JP2003120741A - 油圧緩衝器 - Google Patents
油圧緩衝器Info
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- JP2003120741A JP2003120741A JP2001314758A JP2001314758A JP2003120741A JP 2003120741 A JP2003120741 A JP 2003120741A JP 2001314758 A JP2001314758 A JP 2001314758A JP 2001314758 A JP2001314758 A JP 2001314758A JP 2003120741 A JP2003120741 A JP 2003120741A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 センターロッドとピストンロッドとの同軸度
及びピストンロッドとピストンとの同軸度を確保して、
減衰力特性の劣化を回避可能にすると共に、作動油の噴
流によるニードルバルブの振動発生を防止して、減衰力
の安定化を実現可能にする。 【解決手段】 センターロッド25端の差し込み部26
をピストンロッド8内に嵌合して両者をカシメ結合し、
更にセンターロッド25の外周に、バイパスの一部を形
成すると共にロッド側油室17とピストンロッド8内と
を連通する切欠き通路31を形成可能にする。
及びピストンロッドとピストンとの同軸度を確保して、
減衰力特性の劣化を回避可能にすると共に、作動油の噴
流によるニードルバルブの振動発生を防止して、減衰力
の安定化を実現可能にする。 【解決手段】 センターロッド25端の差し込み部26
をピストンロッド8内に嵌合して両者をカシメ結合し、
更にセンターロッド25の外周に、バイパスの一部を形
成すると共にロッド側油室17とピストンロッド8内と
を連通する切欠き通路31を形成可能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車等の車
両における車体と車輪との間に介装され、路面からの振
動を減衰するフロントフォーク等への使用に適する油圧
緩衝器に関する。
両における車体と車輪との間に介装され、路面からの振
動を減衰するフロントフォーク等への使用に適する油圧
緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体と車輪の間に介装され
るフロントフォークは、図3に示すように、車体側チュ
ーブ1と車輪側チューブ2とが摺動自在に嵌合され、車
輪側チューブ2の中心部にダンパー3が起立され、車体
側チューブ1のキャップ4側とダンパー3のシリンダ5
との間に懸架ばね6が介装されるようにして構成されて
いる。
るフロントフォークは、図3に示すように、車体側チュ
ーブ1と車輪側チューブ2とが摺動自在に嵌合され、車
輪側チューブ2の中心部にダンパー3が起立され、車体
側チューブ1のキャップ4側とダンパー3のシリンダ5
との間に懸架ばね6が介装されるようにして構成されて
いる。
【0003】更に、キャップ4には懸架ばね6のばね荷
重を調整するアジャスタ7が螺合され、また、このアジ
ャスタ7内にダンパー3のピストンロッド8の上端が螺
合されて、このピストンロッド8内に減衰調整用のコン
トロールロッド9の位置を調整するアジャスタ10が設
けられている。
重を調整するアジャスタ7が螺合され、また、このアジ
ャスタ7内にダンパー3のピストンロッド8の上端が螺
合されて、このピストンロッド8内に減衰調整用のコン
トロールロッド9の位置を調整するアジャスタ10が設
けられている。
【0004】また、ピストンロッド8の下端側はシリン
ダ5の上端を塞ぐロッドガイド11を貫通してシリンダ
5内に案内され、図4に示すようにその下端外周に筒状
のセンターロッド13の上端部内周がねじ結合されてい
る。
ダ5の上端を塞ぐロッドガイド11を貫通してシリンダ
5内に案内され、図4に示すようにその下端外周に筒状
のセンターロッド13の上端部内周がねじ結合されてい
る。
【0005】このセンターロッド13は、そのねじ結合
部分12が他の部分より径が大きく形成され、そのねじ
結合部分12とは反対側に、すなわちセンターロッド1
