JP2003019620A - 長尺金属材の分断法及びその装置 - Google Patents

長尺金属材の分断法及びその装置

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JP2003019620A
JP2003019620A JP2001203920A JP2001203920A JP2003019620A JP 2003019620 A JP2003019620 A JP 2003019620A JP 2001203920 A JP2001203920 A JP 2001203920A JP 2001203920 A JP2001203920 A JP 2001203920A JP 2003019620 A JP2003019620 A JP 2003019620A
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Hirohide Yoshida
裕英 吉田
Yasutoshi Gomita
泰俊 五味田
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Taiyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏平金属管などの長尺金属材を所定の長さに
精度良く効率的に分断する。 【構成】 材料供給源1に長尺金属材Wのマスターロー
ルRwをセットし、その長尺金属材Wを転動ローラ31を
経由して、矯正装置5、フィーダ6、カッターユニット
7、並びに引張手段8に順に通す。そして、フィーダ6
を構成する一対の走行台6A,6Bで長尺金属材Wを交
互にクランプしながら所定の長さずつ先方に送り、これ
に一対の円形カッターブレード72,72をもつカッタ
ーユニット7で切れ目を入れ、次いで引張手段8により
長尺金属材Wに対して切れ目を境とする軸方向への引張
力を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺金属材を所定の
長さに分断するための技術に係わり、特に熱交換器など
に利用される偏平金属管をその連続成形物から所定の長
さずつ好適に切り分けられるようにした方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる技術として、従来より丸ノコなど
を用いて切断することが一般に広く行われている。しか
し、その種の切断方法では多くの切削屑(切粉)が発生
するため、切断対象が図23に示す熱交換器用の偏平ア
ルミ管のような中空状のものであると目詰まりを惹起す
る虞れがある。
【0003】そこで、特開平4−152016号のよう
に、分断対象(金属チューブ)を固定クランプと移動ク
ランプとでクランプしながら、分断対象を挟んで対向す
る切込刃により分断対象に対して同時に直角の切れ目を
入れ、次いで移動クランプを分断対象の軸方向へ移動さ
せることにより、切れ目を境に分断対象の引き離しを行
うという方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記のよう
に分断対象に剪断力を作用させて切り目を形成する方法
では、図24のように分断面Rが潰れてしまうという欠
点がある。又、図25のように移動クランプAと固定ク
ランプBとの間で切れ目を形成する場合、固定クランプ
Aと移動クランプBを切れ目の形成位置に接近させるこ
とができないので、その状態のまま移動クランプBを図
示矢印方向へ移動させると、切れ目の位置で分断対象が
引き離されるまでに固定クランプAと移動クランプBの
間dで分断対象が延びてしまうという問題がある。
【0005】又、そのほかにも同様の方法並びに装置が
提案されているが、何れも上記のような問題点を有して
いるほか、分断対象としての長尺金属材の送り精度や送
り速度が低いなど多くの問題を抱えている。
【0006】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その目的は熱交換器用の偏平アルミ管を
