JP2000515320A - 半導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた領域を製造する方法 - Google Patents
半導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた領域を製造する方法Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明により、半導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた領域を製造する方法を提供し、この方法は、次のステップを含んでいる:a)高められた導電率の埋め込まれた領域を備えた基板を準備し、b)該基板上に基準層を取付け、c)該基準層を構造化し、d)該基板にトレンチを製造し、かつe)このようにして製造された構造上に、トレンチを充填するために利用される絶縁材料を取付け、その際、基準層上でトレンチを充填するために利用される絶縁材料の成長速度が、トレンチの覆うべき表面上でトレンチを充填するために利用される絶縁材料の成長速度よりも少なくとも係数2だけ低いように、基準層を選択する。トレンチのこの覆うべき表面は、通常基板材料からなる。しかし中間層が設けられていてもよい。
Description
【発明の詳細な説明】
半導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた領域を製造
する方法
本発明は、半導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた
領域を製造する方法に関する。とくに本発明は、深いトレンチ絶縁によって、半
導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた領域を製造する
方法に関する。
高められた導電率の、埋め込まれた領域、いわゆる“埋込層”は、構成要素の
側方での接触を可能にするために、半導体技術の多数の構成要素において利用さ
れる。例えば高周波技術において“埋込層”は、垂直バイポーラトランジスタに
おいてコレクタの一部である。
チップ上で隣接する構成要素が、その機能において互いに妨害しないようにす
るために、構成要素は、絶縁構造によって互いに絶縁されていることが不可欠で
ある。隣接する2つの構成要素が、それぞれ1つの“埋込層”を有する場合、こ
れらの“埋込層”も互いに絶縁しなければならない。
このような絶縁のためのもっとも簡単な可能性は、導電率が高められた個々の
領域の間に十分な場所を空けることにあり、したがって個々の領域は、基板によ
って互いに絶縁されている。追加的に導電率が高められた個々の領域の間に、遮
断するPN接合部を製造する、別の注入(“チャネルストッパ”)を挿入する。
しかしながらこの可能性は、それにより構成要素のパッキング密度が大幅に制
限されているという欠点を有する。さらに高周波技術で適用する際に、バイポー
ラトランジスタの達成可能な限界周波数が、高められた導電率の領域と基板との
間に形成される容量によって制限されていることが判明した。50GHz以上の
限界周波数を達成できるようにするために、この領域−基板−容量を、著しく減
少させなければならない。
この問題を解決するために酸化物によって充填された深いトレンチ(“ディー
プトレンチ”)が提案され、これらのトレンチは、高められた導電率のそれぞれ
の領域を、閉じたリングの形で完全に包囲している。しかしながらとくに酸化物
を充填したトレンチの平坦化の際に、一連の困難が生じる。トレンチを充填する
ことにより半導体ウエハの表面に、大きなトポロジーの相違が生じ、これらのト
ポロジーの相違は、後続のプロセスステップに妨害作用を及ぼすことがある。そ
の結果、このトポロジーの相違を、平坦化により、例えば再エッチングにより再
び取り除かなければならない。しかしながらとくに同時に基板表面でLOCOS
絶縁を利用する場合、再エッチングによる平坦化は、複雑かつ高価なプロセス処
理を必要とする。
それ故に本発明の課題は、わずかな時間及びコストで経済的に作業し、かつ最
適な平坦性を有する構造化された基板を可能にする、半導体基板中に高められた
導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた領域を製造する新しい方法を提供するこ
とにある。
この課題は、請求の範囲第1項による方法によって解決される。本発明のその
他の有利な実施態様、構成及び様相は、請求の範囲の従属請求項、明細書及び添
