【発明の詳細な説明】
発明の名称
高速のデコード操作を有するメモリ
発明の詳細な説明使用分野
本発明は、電子メモリに関するものであって、特に、半導体メモリに関するも
のである。背景技術
電子メモリは、メモリセルで形成される格納位置内に情報を格納する装置であ
る。メモリセルは、典型的に、行及び列のアレイに配列される。該メモリ内に情
報を書込んだ後に、該情報は、後に検索するために該格納位置内に維持される。
図1は半導体型の従来のメモリ装置10の基本的な構成を示している。メモリ
装置10はアドレスデコーダ11、メモリアレイ12、読取り/書込み回路14
から構成されている。メモリ10は、例えば、並列的に供給されるn個のビット
からなる入力メモリアドレス信号Aによってアドレスされる。入力メモリアドレ
ス信号Aは圧縮した形態でメモリアドレス値を与え且つメモリアレイ12内の特
定の格納位置を識別するためにデコードされることが必要である。デコーダ11
は、そのデコード操作を行い、メモリアレイ12へ直接的に供給されるデコード
され
たメモリアドレス信号Bを供給する。アレイ12がデコードされたメモリアドレ
ス信号Bによってアドレスされると、メモリデータDMは読取り/書込み回路1
4とアレイ12との間において移動する。
読取り/書込み回路14は入力/出力(I/O)制御回路16、データ入力バ
ッファ17、データ出力バッファ18、読取り/書込み制御回路19から構成さ
れており、それらは図1に示したように配置されている。データ入力バッファ1
7はメモリ10に入力ポートを与える。データ出力バッファ18はメモリ10に
出力ポートを与える。バッファ17及び18は、しばしば、合体されて単一のI
/Oポートを与える。
ここではチップセレクト信号CSと、書込みイネーブル信号WEと、出力イネ
ーブル信号OEとから構成される制御信号Cに応答して、読取り/書込み制御回
路19は制御論理信号CL、イネーブル書込み信号EW、イネーブル読取り信号
ERを発生する。これらの信号は、それぞれ、I/O制御回路16、データ入力
バッファ17、データ出力バッファ18へ供給される。
メモリ書込み動作は、イネーブル信号EW及びERが、それぞれ、イネーブル
用の値及びディスエーブル用の値にあるように、信号CS,WE,OEを調
節することによって行われる。データ入力バッファ17は、それにより、イネー
ブルされ、一方データ出力バッファ18はディスエーブルされる。書込み(入力
)データDWの形態におけるデータDは、データ入力バッファ17及びI/O制
御回路16を介して通過してメモリデータDMとなり、それは入力アドレス信号
Aによってデコーダ11を介してアドレスされた格納位置においてメモリアレイ
12内に書込まれる。
メモリ読取り動作は、イネーブル信号EW及びERが、それぞれ、ディスエー
ブル用の値及びイネーブル用の値にあるように、信号CS,WE,OEを調節す
ることによって行われる。その結果、データ入力バッファ17がディスエーブル
され、一方データ出力バッファ18はイネーブルされる。次いで、メモリデータ
DMがアドレス信号Aによってデコーダ11を介してアドレスされたメモリ格納
位置から読出され且つI/O制御回路16及びデータ出力バッファ18を介して
通過して読取り(出力)データDRの形態におけるデータDとなる。
入力アドレス信号Aによってアドレスすることの可能な格納位置の数は、信号
Aの中に何個のビットnが含まれているかに依存しており、即ち、アドレス可能
な格納位置の数はnが増加するに従って増加
する。入力アドレスビットは、典型的に、1,024個の格納位置をアドレスす
るために必要とされる。
1,048,576個の格納位置に対して、典型的に、20個の入力アドレスビ
ットが必要とされる。
図1が示しているように、入力アドレス信号Aにおけるビットは、メモリアレ
イ12内の格納位置をアクセスするためにはデコーダ11によってデコードされ
ねばならない。入力アドレスビットをデコードするために必要な時間はメモリ1
0をアクセスするのに必要とされる時間を支配する。メモリ容量が増加し、それ
により入力アドレスビットの数が増加することを余儀なくさせると、メモリアク
セス時間が増加する。大型の半導体メモリを使用する電子回路においては、回路
が動作を行うことが可能な速度は、しばしば、メモリアクセス時間によって制限
される。その結果、メモリアクセス時間を実際に又は実効的に減少するための技
術についてかなりの研究がなされている。
メモリアクセス時間を実効的に減少させる一つの方法は、メモリインターリー
ブ技術を使用することであり、その場合には、2個又はそれ以上の別個のメモリ
装置が並列的にアドレスされる。図2は2ウエイメモリインターリーブ技術を使
用する半導体メモリシステムを示している。図2のインターリーブ
型メモリシステムは、アドレスカウンタ20、保持用レジスタ21、一対のメモ
リ装置101及び102、対応する一対の出力レジスタ231及び232、出力マル
チプレクサ(MUX)24、遅延レジスタ25及び26、二進(即ち、2で割算
)回路28から構成されている。図2のメモリシステム内に存在する信号のある
ものに対する理想的な時間変化を表わす波形を図3に示してある。
偶数番号値kを持った初期メモリアドレス信号AIがアドレスカウンタ20へ
供給される。入力クロック信号CKに応答して、アドレスカウンタ20は、値k
,k+1,k+2,k+3などにおいて入力メモリアドレス信号Aを逐次的に発
生する。入力アドレス信号Aの各nビット値はこれも入力クロックCKによって
制御される保持用レジスタ21内に逐次的にロードされる。それに応答して、保
持用レジスタ21は値k,k+1,k+2,k+3などにおいてさらなるnビッ
トアドレス信号Hを逐次的に供給する。
アドレス信号Hはn個のアドレスビットH0,H1,H2,...,Hn-1から構成されて
いる。最小桁ビット(LSB)H0を除いて、アドレス信号H内の全てのビット
は、メモリ装置101及び102の各々をアドレスするために使用され、アドレス
された格納位置におい
て装置101及び102からメモリデータDM1及びDM2を読出させる。メモリ装
置101は奇数番号アドレスによって識別される格納位置を有している。メモリ
装置102は偶数番号アドレスによって識別される格納位置を有している。初期
アドレスAIの値kは偶数番号であるので、メモリ102は偶数格納位置k,k
+2などを有している。メモリ101は奇数格納位置k+1,k+3などを有し
ている。
ここではメモリ出力データであるメモリデータDM1及びDM2が、半分のレー
トのクロック信号CKHによってクロック動作される出力レジスタ231及び2
32内にロードされて、レジスタ出力データDS1及びDS2を発生する。二進回