はじめとする長尺金属材を所定の長さに高精度に効率よ
く分断できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下のような方法及び装置を提供するもので
ある。
【0008】(1)帯状又は線状の長尺金属材を所定長
さに分断する方法であって、刃部を成す外周縁を対向さ
せた一対の回転自在な円形カッターブレードを前記長尺
金属材と直交する状態にしてその近隣に配置し、前記長
尺金属材をその軸方向へ所定量送った後、両カッターブ
レードを長尺金属材の軸直角方向に沿ってその一方側か
ら他方側へ通過せしめて両カッターブレードの間で長尺
金属材に切れ目を入れ、次いでその切れ目を境にして長
尺金属材に軸方向への引張力を作用させることを特徴と
する長尺金属材の分断法。
【0009】(2)帯状又は線状の長尺金属材を所定の
長さずつ繰り出すフィーダと、このフィーダにより繰り
出された長尺金属材にその軸直角方向に沿う切れ目を入
れるカッターユニットと、その切れ目の位置で長尺金属
材の先行部分を後続部分から引き離す引張手段とを具備
して成る長尺金属材の分断装置であって、前記フィーダ
は長尺金属材に沿って所定の区間で互いに離間する方向
と寄り合う方向とに往復直線運動をする一対の走行台を
備え、その両走行台には長尺金属材の繰出方向への移動
時に該長尺金属材をクランプする保持手段が設けられて
成ることを特徴とする長尺金属材の分断装置。
【0010】尚、上記装置は好適な態様として、長尺金
属材のマスターロールを保持して駆動源により所定方向
に間欠回転される治具を備えた材料供給源と、前記治具
の回転によりマスターロールから巻解される長尺金属材
の解し量を検知して前記駆動源の駆動制御を行うテンシ
ョン調整手段とを具備し、特に上記テンション調整手段
は、その相互間に長尺金属材が通される一対の転動ロー
ラをもつ揺動アームと、この揺動アームの角変位によっ
てスイッチングされる検出器とを有することを特徴とす
る。
【0011】又、カッターユニットは、刃部を成す外周
縁を対向させて長尺金属材と直交する状態に配置される
一対の円形カッターブレードと、この両カッターブレー
ドを回転自在に保持して両カッターブレードの間隙部分
を長尺金属材の一方側から他方側へ通過させるべく長尺
金属材の軸直角方向に摺動自在に設けられるスライド板
と、このスライド板を長尺金属材の軸直角方向に沿って
往復直線運動させるためのアクチュエータとを有して成
ることを特徴とする。
【0012】更に、引張手段は、カッターユニットによ
り形成された切れ目を境にして長尺金属材の後続部分を
クランプする固定台と、長尺金属材の先行部分をクラン
プしつつその軸方向に沿って前記固定台より離間する可
動台とで成ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。先ず、図1により本発明に係る
装置の概略を説明する。図中、Wは分断対象としての帯
状に連なる偏平なアルミ管で成る母材(長尺金属材)、
Rwはその長尺金属材を円筒形の芯に巻いて成るロール状
母材たるマスターロールであり、このマスターロールRw
は本例において二つの材料供給源1に個別にセッティン
グされ、これより巻解された長尺金属材Wはテンション
調整手段2を経由して分断加工工程に並列状にして供さ
れる。3は材料供給源からテンション調整手段を通じて
母材すなわち長尺金属材の供給を受ける装置本体、4は
その骨格を成すフレームであり、このフレーム4は長尺
金属材Wの繰出方向fに沿って延びる縦長の剛体を形成
し、その上部には大別して長尺金属材の整形を担う矯正
装置5、長尺金属材を所定の長さずつ定量送りするため
のフィーダ6、長尺金属材に分断用の切れ目を入れるた
めのカッターユニット7、並びにその切れ目を境にして
長尺金属材の先行部分を後続部分から引き離す引張手段
8が一端側から順に設けられる。尚、フレーム4の上部
両側には、フィーダ6、カッターユニット7、並びに引
