JP2000512313A - ワクチンまたは診断検定用prrsウイルスのペプチド配列同定prrsv抗原部位 - Google Patents

ワクチンまたは診断検定用prrsウイルスのペプチド配列同定prrsv抗原部位

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Abstract

(57)【要約】 本発明はPRRSV分離株の抗原部位を提供する。抗原部位は中和的、保存的、非保存的、立体配座的であって、抗体誘発能を有し、PRRSVのORF4およびORF7によりエンコードされたプロテインGP4およびNに見出される。この部位により同定されるペプチド配列はPRRSに対し直接作用するワクチンおよびPRRSの診断試験法に取込ませることができる。また、識別試験法の開発が可能であって、ブタの群れからPRRSを撲滅するために企画されたプログラムにおいてマーカーワクチンに続いて使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ワクチンまたは診断検定用PRRSウイルスのペプチド配列同定PRRSV抗原 部位 本発明はミステリーブタ病(Mystery Swine Disease)の原因主体、PRRS ウイルスに関し、また、PRRSウイルス中に同定されるペプチド配列およびそ の配列をワクチンおよび診断試験法に取り入れることに関する。 PRRSウイルス(PRRSV)はブタの病気の原因主体であって、現在はブ タ生殖・呼吸症候群(PRRS)と呼称される。当該ウイルスはブタの病気の原 因主体であって、米国では略1987年以来、また、ヨーロッパでは1990年 以来認められたものであり、当初は種々の病名、例えば、ミステリーブタ病、ブ タ不妊・呼吸症候群、その他多くの名称で知られていた。ウイルスそれ自体も多 くの名称を与えられ、とりわけ、レリスタッドウイルス(LV)、SIRSウイル ス、等々であったが、現在は殆どブタ生殖・呼吸症候群ウイルス(PRRSV) と呼ばれている。このウイルスはブタの流産および呼吸困難を惹起こすが、19 91年ヨーロッパで最初に単離され(EP特許587780、US特許5,62 0,691)、次いで米国および世界中の多くの国々で単離された。PRRSV は小型の包膜ウイルスであり、プラス鎖RNAゲノムを含んでいる。PRRSV はマクロファージ中で優先的に増殖する。マクロファージに加え、PRRSVは 細胞系CL2621およびサルの腎臓細胞系MA−104からクローン化した他 の細胞系でも増殖することができる(Benfield et al.、J.Vet.Diagn.Invest .4:127〜133、1992)。 PRRSVのゲノム、約15kbのポリアデニル化RNAは1993年に配列 決定された(Meulenberg et al.、Virology 192;62〜74、1993)。ヌ クレオチドの配列、ゲノム体制および複製戦略が物語るのは、PRRSVはアー テリウイルス(Arteriviruses)と呼ばれる小型包膜プラス鎖RNAウイルスの一 群に関係するということである。このウイルス群は乳酸デヒドロゲナーゼ高揚ウ イルス(LDV)、ウマ動脈炎ウイルス(EAV)、およびサル出血熱ウイルス(S HFV)を包含する。これらのウイルスは類似のゲノム体制、複製戦略、形態、 およびウイルスタンパクアミノ酸配列を有する。アーテリウイルスは12.5〜 15kbのゲノムを含み、複製に際して6種のサブゲノムRNAの3'ネストセ ットを合成する。これらのサブゲノムRNAはリーダー配列を含むが、これはウ イルスゲノムの5'端から誘導される。ORF1aおよび1bはウイルスゲノム の約2/3を構成し、RNA依存性RNAポリメラーゼをエンコードする。6種 の小型ORF、すなわちORF2〜7はウイルスゲノムの3'端に位置している 。ORF2〜6は同様に包膜タンパクをエンコードするが、ORF7はヌクレオ カプシドタンパクをエンコードする(Meulenberg et al.、Virology 206:1 55〜163、1995)。 PRRSVは最初のアーテリウイルスであり、このものについてはORF2〜 7によりエンコードされる6種すべてのタンパクがウイルス粒子と関わりのある ことが証明されている。15kDaのNタンパク(ORF7がエンコード)およ び18kDaの内在性膜タンパクM(ORF6)はN−グリコシル化されていな いが、29〜30kDaのGP2タンパク(ORF2)、45〜50kDaのプロ テインGP3タンパク(ORF3)、31〜35kDaのGP4タンパク(ORF4) 、および25kDaのプロテインGP5(ORF5)はグリコシル化されている 。これらのタンパクは細胞外ウイルスおよびPRRSVの北米分離株、ATCC −VR2332、ならびに他のPRRSV分離株を感染させた細胞の溶解液にも 検出されている(PRRSVの他の分離株は、例えば、CNCM I−1140、 ECACC V93070108、CNCM I−1387、CNCM I−13 88、ATCC−VR2402、ATCC−VR2429、ATCC−VR24 30、ATCC−VR2431、ATCC−VR2475、ATCC−VR23 85であるが、他の多くのものは既知である)。 我々は以前に、GP3、GP4、MおよびNに特異的な一群のPRRSV−特異 MAbの単離と特性化につき記載した(van Nieuwstadt et al.、J.Virol.70 、4767〜4772、1996)。興味深いことに、GP4に対するMAbは 中和性であり、タンパクの少なくとも一部がウイルス粒子表面に露出しているこ とを示唆していた。さらに、Nに対するMabの殆どが試験したすべてのPRR SV分離株と反応した。 PRRSそれ自体、世界の殆どの地域でのブタ産業にとって重要な関心事とな る問題である。ブタの群れにPRRSVを持ち込むことは深刻な経済的損失をも たらすだろう。PRRSに対する診断試験の実施は多くの畜産業者および研究室 で広く習慣化されている。殆どの診断試験、例えば、IPMA、IFT、IFA 、ELISAなどでは、それぞれ適切な検出手段、例えば、接合酵素または蛍光 色素、および他の基質、PRRSVから誘導される抗原とPRRSVに対する抗 体間の相互作用の使用から構成され、それによって試験すべき動物(ブタなど) から採取する生物サンプル、例えば、血液、血清、組織、組織液、洗浄液、尿、 糞便など中のPRRSV抗原あるいはPRRSVに対する抗体の存在を測定する 。PRRSを診断するためのこれらの診断試験、あるいは診断キットまたはアッ セイに使用する抗原および/または抗体は、PRRSVの起源により、あるいは PRRSVとの反応性により規定される。原則として、高い特異性と感度を明確 に必要としない場合には、スクリーニング検定にはこれで十分である。しかし、 PRRSはさらに拡散し続け、ブタ産業内で重大な関心事となり、すべての群れ から、あるいはさらにブタを飼育するすべての地域、領域、または国からPRR Sを絶滅させる必要があると思われている。この要請の明瞭な一例はデンマーク でのPRRSに関する撲滅プログラムの提案である。もしPRRSを根絶させる と決定するならば、今日使用されている試験法よりもより高い特異性と感度を示 す診断試験法が必要となる。 PRRSに対する予防接種も広く実施されている。幾つか例示すると既知のも のとして改良型の生ワクチンが使用されているが、不活化ワクチンも知られてい る。しかし、生ワクチンの一般的な問題は、PRRS生ワクチンでも同様であり 、その問題はこれらのワクチンが未予防接種のブタに拡散する傾向があり、その ためにブタの群れでの検出可能な感染を減少させる代りに拡大させることとなり 、根絶への生産性を帳消しにしてしまう。血清学的に野生型ウイルスと識別し得 る ラインマーカーワクチンを使用するならば、この問題は大幅に縮小されるだろう 。