JP2000516654A - 遷移メタロハロポリマー類 - Google Patents

遷移メタロハロポリマー類

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JP2000516654A JP10509750A JP50975098A JP2000516654A JP 2000516654 A JP2000516654 A JP 2000516654A JP 10509750 A JP10509750 A JP 10509750A JP 50975098 A JP50975098 A JP 50975098A JP 2000516654 A JP2000516654 A JP 2000516654A
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コロスキー,ティモシー・エス
ヴァーゴ,テレンス・ジー
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インテギュメント・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 オキシハロポリマーと、該オキシハロポリマー上の酸素部位に共有結合した遷移金属とを含む新規なメタロハロポリマーは、例えばPTFEのようなフルオロポリマーと同様に、不活性、安定性、疎水性及び高度な電気陰性度の望ましい性質を有する。該メタロハロポリマーはまた特別な超酸特性を有し、これがポリマー・バックボーン上の酸素含有部位を、破壊的なか焼温度への暴露又は中間のキレート形成オルガノシラン連結剤を必要とせずに安定な金属化ポリマーを合成するための高度な求核性と、遷移金属との反応性にする。遷移金属を直接ポリマー担体に共有結合させて、化学物質、殺生物剤及び、例えば殺生物的に活性なメタロハロポリマーを含有する濾過デバイスのような、有用な製品の合成に触媒として用いるためのメタロハロポリマーを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 遷移メタロハロポリマー類 技術分野 本発明は一般に新規なメタロハロポリマー(metallohalopolymer)、製造方法及 び製品に関する。さらに詳しくは、本発明は遷移金属イオンを有する高度に電気 陰性なバルクポリマー(bulk polymer)又はベースポリマーに直接共有結合した導 電性遷移金属フィルム(即ち、零酸化状態の遷移金属)、その組成物(compositi on of matter)の製造方法とそれを含むデバイスに関する。遷移金属をポリマー に、金属の酸化状態の制御を可能にする気相化学又は液相化学のいずれかによっ て結合させて、例えば化学物質合成用の不均質触媒、固体殺生物剤及び有用な製 品(例えば、殺生物的に有効なメタロハロポリマーを含有する濾過デバイス)の ような、有用性を有する特有の物質を製造する。 発明の背景 例えば過フッ素化ポリマー(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE )及びエキスパンデッド・ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE))のよう な、周知のフルオロカーボンポリマーを含めた、フルオロポリマーとフルオロク ロロポリマー、例えば、フルオロ炭化水素ポリマー、例えばポリフッ化ビニリデ ン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロロトリフルオロエチレ ン(PCTFE)は極端な不活性、高度な熱不安定性、疎水性、低い摩擦係数及 び低い誘電特性を特徴とする。これらの性質は多くの用途にとって非常に望まし いが、これらの性質を保持するのみでなく、ポリマー表面に発生した活性部位に 遷移金属を共有結合させることによって遷移金属の性質を強化するために、これ らの高度に電気陰性な特性を利用することも有利であると考えられる。 イオン交換特性を有する、他の種類の過フッ素化ポリマーは、それらが樹脂マ トリックス内にスルホン酸部位を含有する(それらの多くはNafion(登録 商標)(E.I.DuPontの商標)のような名称で商業的に入手可能)又は カルボン酸部位を含有するように合成されている。これらの物質のフッ素及び塩 素原子によって与えられる電気陰性な特性のために、これらのポリマー上に合成 された酸部位は特有な超酸特性(superacidic properties)、即ち、硫酸の酸性を 有する分子又は物質にプロトンを与えるほど充分に大きい酸性度を有する。超酸 の代表的な例は、フルオロスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸を含み、 ともに硫酸の酸性を超えるもので、すなわち、硫酸にH+を与えることができる ものである。ある一定の超酸性物質は、異性化、クラッキング又はアルキル化− ホモログ化生成物への酸触媒炭化水素転化プロセス、芳香族化合物の酸触媒アシ ル化、酸触媒カルボキシル化等に有用であることが判明している。 上記用途の他に、Nafionのようなペルフルオロスルホン酸もイオン交換 膜型セパレーターとして電解槽に、燃料電池に及び不均質触媒として広範囲な用 途を見いだしている。ペルフルオロスルホン酸樹脂、カルボン酸樹脂等は、それ らの望ましい超酸特性にも拘わらず、それらは金属との安定な共有結合を形成す ることができないために限定を有する。さらに、このファミリーの物質のポリマ ーは、それらの合成方法のために、実質的に同じの物理的及び化学的性質、例え ば反応性、湿潤性、粘着特性、多孔度、引張り強度、光学的透明性(optical tra nsparency)等を有する。したがって、圧電特性及び焦電特性を含むように製造す ることができるPVDF、又は多様な濾過用途に用いるために調節可能である孔 度を有するePTFEのような、望ましい性質を有する過フッ素化イオン交換樹 脂はまだ合成されていない。 ある一定のフルオロポリマーは、アルカリ金属の導入による再官能性化(refun ctonalization)によって修飾されている。これらはJ.A.Gardellaと T.G.Vargoによる米国特許第5,266,309号に述べられている。 この発明では、約10〜約100Åの深さまでのフルオロポリマーの表面フッ素 原予は水素と酸素又は酸素含有基とによって永久的に置換され、置換されたフッ 素の約3〜約30%は酸素又は酸素含有基によって置き換えられ、置換されたフ ッ素の約70〜約97%は水素原子によって置き換えられる。オキシフルオロポ リマーは、酸素又は酸素含有基の約3〜約100%をナトリウム、カリウム及び リチウムのような、アルカリ金属にイオン結合させることによって再官能性化さ れる。これらの永久的に修飾された金属化オキシフルオロポリマーは、例えば非 極性有機溶媒、血液血漿等のような、低い表面張力液体(即ち、<50dyne /cm)に対する表面自由エネルギー及び湿潤性をも高めながら、高い熱安定性 、低い粘着性、誘電特性及び低い摩擦係数を含めた、出発フルオロポリマーの形 態学的性質及び疎水性、即ち、水及び>50dyne/cmの高い表面張力を有 する他の極性溶媒に反発する能力を保有することが望ましい、プロテーゼ・デバ イス、バイオプローブの製造及び多様な他の用途における濾過膜のような典型的 な用途を含めた、広範囲な用途を見いだしている。 上記オキシフルオロポリマーに直接イオン結合アルカリ金属を導入することは 、このような金属の低いイオン化ポテンシャルのために容易に達成される。これ はベースポリマー上に負イオン部位、例えば酸素官能性(oxygen functionality) とのイオン塩(ionic salt)を形成することによって、アルカリ金属を容易に反応 させる。しかし、オキシフルオロポリマー部位上に遷移金属を導入することは、 アルカリ金属と異なって、より問題が多い。この理由は、遷移金属によって必要 な結合機構が実質的に異なるためである。 これまでは、オキシハロポリマーに直接共有結合した遷移金属を有する触媒的 に有効なオキシハロポリマーは存在しないと思われていた。この理由は、固体担 体への遷移金属の直接結合が厳しい反応条件を必要とするからである。例えば、 G.A.Olah等は、かれらのテキスト、Superacids,58頁,J ohn Wiley and Sons社(1985)において、高温活性化さ れる脱水分解(dehydrolysis)によるアルコール官能性(alcohol functionality) の脱プロトン化を最初に必要とする反応を報告している。初期の脱水分解と、こ れらの表面上で活性化された求核性酸素原子に対するその後の電子求引性遷移金 属(electron seeking transition metal))の反応とを達成するために必要な温度 は、ベースのフルオロポリマー又はフルオロクロロポリマーが分解する温度より も数百度高いオーダーである。このような高温はポリマーを分解するか又は少な くとも永久的に変性させて(modify)、ポリマーにその望ましい性質を失わせる。 それ故、遷移金属によって直接金属化されたハロポリマーを上首尾に合成できな いことは、ハロポリマーの開発を妨げている。 遷移金属によってオキシフルオロポリマーを金属化しようとする試みはT.G . Vargo等によって、Science,1993年12月10日,262巻, 1711〜1721頁に報告されている。この論文はパラジウム又はニッケルの 導電性零原子価被覆によって金属化されたフルオロポリマーを開示している。さ らに詳しくは、例えばFEPのようなフルオロポリマーを高周波グロー放電(R FGD)によってヒドロキシル化し、オルガノシランの化学吸着によって再官能 性化した後に、リガンドに基づく無電解金属付着によって接着性金属付着層(adh erent metal deposit)を与える。