3の下端部には、シリンダ5内周を摺動するピストン1
4が取り付けられている。また、上記センターロッド1
3の筒孔13a内には、ニードルバルブ15が軸方向摺
動自在に設けられ、その筒孔13a内に収納したスプリ
ング16によって、その上端面がコントロールロッド9
の下端面に接触する方向に付勢されている。
部分12が他の部分より径が大きく形成され、そのねじ
結合部分12とは反対側に、すなわちセンターロッド1
3の下端部には、シリンダ5内周を摺動するピストン1
4が取り付けられている。また、上記センターロッド1
3の筒孔13a内には、ニードルバルブ15が軸方向摺
動自在に設けられ、その筒孔13a内に収納したスプリ
ング16によって、その上端面がコントロールロッド9
の下端面に接触する方向に付勢されている。
【0006】更に、シリンダ5内は、ピストン14によ
ってロッド側油室17と反ロッド側油室18とに区画さ
れ、これらの各油室17、18は、ピストン14に設け
られたポートこの減衰バルブ20は、多孔リーフバルブ
と、この多孔リーフバルブの孔を開閉するように当該多
孔リーフバルブに重ねられたリーフバルブとからなり、
圧縮時はこれらの二つのバルブが一体となってピストン
に設けられたポートを開き、一方、伸長時にはリーフバ
ルブのみを開かせて、上記ポートに作動油を通過させ
る。
ってロッド側油室17と反ロッド側油室18とに区画さ
れ、これらの各油室17、18は、ピストン14に設け
られたポートこの減衰バルブ20は、多孔リーフバルブ
と、この多孔リーフバルブの孔を開閉するように当該多
孔リーフバルブに重ねられたリーフバルブとからなり、
圧縮時はこれらの二つのバルブが一体となってピストン
に設けられたポートを開き、一方、伸長時にはリーフバ
ルブのみを開かせて、上記ポートに作動油を通過させ
る。
【0007】なお、図示しないが、シリンダ5の下端と
車輪側チューブ2の下端を塞ぐベース部(図示しない)
にはベースバルブが設けられ、これが反ロッド側油室1
8とシリンダ5及び車輪側チューブ2間の油室(リザー
バ室)に連通するポートを開閉するように機能する。
車輪側チューブ2の下端を塞ぐベース部(図示しない)
にはベースバルブが設けられ、これが反ロッド側油室1
8とシリンダ5及び車輪側チューブ2間の油室(リザー
バ室)に連通するポートを開閉するように機能する。
【0008】上記センターロッド13には筒孔13aの
内外にかつ径方向に貫通する油孔21と、筒孔13aと
反ロッド側油室18とに軸方向に連通する中心油孔22
が設けられ、これらの油孔21及び中心油孔22は、減
衰バルブ20及びポート19を迂回する作動油のバイパ
スを構成している。
内外にかつ径方向に貫通する油孔21と、筒孔13aと
反ロッド側油室18とに軸方向に連通する中心油孔22
が設けられ、これらの油孔21及び中心油孔22は、減
衰バルブ20及びポート19を迂回する作動油のバイパ
スを構成している。
【0009】そして、中心油孔22の開口内端にニード
ルバルブ15の先端が臨み、コントロールロッド9の操
作によって、ニードルバルブ15が中心油孔22に対す
る開閉作動を行うことによって、その中心油孔22を流
れる油量を調整可能にしている。
ルバルブ15の先端が臨み、コントロールロッド9の操
作によって、ニードルバルブ15が中心油孔22に対す
る開閉作動を行うことによって、その中心油孔22を流
れる油量を調整可能にしている。
【0010】従って、車体側より運転者がアジャスタ1
0を回転操作することによりコントロールロッド9が上
下動し、ダンパー3内のニードルバルブ等によりバイパ
スの流路面積、つまり中心油孔22の開口面積が調整さ
れ、減衰力の高・低調整が行われる。
0を回転操作することによりコントロールロッド9が上
下動し、ダンパー3内のニードルバルブ等によりバイパ
スの流路面積、つまり中心油孔22の開口面積が調整さ
れ、減衰力の高・低調整が行われる。
【0011】また、アジャスタ7を回転して上下動操作
することにより、懸架ばね6が伸縮することにより、油
圧緩衝器としての初期ばね荷重が調整される。
することにより、懸架ばね6が伸縮することにより、油
圧緩衝器としての初期ばね荷重が調整される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のフロントフォー
