JP2003018452A - 照射式監視カメラ装置 - Google Patents

照射式監視カメラ装置

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JP2003018452A
JP2003018452A JP2001197626A JP2001197626A JP2003018452A JP 2003018452 A JP2003018452 A JP 2003018452A JP 2001197626 A JP2001197626 A JP 2001197626A JP 2001197626 A JP2001197626 A JP 2001197626A JP 2003018452 A JP2003018452 A JP 2003018452A
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yaw
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Kazuyuki Kihara
和之 木原
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KIHARA KOSOKUTEI KENKYUSHO KK
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KIHARA KOSOKUTEI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探照灯と監視カメラとを一体化することな
く、探照灯で照射されている部位の鮮明な画像を、監視
カメラで捉えることができるようにする。 【解決手段】 高速漁業取締船2の操縦室頂部3上に、
探照灯5および監視カメラ6を各別に設置する。探照灯
5を、ピッチ・ヨーの2軸の制御機能を有する安定制御
手段7で制御する。監視カメラ6のカメラ本体6aを、
ピッチ・ヨーの2軸の制御機能を有する一次安定制御手
段8aで制御する。監視カメラ6の撮像部6bを、ピッ
チ・ヨーの2軸の制御機能を有しカメラ本体6a内に設
置される二次安定制御手段8bで制御する。安定制御手
段7のピッチ制御用モータ10を、一次安定制御手段8
aのピッチセンサ14で制御する。安定制御手段7のヨ
ー制御用モータ11を、一次安定制御手段8aのヨーセ
ンサ18で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取締りおよび監視
業務を行なう高速巡視艇,高速漁業取締船あるいは税関
広域監視艇等が装備している照射式監視カメラ装置に係
り、特に探照灯で照射されている部位の鮮明な画像を監
視カメラで捉えることができる照射式監視カメラ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、海上における違法現場の監視・
取締りは、夜間に行なわれることが多く、その状況を記
録するために、赤外線方式等の監視カメラで撮影を行な
っている。勿論、昼間の場合には、通常のカメラを用い
て撮影することは云うまでもない。
【0003】ところで、撮像された画像の解像度を上げ
るためには、監視カメラの倍率を上げることが有効であ
るが、監視カメラの倍率を上げた場合には、船体動揺に
よる像の動揺が増幅され、却って安定した画像が得られ
ないという問題がある。
【0004】そこで従来は、監視カメラに、船体動揺を
軽減するための動揺安定装置を組込み、この動揺安定装
置で動揺制御を行なうようにしている。そして、この場
合の動揺制御は、船体前後方向に直角,すなわちピッチ
の制御軸と、これに垂直な軸,すなわちヨーの制御軸と
を加えた合計2軸の安定制御である。
【0005】さて、監視対象船の船名等を識別する等、
監視・取締りの効果を上げるためには、対象船に接近す
るとともに、監視対象船に悟られないよう、近赤外線フ
ィルタを装着した探照灯を照射して、監視カメラで撮像
することが有効であり、あるいはさらに接近して取締り
を行なうため、探照灯を直接照射することも行なわれ
る。
【0006】したがって、探照灯で照射した部分を監視
カメラで撮影することに便なるよう、大型の探照灯に監
視カメラを装着,一体化した装置が考案され、大型の巡
視船等には搭載,実用化されている。そしてこの場合、
勿論探照灯に対し安定制御することが望ましく、ピッチ
・ヨーの2軸の安定制御が行なわれている。この制御に
より、監視カメラも同時に安定制御されることになり、
大型の巡視船等においては、船体動揺がそれほど大きく
ないため、この方式であっても、近赤外線を照射した充
分に安定な画像を得ることが可能となる。
【0007】ところが、高速巡視艇,高速漁業取締船,
あるいは税関広域監視艇等の小型高速艇の場合には、船
