JP2002004457A - 建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡体充填方法 - Google Patents
建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡体充填方法Info
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 面材間に発泡体を形成する際に発泡原料の充
填状況及び発泡状況が確認でき、しかも余分な作業が少
ない、合理的な建築物における二面材間の発泡体充填構
造及び発泡体充填方法を提供する。 【解決手段】 建築物における柱11の一方の面に配設
される第1面材20と、前記柱11の反対面に固定され
た所定間隔の桟木15に取り付けられる第2面材30と
の間に、発泡体40を形成した構造において、前記柱と
桟木間で挟むようにして透明若しくは半透明のプラスチ
ックフィルム50を張設し、該プラスチックフィルムと
前記第1面材間の空間Sに発泡原料Pを注入して発泡体
を形成し、前記桟木に第2面材を取り付けた発泡体充填
構造。
填状況及び発泡状況が確認でき、しかも余分な作業が少
ない、合理的な建築物における二面材間の発泡体充填構
造及び発泡体充填方法を提供する。 【解決手段】 建築物における柱11の一方の面に配設
される第1面材20と、前記柱11の反対面に固定され
た所定間隔の桟木15に取り付けられる第2面材30と
の間に、発泡体40を形成した構造において、前記柱と
桟木間で挟むようにして透明若しくは半透明のプラスチ
ックフィルム50を張設し、該プラスチックフィルムと
前記第1面材間の空間Sに発泡原料Pを注入して発泡体
を形成し、前記桟木に第2面材を取り付けた発泡体充填
構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物における二
面材間の発泡体充填構造及び発泡体充填方法に関する。
面材間の発泡体充填構造及び発泡体充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物における壁,天井,屋
根,床等にあっては、断熱性及び吸音性の向上等を目的
として、図3に示すように、柱61の両側に配設された
外装材62と内装材63間に発泡原料Pを注入して両面
材62,63間に発泡体70を形成することが行われて
いる。この発泡成形の際、図3の(A)に示すように、
内装材63には穴64を開けてその穴64から発泡原料
Pを注入している。
根,床等にあっては、断熱性及び吸音性の向上等を目的
として、図3に示すように、柱61の両側に配設された
外装材62と内装材63間に発泡原料Pを注入して両面
材62,63間に発泡体70を形成することが行われて
いる。この発泡成形の際、図3の(A)に示すように、
内装材63には穴64を開けてその穴64から発泡原料
Pを注入している。
【0003】ところが、前記従来構造では、内装材63
の存在によって、発泡原料Pの充填状況や発泡状況が解
らず、発泡後の発泡体70が面材62,63間を完全に
満たしているか否か解らないものであった。その不具合
を解消するため、図4の(A)のように前記内装材63
に代えてアクリル板等の透明なプラスチック板75を一
旦柱61に取り付け、同図の(B)及び(C)の如く、
前記透明プラスチック板75と外装材62間に発泡原料
Pを透明プラスチック板75の穴76から注入して発泡
体70を形成する工法が提案されている。この場合、発
泡原料の充填不良や発泡不良等を、透明なプラスチック
板75を介して確認し、その後、同図の(D)のように
前記透明プラスチック板75を外して、前記不良部分の
修正を行った後、同図の(E)及び(F)のように前記
発泡体70及び柱61に内装材63を取り付けている。
の存在によって、発泡原料Pの充填状況や発泡状況が解
らず、発泡後の発泡体70が面材62,63間を完全に
満たしているか否か解らないものであった。その不具合
を解消するため、図4の(A)のように前記内装材63
に代えてアクリル板等の透明なプラスチック板75を一
旦柱61に取り付け、同図の(B)及び(C)の如く、
前記透明プラスチック板75と外装材62間に発泡原料
Pを透明プラスチック板75の穴76から注入して発泡
体70を形成する工法が提案されている。この場合、発
泡原料の充填不良や発泡不良等を、透明なプラスチック
板75を介して確認し、その後、同図の(D)のように
前記透明プラスチック板75を外して、前記不良部分の
修正を行った後、同図の(E)及び(F)のように前記