張手段8に対応して、それぞれガイドレール9A,9
B,9Cが敷設される。
【0014】そして、以上のような分断装置によれば、
フィーダ6により材料供給源1に配備されたマスターロ
ールRwから長尺金属材Wが定量ずつ繰り出され、矯正装
置5を通過する際にその整形が行われ、カッターユニッ
ト7に達した長尺金属材Wにはその都度その外周に直角
の切れ目が入れられ、最後にその切れ目の位置で引張手
段8により長尺金属材Wの先行部分が後続部分から引き
離され、この繰り返しにより長尺金属材Wが所定の長さ
に次々と分断されることになる。
【0015】以下、それら各部の構造を詳述する。先
ず、材料供給源1を図2及び図3に示して説明すれば、
10は支柱であり、この支柱10は内側の中心軸10A
とその外周に回転自在にして設けられるスリーブ10B
とで構成される。スリーブ10Bの上端には座板11が
設けられ、その座板11にマスターロールRwを保持する
ための治具12が取り付けられる。治具12は、円弧状
の表面をもつ三つのパッド13を回転軸14にリンク1
5で連結した構成であり、その回転軸14は水平状にし
て一端が座板11上の軸受ユニット16により回転可能
に支持される。特に、各パッド13の内側中心部にはリ
ンク15の一端を接続するための突条17が形成される
と共に、回転軸14の外周にはリンク15の他の一端を
接続するための鍔付きのスライドリング18が設けられ
る。又、回転軸14の先端部はネジ部14Aとされ、こ
のネジ部14Aにハンドル19付きの締結金具20が螺
合されると共に、その締結金具20とスライドリング1
8と間には連結金具21が介在される。
【0016】尚、締結金具20と連結金具21とは図示
せぬスラストベアリングを介して結合され、締結金具2
0の回転操作に際して連結金具21が回転軸方向に移動
するようになっている。そして、上記のような治具12
によれば、締結金具20を回転させることにより、リン
ク15を通じて各パッド13を回転軸14の半径方向に
平行移動せしめ、以てマスターロールRwの芯の内周面に
各パッド13の表面を圧着させてマスターロールを相対
的に固定することができる。
【0017】一方、支柱を構成する中心軸10Aの上端
には、治具12を所定方向に回転させるための駆動源2
2が設けられる。そして、その動力が一対の摩擦車2
3,24を介して治具の回転軸14に伝達されるように
なっている。尚、従動側の摩擦車24は回転軸14に固
定され、この摩擦車24と各パッド13にはマスターロ
ールの両側を押さえるためのアーム25,26が取り付
けられる。特に、パッド側のアーム26は回転軸方向に
移動可能とされ、マスターロールの全幅によってその位
置を調整できるようにしてある。
【0018】ここで、支柱10の上部には、マスターロ
ールから巻解された長尺金属材を通すためのガイドロー
ラ27が設けられる。又、材料供給源1の後方にはマス
ターロールRwから巻解される長尺金属材Wを一定量に保
つためのテンション調整手段2が設けられる。
【0019】その構造を図4及び図5により説明すれ
ば、28は材料供給源の後方に設置される支柱であり、
その上部には座板29が取り付けられる。座板29には
水平軸回りに揺動自在な揺動アーム30が設けられ、そ
の上部先端にはマスターロールから引き出した長尺金属
材Wを掛け回すための転動ローラ31が設けられる。3
2は揺動アームの揺動中心を成す支軸であり、この支軸
32は座板29上の軸受ユニット33にて回転自在に支
持される。特に、図5に示すよう支軸32には一対のカ
ム34A,34Bが取り付けられ、座板29上にはそれ
らカム34A,34Bに対応して近接スイッチから成る
検出器35A,35Bが設けられる。尚、各検出器35
A,35Bは図示せぬ制御盤を介して図2、図3に示し
た駆動源22と接続し、その駆動源22の駆動制御を行
う制御回路を構成する。尚、検出器35A,35Bの一
方は駆動源22の起動用、他方はその停止用である。
【0020】そして、上記のようなテンション調整手段
2によれば、一方のカム34Aにより対応する検出器3
