JP2002147573A - 円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤ - Google Patents
円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤInfo
- Publication number
- JP2002147573A JP2002147573A JP2000339257A JP2000339257A JP2002147573A JP 2002147573 A JP2002147573 A JP 2002147573A JP 2000339257 A JP2000339257 A JP 2000339257A JP 2000339257 A JP2000339257 A JP 2000339257A JP 2002147573 A JP2002147573 A JP 2002147573A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- worm
- cycloid curve
- straight line
- tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/22—Toothed members; Worms for transmissions with crossing shafts, especially worms, worm-gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/02—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
- F16H1/04—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members
- F16H1/12—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes
- F16H1/16—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes comprising worm and worm-wheel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/08—Profiling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ウォームとウォームホィールとの噛み合いにお
いて、面圧応力の低下、耐摩耗性の向上、発熱の抑制、
効率の向上、及び騒音の低減等を図り、且つウォームと
ウォームホイールとの干渉を避ける。 【解決手段】ウォーム12の軸方向断面(あるいは歯直
角方向断面)の歯形を、従来のような台形歯形とせず、
この台形歯形の斜辺の直線部分をピッチラインPL上に
転がり円R1、R2を転がして得られるサイクロイド曲
線SY1、SY2に置き換えた上で、両者を所定量オフ
セット(離反)させ、ピッチライン付近を該離反させた
サイクロイド曲線SY1、SY2の共通接線に置き換え
る。ウォームホィールはこのウォーム12をホブとして
創成歯切り形成する。
いて、面圧応力の低下、耐摩耗性の向上、発熱の抑制、
効率の向上、及び騒音の低減等を図り、且つウォームと
ウォームホイールとの干渉を避ける。 【解決手段】ウォーム12の軸方向断面(あるいは歯直
角方向断面)の歯形を、従来のような台形歯形とせず、
この台形歯形の斜辺の直線部分をピッチラインPL上に
転がり円R1、R2を転がして得られるサイクロイド曲
線SY1、SY2に置き換えた上で、両者を所定量オフ
セット(離反)させ、ピッチライン付近を該離反させた
サイクロイド曲線SY1、SY2の共通接線に置き換え
る。ウォームホィールはこのウォーム12をホブとして
創成歯切り形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒ウォーム、ウ
ォームホィール、及びこれらの円筒ウォーム及びウォー
ムホィールからなるウォームギヤに関する。
ォームホィール、及びこれらの円筒ウォーム及びウォー
ムホィールからなるウォームギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】ウォームギヤは、直角で且つ交わらない
2つの軸の間の動力の伝達に利用され、図13に示され
るように、一般にねじ状のウォーム2と、それに噛み合
うウォームホィール4とで構成されている。
2つの軸の間の動力の伝達に利用され、図13に示され
るように、一般にねじ状のウォーム2と、それに噛み合
うウォームホィール4とで構成されている。
【0003】ウォームギヤにはそのウォームの外形が円
筒形のもの(single−enveloping w
orm gears)と、鼓形のもの(double−
enveloping worm gears)とがあ
るが、円筒形のウォームの方が鼓形のウォームよりも、
設計、工作、組み立て等が容易であるため一般には該円
筒ウォームを用いた円筒ウォームギヤが広く利用されて
いる。
筒形のもの(single−enveloping w
orm gears)と、鼓形のもの(double−
enveloping worm gears)とがあ
るが、円筒形のウォームの方が鼓形のウォームよりも、
設計、工作、組み立て等が容易であるため一般には該円
筒ウォームを用いた円筒ウォームギヤが広く利用されて
いる。
【0004】従来のウォーム2の軸方向S1の断面、あ
るいは歯直角方向S2の断面の歯形は、図14に拡大し
て示すように、ピッチラインPLからαだけ傾斜した斜
面6を有する「台形」とされている。一方、ウォームホ
ィール4は、該台形の歯形を有するウォーム2をウォー
ムホブ(基準歯形あるいは基準ラック)として創成によ
り歯切り形成することによって得られる。
るいは歯直角方向S2の断面の歯形は、図14に拡大し
て示すように、ピッチラインPLからαだけ傾斜した斜
面6を有する「台形」とされている。一方、ウォームホ
ィール4は、該台形の歯形を有するウォーム2をウォー
ムホブ(基準歯形あるいは基準ラック)として創成によ
り歯切り形成することによって得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな軸方向S1断面あるいは歯直角方向S2断面におい
て台形の歯形を有するウォーム2、及びこのウォーム2
をホブ(基準ラック)として創成されるウォームホィー
ル4は、図15に示されるように、(ホィール中央平面
において)ウォーム2とウォームホィール4との噛み合
いが平面F1と凸面P1との接触となり、種々の問題が
発生していた。
うな軸方向S1断面あるいは歯直角方向S2断面におい
て台形の歯形を有するウォーム2、及びこのウォーム2
をホブ(基準ラック)として創成されるウォームホィー
ル4は、図15に示されるように、(ホィール中央平面
において)ウォーム2とウォームホィール4との噛み合
いが平面F1と凸面P1との接触となり、種々の問題が
発生していた。
【0006】図16はこの従来のウォーム2とウォーム
ホィール4との噛み合いにおける相対曲率を概念的に示
したものである。即ち、この平面F1と凸面P1との接
触による噛み合いは、面圧応力が大きくなるとともに、
潤滑油膜の形成が困難になり、早期摩耗や発熱、効率低
下、騒音の増大等を引き起こす原因となっていたもので
ある。
ホィール4との噛み合いにおける相対曲率を概念的に示
したものである。即ち、この平面F1と凸面P1との接
触による噛み合いは、面圧応力が大きくなるとともに、
潤滑油膜の形成が困難になり、早期摩耗や発熱、効率低
下、騒音の増大等を引き起こす原因となっていたもので
ある。
【0007】この問題は、図15に示されるように、特
に噛み合いの終始端においてウォームホィール4のウォ
ーム2に対する相対曲率が小さくなることから、該終始
端において一層顕著となる傾向があった。
に噛み合いの終始端においてウォームホィール4のウォ
ーム2に対する相対曲率が小さくなることから、該終始
端において一層顕著となる傾向があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
為されたものであって、ウォームの軸方向断面あるいは
歯直角方向断面において従来当然のように「台形形状」
とされていた歯形を改良することにより、ウォームとウ
ォームホィールとの噛み合いが凹面と凸面との接触とな
るようにし、以て面圧応力を低下させるとともに潤滑油
膜の形成を容易とし、耐久性の向上、発熱の抑制、効率
の向上、及び騒音の低減を実現することのできるウォー
ム、これと噛み合うウォームホィール、あるいはこれら
のペアからなるウォームギヤを提供することをその課題
