JP2000508892A - 多価および多特異的抗原結合タンパク - Google Patents

多価および多特異的抗原結合タンパク

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ログト・ヴァン・デァ、コルネリス・ポール・エリク
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Abstract

(57)【要約】 一連の3以上の抗体重鎖の可変ドメインを含む第一のポリペプチドおよび一連の3以上の抗体軽鎖の可変ドメインを含む第二のポリペプチドを含む多価抗原結合タンパクであって、上記第一および第二のポリペプチドが、それぞれの重鎖および軽鎖可変ドメインの会合により連結されており、会合した各可変ドメイン対が、抗原結合部位を形成する多価抗原結合タンパク。その製造方法、用途、特に治療および診断の応用のための用途を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 多価および多特異的抗原結合タンパク発明の属する技術分野 本発明は、多価および多特異的抗原結合タンパク、その製造方法およびその用 途に関する。特に、本発明は、会合して多価または多特異的マルチマーを形成す るポリペプチドを含む結合タンパクに関する。発明の背景 抗体は、ジスルフィド結合により共有結合的に互いに連結されている2つの同 一の重鎖および2つの同一の軽鎖という4つのポリペプチドを含む単位に基づく 構造を有するタンパク分子である。これらの鎖の各々は、別個のドメインに折り たたまれている。重鎖および軽鎖のC末端領域は、配列が保存されており、定常 領域と呼ばれ、いわゆるCドメインを1つ以上含む。重鎖および軽鎖のN末端領 域は、Vドメインとしても知られ、配列が変異しており、抗体の特異性を決定す る。抗原結合活性に関与する軽鎖および重鎖の可変ドメイン中の領域(それぞれ VLおよびVH)は、超可変領域または相補性決定領域(CDR)として知られて いる。天然の抗体は、重鎖および軽鎖の可変領域の会合により定義される少なく とも2つの同一の抗原結合部位を有する。 抗体のタンパク分解的消化は、抗体フラグメントの産生をもたらすことが知ら れている。全抗体(whole antibody)のこのようなフラグメント(または部分) は、抗原結合活性を呈することができる。結合フラグメントの一例は、Fabフラ グメントであり、これは、重鎖のVHおよびCH1ドメインと会合した軽鎖を含む 。2価のF(ab1)2フラグメントは、ヒンジ領域を介して互いに連結された2つの このようなFabフラグメントを含み、2つの抗原結合部位を与える。互いに会合 した重鎖および軽鎖のVドメインのみからなるFvフラグメントも得ることがで きる。これらのFvフラグメントは、抗原結合に関して1価である。一般に、ほ とんどの天然抗体は、十分な免疫反応性を保持するためにはVHおよびVLの両方 を必要と するものの、より小さいフラグメント、例えば個々のVドメイン(ドメイン抗体 、すなわちdAB、Ward et al.,Nature,341,544(1989))および個々のCD R(Williams et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,86,5537(1989))もまた、親抗 体の結合特性を保持することが示されている。 互いに会合して抗原結合活性を有するVHおよびVLドメインを含む抗体フラグ メントもまた、記載されている。単鎖Fvフラグメント(scFv)は、両ドメ インが会合して抗原結合部位を形成するようにフレキシブルなペプチドリンカー によりVLドメインに連結されたVHドメインを含む(例えば、EP−B−028 1604、Enzon Labs Incを参照されたい)。 活性抗体フラグメントを産生するための微生物発現系は、文献において知られ ている。例えば、E.coli(Better et al.,Science,240,104(1988))、酵母(Horwit z et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,85,8678(1988))および糸状菌Trichoderma におけるFabの産生は、従来記載されている。植物が、全抗体ならびにscFv フラグメントの産生のための宿主として使用できることも、知られている(Owen et al.,Bio/Technology,10,790(1992))。 診断および治療において全抗体でなくむしろ抗体フラグメントを用いることの 利点は、それらのサイズが小さいことにある。これらは、全抗体より免疫原性が 低く、より組織に浸透することができる可能性が高い。しかし、上述のFab、Fv およびscFv抗体フラグメントのようなフラグメントを用いることに付随す る欠点は、全抗体には2以上の結合部位が含まれることに比べて、それらは抗原 結合のための結合部位をただ1つしか持たないことにより、抗原への多価結合が 防止され、それゆえアビディティの減少がもたらされることである。 この問題を克服する1つの試みにおいて、多価抗原結合タンパク、すなわち2 以上の抗原結合部位を有する結合タンパクを提供することに注意が向けられた。 さらに、異なる抗原決定基に結合することができ、異なる供給源から由来する抗 原結合ドメインを含む多特異性を有する抗原結合タンパクを産生することに興味 が持たれた。異なる結合特異性を有する抗原結合タンパクは、例えば、その異な る結合ドメインの特異的結合の特性によりエフェクター細胞を標的細胞にターゲ ティングすることにおいて有用でありうる。説明のための一例としては、腫瘍細 胞および細胞毒性薬物の両方に対する特異性を有する2特異的抗原結合タンパク は、効率的に細胞毒性薬物を特異的に腫瘍細胞にターゲティングするために用い ることができる。化学修飾の必要を回避することにより、不利益な免疫応答を避 けることができる。 従来、多価および多特異的抗原結合タンパクの潜在的な応用は、そのような分 子を生成し、精製することにおける困難により妨げられていた。 2つの結合部位を有する組換え抗原結合タンパクは、FvのVHのC末端に導入 されたシステイン残基を通じた(Cumber et al.,J.Immunol.,149,120(1992))、( Fab12を生成するためのFab中のヒンジシステイン残基を通じた(Carter et al .,Bio/Technology.,10,163(1992))、またはscFvのVLのC末端での(Pack のような方法により製造することができる。あるいは、2量体化を促進するC末 端ペプチド配列のFabフラグメントの包含に基づく2価および2特異的抗体フラ グメントの製造が記載されている(Kostelny et al.,J.Immunol.148,1547)。 一方が一連の2つの重鎖可変ドメイン(VH)を含み、他方が一連の軽鎖可変 ドメイン(VL)を含む2つのポリペプチド鎖を含む結合複合体を含む2価また は2特異的抗体フラグメントは、我々の係属中のヨーロッパ特許出願第9530 7332.7に記載されている。 多価および/または多特異的抗体フラグメントは、WO94/09131(Scot gen Limited)に記載されている。少なくとも部分的には第一および第二のポリペ プチド鎖(これらの鎖はさらに互いに結合してポリペプチド鎖が一緒になること を引き起こすことができる会合ドメインを包含する)に含まれる2つの結合領域 を有する特異的結合タンパクは、その中に開示されている。