不利益が加わるとすれば、生ワクチンは未同定の抗原性成分のために、時とし て予防接種したブタにアナフィラキシー反応を惹起こすことである。不活化ワク チンは一般に予防接種したブタに保護作用を誘導すると報告されており、さらに 利点としてブタからブタへと拡散することもないが、不活化ワクチンの欠点は、 測定可能で予防効果のある免疫応答を引き出すためには、ワクチンの一回投与量 で十分な抗原量を生じさせるのが難しいことである。とりわけ、ブタで測定可能 で中和性のある抗体力価を誘発する不活化ワクチンは、予防接種ブタ集団におい てこれらの中和性抗体を測定することが役立つゆえに、ブタの群れの予防接種に より得られる予防効果の水準について理解を得るために有益である。さらに、た とえ必要な抗原量を集めることに成功するとしても、このことはまたさらに他の 未確定抗原量がワクチン内に存在することを意味し、それが上記のごときアナフ ィラキシー反応を引起こす可能性もある。この意味で、PRRSV上のどの特異 部位が中和作用に関与しているかを知ることは有意義であり、より適切なワクチ ンの設計に役立ち、中和性抗体を誘導するために必要とする重要なペプチド配列 を取り込ませることができる。現在使用されているワクチンは米国で単離された PRRSV分離株から由来するものであるが、その利点はかかるワクチンがPR RSVのヨーロッパ分離株に対し完全に予防的であり、免疫学的に交差反応性を 有するにもかかわらず、未確定ではあるが、ヨーロッパPRRSV分離株と識別 し得るエピトープまたは抗原性部位を含んでいることである。逆に、ヨーロッパ で単離されたPRRSV分離株由来の生ワクチンは、PRRSVの米国分離株に 対し完全に予防的であり、免疫学的に交差反応性を有するにもかかわらず、未確 定ではあるが、米国PRRSV分離株と識別し得る類似のエピトープまたは抗原 性部位を含んでいる。 血清学的試験法が利用可能であって、その方法が米国誘導ワクチンを接種した かあるいはヨーロッパ野生型PRRSVを感染させた(予防接種した、しないに かかわらず)ブタ同士を識別し得る(PRRSV分離株間の小さなエピトープ差 にもとづく)か、あるいはヨーロッパ誘導ワクチンを接種したかあるいは米国野 生型PRRSVを感染させた(予防接種した、しないにかかわらず)ブタを識別 し得るものであるならば、マーカーワクチンおよび対応する診断試験法(当該識 別可能なエピトープまたは抗原性部位を取込んでいる)が開発可能であるが、そ れらはPRRSに対する撲滅プログラムにおいて十二分に信頼して使用すること ができる。例えば、デンマークでは米国誘導ワクチンで予防接種することが可能 であり、ヨーロッパ野生型PRRSV上のユニークエピトープに対してのみ向け られ、米国株とは交差反応しないデンマークブタでの一群の抗体を測定すること ができる。これにより明確な検出が可能であり、続いて野生型感染ブタをデンマ ーク群から除去することが可能である。現在、かかる識別はPRRSV分離株間 の全体に広範な免疫交差反応性のために可能ではない。言うまでもないことであ るが、かかる組み合わせ予防接種試験プログラムはPRRS撲滅のための基本で あり、他の国においても使用し得るが、要すればワクチンおよび/または診断試 験に使用される別のPRRSV抗原性部位とともに使用することができる。 本発明はPRRSVのペプチド配列を含んでなる抗原性部位を提供するが、こ の部位は不活化または弱毒化ワクチンまたは組換えDNA技術を経て誘導したワ クチンなど、ワクチンの改良を可能とし、また、この部位は診断方法、試験法お よびキットの改良を可能とし、さらに新しい診断方法、試験法およびキットの生 産を可能とする。抗原性を維持する(例えば、ポリクローナル血清またはMAb との反応性により確定される)人工的改変またはアミノ酸残基の置換、およびそ の結果としての抗原性部位の機能性は、ペプチドの設計と合成に習熟した当業者 により、特異的分離株の抗原部位を構成する既知配列から容易に誘導し得る。例 えば、ある種アミノ酸残基は対応し得る性質の他のアミノ酸と常套的に置き換え 得る。例えば、塩基性残基は他の塩基性残基と、酸は酸と、嵩高い残基は嵩高い 残基と、疎水性またな親水性の残基は他の疎水性またな親水性の残基となどであ る。また、他の、あまり常套的ではないが、より特異的な変化も可能であり、そ れによって選択した配列の抗原性を維持し、あるいは改善さえする。かかる変更 は、例えば、ペプスキャン(PEPSCAN)ベースのアミノ酸置換または置換 地図作製技術により実施し得る(van Amerongen et al.,Peptide Research(1 992)5、269〜274)。要約すると、本発明により提供される抗原部位 内のアミノ酸残基は、例えば、常套手段により、または置換地図作製の手引きの もとで置換し得るが、それによって得られるペプチド配列は機能的に抗原性部位 と等価である。置換するアミノ酸はL−またはD−アミノ酸残基のいずれであっ てもよい。さらに、本発明により提供されるペプチド配列は、技術上既知のアジ ュバント(KLHなど)に接合することにより、より抗原性となし得る。さらに 、該ペプチドは1以上の(縦列ペプチドなど)繰返し配列でペプチドを調製する ことにより、あるいは重合または環化により、より抗原性となし得る。 Nタンパクが免疫原性であること(Meulenberg(1995)、J.Clin.Diagn.La b.Immunol.2、652〜656、GB2 289 279A)、また、ヨーロッパ 株(LV)および米国株(VR2332)のNタンパク間には保存領域と非保存 領域の存在すること(WO96/04010)はすでに示されているが、我々はこ こに初めてどの保存領域および非保存領域が抗原性であるか、また、どれが免疫 化または診断アッセイ法のための抗原として個々にまたは組み合わせで使用する ことができるかを証明する。さらに、Nタンパクの抗原性領域は直線および立体 配座依存性エピトープの両方から成り立っていることをここに証明する。 GP4タンパクはPRRSVの最初の構造タンパクであり、当該ウイルスを中 和することのできる抗体を誘発することが示されている。約40アミノ酸の特異 領域が同定され、それが中和性抗体の標的としてウイルス粒子表面に露出されて おり、該抗体はウイルスが細胞に感染するのを妨げるということが明らかとなっ た。これは非常に驚くべき新知見である。その理由は、PRRSVの主要構造タ ンパクであるGP5タンパクが宿主細胞の付着に関与するもっとも重要な候補だ からである。 本発明は主要な抗原性部位、PRRSVのGP4上の中和部位を提供する。本 発明は、その配列がPRRSVのORF4タンパク上に中和部位を含んでいるP RRSV分離株のアミノ酸コア配列とコア配列に隣接するアミノ酸配列とを含ん でなる有効なマーカーワクチンの設計にとって重要な主要中和部位の位置を提供 する。様々なタイプのワクチンに関連する中和部位配列を組込むことにより、予 防接種したブタに中和性抗体を特異的に誘発することが可能である。本発明によ り提供される中和部位を含んでなる不活化ワクチンは測定可能な中和性抗体を誘 発するために作製される。とりわけ、PRRSV分離株I−1102に見出され るアミノ酸が約40〜79位の配列に相当するPRRSVのORF4エンコード タンパクの位置にある配列は中和部位を含んでなる。さらに、選択されたペプチ ド配列は技術上既知のアジュバントまたは他の担体と混合することによりさらに より免疫原性とする。このようにして得たペプチド組成物はワクチンとして使用 される。しかしまた、中和部位を含んでなる選択されたペプチド配列は、非相同 ウイルスまたはバクテリアから誘導される別個の組換えベクターであるワクチン ベクターシステムに組込まれるが、該選択されたペプチド配列はまた、それから 誘導されるPRRSVベクターウイルスまたはワクチンに選択的に組込まれる。 本発明のさらなる側面において、約52〜75位に相当する位置にあるアミノ 酸配列は広範囲に反応性を有する中和部位をより特異的に構成する。