とし、更に、設計諸元によって発生する可能性のあるウ
ォームとウォームホイールとの干渉を効果的に防止する
ことをもう1つの課題としている。
為されたものであって、ウォームの軸方向断面あるいは
歯直角方向断面において従来当然のように「台形形状」
とされていた歯形を改良することにより、ウォームとウ
ォームホィールとの噛み合いが凹面と凸面との接触とな
るようにし、以て面圧応力を低下させるとともに潤滑油
膜の形成を容易とし、耐久性の向上、発熱の抑制、効率
の向上、及び騒音の低減を実現することのできるウォー
ム、これと噛み合うウォームホィール、あるいはこれら
のペアからなるウォームギヤを提供することをその課題
とし、更に、設計諸元によって発生する可能性のあるウ
ォームとウォームホイールとの干渉を効果的に防止する
ことをもう1つの課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、外形が円筒形
で、且つ軸方向断面又は歯直角方向断面の歯形が台形と
された円筒ウォームにおいて、前記台形の斜辺の直線部
分のうち、少なくともピッチラインより歯末側の部分
を、該ピッチラインの歯末側に設定した転がり円をピッ
チラインに沿って歯の存在する方向に転がして得られる
サイクロイド曲線に置き替えると共に、該サイクロイド
曲線の始点から所定の位置に至るまでの部分を、該所定
の位置における当該サイクロイド曲線の接線に相当する
直線に修正し、且つ前記ピッチラインの歯元側を、該直
線のピッチライン上の交点から連続させたことにより、
上記課題を解決したものである(請求項1)。
で、且つ軸方向断面又は歯直角方向断面の歯形が台形と
された円筒ウォームにおいて、前記台形の斜辺の直線部
分のうち、少なくともピッチラインより歯末側の部分
を、該ピッチラインの歯末側に設定した転がり円をピッ
チラインに沿って歯の存在する方向に転がして得られる
サイクロイド曲線に置き替えると共に、該サイクロイド
曲線の始点から所定の位置に至るまでの部分を、該所定
の位置における当該サイクロイド曲線の接線に相当する
直線に修正し、且つ前記ピッチラインの歯元側を、該直
線のピッチライン上の交点から連続させたことにより、
上記課題を解決したものである(請求項1)。
【0010】また本発明は、外形が円筒形で、且つ軸方
向断面又は歯直角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウ
ォームにおいて、前記台形の斜辺の直線部分のうち、少
なくともピッチラインより歯元側の部分を、該ピッチラ
インの歯元側に設定した転がり円をピッチラインに沿っ
て歯の存在しない方向に転がして得られるサイクロイド
曲線に置き替えると共に、該サイクロイド曲線の始点か
ら所定の位置に至るまでの部分を、該所定の位置におけ
る当該サイクロイド曲線の接線に相当する直線に修正
し、且つ前記ピッチラインの歯先側を、該直線のピッチ
ライン上の交点から連続させたことにより、上記課題を
解決したものである(請求項2)。
向断面又は歯直角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウ
ォームにおいて、前記台形の斜辺の直線部分のうち、少
なくともピッチラインより歯元側の部分を、該ピッチラ
インの歯元側に設定した転がり円をピッチラインに沿っ
て歯の存在しない方向に転がして得られるサイクロイド
曲線に置き替えると共に、該サイクロイド曲線の始点か
ら所定の位置に至るまでの部分を、該所定の位置におけ
る当該サイクロイド曲線の接線に相当する直線に修正
し、且つ前記ピッチラインの歯先側を、該直線のピッチ
ライン上の交点から連続させたことにより、上記課題を
解決したものである(請求項2)。
【0011】更に、本発明は、外形が円筒形で、且つ軸
方向断面又は歯直角方向断面の歯形が台形とされた円筒
ウォームにおいて、前記台形の斜辺の直線部分のうち、
ピッチラインより歯末側の部分を、該ピッチラインの歯
末側に設定した転がり円をピッチラインに沿って歯の存
在する方向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き
替えると共に、該歯末側のサイクロイド曲線の始点から
所定の位置に至るまでの部分を、該所定の位置における
当該サイクロイド曲線の接線に相当する第1の直線に修
正し、一方、ピッチラインより歯元側の部分を、該ピッ
チラインの歯元側に設定した転がり円をピッチラインに
沿って歯の存在しない方向に転がして得られるサイクロ
イド曲線に置き替えると共に、該歯元側のサイクロイド
曲線の始点から所定の位置に至るまでの部分を、該所定
の位置における当該サイクロイド曲線の接線に相当し、
且つ第1の直線と平行な第2の直線に修正し、且つ、該
第1の直線と第2の直線が連続するように、歯末側と歯
元側とをピッチラインに沿って相対的に離反させたこと
により、上記課題を解決したものである(請求項3)。
方向断面又は歯直角方向断面の歯形が台形とされた円筒
ウォームにおいて、前記台形の斜辺の直線部分のうち、
ピッチラインより歯末側の部分を、該ピッチラインの歯
末側に設定した転がり円をピッチラインに沿って歯の存
在する方向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き
替えると共に、該歯末側のサイクロイド曲線の始点から
所定の位置に至るまでの部分を、該所定の位置における
当該サイクロイド曲線の接線に相当する第1の直線に修
正し、一方、ピッチラインより歯元側の部分を、該ピッ
チラインの歯元側に設定した転がり円をピッチラインに
沿って歯の存在しない方向に転がして得られるサイクロ
イド曲線に置き替えると共に、該歯元側のサイクロイド
曲線の始点から所定の位置に至るまでの部分を、該所定
の位置における当該サイクロイド曲線の接線に相当し、
且つ第1の直線と平行な第2の直線に修正し、且つ、該
第1の直線と第2の直線が連続するように、歯末側と歯
元側とをピッチラインに沿って相対的に離反させたこと
により、上記課題を解決したものである(請求項3)。
【0012】本発明は、このように、ピッチラインの歯
末側のみに適応しても、又、歯元側のみに適応しても相
応の効果が得られる。無論、双方に適用することも可能
である。
末側のみに適応しても、又、歯元側のみに適応しても相
応の効果が得られる。無論、双方に適用することも可能
である。
【0013】本発明を開発するに当たり、出願人は先
に、外形が円筒形で、その軸方向断面または歯直角方向
断面の歯形が台形とされた円筒ウオームにおいて、該台
形の斜辺の直線部分の歯末側あるいは歯元側をサイクロ
イド曲線に置き替えた構造を案出した(特願平11−1
22857:現時点では未公知)。
に、外形が円筒形で、その軸方向断面または歯直角方向
断面の歯形が台形とされた円筒ウオームにおいて、該台
形の斜辺の直線部分の歯末側あるいは歯元側をサイクロ
イド曲線に置き替えた構造を案出した(特願平11−1
22857:現時点では未公知)。
【0014】この構造は、ウォームホイールとの噛み合
いを、基本的に凹面と凸面との接触、それも「円と、該
円が最も自然に転がることのできるサイクロイド曲線と
の接触に類似する接触」によって実現することができる
ため、接触面における両歯形の相対曲率を大きく確保す
ることができる。その結果、面圧応力を小さくすること
ができると共に潤滑油膜を容易に形成することができ、
耐久性の向上、発熱の抑制、効率の向上、及び騒音の低
減等を実現することができる。
いを、基本的に凹面と凸面との接触、それも「円と、該
円が最も自然に転がることのできるサイクロイド曲線と
の接触に類似する接触」によって実現することができる
ため、接触面における両歯形の相対曲率を大きく確保す
ることができる。その結果、面圧応力を小さくすること
ができると共に潤滑油膜を容易に形成することができ、
耐久性の向上、発熱の抑制、効率の向上、及び騒音の低
減等を実現することができる。
【0015】しかしながら、この構造は、後述するよう
に、設計諸元によっては若干問題が発生する可能性があ
ることが新たに判明した。
に、設計諸元によっては若干問題が発生する可能性があ
ることが新たに判明した。
【0016】本発明は、この新たに判明した問題を解消
するべく、先の未公知構造を更に改良したもので、その
結果、前述したようなサイクロイド曲線を採用したこと
による耐久性の向上、発熱の抑制、効率の向上、あるい
は騒音の低減等の効果をほぼそのまま有しながら、ウォ
ームとウォームホイールとの噛合時の干渉をも回避する
ことができるようになった。
するべく、先の未公知構造を更に改良したもので、その
結果、前述したようなサイクロイド曲線を採用したこと
による耐久性の向上、発熱の抑制、効率の向上、あるい
は騒音の低減等の効果をほぼそのまま有しながら、ウォ