第一および第二の結 合領域は、好ましくは抗体抗原結合ドメイン、例えばFabフラグメント中または 単鎖Fvフラグメント中に含まれるVHおよびVLを含むものであり、または抗体 のVHまたはVL領域のいずれか一方のみから由来していてもよい。会合ド メインは、好適には抗体から由来していてよく、特に抗体VHおよびVL領域であ ってよい。さらに、会合を達成するためにVH/VLドメインの組合わせを用いる ことは製造される抗体が3価であることができるように補充的なFvドメインの 生成をもたらすことが開示されている。3価フラグメントを製造するためのWO 94/09131に示唆されている配置の模式図を図1Aに示す。 WO93/11161(Enzon Inc)には、2以上の単鎖タンパク分子を含む 多価抗原結合タンパクが記載されている。その各々の単鎖分子は、第一および第 二のポリペプチドを含み、各々抗体重鎖または軽鎖の可変領域の結合部分を含み 、それらのポリペプチドはペプチドリンカーを介して互いに連結されている。適 宜3つまたは4つの単鎖抗原結合タンパクを含む仮説的な3量体および4量体が 考察されている。示唆されている3価の配置の模式図を図1Bに示す。 WO91/19739(Celltech Limited)には、Fvフラグメントを互いに 連結するがそれらが隣接する抗原決定基に結合できるようにそれらを空間を空け て保持する連結構造により少なくとも1つのさらなるFvフラグメントに結合し たFvフラグメントを含む多価抗原結合タンパクが開示されている。好都合には 、連結構造は、空間をあけるポリペプチドおよび架橋マレイミドリンカーのよう な連結単位または非共有結合を可能にする分子からなる。開示されている特に好 ましい連結構造は、抗体連結およびヒンジ領域配列に基づく。 発明の概要 本発明にしたがえば、 ・一連の3以上の抗体重鎖の可変ドメインを含む第一のポリペプチド、および ・一連の3以上の抗体軽鎖の可変ドメインを含む第二のポリペプチド を含む多価抗原結合タンパクであって、上記第一および第二のポリペプチドが、 それぞれの重鎖および軽鎖可変ドメインの会合により連結されており、各々の会 合した可変ドメイン対が、抗原結合部位を形成する多価抗原結合タンパクが提供 される。 本明細書において用いる場合、多価という用語は、1を超える抗原結合部位を 意味する。 好ましくは、第一のポリペプチドは、抗体重鎖の3つの可変ドメインを含み、 第二のポリペプチドは、抗体軽鎖の3つの可変ドメインを含み、3価のタンパク を提供する。 ポリペプチドは、適宜、重鎖または軽鎖、可変ドメイン、またはその機能的等 価物を含んでいてよいことは認識されるであろう。 それぞれの重鎖または軽鎖可変ドメインは、好適にはいかなる介在リンカーも なしに連結されていてよい。しかし、好ましい態様にしたがえば、個々のポリペ プチドに含まれる可変ドメインは、ペプチドリンカーにより連結されている。好 ましくは、ペプチドリンカーは、フレキシブルであり、可変ドメインが複数の抗 原決定基に同時に結合できるように互いに関して曲がることを可能にする。個々 の重鎖または軽鎖可変ドメインへのリンカーの結合は、会合した可変ドメイン対 により形成される結合部位の結合能力に影響しないようなものであることは認識 されるであろう。好都合には、ペプチドリンカーは、16〜19アミノ酸残基を 含む。好ましいペプチドリンカーの1つは、重鎖ドメインについては、(Gly4 Ser)3AlaGlySerAlaであり、軽鎖ドメインについては、(Gl y4Ser)3Valである。 会合した可変ドメイン対(VH/VL対)の2以上が同じ抗原特異性を有する場 合、例えば、それらが同じ親抗体もしくはそのフラグメントまたは同じエピトー プに結合する異なる抗体に由来する場合、同じタイプの2以上の分子に結合する 結合タンパクが製造されることは認識されるであろう。 1つの態様にしたがえば、本発明の結合タンパクは、互いに異なるエピトープ に結合しうる3つの抗原結合部位を含み、3価3特異的タンパクが製造される。 別の態様にしたがえば、本発明の結合タンパクは、3つの会合した可変ドメイ ン対結合部位を含み、そのうち2つは同じエピトープに結合し、3価の2特異的 タンパクが提供される。3つすべての結合部位が同じ抗原特異性を有する場合、 3価の1特異的結合タンパクが提供される。 本発明は、本発明の多価抗原結合タンパクのポリペプチドをコードするヌクレ オチド配列、およびそのようなヌクレオチド配列を含むクローニングおよび発現 ベクターをも提供する。 本発明は、さらに、そのようなヌクレオチド配列を含むベクターにより形質転 換された宿主細胞およびそのような宿主におけるヌクレオチド配列の発現による そのようなポリペプチドの製造方法を提供する。 本発明は、さらに、上記のとおりの多価抗原結合タンパクを調製するための方 法を提供する。この方法は、 (1)上記第一および第二のポリペプチドをコードする遺伝子を包含させることに より、1以上の宿主を形質転換する工程; (2)上記遺伝子を上記単数または複数の宿主において発現させる工程; (3)上記第一および第二のポリペプチドが一緒になって抗原結合部位を形成する ことを可能にする工程 を含むことを特徴とする。 好適には、宿主は、例えばE.coliのようなグラム陰性細菌および例えばB.subt ilisまたは乳酸菌のようなグラム陽性細菌などの原核細菌、酵母のような下等真 核生物、例えばSccharomyces、KluyveromycesまたはTrichoderma属に属するもの 、AspergillusおよびNeurospora属に属するもののような糸状菌ならびに例えば タバコのような植物および例えばミエローマ細胞、CHO細胞、COS細胞およ び昆虫細胞のような動物細胞などの高等真核生物から選択してもよい。本発明に 関して使用するために特に好ましい宿主の1つは、COS(サル腎臓)細胞であ る。 遺伝子を合成し、それらを宿主に包含させ、宿主中において遺伝子を発現させ るための技術は、当業界で周知であり、当業者は、一般的な知見を用いて本発明 を容易に実施することができる。本発明のタンパクは、アフィニティクロマトグ ラフィ、イオン交換クロマトグラフィまたはゲルろ過クロマトグラフィのような 従来の技術を用いて回収し精製することができる。 本発明の多価結合タンパクの活性は、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA) 、ラジオイムノアッセイ(RIA)またはバイオセンサーを用いるもののような 当業界で公知の標準的な技術により好都合に測定することができる。 本発明の多価抗原結合タンパクは、例えば腫瘍細胞をナチュラルキラー細胞お よび細胞毒性剤を用いてターゲティングするような、診断または治療において好 適に用いることができる。本発明の多価抗原結合タンパクが有用である他の用途 としては、イムノアッセイおよび精製を含む、抗体またはそのフラグメントが一 般的に用いられる用途が挙げられる。特に好ましい態様にしたがえば、多酵素複 合体を、標的、例えば細胞表面で組み立てることができる。一例として、本発明 の多価結合タンパクは、オキシダーゼ(例えばグルコースオキシダーゼ)および ペルオキシダーゼ(例えば西洋ワサビペルオキシダーゼ)のような細胞殺傷酵素 を、歯科的プラークの抗原性成分である標的種、例えばS.sanguisまたはS.mut ansにターゲティングするために用いることができる。酵素、補酵素および標的 抗原を含む複合体は、好都合に組み立ててもよい。 したがって、本発明は、好都合には化粧品または医薬的に許容されうるキャリ ア、希釈剤または賦形剤と組合わせて、本発明の多価抗原結合タンパクを含む組 成物をも提供する。本発明の多価抗原結合タンパクを用いる処理方法もまた提供 される。 