JP2002146189A - 酸化チタンの油性分散体及び親油性酸化チタン粉体、並びに増粘・皮膜形成性組成物、及びこれらの製造方法、並びにこれらを含有する化粧料 - Google Patents

酸化チタンの油性分散体及び親油性酸化チタン粉体、並びに増粘・皮膜形成性組成物、及びこれらの製造方法、並びにこれらを含有する化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油性材料への分散性に優れ、幅広
い分野で応用可能な酸化チタンの油性分散体及び親油性
酸化チタン粉体を得、また種々の目的に適する形状及び
性状の制御の容易な前記油性分散体等の製造方法を提供
し、さらには使用感及び透明感に優れ、且つ良好な仕上
がり感が得られて、紫外線防御効果にも優れる化粧料を
得る。 【解決手段】 チタンアルコキシド又はその油性
溶液もしくは分散液に、有機変性シリコーンより選択し
た1種又は2種以上、或いはさらに分子内に孤立電子対
を有する原子及び/又は極性基を有する有機化合物の1
種又は2種以上と水を添加して加水分解して、酸化チタ
ンの油性分散体を得、さらにこの油性分散体より分散媒
を除去した後乾燥等して、親油性の酸化チタン粉体及び
増粘・皮膜形成性組成物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油性材料への分散
性に優れ、紫外線吸収性,光触媒活性等種々の性状を有
する酸化チタンの油性分散体及び親油性酸化チタン粉
体、並びに増粘・皮膜形成性組成物、及びこれらの製造
方法に関する。本発明に係る酸化チタンの油性分散体,
親油性酸化チタン粉体及び増粘・皮膜形成性組成物は、
医薬品,化粧品,油性塗料,樹脂,吸着剤,イオン交換
剤,複合酸化物前駆体,光学材料,フォトクロミック材
料,電子・電気材料,記録・記憶材料,繊維,光触媒,
抗菌・抗黴性材料,環境汚染物分解除去剤等、幅広い分
野で応用し得るものである。また特に、紫外線防御効果
を有する化粧料への応用に適するものである。
【0002】さらに詳しくは、チタンアルコキシド又は
その油性溶液もしくは分散液に、有機変性シリコーンよ
り選択した1種又は2種以上、或いはさらに分子内に孤
立電子対を有する原子及び/又は極性基をを有する有機
化合物を添加し、次いで水を添加し加水分解して得られ
る酸化チタンの油性分散体、及びこれより分散媒を除去
し、乾燥して得られる親油性酸化チタン粉体とこれらの
製造方法、並びに前記油性分散体を含有して成る増粘・
皮膜形成性組成物と、これらを含有して成る化粧料に関
する。
【0003】
【従来の技術】酸化チタンは高い紫外線遮蔽効果を有
し、塗料等の紫外線による退色防止や、紫外線による炎
症を防止するための化粧料等に顔料としてよく用いられ
る。かかる目的に適する薄片状或いは微粒子状の酸化チ
タンを得るには、形状や粒子径の制御の容易なゾル−ゲ
ル法が広く用いられている。しかしながらこの方法で
は、チタンアルコキシドを加水分解させるため水の添加
が不可欠であり、分散媒としてブタノール等の低級アル
コールを用いる。それゆえ、ゾル−ゲル法により得られ
た酸化チタンは親油性に乏しく、油性材料に対する分散
性の悪いものであった。また親水性を有するため耐水性
に乏しく、油性材料への配合に際し分散性を向上させた
り、或いは耐水性を持たせるためには、疎水化処理を行
う必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明において
は、油性材料への分散性に優れ、幅広い分野で応用可能
な酸化チタンの油性分散体及び親油性酸化チタン粉体を
得ること、並びに種々の目的に適する形状及び性状の制
御の容易な前記油性分散体及び親油性酸化チタン粉体の
製造方法を提供することを目的とした。さらには使用感
及び透明感に優れ、且つ良好な仕上がり感が得られて、
紫外線防御効果にも優れる化粧料を得ることをも目的と
した。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに当
たり、本発明者らは、チタンアルコキシド又はその油性
溶液もしくは分散液において、加水分解反応を進行させ
る際、チタンアルコキシドからチタン酸化物の粒子が成
長する過程で、分子内に孤立電子対を有する原子及び/
又は極性基を有する有機化合物を適量加えることによ
り、油性分散媒中に良好に分散した酸化チタン粒子が得
られることを見いだし、さらにこの酸化チタンの油性分
散体より、分散媒を除去した後乾燥することによって、
親油性の酸化チタン粉体を得ることに成功し、すでに開
示している(特開2000−143433)。今回、チ
タンアルコキシドの加水分解反応を進行させる際に、有
機変性シリコーンの1種又は2種以上を作用させること
により、さらに良好な増粘・皮膜形成性を有する油性分
散体が得られ、これより弾性のある透明な樹脂粉体が得
られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明においては、チタンアルコ
キシド又はその油性溶液もしくは分散液に、有機変性シ
リコーンより選択した1種又は2種以上、或いはさらに
分子内に孤立電子対を有する原子及び/又は極性基を有
する有機化合物の1種又は2種以上と水を添加して加水
分解し、増粘性及び皮膜形成性の高い酸化チタンの油性
分散体を得、さらにこの油性分散体より分散媒を除去し
た後乾燥して、親油性の酸化チタン粉体を得る。なお、
チタンアルコキシドの加水分解を行う際に、加水分解抑
制剤の1種又は2種以上を共存させることにより、選択
的に薄片状や針状のゲル粒子を得ることができる。また
必要に応じ、酸又は塩基、或いは弱酸と弱塩基,強酸と
弱塩基及び弱酸と強塩基の中和により得られる塩を触媒
として用いることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において用い得るチタンア
ルコキシドとしては、チタンテトラメトキシド,チタン
テトラエトキシド,チタンテトラノルマルプロポキシ
ド,チタンテトライソプロポキシド,チタンテトラノル
マルブトキシド,チタンテトライソブトキシド,チタン
テトラターシャルブトキシド等が挙げられ、これらより
1種又は2種以上を選択して用いる。かかるチタンアル
コキシドは、分子内に孤立電子対を有する原子及び/又
は極性基を有する有機化合物が液状の場合には、直接そ
れらに溶解又は分散することができる。また油性溶媒に
溶解又は分散して、分子内に孤立電子対を有する原子及
び/又は極性基を有する有機化合物を添加し、作用させ
る。かかるチタンアルコキシドの溶液又は分散液の濃度
としては0.0001M〜10.0Mであることが好ま
しく、0.01M〜6.0Mの範囲とすることが特に好
ましい。
【0008】上記チタンアルコキシドを溶解又は分散す
る油性溶媒としては、ノルマルヘキサン,ノルマルヘプ
タン,ノルマルオクタン等のノルマルアルカン類、1-ヘ
キセン,1-ヘプテン,1-オクテン,1-ノネン,1-デセ
ン,1-ウンデセン等のノルマルアルケン類、ベンゼン,
メチルベンゼン,エチルベンゼン等のベンゼン類、ヘキ
シルアルコール,ヘプチルアルコール,オクチルアルコ
ール,カプリルアルコール,ノニルアルコール,デシル
アルコール等のアルコール類、プロピルエーテル,イソ
プロピルエーテル,ブチルエーテル,イソブチルエーテ
ル,ノルマルペンチルエーテル,イソペンチルエーテ
ル,メチルブチルエーテル,メチルイソブチルエーテ