本発明によ り提供される中和部位の他の態様は、既知のまたは見出されるべき(例えば、本 明細書の実験の部参照)種々のPRRSV分離株の中に見出すことができる。分 子生物学の分野の研究者にとって、本発明により提供される中和部位含有配列を さらに他のPRRSV分離株のORF4エンコードタンパクのアミノ酸配列と比 較することは容易である。 また、本発明は抗原または抗体の検出試験である診断試験法を改良するPRR SVのペプチド配列を提供する。本発明は様々なグループの抗原性部位を提供す るが、診断試験法においてはそれらを単独または組合わせて使用する。このよう に、本発明は診断および鑑別診断に関する分野に存在する様々な要請に応える診 断試験法を提供する。抗原−抗体の相互作用はアミノ酸配列の長さが5〜15で あるアミノ酸配列の交差反応性エピトープ−パラトープ相互作用を常に必然的に 伴う。本発明は、アミノ酸配列の長さが5〜15のアミノ酸配列であって、その 一部または全部が本発明抗原性部位のコア配列と重なり合っている配列を診断試 験に組込むために提供する。これらのペプチド配列は、試験に使用する配列を含 む抗原または抗原性物質を選択または設計するために使用する。またさらに、本 発明が提供するのは、本発明が提供した抗原性部位と反応する合成抗体である。 これらの部位または関連する配列は、ファージディスプレーライブラリーなどの システムから得られる合成抗体、または異種発現システムで容易に発現させるこ とのできる抗体様分子を構成する(重鎖)抗体のクローン選択から得られる合成 抗体と反応する。 本発明が提供する1群は、上記ですでに説明したように、当該中和部位に対応 するペプチド配列を含んでなる。この部位および/またはこの部位に対し特異的 な抗体を含んでなる診断試験法はブタの中和性抗体を検出する。本発明が提供す る他の群は、プロテインN上の保存抗原性部位を含んでなる。保存抗原性部位内 に、本発明はコア配列VNQLCQLLGAまたはVNQLCQMLGKを与え る。この部位および/またはこの部位に対し特異的な抗体を含んでなる診断試験 法は、殆どのPRRSV分離株と特異的に反応するブタのこれら抗体を検出する 。また、診断試験法は、PRRSV抗原を検出するために、保存部位に対する抗 体を使用するものとして提供されるが、それによってPRRSV分離株を、その 由来に関係なく、該試験法により検出することを可能とする。本発明が提供する 他の群は、プロテインN上の非保存分化性抗原性部位を含んでなる。この部位お よび/またはこの部位に対し特異的な抗体を含んでなる診断試験法は、別個のP RRSV分離株と特異的に反応するブタのこれら抗体を検出し、それによって、 例えば、予防接種したブタを野生型PRRSVに感染したブタから識別する。ま た、診断試験法は、PRRSV抗原を検出するために、非保存部位に対する抗体 を使用するものとして提供されるが、それによって異なるPRRSV分離株を該 試験法により識別することを可能とする。かかる非保存抗原性部位の1つに、本 発明はコア配列PRGGQAKKKKまたはPRGGQAKRKKまたはPRG GQAKKRKまたはGPGKKNKKKNまたはGPGKKNKKKTまたは GPGKKNRKKNまたはGPGKKFKKKNまたはGPGKKIKKKN またはGPGQINKKINを与える。他の非保存部位には、本発明はコア配列 MAGKNQSQKKまたはMPNNNGKQTEまたは MPNNNGKQPKまたはMPNNNGKQQKまたはMPNNNGKQQN またはMPNNNGKQQKまたはMPNNNGRQQKを与える。また、GP 4またはNタンパクの上記コア配列の抗原性およびそれによる機能性を維持する 人工的変更は、上記のように、ペプチドの設計と合成に習熟した当業者により、 容易に導入することができる。 また、本発明は立体配座エピトープ(これは種々の分離株間で大きく変化する )からなる1群をも提供するが、これは分離株I−1102のプロテインN上の アミノ酸51〜約68位置(分離株I−1102のコア配列PKPHFPLAA EDDIRHHL)または79〜約90位置(分離株I−1102のコア配列S IQTAFNQGAGT)または111〜124位置(分離株I−1102のコ ア配列HTVRLIRVTSTSAS)に見出されるものに対応する位置に見出 すことができる。Nタンパクの保存および非保存、分化性および立体配座性部位 は、本発明が提供するものであるが、これらはPRRSV感染を明確に診断する 診断試験法を提供する。本試験法は非保存部位の使用を避け、それによって偽陰 性の結果を避けるように実施する。さらに、種々の非保存部位は、例えば、野生 型のPRRSV分離株に感染したブタから予防接種したブタを識別することので きる分別試験法の開発に使用される。再度付言するならば、分子生物学に携わる 当業者にとって、当該保存または非保存または立体配座性エピトープ部位からな る配列をさらに他のPRRSV分離株のORF7エンコードタンパクアミノ酸配 列と並び換えることは容易である。本発明が提供する部位はPRRS撲滅プログ ラムに使用するワクチン−識別診断試験法の新しい組合わせに使用される。 実験の部 材料と方法 細胞およびウイルス PRRSVのター・ハーン(Ter Huurne)株(CNCM I−1102)は1 991年に単離された(Wensvoort et al.、1991)。米国ATCC−VR23 32株はベンフィールド(Benfield)らが単離した(1992)。NL1株(オラ ンダ、1991)は我々の研究室で単離した。NY2株(英国、1991)はド リ ュウ(T.Drew)氏より恵与頂いた。DEN株(デンマーク、1992)はボト ナー(A.Botner)氏より恵与頂いた。LUX株(ルクセンブルク、1992) はロッシュ(Losch)氏より恵与頂いた。SPA1およびSPA2(スペイン、 1992)はショコウヒ氏およびエスプナ氏(Shokouhi and Espuna)よりそれ ぞれ恵与頂いた。また、FRA株(フランス、1992)はレフォーバン(Y.L eforban)氏より恵与頂いた。 PRRSVおよびVR2332は既述のようにCL2621細胞上増殖した(v an Nieuwstadt et al.、1996)。7種の異なるヨーロッパ分離株はブタ肺胞 マクロファージ中で増殖した。マクロファージは既述のように維持した(Wensvoo rt et al.、1991)。BHK−21細胞は5%ウシ胎児血清および抗性物質添 加ダルベッコ最少必須培地中で維持した。トランスフェクション実験のために、 BHK−21細胞をグラスゴウ最少必須培地(ギブコ−BRL/ライフ・テクノ ロジー(株))中で増殖させた。 抗血清 ブタ抗−PRRSV血清21およびウサギ抗−ペプチド血清698および70 0を先の実験に用いた。血清700はPRRSVのORF4がエンコードするア ミノ酸106〜122位(CLFYASEMSEKGFKVIF)に向けられた もので、ウサギから取得した。MAbの産生と特性化はすでに記載がある(van N ieuwstadt et al.、1996)。ハイブリドーマは5の連続的融合実験から誘導 し、ORF4タンパクに対するもの(MAb121.4、122.1、122. 12、122.20、122.29、122.30、122.59、122.6 6、122.68、122.70、122.71、126.1、126.7、1 30.7、138.28、またはORF7タンパク(MAb122.17、12 5.1、126.9、126.15、130.2、130.4、131.7、1 38.22、WBE1、WBE4、WBE5、WBE6、SDOWI7)に対す るものであった。Mab WBEはドリュウ博士(Dr.Drew)(ウエイブリッジ、 英国)の御好意により入手し得た。Mab SDOW17はベンフィールド博士( Dr.Benfield)(サウスダコタ、米国)の御好意により入手し得た。 