JP2000507183A - 乗用車の側方範囲のための膨らまし可能な頭保護装置 - Google Patents
乗用車の側方範囲のための膨らまし可能な頭保護装置Info
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- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
- B60R21/232—Curtain-type airbags deploying mainly in a vertical direction from their top edge
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Abstract
(57)【要約】
乗用車の前部座席(2)から後部座席(3)まで延びるエアバッグ(1)はクッション状に形成され、フレーム部分(8)と、車体のAピラー(5)とCピラー(7)の少なくとも各々1個の固定個所(9a,9c)とに固定されている。エアバッグ(1)を膨らましていない状態でルーフレール(8)に沿って配置できるようにするために、エアバッグ(1)はほぼこの両固定個所(9a,9b)の接続線(12)に沿って折り畳まれ、接続線(12)と交叉する少なくとも2つの凹部がエアバッグ(1)のクッション面に設けられている。
Description
【発明の詳細な説明】
乗用車の側方範囲のための膨らまし可能な頭保護装置
本発明は、車体に接続され、膨らましていない状態で折り畳まれて車体のフレ
ーム部分に沿って配置されたエアバッグからなる、前部座席と後部座席を備えた
乗用車の側方範囲のための膨らまし可能な頭保護装置に関する。公知の技術水準
については、例えば国際出願WO94/19215号明細書またはドイツ連邦共
和国特許出願公開第4231522号公報を参照されたし。
技術水準の頭保護装置は、胸部エアバッグモジュールまたは胸部エアバッグに
連結され、車両のドアまたは座席から広げられ、エアバッグの大きさが胸部範囲
と頭が保護されるように設計されている装置であるかあるいは例えば車両のルー
フ範囲に配置された別個の頭保護装置である。別個の頭保護装置の場合には、コ
ンパクトなユニットとして乗員の近くにおいてルーフに固定されたクッション状
のエアバッグと、車体のAピラーとCピラーに固定され、膨らましのときに収縮
によって保護位置にもたらされるホース状のエアバッグがある(WO94/19
215参照)。
胸部エアバッグモジュールに連結されている頭保護装置も、車両ルーフに設け
られた別個のクッション状装置も、側方から装置に当たる頭によって生じる横方
向力を受け止めることはできない。従って、特に膨らまされたエアバッグのため
の支持面を持たない低い衝突相手による側方衝突のときの頭の強い振子運動は、
これらの公知の装置によって防止不可能である。既に何度も引用した国際出願W
O94/19215号明細書に示された装置は、横方向力を受け止めるために適
しているがしかし、その特殊な作用によって複雑な製作プロセスを必要とし、円
い横断面を有するホース状物としてのみ製作可能であり、車両の所定の位置にの
み配置可能である。この装置は更に、前部座席に座る乗用車の前側乗員のために
のみ設計されている。
そこで、本発明の課題は、公知の装置の利点を利用し、同時に保護範囲の設計
とエアバッグの収納に関して形状的な大きな自由度をもたらす構造のエアバッグ
を提供することである。
この課題を解決するために、前部座席から後部座席まで延びるクッション状の
エアバッグがフレーム部分と、車体のAピラーとCピラーの少なくとも各々1個
の固定個所とに固定され、エアバッグがほぼこの両固定個所の接続線に沿って折
り畳まれ、接続線と交叉する少なくとも2つの凹部がエアバッグのクッション面
に設けられている。有利な他の実施形は従属請求項に記載されている。
本発明では、エアバッグが乗用車の比較的に広い側方範囲にわたって延びてい
る。すなわち、エアバッグは膨らんだ状態で、前部座席の乗員と後部座席の乗員
を保護する。その際、乗用車の側方衝突だけでなく、横転の場合にも、頭の最適
な保護を保証するために、このエアバッグはクッション状に形成され、単なるホ
ース状に形成されていない。この場合、胸部の少なくとも一部範囲が同様に受け
止められ、従って保護される。本発明による保護装置は同時に、比較的に大きな
横方向強度を有する。なぜなら、エアバッグが車体のフレーム部分(その際通常
はルーフレールまたは側方フレームのルーフ範囲)に固定されているだけでなく
、車体のAピラーとCピラーに付加的な固定個所を有する。従って、頭が側方か
ら当たるときに、エアバッグが側方に逃げないので、乗員の頭を確実に受け止め
ることができる。その際、AピラーとCピラーにおける固定個所はフレーム部分