路28はクロック信号CKの一つ置きのクロックパルスを通過させて半分のレー
トのクロックCKHを発生する。遅延されたLSBアドレス信号H0Dに応答して
、出力MUX24がレジスタ出力データDS1又はDS2と等しい値で最終出力デ
ータDSを供給する。遅延レジスタ25及び26は2個のCKクロックサイクル
の遅延をLSB H0へ適用することによって遅延された信号H0Dを発生する。
図3に示したタイミング波形を参照すると、図2のインターリーブ型メモリシ
ステムは以下のような態様で動作する。クロックCKの二つの周期は、メモ
リ装置101及び102の各々をアクセスするために必要なアドレスデコード時間
を含む時間を僅かに超える。LSB H0は各CKパルスにおいて遷移を行い、
従って、メモリアクセス時間の半分よりも僅かに大きな点において遷移を行う。
入力アドレス信号Aの初期値kが保持用レジスタ21内にロードされた後の第
一CKサイクルの開始において、kは偶数番号であるのでLSB H0は「0」
へセットされる。LSB H0は、2番目の保持用レジスタクロックサイクルの
開始において「1」へ移行する。しかしながら、アドレスビットH1は、最初の
二つの保持用レジスタCKサイクル期間中は一定である。従って、格納位置k及
びk+1における情報は、最初の二つの保持用レジスタCKサイクル期間中にメ
モリ装置102及び101から同時的に読出される。その後に、メモリデータDM2
及びDM1が出力レジスタ232及び231内にロードされ、レジスタ出力データ
DS2及びDS1を位置k及びk+1における情報の値にセットさせる。
MUX制御信号H0DはLSB H0の遅延させたものであるから、それは、メ
モリアクセス時間の半分より僅かに大きい点において遷移を行う。最初の二つの
保持用レジスタCKサイクルの後の最初のCKサイクルの開始において、制御信
号H0Dは「0」に
ある。このことは、出力MUX24をして、データDS2の値において、従って
、偶数メモリ102内の位置kにおける情報の値において、最終出力データDS
を供給させる。最初の二つの保持用レジスタCKサイクルの後の二つのCKサイ
クルの中間において、制御信号H0Dは「1」へ変化する。その後に、最終出力デ
ータDSがDS1の値において、従って、奇数メモリ101内の位置k+1におけ
る情報の値において供給される。
3番目及び4番目の保持用レジスタCKサイクル期間中に、メモリ102内の
格納位置k+2及びメモリ101内の格納位置k+3における情報もアドレスさ
れる。MUX24が逐次的に位置k及びk+1における情報を通過させた後に、
MUX24は位置k+2及びk+3における情報を逐次的に通過させる。この処
理は図3に示した態様で継続して行われる。図2のインターリーブ型メモリシス
テムが「定常状態」アドレス操作/読出し条件に到達すると、単に1個のメモリ
装置が存在した場合に発生するであろうよりもメモリアクセス時間の単位当たり
約2倍のデータがメモリシステムから読出される。メモリアクセス時間は実効的
に半分に減少される。
しかしながら、図2のシステムにおいて使用されるメモリインターリーブ技術
は、入力アドレス信号Aが
逐次的に増加する値で与えられることを必要とする。図2のシステムはアドレス
信号Aのランダムな値を受付け且つ同時的に実効的なメモリアクセス時間を減少
させることは不可能である。又、実効的メモリアクセス時間は読取り動作期間中
にのみ減少される。図2のメモリシステムにおける書込み動作期間中においては
実効的メモリアクセス時間が減少されることはない。電子メモリにおける位置を
ランダムにアドレスし、一方実効的メモリアクセス時間を減少させるために実効
的デコード速度を同時的に増加させることが望ましい。又、ランダムにアドレス
する能力を犠牲にすることなしに読取り動作及び書込み動作の両方の期間中にお
いてメモリアクセス時間を減少させることが望ましい。発明の一般的な開示
本発明は実効的なデコード速度を増加させ且つメモリ内の格納位置をランダム
にアドレスすることが可能な電子メモリを構成する一組の技術を提供している。
デコード速度を増加させることは平均メモリアクセス時間を減少させることとな
る。この改善は、メモリにある種の繰返し回路セグメントを設けることによって
達成される。その改善の量は、繰返し回路セグメントの数が増加するに従って増
加する。特に、M個の繰返しセグメントが存在する場合には、実
効的メモリアクセス時間はそうでない場合の通常の値のほぼM分の1(即ち、1
/M)へ減少される。
2個の繰返しセグメントは、実行メモリアクセス時間においてほぼ50%減少さ
せる。
この減少されたメモリアクセス時間は、本発明におけるメモリ読取り動作期間
中において常に得られる。本発明のどのメモリ構成技術を使用するかに依存して
、減少されたメモリアクセス時間は、メモリ格納位置へランダムにアクセスする
能力を失うことなしに、書込み動作期間中においても得ることが可能である。本
発明は、それにより、従来技術と比較して大きな前進を提供している。
本発明の原理に基づいて構成された電子メモリは、典型的に、メモリアレイと
アドレス回路とを有している。該メモリアレイは、電子的に情報を格納する。該
アドレス回路は多数の逐次的に供給される入力メモリアドレスをデコードするこ
とによってメモリ内の情報格納位置へ逐次的にアドレスし、同複数個のそれぞれ
対応するデコードされたメモリアドレスを発生し、その各々は格納位置のうちの
一つを識別する。
本発明のメモリ構成技術のうちの一つにおいては、アドレス回路は直列に配列
された一群のデコードセグメントを有している。各デコードセグメントは各
入力メモリアドレスの一部をデコードし、その場合に、全てのデコードセグメン
トが一体となって各入力メモリアドレスを完全にデコードし対応するデコードさ
れたメモリアドレスを発生する。各デコードセグメントは入力メモリアドレスの
うちの一つの部分的なデコードを行うべく動作可能であり、一方各その他のデコ
ードセグメントは該入力メモリアドレスのうちの異なる一つを部分的にデコード
するために同時的に動作可能である。複数個の入力メモリアドレスが同時的にア
ドレス回路によってデコードされるので、実効的メモリアクセス時間が減少され
る。メモリアクセス時間における減少は読取り及び書込みの両方の動作期間中に
得ることが可能である。
本発明の第一メモリ構成技術における各デコードセグメントは入力格納要素(
例えば、レジスタ)とデコーダとを有している。該入力格納要素はセグメント入
力アドレスを格納する。該デコーダは該セグメント入力アドレスに関するデコー
ド操作を行ってセグメント出力アドレスを発生する。そのデコード操作は、各セ
