JP2000510069A - 湿し液ローラ - Google Patents

湿し液ローラ

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Abstract

(57)【要約】 弾性的な表面を備えていて摩擦接続的に駆動可能で確実に作動する湿し液ローラ(6)が、両方の端部に同じ表面材料の駆動リング(17,18)を配置することにより経済的に製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 湿し液ローラ 本発明は、オフセット輪転印刷機の湿し装置のための、請求項1及び5の上位 概念に記載の形式の湿し液ローラに関する。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第1436542号公報により、弾性的な被覆 を有していて版胴によって摩擦接続に基づき駆動可能な湿し液着けローラが公知 である。該湿し液着けローラは両側で周囲にリング状に配置された対向受けを有 しており、対向受けが版胴の周囲の両側に配置された支持部に対して回転接触し ている。 前述の駆動部における欠点として、駆動される湿し液着けローラの弾性的な被 覆と対向受けのリングとが異なる材料から成っている。さらに欠点として、版胴 の端部に配置されたリング状の支持部は、張設される版板のために版胴よりも大 きな直径を有していて、かつ異なる材料から成っている。 米国特許第5191835号公報には、輪転印刷機の、4つの湿し液ローラを 備えた湿し装置が記載してある。版胴と直接に協働する湿し液着けローラが摩擦 接続的に駆動されるのに対して、湿し液着けローラの前に配置された湿し液ロー ラは歯車によって形状接続 的(formschluessig)に駆動される。 本発明の課題は、湿し液ローラを改善して、該湿し液ローラが湿し装置内の任 意の箇所に配置されたローラによって摩擦接続的に駆動可能であるようにするこ とである。 前記課題が本発明に基づき請求項1及び5に記載の構成によって解決された。 本発明によって得られる利点として特に、湿し液ローラが表面全体にわたって 弾性的な一様な被覆を有しており、該被覆の両端に切り込み(Einstich)に基づき 駆動リングが安価に形成される。従って、付加的な対向受け(Widerlager)が不要 である。湿し液ローラが駆動リングで以て、湿し装置の堅い表面を備えたあらゆ るローラと接触可能で、かつ該ローラによって駆動でき、このために付加的な支 持部(Auflager)を必要とすることはない。特に有利には、本発明に基づく湿し液 ローラは、綾振りする、即ち軸線方向に往復運動するように駆動される湿し液練 りローラに接触可能である。 有利には、套壁面と駆動リングとの同じ直径によって同じ進行状態(Abwicklun gsverhaeltnis)、即ち同じ周速度が得られる。 有利な変化例では駆動リングが湿し液排出作用の成形部を有している。このよ うな手段は特に、湿し液供給経路で見て湿し液着けローラの前に綾振りするクロ ムローラを配置する場合に用いられる。これによって、湿し液着けローラと駆動 リングとの間の良好な摩擦及び湿し液着けローラの、湿し液を供給すべき幅にわ たる均一な湿し液塗布が達成される。 次に、本発明の実施例を図面に示して、詳細に説明する。 図面: 図1は湿し装置の概略的な縦断面図、 図2は湿し液ローラに配置された駆動リングの、図1の符号Zの箇所の拡大図、 図3は成形された駆動リングを示す図である。 オフセット輪転印刷機の版胴2のための湿し装置1は例えば、クロムローラ4 に対して作用するスプレービーム(Spruehbalken)3、本発明に基づく湿し液引き 渡しローラ(Feuchtmitteluebertragwalze)6、綾振りする湿し液練りローラ(cha ngierende Feuchtreibwalze)7、及び、版胴に作用する湿し液着けローラ(Feuch tmittelauftragwalze)8から成っている。 スプレービーム3は公知のスプレーノズル機構(Spruehduesenwerk)として形成 されていてよい。湿し液練りローラ7はクロム若しくはセラミック(例えば酸化 アルミニウム若しくは酸化クロム)から成っていてよく、図示してない手段、例 えば歯車列を介して版胴2によって駆動される。 各湿し液ローラ(Feuchtmittelwalze)6,8はゴム弾 性的(gummielastisch)な被覆9、例えばゴム製のスリーブ(Mantel)を有している 。湿し液ローラ6,8はウエブ11の最大の幅b11に対してb11+c(c= 例えば10mm)の有効な套壁面長さ(Ballenlaenge)若しくは作業幅を有してい る。本発明に基づく湿し液引き渡しローラ6において、作業幅b11+cは両側 で、被覆9の周面12に形成されたリング溝13によって制限されている。湿し 液引き渡しローラ6の端部14,16はリング溝13の外側に、被覆9の直径と 同じ直径eでかつ同じ材料、例えばゴムから成る駆動リング(Treibring)17, 18を備えている。駆動リング17,18はそれぞれ例えば30mmの幅dを有 している。 