ポリマーがアミノアルキルシランによって再官 能性化された後に、金属被覆が与えられる。この著者等によると、遷移金属はベ ースポリマーの酸素部位に直接結合せず、その代わりに、アミノシラン中間カッ プリング剤に含有されるアミノ官能性へのPdに基づく先駆体の配位共有結合に よって加えられる。この中間カップリング方法は、無電解金属化を開始するため に用いられるPdに基づく先駆体との可逆的な配位共有結合の形成を含む、ある 一定の欠点を有する。このような結合は、変化する温度条件、溶媒及びpHに暴 露されると、安定性を欠き、破断し、ついにはポリマー表面から浸出する。 したがって、PTFEのようなフルオロポリマーの不活性、安定性、疎水性及 び高度な電気陰性度の望ましい性質の全てを有し、Nafionのようなペルフ ルオロスルホン酸樹脂の超酸特性をも有するが、広範スペクトルの殺生物剤から 有機分子の合成のための触媒と工業的に関連する化学物質までの範囲の用途のた めの広範囲な遷移金属と直接、安定な共有結合を形成することができる、新規な バルクメタロハロポリマーのグループを得ることが非常に望ましいと考えられる 。 発明の概要 本発明によると、メタロハロポリマー、製造方法、その組成物及び製品を提供 する。このメタロハロポリマーは高度な不活性、高い熱安定性、低い誘電特性を 特徴とし、固体不均質性触媒物質としての強化された性能のための高度な電気陰 性度をも保有する。上記の他に、このメタロハロポリマーは超酸特性を有し、遷 移金属と直接安定な共有結合を形成して、ポリマーのネイティブな性質を劣化又 は不利に変化させることなく、ポリマー表面に触媒的に有効な部位を形成し、中 間カップリング剤を必要とせずに改良された新規な種類の遷移金属不均質触媒を 形成する。それ故、本発明は、特に(i)固体担体と会合する立体構造(steri cs);(ii)高度に電子求引性のバルク性質;(iii)ePTFE若しくはPTF E;TFE;PCTFE、FEP、PFA及びPTFEビーズ又は他の粒子のよ うな出発ポリマーから製造された物質を含めた、高い表面積を有する新規な種類 の不均質触媒;(iv)不均質触媒に対する他のポリマー担体よりも顕著に高い圧 力及び温度条件下でそれらを強健にかつ安定にする、優れた熱的及び物理的性質 を有するメタロハロポリマー;及び(v)高い表面濃度の遷移金属と直接共有結 合することができる高密度の反応性部位を得る能力を含めた特性を有する不均質 触媒用の、固体基質(solid substrates)として有意に総合的に改良された特性を 有する新規な系列のポリマー担体を意図する。 それ故、ハロポリマーを含めた、上記性質を有する新規なメタロハロポリマー 系列を提供することが、第1目的である。典型的に、これはペルハロカーボン・ ポリマーとハロ炭化水素ポリマーとを包含すると考えられる。ハロポリマーのハ ロゲン原子の少なくとも一部の代わりに水素と酸素又は酸素含有基を用いて、オ キシハロポリマーを形成することによって、ハロポリマーを修飾する。好ましい オキシハロポリマーはオキシフルオロポリマーとオキシクロロフルオロポリマー とから成る群から選択される。オキシハロポリマー上の酸素又は酸素含有基の部 位を、それと直接共有結合する、調節された量の遷移金属によって修飾して、出 発ポリマーとほぼ同じ物理的性質と、出発ポリマーに実質的に対応する電子求引 特性と共に触媒活性を有する表面を形成する。一般に、本発明のための遷移金属 は第IIIa族、第IVa族、第Va族、第VIa族、第VIIa族、第VII Ia族、第Ib族、第IIb族、第IIIb族及び第IVb族からの金属を包含 するように意図される。したがって、本発明の第1態様は、オキシハロポリマー と該オキシハロポリマー上の酸素部位に直接共有結合した遷移金属とを含む改良 された種類のメタロハロポリマーである。 酸素含有基が共有結合した遷移金属イオン又は共有結合した導電性金属フィル ムによって修飾されており、出発フルオロポリマーにネイティブな性質の多くが 保有されているメタロハロポリマーを提供することが、本発明のさらに他の目的 である。本発明の1実施態様では、約10〜約200Åの深さまでのオキシハロ ポリマーの表面酸素又は酸素含有官能性の約1%〜約100%は、それに直接共 有結合した遷移金属を有する。したがって、本発明は、出発フルオロポリマーの フッ素原子の小量から大半量まで(from minorto major amount)が水素原子と酸 素原子又は低分子量の酸素含有官能性とによって置換されることを意図する。こ れらの酸素部位は、元素21から29まで(スカンジウムから銅まで)、元素3 9から47まで(イットリウムから銀まで)、元素57から79まで(ランタン から金まで)及びアクチニウム(89)からの全ての公知の金属等を含めた、共 有結合した遷移金属を有する。 本発明の他の好ましい実施態様は、特に約10〜約200Åまでの深さの、表 面ハロゲン原子の約1〜約90%が水素と酸素又は酸素含有官能性とによって置 換されたメタロハロポリマーを包含し、この置換メタロハロポリマーにおいて置 換されたハロゲンの約30〜約100%が酸素又は酸素含有官能性によって置き 換えられ、置換されたハロゲンの約0〜約70%が水素によって置き換えられて おり、表面酸素又は酸素含有基の約1〜約100%が直接それと共有結合した、 上記族からの遷移金属を有する。 ペルハロカーボン・ポリマー又はハロ炭化水素ポリマーから製造されたオキシ ハロポリマーを含むメタロハロポリマーを提供することが、本発明のさらに他の 目的である。代表的なオキシハロポリマーは、オキシハロポリマーの酸素又は酸 素含有基の少なくとも一部が触媒特性を有するメタロハロポリマーを形成するた めに充分な量でそれに直接共有結合した遷移金属又は共有結合した導電性金属フ ィルムを有する、オキシフルオロポリマー及びオキシクロロフルオロポリマーか ら成る群から選択される。このメタロハロポリマーの熱安定性と電子求引特性と は出発物質のペルハロカーボン・ポリマー又はハロ炭化水素ポリマーに実質的に 相当する。 本発明の他の目的は、前記メタロハロポリマーの合成方法であって、下記工程 :(a)ペルハロカーボン・ポリマーとハロ炭化水素ポリマーとから成る群から 選択されるハロポリマーを用意する工程と; (b)(i)真空下での高周波グロー放電水素/メタノール・ガス−蒸気、( ii)湿式還元、及び(iii)酸素含有有機変性剤(organic modifier)の存在下で の化学線への暴露から成る群から選択される工程による処理によって工程 (a)のハロポリマーを修飾して、ハロゲン原子の少なくとも一部を分子レベル において水素と酸素又は酸素含有基とによって置換して、オキシフルオロポリマ ーとオキシクロロフルオロポリマーとから成る群から選択されるオキシハロポリ マーを生成する工程と; (c)工程(b)のオキシハロポリマーを遷移金属錯体を含む溶液又は蒸気の いずれかと、制御された量の遷移金属又は共有結合する導電性金属フィルムのそ れへの直接共有結合を促進するほど充分な時間接触させて、触媒特性を有するメ タロハロポリマーであって、その熱安定性と電子求引特性とが出発ハロポリマー に実質的に相当するメタロハロポリマーを形成する工程と を含む上記方法をも包含する。 不均質触媒に及び広範スペクトルの殺生物剤として用いるための、金属化され た高電気陰性バルクハロポリマー、特にフルオロポリマー又はフルオロクロロポ リマーを含む組成物を提供することが、本発明のさらに他の目的である。一般に 、本発明に用いる遷移金属錯体は均質触媒と不均質触媒の両方に有用であるが、 化学物質の合成における不均質金属触媒として特に適合する。さらに、本発明の ある一定のメタロハロポリマー組成物は殺生物剤としても有効である、即ち、殺 真菌活性、殺菌活性、殺ウイルス活性等を示すことによって生物学的系において 有効である。その結果、ある一定のメタロハロポリマーは例えば気体及び液体を 精製するための濾過装置のような、種々な系に用いることができる。メタロハロ ポリマーはセンサー・プローブに用いることも可能である。 好ましい実施態様の説明 種々な液体及び気体/蒸気相、例えばCVD(化学的蒸着)化学反応によって 、部分的にハロゲン化されたポリマー担体、例えば、フルオロポリマー、クロロ フルオロポリマー等の固体基質に直接共有結合した遷移金属種を含む、金属化ポ リマーを提供する方法を述べる。遷移金属はハロゲン化ポリマーに結合して、約 200Åの深さまで表面酸素官能性に共有結合した金属を有するベース・ハロゲ ン化ポリマーを含む組成物を提供する。これに関して、本発明は金属化されるべ き表面における酸素又は酸素含有官能性を考えるが、メタロハロポリマー類は同 様にこの場合も金属化されるべき出発ポリマー物質の頂部10Å〜約200Åに そ れらの酸素又は酸素含有基を有することができる。このことは、酸素部位に共有 結合した遷移金属の分子層、又は遷移金属の初期分子層によって安定化した、1 0Åから1ミクロンを越える厚さまでの遷移金属の多重分子フィルムを形成する 。本発明の新規な金属化ポリマーを以下ではメタロハロポリマー又は“MHPs ”と呼ぶことができる。 代表的なMHPsは下記群から選択される反復非末端単位を有する下記構造式 を包含することができる: 及び 式中、Mは遷移金属であり;Zはフッ素、塩素、水素、−(CH2y−CH3、 −CH3又はO−R(Rは水素、−(CH2y−CH3、若しくは−CH3である )、yは1〜20であり;XはCF2、CFCl、CCl2、CFH、CClH又 はCH2であり、n=10〜1000、t=2〜3、m=0〜1000である。 本発明のために、請求の範囲及び開示において用いるかぎり、例えば“ハロゲ ン化ポリマー”、“ハロポリマー”及びそれらの変形(variations)なる表現は、 元素周期律表にハロゲン、即ち、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素として記載され た高度に電気陰性な原子を含有するポリマー物質を意味するように意図される。 