体動揺が大きいため、前述のような2軸の安定制御装置
では、充分に安定した画像が得られないという問題があ
る。
【0008】そこで、小型高速艇においては、ピッチ・
ヨーの2軸の一次安定制御に重ねて、ピッチ・ヨーの2
軸の二次安定制御、あるいはピッチ・ヨー・ロールの3
軸の二次安定制御を行ない、合計4軸あるいは5軸の二
重安定制御を行なって、船体動揺を軽減することが一般
的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の照
射式監視カメラ装置においては、探照灯は、ピッチ・ヨ
ーの2軸の単純安定制御を行ない、一方監視カメラは、
4軸あるいは5軸の二重安定制御を行なうようにしてい
るが、探照灯の制御系と監視カメラの制御系とは完全に
独立しているため、制御の位相がずれてカメラの焦点が
探照灯の光輪を外してしまい、探照灯で照射した鮮明な
画像を監視カメラで撮影することができないという問題
がある。
【0010】このような問題を解決する方法としては、
大型の探照灯に監視カメラを装着,一体化し、これを4
軸あるいは5軸の二重安定制御手段で制御することが考
えられるが、この方法はサイズおよび重量の面から困難
であり、一体化装置の二重安定制御は実用的でない。
【0011】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、探照灯と監視カメラとを一体化することなく、探照
灯で照射されている部位の鮮明な画像を監視カメラで撮
影することができる照射式監視カメラ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】本発明の他の目的は、船体動揺が大きい場
合であっても、監視カメラで安定した画像を捉えること
ができる照射式監視カメラ装置を提供するにある。
【0013】本発明の他の目的は、探照灯と監視カメラ
との安定制御の連動範囲を広くし、より良好な画像を撮
影することができる照射式監視カメラ装置を提供するに
ある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、探照灯を手動
または電動で操作した方が適確に船体を照射できるよう
な場合に、この探照灯の動きと監視カメラの動きとを連
動させて、鮮明な画像を監視カメラで撮像することがで
き照射式監視カメラ装置を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、少なくともピッチおよびヨーの2軸の制御機
能を有する安定制御手段を備えた探照灯と;ピッチおよ
びヨーの2軸の制御機能を有しカメラ本体を制御する一
次安定制御手段と、カメラ本体内に設けられ少なくとも
ピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有して撮像部を制
御する二次安定制御手段とを備えた監視カメラと;を具
備する照射式監視カメラ装置において、前記安定制御手
段および一次安定制御手段における各ピッチ制御および
ヨー制御を連動させるための共通のセンサ機構を設ける
ようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、探照
灯と監視カメラとを一体化することなく、探照灯の安定
制御手段と監視カメラの一次安定制御手段とが連動する
ことになり、探照灯で照射されている部位の鮮明な画像
を監視カメラで撮影することが可能となる。
【0016】ところで、探照灯は2軸の単純安定制御で
あるのに対し、監視カメラは4軸以上の二重安定制御で
あり、両者が連動するのは、ピッチ・ヨーの2軸のみで
あるが、探照灯の光輪は、小型高速艇の船体の大きさに
比較して充分な大きさを有し、2軸の単純安定制御であ
つても、船体動揺によって光輪全体が船体を外れること
は殆どない。このため、監視カメラの焦点を、常に探照
灯の光輪の中に留めることが可能となり、探照灯で照射
された鮮明な画像を得ることが可能となる。
【0017】本発明はまた、安定制御手段を、ピッチお
よびヨーの2軸の制御機能を有し探照灯筐体を制御する
一次安定制御機構と、探照灯筐体内に設けられ少なくと
もピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有して探照灯本
体を制御する二次安定制御機構とで構成し、センサ機構
により、一次安定制御機構と一次安定制御手段とを連動
させるようにしたことを特徴とする。そしてこれによ
り、探照灯も4軸以上の二重安定制御となり、船体動揺
がかなり大きい場合であっても、探照灯の光輪が船体を
外れるのを防止することが可能となる。
【0018】本発明はまた、二次安定制御機構および二
次安定制御手段における少なくとも各ピッチ制御および
ヨー制御を連動させるための共通の第2センサ機構を設
けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、
探照灯と監視カメラとの連動が4軸以上となって、探照
灯と監視カメラとの安定制御の連動範囲が広くなり、よ
り一層良好な画像の撮影が可能となる。
【0019】本発明はさらに、ピッチおよびヨーの2軸
の検出機能を有する偏位センサ機構を備えた探照灯と;
この探照灯を手動または電動で操作するための操作機構
と;ピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有しカメラ本
体を制御する一次安定制御手段と、カメラ本体内に設け
られ少なくともピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有
して撮像部を制御する二次安定手段とを備えた監視カメ
ラと;を設け、前記監視カメラの一次安定制御手段を、
探照灯の偏位センサ機構からの信号により制御するよう
にしたことを特徴とする。そしてこれにより、探照灯を
手動で操作した方が適確に船体を照射できるような場合
に、手動または電動操作の探照灯と監視カメラの一次安
定制御手段とを連動させることで、鮮明な画像を監視カ
メラで撮影することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1および図2は、本発明の第1の実施の形態
に係る照射式監視カメラ装置を示すもので、この照射式
監視カメラ装置1は、小型高速艇である高速漁業取締船
2の操縦室3の頂部に搭載されており、この高速漁業取
締船2は、水面4に浮かんでいる。
【0021】前記照射式監視カメラ装置1は、図1およ
び図2に示すように、近赤外線フィルタ付きの探照灯5
と、この探照灯5とは別異の装置として設置される監視
カメラ6とで構成されており、前記探照灯5は、安定制
御手段7により安定制御されるようになっているととも
に、前記監視カメラ6は、二重安定制御手段8により安
定制御されるようになっている。
【0022】前記探照灯5の安定制御手段7は、図1に
示すように、探照灯5を支持するU字状のジンバル9を
備えており、探照灯5は、このジンバル9に取付けたピ
ッチ制御用モータ10により、ピッチ方向の偏位の軽減
制御が行なわれるようになっている。
【0023】前記ジンバル9の下端中央部には、図1に
示すように、ヨー制御用モータ11が取付けられおり、
このヨー制御用モータ11は、基台12を介して操縦室
3の頂部上に設置されている。そして、探照灯5は、前
記ヨー制御用モータ11により、ヨー方向の偏位の軽減
制御が行なわれるようになっている。
【0024】一方、前記監視カメラ6の二重安定制御手
段8は、図1に示すように、カメラ本体6aを制御する
一次安定制御手段8aと、撮像部6bを制御する二次安
定制御手段8bとで構成されており、二次安定制御手段
8bは、前記カメラ本体6a内に組込まれている。
【0025】前記一次安定制御手段8aは、図1に示す
ように、カメラ本体6aを支持するU字状のジンバル1
3を備えており、このジンバル13には、カメラ本体6
aのピッチ方向の偏位の軽減制御を行なうためのピッチ
センサ14およびこのピッチセンサ14からの検出信号
により制御されるピッチ制御用モータ15がそれぞれ取
付けられている。そして、カメラ本体6aは、このピッ
チ制御用モータ15により、ピッチ方向の偏位の軽減制
御が行なわれるようになっている。
【0026】前記ピッチセンサ14からの検出信号はま
た、図1に示すように、信号線16を介して前記ピッチ
制御用モータ10にも入力されるようになっており、ピ
ッチ制御用モータ10は、前記ピッチセンサ14からの
検出信号により制御されるようになっている。すなわ
ち、探照灯5のピッチ制御用モータ10と、監視カメラ
6の一次安定制御手段8aにおけるピッチ制御用モータ
15とは、同一のピッチセンサ14により制御されて連
動するようになっている。
【0027】前記ジンバル13の下端中央部には、図1
に示すように、ヨー制御用モータ17が取付けられてお
り、このヨー制御用モータ17は、ヨーセンサ18を介
して操縦室3の頂部上に設置されるとともに、ヨーセン
サ18からの検出信号により制御されるようになってい
る。そして、カメラ本体6は、前記ヨー制御用モータ1
7により、ヨー方向の偏位の軽減制御が行なわれるよう
になっている。
【0028】前記ヨーセンサ18からの検出信号はま
た、図1に示すように、信号線19を介して前記ヨー制
御用モータ11にも入力されるようになっており、ヨー
制御用モータ11は、前記ヨーセンサ18からの検出信
号により制御されるようになっている。すなわち、探照
灯5のヨー制御用モータ11と、監視カメラ6の一次安
定制御手段8aにおけるヨー制御用モータ17とは、同
一のヨーセンサ18により制御されて連動するようにな