診断または治療における用途のためには、本発明の多価抗原結合タンパクは、 好都合には、当業界の従来の方法により適切な診断的または治療的に有効な薬剤 またはキャリアに付着されていてもよい。 当業界で従来存する技術により調製した多価結合タンパクに比べて本発明の多 価抗原結合タンパクを使用する1つの利点は、それぞれの重鎖および軽鎖可変ド メインの「自己アセンブリング性」会合による多価結合部位の形成が、多価構築 体を安定化するための連結残基の導入または化学的カップリング工程の必要を回 避し、それによって、生じた多価結合タンパクを治療において使用した場合にそ のような分子に対する免疫応答を惹起する危険性を最小限にすることである。 本発明の分子の特別の利点の1つは、それらは従来の精製技術を用いて上清か ら直接好都合に精製することができることである。それらの分子は自己アセンブ リング性であるので、従来存する技術のように、カップリングに先立って個々の サブユニットを精製する必要はない。 本発明は、以下の記載を参照し、添付の図面とともに読んだ場合に、より十分 に理解することができる。 図面の簡単な説明 図1Aおよび1Bは、以下の3特異的または3価抗体フラグメントを製造する ために示唆されてきた重鎖および軽鎖Vドメイン遺伝子フラグメントの刊行され ている配置の模式的な図を示す: A)scFv1-VLa+scFv2-VHa(2鎖) WO94/09131 B)Fab1-Vla+Fab2-VHa(4鎖) WO94/09131 C)scFv1-VLa-CLa+scFv1-VHa-CHa(2鎖) WO94/09131 D)Fab1-VLa-CLa+Fab2-VHa-CHa(4鎖) WO94/09131 E)scFv1+scFv2+scFv3(3鎖) WO93/11161 F)VH1-VH2+VH2-VL3+VH3-VH1(3鎖) WO93/11161。 図2A/Bは、pe1Bリーダー−VH4715−リンカー−VL3418を コードするDNAおよびpe1Bリーダー−VL3418−リンカー−VH47 15−ヒドロフィル2タッグをコードするDNAを含むPGOSA.E2tのE coRI−HindIIIインサート(挿入片)のヌクレオチド配列を示す(配列 番号1)。 図3 A)pelBリーダー−VHLys−リンカー−VLLysをコードするDN Aを有するプラスミドscFv.LysのHindIII−EcoRIインサート のヌクレオチド配列を示す(配列番号2)。 B)pelBリーダー−VH4715.2tをコードするDNAを有するプラ スミドscFv.4715.2tのHindIII−EcoRIインサートのヌク レオチド配列を示す(配列番号3)。 図4は、抗NP抗体のゲノムリーダー配列のヌクレオチド配列を示す(Jones e t al.,Nature,321,522)。エクソン配列は、灰色の四角で示す。NcoIおよび PstI制限部位は太字で下線を付して示す(配列番号4)。 図5は、真核発現ベクターpSV.51の模式的な図である。 図6は、pUC19の2頭(ダブルヘッド;A)および3頭(トリプルヘッド ;B)構築体の概観である。2頭および3頭pUC構築体を組み立てるのに使用 したオリゴヌクレオチドおよび制限部位の位置を示す。 図7 A)VH−C−リンカーおよびVL−C−リンカーフラグメントの起源を示す 。 B) pUC19の3頭ベクターの構築の模式的な図である。 図8 A)Euka.VHおよびEuka.VLベクターの構築の模式的な図である 。 B)pSV.VH発現ベクターの構築の模式的な図である。 C)pSV.VL発現ベクターの構築の模式的な図である。 図9は、全COS細胞培養上清を含有するSDS−PAGEゲル上での3特異 的Golysanタンパクの発現を示す。pSV発現ベクターで形質転換したCOS細 胞の粗上清をSDS−PAGEゲル上で分離した。タンパクをニトロセルロース 膜に移し、抗VHおよび抗ヒドロフィル2タッグ特異的モノクローナル抗体を用 いてそれぞれVH3およびVL3−2tを検出した。(A=抗Hydro-II、B=抗 Hydro-II+抗VH)。試料:M=低分子量マーカー、1=pSV.K+pSV. V、2=pSV.K+pSV.W、3=pSV.M+pSV.V、4=pSV. M+pSV.W。 図10は、3つのELISAの結果を示す。リゾチーム、グルコースオキシダ ーゼおよびS.sanguis結合活性を、1=リゾチーム−グルコースオキシダーゼ(= LYSOX)、2=グルコースオキシダーゼ−S.sanguis(=GOSA)、および 3=リゾチーム−S.sanguis(=LYSAN)の2特異的結合活性を測定するこ とにより、粗COS上清中で決定した。 図11は、3つのELISAの結果を示す。精製したGolysan.A(A)およ びGolysan.B(B)のリゾチーム、グルコースオキシダーゼおよびS.sanguis結 合活性は、1=リゾチーム−グルコースオキシダーゼ(=LYSOX)、2=グ ルコースオキシダーゼ−S.sanguis(=GOSA)、および3=リゾチーム−S.s anguis(=LYSAN)の2特異的結合活性を測定することにより決定した。 図12は、VLLys−リンカー−VHLysをコードするDNAを含有するp UR.4124のEcoRI−HindIIIインサートのヌクレオチド配列を示 す(配列番号23参照)。 図13は、pelBリーダー−VH3418およびpelBリーダー−VL34 18をコードするDNAを含有するプラスミドFv.3418のHindIII− EcoRIインサートのヌクレオチド配列を示す(配列番号24参照)。 図14は、pelBリーダー−VH4715およびpelBリーダー−VL47 15−MycタッグをコードするDNAを含有するプラスミドFv.4715− mycのHindIII−EcoRIインサートのヌクレオチド配列を示す(配列 番号25参照)。 図15は、pelBリーダー−VH4715−リンカー−VL4715−Myc タッグをコードするDNAを含有するscFv.4715−mycのHindII I−EcoRIインサートのヌクレオチド配列を示す(配列番号26参照)。 図16a/bは、pelBリーダー−VH4715−リンカー−VL3418お よびpelBリーダー−VL3418−リンカー−VH4715をコードするDN Aを含有するpGOSA.EのHindIII−EcoRIインサートのヌクレオ チド配列を示す(配列番号27参照)。 図16cは、Vドメイン遺伝子フラグメントを置き換えるために用いることが できるオリゴヌクレオチドおよびpGOSA.E中のその位置の概観である。 図17は、プラスミドpGOSA.Aの構築を示す。 図18は、プラスミドpGOSA.Bの構築を示す。 図19は、プラスミドpGOSA.Cの構築を示す。 図20は、プラスミドpGOSA.Dの構築を示す。 図21は、プラスミドpGOSA.Eの構築を示す。 図22は、フラグメントPCR.I BstEII/SacIの供給源を示す。 図23は、フラグメントPCR.IV XhoI/EcoRIの供給源を示す。 図24は、フラグメントPCR.V SaII/EcoRIの供給源を示す。 図25は、フラグメントPCR.III NheI/SacIの供給源を示す。 図26は、フラグメントPCR.II SfiI/EcoRIの供給源を示す。 表1は、記載した2頭および3頭構築体の構築に用いたすべてのオリゴヌクレ オチドのヌクレオチド配列を示す。 表2は、本明細書において記載したすべてのpSV発現構築体を列挙する。 以下の例は、説明のためのみに提供するものである。 一般的な実験 株、プラスミドおよび培地 すべてのクローニング工程は、E.coliJM109またはE.coliXL−1Blu eにおいて行った。