グメント入力アドレスの部分的デコード操作からなる。
デコードセグメントが直列に配設されているので、第一デコードセグメント内
に格納されているセグメント入力アドレスは逐次的に各入力メモリアドレス
を構成する。第一デコードセグメントの後に各デコードセグメント内に格納され
ているセグメント入力アドレスは前のデコードセグメントによって発生されたセ
グメント出力アドレスを構成する。最後に、最後のデコードセグメントによって
発生されたセグメント出力アドレスは逐次的に各デコードされたメモリアドレス
を構成する。
本発明のメモリ構成技術のうちの別のものにおいては、アドレス回路は直列で
はなく並列に配設された複数個のデコードセグメントを有している。このメモリ
構成技術における各デコードセグメントは、入力メモリアドレスのうちで、各そ
の他のデコード要素とは異なったものを逐次的にデコードする。各デコード要素
は、少なくとも一つのその他のデコード要素がその他の入力メモリアドレスのう
ちの一つを同時的にデコードしている間に、入力メモリアドレスのうちの一つを
デコードすべく動作可能である。複数個の入力メモリアドレスが同時的にデコー
ドされるので、実効的メモリアクセス時間が減少される。メモリアクセス時間に
おける減少は読取り及び書込みの両方の動作期間中において得ることが可能であ
る。
本発明の2番目のメモリ構成技術における各デコードセグメントは入力格納要
素とデコーダとを有している。入力格納要素はそのデコードセグメントへ供
給される各入力メモリアドレスを逐次的に格納する。デコーダは入力格納要素内
に格納された各入力メモリアドレスを逐次的にデコードして対応するデコードさ
れたメモリアドレスを発生する。メモリは、更に、デコードセグメントをしてデ
コードされたメモリアドレスを逐次的にメモリアレイへ供給させるデコード制御
信号を供給するデコード制御回路を有している。
本発明のメモリ構成技術のうちの3番目のものにおいては、電子メモリが複数
個のメモリアレイ及び関連するアドレスネットワークを有している。各メモリア
レイは各その他のメモリアレイ内に格納されるものと同一の情報を格納する。
本発明の3番目のメモリ構成技術におけるアドレスネットワークは、複数個の
逐次的に供給される入力メモリアドレスをデコードすることによってメモリアレ
イ内の情報格納位置を逐次的にアドレスして同複数個のそれぞれ対応するデコー
ドされたメモリアドレスを発生する。各デコードされたメモリアドレスはメモリ
アレイのうちの各々における一つの格納位置を識別する。各デコードセグメント
は各その他のデコードセグメントからの入力メモリアドレスのうちの異なる一つ
を逐次的にデコードしてメモリアレイのうちの異なる対応した一つに対応したも
の
に対するデコードしたメモリアドレスを発生する。各デコードセグメントは、少
なくとも一つのその他のデコードセグメントが他の入力メモリアドレスのうちの
一つを同時的にデコードしている間に、入力メモリアドレスのうちの一つをデコ
ードすべく動作可能である。複数個の入力メモリアドレスが同時的にデコードさ
れるので、実効的メモリアクセス時間は読取り動作期間中に減少される。
3番目のメモリ構成技術における各デコードセグメントは、好適には、入力格
納要素とデコーダとを有している。入力格納要素はそのデコードセグメントへ供
給された各入力メモリアドレスを逐次的に格納する。デコーダは、入力格納要素
内に格納された各入力メモリアドレスをデコードして対応するデコードしたメモ
リアドレスを発生する。
3番目のメモリ構成技術における各メモリアレイは、そのメモリアレイに対す
るデコードセグメント内のデコーダと共に、通常、別個の集積回路、典型的には
、オフザシェルフ即ち既製のメモリ装置の一部である。従って、メモリアレイは
複数個の集積回路に含まれている。3番目のメモリ構成技術におけるメモリアク
セス時間は、典型的に、書込み動作期間中に減少されるものではないが、3番目
のメモリ構成技術は既製のメモリ装置に適用することが可能
である。図面の簡単な説明
図1は従来の半導体メモリ装置のブロック図である。
図2は従来のインターリーブ型半導体メモリシステムのブロック図である。
図3は図2の従来のインターリーブ型メモリシステムに対する理想的なタイミ
ング線図である。
図4は本発明に基づいて構成されたメモリ装置を使用する複合半導体メモリシ
ステムのブロック/論理図である。
図5は図4の複合メモリに対する理想的なタイミング線図である。
図6は本発明に基づいて構成された半導体メモリのブロック/論理図である。
図7は図6のメモリに対する理想的なタイミング線図である。
図8は本発明に基づいて構成された別の半導体メモリのブロック図である。
図9は図8のメモリに対する理想的なタイミング線図である。
図10は本発明に基づいて構成された更に別の半導体メモリのブロック図であ
る。
同じ参照符号は同一の又は非常に類似した項目を
表わすために好適実施例の説明及び図面において使用している。図1,2,4,
6,8における信号を表わす線を横断するスラッシュ(/)は、その信号が複数
個の線上で供給されることを表わしている。図3,5,7,9のタイミング線図
においては、不確定条件を表わすために斜線の影線が使用されている。好適実施例の説明
図4は複合半導体メモリシステムを示しており、その場合に、本発明に基づい
て複数個のアドレスが並列的にデコードされて実効的メモリアクセス時間を減少
させる。図4における複合メモリシステムは一対の入力レジスタ301及び302
、対応する一対のメモリ装置101及び102、メモリマルチプレクサ32、出力
レジスタ33、二進(即ち、2で割算)回路34を有している。図4のメモリシ
ステムにおいて存在する信号のうちのあるものの理想的な時間的な変化を示す波
形を図5に示してある。
を半分に分割して一対の半分のレートのクロック信号CKH1及びCKH2を発生
する。半分のレートのクロックCKH1及びCKH2のパルスは、図5に示した
い時間期間だけ互いにオフセットされている。反転
の各々をアクセスするために必要とされる、デコード操作時間を包含する平均時
間の半分に等しいか又はそれより僅かに大きい。従って、半分のレートのクロッ
クCKH1及びCKH2の各々の期間は平均メモリアクセス時間に等しいか又はそ
れより僅かに大きい。
二進回路34はD型フリップフロップ36及び一対のNORゲート37及び3
8から構成されている。
データ入力端へ供給され、それをして相補的なフリ間において上昇及び下降遷移を行う。反転されたフ
号として供給される。NORゲート37は反転され
クロックCKH1を発生させる。NORゲート38は反転されていないフリップ
フロップ出力信号Fと反
半分のレートのクロックCKH2を発生する。