ームとウォームホイールとの噛合時の干渉をも回避する
ことができるようになった。
【0017】なお、請求項3に記載の発明のように、ピ
ッチラインを境界にして、本発明を歯末側(歯先側)及
び歯元側の双方に適用する場合には、それぞれの転がり
円の半径を異ならせるようにすると、例えば組み立て誤
差や加工誤差、あるいは動的変位等が発生した場合にお
いてもウォームとウォームホィールとの噛み合いを一層
円滑に行わせることができる(請求項4)。
ッチラインを境界にして、本発明を歯末側(歯先側)及
び歯元側の双方に適用する場合には、それぞれの転がり
円の半径を異ならせるようにすると、例えば組み立て誤
差や加工誤差、あるいは動的変位等が発生した場合にお
いてもウォームとウォームホィールとの噛み合いを一層
円滑に行わせることができる(請求項4)。
【0018】請求項1〜4に記載の構成は、いわゆる転
位系のウォームにも適用できる(請求項(5〜8)。
位系のウォームにも適用できる(請求項(5〜8)。
【0019】尚、上記「干渉」の問題を回避するため
に、本発明において、「サイクロイド曲線」と「直線」
とを接線の関係で連続させるようにしたのは噛合の円滑
性あるいは連続性を考慮したためである。そのため、サ
イクロイド曲線の性質上、前記「所定の位置」における
直線(接線)の傾きαと、サイクロイドの転がり円が始
点から回転した角度Thとの間には、Th=2・α(α
の2倍)の関係が成立する。
に、本発明において、「サイクロイド曲線」と「直線」
とを接線の関係で連続させるようにしたのは噛合の円滑
性あるいは連続性を考慮したためである。そのため、サ
イクロイド曲線の性質上、前記「所定の位置」における
直線(接線)の傾きαと、サイクロイドの転がり円が始
点から回転した角度Thとの間には、Th=2・α(α
の2倍)の関係が成立する。
【0020】換言すると、本発明は、(先の未公知先行
技術では)ピッチライン(基準ライン)を境にしてこの
付近を圧力角「零」のサイクロイド曲線によって形成し
ていたが、これに圧力角αを付与した歯形に修正したと
いうことでもある。
技術では)ピッチライン(基準ライン)を境にしてこの
付近を圧力角「零」のサイクロイド曲線によって形成し
ていたが、これに圧力角αを付与した歯形に修正したと
いうことでもある。
【0021】発明者の追試験によれば、この圧力角α、
即ち前記「直線」と軸平行面とのなす角度は、これを5
度〜40度の範囲に設定すると、最良の結果が得られる
ことが確認されている(請求項9)。
即ち前記「直線」と軸平行面とのなす角度は、これを5
度〜40度の範囲に設定すると、最良の結果が得られる
ことが確認されている(請求項9)。
【0022】それは、圧力角αが小さすぎると、噛み合
いの干渉の抑制効果を十分に得ることができず、また、
圧力角αが大きすぎると、干渉の問題はより効果的に回
避できるようになるものの、歯形における直線部分がサ
イクロイド曲線部分に比較して相対的に大きくなりす
ぎ、サイクロイド曲線を採用したことによる本発明本来
の効果がそれだけ低減してしまうためである。なお、よ
り好ましくは、14度〜30度程度の範囲であり、最適
値は20度近傍である。
いの干渉の抑制効果を十分に得ることができず、また、
圧力角αが大きすぎると、干渉の問題はより効果的に回
避できるようになるものの、歯形における直線部分がサ
イクロイド曲線部分に比較して相対的に大きくなりす
ぎ、サイクロイド曲線を採用したことによる本発明本来
の効果がそれだけ低減してしまうためである。なお、よ
り好ましくは、14度〜30度程度の範囲であり、最適
値は20度近傍である。
【0023】なお、本発明を歯末側及び歯元側の双方に
適用し、且つ歯末側と歯元側とでサイクロイドの転がり
円の半径を異ならせた場合には、各側の直線を連続させ
る必要があることから、ピッチラインあるいは基準ライ
ン上に沿った歯末側、歯元側の(始点からの)離反距離
(後述するdx1、dx2)は一致しない。
適用し、且つ歯末側と歯元側とでサイクロイドの転がり
円の半径を異ならせた場合には、各側の直線を連続させ
る必要があることから、ピッチラインあるいは基準ライ
ン上に沿った歯末側、歯元側の(始点からの)離反距離
(後述するdx1、dx2)は一致しない。
【0024】なお、本発明は、別の見方で表現すると、
次のように捉えることも可能である。それは、『外形が
円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直角方向断面の歯形が
台形とされた円筒ウォームにおいて、前記台形の斜辺の
直線部分のうち、ピッチライン(転位歯車の場合は基準
ライン)と歯形の交点から歯末側(歯元側)の所定位置
に至る部分についてはこれを残存させ、該所定位置から
歯末側(歯元側)については、該所定位置における前記
斜辺の直線部分を接線として有し、該ピッチラインの歯
末側(歯元側)に設定した転がり円をピッチラインに沿
って歯の存在する方向に転がして得られるサイクロイド
曲線に置き替えたことを特徴とする円筒ウォーム』とい
う捉え方である。
次のように捉えることも可能である。それは、『外形が
円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直角方向断面の歯形が
台形とされた円筒ウォームにおいて、前記台形の斜辺の
直線部分のうち、ピッチライン(転位歯車の場合は基準
ライン)と歯形の交点から歯末側(歯元側)の所定位置
に至る部分についてはこれを残存させ、該所定位置から
歯末側(歯元側)については、該所定位置における前記
斜辺の直線部分を接線として有し、該ピッチラインの歯
末側(歯元側)に設定した転がり円をピッチラインに沿
って歯の存在する方向に転がして得られるサイクロイド
曲線に置き替えたことを特徴とする円筒ウォーム』とい
う捉え方である。
【0025】但し、この場合は、サイクロイドの始点
は、ピッチラインと歯形との交点ではなく、該交点より
ピッチライン上の歯の存在する側にシフトした位置とい
うことになる。
は、ピッチラインと歯形との交点ではなく、該交点より
ピッチライン上の歯の存在する側にシフトした位置とい
うことになる。
【0026】更に、本発明を、歯末側、及び歯元側の双
方に適用する場合には、本発明は次のように捉えること
も可能である。即ち、『外形が円筒形で、且つ軸方向断
面又は歯直角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォー
ムにおいて、前記台形の斜辺の直線部分のうち、ピッチ
ライン(転位歯車の場合は基準ライン)より歯末側の部
分を、該ピッチラインの歯末側に設定した転がり円をピ
ッチラインに沿って歯の存在する方向に転がして得られ
るサイクロイド曲線に置き替えると共に、ピッチライン
より歯元側の部分を、該ピッチラインの歯元側に設定し
た転がり円をピッチラインに沿って歯の存在しない方向
に転がして得られるサイクロイド曲線に置き替え、且
つ、歯末側と歯元側とにそれぞれ形成された該サイクロ
イド曲線をピッチラインに沿って所定量相対的に離反さ
せ、両サイクロイド曲線のピッチライン付近をそれぞれ
の共通接線で連結した直線に修正したことを特徴とする
円筒ウォーム』という捉え方である。
方に適用する場合には、本発明は次のように捉えること
も可能である。即ち、『外形が円筒形で、且つ軸方向断
面又は歯直角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォー
ムにおいて、前記台形の斜辺の直線部分のうち、ピッチ
ライン(転位歯車の場合は基準ライン)より歯末側の部
分を、該ピッチラインの歯末側に設定した転がり円をピ
ッチラインに沿って歯の存在する方向に転がして得られ
るサイクロイド曲線に置き替えると共に、ピッチライン
より歯元側の部分を、該ピッチラインの歯元側に設定し
た転がり円をピッチラインに沿って歯の存在しない方向
に転がして得られるサイクロイド曲線に置き替え、且
つ、歯末側と歯元側とにそれぞれ形成された該サイクロ
イド曲線をピッチラインに沿って所定量相対的に離反さ
せ、両サイクロイド曲線のピッチライン付近をそれぞれ
の共通接線で連結した直線に修正したことを特徴とする
円筒ウォーム』という捉え方である。
【0027】この場合は、この共通接線の傾きが付与し
た圧力角に相当することになる。何れも、本発明を見方
を変えて表現しただけのものであって、実体的には本発
明そのものであり、本発明の範疇に属する。
た圧力角に相当することになる。何れも、本発明を見方
を変えて表現しただけのものであって、実体的には本発
明そのものであり、本発明の範疇に属する。
【0028】ところで、これらのサイクロイド曲線及び
これに連続する直線(接線)を有する歯形のウォームと
ペアになるウォームホィールは、該ウォーム自体をウォ
