JP2003013582A - ホットメルト接着シート構造 - Google Patents

ホットメルト接着シート構造

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JP2003013582A
JP2003013582A JP2001197256A JP2001197256A JP2003013582A JP 2003013582 A JP2003013582 A JP 2003013582A JP 2001197256 A JP2001197256 A JP 2001197256A JP 2001197256 A JP2001197256 A JP 2001197256A JP 2003013582 A JP2003013582 A JP 2003013582A
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信之 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホットメルト接着剤が溶融したか否かを金属探
知手段で判断することができるホットメルト接着シート
構造を提供すること。 【解決手段】2枚の金属の薄膜シート1、2を並接する
とともに隣接する端縁1a、2a同士が接触しないよう
に重ね合わせて支持体3を構成し、端縁1aと端縁2a
との隙間にホットメルト接着剤4が介在し2枚の金属の
薄膜シート1、2が絶縁されるように上記支持体3の両
面からホットメルト接着剤4を塗布してホットメルト接
着シートAを形成し、上記ホットメルト接着剤4を溶融
させた時には上記端縁1aと端縁2aとの重ね合わせ部
のホットメルト接着剤4が排斥され2枚の金属の薄膜シ
ート1、2が接触するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットメルト接着
剤が溶融したか否かが金属探知機等の金属探知手段で確
認することができるホットメルト接着シート構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、石膏ボードなどの内装材を柱など
の被着材に固定する手段として、釘、ステープル、ネジ
などが用いられていたが、これらの部材を用いて内装材
を固定する施工方法の場合は、内装材の表面に傷がつく
ため施工後にパテを埋めるなどの後処理が必要であっ
た。そこで、内装材を傷めることなく被着材に固定する
方法として、本出願人による接合材(特願2000−2
02645号公報)が提案されている。この接合材は金
属板の両面にホットメルト接着剤層を形成し、この接合
材を被着材(柱)と内装材(石膏ボード)との間に挟
み、誘導加熱機で石膏ボードの表面から加熱してホット
メルト接着剤を溶融して石膏ボードを柱に固定するもの
である。この接合材を用いた本工法は被着体に固定する
部材の材質や厚さを考慮して誘導加熱機(電磁誘導装
置)で加熱する時間を予め設定し、設定した時間が経過
した後は誘導加熱機を押付けた状態でOFFしてホット
メルト接着剤を冷却し、石膏ボードを柱に固定するよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
工法ではホットメルト接着剤の溶融が目視チェックでき
ないボードの裏側で行なわれるため、施工時の周囲の温
度、材料の温度などから誘導加熱機を設定した時間動作
させてもホットメルト接着剤が確実に溶融したか否かが
確認できない問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、ホットメル
ト接着剤が溶融したか否かを金属探知手段で判断するこ
とができるホットメルト接着シート構造を提供すること
をその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明に係るホットメルト接着シート構造
は、複数の金属の薄膜シートを並接するとともに隣接す
る端縁同士が接触しないように重ね合わせて支持体を構
成し、該重ね合わせ部にホットメルト接着剤が介在し複
数の金属の薄膜シートが絶縁されるように上記支持体の
両面からホットメルト接着剤を塗布してホットメルト接
着シートを形成し、上記ホットメルト接着剤を溶融させ
た時には上記重合部間のホットメルト接着剤が排斥され
隣接する金属の薄膜シート同士が接触するようにしたこ
とを特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明に係るホットメルト
接着シート構造は、複数の金属の薄膜シートを所定間隔
をおいて並接するとともに少なくとも上下2箇所を導電
性を有する結合部材で結合して支持体を構成し、該支持
体の両面からホットメルト接着剤を塗布させてホットメ
ルト接着シートを形成し、ホットメルト接着剤を溶融さ
せた時には一方の結合部材が溶融断裂するように、該一
方の結合部材を上記金属の薄膜シートの融点よりも低融
点の熱溶融性金属で形成したことを特徴とする。
【0007】そして、請求項3の発明に係るホットメル
ト接着シート構造は、金属の薄膜シートの両面からホッ
トメルト接着剤を塗布させてホットメルト接着シートを
形成し、上記金属の薄膜シートの中央には線状又は帯状
の切込部が形成されるとともに、該切込部の上下には切
り残し部が設けられ、ホットメルト接着剤を溶融させた
時には上記切り残し部が溶断するようにしたことを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はホットメルト接着シート構
造を適用したホットメルト接着シートの一例を示し、こ
のホットメルト接着シートAは2枚の金属の薄膜シート
1、2を並接するとともに隣接する端縁1a、2a同士
を接触しないように重ね合わせた状態で支持体3を構成