ル,メチルノルマルペンチルエーテル,メチルイソペン
チルエーテル,エチルプロピルエーテル,エチルイソプ
ロピルエーテル,エチルブチルエーテル,エチルイソブ
チルエーテル,エチルノルマルペンチルエーテル,エチ
ルイソペンチルエーテル,アリルエーテル,エチルアリ
ルエーテル,アニソール,フェネトール,フェニルエー
テル,ベンジルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,
酢酸イソプロピル,酢酸ブチル,酢酸イソブチル,プロ
ピオン酸メチル,プロピオン酸エチル,プロピオン酸プ
ロピル,プロピオン酸ブチル,プロピオン酸イソブチ
ル,酪酸メチル,酪酸エチル,酪酸プロピル,酪酸イソ
プロピル,酪酸ブチル,酪酸イソブチル等のエステル類
などが使用できる。また、アボカド油,アルモンド油,
オリーブ油,ゴマ油,サザンカ油,サフラワー油,大豆
油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パーシック
油,ヒマシ油,綿実油,落花生油,ホホバ油等の液状植
物油類、ミンク油,卵黄油,液状ラノリン等の液状動物
油類、流動パラフィン,イソパラフィン,スクワラン,
プリスタン等の液状炭化水素油類、オレイルアルコー
ル,2-ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコー
ル,2-オクチルドデカノール等の液状高級アルコール
類、エチレングリコールモノメチルエーテル,エチレン
グリコールモノエチルエーテル,エチレングリコールモ
ノブチルエーテル,エチレングリコールモノフェニルエ
ーテル,エチレングリコールモノ2-エチルヘキシルエー
テル,エチレングリコールジメチルエーテル,エチレン
グリコールジエチルエーテル,エチレングリコールジブ
チルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル,ジエチレングリコールジエチル
エーテル,ジエチレングリコールジブチルエーテル,エ
チレングリコールメチルエーテルアセテート,エチレン
グリコールエチルエーテルアセテート,エチレングリコ
ールブチルエーテルアセテート,エチレングリコールフ
ェニルエーテルアセテート,ジエチレングリコールエチ
ルエーテルアセテート,ジエチレングリコールブチルエ
ーテルアセテート等の二価アルコール誘導体類、オクタ
ン酸セチル,ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸
イソプロピル,ラウリン酸ヘキシル,オレイン酸オレイ
ル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸オクチルドデシ
ル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル,フタル酸ジエ
チル,フタル酸ジブチル,ジオイレイン酸プロピレング
リコール,トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル,トリ2-
エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン等の液状エス
テル油類、ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポ
リシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,
デカメチルシクロペンタシロキサン等の液状シリコーン
油など、一般に化粧料用或いは塗料用として用いられる
油性物質を用いることができる。本発明にはこれらより
1種又は2種以上を選択して用いる。
【0009】本発明においては、チタンアルコキシドに
有機変性シリコーンを作用させ、それによりチタンアル
コキシドの加水分解を制御するが、有機変性シリコーン
としては、カルボキシル変性シリコーン,アミノ変性シ
リコーン,フェノール変性シリコーン,ポリエーテル変
性シリコーン,エポキシ変性シリコーン及びエポキシ・
ポリエーテル変性シリコーンが好ましいものとして例示
される。
【0010】上記カルボキシル変性シリコーン,アミノ
変性シリコーン,フェノール変性シリコーン,ポリエー
テル変性シリコーン,エポキシ変性シリコーン及びエポ
キシ・ポリエーテル変性シリコーンとしては、ポリシロ
キサン鎖の両末端及び/又は側鎖にカルボキシル基やア
ミノ基等の官能基を有するものであればよく、下記の式
(I)で示されるものが特に好ましく使用される。な
お、式(I)中、Rは同一又は異種の炭素数1〜20の
アルキル基又は炭素数6〜20のアリール基、Xは一般
式QCOOH,Q-(NHQ')pNH2,QC64OH,Q
(C24O)a(C36O)bR,又は式(II)で、Q及び
Q'は同一又は異種の炭素数1〜10の2価有機基であ
り、YはX,R,炭素数1〜5のアルコキシ基,水酸基
のいずれかであり、a,bは、ポリオキシエチレン・ポ
リオキシプロピレン鎖の分子量が250〜2,000,
エチレンオキシドとプロピレンオキシドの重量比が10
0:0〜20:80となる数である。また、m,n,p
は整数で、10≦m≦500,0≦n≦20,pは0,
1,2のいずれかである。
【化1】
【化2】
【0011】上記カルボキシル変性シリコーンとして
は、「信越シリコーンX-22-162C」,「同X-22-3701
E」,「東レ・ダウコーニングシリコーン SF8418」,
「同 BY16-880」,「同 BY16-754」,「同 BY16-750」
等、アミノ変性シリコーンとしては、「信越シリコーン
KF-864」,「同 KF-867S」,「同 KF-869」,「東レ・
ダウコーニングシリコーン SF8417」,「同 BY16-84
9」,「同 BY16-850」,「同 BY16-879B」,「同 BY16-
892」,「同 BY16-853B」,「同 BY16-756」等、フェノ
ール変性シリコーンとしては、「信越シリコーン X-22-
1821」,「東レ・ダウコーニングシリコーン BY16-75
2」等、ポリエーテル変性シリコーンとしては、「信越
シリコーン KF-355A」,「同 KF-6011」,「東レ・ダウ
コーニングシリコーンSH3746」等、エポキシ変性シリコ
ーンとしては、「信越シリコーン X-22-163C」,「同 X
22-173DX」,「東レ・ダウコーニングシリコーン SF84
1」等、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンとして
は、「信越シリコーン X-22-3667」,「東レ・ダウコー
ニングシリコーン SF8421」等、各社より販売されてい
る製品を用いることができる。チタンアルコキシドに対
する添加量としては、チタンアルコキシド1重量部に対
して0.1重量部〜5重量部程度とするのが好ましい。
チタンアルコキシドに対する変性シリコーンの添加量を
変化させることにより、得られる酸化チタンの油性分散
体の性状を変化させることができ、チタンアルコキシド
に対する変性シリコーンの添加重量比を1:2以上とす
ると、透明性の高い組成物が得られる。
【0012】本発明においては、チタンアルコキシドに
対し、上記有機変性シリコーンの1種又は2種以上とと
もに、分子内に孤立電子対を有する原子や極性基を有す
る有機化合物を作用させることもでき、それにより得ら
れる酸化チタンの油性分散体の硬度を幅広く制御するこ
とができる。本発明において使用し得る有機化合物とし