っている。
【0029】また、前記カメラ本体6a内に組込まれて
いる二次安定制御手段8bは、図1に示すように、撮像
部6bを支持するU字状のジンバル20を備えており、
このジンバル20には、撮像部6bのピッチ方向の偏位
の軽減制御を行なうためのピッチセンサ21およびこの
ピッチセンサ21からの検出信号により制御されるピッ
チ制御用モータ22がそれぞれ取付けられている。そし
て、撮像部6bは、このピッチ制御用モータ22によ
り、ピッチ方向の偏位の軽減制御が行なわれるようにな
っている。
【0030】前記ジンバル20の下端中央部には、図1
に示すように、ヨー制御用モータ23が取付けられてお
り、このヨー制御用モータ23は、ヨーセンサ24を介
してカメラ本体6a内に設置されるとともに、ヨーセン
サ24からの検出信号により制御されるようになってい
る。そして、撮像部6bは、前記ヨー制御用モータ23
により、ヨー方向の偏位の軽減制御が行なわれるように
なっている。
【0031】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。水面4上に浮かんでいる高速漁業取締船2が、監視
・取締りの対象となる対象船25を監視する際には、探
照灯5で対象船25を照射するとともに、その光輪26
内に撮像部6bの焦点27を当てて、対象船25の画像
を撮影する。
【0032】ところで、探照灯5の安定制御手段7は、
ピッチ・ヨーの単純な2軸制御であるため、小型高速艇
である高速漁業取締船2の船体動揺を充分に軽減するこ
とはできず、したがって、その光輪26は動揺すること
になる。
【0033】ところが、一般に探照灯5の光輪26の径
は、小型漁業船等の対象船25の大きさに比べて充分大
きいため、光輪26が船体動揺によって対象船25の船
体を大きく外れる可能性は少なく、連続した照射が可能
である。
【0034】一方、監視カメラ6の撮像部6bは、カメ
ラ本体6aを安定制御する一次安定制御手段8aと、撮
像部6b自体を安定制御する二次安定制御手段8bとに
より、合計4軸の二重安定制御となるため、その焦点2
7は、高速漁業取締船2の船体動揺に伴なう動きが極め
て少ない。
【0035】しかも、探照灯5の安定制御手段7と、監
視カメラ6の二重安定制御手段8における一次安定制御
手段8aとは、そのピッチ・ヨーの2軸制御が相互に連
動している。このため、光輪26の動きと焦点27との
間に位相のずれはなく、撮像部6bの焦点27が、探照
灯5の光輪26の中心からずれてしまうことはあって
も、光輪26外に飛び出すことはない。したがって、常
に探照灯5で照射されている部位の良好な画像を撮影す
ることができる。
【0036】しかして、探照灯5の安定制御手段7と、
監視カメラ6の二重安定制御手段8における一次安定制
御手段8aとを、相互に連動させるようにしているの
で、探照灯5と監視カメラ6とを一体化することなく、
探照灯5で照射されている部位の鮮明な画像を、監視カ
メラ6で撮影することができる。
【0037】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
もので、前記第1の実施の形態における安定制御手段7
に代え、二重安定制御手段37を用いるようにしたもの
である。
【0038】すなわち、この二重安定制御手段37は、
図3に示すように、探照灯筐体5aを制御する一次安定
制御機構37aと、探照灯本体5bを制御する二次安定
制御機構37bとで構成されており、二次安定制御機構
37bは、前記探照灯筐体5a内に組込まれている。
【0039】前記一次安定制御機構37aは、図3に示
すように、探照灯筐体5aを支持するU字状のジンバル
38を備えており、探照灯筐体5aは、このジンバル3
8に取付けたピッチ制御用モータ39により、ピッチ方
向の偏位の軽減制御が行なわれるようになっている。
【0040】このピッチ制御用モータ39は、図3に示
すように、信号線40を介して監視カメラ6の一次安定
制御手段8aにおけるピッチセンサ14に接続されてお
り、前記ピッチ制御用モータ39は、一次安定制御手段
8aのピッチ制御用モータ15とともにピッチセンサ1
4により制御され、相互に連動するようになっている。
【0041】前記ジンバル38の下端中央部には、図3
に示すように、ヨー制御用モータ41が取付けられてお
り、このヨー制御用モータ41は、基台42を介して操
縦室3の頂部上に設置されている。そして、探照灯筐体
5aは、前記ヨー制御用モータ41により、ヨー方向の
偏位の軽減制御が行なわれるようになっている。
【0042】前記ヨー制御用モータ41は、図3に示す
ように、信号線43を介して監視カメラ6の一次安定制
御手段8aにおけるヨーセンサ18に接続されており、
ヨー制御用モータ41は、一次安定制御手段8aのヨー