発泡体70及び柱61に内装材63を取り付けている。
【0004】しかしながら、この透明プラスチック板7
5を用いる工法では、透明プラスチック板75の取り付
け及び取り外し作業が余分に必要となり、作業に手間取
る問題がある。さらに透明プラスチック板75は、発泡
体70が接着しないように離型剤を塗布する必要があっ
たり、取り外した後の保管や処分に困る問題もある。
5を用いる工法では、透明プラスチック板75の取り付
け及び取り外し作業が余分に必要となり、作業に手間取
る問題がある。さらに透明プラスチック板75は、発泡
体70が接着しないように離型剤を塗布する必要があっ
たり、取り外した後の保管や処分に困る問題もある。
【0005】また、上記図3及び図4に示した構造にあ
っては、発泡体70と内装材63との間に防湿性を果た
す部材が何ら介在されていないため、室内側の湿気が発
泡体70内に侵入する、所謂内部結露が生じる問題も指
摘されている。なお、前記内部結露が生じると、前記発
泡体70が持つ断熱性及び吸音性が低下してしまう。
っては、発泡体70と内装材63との間に防湿性を果た
す部材が何ら介在されていないため、室内側の湿気が発
泡体70内に侵入する、所謂内部結露が生じる問題も指
摘されている。なお、前記内部結露が生じると、前記発
泡体70が持つ断熱性及び吸音性が低下してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、面材間に発泡体を形成する際に発泡
原料の充填状況及び発泡状況が確認でき、しかも余分な
作業が少なく、発泡後の処分等に困らない合理的な発泡
体充填構造及び発泡体充填方法を提供しようとするもの
である。
みなされたもので、面材間に発泡体を形成する際に発泡
原料の充填状況及び発泡状況が確認でき、しかも余分な
作業が少なく、発泡後の処分等に困らない合理的な発泡
体充填構造及び発泡体充填方法を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建築
物における柱の一方の面に配設される第1面材と、前記
柱の反対面に固定された所定間隔の桟木に取り付けられ
る第2面材との間に、発泡体を形成した構造において、
前記柱と桟木間で挟むようにして透明若しくは半透明の
プラスチックフィルムを張設し、該プラスチックフィル
ムと前記第1面材間の空間に発泡原料を注入して発泡体
を形成し、前記桟木に第2面材を取り付けた構造からな
ることを特徴とする建築物における二面材間の発泡体充
填構造に係る。
物における柱の一方の面に配設される第1面材と、前記
柱の反対面に固定された所定間隔の桟木に取り付けられ
る第2面材との間に、発泡体を形成した構造において、
前記柱と桟木間で挟むようにして透明若しくは半透明の
プラスチックフィルムを張設し、該プラスチックフィル
ムと前記第1面材間の空間に発泡原料を注入して発泡体
を形成し、前記桟木に第2面材を取り付けた構造からな
ることを特徴とする建築物における二面材間の発泡体充
填構造に係る。
【0008】また、請求項2の発明は、建築物における
柱の一方の面に配設される第1面材と前記柱の反対面に
固定される所定間隔の桟木に取り付けられる第2面材と
の間に発泡体を形成する際に、前記柱と桟木間で挟むよ
うにして透明若しくは半透明のプラスチックフィルムを
張設し、前記プラスチックフィルムに開けた穴から該プ
ラスチックフィルムと前記第1面材間の空間に発泡原料
を注入して発泡体を形成した後、前記桟木の表面に第2
面材を取り付けることを特徴とする建築物における二面
材間の発泡体充填方法に係る。
柱の一方の面に配設される第1面材と前記柱の反対面に
固定される所定間隔の桟木に取り付けられる第2面材と
の間に発泡体を形成する際に、前記柱と桟木間で挟むよ
うにして透明若しくは半透明のプラスチックフィルムを
張設し、前記プラスチックフィルムに開けた穴から該プ
ラスチックフィルムと前記第1面材間の空間に発泡原料
を注入して発泡体を形成した後、前記桟木の表面に第2
面材を取り付けることを特徴とする建築物における二面
材間の発泡体充填方法に係る。
【0009】さらに、請求項3の発明は、請求項2にお
いて、桟木の間隔が5〜30cm、発泡体の自由発泡時
の発泡倍率が50〜200倍であることを特徴とする。
いて、桟木の間隔が5〜30cm、発泡体の自由発泡時
の発泡倍率が50〜200倍であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従って本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る発泡体