プラスミドの構築 初期には、ORF4の上流(PRRSV13)および下流(PRRSV14) に位置する2つのオリゴヌクレオチドを用い、プライマーに導入したBamHI とHindIIIを使用してpGEM−4Z中分離株I−1102のORF4を増 幅し、クローン化していた(Meulenberg et al.1995)。得られたプラスミドは pABV209と命名した。VR2332のORF4における開始コドン(PR RSV4)および終止コドン(PRRSV5)に関し同様の位置にある2つのオ リゴヌクレオチドを使用し、以前の研究にて記載したようにRT−PCRにより VR2332のORF4を増幅した。VR2332のORF4はその内部にHi ndIII部位を含んでいるので、PCRフラグメントをBamHIで消化し、部 分的にはHindIIIで消化して、pGEM−4Zにクローン化し、プラスミド pABV270とした。組換えDNA技法は実質的にサムブルーク(Sambrook) らの記載どおりに実施した(分子クローニング、実験室マニュアル、コールド・ スプリング・ハーバー・ラボ、コールド・スプリング・ハーバー、ニューヨーク 、1989)。pABV270のVR2332ORF4のヌクレオチド配列は自 動DNAシークエンサー(アプライド・バイオシステム)により決定したが、公 開されている配列に一致した(Murtaugh et al.,Arch.Virol.140;145 1〜1460、1995)。続いて、I−1102およびVR2332のORF 4をヤムリキ森林熱ウイルス発現ベクターpSFV1に移入した。pABV20 9およびpABV270をBamHIおよびHindIII(pABV270につい ては部分的に)で消化し、ORF4フラグメントはクレノウ・ポリメラーゼ(フ ァルマシア)で処理して平滑末端を作り、これらをpSFV1のSmal部位に 結合させ、仔ウシ腸内アルカリホスファターゼ(ファルマシア)により脱リン酸 化した。適正な方向にI−1102(pABV265)およびVR2332(p ABV271)のORF4を含むプラスミドにつきさらにGP4タンパクの発現 を試験した。さらに、I−1102およびVR2332の4種の異なるキメラO RF4遺伝子を作製した。VR2332 GP4タンパクのアミノ酸1〜39位を エンコードするORF4のヌクレオチド配列を、オリゴヌクレオチドPRRSV 4と PRRSV6によりプラスミドpABV270から増幅した。得られたフラグメ ントをBamHIおよびSacIIで消化した。このフラグメントをBamHIお よびSacIIで消化したpABV209に連結し、pABV306内のVR23 32GP4タンパクのアミノ酸1〜39とI−1102GP4タンパクのアミノ酸 40〜183位との間にインフレーム融合を創製した。VR2332 GP4のア ミノ酸1〜75位をエンコードするORF4のヌクレオチド配列をオリゴヌクレ オチドPRRSV4およびPRRSV9により増幅した(表2参照)。このフラグ メントをKpnIおよびBamHIにて消化した。I−1102 GP4タンパク のアミノ酸80〜183位をエンコードするORF4のヌクレオチド配列をPR RSV46およびPRRSV14により増幅し、増幅したフラグメントをKpn IおよびBamHIにて消化した。両フラグメントをBamHIとHindIII にて消化したpGEM−4Zに一緒に連結し、プラスミドpABV308とした 。同様に、相補性構築物をpABV314に創製したが、このものはVR233 2のアミノ酸76〜178位をエンコードするフラグメントに連結したPRRS V13とPRRSV57で増幅したI−1102 GP4タンパクのアミノ酸1〜 79位をエンコードするヌクレオチド配列から構成され、pGEM−4Z中PR RSV10およびPRRSV5により増幅した。第四のキメラ構築物はVR23 32 GP4タンパクのアミノ酸1〜39位とアミノ酸76〜178位をエンコー ドするフラグメントに融合したPRRSV GP4タンパクのアミノ酸40〜79 位をエンコードするフラグメントから構成されていた。これはpABV270の BamHI/SacII ORF4フラグメントとpABV314のSacII/Hi ndIII ORF4フラグメントをBamHIとHindIIIで消化したpGEM −4Zに連結することにより達成した。このプラスミドは消化されたpABV3 25であった。プラスミドpABV306、pABV308、pABV314、 およびpABV325が適正な配列であるかどうかにつきオリゴヌクレオチド配 列決定法によりチェックした。キメラORF4遺伝子を、VR2332とPRR SVのORF4遺伝子について上記したのと同様に、pABV306、pABV 308、pABV314、およびpABV325からPSFVIに移入し、 それぞれpABV296、pABV305、pABV321、およびpABV3 26とした(図3)。 ORF7の上流(LV108;5'GGAGTGGTTAACCTCGTCA AGTATGGCCGGTAAAAACCAGAGCC3')および下流(LV 112;5'CCATTCACCTGACTGTTTAATTAACTTGCAC CCTGA3')に位置する2つのオリゴヌクレオチドを用い、ORF7遺伝子 を増幅し、pGEM−Tにクローン化し、pABV431とした。ORF7のフ ラグメントを増幅するのに使用したこれらと他のオリゴヌクレオチドの配列およ び位置を表1に掲げる。さらに、4つの異なるキメラ構築物をPCR指向変異誘 発により作製した。アミノ酸25〜26位、28〜30位(部位B;図3)をコ ードする配列をEAV Nタンパクの対応する配列と置換えた。これはLV10 8とLV134(5'TGGGGAATGGCCAGCCAGTCAATGACC TGTGCCGGATGTTTGGTGCAATGATAAAGTCC3')でO RF7をPCR増幅することにより達成した。変異したDNAフラグメントはM scIおよびPacI部位を用いpABV431に導入し、pABV455とし た。ORF7のアミノ酸51〜67位をエンコードする領域はLDV ORF7 の対応する領域に置き換えた。pABV431をEcoNIおよびClaIにて 消化し、プライマーLV98(5'CCAGCAACCTAGGGGAGGACA GGCCAAAAAGAAAAAGCAGCCGAAGCTACATTTTCC CATGGCTGGTCCATCTGAC3')およびLV99(5'CGTCT GGATCGATTGCAAGCAGAGGGAGCGTTCAGTCTGGG TGAGGACGTGCCGGAGGTCAGATGGACCAGCC3')で生 成させたPCRフラグメントに連結し、同じ酵素で消化した。これをプラスミド pABV463と命名した。アミノ酸80〜90をエンコードするORF7領域 はLDV ORF7遺伝子の対応する領域に置き換えた。LVのORF7遺伝子 はプライマーLV101(5'GCTTGCAGGCGCCCGTGACGCTT TTCAATCAAGGCGGAGGACAGGCGTCGCTTTCATCC A3')およびLV112によるPCRにて変異した。得られたフラグメントを NarIおよび PacIにて消化し、ClaIおよびPacIで消化したpABV431に連結 した。これによりpABV453を得た。最後に、NタンパクのC末端部分(ア ミノ酸111〜128位)をエンコードする領域を、LDVのNタンパクの対応 するアミノ酸をエンコードする配列に置き換えた。ORF7遺伝子をプライマー LV108およびLV102(5'ATGTCCCGGGCTAAGCGGCG GAGGAATTAGCAGAAGCGTTAATCAGGCGCTGTGTA GCAGCAACCGGCAG3')により増幅し、pGEM−Tベクターにク ローン化し、pABV456とした。野生型ORF7および突然変異ORF7遺 伝子をPacI(平滑末端)およびHpaIでの消化によりpABV431、p ABV453、pABV455、およびpABV463から、また、HpaIお よびSwaIでの消化によりpABV456から切り出した。