JP2003010921A - バーリング加工方法及び矯正装置並びに部品 - Google Patents
バーリング加工方法及び矯正装置並びに部品Info
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Abstract
リング加工方法を提供。さらには精度の高いスプライン
円筒部を有する板状部材を提供。 【解決手段】 外周にスプライン加工部が形成されたバ
ーリングポンチにより板状の部材1に明けられた下穴2
8を拡開して内径部にスプラインの形成された円筒部を
立ち上げるバーリング加工方法であって、バーリング加
工に先立ち,スプラインに対応した鳩の尾羽形状の溝4
をコイニング加工で下穴28周辺に形成する。外周及び
外周端部がバーリングダイ穴に嵌合し、内周がバーリン
グポンチに嵌合する据え込みポンチをバーリングダイ穴
内に配設し、バーリング加工された内径部にスプライン
の形成された円筒部を有する板状のバーリング加工部品
の円筒部をバーリングダイ穴内に挿入し、円筒部の板状
部側を押圧部材で押圧し、円筒部を押圧成形して矯正す
る。
Description
を打ち抜き、これに板の一部を張出す張出加工を加えて
円筒部(ネック)を形成するバーリング加工方法に関
し、特に、この円筒部にスプラインを形成するバーリン
グ加工方法及び装置並びに部品に関する。
を持つ板状部材は自動変速機の遊星ギヤの保持装置や各
種駆動力伝達部品等に使われる。かかる板状部材の加工
方法としては、従来、円筒部をプレス加工でバーリング
成形した後、スプラインの切削加工を行うか、スプライ
ンが形成された円筒部を別材で作成し板状部材に溶接す
るのが一般的であった。しかし、バーリング後に切削す
ると工数がかかるという問題があった。また、溶接によ
る方法では板状部材と円筒部との溶接行程が必要である
ため,生産性が低くなる問題があった。また、加工誤差
も大きく精度も得にくいという問題があった。そこで、
バーリング加工のみで円筒部でスプラインを形成すれば
よい。しかし、スプライン長さによっては、単に外周に
スプラインが形成されたバーリングポンチによりバーリ
ング加工を行っても、スプラインの溝底のコーナー部よ
り亀裂が入ったり、成形刃物の強度が不足したりするな
どの問題があった。
した問題点に鑑みて生産性が高く,かつワークに欠陥の
発生しないバーリング加工方法を提供することである。
さらには精度の高いスプライン円筒部を有する板状部材
及びバーリング加工矯正方法および装置を提供すること
である。
ために、本発明では、外周にスプライン加工部が形成さ
れたバーリングポンチにより板状の部材に明けられた下
穴を拡開して内径部にスプラインの形成された円筒部を
立ち上げるバーリング加工方法であって、バーリング加
工に先立ち,スプラインに対応した溝を板状部材の下穴
周辺に形成した。即ち、バーリング加工に先立ち、スプ
ラインに対応した溝を下穴周辺に放射状に形成し、スプ
ラインに応じた凹凸部を形成する。次にスプラインが形
成されたバーリングポンチで板材を張出す際に、スプラ
インの凹凸に応じて肉厚が異なるので、張出時の板材の
凹凸部それぞれの厚みの変化率の差が小さくなり、極端
な薄肉部が生じたり、亀裂が発生することが少ない。な
お、溝は穴側は凹凸がそのまま穴端まで続くが、外方側
はスプライン長さに応じて凹凸部を設けないようにして
もよい。
精度の高いプレス加工ができるコイニング加工で溝加工
を行うのがよい(請求項2)また、溝形状は、平行でも
よいが、板材は放射状に張り出すので、穴側が狭く、外
方に行くに従って広がるような鳩の尾羽形状にするとよ
い(請求項3)。
ことでスプライン精度を向上する事ができる。そこで、
請求項4又は5の発明においては、外周及び外周端部が
バーリングダイ穴に嵌合し、内周がバーリングポンチに
嵌合する据え込みポンチを前記バーリングダイ穴内に配
設し、バーリング加工された内径部にスプラインの形成
された円筒部、即ち内径スプライン円筒部を有する板状
のバーリング加工部品の円筒部をバーリングダイ穴内に
挿入し、円筒部の板状部側を押圧部材で押圧し、円筒部
を押圧部材とバーリングダイ穴とバーリングポンチと据
え込みポンチとで形成する空間内で押圧成形することに
よって、スプライン精度を上げるようにした。
形成されたバーリングポンチと、スプライン円筒部を有
する板状のワークの円筒部が突入可能にされたバーリン
グダイ穴と、外周及び外周端部が前記バーリングダイ穴
に嵌合し、内周が前記バーリングポンチに嵌合する据え
込みポンチと、内周が前記バーリングポンチに嵌合し、
バーリングダイ穴の上面を押圧可能にされた押圧部材
と、を有し、押圧時位置での据え込みポンチの外周端部
とバーリングダイ穴の上面との長さが円筒部の突出長さ
より大きくされたバーリング加工矯正装置を使用する
(請求項6)。
て、板材より張出した円筒部にスプライン穴を有し、さ
らに精度の高いバーリング加工部品を提供するものとな
った(請求項7)。また、バーリング加工前の部品は位
置決めピン穴と、下穴とを有する板状部材であって、下
穴を中心にしてコイニング加工にて放射状に鳩の尾羽形
状の溝が形成されたバーリング加工用部品である(請求
項8)。
を参照して説明する。図1は本発明のバーリング加工を
行うためのプレス装置の断面図、図2は下穴の明いた素
材の(a)は平面図(b)は側面図、図3はコイニング
加工された半製品の(a)は平面図(b)は(a)のB
−B線断面図、図4は完成した製品の(a)は平面図
(b)は(a)A−A線断面図ある。図1は本発明のバ
ーリング加工用のプレス装置であり、左側図はバーリン