充填構造が適用された住宅の壁の一部を示す部分斜視
図、図2は本発明の一実施例に係る発泡体充填方法を適
用して図1の壁を施工する工程を段階的に示す部分斜視
図である。
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る発泡体
充填構造が適用された住宅の壁の一部を示す部分斜視
図、図2は本発明の一実施例に係る発泡体充填方法を適
用して図1の壁を施工する工程を段階的に示す部分斜視
図である。
【0011】図1に示す、住宅等の建築物の壁10は、
本発明に係る建築物における二面材間の発泡体充填構造
を適用して得られたもので、優れた断熱性及び吸音性を
有するものである。
本発明に係る建築物における二面材間の発泡体充填構造
を適用して得られたもので、優れた断熱性及び吸音性を
有するものである。
【0012】前記壁10は、所定形状、大きさの板状部
材であり、建築物における柱11の一方の面に配設され
る第1面材、実施例では外装材20と、前記柱11の反
対面に所定間隔で固定された複数の桟木15に取り付け
られた第2面材30、実施例では内装材と、前記第1面
材20と第2面材30との間に形成される発泡体40を
備えている。
材であり、建築物における柱11の一方の面に配設され
る第1面材、実施例では外装材20と、前記柱11の反
対面に所定間隔で固定された複数の桟木15に取り付け
られた第2面材30、実施例では内装材と、前記第1面
材20と第2面材30との間に形成される発泡体40を
備えている。
【0013】前記第1面材20及び第2面材30は、建
築物に応じて、合板や石膏ボード等適宜種類(材質)の
ものが選択される。また、前記桟木15及び第1面材2
0は、発泡体40の形成に先立って、釘やねじ等の固定
治具や接着剤を利用する等適宜手段によって、前記柱1
1に取り付けられる。一方、前記第2面材は、後述のよ
うに発泡体40を形成した後、釘やねじ等の固定治具や
接着剤を利用する等適宜手段によって、前記桟木15に
取り付けられる。
築物に応じて、合板や石膏ボード等適宜種類(材質)の
ものが選択される。また、前記桟木15及び第1面材2
0は、発泡体40の形成に先立って、釘やねじ等の固定
治具や接着剤を利用する等適宜手段によって、前記柱1
1に取り付けられる。一方、前記第2面材は、後述のよ
うに発泡体40を形成した後、釘やねじ等の固定治具や
接着剤を利用する等適宜手段によって、前記桟木15に
取り付けられる。
【0014】前記発泡体40は、当該壁10に断熱効果
及び吸音効果を付与するものであって、適宜のフォーム
からなる。前記フォームとしては、連通気泡の割合が独
立気泡よりも高いものからなり、発泡圧の小さいウレタ
ンフォームが好適である。その中でも、ASTM D
2856によって測定した独立気泡率が10%以下、ま
たJIS K 7222によって測定した密度が5〜2
0kg/m3の連通気泡型ウレタンフォームが好まし
い。前記独立気泡率を10%以下、特に7%以下、さら
には5%以下とすることにより、音がセル内に進入し易
くなって該セル内で効率良く減衰するため、吸音性が一
層高くなる。また、前記密度を5〜20kg/m3、さ
らには5〜15kg/m3と、通常のウレタンフォーム
よりも非常に低くすることにより、軽量化が図れる。な
お、この発泡体40の厚みは、施工後における第1面材
20と第2面材30間の間隔に応じた適宜の値とされ
る。
及び吸音効果を付与するものであって、適宜のフォーム
からなる。前記フォームとしては、連通気泡の割合が独
立気泡よりも高いものからなり、発泡圧の小さいウレタ
ンフォームが好適である。その中でも、ASTM D
2856によって測定した独立気泡率が10%以下、ま
たJIS K 7222によって測定した密度が5〜2
0kg/m3の連通気泡型ウレタンフォームが好まし
い。前記独立気泡率を10%以下、特に7%以下、さら
には5%以下とすることにより、音がセル内に進入し易
くなって該セル内で効率良く減衰するため、吸音性が一
層高くなる。また、前記密度を5〜20kg/m3、さ
らには5〜15kg/m3と、通常のウレタンフォーム
よりも非常に低くすることにより、軽量化が図れる。な
お、この発泡体40の厚みは、施工後における第1面材
20と第2面材30間の間隔に応じた適宜の値とされ
る。
【0015】そして、本発明に係る発泡体充填構造にあ
っては、前記発泡体40は、前記柱11と桟木15間で
挟むようにして透明若しくは半透明のプラスチックフィ
ルム50を張設し、該プラスチックフィルム50と前記