5Aがスイッチングされたとき、駆動源22の起動を以
て上記治具12が回転されることによりマスターロール
Rwから長尺金属材Wが巻解され、これによって揺動アー
ム30が図4に示す想像線の位置から実線の位置へ下が
ると他方のカム34Bにより検出器35Bがスイッチン
グされて駆動源22が停止し、更に巻解された長尺金属
材Wが先方へ繰り出されると揺動アーム30が同図想像
線の位置まで角変位し、以てカム34Aが検出器35A
をスイッチングすることにより駆動源22が再起動され
るという動作が繰り返し行われる。このため、長尺金属
材WをマスターロールRwから常に適量巻解した状態にし
て、これを先方に低負荷で円滑に繰り出すことができ
る。
【0021】次に、装置本体の構造を説明する。先ず、
矯正装置5について説明すると、図6はその全体を示し
た側面概略図であり、図7には同平面概略図を示す。こ
れらの図で明らかなように、矯正装置5は複数のローラ
群によって構成され、概して一次矯正部5Aと二次矯正
部5Bとに大別される。一次矯正部5Aは長尺金属材を
所定の寸法に粗整形するためのものであり、これは長尺
金属材の厚さを矯正する上下の水平ローラ36と長尺金
属材の幅を矯正する左右の垂直ローラ37で成り、その
前段には長尺金属材を材料供給源側から受け入れるため
の受入ローラ38をはじめ、図示せぬモータにより回転
駆動される引込みローラ39が設けられる。
【0022】一方、二次矯正部5Bは一次矯正部5Aを
通過した長尺金属材を所定の寸法に仕上げるためのもの
であり、これは厚さ矯正用の水平ローラ40を前段にし
て、その先方に幅矯正用の垂直ローラ41を配列せしめ
て構成される。尚、垂直ローラ37,41や水平ローラ
36,40は何れも長尺金属材の種類に応じて間隔調整
が可能とされる。
【0023】そして、上記のような矯正装置5によれ
ば、後述するフィーダによりマスターロールから所定の
長さずつ繰り出される長尺金属材の巻癖のみならず、そ
の厚さや幅を所定寸法に矯正することができる。
【0024】次に、図8〜図12により上記フィーダの
態様を詳述する。先ず、図8で明らかにするように、フ
ィーダ6は一対の走行台6A,6Bから構成される。特
に、その両走行台6A,6Bは長尺金属材の軸方向(長
手方向)に沿って所定の区間で往復直線運動をするが、
その移動方向は相反し、同図実線および想像線に示すよ
う互いに寄り合っては離間するという動作を繰り返す。
9Aは走行台6A,6Bを長尺金属材に沿って摺動自在
に支持する左右一対のガイドレールであり、その間には
送り操作用のネジ軸42A,42Bが設けられる。
【0025】尚、本例においてネジ軸42A,42Bは
ボールネジを成し、両走行台6A,6Bの下部には図9
に示すよう各ネジ軸42A,42Bと螺合するボール内
蔵のナット43A,43Bが取り付けられる。又、図1
0で明らかなように、ネジ軸42A,42Bの各一端に
はプーリ44A,44Bが取り付けられ、その各プーリ
にタイミングベルト45を通じてサーボモータ46の動
力が伝達されることにより、ネジ軸42A,42Bが互
いに逆向きに回転するようにしてある。これは、一対の
走行台6A,6Bを逆向きに走行させるための手段であ
るが、ネジ軸42A,42Bを互いに逆ネジとして同方
向に回転させるようにしてもよい。尚、図8及び図9に
おいて、47は長尺金属材を上下方向から挟んで一方の
走行台6Aから他方の走行台6Bへ橋渡しをするための
中継ローラであり、この中継ローラ47は走行台6A,
6Bの中間にあってフレーム上に固定される。
【0026】又、図11及び図12で明らかなように、
走行台6A,6Bはガイドレール9Aと係合するテーブ
ル48上に作動板49を昇降自在に設けて構成される。
このうち、テーブル48上には作動板49の上下移動を
案内するための逆T形及び丸軸タイプの昇降ガイド5
0,51が取り付けられる。一方、作動板49上にはそ
の上下移動を実行するための駆動源を成すアクチュエー
タ52が搭載され、その伸縮ロッド53が作動板49を