本発明のために出発物質として好ましいハロゲン化ポリマーは炭素バックボーン と、それに結合した、フッ素、塩素、水素及び酸素原子の実際に任意の組合せと から構成されるハロゲン化ポリマーである。これはフッ素、塩素、水素及び酸素 の群からの1種類又は2、3若しくは4種類の原子の任意の組合せを含有するポ リマー炭素バックボーンを包含する。例えば、フルオロポリマーとフルオロクロ ロポリマー、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(P VF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリテトラフルオロ エチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレンコポリマー(FEP)、エ キスパンデッド・ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE))及びポリ塩化ビ ニル(PVC)のようなフルオロ炭化水素ポリマーが、完全に包括的ではないと しても、全て、炭素とフッ素の原子組成を有する出発ハロゲン化ポリマー、並び に炭素及び塩素と、炭素、フッ素及び塩素と;炭素、フッ素及び水素とを有する ポリマーを例証する。即ち、これらは一般的にハロカーボンポリマー及びハロ炭 化水素ポリマーとして知られている。有用な出発物質として役立つ他のハロゲン 化ポリマーは、種々な過フッ素化及びハロゲン化シロキサン、テトラフルオロエ チレン・ブロックセグメントと他の非ハロゲン化ポリマー・ブロックとを含むコ ポリマー、例えばポリテトラフルオロエチレン−エーテル−ウレタン(PFEU )、及びポリフルオロアルコキシポリマー又は、テトラフルオロエチレンとペル フルオロ−2−2−ジメチル−1,3−ジオキソールとを含むコポリマー、例え ばTeflon−AF、DuPont商標、過フッ素化ポリスチレン及びフッ素 化スチレンセグメントを含有するコポリマー、フッ素化ホスファジン、並びに偏 析して、物質の表面において露出され、高度に電気陰性な環境を生じることがで きるハロゲン化官能性を含有する無数の他のポリマー物質を包含する。 既述したように、MHPsの製造において、有用な出発物質は、ハロゲン化ポ リマーの分子構造への反応性酸素官能性の組み入れが容易に達成されるように処 理される上記ハロゲン化ポリマーを包含する。この目的は、酸素又は酸素含有基 のいずれかをハロポリマー物質上に導入することによって、ハロゲン原子の一部 を置換して、安定な中間物質を形成することである。これはポリマー・バックボ ーン自体への酸素原子の導入を包含せず、置換用の存在ハロゲン原子のみへの酸 素導入を含む。酸素官能性は変更されて、例えばヒドロキシル(−OH)、エー テル(C−O−C)、エポキシド(−O−)、アルデヒド(−HC=O)、エス テル(O=C−O−)又はカルボン酸(−COOH)のような典型的な例を包含 することができる。これらの酸素官能性は本発明によって必要な、望ましい電子 特性と化学反応性とを有する。詳しくは、これらの酸素官能性は、例えばフッ素 又は塩素のような電気陰性原子(又はこれらの原子を含有する官能基)をも含有 するポリマーの炭素バックボーンに組み入れられると、ブレンステッド酸(例え ば、ヒドロキシル及びカルボン酸官能性の場合)に又は、エポキシド、アルデヒ ド、エステル及びエーテル官能性の場合に孤立電子対を与えることができるルイ ス塩基に類似した性質を有する。さらに、本発明者等は、これらの表面が本発明 者等の発明において固体超酸として以前に定義された物質(Iran M.Ca mpbellによる、Catalysis at Surfaces,145〜 160頁、ChapmanとHallによって刊行,1988を参照のこと)に 見いだされた性質と同様な性質を有することを発見した。 本発明のために、“固体超酸”又は“超酸性度”又はこれらの変形なる表現は 、濃硫酸の濃度(18モル)よりも強度な酸性度を有するポリマー表面を意味す るように意図される。本発明のMHPsの場合に、ハロポリマーの表面に遷移金 属を共有結合させるために用いられる酸素官能性は、酸素官能性がアルコール又 はカルボン酸のいずれかである場合に、H2SO4にプロトンを付与して、H3S O4 +にすることができる。本明細書に述べる超酸性物質と、物理的性質は異なる が、同様な超酸特性を有する過フッ素化スルホン酸イオン交換ポリマー(Naf ion(登録商標)ブランドポリマー)の種類と、五フッ化アンチモン(SbF5 )によってドープされたアルミナ−シリカ混合物とを包含する。本発明の出発 フルオロポリマー反応物に関連する、超酸と固体超酸のより完全なリストと説明 に関しては、G.A.Olah,G.K.Surya Prakash及びJ. SommerによるSuperacids,John Wiley & Son s社,1985によって刊行を参照のこと、この文献の内容は本明細書に援用さ れる。 MHPsの超酸特性は、本発明の新規な固体不均質触媒に関して特に重要であ ると考えられる。第一に、これらのMHPs上で超酸特性が実際に観察されるこ とは、アルカンを転化又は異性化させ、酸触媒される求電子性反応を促進するこ とができる、固体超酸としてこれまでに知られた化合物と同じような触媒特性を 有する固体超酸の新規な種類を意味する(Olah等の上記文献53〜64頁を 参照のこと)。第二には、これらの超酸性酸素部位の化学的性質のために、遷移 金属の安定な共有結合カップリングを促進することができる。第三に、本発明の MHPsの超酸性酸素部位の電子求引性のために、共有結合した遷移金属はそれ らの電子の大きな非局在化を経験し、このことが結合した遷移金属の触媒活性を 強化すると考えられる。 オキシハロゲン化表面が特有の反応性(即ち、超酸特性)を有することの本発 明者等の発見は、ポリマー基質への遷移金属の直接の共有結合を可能にしている 。得られるMHP表面と、それが不均質触媒担体、殺生物性フィルター、センサ ー等として機能しうることは、用いる特定の遷移金属、必要な安定性、金属の所 望の酸化状態、ハロゲン化ポリマーの表面に組み入れられた酸素官能性の量と種 類に依存する。 一般に、ハロゲン化ポリマーの表面上の酸素部位の組み入れ又は合成は、酸素 官能性と生じるポリマー・バックボーンとが安定であるような濃度であることの みが必要である。典型的には、これは酸素又は酸素含有基によって置換されるフ ルオロポリマーのオリジナルのハロゲンの約3%〜約70%の範囲であると考え られる。上記酸素官能性の他に、酸素官能性はオキソ、又はヒドロキシル、又は メトキシ、エトキシ及びプロポキシを含めたアルコキシ、又はR’−CO−、又 はこれらの組合せの形態をとることができ、R’は水素又はアルキル、特に、メ チル、エチル、プロピル、イソプロピル等を含めたC1−C5低級アルキルである 。さらに、酸素官能性はPOy又はSiOy(yは上記で開示したように2〜3で ある)の形態をもとることができる。所望の酸素官能性を有するフッ素化ポリマ ーを製造する手段の1つの典型的な例は米国特許第4,946,903号と第5 ,266,309号においてJ.A.Gardella,Jr.とT.G.Va rgoとによって示されており、これらの開示は本明細書に援用される。Car dellaとVargoとによると、酸素官能性をフッ素化ポリマー及び樹脂中 に、これらのポリマー及び樹脂を例えばH2/MeOH混合物を含むRFGDプ ラズマ に暴露させることによって組み入れることができる。この方法を用いて、例えば FEP、PTFE、ePTFE及びPVDFのようなフルオロポリマーの表面上 にヒドロキシル官能性を永久的に形成することができることが実証されている。 したがって、GardellaとVargoとのRFGD方法は、本発明のMH Psを製造するための適当な超酸特性を有する表面を製造する唯一つの有用な手 段を提供する。 出発ハロゲン化ポリマー上に超酸性酸素官能性を導入するための他の手段は、 米国特許第5,051,312号(K.J.M.Allmer)によって開示さ れた手段を包含し、この特許の内容は本明細書に援用される。Allmerの方 法は、“変性剤”と呼ばれる有機化合物によって吸収される化学線、例えば、U V、X線又はeビームにポリマーを同時に暴露させることによって、ハロゲン化 ポリマーに酸素官能性を導入することを可能にする。有用な“変性剤”の代表的 な例は、ナトリウム4−アミノチオフェノキシド(SATP)、ナトリウムベン ズヒドロキシド(SBH)及び二ナトリウム2−メルカプト−3−ブトキシド( DDSMB)を包含し、これらの全ては化学線の存在下での水素抽出を促進する ための強力な還元剤である。本質的に、ハロゲン化物質は所定の有機“変性剤” の1つ中に浸漬させて、同時に、例えばUV線のような化学線に所定の時間暴露 させる。 要約すると、本発明の方法は、高レベルの性能を有するポリマーを製造するた めに電気陰性度の高い部位に近接した酸素又は酸素含有官能性に金属を共有結合 させることを含む、遷移金属と共有結合させるために酸素含有部位を導入するこ とによってハロゲン化ポリマーを修飾するための実際に任意の適当な方法を意図 する。 金属は制御された量で、予め定められた原子価で共有結合することができる。 ポリマーに導入される遷移金属の濃度は例えば、反応速度が(i)用いる溶液の 化学;(ii)MHPを形成するための反応中に解離する、有機金属錯体出発物質 上のリガンドの結合強度;(iii)溶液相とは対照的に気相の使用(例えば、溶 液相は反応して、オキシフルオロポリマーの表面に金属オキソ官能基を形成する ことができ、化学的蒸着は反応して、金属オキソ結合を形成し、かつ金属オキソ 官 能性上に金属の付加的なオーバーレイヤー(overlayer)を付着させることができ る)を含めた、多様な条件に依存する動力学によって制御することができる。 