第1面材20間の空間Sに発泡原料Pを注入し、その発
泡原料Pを発泡させることにより形成されている。ま
た、前記発泡時の接着性によって、当該発泡体40と柱
11,第1面材20,プラスチックフィルム50が接着
一体化される。ここで、前記プラスチックフィルム50
は、先の従来技術の欄で説明したアクリル板等の透明プ
ラスチック板を用いる場合とは異なって、発泡体40の
形成後、取り除かずにそのまま壁(構造物)10内に残
される。なお、図中の符号51は発泡原料Pを注入する
ために開けられた穴である。
っては、前記発泡体40は、前記柱11と桟木15間で
挟むようにして透明若しくは半透明のプラスチックフィ
ルム50を張設し、該プラスチックフィルム50と前記
第1面材20間の空間Sに発泡原料Pを注入し、その発
泡原料Pを発泡させることにより形成されている。ま
た、前記発泡時の接着性によって、当該発泡体40と柱
11,第1面材20,プラスチックフィルム50が接着
一体化される。ここで、前記プラスチックフィルム50
は、先の従来技術の欄で説明したアクリル板等の透明プ
ラスチック板を用いる場合とは異なって、発泡体40の
形成後、取り除かずにそのまま壁(構造物)10内に残
される。なお、図中の符号51は発泡原料Pを注入する
ために開けられた穴である。
【0016】前記プラスチックフィルム50としては、
強度が高く、しかも防水性に優れたポリエチレンフィル
ム(ポリエチレンシート)が好適である。このポリエチ
レンフィルムのように強度が高いものを用いれば、発泡
原料Pの発泡時における発泡圧に十分耐えることがで
き、すなわち発泡時に当該フィルムが破れ難い。また、
前記ポリエチレンフィルムのように防水性に優れたもの
を用いれば、後述するプラスチックフィルム50が発揮
する防湿効果を、より一層高めることができる。
強度が高く、しかも防水性に優れたポリエチレンフィル
ム(ポリエチレンシート)が好適である。このポリエチ
レンフィルムのように強度が高いものを用いれば、発泡
原料Pの発泡時における発泡圧に十分耐えることがで
き、すなわち発泡時に当該フィルムが破れ難い。また、
前記ポリエチレンフィルムのように防水性に優れたもの
を用いれば、後述するプラスチックフィルム50が発揮
する防湿効果を、より一層高めることができる。
【0017】上記のように構成された発泡体充填構造に
あっては、前記透明若しくは半透明のプラスチックフィ
ルム50によって、発泡原料Pの充填状況や発泡状況が
容易に判断でき、しかも発泡原料Pの充填不良や発泡不
良等の不良部分については、発泡体40の形成後第2面
材30の取付前に、当該不良部分の位置でプラスチック
フィルム50に穴(図示せず)を開け、該穴から発泡原
料Pを再注入する等の修正処置を簡単に行うことができ
る。また、発泡原料Pの発泡時には、所定間隔で柱11
に固定された桟木15によってプラスチックフィルム5
0が押さえつけられ、極端に発泡体40が膨らむ(プラ
スチックフィルム50と共に膨らむ。)のが阻止される
ので、発泡体40の形成後に行われる桟木15への第2
面材30の取り付けに影響を与えることがない。さら
に、前記プラスチックフィルム50は、従来技術の欄で
述べた透明プラスチック板に比べて安価であるため、コ
スト的に有利である。しかも、発泡体40の形成後、前
記プラスチックフィルム50を取り外すことなく第2面
材30を取り付けることができるので、従来の透明プラ
スチック板を用いる場合のように、発泡後の透明プラス
チック板の取り外し作業や、発泡前に透明プラスチック
板に離型剤を塗布する作業等の余分な作業を省くことが
でき、施工効率が飛躍的に向上するとともに、発泡後の
透明プラスチック板の処分や保管等に困ることがない。
加えて、上記発泡体充填構造にあっては、前記プラスチ
ックフィルム50によって、室内側の湿気が発泡体40
内へ侵入するのを阻止できるので、建築物に防湿効果を
付与することができ、前記発泡体40が持つ断熱性及び
吸音性が低下するのを防ぐことができる。
あっては、前記透明若しくは半透明のプラスチックフィ
ルム50によって、発泡原料Pの充填状況や発泡状況が
容易に判断でき、しかも発泡原料Pの充填不良や発泡不
良等の不良部分については、発泡体40の形成後第2面
材30の取付前に、当該不良部分の位置でプラスチック
フィルム50に穴(図示せず)を開け、該穴から発泡原
料Pを再注入する等の修正処置を簡単に行うことができ
る。また、発泡原料Pの発泡時には、所定間隔で柱11
に固定された桟木15によってプラスチックフィルム5
0が押さえつけられ、極端に発泡体40が膨らむ(プラ
