性を示すが、結晶性TDの固有の融点である96℃という非常に低い温度である 。 TDの加熱期間中に減圧することにより、AATが形成される。一般に好適な 減圧は約1−30,000mTorrである。より好適には、その減圧は約10 −10,000mTorrである。最も好適には、その減圧は約750mTor rである。典型的に、サンプルは18−24時間減圧下で加熱された。第3図は 、70℃で24時間、かつ1.5T orrで結晶性TDを加熱することにより得られたATTのDSC解析を示す。 これは実施例1bにおいてより完全に記載される。得られたトレースは、結晶性 トレハロースの単一の明瞭な吸熱ピーク特性を持たないが、アモルファスマトリ クスのガラス転移の特徴を示していることを理解されたい。第4−6図は、FT Gs、すなわち活性薬剤を含むトレハロース溶液の噴霧乾燥及び凍結乾燥により 生成されるATのDSCトレースを示す。示されるガラス転移温度(Tg)は、 下側の測定されたTgに対応して水含有量が増したATマトリクスの残りの水含 有量に依存する。これらは実施例1c−1fにより完全に記載される。 アモルファストレハロース製剤は活性薬剤を含む気泡性トレハロースガラスを 生成し、その後混合物を粉末化することにより生成される。トレハロースガラス の調合は、同時係属のPCT/GB96/01367に開示されており、この開 示は参照して本明細書に組み込んでいる。 水分は、加熱する前後いずれかにおいて、水和性トレハロースから取り除かれ る。加熱前に水分を取り除くとACTを産するが、水分を除去する前或いは水分 除去中に加熱するとAATを産する。理論に結びついてはいないが、これはTD を融解する前後いずれかに結晶性2水和物から水分を除去することによるもので ある。したがってATTの調合の好適な方法では、水和性トレハロースは真空下 に置かれ、80℃に加熱される。 製剤においてAAT及びACTの混合物を使用することは好ましい。その結晶 性材料は良好な流動性質及び良好な水分吸収性を有する。 本発明の第3の態様により、固形製剤を生成する方法は以下の過程からなる。 a)概ね乾燥した形態において、混合された成分から形成される製剤において 有効な希釈剤として機能するのに十分な量のトレハロースと、 形成された各剤形が有効な量の活性薬剤を含むような量の活性薬剤とからなる成 分を結合する過程。 b)a)過程の生成物を処理し、概ね均質な混合物を形成する過程。 c)b)過程の粉末から製剤を形成する過程。 2つの無水形態のトレハロースが多様な比率で混合され、錠剤或いは性質が変 化する他の製剤が得られる。またTDは所望の特性の固さ、破砕性並びに溶解時 間を付与するために組み込まれる。無水トレハロース混合物は、ここに記載され る方法或いは当分野で周知の任意の他の方法により得られる。その成分、すなわ ち無水トレハロース、TD、活性薬剤、他の結合剤並びに医薬品添加物は、もし あるなら、結合され、混合され、当分野で周知の任意の方法により送達システム 内に組み込まれる。適切な方法は、限定はしないが、混練(milling)、流動床 顆粒形成(fluid bed granulation)、乾式造粒法、湿式造粒法、小球化(pelle tisation)、直接圧縮、ローラコンパクション、相互湿潤処理(co-wetting)、 球状化(spheronization)、噴霧凝固、噴霧コーティング並びに噴霧乾燥を含む 。錠剤形成方法の詳細な記載は、例えばRemington:The Science and Practice of Pharmacy,19th ed.Vol.II(1995)MackPublishing Co.,Pennsyl vaniaにより提供される。 カプセル剤は、固い殻或いは柔らかい殻を用いて固形調製され、いくつかの形 状の1つが与えられる。これは確実で、簡単な利点を有する経口投与形態で用い られ、飲み込むのが容易で、不快な味を覆い隠すことができる。固い殻のカプセ ル剤は殻と内容物を有する。殼は約12−16%の水分を含有し、ゼラチンから なることが多い。殻は通常2分割される。本体(すなわち2分割されたものの1 つ)は、製剤粒子で満たされ、その後カプセルは本体にキャップを固着すること により密封される。封止剤(seal)が用いられる場合、用いられない場合がある 。色素及び 鎮静剤(pacifier)が殻に用いられる場合がある。 カプセル充填作業は小規模であり、特に良好な粉末流動性質が一定の均等性を 確保するために必要とされる。大規模の場合、粉末及び製剤は、ドセータ(dosa tor)或いはタンピングデバイスにより本体に移される。 ドセータ法(dosator procedure)が、結合プラグが形をなさないときに用い られるなら、用いられる粉末は易流動性である必要はないであろう。 カプセル充填機は例えばZanasi等が入手可能である(Ridgeway K,(edi tor)Hand Capsules:Development and Technology London,Pharmaceutical Pres s 1987参照)。 