JP2002155648A - 引戸錠用係止装置 - Google Patents

引戸錠用係止装置

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JP2002155648A
JP2002155648A JP2000355668A JP2000355668A JP2002155648A JP 2002155648 A JP2002155648 A JP 2002155648A JP 2000355668 A JP2000355668 A JP 2000355668A JP 2000355668 A JP2000355668 A JP 2000355668A JP 2002155648 A JP2002155648 A JP 2002155648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリング部材を使用しなくとも、ガタを生
じることがなく、上下位置及び奥行き幅の微調整が可能
な引戸錠用係止装置を提供する。 【解決手段】 ケース1と、ケース1の前面に取付けら
れ鎌片が挿通する第1窓部21とビス頭61、71が臨
む第2窓部を有するフロント板2と、フロント板2の第
2窓部22の裏面に固定又は上下移動可能に支持される
シャッター板3と、第1窓部21に上下移動自在に嵌合
する係合受部保護板41aとビス穴42、43を備える
中間枠体と、係合受部保護板41aの後側に位置し鎌片
が係止する係合受部5aと上下位置調整ビス6と奥行き
幅調整ビス7のナット兼軸部材が挿通する二つの挿通穴
51、52とを備えるシーソー部材5と、を有し、上下
位置調整ビス6は第1挿通穴に挿通するナット兼軸部材
8に、奥行き幅調整ビス7は第2挿通穴に挿通するナッ
ト兼軸部材9にそれぞれ螺合により留められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引戸などの扉の施
錠に適用される鎌片を係止する引戸錠用係止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】引戸用の鎌錠はフック錠の鎌片が出没自
在に内蔵された錠本体と、この錠本体の鎌片に対応する
係合受部が設けられた係止装置とを有するもので、通
常、錠本体は引戸に設けられ、係止装置は枠体に設けら
れる。鎌片と係止装置は取付けが設計通りであれば、ガ
タが生じることなく確実な係合ができる。しかしなが
ら、実際の施行においては、鎌片と係止装置の取付け位
置が微妙にずれて、鎌片が係止装置に係止できないこと
や、係止の遊びが大きすぎてガタが生じることがある。
鎌片が係止装置に係止できない場合は錠としての機能を
発揮できないし、係止の遊びが大きすぎる場合は、枠体
と引戸と間に隙間が生じて隙間風が入るなどの問題が起
きる。
【0003】従来、これらの係止不具合の問題を解決す
る引戸錠用係止装置としては、例えば特開2000−2
026号公報に示すものが知られている。この引戸錠用
係止装置は、鎌片を係止する屈曲形状の係止具を取付箱
又は面板に表面又は裏面のいずれを前面にしても取付け
られるようにし、その両方の場合で、面板の前面から受
部の後面までの寸法を異ならせるようにしたもので、鎌
片を係止する前後の位置を2通りに変更するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
引戸錠用係止装置は、面板の前面から受部の後面までの
寸法の調整は2通りしかなく、微妙な調整ができない。
しかも、調整のたびに屈曲形状の係止具を取り外して、
表裏の向きを変え再設置する必要があり、調整が面倒で
あるという問題がある。このような方法以外に、面板の
前面から受部の後面までの寸法の調整を係止具に螺合す
るねじの調整具合で行う方法がある。この場合、ドライ
バなどでねじを締める方向に回せば、面板の前面から受
部の後面までの寸法が縮まり、逆にねじを外す方向に回
せば、面板の前面から受部の後面までの寸法が広まり微
妙な調整が可能である。そして、このような引戸錠用係
止装置では係止具の固定を安定させるため、バネの付勢
力で係止具をねじに固定させる方法が利用されている
が、バネの付勢力で係止具を付勢する箇所は係止具の一
部であり、係止具全体を固定するには不十分である。こ
のため、ガタが発生する問題は依然として解決できない
