JPH08277875A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents
減衰力調整式油圧緩衝器Info
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- JPH08277875A JPH08277875A JP9986495A JP9986495A JPH08277875A JP H08277875 A JPH08277875 A JP H08277875A JP 9986495 A JP9986495 A JP 9986495A JP 9986495 A JP9986495 A JP 9986495A JP H08277875 A JPH08277875 A JP H08277875A
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 減衰力調整式油圧緩衝器において、縮み側の
減衰力を安定させるとともに、取付スペース上の制約を
小さくする。 【構成】 シリンダ2にピストンロッド9を連結したピ
ストン8を嵌装する。シリンダ2の外周に内筒3を設け
て環状通路6を形成し、通路5を介してシリンダ2に連
通させる。内筒3の外周に外筒4を設けてリザーバ室7
を形成する。外筒4内のシリンダ2の下方に減衰力調整
機構15を収納する。シリンダ上室2aを環状通路6と減衰
力調整機構15とを介してシリンダ下室2bに連通させる。
シリンダ下室2bを減衰力調整機構15を介してリザーバ室
7に連通させる。縮み側は、ピストン8の逆止弁14が開
き、シリンダ2内とリザーバ室7との間の油液の流動に
よって減衰力が発生するので、シリンダ2内が負圧とな
らず減衰力が安定する。減衰力調整機構15をシリンダ2
の下方に配置したので取付スペース上の制約が小さくな
る。
減衰力を安定させるとともに、取付スペース上の制約を
小さくする。 【構成】 シリンダ2にピストンロッド9を連結したピ
ストン8を嵌装する。シリンダ2の外周に内筒3を設け
て環状通路6を形成し、通路5を介してシリンダ2に連
通させる。内筒3の外周に外筒4を設けてリザーバ室7
を形成する。外筒4内のシリンダ2の下方に減衰力調整
機構15を収納する。シリンダ上室2aを環状通路6と減衰
力調整機構15とを介してシリンダ下室2bに連通させる。
シリンダ下室2bを減衰力調整機構15を介してリザーバ室
7に連通させる。縮み側は、ピストン8の逆止弁14が開
き、シリンダ2内とリザーバ室7との間の油液の流動に
よって減衰力が発生するので、シリンダ2内が負圧とな
らず減衰力が安定する。減衰力調整機構15をシリンダ2
の下方に配置したので取付スペース上の制約が小さくな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の懸架
装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関するもの
である。
装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の懸架装置に装着される
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性をよくするために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性をよくするために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】減衰力調整式油圧緩衝器は、一般に、油液
が封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結された
ピストンを摺動可能に嵌装し、ピストンロッドの伸縮に
ともなうピストンの移動によって生じる油液の流動をオ
リフィス、ディスクバルブ等によって制御して減衰力を
発生させ、また、減衰力調整機構によって油液の通路面
積を変化させて減衰力を調整するようになっている。そ
して、通常、減衰力調整機構は、シリンダ内のピストン
部に内蔵されており、ピストンロッドに挿通された操作
ロッドを外部から操作して減衰力調整機構の弁体を移動
させることによって減衰力調整を行うようになってい
る。
が封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結された
ピストンを摺動可能に嵌装し、ピストンロッドの伸縮に
ともなうピストンの移動によって生じる油液の流動をオ
リフィス、ディスクバルブ等によって制御して減衰力を
発生させ、また、減衰力調整機構によって油液の通路面