別法では、活性薬剤はトレハロースと混合され、乾燥され、その後加熱及び真 空に晒され、所望の結晶性混合物及びAATを産出する。加熱及び真空の適当な 組み合わせは、経験的に決定されることができ、活性薬剤の量及びタイプ、並び に所望のACTに対するアモルファスの比率に依存する。加熱のみを加えると、 純粋にACTが生じるが、加熱及び高い範囲の真空を加えると、AATのみが生 じる。加える真空の度合いを変化させることにより、ACT濃度を制御すること ができる。種々の物理形態の比率は、例えばDSCにより判定することができる 。最適な混合物は、いずれの処理条件が最も所望の特性を送達システムにもたら すかを実際に判定することにより経験的に確定されるであろう。 圧縮錠剤形成の1つの実施例では、乾燥成分が完全に混合され、より均質な混 合物を生成するために処理され、その後錠剤に圧縮される。その混合物はスラッ グ及び研磨されたスラッグに圧縮され、14−16メッシュの顆粒体に選別され る。その顆粒体は最終的な錠剤に再度圧縮することもできる。 優れた物理特性の剤形及び他の製剤を生成することに加えて、トレハ ロース及び特にAATは、活性薬剤の安定性を高める。無水トレハロースはさら に周囲湿度から活性薬剤を保護する。またTDも錠剤を形成するが、感湿性及び 吸湿性活性薬剤の安定性が減少することがある。しかしながら、錠剤内の無水ト レハロースを含むことにより、この問題を緩和することができる。 理論に結びついていないが、当出願人は無水トレハロースによりもたらされる 湿度からの保護は、水分子を吸収し、TDを生成することによるものであり、さ らに活性薬剤から周囲水分子を隔離することが活性薬剤を湿気に晒すことを減少 させると考える。さらに、トレハロースは、非還元性であり、アミノ基の存在時 にメイラード反応を受けず、従って易動性アミノ基を含む活性薬剤を用いるため に適切である。 錠剤或いは他の剤形において希釈剤として無水トレハロースを用いることは、 従来技術の希釈剤と比べて改善された物理特性を付与する。例えば、活性薬剤を より安定させることができる。AATの場合には、その錠剤はさらに湿度への耐 性を増し、揮発性塩類がその錠剤に加えられ、錠剤形成後に完全に取り除かれ、 水様性溶剤の湿気と接触して急速に溶解する多孔性錠剤をもたらす。以下の実施 例では、無水トレハロースは、活性薬剤の安定性を保持する際に、TDに関して 明らかな優位性を示す。 本発明はさらに、揮発性塩類が製剤中に加えられ、製剤後完全に除去され、多 孔性の錠剤或いは他の剤形をもたらすような、錠剤或いは他の送達システムを形 成する方法を含む。これらの迅速な可溶性(RS)の剤形は水様性溶剤と接触し て迅速に溶解する。 特異な形態がここで用いられる場合もあるが、2種類以上の活性薬剤及び2種 類以上の医薬品添加物が、記載し、かつ主張する成分に存在することがある。こ れらの成分のタイプ及び有効な量の確定は、当技術分野の範囲内にある。 多種多様の活性薬剤が本発明の製剤形態において用いられ、例えば以下のもの を含む。それらは抗炎症性薬物、鎮痛剤、抗関節炎性薬物、抗痙性剤、抗抑制剤 、抗精神病性剤、精神安定剤、抗不安薬物、麻薬拮抗剤、抗パーキンソン症候群 薬剤、コリン作用性作動薬、化学療法薬物、免疫抑制剤、抗ウイルス剤、抗生物 質、食欲抑制剤、抗催吐剤、抗コリン作用性剤、抗ヒスタミン剤、抗偏頭痛薬剤 、冠状、大脳或いは末梢血管拡張薬、ホルモン性薬剤、避妊薬、抗血栓性薬剤、 侵食性剤、抗高血圧性薬剤、並びに心臓血管性薬物である。 本発明は添付の図面に関して、実施例を用いてさらに記載されるが、如何なる 制限をするものではない。 第1図は、結晶性2水和物(TD)から水分を除去することにより形成される 結晶形態の無水トレハロース(ACT)の示差走査熱分析(DSC)トレースを 示すグラフである。DSCトレースを示す各図において、温度は10.0℃/m in.の増加量で上昇させた。そのプロフィールは、特有な結晶性融解吸熱量を 示す。第1図では、融点は215℃である。 第2図は、TDのDSCトレースを示すグラフであり、得られたプロフィール はより低い温度で特有な融解吸熱量を有する結晶性TDの特徴を示す。第2図で は、融点は101.5℃である。 第3図は、真空下で結晶性2水和物(TD)から水分を除去することにより形 成されるアモルファス形態の無水トレハロース(AAT)のDSCトレースを示 すグラフである。第3図では、ガラス転移温度Tgは117℃である。 第4図は、融解からのクエンチングにより形成されるアモルファス形態の無水 トレハロース(AAT)のDSCトレースを示すグラフである。第4図では、T gは105℃である。 第5図は、溶液から凍結乾燥により形成されるATのDSCトレースを示すグ ラフである。第5図では、Tgは100℃である。 第6図は、溶液から噴霧乾燥により形成されるアモルファス形態のトレハロー ス(AT)のDSCトレースを示すグラフである。第6図では、Tgは69℃で ある。 第7図は、気泡性トレハロースガラス(FTG)を生成するために溶液から真 空乾燥により形成される真空ATにより形成されるATのDSCトレースを示す グラフである。