JP2002138094A - ビス−シリルカルボキサミドの半連続的製造方法 - Google Patents

ビス−シリルカルボキサミドの半連続的製造方法

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JP2002138094A JP2001096116A JP2001096116A JP2002138094A JP 2002138094 A JP2002138094 A JP 2002138094A JP 2001096116 A JP2001096116 A JP 2001096116A JP 2001096116 A JP2001096116 A JP 2001096116A JP 2002138094 A JP2002138094 A JP 2002138094A
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ルパン クリストフ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ビス−シリルカルボキサミドの半連続的製造
方法を提供する。 【解決手段】 下記反応式により、一般式(1)のピス
シリルカルボキサミドを半連続的に製造する方法におい
(Rはアルキル、アルケニル、フ素置換メチル基を、R
は含窒素複素環基を表わす)アミド(2)またはその
N−トリメチルシリル誘導体(3)をシリル化剤(4)
と反応させると同時に、生成したビス−シリルカルボキ
サミド(1)を減圧分別蒸留によって抜き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下記の式(I)のビ
ス−シリルカルボン酸アミド(ビス−シリルカルボキサ
ミド)の半連続的製造方法に関するものである: R−C[=NSi(CH33]OSi(CH33 (I) (ここで、Rは1〜4個の炭素原子を有する直鎖または
分岐したアルキル基、−CH=CH2、−C(CH3)=
CH2、−CH2F、−CHF2、−CF3を表す)
【0002】
【従来の技術】ビス−シリルカルボキサミドは医薬また
は分析用の製品の合成時のアミノ酸、カルボン酸、アル
コール、アミド等の有機化合物のシリル化剤として用い
られている。 式:CH3 [=NSi(CH33]OSi(CH33
N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BS
A)はセファロスポリン等の抗生物質の合成に用いられ
ている。
【0003】式(I)のビス−シリルカルボキサミドに
至る方法は多数ある。従来法はBirkofer L. 達(Angew.
Chem. 1963, 75, 93-94ページ)が用いた方法で、塩酸
受容体としての第3アミンの存在下で2当量のトリメチ
ルクロロシラン(TMCS)をアセトアミドと反応させ
るものである。一般的な溶媒はトリエチルアミンであ
る。しかし、この方法には2つの主要な欠点がある。第
1の欠点は塩酸アミンが反応中に昇華し易い点であり、
第2の欠点はBSAが水に対して非常に感受性が高いた
め塩酸アミンの濾過が困難なことにある。
【0004】フランス国特許第2,574,079号に
は無水酢酸をヘキサメチルジシラザンと反応させ、次に
トリメチルクロロシランおよび第3アミンと反応させて
BSAを製造する方法が提案されている。この方法はア
セトアミドとTMCSとを用いる方法の半分の塩酸アミ
ンしか生じないが、副産物として揮発化が困難なトリメ
チルシリルアセテートが生じるという欠点がある。
【0005】塩酸アミンを副製しない方法も提供されて
おり、アセトアミドまたはそのN−トリメチルシリル誘
導体をトリメチルシリルイミダゾールまたはそのアルキ
ルまたはアリール誘導体と反応させる。この方法は日本
国特許第63−79889号に開示されている。
【0006】米国特許出願第4,276,423号には
BSAの回分製造方法が開示されてきる。この方法では
アセトアミドまたはN−(トリメチルシリル)アセトア
ミド(モノ−BSA)を1−(トリメチルシリル)イミダ