クは、以上のように構成されているので、センターロッ
ド13内のニードルバルブ15や減衰バルブ20により
作動油の流路面積を調整して減衰力調整ができると共
に、懸架スプリング6の初期ばね荷重の調整ができるも
のの、特に、上記ニードルバルブ15を収容するセンタ
ーロッド13とピストンロッド8とがねじ結合されてい
る構成を採用しているため、これらの噛合部間に結合ガ
タが生じ、ピストンロッド8とセンターロッド13及び
シリンダ5との同軸度を精度良く出すのは困難であり、
結果的にピストン14とシリンダ5との摺動抵抗が一部
に偏って大きくなり、切粉の発生及びこれに伴う減衰力
特性の劣化を招く要因となっていた。
クは、以上のように構成されているので、センターロッ
ド13内のニードルバルブ15や減衰バルブ20により
作動油の流路面積を調整して減衰力調整ができると共
に、懸架スプリング6の初期ばね荷重の調整ができるも
のの、特に、上記ニードルバルブ15を収容するセンタ
ーロッド13とピストンロッド8とがねじ結合されてい
る構成を採用しているため、これらの噛合部間に結合ガ
タが生じ、ピストンロッド8とセンターロッド13及び
シリンダ5との同軸度を精度良く出すのは困難であり、
結果的にピストン14とシリンダ5との摺動抵抗が一部
に偏って大きくなり、切粉の発生及びこれに伴う減衰力
特性の劣化を招く要因となっていた。
【0013】また、センターロッド13に設けられた油
孔21は筒孔13aの内外に径方向に貫通するように、
つまりニードルバルブ15の軸方向に対して直交(交
差)する方向に設けられているため、この油孔21を高
圧の噴流となって流れる作動油がニードルバルブ15に
対し径方向に直接作用するため、このニードルバルブ1
5自体の微振動を招き、結果的に上記のようにして得ら
れる減衰力が不安定になるという問題があった。
孔21は筒孔13aの内外に径方向に貫通するように、
つまりニードルバルブ15の軸方向に対して直交(交
差)する方向に設けられているため、この油孔21を高
圧の噴流となって流れる作動油がニードルバルブ15に
対し径方向に直接作用するため、このニードルバルブ1
5自体の微振動を招き、結果的に上記のようにして得ら
れる減衰力が不安定になるという問題があった。
【0014】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、センターロッドとピストンロッドとの
同軸度及びピストンロッドとピストンとの同軸度を確保
して、ピストンのシリンダに対する摺動を円滑化すると
共に、減衰力特性の劣化を回避可能にし、更に、作動油
の噴流によるニードルバルブの振動発生を防止して、減
衰力の安定化を実現できる油圧緩衝器を得ることを目的
とする。
するものであり、センターロッドとピストンロッドとの
同軸度及びピストンロッドとピストンとの同軸度を確保
して、ピストンのシリンダに対する摺動を円滑化すると
共に、減衰力特性の劣化を回避可能にし、更に、作動油
の噴流によるニードルバルブの振動発生を防止して、減
衰力の安定化を実現できる油圧緩衝器を得ることを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
請求項1の発明にかかる油圧緩衝器は、シリンダ内にピ
ストンを介して中空のピストンロッドが移動自在に挿入
され、シリンダはピストンによりロッド側油室と反ロッ
ド側油室とに区画され、これらのロッド側油室と反ロッ
ド側油室はピストンに設けられたポートとこのポートの
開口端に設けた減衰バルブを介して開閉され、更にピス
トンは当該ピストンの中央に設けられたセンターロッド
を介してピストンロッドに結合され、センターロッドに
は上記減衰バルブを迂回するバイパスが形成され、この
バイパスがピストンロッド内に移動自在に挿入されたニ
ードルバルブにより開口面積が調整される油圧緩衝器に
おいて、上記センターロッド端の差し込み部がピストン
ロッド内に嵌合されて両者がカシメ結合され、更にセン
ターロッドの外周に、上記バイパスの一部を形成すると
共にロッド側油室とピストンロッド内とを連通する切欠
き通路を形成したことを特徴とする。
請求項1の発明にかかる油圧緩衝器は、シリンダ内にピ
ストンを介して中空のピストンロッドが移動自在に挿入
