JP2002009249A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002009249A
JP2002009249A JP2000190689A JP2000190689A JP2002009249A JP 2002009249 A JP2002009249 A JP 2002009249A JP 2000190689 A JP2000190689 A JP 2000190689A JP 2000190689 A JP2000190689 A JP 2000190689A JP 2002009249 A JP2002009249 A JP 2002009249A
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polysilicon
film
insulating film
semiconductor substrate
resistor
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JP2000190689A
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Tsugio Obata
次男 小幡
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FGガスによる処理を施した所望の抵抗値を
有するポリシリコン抵抗を備えた半導体装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に形成されたポリシリコ
ン抵抗10を形成する工程において、ポリシリコン中の
に注入する不純物濃度を1×1020cm-3以上としFG
ガス雰囲気で処理する際にポリシリコン抵抗10の少な
くとも一部の上に水素の拡散を阻害する膜あるいはアル
ミニウム配線9を配置する。ポリシリコンに注入する不
純物を上記の値とすることでFGガス処理による抵抗値
の変化を微小なものに抑える。また、ウェーハのポリシ
リコン抵抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成
されている水素の拡散を阻害する膜を修正することで抵
抗値の変更が可能であり、所望の値のポリシリコン抵抗
を得ることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FGガスで処理したポ
リシリコン抵抗を備えた半導体装置及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置に用いられる抵抗は、
バイポーラ集積回路やMOS集積回路中で出力を制御す
るリニア回路に多用されている。図7は、従来のポリシ
リコン抵抗が形成された半導体装置の断面図である。シ
リコンなどのp型半導体基板101表面には、LOCO
S(LOCal Oxidation ofSilicon)法により形成された素
子分離領域102が形成されている。素子分離領域の所
定領域にはポリシリコン抵抗100が所定の形状にパタ
ーニングされている。素子領域には、MOSトランジス
タのn型ソース/ドレイン領域103が形成されてい
る。ソース/ドレイン領域103間の上にはシリコン酸
化膜などからなるゲート絶縁膜104が形成され、その
上にゲート電極105が形成されている。ゲート電極1
05は、pポリシリコン膜とその上のタングステンシ
リサイド(WSi)膜から構成されている。ゲート電極
105上にはシリコン窒化膜106がタングステンシリ
サイド膜とpポリシリコン膜とをパターニングする際
のマスク材として形成されている。ゲート絶縁膜104
上のゲート電極105及びシリコン窒化膜106からな
る積層構造体は、まず、半導体基板101全面に積層さ
れ、次に、ゲート構造にパターニングされて形成され
る。しかし、ポリシリコン抵抗100の周縁にはゲート
積層構造体は、積層構造体105′として残しておく。
【0003】次に、シリコン酸化膜などの層間絶縁膜1
07を半導体基板101に形成してポリシリコン抵抗1
00、ゲート積層構造体などを被覆する。この層間絶縁
膜107の表面を平坦化し、この表面からポリシリコン
抵抗100に達するコンタクト孔を形成してこれにタン
グステンなどの接続プラグ108を埋め込む。そして、
この平坦化された層間絶縁膜107の表面にアルミニウ
ム膜を堆積させ、これをパターニングしてアルミニウム
配線109を形成する。アルミニウム配線109は、シ
リコン窒化膜などの保護絶縁膜110により被覆され
る。ポリシリコン抵抗100は、次にように形成され
る。まず、トランジスタのゲート構造を形成する前にポ
リシリコン膜を半導体基板101上に堆積させ、これを
パターニングして素子分離領域102上にポリシリコン
抵抗100を形成する。 このポリシリコン抵抗を所定
の抵抗値に設定するためにBF2 などの不純物をイオン
注入する。その時の平面抵抗は、イオン注入する不純物
量に依存するが、例えば、約400Ω/□である。その
後ポリシリコンの平面抵抗は、アルミニウム配線を形成
後に配線接触抵抗を低くする為に実施されるFGガス雰
囲気でのアニールによって低下する。
【0004】FG(forming)ガスは、N2 ガス