或いは、MHPの金属濃度は、米国特許第4,946,903号、第5,05 1,312号及び第5,266,309号に述べられている方法によって制御す ることができる、出発オキシフルオロポリマー物質中に最初に存在する酸素官能 性の量によって制御されることができる。 MHPの金属の酸化状態を制御する方法も変化する。例えば、RhCl3を含 有する水溶液からのロジウムを付着させることによって、本発明によるRh+3M HPを構成することができ、この場合に、出発有機金属錯体中のロジウムの酸化 状態は+3である。或いは、エタノールを含有する溶液からRhCl3を沈着さ せることによって、Rh0MHPを製造することができる。この場合に、Rh0M HPを形成するために、出発有機金属錯体のRh+3をオキシハロポリマーへの反 応中にアルコールの存在によって還元する。したがって、この場合に、酸化状態 の制御は、有機金属出発物質中に含まれる出発金属の酸化状態を効果的に下げる 、適当な還元剤を反応溶液に加えることによって、達成することができる。 一般に、有機金属出発物質中に含まれる金属の酸化状態を維持することができ 、望ましい酸化状態の遷移金属を含有する有機金属出発物質を選択することによ って、さらに制御することができる。したがって、例えば、Cu+2を有するMH Pを製造するためには、オキシフルオロポリマーをDMF中のCuCl2の1ミ リモル溶液に暴露させることによって、CuCl2有機金属出発物質をオキシフ ルオロポリマーと反応させることができる。オキシフルオロポリマーを0.5M NH4OH中のCuSCNの1ミリモル溶液に暴露させることによって、Cu+ 1 MHPを製造することができる。Cu0MHPは、効果的な還元剤を反応溶液に 加えることによって、又はCu+1又はCu+2MHP物質を例えばNaBH4のよ うな銅の適当な還元剤を含有する浴中に浸漬することによって製造することがで きる。 本発明のMHPsの遷移金属の酸化状態を制御するための他の代替え手段は、 特定の有機金属錯体出発物質を構成するリガンドの強度を用いることを含む。例 えば、Cr(CO)6(クロムヘキサカルボニル)は零酸化状態のCrを表す。 カルボニルリガンドは比較的弱く結合するので、全ての6個のリガンドは反応中 に オキシフルオロポリマーに放出されて、Cr+6MHPを生じる。或いは、トリス トリアルキルホスフィンクロム(III)クロリド((PR33CrCl3)は 3個の不安定な塩素リガンドと、3個の比較的安定なトリアルキルホスフィンリ ガンドとを含み、オキシフルオロポリマーとの反応時に3個の塩素リガンドを失 ったCrを生じるが、3個のトリアルキルホスフィンを保持し;したがって、C r+3MHPを生成する。 オキシハロゲン化ポリマーの金属化は全露出表面に及ぶか、又は選択された領 域までであるか、又は予め定められたパターンで施用されることができる。即ち 、金属化の前に、出発フルオロポリマーは、オキシハロポリマーの全露出表面に 又は選択された側若しくは領域に導入された高度に反応性の酸素官能性を有する ことができる。ハロゲン原子の一部又は大部分の代わりに酸素官能性が均一に、 非差別的に導入されるために、次に、オキシハロカーボン又はオキシハロ炭化水 素ポリマー担体は例えば無電解金属付着のような公知方法によって、共有結合遷 移金属イオン又は共有結合導電性金属フィルムで均一に金属化されることができ る。このような方法はポリマーを分解性か焼温度に暴露させることを必要としな い。上記オキシハロポリマーがそれらの超酸特性のために強化された求核特性を 有するという本発明者等の認識が、固体ポリマー担体上に、酸素部位を介して直 接、遷移金属を無電解共有結合させることを初めて可能にした。 上記方法論の他に、公知のマスキング方法を用いる反応性酸素部位の導入によ って、固体ポリマー担体を選択的に金属化することができる。鋳型系(templatet ype system)によって、ポリマー担体の露出又は非遮蔽部分のみをオキシハロゲ ン化して、結局はパターン化効果のために金属化することができる。さらに、本 発明は、電気陰性度の程度(共有結合金属に近接したハロゲン化官能性の濃度に 依存する)に依存して、金属の触媒活性をその機能に関して、即ち、触媒、殺生 物剤又はセンサーとしての機能に関して強化及び制御することを意図する。 特定の作用機構に縛られることを望むわけではないが、それにも拘わらず、酸 素官能性への直接の金属の共有結合が、分解性か焼温度又は有機架橋分子若しく はフィルムの通常の施用なしに、基体の電子環境によって達成されると考えられ る。例えば、ポリマー担体の超酸特性が遷移金属無機錯体からのリガンドの求核 性置換(nucleophilic displacement)を可能にすることによって、ポリマー担体 上の酸素部位への金属の共有結合を促進する。 本発明は、不均質触媒、センサー及びフィルター用途に有用な触媒活性を有す る遷移金属の共有結合に関するが、各遷移金属が異なる種類の合成反応を触媒す るために特有の活性を有するので、上記用途に関連した無数のテクノロジーに考 慮されることができることを理解すべきである。例えば、炭化水素のFishe r−Tropsch合成(FTS)は、1974年に、石油供給の危機がCOか らCH4への水素化に非常に期待をかけたときに奨励された。周期律表の遷移金 属周期内の遷移金属のパターンはこれらの金属のFTS実施に対する活性の変化 を示す。種々な遷移金属とそれらのFTSに対する有用性についての完全で、決 定的な説明は、Studies in Surface Science an d Catalysis 79,“Catalysis”,An Integr ated Approach to Homogeneous,Heterog eneous and Industrial Catalysts,J.A. Moulijn,P.W.N.M.Van Leeuwen,R.A.van Santen編集,Elsevier Science Publishers B.V.1993に与えられている。 さらなる例として、二酸化硫黄から硫酸へ及びアンモニアから硝酸への触媒酸 化は非常に重要な工業的な(industrially based)プロセスである。特に、エチレ ン及びプロピレンエポキシドと、無水フタル酸との酸化触媒も、酸化触媒による アルカンの関連する工業的な触媒転化の例である。重要な工業的材料の関連する 酸化触媒による合成(oxidative catalytic based syntheses)のリストは、上記 Studies in Surface Science and Catal ysis 79,“Catalysis”,An Integrated Ap proach to Homogeneous,Heterogeneous and Industrial Catalysts,の第5章,187頁に与 えられている。この刊行物は、Pt、Rh、V、Cu、Fe、Ag、Al、Hg 、Mo、Ti、Pd及びZrに関する異なる触媒的有用性以外の有用性を挙げて いる。これらの金属の全ては、これらの触媒活性を保護し、場合によっては強化 す るオキシハロゲン化ポリマーに結合したときに有用であるので、本発明の範囲内 で考慮される。 上記は本発明によって可能になった多くの例のごく僅かな例にすぎない。Ag 、Cu及びZnのような遷移金属は適当なレドックス電位を有し、これがこれら の金属を細菌及びウイルスを殺すために効果的に用いられうる方法でそれらの酸 化状態を循環することを可能にする。銀及び銅を含有するMHPsは、例えば空 気及び水の濾過系における殺生物剤として有用である本発明の組成物に殺生物性 及び殺ウイルス性活性を与える。 殆ど全ての触媒反応は、遷移金属が低酸化状態と高酸化状態との間で循環する “酸化的付加(cxidative addition)”と“還元的排除(reductive elimination) ”サイクルを含む。したがって、本発明のために、有用な不均質触媒担体の製造 のための唯一の必要条件は、金属が上述したようなサイクリング機構を通して触 媒活性を高める適当な酸化状態で結合されるように、遷移金属が表面に結合する ことである。種々な生成物を合成するための触媒遷移金属のサクリング機構を述 べている適切な参考文献は、Advanced Inorganic Chem istry,F.A.CottonとG.Wilkinsonによる第4版、J ohn−Wiley and Sons,1980(これの内容は本明細書に援 用される)のような、任意の上級無機化学テキストに見いだすことができる。例 えば、(PPh33RhClを用いる不飽和有機化合物の水素化が述べられてお り、これは典型的にWilkinson触媒と呼ばれる。 前記で指摘したように、本発明のメタロハロポリマーは、非限定的にセンサー デバイスを含めた製品の製造に有用である。ハロポリマー、特にフルオロポリマ ーの物理的及び化学的不活性のために、これらはセンサー用途に用いられる大抵 の慣用的ポリマー物質の温度を充分に越える温度において安定であることができ る。重要なことには、本発明のMHPsは、触媒活性を有すると共に、風化(wea thering)及び付着(fouling)に耐える。 これまでは、ePTFE及びFEPから合成されたオキシフルオロポリマーは 、生物学的認識要素を固定するための有用な基体であると実証されており、この 基体は次に高性能のファイバーオプチックスに基づく免疫プローブ又はセンサー の 構成のために用いられる(F.V.Bright等,Anal.Chim.Ac ta,262(1992)323)。このようなセンサーの性能の強化は、認識 要素が共有結合された修飾ePTFE及びFEPオキシフルオロポリマー担体の 非付着特性(non-fouling characteristics)に直接関係する。 本明細書に述べるMHPsは、触媒活性と共に、同様な利点(例えば、非付着 特性)を提供する。