JP2002155442A - ポリエステル仮撚被覆弾性糸およびその製造方法 - Google Patents
ポリエステル仮撚被覆弾性糸およびその製造方法Info
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Abstract
ト感が得られるようにするポリエステル仮撚被覆弾性糸
およびその製造方法を提供することにある。 【解決手段】ポリウレタン弾性糸を芯部にし、その周囲
に鞘部として少なくとも2回の仮撚加工履歴を持つポリ
エステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸が実質的に仮撚
により被覆されてなるとともに、糸長さ方向に開繊部と
絡合部とを交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部の
糸長さ方向における数が20〜50個/18cmである
ことを特徴とするポリエステル仮撚被覆弾性糸。
Description
ポリエステル被覆弾性糸およびその製造方法に関するも
のである。
撚加工によって製造する方法はすでに知られている。例
えば、特開昭55−148227号公報には、弾性糸と
すでに仮撚加工された捲縮糸とを引き揃えて交絡処理
後、再び仮撚加工を施した仮撚被覆弾性糸およびその製
造方法が開示されている。
細変化が生じるので編織物製品では、糸筋状の欠点とし
て目立ちやすくなり、また鞘糸となるマルチフィラメン
ト糸は、2度の高い温度で熱処理を受けるので、被覆弾
性糸として強度低下や毛羽が発生し弱糸となる欠点があ
る。
性糸とポリエステルフィラメント糸を引き揃え複合仮撚
加工後、交絡処理を施した仮撚被覆弾性糸およびその製
造方法が提案されているが次の欠点がある。
つ剛性率が高いので、芯/鞘型筒状の糸構造が形成され
にくく、そのため被覆性は低くなり、弾性糸はポリエス
テルフィラメント糸からはみ出し易くなり、いわゆる
「目むき」現象などが起こる欠点を有している。
なく、被覆性に優れ安定した糸品質と大幅なコストアッ
プにつながらない、ポリエステル被覆弾性糸およびその
製造方法が望まれている。
従来の技術の欠点を改良し、捲縮特性、被覆性に優れ、
高度のソフト感を有するポリエステル被覆弾性糸、およ
び優れた高品質と合理的な方法によって得ることが可能
なポリエステル被覆弾性糸の製造方法を提供するもので
ある。
決するために、次のような手段を採用するものである。
すなわち、 (1)ポリウレタン弾性糸を芯部にし、その周囲に鞘部
として少なくとも2回の仮撚加工履歴を持つポリエステ
ルマルチフィラメント仮撚捲縮糸が実質的に仮撚により
被覆されてなるとともに、糸長さ方向に開繊部と絡合部
とを交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部の糸長さ
方向における数が20〜50個/18cmであることを
特徴とするポリエステル仮撚被覆弾性糸。
であることを特徴とする前記(1)に記載のポリエステ
ル仮撚被覆弾性糸。
て、100〜1000T/mの撚が施されていることを
特徴とする前記(1)または(2)に記載のポリエステ
ル仮撚被覆弾性糸。
あって、50〜300T/mの撚を施されていることを
特徴とする前記(1)または(2)に記載のポリエステ
ル仮撚被覆弾性糸。
部原糸に予め仮撚加工したポリエステルマルチフィラメ
ント仮撚捲縮糸をそれぞれ使用し、前記芯部原糸をドラ
フトしながら、加撚領域よりも前の領域にて前記芯部原
糸と鞘部原糸とが互いに一体となるように引き揃え、該
引き揃えた糸条を加ネン−熱固定−解ネンの摩擦型仮撚
加工を施すことを特徴とするポリエステル仮撚被覆弾性
糸の製造方法。
ト仮撚捲縮糸を予め仮撚加工するときの加工温度が0〜
130℃、前記両糸条を複合仮撚加工するときの加工温
度が90〜200℃であることを特徴とする前記(5)
に記載のポリエステル仮撚被覆弾性糸の製造方法。
より交絡処理を施すことを特徴とする請求項6または7
に記載のポリエステル仮撚被覆弾性糸の製造方法。
施すことを特徴とする前記(6)または(7)に記載の