ームホブとして、即ち基準歯形を有する基準ラックとし
て創成歯切りすることにより得ることができる(請求項
10)。
これに連続する直線(接線)を有する歯形のウォームと
ペアになるウォームホィールは、該ウォーム自体をウォ
ームホブとして、即ち基準歯形を有する基準ラックとし
て創成歯切りすることにより得ることができる(請求項
10)。
【0029】このようにして形成されたウォームとウォ
ームホィールとからなるウォームギヤ(請求項11)
は、少なくともサイクロイド曲線とされた部分において
は、「凹面と凸面との接触」によって、それも「円と、
該円が最も自然に転がることのできるサイクロイド曲線
との接触に類似する接触」によって噛み合うことにな
る。
ームホィールとからなるウォームギヤ(請求項11)
は、少なくともサイクロイド曲線とされた部分において
は、「凹面と凸面との接触」によって、それも「円と、
該円が最も自然に転がることのできるサイクロイド曲線
との接触に類似する接触」によって噛み合うことにな
る。
【0030】その結果、接触面における相対曲率が大き
くなって面圧応力を小さくすることができると共に潤滑
油膜を容易に形成できるようになり、耐久性の向上、発
熱の抑制、効率の向上、及び騒音の低減を実現すること
ができる。
くなって面圧応力を小さくすることができると共に潤滑
油膜を容易に形成できるようになり、耐久性の向上、発
熱の抑制、効率の向上、及び騒音の低減を実現すること
ができる。
【0031】しかも、ピッチラインあるいは基準ライン
の付近が所定の条件を満足する直線に更に置き換えられ
ているため、後述するように、噛合後半における干渉の
問題も発生することはない。
の付近が所定の条件を満足する直線に更に置き換えられ
ているため、後述するように、噛合後半における干渉の
問題も発生することはない。
【0032】本発明は歯末側及び歯元側の双方に適用し
た場合に、最もその作用効果が顕著となるが、前述した
ように、いずれか片側のみとした場合でも相応の作用が
得られる。本発明を歯元側に適用した場合には、(単純
な台形歯形に対して)耐荷重が増大するという更なる作
用効果を得ることもできる。
た場合に、最もその作用効果が顕著となるが、前述した
ように、いずれか片側のみとした場合でも相応の作用が
得られる。本発明を歯元側に適用した場合には、(単純
な台形歯形に対して)耐荷重が増大するという更なる作
用効果を得ることもできる。
【0033】なお、本発明は、軸方向断面、歯直角方向
断面の双方において同様に適用することが可能であり、
ほぼ同様の作用が得られる。
断面の双方において同様に適用することが可能であり、
ほぼ同様の作用が得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態を詳細に説明する。
形態を詳細に説明する。
【0035】先ず、理解を容易にするために、本発明創
案のベースとなった特願平11−122857号にて開
示されている技術(未公知先行技術)について説明す
る。
案のベースとなった特願平11−122857号にて開
示されている技術(未公知先行技術)について説明す
る。
【0036】図4に、当該特願平11−122857号
にて開示されている技術に係る、円筒ウォーム12の軸
方向S1断面(図13参照)における歯形の一部を示
す。
にて開示されている技術に係る、円筒ウォーム12の軸
方向S1断面(図13参照)における歯形の一部を示
す。
【0037】この歯形は、前述した図14における台形
状の歯形のうち、該台形の斜辺6の直線部分を、ピッチ
ラインPL上に転がり円R1、R2を転がして得られる
サイクロイド曲線SY1、SY2に置き替えたものであ
る。
状の歯形のうち、該台形の斜辺6の直線部分を、ピッチ
ラインPL上に転がり円R1、R2を転がして得られる
サイクロイド曲線SY1、SY2に置き替えたものであ
る。
【0038】今、ピッチラインPLの歯末側(歯先側:
紙面上側)に転がり円R1が存在したとする。この転が
り円R1をピッチラインPL上で歯の存在する方向に転
がしたとき、この転がり円R1上の点A1が描く軌跡
は、例えば転がり円R1が始点O1から角度Th1だけ
回転した時にA2の位置となり、周知のように結果とし
てサイクロイド曲線SY1となる。
紙面上側)に転がり円R1が存在したとする。この転が
り円R1をピッチラインPL上で歯の存在する方向に転
がしたとき、この転がり円R1上の点A1が描く軌跡
は、例えば転がり円R1が始点O1から角度Th1だけ
回転した時にA2の位置となり、周知のように結果とし
てサイクロイド曲線SY1となる。
【0039】この例では、従来の台形歯形の斜辺6の直
線部分のうち、ピッチラインPLより歯末側(歯先側)
がこの転がり円R1上の点A1が描くサイクロイド曲線
SY1に置き換えられ、一方、従来の台形歯形の斜辺6
の直線部分のうち、ピッチラインPLより歯元側も、全
く同様に、ピッチラインPLの歯元側(紙面下側)に存
在する転がり円R2をピッチラインPL上に沿って歯の
存在しない方向に転がしたたき、この転がり円R2上の
点B1が描く軌跡(サイクロイド曲線)SY2に置き替
えられている。なお、図中の点B2は転がり円R2が始
点O2(=O1)から角度Th2(=Th1)だけ転が
ったときに点B1が移動してくる位置である。
線部分のうち、ピッチラインPLより歯末側(歯先側)
がこの転がり円R1上の点A1が描くサイクロイド曲線
SY1に置き換えられ、一方、従来の台形歯形の斜辺6
の直線部分のうち、ピッチラインPLより歯元側も、全
く同様に、ピッチラインPLの歯元側(紙面下側)に存
在する転がり円R2をピッチラインPL上に沿って歯の
存在しない方向に転がしたたき、この転がり円R2上の
点B1が描く軌跡(サイクロイド曲線)SY2に置き替
えられている。なお、図中の点B2は転がり円R2が始
点O2(=O1)から角度Th2(=Th1)だけ転が
ったときに点B1が移動してくる位置である。
【0040】この例では、転がり円R1及びR2の半径
は、mをモジュール、Nを正の定数としたときに、とも
にN・mに設定している。従って、この第1実施形態に
かかる歯形はピッチラインPL上の始点O3(=O1=
O2)に対して点対称である。
は、mをモジュール、Nを正の定数としたときに、とも
にN・mに設定している。従って、この第1実施形態に
かかる歯形はピッチラインPL上の始点O3(=O1=
O2)に対して点対称である。
【0041】なお、定数Nはモジュールm自体の値、お
よび減速比に応じて設計時に適宜の値に設定してよい。
定性的には、モジュールmが大きい時ほど大きくなる。
よび減速比に応じて設計時に適宜の値に設定してよい。
定性的には、モジュールmが大きい時ほど大きくなる。
【0042】図7に転がり円の半径を歯末側と歯元側と
で異ならせた例を示す。
で異ならせた例を示す。
【0043】この例では、歯末側(歯先側)の転がり円
R3の半径N1・mよりも歯元側の転がり円R4の半径
N2・mを大きく設定している(N1・m<N2・
m)。即ち、N1<N2である。
R3の半径N1・mよりも歯元側の転がり円R4の半径
N2・mを大きく設定している(N1・m<N2・
m)。即ち、N1<N2である。
【0044】図8は前記図4に係るウォーム12及びウ
ォームホィール14を組み付ける際に、組み付け誤差e
が発生したときの不具合を誇張して示している。
ォームホィール14を組み付ける際に、組み付け誤差e
が発生したときの不具合を誇張して示している。
【0045】ピッチラインPLを境界にしてその歯末側
と歯元側の転がり円R1、R2の半径を同一の値に設定
した場合、組み付け誤差(加工誤差、あるいは運転時の
動的変位の概念を含む)e1が想定していた範囲を超え
て大きくなると、歯元側(矢示D1)においてウォーム
12とウォームホィール14とが干渉してしまう恐れが
ある。
と歯元側の転がり円R1、R2の半径を同一の値に設定
した場合、組み付け誤差(加工誤差、あるいは運転時の
動的変位の概念を含む)e1が想定していた範囲を超え
て大きくなると、歯元側(矢示D1)においてウォーム
12とウォームホィール14とが干渉してしまう恐れが
ある。
【0046】この図7の例では、歯元側の転がり円R4
の半径N2・mを歯末側の転がり円R3の半径N1・m
に比べて大きく設定しているため、図9に示されるよう
に、たとえ組み付け誤差e2が想定していた範囲を超え
て大きくなってしまったとしても、ウォーム22とウォ
ームホィール24との歯元部(矢示D2)における干渉
が発生するのをかなりの範囲で防止することができる。
の半径N2・mを歯末側の転がり円R3の半径N1・m
に比べて大きく設定しているため、図9に示されるよう
に、たとえ組み付け誤差e2が想定していた範囲を超え
て大きくなってしまったとしても、ウォーム22とウォ
ームホィール24との歯元部(矢示D2)における干渉