例えば、Bright等に述べられた設計と同様な、ファイ バーオプチックスに基づくセンサーは、最初に特定波長の放射線(radiation)を ファイバーオプチックスに通して遠位末端に運び、放射線が出入りすることがで きる窓として役立つ物質(石英又はFEP)を用いるファイバーオプチックス管 を用いる。放射線の波長は、問題の特定分子を励起させ、蛍光を発生させるよう に選択される。次に、蛍光はファイバーオプチックスを通って検出器まで運び戻 され、次に検出器が蛍光放出を定量して、この蛍光を特定分子の濃度に換算する ことができる。検出し、定量することが望ましい分子と同じ波長において蛍光を 発生することができる分子がしばしば1種類より多く存在する。したがって、直 接の定量は困難であり、妨害的な分子種を抽出するための費用がかかり、時間を 要する分離方法を必要とする。ファイバーオプチックスのMHP FEP窓の使 用はこの問題の克服を助けることができる。 遷移金属とその触媒特性とに依存して、分子の転化が用いる特定感知要素によ ってより容易に検出されることができる新しい分子を生成する場合には、又は分 子がインターフェラント(interferant)であり、その蛍光を失って、分析から除 外されることができる場合には、分析物に含まれる特定分子の選択的転化を行う ことができる。例えば、ファイバーオプチックスに基づく1対のセンサーを、一 方のファイバーがFEPの非修飾フィルムの窓を有し、他方の窓が、その表面組 成がFEPに共有結合したイリジウム(I)から成るFEP(即ち、イリジウム MHP)のフィルムを有するように、順次用いることができる。イリジウムMH Pの表面は芳香族炭化水素を効果的にかつ選択的に水素化する(即ち、ベンゼン のような蛍光活性な芳香族分子をシクロヘキサンのような蛍光的に不活性な非芳 香族分子に変化させる)ことができる。したがって、これらの2つのファイバー オプチックス・プローブから同時に検出される蛍光放出は、例えば、MHP F E Pへのアプローチ時に、蛍光性でない非芳香族シクロヘキサンに選択的に触媒さ れるベンゼンからのシグナルの喪失のために、異なる。これらのシグナルの相違 を適当なキャリブレーション曲線を用いて定量して、ベンゼンの濃度又は、イリ ジウムMHPによって影響されなかった若しくはイリジウムMHPによる水素化 に耐性であった他の芳香族炭化水素の濃度のいずれかを定量するために用いるこ とができる。これは、これらの分子種を分析前に分離するために通常用いられる 予備的な分離方法を用いずに、達成することができる。 同様に、フィルターによる分離に関しては、セラミック、無機又は有機ポリマ ー材料から成る他のフィルターに対する主要な限定である、孔の閉塞を抑制する ための本発明のMHPの非付着特性を利用することができる。さらに、MHPフ ィルターの大きな熱安定性のために、これまではセラミック又は無機材料から製 造されたフィルターに限定されていた系に、今やMHPフィルターを用いること ができる。本明細書に開示するMHPsは、フルオロポリマー・フィルターに共 有結合した遷移金属から与えられる、それらの殺生物特性と共に、これらの利点 の両方を提供する。例えば、ナイロン、セルロース及び他のポリマーフィルター はAg、Cu、及びZnのような遷移金属によって被覆又は含浸されている[参 考文献.日本公開,特許公報JP,11/1/94出願,出願番号第JP94− 39284号;日本公開,特許公報JP,8/24/93出願,出願番号第JP 92−19216号;日本公開,特許公報JP,2/25/91出願,出願番号 第JP89−178864号;日本公開,特許公報JP,3/8/91出願,出 願番号第JP90−161744号]。 日本出願に開示された材料は殺生物性エアフィルターとして周囲温度から、や や高い温度まで効果的に機能することができるが、水性環境においては殺生物性 金属の浸出に関連した問題を有する。このことは生態学的問題を呈示するのみで なく、前記で考察した固有の付着問題の他に、フィルターデバイスの平均耐用寿 命(life expectancy)の低下という欠点をも呈示する。これらの問題を克服する ために、殺生物性遷移金属を含浸させたセラミックフィルターが用いられている 。しかし、浸出に関連した問題が、費用、フレキシビリティ及び付着性による限 定と同様になお起きている。したがって、本発明の金属フルオロポリマーは高温 に 耐えるそれらの能力と、空気及び水性環境において有用であるというフレキシビ リティとに関連した利点を提供する。Ag、Zn及びCuのような遷移金属を共 有結合させることによって、MHPに基づくフィルターを、金属浸出の問題を起 こさず、殺生物特性を有する、効果的な非付着性フィルターとしてそれが機能す るように製造することができる。Ag、Zn、Cu及びこれらの混合物を含有す る殺生物的に活性なMHPsはまた、セラミックフィルターに比べて、費用効果 的であり、軽量であり、フレキシブルであることも特徴とする。 夏季の特定の実施例は本発明の種々な実施態様を示すが、これらの実施例が例 証のためのみのものであり、条件及び範囲に関して完全に決定的であることを意 味しないことを理解すべきである。 実施例I MoO3はプロピレンをアクロレインに、イソブテンをアセトンに、メタノー ルをホルムアルデヒドに、アクロレインをアクリル酸に、1−ブテンをブタジエ ン及び無水マレイン酸に転化させるための有用な不均質触媒として実証されてい る(I.M.Campbellによる、Catalysis at Surfa ces,Campman and Hallによって刊行,1988,173頁 )。 パートA 孔度0.2ミクロンを有するePTFEの6cmx6cm片は、X線光電子分 光法(XPS)によって66%フッ素と34%炭素の元素組成を有することが測 定された。次にH2/MeOH高周波グロー放電(RFGD)プラズマに5分間 暴露させると、57%炭素、38%フッ素及び5%酸素の実測元素組成が生じた 。次に、この修飾ePTFEをMo(CO)6/ベンセン溶液中で70℃におい て20分間還流させた。ePTFEフィルムをMo溶液から取り出した後に、最 初にベンゼン中で5分間、次にMeOH中で30分間超音波処理した。XPSは 63%炭素、27%フッ素、9%酸素及び1%Moの元素表面組成を測定した。 XPSによって測定された結合エネルギーは232.8eVであり、これはMo+6 の酸化状態を有するMoO3に対応する。 パートB 或いは、FEPのような非孔質フルオロポリマーをMoによって金属化して、 メタロハロポリマーのフラットシート、ビーズ又は粒子を形成することができる 。例えば、XPSによって分析した6 inx6 inシートは69%フッ素と 31%炭素の元素組成を有することが測定された。次にH2/MeOH RFG Dプラズマへの暴露は、36%フッ素、58%炭素及び6%酸素を有する表面を 生じた。次に、この修飾フルオロポリマーをベンゼン中MoO3の1ミリモル溶 液に入れ、65℃において2時間還流させた。溶液から取り出した後に、金属化 FEPフィルムを純粋なベンゼン中で超音波洗浄し、XPSによって分析した。 結果は、オリジナルのFEP物質が、32%フッ素、51%炭素、13%酸素及 び4%Moの元素組成を有するメタロハロポリマーに変化していることを示す。 Moに関して修正された結合エネルギーは232.6eVであり、触媒活性なM oO3(即ち、Mo+6の酸化状態)がFEP表面に共有結合しており、安定であ ることを実証する。 パートC 次に、メタロハロポリマーの粒子又はビーズ(例えば、サイズにおいて5ミク ロンの直径を有するビーズ)を用いて、フィルター・キャニスターを充填するこ とができ、このフィルター・キャニスターは次に、粒状物及び生物学的病原体を 除去するような方法で気体又は液体を濾過するために用いることができる。或い は、このフィルター・キャニスターを、フィルター・デバイスに通して流される 有機気体又は液体を酸化させるために用いることができる。例えば、プロピレン の全て又は一部をアクロレインに転化させるために、Moメタロハロポリマービ ーズを含有するデバイスに通して、プロピレンガスを導くことができる。 実施例II 本明細書において開示するメタロハロポリマー(MHPs)に含有される酸素 官能性の超酸性は、下記物質の表面分析とこれらの物質のその後の処理とによっ て実証することができる。例えば、100ミクロンの厚さを有するFEPの10 cmx10cmフィルムをH2/MeOHガス混合物の存在下、100mTor r圧力においてRFGDプラズマに2分間暴露させた。得られたFEPフィルム を、固体表面の頂部10nmの元素組成を測定するための有用な分析方法である XPSによって分析した。非修飾FEPのXPS結果は67%フッ素〜33%炭 素の 元素原子組成を示し、これは純粋なFEPの予測元素組成に関して化学量論的に 正確である。上述したようなRFGD処理後に、得られたXPS分析は、44% 炭素、52.5%フッ素及び3.5%酸素であると測定された元素割合から、F EPフィルムの頂部10nmに酸素官能性が組み入れられていることを実証した 。次に、続いて、このフィルムを純粋な18モルH2SO4中に24時間入れ、そ の後豊富な量の蒸留水中で完全にすすぎ洗いし、次に蒸留水中で5分間超音波処 理することによって処理した。 この物質のXPS分析は、50%炭素、40%フッ素、7.5%酸素及び1. 5%硫黄を含有する新たな元素組成を測定した。硫黄の結合エネルギーは169 .1eVと修正され、これは高度に酸化された硫黄に一致する。得られた酸素の 硫黄に対する比率(O/S)=5:1はプロトン化H3SO4 +に一致し、プロト ン化H3SO4 +は次に修飾FEP表面上の負に荷電した酸素部位(H2SO4への 水素喪失から生成)にイオン結合する。換言すると、H2SO4が付随的にのみ吸 着されたならば、前記すすぎ洗い操作中にH2SO4が表面から容易に押し流され たと思われる(硫黄の組み入れがXPSによって測定されなかった非修飾FEP を用いた実験によって判明したように)。