ゾール(TMSIm)と接触させ、減圧下で180℃以
下の温度まで徐々に加熱して反応させ、合成中に反応媒
体からBSAを除去する。この方法の利点は塩酸アミン
を副製しない点にあるが、この方法では反応媒体を十分
高い温度に加熱して、下記反応平衡(A)をBSAとイ
ミダゾール(Im)が形成される方向へ移し、蒸留によ
ってBSAを抽出する必要がある:
【0007】
【化4】
【0008】この方法はBSAが反応媒体中に滞留する
時間が長くなるため、不安定な物質であるBSAが部分
的に分解してヘキサメチルジシロキサンとアセトニトリ
ルとに熱分解するという欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記欠点の
ないビス−シリルカルボキサミドの半連続的製造方法を
見い出した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の反応:
【化5】 (ここで、Rは1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分
岐したアルキル基、−CH=CH 2、−C(CH3)=C
2、−CH2F、−CHF2、−CF3を表し、R1は1
〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐した単数また
は複数のアルキル基で置換されていてもよいピラゾリ
ル、イミダゾリル、1,2,4−トリアゾリル、ピロリ
ジニル、モルフォリニルおよびベンゾトリアゾリル基か
ら選択される基を表す)によって、アミド:RCONH
2(2)またはそのN−トリメチルシリル誘導体:RC
ONHSi(CH33(3)をシリル化剤:R1Si
(CH33(4)と反応させることによって、下記の式
(I):
【化6】 のビス−シリルカルボキサミドを半連続的に製造する方
法において、下記の1)、2)を同時に実施することを
特徴する方法を提供する: 1)130℃〜190℃、好ましくは150℃〜180
℃の温度の用いるシリル化剤R1Si(CH33(4)
の全部または一部から成る撹拌下の蒸留残渣を収容した
反応器中に、アミド(2)またはそのN−トリメチルシ
リル誘導体RCONHSi(CH33(3)、或いは、
アミド(2)またはそのN−トリメチルシリル誘導体
(3)とシリル化剤R1Si(CH33(4)の一部と
を混合状態または別々に導入し、 2)生じたビス−シリルカルボキサミド(1)を大気圧
以下の圧力、好ましくは1×103Pa(10mbar)〜
2×104Pa(200mbar)の圧力下で蒸留して抜き
出す。
【0011】
【発明の実施の形態】「全部または一部」とは反応物
(2)または(3)を導入する時には蒸留残渣が全ての
シリル化剤(4)を含み、アミド(2)またはそのN−
トリメチルシリル誘導体(3)とシリル化剤(4)また
はその混合物とを導入する本発明方法の変換例を実施す
る時には蒸留残渣が用いるシリル化剤(4)の一部から
成るということを意味し、この一部とは用いるシリル化
剤(4)の全量の40モル%以下のモル量を表す。変換
例では反応器の有効容積に達すると各反応物の導入を停
止する。本発明では導入される反応物を予め加熱するこ
とができる。
【0012】本発明のシリル化剤:R1Si(CH33
は置換可能な水素原子を有する少なくとも1つの窒素原
子を含む窒素含有ヘテロ環から選択される。上記の水素
原子はSi(CH33基で置換でき、場合によっては酸
素のような他のヘテロ原子で置換できる。使用可能な化
合物の例としては1−(トリメチルシリル)イミダゾー
ルおよびそのアルキル誘導体、例えば1−(トリメチル
シリル)−2−メチルイミダゾール、1−(トリメチル
シリル)−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−
トリメチルシリル−4−メチルイミダゾール;1−トリ
メチルシリル−1,2,4−トリアゾール、1−トリメ
チルシリル−ピロリジン、4−トリメチルシリルモルフ
ォリン、1−(トリメチルシリル)ピラーゾルおよびそ