し、この支持体3の両面からホットメルト接着剤4を塗
布したもので、上記端縁1aと端縁2aとの重ね合わせ
部の隙間にもホットメルト接着剤4を介在させることに
より2枚の金属の薄膜シート1、2を絶縁するようにし
たものである(図2(a)参照)。
【0009】なお、金属の薄膜シート1、2はアルミ箔
など導電性を有するものであればよい。
【0010】このホットメルト接着シートを誘導加熱機
で押付けながら支持体3を電磁誘導で加熱し、支持体3
の温度が上昇するとホットメルト接着剤4が溶融し、2
枚の金属の薄膜シート1、2の重ね合わせ部aのホット
メルト接着剤4が排斥され、2枚の金属の薄膜シート
1、2が接触するようにしたものである(図2(b)参
照)。
【0011】このホットメルト接着シートを使用して、
石膏ボードなどの内装材を柱などの被着材に固定する場
合は、図3に示すように、予め表面に両面テープ5を貼
り付け、剥離紙をはがすことにより被着材に仮止めでき
るようにしてもよい。そして、図4に示すように、両面
テープ5で予め被着材である柱6に貼着したホットメル
ト接着シートAの上から石膏ボード7を柱の所定の位置
に位置決めして押し付けておく。
【0012】次に、石膏ボード5の表面にアイロンを当
てるような要領で接着工具(誘導加熱機)8を押し当て
て電磁誘導で支持体1を加熱し、加熱した支持体1の熱
でホットメルト接着剤2を溶融させ、溶融したホットメ
ルト接着剤2が冷却することにより石膏ボード5を柱4
に固定することができる。
【0013】ところで、ホットメルト接着剤2が確実に
溶融したか否かを確認するために、接着工具8には、図
5に示すように、筐体9の内部に誘導加熱用コイル10
に加えて誘導加熱用コイル10の中央に配置された金属
探知手段11を配置し、金属探知手段11の周波数の変
化により金属の有無を検出するとともに、金属の面積の
変化を判断できるようにした接着工具を使用すればよ
い。
【0014】金属探知手段11はセンサコイルとコンデ
ンサーとによって構成される公知の共振回路で構成さ
れ、センサコイルが金属に近づくと、インダクタンスが
変化することによる共振周波数の変化を利用して金属の
有無を非接触で探知できるもので金属探知器等に用いら
れているものである。この金属探知手段11によれば金
属の面積によって共振周波数が変化するので、2枚の金
属の薄膜シート1、2が非接触状態であれば共振周波数
が高い状態になり、2枚の金属の薄膜シート1、2が接
触状態であれば大きな面積になるため共振周波数が低い
状態になるため2枚の金属の薄膜シートが接触している
か否かを共振周波数の変化を検出することにより判断す
ることができ、共振周波数が高い状態から低い状態に変
化することによりホットメルト接着剤4が溶融したと判
断することができる。
【0015】図6(a)、図7(a)はホットメルト接
着シートの他の例を示し、このシートは2枚の金属の薄
膜シート15、16を所定間隔をおいて並接するととも
に、図面上で上下2箇所が導電性を有する結合部材1
7、18で結合し、一方の結合部材18を上記金属の薄
膜シート15、16の融点よりも低融点の熱溶融性金属
で形成し、2枚の金属の薄膜シート15、16と結合部
材17、18とで支持体19を構成したもので、支持体
19の両面にはホットメルト接着剤4を塗布したもので
ある。
【0016】上記構成のホットメルト接着シートは、前
述した誘導加熱機を押し当てて支持体11を電磁誘導で
加熱することにより間接的にホットメルト接着剤4を溶
融させ、溶融したホットメルト接着剤4が冷却すること
により着体(石膏ボード等の内装材)を被着体(柱)に
固定することができる。
【0017】支持体19を誘導加熱機で加熱する際、支
持体19が一定の温度に上昇すると熱溶融性金属からな
る一方の結合部材18が溶けて2枚の金属の薄膜シート
15、16を結合する結合部材17、18の一方の結合
部材18が溶断することにより(図6(b)、図(7
b)参照)、2枚の金属の薄膜シート15、16で擬似
コンデンサーが形成されて共振回路が構成されることと
なり金属探知手段により共振周波数を検出することが可
能になり、ホットメルト接着剤が溶融したことを判断す
ることができる。
【0018】なお、熱溶融性金属としては導電性を有す
るとともに、金属の薄膜シートの融点より低い熱溶融性
とを有するものであればよく、例えば、溶融開始温度が
182℃のハンダ等を用いればよい。
【0019】図8(a)は、ホットメルト接着シートの
さらに他の例を示し、このシートは金属の薄膜シート2
0の中央に線状又は帯状の切込部21を形成するととも
に、この切込部21の上下に切り残し部22、23を設
け、一方の切り残し部(以下、ヒューズ部という)22
の幅Xが他方の切り残し部23の幅Yよりも小さくなるよ
うにして支持体24を構成し、この支持体24の両面か
らホットメルト接着剤4を塗布させたものである。
【0020】薄膜シート20を誘導加熱機で加熱する
と、薄膜シート20には図8(b)に示すように、切込
部21の周囲に渦電流aが発生する。この渦電流aはヒ
ューズ部22で密度が最大になるため、ヒューズ部22
の温度が他の部分に比べて高温となり、やがて溶断す
る。
【0021】ヒューズ部22が溶断すると、渦電流の流
れが分断され、図8(c)に示すように、溶断前に比べ
て狭い範囲を渦電流bが流れることになる。その結果、
誘導加熱による薄膜シート20の最高到達温度が低下
し、発火の可能性を低減することができる。
【0022】なお、薄膜シートに切込部を形成するの
は、ホットメルト接着剤を塗布する前に形成してもよい
し、ホットメルト接着剤を塗布した後にホットメルト接
着剤の上から切込部を形成してもよい。
【0023】また、図9に示すように、支持体24の切
り残し部22、23は、渦電流の均一化を図るため、上
下の長さX、Yをほぼ同じにして、渦電流の高密度のヒ