とH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、例えば、
2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰囲気に晒
すことにより、FGガスの水素がポリシリコン粒界表面
の未結合手(ダイグリングボンド)に末端結合し、その
結果ポリシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FGガス処理
が接触抵抗の低いオーミックコンタクトを得るために実
施されるシンター処理に不可欠である以上、ポリシリコ
ン抵抗として用いられる抵抗のFGガス処理後の抵抗が
処理前のポリシリコン膜の抵抗より低くならざるを得な
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来ではFGガス処理
によってポリシリコン抵抗の抵抗値が大きく変化してし
まうために所望の抵抗値が得られないという問題があ
る。また、従来技術では、水素の拡散を阻害する膜のレ
イアウトの仕方によっては、所望の抵抗値を実現する方
法として、ポリシリコン抵抗の寸法を変えることもしく
は端子間の距離を変えることがある。例えば、同寸法で
さらに低い抵抗値を得るためには端子(コンタクト)間
を近付ける方法がある。しかし、その一方、さらに高い
抵抗値を得るにはポリシリコン抵抗のサイズを変更する
しか方法がない。そして、その修正は、少なくとも、ポ
リシリコン膜をパターニングするマスク、コンタクトマ
スク、アルミニウム配線のマスクに及んでしまい、かな
りの工程増になってしまうという問題があった。本発明
は、このような事情によりなされたものであり、FGガ
スによる処理を施した所望の抵抗値を有するポリシリコ
ン抵抗を備えた半導体装置及びその製造方法を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
に形成されたポリシリコン抵抗を形成する工程におい
て、ポリシリコン中の不純物濃度を1×1020cm-3
上とし、FGガス雰囲気で処理する際にポリシリコン抵
抗の少なくとも一部の上に水素の拡散を阻害する膜ある
いはアルミニウム配線を配置することを特徴としてい
る。ポリシリコンに注入する不純物を上記の範囲の値と
することでFGガス処理による抵抗値の変化を微小なも
のに抑える。また、ウェーハのポリシリコン抵抗を修正
する場合、ポリシリコン抵抗上に形成されている水素の
拡散を阻害する膜を修正することで抵抗値の変更が可能
であり、所望の値のポリシリコン抵抗を得ることが可能
になる。
【0007】すなわち、本発明の半導体装置は、半導体
基板と、前記半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形成さ
れ、ポリシリコン膜とこのポリシリコン膜に所定の間隔
で形成された第1及び第2の端子とを有するポリシリコ
ン抵抗と、前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前
記ポリシリコン抵抗の層より上層に形成された水素の拡
散を阻害する膜とを具備し、前記第1及び第2の端子間
の前記ポリシリコン膜は、含有する不純物が1×1020
cm-3以上であり、その直上を前記水素の拡散を阻害す
る膜によって少なくとも一部は被覆されていることを特
徴としている。前記水素の拡散を阻害する膜は、シリサ
イドもしくはアルミニウムであるようにしても良い。本
発明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上
の第1の絶縁膜の上に形成され、ポリシリコン膜とこの
ポリシリコン膜に所定の間隔で形成された第1及び第2
の端子とを有するポリシリコン抵抗と、前記半導体基板
上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリコン抵抗を被覆
するように形成された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁
膜上に形成されているアルミニウム配線とを具備し、前
記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含有
する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上を
前記アルミニウム配線によって少なくとも一部は被覆さ
れていることを特徴としている。前記ポリシリコン膜
は、その直上を前記アルミニウム配線によって少なくと
も30%は被覆されているようにしても良い。前記第1
の絶縁膜は、素子分離領域を構成していても良い。前記
アルミニウム配線は、第2の絶縁膜のコンタクト孔を介
して前記ポリシリコン抵抗の端子と電気的に接続されて
いるようにしても良い。
【0008】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板に形成された第1の絶縁膜上にポリシリコン膜を形
成する工程と、前記ポリシリコン膜に抵抗値を制御する
不純物をイオン注入する工程と、前記半導体基板上に前
記第1の絶縁膜及び前記ポリシリコン膜を被覆するよう