からできるだけ離すことができる。すなわち、エアバッグがフレーム部分として
のルーフレールに固定されていると、AピラーとCピラーにおけるこの固定個所
はできるだけ下側に配置すべきである。横方向力を最適に吸収するためにあたか
も車室の上側側方範囲全体にわたってこのエアバッグを張ることができるように
するために、クッション状のエアバッグの個々の固定個所が比較的に大きく互い
に離隔されているので、膨らんでいない状態で車体フレーム部分、すなわちルー
フレールまたはドア囲壁に沿ってエアバッグを収納する問題が生じ得る。このよ
うに離れた固定個所にもかかわらず、エアバッグを折り畳むことができるように
するために、ほぼAピラーとCピラーにおける両固定個所の接続線に沿って折畳
みが行われ、接続線と交叉する少なくとも2つの凹部がエアバッグのクッション
面に設けられている。上記の接続線を中心に最初に折り畳んだ後で、凹部に基づ
いて実質的に3つのエアバッグセグメントが生じる。このエアバッグセグメント
はそれぞれ更に折り畳まれ、車体フレーム部分に簡単に収納可能である。
この特徴と、本発明の他の特徴および効果は、好ましい実施の形態の次の説明
から明らかである。
図1は膨らまされる本発明による頭保護装置を備えた乗用車の車室の側方範囲
を示す図、
図2,3は図1の断面図、すなわち乗用車の車室を縦方向に見た部分図である
。
参照数字1によってエアバッグが示してある。このエアバッグはすべて膨らま
された状態が示してある。その際、エアバッグは乗用車の側方範囲のための頭保
護装置としての働きをする。このエアバッグは、乗用車の前部座席2に座ってい
る乗員の頭と、後部座席3に座っている乗員の頭を保護する。前部座席2上の乗
員の頭の位置は参照数字4によって示してある。
乗用車は通常のごとく、Aピラー5、Bピラー6およびCピラー7と、ルーフ
レール8を備えている。このルーフレールは以下車体フレーム部分8とも呼ばれ
る。このルーフレール8にはエアバッグ1が数個の固定個所9bで固定され、膨
らんでいない状態でこのルーフレール8に沿って折り畳んで配置されている。
エアバッグ1は更に、固定個所9aにおいてAピラーに固定され、そして固定
個所9cにおいてCピラー7に固定されている。これにより、膨らんだ状態で、
このエアバッグ1は横方向力を受け止めることができる。この横方向力は頭4の
衝突によって生じ、図1において図面の平面に対してほぼ垂直にかつ図2,3に
おいて矢印10に従って乗用車側方ガラス16の方に作用する。それによって、
エアバッグ1は膨らんだ状態でほぼ全面がぴんと張る。しかしながら、付加的な
手段なしに、エアバッグ1を折畳み、膨らんでいない状態でほぼフレーム部分す
なわちルーフレール8に沿って収納することができる。従って、いわゆるクッシ
ョン面、すなわち図1に示したエアバッグ1の表面に、2つの凹部11が設けら
れている。この凹部は仮想の接続線12によって切断される。この仮想接続線1
2は両固定個所9a,9cをほぼ直線状に接続しているかまたは小さな角度をな
して接続している。エアバッグ1は図示状態から出発して先ず最初にこの接続線
12を中心に折り畳み可能である。すなわち、この接続線12の下方にあるエア
バッグ1の範囲は上方へ向けてルーフレール8の方へ折畳み可能である。続いて
、両凹部11に基づいて、乗用車において左側凹部11aの前にあるエアバッグ
1の部分範囲1aを、Aピラー5の上側部分の方へ更に折り畳むことができる。
一方、乗用車において後側の凹部11bの後方にあるエアバッグの部分範囲1c
を、ほぼCピラー7の上側部分の方へ更に折り畳むことができる。そして、両凹
部11a,11bの間にあるエアバッグ1の部分範囲1bを、ルーフレール8の
方へ更に折り畳むことができる。上記の折畳み法並びに凹部11a,11bによ
り、膨らんだ状態で最適にピンと張られる、前部座席2から後部座席3まで延び
るエアバッグ1を、折り畳んでほぼルーフレール8の範囲とAピラー5とCピラ
ー7の上側区間に収納することができる。このAピラーとCピラーの上側区間は
車体フレーム部分8を形成する。
凹部11a,11bはフレーム部分8と反対のその側がエアバッグ1の縁部ま
で延びていない。これは、部分範囲1aと1bの間の下側のエアバッグ範囲内に
、同様に膨らまし可能な連結ウェブ1dが設けられ、部分範囲1bと1cの間の
下側に同様に膨らまし可能な連結ウェブ1eが設けられていることを意味する。
これと同様に、凹部11aはそのフレーム部分8寄りのその側がエアバッグ1の
縁部まで延びていないので、ここにも膨らまし可能な連結ウェブ1fが設けられ
ている。後側の凹部11bは図示した実施の形態の場合には上側がエアバッグ1
の縁部まで延びている。しかし、その代わりに、ルーフレール8の範囲において