され、シリンダはピストンによりロッド側油室と反ロッ
ド側油室とに区画され、これらのロッド側油室と反ロッ
ド側油室はピストンに設けられたポートとこのポートの
開口端に設けた減衰バルブを介して開閉され、更にピス
トンは当該ピストンの中央に設けられたセンターロッド
を介してピストンロッドに結合され、センターロッドに
は上記減衰バルブを迂回するバイパスが形成され、この
バイパスがピストンロッド内に移動自在に挿入されたニ
ードルバルブにより開口面積が調整される油圧緩衝器に
おいて、上記センターロッド端の差し込み部がピストン
ロッド内に嵌合されて両者がカシメ結合され、更にセン
ターロッドの外周に、上記バイパスの一部を形成すると
共にロッド側油室とピストンロッド内とを連通する切欠
き通路を形成したことを特徴とする。
【0016】これにより、センターロッドに対してピス
トンロッドが同軸度を維持した状態にて固定され、これ
らの間に結合ガタが発生することがなくなり、ピストン
とピストンロッドとの同軸度の確保、並びにピストンの
シリンダに対する円滑な摺動を確保できる。
トンロッドが同軸度を維持した状態にて固定され、これ
らの間に結合ガタが発生することがなくなり、ピストン
とピストンロッドとの同軸度の確保、並びにピストンの
シリンダに対する円滑な摺動を確保できる。
【0017】また、バイパスを形成する油路を、作動油
の噴流が直接ニードルバルブに対し、これの軸方向に交
差する方向に衝突しないセンターロッド外周側の切欠き
通路としたことで、ニードルバルブの振動の発生及びこ
れに伴う減衰力の不安定化を防止できる。
の噴流が直接ニードルバルブに対し、これの軸方向に交
差する方向に衝突しないセンターロッド外周側の切欠き
通路としたことで、ニードルバルブの振動の発生及びこ
れに伴う減衰力の不安定化を防止できる。
【0018】また、請求項2の発明にかかる油圧緩衝器
は、上記センターロッドがピストンの中央に挿入される
本体と、本体に一体に連設されたフランジと、フランジ
から起立する差し込み部とからなり、本体とフランジと
差し込み部の中心部に反ロッド側油室とピストンロッド
内とを連通する油孔が形成され、フランジのロッド側油
室に臨む面と差し込み部の外周に切欠き通路が形成さ
れ、上記油孔と切欠き通路とでバイパスが形成されてい
ることを特徴とする。
は、上記センターロッドがピストンの中央に挿入される
本体と、本体に一体に連設されたフランジと、フランジ
から起立する差し込み部とからなり、本体とフランジと
差し込み部の中心部に反ロッド側油室とピストンロッド
内とを連通する油孔が形成され、フランジのロッド側油
室に臨む面と差し込み部の外周に切欠き通路が形成さ
れ、上記油孔と切欠き通路とでバイパスが形成されてい
ることを特徴とする。
【0019】これにより、センターロッドとピストンロ
ッドの同軸度をこれらの簡単な挿入構造にて確保できる
と共にこれらの結合部の重量を軽減でき、更にバイパス
を形成する油孔の一部を差し込み部の外周に設けること
で、作動油の噴流がニードルバルブの先端部に径方向に
直接干渉するのを防止できる。
ッドの同軸度をこれらの簡単な挿入構造にて確保できる
と共にこれらの結合部の重量を軽減でき、更にバイパス
を形成する油孔の一部を差し込み部の外周に設けること
で、作動油の噴流がニードルバルブの先端部に径方向に
直接干渉するのを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の一形態を
図について説明するが、図1は、本発明の要部構成を拡
大して示す断面図であり、図4に示したものと同一構成
部分には同一符号を付して、その重複する説明を省略す
る。
図について説明するが、図1は、本発明の要部構成を拡
大して示す断面図であり、図4に示したものと同一構成
部分には同一符号を付して、その重複する説明を省略す
る。
【0021】但し、後述するシリンダ5は、ダンパー内
蔵型フロントフォークにおけるダンパ用のシリンダとし
て説明しているが、一般的な油圧緩衝器のシリンダとし
ても適用できる。
蔵型フロントフォークにおけるダンパ用のシリンダとし
て説明しているが、一般的な油圧緩衝器のシリンダとし
ても適用できる。
【0022】同図において、8Aは、ピストンロッドで
あり、このピストンロッド8A内には、上記アジャスタ