ポリエステル仮撚被覆弾性糸の製造方法。
載のポリエステル仮撚被覆弾性糸、または前記(5)〜
(7)のいずれかに記載のポリエステル仮撚被覆弾性の
製造方法によって得られるポリエステル仮撚被覆弾性糸
を用いてなることを特徴とする織編物。
性糸は、芯部原糸にポリウレタン弾性糸、鞘部原糸に予
め仮撚加工したポリエステルマルチフィラメント仮撚捲
縮糸をそれぞれ使用し、前記芯部原糸をドラフトしなが
ら、加撚領域よりも前の領域にて前記芯部原糸と鞘部原
糸とが互いに一体となるように引き揃え、該引き揃えた
糸条を加ネン−熱固定−解ネンの摩擦型仮撚加工を施す
ことにより製造することができる。
糸と、予め仮撚加工したポリエステルマルチフィラメン
トの仮撚捲縮糸とを加撚領域よりも前の領域において、
芯部原糸と鞘部原糸とが互いに一体となるように引き揃
えるのであるが、この場合、ドラフトしたポリウレタン
弾性糸が芯となり、予め仮撚加工したポリエステルマル
チフィラメントの仮撚捲縮糸が鞘状になるように引き揃
えることが好ましい。
ポリウレタン弾性糸を芯部にし、その周囲に鞘部として
少なくとも2回の仮撚加工履歴を持つポリエステルマル
チフィラメント仮撚捲縮糸が実質的に仮撚により被覆さ
れてなるとともに、糸長さ方向に開繊部と絡合部とを交
互に形成した糸構造を有し、前記絡合部の糸長さ方向に
おける数が20〜50個/18cmであることを特徴と
するポリエステル仮撚被覆弾性糸である。
囲にポリエステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸を鞘部
として被覆した構成を有し、そのポリエステルマルチフ
ィラメント仮撚捲縮糸は、鞘部原糸として予め施された
仮撚加工と、その後の複合仮撚加工との少なくとも2回
の仮撚加工履歴を経ていることにより捲縮が微細になっ
ているため、編織物にしたとき高度のソフト感を呈する
ようになる。
ポリエステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸が実質的に
仮撚により被覆されるものであるが、この実質的に仮撚
により被覆とは、無撚の場合は、撚回・反転して被覆さ
れるものであり、実撚を有する場合は、撚回・反転しな
い場合もあるが、実撚を解じょすると仮撚により撚回・
反転した状態となる場合を含むものである。
合加工が摩擦仮撚加工で実施されることにより、糸長さ
方向に開繊部と絡合部を交互に形成し、その交絡部を2
0〜50個/18cmの多数存在させるようになってい
る。このように絡合部を密に存在させることにより鞘部
の被覆性が向上するために、編地にしたとき「目むき」
が生じないようになる。
と鞘部の被覆性が低下するため、編織物にして大きく伸
長させた場合、芯部のポリウレタン弾性糸が鞘部のポリ
エステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸の隙間から覗い
て、目むきを生ずるようになる。
も多いと、鞘部の被覆性は向上するが、編織物にしたと
きの風合いが硬くなり、ソフト感が減殺される。
糸を製造するときの複合加工において、鞘部原糸の仮撚
加工の撚方向と複合仮撚加工における撚方向とを調整す
ることにより、次のような効果を得ることができる。
複合仮撚加工における撚方向の両撚方向(仮撚方向)を
互いに反対方向にした場合には、鞘部原糸の残留トルク
が複合仮撚加工で生じる残留トルクを相殺し、ポリエス
テル仮撚被覆弾性糸としての残留トルク撚数を下げるた
め、ソフトな風合いや嵩高性をなお一層向上させること
ができる。逆に、両撚方向を同一方向にした場合は、鞘
部原糸の残留トルクが複合加工で生じる残留トルクに相
乗し、ポリエステル仮撚被覆弾性糸の残留トルク撚数を
上げるため収束性を向上させてシアー性を高めたり、
「サラサラ」感の風合いを一層向上させるようにする。
撚被覆弾性糸の残留トルク撚数は、0〜100個/50
cmの範囲が好ましく、特に前者のように鞘糸の撚方向
とポリエステル仮撚被覆弾性糸の撚方向を互いに反対方
向にした場合の残留トルク撚数は0〜10回/50c