のアルキル誘導体、例えば1−(トリメチルシリル)−
3−メチルピラゾール、1−(トリメチルシリル)−4
−メチルピラゾールおよび1−(トリメチルシリル)ベ
ンゾ−1,2,3−トリアゾールが挙げられる。
【0013】本発明では形成されるビス−シリル誘導体
(1)が最も揮発性の高い化合物となるようにシリル化
剤を選択する。反応(B)では(4)/(2)のモル比
が2〜4、好ましくは2.3〜2.7となり、反応
(C)ではモル比(4)/(3)が1〜2、好ましくは
1.3〜1.7となるように各反応物を用いる。本発明
の反応は触媒や活性剤を全く用いず、しかも溶媒無しで
進行する。本発明で得られた粗ビス−シリルカルボキサ
ミド(1)は減圧下での分別蒸留で精製する。蒸留残渣
(釜残)は主としてN−トリメチルシリルアミド(3)
から成る。この蒸留残渣を次の合成操作へ再循環するの
が好ましい。
【0014】本発明方法はアセトアミドまたはそのN−
トリメチルシリル誘導体(モノ−BSA)とシリル化剤
としての1−(トリメチルシリル)イミダゾールとから
N,O−ビス−(トリメチルシリル)アセトアミド(B
SA)を製造するのに特に適している。この場合、R1
はイミダゾール基を表し、副製されるヘテロ環式化合物
1Hはイミダゾールである。本発明では全部のビス−
シリルカルボキサミド(1)を抽出した後に、副製した
ヘテロ環式化合物R1Hを下記反応によってヘキサメチ
ルジシラザン(HMDZ)と反応させてシリル化剤
(4)に変換する:
【0015】
【化7】
【0016】この反応(D)は化学量論量をわずかに越
えたHMDZを用いて実施するのが好ましい。この反応
は一般に不活性且つ乾燥雰囲気下で大気圧で実施する。
反応器にヘテロ環式化合物R1Hを収容し、その中にH
MDZを撹拌下に導入し、80℃〜200℃の温度、少
なくともR1Hの融点以上の温度に加熱する。
【0017】HMDZ(6)の導入完了後、過剰なHM
DZを除去すれば、得られたシリル化剤を次の操作で直
接用いることができる。生じたNH3は水で吸収してア
ンモニア水溶液として販売するのが有利である。本発明
方法は高温で反応させても分解生成物を多量に形成せず
に、高い生産効率で実施することができる。以下、本発
明の実施例を説明する。
【0018】
【実施例】実施例1 1.05×10 4 パスカル(105mbar)の減圧
下、150℃で、20段のプレート塔でN−(トリメチ
ルシリル)アセトアミド(モノ−BSA)と1−(トリ
メチルシリル)イミダゾール(TMSIm)とからの
N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BS
A)を半連続的に合成する オルダーショウ型の理論段20の蒸留塔を上部に取付け
た、撹拌器を備えた500mlのガラス製丸底フラスコ
中で反応を実施する。還流タイマーを備えた塔頂を2重
循環コンデンサに接続して有機化合物を凝縮、回収す
る。コンデンサの出口をカーボグラストラップを有する
ガス抜きラインと真空ポンプとに接続する。フラスコに
はジャケット付き滴下漏斗と、温度計と、不活性化系と
を取付ける。
【0019】装置全体を窒素でパージした後、1.56
モルの1−(トリメチルシリル)イミダゾール(TMS
Im)(218.3g)をフラスコに導入し、2×10
4パスカル(200mbar)の減圧下で150℃に加
熱する。次に、全てのモノBSA(1モル、131.4
g)が260分で導入されるような流速で、加熱された
滴下漏斗からフラスコへモノBSAの導入を開始する。
【0020】モノBSAを約30分で導入した後に、フ
ラスコ内の圧力を1.05×104パスカル(105mb
ar)まで減圧すると塔頂にBSAが生じる。還流比
(還流量/除去量)は48/2〜68/2にし、BSA
の除去中の塔頂温度は81℃〜85℃にする。合成終了
時に向けてフラスコの温度を150℃から180℃へ上
昇させる。還流比を99/1に上げる。
【0021】こうして得られた粗BSAの全重量は19
8.6g(純度84.2%)であり、これは82.2%