という問題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、スプリング部材
を使用しなくとも、ガタを生じることがなく、上下位置
及びフロント板の前面から係合受部の後面までの寸法
(奥行き幅)の微調整が簡易な操作で可能な引戸錠用係
止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は上記
課題を解決するものであって、請求項1は、引戸により
開閉される出入口構成用枠体に設けられる鎌片を係止す
る引戸錠用係止装置であって、前記鎌片と対向する前記
出入口構成用枠体の側端面から内方へ延在して装着され
るケースと、該ケースの前面に取付けられ前記鎌片が挿
通する第1窓部と、上下位置調整ビス頭と奥行き幅調整
ビス頭が臨む第2窓部とを有するフロント板と、前記フ
ロント板の第2窓部の裏面に固定又は上下移動可能に支
持される上下位置調整ビス穴と奥行き幅調整ビス操作用
の開口を備えるシャッター板と、前記第1窓部に上下移
動自在に嵌合する係合受部保護板と、上下位置調整ビス
穴と、奥行き幅調整ビス穴とを備える中間枠体と、前記
係合受部保護板の後側に位置し前記鎌片が係止する係合
受部と、上下位置調整ビスのナット兼軸部材が挿通する
第1挿通穴と、奥行き幅調整ビスのナット兼軸部材が挿
通する第2挿通穴とを備えるシーソー部材と、を有し、
前記上下位置調整ビスは前記第1挿通穴に挿通するナッ
ト兼軸部材に、前記奥行き幅調整ビスは前記第2挿通穴
に挿通するナット兼軸部材にそれぞれ螺合により留めら
れる引戸錠用係止装置を提供するものである。また、請
求項2は、前記シャッター板、前記中間枠体及び前記シ
ーソー部材は、前記上下位置調整ビスをドライバーで締
め付けることにより、前記フロント板に一体的に固定さ
れ、前記上下位置調整ビスをドライバーで緩めるこによ
り、前記フロント板に対して、一体的に上下移動自在で
ある引戸錠用係止装置を提供するものである。また、請
求項3は、前記シーソー部材は、前記奥行き幅調整ビス
をドライバーで操作することにより、前記第1挿通穴に
挿通するナット兼軸部材を中心軸として揺動自在に設置
され、該揺動運動によりシーソー部材の係合受部と前記
中間枠体の係合受部保護板との間隔を調整する引戸錠用
係止装置を提供するものである。
【0007】かかる構成を採ることにより、鎌片と係止
装置の取付け後、上下方向の位置がずれて鎌片が係止装
置に係止できなかった場合、ドライバー工具で上下位置
調整ビスを緩め、シャッター板、中間枠体及びシーソー
部材をフロント板に対して、一体的に上下移動させ、鎌
片が係止装置に係止できる位置で上下位置調整ビスを固
定すれば、シャッター板、中間枠体及びシーソー部材は
フロント板にしっかりと固定される。一方、鎌片と係止
装置の取付け後、鎌片と係止装置の前後の遊びが大きす
ぎてガタが生じることがあった場合、ドライバー工具で
奥行き幅調整ビスを締めつければ、シーソー部材が第1
挿通穴に挿通するナット兼軸部材を中心軸として揺動運
動するため、係合受部と前記係合受部保護板との間隔が
広がる。従って、鎌片と係止装置の前後の遊びが無くな
る位置で係合受部を固定すればガタの問題は解消する。
このように、本発明の引戸錠用係止装置によれば、スプ
リング部材を使用しなくともガタを生じることがなく、
上下位置及び奥行き幅の微調整が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる引戸錠用係
止装置の実施の形態について、図1〜図7を参照して説
明する。図1は本発明の実施の形態における引戸錠用係
止装置の斜視図、図2は本発明の実施の形態における引
戸錠用係止装置の分解斜視図、図3は鎌片が係止する係
合受部が最下位置で、奥行き幅が最小である引戸錠用係
止装置の断面図、図4は図3の係止装置に鎌片が係合し
た状態で、ガタが生じる状態を示す断面図、図5は鎌片
が係止する係合受部が最下位置で、奥行き幅を最大とし
てガタが生じない状態を示す断面図、図6は鎌片が係止
する係合受部が最上位置で、奥行き幅が最小である引戸
錠用係止装置の断面図、図7は鎌片が係止する係合受部
が最上位置で、奥行き幅が最大である引戸錠用係止装置
の断面図をそれぞれ示す。
【0009】図4及び図5中、14はキッチン等の出入
口を構成する枠体、13は出入口を開閉する引き戸式の
扉である。上記引戸13の側端面13aと対向する側面