n個の入力アドレスビットA0−An-1 からなる入力メモリアドレス信号Aが
入力レジスタ301及び302の両方へ供給される。アドレス信号Aの逐次的に供
給される値(即ち、入力メモリアドレス)はランダムに変化する場合がある。入
力レジスタ301及び302は、それぞれ、半分のレートのクロックCKH1及び
CKH2によってクロック動作される。半分のレート
号Aの値を変化させることによって、入力アドレス信号Aをレジスタ301及び
302内にロードさせることが可能である。
さらなるメモリアドレス信号R1及びR2が、それぞれ、入力レジスタ301及
び302からメモリ装置101及び102へ供給される。メモリ101及び102の
各々は、典型的に、モノリシック集積回路の一部であって、それはメモリ101
及び102のうちの他方を有するモノリシック集積回路とは別個である。入カレ
ジスタ301及び302、メモリMUX32、出力レジスタ33、二進回路34で
形成されるI/O回路がモノリシック集積回路の全て又は一部を構成する場合に
は、メモリ101及び102を包含する集積回路は、典型的に、そのI/O回路を
包含する集積回路とは別個である。
メモリ101及び102の各々は、典型的に、図1に示したような形態を有して
いる。iが1から2に亘るものであるとすると、各メモリ10iはデコーダ11i
、
メモリアレイ12i、読取り/書込み回路14iから構成されている。コンポーネ
ント11i,12i,14iは、それぞれ、図1のメモリにおけるコンポーネント1
1,12,14に対応している。各メモリ10iにおけるデコーダ11iへ供給さ
れるさらなるメモリアドレス信号Riは図1のメモリにおける入力メモリアドレ
ス信号Aに対応している。デコーダ11iは図1におけるデコードされたメモリ
アドレス信号Bに対応するデコードされたメモリアドレス信号Biをメモリアレ
イ12iへ供給する。図1におけるメモリデータDMに対応するメモリデータD
Miはメモリアレイ12iと読取り/書込み回路14iとの間を移動する。
各入力レジスタ30i及びデコーダ11iはアドレスデコードセグメント30i
/11iを形成している。半分のレートのクロックCKH1及びCKH2は互いに
オフセットされているので、デコードセグメントの各々は他のデコードセグメン
トとは異なる入力アドレス信号Aの値をデコードすることが可能である。特に、
各デコードセグメント30i/11iにおける入力アドレス信号Aの値のデコード
操作をほぼ半分に分割するものとする。従って、デコードセグメント301/1
11における入力メモリアドレスのデコード動作の2番目の半分はデコードセグ
メント302/112における次の入力メモリアドレスのデコード操作の
最初の半分と同時に実行され且つその逆も又真である。デコードセグメント301
/111及び302/112は複合並列メモリアドレスネットワークを構成してお
り、それは入力アドレス信号Aの逐次的な値をデコードしてデコードされたアド
レス信号B1及びB2の形態で逐次的にデコードされたアドレスをメモリアレイ1
21及び122へ供給する。
メモリ101及び102は読取りデータDR1及びDR2を供給する。メモリデー
タDMiが各メモリアレイ12iから読出される読取り動作期間中に、読取り/書
込み回路14iはデータDMiの値で読取りデータDRiを供給する。読取りデー
タDRiは、従って、データDが読取りデータDRである場合に対する図1にお
けるデータDに対応している。
読取りデータDR1及びDR2は反転されたフリップ
へ供給される。MUX32はMUX出力データDX
MUX32はメモリ101から読出されたデータDR1 が「1」である場合には、MUXデータDXはメモリ102から読出されたデー
タDR2の値で発生される。
MUXデータDXは反転されていないクロック信号CKによって制御される出
力レジスタ33内へロー
ることによってクロックCKを発生する。最終出力データDYは入力アドレス信
号Aの逐次的な値によってアドレスされたメモリ位置に格納された情報の値で出
力レジスタ33から供給される。
図5を参照すると、メモリ101及び102から情報を読取るための入力アドレ
ス信号Aとしてどの様にして一連のランダム入力メモリアドレス8,6,18,
16,28,26,38,36などが供給されるかの一つの例を示している。入
力アドレス8は、アドレス信号Aの1番目の値であるが、それは最初のCKH1
パルスにおいて入力レジスタ301内にロードされ、その後に、アドレス信号A
の次の値であるアドレス6が最初のCKH2パルスにおいてレジスタ302内にロ
ードされる。その後に、入力アドレス18が2番目のCKH1パルスにおいてレ
ジスタ301内にロードされ、その後に、入力アドレス16が2番目のCKH2パ
ルスにおいてレジスタ302内にロードされる。この手順は、入力アドレス28
,26,38,36などについて逐次的に継続して行われる。
デコーダ111は入力アドレス8をデコードする。初期的には、デコーダ112
は実効的に非活性状態にある。デコーダ111が入力アドレス8のデコードを完
了し且つデコードしたアドレスをメモリアレイ121
へ供給している間に、デコーダ112が入力アドレス6のデコード動作を開始す
る。デコーダ112が入力アドレス6のデコード動作を完了し且つデコードした
アドレスをメモリアレイ122へ供給すると、デコーダ111が入力アドレス18
のデコード動作を開始する。このプロセスは、入力アドレス16,28,26,
38,36などについて交互に継続して行われる。従って、メモリ101及び1
02は交互の態様で動作し、その場合に、一方のデコーダ111又は112が一つ
の入力メモリアドレスのデコード動作を完了し且つそのデコードしたアドレスを
対応するメモリアレイ121又は122へ供給し、一方他方のデコーダ112又は
111が次の逐次的に供給された入力メモリアドレスのデコード動作を開始する
。
読取りデータDR1は、最初に、メモリアレイ121内の格納位置8内に含まれ
ている情報の値においてメモリ101から供給され、その後に、読取りデータD
R2がメモリアレイ122内の格納位置6内に含まれ
クロックパルスに対応する時間において遷移を行う反転されたフリップフロップ
出力信号Fの制御下において、MUX出力データDXがメモリアレイ121内の
位置8における情報の値で且つ次いでメモリアレイ122内の位置6における情
報の値において供給
される。
前述したプロセスはアレイ121内の格納位置18、アレイ122内の格納位置
16などにおいて含まれる情報で交互の態様で継続して行われる。即ち、(a)
読取りデータDR1がアレイ121内の位置18,28,38などにおける情報の