が発生するのをかなりの範囲で防止することができる。
【0047】ところが、本発明に係るウォームを実際に
製品化する過程において発明者が更なる試験・研究を行
ったところ、前記図4、あるいは図7に示されたような
工夫を施したものでさえ、サイクロイド曲線のみによっ
て形成される歯形は、ピッチライン付近における圧力角
がほぼ零となっており、そのため、設定諸元によって
は、図10、あるいは図11に示されるように、特にウ
ォーム12とウォームホイール14との噛合の後半にお
ける領域S1(S2)において干渉が発生する恐れがあ
ることが新たに判明した。
製品化する過程において発明者が更なる試験・研究を行
ったところ、前記図4、あるいは図7に示されたような
工夫を施したものでさえ、サイクロイド曲線のみによっ
て形成される歯形は、ピッチライン付近における圧力角
がほぼ零となっており、そのため、設定諸元によって
は、図10、あるいは図11に示されるように、特にウ
ォーム12とウォームホイール14との噛合の後半にお
ける領域S1(S2)において干渉が発生する恐れがあ
ることが新たに判明した。
【0048】なお、図10は、ウォームホイール14を
図13の矢示X−X線に沿う断面より見たものである。
ウオーム(図示略)は図の左側の矢示W1側からウォー
ムホイール14と噛合を開始してW2側にぬけてゆき、
該ウォームホイール14を図10の紙面と垂直の方向に
若干移動させる。図10は、その際、特に噛合後半にお
いて生じる干渉を誇張して示している。又、図11は、
未公知先行技術(ピッチライン付近の圧力角零)の基準
ラックを用いて創成した、図10の矢示X1の断面位置
に相当しているホイールの歯形を示したものである。
図13の矢示X−X線に沿う断面より見たものである。
ウオーム(図示略)は図の左側の矢示W1側からウォー
ムホイール14と噛合を開始してW2側にぬけてゆき、
該ウォームホイール14を図10の紙面と垂直の方向に
若干移動させる。図10は、その際、特に噛合後半にお
いて生じる干渉を誇張して示している。又、図11は、
未公知先行技術(ピッチライン付近の圧力角零)の基準
ラックを用いて創成した、図10の矢示X1の断面位置
に相当しているホイールの歯形を示したものである。
【0049】図1は、この不具合を解消するために案出
された本発明の一実施形態に相当する歯形を示してお
り、図2はその歯末側の拡大図である。
された本発明の一実施形態に相当する歯形を示してお
り、図2はその歯末側の拡大図である。
【0050】本実施形態においては、歯末側、歯元側の
何れにも本発明を適応している。即ち、前記図14に示
した台形の斜辺の直線部分6のうち、ピッチラインPL
より歯末側の部分を、該ピッチラインPLの歯末側に設
定した転がり円R1(半径r1)をピッチラインPLに
沿って歯の存在する方向に転がして得られるサイクロイ
ド曲線SY1に置き替えると共に、該サイクロイド曲線
SY1の始点O1から所定の位置Q1に至るまでの部分
を、該所定の位置Q1における当該サイクロイド曲線S
Y1の接線に相当する第1の直線L1に修正している。
なお、所定の位置Q1は、図2では、座標(Xn+d
x,Yn)で表されている。
何れにも本発明を適応している。即ち、前記図14に示
した台形の斜辺の直線部分6のうち、ピッチラインPL
より歯末側の部分を、該ピッチラインPLの歯末側に設
定した転がり円R1(半径r1)をピッチラインPLに
沿って歯の存在する方向に転がして得られるサイクロイ
ド曲線SY1に置き替えると共に、該サイクロイド曲線
SY1の始点O1から所定の位置Q1に至るまでの部分
を、該所定の位置Q1における当該サイクロイド曲線S
Y1の接線に相当する第1の直線L1に修正している。
なお、所定の位置Q1は、図2では、座標(Xn+d
x,Yn)で表されている。
【0051】一方、ピッチラインPLより歯元側も、同
様に、ピッチラインPLの歯元側に設定した転がり円R
2(半径r2=r1)をピッチラインPLに沿って歯の
存在しない方向に転がして得られるサイクロイド曲線S
Y2に置き替えると共に、該サイクロイド曲線SY2の
始点O2から所定の位置Q2に至るまでの部分を、該所
定の位置Q2における当該サイクロイド曲線SY2の接
線に相当すると共に第1の直線L1と平行な第2の直線
L2に修正している。その上で、ピッチラインPLとこ
の直線L1との交点O3において歯末側の歯形と歯元側
の歯形が連続するように、即ち、該第1の直線L1と第
2の直線L2が連続するように、歯末側と歯元側とをピ
ッチラインPLに沿って相対的にdx1(dx2)ず
つ、合計で2dx1分だけ離反させている。
様に、ピッチラインPLの歯元側に設定した転がり円R
2(半径r2=r1)をピッチラインPLに沿って歯の
存在しない方向に転がして得られるサイクロイド曲線S
Y2に置き替えると共に、該サイクロイド曲線SY2の
始点O2から所定の位置Q2に至るまでの部分を、該所
定の位置Q2における当該サイクロイド曲線SY2の接
線に相当すると共に第1の直線L1と平行な第2の直線
L2に修正している。その上で、ピッチラインPLとこ
の直線L1との交点O3において歯末側の歯形と歯元側
の歯形が連続するように、即ち、該第1の直線L1と第
2の直線L2が連続するように、歯末側と歯元側とをピ
ッチラインPLに沿って相対的にdx1(dx2)ず
つ、合計で2dx1分だけ離反させている。
【0052】なお、直線L1、L2は所定の位置Q1、
Q2における接線に相当しているので、サイクロイドの
性質より、始点O1,O2からの回転角Th1(=Th
2)と、直線L1、L2と軸平行面Yのなす角度α1
(=α2)との間には、Th1=Th2=2・α1=2
・α2の関係が成立している。言うまでもなく、この角
度α1、α2はこの位置(Q1〜O3〜Q2)における
圧力角にほかならない。
Q2における接線に相当しているので、サイクロイドの
性質より、始点O1,O2からの回転角Th1(=Th
2)と、直線L1、L2と軸平行面Yのなす角度α1
(=α2)との間には、Th1=Th2=2・α1=2
・α2の関係が成立している。言うまでもなく、この角
度α1、α2はこの位置(Q1〜O3〜Q2)における
圧力角にほかならない。
【0053】具体的な設計に当たっては、歯末側と歯元
側とを連結するための離反距離dx1(=dx2)は、 (r1−r1・cosTh1)・tanα1−Xn1 …(1) Xn1=r1・Th1−r1・sinTh1 …(2) r1・Th1=(Th1/2π)・2πr1 …(3) の関係式から求める。
側とを連結するための離反距離dx1(=dx2)は、 (r1−r1・cosTh1)・tanα1−Xn1 …(1) Xn1=r1・Th1−r1・sinTh1 …(2) r1・Th1=(Th1/2π)・2πr1 …(3) の関係式から求める。
【0054】サイクロイド曲線SY1、SY2は、ねじ
切り用の円錐工具や歯形研削用の砥石をその形に予め成
形することにより、周知の加工方法の応用で得ることが
できる。
切り用の円錐工具や歯形研削用の砥石をその形に予め成
形することにより、周知の加工方法の応用で得ることが
できる。
【0055】なお、ウォーム12の歯末部(歯先部)1
2AはピッチラインPLと平行に切断処理されており、
また、歯元部12Bは適宜のラウンド処理がなされてい
る。
2AはピッチラインPLと平行に切断処理されており、
また、歯元部12Bは適宜のラウンド処理がなされてい
る。
【0056】本発明は、実質的な歯形を形成する部分が
サイクロイド曲線+所定の直線とされていることを特徴
としており、噛合に影響しない歯末部(歯先部)及び歯
元部の形状、あるいは加工処理については特に限定され
ない。
サイクロイド曲線+所定の直線とされていることを特徴
としており、噛合に影響しない歯末部(歯先部)及び歯
元部の形状、あるいは加工処理については特に限定され
ない。
【0057】このようにしてウォームが設定・製作され
ると、ウォームホィールは、このウォームをホブとし
て、即ち基準歯形(基準ラック12A:図3参照)とし
て従来と同様の方法で創成歯切りすることにより製作す
ることができる。
ると、ウォームホィールは、このウォームをホブとし
て、即ち基準歯形(基準ラック12A:図3参照)とし
て従来と同様の方法で創成歯切りすることにより製作す
ることができる。
【0058】次に作用を説明する。
【0059】先ず、図5に(従来の図15に相当する)
歯形をサイクロイド曲線とした場合のホィール中央平面
におけるウォーム12とウォームホィール14の噛み合
い状態を示す。図5に示されるように、このウォーム1
2とウォームホィール14との噛み合いは、凹面F2と
凸面P2、凹面F3と凸面P3という接触となり、従っ
て、該ウォーム12に対するウォームホィール14の相
対曲率の概念図(図16に相当する概念図)は図6に示