には、凹部1aが形成されており、この凹部1a内には
引戸錠用係止装置50のケース1が装着され、このケー
ス1はフロント板2を介して木ねじ23aにより枠体1
4に固定されている。また、引戸錠用係止装置50と相
対向する扉13の側端面個所には鎌片10aの出没を行
う錠本体10が装着されている。
【0010】引戸錠用係止装置50は図2に示すよう
に、係止装置機構を収納するケース1、フロント板2、
シャッター板3、中間枠体4、シーソー部材5等を備え
る。ケース1は、鎌片10aと相対向する枠体14の個
所にその側端面14aから横方向に形成した長方形の穴
1a内に内方へ延在して装着できるように成形された扁
平な箱型を呈している。このケース1は、前端面が開口
された本体部16と、この本体部16の上下両側に付設
される鍔状の前面板11から構成され、前面板11に
は、木ねじ23aが挿通するねじ穴12が形成されてい
る。ケース内の幅寸法は中間枠体4が隙間無く嵌められ
る程度であり、長さは中間枠体4の長さに上下位置が調
整できる最大寸法を加算した寸法である。なお、図2の
引戸錠用係止装置50を枠体14に設置した場合、図中
の左側が上側となり、右側が下側となる。
【0011】フロント板2は、ケース1の前面に取付け
られる板状物であり、鎌片10aが挿通する第1窓部2
1と、上下位置調整ビス頭61と奥行き幅調整ビス頭7
1が臨む第2窓部22とを有する。この第1窓部21
は、フロント板2の中央から上方にかけて形成され、幅
狭の第1矩形状穴21aと、該第1矩形状穴21aと連
接する幅広の第2矩形状穴21bを有する。第2矩形状
穴21bは中間枠体4の係合受部保護板41aの上下移
動を案内するものである。従って、第2矩形状穴21b
の幅寸法は、係合受部保護板41aの幅よりやや広めで
あり、長手方向の寸法は上下に移動調整可能な寸法かそ
れよりやや長めに設定される。第2窓部22はドライバ
ー工具の先端部が挿通される矩形状の穴であり、フロン
ト板2の中央から下方にかけて形成される。第2窓部2
2の裏側にはシャッター板3をスライド可能に案内する
断面がL字状の背板22aがその両側に形成されてい
る。
【0012】シャッター板3はフロント板2の第2窓部
22の裏面に固定又は上下移動可能に支持される略矩形
状物で、その上方両側にはシャッター板3をフロント板
の第2窓部の裏側に挿入した場合、背板22aの上端2
2bと当接することにより下方への移動を規制する突起
物33が形成されている。また、本体部32には上下位
置調整ビス穴34と奥行き幅調整ビス操作用の開口35
を上から順に備えている。上下位置調整ビス穴34は、
上下位置調整ビス6のビス頭61を固定するため、面取
りがされており、一方、奥行き幅調整ビス操作用の開口
35は、中間枠体5に固定される奥行き幅調整ビス7が
抜かれる方向に操作された場合の脱落を防止するため
に、その内径は、奥行き幅調整ビス頭の径より小さく形
成されている。
【0013】中間枠体4は、大まかには偏平状の箱体
で、後端面と上下端面がそれぞれ開口されている。中間
枠体4の上方部には第1窓部21に上下移動自在に嵌合
する係合受部保護板41aを有する。係合受部保護板4
1aは引戸が閉められる際、鎌片10aの係合受部5a
への直撃によるねじ等の損傷を防止するもので帯状の突
出物からなり、係止装置機構として組み込まれた場合、
係合受部5aの前方に位置すると共に、係合受部保護板
41aの前面とフロント板2の前面とが略面一となるよ
うに設置される。このため、フロント板2の裏面に当接
する上方の前方当接端面41bは、係合受部保護板41
aの前面からフロント板2の板厚分だけが切り込まれて
形成される。また、第2窓部の裏側に形成される背板2
2a、22aを介してシャッター板3と一体的に組み込
まれる下方の前方当接面42は、係合受部保護板41a
の前面からシャッター板3の板厚分と背板22aの板厚
分の合計分が切り込まれて形成される。また、前方当接
面42には、上下位置調整ビスが挿通するビス穴43
と、奥行き幅調整ビス穴44とを備える。奥行き幅調整
ビス穴44は、奥行き幅調整ビス7のビス頭71を固定
するため、面取りがされている。一方、中間枠体4の下
方の両側板にはシーソー板5を組み込んだ際、第1挿通
穴に挿通されるナット兼軸部材8及び第2挿通穴に挿通
されるナット兼軸部材9を避けるための切り込み42
1、421が形成されている。
