JP2001056902A - 磁気ヘッド - Google Patents
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Abstract
て、記録周波数を高くし、記録レートの向上を可能にす
る。 【解決手段】 本発明の磁気ヘッドは、記録領域の温度
上昇部位に対して記録情報に応じて変化する磁界を印加
するものであって、一端面が底面磁性体12上に設けら
れた柱状の唯一の磁極11と、この磁極11の周りに巻
回されてなり、上記磁界を発生させるための電流を印加
するコイル22とを備えている。
Description
記録領域の温度上昇部位に対して、記録情報に応じて変
化する磁界を印加する磁気ヘッドに関するものである。
下、MDと称す。)装置に用いられる磁気ヘッドの例を
図6乃至図9に基づき以下に説明する。図6は磁気ヘッ
ドの構成を示し、図7は磁気コア部およびコイル部の拡
大図である。図8は光磁気記録媒体の構成を示し、図9
は光磁気記録再生装置の構成を示す。
いて説明する。図6は、光磁気ディスクに用いられる磁
気ヘッドの断面構造を示し、Mn−Znフェライト等の
磁性体材料からなる中心磁極11、コイル22、および
絶縁性材料からなりコイル22の巻かれるボビン21か
ら、磁界発生部が構成されている。
ア保持部23に取り付けて、磁気ヘッドが構成されてい
る。磁気コア保持部23には、光磁気記録媒体(図6に
は図示されていない)との接触部である摺動部24が形
成されている。摺動部24は、低摩擦係数の材料から金
型で形成され、その材料として、ポリアリレートやナイ
ロン、ポリエステル等の高分子材料のほかにセラミック
等が挙げられる。これ以外に、摺動部24を別の材料で
形成し、光磁気記録媒体と接触する部分にテープ状の低
摩擦係数の材料を貼った構成でもよい。
いて説明する。磁気コアの形状はE型をしており、中心
磁極11及びその両側のヨーク13から構成されてい
る。このヨーク13は、中心磁極11に比較的近い位置
に設けられるが、これは磁界強度を向上させるためであ
る。
を施した導線(直径80μm)の導電性材料からなるコ
イル22をボビン21に巻回し、それをE型磁気コアの
中心磁極11に取り付けて形成されるものである。ボビ
ン21は、コイル22の高さを均一に揃えると共に、コ
イル22と中心磁極11とが直接接触することを防ぐも
のである。
す。光磁気記録媒体40は、PC(ポリカーボネート)
等からなる透明基板41上に、SiNまたはAlN等か
らなる誘電体膜42を介して光磁気記録膜43が設けら
れる。この光磁気記録膜43上に、誘電体膜42とAl
等からなる反射膜44とを設け、更に、この反射膜44
上に紫外線硬化樹脂からなる樹脂保護層45が形成され
ている。
いるため、更に、樹脂保護膜45上にシリコンオイル等
の潤滑性の高い潤滑膜46が塗布されている。なお、樹
脂保護膜45と潤滑膜46の機能を1層で実現する膜も
開発されている。
する。図9に示すように、上記の光磁気記録媒体40を
挟んで、一方にはレーザ光を照射する光ピックアップ5
0、他方には、レーザスポット位置に合わせて移動する
上記の磁気コア保持部23の内部に設けられる磁気ヘッ
ド部20が設けられている。この磁気ヘッド部20の磁
界発生方向を記録信号(記録情報)に応じて反転させる
ことによって、光磁気記録媒体40上に信号(情報)が
記録される。
保持部23とは、光磁気記録媒体40の面振れや光磁気
記録媒体40上のゴミや盛り上がり等に対しても追従し
て移動可能とするために、通常厚さ30μm〜100μ
mの薄金属からなる弾性部材31によって、3mN(ミ
リニュートン)〜10mNの予圧がかけられて支持され
ている。また、この弾性部材31の一端は、弾性部材固
定部32によって固定支持される。そして、この弾性部
材固定部32は、略L字型の連結アーム33によって、
上記光ピックアップ50と連結され支持されている。
心磁極11の磁極面(端面)から光磁気記録媒体40ま
での距離に依存して変化する。即ち、その距離が離れる
ほど、光磁気記録媒体40上に所定の磁界を発生させる
ためには、コイル22に対して、より大きい電流を流す
必要がある。距離が一定ならば、磁界強度は、電流に対
して比例関係を有している。従って、記録に必要な磁界
強度が大きな記録媒体では、大きな電流をコイル22に
流す必要があり、これは、磁気ヘッドにおける発熱の上
昇を招来し、発熱による磁界強度の低下、コイル22の
破損などの重大な問題に発展する。そのため、磁界変調
記録に用いる記録媒体は、光変調記録媒体と比較して、