グ加工開始時、右側図はバーリング加工完了時を示し、
プレス装置としては一般的なものである。図示しない架
台に固定された下ダイセット11上に下バーリングプレ
ート12を介してバーリングダイ13が固定されてい
る。バーリングダイ13の上面14はワーク1が載置で
きるように平面にされ、中央にバーリング加工時の図4
に示すワーク1の円筒部2の外側2aを形成するための
バーリングダイ穴15が明けられ、バーリングダイ穴に
続いて逃げ穴16が設けられている。バーリングダイ穴
15を中心にして位置決めピン17が2ヶ所バーリング
ダイ上面14より突出して設けられている。バーリング
加工中にワーク1の加工部周辺を挟持固定するための板
押え18が設けられている。板押え18は図示しないス
プリング、ゴム、油圧又は空圧シリンダ等により上下方
向に移動可能、下方向に押圧可能にされ、バーリングダ
イ穴15と対応する位置に貫通穴19が設けられてい
る。
可能にバーリングポンチ20が上バッキングプレート2
1を介して上ダイセット22にボルト23、ワッシャ2
4で取付けられている。上ダイセット22の四隅にはガ
イドブッシュ25が取り付けられ、下ダイセット11に
固定された四本のガイドポスト26に沿って上ダイセッ
トが上下移動可能にされている。バーリングポンチ20
の先端は円錐上にされ先端に続く外周にはスプライン加
工部27が設けられている。係るバーリング加工装置に
おいて、例えば図1に示す板状の素材(ワーク)1をピ
ン穴3と位置決めピン17により位置決めし、板押え1
8で挟持し、ワーク1に明けられた下穴28を拡開して
円筒部を形成する。
するに先立ち、図2に示す下穴28が明けられた板状の
部材1の下穴の周辺にコイニング加工により、図3に示
すような、スプラインに対応した溝4を放射状に形成す
る。溝4の深さ5は、図4に示す最終的に得られるスプ
ライン6の溝深さ7とほぼ同じ深さとするのがよい。ま
た、溝形状は、下穴28側が狭く、外方に行くに従って
広がるような鳩の尾羽形状とするとよい。なお、溝4は
ほぼ扇状に360°に形成されているが、キースプライ
ンのような場合は一部のみに設けられるのはいうまでも
ない。また、符号8は溝4のコイニング加工によって生
じる余肉部であり、溝4は下穴の内側あるいは下穴縁ま
で延在している。係る図3に示す下穴28の周辺に放射
状の溝4を設けたワーク1を用いて、前述の図1に示す
ようなバーリング加工装置により、下穴28を拡開して
図4に示す内径部にスプライン6の形成された円筒部2
を立ち上げることができ、スプラインの溝底コーナー部
に亀裂がなく精度も高いバーリング加工部品を得られ
る。
をさらに向上させる実施の形態について説明する。図5
は精度向上のためのバーリング加工矯正装置の(a)は
矯正前の部分断面図、(b)は矯正中の部分断面図であ
る。図5に示すように、前述した図1と同様な装置であ
り、図1とは、バーリングダイ穴15に、外周31及び
外周端部32が勘合し、内周33がバーリングポンチ2
0のスプライン加工部27に嵌合する据え込みポンチ3
0が設けられている点。内周41がバーリングポンチ2
0のスプライン加工部27に嵌合し、バーリングダイ穴
の上面14を押圧する面42からなる押圧部材40が設
けられている点。バーリングダイ13と下バッキングプ
レート12の間にスプリング35が設けられている点が
異なる。据え込みポンチ30の大径部(下部)34は逃
げ穴16で大径となっており、下バッキングプレート1
2に固定されている。押圧部材40はバーリングポンチ
20及び上バッキングプレート21に固定されている。
スプリング35によりバーリングダイ13は上方に浮い
ており、図5の(b)に示す押圧位置では、据え込みポ
ンチ30の外周端部32とバーリングダイ穴の上面14
との長さが円筒部2の突出長さLより大きくされてい
る。
ーリング加工が終わった内径スプライン円筒部2を有す
るワーク1のピン穴3と位置決めピン17とで位置決め
し円筒部2をバーリングダイ穴15に嵌挿する。円筒部
2の板状部側2bを押圧部材40で押圧する。バーリン
グダイ13はスプリング35で上方に付勢されているが
押圧部材40の押圧により下方に下がり、図5の(b)
に示すように、円筒部の先端2cと据え込みポンチ30
の外周端部32が当接し、円筒部2が押圧部材40とバ
ーリングダイ穴15とバーリングポンチ20と据え込み
ポンチ30とで形成する空間内で押圧成形、即ち矯正さ
れる。つまり、製品形状を拘束して荷重を与えることで
スプライン精度を向上する事ができる。なお、バーリン
グに先立つ溝の加工方法および形状、及びバーリング加
工矯正装置について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
適宜に応用できることは勿論である。
ち,スプラインに対応した溝を下穴周辺に形成しておく
ようにしたので、スプラインの形成された円筒部を有す
る板状部材等のワークを亀裂等の欠陥を生じることなく
バーリングで加工できるようになった。従って、バーリ
ング後切削加工でスプラインを形成したり,内径部にス
プラインを形成した部材を溶接したりする必要もなくま
た,一体物から削り出し材料費と加工費を無駄にするこ
ともない。
で、精度も高く、プレス装置で連続加工が出来生産性が
向上する。さらに、溝の溝形状を鳩の尾羽形状としたの
で、材料の流れもよくより精度のよいスプライン円筒部
を有する板状部材を提供するものとなった。さらには、
バーリング加工後、製品形状を拘束して荷重を加えて円
筒部を矯正するので、スプライン精度を向上することが