綾振りする湿し液練りローラ7は有効な作業幅b11+c+fを有し、軸線方 向の行程長さfが例えば±15mmである。クロムローラ4は、作業幅b11+ cを両側でそれぞれ所定の値dだけ上回る長さである。 前述の胴及びローラ2,4,6,7,8はサイドフレームに定置に支承されて おり、同じことがスプレービーム3にも当てはまる。 本発明に基づく湿し液ローラの作業形式は次の通りである:スプレービーム3 が湿し液を作業幅b11+cにわたってクロムローラ4に塗布する。この場合、 クロムローラ4の両方の端部では、作業幅b11+c の外側に位置する区分(Bereich)dが乾いたままであるか若しくは湿し液でわず かにしか濡らされず、従って、クロムローラ4が湿し液引き渡しローラ6の摩擦 リング16,17を介して駆動作用を受ける。湿し液引き渡しローラ6はクロム ローラ4から湿し液を受け取って、該湿し液を湿し液練りローラ7へ引き渡す。 湿し液引き渡しローラ6の駆動は、湿し液練りローラ7の両端の区分fによって 摩擦接続的(reibschluessig)に行われるようになっており、前記区分が湿し液引 き渡しローラ6の駆動リング17,18に作用する。 湿し液練りローラ7の、所定の値f(図1に破線で示してある)の綾振りに基 づき、両方の駆動リング17,18の少なくとも常に1つは、湿し液練りローラ 7の両方の端部の1つと摩擦接続的に結合(reibschluessige Verbindung)してい る。この場合、駆動リング17,18の、湿し液による望ましい湿しが駆動リン グ自体の冷却及び潤滑のために行われる。 版胴2の歯車列を介して駆動される湿し液練りローラ7が、練られた湿し液を 湿し液着けローラ8に引き渡し、湿し液着けローラ8が版胴2の版板を湿す。湿 し液着けローラ8は湿し液練りローラ7によっても、版胴2によっても摩擦接続 (Reibschluss)に基づき駆動される。従って湿し液着けローラ8には駆動リング 17,18が不必要である。 図面には示してない別の実施例では、綾振り及び駆 動される湿し液練りローラ7の代わりに、クロムローラ4が歯車列を介して版胴 2によって駆動されかつ綾振りされてよい。この場合、駆動されるクロムローラ 4によって、別の少なくとも2つのローラ6,7が摩擦接続的に駆動され、第2 の湿し液着けローラ8の駆動は部分的に版胴2を介して行われる。従って、有利 には両方の湿し液ローラ6,8が摩擦接続の改善のために両側に駆動リング17 ,18を備えている。 駆動リング17,18は、駆動リング17,18を備えた湿し液ローラの摩擦 接続的な駆動のためにも、直接に協働する1つのローラの摩擦接続的な駆動のた めにも用いられ得る。駆動リングをもっぱら1つの端部14,16にしか備えな いことも可能である。さらに、例えばクロムローラ4に駆動リング17,18を 備えることも可能である。駆動リングは例えばゴム弾性的な被覆9を有していて よい。 スプレービーム3に隣接して配置されたクロムローラ4の軸線方向の行程(Hub )に基づき、駆動リング17,18に、第1の実施例の場合よりも多くの湿し液 が移されるので、有利には、駆動リング17,18が湿し液排出作用の成形部(f euchtmittelabfuehrendes Profil)を備えている。湿し液排出作用の成形部19 は例えば、駆動リング17,18の周壁をねじ状に延びる溝(Nut)21から成っ ており、溝が湿し液を湿し液ローラ6,8の端部に向けて搬出する。 符号の説明 1 湿し装置、2 版胴、3 スプレービーム、4 クロムローラ、6 湿し 液引き渡しローラ、7 湿し液練りローラ、8 湿し液着けローラ、9 被覆、 11 ウエブ、12 周面、13 リング溝、14,16 端部、17,18 駆動リング、19 成形部、21 溝、b11 ウエブの幅、c 幅、e 被覆 及び駆動リングの直径、f 湿し液練りローラの行程長さ
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月14日(1999.4.14) 【補正内容】 明細書 湿し液ローラ 本発明は、オフセット輪転印刷機の湿し装置のための、請求項1の上位概念に 記載の形式の湿し液ローラに関する。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第1436542号公報により、弾性的な被覆 を有していて版胴によって摩擦接続に基づき駆動可能な湿し液着けローラが公知 である。該湿し液着けローラは両側で周囲にリング状に配置された対向受けを有 しており、対向受けが版胴の周囲の両側に配置された支持部に対して回転接触し ている。 前述の駆動部における欠点として、駆動される湿し液着けローラの弾性的な被 覆と対向受けのリングとが異なる材料から成っている。さらに欠点として、版胴 の端部に配置されたリング状の支持部は、張設される版板のために版胴よりも大 きな直径を有していて、かつ異なる材料から成っている。 米国特許第5191835号公報には、輪転印刷機の、4つの湿し液ローラを 備えた湿し装置が記載してある。版胴と直接に協働する湿し液着けローラが摩擦 接続的に駆動されるのに対して、湿し液着けローラの前に配置された湿し液ロー ラは歯車によって形状接続 的(formschluessig)に駆動される。 