すようになる。
歯形をサイクロイド曲線とした場合のホィール中央平面
におけるウォーム12とウォームホィール14の噛み合
い状態を示す。図5に示されるように、このウォーム1
2とウォームホィール14との噛み合いは、凹面F2と
凸面P2、凹面F3と凸面P3という接触となり、従っ
て、該ウォーム12に対するウォームホィール14の相
対曲率の概念図(図16に相当する概念図)は図6に示
すようになる。
【0060】図6から明らかなように、この実施形態に
かかるウォーム12に対するウォームホィール14の相
対曲率半径は、基本的に従来の図10に示したものに比
べ、非常に大きくなっており、両者12、14の面圧応
力を従来の面圧応力に比べて格段に小さくできる。
かかるウォーム12に対するウォームホィール14の相
対曲率半径は、基本的に従来の図10に示したものに比
べ、非常に大きくなっており、両者12、14の面圧応
力を従来の面圧応力に比べて格段に小さくできる。
【0061】しかも、ウォーム12の実質的な歯形に相
当する部分がサイクロイド曲線SY1、SY2とされて
いるため、両者12、14は極めて馴染んだ状態で噛み
合うことができ、非常に円滑に摺動できる。
当する部分がサイクロイド曲線SY1、SY2とされて
いるため、両者12、14は極めて馴染んだ状態で噛み
合うことができ、非常に円滑に摺動できる。
【0062】この結果、(凹面と凸面の接触であること
から)潤滑油膜が形成され易いことと相まって、耐摩耗
性を格段に向上させることができ、また、エネルギーロ
スが低減することにより発熱が抑制され、その分効率も
上昇する。更には、振動や騒音もより低減できる。
から)潤滑油膜が形成され易いことと相まって、耐摩耗
性を格段に向上させることができ、また、エネルギーロ
スが低減することにより発熱が抑制され、その分効率も
上昇する。更には、振動や騒音もより低減できる。
【0063】その上でこの実施形態では、ピッチライン
PLの付近の歯形を、距離2・dxだけ離反させた2つ
のサイクロイド曲線SY1、SY2の共通接線に相当す
る直線L1、L2によって形成するようにしたため、噛
合開始から終了に至るまで干渉の問題が発生するのを回
避できる。参考までに圧力角20度として創成したホイ
ールの歯形を図12に示す。前述した図11のそれに比
べて干渉が発生していないことが確認できる。
PLの付近の歯形を、距離2・dxだけ離反させた2つ
のサイクロイド曲線SY1、SY2の共通接線に相当す
る直線L1、L2によって形成するようにしたため、噛
合開始から終了に至るまで干渉の問題が発生するのを回
避できる。参考までに圧力角20度として創成したホイ
ールの歯形を図12に示す。前述した図11のそれに比
べて干渉が発生していないことが確認できる。
【0064】なお、上記実施形態においては、本発明を
軸方向の断面上の構成として捉えていたが、本発明は歯
直角方向の断面上の構成として捉えることもでき、ほぼ
同様の作用効果を得ることができる。
軸方向の断面上の構成として捉えていたが、本発明は歯
直角方向の断面上の構成として捉えることもでき、ほぼ
同様の作用効果を得ることができる。
【0065】又、上記実施形態においては、何れも転位
がないウォーム及びウォームホィールについて説明して
きたが本発明は、転位されたウオームにも適用できる。
がないウォーム及びウォームホィールについて説明して
きたが本発明は、転位されたウオームにも適用できる。
【0066】この場合は、例えば、ピッチラインと平行
に基準ラインを設定し、上述してきた内容の「ピッチラ
イン」をこの「基準ライン」に置き換えて考えれば良
い。
に基準ラインを設定し、上述してきた内容の「ピッチラ
イン」をこの「基準ライン」に置き換えて考えれば良
い。
【0067】勿論、この場合も、基準ラインの歯末側、
或いは歯元側のみをサイクロイド曲線+所定の直線とす
ることが可能であり、歯末側と歯元側とで転がり円の半
径を変えることも可能である。
或いは歯元側のみをサイクロイド曲線+所定の直線とす
ることが可能であり、歯末側と歯元側とで転がり円の半
径を変えることも可能である。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比べてウォーム
とウォームホィールとの噛み合いを非常に円滑に行わせ
ることができ、面圧応力の低下、耐摩耗性の向上、発熱
の抑制、効率の向上、あるいは騒音の低減等の効果を得
ることができ、且つ、各種諸元の値に関わらず、ウォー
ムとウォームホイールとの間で干渉が発生するのを効果
的に防止できる。
とウォームホィールとの噛み合いを非常に円滑に行わせ
ることができ、面圧応力の低下、耐摩耗性の向上、発熱
の抑制、効率の向上、あるいは騒音の低減等の効果を得
ることができ、且つ、各種諸元の値に関わらず、ウォー
ムとウォームホイールとの間で干渉が発生するのを効果
的に防止できる。
【図1】本発明の第1実施形態にかかるウォームの軸方
向断面におけるピッチライン付近の歯形を示す部分断面
図
向断面におけるピッチライン付近の歯形を示す部分断面
図
【図2】図1のピッチラインより歯末側(歯先側)を拡
大して示した部分拡大断面図
大して示した部分拡大断面図
【図3】同歯形を有する基準ラックの一部を示す部分軸
断面図
断面図
【図4】本発明の未公知先行技術における、ウォームの
軸方向断面における歯形を示す部分断面図
軸方向断面における歯形を示す部分断面図
【図5】上記未公知先行技術のウォームと、該ウォーム
をホブとして形成されたウォームホィールとのホィール
中央平面における噛み合い状態を示す、図15に相当す
る軸方向断面図
をホブとして形成されたウォームホィールとのホィール
中央平面における噛み合い状態を示す、図15に相当す
る軸方向断面図
【図6】上記未公知先行技術のウォームとウォームホィ
ールとの噛み合い時の相対曲率を概念的に示した図16
相当の概念図
ールとの噛み合い時の相対曲率を概念的に示した図16
相当の概念図
【図7】上記未公知先行技術の変形例に係るウォームの
軸方向断面における歯形を示す、図4に相当する部分断
面図
軸方向断面における歯形を示す、図4に相当する部分断
面図
【図8】図4の未公知先行技術に係るウォームとウォー
ムホィールの組み合わせにおいて、組み付け誤差が想定
以上となった場合に発生する虞のある不具合を誇張して
示した部分断面図
ムホィールの組み合わせにおいて、組み付け誤差が想定
以上となった場合に発生する虞のある不具合を誇張して
示した部分断面図
【図9】図7の未公知先行技術に係るウォームとウォー
ムホィールの組み合わせにおいて、組み付け誤差が想定
以上となった場合でも不具合が発生しにくいことを示し
た部分断面図
ムホィールの組み合わせにおいて、組み付け誤差が想定
以上となった場合でも不具合が発生しにくいことを示し
た部分断面図
【図10】未公知先行技術において発生する可能性のあ
る「干渉」を示したウォームホイールの部分軸直角断面
る「干渉」を示したウォームホイールの部分軸直角断面
【図11】同じく干渉の様子を示したウォームホイール
の歯形創成図
の歯形創成図
【図12】本発明の図1の実施形態にかかるウォームを
利用して作成した基準ラック(図3)にて創成したウォ
ームホイールの図11相当の歯形創成図
利用して作成した基準ラック(図3)にて創成したウォ
ームホイールの図11相当の歯形創成図
【図13】従来のウォームとウォームホィールとの噛み
合い状態を示した、一部破断の正面図
合い状態を示した、一部破断の正面図
【図14】従来のウォームの軸方向断面における歯形
(の一部を示す)部分断面図
(の一部を示す)部分断面図
【図15】従来の台形歯形のウォームとウォームホィー
ルとの噛み合い状態を示す部分断面図
ルとの噛み合い状態を示す部分断面図
【図16】従来のウォームとウォームホィールとの噛み
合い時の相対曲率を示した概念図
合い時の相対曲率を示した概念図
6…台形歯形の斜辺 12…ウォーム 14…ウォームホィール PL…ピッチライン R1〜R4…転がり円 SY1〜SY4…サイクロイド曲線 Q1、Q2…所定の位置 L1、L2…直線 α1、α2…圧力角
Claims (11)
- 【請求項1】外形が円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直
角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォームにおい
て、 前記台形の斜辺の直線部分のうち、少なくともピッチラ
インより歯末側の部分を、該ピッチラインの歯末側に設
定した転がり円をピッチラインに沿って歯の存在する方
向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き替えると
共に、 該サイクロイド曲線の始点から所定の位置に至るまでの