のBSAのモル収率(使用したモノBSAに対して)、
89.4%のモノBSAの変換率に対応し、BSAの選
択率は92%になる。生産効率はBSAの抜き出し中に
毎時24〜28.2mlの範囲(平均毎時26.0m
l)で変動する。カーボグラストラップは0.45gの
有機化合物を含む(その30%はアセトにトリル、67
%はヘキサメチルジシロキサン)。反応器の中にはイミ
ダゾールと過剰なTMSImとの混合物203.8gが
残る(これは98.9%のイミダゾールの回収率に対応
する)。
【0022】実施例2 20段プレート塔での2×10 4 パスカル(200mb
ar)〜0.95×10 4 パスカル(95mbar)の
減圧下、175℃でのモノ−BSAとTMSImからの
N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BS
A)の半連続的合成 実施例1で使用したのと同じ装置中で、同じ出発材料、
同じ方法で本発明方法を実施する。モノBSAの導入
前、フラスコ内の温度は175℃で安定し、圧力は20
0mbarで安定する。フラスコ内の圧力はモノBSA
を導入するにつれ次第に0.95×104パスカルまで
下げられ、塔頂温度は90℃〜105℃で、還流比は5
8/2〜99/1である。
【0023】BSAのモル収率は79.6%(導入した
モノBSAに対して)(純度81.0%)、モノBSA
の変換率は86.2%である。生産効率はBSAの抜き
出し中に毎時26.4〜43.2mlの範囲(平均毎時
39.0ml)で変化する。カーボグラストラップは
0.6gの有機化合物(その35.1%はアセトニトリ
ル、60%はヘキサメチルジシロキサン)を含む。フラ
スコ中にはイミダゾールの回収率98.5%に対応する
量のTMSImとイミダゾールの混合物が残る。
【0024】実施例3 30段プレート塔で、1.95×10 4 パスカル(19
5mbar)〜1×10 4 パスカル(100mbar)
の減圧下、175℃でのモノ−BSAとTMSImから
のBSAの半連続的合成 実施例1、2と同じ出発材料、同じ方法および同じ装置
を用いたが、30段のプレート蒸留塔を用いて本発明反
応を実施した。
【0025】BSAのモル収率は79.3%(純度8
1.7%)、モノBSAの変換率は90.8%、生産効
率はBSAの抜き出し中に毎時18.0〜29.4ml
の範囲(平均毎時27.0ml)で変化した。カーボグ
ラストラップは0.55gの有機化合物(その36.6
%はアセトニトリル、55.4%はヘキサメチルジシロ
キサン、7.5%はモノBSA)を含む。フラスコ中に
はイミダゾールの回収率98.3%に対応する量のTM
SImとイミダゾールの混合物が残る。
【0026】実施例4(本発明ではない) 20段のプレート塔で、0.15×10 4 パスカル(1
5mbar)の減圧下でのモノBSAとTMSImから
のBSAの回分合成 実施例1と同じ装置で反応を実施する。装置全体を窒素
でパージした後、1.26モルのTMSIm(176.
4g)と0.668モルのモノBSA(87.7g)と
を室温で導入する。この系を0.15×104パスカル
の減圧下に置き、反応媒体を100℃に加熱する。
【0027】塔頂のBSAを49℃〜59℃の温度、還
流比100/3〜200/3で20時間蒸留する。BS
Aの抜き出し終了時の塔低の温度は100℃から121
℃に上昇する。抜き出された粗BSAの全重量は11
8.9g(平均純度90.8%)であり、モノBSAの
変換率は87%で、BSAのモル収率は79.5%にな
る。生産効率は抜き出中に毎時6.0〜8.4ml(平
均毎時7.5ml)で変化する。カーボグラストラップ
は20.2%のアセトニトリルと79.8%のヘキサメ
チルジシロキサンとで構成される5.2gの有機化合物
を含む。
【0028】実施例5(本発明ではない) 20段のプレート塔で、1×10 4 パスカルの減圧下で
のモノ−BSAとTMSImからの BSAの回分合成 実施例1同じ装置で反応を実施する。装置全体を窒素で
パージした後、1.139モルのモノBSA(149.