培養は、2×TY/Amp/グルコース培地(水1リットル あたり16gのトリプトン、10gの酵母エキストラクト、5gのNaClに、 2%グルコースおよび100μg/mlアンピシリンを添加したもの)中で生育させ た。形質転換物は、SOBAGプレート(水1リットルあたり20gのトリプト ン、5gの酵母エキストラクト、15gの寒天、0.5gのNaClに、10m MMgCl2、2%グルコース、100μg/mlアンピシリンを添加したもの)上 に展開した。用いたバイシストロン性(bicistronic)E.coliベクターは、pU C19の誘導体であった。COS発現ベクターpSV.51(LMBP株nr1 829)は、LMBPカルチャーコレクション(Laboratory of Molecular Biol ogy University Gent)から入手した。COS−1細胞(ECACCNo.88 031701;アフリカミドリザル腎臓細胞)は、ヨーロピアン・コレクション ・オブ・アニマル・セル・カルチャーズ(ECACC)から入手した。すべての 組織培養試薬は、Gibco BRL(Life Technologies、Paisley、UK)から入手し た。 DNA操作 *オリゴヌクレオチドおよびPCR PCR反応に用いたオリゴヌクレオチドプライマーは、ホスホルアミダイド法 によりApplied Biosystems381A DNA合成機で合成した。3特異的pSV 構築体(表2)の構築に用いたオリゴヌクレオチドの一次構造を表1に示す。D NAフラグメントの増幅に用いた反応混合物は、10mMトリス−塩酸、pH8. 3、2.5mM MgCl2、50mMKCl、0.01%ゼラチン(W/V)、0. 1%トリトンX−100、400mMの各dNTP、5.0単位のベントDNA ポリメラーゼ(New England Biolabs)、100ngの鋳型DNA、および500n gの各プライマー(100μl反応について)であった。反応条件は、94℃で4 分、続いて33回の94℃で1分、55℃で1分および72℃で1分のサイクル であった。 *プラスミドDNA/ベクター/インサート調製および連結/形質転換 プラスミドDNAは、「Quagen P-100およびP-500Midi/Maxi−DNA 調製」システムを用いて調製した。ベクターおよびインサートは、10μg(べ クタ一調製用)または20μg(インサート調製用)を適切な条件下(販売者に より指定されたとおりの緩衝液および温度)で特定の制限エンドヌクレアーゼに より消化することによって調製した。クレノウ充填反応およびウシ腸ホスホリラ ーゼを用いる脱リン酸化は、製造者の指示にしたがって行った。ベクターDNA およびインサートは、Maniatisらにより記載されたとおりに、アガロースゲル電 気泳動を通して分離し、DEAE膜NA45(Schleicher & Schnell)を用い て精製した(Molecular Cl2oning:A Laboratory Manual、Cold Spring Harbou r、NY(1982))。連結は、30mMトリス−塩酸、pH7.8、10mMMgCl2 、10mM DTT、1mM ATP、300〜400ngのベクターDNA、1 00〜200ngのインサートDNA、および1Weiss単位のT4DNAリガーゼを 含む20μlの容積中で行った。室温で2〜4時間の連結後、7.5μlの連結反 応物を用いてCaCl2コンピテントE.coli JM109またはXL−1 Blu e(Maniatis et al.)を形質転換した。形質転換混合物は、SOBAGプレー トにプレーティングし、37℃で一晩生育させた。正しいクローンは、制限酵素 分析により同定し、自動化ジデオキシ配列決定(Applied Biosystems)により確 認した。 *PCR産物の制限消化 増幅後、各反応物を適切なサイズのバンドの存在についてアガロースゲル電気 泳動によりチェックした。各PCR反応の1または2の100μlのPCR反応 混 合物(合わせて約2〜4μgのDNA産物を含む)を、フェノール−クロロホル ム抽出、クロロホルム抽出およびエタノール沈殿に供した。DNAペレットを7 0%エタノールで2回洗浄し、乾燥させた。次に、PCR産物を過剰量の適切な 制限酵素を用いて200μlの1×緩衝液中で一晩(18時間)消化した。 COS細胞の形質転換 COS−1細胞は、10%FCSを含有するグルタミン(2mM)、ペニシリ ン(100U/ml)、ストレプトマイシン(100μg/ml)を添加したDME M培地中で維持した。一過性トランスフェクションアッセイのためには、1〜3 ×105個のCOS−1細胞を直径3cmの組織培養シャーレ(2ml)中に播いた。 細胞は、50〜80%コンフルエントになるまで(一晩)炭酸ガスインキュベー ター中で37℃でインキュベートした。各トランスフェクションについて以下の 混合物を調製した:A)100μlのOpti−MEM−Iリデュースト血清培地中の 特定のDNAの各々の1μg、B)100μlのOpti−MEM−Iリデュースト血 清培地中の1μlのリポフェクトアミン(LipofectAmine)。混合物AおよびBを (穏やかに)一緒にした。室温で30〜45分、DNA−リポソーム複合体の形 成を可能にした後、0.8mlのOpti−MEM−Iリデュースト血清培地を各脂質 DNA複合体含有チューブに添加した。COS−1細胞を、2mlのOpti−MEM −Iリデュースト血清培地で1回洗浄し、希釈した複合体溶液に重層した。CO S−1細胞を37℃で5時間インキュベートした。インキュベーションに続いて 、2mlの生育培地を添加した。トランスフェクションの20時間後、培地を0. 1mM酪酸ナトリウムを含む2mlの新鮮な生育培地と交換した。37℃で48時 間のインキュベーション後、上清を回収し、抗体フラグメントの存在についてア ッセイした。 ELISA A)GOSA:グルコースオキシダーゼおよびB.sanguis結合活性 96ウェルELISAプレート(Greiner HCプレート)を、200μl/ウェ ルの0.05M炭酸ナトリウム緩衝液、pH9.5中の1/10希釈のStreptococ cus sanguis細胞の一晩培養物を用いて37℃で一晩活性化し、各ウェ ルを感作した。PBSTで1回洗浄した後、抗原感作プレートを200μl/ウ ェルのブロッキング緩衝液(PBS中、1%BSA、0.15%Tween)を用い て37℃で1時間予備ブロッキングした。50μlのCOS培養上清(そのまま、 またはPBSで希釈したもの)と50μlのグルコースオキシダーゼ含有(50μ g/ml)ブロッキング緩衝液をStreptococcus sanguis感作プレートに添加し、3 7℃で2時間インキュベートした。PBS−Tで4回洗浄した後、結合したグル コースオキシダーゼを、100μlの基質(70mMクエン酸ナトリウム、32 0mMリン酸ナトリウム、27mg/mlグルコース、0.5μg/ml HRP、10 0μg/ml TMB)を各ウェルに添加することにより検出した。発色反応は、1 時間後、35μlの2M塩酸を添加することにより停止し、A450を測定した 。 B)LYSOX:リゾチームおよびグルコースオキシダーゼ結合活性 96ウェルELISAプレート(Greiner HCプレート)を、リゾチーム(0. 05M炭酸ナトリウム緩衝液、pH9.5中、50μg/ml;200μl/ウェル) を用いて37℃で一晩活性化した。PBSTで1回洗浄した後、抗原感作プレー トを200μl/ウェルのブロッキング緩衝液(PBS中、1%BSA、0.1 5%Tween)を用いて37℃で1時間予備ブロッキングした。