JPH0816113B2 - カルボン酸のビスートリメチルシリルアミドの製造法 - Google Patents

カルボン酸のビスートリメチルシリルアミドの製造法

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JPH0816113B2
JPH0816113B2 JP60266283A JP26628385A JPH0816113B2 JP H0816113 B2 JPH0816113 B2 JP H0816113B2 JP 60266283 A JP60266283 A JP 60266283A JP 26628385 A JP26628385 A JP 26628385A JP H0816113 B2 JPH0816113 B2 JP H0816113B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、一般式R-CONH2(I)のカルボン酸をトリ
メチルクロルシラン及び3級アミンによりペルシリル化
し、式: で示されるN.N−ビス−及び/又はN.O−ビス−トリメチ
ルシリルカルボン酸アミドに変えることに関し、この場
合には、式(III)のN.O−異性体が有利である。
上記式中、Rは、特にH、CH3、C2H5、C3H7、CH(CH3)2、C
H2=CH、CH2=C(CH3)、CH2F、CHF2又はCF3を表わす。
従来技術: 式(II)の化合物(R=CH3)は、“ケミカル・アブ
ストラクツ(Chem.Abstr.)”、第57巻、第11224Cによ
れば、ヘキサメチルジシラザンからケテンでのアセチル
化によつて、この場合に望ましくない副生成物のアセト
ニトリル及びヘキサメチルジシロキサンの高い含量とと
もにのみ生成される。
また、塩化アセチルでのヘキサメチルジシラザンのア
セチル化は、(II)ないしは(III)の適度な収率をの
み生じる。それというのも、既に形成された生成物は、
出発シランと全く同様に酸塩化物と反応され、かつ一連
の副生成物を形成するからである。
酸受容体としての3級アミンの存在でトリメチルクロ
ルシランを用いてのアミドからの(II)及び/又は(II
I)の普通の製造は、酸アミドのアミド官能基1個当り
固体の形の2当量の3級アミン−塩酸塩の形成を導く。
大きい固体生成量のために、溶剤の存在で製造すること
が試みられた〔“ケミカル・アブストラクツ(Chem.Abs
tr.)”、第65巻、第7025頁〕が、しかしこのことは、
反応の完全さ、ひいては収率を損なう。トリメチルクロ
ルシランを過剰量で使用すること〔“ケミカル・アブス
トラクツ(Chem.Abstr.)”、第59巻、第1673b・頁〕
は、後処理を困難にし、最終生成物中で極めて高い塩化
物含量を導く。その上、この場合には反応が遅延される
という危険が存在する。一般には、僅かに安定の生成物
が生成され、これは、ニトリル及びヘキサメチルジシロ
キサンに分解しがちである。この生成物の性質は、少な
すぎる貯蔵安定性のために特に不都合なものである。更
に、この場合にも収率はなお改善を必要とする。従つ
て、アミドをヘキサメチルジシラザンと反応させること
が既に提案された〔シラフスキー(G.Schirawski)、ワ
ンナガート(U.Wannagat)、“モナートスヘフテ・フユ
ア・ヒエミー(Monatshefte Chem.)”、第1969巻、第1
00(6)、第1901頁〜第1909頁〕。しかし、この場合モ
ノシリル化生成物は生成され、生成物(II)ないしは
(III)は生成されなかつた。この場合、1つの特殊な
欠点は、トリアジン構造を有する副生成物である。更
に、このような方法を使用する場合には、望ましくな
い、利用不可能なアンモニアが遊離される。
発明が解決しようとする問題点: 従つて、前記の欠点なしに、なかんずく貯蔵安定性の
生成物を供給しかつ生成物の収率を改善する改善された
製造法を見い出すという課題が課された。