ては、分子内に孤立電子対を有する原子や極性基を有す
るもので、液状であるか、油性溶媒に溶解又は分散させ
得るものであれば、特に限定されない。たとえば、リン
酸,ピロリン酸,メタリン酸,フルオロリン酸等のリン
酸類、グルコース-1-リン酸,グルコース-6-リン酸,フ
ルクトース-6-リン酸,グリセロール-1-リン酸,ホスホ
エノールピルビン酸等のリン酸エステル類、フッ化アセ
チル,フッ化アミル,フッ化アリル,フッ化デシル等の
フッ素化合物類、γ-クロロプロピルトリメトキシシラ
ン,ビニルトリクロロシラン,ビニルトリエトキシシラ
ン,ビニルトリス(β-メトキシエトキシ)シラン,γ-メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン,β-(3,4-エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン,γ-
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン,γ-メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン,γ-アミノプロピル
トリエトキシシラン,N-β-(アミノエチル)-γ-アミノ
プロピルトリメトキシシラン,γ-ウレイドプロピルト
リエトキシシラン,N-β-(アミノエチル)-β-アミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン等のシランカップリング
剤、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート,イ
ソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート,
イソプロピルトリス(ジオクチルピロホスフェート)チタ
ネート,テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファ
イト)チタネート,テトラオクチルビス(ジトリデシルホ
スファイト)チタネート,テトラ(2,2-ジアリルオキシメ
チル-1-ブチル)ビス(ジ-トリデシル)ホスファイトチタ
ネート,ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセ
テートチタネート,トリス(ジオクチルピロホスフェー
ト)エチレンチタネート等のチタンカップリング剤、乳
酸,シュウ酸,酒石酸,クエン酸,リンゴ酸,ミリスチ
ン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,イソオクタン酸,
イソミリスチン酸,イソパルミチン酸,イソステアリン
酸,ヒドロキシパルミチン酸,ヒドロキシステアリン
酸,安息香酸,ヒドロキシ安息香酸等のカルボン酸類、
ラウリルアルコール,ミリスチルアルコール,パルミチ
ルアルコール,ステアリルアルコール,オレイルアルコ
ール,ベヘニルアルコール等の高級脂肪族アルコール
類、ジグリセリン,グリセリルモノパルミチルエーテ
ル,グリセリルモノステアリルエーテル,グリセリルモ
ノオレイルエーテル等のグリセリルエーテル類、グリセ
リルモノパルミチン酸エステル,グリセリルモノステア
リン酸エステル,グリセリルモノイソステアリン酸エス
テル,グリセリルジイソステアリン酸エステル,グリセ
リルトリ2-エチルヘキサン酸エステル等のグリセリルエ
ステル類、ホスファチジン酸,ホスファチジルイノシト
ール,ホスファチジルエタノールアミン,ホスファジル
コリン,ホスファチジルセリン等のグリセロリン脂質
類、N-ステアロイルスフィンゴシン,N-ステアロイルフ
ィトスフィンゴシン等のセラミド類、スフィンゴミエリ
ン,グルコシルセラミド,ガラクトシルセラミド等のス
フィンゴ脂質類、アセチルアセトン,エチレングリコー
ル,ジエチレングリコール,プロピレングリコール,ジ
プロピレングリコール,エチレンジアミン,エチレンジ
アミン四酢酸,ジチゾン,ジメチルグリオキシム,8-キ
ノリノール,フタロシアニン,1,10-フェナントロリ
ン,2,2'-ビピリジル,インジゴ等のキレート作用を有
する化合物、デシルアミン,ウンデシルアミン,ドデシ
ルアミン,テトラデシルアミン,ヘキサデシルアミン,
オクタデシルアミン,ジヘキシルアミン,ジオクチルア
ミン,ジデシルアミン,N-メチルデシルアミン,N-メチ
ルラウリルアミン,N-メチルパルミチルアミン,N-エチ
ルパルミチルアミン等のアミン類、ヘキシルアミド,オ
クチルアミド,デシルアミド,ウンデシルアミド,ラウ
リルアミド,ミリスチルアミド,パルミチルアミド,ス
テアリルアミド等のアミド類、ミリスチン酸モノエタノ
ールアミド,ステアリン酸モノエタノールアミド,ミリ
スチン酸ジエタノールアミド,ステアリン酸ジエタノー
ルアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類、2-ヒドロキ
シ-4-メトキシベンゾフェノン,2-ヒドロキシ-4-メトキ
シベンゾフェノン-5-スルホン酸,ジヒドロキシジメト
キシベンゾフェノン,2,4-ジヒドロキシベンゾフェノ
ン,テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノ
ン誘導体、パラアミノ安息香酸,パラアミノ安息香酸エ
チル,パラジメチルアミノ安息香酸ペンチル,パラジメ
チルアミノ安息香酸オクチル等のパラアミノ安息香酸誘
導体、パラメトキシ桂皮酸エチル,パラメトキシ桂皮酸
イソプロピル,パラメトキシ桂皮酸オクチル,パラメト
キシ桂皮酸2-エトキシエチル等のメトキシ桂皮酸誘導
体、サリチル酸オクチル,サリチル酸フェニル,サリチ
ル酸ホモメンチル,サリチル酸ジプロピレングリコー
ル,サリチル酸エチレングリコール,サリチル酸ミリス
チル,サリチル酸メチル等のサリチル酸誘導体、ウロカ
ニン酸,ウロカニン酸エチル,4-ターシャルブチル-4'-
メトキシジベンゾイルメタン,2-(2'-ヒドロキシ-5'-メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール,アントラニル酸メ
チルといった紫外線吸収剤、ローダミンBステアレート
(赤色215号),テトラクロロテトラブロモフルオレ
セイン(赤色218号),テトラブロモフルオレセイン
(赤色223号),スダンIII(赤色225号),ジブ
ロモフルオレセイン(だいだい色201号),ジヨード
フルオレセイン(だいだい色206号),フルオレセイ
ン(黄色201号),キノリンイエローSS(黄色20
4号),キニザリングリーンSS(緑色202号),ア
リズリンパープルSS(紫色201号),薬用スカーレ
ット(赤色501号),オイルレッドXO(赤色505
号),オレンジSS(だいだい色403号),イエロー
AB(黄色404号),イエロー405号(黄色405
号),スダンブルーB(青色403号)等の油溶性色素
類などが挙げられ、これらより1種又は2種以上を選択
して用いる。チタンアルコキシドに対する添加量として
は、チタンアルコキシド1モルに対して0.001モル
〜4モル程度とするのが好ましい。
【0013】また本発明においては、チタンアルコキシ
ドから酸化チタンへの重縮合に際し、加水分解を制御す
る加水分解抑制剤を添加することもできる。加水分解抑
制剤を添加することにより、チタンアルコキシドの加水
分解の進行を制御し、選択的に薄片状や針状のゲル粒子
を得ることができる。