【0014】シーソー部材5は所定の間隔にある両側板
53、53を上方の前方で帯状突起の係合受部5aで連
接される構造である。すなわち、係合受部5aの両側板
53、53の前方当接端面57、57からの突出の程度
は、中間枠体4の係合受部保護板41aの裏面に係合受
部5aを当接させた場合、前方当接端面57が中間枠体
の前方当接面42の裏面に当接するような寸法である。
また、係合受部5aの下端縁から垂直下方に延出される
前方当接端面57、57は第1挿通穴の中心部からその
下方にかけて角度αだけ屈曲して前方当接傾斜端面5
6、56を構成する。この前方当接端面57、57及び
前方当接傾斜端面56、56で形成される略V字状の当
接面により、後述するように奥行き幅の調整を行って
も、係合受部5aは揺動運動すると共に、フロント板2
に安定して固定される。また、両側板53、53には、
上下位置調整ビスのナット兼軸部材8が挿通する第1挿
通穴51と、奥行き幅調整ビスのナット兼軸部材9が挿
通する第2挿通穴52とを備える。ナット兼軸部材8、
9は共に同じ形状、寸法の円筒部材であり、その中央部
には上下位置調整ビス、奥行き幅調整ビスの雄ねじが螺
合する雌ねじがそれぞれ形成されている。第1挿通穴5
1の内径はナット兼軸部材8の外径よりやや大きく、第
2挿通穴52の内径はナット兼軸部材9の外径より更に
やや大きくしている。第2挿通穴52の内径が小さすぎ
ると、シーソー部材5の揺動運動が規制されて奥行き幅
の調整ができなくなる。
【0015】次に、上記のように構成された各部材を組
付けて本実施の形態例の引戸錠用係止装置を形成する。
組付け方法としては、例えば、先ず、フロント板の第2
窓部22とその裏面の背板22aの隙間にシャッター板
3を上方から落込むように挿入する。この場合、シャッ
ター板3の上方にある突起物33が隙間の上端22bに
当接して留められる。一方、中間枠体4の裏側にシーソ
ー部材5を差し込むことで、シーソー部材5を中間枠体
4に組付ける。その際、係合受部5aが中間枠体の係合
受部保護板41aの裏面に当接するようにし、また、第
1挿通穴51及び第2挿通穴52にナット兼軸部材8及
びナット兼軸部材9をそれぞれ挿入しておく。ナット兼
軸部材9とビス穴44から挿入された奥行き幅調整ビス
7とは螺合にて結合しておく。次に、シャッター板3の
ビス穴34、中間枠体のビス穴43を通して挿入された
上下位置調整ビス6と、ナット兼軸部材8とは螺合にて
結合される。上下位置調整ビス6の締め付けを増加する
と、中間枠体4とシーソー部材5はシャッター板3に引
きつけられる一方、シャッター板3はフロント板2の一
部である背板22a、22aで後方への移動が規制され
るため、シャッター板3、中間枠体4及びシーソー部材
5はフロント板2に一体的に固定されることになる。こ
の状態で中間枠体の係合受部保護板41aはフロント板
2の第1窓部21の第2矩形状穴21bに頭出しされ
る。最後にケ−ス1を後方から嵌め込み、組付けられた
引戸錠用係止装置50を枠体14の側面14aにビス2
3aで固定して設置が完了する(図3)。図3におい
て、鎌片10aの係合受部5aは最下位置に設置された
状態にあり、従って、鎌片10aが挿通する窓部の高さ
方向の開口は寸法X1と広く、上方への移動調整も長さ
Zの範囲で可能となる。
【0016】次に、上記のように構成された本実施の形
態における引戸錠用係止装置の奥行き幅調整動作につい
て、図3〜図5を参照して説明する。すなわち、図4に
示す引戸錠用係止装置は、鎌片が係止する係合受部5a
が最下位置で、奥行き幅が最小であり、上下方向の位置
関係については問題ないものの、鎌片10aが係合した
状態で、鎌片10aの内端と係合受部5aの間に隙間Y
O が発生してガタが生じる状態にある。従って、この奥
行き幅調整動作はこのガタを解消するための動作であ
る。すなわち、図3において、奥行き幅調整ビス7をド
ライバーで締めつけ方向、すなわち、右方向(矢印B方
向)に回転させる。そして、奥行き幅調整ビス7に螺合
するナット兼軸部材9は前方へ引き寄せられる。する
と、シーソー部材5は上下位置調整ビス6とナット兼軸
部材8の螺合によりフロント板2に一体的に固定されて
いるが、シーソー部材5の中間枠体4の裏面への当接
は、上下位置調整ビス6の中心部から下方にかけて角度
αだけ屈曲する前方当接傾斜端面56、56となるた
め、ナット兼軸部材9は前方へ引き寄せられてシーソー
