JP2002009249A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
有するポリシリコン抵抗を備えた半導体装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に形成されたポリシリコ
ン抵抗10を形成する工程において、ポリシリコン中の
に注入する不純物濃度を1×1020cm-3以上としFG
ガス雰囲気で処理する際にポリシリコン抵抗10の少な
くとも一部の上に水素の拡散を阻害する膜あるいはアル
ミニウム配線9を配置する。ポリシリコンに注入する不
純物を上記の値とすることでFGガス処理による抵抗値
の変化を微小なものに抑える。また、ウェーハのポリシ
リコン抵抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成
されている水素の拡散を阻害する膜を修正することで抵
抗値の変更が可能であり、所望の値のポリシリコン抵抗
を得ることが可能になる。
Description
リシリコン抵抗を備えた半導体装置及びその製造方法に
関するものである。
バイポーラ集積回路やMOS集積回路中で出力を制御す
るリニア回路に多用されている。図7は、従来のポリシ
リコン抵抗が形成された半導体装置の断面図である。シ
リコンなどのp型半導体基板101表面には、LOCO
S(LOCal Oxidation ofSilicon)法により形成された素
子分離領域102が形成されている。素子分離領域の所
定領域にはポリシリコン抵抗100が所定の形状にパタ
ーニングされている。素子領域には、MOSトランジス
タのn型ソース/ドレイン領域103が形成されてい
る。ソース/ドレイン領域103間の上にはシリコン酸
化膜などからなるゲート絶縁膜104が形成され、その
上にゲート電極105が形成されている。ゲート電極1
05は、p+ポリシリコン膜とその上のタングステンシ
リサイド(WSi)膜から構成されている。ゲート電極
105上にはシリコン窒化膜106がタングステンシリ
サイド膜とp+ポリシリコン膜とをパターニングする際
のマスク材として形成されている。ゲート絶縁膜104
上のゲート電極105及びシリコン窒化膜106からな
る積層構造体は、まず、半導体基板101全面に積層さ
れ、次に、ゲート構造にパターニングされて形成され
る。しかし、ポリシリコン抵抗100の周縁にはゲート
積層構造体は、積層構造体105′として残しておく。
07を半導体基板101に形成してポリシリコン抵抗1
00、ゲート積層構造体などを被覆する。この層間絶縁
膜107の表面を平坦化し、この表面からポリシリコン
抵抗100に達するコンタクト孔を形成してこれにタン
グステンなどの接続プラグ108を埋め込む。そして、
この平坦化された層間絶縁膜107の表面にアルミニウ
ム膜を堆積させ、これをパターニングしてアルミニウム
配線109を形成する。アルミニウム配線109は、シ
リコン窒化膜などの保護絶縁膜110により被覆され
る。ポリシリコン抵抗100は、次にように形成され
る。まず、トランジスタのゲート構造を形成する前にポ
リシリコン膜を半導体基板101上に堆積させ、これを
パターニングして素子分離領域102上にポリシリコン
抵抗100を形成する。 このポリシリコン抵抗を所定
の抵抗値に設定するためにBF2 などの不純物をイオン
注入する。その時の平面抵抗は、イオン注入する不純物
量に依存するが、例えば、約400Ω/□である。その
後ポリシリコンの平面抵抗は、アルミニウム配線を形成
後に配線接触抵抗を低くする為に実施されるFGガス雰
囲気でのアニールによって低下する。
とH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、例えば、
N2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰囲気に晒
すことにより、FGガスの水素がポリシリコン粒界表面
の未結合手(ダイグリングボンド)に末端結合し、その
結果ポリシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FGガス処理
が接触抵抗の低いオーミックコンタクトを得るために実
施されるシンター処理に不可欠である以上、ポリシリコ
ン抵抗として用いられる抵抗のFGガス処理後の抵抗が
処理前のポリシリコン膜の抵抗より低くならざるを得な
い。
によってポリシリコン抵抗の抵抗値が大きく変化してし
まうために所望の抵抗値が得られないという問題があ
る。また、従来技術では、水素の拡散を阻害する膜のレ
イアウトの仕方によっては、所望の抵抗値を実現する方
法として、ポリシリコン抵抗の寸法を変えることもしく
は端子間の距離を変えることがある。例えば、同寸法で
さらに低い抵抗値を得るためには端子(コンタクト)間
を近付ける方法がある。しかし、その一方、さらに高い