記録磁界の小さい記録媒体が選択されてきた。
の磁極面との距離が大きく変動した場合でも、それだけ
多くの電流を流す必要があるので、上記と同様な結果に
なってしまう。光磁気記録媒体40と、中心磁極11の
磁極面との距離を一定に保つためには、図6に示すよう
に、中心磁極11およびコイル22から構成される磁界
発生部を保持する磁気コア保持部23を、摺動性の高い
材料で構成し、摺動部24と中心磁極11の磁極面との
段差が通常20μm〜100μmになるように、磁気コ
ア保持部23の形状が設計される。
録媒体40の潤滑膜46と接触することを防ぎつつ、摺
動部24と潤滑膜46とを接触させることによって、複
雑な機構を必要とせずに、光磁気記録媒体40と中心磁
極11の磁極面との距離を一定に保つことが可能とな
る。このような磁気ヘッドは、摺動型磁気ヘッドと呼ば
れ、MD装置において、一般的に用いられている。
密度の向上が期待されているが、そのためには、磁気ヘ
ッドは、より高い周波数で駆動されることが必要であ
る。しかし、記録周波数が数MHzを越えると、磁性材
料での損失が増大し、発熱が大きくなる。
熱を低減するために、中心磁極11を小さくして、且
つ、できるだけ光磁気記録媒体40に近づける必要があ
る。このような構成を採用する限り、光ピックアップ5
0からのレーザ照射位置と磁界エリアとの精密な位置合
わせが必要となり、送り系を含む、メカ精度の大幅な向
上が必要とされる。
ヘッドは、上記課題を解決するために、記録領域の温度
上昇部位に対して記録情報に応じて変化する磁界を印加
する磁気ヘッドにおいて、以下の措置を講じたことを特
徴としている。
上に設けられた柱状の唯一の磁極と、上記磁極の周りに
巻回されてなり、上記磁界を発生させるための電流を印
加するコイルとを備えている。
化する磁界が記録領域において温度上昇した部位に印加
されると、該温度上昇部位の磁化の向きが記録情報に応
じて変化し、該記録情報が記録される。
られているので、従来のE型磁気コアを有する磁気ヘッ
ドにおいて必要であったヨークが不要となる。ヨークが
無い分、磁極内における磁気力線の密度は、ヨークが必
要な従来の磁気ヘッドよりも低くなる。このように磁気
力線の密度が低くなるので、磁気ヘッドの発熱が抑制さ
れる。加えて、上記磁性体は、該磁性体上に設けられた
上記磁極が有する熱を逃がす放熱機能を有しているの
で、上記発熱は、該磁性体に伝導されて冷却される。こ
れにより、発熱の更なる抑制が可能となる。
が小さくなるので、より大きい電流をコイルに印加する
こと、又はより高い周波数で情報を記録することが可能
となる。これにより、より大きな磁界強度で、情報の記
録が可能となる。
来よりも、磁界強度を大きくすることができるので、ピ
ックアップ系のメカ精度を向上させることなく、磁気的
超解像記録媒体等の磁界感度の悪い記録媒体に対して、
十分な磁界強度で記録することが可能となり、従来の磁
気ヘッドでは、記録できなかった記録媒体に対する記録
も可能となる。
すことで、磁極からの磁界分布はブロードになるが、温
度上昇部位のみが記録に寄与するため、磁界分布に影響
されることなく、高密度の記録も問題なく行える。
上記磁極と接触しないように巻回されることが好まし
い。
の被覆層が不完全であっても、コイルと磁極とが接触す
ることを確実に防止することができる。
いることが好ましい。
共にヨークによって包囲されていたので、磁極及びコイ
ルで発生した熱はボビンとヨークとで形成される空間に
蓄積され、磁気ヘッド外へ放散することができないし、
また、ヨークの熱がコイルと磁極とに伝導されて、コイ
ル及び磁極の温度が高くなる。また、ボビン自体は、絶
縁性材料からなり、放熱性の良いものではないので、コ
イルで発生した熱を放熱することができない。これら
は、磁気ヘッドの発熱を益々大きくする。
ることによって、コイルで発生した熱は、上記磁性体に
伝導されて冷却される。また、磁極で発生した熱も、上
記磁性体に伝導されて冷却される。加えて、磁極からの
熱、及びコイルからの熱の放散を妨げるヨークとボビン
が無いので、磁気ヘッドにおける発熱を全体として確実
に小さくできる。
ッドの関係部品点数の削減を図ることができる。その結
果、磁気ヘッドの製造に要する費用および工数を確実に
削減できる。
mであることが好ましい。
て、磁界発生効率を高くできるので、その結果として、
発熱を抑制し、より高い周波数での記録が可能となる。
これは、データの転送速度向上に繋がり、例えば、画像
記録する場合であれば、より高画質を達成できる。記録