制御用モータ17とともにヨーセンサ18により制御さ
れ、相互に連動するようになっている。
【0043】また、前記探照灯筐体5a内に組込まれて
いる二次安定制御機構37bは、図3に示すように、探
照灯筐体5bを支持するU字状のジンバル44を備えて
おり、探照灯筐体5bは、このジンバル44に取付けた
ピッチ制御用モータ45により、ピッチ方向の偏位の軽
減制御が行なわれるようになっている。
【0044】このピッチ制御用モータ45は、図3に示
すように、信号線46を介して監視カメラ6の二次安定
制御手段8bにおけるピッチセンサ21に接続されてお
り、前記ピッチ制御用モータ45は、二次安定制御手段
8bのピッチ制御用モータ22とともにピッチセンサ2
1により制御され、相互に連動するようになっている。
【0045】前記ジンバル44の下端中央部には、図3
に示すように、ヨー制御用モータ47が取付けられてお
り、このヨー制御用モータ47は、基台48を介して探
照灯筐体5a内に設置されている。そして、探照灯本体
5bは、前記ヨー制御用モータ47により、ヨー方向の
偏位軽減制御が行なわれるようになっている。
【0046】前記ヨー制御用モータ47は、図3に示す
ように、信号線49を介して監視カメラ6の二次安定制
御手段8bにおけるヨーセンサ24に接続されており、
ヨー制御用モータ47は、二次安定制御手段8bのヨー
制御用モータ23とともにヨーセンサ24により制御さ
れ、相互に連動するようになっている。なお、その他の
点については、前記第1の実施の形態と同一構成となっ
ており、作用も同一である。
【0047】しかして、探照灯5も監視カメラ6と同
様、二重安定制御手段37により合計4軸の二重安定制
御となるので、高速漁業取締船2の船体動揺に伴なう光
輪26の動きを、極めて少なくすることができる。しか
も、探照灯5の二重安定制御手段37と、監視カメラ6
の二重安定制御手段8とは、4軸すべてが相互に連動し
ているため、撮像部6bの焦点27を、常に探照灯5の
光輪26の中心に位置させることができる。このため、
より良好な画像を撮影することができる。
【0048】なお、前記第2の実施の形態においては、
探照灯5の二次安定制御機構37bも、また監視カメラ
6の二次安定制御手段8bも、いずれもピッチ・ヨーの
2軸制御である場合について説明したが、これら2軸に
ロール方向の制御を加えて3軸制御としてもよい。そし
てこれにより、三次元のジンバル制御となってより良好
な安定制御を行なうことができ、この際ロール制御も相
互に連動させるようにすれば、より安定した鮮明画像を
得ることができる。
【0049】また、前記両実施の形態においては、いず
れもセンサ14,18,21,24を監視カメラ6側に
組込む場合について説明したが、そのうちの全部または
一部を、探照灯5側に組込むようにしてもよい。
【0050】図4および図5は、本発明の第3の実施の
形態を示すもので、前記第1の実施の形態における安定
制御手段7に代え、探照灯5を手動で操作するための手
動操作手段57を用い、かつ手動操作される探照灯5と
監視カメラ6とを連動させるようにしたものである。
【0051】すなわち、前記手動操作手段57は、図4
および図5に示すように、探照灯5をピッチ軸58を介
して支持するU字状のジンバル59を備えており、この
ジンバル59には、探照灯5のピッチ方向の偏位を検出
するためのピッチ偏位センサ60が設けられている。
【0052】前記ジンバル59の下端中央部には、図4
に示すように、旋回基台61を介して操縦室3の頂部上
に立設される筒状の旋回軸62の上端部が固定されてお
り、この旋回軸62の下端部には、探照灯5のヨー方向
の偏位を検出するためのヨー偏位センサ63が取付けら
れている。
【0053】前記ピッチ軸58には、図4および図5に
示すように、探照灯5を介してその両側位置に一対の揺
動アーム64が固設され、探照灯5と一体でピッチ軸5
8廻りに上下に揺動するようになっており、両揺動アー
ム64の先端間は、U字状の連結部材65により、枢着
ピン66を介して相互に連結されている。
【0054】この連結部材65の下端中央部には、図4
および図5に示すように、屈曲形状をなす操作軸67の
上端部が取付けられており、この操作軸67は、前記旋
回軸62に設けた長孔68を通して旋回軸62内に引入
れられ、旋回軸62内を通して操縦室3内に引込まれて
いる。そして、操縦室3内に引込まれた操作軸67の下
端部には、操作ハンドル69が取付けられている。
【0055】以上の構成により、操作ハンドル69を把
持して操作軸67を上下動させることにより、探照灯5
がピッチ軸58廻りに上下に揺動するとともに、操作ハ
ンドル69を正逆回動させて旋回軸62を旋回させるこ
とにより、探照灯5が垂直軸廻りに回動するようになっ
ている。