5g)と、1.480モルのTMSIm(207.4
g)とを室温で導入する。この系を100mbarの減
圧下に置き、反応媒体を130℃に加熱する。
【0029】塔頂のBSAを80/3〜80/4の還流
比で24時間に渡って抜き出する。温度は78℃〜87
℃にする。BSAの抜き出終了時に塔低温度は130℃
から162℃に上昇する。抜き出された粗BSAの全重
量は154.2g(平均純度84.6%)である。これ
は用いられたモノBSAに対して56.3%のモル収率
に対応する。モノBSAの変換率は85.9%で、モノ
BSAに対するBSAの選択率は65.5%に制限され
る。生産効率は抜き出中に毎時6.0〜15.0ml
(平均毎時10ml)で変化する。カーボグラストラップ
は22.2%のアセトニトリルと77.8%のヘキサメ
チルジシロキサンとで構成される19.12gの有機化
合物を含む。
【0030】[表1]は上記各実施例の条件および結果
をまとめたものである。この表に示した平均生産効率は
実施例4(回分法)で得られた生産効率pを基準として
表してある。この表でCは「本発明法」を示し、NCは
「本発明ではない」ことを示す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例6 20段のプレート塔で、2×10 4 パスカル〜1.55
×10 4 パスカルの減圧下、165℃でのTMSImの
全体量にアセトアミドを導入するモノ−BSAとTMS
ImからのBSAの半連続的合成 実施例1と同じ装置で本発明の反応を実施するが、溶融
したアセトアミドを注入する予備加熱システムを用い
た。
【0033】装置全体を窒素でパージした後、2.35
モルのTMSIm(94%、351.1g)を丸底フラ
スコに導入し、減圧下(2×104パスカル)で165
℃に加熱する。次に、全てのアセトアミド(98.9
%、0.955モル=57g)が360分で導入される
ような流速で、加熱された滴下漏斗からフラスコへ溶融
アセトアミドの導入を開始する。アセトアミドが導入さ
れるにつれ、フラスコ内の圧力は2×104パスカルか
ら1.55×104パスカルまで徐々に下げられる。塔
頂温度は98℃〜105℃にし、還流比は98/2〜9
2/8にする。
【0034】全重量155.7gの粗BSAが得られ
る。これは用いたアセトアミドに対して55.0%のB
SAのモル収率に対応する(平均純度68.6%)。ア
セトアミドの変換率は完全である。アセトアミドがBS
AとモノBSAへ変換する選択率は64.8%である。
生産効率はBSAの抜き出中に毎時22.2〜27.6
ml(平均毎時26.0ml)で変化する。カーボグラス
トラップは分解で生じる生成物(51.27重量%のH
MDOと36.6重量%のアセトニトリル)と少量の随
伴生成物(モノBSAおよびBSA)とで構成される1
1.7gの有機化合物を含む。トラップに回収された大
量の揮発性有機化合物は主として出発材料のアセトアミ
ド中に存在する水と酢酸に起因するものである。
【0035】実施例7(本発明ではない) 20段プレート塔で、1×10 4 パスカルの減圧下での
BSAの回分式の直接合成 前記と同じ装置および同じ反応物で反応を実施する。全
TMSImとアセトアミドを添加した後、圧力を1×1
4パスカルに設定し、反応混合物を140℃の沸点ま
で加熱する。塔頂から30/2〜100/2の還流比で
17時間に渡ってBSAを抜き出す(塔低の温度は83
℃〜87℃)。BSAの抜き出終了時に塔低温度は14
0℃から166℃に上昇する。
【0036】導入したアセトアミドに対するBSAのモ
ル収率は61.3%(平均純度70%)である。アセト
アミドの変換率は完全であり、BSAとモノBSAに対
するアセトアミドの選択率は69.0%である。生産効
率はBSAの抜き出中に毎時6〜15.6ml(平均毎
時9ml)の範囲で変化する。カーボグラストラップは
9.8gの有機不純物を含む。
【0037】実施例8 20段のプレート塔で、175℃の未蒸留の粗TMSI
mの蒸留残渣にアセトアミドと未蒸留の粗TMSImの
等モル混合物を導入するBSAの半連続的直接合成 実施例1と同じ装置で反応を実施する。装置全体を窒素
でパージした後、下記の実施例9Aで生成された1.2
72モルの未蒸留の粗TMSIm(93.5%、19
0.8g、12.4gのイミダゾールを含む)をフラス
コに導入し、2×104パスカルの減圧下で175℃に
加熱する。
【0038】0.985モルのアセトアミド(98.5
%で59g)と、0.995モルの未蒸留の粗TMSI
m(93.5%、149.3g、9.7gのイミダゾー
ルを含む)の混合物を作り、滴下漏斗に導入する。フラ
スコへの混合物の導入は全体量が380分で導入される
流速で開始する。90/2〜55/2の還流比でBSA
を抜き出す間にフラスコ内の圧力を1.05×104
で下げる。塔頂温度は95℃〜105℃である。
【0039】抜き出された粗BSAの全重量は199.