10によって出入量が調整される減衰量調整用のコント
ロールロッド9が挿通されている。
あり、このピストンロッド8A内には、上記アジャスタ
10によって出入量が調整される減衰量調整用のコント
ロールロッド9が挿通されている。
【0023】このコントロールロッド9の下端面にニー
ドルバルブ15の上端面が図示のように接触しており、
このニードルバルブ15は、ピストンロッド8A端(下
端)の小径筒孔23内に軸方向摺動自在に設けられてい
る。
ドルバルブ15の上端面が図示のように接触しており、
このニードルバルブ15は、ピストンロッド8A端(下
端)の小径筒孔23内に軸方向摺動自在に設けられてい
る。
【0024】更に、ピストンロッド8A最下端の大径筒
孔24内には、図2に示すようなセンターロッド25の
本体28に続く差し込み部26が密嵌され、両者が図中
に符号27で示すカシメ結合部によってカシメ結合され
ている。
孔24内には、図2に示すようなセンターロッド25の
本体28に続く差し込み部26が密嵌され、両者が図中
に符号27で示すカシメ結合部によってカシメ結合され
ている。
【0025】このセンターロッド25は、ピストン14
の中央に挿入される本体28と、この本体28に一体に
連設されたフランジ29と、このフランジ29から起立
する上記差し込み部26とからなり、本体28、フラン
ジ29及び差し込み部26の中心部には、反ロッド側油
室18とピストンロッド8A内とを連通する中心油孔3
0が形成されている。
の中央に挿入される本体28と、この本体28に一体に
連設されたフランジ29と、このフランジ29から起立
する上記差し込み部26とからなり、本体28、フラン
ジ29及び差し込み部26の中心部には、反ロッド側油
室18とピストンロッド8A内とを連通する中心油孔3
0が形成されている。
【0026】上記フランジ29のロッド側油室17に臨
む面と差し込み部26の外周には、図2にも示すよう
に、連続する切欠き通路31が形成されており、この切
欠き通路31及び油孔であるところの中心油孔30は、
上記減衰バルブ20及びポート19を迂回するバイパス
を形成している。
む面と差し込み部26の外周には、図2にも示すよう
に、連続する切欠き通路31が形成されており、この切
欠き通路31及び油孔であるところの中心油孔30は、
上記減衰バルブ20及びポート19を迂回するバイパス
を形成している。
【0027】なお、差し込み部26の外周には、図2に
示すように、リング状の凹溝32が予め形成されてお
り、この凹溝32内にピストンロッド8A下端部(筒状
部)がカシメ込まれて、ピストンロッド8Aに対しセン
ターロッド25が一体に同軸結合されている。
示すように、リング状の凹溝32が予め形成されてお
り、この凹溝32内にピストンロッド8A下端部(筒状
部)がカシメ込まれて、ピストンロッド8Aに対しセン
ターロッド25が一体に同軸結合されている。
【0028】従って、この実施の形態になる油圧緩衝器
では、ピストンロッド8Aの圧縮行程時に、ピストンの
低速域では中心油孔30と切欠き通路31からなるバイ
パスを反ロッド側油室18内の作動油がロッド側油室1
7へ流れ、中高速域になると減衰バルブ20を開いて作
動油がロッド側油室17内へ流れ、これによっても圧側
減衰力が発生する。
では、ピストンロッド8Aの圧縮行程時に、ピストンの
低速域では中心油孔30と切欠き通路31からなるバイ
パスを反ロッド側油室18内の作動油がロッド側油室1
7へ流れ、中高速域になると減衰バルブ20を開いて作
動油がロッド側油室17内へ流れ、これによっても圧側
減衰力が発生する。
【0029】そして、ピストンロッド8Aの侵入体積分
の作動油がベース部に設けたベースバルブを開いてリザ
ーバ室に流出する。
の作動油がベース部に設けたベースバルブを開いてリザ
ーバ室に流出する。
【0030】一方、ピストンロッドの伸長行程時には、
ピストンロッドの低速域では中心油孔30と切欠き通路
31からなるバイパスをロッド側油室17内の作動油が
反ロッド側油室18へ流れ、中高速域になると減衰バル
ブ20を開いて作動油が反ロッド側油室18へ流れ、こ
れにより予め計算された伸側減衰力が発生する。
ピストンロッドの低速域では中心油孔30と切欠き通路
31からなるバイパスをロッド側油室17内の作動油が