同様に部分範囲1bと1cの間の連結ウェブを設けることができる。
この連結ウェブ1d〜1fの機能は、膨らんだエアバッグ1の横方向強度を高
めるということのほかに、個々のエアバッグ部分範囲1a〜1cの膨らましを1
個のインフレータ13によって行うことができるということにある。空気管路1
4を介してエアバッグ1に接続されているこのインフレータ13は例えばAピラ
ー5の下側範囲に、好ましくはインストルメントパネルの下方に配置可能である
。しかし、Bピラー6およびまたはCピラー7の上側範囲にも配置可能である。
この場合勿論、複数のインフレータ13を設けることができる。
既に述べたように、上記の頭保護装置は、エアバッグ範囲1a,1b,1cの
特別な形状によって並びに両連結ウェブ1d,1eに基づいてかつ下側の固定個
所9a,9cに関連しておよび固定個所9bにおけるルーフレール8の主たる連
結に関連して、或る程度横方向強度を得る。この横方向強度はエアバッグ内圧に
依存して変更可能であり、特に乗用車の側方範囲における衝突相手が低い場合に
大きな横方向加速度ひいては頭4の大きな振子運動を避けるために有利である。
その際、この頭保護装置は頭の拘束だけでなく、長く続く頭の保護を生じる。こ
れによって特に、車両横転時の保護も行うべきである。この理由から、エアバッ
グ1は実質的に気密に形成されている。これは、ステアリングホイールエアバッ
グの場合普通であるような意図的な空気流出口が設けられていないことを意味す
る。更に、エアバッグの織物も実質的に空気を通さないようにすべきであり、例
えば胸部エアバッグの場合普通であるように空気透過性でないようにすべきであ
る。従って、上記の頭保護装置は、エアバッグ1が密閉または接着された縫い目
を有するコーティングした織物または含浸させた織物で作られているときあるい
は先ず最初にコーディングされていない織物がエアバッグの製作後コーティング
または含浸されるときに、比較的に高い内圧で数秒の時間にわたって作動するこ
とができる。
エアバッグ1の上記のクッション状の形成により、前部座席2に座っている乗
員と後部座席3に座っている乗員の頭4のための個別的に選択または調節可能な
大きな保護範囲が生じる。その際、図2,3の比較から判るように、クッション
状のエアバッグ1の横断面を異なるようにすることができる。そのために、エア
バッグ1は適切に取付けられたダーツ(タック)15を有する。しかし、これと
他の細部は、請求の範囲の内容を逸脱することなく、図示した実施の形態と異な
るように形成可能である。横方向力を最適に受け止め、事情によってはひび割れ
た側方ガラス16のガラス片に対する保護を高める、非常に広い保護範囲を有す
る膨らまし可能な頭保護装置が常に得られる。その際、横方向力を受け止めるた
めに必要な頭保護装置の下側の固定個所9a,9cは、エアバッグ1を収納する
ために必要な主折畳み軸線と、車両形状およびエアバッグ形状によって決定され
一方、上側の固定個所9bの位置と数は必要な装置強度によって決定される。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.車体に接続され、膨らましていない状態で折り畳まれて車体のフレーム部分 (8)に沿って配置されたエアバッグ(1)からなる、前部座席(2)と後部 座席(3)を備えた乗用車の側方範囲のための膨らまし可能な頭保護装置にお いて、前部座席(2)から後部座席(3)まで延びるクッション状のエアバッ グ(1)がフレーム部分(8)と、車体のAピラー(5)とCピラー(7)の 少なくとも各々1個の固定個所(9a,9c)とに固定され、エアバッグ(1 )がほぼこの両固定個所(9a,9b)の接続線(12)に沿って折り畳まれ 、接続線(12)と交叉する少なくとも2つの凹部(11a,11b)がエア バッグのクッション面に設けられていることを特徴とする頭保護装置。 2.フレーム部分(8)と反対の凹部(11a,11b)の側がエアバッグ(1 )の縁部まで延びていないことを特徴とする請求項1記載の頭保護装置。 3.少なくとも、エアバッグ(1)に充填するためのインフレータ(13)に近 い方の凹部(11a)の、フレーム部分(8)寄りの側が、エアバッグ(1) の縁部まで延びていないことを特徴とする請求項1または2記載の頭保護装置 。 4.エアバッグ(1)がほぼ気密に形成されていることを特徴とする請求項1〜 3のいずれか一つに記載の頭保護装置。 5.エアバッグ(1)がダーツ(15)を設けることによって異なる横断面を有 することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の頭保護装置。
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