問題点を解決するための手段: 本発明の対象は、酸アミドをアミド−官能基1個当り
2当量のトリメチルクロルシランと一緒に触媒であるヘ
キサメチルジシラザンの添加下に装入し、40〜80℃で2
当量の3級アミンを供給し、反応後に3級アミンの塩酸
塩からなる固体を分離し、液状反応生成物を蒸留によっ
て後処理することを特徴とする、トリメチルクロルシラ
ン及び3級アミンを用いてのシリル化によるカルボン酸
アミドからのビス−トリメチルシリルアミドの製造法で
ある。
前記課題の解決は、本発明によれば、それぞれ酸アミ
ドを酸アミドのアミド官能基1個当りトリメチルクロル
シラン2モル宛と一緒にヘキサメチルジシラザンの存在
で共通に装入し、その混合物を差当り反応させず、この
混合物を少なくとも40℃に加熱し、かつ80℃の最高温度
を越えることがないように3級アミン2モル宛を供給す
ることによつて成功する。前記したモル比ないしは当量
比は、例えば10%までの偏差が可能であるが、含分が変
換されないという欠点が生じる。ヘキサメチルジシラザ
ンの存在は、本発明によれば、カルボン酸アミドに対し
て0.1〜2.0モル%の接触濃度で必要とされる。ヘキサメ
チルジシラザンは、本発明によれば、例えば希釈剤とし
て大量に、一般には8当量までの量で使用することもで
き、このことは、有利である。
後処理は、自体公知の方法で、固体の分離及び真空蒸
留の普通の方法により行なわれ、ならびにアミンを生じ
た3級アミン−塩酸塩からアンモニアにより塩化アンモ
ニウムの形成下に駆出させることによる3級アミンの本
発明による再環化により行なわれる。反応の場合には、
水を遮断することができる。
ヘキサメチルジシラザンは、意外なことに反応を生じ
るが、実際には完全に再び形成されることが確認され
た。
従つて、全反応は次の方程式により行なわれる: RCONH2+2(CH3)3SiCl+2NR′3→RCON〔Si(CH3)32+2
R′3NHCl 3級アミンR′3Nは、分離した塩酸塩から特に無水の
アンモニアにより80℃までの温度で蒸留によつて回収す
ることができる。本方法の唯1つの副生成物は、純粋な
形のNH4Clである。
本方法は、生成物(II)ないしは(III)の殆んど定
量的な収率を達成する。生成物は、卓越せる純度を有す
る。生成物は、ニトリル−及びヘキサメチルジシロキサ
ンの形成下にもはや分解の傾向を示さず、したがつて初
めて無制限に貯蔵可能となる。
出発物質として本発明方法に適した、一般式RCONH
2(I)のカルボン酸アミドは、例えばホルムアミド、
アセトアミド、プロピオン酸アミド、イソブチルアミ
ド、アクリルアミド、メタクリルアミド、フルオル酢酸
アミド、ジフルオル酢酸アミド及びトリフルオル酢酸ア
ミドである。ジカルボン酸のジアミド、例えば蓚酸ジア
ミドは、同様に適当である。
酸受容体として使用可能な3級アミンは、例えばトリ
メチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、
ピリジン等である。これらの3級アミンは、本発明によ
れば、反応器中に装入された混合物中に40〜80℃の温度
を維持しながら供給される。
式(II)ないしは(III)の製造可能な生成物は、例
えば ビス−トリメチルシリルホルムアミド、 ビス−トリメチルシリルアセトアミド、 ビス−トリメチルシリルプロピオンアミド、 ビス−トリメチルシリルアクリルアミド、 ビス−トリメチルシリルメタクリルアミド、 ビス−トリメチルシリルトリフルアセトアミド等であ
る。
本発明方法を実施するための装置としては、湿分の遮
断下での作業及び40〜80℃への反応器温度の制御のため
に装備されている、還流冷却器および配量装置を有する
攪拌反応器が適当である。
粗製生成物溶液は、反応した混合物から濾過装置、例
えば遠心分離機により3級アミン塩酸塩から濾別され、
真空蒸留塔のブロアー中に移され、かつ分別蒸留され
る。濾過ケーキは、ヘキサメチルジシラザンでの洗浄