抵抗値を得るにはポリシリコン抵抗のサイズを変更する
しか方法がない。そして、その修正は、少なくとも、ポ
リシリコン膜をパターニングするマスク、コンタクトマ
スク、アルミニウム配線のマスクに及んでしまい、かな
りの工程増になってしまうという問題があった。本発明
は、このような事情によりなされたものであり、FGガ
スによる処理を施した所望の抵抗値を有するポリシリコ
ン抵抗を備えた半導体装置及びその製造方法を提供す
る。
に形成されたポリシリコン抵抗を形成する工程におい
て、ポリシリコン中の不純物濃度を1×1020cm-3以
上とし、FGガス雰囲気で処理する際にポリシリコン抵
抗の少なくとも一部の上に水素の拡散を阻害する膜ある
いはアルミニウム配線を配置することを特徴としてい
る。ポリシリコンに注入する不純物を上記の範囲の値と
することでFGガス処理による抵抗値の変化を微小なも
のに抑える。また、ウェーハのポリシリコン抵抗を修正
する場合、ポリシリコン抵抗上に形成されている水素の
拡散を阻害する膜を修正することで抵抗値の変更が可能
であり、所望の値のポリシリコン抵抗を得ることが可能
になる。
基板と、前記半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形成さ
れ、ポリシリコン膜とこのポリシリコン膜に所定の間隔
で形成された第1及び第2の端子とを有するポリシリコ
ン抵抗と、前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前
記ポリシリコン抵抗の層より上層に形成された水素の拡
散を阻害する膜とを具備し、前記第1及び第2の端子間
の前記ポリシリコン膜は、含有する不純物が1×1020
cm-3以上であり、その直上を前記水素の拡散を阻害す
る膜によって少なくとも一部は被覆されていることを特
徴としている。前記水素の拡散を阻害する膜は、シリサ
イドもしくはアルミニウムであるようにしても良い。本
発明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上
の第1の絶縁膜の上に形成され、ポリシリコン膜とこの
ポリシリコン膜に所定の間隔で形成された第1及び第2
の端子とを有するポリシリコン抵抗と、前記半導体基板
上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリコン抵抗を被覆
するように形成された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁
膜上に形成されているアルミニウム配線とを具備し、前
記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含有
する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上を
前記アルミニウム配線によって少なくとも一部は被覆さ
れていることを特徴としている。前記ポリシリコン膜
は、その直上を前記アルミニウム配線によって少なくと
も30%は被覆されているようにしても良い。前記第1
の絶縁膜は、素子分離領域を構成していても良い。前記
アルミニウム配線は、第2の絶縁膜のコンタクト孔を介
して前記ポリシリコン抵抗の端子と電気的に接続されて
いるようにしても良い。
基板に形成された第1の絶縁膜上にポリシリコン膜を形
成する工程と、前記ポリシリコン膜に抵抗値を制御する
不純物をイオン注入する工程と、前記半導体基板上に前
記第1の絶縁膜及び前記ポリシリコン膜を被覆するよう
に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に
第1及び第2の端子を埋め込み、これら端子を前記ポリ
シリコン膜に所定の間隔で接続して、前記ポリシリコン
膜及び前記第1及び第2の端子から構成されたポリシリ
コン抵抗を形成する工程と、前記第2の絶縁膜上にアル
ミニウム配線を形成する工程と、前記アルミニウム配線
を形成後、前記ポリシリコン抵抗をFGガス雰囲気によ
りアニールする工程とを具備し、前記第1及び第2の端
子間の前記ポリシリコン膜は、含有する不純物が1×1
020cm-3以上であり、その直上を前記アルミニウム配
線によって少なくとも30%は被覆されていることを特
徴としている。また、本発明の半導体装置の製造方法
は、半導体基板に形成された第1の絶縁膜上にポリシリ
コン膜を形成する工程と、前記ポリシリコン膜に抵抗値
を制御する不純物をイオン注入する工程と、前記半導体
基板の全面にシリサイド膜を含むゲート構造の積層膜を
形成する工程と、前記ゲート構造の積層膜をパターニン
グして、前記半導体基板上に形成されているゲート絶縁
膜上にシリサイド膜を含むゲートを形成すると共に前記
ポリシリコン膜上に前記ゲート構造の積層膜を形成する
工程と、前記半導体基板上に前記ゲート、前記ゲート構
