JP2001129998A - インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法 - Google Patents
インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法Info
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- JP2001129998A JP2001129998A JP31153499A JP31153499A JP2001129998A JP 2001129998 A JP2001129998 A JP 2001129998A JP 31153499 A JP31153499 A JP 31153499A JP 31153499 A JP31153499 A JP 31153499A JP 2001129998 A JP2001129998 A JP 2001129998A
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- JP
- Japan
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- ink
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- opening
- ink supply
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】インク供給溝の周縁部にチッピングやクラック
が発生し難いインクジェットプリンタヘッド及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】インク供給溝形成用レジストマスク41の
パターン開口周縁部41aを共通電極28の初期開口周
縁部28−1よりも外側になるよう広く形成してサンド
ブラスト加工を行う。レジストマスク41のパターン開
口内に露出したヘッドチップ基板25の表面が穿削さ
れ、これと平行して同じくレジストマスク41のパター
ン開口内に露出する共通電極28の初期開口周縁部28
−1が穿削される。所定時間経過後にレジストマスク4
1のパターン開口周縁部41aから更にややえぐられた
位置に共通電極28の開口周縁部28aが形成され、こ
れと同位置かつ同形状にインク供給溝33の開口周縁部
33aが形成される。レジストマスク41を除去して完
成したインク供給溝33の周縁部は共通電極28と強固
に密着していてチッピングやクラックの発生が防止され
ている。
が発生し難いインクジェットプリンタヘッド及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】インク供給溝形成用レジストマスク41の
パターン開口周縁部41aを共通電極28の初期開口周
縁部28−1よりも外側になるよう広く形成してサンド
ブラスト加工を行う。レジストマスク41のパターン開
口内に露出したヘッドチップ基板25の表面が穿削さ
れ、これと平行して同じくレジストマスク41のパター
ン開口内に露出する共通電極28の初期開口周縁部28
−1が穿削される。所定時間経過後にレジストマスク4
1のパターン開口周縁部41aから更にややえぐられた
位置に共通電極28の開口周縁部28aが形成され、こ
れと同位置かつ同形状にインク供給溝33の開口周縁部
33aが形成される。レジストマスク41を除去して完
成したインク供給溝33の周縁部は共通電極28と強固
に密着していてチッピングやクラックの発生が防止され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望のインク供給
溝を精度良く迅速に加工できるインクジェットプリンタ
ヘッドとその製造方法に関する。
溝を精度良く迅速に加工できるインクジェットプリンタ
ヘッドとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式のプリンタが
広く用いられている。このインクジェット方式によるプ
リンタには、インクを加熱し気泡を発生させてその圧力
でインク滴を飛ばすサーマル方式や、ピエゾ抵抗素子
(圧電素子)の変形によってインク滴を飛ばすピエゾ方
式等がある。これらは、色材たるインクをインク滴にし
て直接記録紙に向かって吐出し印字を行うから、粉末状
の印材であるトナーを用いる電子写真方式と比較した場
合、印字エネルギーが低くて済み、インクの混合によっ
てカラー化が容易であり、印字ドットを小さくできるの
で高画質であり、印字に使用されるインクの量に無駄が
無くコストパフォーマンスに優れており、このため特に
パーソナル用プリンタとして広く用いられている印字方
式である。
広く用いられている。このインクジェット方式によるプ
リンタには、インクを加熱し気泡を発生させてその圧力
でインク滴を飛ばすサーマル方式や、ピエゾ抵抗素子
(圧電素子)の変形によってインク滴を飛ばすピエゾ方
式等がある。これらは、色材たるインクをインク滴にし
て直接記録紙に向かって吐出し印字を行うから、粉末状
の印材であるトナーを用いる電子写真方式と比較した場
合、印字エネルギーが低くて済み、インクの混合によっ
てカラー化が容易であり、印字ドットを小さくできるの
で高画質であり、印字に使用されるインクの量に無駄が
無くコストパフォーマンスに優れており、このため特に
パーソナル用プリンタとして広く用いられている印字方
式である。
【0003】上記のサーマル方式には、インク滴の吐出
方向により二通りの構成がある。一つは発熱素子の発熱
面に平行な方向へインク滴を吐出する構成のサイドシュ
ータ型と呼称されるものであり、他の一つは発熱素子の
発熱面に垂直な方向にインク滴を吐出する構成のルーフ
シュータ型と呼称されるものである。
方向により二通りの構成がある。一つは発熱素子の発熱
面に平行な方向へインク滴を吐出する構成のサイドシュ
ータ型と呼称されるものであり、他の一つは発熱素子の
発熱面に垂直な方向にインク滴を吐出する構成のルーフ
シュータ型と呼称されるものである。
【0004】図12(a) は、そのようなルーフシュータ
型のインクジェットプリンタに配設されるインクジェッ
トプリンタヘッドのインク吐出面を模式的に示す平面図
であり、同図(b) は、そのA−A′断面矢視図、同図
(c) は、このインクジェットプリンタヘッドが製造され
るシリコンウェハを示す図である。
型のインクジェットプリンタに配設されるインクジェッ
トプリンタヘッドのインク吐出面を模式的に示す平面図
であり、同図(b) は、そのA−A′断面矢視図、同図
(c) は、このインクジェットプリンタヘッドが製造され
るシリコンウェハを示す図である。
【0005】同図(c) に示すように、インクジェットプ
リンタヘッド(以下、単に印字ヘッドという)1は、シ
リコンウェハ2の上で、LSI形成処理技術と薄膜形成
処理技術とにより形成され、完成後にシリコンウェハ2
から個々に切り出されて採取される。
リンタヘッド(以下、単に印字ヘッドという)1は、シ
リコンウェハ2の上で、LSI形成処理技術と薄膜形成
処理技術とにより形成され、完成後にシリコンウェハ2
から個々に切り出されて採取される。
【0006】同図(a) に示すように、印字ヘッド1のイ
ンク吐出面には、インクを吐出するノズル列3が形成さ
れている。ノズル列3には多数のノズル4が例えば2
5.4mm当り300ドットの解像度(1mm当り約1
2個の密度)で縦1列に並んで配置されている。これら
のノズル列3には不図示のインクカートリッジ等からイ
ンクが供給される。
ンク吐出面には、インクを吐出するノズル列3が形成さ
れている。ノズル列3には多数のノズル4が例えば2
5.4mm当り300ドットの解像度(1mm当り約1
2個の密度)で縦1列に並んで配置されている。これら
のノズル列3には不図示のインクカートリッジ等からイ
ンクが供給される。
【0007】この印字ヘッド1の内部構成は、同図(b)
に示すように、ヘッドチップ5上に、LSIからなる駆
動回路6と薄膜からなる抵抗発熱部7が形成され、この
抵抗発熱部7の一方の端部と駆動回路6を結ぶ個別配線
電極8が形成され、更に抵抗発熱部7の他方の端部と給
電用端子9とを接続する共通電極11が形成されてい
る。そして、これらの上に隔壁12が積層されている。
上記の抵抗発熱部7と個別駆動電極8は、それぞれ後か
ら形成されるノズル列3のノズル4の数だけ配設されて
る。
に示すように、ヘッドチップ5上に、LSIからなる駆
動回路6と薄膜からなる抵抗発熱部7が形成され、この
抵抗発熱部7の一方の端部と駆動回路6を結ぶ個別配線
電極8が形成され、更に抵抗発熱部7の他方の端部と給
電用端子9とを接続する共通電極11が形成されてい
る。そして、これらの上に隔壁12が積層されている。
上記の抵抗発熱部7と個別駆動電極8は、それぞれ後か
ら形成されるノズル列3のノズル4の数だけ配設されて
る。
【0008】そして、後から形成されるノズル列3に平
行に延在するインク供給溝13と、このインク供給溝1
3に連通してヘッドチップ5の下面に貫通するインク供
給孔14が穿設され、これらの上からオリフィス板15
が、熱と圧力を加えられて、下面の熱可塑性接着材によ
り隔壁12上に接着されて積層されている。このオリフ
ィス板15の積層により、隔壁12の厚さに対応する高
さおよそ10μmのインク通路16が、抵抗発熱部7と
インク供給溝13間に形成される。
行に延在するインク供給溝13と、このインク供給溝1
3に連通してヘッドチップ5の下面に貫通するインク供
給孔14が穿設され、これらの上からオリフィス板15
が、熱と圧力を加えられて、下面の熱可塑性接着材によ
り隔壁12上に接着されて積層されている。このオリフ
ィス板15の積層により、隔壁12の厚さに対応する高
さおよそ10μmのインク通路16が、抵抗発熱部7と
インク供給溝13間に形成される。
【0009】この後、オリフィス板15に、インクを吐
出する上述のノズル4が形成される。同図(a) に示すシ
リコンウェハ2の直径が例えば152.4mmであると
すると、上述したような印字ヘッド1を90個以上採取
することができる。
出する上述のノズル4が形成される。同図(a) に示すシ
リコンウェハ2の直径が例えば152.4mmであると
すると、上述したような印字ヘッド1を90個以上採取
することができる。