これらの遺伝子は 次いでセムリキ森林熱ウイルス発現ベクターpSFV1の脱リン酸化SmaI部 位に挿入した。適正な方向にそれぞれのORF7遺伝子を含むプラスミドpAB V470、pABV460、pABV462、pABV518およびpABV4 71については、さらにNタンパクの発現について試験した。セムリキ森林熱ウ イルスORF7RNAのin vitro転写およびトランスフェクションはSFV−O RF4構築物について上記したのと同じであった。 7種の異なるヨーロッパ分離株のORF4遺伝子をクローン化するために、マ クロファージにNL1、NY2、DEN、FRA、SPA1、SPA2、および LUXを感染させ、ミューレンバーグ(Meulenberg)ら(1993)記載のとお りにRNAを単離した。ORF4遺伝子をオリゴヌクレオチドPRRSV13お よびPRRSV14でのRT−PCRにより増幅し、pGEM−4Z中BamH IおよびHindIIIでクローン化した。それぞれの株について、2つの独立し たPCRから誘導された2種クローンのORF4ヌクレオチド配列を決定した。 このヌクレオチド配列から誘導されたタンパク配列は、複数配列アラインメント プログラムPCジーンCLUSTAL(インテリジェネティックス商標)を用い 直線化した。 SFV−ORF4 RNAのin vitro転写およびトランスフェクション 異なるORF4構築物を含むpSFV1プラスミドをSpelでの消化により 直線化し、in vitro転写した。合成したRNAを24穴プレートの15mmウエ ル中にてリポフェクチンを用いBHK−21細胞に移入した。細胞を氷冷した5 0%(v/v)メタノール/アセトンで固定し、異なるORF4構築物が発現したGP 4タンパクを免疫ペルオキシダーゼ単層アッセイ法(IPMA)によりMAbで 染色した。ORF4発現産物を免疫沈降法により分析するために、BH K−2 1細胞107個にエレクトロポレーションにより10μgのin vitro転写SFV- oRF4 RNAを移入した。エレクトロポレーションした細胞を6穴プレート の35mmウエル3ヶ所に配分し、トランスフェクションの18時間後に細胞を 標識した。 ペプスキャン法 重複ノナペプチドまたはドデカペプチドの完全セットを、先に決定したPRR SVのORF4またはORF7配列から導かれるアミノ酸から合成した(Meulenb erg et al.、1993)。ポリエチレンロッド上固相ペプチドの合成および酵素 結合抗体免疫吸着アッセイ(ELISA)型の分析による免疫スクリーニングを 確立したペプスキャン(PEPSCAN)手法(Geysen et al.、PNAS、8 1、3998〜4002、1984)に従い実施した。 結果 我々はすでに、ウエスタン免疫ブロット分析により、GP4と命名したPRR SVの31〜35kDaタンパクと反応する一群の中和性MAb、およびNタン パクと反応する一群のMabを記載した。GP4はORF4がエンコードする構 造糖タンパクであることが示され、NはORF7がエンコードするヌクレオキャ プシドタンパクであることが示された。GP4特異Mabによる免疫沈降実験に おいて、PRRSVを感染させた細胞の溶解液から誘導したGP4タンパクは、 28kDaの分離したバンドとして、幾分見掛け上分子量の大きな僅かなスメア とともに移動した。MAbはPRRSV感染細胞の細胞外培地から約31kDa の拡散(グリコシル化)GP4タンパクを免疫沈降させたが、模擬感染細胞の細 胞外培地からは沈降させなかった。 GP4中和性ドメインの同定 我々は先にGP4タンパクに特異的なMAbがI−1102を認識し、米国分 離株VR2332は認識しないことを証明した(van Nieuwstadt et al.、199 6)。GP4タンパクにおける中和性MAbの結合ドメインを同定するために、我 々はI−1102およびVR2332のGP4タンパクの融合タンパクを作製 ムリキ森林熱ウイルス発現系で発現した(Biotechnol、9、1356〜1362 、1991)。先ず、I-1102のORF4をpSFV1にクローン化し、プラ スミドpABV265とした(図1)。pABV265から転写したRNAをBH K−21細胞に移入し、トランスフェクションの24時問後に、細胞を15種の 中和性MAb群により陽性染色した。MAbはpSFV1−RNAでトランスフ ェクションしたBHK−21細胞とは反応しなかった。組換えGP4タンパクは MAb126.1によりpABV265 RNAでトランスフェクションしたL −[35S]−メチオニン標識BHK−21細胞から免疫沈降させた。このものはI −1102を感染させたCL2621細胞内で合成した標準GPタンパクと同様 のサイズを有しており、PNGaseFとEndoHに感受性を示すN−グリカン をも含んでいた。VR2332のGP4タンパクをpSFV1中でクローン化し たが、このタンパクはBHK−21細胞での発現ではMAbにより認識されなか った(図1)。MAbによるGP4タンパクの認識領域をさらに位置づけるために 、I−11022およびVR2332のORF4の4種のキメラ遺伝子をpSF V1に構築した(図1)。プラスミドpABV296、pABV305、pABV 321、およびpABV326から転写したRNAをBHK−21細胞に移入し 、発現されたタンパクとGP4−特異MAbとの反応性をIPMAで試験した。 これら15種類のMAbの反応パターンは同一であり、これらのMAbがGP4 タンパク内40個のアミノ酸領域に向いていることを物語っていた。pABV3 26の発現タンパクは分離株CNCM I−1102のGP4タンパクから導かれ るアミノ酸40〜79位から構成され、VR2332GP4タンパクから誘導さ れる配列により囲まれているが、それでもこの一群のMAbにより認識された。 異 なるGP4タンパク類、とりわけMAbが認識しなかったものが、BHK−21 細胞内で適切に発現されていることを確認するために、プラスミドpABV26 5、pABV271、pABV296、pABV305、pABV321、およ びpABV326からin vitroで転写したRNAを移入したBHK−21細胞の 溶解物からそれらを免疫沈降させた。免疫沈降はブタ抗−PRRSV血清21、 MAb126.1、および抗−ペプチド血清698と700により実施した。血 清700は分離株CNCMI−1102のPRRSV GP4タンパクのアミノ酸 106〜122位に向けられたものであり、その配列は、アミノ酸121位を除 き、分離株ATCC−VR2332のGP4タンパクに一致する。従って、GP4 タンパクのすべてが血清700で免疫沈降した。それらはSDS−PAGEによ る分析ではそのサイズを識別し得なかったが、例外としてpABV305および pABV271により発現したGP4タンパクは僅かに速く移動した。これはI −1102配列に関係するVR2332配列において、アミノ酸62〜64位間 での4個のアミノ酸が欠失したことによるとするのがもっとも可能性が高い(図 3)。GP4特異MAbの完全セットはpABV265、pABV296、pAB V321、pABV326から発現したGP4タンパクを認識したが、pABV 305およびpABV271から発現したタンパクは認識しなかった。これはI PMAにより得られた結果を確認するものである(図3)。血清698はMAbと 同じ反応プロフィールを有していた。血清698はPRRSVのGP4のアミノ 酸62〜77位に向けられたものであり、GP4タンパクの今回同定された中和 ドメイン内に位置している。この領域はVR2332 ORF4において高度に 異質であり、従つて、この領域にVR2332配列を含む発現産物はこの血清に より認識されなかった。