50μlのCOS培 養上清(そのまま、またはPBSで希釈したもの)と50μlのグルコースオキ シダーゼ含有(50μg/ml)ブロッキング緩衝液をStreptococcus sanguis感作 プレートに添加し、37℃で2時間インキュベートした。PBS−Tで4回洗浄 した後、結合したグルコースオキシダーゼを、100μlの基質(70mMクエ ン酸ナトリウム、320mMリン酸ナトリウム、27mg/mlグルコース、0.5 μg/ml HRP、100μg/mlTMB)を各ウェルに添加することにより検出し た。発色反応は、1時間後、35μlの2M塩酸を添加することにより停止し、 A450を測定した。 C)LYSAN:S.sanguisおよびリゾチーム結合活性 96ウェルELISAプレート(Greiner HCプレート)を、200μl/ウェ ルの0.05M炭酸ナトリウム緩衝液、pH9.5中の1/10希釈の Streptococcus sanguis細胞の一晩培養物を用いて37℃で一晩活性化し、各ウ ェルを感作した。PBSTで1回洗浄した後、抗原感作プレートを200μl/ ウェルのブロッキング緩衝液(PBS中、1%BSA、0.15%Tween)を用 いて37℃で1時間予備ブロッキングした。50μlのCOS培養上清(そのまま 、またはPBSで希釈したもの)と50μlのアルカリホスフアターゼ結合リゾチ ーム含有(100μ/ml)ブロッキング緩衝液を添加し、37℃で2時間インキ ユュベートした。結合していないリゾチームは、PBS−Tで4回洗浄すること により除去した。結合したリゾチームを、100μlの基質溶液(1Mジエタノ ールアミン、1mM MgCl2中、1mg/ml pNPP)を各ウェルに添加する ことにより検出した。1時間後、A405を測定した。 例1:pSV.Golysan発現ベクターの構築 pSV COS発現ベクターの構築は、以下の3つの段階からなっていた: 1A)pUCベースのE.coli発現ベクターにおける2つの重鎖可変ドメインおよ び2つの軽鎖可変ドメインのアセンブリー、したがってそれぞれVHA−VHB およびVLA−VLBモジュールの構築。 1B)pUCベースのE.coli発現ベクターにおける3つの重鎖可変ドメインおよ び3つの軽鎖可変ドメインのアセンブリー、したがってそれぞれVHA−VHB −VHCおよびVLA−VLB−VLCモジュールの構築。 2)COS細胞における効率的な発現を確実にするための、中間体「EUKA」 ベクター中のゲノム抗NPリーダー配列へのVHA−VHB、VHA−VHB−V HCおよびVLA−VLB、VLA−VLB−VLCの連結 3)COS発現ベクターpSV.51中のSV40プロモーターの下流への、X baI/XbaIフラグメントとしてのリーダー−VHA−VHB、リーダー −VHA−VHB−VHCおよびリーダー−VLA−VLB、リーダー−VLA− VLB−VLCの挿入 ad.1)E.coli発現ベクター E.coli発現ベクターは、HindIII−EcoRIフラグメントを含むpUC 19の誘導体である。これは、scFv.lys−mycの場合には、フレキシ ブ ルなペプチド(Gly4Ser)3をコードする連結配列を通じて抗体の対応する 軽鎖Vドメインに直接連結された重鎖Vドメインの5’末端に融合されたpel Bシグナル配列を含み、したがって単鎖分子を形成する。「2頭」発現ベクター においては、単一の誘導可能プロモーターの制御下の人工ジシストロン性オペロ ンにおいて抗体の重鎖および軽鎖の両方のVドメインの前にリボソーム結合部位 およびpelBシグナル配列が先行している。これらの構築体の発現は、誘導可 能なlacZプロモーターにより制動される。3特異的抗体フラグメントの生成 に用いたscFv.lys−myc、scFv.4715.2tおよびpGOS A.E2t構築体のHindIII−EcoRIインサートのヌクレオチド配列を 、図3および2にそれぞれ示す。 ad.1A)2特異的または2頭フラグメントのアセンブリー 構築体pGOSA.E2t(図2および6A)は、E.coli発現構築体pGOS A.Eに由来する。pGOSA.Eの構築は、以下の「調製1」に詳細に記載す る。 pGOSA.Eと対照的に、pGOSA.E2tは、可変軽鎖のC末端にペプ チドタッグを含有する。オリゴヌクレオチドDBL3およびDBL4を用いて、 VL4715遺伝子フラグメントを、鋳型としてscFv.4715.2tを用 いて増幅した。SalI/BamHI VH4715.2t PCRフラグメン トおよびヒドロフィル2タッグを含むscFv.4715.2tからのBamH I/EcoRIフラグメント(図3B)を用いて、pGOSA.EのSalI/ EcoRI VH4715フラグメントを置き換えてpGOSA.E2tを製造し た。 ベクターpGOSA.E2tおよび表1のオリゴヌクレオチドは、ほとんどの 特異性をPGOSA.E2t構築体にクローニングすることができるように設計 した(図6A)。上流VHドメインは、オリゴヌクレオチドPCR.51および PCR.89を用いて得られるあらゆるPstI−BstEII VH遺伝子フラグ メントにより置き換えることができる。オリゴヌクレオチドDBL.1およびD BL.2は、VH遺伝子フラグメントにSfiIおよびNheI制限部位を導入 し、したがってそれらのVH遺伝子フラグメントを下流VHドメインとしてSfi I−NheI部位中にクローニングすることができるように設計した。このアプ ローチを用いて、以下のVHA−VHBの組合わせを構築した:VH4715−V H3418、VH4715−VHlysmVH3418−VHlys、VHly s−VH3418。 オリゴヌクレオチドPCR.116およびPCR.90を用いて得られるすべ てのVL遺伝子フラグメントは、SacI−XhoIフラグメントとして341 8VL遺伝子フラグメントの位置にクローニングすることができる。しかし、こ こでの問題は、3418VH遺伝子フラグメント中の内部SacI部位の存在で ある。オリゴヌクレオチドDBL.3およびDBL.4は、SacI−BamH Iフラグメントとして4715VL遺伝子フラグメントの位置にVL遺伝子のクロ ーニングを可能にするように設計されている。しかし、ここでの問題は、ヒドロ フィル2タッグ遺伝子フラグメント(2t)中の内部BamHI部位の存在であ る。このアプローチを用いて以下のVLA−VLBの組合わせを構築した:VL3 418−VL4715.2t、VLlys−VL4715.2tおよびVLly s−VL3418.2t。 ad.1B)3頭または3特異的フラグメントのアセンブリー プライマー組合わせDBL.1/DBL.5とともに鋳型としてscFv(V H−リンカー−VL)または2特異的構築体(VH−リンカー−VH)のいずれ かを用いるVH−リンカーフラグメントの増幅(図7A)は、VHA−VHB−V HCモジユールの構築のための建築ブロックの1つを生じる。VH−リンカーD BL.1/DBL.5PCRフラグメントは、SfiIで消化し、すべての2特 異的構築体のリンカー配列と下流VHドメインとの間に存在するSfiI部位に 挿入して(図7B)、VHA−VHB−VHCモジュールを製造する。このアプロ ーチを用いて、以下のVHA−VHB−VHCの組合わせを本願のために構築した :VH4715−VHlys−VH3418およびVHlys−VH4715− VH3418。 増幅反応においてプライマー組合わせDBL.3/DBL.6とともに鋳型と して2特異的構築体(VL−リンカー−VL)を用いると(図7A)、VLA− V LB−VLCモジュールの構築のためのVL−リンカー建築ブロックを生じる。