【0010】ところで、上記の図12(b) に示すインク
供給溝13とインク供給孔14は、ヘッドチップ5の表
面及び裏面からそれぞれ穿設され相互に連通して、ヘッ
ドチップ5の裏面から表面に至るまでの共通インク供給
路を形成している。そして、これらの穿設加工には、現
状では加工レートの面で優れていることから、サンドブ
ラスト法による加工が最も適している。このサンドブラ
スト法による加工にはレジストマスクが用いられる。
供給溝13とインク供給孔14は、ヘッドチップ5の表
面及び裏面からそれぞれ穿設され相互に連通して、ヘッ
ドチップ5の裏面から表面に至るまでの共通インク供給
路を形成している。そして、これらの穿設加工には、現
状では加工レートの面で優れていることから、サンドブ
ラスト法による加工が最も適している。このサンドブラ
スト法による加工にはレジストマスクが用いられる。
【0011】図13(a) は、上述したインクジェットプ
リンタヘッドの製造工程において、インク供給溝13と
インク供給孔14の穿設を終了した直後の状態を示す平
面図であり、同図(b) は、そのB−B′断面矢視図、同
図(c) は、その穿設加工の前段のレジストマスクが形成
された状態を示す図である。尚、同図(a),(b),(c) に
は、図12(a),(b),(c) に示した構成と同一の構成部分
には同一の番号を付与して示している。
リンタヘッドの製造工程において、インク供給溝13と
インク供給孔14の穿設を終了した直後の状態を示す平
面図であり、同図(b) は、そのB−B′断面矢視図、同
図(c) は、その穿設加工の前段のレジストマスクが形成
された状態を示す図である。尚、同図(a),(b),(c) に
は、図12(a),(b),(c) に示した構成と同一の構成部分
には同一の番号を付与して示している。
【0012】同図(c) に示すように、抵抗発熱部7、個
別配線電極8、共通電極11等が形成されたヘッドチッ
プ5の表面には、それらの全面を覆って、レジストマス
ク材17aにフォトリソグラフィー技術等によりマスク
パターン17bを形成されたレジストマスク17が設け
られる。上記のマスクパターン17bは、ヘッドチップ
5の表面に穿設されるインク供給溝13の形状に対応し
て形成されている。
別配線電極8、共通電極11等が形成されたヘッドチッ
プ5の表面には、それらの全面を覆って、レジストマス
ク材17aにフォトリソグラフィー技術等によりマスク
パターン17bを形成されたレジストマスク17が設け
られる。上記のマスクパターン17bは、ヘッドチップ
5の表面に穿設されるインク供給溝13の形状に対応し
て形成されている。
【0013】このレジストマスク17によりサンドブラ
スト加工で穿設されるインク供給溝13は、同図(a),
(b) に示すように、共通電極11の開口面よりも一回り
小さく形成されて、共通電極11の開口周縁部との間に
ヘッドチップ5の表面が露出した余白部5aが形成され
る。
スト加工で穿設されるインク供給溝13は、同図(a),
(b) に示すように、共通電極11の開口面よりも一回り
小さく形成されて、共通電極11の開口周縁部との間に
ヘッドチップ5の表面が露出した余白部5aが形成され
る。
【0014】このように穿設加工後のインク供給溝13
の構造が共通電極11の開口面よりも一回り小さく形成
されるのは、インク供給溝13の穿設形成時における低
い加工精度や位置ズレを考慮にいれたものである。すな
わち、サンドブラスト加工は、圧縮空気等のキャリアガ
スによって加速された数μmから数十μmの微細粒子を
ノズルから噴射させ、この微細粒子をシリコンウェハの
ような硬脆性材料に高速かつ高密度で衝突させることに
より微細な穿設加工を行うものであるが、このようなサ
ンドブラスト加工では、穿設される凹部がマスクパター
ンの周縁部よりも内側に回り込むようにえぐられる傾向
がある。
の構造が共通電極11の開口面よりも一回り小さく形成
されるのは、インク供給溝13の穿設形成時における低
い加工精度や位置ズレを考慮にいれたものである。すな
わち、サンドブラスト加工は、圧縮空気等のキャリアガ
スによって加速された数μmから数十μmの微細粒子を
ノズルから噴射させ、この微細粒子をシリコンウェハの
ような硬脆性材料に高速かつ高密度で衝突させることに
より微細な穿設加工を行うものであるが、このようなサ
ンドブラスト加工では、穿設される凹部がマスクパター
ンの周縁部よりも内側に回り込むようにえぐられる傾向
がある。
【0015】したがって、その低い加工精度や位置ズレ
を考慮して、上記のように共通電極11の開口面周縁に
ヘッドチップ5の表面が露出した余白部5aを形成し、
この露出した余白部5aに直接マスクパターン17bの
開口周縁部が接触するようにしてレジストマスク17を
形成し、これにより、インク供給溝13の穿設面が共通
電極11の開口面よりも一回り小さく形成されるように
設定している。
を考慮して、上記のように共通電極11の開口面周縁に
ヘッドチップ5の表面が露出した余白部5aを形成し、
この露出した余白部5aに直接マスクパターン17bの
開口周縁部が接触するようにしてレジストマスク17を
形成し、これにより、インク供給溝13の穿設面が共通
電極11の開口面よりも一回り小さく形成されるように
設定している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにサンドブ
ラスト加工は、穿設される凹部がマスクパターンの周縁
部よりも内側に回り込むようにえぐられる傾向があるか
ら、マスク材料と加工対象となる基板との密着性が良く
ないと、目的とする凹部が正しい形状に形成されない場
合が多い。
ラスト加工は、穿設される凹部がマスクパターンの周縁
部よりも内側に回り込むようにえぐられる傾向があるか
ら、マスク材料と加工対象となる基板との密着性が良く
ないと、目的とする凹部が正しい形状に形成されない場
合が多い。
【0017】一方、マスクパターン17bの開口周縁部
でヘッドチップ5表面の余白部5aに直接接触している
レジストマスク材17aは、微細粒子の衝突の力を吸収
するような柔軟な樹脂が用いられるが、このような樹脂
は、一般に、シリコンウェハとの密着性がそれほど良い
ものとは言えない。
でヘッドチップ5表面の余白部5aに直接接触している
レジストマスク材17aは、微細粒子の衝突の力を吸収
するような柔軟な樹脂が用いられるが、このような樹脂
は、一般に、シリコンウェハとの密着性がそれほど良い
ものとは言えない。
【0018】したがって、サンドブラスト加工では、特
にシリコンウェハの場合、加工面の平滑性は化学的な穿
設加工であるエッチングと比較すると劣るばかりでな
く、上記のレジストマスク材とシリコンウェハとの密着
性の悪さのために、特に穿設部の周縁部分では、チッピ
ングと呼ばれる欠け落ちや疵の発生、或はクラックと呼
ばれるひび割れがしばしば発生する。
にシリコンウェハの場合、加工面の平滑性は化学的な穿
設加工であるエッチングと比較すると劣るばかりでな
く、上記のレジストマスク材とシリコンウェハとの密着
性の悪さのために、特に穿設部の周縁部分では、チッピ
ングと呼ばれる欠け落ちや疵の発生、或はクラックと呼
ばれるひび割れがしばしば発生する。
【0019】そして、このように出来上がったインク供
給溝の周縁部にチッピングやクラックが発生している
と、このヘッドチップがインクジェットプリンタヘッド
として実際の駆動中に、これらチッピングやクラックの
瑕疵の状態が進行し或は成長して、そこから発生する微
細な破片がインク供給路に滞留してインクの円滑な流通
を妨げられてインクの正常な吐出を乱すばかりではなく
延いては吐出ノズルの目詰まりを発生させ、印字画像の
質を低下させるという問題が発生する。
給溝の周縁部にチッピングやクラックが発生している
と、このヘッドチップがインクジェットプリンタヘッド
として実際の駆動中に、これらチッピングやクラックの
瑕疵の状態が進行し或は成長して、そこから発生する微
細な破片がインク供給路に滞留してインクの円滑な流通
を妨げられてインクの正常な吐出を乱すばかりではなく
延いては吐出ノズルの目詰まりを発生させ、印字画像の
質を低下させるという問題が発生する。
【0020】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
インク供給溝の周縁部にチッピングやクラックによる不
具合が発生し難いインクジェットプリンタヘッド及びそ
の製造方法を提供することである。
インク供給溝の周縁部にチッピングやクラックによる不
具合が発生し難いインクジェットプリンタヘッド及びそ
の製造方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明のインクジェットプリンタヘッドは、基板の表面に凹
設された溝部と、上記基板に積層した発熱抵抗体層と配
線電極層を所定の形状にパターニングして形成された複
数のエネルギー発生素子と、上記基板上に立設され、上
記エネルギー発生素子の配設領域にインクを供給するイ
ンク流路を区画する隔壁と、上記エネルギー発生素子に
対応して設けられ、上記エネルギー発生素子が発生させ
た圧力によりインクを所定方向に吐出させる複数の吐出
ノズルと、を有するインクジェットプリンタヘッドであ
って、上記溝部の開口の全周縁に沿い、上記基板の表面
が露出しないように覆って、上記基板上に設置する部材
の内の少なくとも1部材を配設するように構成される。
明のインクジェットプリンタヘッドは、基板の表面に凹
設された溝部と、上記基板に積層した発熱抵抗体層と配
線電極層を所定の形状にパターニングして形成された複
数のエネルギー発生素子と、上記基板上に立設され、上
記エネルギー発生素子の配設領域にインクを供給するイ
ンク流路を区画する隔壁と、上記エネルギー発生素子に
対応して設けられ、上記エネルギー発生素子が発生させ
た圧力によりインクを所定方向に吐出させる複数の吐出
ノズルと、を有するインクジェットプリンタヘッドであ
って、上記溝部の開口の全周縁に沿い、上記基板の表面
が露出しないように覆って、上記基板上に設置する部材
の内の少なくとも1部材を配設するように構成される。
【0022】そして、例えば請求項2記載のように、上
記基板はシリコン基板であり、上記溝部はサンドブラス
ト法により加工されて成るのが好ましい。また、上記開
口の全周縁に沿って配設する部材は、例えば請求項3記
載のように、配線電極層であってもよく、また、例えば