部材5はナット兼軸部材8を中心軸として矢印Cの方向
へ揺動する。前方当接傾斜端面56、56が中間枠体4
の裏面へ当接するまで、奥行き幅調整ビス7を締めつけ
るとフロント板の前面から係合受部の後面までの寸法は
最大(Y1)となり、図5に示すように、鎌片10aは
係合受部5aに遊びを生じることなく、係合することが
できる。
【0017】次に、本実施の形態における引戸錠用係止
装置の上下位置の調整動作について、図3と図6を参照
して説明する。すなわち、図3に示すように、鎌片が係
止する係合受部が最下位置で、奥行き幅が最小であり、
奥行き幅については問題ないものの、係合受部が下方す
ぎて図では省略する鎌片10aが係合できない状態を解
消するための動作である。図3において、上下位置調整
ビス6をドライバで緩める。すると、フロント板2、シ
ャッター板3、中間枠体4及びシーソー部材5の一体的
な固定が緩み、それぞれの部材間に隙間ができる。この
ため、シャッター板3は第2窓部22とその裏面の背板
22a間で上下移動自在となり、シャッター板3を含め
た中間枠体4及びシーソー部材5はフロント板2に対し
て、一体的に最大寸法Zまで上方への調整が可能とな
る。その結果、図6に示すように、係合受部5aがZ分
上昇して、図では省略する鎌片の確実な係止が可能とな
る。なお、本実施の形態例において、シャッター板3な
ど各部材の上方への移動は、中間枠体4の上端部材がケ
ース1の上方内壁にぶつかったところで規制される構造
である。
【0018】次に、本実施の形態における引戸錠用係止
装置の上下位置の調整動作及び奥行き幅調整動作につい
て、図3と図7を参照して説明する。すなわち、図3に
示すように、鎌片が係止する係合受部が最下位置で、奥
行き幅が最小であり、奥行き幅が狭く、図では省略する
鎌片10aが係合した状態で、鎌片10aの内端と係合
受部5aの間に隙間が発生してガタが生じる状態を解消
するための動作であり、且つ係合受部5aが下方すぎて
鎌片10aが係合できない状態を共に、解消するための
動作である。この動作は前記2つの動作をそれぞれ行え
ばよく、図3において、奥行き幅調整ビス7をドライバ
ーで締めつけ方向、すなわち、右方向(矢印B方向)に
回転させる。一方、上下位置調整ビス6をドライバで緩
めて、シャッター板3をフロイント板2に対して、上方
にZ分移動させればよい。これにより、フロイント板2
の第1窓部21の高さ方向の開口長さX2はX1より短
くなるものの、係止受部5aが上昇し、且つ奥行き幅が
Y2と広がる。
【0019】本実施の形態例の引戸錠用係止装置によれ
ば、スプリング部材を使用しなくともシーソー部材が固
定されつつ、揺動が可能であるため、各部材間でのガタ
を生じることがない。また、シーソー部材などの各構成
部材は、二本のビスの操作で上下位置及び奥行き幅の微
調整が可能となる。従って、鎌片と係合受部との係止に
ガタが発生せず、確実な施錠が行える。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
引戸錠用係止装置によれば、鎌片と係止装置の取付け
後、上下方向の位置がずれて鎌片が係止装置に係止でき
なかった場合、ドライバー工具で上下位置調整ビスを緩
め、シャッター板、中間枠体及びシーソー部材をフロイ
ント板に対して一体的に上下移動させ、鎌片が係止装置
に正しく係止できる位置で上下位置調整ビスを閉めれ
ば、シャッター板、中間枠体及びシーソー部材はフロン
ト板にしっかりと固定される。一方、鎌片と係止装置の
取付け後、鎌片と係止装置の前後の遊びが大きすぎてガ
タが生じることがあった場合、ドライバー工具で奥行き
幅調整ビスを締めつければ、シーソー部材が第1挿通穴
に挿通するナット兼軸部材を中心軸として揺動運動する
ため、係合受部と前記係合受部保護板との間隔が広がり
る。従って、鎌片と係止装置の前後の遊びが無くなる位
置でビス調整を止めればよい。このように、本発明の引
戸錠用係止装置によれば、スプリング部材を使用しなく
ともシーソー部材が固定されつつ、揺動が可能であるた
め、各部材間でのガタを生じることがない。また、シー
ソー部材などの各構成部材は、二本のビスの操作で上下
位置及び奥行き幅の微調整が可能となる。従って、鎌片
と係合受部との係止にガタが発生せず、確実な施錠が行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における引戸錠用係止装置