磁界強度も従来より大きくできるので、記録に必要な磁
界強度が大きくなっても対応できることになる。
1乃至図3に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。なお、上記従来技術と同一の機能を有する部材につ
いては、同一の参照符号を付記し、詳細な説明を省略す
る。
示すように、唯一の磁極1を有している。本実施の形態
で用いた磁気ヘッドは、0.4mm×0.4mmの断面
形状を有する角柱形状の磁性体(ここではMn−Znフ
ェライト)を磁極11としている。磁極11は、その断
面形状が、正方形以外にも、長方形状、円状等であって
もよく、磁極11は柱状であればよい。
で、2mm×2mmの断面形状を有する平板形状の底面
磁性体12(Mn−Znフェライト)に接した構造とな
っている。磁極11と底面磁性体12とは、2ピース構
造でもよいし、一体に構成されていてもよい。一体に構
成する場合、粉体から同形状に焼き固める、所謂、焼結
でもよいし、大きな板状の部材から削り出してもよい。
持たず、コイル22の形状は、0.5mm×0.5mm
で高さが0.4mmである。コイル22の線径は、直径
が例えば40μmである。
ッドにおいて、コイル22は後述する方法によって、高
さを調整した状態で予め作製しておく。この空心のコイ
ル22を磁極11に接触しないように、底面磁性体12
に設置する。つまり、磁極11よりも、コイル22は大
きく(例えば、一回り大きく)作製されているので、磁
極11の上面から顕微鏡やTVカメラ等を使用して各々
の配置を観察しながら、調整すれば、磁極11とコイル
22との接触を防止した状態で底面磁性体12に設置す
ることができる。これにより、コイル22に被覆される
エナメル等の被覆層が不完全であっても、コイル22と
磁極11との接触を確実に防止することができる。コイ
ル22は、被覆されるエナメル等の被覆層が完全であれ
ば、磁極11に直接巻回されてもよい。
次のようにして行われる。即ち、上述のようにしてコイ
ル22を正確に位置決めした後に、コイル22と底面磁
性体12とを熱硬化性等の接着剤で接着する。接着剤の
種類としては、熱硬化型に限らず、UV硬化型、熱可塑
性型等であってもよいが、磁気ヘッド駆動時のコイル2
2の温度上昇に対して耐えることのできる耐熱性の高い
ものが必要である。
2上に設けられていることが好ましい。その理由を以下
に説明する。
2は、ボビン21上に巻回されると共にヨーク13によ
って包囲されているので、磁極11およびコイル22で
発生した熱はボビン21とヨーク13とで形成される空
間に蓄積され、磁気ヘッド外へ放散することができな
い。また、ボビン21自体は、絶縁性材料からなり、放
熱性の良いものではないので、コイル22で発生した熱
を放熱することができない。
設けることによって、コイル22で発生した熱は、底面
磁性体12に伝導されて冷却される。また、磁極11で
発生した熱も、底面磁性体12に伝導されて冷却され
る。加えて、磁極11からの熱、及びコイル22からの
熱の放散を妨げるヨークとボビンが無いので、磁気ヘッ
ドにおける発熱を全体として確実に小さくできる。
2を参照しながら説明する。
うに、コイル22が巻かれる中心部61と、コイル22
の高さを規制するための規制部材62及び63とから構
成される。また、規制部材62及び63のうち、少なく
とも一方は、中心部61に対して脱着可能となってい
る。なお、図2の例では、規制部材62が中心部61に
対して脱着可能となっている。また、中心部61は、巻
回されたコイル22が磁極11に接触しないように、形
状が選択され、磁極11の形状に応じた形状を適宜選択
すればよい。
き付ける方向の長さ)は、磁気ヘッドの磁極11の周長
より長く形成されており、例えば、0.5mm×0.5
mmとなっている。これにより、巻回されたコイル22
が磁極11に接触することを確実に回避できる。また、
規制部材62及び63との間隔は、必要とするコイル2
2の高さ、本実施の形態では0.5mmに調節されてい
る。
て、コイル22は、次のようにして作製される。即ち、
規制部材62及び63をセットした状態で、コイル22
を中心部61の周りに巻き付けていく(図2(b)参
照)。巻き付けが終了した時点(図2(c)参照)で、
コイル22に全体に接着剤を塗布することによって、或
いは、溶剤接着法等によって、コイル22の形状を固定
する。それから、規制部材62を中心部61から取り外
して、コイル22をコイル作製部材6から取り出す(図
