JP2002128807A - エチレン−酢酸ビニル共重合体の製造方法 - Google Patents
エチレン−酢酸ビニル共重合体の製造方法Info
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Abstract
−酢酸ビニル共重合体の製造方法を提供すること。 【解決手段】 ジャケット及び/又はコイルによる冷却
手段を有する重合缶を用いて、エチレンと酢酸ビニルの
連続重合を行うにあたり、ジャケット及び/又はコイル
の伝熱面積(A:m2)と時間当たりの重合発熱量
(Q;kcal)が、下記(1)式の関係を満たす条件
で行う。 A<Q/2000 ・・・(1)
Description
ニル共重合体の製造方法に関し、更に詳しくは、重合時
にゲル化物やスケールの発生を抑制することができ、更
には成形性に優れるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物の原料となるエチレン−酢酸ビニル共重合体の製造
方法に関する。
はガスバリアー性、機械的強度等の諸性質に優れている
ことから、フィルム、シート、容器、繊維等の各種用途
に多用されている。該ケン化物はエチレンと酢酸ビニル
を共重合し、次いでケン化することによって製造され、
エチレン−酢酸ビニル共重合体は、該ケン化物の重要な
原料でもある。
続重合は、通常ジャケット・コイルや還流コンデンサー
のついた高圧の重合缶が用いられ、メタノール等のアル
コール系溶媒と共に原料であるエチレン及び酢酸ビニル
を導入して行われているが、ゲル状物の生成、或いは重
合缶の壁面等でのスケール成長が連続重合のロングラン
を妨げることが懸念される。
公報には、重合缶の外部に熱交換器を設けて、かかる熱
交換器に酢酸ビニル(及び溶媒)を通過させて冷却し、
かつ、重合缶から導出されるエチレンを該酢酸ビニル
(及び溶媒)に吸収させ、重合缶に導入して重合缶内で
エチレンを気化させることにより重合熱を除去する方法
が記載されている。
たところ、かかる方法を効果的に行うには、重合缶に導
入する酢酸ビニル及び溶媒をかなり冷却し、かつ吸収さ
せるエチレン量を多くする必要があり、エチレン量をあ
まり多くすると重合缶内で発泡現象が起こって重合缶が
汚染したり、配管の閉塞につながることが判明した。そ
こで、本出願人は、冷却用のジャケット或いはコイルを
設けた従来の重合缶を用いた重合におけるスケール防止
対策として、重合缶の天板部分を冷却する方法(特開平
11−116637号、特開平11−116638号)
を提案した。
天板を冷却する方法では、重合反応液と接触しない気相
部でのスケール防止効果はあるものの、重合反応液との
接液部でのスケール防止効果が不十分で改良の余地があ
ることが判明した。
の問題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ジャケッ
ト及び/又はコイルによる冷却手段を有する重合缶を用
いて、エチレンと酢酸ビニルの連続重合を行うにあた
り、ジャケット及び/又はコイルの伝熱面積(A:
m2)と時間当たりの重合発熱量(Q;kcal/h
r)が、下記(1)式の関係を満たす条件で行うとき、
上記の問題点を解決できることを見いだして本発明を完
成するに至った。 A<Q/2000 ・・・(1)
エチレンと酢酸ビニルの共重合の方法としては、溶液重
合、懸濁重合、塊状重合、乳化重合のいずれにも適応さ
れ得るが、本発明においては、溶液重合或いは塊状重合
が好適に選択され、以下溶液重合を例に挙げて説明する
が、これに限定されるものではない。
ルを溶媒中で触媒の共存下で重合させればよく、かかる
溶媒としては、炭素数4以下のアルコール又は炭素数4
以下のアルコールを主とする混合溶媒が用いられ、該ア
ルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等が挙げられるが、好ましくはメタノールが用いら
れ、溶媒量としては酢酸ビニル100重量部に対して、
1〜60重量部が好ましい。
剤であれば特に制限なく用いられるが、好ましくは2,
2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2′−アゾビス−(2,4,4−トリメチル
バレロニトリル)、2,2′−アゾビスイソブチロニト
リル、2,2′−アゾビス−(4−メトキシ−2,4−
ジメチルバレロニトリル)などのアゾ化合物、t−ブチ
ルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキ
シネオデカノエート、t−アミルパーオキシネオデカノ
エート、t−ブチルパーピバレートなどのアルキルパー
エステル類、ビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)
パーオキシ−ジ−カーボネート、ジ−シクロヘキシルパ
ーオキシ−ジ−カーボネート、ビス(2−エチルヘキシ
ル)ジ−sec−ブチルパーオキシ−ジ−カーボネー
ト、ジ−イソプロピルパーオキシ−ジ−カーボネートな
どのパーオキシ−ジ−カーボネート類、アセチルパーオ
キシド、ベンゾイルパーオキシド、ジ−ラウロイルパー
オキシド、ジ−デカノイルパ−オキシド、ジ−オクタノ
イルパーオキシド、ジ−プロピルパーオキシドなどのジ
アシルパーオキシド類などがある。
によって一概に言えないが、通常は酢酸ビニル100重
量部に対して、0.002〜0.1重量部(更には0.