しかし、中和性ポリクローナルブタ血清はI−1102 GP4タンパク、キメラGP4タンパク、およびVR2332GP4タンパクを認 識し、ブタ抗−PRRSV血清にはGP4タンパクのアミノ酸40〜79位よっ て形成された中和部位に対し向けられた多様な中和抗体が存在することを物語っ ている。 ORF4およびORF7タンパクのペプスキャン ORF4タンパクと反応する15のMAbのすべてが、ウエスタンブロット分 析においてGP4タンパクと反応したので、それらは、分離株I−1102のG P4の40位〜79位の範囲にあるアミノ酸の領域において、直線状エピトープ を認識すると推定された。MAbの結合領域の地図をさらに作製するために、こ の領域の重なり合っている9個のペプチドまたは12個のペプチドを使用して、 ペプスキャン分析を行った。そのようなセットにおいて、最大値が、再現性をも って、バックグラウンドの2倍以上になっている場合には、ペプチドが抗原部位 を表していると考えられた。MAb 122−29、122−30、122−6 6、122−71、130−7、138−28は、59〜67位のアミノ酸(S AAQEKISF)からなる一つの特異的な抗原部位と陽性の反応をした(図2 )。MAb 122−12は、この抗原部位に弱くしか反応しなかったが、残り の7個のMAbは、ペプスキャン分析において陰性であった。ブタポリクローナ ル血清も、ペプスキャンにおいてこの部位を認識した。ブタ21をPRRSVで 感染後、6週間で採取した中和血清21は、該部位、およびそのフランキング領 域と強く、かつ広範に反応した。さらに、PRV−ORF4ベクターウイルスで ワクチン注射後54日で採取したブタ中和ポリクローナル血清、およびPRRS Vで対抗して30日後、屠殺して採取したブタ中和ポリクローナル血清(va1 2およびva14)は、ペプスキャンで認識された中和部位と強く、かつより広 範に反応した。 分離株I−1102において、中和部位のコア配列は、アミノ酸位置59〜6 7位に位置するアミノ酸配列SAAQEKISFを含む。他の分離株においては 、そのコア配列は、対応するアミノ酸位置に、またはその周辺に認めることがで き、それは、GP4タンパクの中和部位に対応するアミノ酸配列であり、たとえ ば、SAAQEEISF、STAQENISF、STAQENIPF、SEES QSVT、SASEAIR、SASEAFR、PAPFAFR、PAPEAIR 、SAPETFR、STSEAFRのような配列を含むが、PRRSVの他の分 離株は、PRRSVのI−1102分離株のORF4アミノ酸配列の59〜67 位に対応するアミノ酸位置に、またはその周辺に位置する中和部位の、対応する がわずか に異なるコア配列を有すると推定されるべきである。また、上述のコア配列の抗 原性と、かかる機能性とを維持する人工的変異は、ペプチドの設計および合成の 分野における平均的専門家によって容易に導入可能である。また、ペプスキャン における中和ポリクローナル血清の非常に広範な反応によって明らかに実証され るように、種々のPRRSV分離株の、アミノ酸コア配列を含むアミノ酸配列と 、コア配列の両端に位置するアミノ酸配列が、さらにPRRSVのORF4タン パクの中和部位を構成している。特に、概ね、アミノ酸40〜79位に対応する 位置にある配列が中和部位を構成する(図1)。また、上述の抗原部位の抗原性 とかかる機能性とを維持する人工的変異は、ペプチドの設計および合成の分野に おける平均的専門家によって容易に導入可能である。また、ポリクローナル中和 性抗体va12およびva14の広範な反応性を考慮すると、概ね、アミノ酸5 2〜75位に対応する位置にあるアミノ酸配列は、広範に反応する中和部位を、 より特異的に構成している。 ORF7タンパクに対するMabは、ペプスキャンの4つの異なる群、A(4 )、B(2)、C(3)、およびD(1)において反応した。群1(D)(該群 においては、特にMab 122.17、130.3、130.4、131.7 、WBE1、WBE4、WBE6、SDOWI7であり、保存、および非保存の 反応部位を含む)は、ペプスキャンで検出されない立体配座エピトープと反応し た。群2(B)(該群においては、特に125.1、126.9、NS95、お よびNS99であり、試験したPRRSVの全ての分離株と反応し、保存された 抗原部位を認識する)は、コア配列VNQLCQLLGA(分離株I−1102 のアミノ酸位置22〜およそ32位に発見された)またはVNQLCQMLGK を認識する。群3(C)(該群においては、特にMab 126.15であり、 ヨーロッパで分離されたPRRSV株と主に反応し、分化する抗原部位を認識す る)は、コア配列PRGGQAKKKK(分離株I−1102のアミノ酸位置4 1〜50位に発見された)、PRGGQAKRKK、PRGGQAKKRK、G PGKKNKKKN、GPGKKNKKKT、GPGKKNRKKN、GPGK KFKKKN、GPGKKIKKKN、またはGPGQINKKINを認識する 。群 4(A)(特にMab138.22であり、ヨーロッパで分離されたPRRSV 株と主に反応し、分化する抗原部位を認識する)は、コア配列MAGKNQSQ KK(分離株I−1102のアミノ酸位置1〜およそ10位に発見された)、M PNNNGKQTE、MPNNNGKQPK、MPNNNGKQQKNMPNN NGKQQN、MPNNNGKQQK、またはMPNNNGRQQKを認識する 。また、Nタンパクにおける上述の抗原部位の抗原性と、かかる機能性とを維持 する人工的変異は、ペプチドの設計および合成の分野における平均的専門家によ って容易に導入可能である。群1は、直線状エピトープを構成しないが、LDV のアミノ酸配列とPRRSVのアミノ酸配列を比較することによって、立体配座 エピトープ(これは種々の分離株間で大きく変化する)が、分離株I−1102 のアミノ酸位置51〜およそ68位(分離株I−1102のアミノ酸配列PKP HFPLAAEDDIRHHL)、79〜およそ90位(分離株I−1102の アミノ酸配列SIQTAFNQGAGT)、または111〜124位(分離株I −1102のアミノ酸配列HTVRLIRVISTSAS)に見出されるものに 対応する位置に発見し得ることがわかる。また、Nタンパクにおける上述の立体 配座エピトープ部位の抗原性と、かかる機能性とを維持する人工的変異は、ペプ チドの設計および合成の分野における平均的専門家、特に、PRRSV分離株の 配列の比較、および他のアーテリウイルス科のNタンパクの配列との比較によっ て収集された情報を有する専門家によって容易に導入可能である。これは、(O RF4に関して上述されたような)SFV発現機構においてキメラLDV/PR RSV ORF7タンパクを発現させ、群1からのMabとの反応性を測定して 決定された。 キメラNタンパク ドメインDの地図は、さらに、キメラNタンパクを発現するORF7の構築物 を用いて作製された。ドメインDに対して向けられた10個のMabのうち6個 が、PRRSVのヨーロッパと北米の両方の分離株を認識したので、LVと北米 の始原型VR2332とのNタンパクの間で非常によく保存された領域(図4) を突然変異させた。アミノ酸51〜67位、80〜90位、および111〜12 8位をコードしているヌクレオチド配列を、LDVの対応するアミノ酸をコード する配列について置換した(図4)。完全のために、同様にヨーロッパと北米の 分離株で保存された部位B(アミノ酸25〜30位)を突然変異させた。部位B において、LVのNタンパクのアミノ酸配列が、LDVのNタンパクのアミノ酸 配列に対して非常に類似していたので、LVのNタンパクのこの領域を、EAV のNタンパクの対応するアミノ酸をコードする領域について置換した(図4)。 突然変異Nタンパクおよび野生型Nタンパクを、BHK−21細胞において、セ ムリキ森林熱ウイルス発現機構を使用して発現させ、IPMAにおいてN特異的 MAbで試験すると、D特異的MAbは、全く同じように反応した(表1)。