スチックフィルム50と共に膨らむ。)のが阻止される
ので、発泡体40の形成後に行われる桟木15への第2
面材30の取り付けに影響を与えることがない。さら
に、前記プラスチックフィルム50は、従来技術の欄で
述べた透明プラスチック板に比べて安価であるため、コ
スト的に有利である。しかも、発泡体40の形成後、前
記プラスチックフィルム50を取り外すことなく第2面
材30を取り付けることができるので、従来の透明プラ
スチック板を用いる場合のように、発泡後の透明プラス
チック板の取り外し作業や、発泡前に透明プラスチック
板に離型剤を塗布する作業等の余分な作業を省くことが
でき、施工効率が飛躍的に向上するとともに、発泡後の
透明プラスチック板の処分や保管等に困ることがない。
加えて、上記発泡体充填構造にあっては、前記プラスチ
ックフィルム50によって、室内側の湿気が発泡体40
内へ侵入するのを阻止できるので、建築物に防湿効果を
付与することができ、前記発泡体40が持つ断熱性及び
吸音性が低下するのを防ぐことができる。
【0018】次に、本発明に係る建築物における二面材
間の発泡体充填方法を、上述した壁10を施工する場合
を例にして説明する。当該壁10の施工においては、ま
ず、図2の(A)のように柱11の一方の面に第1面材
20を取り付けるとともに、前記柱11と該柱11の第
1面材20の反対面に所定間隔で固定される桟木15と
の間で挟むようにして透明若しくは半透明のポリエチレ
ンフィルム等のプラスチックフィルム50を張設する。
間の発泡体充填方法を、上述した壁10を施工する場合
を例にして説明する。当該壁10の施工においては、ま
ず、図2の(A)のように柱11の一方の面に第1面材
20を取り付けるとともに、前記柱11と該柱11の第
1面材20の反対面に所定間隔で固定される桟木15と
の間で挟むようにして透明若しくは半透明のポリエチレ
ンフィルム等のプラスチックフィルム50を張設する。
【0019】その後、前記プラスチックフィルム50の
所定位置に穴51を開け、図2の(B)の如く、前記穴
51からプラスチックフィルム50と第1面材20間の
空間Sに発泡原料Pを注入し、該発泡原料Pを発泡(自
由発泡)させ、同図の(C)のように発泡体40を形成
する。この際、前記発泡時の接着性によって、発泡体4
0と柱11,第1面材20,プラスチックフィルム50
が接着一体化される。
所定位置に穴51を開け、図2の(B)の如く、前記穴
51からプラスチックフィルム50と第1面材20間の
空間Sに発泡原料Pを注入し、該発泡原料Pを発泡(自
由発泡)させ、同図の(C)のように発泡体40を形成
する。この際、前記発泡時の接着性によって、発泡体4
0と柱11,第1面材20,プラスチックフィルム50
が接着一体化される。
【0020】前記発泡原料Pとしては、現場発泡可能
で、かつ発泡時の発泡圧が小さいものが用いられ、この
例ではウレタン発泡体原料が用いられている。また、こ
の例では、前記ウレタン発泡体原料の配合は、ポリオー
ルがポリプロピレングリコール系ポリエーテルポリオー
ル(三洋化成株式会社製、商品名「No.33」)10
0重量部、触媒としてトリエチレンジアミン(三共エア
プロダクツ株式会社製、商品名「DABCO 33L
V」)2重量部、整泡剤として線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体(東レ・ダウコーニング・
シリコーン株式会社製、商品名「SH−190」)1重
量部、難燃剤としてトリスクロロプロピルフォスフェー
ト(大八化学株式会社製、商品名「TMCPP」)60
重量部、水25重量部、ポリイソシアネートとしてポリ
メリックMDI(日本ポリウレタン工業株式会社製、商
品名「ミリオネートMR−100」)207重量部とさ
れている。なお、得られた発泡体40は、ASTM D
2856によって測定した独立気泡率が6%、JIS
K 7222によって測定した密度が11kg/m3
となっている。さらに、この例では、当該発泡原料Pの
注入は、スプレー式注入機を用いて行っている。図中の
符号Nはスプレー式注入機のノズル部である。
で、かつ発泡時の発泡圧が小さいものが用いられ、この
例ではウレタン発泡体原料が用いられている。また、こ
の例では、前記ウレタン発泡体原料の配合は、ポリオー
ルがポリプロピレングリコール系ポリエーテルポリオー
ル(三洋化成株式会社製、商品名「No.33」)10
0重量部、触媒としてトリエチレンジアミン(三共エア
プロダクツ株式会社製、商品名「DABCO 33L