【0014】上記加水分解抑制剤はキレート試薬及び電
子供与性試薬より選択され、ジエチレングリコール,ト
リエチレングリコール,ポリエチレングリコール,ポリ
プロピレングリコール等のアルキレングリコール類、エ
チレングリコールモノメチルエーテル,エチレングリコ
ールモノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチ
ルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,テトラ
エチレングリコールモノメチルエーテル,テトラエチレ
ングリコールモノエチルエーテル,プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル,プロピレングリコールモノエチ
ルエーテル等のアルキレングリコールのアルキルエーテ
ル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル,エチ
レングリコールモノベンジルエーテル等のアルキレング
リコールのアリールエーテル類、アセチルアセトン等の
β-ジケトン類、エチレンジアミン,トリエタノールア
ミン等のアミン類などが挙げられ、これらより1種又は
2種以上を選択して用いる。前記の中でも、特にアルキ
レングリコール類が好ましく使用できる。
【0015】上記の加水分解抑制剤は、チタンアルコキ
シド1モルに対し1モル〜20モルの割合で添加するこ
とが好ましく、2モル〜10モルとするのがより好まし
い。加水分解抑制剤の添加量が1モル未満であると、チ
タンアルコキシドの加水分解の制御効果が十分に得られ
ず、また20モルを超えると、チタンアルコキシドの加
水分解が十分に進行しないので好ましくない。
【0016】さらに本発明においては、必要に応じ酸又
は塩基、或いは弱酸と弱塩基,強酸と弱塩基,弱酸と強
塩基の中和により得られる塩を触媒として添加すること
ができる。かかる酸又は塩基としては、塩酸,硫酸等の
強酸、炭酸,ギ酸,酢酸,ミリスチン酸,パルミチン
酸,ステアリン酸等の弱酸、水酸化ナトリウム,水酸化
カリウム等の強塩基、ヒドロキシアンモニウム,アセト
アミジン,ヒドラジン等の弱塩基が用いられる。これら
酸又は塩基の添加量としては、チタン1モルに対し10
-3〜10-4モルの範囲とするのが適切である。
【0017】また、弱酸と弱塩基,強酸と弱塩基,弱酸
と強塩基の中和により得られる塩としては、炭酸,カル
ボン酸及びその誘導体、並びにフェノキシド及びその誘
導体より成る群から選ばれる1種以上と、アルカリ金
属,アルカリ土類金属,アミン類,アンモニウム化合
物,ヒドラジニウム化合物,ピリジニウム化合物及びヒ
ドロキシアルミニウム化合物から成る群から選ばれる1
種以上との塩が好ましく用いられ、炭酸リチウム,炭酸
ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸ルビジウム,炭酸セシ
ウム,炭酸アンモニウム,炭酸水素リチウム,炭酸水素
ナトリウム,炭酸水素カリウム,炭酸水素ルビジウム,
炭酸水素セシウム,炭酸水素アンモニウム,ギ酸リチウ
ム,ギ酸ナトリウム,ギ酸カリウム,ギ酸ルビジウム,
ギ酸セシウム,ギ酸カルシウム,ギ酸アンモニウム,酢
酸リチウム,酢酸ナトリウム,酢酸カリウム,酢酸ルビ
ジウム,酢酸セシウム,酢酸カルシウム,酢酸アンモニ
ウム,ミリスチン酸ナトリウム,パルミチン酸ナトリウ
ム,ステアリン酸ナトリウム,ヒドロキシアンモニウム
塩酸塩,アセトアミジン塩酸塩,ヒドラジン塩酸塩等が
例示される。これらのうち、炭酸ナトリウム,炭酸アン
モニウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸水素アンモニウ
ム,酢酸ナトリウム,酢酸アンモニウム,ステアリン酸
ナトリウムが特に好ましい。前記より1種又は2種以上
を選択して用いるが、用いる塩により、生成するチタン
アルコキシドゲルの状態を制御することができる。な
お、これらの塩は中和反応を行わせて塩を形成させてか
ら添加してもよいが、塩を形成し得る酸と塩基をそれぞ
れ別々にチタンアルコキシドの油性溶液又は分散液に添
加し、前記溶液又は分散液中で塩を形成させてもよい。
これらの塩の添加量としては、チタンアルコキシド1モ
ルに対して0.001モル〜2モルとするのが好まし
い。
【0018】本発明における酸化チタンの油性分散体の
製造方法としては、まずチタンアルコキシドを油性溶媒
の1種又は2種以上に溶解又は分散し、この油性溶液又
は分散液を撹拌しながら、有機変性シリコーンより選択
される1種又は2種以上、或いはさらに分子内に孤立電
子対を有する原子及び/又は極性基を有する有機化合物
の1種又は2種以上を油性溶媒に溶解又は分散して添加
した後、水を添加し、加水分解する。水の添加量はチタ
ンアルコキシド1モルに対し0.001モル〜4モル程
度とするのが適切である。有機変性シリコーンや分子内
に孤立電子対を有する原子及び/又は極性基を有する有
機化合物が液状である場合には、チタンアルコキシドに
直接かかる有機化合物を添加してもよい。有機変性シリ
コーンや分子内に孤立電子対を有する原子及び/又は極
性基を有する有機化合物の種類やチタンアルコキシドに
対する添加量を調整することにより、生成される酸化チ
タンの形状を制御することができる。また、有機変性シ
リコーンと分子内に孤立電子対を有する原子及び/又は
極性基を有する有機化合物の量比を制御することによ
り、生成物の硬度を幅広く制御することができ、さらに
水の添加量比を増加させるにつれて、得られる酸化チタ
ンの油性分散体は、透明〜微白濁〜白濁と変化し、その
透明性を制御することができる。
【0019】さらに本発明においては、加水分解抑制剤
を油性溶媒の1種又は2種以上に溶解又は分散して添加
することにより、選択的に薄片状や針状のゲルを得るこ
とができる。また触媒として酸又は塩基、或いは弱酸と
弱塩基,強酸と弱塩基及び弱酸と強塩基との中和により
得られる塩を添加する場合は、これらの油性溶液又は分
散液は水と同時に添加してもよいが、ある程度加水分解
を進行させた後に添加してもよく、添加時期によりゲル
粒子の形状を制御することが可能である。また、油性溶
媒又は配位能を有する有機化合物として、加水分解抑制
作用を有するものを用いてもよい。
【0020】上記反応系については、撹拌を停止して2
〜120時間程度静置し、反応を継続させる。必要に応
じてチタンに対し5〜7倍モル量の酸を添加して反応を
停止し、過剰量の水を添加して未反応のチタンアルコキ
シドが残留しないことを確認し、残留する場合には過剰
量の水により洗浄,除去する。反応を停止するのに添加
する酸については特に限定されない。
【0021】本発明に係る酸化チタンの油性分散体は良
好な増粘・皮膜形成性を示す。また、揮発性の油性溶媒
又は有機変性シリコーン等に分散されている場合には、
風乾,減圧蒸留等によりこれらを揮発させて乾燥するこ
とによって、親油性の酸化チタン粉体を得ることができ
る。油性溶媒又は有機変性シリコーン等として不揮発性
のものを用いた場合には、シクロヘキサン等の揮発性の
油性溶媒を添加して共沸させて乾燥する。
【0022】本発明に係る酸化チタンの油性分散体及び
親油性酸化チタン粉体は、油性材料への分散性及び耐水
性に優れ、紫外線吸収性,光触媒活性,フォトクロミッ
ク性,抗菌活性等種々の性状を有し、形状の制御も容易
で、薄片状,針状,繊維状等とすることができる。さら