ドイツ連邦共和国特許出願公告第1761245号公報及び米国特許第503 3376号公報より、湿し液ローラが開示されており、該湿し液ローラの端部が 駆動リングを備えている。駆動リングと湿し液ローラの套壁面とが同じ直径を有 している。 米国特許第5222434号公報はインキ及び湿し液ローラを開示しており、 該インキ、及び湿し液ローラがインキ若しくは湿し液の搬送のための螺旋状の溝 を有している。 本発明の課題は、湿し液ローラを改善して、該湿し液ローラが湿し装置内の任 意の箇所に配置されたローラによって摩擦接続的に駆動可能であるようにするこ とである。 前記課題が本発明に基づき請求、項1に記載の構成によって解決された。 本発明によって得られる利点として特に、湿し液ローラが表面全体にわたって 弾性的な一様な被覆を有しており、該被覆の両端に切り込み(Einstich)に基づき 駆動リングが安価に形成される。従って、付加的な対向受け(Widerlager)が不要 である。湿し液ローラが駆動リングで以て、湿し装置の堅い表面を備えたあらゆ るローラと接触可能で、かつ該ローラによって駆動でき、このために付加的な支 持部(Auflager)を必要とすることはない。特に有利には、本発明に基づく湿し液 ローラは、綾振りする、即ち軸線方向に往復運動するように駆動される湿し液練 りローラに接触可能である。 有利には、套壁面と駆動リングとの同じ直径によって同じ進行状態(Abwicklun gsverhaeltnis)、即ち同じ周速度が得られる。 有利な変化例では駆動リングが湿し液排出作用の成形部を有している。このよ うな手段は特に、湿し液供給経路で見て湿し液着けローラの前に綾振りするクロ ムローラを配置する場合に用いられる。これによって、湿し液着けローラと駆動 リングとの間の良好な摩擦及び湿し液着けローラの、湿し液を供給すべき幅にわ たる均一な湿し液塗布が達成される。 請求の範囲 1.湿し液ローラであって、少なくとも1つの端部(14,16)が少なくとも 1つの駆動リング(17,18)を備えている形式のものにおいて、駆動リング (17,18)と湿し液ローラ(6,8)の套壁面とが同じ直径を有しており、 湿し液ローラがゴム弾性的な被覆(9)を有しており、駆動リング(17,18 )が前記被覆(9)内に設けられたリング溝(13)によって形成されているこ とを特徴とする湿し液ローラ。 2.湿し液ローラ(6,8)の両方の端部(14,16)に駆動リング(17, 18)が配置されている請求項1記載の湿し液ローラ。 3.駆動リング(17,18)が周面に成形部(19)を有している請求項1記 載の湿し液ローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.湿し液ローラであって、少なくとも1つの端部(14,16)が少なくとも 1つの駆動リング(17,18)を備えている形式のものにおいて、駆動リング (17,18)と湿し液ローラ(6,8)の套壁面とが同じ直径を有しており、 湿し液ローラがゴム弾性的な被覆(9)を有しており、駆動リング(17,18 )が前記被覆(9)内に設けられたリング溝(13)によって形成されているこ とを特徴とする湿し液ローラ。 2.湿し液ローラ(6,8)の套壁面及び駆動リング(17,18)がそれぞれ 、ゴム弾性的な被覆(9)を有しており、套壁面及び駆動リング(17,18) の被覆(9)が同じ材料から成っている請求項1記載の湿し液ローラ。 3.駆動リング(17,18)が、湿し液ローラ(6,8)の湿し液供給作用の ゴム弾性的な被覆(9)から、湿し液ローラ(6,8)の周面(12)に設けら れたリング溝(13)によって分離されている請求項1及び2記載の湿し液ロー ラ。 4.湿し液ローラ(6,8)の両方の端部(14,16)に駆動リング(17, 18)が配置されている請求項1記載の湿し液ローラ。 5.湿し液ローラであって、少なくとも1つの端部( 14,16)が少なくとも1つの駆動リング(17,18)を備えている形式の ものにおいて、駆動リング(17,18)が周面に湿し液排出作用の成形部(1 9)を有していることを特徴とする湿し液ローラ。 6.湿し液ローラ(6,8)が輪転印刷機の湿し装置(1)内に配置されている 請求項1及び5記載の湿し液ローラ。 7.湿し液ローラであって、少なくとも1つの端部(14,16)が少なくとも 1つの駆動リング(17,18)を備えている形式のものにおいて、駆動リング (17,18)と湿し液ローラ(6,8)の套壁面とが同じ直径を有しており、 駆動リング(17,18)に湿し液供給が行われるようになっていることを特徴 とする湿し液ローラ。 8.湿し液ローラ(6,8)の製造のための方法において、湿し液ローラ(6, 8)にまずゴム弾性的な被覆(9)を備えて、次いで該被覆内に、駆動リング( 17,18)の形成のために少なくとも1つのリング溝(13)を設け、この場 合、駆動リング(17,18)と湿し液ローラ(6,8)の套壁面とが同じ直径 を有することを特徴とする、湿し液ローラの製造のための方法。
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