値で逐次的に発生され且つ(b)読取りデータDR2がメモリアレイ122内の位
置16,26,36などにおける情報の値で逐次的に発生されると、MUXデー
タDXが格納位置18,16,28,26,38,36などに含まれる情報の値
で逐次的に発生される。図5における各DXサイクルの始めにおける斜線の影線
はMUXデータDXが安定化するための時間を表わしている。
クロックCKは出力レジスタ33を制御し、それ
て発生する。その結果、最終出力データDYは格納位置8,6,18,16,2
8,26,38,36などに含まれる情報の値で出力レジスタ33から逐次的に
供給される。
図5に示されるように、実際のメモリアクセス時間は2個のCK周期(期間)
と同じであるか又は僅かにそれより小さい。図4のメモリが「定常状態」デコー
ド動作条件に到達すると、データは各CK周
期即ち期間毎にメモリ101及び102のうちの一方又は他方から読出される。デ
コードセグメント301/111及び302/112で形成されるアドレス回路によ
って与えられる並列デコード操作は実効的なメモリアクセス時間をほぼ半分に減
少させることを可能としている。
メモリアクセス時間は、図4の複合メモリに入力レジスタ30iとメモリ10i
との付加的な組合わせ、従ってさらなるデコードセグメント30i/10iを与え
ることによって更に減少させることが可能である。M個の入力レジスタ301,
302,...,30M及びM個の対応するメモリ101,102,...,10M
が存在する場合に、平均メモリアクセス時間はそうでない場合の値のほぼM分の
1即ち1/Mへ減少される。この場合には、二進回路34は、M個の部分的レー
トクロック信号CKH1,CKH2,...,CKHMを発生するM進(即ち、Mで
割算)回路で置換される。更に、MUX32はM対1MUXで置換さその様にして置換されたMUXが逐次的にM個の異なった選択を行うことを可能
とする制御信号で置換される。
図6は半導体メモリを示しており、その場合に、ランダムに変化することのあ
る複数個のアドレスが
本発明に従って同時的にデコードされて読取り及び書込みの両方の動作期間中に
おいて実効的メモリアクセス時間を減少させている。図6におけるメモリは並列
メモリアドレス回路40、メモリアレイ41、読取り/書込み回路42、二進回
路34から構成されている。並列アドレス回路40は一対のデコードセグメント
401及び402で形成されている。図6のメモリ内に存在する信号のうちの幾つ
かの理想的な時間的変化を示す波形を図7に示してある。
入力メモリアドレス信号Aが図6のメモリ内のデnコードセグメント401及び
402の両方へ供給される。
アドレス信号Aの値(即ち、入力メモリアドレス)はランダムなものとすること
が可能である。デコードセグメント401及び402はデコードされたアドレス信
号V1及びV2を発生する。再度、iを1から2の間の整数とすると、各デコード
セグメント40iは入力レジスタ43iと、デコーダ44iと、セグメント出力バ
ッファ45iとから構成されている。
入力レジスタ431及び432は両方共入力アドレス信号Aを受取り、それらは
、それぞれ、図4の複合メモリにおけるものと同一の特性を持った半分のレート
のクロック信号CKH1及びCKH2によってクロック動作される。図6のメモリ
内の二進回路34は、図4のメモリにおけるものと同一の態様の形態とさ
れており且つ同一の態様で動作する。半分のレート
間)に等しい時間期間だけオフセットされているので、入力レジスタ431は最
初のCKH1パルスにおいて入力アドレス信号Aの一つの値を受取り、その後に
、入力レジスタ432は最初のCKH2パルスにおいてアドレス信号Aの次の逐次
的な値を受取ることが可能である。その後に、レジスタ431は2番目のCKH1
パルスにおいてアドレス信号Aの3番目の逐次的な値を受取り、その後に、レジ
スタ432は2番目のCKH2パルスにおいてアドレス信号Aの4番目の逐次的な
値を受取る。この交互のプロセスは、全体的なアドレスのシーケンスに亘って継
続して行われる。
入力レジスタ431及び432はデコーダ441及び442に対してさらなるメモ
リアドレス信号R1及びR2を供給する。デコーダ441及び442は並列的に同時
的に動作してレジスタ431及び432を介して供給される入力アドレス信号Aの
交互の値をデコードする。
特に、各デコード操作をほぼ二つの半分の部分に分割するものとする。デコー
ダ441は最初の入力メモリアドレスのデコードを開始する。初期的には、デコ
ーダ442は実効的に非活性状態である。デコーダ441が最初の入力アドレスに
関するデコード操作の
2番目の半分の部分を実行する際に、デコーダ442は2番目の逐次的に供給さ
れた入力メモリアドレスに関するデコード操作の最初の半分を実行する。デコー
ダ442が2番目のアドレスに関するデコード操作の2番目の半分部分を実行す
る間に、デコーダ441は3番目の逐次的に供給された入力メモリアドレスに関
するデコード操作の最初の半分部分を実行する。このプロセスは、全ての入力メ
モリアドレスを介して交互のアドレス態様で継続して行われる。
デコードされたアドレス信号U1及びU2がデコーダ441及び442からそれぞ
れフリップフロップ出力
ァ451及び452へ供給される。バッファ451及び452はデコードされたメモ
リアドレス信号V1及びV2を供給する。
制御信号Fが「1」である場合には、バッファ451がイネーブル即ち動作可
能状態とされ且つ信号U1のデコードされた値においてデコードされたアドレス
をディスエーブル即ち動作不能状態とさせるために、同時的に「0」である。デ
コードされたアドレス信号V2はアサート即ち活性化されることはなく、バッフ
ァ452の出力端子は高インピーダンス条件にある。
にある場合にはその逆のことが発生する。バッファ452がイネーブルされ且つ
信号U2のデコードされた値においてデコードされたアドレス信号V2を供給する
。バッファ451はディスエーブルされる。デコードされたアドレス信号V1はア
サート即ち活性化されることはなく、バッファ451の出力端子は高インピーダ
ンス条件にある。
デコードされたアドレス信号V1及びV2は同一の線上をメモリアレイ41へ供
給される。図6において、これらのメモリアレイ41への入力線上の信号はデコ
ードされたメモリアドレス信号Bとして示される。デコードされたアドレス信号
Bが信号V1及びV2の両方の値をとるものであるが、信号V1及びV2の各々は、
他方がデコードされたメモリアドレスの値にある場合には、アサート即ち活性化
されることはない。従って、デコードされたアドレスBの値は任意の時間におい
て信号V1及びV2のうちの一つのみの値に等しい。