請求項4記載のように、配線電極層と隔壁であっても良
い。また、上記隔壁は、例えば請求項5記載のように、
第1隔壁の上に第2隔壁を積層した2層隔壁であり、上
記開口の全周縁に沿って配設される部材は上記第1隔壁
であるように構成される。
記基板はシリコン基板であり、上記溝部はサンドブラス
ト法により加工されて成るのが好ましい。また、上記開
口の全周縁に沿って配設する部材は、例えば請求項3記
載のように、配線電極層であってもよく、また、例えば
請求項4記載のように、配線電極層と隔壁であっても良
い。また、上記隔壁は、例えば請求項5記載のように、
第1隔壁の上に第2隔壁を積層した2層隔壁であり、上
記開口の全周縁に沿って配設される部材は上記第1隔壁
であるように構成される。
【0023】次に、請求項6記載の発明のインクジェッ
トプリンタヘッドの製造方法は、基板の表面に凹設され
たインク溝と、上記基板に積層した発熱抵抗体層と配線
電極層を所定の形状にパターニングして形成された複数
のエネルギー発生素子と、上記基板上に立設され、上記
エネルギー発生素子の配設領域にインクを供給するイン
ク流路を区画する隔壁と、上記エネルギー発生素子に対
応して設けられ、上記エネルギー発生素子が発生させた
圧力によりインクを所定方向に吐出させる複数の吐出ノ
ズルと、を有するインクジェットプリンタヘッドの製造
方法であって、上記インク溝の周縁に形成される部材に
より囲まれる上記インク溝の開口に対応する開口を、該
開口全域にわたって上記インク溝の開口よりも所定長縮
小した大きさに形成し、上記インク溝の周縁に形成され
る部材上にサンドブラスト用のレジストマスク材を積層
し、該レジストマスク材に上記インク溝の開口に対応す
る略同一の大きさの開口を形成してレジストマスクと
し、該レジストマスクを介して上記基板に上記インク溝
をサンドプラスト法により形成するように構成される。
トプリンタヘッドの製造方法は、基板の表面に凹設され
たインク溝と、上記基板に積層した発熱抵抗体層と配線
電極層を所定の形状にパターニングして形成された複数
のエネルギー発生素子と、上記基板上に立設され、上記
エネルギー発生素子の配設領域にインクを供給するイン
ク流路を区画する隔壁と、上記エネルギー発生素子に対
応して設けられ、上記エネルギー発生素子が発生させた
圧力によりインクを所定方向に吐出させる複数の吐出ノ
ズルと、を有するインクジェットプリンタヘッドの製造
方法であって、上記インク溝の周縁に形成される部材に
より囲まれる上記インク溝の開口に対応する開口を、該
開口全域にわたって上記インク溝の開口よりも所定長縮
小した大きさに形成し、上記インク溝の周縁に形成され
る部材上にサンドブラスト用のレジストマスク材を積層
し、該レジストマスク材に上記インク溝の開口に対応す
る略同一の大きさの開口を形成してレジストマスクと
し、該レジストマスクを介して上記基板に上記インク溝
をサンドプラスト法により形成するように構成される。
【0024】そして、上記インク溝の周縁に形成される
部材は、例えば請求項7記載のように、配線電極層であ
ってもよく、また、例えば請求項8記載のように、配線
電極層と隔壁であってもよい。また、上記隔壁は、例え
ば請求項9記載のように、第1隔壁の上に第2隔壁を積
層した2層隔壁であり、上記インク溝の周縁に形成され
る部材は、上記第1隔壁であるように構成される。
部材は、例えば請求項7記載のように、配線電極層であ
ってもよく、また、例えば請求項8記載のように、配線
電極層と隔壁であってもよい。また、上記隔壁は、例え
ば請求項9記載のように、第1隔壁の上に第2隔壁を積
層した2層隔壁であり、上記インク溝の周縁に形成され
る部材は、上記第1隔壁であるように構成される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a),(b),(c) は、本発明
の実施形態におけるインクジェットプリンタヘッドの製
造方法を工程順に示す図であり、それぞれ一連の工程に
おいてヘッドチップの基板上に形成されていく状態の概
略の平面図と断面図を模式的に示している。尚、これら
の図には、説明の便宜上、モノカラー用インクジェット
プリンタヘッドの構成を示しているが、現今では、この
ようなインクジェットプリンタヘッドを複数個(通常は
4個)並べた形状のものを1個のヘッドチップに形成し
て、全体としてフルカラー用のインクジェットプリンタ
ヘッドを構成することも容易にできる。また、同図(c)
には36個の吐出ノズルを示しているが、実際には、設
計上の方針によっても異なるが64個、128個、25
6個等、多数の吐出ノズルが形成されるものである。
を参照しながら説明する。図1(a),(b),(c) は、本発明
の実施形態におけるインクジェットプリンタヘッドの製
造方法を工程順に示す図であり、それぞれ一連の工程に
おいてヘッドチップの基板上に形成されていく状態の概
略の平面図と断面図を模式的に示している。尚、これら
の図には、説明の便宜上、モノカラー用インクジェット
プリンタヘッドの構成を示しているが、現今では、この
ようなインクジェットプリンタヘッドを複数個(通常は
4個)並べた形状のものを1個のヘッドチップに形成し
て、全体としてフルカラー用のインクジェットプリンタ
ヘッドを構成することも容易にできる。また、同図(c)
には36個の吐出ノズルを示しているが、実際には、設
計上の方針によっても異なるが64個、128個、25
6個等、多数の吐出ノズルが形成されるものである。
【0026】図2(a),(b),(c) は、上段に図1(a),(b),
(c) の平面図をそれぞれ一部を拡大して詳細に示してお
り、この図2(a),(b),(c) の中段には上段のC−C′断
面矢視図(同図(a) 参照)を示し、下段には上段のD−
D′断面矢視図(同図(a) 参照)示している。また、同
図(a),(b),(c) の中段に示す断面図は、それぞれ図1
(a),(b),(c) の下に示す断面図と同一のものである。
尚、図2(a),(b),(c) には、図示する上での便宜上、6
4個、128個又は256個のインク吐出ノズルを、5
個のインク吐出ノズルで代表させて示している。 最初
に、基本的な製造方法について説明する。先ず工程1と
して、直径が101.6mm以上のシリコン基板にLS
I形成処理により駆動回路とその端子を形成すると共
に、厚さ1〜2μmの酸化膜(Si O2 )を形成し、次
に工程2として、薄膜形成技術を用いて、タンタル(T
a)−シリコン(Si)−酸素(O)からなる発熱抵抗
体層と、Ti−W等の密着層を介在させてAuなどによ
る電極膜を順次積層形成する。そして、電極膜と発熱抵
抗体層をフォトリソグラフィー技術によって夫々パター
ニングし、ストライプ状の発熱抵抗体層上の発熱部とす
る領域の両側に配線電極を形成する。この工程で発熱部
の位置が決められる。
(c) の平面図をそれぞれ一部を拡大して詳細に示してお
り、この図2(a),(b),(c) の中段には上段のC−C′断
面矢視図(同図(a) 参照)を示し、下段には上段のD−
D′断面矢視図(同図(a) 参照)示している。また、同
図(a),(b),(c) の中段に示す断面図は、それぞれ図1
(a),(b),(c) の下に示す断面図と同一のものである。
尚、図2(a),(b),(c) には、図示する上での便宜上、6
4個、128個又は256個のインク吐出ノズルを、5
個のインク吐出ノズルで代表させて示している。 最初
に、基本的な製造方法について説明する。先ず工程1と
して、直径が101.6mm以上のシリコン基板にLS
I形成処理により駆動回路とその端子を形成すると共
に、厚さ1〜2μmの酸化膜(Si O2 )を形成し、次
に工程2として、薄膜形成技術を用いて、タンタル(T
a)−シリコン(Si)−酸素(O)からなる発熱抵抗
体層と、Ti−W等の密着層を介在させてAuなどによ
る電極膜を順次積層形成する。そして、電極膜と発熱抵
抗体層をフォトリソグラフィー技術によって夫々パター
ニングし、ストライプ状の発熱抵抗体層上の発熱部とす
る領域の両側に配線電極を形成する。この工程で発熱部
の位置が決められる。
【0027】図1(a) 及び図2(a) は、上記の工程1及
び工程2が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、ヘッドチップ基板25の一方の側端部近傍に駆動回
路26が形成され、その上に形成された酸化膜からなる
絶縁層の上に、発熱抵抗体27が形成されている。発熱
抵抗体27の一方の端部に共通電極28が接続され、他
方の端部と駆動回路26との間に個別配線電極29が接
続されている。
び工程2が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、ヘッドチップ基板25の一方の側端部近傍に駆動回
路26が形成され、その上に形成された酸化膜からなる
絶縁層の上に、発熱抵抗体27が形成されている。発熱
抵抗体27の一方の端部に共通電極28が接続され、他
方の端部と駆動回路26との間に個別配線電極29が接
続されている。
【0028】上記の発熱抵抗体27、共通電極28、及
び個別配線電極29は1組となって条形状にパターン化
されて、各条が発熱素子を形成し、所定の間隔で平行に
並設されている。また、共通電極28には共通電極給電
端子31が上端部に形成されており(図1(a) 参照)、
これに並んで駆動回路端子32が形成されている(図1
(a) 参照)。
び個別配線電極29は1組となって条形状にパターン化
されて、各条が発熱素子を形成し、所定の間隔で平行に
並設されている。また、共通電極28には共通電極給電
端子31が上端部に形成されており(図1(a) 参照)、
これに並んで駆動回路端子32が形成されている(図1
(a) 参照)。
【0029】続いて、工程3として、詳しくは後述する
が、ヘッドチップ基板の表面に細長く延在するインク供
給溝をサンドブラスト法により穿設して形成し、更にこ
のインク供給溝に連通しヘッドチップ基板下面に開口す
るインク給送孔をヘッドチップ基板の裏面から穿設して
形成する。更に、工程4として、個々の発熱抵抗体27
に対応するインク加圧室及びこれらのインク加圧室にイ
ンクを供給するインク流路を形成すべく感光性ポリイミ
ドなどの有機材料からなる隔壁部材をコーティングによ
り高さ20μm程度に形成し、これをフォトリソグラフ
ィー技術によりパターン化した後に、300℃〜400