に、高い透明性を有するものを得ることもできる。従っ
て、本発明に係る酸化チタンの油性分散体等は、医薬
品,化粧品,油性塗料,樹脂,吸着剤,イオン交換剤,
複合酸化物前駆体,光学材料,フォトクロミック材料,
電子・電気材料,記録・記憶材料,繊維,光触媒,抗菌
・抗黴性材料,環境汚染物分解除去剤等として、幅広い
分野で応用することができる。なかでも特に、紫外線防
御効果を有する化粧料への応用に適する。
【0023】すなわち本発明においては、化粧料用油性
原料又は増粘・皮膜形成剤として、上記酸化チタンの油
性分散体の1種又は2種以上を含有させ、及び/又は化
粧料用粉体として、上記親油性酸化チタン粉体の1種又
は2種以上を含有させることにより、紫外線による皮膚
への悪影響を防止するのに有効な化粧料を得ることがで
きる。かかる化粧料は、二層ないし三層状の化粧水,乳
液,クリーム,ゲル,パック等の皮膚用化粧料、メイク
アップベースローション,メイクアップベースクリーム
等の下地化粧料、乳液状,クリーム状,油性軟膏型,油
性スティック状,粉末状等のファンデーション類,アイ
カラー類,チークカラー類といったメイクアップ化粧
料、リップクリーム,リップスティック等の口唇用化粧
料などとして提供し得る。
【0024】本発明に係る化粧料には、上記の酸化チタ
ンの油性分散体及び/又は親油性酸化チタン粉体の他、
油脂類,ロウ類,炭化水素類,脂肪酸類,高級アルコー
ル類,エステル類,低級アルコール類,多価アルコール
類,保湿剤,細胞賦活剤,抗炎症剤,界面活性剤,水溶
性高分子化合物,防菌防黴剤,色素類,香料等、一般的
に化粧料に配合される原料を含有させることができる。
また本発明に係る親油性酸化チタン粉体以外に、体質顔
料,着色顔料,真珠光沢顔料等の粉体類を含有させるこ
とができる。特に紫外線防御を目的とした日焼け止め化
粧料においては、従来より用いられている微粒子酸化チ
タンや酸化亜鉛といった紫外線散乱効果を有する粉体
や、紫外線吸収剤を併用し得る。
【0025】
【実施例】さらに実施例により、本発明について詳細に
説明する。
【0026】[実施例1〜実施例4] カルボキシル変
性シリコーンを作用させて成る酸化チタン油性分散体 ドライボックス中にて、チタンテトラエトキシド100
gに対し、ポリシロキサン鎖の両末端にカルボキシル基
を有する変性シリコーンである「信越シリコーン X-22-
162C」(カルボキシル基当量=2,330g/mol)
を表1に示す量添加,混合し、撹拌しながら水16g
(チタンテトラエトキシドに対するモル比=2.0)を
添加した。撹拌を停止して室温で24時間静置した後、
イソステアリン酸2.6モルを添加して反応を停止し
た。得られた酸化チタンの油性分散体の性状を、表1に
併せて示した。
【0027】
【表1】
【0028】[実施例5〜実施例7] カルボキシル変
性シリコーンを作用させて成る酸化チタン油性分散体 ドライボックス中にて、チタンテトラエトキシド100
gに対し、ポリシロキサン鎖の側鎖にカルボキシル基を
有する変性シリコーンである「信越シリコーンX-22-370
1E」(カルボキシル基当量=4,000g/mol)を
表2に示す量添加,混合し、撹拌しながら水16g(チ
タンテトラエトキシドに対するモル比=2.0)を添加
した。撹拌を停止して室温で24時間静置した後、イソ
ステアリン酸2.6モルを添加して反応を停止した。得
られた酸化チタンの油性分散体の性状を、表2に併せて
示した。
【0029】
【表2】
【0030】[実施例8] アミノ変性シリコーン及び
イソステアリン酸を作用させて成る酸化チタン油性分散
体 ドライボックス中にて、チタンエトキシド100gに対
し、アミノ変性シリコーンであるアミノエチルアミノプ
ロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
(信越シリコーンKF-867S,アミン当量=1,600〜
1,900g/mol)、イソステアリン酸、及び水
を、18:34:3:3の重量比で混合,撹拌し、撹拌
を停止して室温で24時間静置した後、イソステアリン
酸2.6モルを添加して反応を停止し、均一な黄色液状
の油性分散体を得た。
【0031】[実施例9] フェノール変性シリコーン
及びイソステアリン酸を作用させて成る酸化チタンのジ
メチルポリシロキサン分散体 チタンテトラエトキシド57.0g(0.25モル)を
ジメチルポリシロキサン(1.5cs)1リットルに分
散し、この分散液1リットルを撹拌しながらイソステア
リン酸0.125モル及びフェノール変性シリコーンで
ある「信越シリコーンX-22-1821」(フェノール基当量
=32mgKOH/g)114.0gを添加し、次いで
水0.125モル及びジエチレングリコール1.25モ
ルを添加した。撹拌を停止して室温で5日間静置した
後、イソステアリン酸1.75モルを添加して反応を停
止し、水を加えて洗浄し、透明な液状の上記分散体を得
た。
【0032】[実施例10] カルボキシル変性シリコ
ーン及びイソデカン酸を作用させて成る酸化チタンのイ
ソパラフィン分散体 チタンテトラエトキシド91.3g(0.4モル)をイ
ソパラフィン50mlに溶解し、カルボキシル変性シリ
コーン(「信越シリコーンX22-162C」)182.6g,
イソデカン酸0.4モル,精製水0.2モル及びステア
リン酸ナトリウム0.25ミリモルを撹拌しながら添加
した。撹拌を停止した後、室温で24時間静置し、上記
酸化チタンのイソパラフィン分散体を得た。
【0033】[実施例11] アミノ変性シリコーン及
びイソステアリン酸を作用させて成る親油性酸化チタン
粉体 実施例8に係る油性酸化チタン分散体を120℃で2時
間加熱して固形化し、固形物を粉砕して上記親油性酸化
チタン粉体を得た。
【0034】[実施例12] フェノール変性シリコー
ン及びイソステアリン酸を作用させて成る親油性酸化チ
タン粉体 実施例9に係る酸化チタンのジメチルポリシロキサン分
散体を温浴下に静置してジメチルポリシロキサンを除去
し、次いで90℃で1時間乾燥して、上記親油性酸化チ
タン粉体を得た。
【0035】[実施例13] カルボキシル変性シリコ
ーン及びイソデカン酸を作用させて成る親油性酸化チタ
ン粉体 実施例10に係る酸化チタンのイソパラフィン分散体を
温浴下に静置してイソパラフィンを除去し、次いで90
℃で1時間乾燥して、上記親油性酸化チタン粉体を得
た。
【0036】[実施例14] ポリエーテル変性シリコ
ーンを作用させて成る親油性酸化チタン粉体 ドライボックス中にて、チタンテトラエトキシド92g
に対し、ポリエーテル変性シリコーンである「信越シリ
コーン KF-6011」(HLB値=12)292gを添加,
混合し、撹拌しながら水16g(チタンテトラエトキシ
ドに対するモル比=2.0)を添加した。撹拌を停止し
て室温で24時間静置した後、120℃で2時間加熱乾
燥し、次いで粉砕して、茶色の上記親油性酸化チタン粉
体を得た。
【0037】[実施例15] エポキシ変性シリコーン
を作用させて成る親油性酸化チタン粉体 ドライボックス中にて、チタンテトラエトキシド92g
に対し、エポキシ変性シリコーンである「信越シリコー
ン X22-173DX」(平均分子量=5,000,エポキシ基
当量=4,500g/mol)292gを添加,混合
し、撹拌しながら水16g(チタンテトラエトキシドに
対するモル比=2.0)を添加した。撹拌を停止して室
温で24時間静置した後、120℃で2時間加熱乾燥
し、次いで粉砕して、白色の上記親油性酸化チタン粉体