積を変化させて減衰力を調整するようになっている。そ
して、通常、減衰力調整機構は、シリンダ内のピストン
部に内蔵されており、ピストンロッドに挿通された操作
ロッドを外部から操作して減衰力調整機構の弁体を移動
させることによって減衰力調整を行うようになってい
る。
【0004】また、実開昭62−155242号公報に
は、ピストン部に設けられた主油液通路の減衰力発生機
構であるディスクバルブの背部に圧力室を形成し、この
圧力室を固定オリフィスを介してディスクバルブの上流
側のシリンダ室に連通させ、さらに、可変オリフィスを
介してディスクバルブの下流側のシリンダ室に連通させ
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器が記載されてい
る。
は、ピストン部に設けられた主油液通路の減衰力発生機
構であるディスクバルブの背部に圧力室を形成し、この
圧力室を固定オリフィスを介してディスクバルブの上流
側のシリンダ室に連通させ、さらに、可変オリフィスを
介してディスクバルブの下流側のシリンダ室に連通させ
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器が記載されてい
る。
【0005】この減衰力調整式油圧緩衝器によれば、可
変オリフィスを開閉することにより、シリンダ内の2室
間の通路面積を調整するとともに、圧力室の圧力を変化
させてディスクバルブの開弁初期圧力を変化させること
ができる。このようにして、オリフィス特性およびバル
ブ特性を調整することができ、減衰力特性の調整範囲を
広くすることができる。
変オリフィスを開閉することにより、シリンダ内の2室
間の通路面積を調整するとともに、圧力室の圧力を変化
させてディスクバルブの開弁初期圧力を変化させること
ができる。このようにして、オリフィス特性およびバル
ブ特性を調整することができ、減衰力特性の調整範囲を
広くすることができる。
【0006】一方、特開平4−312227号公報に
は、シリンダの外部に油液通路を設けて減衰力調整機構
をシリンダの側面部に配置することにより、ピストン部
を小型化するとともに、ピストンロッドから操作ロッド
を廃してピストンロッドの車体側の取付部形状の設計上
の制約を少なくするようにした減衰力調整式油圧緩衝器
が記載されている。
は、シリンダの外部に油液通路を設けて減衰力調整機構
をシリンダの側面部に配置することにより、ピストン部
を小型化するとともに、ピストンロッドから操作ロッド
を廃してピストンロッドの車体側の取付部形状の設計上
の制約を少なくするようにした減衰力調整式油圧緩衝器
が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の減衰力調整式油圧緩衝器では、次のような問題があ
る。
来の減衰力調整式油圧緩衝器では、次のような問題があ
る。
【0008】実開昭62−155242号公報に記載さ
れたもののように、ピストン部に減衰力発生機構を設け
た減衰力調整式油圧緩衝器では、シリンダ室とリザーバ
室との間に介装されたベースバルブに対してピストン部
の流通抵抗が大きくなると、縮み行程時にリザーバ室へ
の油液の流出が過大となり、一方のシリンダ室が負圧と
なるため、安定した減衰力が得られなくなる。このよう
に、縮み側の減衰力特性がベースバルブの流通抵抗に依
存するので、縮み側の減衰力特性の調整範囲が狭くなる
という問題を生じる。
れたもののように、ピストン部に減衰力発生機構を設け
た減衰力調整式油圧緩衝器では、シリンダ室とリザーバ
室との間に介装されたベースバルブに対してピストン部
の流通抵抗が大きくなると、縮み行程時にリザーバ室へ
の油液の流出が過大となり、一方のシリンダ室が負圧と
なるため、安定した減衰力が得られなくなる。このよう
に、縮み側の減衰力特性がベースバルブの流通抵抗に依
存するので、縮み側の減衰力特性の調整範囲が狭くなる
という問題を生じる。
【0009】また、特開平4−312227号公報に記
載されたもののように、シリンダの側面部に減衰力調整
調整機構を設けた減衰力調整式油圧緩衝器では、減衰力
調整機構のシリンダの側面部への突出量が大きくなり、
車両への取付スペース上の制約が大きくなるという問題
がある。
載されたもののように、シリンダの側面部に減衰力調整
調整機構を設けた減衰力調整式油圧緩衝器では、減衰力
調整機構のシリンダの側面部への突出量が大きくなり、
車両への取付スペース上の制約が大きくなるという問題
がある。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、取付スペース上の制約を小さくするとともに、