m、後者のように同一方向にした場合の残留トルク撚数
は11〜100回/50cmが好ましい。
仮撚加工の温度との関係は、複合仮撚加工温度を鞘部原
糸の仮撚加工温度よりも高く設定することが好ましい。
しかし、複合加工温度は芯部と鞘部が非融着の関係を維
持する程度に抑制することがのぞましく、その抑制によ
って風合いをソフト化し、かつ芯部弾性糸のストレッチ
パワーを損なわないため、編織物にしたとき高いフィッ
ト性を発揮させることができる。
仮撚加工温度は鞘部原糸のTg温度(ガラス転移温度)
〜200℃にすることが好ましい。また、鞘部原糸の仮
撚加工温度は、0〜130℃、好ましくは室温〜130
℃に設定することが好ましい。
は、複合仮撚加工後に追撚または交絡を施すことが好ま
しく、この追撚または交絡により被覆性をさらに向上す
ることができる。交絡は、複合仮撚加工後にポリエステ
ル仮撚被覆弾性糸をチーズに巻き取る前に圧空で処理す
ればよい。また、追撚は、複合仮撚加工後にポリエステ
ル仮撚被覆弾性糸をいったんチーズに巻き取った後、こ
れを巻き返しながら行うことができる。
することがないので、ソフトな風合いを損なわずに有利
に被覆性を高めることができ、編織物加工通過性の改善
は勿論のこと、ソックスやストレッチ織物などの製品に
高級感を付与することができる。追撚の加撚方向は、S
撚、Z撚のいずれの方向であってもよいが、一般的には
複合仮撚加工の加撚方向(仮撚方向)と同一方向にした
場合は、集束性や被覆性を良好にすることができ、また
逆方向にした場合は、嵩高性やソフト性を良好にするこ
とができる。
成繊度によって異なるが、総繊度が100dtex以下
では100〜1000T/m、100〜250dtex
では50〜300T/mにすることが好ましい。
性糸を例示したもので、(A)は糸全体の側面を示し、
(B)は(A)における1B−1B’断面、(C)は同
じく(A)における1C−1C’断面をそれぞれ示す。
仮撚被覆弾性糸Yは、芯部にポリウレタン弾性糸1を有
し、その周囲にポリエステルマルチフィラメント仮撚捲
縮糸2を鞘部として撚回・反転させるように被覆し、か
つ糸手方向に開繊部Yoと絡合部Ysとを交互に形成し
ている。
撚捲縮糸2は、ポリエステル系の素材であれば特に限定
されず、不完全延伸糸のUY、POYと呼ばれるもの、
延伸糸のDYと呼ばれるもの、4000〜8000m/
minで高速製糸されたOSPと呼ばれるものなど、あ
らゆる紡糸速度の原糸から仮撚加工されたものである。
糸条であって、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリ
メチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
などを好適に用いることができる。
糸2は、後述するように少なくとも2回の仮撚加工履歴
を有するもので、その2回以上の仮撚加工履歴から捲縮
が微細化されている。また、その微細な捲縮により、製
品の編織物になったとき高度なソフト感を呈することが
できる。
oは、図1(B)のように、鞘部のポリエステルマルチ
フィラメント仮撚糸2が開繊状態になって芯部のポリウ
レタン弾性糸1を被覆している。このような開繊部Yo
と絡合部Ysとを交互に形成した状態で、絡合部Ysが
糸長方向に20〜100個/18cmの頻度で存在して
いる。
製造する工程の一例を示す。
1’を巻き上げたパッケ−ジであり、一対の転動ローラ
3,3’に回転自在に支持されている。他方P2は、鞘
部用原糸のポリエステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸
2’を巻き上げたパッケージであり、ボビンホルダー
(図示せず)に非回転状態に支持されている。このポリ
エステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸2’は、予め仮
撚加工が施された捲縮糸であって、S加撚糸あるいはZ
加撚糸のいずれかが用いられる。
から、供給ローラ5によりドラフトされながら周方向に