造の積層膜及び前記ポリシリコン抵抗を被覆するように
第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に第
1及び第2の端子を埋め込み、これら端子を前記ポリシ
リコン膜に所定の間隔で接続して、前記ポリシリコン膜
及び前記第1及び第2の端子から構成されたポリシリコ
ン抵抗を形成する工程と、前記ポリシリコン抵抗をFG
ガス雰囲気によりアニールする工程とを具備し、前記前
記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含有
する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上を
前記ゲート構造の積層膜によって少なくとも30%は被
覆されていることを特徴としている。
の形態を説明する。まず、図1乃至図3及び図5を参照
して第1の実施例を説明する。図1は、ポリシリコン抵
抗を有する半導体装置の断面図である。シリコンなどの
p型半導体基板1の表面には、例えば、LOCOS法に
より形成された素子分離領域2が形成されている。素子
分離領域2の下には、低不純物濃度のp−型領域12が
チャネルストッパーとして形成されている。素子分離領
域2上の所定領域にはポリシリコン抵抗10が所定の形
状にパターニングされている。素子領域には、MOSト
ランジスタのn型ソース/ドレイン領域3が形成されて
いる。ソース/ドレイン領域3間の上にはシリコン酸化
膜などからなるゲート絶縁膜4が形成され、その上にゲ
ート電極5が形成されている。ゲート電極5は、リンド
ープドポリシリコン膜とその上のタングステンシリサイ
ド(WSi)膜から構成されている。ゲート電極5上に
はシリコン窒化膜6が保護膜として形成されている。ゲ
ート絶縁膜4上のゲート電極5及びシリコン窒化膜6か
らなる積層構造体は、まず、半導体基板1の全面に積層
され、次に、ゲート構造にパターニングされて形成され
る。しかし、ゲート積層構造体は、ポリシリコン抵抗1
0の周縁を被覆する積層構造体5′として残しておく。
を半導体基板1に形成してポリシリコン抵抗10、シリ
コン窒化膜7、積層構造体5′などを被覆する。この層
間絶縁膜7の表面を平坦化し、この表面からポリシリコ
ン抵抗10に達するコンタクト孔を形成してこれにタン
グステンなどの接続プラグ8を埋め込む。そして、この
平坦化された層間絶縁膜7の表面にアルミニウム膜を堆
積させ、これをパターニングしてアルミニウム配線9を
形成する。図5に示すように、ポリシリコン抵抗10
は、端子がそれぞれ3つのコンタクト(接続プラグ)か
ら構成されている。ポリシリコン抵抗(R)10は、接
続プラグ8間のポリシリコン膜から構成されている。ア
ルミニウム配線9は、このポリシリコン抵抗10を少な
くとも部分的に(30%以上)被覆している(被覆領
域)。つまり、この実施例では、アルミニウム配線9が
水素の拡散を阻害する膜として用いられる。アルミニウ
ム配線9は、シリコン窒化膜などの保護絶縁膜11によ
り被覆される。
される。まず、トランジスタのゲート構造を形成する前
にポリシリコン膜を半導体基板1上に堆積させ、これを
パターニングして素子分離領域2上にポリシリコン抵抗
10を形成する。このポリシリコン抵抗10を所定の抵
抗値に設定するためにBF2 などの不純物をイオン注入
する。その時の平面抵抗は、例えば、約400Ω/□で
ある。その後ポリシリコン抵抗10は、アルミニウム配
線9を形成後FGガス雰囲気でアニールすることによっ
て抵抗値が低下する。FG(forming)ガスは、
N2 ガスとH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、
例えば、N2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰
囲気に晒すことにより、FGガスの水素がポリシリコン
粒界表面の未結合手(ダイグリングボンド)に末端結合
し、その結果ポリシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FG
ガス処理が接触抵抗の低いオーミックコンタクトを得る
ために実施されるシンター処理に不可欠である以上、ポ
リシリコン抵抗として用いられる抵抗のFGガス処理後
の抵抗が処理前のポリシリコン膜の抵抗より低くならざ
るを得ない。
理を施したポリシリコン抵抗の抵抗値のズレとアルミニ
ウム配線のポリシリコン抵抗に対する被覆率との関係を
説明する。図2及び図3は、ポリシリコン抵抗の抵抗値
ズレのアルミニウム配線のポリシリコン抵抗に対する被
覆率(Al被覆率)依存性を示す特性図である。縦軸
は、抵抗値ズレ(%)、横軸は、Al被覆率(%)であ
る。図2において、曲線A、B、Cは、ポリシリコン抵
抗に含有されるボロンの濃度を1×1020cm-3前後と
した特性図であり、曲線AからCにいくに従って不純物