004〜0.07重量部、特には0.006〜0.06
重量部)が好ましく、0.002重量部未満では、触媒
効率が悪く重合時間が長くなったり、重合が進まない場
合があり、0.1重量部を越えると、重合の制御が困難
となったり、重合終了後も触媒が残存して後重合を起こ
すことがあり好ましくない。
しては任意の手段が採用され、代表的には、酢酸ビニ
ル、溶媒、触媒全てを事前に混合した後、一括して仕込
む方法、溶媒に溶解した触媒、酢酸ビニル、溶媒を別
々に仕込む方法、酢酸ビニル、触媒と溶媒の混合液を
別々に仕込む方法、酢酸ビニルと溶媒の混合液、触媒
と溶媒の混合液を別々に仕込む方法等が挙げられる。
には55〜70℃である。該重合温度が40℃未満では
重合に長時間を要し、重合時間を短縮しようとすると触
媒量が多量に必要となり、逆に80℃を越えると重合制
御が困難となり好ましくない。重合缶内での重合反応液
の平均滞留時間は、2〜8時間が好ましく、更には2〜
6時間である。該滞留時間が2時間未満では重合温度を
高くしたり、触媒量を多く設定しなければならず、重合
制御が困難となり、逆に8時間を越えると生産性の面で
問題があり好ましくない。
重合制御が可能な範囲で出来るだけ高く設定されること
が好ましいが、本発明においては、25〜60%(更に
は35〜50%)に設定することが好ましく、該重合率
が25%未満では未反応の酢酸ビニルやエチレンをリサ
イクルするための動熱費が大きくなって経済的に不利で
あり、また、ゲル状物のやスケールの発生は比較的少な
く本発明の作用効果を十分に発揮することができない場
合もあり、逆に60%を越えると重合反応液の粘度が高
くなり過ぎるために重合温度の制御が困難となって好ま
しくない。
合体中のエチレン含有量は、後述のように該共重合体を
ケン化して得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物の諸物性を考慮すれば、10〜60モル%程度とす
ることが好ましく、この時のエチレン圧力としては、
0.9〜8MPa程度に設定される。勿論用途によって
は、エチレン含有量を10モル%未満或いは60モル%
を越えるようにすることも可能である。
ビニル以外に、これらと共重合可能なエチレン性不飽和
単量体を共重合成分として含有して(共存重合させて)
も差支えない。該単量体としては、例えばプロピレン、
イソブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オク
タデセン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコ
ン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジ
アルキルエステル等、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルア
ミド等のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホ
ン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸
あるいはその塩、アルキルビニルエーテル類、N−アク
リルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、
アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルア
リルビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリ
ルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエー
テルなどのポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオ
キシプロピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシア
ルキレン(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン
(メタ)アクリルアミド、ポリオキシプロピレン(メ
タ)アクリルアミド等のポリオキシアルキレン(メタ)
アクリルアミド、ポリオキシエチレン(1−(メタ)ア
クリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)エステル、
ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキシプロピ
レンビニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルアミ
ン、ポリオキシプロピレンアリルアミン、ポリオキシエ
チレンビニルアミン、ポリオキシプロピレンビニルアミ
ン等が挙げられる。
ニル共重合体の連続重合に行うにあたり、ジャケット及
び/又はコイルによる冷却手段を有する重合缶を用い
て、ジャケット及び/又はコイルの伝熱面積(A:
m2)と時間当たりの重合発熱量(Q;kcal/h