に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に
第1及び第2の端子を埋め込み、これら端子を前記ポリ
シリコン膜に所定の間隔で接続して、前記ポリシリコン
膜及び前記第1及び第2の端子から構成されたポリシリ
コン抵抗を形成する工程と、前記第2の絶縁膜上にアル
ミニウム配線を形成する工程と、前記アルミニウム配線
を形成後、前記ポリシリコン抵抗をFGガス雰囲気によ
りアニールする工程とを具備し、前記第1及び第2の端
子間の前記ポリシリコン膜は、含有する不純物が1×1
20cm-3以上であり、その直上を前記アルミニウム配
線によって少なくとも30%は被覆されていることを特
徴としている。また、本発明の半導体装置の製造方法
は、半導体基板に形成された第1の絶縁膜上にポリシリ
コン膜を形成する工程と、前記ポリシリコン膜に抵抗値
を制御する不純物をイオン注入する工程と、前記半導体
基板の全面にシリサイド膜を含むゲート構造の積層膜を
形成する工程と、前記ゲート構造の積層膜をパターニン
グして、前記半導体基板上に形成されているゲート絶縁
膜上にシリサイド膜を含むゲートを形成すると共に前記
ポリシリコン膜上に前記ゲート構造の積層膜を形成する
工程と、前記半導体基板上に前記ゲート、前記ゲート構
造の積層膜及び前記ポリシリコン抵抗を被覆するように
第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に第
1及び第2の端子を埋め込み、これら端子を前記ポリシ
リコン膜に所定の間隔で接続して、前記ポリシリコン膜
及び前記第1及び第2の端子から構成されたポリシリコ
ン抵抗を形成する工程と、前記ポリシリコン抵抗をFG
ガス雰囲気によりアニールする工程とを具備し、前記前
記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含有
する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上を
前記ゲート構造の積層膜によって少なくとも30%は被
覆されていることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1乃至図3及び図5を参照
して第1の実施例を説明する。図1は、ポリシリコン抵
抗を有する半導体装置の断面図である。シリコンなどの
p型半導体基板1の表面には、例えば、LOCOS法に
より形成された素子分離領域2が形成されている。素子
分離領域2の下には、低不純物濃度のp型領域12が
チャネルストッパーとして形成されている。素子分離領
域2上の所定領域にはポリシリコン抵抗10が所定の形
状にパターニングされている。素子領域には、MOSト
ランジスタのn型ソース/ドレイン領域3が形成されて
いる。ソース/ドレイン領域3間の上にはシリコン酸化
膜などからなるゲート絶縁膜4が形成され、その上にゲ
ート電極5が形成されている。ゲート電極5は、リンド
ープドポリシリコン膜とその上のタングステンシリサイ
ド(WSi)膜から構成されている。ゲート電極5上に
はシリコン窒化膜6が保護膜として形成されている。ゲ
ート絶縁膜4上のゲート電極5及びシリコン窒化膜6か
らなる積層構造体は、まず、半導体基板1の全面に積層
され、次に、ゲート構造にパターニングされて形成され
る。しかし、ゲート積層構造体は、ポリシリコン抵抗1
0の周縁を被覆する積層構造体5′として残しておく。
【0010】次に、シリコン酸化膜などの層間絶縁膜7
を半導体基板1に形成してポリシリコン抵抗10、シリ
コン窒化膜7、積層構造体5′などを被覆する。この層
間絶縁膜7の表面を平坦化し、この表面からポリシリコ
ン抵抗10に達するコンタクト孔を形成してこれにタン
グステンなどの接続プラグ8を埋め込む。そして、この
平坦化された層間絶縁膜7の表面にアルミニウム膜を堆
積させ、これをパターニングしてアルミニウム配線9を
形成する。図5に示すように、ポリシリコン抵抗10
は、端子がそれぞれ3つのコンタクト(接続プラグ)か
ら構成されている。ポリシリコン抵抗(R)10は、接
続プラグ8間のポリシリコン膜から構成されている。ア
ルミニウム配線9は、このポリシリコン抵抗10を少な
くとも部分的に(30%以上)被覆している(被覆領
域)。つまり、この実施例では、アルミニウム配線9が
水素の拡散を阻害する膜として用いられる。アルミニウ
ム配線9は、シリコン窒化膜などの保護絶縁膜11によ
り被覆される。
【0011】ポリシリコン抵抗10は、次にように形成
される。まず、トランジスタのゲート構造を形成する前
にポリシリコン膜を半導体基板1上に堆積させ、これを
パターニングして素子分離領域2上にポリシリコン抵抗
10を形成する。このポリシリコン抵抗10を所定の抵
抗値に設定するためにBF2 などの不純物をイオン注入
する。その時の平面抵抗は、例えば、約400Ω/□で
ある。その後ポリシリコン抵抗10は、アルミニウム配
線9を形成後FGガス雰囲気でアニールすることによっ
て抵抗値が低下する。FG(forming)ガスは、
2 ガスとH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、
例えば、N2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰
囲気に晒すことにより、FGガスの水素がポリシリコン
粒界表面の未結合手(ダイグリングボンド)に末端結合
し、その結果ポリシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FG
ガス処理が接触抵抗の低いオーミックコンタクトを得る
ために実施されるシンター処理に不可欠である以上、ポ
リシリコン抵抗として用いられる抵抗のFGガス処理後
の抵抗が処理前のポリシリコン膜の抵抗より低くならざ
るを得ない。
【0012】次に、図2及び図3を参照してFGガス処
理を施したポリシリコン抵抗の抵抗値のズレとアルミニ
ウム配線のポリシリコン抵抗に対する被覆率との関係を
説明する。図2及び図3は、ポリシリコン抵抗の抵抗値
ズレのアルミニウム配線のポリシリコン抵抗に対する被
覆率(Al被覆率)依存性を示す特性図である。縦軸
は、抵抗値ズレ(%)、横軸は、Al被覆率(%)であ
る。図2において、曲線A、B、Cは、ポリシリコン抵
抗に含有されるボロンの濃度を1×1020cm-3前後と
した特性図であり、曲線AからCにいくに従って不純物
濃度が上がっている。また、図3において、曲線Dは、
曲線D、E、Fは、ポリシリコン抵抗に含有されるボロ
ンの濃度を1.5×1019cm-3前後とした特性図であ
り、曲線DからFにいくに従って不純物濃度が上がって
いる。即ち図2は、高濃度(P+)ポリシリコン抵抗で
あり、図3は、低濃度(P)ポリシリコン抵抗である。
抵抗値ズレはAl被覆無しの抵抗R0の抵抗値とAl被
覆された抵抗R1の抵抗の差をR0で割った値((R1
−R0)/R0)を表わしている。図に示す様に、低濃
度(不純物濃度1.5×1019cm-3程度以下)のポリ
シリコン抵抗の場合、抵抗値ズレは、Al被覆率に大き
く依存している。しかし、不純物濃度が1.0×1020
cm-3以上の高濃度のポリシリコン抵抗の場合、Al被
覆率30%程度までは、抵抗値ズレとAl被覆率とは比
例関係にあるが、約30%を越えると、Al被覆率が高
くなっても殆ど抵抗値ズレが認められないか、わずかに
増えるに過ぎず、Al被覆率が高くても高々3%に過ぎ
ない。
【0013】以上のことから、ポリシリコン抵抗の不純
物含有量を1×1020cm-3以上とし、被覆率を調節し
てポリシリコン抵抗の抵抗値を所定値に設定することが
容易にできる。高濃度(1×1020cm-3以上)のポリ
シリコン抵抗の場合、Al被覆率を30%以上の任意の
割合にすれば、抵抗値ズレを約一定値にすることができ
る。また、従来技術では、所望の抵抗値(特に高い抵抗
値)を実現する方法として、ポリシリコン抵抗のサイズ
を変更するしか方法がないが、その修正は、少なくと
も、ポリシリコン膜をパターニングするマスク、コンタ
クトマスクアルミニウム配線のマスクに及んでしまい、
かなりの工程増になっていた。しかし、この実施例で
は、アルミニウム配線を修正して被覆率を変えるのみで
抵抗値の修正が可能になる。
【0014】次に、図4を参照して第2の実施例を説明
する。図4は、ポリシリコン抵抗を有する半導体装置の
断面図である。シリコンなどのp型半導体基板21の表
面には、例えば、LOCOS法により形成された素子分
離領域22が形成されている。素子分離領域22の下に
は、低不純物濃度のp型領域32がチャネルストッパ
ーとして形成されている。素子分離領域22上の所定領
域には不純物含有量が1×1020cm-3以上のポリシリ
コン抵抗20が所定の形状にパターニングされている。
素子領域には、MOSトランジスタのn型ソース/ドレ
イン領域23が形成されている。また、ソース/ドレイ
ン領域23間の上にはシリコン酸化膜などからなるゲー
ト絶縁膜24が形成され、その上にゲート電極25が形
成されている。ゲート電極25は、リンドープポリシリ
コン膜とその上のタングステンシリサイド(WSi)膜
から構成されている。ゲート電極25上にはシリコン窒
化膜26が保護膜として形成されている。ゲート絶縁膜
24上のゲート電極25及びシリコン窒化膜26からな
る積層構造体は、まず、半導体基板21の全面に積層さ
れ、次に、ゲート構造にパターニングされて形成され
る。しかし、ゲート積層構造体は、ポリシリコン抵抗2
0の周縁を被覆する積層構造体25′として、また、中
央部分を被覆する積層構造体25″として残しておく。
【0015】次に、シリコン酸化膜などの層間絶縁膜2
7を半導体基板1に形成してポリシリコン抵抗20、シ
リコン窒化膜27、積層構造体25′、25′などを被
覆する。この層間絶縁膜27の表面を平坦化し、この表
面からポリシリコン抵抗20に達するコンタクト孔を形
成してこれにタングステンなどの接続プラグ28を埋め
込む。そして、この平坦化された層間絶縁膜27の表面
にアルミニウム膜を堆積させ、これをパターニングして
アルミニウム配線29を形成する。ポリシリコン抵抗2
0は、接続プラグ28間のポリシリコン膜から構成され
ている。そして、積層構造体25″は、このポリシリコ
ン抵抗20を少なくとも部分的(30%以上)に被覆し
ている。つまり、この実施例では、積層構造体25″を
構成するタングステンシリサイドが水素の拡散を阻害す
る膜として用いられる。アルミニウム配線9は、シリコ