引き出され、また他方のポリエステルマルチフィラメン
ト仮撚捲縮糸2’はパッケージp2からボビン軸方向に
解じょされながら、V字型ガイド4においてポリウレタ
ン弾性糸1’が芯部に、ポリエステルマルチフィラメン
ト仮撚捲縮糸2’が鞘部になるように芯鞘状に引き揃え
られる。
ローラ5から、この供給ローラ5よりも速い表面速度で
回転する引き取りローラ8に引き取られながら、摩擦仮
撚具7により加撚された後ヒータ6で熱セットされ、冷
却後に摩擦仮撚具7で解撚されることにより複合仮撚加
工されて、ポリエステル仮撚被覆弾性糸が得られる。こ
のように製造されたポリエステル仮撚被覆弾性糸Yは、
巻き取りローラ11でパッケージP3として直接巻き取
ってもよいが、巻き取る前に、引き取りローラ8と弛緩
ローラ10との間で交絡ノズル9により圧空により交絡
処理してもよい。また、交絡ノズル9で交絡処理せず
に、いったん巻き取りローラ11にパッケージp3とし
て巻き上げたのち、そのパッケージP3を巻き戻してS
撚方向あるいはZ撚方向に追撚するようにしてもよい。
型ガイド4は、前記芯部原糸と鞘部原糸とが互いに一体
となるように、好ましくはポリウレタン弾性糸1’が芯
部に、ポリエステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸2’
が鞘部になるように芯鞘状に引き揃えるためのものであ
り、U字型であってもよい。また、これらV字、あるい
はU字型ガイドの上流側に他の案内ガイドを設けて、予
め両者を引き揃え状にすることもできる。
(仮撚方向)は、ポリエステルマルチフィラメント仮撚
捲縮糸2の加撚方向が同一の場合は、ポリエステル仮撚
被覆弾性糸Yの残留トルク撚数が増加し、かつ被覆性が
向上して集束性が高くなり、シアー性を出るようにな
る。逆に、加撚方向が逆の場合は、ポリエステル仮撚被
覆弾性糸Yの残留トルク撚数が減少し、開繊性が大きく
なることによって風合いがソフトになり、ボリューム感
が向上する。
特にポリアミド被覆弾性糸の欠点とされる、黄変化、塩
素含有による脆化、ハリ・腰不足の風合い、寸法安定性
不良などにより用途展開できない分野に適している。例
えばサッカー用の黄変化しない白いスポーツソックス、
耐塩素のプール用水着、ハリ・腰風合いのあるストレッ
チ織物、温湿度に影響されない寸法安定性の良い織物等
が適している。
て、ポリエステル仮撚被覆弾性糸の絡合部の個数および
残留トルク撚数は、次の方法により測定したものであ
る。
仮撚被覆弾性糸に13.7cNの荷重を吊し、30cm
間隔(長さ)の両端に印をつけて試長とする。この試長
を40%弛緩(12cm)させて両端を固定し、該被覆
弾性糸18cmの鞘糸が開繊した個数あるいは絡合した
個数を拡大鏡で読みとり、n=5の平均値を絡合部の個
数(回/18cm)とする。
テル仮撚被覆弾性糸に13.7cNの荷重を吊し、1m
間の両端に印をつけて試長とし、試料を横方向に固定す
る。次いで、上記1m間隔の中央(50cm)に、0.
392cN(0.4g)の荷重W1を吊すことにより、
試料の両端を中央で合わせ、試料が回転して止まるまで
の回転数Nを残留トルクヨリ数(回/50cm)とす
る。なお、複合仮撚加工後に複合仮撚被覆弾性糸を長期
放置した場合は残留トルクヨリ数が潜在化しやすいの
で、60℃の温水で処理しその後測定するものとする。
ト2.5倍、複合仮撚加工ドラフト1.16倍、トータ
ルドラフト2.9倍として芯部原糸に使用し、一方70
℃の温度で仮撚加工した繊度84dtexフィラメント
数36本のポリエステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸
を鞘部原糸に使用し、両糸を引き揃えてD/Y比2.
1、糸加工速度200m/min、仮撚数3300T/
m、セット温度185℃、加ネン張力15g、解ネン張
力34gにて2軸式摩擦仮撚具による仮撚加工を行いそ
の後、交絡ノズルにて0.039MP(0.4Kg/C
m2)の空気交絡処理を施しポリエステル仮撚被覆弾性
糸を得た。
特性は繊度92dtex、強度3.7cN/dT(4.