できる等の効果を奏するものとなった。
うためのプレス装置の断面図である。
面図である。
た半製品の(a)は平面図(b)は(a)のB−B線断
面図である。
び矯正加工後の完成した製品の(a)は平面図(b)は
(a)A−A線断面図である。
精度向上のためのバーリング加工矯正装置の(a)は矯
正前の部分断面図、(b)は矯正中の部分断面図であ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 外周にスプライン加工部が形成されたバ
ーリングポンチにより板状の部材に明けられた下穴を拡
開して内径部にスプラインの形成された円筒部を立ち上
げるバーリング加工方法であって、前記バーリング加工
に先立ち、前記スプラインに対応した溝を前記板状部材
の下穴周辺に形成しておくことを特徴とするバーリング
加工方法。 - 【請求項2】 前記溝は前記下穴周辺にコイニング加工
で設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバ
ーリング加工方法。 - 【請求項3】 前記溝の溝形状は鳩の尾羽形状であるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載のバーリング加工
方法。 - 【請求項4】 外周及び外周端部がバーリングダイ穴に
嵌合し、内周がバーリングポンチに嵌合する据え込みポ
ンチを前記バーリングダイ穴内に配設し、内径スプライ
ン円筒部を有する板状のバーリング加工部品の円筒部を
前記バーリングダイ穴内に挿入し、前記円筒部の板状部
側を押圧部材で押圧し、前記円筒部を前記押圧部材と前
記バーリングダイ穴と前記バーリングポンチと前記据え
込みポンチとで形成する空間内で押圧成形することを特
徴とするバーリング加工法。 - 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか一に記載のバ
ーリング加工の後、請求項4に記載の押圧成形をするこ
とを特徴とするバーリング加工方法。 - 【請求項6】 外周にスプライン加工部が形成されたバ
ーリングポンチと、内径スプライン円筒部を有する板状
のワークの前記円筒部が突入可能にされたバーリングダ
イ穴と、外周及び外周端部が前記バーリングダイ穴に嵌
合し、内周が前記バーリングポンチに嵌合する据え込み
ポンチと、内周が前記バーリングポンチに嵌合し、前記
バーリングダイ穴の上面を押圧可能にされた押圧部材
と、を有し、押圧時の前記据え込みポンチの外周端部と
前記バーリングダイ穴の上面との長さが前記円筒部の突
出長さより大きくされていることを特徴とするバーリン
グ加工矯正装置。 - 【請求項7】 板材より張出して形成された円筒部にス
プライン穴を有しており、前記スプライン穴部が請求項
1乃至5のいずれか一に記載のバーリング加工方法によ
り形成されたことを特徴とするバーリング加工部品。 - 【請求項8】 位置決めピン穴と、下穴とを有する板状
部材であって、前記下穴を中心にしてコイニング加工に
て放射状に鳩の尾羽形状の溝が形成されていることを特
徴とするバーリング加工用部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001199236A JP3866939B2 (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | バーリング加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001199236A JP3866939B2 (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | バーリング加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003010921A true JP2003010921A (ja) | 2003-01-15 |
| JP3866939B2 JP3866939B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=19036554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001199236A Expired - Fee Related JP3866939B2 (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | バーリング加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3866939B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2009041216A1 (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-02 | Aisin Aw Co., Ltd. | スプライン部材の製造装置及び製造方法 |
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-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001199236A patent/JP3866939B2/ja not_active Expired - Fee Related
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