減衰力特性の調整範囲を広くすることができる減衰力調
整式油圧緩衝器を提供することを目的とする。
であり、取付スペース上の制約を小さくするとともに、
減衰力特性の調整範囲を広くすることができる減衰力調
整式油圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明に係る減衰力調整式油圧緩衝器
は、油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動
可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシリンダ室に画
成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端
が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、
前記シリンダに接続され前記ピストンロッドの伸縮にと
もなうシリンダ内の容積変化をガスの圧縮、膨張によっ
て補償するリザーバ室と、前記シリンダの外部に設けら
れ、前記ピストンロッドの伸び行程時に一方のシリンダ
室から他方のシリンダ室へ油液を流通させて減衰力を発
生させる伸び側通路と、縮み行程時にシリンダ室から前
記リザーバ室へ油液を流通させて減衰力を発生させる縮
み側通路とを備え、さらに、前記伸び側通路が前記シリ
ンダの下方へ延ばされ、前記伸び側通路の通路面積を調
整する伸び側減衰力調整機構が前記シリンダの下方に配
置されていることを特徴とする。
めに、請求項1の発明に係る減衰力調整式油圧緩衝器
は、油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動
可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシリンダ室に画
成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端
が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、
前記シリンダに接続され前記ピストンロッドの伸縮にと
もなうシリンダ内の容積変化をガスの圧縮、膨張によっ
て補償するリザーバ室と、前記シリンダの外部に設けら
れ、前記ピストンロッドの伸び行程時に一方のシリンダ
室から他方のシリンダ室へ油液を流通させて減衰力を発
生させる伸び側通路と、縮み行程時にシリンダ室から前
記リザーバ室へ油液を流通させて減衰力を発生させる縮
み側通路とを備え、さらに、前記伸び側通路が前記シリ
ンダの下方へ延ばされ、前記伸び側通路の通路面積を調
整する伸び側減衰力調整機構が前記シリンダの下方に配
置されていることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明に係る減衰力調整式油圧緩
衝器は、上記請求項1の構成に加えて、縮み側通路がシ
リンダの下方へ延ばされ、前記縮み側通路の通路面積を
調整する縮み側減衰力調整機構が前記シリンダの下方に
配置されていることを特徴とする。
衝器は、上記請求項1の構成に加えて、縮み側通路がシ
リンダの下方へ延ばされ、前記縮み側通路の通路面積を
調整する縮み側減衰力調整機構が前記シリンダの下方に
配置されていることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明に係る減衰力調整式油圧緩
衝器は、上記請求項1の構成に加えて、伸び側減衰力調
整機構は、伸び側通路の通路面積を調整する伸び側減衰
弁と、該伸び側減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を作用さ
せる伸び側背圧室と、該伸び側背圧室と前記伸び側減衰
弁の上流側のシリンダ室とを流路抵抗をもって連通させ
る伸び上流側通路と、前記伸び側背圧室と前記伸び側減
衰弁の下流側のシリンダ室とを連通させる伸び下流側通
路と、該伸び下流側通路の通路面積を調整する伸び側可
変オリフィスとを備えていることを特徴とする。
衝器は、上記請求項1の構成に加えて、伸び側減衰力調
整機構は、伸び側通路の通路面積を調整する伸び側減衰
弁と、該伸び側減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を作用さ
せる伸び側背圧室と、該伸び側背圧室と前記伸び側減衰
弁の上流側のシリンダ室とを流路抵抗をもって連通させ
る伸び上流側通路と、前記伸び側背圧室と前記伸び側減
衰弁の下流側のシリンダ室とを連通させる伸び下流側通