r)を下記(1)式の関係を満たすように重合を行うこ
とを最大の特徴とするもので、これについて説明する。 A<Q/2000 ・・・(1)
トにおいては、ジャケットで冷却される重合缶の表面積
の内、重合反応液が接する部分の面積で、コイルにおい
ては、同様に重合反応液に接する部分の面積である。か
かる伝熱面積を特定するには、重合反応液の体積と反応
缶の形状や内容積等の関係から算出することができる
が、実際に重合反応液が接する面積が特定させれば良
く、これに限定されるものではない。尚、かかる重合反
応液の体積を算出するには、以下の式より算出すること
ができる。 重合反応液の体積(m3)=(1.13M+1.33S+2.27
E)×θ/1000 ここで、M:酢酸ビニルの仕込み量(kg/hr) S:溶媒の仕込み量(kg/hr) θ:重合反応液の平均滞留時間(hr) E:下記式で算出される値 E=exp(0.406P−0.018T−2.31)×M+exp(0.341P−
0.018T−2.49)×S ここで、P:重合缶内におけるエチレンの圧力(MP
a) T:重合温度(℃) また、冷却手段として、ジャケットとコイルを併用する
ときは、両方の伝熱面積の和をAとする。
しては公知のものを使用することができ、例えば、ジャ
ケットについては、重合缶の外側が側壁や底部のほぼ全
域に冷媒を流せるように覆われたものや側壁のみが冷媒
相で覆われたもの等を挙げることができ、また、コイル
としては、直径25〜150mm程度の内径を有するス
テンレス製の渦巻き状の管を挙げることができ、通常は
重合缶内の重合反応液と接する位置に設けられる。本発
明の作用効果を大きくするには、重合反応液と接する重
合缶内の表面を可能な限りジャケット等で冷却するよう
にし、かつ、それらの表面積を可能な限り小さくするこ
とが望ましい。
水が流されるが、その水温や流量は、重合反応液の温度
を目的の温度に保つように制御される。また、上記の時
間当たりの重合発熱量(Q;kcal/hr)とは、酢
酸ビニル及びエチレンの重合熱を基に、酢酸ビニルの重
合率と生成されるポリマーの組成から算出されるもので
あり、酢酸ビニルの重合熱としては、21.3kcal
/モル、エチレンの重合熱としては、22.2kcal
/モルを用いることができる。
イルに供給される冷媒の温度と重合温度との差を12℃
以上(更には20℃以上、特には30℃以上)とするこ
とが好ましく、かかる温度差が12℃未満では、ゲル状
物やスケールの発生を抑制する効果が小さくなって好ま
しくない。尚、かかる温度差は、重合缶内での滞留時間
や重合率等を変えることにより調整することが可能であ
る。
スケールの発生を抑制しながらエチレン−酢酸ビニル共
重合体が得られるわけであるが、かかるエチレン−酢酸
ビニル共重合体は、接着剤、粘着剤、塗料、繊維・織物
の加工剤、紙・皮革の加工剤、各種材料のバインダー、
セメント・モルタルの混和液等に利用され、特にエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の原料としても有用で
あり、かかるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の
製造法について以下説明する。
物の製造に用いる場合のエチレン−酢酸ビニル共重合体
のエチレン含有量は、10〜60モル%(更には20〜
60モル%)が好ましく、かかる含有量が10モル%未
満では、得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物を溶融成形する場合に溶融成形性が低下すると共に得
られる溶融成形物の高湿度下でのガスバリア性が大きく
低下し、逆に60モル%を越えると該ケン化物を溶融成
形した場合に得られる溶融成形物の機械的強度及びガス
バリア性が十分でなく好ましくない。かかるエチレン含
有量は、前述のように、重合缶内のエチレン圧等により
コントロールすることができる。
重合体をケン化するにあたっては、ケン化触媒の共存下
に実施される。
共重合体を、アルコール(通常メタノールが用いられ
る)又はアルコール含有媒体中に、通常30〜60重量
%程度の濃度になるように溶解し、アルカリ触媒(通常
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属
水酸化物が用いられる。場合により酸触媒によりケン化
されることもある)を添加して40〜140℃の温度で
反応せしめる。
共重合体ケン化物の酢酸ビニル成分のケン化度は80〜
100モル%(更には90〜100モル%、特に95〜
100モル%)とすることが好ましく、かかるケン化度
が80モル%未満の場合、該エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物を用いて溶融成形する場合の熱安定性が悪
くなると共に、得られた成形物も機械的強度やガスバリ
ア性が大きく低下して好ましくない。
ル共重合体ケン化物のアルコール溶液(そのままでもよ
いが、好ましくは直接水を加えるか、或いは水を加えて
該ケン化物のアルコール溶液を適宜濃度調整して)は、
アルコール/水溶液としてストランド製造用の溶液とす