2(d)参照)。コイル22は、上述のように接着剤等
で固定されているので、コイル作製部材6からコイル2
2を取り出しても、コイル22はその形状を崩すことが
ない。つまり、コイル22は型崩れすることがない。
(0.4mm)及び断面形状(0.5mm×0.5m
m)が、所望の大きさ及び形状に調整されている。規制
部材62及び63との間隔を調節することによって、コ
イル22の高さを、また、中心部61の断面形状を変化
させることによってコイル22の巻回形状を、例えば円
あるいは長方形状にすることが可能である。
切り欠いて、磁極11を分かり易く描いている。このと
きのコイル22は、巻数が30T(ターン)で、インダ
クタンスが約3μHである。このコイル22により発生
する磁界強度は、磁極11の磁極面から50μmの距離
のところでの測定によれば、直流電流0.2Aをコイル
22に印加時に、200Oeであった。
磁気ヘッド(以下、単に、E型磁気ヘッド又は同心型磁
気ヘッドと称す)では、磁界強度を向上させるためにヨ
ーク(例えば、図4のヨーク13を参照)を有した構成
となっていたが、本実施の形態の磁気ヘッドによれば、
ヨークは不要である。
よって、センタコア部(磁極11に相当)とヨークとの
間に形成される磁界分布を急峻にしなくても、磁極11
の磁極面上で必要とされる200Oeの磁界強度が得ら
れていた。これに対して、本実施の形態によれば、ヨー
クをなくすことで、磁界分布はブロードになるが、例え
ば光磁気記録等の熱磁気記録において、光ビームの照射
等によって昇温された部位のみが記録に寄与するため、
磁界分布に影響されることなく、高密度の記録が問題な
く行える。
形状が0.4mm×0.4mmのE型磁気ヘッドを用意
した。インダクタンスについては、同じになるように巻
数を調整した。調整の結果、同じインダクタンスを得る
ための巻数は、28Tであった。磁極面から50μmの
距離のところで磁界強度が200Oeとなる直流電流
(コイル22に印加すべき電流)は、0.21Aであっ
た。
線放射温度計を用いて行った。測定条件は、両磁気ヘッ
ドでの発生磁界強度が同じになるように留意した。上述
のとおり、コイル22に印加する電流は、本発明の磁気
ヘッドの場合±0.2Aとし、従来のE型磁気ヘッドの
場合±0.21Aとした。駆動条件は、最短マーク長1
0MHz相当の(1,7)RLLランダム信号を用い、
このときの磁気コア(フェライト)における発熱の評価
を行った。磁気コア及びコイルに対しては、室温中に保
持し、冷却は行っていない。
気ヘッドの場合、温度上昇は115℃であったのに対
し、従来のE型磁気ヘッドの場合、温度上昇は138℃
であった。本発明に係る磁気ヘッドの方が、磁極11内
における磁気力線の密度が低いため、発熱が抑制できた
と考えられる。この結果から、従来から用いられてきた
E型磁気ヘッドと比較すると、本発明の磁気ヘッドの方
が、20℃以上も温度上昇が小さくなることが分かっ
た。
録転送レートの向上、また、高密度記録媒体、例えば多
層膜構造を有する磁気的超解像記録媒体に対応する点で
も、従来の磁気ヘッドに対し、特性の向上が期待できる
ものである。
周波数と駆動電流振幅に依存しているので、本発明の磁
気ヘッドを用いれば、より高い周波数での記録、または
コイル22に対してより大きな電流の印加が行える(よ
り大きな磁界強度での記録が可能となる。)。
動周波数を1MHz〜7MHzまで変化させたときの発
熱結果を示す。駆動電流振幅は、先の発熱評価と同じに
設定した。同図から明らかなように、全ての駆動周波数
で本発明の磁気ヘッドの方が発熱が小さくなるという結
果が得られた。
は、従来のE型磁気ヘッドと比較して、発熱が小さく、
それゆえ、従来よりも高周波での記録が可能となる。上
記の発熱結果は、それだけではなく、従来の記録周波数
においても、従来と温度上昇を同じにした場合、より大
きな電流振幅をとることが可能であることを示してい
る。
波数であるならば、従来よりも、磁界強度を大きくする
ことができる。これにより、光磁気記録媒体の中でも、
特に、磁界感度の悪い多層膜構造の記録媒体、例えば、
磁気的超解像記録媒体に対して、十分な磁界強度で記録
することが可能となる。このように、本発明の磁気ヘッ
ドによれば、従来の磁気ヘッドでは、記録できなかった
記録媒体に対する記録も可能となる。
来のE型磁気ヘッドと比較して、磁極中心11における
磁界発生効率、及び同じ巻数の場合の単位電流当たりの
発生磁界強度が、大きくなることも確認できた。
2上に直接接触するように設けられている本発明に係る