H2SO4をH3SO4 +にプロトン化す ることによって、修飾されたFEP表面上に正に荷電したH3SO4 +イオンとO- 陰性部位とが同時に生成して、H3SO4 +とFEP−O-との間のイオン結合の形 成が生じる。この機構は、FEP表面上の負に荷電した酸素部位にイオン結合し たプロトン化硫酸を有する表面の予測化学量論と一致する5:1のO/S比率を 測定するXPS結果によって支持される。 実施例III パートA バナジウム(V)も有機及び生物学的分子上で酸化を達成又は実施する能力を 有する。本発明によるメタロハロポリマーを合成する目的で、バナジウムをフル オロポリマー(孔質ePTFE又は非孔質FEP)に共有結合させた。66%フ ッ素と34%炭素の初期元素組成(XPSによって測定)を有する孔質ePTF Eの5 inx5 inシートをH2/MeOH RFGDプラズマへの7分間 暴露によって修飾した。XPSによって測定した、得られた元素組成は44%フ ッ 素、48%炭素及び8%酸素であった。この修飾フルオロポリマーを次にVOC l3蒸気によって65℃において30分間処理した。最初にヘキサン中で、次に エタノール中での超音波洗浄(各溶媒に関して1分間)した後に、XPSは、2 4%フッ素、37%炭素、28%酸素及び11%バナジウムを有するメタロハロ ポリマーを形成する、バナジウムの共有結合による組み入れ(covalent incorpor ation)を示した。バナジウムの結合エネルギーは518.5eVに修正され、こ れはその+5酸化状態の高原子価バナジウム(V25)を実証した。 パートB モリブデンと同様に、バナジウムは好気性生物学的病原体(例えば、細菌と真 菌類)を酸化的に殺すために、及び有機分子の酸化的変換を触媒するために有用 な金属である。例えば、バナジウム金属ハロ−ePTFE物質の平行な孔質シー トから成るフィルターを通してのいずれか一方の順流(direct flow)を、液体又 は気体を粒状物から濾過するために及び好ましくない病原体を殺すために用いる ことができる。或いは、FEPの粒子又はビーズを充填したキャニスターを通る 孔に基づくフィルターも一定の用途のために有用な、所望の濾過と抗病原体結果 とを達成することができる。さらに、バナジウムは、アクリル酸へのアクロレイ ンの転化(他の有機変換の中でも)を触媒するための有用な金属であるので、ア クリル酸へのアクロレインの全体的又は部分的な転化を生じるために、濾過に関 して述べたデバイスと同様なデバイスを、バナジウムMHPの孔質膜を通して、 又はバナジウム粒子若しくはビーズの床を通る孔を通してアクロレイン(又は酸 化させるべき他の有機分子)を流動させるように、構成することができる。これ は本発明による触媒としてバナジウムを用いる1例にすぎない。 実施例IV 実施例1、パートBの元素組成と同じ元素組成を有する修飾FEPの6 in x6 in片を用いることによって、FEPをバナジウムMHPに転化させる実 施例を行った。RFGD修飾後に、FEPをV(O)Cl3蒸気に室温において 30分間暴露させ、150℃において10分間焼成し、次にMeOH中で30分 間超音波洗浄した。得られた組成物は23%フッ素、28%炭素、41%酸素及 び8%バナジウムから構成された。バナジウムに関して修正された結合エネルギ ー は518.5eVであり、これは孔質ePTFEを用いて形成したバナジウムM HPに一致し、同様に、フルオロポリマー表面に結合したバナジウム種の+5の 高い酸化状態を実証する。 実施例V 上記実施例は、遷移金属を高い酸化状態で安定化させる特徴を付加されたハロ ポリマーに遷移金属を共有結合させることができることを説明する。この方法で 結合した遷移金属は、零原子価の導電性金属フィルムを含む、低い酸化状態に還 元されることもできる。これは適当な還元剤又は付着条件を用いることによって 達成することができる。この実施例では、本発明は、ロジウム(Rh)を+3又 は零原子価酸化状態になるように制御された形式で共有結合させる方法によって 説明される。 パートA +3の酸化状態のRhを共有結合させるための2つの方法を、ePTFEの孔 質フルオロポリマー・フィルムを用いることによって実施した。実施例I(パー トA)とIII(パートA)におけるのと同じ元素組成を有する孔質ePTFE のシートを、H2/MeOH RFGDプラズマへの暴露によって修飾した。得 られたフィルムは実施例1、パートAに示した元素組成と同じ元素組成を有した 。フィルムを半分に切断して、2つの3 inx3 inフィルムを得た後に、 1つをH2O中RhCl3の1ミリモル溶液中に65℃において2時間入れ、他方 は1滴の2,6,ルタジン(2,6,lutadine)を加えたH2O中RhCl3の1ミリモ ル溶液中に65℃において1時間入れた。両方のフィルムをH2O中で30分間 超音波洗浄して、XPSによって分析した。2,6,ルタジンなしで付着させた 場合には、元素組成は38%フッ素、50%炭素、10%酸素及び2%ロジウム であると測定された。ルタジエンを加えた場合には、元素組成は32%フッ素、 39%炭素、23%酸素及び6%ロジウムであると測定された。両方の場合に、 ロジウムの結合エネルギーは309.5eVに修正され、これはロジウムが+3 の酸化状態にあることを示す。 パートB 或いは、ePTFEの同じ片をEtOH中RhCl3の1ミリモル溶液に70 ℃ において12時間入れた。このフィルムをEtOH中で30分間超音波洗浄した 後に、薄い、光沢のある金属フィルムが残留し、これは308.0eVの修正結 合エネルギーを有する純粋なRhであると分析された。これは零原子価金属ロジ ウムフィルムであることを示す。さらに、scotch(登録商標)テープ試験 を行ったところ、Rhフィルムの剥離は観察されず、修飾フルオロポリマー上の 酸素部位にRhが最初に共有結合し、続いてRh金属フィルムが成長したことを 実証する。 パートC ロジウムがアルケンと種々なアルコールの水素化を促進するための良好な触媒 であることは周知であり、アルケンの重合のためのZiegler−Natta 型触媒にそれが用いられることも周知である。さらに、零酸化状態のRhは自動 車産業のための触媒コンバーターの構築に用いられる触媒としての有用性も見い だしている。これらの使用はRhの有用性の例証にすぎず、Rhの可能な用途の 全てを完全に包含するものではない。実用的な目的のために、Rhを孔質フルオ ロー若しくはフルオロクロロポリマー物質か又は非孔質フルオロー若しくはフル オロクロロポリマー物質のいずれかに共有結合させてから、実施例IとIIIに 開示した用途に同様に用いることができる。 実施例VI 実施例IとIIIに述べたように、Moのような、酸化を触媒する金属は抗病 原特性(antipathogenic properties)を有することができ、この抗病原特性が、 これらの金属が共有結合したフルオロー及びフルオロクロロポリマーを、これら に接触する病原体を防除及び不活化するために用いられるフィルター及び物質と して有用なものにしている。或いは、Ag、Zn及びCuのような金属も、恐ら く、それらの小さいレドックス電位に関連するそれらの酸化状態と還元状態との 間を循環する能力のために、抗病原活性を示している。したがって、Ag,Zn 及びCuを含むMHPs(孔質又は非孔質)も固体触媒として及び殺生物性フィ ルターとして有用であると考えられる。これらの金属を共有結合させる工程によ る、このようなMHPsの製造方法は下記プロトコールに従って行うことができ る: パートA 直径10ミクロンを有するFEPビーズをXPSによって分析して、69%フ ッ素と31%炭素の元素組成を有すると測定した。10cm3のビーズをRFG Dプラズマ発生器中に入れ、100mTorrにおいてH2/MeOHプラズマ に5分間暴露させた。ビーズのサンプルをXPSによって分析して、46%フッ 素、48%炭素及び6%酸素の元素組成を有することが判明した。これらのビー ズを次に1ミリモル濃度のAgNO3を含有する100mlのMeOH中に12 時間に入れた。これらを溶液から取り出した後に、これらをMeOH中で30分 間超音波洗浄して、XPSによって分析した。XPSの結果は、17%フッ素、 70%炭素、10%酸素及び3%Agの元素組成を有するビーズ表面を示した。 Agの修正結合エネルギーは369.0eVであると測定され、これは共有結合 したAg+を示す。 パートB 実施例IとIIIにおいて述べたものと元素組成において同様な孔質ePTF Eの修飾シートを、1ミリモル量のAgNO3を含有するジエチルエーテルの溶 液中に室温において3日間入れた。XPSは、24%フッ素、37%炭素、28 %酸素及び11%銀を有するメタロハロポリマー組成を形成している、銀の共有 結合組み入れを示した。銀の修正結合エネルギーは368.0eVであり、これ はこれらの条件を用いた、零原子価銀金属の共有結合を実証する。このことは、 付着溶液(deposition solution)をMeOHからジエチルエーテルに変えること によって銀の酸化状態を制御することができることを説明する(即ち、本発明者 等はMeOH溶液からのAg+1とジエチルエーテル溶液からのAg0とを観察し た)。 銀は、有用な殺生物剤である他に、有機分子を酸化するために有用な触媒活性 をも有する。例えば、銀はエチレンをエチレンオキシドに転化するための特有の 触媒と高い選択性とを与える。このことは、触媒活性な銀を含有するフルオロポ リマー固体担体の使用に関して非常に利益を得ると考えられる工業的用途に広範 囲に用いられる。 実施例VII 既述したように、Cuも良好な殺生物特性と、他の触媒用途のなかでも、ギ酸 を分解し、メタノールを酸化するための触媒活性とを有する。 直径500ミクロンを有するFEPビーズを実施例VIに述べたように処理し 、修飾した。XPS結果はRFGDプラズマ処理後に40%フッ素、54%炭素 及び5%酸素の元素組成を示した。