第7図では、Tgは84℃である。 第8図は、気泡性トレハロースガラス(FTG)内に活性ペプチドを含むアモ ルファス形態の無水トレハロース(AT)のDSCトレースを示すグラフである 。第8図では、Tgは42℃である。 第9図は、大気への暴露における失透により形成される2水和物(TD)の融 解を示す、周囲湿度で保管後の、活性ペプチドを含むFTG(第8図に示すよう なサンプル)のDSCトレースを示すグラフである。第9図では、融点は100 ℃である。 以下のサンプルの用途に対して、粒子サイズは厳重には管理されなかったが、 粉末は剤形生成物に対して適切な流動特性を有するように形成された。得られた 流動特性は、容易に錠剤型に充填できるようにすることが見出された。ふるいわ け法がより一様な粒予サイズを確保するために組み込まれることができる。より 大きなバッチでは成分の完全な混合を保証することが不可欠であり、適切なふる いわけ法を案出することは当分野の周知の範囲内にある。 ここに示した例では、ステアリン酸マグネシウムが潤滑剤として慣例的に用い られており、好適な潤滑剤である。任意の他の適切な潤滑剤は、限定はしないが 、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、硬化植物油、Lutrol (登録商標)、並びにポリエチレングリコール (PEG)を含む場合がある。崩壊剤は投与前後における錠剤の分散、すなわち 崩壊を容易にするために加えられる。着色薬剤は剤形の外観をより美的にすると 共に、識別手段ともなる。香味薬剤は通常、咀しゃく或いは溶解錠剤に甘さを与 えるために用いられる。本発明は、任意の医薬品添加物或いは医薬品添加物の組 合わせを用いる場合用いない場合があるが、トレハロースから形成される錠剤或 いは他の製剤を含む。 例1 AAT及びACTの製造方法 1a. ACTの形成 結晶TDを開放型のトレイに入れ、標準的な実験室用オーブン内で24乃至7 2時間のあいだ55℃、70℃及び80℃の温度で保温した。サンプルの含水率 をカールフイッシャー分析(Karl Fischer analysis)によって分析するととも に、選択されたサンプルについてはDSCによる分析も行った。驚くことにサン プルは全て、ちょうど55℃で加熱したものも含め、0.1乃至2%の範囲の含 水率を示した。第1図に70℃で48時間加熱したサンプルのDSCトレースを 示す。このサンプルの含水率は0.33%であった。また、このサンプルは結晶 が約210乃至216℃で溶融することを示したが、これはACTの溶融温度の 特性である。この吸熱反応は第2図に示したように結晶2水和物のDSC分析に おいて見られるTDの96乃至101℃というより低い温度における溶融吸熱と は明確に区別される。 1b. AATの形成 結晶TDを開放型のトレイに入れ約16乃至24時間の間、1.5Torrの 低圧力の下でヘロース真空オーブン内で、または30mTor rの低圧力の下でFTS凍結乾燥機内で、棚温度を60℃にセットして保温した 。この場合も、サンプルの含水率をカールフィッシャー分析によって測定し、選 択されたサンプルについてはDSCによる分析も行った。サンプルの含水率は典 型的には例1aのものより低く、0.1乃至1.5%の範囲であった。第3図に 1.5Torrの圧力の真空オーブンに入れ60℃で24時間加熱したサンプル のDSCトレースを示す。このサンプルの含水率は0.1%未満であった。驚く ことに、このサンプルはもはや約215℃における結晶の溶融を示さず、116 乃至117℃のガラス転移を示したが、これはアモルファス形態のトレハロース (trehalose)の特性を示しており、AATの形成を表している。 1c. 溶融状態からの急冷によるAATの形成 結晶TDを96乃至100℃の温度で水が極僅かの状態で加熱して等方的な溶 融物を形成し、これを185℃のオーブンに移して数分加熱し、冷却して透明な トレハロースガラスを形成した。続いて、このガラスをウェアリング混合機(Wa ring blender)で破砕し、微粒粉末にした。ここでもまた、サンプルの含水率を カールフィッシャー分析によって測定し、選択されたサンプルについてはDSC による分析も行った。サンプルは典型的には0.1乃至2%の範囲の含水率を示 した。第4図は、アモルファス形態のトレハロースの特性を示す100乃至10 2℃のガラス転移を有する典型的なサンプルのDSCトレースを図示しており、 AATの形成を表している。 1d. 凍結乾燥による活性薬剤を含むAATの形成 20%(w/v)トレハロースの溶液を含むサンプルを5℃/時間の割合で− 40℃まで温度を下げて凍結した後、30mTorrの真空の 下で棚温度−35℃で40時間乾燥し、さらに2時間棚温度を25℃に上げてF TS凍結乾燥機内で乾燥した。凍結乾燥に典型的な乾燥した粉末が得られた。サ ンプルは典型的には0.1乃至2%の範囲の含水率を示した。第5図に、含水率 0.79%の典型的なサンプルのDSCトレースを示す。ここでも、アモルファ ス形態のトレハロースの特性を示す100乃至101℃のガラス転移が見られ、 AATの形成が示されている。 