℃の熱を30分〜60分加えるキュア(乾燥硬化、焼
成)を行い、高さ10μm程度の上記感光性ポリイミド
による隔壁をヘッドチップ基板上に形成・固着させる。
が、ヘッドチップ基板の表面に細長く延在するインク供
給溝をサンドブラスト法により穿設して形成し、更にこ
のインク供給溝に連通しヘッドチップ基板下面に開口す
るインク給送孔をヘッドチップ基板の裏面から穿設して
形成する。更に、工程4として、個々の発熱抵抗体27
に対応するインク加圧室及びこれらのインク加圧室にイ
ンクを供給するインク流路を形成すべく感光性ポリイミ
ドなどの有機材料からなる隔壁部材をコーティングによ
り高さ20μm程度に形成し、これをフォトリソグラフ
ィー技術によりパターン化した後に、300℃〜400
℃の熱を30分〜60分加えるキュア(乾燥硬化、焼
成)を行い、高さ10μm程度の上記感光性ポリイミド
による隔壁をヘッドチップ基板上に形成・固着させる。
【0030】図1(b) 及び図2(b) は、上述の工程3及
び工程4が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、インク供給溝33及びインク給送孔34が形成さ
れ、インク供給溝33の左側に位置する共通電極28部
分と、右方の個別配線電極29が配設されている部分、
及び各発熱抵抗体27と発熱抵抗体27の間に、隔壁3
5(シール隔壁35−1、35−2、区画隔壁35−
3)が形成されている。上記の隔壁35は、個別配線電
極29上のシール隔壁35−2を櫛の胴とすれば、各発
熱抵抗体27と発熱抵抗体27との間に伸び出す区画隔
壁35−3は櫛の歯に相当する形状をなしている。これ
により、この櫛の歯状の区画隔壁35−3を仕切り壁と
して、その歯と歯の間の付け根部分に発熱抵抗体27が
位置する微細な区画部が、発熱抵抗体27の数だけ形成
される。
び工程4が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、インク供給溝33及びインク給送孔34が形成さ
れ、インク供給溝33の左側に位置する共通電極28部
分と、右方の個別配線電極29が配設されている部分、
及び各発熱抵抗体27と発熱抵抗体27の間に、隔壁3
5(シール隔壁35−1、35−2、区画隔壁35−
3)が形成されている。上記の隔壁35は、個別配線電
極29上のシール隔壁35−2を櫛の胴とすれば、各発
熱抵抗体27と発熱抵抗体27との間に伸び出す区画隔
壁35−3は櫛の歯に相当する形状をなしている。これ
により、この櫛の歯状の区画隔壁35−3を仕切り壁と
して、その歯と歯の間の付け根部分に発熱抵抗体27が
位置する微細な区画部が、発熱抵抗体27の数だけ形成
される。
【0031】この後、工程5として、ポリイミドからな
る厚さ10〜30μmのフィルムのオリフィス板を、そ
の両面又は片面に接着剤としての熱可塑性ポリイミドを
極薄に例えば厚さ2〜5μmにコーテングした状態のも
のを、上記積層構造の最上層つまり隔壁の上に載置し、
真空中で200〜250℃で加熱しながら、9.8×1
0-4Paの数倍の圧力で加圧し、これを数10分続け
て、そのオリフィス板を固着させる。
る厚さ10〜30μmのフィルムのオリフィス板を、そ
の両面又は片面に接着剤としての熱可塑性ポリイミドを
極薄に例えば厚さ2〜5μmにコーテングした状態のも
のを、上記積層構造の最上層つまり隔壁の上に載置し、
真空中で200〜250℃で加熱しながら、9.8×1
0-4Paの数倍の圧力で加圧し、これを数10分続け
て、そのオリフィス板を固着させる。
【0032】続いて、工程6として、スパッタ装置で上
記のオリフィス板の上にTiの厚さ0.5〜1μm程度
の金属膜を蒸着する。更に、工程7として、オリフィス
板表面の上記Ti膜をパターン化して、ポリイミドを選
択的にエッチングするマスクを形成し、続いて、工程8
として、オリフィス板をヘリコン波等のドライエッチン
グにより上記の金属膜マスクに従って20μmφ〜40
μmφの孔空けをして多数の吐出ノズルを一括形成す
る。
記のオリフィス板の上にTiの厚さ0.5〜1μm程度
の金属膜を蒸着する。更に、工程7として、オリフィス
板表面の上記Ti膜をパターン化して、ポリイミドを選
択的にエッチングするマスクを形成し、続いて、工程8
として、オリフィス板をヘリコン波等のドライエッチン
グにより上記の金属膜マスクに従って20μmφ〜40
μmφの孔空けをして多数の吐出ノズルを一括形成す
る。
【0033】図1(c) 及び図2(c) は、上述した工程5
〜工程8が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、オリフィス板36が共通給電端子31及び駆動回路
端子32の部分を除く全領域を覆っており、シール隔壁
35−2及び区画隔壁35−3によって形成されている
区画部も上を覆われて隔壁35の厚さ10μmに対応す
る高さの微細なインク加圧室37を形成して、その開口
をインク供給溝33方向に向けている。そして、これら
インク加圧室37の開口とインク供給溝33とを連通さ
せる高さ10μmのインク流路38が形成されている。
〜工程8が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、オリフィス板36が共通給電端子31及び駆動回路
端子32の部分を除く全領域を覆っており、シール隔壁
35−2及び区画隔壁35−3によって形成されている
区画部も上を覆われて隔壁35の厚さ10μmに対応す
る高さの微細なインク加圧室37を形成して、その開口
をインク供給溝33方向に向けている。そして、これら
インク加圧室37の開口とインク供給溝33とを連通さ
せる高さ10μmのインク流路38が形成されている。
【0034】そして、オリフィス板36には、インク加
圧室37の発熱抵抗体27に対向する部分に吐出ノズル
39がドライエッチングによって形成されている。これ
により、64個、128個又は256個の吐出ノズル3
9を1列に備えた多数のモノカラーインクジェットヘッ
ド40がシリコンウェハ上に完成する。
圧室37の発熱抵抗体27に対向する部分に吐出ノズル
39がドライエッチングによって形成されている。これ
により、64個、128個又は256個の吐出ノズル3
9を1列に備えた多数のモノカラーインクジェットヘッ
ド40がシリコンウェハ上に完成する。
【0035】ここまでが、シリコンウェハの状態で処理
される。そして、最後に、工程7として、ダイシングソ
ーなどを用いてシリコンウェハをスクライブラインに沿
ってカッテングして、ヘッドチップ基板単位毎に個別に
分割し、実装基板にダイスボンデングし端子接続して実
用単位のモノカラーインクジェットヘッドが完成する。
される。そして、最後に、工程7として、ダイシングソ
ーなどを用いてシリコンウェハをスクライブラインに沿
ってカッテングして、ヘッドチップ基板単位毎に個別に
分割し、実装基板にダイスボンデングし端子接続して実
用単位のモノカラーインクジェットヘッドが完成する。
【0036】上記のように1列の吐出ノズル39を備え
たモノカラーインクジェットヘッド40はモノクロ用イ
ンクジェットヘッドの構成であるが、通常フルカラー印
字においては、減法混色の三原色であるイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色に、文字
や画像の黒部分に専用されるブラック(Bk)を加えて
合計4色のインクを必要とする。したがって最低でも4
列のノズル列が必要である。そして上述した製造方法に
よればモノカラーインクジェットヘッド40をモノリシ
ックに4列構成とすることは可能であり、各モノカラー
インクジェットヘッド40のノズル列の位置関係も今日
の半導体の製造技術により正確に配置することが可能で
ある。
たモノカラーインクジェットヘッド40はモノクロ用イ
ンクジェットヘッドの構成であるが、通常フルカラー印
字においては、減法混色の三原色であるイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色に、文字
や画像の黒部分に専用されるブラック(Bk)を加えて
合計4色のインクを必要とする。したがって最低でも4
列のノズル列が必要である。そして上述した製造方法に
よればモノカラーインクジェットヘッド40をモノリシ
ックに4列構成とすることは可能であり、各モノカラー
インクジェットヘッド40のノズル列の位置関係も今日
の半導体の製造技術により正確に配置することが可能で
ある。
【0037】図3(a) は、上述したインクジェットプリ
ンタヘッド40の基本的な製造方法の工程3における第
1の実施形態において、インク供給溝33とインク供給
孔34の穿設を終了した直後の状態(図1(a) と図1
(b) の中間段階の状態)を示す平面図であり、同図(b)
は、そのE−E′断面矢視図である。尚、同図(a),(b)
には、図1(a),(b),(c) 及び図2(a),(b),(c) と同一の
構成部分には同一の番号を付与して示している。
ンタヘッド40の基本的な製造方法の工程3における第
1の実施形態において、インク供給溝33とインク供給
孔34の穿設を終了した直後の状態(図1(a) と図1
(b) の中間段階の状態)を示す平面図であり、同図(b)
は、そのE−E′断面矢視図である。尚、同図(a),(b)
には、図1(a),(b),(c) 及び図2(a),(b),(c) と同一の
構成部分には同一の番号を付与して示している。
【0038】同図(a),(b) に示すように、インク供給溝
33をサンドブラスト加工により形成するに際し、従来
の方法とは異なり、共通電極28の開口周縁部28aと
インク供給溝33の開口周縁部38aとを同位置かつ同
形状に形成するという特殊な方法を採用している。これ
により、サンドブラスト加工の際のインク供給溝周縁部
におけるチッピングやクラックの発生を防止するように
している。以下、この工程3について更に説明する。
33をサンドブラスト加工により形成するに際し、従来
の方法とは異なり、共通電極28の開口周縁部28aと
インク供給溝33の開口周縁部38aとを同位置かつ同
形状に形成するという特殊な方法を採用している。これ
により、サンドブラスト加工の際のインク供給溝周縁部
におけるチッピングやクラックの発生を防止するように
している。以下、この工程3について更に説明する。
【0039】図4(a) は、上記第1の実施形態における