ン窒化膜などの保護絶縁膜11により被覆される。
【0016】ポリシリコン抵抗20は、次にように形成
される。まず、トランジスタのゲート構造を形成する前
にポリシリコン膜を半導体基板21上に堆積させ、これ
をパターニングして素子分離領域22上にポリシリコン
抵抗20を形成する。このポリシリコン抵抗20を所定
の抵抗値に設定するためにBF2 などの不純物をイオン
注入する。その時の平面抵抗は、約400Ω/□であ
る。その後ポリシリコン抵抗20は、アルミニウム配線
29を形成後FGガス雰囲気でアニールすることによっ
て抵抗値が低下する。FG(forming)ガスは、
2 ガスとH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、
例えば、N2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰
囲気に晒すことにより、素子分離領域などの絶縁膜上に
機械的強度の強いポリシリコン抵抗が形成されるが、F
Gガスの水素がポリシリコンに末端結合し、その結果ポ
リシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FGガス処理がポリ
シリコン抵抗を半導体装置に安定して組み込むために不
可欠である以上、ポリシリコン抵抗として用いられる抵
抗の固有抵抗が本来のポリシリコン膜の固有抵抗より低
いのが通常であった。この処理によりポリシリコン抵抗
が完成する。
【0017】FGガス処理による抵抗値の減少を部分的
に抑え、同じサイズの抵抗体で異なった抵抗値を有する
ポリシリコン抵抗が得られる。また、ウェーハのポリシ
リコン抵抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成
されている水素の拡散を阻害する膜を修正することによ
り抵抗値の変更が可能であり、その結果工程数減少が可
能になる。
【0018】次に、図6を参照して第3の実施例を説明
する。図6は、ポリシリコン抵抗を有する半導体装置の
断面図である。p型シリコン半導体基板41上にはn型
エピタキシャル層53が形成されており、その表面にL
OCOS素子分離領域42が形成されている。n型エピ
タキシャル層53の下にpウエル45が形成されており
その素子分離領域42の下にチャネルストッパーのp
型領域52が形成されている。また、n型エピタキシャ
ル層53と半導体基板41との間にはn型埋込み領域
44が形成され、pウエル45と半導体基板41との間
にはp型埋込み領域43が形成されている。このよう
な半導体基板の素子領域にnpnトランジスタが形成さ
れている。このトランジスタは、p型ベース領域4
6、ベース領域46の表面領域に形成されたp 型ベー
ス取り出しコンタクト領域と、ベース領域46に形成さ
れたn型エミッタ領域54と、表面からn型埋込み
領域44に達するコレクタ領域であるディープn型領
域51と、ディープn型領域51の表面領域に形成さ
れたn型コレクタコンタクト領域を備えている。そし
て、素子分離領域42の上に、不純物含有量が1×10
20cm-3以上のポリシリコン抵抗30が形成されてい
る。
【0019】次に、シリコン酸化膜などの層間絶縁膜4
7を半導体基板41に形成してポリシリコン抵抗30、
バイポーラトランジスタ、素子分離領域42などを被覆
する。この層間絶縁膜47の表面を平坦化し、この表面
からポリシリコン抵抗30に達するコンタクト孔を形成
してこれにタングステンなどの接続プラグ48を埋め込
む。そして、この平坦化された層間絶縁膜47の表面に
アルミニウム膜を堆積させ、これをパターニングしてア
ルミニウム配線49を形成する。ポリシリコン抵抗30
は、接続プラグ48間のポリシリコン膜から構成されて
いる。そして、アルミニウム配線49は、このポリシリ
コン抵抗30を少なくとも部分的に(30%以上)被覆
している。つまり、この実施例では、アルミニウム配線
49が水素の拡散を阻害する膜として用いられる。アル
ミニウム配線49は、シリコン窒化膜などの保護絶縁膜
50により被覆される。ポリシリコン抵抗30は、次に
ように形成される。まず、ポリシリコン膜を半導体基板
41上に堆積させ、これをパターニングして素子分離領
域42上にポリシリコン抵抗30を形成する。このポリ
シリコン抵抗30を所定の抵抗値に設定するためにBF
2 などの不純物をイオン注入する。その時の平面抵抗
は、約400Ω/□である。その後ポリシリコン抵抗3
0は、アルミニウム配線49を形成後FGガス雰囲気で
アニールすることによって抵抗値が低下する。
【0020】FG(forming)ガスは、N2 ガス
とH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、例えば、
2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰囲気に晒
すことにより、FGガスの水素がポリシリコン粒界表面
の未結合手(ダイグリングボンド)に末端結合し、その
結果ポリシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FGガス処理
が接触抵抗の低いオーミックコンタクトを得るために実
施されるシンター処理に不可欠である以上、ポリシリコ