そ の結合は、アミノ酸51〜67位の間、および80〜90位の間の突然変異によ って阻害されるが、アミノ酸111〜128位の間、または25〜30位(部位 B)の間の突然変異によっては阻害されない。推測されたように、アミノ酸51 〜67位の間、および80〜90位の間にLDVの配列を有するNタンパクは、 部位A、B、およびCに対するMAbによって、やはり染色された。しかしなが ら、染色された細胞数と、この染色の輝度は、野生型のNタンパクおよび25〜 30位(部位B)またはアミノ酸111〜128位に変異が生じたNタンパクに ついて認められたものよりも低かった(表1)。これは、おそらく、アミノ酸5 1〜67位の間または80〜90位の間に突然変異を含むNタンパクの発現が低 いためであると思われ、なぜなら同量の翻訳量がin vitroで翻訳された際に、こ れらの突然変異Nタンパクも、他のNタンパクと比較して、より低量しか得られ なかったためである(データ未掲載)。推測されたように、部位BにEAVの配 列を含んだNタンパクは、部位BにマップされたMAbによっては認識されなか った(ペプスキャン分析による)が、部位A、C、またはドメインDにマップさ れたMAbによっては、やはり認識された。これらのデータは、ドメインDにマ ップされたエピトープが、立体配座依存的であり、アミノ酸51〜67位および 80〜90位から(部分的に)構成されていることを示す。 異なるPRRSV株のGP4タンパクの配列分析 GP4特異的抗体が認識する主な抗原中和部位が、異なるPRRSV分離株間 で 保存されているかどうかを分析するために、MAbの反応性および中和活性を、 さらに7個の異なるヨーロッパの株において試験した。その結果、これらのMA bは、他のドイツの株NL1およびイギリスの株NYを認識し、中和するが、デ ンマークの分離株DEN、スペインの2つの分離株SPAIおよびSPA2、フ ランスの分離株FRA、およびルクセンブルグで分離されたLUXを認識せず、 中和もしないことが示された。したがって、我々は、そのアミノ酸配列、つまり これらの分離株のGP4タンパクの中和部位の領域に興味を持った。ORF4遺 伝子は、PRRSVの配列由来のプライマーを用いて、RT−PCRによってク ローニングした。このヌクレオチド配列由来の、異なる分離株のGP4タンパク のアミノ酸配列の86〜97%は、I−1102のGP4タンパクのアミノ酸配 列と同一であった。これらのアミノ酸配列の並びから、中和部位(アミノ酸40 〜79位)は、そのタンパクの残りの部分よりもずっと多様であることがわかっ た。この領域、特に株DAN、SPA1、SPA2、およびFRAのアミノ酸配 列は、異なっている。これは、これらの株がI−1102特異的MAbによって 中和されないという結果に一致しており、さらには、この部位が、ヨーロッパの 分離株間で高度に保存されていないということが確認される。より高度に不均一 な領域は、GP4タンパクのN末端に認められた。PRRSVのGP4タンパクと 、VR2332および他の北米の株のGP4タンパクのアミノ酸配列を比較する ことによって、後者もまた、タンパクの中和部位において不均一であることがわ かる。アミノ酸配列の並びによって、北米の分離株の中和部位に間隙が取り込ま れる結果となり(図3)、それは、これらの分離株のどれもが、MAbによって 認識されないという観察と一致している。全般的に、より高度な多様性が、ヨー ロッパの分離株の配列よりもアメリカの分離株の配列で発見された。これは、典 型的なウイルスのエンベロープについて示される特徴に一致し、たとえばGP4 のアミノ酸配列において同定される。 ワクチン開発のための中和部位の能力は、中和部位の不均一性に鑑み、非常に 重要である。異なるヨーロッパの株のGP4タンパクのアミノ酸配列を比較する ことによって、中和部位がそのタンパクの他の部分よりも非常に変異しやすいこ と が示され、この部位が、免疫選択法の作用を受けやすいことが示唆された。ヨー ロッパ、および北米の株の中和部位配列を比較することによって、ヨーロッパに 関して、北米の配列において4アミノ酸の間隙が示され、さらにはPRRSVの 今回同定された中和部位のアミノ酸の大きな変異が示された。 ここで述べたGP4タンパクにおける中和部位は、レリスタッドウイルスにつ いて同定された最初の部位である。他の2つのアーテリウイスル、EAVおよび LDVについては、分離された中和MAbは全て、ORF5によってエンコード されたG1/VP3タンパクに対して向けられた(Deregt et al,1994;Glaser et al,1995;Balasuriya et al,1995;Harty and Plagemann,1988)。中和を免 れた突然変異体を使用して、EAVの中和部位を、G1のエクトドメインの特異 的なアミノ酸にマップした。 同様の配列の比較を、PRRSVのORF7タンパクについて行い、(図4) さらに、PRRSVの今回同定した抗原的に保存された部位、または非保存の部 位のアミノ酸の大きな変異が示された。この研究において、我々は、PRRSV のNタンパクにおいて、4つの異なつた抗原部位を同定した。A,B,Cで示さ れた3つの部位は、直線状エピトープを含み、これらをアミノ酸2〜12位の間 、25〜30位の間、および40〜46位の間でそれぞれマップした。それに対 して、ドメインDと示した4つ目の部位は、立体配座依存的エピトープを含み、 アミノ酸51〜67位、および80〜90位から(部分的に)構成される。部位 AおよびCは、PRRSVのヨーロッパの分離株において保存されているが、北 米の分離株においては保存されていないエピトープを含み、部位Bは、PRRS Vのヨーロッパの分離株および北米の分離株において保存されているエピトープ を含むが、部位Dは、PRRSVのヨーロッパの分離株、および北米の分離株に おける保存、および非保存の両方のエピトープを含む。ここで述べたNタンパク において保存された部位は、PRRSVの感染の決定的な診断に標的を定めた診 断試験法の開発において非常に重要であり、これらの試験は、非保存の部位の使 用を避けるべきであり、それによって、間違ったネガティブな結果を回避する。 さらに、種々の非保存の部位に関する情報は、たとえば、PRRSVの野生型の 分 離株を感染したブタから、予防接種したブタを識別することができる分別試験の 発展において高い価値がある。 図1 pSFV1において発現させたGタンパクと、GP4特異的MAbとの それらの反応性の概略図。異なるORF4遺伝子を含むプラスミドの名称が示さ れている。白いバーは、PRRSVのORF4がエンコードするGタンパク由来 のアミノ酸配列を表し、黒いバーはVR2332のORF4がエンコードするG タンパク由来のアミノ酸配列を表す。アミノ酸数を、バーの上部に示す。材料と 方法欄に詳細に述べたように、遺伝子を、まずPGEM−4Zに挿入し、そして pSFV1に移行させた。IPMAにおいて14個のGP4特異的MAbの完全 なセットを、異なる構築物と同様に反応させ、その反応性を陽性(+)と陰性( −)で示す。 図2 25位〜94位のGP4の残基を含み、重なり合っている12merの ペプチドを用いた、GP4特異的MAbおよびポリクローナル血清のペプスキャ ン分析。4つの連続したペプチドを認識するMAb130.7および138.2 8のスキャン結果を示す(2A)。5つの他のMAb(122.29、122. 30、122.66、122.71、および138.28)は、類似した特異性 を示した。免疫前の2頭のブタ(va12−0およびva14−0)と、ORF 4を発現する仮性狂犬病ウイルスを用いて免疫感作した後のブタ(va12−5 4およびva14−54)と、さらにPRRSVで対抗後のブタ(va12−s 1およびva14−s1)とから採取したポリクローナル血清のスキャン結果を 示し(2Aおよび2B)、ブタの多価の抗LV血清21(va21)のスキャン 結果を示す(2D)。反応性ペプチドのアミノ酸配列を、四角で囲った共通残基 コアで示す。 