共通電極28部分のみを取出して、その初期開口周縁部
28−1とサンドブラスト加工用レジストマスクとの関
係を示す平面図であり、同図(b) は、同図(a) のF−
F′断面矢視図である。同図(a),(b) に示すように、図
3(a),(b) に示したインク供給溝33及びインク供給孔
34を形成するために、サンドブラスト加工用のレジス
トマスク41をヘッドチップ基板25両面に設ける(但
し、裏面のレジストマスク41の図示は省略してい
る)。
共通電極28部分のみを取出して、その初期開口周縁部
28−1とサンドブラスト加工用レジストマスクとの関
係を示す平面図であり、同図(b) は、同図(a) のF−
F′断面矢視図である。同図(a),(b) に示すように、図
3(a),(b) に示したインク供給溝33及びインク供給孔
34を形成するために、サンドブラスト加工用のレジス
トマスク41をヘッドチップ基板25両面に設ける(但
し、裏面のレジストマスク41の図示は省略してい
る)。
【0040】このサンドブラスト加工用のレジストマス
ク41の材料には、ドライフィルムや感光性液状レジス
トなどを用いる。ドライフィルムとしてはウレタンアク
リレートとセルロース樹脂等が良く、感光性液状レジス
トにはポリ酢酸ビニルエマルジョンとポリビニールアル
コールの混合物が良い。これらの材料をヘッドチップ基
板上一面に密着・展設し、ホトリソグラフィー技術によ
り、基板表面側にはインク供給溝の開口部の形状、及び
基板裏面側にはインク供給孔の開口部の形状をパターン
化して、それぞれのマスクパターンを形成する。
ク41の材料には、ドライフィルムや感光性液状レジス
トなどを用いる。ドライフィルムとしてはウレタンアク
リレートとセルロース樹脂等が良く、感光性液状レジス
トにはポリ酢酸ビニルエマルジョンとポリビニールアル
コールの混合物が良い。これらの材料をヘッドチップ基
板上一面に密着・展設し、ホトリソグラフィー技術によ
り、基板表面側にはインク供給溝の開口部の形状、及び
基板裏面側にはインク供給孔の開口部の形状をパターン
化して、それぞれのマスクパターンを形成する。
【0041】このとき、インク供給溝を形成するための
サンドブラスト加工用のレジストマスク41のパターン
開口周縁部41aは、あらかじめ形成されている共通電
極28の初期開口周縁部28−1に対して、数μm外側
になるように形成する。すなわち、共通電極28の初期
開口周縁部28−1がレジストマスク41のパターン開
口周縁部41aのやや内側に延在して露出するようにす
る。
サンドブラスト加工用のレジストマスク41のパターン
開口周縁部41aは、あらかじめ形成されている共通電
極28の初期開口周縁部28−1に対して、数μm外側
になるように形成する。すなわち、共通電極28の初期
開口周縁部28−1がレジストマスク41のパターン開
口周縁部41aのやや内側に延在して露出するようにす
る。
【0042】このようにサンドブラスト加工用のレジス
トマスク41を形成した後、サンドブラスト加工を行
う。ヘッドチップ基板の表裏どちらの面から先に加工し
てもよいが、いずれにしてもインク供給溝33とインク
供給孔34が相互に確実に貫通するような深さに加工を
行う。例えば、5×25.4mmφのシリコンウェハを
用いる場合では、この大きさのシリコンウェハは標準的
には600μm程度の厚さであるから、インク供給溝3
3側での加工深さは200〜300μmとし、インク供
給孔34側での加工深さは450〜350μmとして、
50μm程度は双方で加工するようにして確実に貫通穴
を形成する。
トマスク41を形成した後、サンドブラスト加工を行
う。ヘッドチップ基板の表裏どちらの面から先に加工し
てもよいが、いずれにしてもインク供給溝33とインク
供給孔34が相互に確実に貫通するような深さに加工を
行う。例えば、5×25.4mmφのシリコンウェハを
用いる場合では、この大きさのシリコンウェハは標準的
には600μm程度の厚さであるから、インク供給溝3
3側での加工深さは200〜300μmとし、インク供
給孔34側での加工深さは450〜350μmとして、
50μm程度は双方で加工するようにして確実に貫通穴
を形成する。
【0043】図5(a) 〜(d) は、上記のように形成され
た第1の実施形態におけるレジストマスク41によるサ
ンドブラスト加工のインク供給溝33側の進行状態を示
す図である。尚、同図(a) は、図4(a) のG−G′断面
矢視図を示している。図5(a) に示すように、インク供
給溝を形成するためのサンドブラスト加工用のレジスト
マスク41のパターン開口周縁部41aが共通電極28
の初期開口周縁部28−1に対し数μm外側になるよう
に形成された形状において、サンドブラスト加工が開始
されると、同図(b) に示すように、レジストマスク41
のパターン開口内に露出したヘッドチップ基板25の表
面が穿削されると共に、同じくレジストマスク41のパ
ターン開口内に露出する共通電極28の初期開口周縁部
28−1が穿削されていく。
た第1の実施形態におけるレジストマスク41によるサ
ンドブラスト加工のインク供給溝33側の進行状態を示
す図である。尚、同図(a) は、図4(a) のG−G′断面
矢視図を示している。図5(a) に示すように、インク供
給溝を形成するためのサンドブラスト加工用のレジスト
マスク41のパターン開口周縁部41aが共通電極28
の初期開口周縁部28−1に対し数μm外側になるよう
に形成された形状において、サンドブラスト加工が開始
されると、同図(b) に示すように、レジストマスク41
のパターン開口内に露出したヘッドチップ基板25の表
面が穿削されると共に、同じくレジストマスク41のパ
ターン開口内に露出する共通電極28の初期開口周縁部
28−1が穿削されていく。
【0044】そして、所定時間経過後には、同図(c) に
示すように、レジストマスク41のパターン開口周縁部
41aから更にややえぐられた位置に共通電極28の図
3(a) に示した開口周縁部28aが形成され、この共通
電極28の開口周縁部28aと同位置かつ同形状に、イ
ンク供給溝33の開口周縁部33aが形成されている。
この後、同図(d) に示すように、レジストマスク41を
除去すると、レジストマスク41の開口広さaよりもや
や大きく開いた開口のインク供給溝33が完成する。
示すように、レジストマスク41のパターン開口周縁部
41aから更にややえぐられた位置に共通電極28の図
3(a) に示した開口周縁部28aが形成され、この共通
電極28の開口周縁部28aと同位置かつ同形状に、イ
ンク供給溝33の開口周縁部33aが形成されている。
この後、同図(d) に示すように、レジストマスク41を
除去すると、レジストマスク41の開口広さaよりもや
や大きく開いた開口のインク供給溝33が完成する。
【0045】共通電極28は、ヘッドチップ基板25に
対する密着性が極めて強く、したがって、本構造におけ
る共通電極28は、インク供給構33の周縁部33aに
発生し易いチッピングやクラックの発生及びその成長を
止める抑止部材として働いている。これにより、インク
供給溝周縁部33aでのチッピングやクラックによる前
述した不具合の発生を防止することができる。
対する密着性が極めて強く、したがって、本構造におけ
る共通電極28は、インク供給構33の周縁部33aに
発生し易いチッピングやクラックの発生及びその成長を
止める抑止部材として働いている。これにより、インク
供給溝周縁部33aでのチッピングやクラックによる前
述した不具合の発生を防止することができる。
【0046】上記第1の実施の形態では、共通電極28
に予め初期開口部を形成して、その初期開口周縁部28
−1を、インク供給構33の形成時に共に穿削するよう
にしているが、共通電極28に予め初期開口部を設けず
に単に外形だけが成形された電極層を積層形成しておく
ようにしてもよい。これを第1実施形態の変形例として
以下に示す。
に予め初期開口部を形成して、その初期開口周縁部28
−1を、インク供給構33の形成時に共に穿削するよう
にしているが、共通電極28に予め初期開口部を設けず
に単に外形だけが成形された電極層を積層形成しておく
ようにしてもよい。これを第1実施形態の変形例として
以下に示す。
【0047】図6(a) は、第1実施形態の変形例におけ
る共通電極部分のみを取出してサンドブラスト加工用レ
ジストマスクとの関係を示す平面図であり、同図(b) は
同図(a) のG−G′断面矢視図である。同図(a),(b) に
示すように、先ず外形のみ成形され中央に開口の無い共
通電極層42´が配設され、この上にレジストマスク4
3が形成される。レジストマスク43の開口43−1の
内部全面に共通電極42の中央部分が露出している。こ
の状態で、上述したサンドブラスト加工用を行うと、先
ず共通電極42の露出している中央部分がレジストマス
ク開口部の形状に従って加工された後、共通電極42が
メタルマスクとして働き、引き続き行われるサンドブラ
スト加工により、図5(c) に示した場合と同様にインク
供給構33が形成される。
る共通電極部分のみを取出してサンドブラスト加工用レ
ジストマスクとの関係を示す平面図であり、同図(b) は
同図(a) のG−G′断面矢視図である。同図(a),(b) に
示すように、先ず外形のみ成形され中央に開口の無い共
通電極層42´が配設され、この上にレジストマスク4
3が形成される。レジストマスク43の開口43−1の
内部全面に共通電極42の中央部分が露出している。こ
の状態で、上述したサンドブラスト加工用を行うと、先
ず共通電極42の露出している中央部分がレジストマス
ク開口部の形状に従って加工された後、共通電極42が
メタルマスクとして働き、引き続き行われるサンドブラ
スト加工により、図5(c) に示した場合と同様にインク
供給構33が形成される。
【0048】上記第1の実施の形態及びその変形例で
は、いずれもヘッドチップ基板25との密着性の良い共
通電極28を形成した後に、インク供給構33とインク
供給孔34を穿設しているが、ヘッドチップ基板25と
の密着性が良い周辺部材であれば、インク供給構33と
共に穿削する部材は共通電極28に限るものではない。
そのような例を第2の実施の形態として以下に説明す
る。
は、いずれもヘッドチップ基板25との密着性の良い共
通電極28を形成した後に、インク供給構33とインク
供給孔34を穿設しているが、ヘッドチップ基板25と