ン抵抗として用いられる抵抗のFGガス処理後の抵抗が
処理前のポリシリコン膜の抵抗より低くならざるを得な
い。FGガス処理による抵抗値の減少を部分的に抑え、
同じサイズの抵抗体で異なった抵抗値を有するポリシリ
コン抵抗が得られる。また、ウェーハのポリシリコン抵
抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成されてい
る水素の拡散を阻害する膜を修正することにより抵抗値
の変更が可能であり、その結果工程数減少が可能にな
る。
【0021】以上の実施例において、水素の拡散を阻害
する膜として、アルミニウム配線やゲート電極を構成す
るシリサイド膜などを用いたが、本発明は、ポリシリコ
ン抵抗の上に配線やゲート電極とは別の構造の膜を用い
ることができる。以上、本発明のポリシリコン抵抗は、
MOSトランジスタを有する回路やバイポーラトランジ
スタを有する回路に形成される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上の構成により、不純物濃
度が1×1020cm-3以上のポリシリコン抵抗を形成す
る工程において、FGガス雰囲気で処理する際にポリシ
リコン抵抗の少なくとも一部の上に水素の拡散を阻害す
る膜あるいはアルミニウム配線を被覆配置することによ
りFGガス処理による抵抗値の減少を部分的に抑え、同
じサイズの抵抗体で異なった抵抗値を有するポリシリコ
ン抵抗を得ることができる。また、ウェーハのポリシリ
コン抵抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成さ
れている(ウェーハ処理工程中の後の方の工程で形成さ
れる)水素の拡散を阻害する膜を修正することにより抵
抗値の変更が可能であり、その結果、修正する工程が少
なくなるので、工程数を減少させることが可能になる。
また、水素の拡散を阻害する膜の上記ポリシリコン抵抗
に対する被覆率を30%以上にすると、抵抗値の変化が
止まり、抵抗値がどの被覆率でも一定になるので、抵抗
値変化の少ないポリシリコン抵抗が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリシリコン抵抗を有する半導体装置
の断面図。
【図2】ポリシリコン抵抗の抵抗値ズレのAl被覆率依
存性を示す特性図。
【図3】ポリシリコン抵抗の抵抗値ズレのAl被覆率依
存性を示す特性図。
【図4】本発明のポリシリコン抵抗を有する半導体装置
の断面図。
【図5】図1に示されたポリシリコン抵抗の斜視図。
【図6】本発明のポリシリコン抵抗を有する半導体装置
の断面図。
【図7】従来のポリシリコン抵抗を有する半導体装置の
断面図。
【符号の説明】
1、21、41、101・・・半導体基板、 2、22、42、102・・・素子分離領域、 3、23、103・・・ソース/ドレイン領域、 4、24、104・・・ゲート絶縁膜、 5、25、105・・・ゲート電極、 5′、25′、25″、105′・・・積層構造体、 6、26、106・・・シリコン窒化膜、 7、11、27、31、47、50、107、110・
・・層間絶縁膜、 8、28、48、108・・・接続プラグ、 9、29、49、109・・・アルミニウム配線、 10、20、30、100・・・ポリシリコン抵抗、 12、32、52・・・p型領域(チャネルストッパ
ー)、 43・・・p型埋込み領域、 44・・・n型埋
込み領域、 45・・・pウエル、 46・・・p型ベース領
域、 51・・・ディープn型領域、 53・・・n型エ
ピタキシャル層、 54・・・n型エミッタ領域。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形成され、ポリ
    シリコン膜とこのポリシリコン膜に所定の間隔で形成さ
    れた第1及び第2の端子とを有するポリシリコン抵抗
    と、 前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリ
    コン抵抗の層より上層に形成された水素の拡散を阻害す
    る膜とを具備し、 前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含
    有する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上
    を前記水素の拡散を阻害する膜によって少なくとも一部
    は被覆されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記水素の拡散を阻害する膜は、シリサ
    イドもしくはアルミニウムであることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 前記半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形成され、ポリ
    シリコン膜とこのポリシリコン膜に所定の間隔で形成さ
    れた第1及び第2の端子とを有するポリシリコン抵抗
    と、 前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリ
    コン抵抗を被覆するように形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成されているアルミニウム配線
    とを具備し、 前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含
    有する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上
    を前記アルミニウム配線によって少なくとも一部は被覆
    されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ポリシリコン膜は、その直上を前記
    アルミニウム配線によって少なくとも30%は被覆され
    ていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の絶縁膜は、素子分離領域を構
    成していることを特徴とする請求項1又は請求項4に記
    載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記アルミニウム配線は、第2の絶縁膜
    のコンタクト孔を介して前記ポリシリコン抵抗の端子と
    電気的に接続されていることを特徴とする請求項3乃至
    請求項5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板に形成された第1の絶縁膜上
    にポリシリコン膜を形成する工程と、 前記ポリシリコン膜に抵抗値を制御する不純物をイオン
    注入する工程と、 前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリ
    コン膜を被覆するように第2の絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第2の絶縁膜に第1及び第2の端子を埋め込み、こ
    れら端子を前記ポリシリコン膜に所定の間隔で接続し
    て、前記ポリシリコン膜及び前記第1及び第2の端子か
    ら構成されたポリシリコン抵抗を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上にアルミニウム配線を形成する工程
    と、 前記アルミニウム配線を形成後、前記ポリシリコン抵抗
    をFGガス雰囲気によりアニールする工程とを具備し、 前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含
    有する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上
    を前記アルミニウム配線によって少なくとも30%は被
    覆されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板に形成された第1の絶縁膜上
    にポリシリコン膜を形成する工程と、 前記ポリシリコン膜に抵抗値を制御する不純物をイオン
    注入する工程と、 前記半導体基板の全面にシリサイド膜を含むゲート構造
    の積層膜を形成する工程と、 前記ゲート構造の積層膜をパターニングして、前記半導
    体基板上に形成されているゲート絶縁膜上にシリサイド
    膜を含むゲートを形成すると共に前記ポリシリコン膜上
    に前記ゲート構造の積層膜を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記ゲート、前記ゲート構造の積層
    膜及び前記ポリシリコン抵抗を被覆するように第2の絶
    縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜に第1及び第2の端子を埋め込み、こ
    れら端子を前記ポリシリコン膜に所定の間隔で接続し
    て、前記ポリシリコン膜及び前記第1及び第2の端子か
    ら構成されたポリシリコン抵抗を形成する工程と、 前記ポリシリコン抵抗をFGガス雰囲気によりアニール
    する工程とを具備し、 前記前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜
    は、含有する不純物が1×1020cm-3以上であり、そ
    の直上を前記ゲート構造の積層膜によって少なくとも3
    0%は被覆されていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8084314B2 (en) * 2007-03-12 2011-12-27 Panasonic Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2012109535A (ja) * 2010-10-20 2012-06-07 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 抵抗素子及び反転バッファ回路
CN112086440A (zh) * 2019-06-13 2020-12-15 富士电机株式会社 电阻元件及其制造方法

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