後、真空のために蒸留装置を装備した、固体−攪拌装
置、例えば馬蹄形攪拌容器、パドル形乾燥機中に移さ
れ、弱い真空中で蒸留により乾燥され、かつアンモニア
で飽和される。この場合、3級アミンは再び遊離する。
それは、再使用のために留去される。同時に、40〜80℃
で本質的に昇華しない塩化アンモニウムは乾燥される。
本方法により得られた、式(II)ないしは(III)の
ペルシリル化したカルボン酸アミドは、特にシリル化剤
及び保護基試薬として、例えば殺生剤の合成の際及び固
定床−触媒の処理に使用される。
実施例: 次に、本発明による方法を実施例につき詳説する: 例1:ビス−トリメチルシリルホルムアミドの製造 二重ジヤケツトに接する、温度調節器により制御され
る加熱−及び冷却循環路、還流冷却器(保護ガスとして
の窒素)及び浸漬ガス導入管を有する250lの攪拌反応器
中でヘキサメチルジシラザン140l中に無水ホルムアミド
9kg(0.2キロモル)及びトリメチルクロルシラン21.7kg
(0.4キロモル)を混合し、かつ加熱した。48℃の反応
器−温度に到達したら初めて流量計を介して約0.2キロ
モル/hの速度でトリメチルアミン23.6kg(0.4キロモ
ル)を2時間で導入し、この場合には、反応器温度を約
54℃に調節し、トリメチルアミン塩酸塩を晶出させた。
アミン添加の終結後、反応を完結させるために約56℃で
4時間後攪拌し、次にバツチ量を室温に冷却した。
後処理のために、生成物の反応した懸濁液を反応器か
ら剥離遠心機に導き、固体のトリメチルアンモニウムク
ロリド(約40kg)を分離し、かつヘキサメチルジシラザ
ンそれぞれ2×10lで洗浄した。
遠心分離したトリメチルアンモニウムクロリドをパド
ル形乾燥機中に移し、真空下に置き、真空をガス状アン
モニア約8kgで上昇させる。固有圧下で約80℃に加熱
し、最後に装置を自己蒸気導管を注意深く開くことによ
つて放圧し、その際放出されたトリメチルアミンは、低
温冷却装置中に装入して再使用のために蒸留した(収量
約20kg)。装入物の変換後、乾燥温度80℃の維持下に約
25ミリバールに排気し、その際なおヘキサメチルジシラ
ザン約4kgを留去した。その後に、乾燥機から塩化アン
モニウム21kgを白色の粉末として注入した。
含有される生成物を有する濾液を真空蒸留塔のブロア
ー中に移し、加熱液体により80℃に加熱し、かつ真空中
で分別する。ヘキサメチルジシラザンを前留出物画分と
して回収した後、蒸留によりビス−トリメチルシリルホ
ルムアミド全部で35.2kgを純粋な形で単離した;沸点39
℃(6ミリバール)。収率92.9%。
例2:ビス−トリメチルシリルアセトアミドの製造 二重ジヤケツトに接する加熱−及び冷却循環路、還流
冷却器(保護ガスとしてのN2)及びガス導入管を有する
2m3の攪拌反応器中で、ヘキサメチルジシラザン1.2m3
中に無水及び酸不含のアセトアミド120kg(2キロモ
ル)をトリメチルクロルシラン434kg(4キロモル)と
一緒に懸濁させ、この懸濁液を加熱した。反応器内部温
度が52℃に到達したら初めて、流量計により約2.4キロ
モル/hの速度でトリメチルアミン全部で238kg(約4キ
ロモル)を約100分間で導入し、反応器温度を加熱循環
路により約74℃に上昇させた。アミンの添加後、反応を
完結させるために約74℃で6時間攪拌した。
後処理のために、反応した粗製生成物の懸濁液を反応
器から完全自動的に作業するサイフオン型遠心機により
固体トリメチルアンモニウムクロリド(約420kg)及び
粗製生成物の濾液に分離した。
例1と同様に後処理することにより、トリメチルアミ
ン約230kg及びヘキサメチルジシラザン及び使用可能な
塩化アンモニウム212kgの強制的生成量の回収とともに
ビス−トリメチルシリルアセトアミド390kg、沸点42℃
(9ミリバール)が主にN.O.−形でイミドエステルとし
て、N.N−形の僅かな濃度との混合物で生じた。収率95.