1e. 噴霧乾燥による活性薬剤を含むAATの形成 20%(w/v)トレハロースの溶液を含むサンプルを実験室サイズのブッチ 噴霧乾燥機(Buchi spray drier)内で入口温度150乃至180℃で、流速を ポンプの能力の10%にっして噴霧乾燥した。サンプルの含水率は典型的には例 1a−例1dよりも高く、0.5乃至5%の範囲であった。第6図に含水率4. 5%の典型的なサンプルのDSCトレースを示す。アモルファス形態のトレハロ ースの特性を示す65乃至70℃のガラス転移が見られる。このように、この方 法によって無水トレハロース及びTDと組み合わせて錠剤中に組み入れるのに適 したAATが製造される。 1f. FTG中に活性薬剤を含むAATの形成 66mg/mlの抗菌性ペプチドを含む43.4mg/mlトレハロースの溶 液300μm分を10mlポリプロピレン管(直径10mm)に入れ、FTS乾 燥機で乾燥した。サンプルは、25℃にて、乾燥機内の棚に移した。乾燥機はあ らかじめ35℃に加熱しておいた。チャンバーの真空圧は10分かけて徐々に2 0Torrまで下げた。この圧力をさらに30分保持した後、さらに圧力を30 mTorrまで下げた。1 7時間後、棚温度を50℃まで上昇させた。この棚温度を3時間保ち、その後サ イクルを停止した。生成されたFTGは、凍結乾燥した材料と同様の開いたプラ グ状の構造を有する。湿分は典型的には1.1乃至2%(w/w)であった。第 7図に含水率1.59%の典型的なサンプルのDSCトレースを示す。83乃至 84℃のガラス転移が見られるが、これはアモルファス形態のトレハロースの特 性を示している。 例2 錠剤製造におけるAAT及びACTの使用 以下の例では、錠剤の実験室での形成のために、アモルファス及び結晶形態の 無水トレハロースを使用する。無水トレハロースを製造するため結晶TDを60 ℃にて加熱するが、このとき例1a及び例1bに示したように、ACTを得るに は大気圧で加熱し、AATを得るには真空で加熱する。 無水トレハロースの錠剤化に使用した混合体は、トレハロースの一形態または 複数の形態の混合を含むとともに、オプションとして商業的に使用されている結 合剤(例えば、“Kollidon VA64”、“Ludipress”、“BycoA”及び“HES”など )や潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム及び “Lutrol”など)を含むようにした。 錠剤形成混合体に揮発性塩を加え、その塩を真空で除去して多孔性の錠剤を得 ることにより、速やかに溶解する錠剤を製造することができた。こうして製造し た錠剤は、揮発性塩を含まない同じ混合体からなる錠剤に比べて溶解速度が速く なることが示された。0.5グラム分の粉末を0.5インチマネスティ型ダイ( Manesty type die)上に計り分け、これを上側のパンチに叩きつける(hammerin g)ことにより錠剤を形成 した(まず位置決めのために軽く打撃(blow)し、続いてより強い打撃を加えた )。製造した錠剤の形状は凸状の卵形であり、少なくとも3mmの厚さであった 。成形機から取り外した錠剤は密封可能なバイアル(vial)に格納した。重炭酸 アンモニウムを含む混合体から形成した錠剤では、この揮発性塩の除去は1.5 Torrの真空下に60℃にて6時間置くことで行い、そうして多孔性の急速に 溶解する錠剤が得られた。製造した錠剤は分析する前にやはり密封可能なバイア ルに格納した。錠剤の崩壊(disintegration)及び溶解については、28℃の蒸 留水に入れ緩やかに攪拌することで調べた。 無水トレハロースの様々な混合体の錠剤化について得られた結果と、それらの 崩壊及び溶解について表1及び表2にそれぞれ示す。表1において、*は無水ト レハロースを表し、Kは“Kollidon”を、Bは“BycoA”を表す。表2には、多 孔性の向上が選択された錠剤の崩壊/溶解速度に与える影響が示されている。自 動化されたマネスティF3(Manesty F3)錠剤化プロセスを用いた調合体からの 錠剤の形成に対しても同様の結果が得られた。 表2に示されている結果は、多孔性錠剤を与える揮発性塩の除去により製造さ れた錠剤の崩壊及び溶解速度が大幅に向上されることを示している。揮発性塩が 完全に除去されたかどうかは、真空処理の前後における錠剤の重さの変化によっ て調べた。ATはFTGに比べよりよく凝集し、揮発性塩は少なくとも50重量 %まで組み込み可能であった。このことは、揮発性塩の除去後に多孔性の高いマ トリックスが得られることにつながる。ATは単独でも良好な結合剤であるが、 重炭酸アンモニウムを含む混合体からなる錠剤においては、特に揮発性塩の除去 後において、本来的な強度に若干の低下が見られる。ある種の結合剤がない場合 、これらの多孔性錠剤は非常にもろく、従って高い割合の揮発性塩と少い割合で 含まれる結合剤とのバランスが重要である。これらの多孔性錠剤は、トレハロー スのみから形成された錠剤と比べて速やかに溶解し、完全に溶解するのに要する 時間は概ね10乃至15分から1分未満へと短縮されている。 