を得た。
【0038】[実施例16] エポキシ・ポリエーテル
変性シリコーンを作用させて成る親油性酸化チタン粉体 ドライボックス中にて、チタンテトラエトキシド92g
に対し、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンである
「信越シリコーン X22-3667」(平均分子量=10,0
00,エポキシ基・ポリエーテル基当量=4,300g
/mol)292gを添加,混合し、撹拌しながら水1
6g(チタンテトラエトキシドに対するモル比=2.
0)を添加した。撹拌を停止して室温で24時間静置し
た後、120℃で2時間加熱乾燥し、次いで粉砕して、
透明な外観を有する上記親油性酸化チタン粉体を得た。
【0039】[実施例17] アミノ変性シリコーン及
びイソステアリン酸を作用させて成る酸化チタンを含有
する増粘・皮膜形成性組成物 実施例8に係る酸化チタンの油性分散体を120℃にて
1時間加熱,濃縮して、上記増粘・皮膜形成性組成物を
得た。
【0040】[実施例18] フェノール変性シリコー
ン及びイソステアリン酸を作用させて成る酸化チタンを
含有する増粘・皮膜形成性組成物 実施例9に係る酸化チタンのジメチルポリシロキサン分
散体を温浴下に静置してジメチルポリシロキサンを除去
し、上記増粘・皮膜形成性組成物を得た。
【0041】[実施例19] カルボキシル変性シリコ
ーン及びイソデカン酸を作用させて成る酸化チタンを含
有する増粘・皮膜形成性組成物 実施例10に係る酸化チタンのイソパラフィン分散体を
温浴下に静置してイソパラフィンを除去し、上記増粘・
皮膜形成性組成物を得た。
【0042】本発明の実施例1〜実施例19について、
紫外部吸収スペクトル及び日光防御指数(SPF)の測
定を行った。紫外部吸収スペクトルは日立製スペクトロ
フォトメータU-3000により測定し、SPF値はS
PFアナライザーにより求めた。以上の結果を表3にま
とめて示した。なお、チタンエトキシドと有機変性シリ
コーン,イソステアリン酸又はイソデカン酸との作用に
ついては、赤外吸収スペクトルにより確認した。
【0043】
【表3】
【0044】表3より明らかなように、本発明の実施例
1〜実施例19は、260〜275nmにおいて吸収極
大を有しており、SPFアナライザーによる測定では3
〜7付近のSPF値を示していた。
【0045】続いて、本発明に係る化粧料の実施例の処
方を示す。
【0046】 [実施例20] 三層状化粧水 (1)カルボキシル変性シリコーンを作用させて成る 8.00(重量%) 酸化チタンの油性分散体(実施例1) (2)エタノール 10.00 (3)β-カロテン 0.02 (4)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.20 テトラオレイン酸エステル (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (6)香料 0.10 (7)ソルビトール 1.00 (8)グリセリン 1.00 (9)精製水 79.58 製法:(3)〜(6)を(2)に添加,溶解し、次いで(1)を分散
して油層とする。(9)に(7),(8)を溶解したものを水層
とし、この水層部に油層部を室温下に加え、撹拌,混合
する。
【0047】 [実施例21] 水中油型乳液 (1)セタノール 1.0(重量%) (2)ミツロウ 0.5 (3)ワセリン 2.0 (4)ポリオキシエチレン(10E.O.)モノオレイン酸 1.0 エステル (5)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.0 (6)カルボキシル変性シリコーンを作用させて成る 6.0 酸化チタンの油性分散体(実施例2) (7)グリセリン 4.0 (8)1,3-ブチレングリコール 4.0 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 60.2 (11)カルボキシビニルポリマー 15.0 (1.0重量%水溶液) (12)水酸化カリウム 0.1 (13)香料 0.1 (14)エタノール 5.0 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合,加熱溶解し、(6)を
分散して70℃とする。一方、(7)〜(9)を(10)に添加し
て溶解し、70℃に加熱する。この水相に前記油相を添
加して予備乳化し、次いで(11)を添加して撹拌後、(12)
を添加して増粘させ、ホモミキサーにて均一に乳化す
る。続いて冷却し、40℃にて(13)を(14)に溶解して添
加,混合する。
【0048】 [実施例22] 水中油型クリーム (1)スクワラン 10.0(重量%) (2)ワセリン 5.0 (3)ステアリルアルコール 3.0 (4)ステアリン酸 3.0 (5)グリセリルモノステアリン酸エステル 3.0 (6)ポリアクリル酸エチル 1.0 (7)酢酸トコフェロール 0.2 (8)カルボキシル変性シリコーンを作用させて成る 3.0 酸化チタンの油性分散体(実施例4) (9)アミノ変性シリコーン及びイソステアリン酸を 6.0 作用させて成る親油性酸化チタン粉体(実施例11) (10)1,3-ブチレングリコール 7.0 (11)水酸化カリウム 0.2 (12)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (13)精製水 58.4 (14)香料 0.1 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、加熱溶解したもの
に(8),(9)を混合,分散した後70℃とする。一方、(1
0)〜(12)を(13)に加えて溶解して加熱し、70℃とす
る。この水相に前記油相を撹拌しながら添加し、ホモジ
ナイザーにより乳化した後冷却し、40℃にて(14)を添
加,混合する。
【0049】 [実施例23] 日焼け止め用油中水型クリーム (1)流動パラフィン 10.0(重量%) (2)スクワラン 20.0 (3)グリセリルジイソステアリン酸エステル 3.0 (4)フェノール変性シリコーン及び 10.0 イソステアリン酸を作用させて成る酸化チタンの ジメチルポリシロキサン分散体(実施例9) (5)有機変性モンモリロナイト 1.5 (6)パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル 5.0 (7)オキシベンゾン 3.0 (8)4-ターシャルブチル-4'-メトキシジベンゾイル 1.0 メタン (9)カルボキシル変性シリコーン及びイソデカン酸 5.0 を作用させて成る親油性酸化チタン粉体(実施例13) (10)1,3-ブチレングリコール 5.0 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)精製水 36.3 (13)香料 0.1 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合,加熱溶解し、(9)を
分散した後70℃とする。一方、(10)〜(12)を混合,溶
解して加熱し、70℃とする。この水相を前記油相に撹
拌しながら添加し、ホモジナイザーにより乳化した後冷
却し、40℃にて(13)を添加,混合する。