付の図面によって明らかである。
本発明によれば、半導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込
まれた領域を製造する方法が提供され、この方法は、次のステップを含んでいる
:
a)高められた導電率の埋め込まれた領域を備えた基板を準備し、
b)該基板上に基準層を取付け、
c)該基準層を構造化し、
d)該基板にトレンチを製造し、かつ
e)このようにして製造された構造上に、トレンチを充填するために利用され
る絶縁材料を取付け、
その際、基準層上でトレンチを充填するために利用される絶縁材料の成長速度
が、トレンチの覆うべき表面上でトレンチを充填するために利用される絶縁材料
の成長速度よりも少なくとも係数2だけ低いように、基準層を選択する。トレン
チのこの覆うべき表面は、
通常基板材料からなる。しかし中間層が設けられていてもよい。
本発明による方法により製造された高められた導電率の側方で絶縁され、埋め
込まれた領域は、一層密にパッキングされ、それにより半導体ウエハ上に一層高
い集積密度を発生させることができる。その上さらに高められた導電率の領域と
基板との間に形成される容量は明らかに減少し、それにより高周波技術において
、さらに高い限界周波数が達成可能である。本発明による方法は、基板の表面に
大きなトポロジーの相違を構成することなく、高められた導電率の領域を絶縁す
ることを可能にする。
有利には基板としてシリコン基板が設けられており、かつ有利にはトレンチを
充填するためにシリコン酸化物を利用する。
さらに基準層として、シリコン窒化物層、チタン窒化物層又はポリシリコン層
、とくにドーピングされたポリシリコン層が設けられていると有利である。その
際、シリコン酸化物は、有利にはオゾン活性化CVD法、とくにSACVD法に
おいて堆積される。このようなオゾン活性化CVD法は、例えばヨーロッパ特許
出願公開第0582724号明細書及びヨーロッパ特許出願公開第053700
1号明細書に詳細に記載されている。とくにSACVD法は、その良好な充填特
性によって優れており、このことは、2:1以上の大
きな縦横比を有するトレンチでさえ空洞なく充填することができることに通じる
。
有利にはトレンチの局所的な周囲に大体において平らな表面が形成されるまで
、トレンチを充填するために利用される絶縁材料を取付ける。
基準層は、直接基板表面上に取付けることができる。しかしながらその代わり
に、基板と基準層との間に、少なくとも1つの中間層、とくに酸化物層(LOC
OS酸化物、パッド酸化物)が設けられていてもよい。
有利にはトレンチを充填するために利用される絶縁材料の取付けの後に、熱酸
化(例えば900〜1000℃で10〜30分間)を行なう。この酸化は、すで
に堆積された材料により、とくにすでに堆積されたシリコン酸化物により作用し
、かつ基板に残った、トレンチの製造の間に生じることがある損傷を減少する。
基板における損傷は、トレンチの製造の後におけるライナ酸化によっても減少
させることができる。ただし成長した酸化物を、続いて湿式化学的に再び取り除
かなければならない。なぜならさもなければ後続の堆積プロセスの選択性が得ら
れないからである。この“犠牲酸化物”は、例えばトレンチの絶縁特性を害しう
るトレンチ縁におけるエッチング損傷及び定常負荷を除去する。
有利にはトレンチを充填するために利用される絶縁
材料の取付けの後に、基準層の高さ以上に配置されている絶縁材料の部分を再び
除去する。そのために有利には、湿式化学的な又はプラズマ化学的な方法を利用
する。
本発明の別の有利な実施態様によれば、トレンチは、高められた導電率の領域
の下にまで達する。
さらにトレンチが、リング状に形成されており、かつ高められた導電率の領域
を側方で完全に囲んでいることは有利である。
通常個々の構成要素は、追加的に基板の表面においてフィールド酸化物、とく
にLOCOS酸化物によって互いに絶縁されている。それ故にトレンチが、少な
くとも1つの扁平な範囲及び少なくとも1つの深い範囲を有することは、とくに
有利である。このようにしてトレンチの扁平な範囲は、基板表面におけるフィー
ルド酸化物の代わりをすることができ、かつ良好に平面化される基板表面が得ら
れる。
この時、基準層の高さ以上に配置されている絶縁材料の一部を、CMP法によ
っても除去することができる。扁平なトレンチを利用する場合、ウエハ表面は、
すでにそれに続くCMPステップの前に、大体において平らなので、CMPステ
ップの間に大きなトレンチ領域においても、言うに値するほどの“ディッシング
”は生じない。