V L−リンカ−DBL.3/DBL.6PCRフラグメントは、Sa1Iで消化し 、すべての2特異的構築体のリンカー配列と下流VLドメインとの間に存在する SalI部位に挿入して(図7B)、VLA−VLB−VLCモジュールを製造す る。このアプローチを用いて、以下のVLA−VLB−VLCの組合わせを構築し た:VLlys−VL4715−VL3418.2tおよびVL3418−VL lys−Vl4715.2t。 最終の3特異的構築体の模式的な図を、図6Bに示す。 ad.2)リーダー配列への可変領域ドメインの連結 pUC19のHindIII/EcoRIポリリンカーを、合成EcoRI/H indIII 「Euka」ポリリンカーで置き換えた。これは、EcoRI/Hi ndIIIで消化したpUC19ベクターに、合成オリゴヌクレオチドEuka. 1およびEuka.2(表1)をアニーリングさせ、挿入することにより達成し た。得られたEuka.pUCベクターは、リーダー配列、およびVHおよびV Lドメインのサブクローニングに必要なすべての制限部位を含む。NcoI/P StIゲノム抗NPリーダー配列フラグメントは、NcoI/PstIで消化し たEuka.pUCベクターにクローニングしてEuka.VH構築体を生じた (図8A)。 オリゴヌクレオチドML.1およびML.2(表1)は、増幅反応に用いて、 リーダー−VL融合体の構築を可能にするリーダー配列の3'末端のSalI部 位を導入した。NcoI/SacIリーダー配列PCRフラグメントは、Nco I/SacIで消化したEuka.pUCベクターに挿入してEuka.VL構 築体を生じた(図8A)。 VHA−VHBおよびVHA−VHB−VHCモジュールは、pUC発現ベクター からPstI/NheIフラグメントとして切り出して、PstI/NheIで 消化したEuka.VHベクターに挿入した(図8B)。このアプローチを用い て以下のリーダー−VHA−VHBおよびリーダー−VHA−VHB−VHCの組合 わせを本願のために構築した:Euka.B:リーダー−VH4715−VH3 4 18、Euka.D:リーダー−VH4715−VHlys、Euka.G:リ ーダー−VH3418−VHlys、Euka.K:リーダー−VH4715− VHlys−VH3418、およびEuka.M:リーダー−VHlys−VH 4715−VH3418。 VLA−VLBおよびVLA−VLB−VLCモジュールは、pUC発現ベクター からEcoRI−クレノウ/SacIフラグメントとして切り出して、NotI −クレノウ/SacIで処理したEuka.VLベクターに挿入した(図8C) 。このアプローチを用いて以下のリーダー−VLA−VLBおよびリーダー−VLA −VLB−VLCの組合わせを構築した:Euka.N:リーダー−VL341 8−VL4715.2t、Euka.P:リーダー−VLlys−VL4715 .2t、Euka.S:リーダー−VLlys−VL3418.2t、Euka .V:リーダー−VLlys−VL4715−VL3418.2t、およびEu ka.W:リーダー−VL3418−VLlys−VL4715.2t。 ad.3)pSV.51発現ベクターへのリーダー−可変ドメイン融合体のサブク ローニング すべてのリーダー−VHA−VHB、リーダー−VHA−VHB−VHC、リーダ ー−VLA−VLBおよびリーダー−VLA−VLB−VLCの組合わせは、「Eu ka」ベクターからXbaI/XbaIフラグメントとして切り出して、Xba I部位に挿入することによりpSV.51のSV40プロモーターの下流に(図 5)サブクローニングした(図8B、8C)。インサートの配向が正しいことを 確認した後、pSV発現ベクターを用いてCOS−1細胞をトランスフェクショ ンした(例2参照)。用いたpSV発現ベクターを表2に示す。 例2:Golvsan3頭体の2機能性結合活性 この例では、対応するVHA−VHB−VHC およびVLA−VLB−VLC遺伝子 フラグメントをコードする発現プラスミドでトランスフェクションしたCOS− 1細胞による3タイブの2特異的結合活性の生成を記載する。 1.COS−1細胞による抗体フラグメントの産生 PSV−VHA−VHB−VHCおよびPSV−VLA−VLB−VLC発現プラス ミドの組合わせでトランスフェクションしたCOS−1細胞の上清を、10%S DS−PAGEで分離し、ニトロセルロースに移した。得られたウェスタンブロ ットを、VHドメインのフレームワーク4中のペプチド配列(PCR.89によ りコードされる領域;用いたすべてのVHドメインにおいて保存されている)を 認識するモノクローナル抗体、(内部試薬)および/またはヒドロフィル2タッ グに特異的なモノクローナル抗体を用いてスクリーニングした。図9に示すよう に、すべての上清は、VHA−VHB−VHCおよびVLA−VLB−VLCフラグメ ントの予想される分子量の産物を含有しており、COS細胞が成功裡にトランス フェクションされ、検出可能なレベルで抗体フラグメントを培地中に分泌してい ることが示された。 2.2機能性結合活性 単一のpSV発現プラスミドおよびpSV発現プラスミドの組合わせでトラン スフェクションされたCOS−1細胞の上清を、ELISAフォーマットを用い て2機能性結合活性の生成について試験した。 *2特異的陽性対照「LYSAN」(pSV.D+pSV.P)、「LYSO X」(pSV.G+pSV.S)および「GOSA」(pSV.B+pSV .N)でトランスフェクションしたCOS−1細胞の上清は、それぞれLY SAN、LYSOXおよびGOSA2特異的活性のみを生じた(図10)。 有意な交差反応は検出されなかった。 *VHA−VHB−VHCフラグメント(pSV.KおよびpSV.M)のいず れか1つまたはVLA−VLB−VLCフラグメント(pSV.VおよびpS V.W)のいずれか1つをコードする1つの発現ベクターでトランスフェク ションしたCOS−1細胞の上清は、まったく2特異的結合活性を呈さず、 バックグラウンドの結合または特異的結合活性がまったく生成されないこと が示された。 *VHA−VHB−VHCフラグメント(pSV.KおよびpSV.M)のいず れか1つをコードする発現ベクターおよびVLA−VLB−VLCフラグメン ト(pSV.VおよびpSV.W)のいずれか1つをコードする発現ベクタ ー でトランスフェクションしたCOS−1細胞のすべての試験した上清は、有 意なレベルの3つすべての2機能性結合活性LYSOX、GOSAおよびL YSANを示した。 これらの結果は、VHA−VHB−VHCをコードする発現ベクターおよびVLA −VLB−VLCフラグメントをコードする発現ベクターでトランスフェクション したCOS細胞は3つの結合活性を含む分子を産生し分泌することを示す。この 例においては、これらの3つの活性は、グルコースオキシダーゼ結合、S.sangui s結合およびリゾチーム結合である。さらに、図10に説明した結果は、少なく とも2つのこれらの結合活性は1つの自己アセンブリー性分子複合体中に存在す ることを明らかに示す。この例においては、これらの組合わせは、GOSA(グ ルコースオキシダーゼ+S.sanguis)、LYSOX(リゾチーム+グルコースオ キシダーゼ)およびLYSAN(リゾチーム+S.sanguis)である。 例3:Golysan3頭体の3機能性結合活性 この例では、対応するVHA−VHB−VHC およびVLA−VLB−VLC遺伝子 フラグメントをコードする発現プラスミドでトランスフェクションしたCOS− 1細胞により生成される3タイプの2特異的結合活性が1つの自己アセンブリー 性分子複合体に存在することを示す実験を記載する。 