部分を、該所定の位置における当該サイクロイド曲線の
接線に相当する直線に修正し、且つ前記ピッチラインの
歯元側を、該直線のピッチライン上の交点から連続させ
たことを特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項2】外形が円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直
角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォームにおい
て、 前記台形の斜辺の直線部分のうち、少なくともピッチラ
インより歯元側の部分を、該ピッチラインの歯元側に設
定した転がり円をピッチラインに沿って歯の存在しない
方向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き替える
と共に、 該サイクロイド曲線の始点から所定の位置に至るまでの
部分を、該所定の位置における当該サイクロイド曲線の
接線に相当する直線に修正し、且つ前記ピッチラインの
歯先側を、該直線のピッチライン上の交点から連続させ
たことを特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項3】外形が円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直
角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォームにおい
て、 前記台形の斜辺の直線部分のうち、 ピッチラインより歯末側の部分を、該ピッチラインの歯
末側に設定した転がり円をピッチラインに沿って歯の存
在する方向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き
替えると共に、該歯末側のサイクロイド曲線の始点から
所定の位置に至るまでの部分を、該所定の位置における
当該サイクロイド曲線の接線に相当する第1の直線に修
正し、一方、 ピッチラインより歯元側の部分を、該ピッチラインの歯
元側に設定した転がり円をピッチラインに沿って歯の存
在しない方向に転がして得られるサイクロイド曲線に置
き替えると共に、該歯元側のサイクロイド曲線の始点か
ら所定の位置に至るまでの部分を、該所定の位置におけ
る当該サイクロイド曲線の接線に相当し、且つ第1の直
線と平行な第2の直線に修正し、且つ、 該第1の直線と第2の直線が連続するように、歯末側と
歯元側とをピッチラインに沿って相対的に離反させたこ
とを特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項4】請求項3において、 前記ピッチラインを境界にして歯末側及び歯元側にそれ
ぞれ設定した前記転がり円の半径が互いに異なっている
ことを特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項5】外形が円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直
角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォームにおい
て、 ピッチラインと平行に基準ラインを設定し、 前記台形の斜辺の直線部分のうち、少なくとも前記基準
ラインより歯末側の部分を、該基準ラインの歯末側に設
定した転がり円を基準ラインに沿って歯の存在する方向
に転がして得られるサイクロイド曲線に置き替えると共
に、 該サイクロイド曲線の始点から所定の位置に至るまでの
部分を、該所定の位置における当該サイクロイド曲線の
接線に相当する直線に修正し、且つ前記基準ラインの歯
元側を、該直線の基準ライン上の交点から連続させたこ
とを特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項6】外形が円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直
角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォームにおい
て、 ピッチラインと平行に基準ラインを設定し、 前記台形の斜辺の直線部分のうち、少なくとも前記基準
ラインより歯元側の部分を、該基準ラインの歯元側に設
定した転がり円を基準ラインに沿って歯の存在しない方
向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き替えると
共に、 該サイクロイド曲線の始点から所定の位置に至るまでの
部分を、該所定の位置における当該サイクロイド曲線の
接線に相当する直線に修正し、且つ前記基準ラインの歯
先側を、該直線の基準ライン上の交点から連続させたこ
とを特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項7】外形が円筒形で、且つ軸方向断面又は歯直
角方向断面の歯形が台形とされた円筒ウォームにおい
て、 ピッチラインと平行に基準ラインを設定し、 前記台形の斜辺の直線部分のうち、 前記基準ラインより歯末側の部分を、該基準ラインの歯
末側に設定した転がり円を基準ラインに沿って歯の存在
する方向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き替
えると共に、該歯末側のサイクロイド曲線の始点から所
定の位置に至るまでの部分を、該所定の位置における当
該歯末側のサイクロイド曲線の接線に相当する第1の直
線に修正し、一方、 前記基準ラインより歯元側の部分を、該基準ラインの歯
元側に設定した転がり円を基準ラインに沿って歯の存在
しない方向に転がして得られるサイクロイド曲線に置き
替えると共に、該歯元側のサイクロイド曲線の所定の位
置から基準ライン上の点に至るまでの部分を、該所定の
位置における当該歯元側のサイクロイド曲線の接線に相
当し、且つ第1の直線と平行な第2の直線に修正し、且
つ、 該第1の直線と第2の直線が連続するように、歯末側と
歯元側とを基準ラインに沿って相対的に離反させたこと
を特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項8】請求項7において、 前記基準ラインを境界にして歯末側及び歯元側にそれぞ
れ設定した前記転がり円の半径が互いに異なっているこ
とを特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項9】請求項1〜8において、前記直線と軸平行
面とのなす角度を、5度〜40度の範囲に設定したこと
を特徴とする円筒ウォーム。 - 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の円筒ウ
ォームを、ウォームホブとして創成歯切りして得られる
ウォームホィール。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の円筒
ウォームと、請求項10に記載のウォームホィールとか
らなるウォームギヤ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000339257A JP2002147573A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤ |
| TW090119379A TW584702B (en) | 2000-11-07 | 2001-08-08 | Cylindrical worm, worm wheel and pairs |
| KR1020010068166A KR20020035744A (ko) | 2000-11-07 | 2001-11-02 | 원통웜, 웜휠, 및 웜기어 |
| CNB011428856A CN1296641C (zh) | 2000-11-07 | 2001-11-07 | 圆柱形蜗杆和蜗轮 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000339257A JP2002147573A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002147573A true JP2002147573A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18814354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000339257A Pending JP2002147573A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002147573A (ja) |