例3 活性薬剤を含む錠剤の製造へのAATの使用: 結晶TDの使用に対する安定性の向上 結合剤及び潤滑剤(例えば、“Kollidon VA64(FASF)”、クエン酸、“Aerosil 200(Degussa)”、ステアリン酸マグネシウム(BDH)、ラウリル硫酸ナトリウム (BDH)、ポリエチレングリコール8000(BDH)、モノステアリン酸グリセリ ン(Akzo Nobel)及び“Lutrol F68(BASF)”など)とともに、合成された血管作 動性ペプチド(synthetic vasoactive peptide)及びAATを含むあらかじめ調 合された粉末をブラウンコーヒー轢き器(Braun coffee grinder)で数秒間混合 した後、30メッシュ(500ミクロン)のふるいにかけた。錠剤形成は、マネ スティF3シングルステーション、直接圧縮型プレスで行った。速度は 1分あたり約60乃至70錠剤が得られるように設定し、圧縮は約1乃至1.5 トンで行った。混合体の流れは、製造される錠剤の所望の重量分布が得られるよ うに制御した。 錠剤の概略的な概観を記録した。硬さは“Schleuniger-4M”硬さテスタで測定 した。錠剤のもろさは、複数の錠剤をまとめて激しくシェイクし、破片を目で見 て検査することにより評価した。溶解性は、攪拌(500rpmの速度)された 37℃の脱イオン化蒸留水の11個の錠剤のうち、アルミバスケット中に浮遊し た(suspended)、5個の錠剤を用いて検査した。溶解時間は、全ての可溶性の 医薬品添加物が見えなくなったとき記録するものとした。錠剤の吸湿性はいくつ かの相対湿度(Relative Humidity)において24時間保温した後の重量変化に よって評価した。血管作動性ペプチドの安定性はHPLC分析によって評価した 。表3−5は、上述したように錠剤化してテストした、選択された調合を示して いる。表3は、錠剤形成用医薬品添加物(賦形剤)としてのAATとともに錠剤 化されるFTGに活性薬剤が組み込まれているような組成を表している。表4は 、単純に活性薬剤をAATと混合することによって錠剤形成混合体を得ることに よる、AAT錠剤中への活性薬剤の直接的な組み込みを示している。表5は、A ATの2水和物への変換が混合体の錠剤化に与える影響を示している。 表3の結果は、非常に良好な錠剤が形成されたことを示している。錠剤は良好 な結合特性を示し、余剰な粉末は少ししか生成されなかった。成形機への計量供 給(dosing)は非常に再現性がよく、それによって重量の一貫性が達成された。 表4の結果は、非常に良好な錠剤が形成されたことを示している。計量供給は この場合も一貫していた。“Kollidon”を使用した場合良好な 結合特性が観察された。 表5の結果は、上記の混合体が使用された場合非常に良好な錠剤が形成され、 光沢のある硬い錠剤が製造されたことを示している。しかしながら、混合体を4 8時間大気の湿分にさらした後では、形成された錠剤に著しいラミネーションが 見られた。混合体を大気湿分にさらすことにより、第9図のDSC分析に示すよ うな、AATの結晶2水和物への変換が生じることとなる。 例外なく、AATを用いることによって非常に良好な錠剤が製造された。調合 中に潤滑剤を混合することは非常に有効であることがわかり、また結合剤は一般 に錠剤の光沢を高める結果となった。溶解時間は全て規定された5分以内であっ た。表6に、表3−5の混合体を用いて形成された錠剤の溶解時間及び物理的硬 さの測定結果を示す。 表7は、特定の相対湿度に24時間及び96時間さらした後のAAT錠剤の湿 分吸収データを示している。無水トレハロースによる水分の選択的吸収によって 、錠剤形成用医薬品添加物による水分の仕切り作用(partitioning)が生じ、そ れによって様々なRHにおいて活性薬剤の保護がなされる。 重量%の変化は、10個の錠剤の元の重さを基準にして測定した。その結果は 、錠剤は重量の8乃至9%程度の湿分を吸収し、AATが失透して結晶2水和物 錠剤が生じることを示している。表8は、45%のRHに96時間さらしたとき のトレハロース錠剤の溶解性を示している。表9は、錠剤形成用医薬品添加物と してATを使用した錠剤における活 性薬剤の安定性が結晶TDに対し向上していることを示している。後者の方が崩 壊及び溶解速度はより速い(表8)が、保管時に観察される活性の低下(表9) によって示されるように、活性薬剤の安定性がその分低下し得る。 結論として、商用のシングルステージプレスを用いてATを(様々な混合にお いて)錠剤化することができた。製造された錠剤は1乃至2.3KPの硬さを有 し、もろさは1%より小さく、キャッピング(capping)やラミネーションも見 られなかった。錠剤は全て3分以内に溶解した。 無水トレハロースを錠剤形成用医薬品添加物として使用することによ って形成した活性薬剤を含む錠剤は、結晶2水和物を用いて形成した錠剤に比べ て活性薬剤の安定性が向上した。このことは、不安定な活性薬剤の錠剤化におい て特に重要である。 