Golysan.A(VHlys−VH4715−VH3418+VLlys−VL 4715-VL3418.2t)よびGolysan.B(VHlys-VH4715− VH3418+VL3418−VLlys−VL4715.2t)を、アフィニ ティクロマトグラフィにより精製した。発現プラスミドpSV.M/pSV.V (Golysan.A)またはpSV.M/pSV.W(Golysan.B)でトランスフェ クションしたCOS−1細胞の100mlの上清を、リゾチーム−セファロースカ ラム(CNBr−セファロース、Pharmacia;カラムは製造者の指示書にしたが い調製した)に供した。PBSで十分に洗浄した後、結合したGolysan抗体フラ グメントをpH2.2の0.1Mグリシン緩衝液中に溶出した。画分をトリスで中 和し、3特異的結合活性の存在について試験した。 図11に示すように、カラムの素通り(fall-through)物中にはまったく2特異 的結合活性は検出されなかった。3つすべての2特異的結合活性(GOSA、L YSOXおよびLYSAN)は、リゾチームアフィニティマトリックスを通過さ せることによりCOS−1上清から抽出された。酸溶出後、3つすべての2特異 的結合活性(GOSA、LYSOXおよびLYSAN)はカラムから回収された 。Golysan.AおよびBは、ともにリゾチームに結合する能力に基づいてアフィ ニティ精製されたのであるから、これらの分子はS.sanguisおよびグルコースオ キシダーゼにもまた結合するという知見は、3つすべての結合活性は1つの自己 アセンブリー性分子複合体に存在する ことを示す。 調製1. pGOSA.E2頭発現ベクターの構築 pGOSA発現ベクターにおいては、抗体のVHおよびVLの両方をコードする DNAフラグメントは、その前にリボソーム結合部位およびpelBシグナル配 列をコードするDNA配列が先行しており、単一の誘導可能なプロモーターの制 御下で人工ジシストロン性オペロン中にある。これらの構築体の発現は、誘導可 能なlacZプロモーターにより制動される。2特異的抗体フラグメントの生成 に用いたプラスミドpUR.4124(配列番号23)、Fv.3418(配列 番号24)、Fv.4715−myc(配列番号25)およびscFv.471 5−myc(配列番号26)構築体のHindIII−EcoRIインサートのヌ クレオチド配列を、それぞれ図12〜15に示す。さらに、プラスミドscFv .4715−mycを担持するE.coli細胞の培養物およびプラスミドFv.34 18を担持するE.coli細胞の培養物は、ブタペスト条約に基づいてロンドン(英 国)のthe National Collection of Type Cultures(Central Public Health Labo ratory)に、それぞれ寄託番号NCTC12916およびNCTC12915と して寄託した。 EPC規則28(4)、またはEPCの締約国でない国についての同様の協定 にしたがって、そのような寄託物の試料は、請求により、専門家のみに付託され ることが要求される。 pGOSA.Eの構築(pUC19のHindIII−EcoRIインサートに つ いては図16を参照されたい)は、いくつかのクローニング工程を含むものであ った。種々のドメイン中の適切な制限部位は、以下の表1に挙げるオリゴヌクレ オチドを用いてPCRディレクテッド突然変異誘発により導入した。 pGOSA.Eの構築は、4つの中間体の構築体pGOSA.AからpGOS A.Dを生じるいくつかのクローニング工程を含むものであった(図17〜21 参照)。最終発現ベクターであるpGOSA.Eおよび表1のオリゴヌクレオチ ドは、最終pGOSA.E構築体にほとんどの特異性をクローニングすることが できるように設計した(図16c)。上流VHドメインは、オリゴヌクレオチド PCR.51およびPCR.89(表1参照)を用いて得られるあらゆるPst I−BStEII VH遺伝子フラグメントによって置き換えることができる。オリ ゴヌクレオチドDBL.1およびDBL.2(表1参照)は、VH遺伝子フラグ メントにSfiIおよびNheI制限部位を導入し、したがってこれらのVH遺 伝子フラグメントを下流VHドメインとしてSfiI−NheI部位にクローニ ングすることを可能にするように設計した。オリゴヌクレオチドPCR.116 およびPCR.90(表1参照)を用いて得られるすべてのVL遺伝子フラグメ ントは、SacI−XhoIフラグメントとしてVL.3418遺伝子フラグメ ントの位置にクローニングすることができる。しかし、ここでの問題は、VH. 3418遺伝子フラグメント中の内部SacI部位の存在である。オリゴヌクレ オチドDBL.3およびDBL.9(表1参照)は、VL遺伝子フラグメントをS a1I−NotIフラグメントとしてVL.4715遺伝子フラグメントの位置に クローニングすることを可能にするように設計されている。 pGOSA.A このプラスミドは、Fv.4715−myc構築体(配列番号25)およびs cFv.4715−myc構築体(配列番号26)の両方から由来する。Sfi I制限部位は、(Gly4Ser)3リンカーをコードするDNA配列とscFv .4715−myc構築体のVLをコードする遺伝子フラグメントとの間に導入 した(図17参照)。これは、後者の構築体のBstEII−SacIフラグメン トを、(Gly4Ser)3リンカーをコードするDNAとVL.4715遺伝子 フラ グメントとの間にSfiI部位を含むフラグメントpCR−I BStEII/S acI(図22)で置き換えることにより達成した。SfiI部位の導入は、( Gly4Ser)3リンカーとVL.4715との間に4個の付加的なアミノ酸( AlaGlySerAla)をも導入し、(Gly4Ser)3AlaGlySe rAlaリンカー(リンカーA)を生じた。PCR−Iの生成に用いたオリゴヌ クレオチド(DBL.5およびDBL.7、表1参照)は、それぞれ、VH.4 715のフレームワーク3領域の配列と一致するよう、また、(Gly4Ser )3リンカーをコードするDNAとVL.4715遺伝子フラグメントとの接合部 で開始するよう、設計した。したがって、pGOSA.Aは、以下のように示す ことができる: pelB−VH4715−リンカーA−(SfiI)−VL4715−myc pGOSA.B このプラスミドは、Fv.3418から由来する(図18参照)。停止コドン を含むVLのフレームワーク4をコードするDNAの3'末端を含むプラスミドF v.3418のXhoI−EcoRIフラグメントを除去し、フラグメントPC R−IV XhoI/EcoRIで置き換えた(図23)。PCR−IVの生成に用 いたオリゴヌクレオチド(DBL.8およびDBL.6、表1参照)は、VLお よび(Gly4Ser)3リンカーの接合部の配列と完全に一致するよう(DBL .8)、また、(Gly4Ser)3リンカーとpUR.4124(DBL.6) のVHとの接合部で開始するよう(DBL.6)、設計した。DBL.6は、VH のPstI部位を除去し(サイレント突然変異)、(Gly4Ser)3リンカー とVHとの接合部にSalI制限部位を導入し、したがって、リンカーの最後の SerをVal残基で置き換えて、(Gly4Ser)2Gly4Valリンカー (リンカーV)の生成をもたらした。したがって、pGOSA.Bは、以下のよ うに示すことができる: pelB−VH3418+pelB−VL3418−リンカーV−(SalI− EcoRI) pGOSA.C このプラスミドは、(Gly4Ser)3AlaGlySerAlaリンカーに よりVH.3418に連結されたVH.4715をコードするDNAを含み(図1 9)、したがって、以下のように示される: pelB−VH4715−リンカーA−VH3418 この構築体は、VL.4715をコードするpGOSA.AからのSfiI− EcoRIフラグメントを、VH.3418遺伝子を含むフラグメントPCR−II SfiI/EcoRIにより置き換えることによって得られた。