図3 種々のPRRSV株のGP4(A)タンパクおよびN(B)タンパクの アミノ酸配列。I−1102配列とは異なるアミノ酸のみを示す。ペプスキャン 分析においてMAbおよび/またはポリクローナル血清によって認識されたコア ペプチド配列には下線を付している。 図4 Nタンパクの配列における抗原結合部位の位置、およびNタンパク配列 についての、北米の株VR2332とLDVのNタンパクの配列との比較。抗原 部位A、B、C、およびドメインDを影をつけて示す。部位A、B、およびCは 、 ペプスキャン分析で同定され、部位Dは、キメラNタンパクの構築によって同定 された。ドメインDをマップするために、LDVの対応するアミノ酸配列につい て置換されたLVのアミノ酸配列には下線を付している。アミノ酸25〜30位 の間に挿入し、部位Bを変異させたEAVのNタンパクのアミノ酸をLDVの配 列の下に示す。同一のアミノ酸は垂直のバーで結んでいる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/53 G01N 33/53 D 33/531 33/531 A // C12N 15/09 ZNA C12N 15/00 ZNAA (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ミューレンベルフ,ヤネケ オランダ国 エヌエル―1018 ベーベー アムステルダム ラーフテ カデイク 17 エー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.PRRSVプロテインGP4の中和部位に対応するアミノ酸配列から誘導 される少なくとも7〜40個のアミノ酸残基のアミノ酸配列を含んでなる、中和 性抗体を誘発するペプチド。 2.アミノ酸残基が常套手段によりまたは置換地図作製の手引きのもとで置換 されているアミノ酸配列を含んでなる、請求項1記載の中和性抗体を誘発するペ プチド。 3.該中和部位がPRRSV分離株I−1102のプロテインGP4アミノ酸 の約40〜79位に位置するアミノ酸残基を含んでなる、請求項1または2記載 のペプチド。 4.該中和部位がPRRSV分離株I−1102のプロテインGP4アミノ酸 の約52〜75位に位置するアミノ酸残基を含んでなる、請求項1ないし3のい ずれかに記載のペプチド。 5.該中和部位がPRRSV分離株I−1102のプロテインGP4アミノ酸 の約59〜67位に位置するアミノ酸残基を含んでなる、請求項1ないし4のい ずれかに記載のペプチド。 6.該アミノ酸配列がSAAQEKISF、SAAQEEISF、STAQE NISF、STAQENIPF、SEESQSVT、SASEAIR、SASE AFR、PAPEAFR、PAPEAIR、SAFETFRおよびSTSEAF Rからなる群から選択されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項1ないし5のい ずれかに記載のペプチド。 7.少なくとも2種の異なるPRRSV分離株と反応する抗体を誘発するペプ チドであって、PRRSVプロテインNの保存部位に対応するアミノ酸配列から 誘導される少なくとも約5〜約15個のアミノ酸残基のアミノ酸配列を含んでな るペプチド。 8.アミノ酸残基が常套手段によりまたは置換地図作製の手引きのもとで置換 されているアミノ酸配列を含んでなる、請求項7記載の少なくとも2種の異なる PRRSV分離株と反応する抗体を誘発するペプチド。 9.該保存部位がPRRSV分離株I−1102プロテインNのアミノ酸の約 22〜32位に位置するアミノ酸残基を含んでなる、請求項7または8に記載の ペプチド。 10.該アミノ酸配列がVNQLCQLLGAおよびVNQLCQMLGKから なる群から選択されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項7ないし9のいずれか に記載のペプチド。 11.少なくとも2種の異なるPRRSV分離株間を識別し得る抗体を誘発する ペプチドであって、PRRSVプロテインNの非保存および分化部位に対応する アミノ酸配列から誘導される少なくとも5〜15個のアミノ酸残基のアミノ酸配 列を含んでなるペプチド。 12.アミノ酸残基が常套手段によりまたは置換地図作製の手引きのもとで置換 されているアミノ酸配列を含んでなる、請求項11記載の少なくとも2種の異な るPRRSV分離株を識別し得る抗体を誘発するペプチド。 13.該保存部位がPRRSV分離株I−1102プロテインNのアミノ酸の約 41〜50位に位置するアミノ酸残基を含んでなる、請求項11または12に記 載のペプチド。 14.該アミノ酸配列がPRGGQAKKKK、PRGGQAKRKK、PRG GQAKKRK、GPGKKNKKKN、GPGKKNKKKT、GPGKKN RKKN、GPGKKFKKKN、GPGKKIKKKNおよびGPGQINK KINからなる群から選択されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項11ないし 13のいずれかに記載のペプチド。 15.該保存部位がPRRSV分離株I−1102プロテインNのアミノ酸の約 1〜10位に位置するアミノ酸残基を含んでなる、請求項11に記載のペプチド 。 16.該アミノ酸配列がMAGKNQSQKK、MPNNNGKQTE、MPN NNGKQPK、MPNNNGKQQK、MPNNNGKQQN、MPNNNG KQQKおよびMPNNNGRQQKからなる群から選択されるアミノ酸配列を 含んでなる、請求項11、12または15に記載のペプチド。 17.PRRSVの立体配座エピトープまたはプロテインNに対する抗体を誘発 するペプチドであって、アミノ酸残基5〜15個の長さを有し、該アミノ酸残基 がレリスタッド(Lelystad)ウイルス分離株I−1102プロテインNのアミノ 酸の約68〜79位置または79〜90位置または111〜124位置にある立 体配座ストレッチに相当するペプチド。 18.該アミノ酸配列がPKPHFPLAAEDDIRHHL、SIQTAFN QGAGTおよびHTVRLIRVTSTSASからなる群から選択されるアミ ノ酸配列を含んでなる、請求項17に記載のペプチド。 19.請求項1ないし6のいずれかに記載の少なくとも1種のペプチドを含んで なるレリスタッド・ウイルスのプロテインGP4の中和部位に対応する中和性抗 体を誘発するための免疫原性組成物。 20.請求項1ないし6のいずれかに記載のペプチドまたは請求項19の免疫原 性組成物と、動物に投与するための適切なアジュバントまたは担体とを含んでな るPRRS感染予防用ワクチン。 21.請求項1ないし18のいずれかに記載のペプチドと反応する合成抗体。 22.PRRSV分離株に対する抗体の検出用または同定用の診断試験キットで あって、請求項1ないし18のいずれかに記載の少なくとも1種のペプチドと適 切な検出手段とを含んでなる診断試験キット。 23.PRRSV分離株に対する抗体または該分離株から誘導される抗原の検出 用または同定用の診断試験キットであって、請求項21に記載の抗体を含んでな る診断試験キット。 24.ブタの群れにおけるPRRSの発生を減少させるための、請求項20に記 載のワクチン、または請求項22または23に記載の診断試験もしくはキットの 使用。 25.ブタまたはブタの群れにおいてPRRS発生を試験するための請求項22 または23に記載の診断試験キットの使用。 26.ブタの群れにおけるPRRSの発生を減少または終息させるための撲滅プ ログラムにおける、請求項20記載のワクチン、または請求項22または23記 載の診断試験もしくはキットの使用。 27.請求項22または24記載の診断試験キットの使用を含むブタまたはブタ の群れにおけるPRRS発生試験方法。
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