V」)2重量部、整泡剤として線状ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体(東レ・ダウコーニング・
シリコーン株式会社製、商品名「SH−190」)1重
量部、難燃剤としてトリスクロロプロピルフォスフェー
ト(大八化学株式会社製、商品名「TMCPP」)60
重量部、水25重量部、ポリイソシアネートとしてポリ
メリックMDI(日本ポリウレタン工業株式会社製、商
品名「ミリオネートMR−100」)207重量部とさ
れている。なお、得られた発泡体40は、ASTM D
2856によって測定した独立気泡率が6%、JIS
K 7222によって測定した密度が11kg/m3
となっている。さらに、この例では、当該発泡原料Pの
注入は、スプレー式注入機を用いて行っている。図中の
符号Nはスプレー式注入機のノズル部である。
【0021】ここで、前記発泡体40(発泡原料P)の
自由発泡時の発泡倍率を50〜200倍とするととも
に、前記柱11に所定間隔で固定される各桟木15の間
隔L1(図2の(B)参照)は5〜30cmとするのが
好ましい。このようにすれば、プラスチックフィルム5
0の張力と桟木15による圧締力が、発泡時の発泡圧力
に十分抵抗できるようになり、極端に発泡体40が膨ら
むのを確実に防ぐことができ、後述の第2面材30の取
り付けを問題なく行うことができる。また、前記各桟木
15の厚みL2(図2の(B)参照)は12mm以内に
設定するのが望ましい。そうすれば、前記発泡体40の
膨らみをより確実かつ簡単に制御でき、かつ施工される
壁10の全体の厚みを小さくでき、しかも、該壁10の
軽量化を図ることができる。
自由発泡時の発泡倍率を50〜200倍とするととも
に、前記柱11に所定間隔で固定される各桟木15の間
隔L1(図2の(B)参照)は5〜30cmとするのが
好ましい。このようにすれば、プラスチックフィルム5
0の張力と桟木15による圧締力が、発泡時の発泡圧力
に十分抵抗できるようになり、極端に発泡体40が膨ら
むのを確実に防ぐことができ、後述の第2面材30の取
り付けを問題なく行うことができる。また、前記各桟木
15の厚みL2(図2の(B)参照)は12mm以内に
設定するのが望ましい。そうすれば、前記発泡体40の
膨らみをより確実かつ簡単に制御でき、かつ施工される
壁10の全体の厚みを小さくでき、しかも、該壁10の
軽量化を図ることができる。
【0022】前記発泡体40の形成後、プラスチックフ
ィルム50を介して発泡原料Pの充填不良や発泡不良等
を視認する。そして、前記発泡原料Pの充填不良や発泡
不良等の不良部分が見つかった場合には、該不良部分の
位置でプラスチックフィルム50に新たに穴を開け、該
穴から発泡原料Pを再注入する等の不良部分の修正処置
を行うようにする。その後、図2の(C)及び(D)に
示すように、前記桟木15の表面16に第2面材30を
取り付けることによって、壁10の施工が完了する。
ィルム50を介して発泡原料Pの充填不良や発泡不良等
を視認する。そして、前記発泡原料Pの充填不良や発泡
不良等の不良部分が見つかった場合には、該不良部分の
位置でプラスチックフィルム50に新たに穴を開け、該
穴から発泡原料Pを再注入する等の不良部分の修正処置
を行うようにする。その後、図2の(C)及び(D)に
示すように、前記桟木15の表面16に第2面材30を
取り付けることによって、壁10の施工が完了する。
【0023】なお、上記実施例では、本発明に係る発泡
体充填構造及び発泡体充填方法を適用した建築物の壁1
0について述べたが、本発明に係る発泡体充填構造及び
発泡体充填方法は、前記壁10の他、天井,屋根,床
等、建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡
体充填方法に広く適用することができる。
体充填構造及び発泡体充填方法を適用した建築物の壁1
0について述べたが、本発明に係る発泡体充填構造及び
発泡体充填方法は、前記壁10の他、天井,屋根,床
等、建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡
体充填方法に広く適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上図示し説明したように、本発明に係
る建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡体
充填方法によれば、透明若しくは半透明のプラスチック
フィルムにより発泡原料の充填状況や発泡状況を容易に
確認でき、しかも発泡原料の充填不良や発泡不良等の不