貫通してテーブル48に接続される。又、テーブル48
と作動板49には、長尺金属材をクランプする保持手段
としての締金54,55が伸縮ロッド53の両側にあっ
て上下に相対向して固定され、アクチュエータの伸縮ロ
ッド53を縮小させた時その締金54,55が接近して
長尺金属材をクランプするようにしてある。尚、本例に
おいて、アクチュエータ52には油圧シリンダが用いら
れるが、これに空気圧シリンダや電磁ソレノイドを用い
ても良い。一方、図11において、56は長尺金属材W
の軌道を補整するためのガイドローラであり、このガイ
ドローラ56は長尺金属材の軌道に沿ってテーブル48
の前後両側に取り付けられる。
【0027】そして、上記のようなフィーダ6によれ
ば、一対の走行台6A,6Bが長尺金属材を交互にクラ
ンプし、そのクランプ側が前進するとき他方が長尺金属
材をクランプせずして後退することにより、長尺金属材
Wを先方のカッターユニット7に向けて寸分違わず定量
ずつ高速送りすることができる。
【0028】次に、図13〜図18に基づいて、カッタ
ーユニット7の態様を詳しく説明する。先ず、図13に
おいて、57はフレームの上部両側に敷設したガイドレ
ール9B上に置かれるカッター台であり、このカッター
台57は概ねフィーダの走行台と同等の構成とされる。
つまり、カッターユニットを構成するカッター台57
は、ガイドレール9Bに沿って摺動可能に設けられるテ
ーブル58、その上に設けられる昇降自在な作動板5
9、その上下移動の案内を成す昇降ガイド60,61、
及び作動板を昇降させる駆動源としてのアクチュエータ
62などから構成され、テーブル58の後部には長尺金
属材を通す軌道補整用のガイドローラ63が設けられ
る。
【0029】特に、カッター台57の前部にはアクチュ
エータ64を駆動源とするカッター装置65が設けられ
る。図13〜図16に示すように、そのカッター装置6
5はテーブル58の前部両側にブラケット66で固定さ
れる端部プレート67と、レール68及びレール受け6
9で成るリニアガイド70を介し端部プレート67に取
り付けられて長尺金属材の軸方向に直角な左右方向に摺
動自在とされるスライド板71と、鋭利な刃部72Aを
成す外周縁を対向させてスライド板71に回転自在に保
持される上下一対の円形なカッターブレード72とを有
して成る。このうち、カッターブレード72はスライド
板71の前面に平行して長尺金属材Wと直交する状態で
その近隣に配置され、相対向する外周縁の間隙Xが長尺
金属材Wの側縁に臨められる。因に、カッターブレード
72の間隙Xは長尺金属材の厚さより小さく、概ね0.1
〜1mmに設定される。
【0030】一方、スライド板71はカッターブレード
72を回転自在にして保持するブレードホルダ71A
と、このブレードホルダを取り付ける基板71Bで成
り、基板71Bの一端にはこれをレール68に沿って往
復直線運動させるためのアクチュエータ64が接続され
る。特に、スライド板71にはカッターブレード72の
相対向する位置で長尺金属材を通す長孔状の開口部73
が形成される。
【0031】そして、以上のようなカッター装置65に
よれば、アクチュエータ64にてスライド板71を左右
に移動せしめ、これにより図16に示すようカッターブ
レード72の間隙Xを長尺金属材の一方側から他方側へ
通過させ、以て図17のようにカッターブレード72の
間隙X分を残して長尺金属材Wにその軸直角方向に沿う
切れ目Cを入れることができる。
【0032】尚、図18で明らかなように、カッター台
57にもテーブル58と作動板59との間で長尺金属材
をクランプするための締金74,75が相対向して設け
られ、長尺金属材にカッターブレードによる切れ目を形
成する際に、アクチュエータ62の作動により上部の締
金74が降下して下部の締金75との間で長尺金属材を
クランプするようにしてある。
【0033】又、図18において、76はガイドレール
9Bに沿って延びる送りネジ、77は送りネジ76を回
転駆動するためのサーボモータであり、テーブル58の
下部には送りネジ76と螺合するナット78が取り付け