8%。
例3:ビス−トリメチルシリルトリフルオルアセトアミド
の製造 ガス導入管の代りに液体配量装置を有する例1と同様
の装置中で例1と同様にヘキサメチルジシラザン130l中
でトリフルオルアセトアミド18.1kg(0.16キロモル)及
びトリメチルクロルシラン34.75kg(0.32キロモル)
を、ピリジン25.3kg(0.32キロモル)を配量しながら供
給しかつ70℃で後攪拌することによつて反応させた。
ピリジン−塩酸塩約40kgの分離後に同様に後処理する
ことによつて、ピリジン約25kg、塩化アンモニウム約17
kg及び使用したヘキサメチルジシラザンの回収後に30段
の塔を介してビス−トリメチルシリルトリフルオルアセ
トアミド37.2kg、沸点40℃(25ミリバール)、を単離し
た。収率91%。
例4:ビス−トリメチルシリルプロピオン酸アミドの製造 ガス導入管の代りに液体配量装置を有する反応装置で
例1と同様に、プロピオン11kg(0.15キロモル)及びト
リメチルクロルシラン32.6kg(0.3キロモル)を、トリ
エチルアミン30.5kg(0.3キロモル)を55℃以下で配量
して供給しかつ75℃で後攪拌することによつて反応させ
た。
トリエチルアンモニウムクロリド約45kgを分離しなが
ら同様に後処理することにより、回収された物質ヘキサ
メチルジシラザン、塩化アンモニウム(約16kg)及びト
リエチルアミン(約30kg)とともにビス−トリメチルシ
リルプロピロオン酸アミド、沸点42℃(3ミリバー
ル)、を全部で29.8kg(91.6%)の収量で生じた。
例5:ビス−トリメチルシリルアクリルアミドの製造 二重ジヤケツトに接する、温度調節器により制御され
る加熱−及び冷却循環路、窒素充填した還流冷却器、内
部温度計及び浸漬ガス導入管を有する10lの攪拌反応器
中で、ヘキサメチルジシラザン5l中でアクリル酸アミド
2.884g(4モル)(銅粉末200mgで安定化した)及びト
リメチルクロルシラン870g(8モル)を攪拌し、45℃に
加熱し、かつトリメチルアミン480g(約8モル)を導入
することによつて2時間で反応させる。64℃で6時間後
攪拌させることによつて反応を完結させた後、トリメチ
ルアンモニウムクロリド(約800g)を空気及び湿分の遮
断下に遠心分離によつて分離した。
この濾液は、モネルメタルを充填したズルツアー塔
(SULZER-Kolonne)による真空蒸留によつて安定化のた
めに痕跡の純粋な酸素を供給しながらビス−トリメチル
シリルアクリルアミド764g(89%)の収量を生じた〔沸
点38〜39℃(2ミリバール)〕。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−82022(JP,A) 特公 昭42−26601(JP,B1) 特公 昭45−8216(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビス−トリメチルシリルアミドをカルボン
    酸アミドからトリメチルクロルシラン及び3級アミンを
    用いてのシリル化によって製造する方法において、酸ア
    ミドをアミド−官能基1個当り2当量のトリメチルクロ
    ルシランと一緒に触媒であるヘキサメチルジシラザンの
    添加下に装入し、40〜80℃で2当量の3級アミンを供給
    し、反応後に3級アミンの塩酸塩からなる固体を分離
    し、液状反応生成物を蒸留によって後処理することを特
    徴とする、カルボン酸のビス−トリメチルシリルアミド
    の製造法。
  2. 【請求項2】3級アミンの分離した塩酸塩からアンモニ
    アを用いて3級アミンを遊離する、特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
JP60266283A 1984-12-01 1985-11-28 カルボン酸のビスートリメチルシリルアミドの製造法 Expired - Lifetime JPH0816113B2 (ja)

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