良部分については、該不良部分の位置でプラスチックフ
ィルムに穴を開け、該穴から発泡原料を再注入する等の
修正処置を簡単に行うことができる。また、発泡原料の
発泡時には、所定間隔で柱に固定された桟木によって前
記プラスチックフィルムが押さえつけられ、極端に発泡
体が膨らむのが阻止されるので、その後に行われる桟木
への第2面材の取り付けに影響を与えることがない。さ
らに、前記プラスチックフィルムは、従来で用いられる
ことがある透明プラスチック板に比べて安価であるた
め、コスト的に有利である。
る建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡体
充填方法によれば、透明若しくは半透明のプラスチック
フィルムにより発泡原料の充填状況や発泡状況を容易に
確認でき、しかも発泡原料の充填不良や発泡不良等の不
良部分については、該不良部分の位置でプラスチックフ
ィルムに穴を開け、該穴から発泡原料を再注入する等の
修正処置を簡単に行うことができる。また、発泡原料の
発泡時には、所定間隔で柱に固定された桟木によって前
記プラスチックフィルムが押さえつけられ、極端に発泡
体が膨らむのが阻止されるので、その後に行われる桟木
への第2面材の取り付けに影響を与えることがない。さ
らに、前記プラスチックフィルムは、従来で用いられる
ことがある透明プラスチック板に比べて安価であるた
め、コスト的に有利である。
【0025】しかも、当該発泡体充填構造及び発泡体充
填方法にあっては、発泡体の形成後に前記プラスチック
フィルムを取り外すことなく第2面材を取り付けること
ができる。その結果、従来の透明プラスチック板を用い
る場合に行われるような、発泡後の透明プラスチック板
の取り外し作業や前記透明プラスチック板への離型剤塗
布業等の面倒かつ余分な作業を省くことができ、施工効
率が飛躍的に向上するとともに、発泡後の透明プラスチ
ック板の処分や保管等に困ることがない。加えて、前記
プラスチックフィルムは、室内側の湿気が発泡体内へ侵
入するのを防ぐ防湿層としても機能し、建築物の外壁部
等で発生する所謂内部結露等の防止効果も期待できる。
填方法にあっては、発泡体の形成後に前記プラスチック
フィルムを取り外すことなく第2面材を取り付けること
ができる。その結果、従来の透明プラスチック板を用い
る場合に行われるような、発泡後の透明プラスチック板
の取り外し作業や前記透明プラスチック板への離型剤塗
布業等の面倒かつ余分な作業を省くことができ、施工効
率が飛躍的に向上するとともに、発泡後の透明プラスチ
ック板の処分や保管等に困ることがない。加えて、前記
プラスチックフィルムは、室内側の湿気が発泡体内へ侵
入するのを防ぐ防湿層としても機能し、建築物の外壁部
等で発生する所謂内部結露等の防止効果も期待できる。
【0026】また、請求項3の発明のように、桟木の間
隔を5〜30cm、発泡体の自由発泡時の発泡倍率を5
0〜200倍とすれば、より確実かつ簡単に発泡時の発
泡体(発泡原料)の膨らみを制御でき、発泡体形成後に
おける桟木への第2面材の取り付けを、不具合なく良好
に行うことができる。
隔を5〜30cm、発泡体の自由発泡時の発泡倍率を5
0〜200倍とすれば、より確実かつ簡単に発泡時の発
泡体(発泡原料)の膨らみを制御でき、発泡体形成後に
おける桟木への第2面材の取り付けを、不具合なく良好
に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る発泡体充填構造が適用
された住宅の壁の一部を示す部分斜視図である。
された住宅の壁の一部を示す部分斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る発泡体充填方法を適用
して図1の壁を施工する工程を段階的に示す部分斜視図
である。
して図1の壁を施工する工程を段階的に示す部分斜視図
である。
【図3】従来工法により住宅の壁等を施工する工程を段
階的に示す部分斜視図である。
階的に示す部分斜視図である。
【図4】従来の他の工法により住宅の壁等を施工する工
程を段階的に示す部分斜視図である。
程を段階的に示す部分斜視図である。
