JP2001237127A - 静止誘導器 - Google Patents

静止誘導器

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JP2001237127A
JP2001237127A JP2000052099A JP2000052099A JP2001237127A JP 2001237127 A JP2001237127 A JP 2001237127A JP 2000052099 A JP2000052099 A JP 2000052099A JP 2000052099 A JP2000052099 A JP 2000052099A JP 2001237127 A JP2001237127 A JP 2001237127A
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iron plate
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vibration
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Akira Yamagishi
明 山岸
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の鉄板を積層して積層鉄板を形成し、磁束
が積層鉄板の鉄板を流れると、磁束が鉄板を流れる方向
に鉄板が伸縮する時の振動及び騒音を発生するのを低減
することにある。 【解決手段】複数の鉄板を積層した積層鉄板13の脚及
び継鉄を繊維糸15,16とが交差している複数の交差
部17を有する絶縁シート14を積層鉄板間に挿入し、
磁束により鉄板が伸びたり、収縮したりする磁歪振動を
交差部17の繊維糸15と繊維糸16とが互いに擦る摩
擦により、振動エネルギーを熱エネルギーに変換して、
鉄板に生じる振動及び騒音を低減化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に使用する静
止誘導器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の車両搭載用静止誘導器の一
例を示す概略断面図である。これらの図において、車両
用変圧器の本体は鉄心1に巻かれたコイル7を収容する
タンク8を備えている。タンク8は箱型構造を成してお
り、鉄心収納部と鉄心から両端に伸びたコイルの収納部
からなっている。
【0003】一般に、図8の静止誘導器は車両用に使用
される。タンク8は電気的にアースEの役目も果たして
いる。タンク8は内部に電磁鋼板12を積層した鉄心1
を配置し、鉄心1にはコイル7を装着している。タンク
8と鉄心1との最上部及び最下部にクサビ10を入れて
鉄心1をタンク8に固定している。また、鉄心1の側面
とタンク8との間にもクサビ9を入れて、車両が運転中
に中身がずれないように固定支持されている。更に、鉄
心部分は電磁鋼板12を積層する際に図9のように電磁
鋼板12の端部が切断時のかえり25により積み重ねの
高さが異なることが考えられるため、調整材26を適宜
に挿入するのが一般的である。また、特開平5−335
19号公報には、車両用静止誘導器の外部からの騒音の
低減対策例として、変圧器のタンクの外部に制振装置を
持たせた車両搭載用変圧器用の減音装置が提案さられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、車両用静止誘
導器においては、静止誘導器の運転時に鉄心及びコイル
が電磁誘導作用により振動し、この振動が絶縁構造部を
介してタンクへの固体伝播するか、もしくは冷却油を介
して空気伝播するか2つが主な経路である。このため、
車体で感じられる車両用静止誘導器の騒音の大部分はタ
ンクを介して車体への空気伝播か、タンクの振動が車両
用静止誘導器の取付脚部を直接伝播して車体に固体伝播
していることが考えられる。
【0005】また、近年、車両用搭載機器である主変換
装置機器は、省エネルギーの目的で高度なパワーエレク
トニクス素子の進歩に従い駆動周波数が高周波化し、従
来まで特に存在しなかった数kHzといった周波数領域
で使われるようになってきた。そこで、鉄心の締め付け
具合によっては締め付け部を支点として、ある振動モー
ドがつくられることにより生じる共振が発生し、騒音及
び振動が過大となる恐れがあった。
【0006】騒音及び振動を防止する対策として実開昭
60−16521号公報及び特開平4−170011号
公報が提案されている。前者では機器本体のタンク底部
に防振装置を固定し、機器本体を支持し、カバーを被せ
て、内部を密閉し、機器本体からの振動が直接にタンク
に振動をするのを防振装置で防止している。
【0007】後者では容器に磁性コアを収納し、容器と
磁性コアとの間に耐熱性繊維を挿入し、磁性コアの振動
を耐熱性繊維で吸収し、騒音レベルを低下している。
【0008】これらの引用例の対策は振動物体の周囲に
配置した防振装置又は繊維で振動物体からの振動及び騒
音を吸収して、振動又は騒音を防止している。
【0009】しかしながら、変圧器の鉄心の断面形状が