濃度が上がっている。また、図3において、曲線Dは、
曲線D、E、Fは、ポリシリコン抵抗に含有されるボロ
ンの濃度を1.5×1019cm-3前後とした特性図であ
り、曲線DからFにいくに従って不純物濃度が上がって
いる。即ち図2は、高濃度(P+)ポリシリコン抵抗で
あり、図3は、低濃度(P)ポリシリコン抵抗である。
抵抗値ズレはAl被覆無しの抵抗R0の抵抗値とAl被
覆された抵抗R1の抵抗の差をR0で割った値((R1
−R0)/R0)を表わしている。図に示す様に、低濃
度(不純物濃度1.5×1019cm-3程度以下)のポリ
シリコン抵抗の場合、抵抗値ズレは、Al被覆率に大き
く依存している。しかし、不純物濃度が1.0×1020
cm-3以上の高濃度のポリシリコン抵抗の場合、Al被
覆率30%程度までは、抵抗値ズレとAl被覆率とは比
例関係にあるが、約30%を越えると、Al被覆率が高
くなっても殆ど抵抗値ズレが認められないか、わずかに
増えるに過ぎず、Al被覆率が高くても高々3%に過ぎ
ない。
物含有量を1×1020cm-3以上とし、被覆率を調節し
てポリシリコン抵抗の抵抗値を所定値に設定することが
容易にできる。高濃度(1×1020cm-3以上)のポリ
シリコン抵抗の場合、Al被覆率を30%以上の任意の
割合にすれば、抵抗値ズレを約一定値にすることができ
る。また、従来技術では、所望の抵抗値(特に高い抵抗
値)を実現する方法として、ポリシリコン抵抗のサイズ
を変更するしか方法がないが、その修正は、少なくと
も、ポリシリコン膜をパターニングするマスク、コンタ
クトマスクアルミニウム配線のマスクに及んでしまい、
かなりの工程増になっていた。しかし、この実施例で
は、アルミニウム配線を修正して被覆率を変えるのみで
抵抗値の修正が可能になる。
する。図4は、ポリシリコン抵抗を有する半導体装置の
断面図である。シリコンなどのp型半導体基板21の表
面には、例えば、LOCOS法により形成された素子分
離領域22が形成されている。素子分離領域22の下に
は、低不純物濃度のp−型領域32がチャネルストッパ
ーとして形成されている。素子分離領域22上の所定領
域には不純物含有量が1×1020cm-3以上のポリシリ
コン抵抗20が所定の形状にパターニングされている。
素子領域には、MOSトランジスタのn型ソース/ドレ
イン領域23が形成されている。また、ソース/ドレイ
ン領域23間の上にはシリコン酸化膜などからなるゲー
ト絶縁膜24が形成され、その上にゲート電極25が形
成されている。ゲート電極25は、リンドープポリシリ
コン膜とその上のタングステンシリサイド(WSi)膜
から構成されている。ゲート電極25上にはシリコン窒
化膜26が保護膜として形成されている。ゲート絶縁膜
24上のゲート電極25及びシリコン窒化膜26からな
る積層構造体は、まず、半導体基板21の全面に積層さ
れ、次に、ゲート構造にパターニングされて形成され
る。しかし、ゲート積層構造体は、ポリシリコン抵抗2
0の周縁を被覆する積層構造体25′として、また、中
央部分を被覆する積層構造体25″として残しておく。
7を半導体基板1に形成してポリシリコン抵抗20、シ
リコン窒化膜27、積層構造体25′、25′などを被
覆する。この層間絶縁膜27の表面を平坦化し、この表
面からポリシリコン抵抗20に達するコンタクト孔を形
成してこれにタングステンなどの接続プラグ28を埋め
込む。そして、この平坦化された層間絶縁膜27の表面
にアルミニウム膜を堆積させ、これをパターニングして
アルミニウム配線29を形成する。ポリシリコン抵抗2
0は、接続プラグ28間のポリシリコン膜から構成され
ている。そして、積層構造体25″は、このポリシリコ
ン抵抗20を少なくとも部分的(30%以上)に被覆し
ている。つまり、この実施例では、積層構造体25″を
構成するタングステンシリサイドが水素の拡散を阻害す
る膜として用いられる。アルミニウム配線9は、シリコ
ン窒化膜などの保護絶縁膜11により被覆される。
される。まず、トランジスタのゲート構造を形成する前
にポリシリコン膜を半導体基板21上に堆積させ、これ
をパターニングして素子分離領域22上にポリシリコン
抵抗20を形成する。このポリシリコン抵抗20を所定
の抵抗値に設定するためにBF2 などの不純物をイオン
注入する。その時の平面抵抗は、約400Ω/□であ
る。その後ポリシリコン抵抗20は、アルミニウム配線
29を形成後FGガス雰囲気でアニールすることによっ
て抵抗値が低下する。FG(forming)ガスは、
N2 ガスとH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、
例えば、N2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰
囲気に晒すことにより、素子分離領域などの絶縁膜上に
機械的強度の強いポリシリコン抵抗が形成されるが、F