10 建築物の壁 11 柱 15 桟木 20 第1面材 30 第2面材 40 発泡体 50 プラスチックフィルム 51 プラスチックフィルムの穴 P 発泡原料 S プラスチックフィルムと第1面材間の空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 31:00 31:00 (72)発明者 西村 博昭 愛知県新城市川田字本宮道1−196 ビー エーエスエフ イノアック ポリウレタン 株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DB01 DB05 DD01 DF04 FA03 FA11 FA14 FA16 GA42 GA63 GA82 HA03 HC02 HD03 HD12 HE07 KA07 LA01 LA04 LA12 2E162 BA05 BB08 CA16 CC03 CD02 CD11 CD13 DA09 4F204 AA42 AD05 AD06 AD35 AE02 AE06 AG03 AG20 AH47 AH48 EA01 EA05 EB01 EB13 EF05 EF27 EL22 EW50
Claims (3)
- 【請求項1】 建築物における柱の一方の面に配設され
る第1面材と、前記柱の反対面に固定された所定間隔の
桟木に取り付けられる第2面材との間に、発泡体を形成
した構造において、 前記柱と桟木間で挟むようにして透明若しくは半透明の
プラスチックフィルムを張設し、該プラスチックフィル
ムと前記第1面材間の空間に発泡原料を注入して発泡体
を形成し、前記桟木に第2面材を取り付けた構造からな
ることを特徴とする建築物における二面材間の発泡体充
填構造。 - 【請求項2】 建築物における柱の一方の面に配設され
る第1面材と前記柱の反対面に固定される所定間隔の桟
木に取り付けられる第2面材との間に発泡体を形成する
際に、 前記柱と桟木間で挟むようにして透明若しくは半透明の
プラスチックフィルムを張設し、 前記プラスチックフィルムに開けた穴から該プラスチッ
クフィルムと前記第1面材間の空間に発泡原料を注入し
て発泡体を形成した後、 前記桟木の表面に第2面材を取り付けることを特徴とす
る建築物における二面材間の発泡体充填方法。 - 【請求項3】 桟木の間隔が5〜30cm、発泡体の自
由発泡時の発泡倍率が50〜200倍であることを特徴
とする請求項2に記載の建築物における二面材間の発泡
体充填方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000191372A JP2002004457A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡体充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000191372A JP2002004457A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡体充填方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002004457A true JP2002004457A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18690681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000191372A Pending JP2002004457A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 建築物における二面材間の発泡体充填構造及び発泡体充填方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002004457A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102226686B1 (ko) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 권오태 | 난연 및 불연폼을 이용한 주택 층간소음방지 천정 및 벽체 주입 시공 구조 및 그 방법 |
-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000191372A patent/JP2002004457A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102226686B1 (ko) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 권오태 | 난연 및 불연폼을 이용한 주택 층간소음방지 천정 및 벽체 주입 시공 구조 및 그 방법 |
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