図4の複合メモリにおいて行われることと同様に、
期即ち期間は各デコードセグメント40iがメモリアレイ41へアクセスするこ
とを必要とする時間の50%に等しいか又は僅かにそれより大きいように選択
対応する時間において遷移を行う。図6のメモリが「定常状態」デコード条件に
到達した後に、デコー
間中にメモリアレイ41へ供給され、従って、そうでない場合の通常のメモリア
クセス時間の50%に等しいか又はそれより僅かに小さい時間内において供給さ
れる。従って、図6のメモリにおける複数個のデコードセグメント401及び4
02を使用することは実効的メモリアクセス時間を減少させる。
デコードセグメント401及び402は図6のメモリにおける読取り及び書込み
の両方の動作のためのデコード速度を増加させるために使用される。メモリデー
タDMは、読取り又は書込み動作の何れが実行中であるかに依存して、メモリア
レイ41から読取り/書込み回路42へ又はその逆に通過する。
読取り/書込み回路42はI/O制御回路46、データ入力バッファ47、デ
ータ出力バッファ48、読取り/書込み制御論理49から構成されている。コン
ポーネント46−49は、図6における読取り
であるという点を除いて、図1におけるメモリ内のコンポーネント16−19と
同様な形態とされており且つ同様な動作を行う。クロックCKは図6のメモリ内
の制御論理49へ供給されるものとして明示
的に示されている。又、書込み動作期間中のデータの適切な整合のために、I/
O制御回路46は二つの保持用レジスタ(不図示)を有している。書込みデータ
DWはメモリデータDMとしてメモリアレイ41へパスされる前に、デコード用
セグメントの数(本例においては2)と同数の保持用レジスタを介してパスされ
る。同様に、制御信号CS,WE,OEは適切な信号の整合のために保持用レジ
スタ(不図示)を介して進行する。
図7はメモリアレイ41から情報を読取り又はその中へ情報を書込むために、
どの様にして一連のランダム入力メモリアドレスが図6のメモリ内のデコーダセ
グメント401及び402へアドレス信号Aとして供給されるかの一つの例を示し
ている。図7におけるランダムアドレスのシーケンスは図5におけるものと同一
である。
入力アドレス8、即ち最初のアドレスがデコーダ441によってデコードする
ために入力レジスタ431内へロードされ、その後に、入力アドレス6、即ち次
のアドレスがデコーダ442によってデコードするために入力レジスタ432内へ
ロードされる。デコーダ442が入力アドレス6のデコード動作の最初の半分を
実行している場合に、デコーダ441はメモリアレイ41内の格納位置8をアド
レスするためにセグ
メントバッファ451を介して供給するために入力アドレス8のデコード動作の
最後の半分を実行する。その後に、3番目の入力アドレス18がデコーダ441
によるデコード動作のためにレジスタ431内へロードされ、一方デコーダ442
はアレイ41内の格納位置6をアドレスするためにセグメントバッファ452を
介して供給するための入力アドレス6のデコード動作を完了する。
同様に、4番目の入力アドレス16は、その後に、デコーダ442によるデコ
ード動作のためにレジスタ432内へロードされ、一方デコーダ441はアレイ4
1内のアドレス格納位置18へバッファ451を介して供給するための入力アド
レス18のデコード動作を完了する。この交互のプロセスは、各入力アドレスの
デコード動作の最後の半分が、時間的に、次の入力アドレスのデコード動作の最
初の半分とオーバーラップし、それはさらなる入力アドレス28,26,38,
36についても継続して行われる。図7におけるデコードされたアドレス信号B
に対する斜線の影線は、デコーダ441及び442及びバッファ451及び452が
安定化するのに必要な時間を表わしている。
図6のメモリにおいては、一つのデコードされた
は、入力メモリアドレスをデコードするために、対応するバッファ45iを介し
ての遷移時間を包含するデコーダ44iによってかかる平均時間と等しいか又は
それを僅かに超えるものであるから、メモリアクセス時間は実効的にほぼ50%
だけ減少される。メモリアクセス時間における減少は、読取り及び書込みの両方
の動作期間中に得られ、入力アドレス信号Aがランダムな値で供給される。
メモリアクセス時間における付加的な減少は、図6のメモリに1個又はそれ以
上の付加的なデコードセグメント401を設けることによって達成することが可
能である。M個のデコードセグメント401,402,...,40Mを包含するよ
うに図6のメモリを修正することによって、平均メモリアクセス時間はそうでな
い場合における値の約M分の1、即ち1/Mへ減少される。そうすることにより
、二進回路34はM個の部分的レートクロック信号CKH1,CKH2,...,
CKHMを与えるM進回路で置換され、尚各部分的レートクロック信号CKHiの
パルスは平均メモリアクセス時間のM分の1即ち1/Mと等しいか又はそれより
僅かに大きい時間によって各隣接する部分的レートクロック信号CKHi-1及び
/又はCK
M個の制御信号Fiで置換され、その各々は、対応するデコードセグメント40i
におけるデコード動作の完了期間中「1」にあり且つそうでない場合には「0」
にある。I/O制御回路46は書込み動作期間中に書込みデータDWをメモリデ
ータDMへ変換させる場合に書込みデータDWを適切に整合させるためのM個の
保持用レジスタが設けられている。
図8は別の半導体メモリを示しており、その場合には、ランダムに変化する場
合のある複数個のアドレスが本発明に基づいて同時的にデコードされて、読取り
及び書込みの両方の動作期間中において実効的なメモリアクセス時間を減少させ
る。並列デコード技術を使用した図6のメモリと対比して、図8のメモリはシリ
アル即ち直列デコード技術を使用している。図8のメモリは直列メモリアドレス
回路50、メモリアレイ51、読取り/書込み回路52から構成されている。直
列アドレス回路50はM個の直列的に接続されているデコードセグメント501,
502,...,50Mで形成されている。図8のメモリにおいて存在する信号の
うちのあるものの理想的な時間的変化を表わす波形を図9に示してある。
入力メモリアドレス信号AはビットA0−An-1から構成されており、それはデ
コードセグメント501
へ供給される。次に、iを1乃至Mの間の整数とすると、各デコードセグメント
50iは入力アドレス信号Aの各値の部分的なデコード動作を与える。そうする
場合に、各デコードセグメント50iはセグメント出力アドレス信号Piを発生す
る。セグメント入力アドレス信号として、各デコードセグメント50iは、最初
のデコードセグメント501を除いて、すぐ前のデコードセグメント50i-1から