【0056】一方、監視カメラ6には、図4に示すよう
に、前記第1の実施の形態における二重安定制御手段8
の一次安定制御手段8aとは異なる構造の一次安定制御
手段78aと、二重安定制御手段8の二次安定制御手段
8bと同一構成の二次安定制御手段8bとで構成される
二重安定制御手段78が設けられており、前記一次安定
制御手段78aは、前記手動操作手段57の各偏位セン
サ60,63からの信号により制御されるようになって
いる。
【0057】すなわち、前記一次安定制御手段78a
は、図4に示すように、カメラ本体6aを支持するU字
状のジンバル79を備えており、このジンバル79に
は、カメラ本体6aのピッチ方向の偏位の軽減制御を行
なうためのピッチ制御用モータ80が取付けられ、この
ピッチ制御用モータ80は、信号線81を介して前記ピ
ッチ偏位センサ60に接続されている。そしてこれによ
り、ピッチ制御用モータ80が、ピッチ偏位センサ60
からの信号により制御され、探照灯5とカメラ本体6a
とが、ピッチ方向に連動するようになっている。
【0058】前記ジンバル79の下端中央部には、図4
に示すように、ヨー制御用モータ82が取付けられてお
り、このヨー制御用モータ82は、基台83を介して操
縦室3の頂部上に設置されているとともに、前記ヨー偏
位センサ63に、信号線84を介して接続されている。
そしてこれにより、ヨー制御用モータ82が、ヨー偏位
センサ63からの信号により制御され、探照灯5とカメ
ラ本体6aとが、ヨー方向に連動するようになってい
る。なお、その他点については、前記第1の実施の形態
と同一構成となっており、作用も同一である。
【0059】しかして、探照灯5をピッチ・ヨー方向に
手動操作すれば、監視カメラ6のカメラ本体6aが、こ
の探照灯5の動きに連動して制御されることになるの
で、探照灯5を手動操作する場合であっても、探照灯5
で照射されている部位の鮮明な画像を、監視カメラ6で
撮影することができる。
【0060】なお、前記第3の実施の形態においては、
探照灯5を直接人力で操作する場合について説明した
が、探照灯5の重量が重い等の場合には、手動操作手段
57内に電動モータ等を組込み、探照灯5を電動で操作
できるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、少なくと
もピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有する安定制御
手段を備えた探照灯と;ピッチおよびヨーの2軸の制御
機能を有しカメラ本体を制御する一次安定制御手段と、
カメラ本体内に設けられ少なくともピッチおよびヨーの
2軸の制御機能を有して撮像部を制御する二次安定制御
手段とを備えた監視カメラと;を具備する照射式監視カ
メラ装置において、前記安定制御手段および一次安定制
御手段における各ピッチ制御およびヨー制御を連動させ
るための共通のセンサ機構を設けるようにしているの
で、探照灯と監視カメラとを一体化することなく、探照
灯の安定制御手段と監視カメラの一次安定制御手段とが
連動することになり、探照灯で照射されている部位の鮮
明な画像を監視カメラで撮影することができる。
【0062】ところで、探照灯は2軸の単純安定制御で
あるのに対し、監視カメラは4軸以上の二重安定制御で
あり、両者が連動するのは、ピッチ・ヨーの2軸のみで
あるが、探照灯の光輪は、小型高速艇の船体の大きさに
比較して充分な大きさを有し、2軸の単純安定制御であ
つても、船体動揺によって光輪全体が船体を外れること
は殆どない。このため、監視カメラの焦点を、常に探照
灯の光輪の中に留めることができ、探照灯で照射された
鮮明な画像を得ることができる。
【0063】本発明はまた、安定制御手段を、ピッチお
よびヨーの2軸の制御機能を有し探照灯筐体を制御する
一次安定制御機構と、探照灯筐体内に設けられ少なくと
もピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有して探照灯本
体を制御する二次安定制御機構とで構成し、センサ機構
により、一次安定制御機構と一次安定制御手段とを連動
させるようにしているので、探照灯も4軸以上の二重安
定制御となり、船体動揺がかなり大きい場合であって
も、探照灯の光輪が船体を外れるのを防止することがで
きる。
【0064】本発明はまた、二次安定制御機構および二
次安定制御手段における少なくとも各ピッチ制御および
せヨー制御を連動させるための共通の第2センサ機構を
設けるようにしているので、探照灯と監視カメラとの連
動が4軸以上となって、探照灯と監視カメラとの安定制
御の連動範囲が広くなり、より一層良好な画像の撮影が
できる。
【0065】本発明はさらに、ピッチおよびヨーの2軸
の検出機能を有する偏位センサ機構を備えた探照灯と;
この探照灯を手動または電動で操作するための操作機構