例えば少なくとも2個以上の脚と、各脚間を連絡した継
鉄とを有する鉄心と、前記各脚のいずれかに巻回したコ
イルとから構成されている。鉄心は複数の電磁鋼板を積
層して形成している。脚と継鉄とから成る鉄心磁路を磁
束が流れる。磁束は交流電流の正弦派曲線の頂点とゼロ
点とでは大きさが異なるので、この磁束の大少により、
電磁鋼板を流れる磁束の方向に電磁鋼板が伸びたり、収
縮したりする所謂磁歪による振動及び騒音を生じる。こ
の磁歪による振動又は騒音を上述の対策では低減するこ
とはできない。
【0010】本発明の目的は、積層した電磁鋼板の騒音
及び振動を低減化する静止誘導器を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の静止誘導器は、
複数の鉄板を積層した積層鉄板の少なくとも2つ以上の
脚と、各脚間を連絡した継鉄とを有する鉄心と、前記各
脚のいずれかに巻回したコイルと、コイルを収納したタ
ンクとを備えた静止誘導器において、前記積層鉄板の間
に繊維糸とが交差する絶縁シートを挿入することを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1から
図6に示す図面に従って説明する。
【0013】3脚の鉄心1は中央脚2と左右の側脚3,
4との上側と下側との間を上側継鉄5と下側継鉄6とに
より連結して構成している。中央脚2にはコイル7を装
着している。鉄心1及びコイル7はタンク8に収納され
ている。鉄心1の側面とタンク8の間にクサビ部9を挿
入してる。鉄心1とタンク8とコイル7との間にクサビ
部10を挿入してる。コイル7とタンク8の間には絶縁
材11を挿入している。
【0014】中央脚2及び左右の側脚3,4と上側継鉄
5及び下側継鉄6とは図2及び図3のような形状に切断
した電磁鋼板12を形成している。この電磁鋼板12の
複数枚を積層して積層鉄板13を形成している。積層鉄
板13は例えば下側継鉄6を例に説明する。図4,図
5,図6に示すように電磁鋼板12と電磁鋼板12との
間には繊維状の絶縁シート14を挿入している。絶縁シ
ート14は一本の繊維糸15と繊維糸16とが交差する
複数の交差部17とから構成されている。複数の交差部
17は複数の繊維糸を使用して形成しても良い。繊維糸
は合成樹脂例えばポリアミドから成る繊維糸と繊維糸と
が交差している網より構成されている。
【0015】絶縁シート14は積層鉄板13を構成する
電磁鋼板12の間に挿入する。電磁鋼板12の間に絶縁
シート14を挿入する場合には、長い電磁鋼板を切断す
る時に図9に示すかえり25を生じるので、調整材26
に代えて、絶縁シート14を配置し、かえり25の突起
を絶縁シート14で防止して、積層鉄板間を強硬に結合
することができる。また積層鉄板間に絶縁シート14を
適宜に挿入しても、絶縁シート14を挿入した分だけ、
電磁鋼板12に生じる振動及び騒音を低減化することが
出来る。
【0016】この実施例では図3に示すように左の側脚
3と中央脚2との間の上側と下側とに上側継鉄5と下側
継鉄6とを連結した鉄心磁路20を形成している。右側
の脚3と中央脚2との間の上側と下側とに上側継鉄5と
下側継鉄6とを連結した鉄心磁路21を形成している。
これらの鉄心磁路20,21には矢印方向に磁束Φが流
れている。一般に磁束は交流電流の正弦派曲線の頂点と
ゼロ点とでは大きさが異なるので、この磁束の大少によ
り、電磁鋼板を流れるの磁束の方向に電磁鋼板が伸び
(Y1)たり、収縮(Y2)したりする所謂磁歪による
振動エネルギーによって振動及び騒音を生じる。
【0017】運転中に電磁鋼板例えば電磁鋼板12に磁
束Φが流れ、磁束Φの流れる方向に電磁鋼板12が矢印
方向で示す伸び(Y1)たり、収縮(Y2)したりする
所謂鉄心の磁歪による振動エネルギーを生ずる。振動エ
ネルギーによる電磁鋼板12の伸縮は絶縁シート14に
伝達される。電磁鋼板12が伸縮する場合には、図6に
示すように絶縁シート14の複数の交差部17の繊維糸
15と繊維糸16とが互いに矢印方向に伸び(Y1)た
り収縮(Y2)したりして、交差部17の繊維糸15と
繊維糸16とが互いに擦り合う繊維糸間の摩擦により、
振動エネルギーを熱エネルギーに変換することで、電磁
鋼板12に生じる振動及び騒音を低減化することが出来
る。また積層鉄板13の上部層及び下部層に絶縁シート
14を配置すれば、外部に放出する振動及び騒音を低減
化に効果がある。
【0018】このように電磁鋼板間に絶縁シート14を
配置した本発明の場合と電磁鋼板間の騒音を測定し、商
用周波数にて励磁した場合には75(db)であるのに
対して、本発明の場合は72(db)に騒音を低減化す
ることが出来た。
【0019】図7は本発明の他の実施例を示すものであ
る。積層鉄板13の積層面の一方面端H1と他方面端H
2との間に中心線L0を引き、中心線L0と一方面端H
1との間、及び中心線L0と他方面端H2との間にそれ
ぞれ中間線L1を引き、中間線L1と一方面端H1との
間、及び中間線L1と他方面端H2との間を第1領域3
0及び第2領域31とし、両領域間を中間領域32とす
る。第1領域30及び第2領域31に3%以下の珪素を
含有する電磁鋼板を使用し、中間領域32に3%から