Gガスの水素がポリシリコンに末端結合し、その結果ポ
リシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FGガス処理がポリ
シリコン抵抗を半導体装置に安定して組み込むために不
可欠である以上、ポリシリコン抵抗として用いられる抵
抗の固有抵抗が本来のポリシリコン膜の固有抵抗より低
いのが通常であった。この処理によりポリシリコン抵抗
が完成する。
に抑え、同じサイズの抵抗体で異なった抵抗値を有する
ポリシリコン抵抗が得られる。また、ウェーハのポリシ
リコン抵抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成
されている水素の拡散を阻害する膜を修正することによ
り抵抗値の変更が可能であり、その結果工程数減少が可
能になる。
する。図6は、ポリシリコン抵抗を有する半導体装置の
断面図である。p型シリコン半導体基板41上にはn型
エピタキシャル層53が形成されており、その表面にL
OCOS素子分離領域42が形成されている。n型エピ
タキシャル層53の下にpウエル45が形成されており
その素子分離領域42の下にチャネルストッパーのp−
型領域52が形成されている。また、n型エピタキシャ
ル層53と半導体基板41との間にはn+型埋込み領域
44が形成され、pウエル45と半導体基板41との間
にはp+型埋込み領域43が形成されている。このよう
な半導体基板の素子領域にnpnトランジスタが形成さ
れている。このトランジスタは、p−型ベース領域4
6、ベース領域46の表面領域に形成されたp +型ベー
ス取り出しコンタクト領域と、ベース領域46に形成さ
れたn+型エミッタ領域54と、表面からn+型埋込み
領域44に達するコレクタ領域であるディープn+型領
域51と、ディープn+型領域51の表面領域に形成さ
れたn+型コレクタコンタクト領域を備えている。そし
て、素子分離領域42の上に、不純物含有量が1×10
20cm-3以上のポリシリコン抵抗30が形成されてい
る。
7を半導体基板41に形成してポリシリコン抵抗30、
バイポーラトランジスタ、素子分離領域42などを被覆
する。この層間絶縁膜47の表面を平坦化し、この表面
からポリシリコン抵抗30に達するコンタクト孔を形成
してこれにタングステンなどの接続プラグ48を埋め込
む。そして、この平坦化された層間絶縁膜47の表面に
アルミニウム膜を堆積させ、これをパターニングしてア
ルミニウム配線49を形成する。ポリシリコン抵抗30
は、接続プラグ48間のポリシリコン膜から構成されて
いる。そして、アルミニウム配線49は、このポリシリ
コン抵抗30を少なくとも部分的に(30%以上)被覆
している。つまり、この実施例では、アルミニウム配線
49が水素の拡散を阻害する膜として用いられる。アル
ミニウム配線49は、シリコン窒化膜などの保護絶縁膜
50により被覆される。ポリシリコン抵抗30は、次に
ように形成される。まず、ポリシリコン膜を半導体基板
41上に堆積させ、これをパターニングして素子分離領
域42上にポリシリコン抵抗30を形成する。このポリ
シリコン抵抗30を所定の抵抗値に設定するためにBF
2 などの不純物をイオン注入する。その時の平面抵抗
は、約400Ω/□である。その後ポリシリコン抵抗3
0は、アルミニウム配線49を形成後FGガス雰囲気で
アニールすることによって抵抗値が低下する。
とH2 ガスとの混合ガスを表わし、流量比が、例えば、
N2 /H2 =9/1の割合である。FGガス雰囲気に晒
すことにより、FGガスの水素がポリシリコン粒界表面
の未結合手(ダイグリングボンド)に末端結合し、その
結果ポリシリコン抵抗の抵抗値が下がる。FGガス処理
が接触抵抗の低いオーミックコンタクトを得るために実
施されるシンター処理に不可欠である以上、ポリシリコ
ン抵抗として用いられる抵抗のFGガス処理後の抵抗が
処理前のポリシリコン膜の抵抗より低くならざるを得な
い。FGガス処理による抵抗値の減少を部分的に抑え、
同じサイズの抵抗体で異なった抵抗値を有するポリシリ
コン抵抗が得られる。また、ウェーハのポリシリコン抵
抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成されてい
る水素の拡散を阻害する膜を修正することにより抵抗値
の変更が可能であり、その結果工程数減少が可能にな
る。
する膜として、アルミニウム配線やゲート電極を構成す
るシリサイド膜などを用いたが、本発明は、ポリシリコ
ン抵抗の上に配線やゲート電極とは別の構造の膜を用い
ることができる。以上、本発明のポリシリコン抵抗は、
MOSトランジスタを有する回路やバイポーラトランジ
スタを有する回路に形成される。
度が1×1020cm-3以上のポリシリコン抵抗を形成す
る工程において、FGガス雰囲気で処理する際にポリシ
リコン抵抗の少なくとも一部の上に水素の拡散を阻害す