の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における引戸錠用係止装置
の分解斜視図である。
【図3】鎌片が係止する係合受部が最下位置で、奥行き
幅が最小である引戸錠用係止装置の断面図である。
【図4】図3の係止装置に鎌片が係合した状態で、ガタ
が生じる状態を示す断面図である。
【図5】鎌片が係止する係合受部が最下位置で、奥行き
幅を最大としてガタが生じない状態を示す断面図であ
る。
【図6】鎌片が係止する係合受部が最上位置で、奥行き
幅が最小である引戸錠用係止装置の断面図である。
【図7】鎌片が係止する係合受部が最上位置で、奥行き
幅が最大である引戸錠用係止装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 フロント板 3 シャッター板 4 中間枠体 5 シーソー部材 5a 帯状突起の係合受部 6 上下位置調整ビス 7 奥行き幅調整ビス 8、9 ナット兼軸部材 10 錠本体 10a 鎌片 11 鍔状の前面板 12 ねじ穴 13 引戸 13a 引戸の側端面 14 枠体 14a 枠体の側端面 21 第1窓部 21a 第1矩形状穴 21b 第2矩形状穴 22 第2窓部 22a 背板 23a 木ねじ 32 シャッター板の本体部 33 突起物 34 上下位置調整ビス穴 35 奥行き幅調整ビス操作用の開口 41a 係合受部保護板 41b、57 前方当接端面 42 前方当接面 43 上下位置調整ビス穴 44 奥行き幅調整ビス穴 50 引戸錠用係止装置 53 側板 56 前方当接傾斜端 61 上下位置調整ビス頭 71 奥行き幅調整ビス頭 421 切り込み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸により開閉される出入口構成用枠体
    に設けられる鎌片を係止する引戸錠用係止装置であっ
    て、 前記鎌片と対向する前記出入口構成用枠体の側端面から
    内方へ延在して装着されるケースと、 該ケースの前面に取付けられ前記鎌片が挿通する第1窓
    部と、上下位置調整ビス頭と奥行き幅調整ビス頭が臨む
    第2窓部とを有するフロント板と、 前記フロント板の第2窓部の裏面に固定又は上下移動可
    能に支持される上下位置調整ビス穴と奥行き幅調整ビス
    操作用の開口を備えるシャッター板と、 前記第1窓部に上下移動自在に嵌合する係合受部保護板
    と、上下位置調整ビス穴と、奥行き幅調整ビス穴とを備
    える中間枠体と、 前記係合受部保護板の後側に位置し前記鎌片が係止する
    係合受部と、上下位置調整ビスのナット兼軸部材が挿通
    する第1挿通穴と、奥行き幅調整ビスのナット兼軸部材
    が挿通する第2挿通穴とを備えるシーソー部材と、 を有し、前記上下位置調整ビスは前記第1挿通穴に挿通
    するナット兼軸部材に、前記奥行き幅調整ビスは前記第
    2挿通穴に挿通するナット兼軸部材にそれぞれ螺合によ
    り留められることを特徴とする引戸錠用係止装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッター板、前記中間枠体及び前
    記シーソー部材は、前記上下位置調整ビスをドライバー
    で締め付けることにより、前記フロント板に一体的に固
    定され、前記上下位置調整ビスをドライバーで緩めるこ
    により、前記フロント板に対して、一体的に上下移動自
    在であることを特徴とする請求項1記載の引戸錠用係止
    装置。
  3. 【請求項3】 前記シーソー部材は、前記奥行き幅調整
    ビスをドライバーで操作することにより、前記第1挿通
    穴に挿通するナット兼軸部材を中心軸として揺動自在に
    設置され、該揺動運動によりシーソー部材の係合受部と
    前記中間枠体の係合受部保護板との間隔を調整すること
    を特徴とする請求項1記載の引戸錠用係止装置。
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CN112412176A (zh) * 2019-08-03 2021-02-26 陈树江 一种适用于铝合金型材的锁体及锁钩组件

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