られる。よって、カッターユニット7は送りネジ76の
回転により図18に示す実線と想像線との間で移動可能
とされるが、これは長尺金属材の分断長さを変更すると
きのみ適宜位置に移動され、長尺金属材に付与した切れ
目の位置が後述する引張手段による分断位置と一致する
よう調整される。
【0034】次に、図19及び図20により引張手段8
の態様を説明する。これらの図で明らかなように、引張
手段8は固定台8Aと可動台8Bとで構成される。その
固定台8Aと可動台8Bはフィーダを構成する一対の走
行台と類似し、概して方形状のテーブル81と、その上
に設けられる昇降自在な作動板82、その上下移動の案
内を成す昇降ガイド83,84、及び作動板82を昇降
させる駆動源としてのアクチュエータ85などから構成
される。このうち、固定台8Aはフレーム4上の定位置
に固定され、その後部には長尺金属材を通す軌道補整用
のガイドローラ86が設けられる。一方、可動台8Bは
フレームの上部に敷設したガイドレール9Cに沿って摺
動自在に設けられ、そのテーブル81の前部とフレーム
4との間には当該可動台8Bを固定台8Aに向けて付勢
するバネ87が介在される。
【0035】又、固定台8Aにはバネ87の弾力に抗し
て可動台8Bを離間させるためのアクチュエータ88が
装置されると共に、固定台8Aと可動台8Bにはその相
互間で離間用の従動節を成すローラ89が各々のテーブ
ル81に取り付けられる。特に、本例において、アクチ
ュエータ88は油圧シリンダで成り、その伸縮ロッド8
8Aがローラ89,89の相互間に向けて進行するよう
にしてある。
【0036】尚、図20で明らかなように、固定台8A
と可動台8Bにもテーブル81と作動板82との間で長
尺金属材をクランプするための締金90,91が相対向
して設けられるが、可動台8B側の締金90,91は固
定台8A側に張り出し、その一端が固定台8A側の締金
90,91に数ミリの間隔をあけて近接するようにして
ある。
【0037】そして、上記のような引張手段8によれ
ば、図21に示すようカッターユニットにより切れ目C
を入れられた長尺金属材Wが締金の隙間Sに切れ目Cを
合わせてその前後を固定台8Aと可動台8Bとでクラン
プされ、その状態で可動台8Bが固定台8Aより離間さ
れることにより、長尺金属材の先行部分すなわち切れ目
Cより前の部分Wが後続部分Wより引き離され、こ
れが図示せぬシュータなどを通じて所定の場所に回収さ
れるようになっている。尚、その分断が終わると締金9
0,91が開き、伸縮ロッド88Aの退行とバネ87の
弾力とを以て可動台8Bが固定台8A側に移動復帰し、
次の長尺金属材を待ち受けることになる。
【0038】ここで、以上のように構成される分断装置
の作用と、これによる長尺金属材の分断法を説明する。
先ず、準備段階として、長尺金属材Wは図1に示すよう
そのマスターロールRwが材料供給源1にセッティングさ
れ、そのマスターロールRwから転動ローラ31を経由し
て装置本体3へと引き出され、矯正装置5、フィーダ
6、カッターユニット7、並びに引張手段8へと順に通
される。
【0039】図22において、(A)はフィーダ、カッ
ターユニット、及び引張手段の初期状態であり、この時
それら各部6,7,8の締金は拡げられ、その間に長尺
金属材Wが通される。
【0040】そして、その分断時には先ず同図(B)の
ように一対の走行台6A,6Bが長尺金属材Wに沿って
互いに離間する方向に逆向きに移動する。特に、このと
き一方の走行台6Bは長尺金属材Wをクランプしながら
カッターユニット7に向けて前進し、他方の走行台6A
は締金を拡げたまま長尺金属材Wをクランプせずして後
退する。よって、長尺金属材Wは走行台6Bにてその移
動量だけ先方へ繰り出される。
【0041】走行台6Bによる長尺金属材Wの繰出が終
了すると、その直後に同図(C)のようにカッターユニ
ット7にて長尺金属材Wがクランプされ、その状態にし
て一対のカッターブレード72,72が長尺金属材Wを
横切ってこれに直角な切れ目を入れる。又、このとき引