と;ピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有しカメラ本
体を制御する一次安定制御手段と、カメラ本体内に設け
られ少なくともピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有
して撮像部を制御する二次安定手段とを備えた監視カメ
ラと;を設け、前記監視カメラの一次安定制御手段を、
探照灯の偏位センサ機構からの信号により制御するよう
にしているので、探照灯を手動または電動で操作した方
が適確に船体を照射できるような場合に、手動または電
動操作の探照灯と監視カメラの一次安定制御手段とを連
動させることで、鮮明な画像を監視カメラで撮影するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る照射式監視カ
メラ装置を示す構成図である。
【図2】図1の照射式監視カメラ装置が搭載された高速
漁業取締船により対象船を監視している状態を示す説明
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す図1相当図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す図1相当図で
ある。
【図5】図4の探照灯を左方から見た拡大図である。
【符号の説明】
1 照射式監視カメラ装置 2 高速漁業取締船 3 操縦室 5 探照灯 5a 探照灯筐体 5b 探照灯本体 6 監視カメラ 6a カメラ本体 6b 撮像部 7 安定制御手段 8,37,78 二重安定制御手段 8a,78a 一次安定制御手段 8b 二次安定制御手段 9,13,20,38,44,59,79 ジンバル 10,15,22,39,45,80 ピッチ制御用モ
ータ 11,17,23,41,47,82 ヨー制御用モー
タ 14,21 ピッチセンサ 16,19,40,43,46,49 信号線 18,24 ヨーセンサ 25 対象船 26 光輪 27 焦点 37a 一次安定制御機構 37b 二次安定制御機構 51 手動操作手段 58 ピッチ軸 60 ピッチ偏位センサ 62 旋回軸 63 ヨー偏位センサ 64 揺動アーム 65 連結部材 67 操作軸 68 長孔 69 操作ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 E N

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともピッチおよびヨーの2軸の制
    御機能を有する安定制御手段を備えた探照灯と;ピッチ
    およびヨーの2軸の制御機能を有しカメラ本体を制御す
    る一次安定制御手段と、カメラ本体内に設けられ少なく
    ともピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有して撮像部
    を制御する二次安定制御手段とを備えた監視カメラと;
    を具備する照射式監視カメラ装置において、前記安定制
    御手段および一次安定制御手段における各ピッチ制御お
    よびヨー制御を連動させるための共通のセンサ機構を設
    けたことを特徴とする照射式監視カメラ装置。
  2. 【請求項2】 安定制御手段は、ピッチおよびヨーの2
    軸の制御機能を有し探照灯筐体を制御する一次安定制御
    機構と、探照灯筐体内に設けられ少なくともピッチおよ
    びヨーの2軸の制御機能を有して探照灯本体を制御する
    二次安定制御機構とを備え、センサ機構は、一次安定制
    御機構と一次安定制御手段とを連動させることを特徴と
    する請求項1記載の照射式監視カメラ装置。
  3. 【請求項3】 二次安定制御機構および二次安定制御手
    段における少なくとも各ピッチ制御およびせヨー制御を
    連動させるための共通の第2センサ機構を設けたことを
    特徴とする請求項2記載の照射式監視カメラ装置。
  4. 【請求項4】 ピッチおよびヨーの2軸の検出機能を有
    する偏位センサ機構を備えた探照灯と;この探照灯を手
    動または電動で操作するための操作機構と;ピッチおよ
    びヨーの2軸の制御機能を有しカメラ本体を制御する一
    次安定制御手段と、カメラ本体内に設けられ少なくとも
    ピッチおよびヨーの2軸の制御機能を有して撮像部を制
    御する二次安定手段とを備えた監視カメラと;を具備
    し、前記監視カメラの一次安定制御手段は、探照灯の偏
    位センサ機構からの信号により制御されることを特徴と
    する照射式監視カメラ装置。
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