5g(83.6%の平均純度)であり、用いられたアセ
トアミドに対するBSAのモル収率は83.3%であ
る。アセトアミドの変換率は完全で、選択率は95.3
%である。生産効率はBSAの抜き出中に毎時26.9
〜35.7ml(平均毎時33.3ml)で変化する。カ
ーボグラストラップは2.1gの有機不純物を含む。蒸
留残渣(195g)は過剰なTMSIm(40.5)と
形成されたイミダゾール(154.1g)とで構成され
る。これを実施例9Aで用いる。
【0040】実施例9A 実施例8の蒸留残渣とヘキサメチルジシラザンとを用い
たTMSImの合成 実施例1と同じ装置で反応を実施するが、形成されたア
ンモニアをガス抜きラインを用いて連続的に捕捉し、測
定した。
【0041】125℃に加熱された2.264モルのイ
ミダゾール(154.1g)と0.289モルのTMS
Im(40.5g)とで構成される実施例8からの蒸留
残渣195gを収容したフラスコ中に1.36モルのヘ
キサメチルジシラザン(219.5g)を滴下漏斗を介
して2時間に渡って導入する。ヘキサメチルジシラザン
の導入完了に向けて反応媒体の温度を全還流下で170
℃に上げる。次に、塔低部を180℃に加熱して余分な
ヘキサメチルジシラザンを18/2の還流比で塔頂から
徐々に抜き出す。余分なヘキサメチルジシラザンの蒸留
を完了するため、反応媒体を100℃まで冷却し、系を
徐々に98/2の還流比で3.3×10 4の減圧下に置
く。反応媒体を純TMSImの沸点に対応する塔頂温度
170℃に再加熱する。系を窒素流下で室温まで冷却す
る。
【0042】フラスコ低部には純度98.1%の342
gの粗TMSImが収容される。これは用いたイミダゾ
ールに対するTMSImのモル収率93.7%に対応す
る。このTMSImを蒸留しないで実施例9Bで直接用
いる。ウォータースクラバーで全部で17.7gのアン
モニアを回収する。これは92.0%の収率に対応す
る。
【0043】実施例9B 約175℃で、アセトアミドと再循環されたTMSIm
の等モルとの混合物を再循環されたTMSImの蒸留残
渣中に導入するBSAの半連続的直接合成 実施例1と同じ装置で反応を実施する。装置全体を窒素
でパージした後、実施例9Aで生成した再循環TMSI
m、200.15g(1.40モル)を2×104の減
圧下で163℃に過熱したフラスコ中に導入する。
【0044】0.998モルのアセトアミド(98.5
%、59.8g)と0.975モルの実施例9Aで生成
した再循環TMSIm(98.14%、139.4g)
との混合物を作り、滴下漏斗に導入する。フラスコへの
混合物の導入は全体量が400分で導入される流速で開
始する。90/2〜60/2の還流比でBSAを抜き出
す間にフラスコ中の圧力は次第に100mbarまで下
がる。塔頂温度は90℃〜106℃である。BSAの蒸
留中にフラスコ低部の温度は163℃〜180℃まで上
がる。
【0045】粗BSAの全重量は197.1g(86.