路と、該伸び下流側通路の通路面積を調整する伸び側可
変オリフィスとを備えていることを特徴とする。
【0014】また、請求項4の発明に係る減衰力調整式
油圧緩衝器は、上記請求項2の構成に加えて、伸び側減
衰力調整機構は、伸び側通路の通路面積を調整する伸び
側減衰弁と、該伸び側減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を
作用させる伸び側背圧室と、該伸び側背圧室と前記伸び
側減衰弁の上流側のシリンダ室とを流路抵抗をもって連
通させる伸び上流側通路と、前記伸び側背圧室と前記伸
び側減衰弁の下流側のシリンダ室とを連通させる伸び下
流側通路と、該伸び下流側通路の通路面積を調整する伸
び側可変オリフィスとを備え、縮み側減衰力調整機構
は、縮み側通路の通路面積を調整する縮み側減衰弁と、
該縮み側減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を作用させる縮
み側背圧室と、該縮み側背圧室と前記縮み側減衰弁の上
流側のシリンダ室とを連通させる縮み上流側通路と、前
記縮み側背圧室と前記縮み側減衰弁の下流側のリザーバ
室とを連通させる縮み下流側通路と、該縮み下流側通路
の通路面積を調整する縮み側可変オリフィスとを備え、
さらに、前記ピストンは縮み行程時に前記他方のシリン
ダ室から前記一方のシリンダ室へのみ油液を流通させる
逆止弁を備えていることを特徴とする。
油圧緩衝器は、上記請求項2の構成に加えて、伸び側減
衰力調整機構は、伸び側通路の通路面積を調整する伸び
側減衰弁と、該伸び側減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を
作用させる伸び側背圧室と、該伸び側背圧室と前記伸び
側減衰弁の上流側のシリンダ室とを流路抵抗をもって連
通させる伸び上流側通路と、前記伸び側背圧室と前記伸
び側減衰弁の下流側のシリンダ室とを連通させる伸び下
流側通路と、該伸び下流側通路の通路面積を調整する伸
び側可変オリフィスとを備え、縮み側減衰力調整機構
は、縮み側通路の通路面積を調整する縮み側減衰弁と、
該縮み側減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を作用させる縮
み側背圧室と、該縮み側背圧室と前記縮み側減衰弁の上
流側のシリンダ室とを連通させる縮み上流側通路と、前
記縮み側背圧室と前記縮み側減衰弁の下流側のリザーバ
室とを連通させる縮み下流側通路と、該縮み下流側通路
の通路面積を調整する縮み側可変オリフィスとを備え、
さらに、前記ピストンは縮み行程時に前記他方のシリン
ダ室から前記一方のシリンダ室へのみ油液を流通させる
逆止弁を備えていることを特徴とする。
【0015】
【作用】このように構成したことにより、請求項1の減
衰力調整式油圧緩衝器は、ピストンロッドの伸縮にとも
なって伸び側通路または縮み側通路に生じる油液の流動
を制御して減衰力を発生させ、伸び側減衰力調整機構に
よって伸び側通路の通路面積を調整して伸び側の減衰力
を調整する。伸び側減衰調整機構は、シリンダの下方に
配置されているので、シリンダの側面部に突出しない。
衰力調整式油圧緩衝器は、ピストンロッドの伸縮にとも
なって伸び側通路または縮み側通路に生じる油液の流動
を制御して減衰力を発生させ、伸び側減衰力調整機構に
よって伸び側通路の通路面積を調整して伸び側の減衰力
を調整する。伸び側減衰調整機構は、シリンダの下方に
配置されているので、シリンダの側面部に突出しない。
【0016】請求項2の減衰力調整式油圧緩衝器は、上
記請求項1のものの作用に加えて、縮み側減衰力調整機
構によって縮み側通路の通路面積を調整して縮み側の減
衰力を調整する。縮み側減衰調整機構は、シリンダの下
方に配置されているので、シリンダの側面部に突出しな
い。
記請求項1のものの作用に加えて、縮み側減衰力調整機
構によって縮み側通路の通路面積を調整して縮み側の減
衰力を調整する。縮み側減衰調整機構は、シリンダの下
方に配置されているので、シリンダの側面部に突出しな
い。
【0017】請求項3の減衰力調整式油圧緩衝器は、上
記請求項1のものの作用に加えて、伸び側減衰力調整機
構では、油液が伸び側通路、並びに、伸び上流側通路、
伸び側背圧室および伸び下流側通路を流通して伸び側可
変オリフィスおよび伸び側減衰弁によって減衰力が発生
し、このとき、伸び側可変オリフィスの通路面積に応じ
てオリフィス特性が変化するともに、伸び側背圧室の内
圧の変化によって伸び側減衰弁の開弁特性が変化してバ
ルブ特性が変化する。
記請求項1のものの作用に加えて、伸び側減衰力調整機