その際、有利には深い範囲の幅対扁平な範囲の深さ
の比が、ほぼ2*α/(α−1)に等しく、その際、αが、基板(2)上でトレ
ンチを充填するために利用される材料の成長速度対基準層(5)上でトレンチを
充填するために利用される材料の成長速度の比に相当する。それによりトレンチ
の両方の範囲は、堆積する絶縁材料の平らな表面が生じるように、簡単に充填す
ることができる。
今度は本発明を図面により詳細に説明する。同一の部分は、図において同一の
参照符号を備えている。ここでは:
図1〜3は、本発明による方法の概略的な図を示し、
図4は、本発明による方法によって製造された構成要素の構造を示し、
図5は、従来の技術による構成要素の構造を示し、かつ
図6は、本発明による方法によって製造された別の構成要素の構造を示してい
る。
図1において、シリコン基板が示されており、かつ1によって示されている。
基板1において、例えば注入によって、高められた導電率の領域2(“埋込層”
)が製造されている。さらに基板1の表面に、フィールド酸化物絶縁部3(LO
COS酸化物)があり、この絶縁部は、種々の構成要素及び/又は1つの構成要
素の種々の部分を互いに絶縁する。
基板1の又はフィールド酸化物3の表面にシリコン窒化物層5が取付けられ、
このシリコン窒化物層は、それに続くトレンチ充填のために基準層として使われ
る。窒化物層(Si3N4)を、CVD法によって製造する。
続いてシリコン窒化物層を、写真技術によって構造化し、かつトレンチ6を、
異方性エッチングする。トレンチ6を、シリコン基板1内にほぼ5μmの深さに
エッチングし、かつ1μmの幅を有する。それにより生じる構造は、図1に示さ
れている。
続いてトレンチ6を、シリコン酸化物7によって充填し、このシリコン酸化物
を、オゾン活性化CVD法によって堆積させる。
シリコン酸化物層のオゾン活性化された堆積の際に、種々の特性を有する表面
で、種々の成長速度が達成できる。この場合、窒化物層5上におけるシリコン酸
化物の成長速度は、トレンチ6のシリコン又はシリコン酸化物上におけるシリコ
ン酸化物の成長速度よりも係数5だけ低い。酸化物の堆積は、トレンチ6の局所
的な周囲で大体において平らな酸化物表面が生じるまで行なわれる。
CVD堆積のための原料として、TEOSの他に、とくにOMTC(オクタ−
メチル−シクロ−テトラ−シロキサン)又はHMDS(ヘキサ−メチル−ジシロ
キサン)が適している。それにより生じる構造は、図
2に示されている。
続いてオゾン活性化CVD法を介して堆積させ、窒化物層5の上側縁に配置さ
れているシリコン酸化物7を除去する。このことは、有利には再エッチングによ
って行なわれる。それにより生じる構造は、図3に示されている。
図4は、本発明による方法によって製造される構成要素の構造を示している。
構成要素の構造は、高められた導電率の領域2を含み、この領域は、リング状に
閉じたトレンチ6によって囲まれている。
トレンチ6は、シリコン酸化物7によって充填されており、かつ高められた導
電率の領域2を横方向に絶縁している。したがって領域2と基板との間で領域2
の下側においてのみ、顕著な容量C1が生じる。領域2の上に本来の構成要素8
が配置されており、この構成要素は、基板の表面において追加的にフィールド酸
化物3によって絶縁されている。
それに比較して図5は、従来の技術による構成要素の構造を示している。ここ
では領域2は、基板1だけによって、場合によっては追加的な“チャネルストッ
パ”−注入によって、別の構成要素(図示せず)から絶縁されている。領域2の
下側における容量C1に加えて、この時、領域2の側面に別の容量C2が生じる
。このことは、領域2と基板1との間の総合容量を増加し、かつ高周波技術に適
用した際に、達成可能な限
界周波数の制限に通じる。
図6は、本発明による方法によって製造された別の構成要素の構造を示してい
る。絶縁構造20は、半導体基板1におけるシリコン酸化物7によって充填され
たトレンチ6を含んでいる。さらに絶縁構造20は、扁平な範囲21を有し、こ
の範囲は、シリコン窒化物層12(基準層)の表面から段高さTを有する。その
上さらに絶縁構造20は、深い範囲22を有する。この深い範囲22は、基板1
内に形成されている、高められた導電率の領域2を側方で絶縁している。ここで
も領域2の上に本来の構成要素8が配置されている。さらにシリコン窒化物層1
2(基準層)と基板との間に、薄いパッド酸化物11が配置されている。
絶縁構造20の範囲22は、幅Bを有する。その際、深い範囲の幅B対扁平な
範囲の段高さTの比は、ほぼ2*α/(α−1)に等しく、その際、αは、基板