この修飾FEPビーズを次に1ミリモル濃度 のCuSCNを含有するH2O中の0.5M NH4OH中に室温において2時間 入れた。取り出した後に、ビーズを蒸留H2O中で30分間超音波洗浄して、X PSによって分析した。結果は19%フッ素、65%炭素、13%酸素及び3% 銅であると測定された元素組成から共有結合Cuの組み入れを示した。銅の結合 エネルギーは934.8eVであると修正され、これは、銅が安定な+1酸化状 態で結合され、エチレンからエチレンオキシドへを含めた、多様な有機分子の選 択的酸化のために触媒活性であることを実証する。 実施例VIII 上述したように、Znも良好な殺生物特性と、触媒活性とを有する。例えば、 ZnOはCuの存在下でCO+2H2をCH3OHに触媒的に転化するために有用 である。有用な触媒デバイスを構築する例は、孔質ePTFE又は非孔質固体フ ルオロポリマーのいずれかに共有結合したZnOの形成を最初に用いると考えら れる。 フルオロポリマー上へのZnOの形成は、修飾ePTFE(実施例IとIII に述べた元素組成と同様な元素組成を有する)のシート(6cmx6cm)を、 1時間還流させた、ジメチルホルムアミド中ZnCl2(1ミリモル)と反応さ せることによって行った。ePTFEシートを取り出した後に、このシートをD MF中で30分間超音波洗浄し、次にMeOH中に24時間浸漬した。XPSは 得られたメタロハロポリマーの元素組成が33%フッ素、46%炭素、13%酸 素及び8%亜鉛であると測定した。亜鉛の結合エネルギーは1023.4eVで あると修正され、これは、フルオロポリマー表面に共有結合したZn+2又はZn Oに対応する。次に、この孔質MHPにフィルター・キャニスタ一内でCuを蒸 着させ、畳んで(pleated)、成形し(又は、FEPビーズの場合には、キャニス ターをMHPビーズで満たすことができる)、このキャニスターに適当な温度と 圧力においてCOとH2ガスの流動性混合物を充填することができる。ZnO/ CuMHPと接触すると、COとH2とは反応して、MeOH液体を形成し、こ れはベ ントを通ってフィルター・キャニスターから出て、回収されることができる。こ の装置は空気又は水から細菌を効果的に濾過するために用いることもできる。 実施例IX 前記で指摘したように、遷移金属の多くは触媒剤(catalyst agent)として重要 な役割を果たす。したがって、このような遷移金属を含むMHPsは、フルオロ ー又はフルオロ−クロロポリマーに多様な遷移金属を下記方法によって共有結合 させることによって、製造することができる。 Co+2メタロハロポリマー: 孔質ePTFEのシートはXPSによって67%フッ素と33%炭素の元素組 成を有すると分析された。ePTFEの6cmx6cm片を切り取り、100m TorrにおいてH2/MeOHプラズマに5分間暴露させることによって処理 した。XPSは修飾ePTFE上で40%フッ素、55%炭素及び5%酸素の元 素組成を測定した。次に、ePTFEのシートをジメチルホルムアミド中CoC l2の1ミリモル溶液中に入れ、1.5時間還流させた。ePTFEのシートを 取り出した後に、このシートをジメチルホルムアミド中で10分間超音波洗浄し 、蒸留H2O中で洗浄した。次に、XPSを用いて、36%フッ素、54%炭素 、7%酸素及び3%コバルトの元素組成を測定した。共有結合したコバルトの修 正結合エネルギーは782.0eVであると測定され、これは+2の酸化状態に 対応する。 Ti+4メタロハロポリマー: Co+2MHPの製造に関連して述べた方法と同じ方法で製造した孔質ePTF E片をTiCl4蒸気に2時間暴露させた。MeOH中に24時間浸漬した後に 、この物質をXPSによって分析し、37%フッ素、50%炭素、10%酸素及 び3%チタンを含有する元素組成から成ることが判明した。チタンの修正結合エ ネルギーは459.7eVであり、Ti+4の共有結合付着を実証した。 Cr+6メタロハロポリマー: 非孔質ePTFE片をXPSによって分析した。実測元素組成は68%フッ素 と32%炭素であった。FEPの6cmx6cm片を切り取り、H2/MeOH RFGDプラズマによって3分間処理した。XPSによって測定された、生じた 元 素組成は52%フッ素、45%炭素及び3%酸素であった。次に、この物質をベ ンゼン中Cr(C66)(Co)3の1ミリモル溶液中に65℃において1時間 入れた後に、室温において3時間入れた。FEPを取り出した後に、これをベン ゼン中で30分間超音波洗浄し、XPSによって分析した。結果は、49%フッ 素、43%炭素、6%酸素及び2%クロムを含む元素組成を示した。クロムの修 正結合エネルギーは577.7eVであり、CrO3又はCr+6を示した。 W+6メタロハロポリマー: 上記Cr+6MHPの合成において述べたものと同様な修飾FEP片をジエチル エーテル中WCl6の1ミリモル溶液中に室温において8日間入れた。この物質 を取り出して、MeOH中で30分間超音波洗浄した後に、この物質をXPSに よって分析した。この物質の得られた元素組成は8%フッ素、76%炭素、12 %酸素、2%タングステン及び2%塩素であることが判明した。タングステンの 修正結合エネルギーは36.0eVであり、これは+6酸化状態の共有結合タン グステンを実証した。 Pd+2メタロハロポリマー: 上記Cr+6MHPの製造において述べたものと同様な修飾FEP片を、アンモ ニウムテトラクロロパラデート(ammonium tetrachloropaladate)の1ミリモル濃 度を有する0.1M HCl中に24時間入れた。FEP物質を取り出した後に 、この物質を蒸留H2O中で30分間超音波洗浄し、XPSによって分析した。 得られた組成は14%フッ素、69%炭素、14%酸素及び3%パラジウムであ った。パラジウムの修正結合エネルギーは338.0eVであり、+2の酸化状 態の共有結合パラジウムを実証した。 Pd0メタロハロポリマー: コバルトに関連した実施例におけるものと同様な修飾ePTFE片を、ベンゼ ン中Pd(OAc)2の1ミリモル溶液 100ml中に75℃において24時 間入れた。ePTFEを取り出した後に、純粋なベンゼン中で1時間超音波洗浄 し、乾燥させ、XPSによって分析した。得られた組成は17%フッ素、63% 炭素、15%酸素及び5%パラジウムであった。パラジウムの修正結合エネルギ ーは336.0eVであり、金属Pd0の酸化状態を実証した。 Ir+3メタロハロポリマー: Cr+6MHPの合成において述べたものと同様な修飾FEP片を、乾燥トルエ ン中イリジウムカルボニル(Ir4(CO)12)の1ミリモル溶液 100ml 中に入れて、不活性N2雰囲気下で1時間還流させた。取り出した後に、FEP を純粋なトルエン中で30分間超音波処理し、乾燥させ、XPSによって分析し た。得られた組成は10%フッ素、68%炭素、14%酸素及び8%イリジウム であった。イリジウムの修正結合エネルギーは63.8eVであり、Tr+3ga FEPの表面に結合していることを実証した。 Mo+6メタロハロポリマー: 0.2ミクロンの孔度を有するePTFEの6cmx6cm片はXPSによっ て66%フッ素と34%炭素の元素組成を有すると測定された。続いて、H2/ MeOH RFGDプラズマに5分間暴露させると、57%炭素、38%フッ素 及び5%酸素の実測元素組成を生じた。次に、ePTFEをPBr3蒸気に10 分間暴露させ、取り出して、110℃において20分間焼成し、蒸留水中ですす ぎ洗いし、次にXPSによって分析した。得られた組成は、57%炭素、30% フッ素、9%酸素及び4%リンを含み、これはePTFE−P−O表面の形成を 実証した。次に、ePTFEをベンゼン中Mo(CO)6の1ミリモル溶液 1 00ml中に65℃において1時間入れた。ベンゼン溶液からサンプルを取り出 した後に、サンプルをベンゼン中で10分間超音波洗浄し、蒸留水によって洗浄 し、XPSによって分析した。得られた組成は62%炭素、12%フッ素、20 %酸素、4%リン及び2%モリブデンであった。Moの修正結合エネルギーは1 34.5eVであり、ePTFE−P−O MHPへのMo+6の町有結合付着を 実証した。 Ru+3メタロハロポリマー: 0.2ミクロンの孔度を有するePTFEの6cmx6cm片はXPSによっ て66%フッ素と34%炭素の元素組成を有すると測定された。続いて、H2/ MeOH RFGDプラズマに5分間暴露させると、57%炭素、38%フッ素 及び5%酸素の実測元素組成を生じた。次に、ePTFEをSiCl4蒸気に1 5分間暴露させてから、110℃において5分間焼成した。次に、サンプルをM eOH中で30分間超音波洗浄し、蒸留水によって洗浄し、次にXPSによって 分析 した。得られた組成は、43%炭素、19%フッ素、29%酸素及び9%ケイ素 を含み、これはePTFE−Si−O表面の形成を実証した。次に、この物質を エタノール中RuCl3の1ミリモル溶液中に室温℃において6時間入れた。こ の物質を取り出した後に、この物質をエタノール中で30分間超音波洗浄し、乾 燥させ、XPSによって分析した。得られた組成は59%炭素、14%フッ素、 18%酸素、6%ケイ素及び3%ルテニウムであった。Ruの修正結合エネルギ ーは456.2eVであり、これはRu+3がePTFE−SiO MHPに共有 結合していることを実証した。 本発明をその特定の実施例に関連して説明した。これらの実施例は例証にすぎ ない。したがって、上記説明を考慮するならば、多くの代替え策、改良及び変更 は当業者に明らかであろう、それ故、添付請求項の要旨及び広い範囲内に入るも のとして、このような代替え策、改良及び変更の全てを包含することが意図され る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ハロゲン化ポリマーを含むメタロハロポリマーであって、そのポリマー 上のハロゲン原子の少なくとも一部を置換した水素と酸素又は酸素含有基によっ て修飾されてオキシハロポリマーを形成した外表面と;特定の遷移金属の触媒活 性に対応した触媒活性を有する表面を形成するのに充分な量の、前記オキシハロ ポリマーの最外表面の200Åまでの深さに共有結合した遷移金属によって修飾 された前記オキシハロポリマー上の酸素又は酸素含有基とを特徴し、ハロゲン化 ポリマーのバルク特徴がメタロハロポリマーの修飾された外表面の下方に保有さ れている上記メタロハロポリマー。 