反ロッド側油室18へ流れ、中高速域になると減衰バル
ブ20を開いて作動油が反ロッド側油室18へ流れ、こ
れにより予め計算された伸側減衰力が発生する。
【0031】そして、ピストンロッド8Aの退出(上
昇)体積分の作動油がリザーバ室からベース部に設けら
れたベースバルブを通じて反ロッド側油室18に補給さ
れる。
昇)体積分の作動油がリザーバ室からベース部に設けら
れたベースバルブを通じて反ロッド側油室18に補給さ
れる。
【0032】かかる油圧緩衝器では、ピストンロッド8
Aとセンターロッド25とが互いに軸心が合わされてカ
シメ結合部27でカシメ固定されていることにより、相
互の同軸度が保たれるため、ピストンロッド8Aとピス
トン14との同軸度も保持され、ピストン14は、シリ
ンダ5の内周面に沿って滑らかに軸方向摺動可能とな
る。
Aとセンターロッド25とが互いに軸心が合わされてカ
シメ結合部27でカシメ固定されていることにより、相
互の同軸度が保たれるため、ピストンロッド8Aとピス
トン14との同軸度も保持され、ピストン14は、シリ
ンダ5の内周面に沿って滑らかに軸方向摺動可能とな
る。
【0033】この結果、従来のねじ結合したものにおけ
るような切粉などの発生がなくなり、安定した減衰力特
性が得られる。
るような切粉などの発生がなくなり、安定した減衰力特
性が得られる。
【0034】従来のねじ結合したものでは、センターロ
ッド25のねじ部の肉厚を十分に肉厚にする必要がある
ところ、本発明では、単にかしめ結合するのみであるた
め、この結合部での肉厚は必要ではなく、十分の軽量化
を図ることができる。
ッド25のねじ部の肉厚を十分に肉厚にする必要がある
ところ、本発明では、単にかしめ結合するのみであるた
め、この結合部での肉厚は必要ではなく、十分の軽量化
を図ることができる。
【0035】また、ピストンロッド8Aの圧縮行程時や
伸長行程時には、作動油が反ロッド側油室18からロッ
ド側油室17へ流入したり、ロッド側油室17から反ロ
ッド側油室18へ流入したりする際に、その作動油がバ
イパスを構成する中心油孔30及び切欠き通路31を流
れる。
伸長行程時には、作動油が反ロッド側油室18からロッ
ド側油室17へ流入したり、ロッド側油室17から反ロ
ッド側油室18へ流入したりする際に、その作動油がバ
イパスを構成する中心油孔30及び切欠き通路31を流
れる。
【0036】しかし、この流れはニードルバルブ15に
対し、これの軸方向に対し交差(直交)する方向に衝突
することがないため、従来のようなニードルバルブ15
の微振動の惹起が防止されることとなり、従って、発生
する減衰力の安定化を図ることができる。
対し、これの軸方向に対し交差(直交)する方向に衝突
することがないため、従来のようなニードルバルブ15
の微振動の惹起が防止されることとなり、従って、発生
する減衰力の安定化を図ることができる。
【0037】なお、上記実施の形態ではフロントフォー
クにおけるピストンロッド8Aとセンターロッド25と
の結合構造について説明したが、一般的な油圧緩衝器に
おけるピストンロッドとセンターロッドとの結合にも、
本発明を応用できることはいうまでもない。
クにおけるピストンロッド8Aとセンターロッド25と
の結合構造について説明したが、一般的な油圧緩衝器に
おけるピストンロッドとセンターロッドとの結合にも、
本発明を応用できることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、センタ
ーロッド端の差し込み部をピストンロッド内に嵌合して
両者をカシメ結合し、更にセンターロッドの外周に、上
記バイパスの一部を形成すると共にロッド側油室とピス
トンロッド内とを連通する切欠き通路を形成したので、
センターロッドに対してピストンロッドが同軸度を維持
した状態にて固定でき、これらの間に結合ガタが発生す
ることを防止でき、ピストン及びピストンロッドにおけ
る同軸度の確保並びにピストンのシリンダに対する円滑
な摺動を確保できる。
ーロッド端の差し込み部をピストンロッド内に嵌合して
両者をカシメ結合し、更にセンターロッドの外周に、上
記バイパスの一部を形成すると共にロッド側油室とピス
トンロッド内とを連通する切欠き通路を形成したので、
センターロッドに対してピストンロッドが同軸度を維持