【0050】 [実施例24] メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 10.00(重量%) (2)アミノ変性シリコーン及びイソステアリン酸 5.35 を作用させて成る酸化チタンの油性分散体(実施例8) (3)セタノール 1.50 (4)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸 2.00 エステル (5)フェノール変性シリコーン及び 2.50 イソステアリン酸を作用させて成る酸化チタンを 含有する増粘・皮膜形成性組成物(実施例19) (6)プロピレングリコール 8.00 (7)水酸化カリウム 0.20 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)精製水 69.00 (10)酸化チタン 1.00 (11)ベンガラ 0.05 (12)黄酸化鉄 0.20 (13)香料 0.10 製法:(1)〜(4)を混合,加熱溶解し、(5)を添加,混合
して75℃とし、油相成分とする。一方、(6)〜(9)の水
相成分を混合,溶解し、75℃に加熱したものに(10)〜
(12)の顔料を添加して、ホモミキサーにて分散する。こ
の水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて
均一に乳化した後冷却し、40℃にて(13)を添加,混合
する。
【0051】 [実施例25] 油性軟膏型ファンデーション (1)固形パラフィン 3.00(重量%) (2)マイクロクリスタリンワックス 6.00 (3)ミツロウ 2.00 (4)ワセリン 12.00 (5)酢酸ラノリン 1.00 (6)スクワラン 5.00 (7)パルミチン酸イソプロピル 18.00 (8)酢酸トコフェロール 0.20 (9)パラオキシ安息香酸ブチル 0.02 (10)カルボキシル変性シリコーンを作用させて成る 4.00 酸化チタンの油性分散体(実施例5) (11)ポリエーテル変性シリコーンを作用させて 12.50 成る親油性酸化チタン粉体(実施例14) (12)タルク 17.48 (13)カオリン 15.00 (14)ベンガラ 1.00 (15)黄酸化鉄 2.50 (16)黒酸化鉄 0.20 (17)香料 0.10 製法:(1)〜(9)を混合し、85℃に加熱して溶解し、こ
れにまず(10),(11)を添加して分散し、次いで(12)〜(1
6)を十分混合し粉砕した後、撹拌しながら添加し、コロ
イドミルで磨砕分散する。(17)を加え、脱気後70℃で
容器に流し込み、冷却する。
【0052】 [実施例26] 油性スティック状ファンデーション (1)流動パラフィン 20.08(重量%) (2)ミリスチン酸イソプロピル 15.00 (3)液状ラノリン 4.50 (4)マイクロクリスタリンワックス 4.50 (5)セレシン 10.00 (6)カルナウバロウ 2.00 (7)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 1.00 (8)酢酸トコフェロール 0.20 (9)パラオキシ安息香酸ブチル 0.02 (10)フェノール変性シリコーン及び 3.00 イソステアリン酸を作用させて成る酸化チタンを 含有する増粘・皮膜形成性組成物(実施例18) (11)カルボキシ変性シリコーンを作用させて成る 5.00 酸化チタンの油性分散体(実施例6) (12)フェノール変性シリコーン及び 10.00 イソステアリン酸を作用させて成る親油性酸化チタン粉体 (実施例12) (13)カオリン 14.60 (14)タルク 2.80 (15)マイカ 3.00 (16)ベンガラ 1.00 (17)黄酸化鉄 3.00 (18)黒酸化鉄 0.20 (19)香料 0.10 製法:(1)〜(9)の基剤成分を混合し、70℃〜80℃で
加熱融解し、(10)〜(12)を添加して混合,分散する。一
方、(13)〜(18)の顔料成分を混合して前記基剤に加え、
ロールミルで練る。混練物を加熱融解し、調色した後脱
泡し、(19)を添加して型に充填して冷却固化する。
【0053】 [実施例27] パウダーファンデーション (1)流動パラフィン 7.0(重量%) (2)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.5 (3)ワセリン 2.5 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)香料 0.1 (6)アミノ変性シリコーン及びイソステアリン酸を 5.0 作用させて成る酸化チタンを含有する 増粘・皮膜形成性組成物(実施例17) (7)エポキシ変性シリコーンを作用させて成る 5.0 親油性酸化チタン粉体(実施例15) (8)ナイロンパウダー 10.0 (9)マイカ 20.0 (10)タルク 42.3 (11)ベンガラ 3.0 (12)黄酸化鉄 2.0 (13)黒酸化鉄 0.5 製法:(7)〜(13)の顔料成分を混合し、粉砕機を通して
粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、(1)〜(6)を混
合して加え、均一に混合する。これを粉砕機で処理し、
ふるいを通し粒度をそろえた後、金皿に充填して圧縮成
形する。
【0054】 [実施例28] ツーウェイファンデーション (1)流動パラフィン 4.0(重量%) (2)スクワラン 2.0 (3)フェニル変性シリコーン及びイソステアリン酸 4.0 を作用させて成る酸化チタンのジメチル ポリシロキサン分散体(実施例9) (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)香料 0.1 (6)フェニル変性シリコーン及び 10.0 イソステアリン酸を作用させて成る親油性 酸化チタン粉体(実施例12) (7)エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンを 5.0 作用させて成る親油性酸化チタン粉体(実施例16) (8)シリコーン処理セリサイト 25.0 (9)シリコーン処理タルク 30.2 (10)シリコーン処理カオリン 5.0 (11)シリコーン処理ベンガラ 2.5 (12)シリコーン処理黄酸化鉄 2.0 (13)シリコーン処理黒酸化鉄 0.1 (14)ポリエチレン末 10.0 製法:(6)〜(14)の顔料成分を混合し、粉砕機を通して
粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、(1)〜(5)を混
合して加え、均一に混合する。これを粉砕機で処理し、
ふるいを通し粒度をそろえた後、金皿に充填して圧縮成
形する。
【0055】上記の本発明の実施例20〜実施例28に
ついて、使用試験を行った。その際、前記各実施例にお
いて配合した本発明の実施例1,実施例2、実施例4〜
実施例6,実施例8,実施例9に係る酸化チタンの油性
分散体、実施例11〜実施例16に係る親油性酸化チタ
ン粉体、及び実施例17〜実施例19に係る増粘・皮膜
形成性組成物を、それぞれ表4に示すように代替して、
比較例1〜比較例9とした。使用試験は、20才代〜5
0才代の女性パネラー20名を1群として用い、各群に
実施例及び比較例のそれぞれをブラインドにて2週間使
用させて行った。使用試験終了後、化粧料の付き,伸
び、透明感、紫外線防御効果、仕上がり感及び化粧持ち
について官能評価させ、評価結果を表5に示す評価基準
に従って点数化させて20名の平均値を算出し、表6に
示した。
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】