例4 例1(a及びb)のようにして製造したAAT、ACT及びTCDのサンプル を環境制御されたガス流ミクロ天秤(Dynamic Vapor Sorption(DVS),Surface Me asurement Systems,UK)のクオーツパン上に載置し、これらのサンプルを0%相 対湿度(RH)に平衡化した。吸着分析(sorption analysis)のため、RHを 10%きざみでステップ状に上昇しつつ、各RHにおいてサンプルを平衡させる ようにした。また脱着分析(desorption analysis)のため、RHを10%きざ みでステップ状に低下しつつ、各RHにおいてサンプルを平衡させた。AATの 25℃における吸着/脱着プロファイルを第10図に示す。このサンプルでは、 検査された吸着または脱着期間における再結晶の証拠は示されていない。ACT とTCDではプロファイルは大幅に異なり、前者は20%未満のRHで最少の吸 着を示しており、後者は50%RH未満で最少の吸着を示している。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年3月20日(1998.3.20) 【補正内容】請求の範囲 1. 固形製剤を製造する方法であって、 a)形成された前記製剤において有効な希釈剤として作用するのに十分な量の 無水性トレハロースとある量の活性薬剤をとからなる成分を結合する過程であっ て、形成された各剤形が有効な量の活性薬剤と前記無水性トレハロース及び活性 薬剤を懸濁或いは溶解するのに十分な量の溶剤とを含む、該過程と、 b)過程a)の前記生成物を処理し、概ね均質な前記成分の混合物からなる粉 末、ペレット、顆粒或いは微小顆粒を形成する過程と、 c)前記粉末、顆粒或いは微小顆粒から製剤を形成する過程であって、過程b )における前記処理が噴霧凍結乾燥でない、該過程とを有することを特徴とする 固形製剤製造方法。 2. 前記製剤が、錠剤、カプセル剤、微小カプセル剤、トローチ剤、顆粒剤、 マトリクス剤及び微小球剤から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方 法。 3. 過程a)の前記成分が少なくとも1つの更なる医薬品添加物からなること を特徴とする請求項1に記載の方法。 4. 前記粉末、ペレット、顆粒或いは微小顆粒に医薬品添加物を加えるb1) 過程と、概ね均質な混合物を形成するために混合するb2)過程とを更に有する ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。 5. 前記医薬品添加物が、希釈剤、結合剤、潤滑剤、崩壊剤、着色剤及び香味 添加物から選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の 方法。 6. 前記希釈剤が、リン酸2カルシウム、2水和物、カルシウム、リン酸塩、 硫酸塩、ラクトース、噴霧乾燥ラクトース、α−デンプン、微 晶性セルロース、セルロース、カオリン、マンニトール、塩化ナトリウム、乾燥 デンプン或いは粉末糖類から選択されることを特徴とする請求項5に記載の方法 。 7. 前記結合剤が、デンプン、ゼラチン、糖類、天然及び合成ゴム、ポリビニ ルピロリドン或いはヒドロキシエチルデンプンから選択されることを特徴とする 請求項5或いは6に記載の方法。 8. 前記潤滑剤が、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリルフマル酸ナ トリウム、ステアリン酸、硬化植物油、ポリエチレングリコール、或いはステア リン酸マグネシウムから選択されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか 一項に記載の方法。 9. 過程b)における前記処理が、無水性アモルファストレハロース、無水結 晶性トレハロース或いはその混合物の形態における粉末化トレハロースを生成す ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。 10. 固形製剤を製造する方法であって、 a)概ね乾燥した形態において、混合した成分から形成される製剤において有 効な希釈剤として作用するのに十分な量の無水性トレハロースと、ある量の活性 薬剤とを結合する過程であって、形成された各錠剤が有効な量の活性薬剤を含む 、該過程と、 b)過程a)の前記生成物を処理し、概ね均質な混合物を形成する過程と、 c)過程b)の前記粉末から製剤を形成する過程とを有することを特徴とする 固形製剤製造方法。 11. 過程a)の前記成分がさらに、少なくとも1つの医薬品添加物を含むこ とを特徴とする請求項10に記載の方法。 12. 前記医薬品添加物が、希釈剤、結合剤、潤滑剤、崩壊剤、着色 剤及び香味添加物から選択されることを特徴とする請求項11に記載の方法。 13. 前記希釈剤が、リン酸2カルシウム、2水和物、カルシウム、3カルシ ウム、リン酸塩、硫酸塩、ラクトース、噴霧乾燥ラクトース、α−デンプン、微 晶性セルロース、セルロース、カオリン、マンニトール、塩化ナトリウム、乾燥 デンプン或いは粉末糖類及びその混合物から選択されることを特徴とする請求項 12に記載の方法。 