の密着性が良い周辺部材であれば、インク供給構33と
共に穿削する部材は共通電極28に限るものではない。
そのような例を第2の実施の形態として以下に説明す
る。
【0049】図7(a),(b),(c) は、本発明のインクジェ
ットプリンタヘッド40の基本的な製造方法の工程3及
び工程4における第2の実施形態において、インク供給
溝33とインク供給孔34の穿設工程順を示す図であ
り、それぞれ上に平面図を示し、下にそれぞれの平面図
のH−H′断面矢視図、J−J′断面矢視図、K−K′
断面矢視図を示している。尚、図7(a) は、工程3の最
初の段階、つまり工程2が終了した直後の状態を示して
おり、図1(a) 及び図2(a) と同一である。また、図7
(c) は工程4が終了した直後の状態を示しており、図1
(c) 及び図2(c)と同一である。この第2の実施形態に
おいては、図7(a) に示すように発熱抵抗体27、個別
配線電極29及び共通電極28を形成した後ではなく、
同図(b) に示すように更に隔壁35(35−1、35−
2、35−3)を形成した後に、これらの上にサンドブ
ラスト加工用レジストマスクを形成して、同図(c) に示
すようにインク供給溝33とインク供給孔34を穿設す
る。
ットプリンタヘッド40の基本的な製造方法の工程3及
び工程4における第2の実施形態において、インク供給
溝33とインク供給孔34の穿設工程順を示す図であ
り、それぞれ上に平面図を示し、下にそれぞれの平面図
のH−H′断面矢視図、J−J′断面矢視図、K−K′
断面矢視図を示している。尚、図7(a) は、工程3の最
初の段階、つまり工程2が終了した直後の状態を示して
おり、図1(a) 及び図2(a) と同一である。また、図7
(c) は工程4が終了した直後の状態を示しており、図1
(c) 及び図2(c)と同一である。この第2の実施形態に
おいては、図7(a) に示すように発熱抵抗体27、個別
配線電極29及び共通電極28を形成した後ではなく、
同図(b) に示すように更に隔壁35(35−1、35−
2、35−3)を形成した後に、これらの上にサンドブ
ラスト加工用レジストマスクを形成して、同図(c) に示
すようにインク供給溝33とインク供給孔34を穿設す
る。
【0050】図8(a) は、上記図7(b) の共通電極28
と隔壁35の位置関係を判り易く透視的に重畳させて示
す平面図であり、図8(b) は、それら共通電極28及び
隔壁35と、サンドブラスト加工用レジストマスクとの
関係を示す図である。
と隔壁35の位置関係を判り易く透視的に重畳させて示
す平面図であり、図8(b) は、それら共通電極28及び
隔壁35と、サンドブラスト加工用レジストマスクとの
関係を示す図である。
【0051】同図(a) に示すように、共通電極28の開
口部28−2は、中央よりも、シール隔壁35−1側に
片寄せて形成されており、その開口部28−2内にシー
ル隔壁35−1の初期周縁部35−1−1が入り込んで
形成されている。そして、これらの上にサンドブラスト
加工用のレジストマスク材を積層し、パターン化して図
8(b) に示すように、サンドブラスト加工用のパターン
開口部44(破線で示す)が、チップ中央寄りの開口周
縁部を除く3辺の開口周縁部では共通電極28の開口部
よりも狭く且つ隔壁35の開口(シール隔壁35−1の
初期周縁部35−1−1)よりも広く、且つチップ中央
寄りの開口周縁部では共通電極28の開口部(初期周縁
部28−1)よりも広く形成される。
口部28−2は、中央よりも、シール隔壁35−1側に
片寄せて形成されており、その開口部28−2内にシー
ル隔壁35−1の初期周縁部35−1−1が入り込んで
形成されている。そして、これらの上にサンドブラスト
加工用のレジストマスク材を積層し、パターン化して図
8(b) に示すように、サンドブラスト加工用のパターン
開口部44(破線で示す)が、チップ中央寄りの開口周
縁部を除く3辺の開口周縁部では共通電極28の開口部
よりも狭く且つ隔壁35の開口(シール隔壁35−1の
初期周縁部35−1−1)よりも広く、且つチップ中央
寄りの開口周縁部では共通電極28の開口部(初期周縁
部28−1)よりも広く形成される。
【0052】この状態でサンドブラスト加工を行うこと
により、パターン開口部44のチップ中央寄りの一辺で
は共通電極28の開口部28−2の発熱抵抗体側の初期
周縁部28−1が穿削され、他の3辺ではシール隔壁3
5−1の初期周縁部35−1−1が穿削されると共に、
図7(c) に示すインク供給溝33が形成される。
により、パターン開口部44のチップ中央寄りの一辺で
は共通電極28の開口部28−2の発熱抵抗体側の初期
周縁部28−1が穿削され、他の3辺ではシール隔壁3
5−1の初期周縁部35−1−1が穿削されると共に、
図7(c) に示すインク供給溝33が形成される。
【0053】この場合も、レジストマスク43の四辺形
をなすパターン開口部44におけるチップ中央寄り一辺
に対応する部分の共通電極28の縁部と、シリコンのヘ
ッドチップ基板20とが強固に密着し、他の3辺に対応
する部分のシール隔壁35−1の周縁部とヘッドチップ
基板20も強固に密着している。このようにして形成さ
れたインク供給溝33では、共通電極28及びシール隔
壁35−1がインク供給構33周縁部でのチッピングや
クラックの発生及びその成長を止める抑止部材として働
いて、インク供給溝33周縁部でのチッピングやクラッ
クによる前述した不具合の発生を防止することができ
る。
をなすパターン開口部44におけるチップ中央寄り一辺
に対応する部分の共通電極28の縁部と、シリコンのヘ
ッドチップ基板20とが強固に密着し、他の3辺に対応
する部分のシール隔壁35−1の周縁部とヘッドチップ
基板20も強固に密着している。このようにして形成さ
れたインク供給溝33では、共通電極28及びシール隔
壁35−1がインク供給構33周縁部でのチッピングや
クラックの発生及びその成長を止める抑止部材として働
いて、インク供給溝33周縁部でのチッピングやクラッ
クによる前述した不具合の発生を防止することができ
る。
【0054】上記の共通電極28を形成する電極部材は
シリコンヘッドチップとの密着性が極めて良いが、隔壁
35を形成する隔壁部材は、更に良好なシリコンヘッド
チップとの密着性を有している。したがって、インク供
給溝33の開口周縁部を全て隔壁部材の開口周縁部で形
成すれば、より一層チッピングやクラックの発生を抑止
することができる。この構成を、第3の実施の形態とし
て以下に説明する。
シリコンヘッドチップとの密着性が極めて良いが、隔壁
35を形成する隔壁部材は、更に良好なシリコンヘッド
チップとの密着性を有している。したがって、インク供
給溝33の開口周縁部を全て隔壁部材の開口周縁部で形
成すれば、より一層チッピングやクラックの発生を抑止
することができる。この構成を、第3の実施の形態とし
て以下に説明する。
【0055】図9(a),(b),(c),(d) は第3の実施の形態
におけるインクジェットプリンタヘッドのインク供給溝
33およびインク供給孔34の穿設まで工程を示す図で
あり、それぞれ上に平面図を示し、下にそれぞれの平面
図のL−L′断面矢視図、M−M′断面矢視図、N−
N′断面矢視図、P−P′断面矢視図を示している。
尚、図9(a) は、図1(a) 及び図2(a) と同一である。
におけるインクジェットプリンタヘッドのインク供給溝
33およびインク供給孔34の穿設まで工程を示す図で
あり、それぞれ上に平面図を示し、下にそれぞれの平面
図のL−L′断面矢視図、M−M′断面矢視図、N−
N′断面矢視図、P−P′断面矢視図を示している。
尚、図9(a) は、図1(a) 及び図2(a) と同一である。
【0056】図9(a) に示すように前述した工程2まで
を終了した状態で、次の工程3では同図(a) に示す抵抗
発熱体27、共通電極28及び個別配線電極29の上
に、同図(b) に示すように、第1の隔壁45が積層さ
れ、抵抗発熱体27の上と、インク供給溝33が穿設さ
れるべき箇所46の上に、それぞれ開口45−1及び開
口45−2がパターンニングにより形成される。
を終了した状態で、次の工程3では同図(a) に示す抵抗
発熱体27、共通電極28及び個別配線電極29の上
に、同図(b) に示すように、第1の隔壁45が積層さ
れ、抵抗発熱体27の上と、インク供給溝33が穿設さ
れるべき箇所46の上に、それぞれ開口45−1及び開
口45−2がパターンニングにより形成される。
【0057】この後、同図(c) に示すように、第2の隔
壁47が更に積層されてパターニングされて、左方のシ
ール隔壁47−1、右方のシール隔壁47−2及び発熱
抵抗体27間に延び出す区画隔壁47−3が形成され、
ここに共通インク流路と個別インク流路が区画される。
これらのシール隔壁47−1、47−2及び区画隔壁4
7−3の形状は、図2(b) に示したシール隔壁35−
1、35−2及び区画隔壁35−3の形状とほぼ同一で
ある。これらの上に、サンドブラスト加工用レジストマ
スクを形成して、同図(d) に示すようにインク供給溝3
3とインク供給孔34を穿設する。
壁47が更に積層されてパターニングされて、左方のシ
ール隔壁47−1、右方のシール隔壁47−2及び発熱
抵抗体27間に延び出す区画隔壁47−3が形成され、
ここに共通インク流路と個別インク流路が区画される。
これらのシール隔壁47−1、47−2及び区画隔壁4
7−3の形状は、図2(b) に示したシール隔壁35−
1、35−2及び区画隔壁35−3の形状とほぼ同一で
ある。これらの上に、サンドブラスト加工用レジストマ
スクを形成して、同図(d) に示すようにインク供給溝3
3とインク供給孔34を穿設する。
【0058】図10(a) は、上記図9(c) の共通電極2
8、第1の隔壁45及び第2の隔壁47の位置関係を判
り易く透視的に重畳させて示す平面図であり、図10
(b) は、それら共通電極28、第1の隔壁45及び第2
の隔壁47と、サンドブラスト加工用レジストマスクと
の関係を示す図である。
8、第1の隔壁45及び第2の隔壁47の位置関係を判
り易く透視的に重畳させて示す平面図であり、図10
(b) は、それら共通電極28、第1の隔壁45及び第2
の隔壁47と、サンドブラスト加工用レジストマスクと
の関係を示す図である。
【0059】同図(a) に示すように、共通電極28の開
口部28−2は、第1の隔壁45の開口よりも広く形成