張手段8もカッターユニット7にて先に形成された切れ
目を境にその前後で長尺金属材Wをクランプし、その状
態で可動台8Bが固定台8Aより離間する。これによ
り、長尺金属材Wに切れ目を境にして軸方向への引張力
が作用し、以て長尺金属材Wの先行部分が後続部分より
引き離される。
【0042】その後、同図(D)のように、カッターユ
ニット7と引張手段8による長尺金属材Wのクランプは
解除され、これと同時に一対の走行台6A,6Bが寄り
合う方向へ移動する。このとき、一方の走行台6Bは長
尺金属材Wをクランプせずしてカッターユニット7から
離間するよう後退し、他方の走行台6Aは長尺金属材W
をクランプしながら前進する。
【0043】この結果、長尺金属材Wは走行台6Aの移
動量だけ先方に送られ、次いで同図(E)のようにカッ
ターユニット7にて再度切れ目を入れられつつ、先に形
成した切れ目の位置が固定台8Aと可動台8Bの間に到
達した状態にあって、当該切れ目より先行する部分が引
き離される。
【0044】そして、その後に同図(F)に示すようカ
ッターユニット7と引張手段8とによる長尺金属材Wの
クランプが解除されつつ、走行台6A,6Bが再度離間
する方向に移動して上記と同様の動作が繰り返され、こ
れにより長尺金属材Wが所定の長さずつ次々と分断され
ることになる。
【0045】尚、長尺金属材Wは、フィーダ6で繰り出
される度にテンション調整手段2の作用でマスターロー
ルRwから適量だけ巻解され、しかも矯正装置5を通じて
幅や厚さを矯正される。
【0046】以上、本発明の適用例を説明したが、本発
明は長尺金属材として熱交換器などに用いられる偏平な
アルミ管ほか、その他の帯状材又は針金などの線状材の
分断にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば円形な一対のカッターブレードを用い、その間
隙部分を長尺金属材の軸直角方向に沿ってその一方側か
ら他方側に通過させるようにしていることから、バリや
潰れ変形を発生させずに長尺金属材に直角な切れ目を入
れることができ、しかもその切れ目を境にして長尺金属
材に引張力を作用させるので、その分断を良好に行うこ
とができる。
【0048】又、分断すべき長尺金属材を一対の走行台
で交互に送るようにしていることから、これにかかるマ
シンタイムが少なく、カッターユニットによる切れ目の
形成や引張手段による分断後に長尺金属材を瞬時に再送
することができる。
【0049】更に、切れ目を境にした長尺金属材の分断
に、切れ目の形成とは別に固定台と可動台とを用いるよ
うにしていることから、その固定台と可動台で切れ目の
部分だけをあけて長尺金属材をクランプしながら此れに
引張力を作用させることができるので、長尺金属材が分
断時の引張力を受けて軸方向に延びない。
【0050】又、マスターロールから繰り出される長尺
金属材がテンション調整手段により予め適量だけ巻解さ
れるようにしていることから、長尺金属材を低負荷で円
滑に繰り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分断装置の全体図(平面図及び側
面図)
【図2】材料供給源の側面図
【図3】材料供給源を部分的に破断して示した正面図
【図4】テンション調整手段を示した側面概略図
【図5】テンション調整手段を部分的に破断して示した
平面概略図
【図6】矯正装置の側面概略図
【図7】矯正装置の平面図
【図8】フィーダの平面概略図
【図9】フィーダの側面概略図
【図10】フィーダを構成する走行台の送り機構を示し
た部分概略図
【図11】走行台を示す平面概略図
【図12】走行台を部分的に破断して示した正面図
【図13】カッターユニットの平面概略図
【図14】カッターユニットの正面概略図
【図15】カッターユニットの要部断面図
【図16】カッターユニットを構成するカッター装置の
正面概略図
【図17】カッター装置により長尺金属材に切れ目を入
れる状態を示した部分拡大図
【図18】カッターユニットの側面概略図