6,5%までの珪素を含有する電磁鋼板12を使用し、
各領域の積層された電磁鋼板間に絶縁シート14を挿入
している。
【0020】中間領域32に3%から6,5%まで珪素
を含有する理由は、3%以下になると、透磁率が悪く変
圧器が大型化となる。また6,5%以上になると、機械
的強度が増し、所定形状の電磁鋼板12に形成する際に
電磁鋼板が亀裂しやすく、また金型が摩耗しやすく使用
できない。また第1領域30及び第2領域31に3%以
下の珪素を含有する電磁鋼板は、機械的強度が弱く柔軟
性があるからクショウン材として使用する。
【0021】そして第1領域30及び第2領域31と中
間領域32を積層した積層領域を下タンク8A内に設置
し、第1領域側から上タンク8Bを被せ、両タンクのフ
ランジ8C,8D間を当接し、鉄心1を締め付け、フラ
ンジ間を溶接部33で一体に溶接する際に、第1領域3
0及び第2領域31は中間領域32に比べて、材質が比
較的柔らかいため締付力が均一になり、第1領域30及
び第2領域31とクサビ部10と下タンク8A及び上タ
ンク8Bとの接触面が均一になり、タンク内で鉄心1を
強硬に固定できるので、各領域に生じる騒音及び振動が
過大となることを回避することが出来る。
【0022】また第1領域30及び第2領域31は中間
領域32の形状に応じて接触し、各領域30,31と中
間領域32との接触面も均一になり易くなり、タンク内
で鉄心1を強硬に固定できるので、各領域に生じる騒音
及び振動を低減化することが出来る。要するに積層鉄板
はこの上部層及び下部層と中間層とより成り、上部層及
び下部層に3%以下の珪素を含有する電磁鋼板を使用
し、中間層に3%以上の珪素を含有する電磁鋼板を使用
し、上部層及び下部層と中間層に積層された電磁鋼板間
に絶縁シートを挿入すれば、上述の効果を達成すること
ができる。特に絶縁シートは中間層の電磁鋼板間に挿入
すると良い。
【0023】また絶縁シートを電磁鋼板鉄間に挿入した
鉄心を有する静止誘導器を車両の床下に搭載する車両用
静止誘導器に使用すれば、車両の騒音を低減化すること
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁束によ
り鉄板が伸縮する磁歪振動を複数の交差部の繊維糸と繊
維糸とが互いに擦る摩擦により、振動エネルギーを熱エ
ネルギーに変換して、鉄板に生じる振動及び騒音を低減
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例として示した静止誘導器の概略
断面図。
【図2】図1に使用した鉄心の斜視図。
【図3】図2の鉄心の磁路を示した平面図。
【図4】図1ないし図3に使用した下側継鉄の部分斜視
図。
【図5】図4の絶縁シートの斜視図。
【図6】図4ないし図5に使用した絶縁シートの動作を
説明する拡大した部分説明図。
【図7】本発明の他の実施例として示した静止誘導器の
概略断面図。
【図8】従来の実施例である静止誘導器の概略断面図。
【図9】図8に使用した電磁鋼板の部分断面図。
【符号の説明】
1…鉄心、2…中央脚、3,4…側脚、5…タンク、6
…下側継鉄、7…コイル、8…タンク、12…電磁鋼
板、13…積層鉄板、14…絶縁シート、14,15…
繊維糸、17…交差部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鉄板を積層した積層鉄板からなる
    少なくとも2つ以上の脚と、各脚間を連絡する継鉄とを
    有する鉄心と、前記各脚のいずれかに巻回したコイル
    と、上記鉄心と上記コイルを収納したタンクとを備えた
    静止誘導器において、上記積層鉄板の間に繊維糸が交差
    する絶縁シートを挿入することを特徴とする静止誘導
    器。
  2. 【請求項2】 複数の鉄板を積層した積層鉄板からなる
    少なくとも2つ以上の脚と、各脚間を連絡する継鉄とを
    有する鉄心と、前記各脚のいずれかに巻回したコイル
    と、上記鉄心と上記コイルを収納したタンクとを備えた
    静止誘導器において、上記積層鉄板の上部層と下部層と
    に繊維糸が交差する絶縁シートを挿入することを特徴と
    する静止誘導器。
  3. 【請求項3】 上記絶縁シートを上記鉄心とタンクとの
    間に設られたクサビ部と鉄心との間に挿入する請求項1
    に記載の静止誘導器。
  4. 【請求項4】 上記積層鉄板の上部層と下部層とこの間
    に配置された中間層と、上記上部層及び下部層とに3%
    以下の珪素を含有する電磁鋼板を使用し、中間層に3%
    以上の珪素を含有する電磁鋼板を使用し、中間層に積層
    された電磁鋼板の間に上記絶縁シートを挿入する請求項
    1に記載の静止誘導器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の静止誘導器が車両の床下に搭載される車両搭載用静止
    誘導器。
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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040521