されている。つまり図9(b) にも示したように、共通電
極28の開口部28−2の全ての周縁部は、第1の隔壁
45によって覆われていて外部には露出していない。更
に、チップ中央寄りの一長辺を除く3辺(以下、外側3
辺と称する)の周縁部に積層された第1の隔壁45の上
部には、図9(c) に示したように、第2の隔壁47(シ
ール隔壁47−1)が周縁の端面を整合させて重畳され
ている。
口部28−2は、第1の隔壁45の開口よりも広く形成
されている。つまり図9(b) にも示したように、共通電
極28の開口部28−2の全ての周縁部は、第1の隔壁
45によって覆われていて外部には露出していない。更
に、チップ中央寄りの一長辺を除く3辺(以下、外側3
辺と称する)の周縁部に積層された第1の隔壁45の上
部には、図9(c) に示したように、第2の隔壁47(シ
ール隔壁47−1)が周縁の端面を整合させて重畳され
ている。
【0060】そして、これらの上にサンドブラスト加工
用のレジストマスク材を積層し、パターン化して、図1
0(b) に示すように、サンドブラスト加工用のパターン
開口部48が共通電極28の開口部28−2よりも狭く
(開口の内側に)、且つ第1の隔壁45の開口45−2
よりも広く(開口の外側に)形成される。この状態でサ
ンドブラスト加工を行うことにより、外側3辺に対応す
る開口周縁部を形成している第2の隔壁47(シール隔
壁47−1)とその下の第1の隔壁45が穿削され、且
つチップ中央寄り開口周縁部を形成している第1の隔壁
45が穿削されると共に、図9(d) に示したインク供給
溝33が形成される。
用のレジストマスク材を積層し、パターン化して、図1
0(b) に示すように、サンドブラスト加工用のパターン
開口部48が共通電極28の開口部28−2よりも狭く
(開口の内側に)、且つ第1の隔壁45の開口45−2
よりも広く(開口の外側に)形成される。この状態でサ
ンドブラスト加工を行うことにより、外側3辺に対応す
る開口周縁部を形成している第2の隔壁47(シール隔
壁47−1)とその下の第1の隔壁45が穿削され、且
つチップ中央寄り開口周縁部を形成している第1の隔壁
45が穿削されると共に、図9(d) に示したインク供給
溝33が形成される。
【0061】この場合は、レジストマスクのパターン開
口部48の全周縁に対応して、ヘッドチップ基板25と
第1の隔壁45が同位置かつ同形状で強固に密着した状
態でサンドブラスト加工が行われる。これにより、第1
の隔壁45が形成されるインク供給構33周縁部でのチ
ッピングやクラックの発生及びその成長を止める抑止部
材として働いて、インク供給溝33周縁部でのチッピン
グやクラックによる前述した不具合の発生を防止するこ
とができる。
口部48の全周縁に対応して、ヘッドチップ基板25と
第1の隔壁45が同位置かつ同形状で強固に密着した状
態でサンドブラスト加工が行われる。これにより、第1
の隔壁45が形成されるインク供給構33周縁部でのチ
ッピングやクラックの発生及びその成長を止める抑止部
材として働いて、インク供給溝33周縁部でのチッピン
グやクラックによる前述した不具合の発生を防止するこ
とができる。
【0062】図11(a),(b) は、上記第3の実施の形態
における2つの変形例を、上に平面図、下に断面図(Q
−Q′及びR−R′断面矢視図)で示している。同図
(a) に示す例では、第2の隔壁47の区画隔壁47−3
の突端部から離れ、且つインク供給溝33のチップ中央
寄り周縁部に沿って、支柱隔壁47−4が配設されてい
る。また、同図(b) に示す例では、区画隔壁47−3が
長く伸び出して、インク供給溝33のチップ中央寄り周
縁部上まで延設されている。
における2つの変形例を、上に平面図、下に断面図(Q
−Q′及びR−R′断面矢視図)で示している。同図
(a) に示す例では、第2の隔壁47の区画隔壁47−3
の突端部から離れ、且つインク供給溝33のチップ中央
寄り周縁部に沿って、支柱隔壁47−4が配設されてい
る。また、同図(b) に示す例では、区画隔壁47−3が
長く伸び出して、インク供給溝33のチップ中央寄り周
縁部上まで延設されている。
【0063】このように、インク供給溝33から抵抗発
熱体27までに至るインク流路中に支柱又は支柱に代る
区画隔壁延長部を設けるので、図1(c) 及び図2(c) に
示したオリフィス板36がインク流路38中に垂れ下が
ってインクの流通を阻害するなどの予想される不具合を
未然に防止することができる。
熱体27までに至るインク流路中に支柱又は支柱に代る
区画隔壁延長部を設けるので、図1(c) 及び図2(c) に
示したオリフィス板36がインク流路38中に垂れ下が
ってインクの流通を阻害するなどの予想される不具合を
未然に防止することができる。
【0064】このように、本発明においては、インク供
給構をサンドブラスト加工により形成するに際し、共通
電極の開口部と、インク供給溝の開口部又はインク供給
溝と隔壁とによる開口部を、同位置かつ同形状に形成
し、これにより、サンドブラスト加工によって発生する
インク供給溝周縁部におけるチッピングやクラックの発
生を防止して、インクの正常な吐出状態を維持し、常に
高画質の印字を行うことが出来るようにするものであ
る。
給構をサンドブラスト加工により形成するに際し、共通
電極の開口部と、インク供給溝の開口部又はインク供給
溝と隔壁とによる開口部を、同位置かつ同形状に形成
し、これにより、サンドブラスト加工によって発生する
インク供給溝周縁部におけるチッピングやクラックの発
生を防止して、インクの正常な吐出状態を維持し、常に
高画質の印字を行うことが出来るようにするものであ
る。
【0065】尚、上記実施の形態では、シリコン基板の
場合を例にとって説明しているが、表面に溝等を凹設さ
れる基板は、シリコン基板に限ることなく、ガラス基板
やセラミック基板にも有効に適用可能である。
場合を例にとって説明しているが、表面に溝等を凹設さ
れる基板は、シリコン基板に限ることなく、ガラス基板
やセラミック基板にも有効に適用可能である。
【0066】また、レジストマスク材としては、ウレタ
ンアクリレートとセルロース樹脂の混合物、又はポリ酢
酸ビニルエマルジョンとポリビニールアルコールの混合
物が良いことが、種々の実験の結果判明している。
ンアクリレートとセルロース樹脂の混合物、又はポリ酢
酸ビニルエマルジョンとポリビニールアルコールの混合
物が良いことが、種々の実験の結果判明している。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、基板にインク供給溝を穿設する際にレジストマス
クの開口内に基板上に設置する部材でこの基板と強固に
固着する例えば電極配線層や隔壁等の開口周縁部を張り
出させて形成してサンドブラスト加工を行うので、基板
との密着性の強い上記設置部材がインク供給溝の周縁部
に発生し易いチッピングやクラックの抑止部材として働
き、インク供給溝周縁部でのチッピングやクラックの発
生が防止される。その結果、インクジェットプリンタヘ
ッドとして駆動中にチッピングやクラックの成長により
発生する微細な破片がインク供給路に滞留してインクの
吐出を妨げる不具合が解消される。
れば、基板にインク供給溝を穿設する際にレジストマス
クの開口内に基板上に設置する部材でこの基板と強固に
固着する例えば電極配線層や隔壁等の開口周縁部を張り
出させて形成してサンドブラスト加工を行うので、基板
との密着性の強い上記設置部材がインク供給溝の周縁部
に発生し易いチッピングやクラックの抑止部材として働
き、インク供給溝周縁部でのチッピングやクラックの発
生が防止される。その結果、インクジェットプリンタヘ
ッドとして駆動中にチッピングやクラックの成長により
発生する微細な破片がインク供給路に滞留してインクの
吐出を妨げる不具合が解消される。
【0068】また、インク供給溝を所定の位置に所定の
形状で正確に穿設できるので、インク供給溝の周縁に余
白部を作る必要が無く、これにより、ヘッドチップの小
型化が可能となり、シリコンウェハの歩留りが向上し、
製造コストの低減を促進することが可能となる。
形状で正確に穿設できるので、インク供給溝の周縁に余
白部を作る必要が無く、これにより、ヘッドチップの小
型化が可能となり、シリコンウェハの歩留りが向上し、
製造コストの低減を促進することが可能となる。
【図1】(a),(b),(c) は本発明の実施形態におけるイン
クジェットプリンタヘッドの製造方法を工程順に模式的
に示す概略の平面図と断面図である。
クジェットプリンタヘッドの製造方法を工程順に模式的
に示す概略の平面図と断面図である。
【図2】(a),(b),(c) の上段は図1(a),(b),(c) の一部
拡大平面図、中段は上段のC−C′断面矢視図、下段は
上段のD−D′断面矢視図である。
拡大平面図、中段は上段のC−C′断面矢視図、下段は
上段のD−D′断面矢視図である。
【図3】(a) は本発明のインクジェットプリンタヘッド
の基本的な製造方法の工程3における第1の実施形態に
おいてインク供給溝とインク供給孔の穿設を終了した直
後の状態を示す平面図、(b) はそのE−E′断面矢視図
である。
の基本的な製造方法の工程3における第1の実施形態に
おいてインク供給溝とインク供給孔の穿設を終了した直
後の状態を示す平面図、(b) はそのE−E′断面矢視図
である。
【図4】(a) は第1の実施形態における共通電極部分の
みを取出してその初期開口周縁部とサンドブラスト加工
用レジストマスクとの関係を示す平面図、(b) は(a) の
F−F′断面矢視図である。
みを取出してその初期開口周縁部とサンドブラスト加工
用レジストマスクとの関係を示す平面図、(b) は(a) の
F−F′断面矢視図である。
【図5】(a) 〜(d) は第1の実施形態におけるレジスト
マスクによるサンドブラスト加工のインク供給溝側の進
行状態を示す図である。
マスクによるサンドブラスト加工のインク供給溝側の進
行状態を示す図である。
【図6】(a) は第1実施形態の変形例における共通電極
部分のみを取出してサンドブラスト加工用レジストマス
クとの関係を示す平面図、(b) は(a) のG−G′断面矢
視図である。
部分のみを取出してサンドブラスト加工用レジストマス
クとの関係を示す平面図、(b) は(a) のG−G′断面矢
視図である。
【図7】(a),(b),(c) は本発明のインクジェットプリン