7%の平均純度)であり、用いたアセトアミドに対する
BSAのモル収率は84.1%である。アセトアミドの
変換率は完全であり、モノBSAとBSAに対する選択
率は95.3%である。生産効率はBSAの抜き出中に
毎時26.8〜30.5ml(平均毎時29.7ml)で
変化する。カーボグラストラップは1.61gの有機不
純物を含む。蒸留残渣はTMSIm(55.4g)およ
びイミダゾール(149.0g)の混合物204.4g
を含む。
【0046】第2ステップでは粗BSAを従来法で5×
102パスカルの減圧下の分別蒸留によって精製する。
BSAの重量は167.6g(純度97%)であり、用
いたアセトアミドに対するBSAのモル収率は80.1
%である。主としてモノBSAから成る蒸留容器中の残
留物は次の操作で再利用する。
【0047】[表2]は実施例6、7、8、9Bの条件
と結果をまとめたものである。この表の平均生産効率は
実施例7(回分式)で得られた生産効率p'を基準とし
て表してある。この表でCは「本発明」を示し、NCは
「本発明でない」ことを示す。
【0048】
【表2】
フロントページの続き (72)発明者 ディディエ フォール フランス国 69310 ピエール−ベニト リュ ヴォルテール 21 Fターム(参考) 4H049 VN01 VP02 VQ21 VQ43 VR23 VR41 VR51 VS37 VS59 VS64 VS70 VU34 VW02 VW05 VW12 VW13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の反応: 【化1】 (ここで、 Rは1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分岐したアル
    キル基、−CH=CH 2、−C(CH3)=CH2、−C
    2F、−CHF2、−CF3を表し、 R1は1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐した
    単数または複数のアルキル基で置換されていてもよいピ
    ラゾリル、イミダゾリル、1,2,4−トリアゾリル、
    ピロリジニル、モルフォリニルおよびベンゾトリアゾリ
    ル基から選択される基を表す)によって、アミド:RC
    ONH2(2)またはそのN−トリメチルシリル誘導
    体:RCONHSi(CH33(3)をシリル化剤:R
    1Si(CH33(4)と反応させることによって、下
    記の式(I): 【化2】 のビス−シリルカルボキサミドを半連続的に製造する方
    法において、 下記の1)、2)を同時に実施することを特徴する方
    法: 1)130℃〜190℃、好ましくは150℃〜180
    ℃の温度の用いるシリル化剤R1Si(CH33(4)
    の全部または一部から成る撹拌下の蒸留残渣を収容した
    反応器中に、アミド(2)またはそのN−トリメチルシ
    リル誘導体RCONHSi(CH33(3)、或いは、
    アミド(2)またはそのN−トリメチルシリル誘導体
    (3)とシリル化剤R1Si(CH33(4)の一部と
    を混合状態または別々に導入し、 2)生じたビス−シリルカルボキサミド(1)を大気圧
    以下の圧力、好ましくは1×103Pa〜2×104Paの
    圧力下で蒸留して抜き出す。
  2. 【請求項2】 アミドRCONH2(2)およびシリル
    化剤R1Si(CH33(4)をモル比(4)/(2)
    =2〜4、好ましくは2.3〜2.7で用いる請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 N−トリメチルシリル誘導体RCONH
    Si(CH33(3)およびシリル化剤(4)をモル比
    (4)/(3)=1〜2、好ましくは1.3〜1.7で
    用いる請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 反応物(2)または(3)を導入する場
    合は、用いるシリル化剤(4)の全部を上記の蒸留残渣
    とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 アミド(2)またはそのN−トリメチル
    シリル誘導体(3)と、シリル化剤(4)を導入する場
    合は、用いるシリル化剤(4)の一部を上記の蒸留残渣
    とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 用いるシリル化剤(4)の40モル%以
    下のシリル化剤(4)を上記の蒸留残渣とする請求項5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 アミド(2)としてアセトアミドまたは
    そのN−トリメチルシリル誘導体(3)を用い、シリル
    化剤(4)として1−(トリメチルシリル)イミダゾー
    ルを用いる請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ビス−シリルカルボキサミド(1)の全
    部を抜き出した後に、副製したヘテロ環式化合物R1
    をシリル化剤R1Si(CH33(4)に変換する請求
    項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ヘテロ環式化合物R1Hを80℃〜20
    0℃の温度で下記反応(D)の化学量論量に対して過剰
    なモル数のヘキサメチルジシラザン(6)と反応させて
    シリル化剤R1Si(CH33に変換する請求項8に記
    載の方法: 【化3】 (ここで、R1は1〜4個の炭素原子を有する直鎖また
    は分岐した単数または複数のアルキル基で置換されてい
    てもよいピラゾリル、イミダゾリル、1,2,4−トリ
    ゾリル、ピロリジニル、モルフォリニルおよびベンゾト
    リアゾリル基から選択される基を表す)
  10. 【請求項10】 R1がイミダゾリル基を表し、R1Hが
    イミダゾールである請求項9に記載の方法。
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