磁気ヘッドと、ボビンを介して上記底面磁性体12に間
接接触するように設けられている磁気ヘッドとに対する
磁界強度および発熱の比較について以下に説明する。
用いており、一方のコイル22は、平面形状の上記底面
磁性体12に直接コイル22の底面が接触する構成(本
発明の構成)とし、他方のコイル22は、ボビンの一端
部(この一端部の厚みは50μm)を介して平面形状の
上記底面磁性体12に接触する構成とした。このように
構成上の差異を持たせることにより、コイル22が底面
磁性体12に直接接触することの作用、効果を鮮明にす
ることができる。
(磁極11)で同一巻数の磁気ヘッドの場合、磁極11
とコイル22の距離、ボビンの有無に関係なく、磁極1
1の磁極面上での磁界強度には、ほとんど差がないこと
が確認できた。
いたものと同様とし、駆動条件は、最短マーク長10M
Hz相当の(1,7)RLLランダム信号を用い、コイ
ル22に印加する電流の電流振幅は±0.2Aとし、こ
のときの磁気コア(フェライト)における発熱を評価し
た。今回も前述と同様に、室温中に保持し、冷却は行っ
ていない。
度上昇は115℃であり、従来どおりボビンを用いた場
合の温度上昇の127℃よりも12℃だけ温度上昇を抑
えることができた。
いることによって、磁気ヘッドにおける発熱を抑えるこ
とが可能となる。また、本発明はボビンを用いない構造
が好ましいが、この場合、磁気ヘッドの関係部品点数の
削減を図ることができる。その結果、磁気ヘッドの製造
に要する費用および工数を確実に削減できる。
気記録媒体を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、昇温された記録部位に磁界を印
加して記録するタイプの記録媒体であればよい。また、
記録部位に対する昇温の手段は、光ビームに限定される
ものではなく、記録部位を昇温させるものであればよ
い。
ドを用いてシミュレーションを行い、比較・検討を行っ
た。
面形状を2×2mm、その厚さを0.5mmとし、磁極
11の断面形状を0.4×0.4mmとして、磁極11
の高さを変えて磁極中心上50μm位置における垂直磁
界強度を求めた。
し、磁極高さに応じてコイルの縦横比は変更した。そし
て、コイル電流を0.2Aとした時の磁極中心上50μ
m位置における垂直磁界強度を求めた。図4はコイル巻
数を一定とした時の結果であり、この結果から、磁界強
度は磁極高さ0.35mmのとき最大となることが分か
った。
し、更にインダクタンスも変わる。そこで、次にインダ
クタンスを一定にするように巻数を調整し、コイル電流
を一定とした時の磁界強度をシミュレーションによって
求めた。インダクタンス一定にすることで、磁気ヘッド
ドライバから見れば、ドライバの負荷は同等である。イ
ンダクタンス一定となるように巻数を調整したときの磁
界強度と磁極高さの関係を図5に示す。ここで、コイル
巻数はインダクタンス3μHとなるように調整し、コイ
ル電流は0.2Aとした。磁界強度は磁極中心上50μ
m位置における垂直磁界強度である。この結果から、最
適磁界強度は磁極高さ0.3mmのときに得られること
が分かる。
なると、磁極高さの違いによる磁界強度の差は小さくな
るので、磁極高さをこの範囲になるようにすれば、十分
かつ安定な磁界強度が得られる。つまり、磁極高さは、
0.3mm付近にすることが最適であるが、0.25〜
0.5mmの範囲に調整されれば、十分な磁界強度が得
られることが分かる。
により十分な磁界強度が得られ、磁界発生効率が向上す
る。そして、磁界発生効率の向上は、コイルに流す電流
を抑えることにつながり、磁気ヘッドにおける消費電力
及び発熱抑制にも効果を発揮する。
のように、一端面が磁性体上に設けられた柱状の唯一の
磁極と、該磁極の周りに巻回されてなり、磁界を発生さ
せるための電流を印加するコイルとを備えたものであ
る。
で、ヨークが無い分、磁極内における磁気力線の密度
は、ヨークが必要な従来の磁気ヘッドよりも低くなる。
このように磁気力線の密度が低くなるので、磁気ヘッド
の発熱が抑制される。加えて、上記磁性体は、該磁性体
上に設けられた上記磁極が有する熱を逃がす放熱機能を
有しているので、上記発熱は、該磁性体に伝導されて冷
却される。これにより、発熱の更なる抑制が可能とな
る。
が小さくなるので、より大きい電流をコイルに印加する
こと、又はより高い周波数で情報を記録することが可能
となり、記録レートの向上が可能となる。これにより、
より大きな磁界強度で、情報の記録が可能となる。
来よりも、磁界強度を大きくすることができるので、磁