セグメント出力アドレス信号Pi-1を受取る。従って、各セグメント出力アドレ
ス信号Piは、最後のセグメント出力アドレス信号PMを除いて、入力アドレス信
号Aの部分的なデコード動作を与え、部分的なデコード動作の累積的な量がiが
増加するに従って増加する。最後のセグメントアドレス信号PMはメモリアレイ
51へ供給される完全にデコードされたメモリアドレス信号Bを構成する。
各デコードセグメント50iは保持用レジスタ53iとデコーダ54iとから構
成されている。保持用レジスタ53iはセグメント入力アドレスを格納し、それ
に関してデコーダ54iはデコード動作を実行してセグメント出力アドレスを発
生する。デコーダ54iにおけるデコード動作は各逐次的に供給される入力メモ
リアドレスの部分的なデコード動作を構成する。
より詳細に説明すると、クロック信号CKが保持
用レジスタ531−53Mの全てへ供給される。各CKパルスにおいて、アドレス
信号Aの値(即ち、入力メモリアドレス)が最初の保持用レジスタ531内へロ
ードされる。同様に、各CKパルスにおいて、最初のデコードセグメント501
を除いて、各デコードセグメント50iにおける保持用レジスタ53iが前のデコ
ードセグメント50i-1からの出力アドレス信号Pi-1の値でロードされる。各保
持用レジスタ53iは中間アドレス信号Siを供給し、その値(セグメント入力ア
ドレス)はデコーダ54iによってデコードされてセグメント出力アドレス信号
Piを発生する。
クロックCKの周期は、図1の従来のメモリにおけるように単に一つの通常の
デコーダが存在していた場合に必要とされる全体的なデコード時間のM分の1、
即ち1/Mと等しいか又はそれよりも僅かに大きく選択される。このことは各デ
コーダ54iが全体的なメモリアドレスデコード動作の約M分の1、即ち1/M
を与えることを可能とする。M個のデコーダ54iが存在しているので、デコー
ドセグメント501−50Mは入力アドレス信号Aの各値の完全なデコード動作を
与える。
「定常状態」デコード動作期間中に、各デコードセグメント50iは入力アド
レス信号Aの一つの値の部分的なデコード動作を実施し、一方各その他のデ
コードセグメント50iはアドレス信号Aの別の値の部分的なデコード動作を実
施する。従って、アドレス信号AのM個の値は定常状態動作期間中の任意の時間
において同時的にデコード動作の種々の段階にある。
最後のデコードセグメント50Mから供給されるデコードされたメモリアドレ
ス信号Bは各CKサイクル毎に一度アップデートされる。クロックCKの周期は
全体的なデコード時間のM分の1、即ち1/Mに等しいか又はそれよりも僅かに
大きいものであるから、平均的なデコード時間は図1のメモリにおけるデコーダ
11のような通常のデコーダによって必要とされるデコード時間の約M分の1、
即ち1/Mへ減少される。アドレス回路50のシリアル即ち直列的な配置は入力
アドレス信号Aの複数個の値の同時的なデコード動作を与え、それにより、実効
的なメモリアクセス時間を、典型的に、そうでない場合の通常のメモリアクセス
時間のM分の1、即ち1/Mの程度の値へ減少させる。減少されたメモリアクセ
ス時間は、アドレス信号Aがランダムな値が供給される読取り及び書込みの両方
の動作期間中において得られる。
メモリデータDMはメモリアレイ51と読取り/書込み回路52との間におい
て転送される。読取り
動作期間中に、メモリデータDMは入力アドレス信号Aによってアドレスされた
格納位置においてメモリアレイ51から読出される。書込み動作期間中に、メモ
リデータDMはアドレス信号Aによってアドレスされた格納位置においてメモリ
アレイ51内に書込まれる。
読取り/書込み回路52はI/O制御回路56、データ入力バッファ57、デ
ータ出力バッファ58、読取り/書込み制御論理59から構成されている。コン
ポーネント56−59は、この場合には、I/O制御回路56がクロック信号C
Kを受取るという点を除いて、図1のメモリにおけるコンポーネント16−19
と同様な形態であり且つ同様な動作を行う。書込み動作期間中におけるデータの
適切なアライメント即ち整合のために、I/O制御回路56はM個の保持用レジ
スタ(不図示)を有しており、それらを介して、書込みデータDWが通過されて
メモリアレイ51へ供給されるメモリデータDMへ変換され、即ち、デコードセ
グメント50の数と同数の書込みデータDW用の保持用レジスタが存在している
。制御信号CS,WE,OEは、同様に、適切な信号の整合のために保持用レジ
スタ(不図示)を介して進行する。
図9は読取り及び書込みの両方の動作期間中にメ
モリ51における格納位置をアドレスするために図8のメモリに対するアドレス
信号Aとしてどの様にして一連のランダムな入力メモリアドレスが供給されるか
の一つの例を示している。図6のメモリに対する図7において上に与えたアドレ
スの例の場合におけるように、図8のメモリに対して図9において使用されるア
ドレスは図4のメモリに対して図5において使用されているものと同一である。
図9は、Mが4である場合、即ち4個のデコード用セグメント501−504が
存在している場合の例を示している。
入力アドレス8がアドレス回路50へ供給される期間中の最初のCKクロック
パルスにおいて、入力アドレス8が保持用レジスタ531内へロードされてデコ
ーダ541によって部分的なデコード動作を行って入力アドレス8の部分的にデ
コードされた値でセグメント出力アドレス信号P1を発生する。次のCKパルス
において、入力アドレス8の部分的にデコードされた値が保持用レジスタ532
内へロードされデコーダ542によって部分的にデコード動作を行い入力アドレ
ス8の更に部分的にデコードした値でセグメント出力アドレス信号P2を発生す
る。同時的に、入力アドレス6がレジスタ531内へロードされてデコーダ541
によるデコード動作によって、入力アド
レス6の部分的にデコードされた値で出力アドレス信号P1を発生する。
前述したプロセスは、デコーダ541,542,543が入力アドレス16,18
,6の部分的なデコード動作を与え、一方最後のデコーダ544がメモリアレイ
51における格納位置8をアドレスするために第一入力アドレス8のデコード動
作を完了する点に至るまで入力アドレス18及び16に関して逐次的に継続して
行われる。図8のメモリは現在定常状態にある。入力アドレス28がその後にレ
ジスタ531へ供給されてデコーダ541によるデコード動作を行い、一方アドレ
ス16,18,6の部分的にデコードされたものは同時的にデコーダ遅延の下方
へ移動する。最後のデコーダ54Mはアドレス6のデコード動作を同時的に完了
し且つ完全にデコードされたアドレスをメモリアレイ51へ供給して格納位置6