2.予め定められた酸化状態の共有結合した金属として又は共有結合した導 電性金属フィルムとしての前記遷移金属の導入によって修飾された前記酸素又は 酸素含有基を特徴とする、請求項1記載のメタロハロポリマー。 3.前記オキシハロポリマーがオキシフルオロポリマー又はオキシクロロフ ルオロポリマーであることを特徴とする、請求項1記載のメタロハロポリマー。 4.下記単位: 及び [式中、Mは遷移金属であり、Zはフッ素、塩素、水素又はO−Rであり、Rは 水素、−(CH2y−CH3、−CH3であり、yは1〜20である;XはCF2 、CFCl、CCl2、CFH、CClH又はCH2であり;n=10〜1000 であり;t=2〜3であり;m=0〜1000である] から成る群から選択される反復非末端単位を特徴とする、請求項2記載のメタロ ハロポリマー。 5.前記オキシハロポリマーの最外表面の、約10Åから約200Åまでの 範囲の深さまでの酸素又は酸素含有基の約1〜約100%がそれに共有結合した 、周期律表第IIIa族、第IVa族、第Va族、第VIa族、第VIIa族、 第VIIIa族、第Ib族、第IIb族、第IIIb族及び第IVb族から成る 群から選択された遷移金属(M)を有することを特徴とする、請求項4記載のメ タロハロポリマー。 6.前記ハロゲン化ポリマーの表面ハロゲン原子の約1〜約90%が水素と 酸素又は酸素含有基によって永久的に置換され、置換されたハロゲンの約30〜 約100%が酸素又は酸素含有基によって置き換えられ、前記置換されたハロゲ ンの約0〜約70%が水素原子によって置き換えられ、前記表面酸素又は酸素含 有基の約1〜約100%がそれに共有結合した、周期律表第IIIa族、第IV a族、第Va族、第VIa族、第VIIa族、第VIIIa族、第Ib族、第I Ib族、第IIIb族及び第IVb族から成る群から選択された遷移金属を有す ることを特徴とする、請求項2記載のメタロハロポリマー。 7.前記遷移金属が周期律表第IIIa族、第IVa族、第Va族、第VI a族、第VIIa族、第VIIIa族、第Ib族、第IIb族、第IIIb族及 び第IVb族から成る群から選択された要素であることを特徴とする、請求項3 記載のメタロハロポリマー。 8.前記ハロゲン化ポリマーがポリテトラフルオロエチレン、エキスパンデ ッドポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロテトラフルオロエチレン、ポリフ ッ化ビニリデンとポリフッ化ビニル、及びフッ素化エチレン−プロピレンコポリ マーから成る群から選択されることを特徴とする、請求項2記載のメタロハロポ リマー。 9.請求項1によって特徴付けられたメタロハロポリマーを含む触媒組成物 。 10.請求項1によって特徴付けられたメタロハロポリマーを含む殺生物性 組成物。 11.請求項10によって特徴付けられた組成物の殺生物有効量を含む濾過 デバイス。 12.請求項4によって特徴付けられたメタロハロポリマーの殺生物有効量 を含む濾過デバイス。 13.ハロゲン化ポリマーから製造されたオキシハロポリマーであって、オ キシフルオロポリマーとオキシクロロフルオロポリマーとから成る群から選択さ れるオキシハロポリマーであり、修飾された外表面を有し、最外表面の約10〜 約200Åまでの深さの酸素又は酸素含有基の約1〜約100%がそれに共有結 合した遷移金属又は共有結合した導電性金属フィルムを有する上記オキシハロポ リマーを特徴とするメタロハロポリマー。 14.下記単位: 及び [式中、Mは遷移金属であり、Zはフッ素、塩素、水素、−(CH2y−CH3 、−CH3、又はO−Rであり、Rは水素、−(CH2y−CH3、−CH3であ り、yは1〜20である;XはCF2、CFCl、CCl2、CFH、CClH又 はCH2であり;n=10〜1000であり;t=2〜3であり;m=0〜10 00で ある] から成る群から選択される反復非末端単位を特徴とする、請求項13記載のメタ ロハロポリマー。 15.前記遷移金属(M)が周期律表第IIIa族、第IVa族、第Va族 、第VIa族、第VIIa族、第VIIIa族、第Ib族、第IIb族、第II Ib族及び第IVb族から成る群から選択された要素であることを特徴とする、 請求項14記載のメタロハロポリマー。 16.前記ハロゲン化ポリマーがポリテトラフルオロエチレン、エキスパン デッドポリテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレン−プロピレンコポリマー 、ポリクロロテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンとポリフッ化ビニ ル、ポリ塩化ビニル、及びポリフルオロ−アルコキシポリマーから成る群から選 択されることを特徴とする、請求項13記載のメタロハロポリマー。 17.オキシハロポリマー上の反応性酸素部位に、予め定められた酸化状態 の共有結合した金属として又は共有結合した導電性金属フィルムとして直接結合 した遷移金属によって修飾された外表面を特徴とする前記オキシハロポリマーを 含むメタロハロポリマー。 18.前記オキシハロポリマーが、ハロゲン原子と、場合により、炭素、水 素及び酸素から成る群から選択される1つ以上の要素とを有する炭素バックボー ンを含むことを特徴とする、請求項17記載のメタロハロポリマー。 19.前記オキシハロポリマーが、ハロゲン原子と、場合により、炭素、水 素及び酸素から成る群から選択される1つ以上の要素とを有するケイ素含有バッ クボーンを含むことを特徴とする、請求項17記載のメタロハロポリマー。 20.前記オキシハロポリマーが、ハロゲン原子と、場合により、炭素、水 素、酸素及び窒素から成る群から選択される1つ以上の要素とを有するリン含有 バックボーンを含むことを特徴とする、請求項17記載のメタロハロポリマー。 21.前記オキシハロポリマーがオキシフルオロポリマー又はオキシクロロ フルオロポリマーであることを特徴とする、請求項18記載のメタロハロポリマ ー。 22.前記オキシハロポリマーが、ペルハロカーボンポリマー、ハロ炭 化水素ポリマー又はポリフルオロアルコキシポリマーから成る群から選択される ポリマーから誘導されることを特徴とする、請求項21記載のメタロハロポリマ ー。 23.前記ペルハロカーボンポリマーがテトラフルオロエチレン、エキスパ ンデッドテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン又はフッ素 化エチレン−プロピレンコポリマーであり、ハロ炭化水素ポリマーがポリフッ化 ビニル、ポリフッ化ビニリデン又はポリ塩化ビニルであることを特徴とする、請 求項22記載のメタロハロポリマー。 24.下記単位: 及び [式中、Mは遷移金属であり、Zはフッ素、塩素、水素、−(CH2y−CH3 、−CH3、又はO−Rであり、Rは水素、−(CH2y−CH3、−CH3であ り、yは1〜20である;XはCF2、CFCl、CCl2、CFH、CClH又 はCH2であり;n=10〜1000であり;t=2〜3であり;m=0〜10 00である] から成る群から選択される反復非末端単位を特徴とする、請求項17記載のメタ ロハロポリマー。 25.請求項17によって特徴付けられたメタロハロポリマーを含む触媒組 成物。 26.請求項17によって特徴付けられたメタロハロポリマーを含む殺生物 性組成物。 27.請求項17によって特徴付けられたメタロハロポリマーを含むセンサ ープローブ。 28.下記工程: (a)ハロゲン化ポリマーを用意する工程と; (b)(a)のハロゲン化ポリマーを(i)真空下での水素/メタノールガス −蒸気の高周波グロー放電、(ii)湿式化学的還元及び(iii)酸素含有有機変 性剤の存在下での化学線への暴露から成る群から選択された方法によって修飾し て、前記ハロゲン化ポリマーの最外表面上及び約200Åまでの深さのハロゲン 原子の少なくとも一部を水素と酸素又は酸素含有基によって置換して、オキシハ ロポリマーを形成する工程と; (c)(b)のオキシハロポリマーを遷移金属錯体を含む溶液又はガスと、そ れと遷移金属の共有結合又は導電性金属フィルムの共有結合を促進するのに充分 な期間接触させる工程と を含むことを特徴とする、メタロハロポリマーを合成する方法。 29.約10Åから約200Åまでの範囲の深さまでの前記オキシハロポリ マーの最外表面の酸素又は酸素含有基の約1〜約100%がそれに共有結合した 、周期律表第IIIa族、第IVa族、第Va族、第VIa族、第VIIa族、 第VIIIa族、第Ib族、第IIb族、第IIIb族及び第IVb族から成る 群から選択される遷移金属を有することを特徴とする、請求項28記載の方法。 30.約10〜約200Åの深さまでのハロゲンを含む前記ハロポリマーの 外表面ハロゲン原子の約1〜約90%が水素と酸素又は酸素含有基によって永久 的に置換され、置換されたハロゲンの約30〜約100%が酸素又は酸素含有基 によって置き換えられ、前記置換されたハロゲンの約0〜約70%が水素原子に よって置き換えられ、前記表面酸素又は酸素含有基の約1〜約100%がそれに 共有結合した、周期律表第IIIa族、第IVa族、第Va族、第VIa族、第 VIIa族、第VIIIa族、第Ib族、第IIb族、第IIIb族及び第IV b族から成る群から選択された遷移金属を有することを特徴とする、請求項29 記載の方法。
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