PCR−IIを生 成するために用いたオリゴヌクレオチド(DBL.1およびDBL.2、表1参 照)は、それぞれ、VH.3418をコードする遺伝子のフレームワーク1およ びフレームワーク4領域にハイブリダイズする。DBL.1は、VH遺伝子の上 流のPstI制限部位を除去し(サイレント突然変異)、SfiI制限部位を導 入するように設計した。DBL.2は、フレームワーク4領域のBstEII制限 部位を破壊し、停止コドンの下流にNheI制限部位を導入する。 pGOSA.D このプラスミドは、VH.3418遺伝子および(Gly4Ser)2Gly4V alリンカーによりVL.4715に連結されたVL.3418をコードするDN Aを含むジシストロン性オペロンを含む(図20参照)。したがつて、以下のよ うに示される: pelB−VH3418+pelB−VL3418−リンカーV−VL4715 この構築体は、プラスミドpGOSA.BをSalI−EcoRIで消化し、 VL.4715遺伝子を含むフラグメントPCR−VSalI/EcoRI(図 24)を挿入することにより得られた。PCR−Vを得るために用いたオリゴヌ クレオチド(DBL.3およびDBL.9、表1参照)は、それぞれ、VL.4 715遺伝子のフレームワーク1およびフレームワーク4領域のヌクレオチド配 列に一致するように設計した。DBL.3は、フレームワーク1領域からSac I部位を除去し(サイレント突然変異)、VL.4715遺伝子の上流にSal I制限部位を導入した。DBL.9は、VL.4715遺伝子のフレームワーク 4領域のXhoI制限部位を破壊し(サイレント突然変異)、停止コドンの下流 にNo tIおよびEcoRI制限部位を導入した。 pGOSA.E このプラスミドは、(Gly4Ser)3AlaGlySerAlaリンカーに よりVH.3418に連結されたVH.4715をコードするDNAおよび(Gl y4Ser)3Gly4ValリンカーによりVL.4715に連結されたVL.34 18をコードするDNAを含むジシストロン性オペロンを含む。したがって、以 下のように示される: pelB−VH4715−リンカーA−VH3418+pelB−VL3418 −リンカーV−VL4715 両翻訳単位の前には、リボソーム結合部位およびpeLBリーダー配列をコー ドするDNAが先行する。このプラスミドは、VH.3418をコードするPs tI−SacIインサートを除去した後にpGOSA.Dから生じるベクターを 、VH.3418に連結されたVH.4715を含むPstI−NheI pGO SA.CインサートおよびPCR−III NheI/SacIフラグメントと混合 することにより、3ポイント連結により得られた(図25参照)。残りのPst I−SacI pGOSA.Dベクターは、VH.3418のフレームワーク1領 域の5'末端をPstI制限部位まで、および(Gly4Ser)2Gly,Va lリンカーによりVL.4715に連結されたVL.3418のSacI制限部位 から開始するVL.3418を含む。PstI−NheI pGOSA.Cインサ ートは、(Gly4Ser)3AlaGlySerAlaリンカーによりVH.3 418に連結されたVH.4715を含み、VH.4715のフレームワーク1領 域のpstI制限部位から開始する。NheI−SacI PCR−IIIフラグメ ントは、VL.3418−(Gly4Ser)2Gly4Val−VL.4715構築 体のためのリボソーム結合部位およびpelBリーダー配列をコードするDNA を提供する。PCR−IIIを生成するために用いたオリゴヌクレオチドDBL. 10およびPCR.116(表1参照)は、Fv.4715中のVL4715の リボソーム結合部位の上流の配列に一致し、NheI制限部位を導入するように (DBL.10)、また、VL.3418のフレームワーク4領域に一致するよ うに(PCR.116)、 設計した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/15 C12N 1/15 1/19 1/19 1/21 1/21 5/10 C12P 21/02 C C12P 21/02 G01N 33/53 D G01N 33/53 C12N 5/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 ログト・ヴァン・デァ、コルネリス・ポー ル・エリク 英国、ノーザンプトン、エヌエヌ10・0テ ィーユー、ラシュデン、ペヴェラル・マナ ー・エステイト、ブルーベル・ライズ 1 (72)発明者 ヴェルホーイェン、マーティン・エリーザ 英国、ノーザンプトン、エヌエヌ10・0キ ューエヌ、ラシュデン、マナー・ファー ム・エステイト、ティンタゲル・クローズ 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下のもの: 一連の3以上の抗体重鎖の可変ドメインを含む第一のポリペプチド;および 一連の3以上の抗体軽鎖の可変ドメインを含む第二のポリペプチド を含む多価抗原結合タンパクであって、上記第一および第二のポリペプチドが、 それぞれの重鎖および軽鎖可変ドメインの会合により連結されており、会合した 各可変ドメイン対が、抗原結合部位を形成する多価抗原結合タンパク。 2.3価抗原結合タンパクを含む、請求項1記載のタンパク。 3.上記第一のポリペプチドの抗体重鎖の可変ドメインが、ペプチドリンカー によって連結されており、上記第二のポリペプチドの抗体軽鎖の可変ドメインが 、ペプチドリンカーによって連結されている、請求項1または2記載のタンパク 。 4.会合した可変ドメイン対結合部位が、互いに異なるエピトープに結合する ことができる、請求項1〜3のいずれか1項記載のタンパク。 5.会合した可変ドメイン対結合部位が、互いに同じエピトープに結合するこ とができる、請求項1〜3のいずれか1項記載のタンパク。 6.請求項1〜5のいずれか1項に記載の多価抗原結合タンパクのポリペプチ ドをコードするヌクレオチド配列。 7.1以上の発現ベクターに含まれる請求項6記載のヌクレオチド配列。 8.請求項7記載のベクターにより形質転換され、ヌクレオチド配列を発現し て多価抗原結合タンパクのポリペプチドを産生することができる宿主細胞。 9.発現されるポリペプチドが、会合して多価抗原結合タンパクを形成する、 請求項8記載の宿主細胞。 10.請求項1〜5のいずれか1項記載の多価抗原結合タンパクの製造方法で あって、以下の工程: (1)上記第一および第二のポリペプチドをコードする遺伝子を包含させること により1以上の宿主を形質転換する行程; (2)上記遺伝子および上記宿主を発現させる工程;および (3)上記第一および第二のポリペプチドが会合してタンパクを形成するのを可 能にする工程 を含む方法。 11.医療において用いるための、請求項1〜5のいずれか1項記載のタンパ ク。 12.請求項1〜5のいずれか1項記載のタンパクを含む診断または治療組成 物。 13.診断または治療における使用のための薬剤の調製における請求項12記 載の組成物の用途。 14.請求項1〜5のいずれか1項記載のタンパクを投与することを含む診断 または治療の方法。 15.イムノアッセイ方法または精製における請求項1〜5のいずれか1項記 載のタンパクの用途。
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