る膜あるいはアルミニウム配線を被覆配置することによ
りFGガス処理による抵抗値の減少を部分的に抑え、同
じサイズの抵抗体で異なった抵抗値を有するポリシリコ
ン抵抗を得ることができる。また、ウェーハのポリシリ
コン抵抗を修正する場合、ポリシリコン抵抗上に形成さ
れている(ウェーハ処理工程中の後の方の工程で形成さ
れる)水素の拡散を阻害する膜を修正することにより抵
抗値の変更が可能であり、その結果、修正する工程が少
なくなるので、工程数を減少させることが可能になる。
また、水素の拡散を阻害する膜の上記ポリシリコン抵抗
に対する被覆率を30%以上にすると、抵抗値の変化が
止まり、抵抗値がどの被覆率でも一定になるので、抵抗
値変化の少ないポリシリコン抵抗が得られる。
の断面図。
存性を示す特性図。
存性を示す特性図。
の断面図。
の断面図。
断面図。
・・層間絶縁膜、 8、28、48、108・・・接続プラグ、 9、29、49、109・・・アルミニウム配線、 10、20、30、100・・・ポリシリコン抵抗、 12、32、52・・・p+型領域(チャネルストッパ
ー)、 43・・・p+型埋込み領域、 44・・・n+型埋
込み領域、 45・・・pウエル、 46・・・p−型ベース領
域、 51・・・ディープn+型領域、 53・・・n型エ
ピタキシャル層、 54・・・n+型エミッタ領域。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形成され、ポリ
シリコン膜とこのポリシリコン膜に所定の間隔で形成さ
れた第1及び第2の端子とを有するポリシリコン抵抗
と、 前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリ
コン抵抗の層より上層に形成された水素の拡散を阻害す
る膜とを具備し、 前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含
有する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上
を前記水素の拡散を阻害する膜によって少なくとも一部
は被覆されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記水素の拡散を阻害する膜は、シリサ
イドもしくはアルミニウムであることを特徴とする請求
項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板と、 前記半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形成され、ポリ
シリコン膜とこのポリシリコン膜に所定の間隔で形成さ
れた第1及び第2の端子とを有するポリシリコン抵抗
と、 前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリ
コン抵抗を被覆するように形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成されているアルミニウム配線
とを具備し、 前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含
有する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上
を前記アルミニウム配線によって少なくとも一部は被覆
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 前記ポリシリコン膜は、その直上を前記
アルミニウム配線によって少なくとも30%は被覆され
ていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1の絶縁膜は、素子分離領域を構
成していることを特徴とする請求項1又は請求項4に記
載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記アルミニウム配線は、第2の絶縁膜
のコンタクト孔を介して前記ポリシリコン抵抗の端子と
電気的に接続されていることを特徴とする請求項3乃至
請求項5のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項7】 半導体基板に形成された第1の絶縁膜上
にポリシリコン膜を形成する工程と、 前記ポリシリコン膜に抵抗値を制御する不純物をイオン
注入する工程と、 前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜及び前記ポリシリ
コン膜を被覆するように第2の絶縁膜を形成する工程
と、 前記第2の絶縁膜に第1及び第2の端子を埋め込み、こ
れら端子を前記ポリシリコン膜に所定の間隔で接続し
て、前記ポリシリコン膜及び前記第1及び第2の端子か