【表6】
【0059】表6より明らかなように、本発明の実施例
使用群では、化粧料の付き及び伸びについて、いずれに
おいてもおおむね良好な評価を得ていた。また、いずれ
においてもほぼ良好な透明感が得られており、普通程度
以上の紫外線防御効果が認められていた。特に実施例2
3使用群では、紫外線防御効果の相乗的な向上が認めら
れた。また、いずれにおいても自然な仕上がり感が得ら
れており、水系や水中油型乳化系の化粧料についても、
ほぼ良好な化粧持ちが得られていた。
【0060】これに対し比較例使用群では、シリコーン
処理酸化チタン粉体を含有するものを使用した群で化粧
料の付きや伸びに対する評価が低下していた。また、透
明感及び仕上がり感についての評価も悪くなっていた。
比較例1,比較例2,比較例5及び比較例8使用群で
は、有意な紫外線防御効果は見られなかった。さらに各
比較例使用群において、化粧持ちについての評価が低下
していた。
【0061】すなわち、本発明の実施例20〜実施例2
8については、皮膚への付き,伸びが良好で、優れた透
明感と自然な仕上がりが得られ、化粧持ちも良好であっ
た。さらに、有機系紫外線吸収剤や微粒子酸化チタン等
の無機紫外線遮断剤を含有していなくても、ある程度の
紫外線防御効果を有しており、日常生活で曝露する紫外
線の防御に有効であることが示された。また紫外線吸収
剤と併用することにより、紫外線防御効果が相乗的に向
上することが示された。
【0062】なお本発明の実施例20〜実施例28につ
いては、室温で6カ月間保存した場合に、状態の変化は
全く認められなかった。また上記使用試験において、皮
膚刺激性反応や皮膚感作性反応の見られたパネラーは存
在しなかった。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、油
性材料への分散性に優れ、紫外線吸収性,光触媒活性等
種々の性状を有し、医薬品,化粧品,油性塗料,樹脂,
吸着剤,イオン交換剤,複合酸化物前駆体,光学材料,
フォトクロミック材料,電子・電気材料,記録・記憶材
料,繊維,光触媒,抗菌・抗黴性材料,環境汚染物分解
除去剤等、幅広い分野で応用し得る酸化チタンの油性分
散体及び親油性酸化チタン粉体を得ることができ、また
特に、紫外線防御効果を有する化粧料を提供することが
できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/021 A61K 7/021 7/42 7/42 C01G 23/053 C01G 23/053 C08K 3/22 C08K 3/22 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AB232 AB241 AB242 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC212 AC242 AC342 AC352 AC422 AC442 AC472 AC482 AD022 AD072 AD092 AD512 AD622 AD662 BB25 CC01 CC04 CC05 CC11 CC12 CC19 DD05 DD11 DD17 DD21 DD22 DD23 DD27 DD33 EE03 EE06 EE07 EE12 EE17 FF01 FF05 4G047 CA02 CB06 CC03 CD03 4J002 CP051 CP091 CP181 DD018 DE068 DE178 DE228 DE238 DE258 DE268 DG048 EC076 ED067 EE047 EF038 EF058 EG028 EG038 EN037 EN107 EQ028 ER008

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンアルコキシド又はその油性溶液も
    しくは分散液に、有機変性シリコーンより選択した1種
    又は2種以上と、水を添加して加水分解して得られる酸
    化チタンの油性分散体。
  2. 【請求項2】 チタンアルコキシド又はその油性溶液も
    しくは分散液に、有機変性シリコーンより選択した1種
    又は2種以上、及び分子内に孤立電子対を有する原子及
    び/又は極性基を有する有機化合物の1種又は2種以上
    と、水を添加して加水分解して得られる酸化チタンの油
    性分散体。
  3. 【請求項3】 さらに加水分解抑制剤の1種又は2種以
    上を添加して加水分解することを特徴とする、請求項1
    又は請求項2に記載の酸化チタンの油性分散体。
  4. 【請求項4】 さらに、酸もしくは塩基、又は弱酸と弱
    塩基,強酸と弱塩基及び弱酸と強塩基の中和により得ら
    れる塩から選ばれる1種又は2種以上を添加して加水分
    解することを特徴とする、請求項1〜請求項3に記載の
    酸化チタンの油性分散体。
  5. 【請求項5】 チタンアルコキシド又はその油性溶液も
    しくは分散液に、有機変性シリコーンより選択した1種
    又は2種以上、水を添加し、加水分解することを特徴と
    する、酸化チタンの油性分散体の製造方法。
  6. 【請求項6】 チタンアルコキシド又はその油性溶液も
    しくは分散液に、有機変性シリコーンより選択した1種
    又は2種以上、及び分子内に孤立電子対を有する原子及
    び/又は極性基を有する有機化合物の1種又は2種以上
    と、水を添加し、加水分解することを特徴とする、酸化
    チタンの油性分散体の製造方法。
  7. 【請求項7】 さらに加水分解抑制剤の1種又は2種以
    上を添加して加水分解することを特徴とする、請求項5
    又は請求項6に記載の酸化チタンの油性分散体の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 さらに、酸もしくは塩基、又は弱酸と弱
    塩基,強酸と弱塩基及び弱酸と強塩基の中和により得ら
    れる塩から選ばれる1種又は2種以上を添加して加水分
    解することを特徴とする、請求項5〜請求項7に記載の
    酸化チタンの油性分散体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項4に記載の酸化チタン
    の油性分散体より選択した1種又は2種以上から、分散
    媒を除去した後乾燥して成る、親油性酸化チタン粉体。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項4に記載の酸化チタ
    ンの油性分散体より選択した1種又は2種以上から分散
    媒を除去し、次いで乾燥することを特徴とする、親油性
    酸化チタン粉体の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項4に記載の酸化チタ
    ンの油性分散体より選択した1種又は2種以上を含有し
    て成る、増粘・皮膜形成性組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項4に記載の酸化チタ
    ンの油性分散体、請求項9に記載の親油性酸化チタン粉
    体、及び請求項11に記載の増粘・皮膜形成性組成物よ
    り選択される1種又は2種以上を含有して成る、化粧
    料。
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