ューズ部を上下2箇所としてもよい。
【0024】切り残し部22、23の長さを同じにする
ことにより、ヒューズ部2箇所が同時に溶断される場合
や、コイルの位置などの種々の条件により、上下2箇所
のヒューズ部はほぼ同様に他の部分に比べて高温になる
が、2箇所の温度も微妙に異なる場合は、2箇所のヒュ
ーズ部のより温度の高い1箇所より溶断されることにな
る。
【0025】また、前述の接着工具を用いることによ
り、ヒューズ部の溶断の有無を金属探知手段11で監視
することができ、ホットメルト接着剤4の溶融を確認す
ることができる。
【0026】上述のホットメルト接着シート構造によれ
ば、図3に示すような誘導加熱機と金属探知手段を一体
にした接着工具で、取っ手12を持ってアイロンを掛け
るような要領でホットメルト接着シートの内部に配置さ
れた支持体を誘導加熱機で加熱しながら金属探知手段1
1で共振周波数の変化を監視することによりホットメル
ト接着剤4が溶融したか否かを判断することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、誘導加熱機でホットメ
ルト接着シートの内部に配置された金属の支持体を加熱
しながら金属探知手段で周波数の変化を監視することに
よりホットメルト接着剤が溶融したか否かを判断するこ
とができるので、目で確認できない状態であってもホッ
トメルト接着剤による接着作業を確実に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホットメルト接着シートの一例を
示す平面図
【図2】(a)(b)はホットメルト接着剤の溶融前と
溶融後の状態を説明する上記ホットメルト接着シートの
断面図
【図3】仮止め用の両面テープを取り付けた状態を示す
ホットメルト接着シートの平面図
【図4】上記ホットメルト接着シートの使用態様を説明
する斜視図
【図5】ホットメルト接着剤の溶融を確認する金属探知
手段を備えた接着工具の一例を示す説明図
【図6】(a)(b)はホットメルト接着シートの他の
例を示す平面図及び、加熱後の支持体の状態を説明する
平面図
【図7】(a)(b)はホットメルト接着剤の溶融前と
溶融後の状態を説明する上記他の例におけるホットメル
ト接着シートの断面図
【図8】(a)(b)(c)はホットメルト接着シート
のさらに他の例を示す平面図
【図9】(a)(b)はホットメルト接着シートの別の
例を示す平面図
【符号の説明】
1、2 金属の薄膜シート 3 支持体 4 ホットメルト接着剤 15、16 金属の薄膜シート 17、18 結合部材 19 支持体 20 金属の薄膜シート 21 切り欠き部 22、23 切り残し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 通夫 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA41 BA12 DA12 DC21 4J004 AB03 CA08 CC06 CC08 EA05 4J040 JB01 JB09 MB03 NA12 NA19 PA30 PA33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属の薄膜シートを並接するとと
    もに隣接する端縁同士が接触しないように重ね合わせて
    支持体を構成し、該重ね合わせ部にホットメルト接着剤
    が介在し複数の金属の薄膜シートが絶縁されるように上
    記支持体の両面からホットメルト接着剤を塗布してホッ
    トメルト接着シートを形成し、上記ホットメルト接着剤
    を溶融させた時には上記重合部間のホットメルト接着剤
    が排斥され隣接する金属の薄膜シート同士が接触するよ
    うにしたことを特徴とするホットメルト接着シート構
    造。
  2. 【請求項2】 複数の金属の薄膜シートを所定間隔をお
    いて並接するとともに少なくとも上下2箇所を導電性を
    有する結合部材で結合して支持体を構成し、該支持体の
    両面からホットメルト接着剤を塗布させてホットメルト
    接着シートを形成し、ホットメルト接着剤を溶融させた
    時には一方の結合部材が溶融断裂するように、該一方の
    結合部材を上記金属の薄膜シートの融点よりも低融点の
    熱溶融性金属で形成したことを特徴とするホットメルト
    接着シート構造。
  3. 【請求項3】 金属の薄膜シートの両面からホットメル
    ト接着剤を塗布させてホットメルト接着シートを形成
    し、上記金属の薄膜シートの中央には線状又は帯状の切
    込部が形成されるとともに、該切込部の上下には切り残
    し部が設けられ、ホットメルト接着剤を溶融させた時に
    は上記切り残し部が溶断するようにしたことを特徴とす
    るホットメルト接着シート構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005019374A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Tokyo Denki Univ 携帯用電磁誘導加熱装置
JP2006152751A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Sho Bond Constr Co Ltd 被覆材料を構造物に固定するための取り付け金具及び取り付け方法
JP2019006901A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 株式会社ブラウニー 施工用シート及びそれを利用した施工方法

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