気的超解像記録媒体等の磁界感度の悪い記録媒体に対し
て、十分な磁界強度で記録することが可能となり、従来
の磁気ヘッドでは、記録できなかった記録媒体に対する
記録も可能となる。
すことで、磁極からの磁界分布はブロードになるが、温
度上昇部位のみが記録に寄与するため、磁界分布に影響
されることなく、高密度の記録も問題なく行えるという
効果を併せて奏する。
上記磁極と接触しないように巻回されることが好まし
い。この場合、たとえコイルに被覆されるエナメル等の
被覆層が不完全であっても、コイルと磁極とが接触する
ことを確実に防止することができるという効果を奏す
る。
いることが好ましい。この場合、コイルで発生した熱
は、上記磁性体に伝導されて冷却される。又、磁極で発
生した熱も、上記磁性体に伝導されて冷却される。加え
て、磁極からの熱、及びコイルからの熱の放散を妨げる
ヨークとボビンが無いので、磁気ヘッドにおける発熱を
全体として確実に小さくできる。
ッドの関係部品点数の削減を図ることができる。その結
果、磁気ヘッドの製造に要する費用および工数を確実に
削減できるという効果を併せて奏する。
mであることが好ましい。この場合、従来構造の磁気ヘ
ッドに比較して、磁界発生効率を高くできるので、その
結果として、発熱を抑制し、より高い周波数での記録が
可能となる。これは、データの転送速度向上に繋がり、
例えば、画像記録する場合であれば、より高画質を達成
できる。記録磁界強度も従来より大きくできるので、記
録に必要な磁界強度が大きくなっても対応できることに
なる。
明図である。
を作製する手順を説明する説明図である。
グラフである。
との関係を示す図である。
強度との関係を示す図である。
る。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 記録領域の温度上昇部位に対して記録情
報に応じて変化する磁界を印加する磁気ヘッドにおい
て、 一端面が磁性体上に設けられた柱状の唯一の磁極と、 上記磁極の周りに巻回されてなり、上記磁界を発生させ
るための電流を印加するコイルとを備えたことを特徴と
する磁気ヘッド。 - 【請求項2】 上記コイルは、上記磁極と接触しないよ
うに巻回されることを特徴とする請求項1に記載の磁気
ヘッド。 - 【請求項3】 上記コイルは、上記磁性体上に設けられ
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気ヘ
ッド。 - 【請求項4】 上記磁極の高さが0.25mm〜0.5
mmであることを特徴とする請求項1乃至3に記載の磁
気ヘッド。
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| JP11258214A JP2001056902A (ja) | 1999-06-11 | 1999-09-13 | 磁気ヘッド |
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|---|---|---|---|
| JP16479699 | 1999-06-11 | ||
| JP11-164796 | 1999-06-11 | ||
| JP11258214A JP2001056902A (ja) | 1999-06-11 | 1999-09-13 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
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|---|---|
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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2000
- 2000-06-09 US US09/589,877 patent/US6526001B1/en not_active Expired - Fee Related
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| US7221529B2 (en) | 2004-03-04 | 2007-05-22 | Tdk Corporation | Magnetic head driving circuit and magnetic disk device |
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