12g/d)、伸度25.1%、伸縮復元率(2mg/
d荷重下処理)42.5%であり、また糸長手方向に開
繊部と絡合部とを交互に有し、その絡合部の数は65個
/18cmであった。また、残留トルク年数は49回/
50cmであった。(なお、繊度、強伸度、伸縮復元率
はJIS法L1013に準じて測定した。) 次いで、上記のようにして得られたポリエステル仮撚被
覆弾性糸に、該仮撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と同一
方向に200T/mの追撚を施した後、タテ糸が165
dtex仮撚加工糸のヨコ糸として該仮撚被覆弾性糸を
打ち込み、ストレッチ織物を製造した。
ットを施したところ、ソフトな風合いを有しており、ス
トレッチしたときに起こりやすい織物の「目むき」は目
立たず、美しい外観を呈し、高級感のあるストレッチ織
物であった。
ル仮撚被覆弾性糸に、該仮撚被覆弾性糸の加撚方向
(S)と逆方向(Z)に480T/mの追撚を施した、
いわゆるオーバー解撚状態の糸形態にした実撚仮撚被覆
弾性糸を、ヨコ糸に打ち込み同様の染色仕上げ加工を施
した。極めてソフトな風合いを有しており、ストレッチ
したときに起こりやすい織物の「目むき」は全く目立た
ず、滑らかな織組織で美しく、ボリューム感に優れたス
トレッチ織物であった。
加工されていない糸)を用い、複合仮撚加工温度を18
5℃、仮撚加工延伸倍率1.65倍、弾性糸のトータル
ドラフト2.9倍とし、その他は全く同じ条件にて複合
仮撚加工をおこなった。
繊部と絡合部とを交互に有し、絡合数は18個/18c
mの被覆性を有しているものの、芯糸と鞘糸は分離しや
すいものであった。
リエステル仮撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と同一方向
に480T/mの追撚を施した後、実施例1と同様の方
法にてストレッチ織物を製造した。この織物をスレッチ
した時、湾曲部は「目むき」を生じ、風合いは「がさつ
き」感があり粗硬であった。
レタン弾性糸を芯部にし、その周囲に実質的に仮撚によ
り被覆する鞘部として、少なくとも2回の仮撚加工履歴
を持った捲縮の微細化したポリエステルマルチフィラメ
ント仮撚捲縮糸を使用するため、織物にしたとき高度な
ソフト感や寸法安定性あるいはハリ・腰風合いを得るこ
とができ、また、糸長さ方向には開繊部と絡合部を交互
に形成させ、その絡合部を20〜50個/18cmの多
数にしたため鞘部は高い被覆性を有し、編織物にしたと
き「目むき」を生じにくく、高度のソフト感を発揮する
ことができる。
示し、(A)は糸全体の側面図、(B)は、(A)にお
ける1B−1B’断面図、(C)は同じく(A)におけ
る1C−1C’断面図である。
法の一例を示す工程図である。
Claims (9)
- 【請求項1】ポリウレタン弾性糸を芯部にし、その周囲
に鞘部として少なくとも2回の仮撚加工履歴を持つポリ
エステルマルチフィラメント仮撚捲縮糸が実質的に仮撚
により被覆されてなるとともに、糸長さ方向に開繊部と
絡合部とを交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部の
糸長さ方向における数が20〜50個/18cmである
ことを特徴とするポリエステル仮撚被覆弾性糸。 - 【請求項2】前記芯部と鞘部が互いに非融着状態である
ことを特徴とする請求項1に記載のポリエステル仮撚被
覆弾性糸。 - 【請求項3】総繊度が100dtex未満であって、1
00〜1000T/mの撚が施されていることを特徴と
する請求項1または2に記載のポリエステル仮撚被覆弾
性糸。 - 【請求項4】総繊度が100〜250dtexであっ
て、50〜300T/mの撚を施されていることを特徴
とする請求項1または2に記載のポリエステル仮撚被覆
弾性糸。 - 【請求項5】芯部原糸にポリウレタン弾性糸、鞘部原糸
に予め仮撚加工したポリエステルマルチフィラメント仮
撚捲縮糸をそれぞれ使用し、前記芯部原糸をドラフトし
ながら、加撚領域よりも前の領域にて前記芯部原糸と鞘
部原糸とが互いに一体となるように引き揃え、該引き揃
えた糸条を加ネン−熱固定−解ネンの摩擦型仮撚加工を
施すことを特徴とするポリエステル仮撚被覆弾性糸の製
造方法。 - 【請求項6】前記ポリエステルマルチフィラメント仮撚
捲縮糸を予め仮撚加工するときの加工温度が0〜130
℃、前記両糸条を複合仮撚加工するときの加工温度が9
0〜200℃であることを特徴とする請求項5に記載の
ポリエステル仮撚被覆弾性糸の製造方法。 - 【請求項7】前記複合仮撚加工後の糸条に圧空により交
絡処理を施すことを特徴とする請求項6または7に記載
のポリエステル仮撚被覆弾性糸の製造方法。 - 【請求項8】前記複合仮撚加工後の糸条に追撚を施すこ
とを特徴とする請求項6または7に記載のポリエステル
仮撚被覆弾性糸の製造方法。 - 【請求項9】前記請求項1〜4のいずれかに記載のポリ
エステル仮撚被覆弾性糸、または前記請求項5〜7のい
ずれかに記載のポリエステル仮撚被覆弾性の製造方法に
よって得られるポリエステル仮撚被覆弾性糸を用いてな
ることを特徴とする織編物。
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