した状態にて固定でき、これらの間に結合ガタが発生す
ることを防止でき、ピストン及びピストンロッドにおけ
る同軸度の確保並びにピストンのシリンダに対する円滑
な摺動を確保できる。
【0039】また、バイパスを形成する油路を、作動油
の噴流が直接ニードルバルブに対し、これの軸方向に交
差する方向に衝突しないセンターロッド外周側の切欠き
通路としたことで、ニードルバルブの振動の発生及びこ
れに伴う減衰力の不安定化を防止できるという効果が得
られる。
の噴流が直接ニードルバルブに対し、これの軸方向に交
差する方向に衝突しないセンターロッド外周側の切欠き
通路としたことで、ニードルバルブの振動の発生及びこ
れに伴う減衰力の不安定化を防止できるという効果が得
られる。
【0040】また、上記センターロッドをピストンの中
央に挿入される本体と、本体に一体に連設されたフラン
ジと、フランジから起立する差し込み部とから構成し、
本体とフランジと差し込み部の中心部に反ロッド側油室
とピストンロッド内とを連通する油孔を形成し、フラン
ジのロッド側油室に臨む面と差し込み部の外周に上記油
孔と切欠き通路とでバイパスを形成する切欠き通路を設
けたので、センターロッドとピストンロッドの同軸度を
これらの簡単な挿入構造にて確保でき、バイパスを形成
する油孔の一部を差し込み部の外周に設けることで、作
動油の噴流がニードルバルブの先端部に径方向に直接干
渉するのを確実に防止できるという効果が得られる。
央に挿入される本体と、本体に一体に連設されたフラン
ジと、フランジから起立する差し込み部とから構成し、
本体とフランジと差し込み部の中心部に反ロッド側油室
とピストンロッド内とを連通する油孔を形成し、フラン
ジのロッド側油室に臨む面と差し込み部の外周に上記油
孔と切欠き通路とでバイパスを形成する切欠き通路を設
けたので、センターロッドとピストンロッドの同軸度を
これらの簡単な挿入構造にて確保でき、バイパスを形成
する油孔の一部を差し込み部の外周に設けることで、作
動油の噴流がニードルバルブの先端部に径方向に直接干
渉するのを確実に防止できるという効果が得られる。
【図1】本発明の実施の一形態による油圧緩衝器を示す
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
【図2】図1におけるセンターロッドを示す斜視図であ
る。
る。
【図3】従来の油圧緩衝器の一部を破断して示す全体を
正面図である。
正面図である。
【図4】図3における油圧緩衝器の要部を拡大して示す
縦断面図である。
縦断面図である。
5 シリンダ
8 ピストンロッド
9 コントロールロッド
14 ピストン
15 ニードルバルブ
17 ロッド側油室
18 反ロッド側油室
19 ポート
20 減衰バルブ
25 センターロッド
26 差し込み部
28 本体
29 フランジ
30 中心油孔(油孔)
31 切欠き通路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 嶺川 一光
東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿
易センタービル カヤバ工業株式会社内
Fターム(参考) 3J069 AA46 CC15 DD02 DD47 EE02
EE39
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ内にピストンを介して中空のピ
ストンロッドが移動自在に挿入され、シリンダ内はピス
トンによりロッド側油室と反ロッド側油室とに区画さ
れ、これらのロッド側油室と反ロッド側油室はピストン
に設けられたポート及びポートの開口端に設けた減衰バ
ルブを介して開閉され、更にピストンは当該ピストンの
中央に設けられたセンターロッドを介してピストンロッ
ドに結合され、センターロッドには上記減衰バルブを迂
回するバイパスが形成され、このバイパスがピストンロ
ッド内に移動自在に挿入されたニードルバルブにより開
口面積が調整される油圧緩衝器において、上記センター
ロッド端の差し込み部がピストンロッド内に嵌合されて
両者がカシメ結合され、更にセンターロッドの外周に、
上記バイパスの一部を形成すると共にロッド側油室とピ
ストンロッド内とを連通する切欠き通路を形成したこと