14. 前記結合剤が、デンプン、ゼラチン、糖類、天然及び合成ゴム、ポリビ ニルピロリドン或いはヒドロキシエチルデンプン及びその混合物から選択される ことを特徴とする請求項12或いは13に記載の方法。 15. 前記潤滑剤が、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリルフマル酸 ナトリウム、ステアリン酸、硬化植物油、ポリエチレングリコール、或いはステ アリン酸マグネシウム及びその混合物から選択されることを特徴とする請求項1 2乃至14のいずれか一項に記載の方法。 16. 前記トレハロースが、無水性アモルファストレハロース、無水結晶性ト レハロース或いはその混合物から選択されることを特徴とする請求項10乃至1 5のいすれか一項に記載の方法。 17. 前記活性薬剤が、解熱剤及び抗炎症性薬物、鎮痛剤、抗関節炎性薬物、 抗痙性剤、抗抑制剤、抗精神病性剤、精神安定剤、抗不安薬物、麻薬拮抗剤、抗 パーキンソン症候群薬剤、コリン作用性作動薬、化学療法薬物、免疫抑制剤、抗 ウイルス剤、抗生物質、駆虫薬、食欲抑制剤、抗催吐剤、抗コリン作用性剤、抗 ヒスタミン剤、抗偏頭痛薬剤、冠状血管拡張薬、大脳血管拡張薬、末梢血管拡張 薬、ホルモン性薬剤、避妊薬、抗血栓性薬剤、侵食性剤、抗高血圧性薬剤、心臓 血管性薬物、オピオイド、或いはビタミンから選択されることを特徴とする請求 項1乃至16のいずれか一項に記載の方法。 18. ある温度において、約1−2%まで水分含有量を減少させるために十分 な期間及び条件下で、トレハロース2水和物を加熱する過程を有することを特徴 とする無水性トレハロース生成方法。 19. 前記トレハロース2水和物が、50−105℃で加熱され、無水結晶性 トレハロースを生成することを特徴とする請求項18に記載の方法。 20. 前記加熱が1−30,000mTorrの減圧時に行われ、無水性アモ ルファストレハロースを生成することを特徴とする請求項18或いは19に記載 の方法。 21. 前記加熱が60−90℃で行われることを特徴とする請求項18或いは 20に記載の方法。 22. 前記加熱が70℃で行われることを特徴とする請求項21に記載の方法 。 23. 前記期間が4−36時間であることを特徴とする請求項18、或いは2 0乃至22のいずれか一項に記載の方法。 24. 前記期間が12−72時間であることを特徴とする請求項23に記載の 方法。 25. 前記期間が48時間であることを特徴とする請求項24に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN (72)発明者 ブレア、ジュリアン イギリス国セイントアイブズ・ピーイー17 6ジェイエイチ・ランドクリフィークロ ース 27 (72)発明者 コラーコ、カミーロ イギリス国ケンブリッジ・シービー2 2 ジェイエヌ・トランピントン・フォスター ウェイ 107 (72)発明者 ハットリー、ロス・ヘンリー・モリス イギリス国ケンブリッジ・シービー4 5 エルエイチ・ウィリンハム・フェンエンド 47

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 固形製剤を製造する方法であって、 a)形成された前記製剤において有効な希釈剤として作用するのに十分な量の トレハロースとある量の活性薬剤をとからなる成分を結合する過程であって、形 成された各剤形が有効な量の活性薬剤と前記トレハロース及び活性薬剤を懸濁或 いは溶解するのに十分な量の溶剤とを含む、該過程と、 b)過程a)の前記生成物を処理し、概ね均質な前記成分の混合物からなる粉 末、ペレット、顆粒或いは微小顆粒を形成する過程と、 c)前記粉末、顆粒或いは微小顆粒から製剤を形成する過程であって、過程b )における前記処理がS−1プロセスでない、該過程とを有することを特徴とす る固形製剤製造方法。 2. 前記製剤が、錠剤、カプセル剤、微小カプセル剤、トローチ剤、顆粒剤、 マトリクス剤及び微小球剤から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方 法。 3. 過程a)の前記成分が少なくとも1つの更なる医薬品添加物からなること を特徴とする請求項1に記載の方法。 4. 前記粉末、ペレット、顆粒或いは微小顆粒に医薬品添加物を加えるb1) 過程と、概ね均質な混合物を形成するために混合するb2)過程とを更に有する ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。 5. 前記医薬品添加物が、希釈剤、結合剤、潤滑剤、崩壊剤、着色剤及び香味 添加物から選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の 方法。 6. 前記希釈剤が、トレハロース、リン酸2カルシウム、2水和物、カルシウ ム、リン酸塩、硫酸塩、ラクトース、噴霧乾燥ラクトース、α −デンプン、微晶性セルロース、セルロース、カオリン、マンニトール、塩化ナ トリウム、乾燥デンプン或いは粉末糖類から選択されることを特徴とする請求項 5に記載の方法。 