ら構成されたポリシリコン抵抗を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上にアルミニウム配線を形成する工程
と、 前記アルミニウム配線を形成後、前記ポリシリコン抵抗
をFGガス雰囲気によりアニールする工程とを具備し、 前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜は、含
有する不純物が1×1020cm-3以上であり、その直上
を前記アルミニウム配線によって少なくとも30%は被
覆されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板に形成された第1の絶縁膜上
にポリシリコン膜を形成する工程と、 前記ポリシリコン膜に抵抗値を制御する不純物をイオン
注入する工程と、 前記半導体基板の全面にシリサイド膜を含むゲート構造
の積層膜を形成する工程と、 前記ゲート構造の積層膜をパターニングして、前記半導
体基板上に形成されているゲート絶縁膜上にシリサイド
膜を含むゲートを形成すると共に前記ポリシリコン膜上
に前記ゲート構造の積層膜を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記ゲート、前記ゲート構造の積層
膜及び前記ポリシリコン抵抗を被覆するように第2の絶
縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜に第1及び第2の端子を埋め込み、こ
れら端子を前記ポリシリコン膜に所定の間隔で接続し
て、前記ポリシリコン膜及び前記第1及び第2の端子か
ら構成されたポリシリコン抵抗を形成する工程と、 前記ポリシリコン抵抗をFGガス雰囲気によりアニール
する工程とを具備し、 前記前記第1及び第2の端子間の前記ポリシリコン膜
は、含有する不純物が1×1020cm-3以上であり、そ
の直上を前記ゲート構造の積層膜によって少なくとも3
0%は被覆されていることを特徴とする半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000190689A JP2002009249A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000190689A JP2002009249A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002009249A true JP2002009249A (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=18690116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000190689A Pending JP2002009249A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002009249A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8084314B2 (en) * | 2007-03-12 | 2011-12-27 | Panasonic Corporation | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
| JP2012109535A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-06-07 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 抵抗素子及び反転バッファ回路 |
| CN112086440A (zh) * | 2019-06-13 | 2020-12-15 | 富士电机株式会社 | 电阻元件及其制造方法 |
-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000190689A patent/JP2002009249A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8084314B2 (en) * | 2007-03-12 | 2011-12-27 | Panasonic Corporation | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
| JP2012109535A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-06-07 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 抵抗素子及び反転バッファ回路 |
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