1上でトレンチを充填するために利用される材料の成長速度対窒化物層12上で
トレンチを充填するために利用される材料の成長速度の比に相当する。
それにより、本発明による絶縁構造を充填する際に、ほぼ平らなシリコン酸化
物7の表面が生じる。
トレンチ6の扁平な範囲21は、基板表面におけるフィールド酸化物3(図1
ないし3参照)の代わりをする。LOCOSプロセスによって製造されたフィー
ルド酸化物3とは相違して、トレンチ6の扁平な範囲
21は、良好な平坦性を有する。したがって例えば後続のリソグラフィーステッ
プに対してさらに大きなプロセスウインドウが得られる。この場合、基準層12
を越えて突出したシリコン酸化物7は、CMPプロセスによって再び除去するこ
とができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ベルンハルト ノイライター
ドイツ連邦共和国 D―81735 ミュンヘ
ン ラモルトシュトラーセ 34
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.半導体基板中に高められた導電率の側方で絶縁され、埋め込まれた領域を 製造する方法において、 a)高められた導電率の埋め込まれた領域を備えた基板(1)を準備し、 b)該基板(1)上に基準層(5、12)を取付け、 c)該基準層(5、12)を構造化し、 d)該基板(1)にトレンチ(6)を製造し、かつ e)このようにして製造された構造上に、トレンチを充填するために利用され る絶縁材料を取付け、 その際、基準層(5、12)上でトレンチ(6)を充填するために利用される絶 縁材料の成長速度が、トレンチ(6)の覆うべき表面上でトレンチ(6)を充填 するために利用される絶縁材料の成長速度よりも少なくとも係数2だけ低いよう に、基準層(5、12)を選択する ステップを有することを特徴とする、半導体基板中に高められた導電率の側方で 絶縁され、埋め込まれた領域を製造する方法。 2.基板(1)としてシリコン基板が設けられており、かつトレンチ(6)を 充填するためにシリコン酸化物を利用する、請求項1に記載の方法。 3.基準層(5、12)として、シリコン窒化物層 、チタン窒化物層又はポリシリコン層が設けられている、請求項2に記載の方法 。 4.オゾン活性化CVD法においてシリコン酸化物を堆積させる、請求項2又 は3に記載の方法。 5.トレンチ(6)の周囲に大体において平らな表面が形成されるまで、トレ ンチ(6)を充填するために利用される絶縁材料を取付ける、請求項1から4ま でのいずれか1項に記載の方法。 6.基板(1)と基準層(5、12)との間に、少なくとも1つの中間層(3 、11)、とくに酸化物層が設けられている、請求項1から5までのいずれか1 項に記載の方法。 7.トレンチ(6)を充填するために利用される絶縁材料の取付けの後に、熱 酸化を行なう、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。 8.トレンチ(6)の製造の後に、ライナ酸化を行なう、請求項2から7まで のいずれか1項に記載の方法。 9.トレンチを充填するために利用される絶縁材料の取付けの後に、基準層( 5、12)の高さ以上に配置されている絶縁材料の部分を再び除去する、請求項 1から8までのいずれか1項に記載の方法。 10.トレンチ(6)が、高められた導電率の領域(2)の下にまで達する、 請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。 11.トレンチ(6)が、リング状に形成されており、かつ高められた導電率 の領域(2)の少なくとも一部を側方で完全に囲む、請求項1から10までのい ずれか1項に記載の方法。 12.トレンチが、少なくとも1つの扁平な範囲(21)及び少なくとも1つ の深い範囲(22)を有する、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方 法。 13.深い範囲の幅対扁平な範囲の段高さの比が、ほぼ2*α/(α−1)に 等しく、その際、αが、トレンチ(6)の覆うべき表面上でトレンチを充填する ために利用される絶縁材料の成長速度対基準層(12)上でトレンチを充填する ために利用される絶縁材料の成長速度の比に相当する、請求項12に記載の方法 。 14.基準層(12)の高さ以上に配置されている絶縁材料の部分を、CMP 法によって再び除去する、請求項12又は13の1つに記載の方法。
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