を特徴とする油圧緩衝器。 - 【請求項2】 上記センターロッドがピストンの中央に
挿入される本体と、本体に一体に連設されたフランジ
と、フランジから起立する差し込み部とからなり、本体
とフランジと差し込み部の中心部に反ロッド側油室とピ
ストンロッド内とを連通する油孔が形成され、フランジ
のロッド側油室に臨む面と差し込み部の外周に切欠き通
路が形成され、上記油孔と切欠き通路とでバイパスが形
成されている請求項1に記載の油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001314758A JP3886104B2 (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001314758A JP3886104B2 (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 油圧緩衝器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003120741A true JP2003120741A (ja) | 2003-04-23 |
| JP3886104B2 JP3886104B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=19133018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001314758A Expired - Fee Related JP3886104B2 (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3886104B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100807641B1 (ko) | 2006-04-19 | 2008-02-28 | (주)삼우교역 | 유압댐퍼 |
| JP2010007758A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Kayaba Ind Co Ltd | フロントフォーク |
| CN107701639A (zh) * | 2017-09-06 | 2018-02-16 | 宁波力减震器有限公司 | 双缸可控气弹簧 |
| WO2018056057A1 (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | Kyb株式会社 | シリンダ装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106523576B (zh) * | 2016-11-29 | 2018-09-07 | 广东机电职业技术学院 | 速度灵敏型减振器 |
-
2001
- 2001-10-12 JP JP2001314758A patent/JP3886104B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2010007758A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Kayaba Ind Co Ltd | フロントフォーク |
| WO2018056057A1 (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | Kyb株式会社 | シリンダ装置 |
| CN107701639A (zh) * | 2017-09-06 | 2018-02-16 | 宁波力减震器有限公司 | 双缸可控气弹簧 |
| CN107701639B (zh) * | 2017-09-06 | 2019-05-28 | 宁波一力减震器有限公司 | 双缸可控气弹簧 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3886104B2 (ja) | 2007-02-28 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061013 |
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