タヘッドの基本的な製造方法の工程3及び4における第
2の実施形態においてインク供給溝とインク供給孔の穿
設工程順を示す図である。
タヘッドの基本的な製造方法の工程3及び4における第
2の実施形態においてインク供給溝とインク供給孔の穿
設工程順を示す図である。
【図8】(a) は図7(b) の共通電極と隔壁の位置関係を
判り易く透視的に重畳させて示す平面図、(b) は共通電
極及び隔壁とサンドブラスト加工用レジストマスクとの
関係を示す図である。
判り易く透視的に重畳させて示す平面図、(b) は共通電
極及び隔壁とサンドブラスト加工用レジストマスクとの
関係を示す図である。
【図9】(a),(b),(c),(d) は第3の実施の形態における
インクジェットプリンタヘッドのインク供給溝およびイ
ンク供給孔の穿設まで工程を示す図である。
インクジェットプリンタヘッドのインク供給溝およびイ
ンク供給孔の穿設まで工程を示す図である。
【図10】(a) は図9(c) の共通電極、第1の隔壁及び
第2の隔壁の位置関係を判り易く透視的に重畳させて示
す平面図、(b) は共通電極、第1の隔壁及び第2の隔壁
とサンドブラスト加工用レジストマスクとの関係を示す
図である。
第2の隔壁の位置関係を判り易く透視的に重畳させて示
す平面図、(b) は共通電極、第1の隔壁及び第2の隔壁
とサンドブラスト加工用レジストマスクとの関係を示す
図である。
【図11】(a),(b) は第3の実施の形態における2つの
変形例を上の半面図と下の断面図で示す図である。
変形例を上の半面図と下の断面図で示す図である。
【図12】(a) は従来のインクジェットプリンタヘッド
のインク吐出面を模式的に示す平面図、(b) はそのA−
A′断面矢視図、(c) はその製造に用いられるシリコン
ウェハを示す図である。
のインク吐出面を模式的に示す平面図、(b) はそのA−
A′断面矢視図、(c) はその製造に用いられるシリコン
ウェハを示す図である。
【図13】(a) は従来のインクジェットプリンタヘッド
の製造工程におけるインク供給溝とインク供給孔の穿設
を終了した直後の状態を示す平面図、(b) はそのB−
B′断面矢視図、(c) は穿設加工の前段のレジストマス
クが形成された状態を示す図である。
の製造工程におけるインク供給溝とインク供給孔の穿設
を終了した直後の状態を示す平面図、(b) はそのB−
B′断面矢視図、(c) は穿設加工の前段のレジストマス
クが形成された状態を示す図である。
1 印字ヘッド 2 シリコンウェハ 3 ノズル列 4 ノズル 5 ヘッドチップ 6 駆動回路 7 抵抗発熱部 8 個別配線電極 9 給電用端子 11 共通電極 12 隔壁 13 インク供給溝 14 インク供給孔 15 オリフィス板 16 インク通路 17 レジストマスク 17a レジストマスク材 17b マスクパターン 25 ヘッドチップ基板 26 駆動回路 27 発熱抵抗体 28 共通電極 28−1 初期開口周縁部 28−2 初期開口部 28a 開口周縁部 29 個別配線電極 31 共通電極給電端子 32 駆動回路端子 33 インク供給溝 33a 開口周縁部 34 インク給送孔 35 隔壁 35−1、35−2 シール隔壁 35−3 区画隔壁 36 オリフィス板 37 インク加圧室 38 インク流路 39 吐出ノズル 40 モノカラーインクジェットヘッド 41 レジストマスク 41a パターン開口周縁部 42 共通電極 42´ 共通電極層 43 レジストマスク 44 パターン開口部 45 第1の隔壁 45−1、45−2 開口 46 インク供給溝が穿設されるべき箇所 47 第2の隔壁 47−1、47−2 シール隔壁 47−3 区画隔壁 47−4 支柱隔壁 48 レジストマスク・パターン開口部
フロントページの続き (72)発明者 鎌田 英樹 東京都青梅市今井3丁目10番6号 カシオ 計算機株式会社青梅事業所内 (72)発明者 新井 一能 東京都青梅市今井3丁目10番6号 カシオ 計算機株式会社青梅事業所内 Fターム(参考) 2C057 AF65 AF93 AG12 AG33 AP02 AP11 AP22 AQ02 BA04 BA13
Claims (9)
- 【請求項1】 基板の表面に凹設された溝部と、 前記基板に積層した発熱抵抗体層と配線電極層を所定の
形状にパターニングして形成された複数のエネルギー発
生素子と、 前記基板上に立設され、前記エネルギー発生素子の配設
領域にインクを供給するインク流路を区画する隔壁と、 前記エネルギー発生素子に対応して設けられ、前記エネ
ルギー発生素子が発生させた圧力によりインクを所定方
向に吐出させる複数の吐出ノズルと、 を有するインクジェットプリンタヘッドであって、 前記溝部の開口の全周縁に沿い、前記基板の表面が露出
しないように覆って、前記基板上に設置する部材の内の
少なくとも1部材を配設した、 ことを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。 - 【請求項2】 前記基板はシリコン基板であり、前記溝
部はサンドブラスト法により加工されて成ることを特徴
とする請求項1記載のインクジェットプリンタヘッド。 - 【請求項3】 前記開口の全周縁に沿って配設する部材
は、前記配線電極層であることを特徴とする請求項1記
載のインクジェットプリンタヘッド。 - 【請求項4】 前記開口の全周縁に沿って配設する部材
は、前記配線電極層と前記隔壁であることを特徴とする
請求項1記載のインクジェットプリンタヘッド。 - 【請求項5】 前記隔壁は、第1隔壁の上に第2隔壁を
積層した2層隔壁であり、前記開口の全周縁に沿って配
設される部材は前記第1隔壁であることを特徴とする請
求項1記載のインクジェットプリンタヘッド。 - 【請求項6】 基板の表面に凹設されたインク溝と、前
記基板に積層した発熱抵抗体層と配線電極層を所定の形
状にパターニングして形成された複数のエネルギー発生
素子と、前記基板上に立設され、前記エネルギー発生素
子の配設領域にインクを供給するインク流路を区画する
隔壁と、前記エネルギー発生素子に対応して設けられ、
前記エネルギー発生素子が発生させた圧力によりインク
を所定方向に吐出させる複数の吐出ノズルと、を有する
インクジェットプリンタヘッドの製造方法であって、 前記インク溝の周縁に形成される部材により囲まれる前
記インク溝の開口に対応する開口を、該開口全域にわた
って前記インク溝の開口よりも所定長縮小した大きさに
形成し、 前記インク溝の周縁に形成される部材上にサンドブラス
ト用のレジストマスク材を積層し、 該レジストマスク材に前記インク溝の開口に対応する略
同一の大きさの開口を形成してレジストマスクとし、 該レジストマスクを介して前記基板に前記インク溝をサ
ンドブラスト法により形成することを特徴とするインク
ジェットプリンタヘッドの製造方法。 - 【請求項7】 前記インク溝の周縁に形成される部材
は、配線電極層であることを特徴とする請求項6記載の
インクジェットプリンタヘッドの製造方法。 - 【請求項8】 前記インク溝の周縁に形成される部材
は、配線電極層と隔壁であることを特徴とする請求項6
記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。 - 【請求項9】 前記隔壁は、第1隔壁の上に第2隔壁を
積層した2層隔壁であり、前記インク溝の周縁に形成さ
れる部材は、前記第1隔壁であることを特徴とする請求
項6記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31153499A JP2001129998A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31153499A JP2001129998A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001129998A true JP2001129998A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18018408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31153499A Abandoned JP2001129998A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001129998A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG99869A1 (en) * | 2000-03-21 | 2003-11-27 | Hewlett Packard Co | Semiconductor substrate having increased facture strength and method of forming the same |
| KR100829580B1 (ko) | 2006-11-27 | 2008-05-14 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린트헤드 및 그 제조방법 |
-
1999
- 1999-11-01 JP JP31153499A patent/JP2001129998A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG99869A1 (en) * | 2000-03-21 | 2003-11-27 | Hewlett Packard Co | Semiconductor substrate having increased facture strength and method of forming the same |
| KR100829580B1 (ko) | 2006-11-27 | 2008-05-14 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린트헤드 및 그 제조방법 |
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|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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