る。
ン化物のアルコール/水溶液は、水又は水/アルコール
(混合)溶液等の凝固液中にストランド状に押し出して
析出させる。
ペレット状となり、次いで水洗される。水洗されたペレ
ットは、酸及び/又はそれらの塩類等の薬剤の水溶液中
に浸漬させる等の方法で化学処理されることが好まし
く、かかる薬剤としては、ギ酸、酢酸、アジピン酸、リ
ン酸、ホウ酸あるいはそれらの塩類等が挙げられ、より
好ましくは酢酸が用いられる。
て所望する成形物に成形されるのであるが、溶融成形に
際しての温度条件としては160〜260℃程度とする
のが望ましい。成形に際しては必要に応じガラス繊維、
炭素繊維などの補強材、フィラー、着色剤、ハイドロタ
ルサイトなどの安定剤、発泡剤、乾燥剤などの公知の添
加剤を適当量配合することもある。又、エチレン−酢酸
ビニル共重合体ケン化物には改質用の熱可塑性樹脂等を
適当量配合することもできる。
法、押出成形法など任意の成形法が採用できる。このう
ち押出成形法としてはT−ダイ法、中空成形法、パイプ
押出法、線条押出法、異形ダイ押出法、インフレーショ
ン法などが挙げられるが、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物単独の成形物(フィルム、シート、テープ、
ボトル、パイプ、フィラメント、異型断面押出物など)
のみならず、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層
と他の熱可塑性樹脂層との共押出成形も可能である。
する。尚、実施例中、「部」、「%」とあるのは、特に
断りのない限り重量基準である。
攪拌機つき重合缶を用いて、表1に示される条件下でエ
チレンと酢酸ビニルの連続重合を行った。尚、連続重合
中はジャケットに導入する冷媒(水)の流量は常時一定
とし、冷媒の入り口温度により重合温度を目標値になる
よう制御した。
れる反応液中のゲル状物(メタノール不溶分)を経時的
に測定した結果、終始50ppm以下で、100日間の
重合缶内を観察したが、スケールは殆んど認められなか
った。尚、かかるゲル化物は、重合反応液をメタノール
で約20倍に希釈後、60℃で2時間加熱して、その後
400メッシュの金網で濾過及び同量の60℃メタノー
ルで洗浄し、金網上に残ったゲル状物を蒸発乾固させて
重量を測定して採取した重合反応液に対する含有量(p
pm)を測定した(以下、同様)。上記の連続重合(1
00日後)で得られた重合反応液500リットルをポリ
プロピレン製の目開き25ミクロンのカートリッジ型フ
ィルターに通したが、該フィルターに目詰まりは認めら
れず、500リットル全量を通過させることができた。
られたエチレン−酢酸ビニル共重合体50部をメタノー
ル50部に溶解させて溶液とした後、該共重合体中の酢
酸ビニル基に対して0.017当量の水酸化ナトリウム
を含有するメタノール溶液150部を加えて、120〜
130℃、圧力0.4MPaで、30分間ケン化反応を
行って、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(ケン
化度99.8モル%)のメタノール溶液(樹脂分濃度3
0%)を得た。
液60部を、該エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
のメタノール溶液に共沸下で供給し、100〜110
℃、圧力0.3MPaで、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物のメタノール/水溶液中の樹脂分濃度が40
%になるまでメタノールを留出させ、完全透明なメタノ
ール/水均一溶液を得た。
重合体ケン化物のメタノール/水溶液を、水/メタノー
ル溶液(重量比95/5)よりなる5℃に維持された凝
固液槽に、円筒形状のノズルより、10kg/時の速度
でストランド状に押し出し、凝固後にストランドを切断
してペレット状のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物を得た。
合体ケン化物を以下の条件で製膜し、得られたフィルム
の透明性、フィッシュアイを以下の様に評価した。
フィルムを通して目視観察して、以下のように評価し
た。 ○・・・印字がハッキリ見える ×・・・印字が僅かにぼやける
視観察して、フィルム100cm2当たりのフィッシュ
アイの数を測定した。 ○・・・5個以下 △・・・6〜9個以下 ×・・・10以上 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の評価結果はま
とめて表2に示す。
入り口温度を一定とし、重合缶に仕込む酢酸ビニルとメ
タノールの温度により重合温度を目標値になるよう制御
した以外は同様に重合を行った。
れる反応液中のゲル状物(メタノール不溶分)を経時的
に測定した結果、終始50ppm以下で、100日後の
重合缶内を観察したが、スケールは殆んど認められなか
った。
重合反応液500リットルを実施例1と同様にフィルタ
ーに通したが、該フィルターに目詰まりは認められず、
500リットル全量を通過させることができた。
られたエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いて、実施例
1と同様にエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の評
価を行った。エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の
評価結果はまとめて表2に示す。
力、酢酸ビニル及びエチレンの仕込量、重合触媒の仕込
量を変更した以外は同様に重合を行った。
れる反応液中のゲル状物(メタノール不溶分)を経時的
に測定した結果、終始50ppm以下で、100日後の
重合缶内を観察したが、スケールは殆んど認められなか
った。
重合反応液500リットルを実施例1と同様にフィルタ
ーに通したが、該フィルターに目詰まりは認められず、
500リットル全量を通過させることができた。
られたエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いて、実施例
1と同様にエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の評
価を行った。エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の
評価結果はまとめて表2に示す。
に設けて、ジャケットと合わせて伝熱面積を6m2とし
た以外は同様に重合を行った。
中のゲル状物(メタノール不溶分)を経時的に測定した
結果、3日位までは50ppm以下であったが、それ以
降増加して、10日後には800ppmに達し、50日
後の重合缶内には、著しいスケールが見られた。
合反応液500リットルを実施例1と同様にフィルター
に通したが、該フィルターに目詰まりが発生し、50リ
ットル程度しか通過させることができなかった。
れたエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いて、実施例1
と同様にエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の評価
を行った。エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の評
価結果はまとめて表2に示す。
の製造方法は、重合時の発熱量と冷却装置による伝熱面
積を特定の関係になるようにコントロールしているた
め、製造中のゲル化物やスケールの発生を抑制すること
が可能で、長期間安定して重合を行うことができ、かか
る方法で製造されたエチレン−酢酸ビニル共重合体から
得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物は、成
形性に優れており、透明性にも優れ、フィッシュアイ等
の少ない成形物を得ることができる。
1)
れる反応液中のゲル状物(メタノール不溶分)を経時的
に測定した結果、終始50ppm以下で、100日後の
重合缶内を観察したが、スケールは殆ど認められなかっ
た。尚、かかるゲル化物は、重合反応液をメタノールで
約20倍に希釈後、60℃で2時間加熱して、その後4
00メッシュの金網で濾過及び同量の60℃メタノール
で洗浄し、金網上に残ったゲル状物を蒸発乾固させて重
量を測定して採取した重合反応液に対する含有量(pp
m)を測定した(以下、同様)。上記の連続重合(10
0日後)で得られた重合反応液500リットルをポリプ
ロピレン製の目開き25ミクロンのカートリッジ型フィ
ルターに通したが、該フィルターに目詰まりは認められ
ず、500リットル全量を通過させることができた。
重合体ケン化物のメタノール/水溶液を、水/メタノー
ル溶液(重量比95/5)よりなる5℃に維持された凝
固液槽に、円筒形状のノズルより、10kg/時の速度で
ストランド状に押し出し、凝固後にストランドを切断し
てペレット状のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
を得た。得られた酢酸ビニル共重合体ケン化物は水洗
後、酢酸にて化学処理を行った後に乾燥させて水分を除
去した。
Claims (3)
- 【請求項1】 ジャケット及び/又はコイルによる冷却
手段を有する重合缶を用いて、エチレンと酢酸ビニルの
連続重合を行うにあたり、ジャケット及び/又はコイル
の伝熱面積(A:m2)と時間当たりの重合発熱量
(Q;kcal/hr)が、下記(1)式の関係を満た
す条件で行うことを特徴とするエチレン−酢酸ビニル共
重合体の製造方法。 A<Q/2000 ・・・(1) - 【請求項2】 溶液重合又は塊状重合で実施することを
特徴とする請求項1記載のエチレン−酢酸ビニル共重合
体の製造方法。 - 【請求項3】 酢酸ビニルの重合率が25〜60%であ
ることを特徴とする請求項1または2記載のエチレン−
酢酸ビニル共重合体の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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