のアドレス動作を行う。このプロセスは、入力アドレス26,38,36などが
逐次的にデコードセグメント501へ供給されながら継続して行われる。一つの
アドレスのデコード動作がデコードセグメント501において開始すると、4個
のCKサイクル前にセグメント501内へエンターされたアドレスのデコード動
作は最後のセグメント504において完了する。
Mが4である場合の前の例においては、図1の従
来のメモリにおいて入力アドレス信号Aをデコードするために必要とされる全体
的な時間は図8のメモリにおける4個のCKサイクルと等しいか又はそれよりも
僅かに小さい。一つの完全にデコードされたアドレスが各CKサイクル毎に供給
されるので、デコード速度はランダムな入力メモリアドレスに対する読取り及び
書込み動作の両方の期間中にほぼ4の係数だけ増加される。
図8のメモリにおいて使用されているシリアル即ち直列的メモリ構成技術は図
6のメモリにおいて使用したパラレル即ち並列的メモリ構成技術と結合させるこ
とが可能である。図10は読取り及び書込みの両方の動作期間中に実効的なメモ
リアクセス時間を減少させるために本発明に従ってランダムに変化する場合のあ
る複数個のアドレスを同時的にデコードする半導体メモリを製造するためにこれ
ら二つの技術をどの様にして結合するかの一つの例を示している。
図10のメモリは、図8のメモリにおけるものと同様に配列されており且つ動
作可能なデコードセグメント501−50Mを有しているが、図10におけるデコ
ードセグメント501は2個のデコードサブセグメント5011及び5012から構
成されている点が異なっている。デコードサブセグメント5011は保持用レ
ジスタ5311、デコーダ5411、サブセグメント出力バッファ5511を有してお
り、それらは、それぞれ、図6のメモリのデコードセグメント401における入
力レジスタ431、デコーダ441,セグメント出力バッファ451に対応してお
り且つ同様な動作を行うものであるが、コンポーネント5311,5411,5511
はデコードサブセグメント5011へ供給された各入力メモリアドレス値の部分的
デコード動作を与えるに過ぎないという点が異なっている。デコードサブセグメ
ント5012は、同様に、保持用レジスタ5312、デコーダ5412、サブセグメン
ト出力バッファ5512を有しており、それらは、それぞれ、図6のメモリのデコ
ードセグメント402における入力レジスタ432、デコーダ442、セグメント
出力バッファ452に対応しており且つそれらと同様な動作を行うが、コンポー
ネント5312,5412,5512はデコードサブセグメント5012へ供給された各
入力メモリアドレス値の部分的なデコード動作を与えるに過ぎないという点が異
なっている。
入力メモリアドレスAの交互の値が保持用レジスタ5311及び5312へ供給さ
れ、それらは対応するさらなるメモリアドレス信号R11及びR12を供給し、それ
らは、それぞれ図6のメモリ内のさらなるメモリアドレス信号R1及びR2に対応
している。デコーダ5411
及び5412はさらなるメモリアドレス信号R11及びR12を部分的にデコードして
部分的にデコードされたメモリアドレス信号U11及びU12を発生し、それらは、
それぞれ、図6のメモリにおけるデコードされたアドレス信号U1及びU2に対応
している。バッファ5511及び5512は部分的にデコードされたアドレス信号U11
及びU12を交互に通過させて部分的にデコードされたメモリアドレス信号V11
及びV12を発生し、それらは、それぞれ、図6のメモリ内のデコードされたアド
レス信号V1及びV2に対応している。セグメント出力メモリアドレス信号P1が
、どのバッファ5511及び5512がイネーブルされるかに依存して、部分的にデ
コードされたメモリアドレスV11又はV12の値で供給される。
図10のメモリは二進回路34を有しており、それは半分のレートのクロック
CKH1及びCKH2を発生し且つ保持用レジスタ5311及び5312及びバッファ
5511及び5512へ供給するための制御信号F及び
図10のメモリは読取り/書込み回路52/42を有しており、それは、基本的
には、読取り/書込み回路52及び42の合成したものを構成している。
図10のメモリにおいては、デコードセグメント
501が並列的に配列されている2個を超える数のこの様なデコードサブセグメ
ントを有することが可能である。並列的に配列させた2個又はそれ以上のデコー
ドサブセグメントとしてデコードセグメント501を構成する代わりに、図10
のメモリ内のその他のデコードセグメントのうちの何れか、例えばデコードセグ
メント50Mに2個又はそれ以上のこの様なデコードサブセグメントを並列的に
配列して設けることが可能である。又、2個又はそれ以上のデコードセグメント
501−50Mをその様に配列させることが可能である。
本発明を特定の実施例を参照して説明したが、この説明は単に例示的な目的の
ためであって以下の請求の範囲における本発明の範囲を制限するものとして解釈
されるべきものではない。例えば、図4及び6のメモリにおける二進回路34は
、反転されていないクロックCKに対して応答するように修正することが可能で
ある。同様に、図8のメモリにおける
て応答すべく動作するように修正することが可能である。図6のメモリにおける
バッファ451及び452は一組の対のANDゲート及び対応する組の排他的OR
ゲートで置換させることが可能である。従って、種々の修正例及び適用例は添付
の請求の範囲に定義
されるような本発明の範囲及び精神から逸脱することなしに当業者によってなさ
れることが可能である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE
,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,
LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M
X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,
UG,UZ,VN,YU
(72)発明者 チャン,エドワード シー.エム.
アメリカ合衆国,カリフォルニア 94121,
サン フランシスコ,トゥエンティーシク
ス アベニュー 863
(72)発明者 チャン,デアードル エス.
アメリカ合衆国,カリフォルニア 94121,
サン フランシスコ,トゥエンティーシク
ス アベニュー 863
(72)発明者 チャン,デレック エス.
アメリカ合衆国,カリフォルニア 94121,
サン フランシスコ,トゥエンティーシク
ス アベニュー 863