7. 前記結合剤が、デンプン、ゼラチン、糖類、天然及び合成ゴム、ポリビニ ルピロリドン或いはヒドロキシエチルデンプンから選択されることを特徴とする 請求項5或いは6に記載の方法。 8. 前記潤滑剤が、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリルフマル酸ナ トリウム、ステアリン酸、硬化植物油、ポリエチレングリコール、或いはステア リン酸マグネシウムから選択されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか 一項に記載の方法。 9. 過程b)における前記処理が、トレハロース2水和物、アモルファストレ ハロース、無水アモルファストレハロース、無水結晶性トレハロース或いはその 混合物の形態における粉末化トレハロースを生成することを特徴とする請求項1 乃至8のいずれか一項に記載の方法。 10. 固形製剤を製造する方法であって、 a)概ね乾燥した形態において、混合した成分から形成される製剤において有 効な希釈剤として作用するのに十分な量のトレハロースと、ある量の活性薬剤と を結合する過程であって、形成された各錠剤が有効な量の活性薬剤を含む、該過 程と、 b)過程a)の前記生成物を処理し、概ね均質な混合物を形成する過程と、 c)過程b)の前記粉末から製剤を形成する過程とを有することを特徴とする 固形製剤製造方法。 11. 過程a)の前記成分がさらに、少なくとも1つの医薬品添加物を含むこ とを特徴とする請求項10に記載の方法。 12. 前記医薬品添加物が、希釈剤、結合剤、潤滑剤、崩壊剤、着色 剤及び香味添加物から選択されることを特徴とする請求項11に記載の方法。 13. 前記希釈剤が、トレハロース、リン酸2カルシウム、2水和物、カルシ ウム、3カルシウム、リン酸塩、硫酸塩、ラクトース、噴霧乾燥ラクトース、α −デンプン、微晶性セルロース、セルロース、カオリン、マンニトール、塩化ナ トリウム、乾燥デンプン或いは粉末糖類及びその混合物から選択されることを特 徴とする請求項13に記載の方法。 14. 前記結合剤が、デンプン、ゼラチン、糖類、天然及び合成ゴム、ポリビ ニルピロリドン或いはヒドロキシエチルデンプン及びその混合物から選択される ことを特徴とする請求項12或いは13に記載の方法。 15. 前記潤滑剤が、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリルフマル酸 ナトリウム、ステアリン酸、硬化植物油、ポリエチレングリコール、或いはステ アリン酸マグネシウム及びその混合物から選択されることを特徴とする請求項1 2乃至14のいずれか一項に記載の方法。 16. 前記トレハロースが、トレハロース2水和物、アモルファストレハロー ス、無水アモルファストレハロース、無水結晶性トレハロース或いはその混合物 から選択されることを特徴とする請求項10乃至15のいすれか一項に記載の方 法。 17. 前記活性薬剤が、解熱剤及び抗炎症性薬物、鎮痛剤、抗関節炎性薬物、 抗痙性剤、抗抑制剤、抗精神病性剤、精神安定剤、抗不安薬物、麻薬拮抗剤、抗 パーキンソン症候群薬剤、コリン作用性作動薬、化学療法薬物、免疫抑制剤、抗 ウイルス剤、抗生物質、駆虫薬、食欲抑制剤、抗催吐剤、抗コリン作用性剤、抗 ヒスタミン剤、抗偏頭痛薬剤、冠状血管拡張薬、大脳血管拡張薬、末梢血管拡張 薬、ホルモン性薬剤、避妊薬、抗血栓性薬剤、侵食性剤、抗高血圧性薬剤、心臓 血管性薬物、オピオイド、或いはビタミンから選択されることを特徴とする請求 項1乃至16 のいずれか一項に記載の方法。 18. ある温度において、約1−2%まで水分含有量を減少させるために十分 な期間及び条件下で、トレハロース2水和物を加熱する過程を有することを特徴 とする無水トレハロース生成方法。 19. 前記トレハロース2水和物が、無水結晶性トレハロースを生成するため の条件下で加熱されることを特徴とする請求項18に記載の方法。 20. 前記加熱が無水アモルファストレハロースを製造するために十分な条件 下で、減圧して発生することを特徴とする請求項18或いは19に記載の方法。 21. 前記減圧が1−30,000mTorrにあることを特徴とする請求項 20に記載の方法。 22. 前記加熱が、50−105℃で行われることを特徴とする請求項18、 20或いは21に記載の方法。 23. 前記加熱が60−90℃で行われることを特徴とする請求項22に記載 の方法。 24. 前記加熱が70℃で行われることを特徴とする請求項23に記載の方法 。 25. 前記期間が4−36時間であることを特徴とする請求項18、或いは2 0乃至24のいずれか一項に記載の方法。 26. 前記期間が12−72時間であることを特徴とする請求項25に記載の 方法。 27. 前記期間が48時間であることを特徴とする請求項26に記載の方法。
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