【図19】引張手段の平面概略図
【図20】引張手段の側面概略図
【図21】引張手段により長尺金属材を分断する状態を
示した部分拡大図
【図22】長尺金属材の分断工程を示したフロー図
【図23】長尺金属材(偏平金属管)を示した斜視図
【図24】従来法により分断された長尺金属材の分断部
分を示す断面図
【図25】従来装置の要部を示す概略図
【符号の説明】
1 材料供給源 2 テンション調整手段 3 装置本体 5 矯正装置 6 フィーダ 6A,6B 走行台 7 カッターユニット 8 引張手段 8A 固定台 8B 可動台 9A,9B,9C ガイドレール 12 治具 30 揺動アーム 31 転動ローラ 35A,35B 検出器 54,55 締金(長尺金属材をクランプする保持手
段) 64 アクチュエータ 71 スライド板 72 カッターブレード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状又は線状の長尺金属材を所定長さに
    分断する方法であって、刃部を成す外周縁を対向させた
    一対の回転自在な円形カッターブレードを前記長尺金属
    材と直交する状態にしてその近隣に配置し、前記長尺金
    属材をその軸方向へ所定量送った後、両カッターブレー
    ドを長尺金属材の軸直角方向に沿ってその一方側から他
    方側へ通過せしめて両カッターブレードの間で長尺金属
    材に切れ目を入れ、次いでその切れ目を境にして長尺金
    属材に軸方向への引張力を作用させることを特徴とする
    長尺金属材の分断法。
  2. 【請求項2】 帯状又は線状の長尺金属材を所定の長さ
    ずつ繰り出すフィーダと、このフィーダにより繰り出さ
    れた長尺金属材にその軸直角方向に沿う切れ目を入れる
    カッターユニットと、その切れ目の位置で長尺金属材の
    先行部分を後続部分から引き離す引張手段とを具備して
    成る長尺金属材の分断装置であって、前記フィーダは長
    尺金属材に沿って所定の区間で互いに離間する方向と寄
    り合う方向とに往復直線運動をする一対の走行台を備
    え、その両走行台には長尺金属材の繰出方向への移動時
    に該長尺金属材をクランプする保持手段が設けられて成
    ることを特徴とする長尺金属材の分断装置。
  3. 【請求項3】 長尺金属材のマスターロールを保持して
    駆動源により所定方向に間欠回転される治具を備えた材
    料供給源と、前記治具の回転によりマスターロールから
    巻解される長尺金属材の解し量を検知して前記駆動源の
    駆動制御を行うテンション調整手段とを具備して成る請
    求項2記載の長尺金属材の分断装置。
  4. 【請求項4】 テンション調整手段は、長尺金属材が掛
    け回される転動ローラをもつ揺動アームと、この揺動ア
    ームの角変位によってスイッチングされる検出器とを有
    して成る請求項3記載の長尺金属材の分断装置。
  5. 【請求項5】 カッターユニットは、刃部を成す外周縁
    を対向させて長尺金属材と直交する状態に配置される一
    対の円形カッターブレードと、この両カッターブレード
    を回転自在に保持して両カッターブレードの間隙部分を
    長尺金属材の一方側から他方側へ通過させるべく長尺金
    属材の軸直角方向に摺動自在に設けられるスライド板
    と、このスライド板を長尺金属材の軸直角方向に沿って
    往復直線運動させるためのアクチュエータとを有して成
    る請求項2記載の長尺金属材の分断装置。
  6. 【請求項6】 引張手段は、カッターユニットにより形
    成された切れ目を境にして長尺金属材の後続部分をクラ
    ンプする固定台と、長尺金属材の先行部分をクランプし
    つつその軸方向に沿って前記固定台より離間する可動台
    とで成る請求項2記載の長尺金属材の分断装置。
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