| KR (1) | KR20020035744A (ja) |
| CN (1) | CN1296641C (ja) |
| TW (1) | TW584702B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008123588A1 (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-16 | Hitachi, Ltd | ウォーム歯車および電動パワーステアリング装置 |
| JPWO2023067685A1 (ja) * | 2021-10-19 | 2023-04-27 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6793609B2 (ja) | 2017-08-30 | 2020-12-02 | 株式会社ミツバ | 減速機構付モータ |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59180158A (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-13 | Agency Of Ind Science & Technol | 修整インボリユ−ト系歯車 |
| CN1011612B (zh) * | 1987-03-02 | 1991-02-13 | 苏斯洛夫国立罗斯托夫大学 | 复合线齿轮传动 |
| CN2049296U (zh) * | 1989-01-26 | 1989-12-13 | 齐锋 | 柔性齿蜗轮蜗杆传动副 |
| CN2079685U (zh) * | 1990-02-14 | 1991-06-26 | 中国迅达电梯有限公司北京电梯厂 | 包络渐开线齿廓圆柱蜗杆传动机构 |
| JPH0712203A (ja) * | 1993-06-25 | 1995-01-17 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 円筒ウォ−ムギヤの歯形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置 |
| JPH0742813A (ja) * | 1993-07-30 | 1995-02-10 | Hasetsuku Gear:Kk | 鼓形ウオーム歯車 |
| JPH08226526A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-09-03 | Asmo Co Ltd | 部材間低摩擦化構造及びそれにおける摺接面の加工方法、ウォーム減速装置 |
| JP3484879B2 (ja) * | 1995-06-05 | 2004-01-06 | 株式会社豊田中央研究所 | 歯車設計方法,歯車および歯車測定方法 |
| JPH1113862A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-22 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 凹凸面円筒ウォ−ム |
| JPH1194052A (ja) * | 1997-09-25 | 1999-04-09 | Shigeyoshi Osada | 歯 車 |
-
2000
- 2000-11-07 JP JP2000339257A patent/JP2002147573A/ja active Pending
-
2001
- 2001-08-08 TW TW090119379A patent/TW584702B/zh not_active IP Right Cessation
- 2001-11-02 KR KR1020010068166A patent/KR20020035744A/ko not_active Ceased
- 2001-11-07 CN CNB011428856A patent/CN1296641C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008123588A1 (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-16 | Hitachi, Ltd | ウォーム歯車および電動パワーステアリング装置 |
| JP2008256061A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Hitachi Ltd | ウォーム歯車および電動パワーステアリング装置 |
| JPWO2023067685A1 (ja) * | 2021-10-19 | 2023-04-27 | ||
| WO2023067685A1 (ja) * | 2021-10-19 | 2023-04-27 | 武蔵精密工業株式会社 | 歯車対 |
| JP7529922B2 (ja) | 2021-10-19 | 2024-08-06 | 武蔵精密工業株式会社 | 歯車対 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20020035744A (ko) | 2002-05-15 |
| TW584702B (en) | 2004-04-21 |
| CN1363785A (zh) | 2002-08-14 |
| CN1296641C (zh) | 2007-01-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4777792B2 (ja) | 連続噛み合い高ラチェティングトルク歯形を有する波動歯車装置 | |
| RU2491458C2 (ru) | Зубчатое колесо | |
| CN103270344A (zh) | 承载能力优化的锥齿轮齿部 | |
| CN101890540B (zh) | 一种弧齿圆柱齿轮的加工方法 | |
| CN101111697B (zh) | 由冠形齿轮和小齿轮组成的齿轮对及差动补偿传动装置 | |
| WO2016197905A1 (zh) | 切齿滚刀及其设计方法、非完全对称渐开线齿轮及其加工方法 | |
| US20240401685A1 (en) | Herringbone Gear Pair With Constant Meshing Characteristics Constructed Tooth Pair | |
| US20240401684A1 (en) | Internal Meshing Cylindrical Gear Pair With Constant Meshing Characteristics Constructed Tooth Pair | |
| US20240401673A1 (en) | Herringbone Planetary Gear Transmission Device With Constant Meshing Characteristics Constructed Tooth Pair | |
| JP2002543352A (ja) | 可変な歯幅の歯車 | |
| WO2020095782A1 (ja) | 動力伝達軸およびその製造方法 | |
| JP4669011B2 (ja) | 非対称プロファイルのロータを有する回転変位機械の改良 | |
| JP2002147573A (ja) | 円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤ | |
| JP2007528966A (ja) | 歯付き部品および対応するギア | |
| CN117006230A (zh) | 一种恒定啮合特性对构齿轮齿条副 | |
| CN114278715B (zh) | 一种谐波减速器的齿廓设计方法 | |
| JP2000314464A (ja) | 円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤ | |
| JPH06341508A (ja) | まがり歯傘歯車の歯形構造 | |
| CN101307813A (zh) | 垂直交错轴斜齿环面齿轮传动 | |
| JP3891113B2 (ja) | 撓み軸継ぎ手 | |
| JPH1194052A (ja) | 歯 車 | |
| CN117077323A (zh) | 一种齿根高强度齿轮的磨前滚刀廓形设计方法 | |
| JP2008528908A (ja) | 互いに交差する軸を有する2つのギアからなる交差軸歯車のギアリング部の幾何形状の決定方法 | |
| JP3774092B2 (ja) | 鉄道車両用歯車形撓み軸継手 | |
| JP2025023626A (ja) | 差動ギヤ機構およびその設計方法 |