構では、油液が伸び側通路、並びに、伸び上流側通路、
伸び側背圧室および伸び下流側通路を流通して伸び側可
変オリフィスおよび伸び側減衰弁によって減衰力が発生
し、このとき、伸び側可変オリフィスの通路面積に応じ
てオリフィス特性が変化するともに、伸び側背圧室の内
圧の変化によって伸び側減衰弁の開弁特性が変化してバ
ルブ特性が変化する。
【0018】請求項4の減衰力調整式油圧緩衝器は、上
記請求項2のものの作用に加えて、伸び側減衰力調整機
構では、油液が伸び側通路、並びに、伸び上流側通路、
伸び側背圧室および伸び下流側通路を流通して伸び側可
変オリフィスおよび伸び側減衰弁によって減衰力が発生
し、このとき、伸び側可変オリフィスの通路面積に応じ
てオリフィス特性が変化するともに、伸び側背圧室の内
圧の変化によって伸び側減衰弁の開弁特性が変化してバ
ルブ特性が変化する。また、縮み側減衰力調整機構で
は、油液が縮み側通路、並びに、縮み上流側通路、縮み
側背圧室および縮み下流側通路を流通して縮み側可変オ
リフィスおよび縮み側減衰弁によって減衰力が発生し、
このとき、縮み側可変オリフィスの通路面積に応じてオ
リフィス特性が変化するともに、縮み側背圧室の内圧の
変化によって縮み側減衰弁の開弁特性が変化してバルブ
特性が変化する。
記請求項2のものの作用に加えて、伸び側減衰力調整機
構では、油液が伸び側通路、並びに、伸び上流側通路、
伸び側背圧室および伸び下流側通路を流通して伸び側可
変オリフィスおよび伸び側減衰弁によって減衰力が発生
し、このとき、伸び側可変オリフィスの通路面積に応じ
てオリフィス特性が変化するともに、伸び側背圧室の内
圧の変化によって伸び側減衰弁の開弁特性が変化してバ
ルブ特性が変化する。また、縮み側減衰力調整機構で
は、油液が縮み側通路、並びに、縮み上流側通路、縮み
側背圧室および縮み下流側通路を流通して縮み側可変オ
リフィスおよび縮み側減衰弁によって減衰力が発生し、
このとき、縮み側可変オリフィスの通路面積に応じてオ
リフィス特性が変化するともに、縮み側背圧室の内圧の
変化によって縮み側減衰弁の開弁特性が変化してバルブ
特性が変化する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0020】第1実施例について図1ないし図4を用い
て説明する。図1に示すように、減衰力調整式油圧緩衝
器1は、シリンダ2の外周に内筒3を設け、さらに、そ
の外周に外筒4を設けた三重筒構造になっている。リン
ダ2と内筒3との間には、シリンダ2の側壁に設けられ
た通路5によってシリンダ2内の上部(後述するシリン
ダ上室2a)に連通される環状通路6(伸び側通路)が形
成され、シリンダ2の下方まで延ばされてる。内筒3と
外筒4との間には、リザーバ室7が形成されている。そ
して、シリンダ2内には油液が封入され、リザーバ室7
内には油液およびガスが封入されている。
て説明する。図1に示すように、減衰力調整式油圧緩衝
器1は、シリンダ2の外周に内筒3を設け、さらに、そ
の外周に外筒4を設けた三重筒構造になっている。リン
ダ2と内筒3との間には、シリンダ2の側壁に設けられ
た通路5によってシリンダ2内の上部(後述するシリン
ダ上室2a)に連通される環状通路6(伸び側通路)が形
成され、シリンダ2の下方まで延ばされてる。内筒3と
外筒4との間には、リザーバ室7が形成されている。そ
して、シリンダ2内には油液が封入され、リザーバ室7
内には油液およびガスが封入されている。
【0021】シリンダ2内には、ピストン8が摺動可能
に嵌装されており、このピストン8によってシリンダ2
内がシリンダ上室2aとシリンダ下室2bの2室に画成され
ている。ピストン8には、シリンダ2に挿入されたピス
トンロッド9の一端がナット10によって連結されてお
り、ピストンロッド9の他端側は、シリンダ2および外
筒4の上端部に装着されたロッドガイド11およびオイル
シール12に挿通されてシリンダ2の外部まで延ばされて
いる。
に嵌装されており、このピストン8によってシリンダ2
内がシリンダ上室2aとシリンダ下室2bの2室に画成され
ている。ピストン8には、シリンダ2に挿入されたピス
トンロッド9の一端がナット10によって連結されてお
り、ピストンロッド9の他端側は、シリンダ2および外
筒4の上端部に装着されたロッドガイド11およびオイル
シール12に挿通されてシリンダ2の外部まで延ばされて
いる。
【0022】ピストン8には、シリンダ上下室2a,2b間
を連通させる油液通路13およびこの油液通路13のシリン
ダ下室2b側からシリンダ上室2a側への油液の流通のみを
許容する逆止弁14が設けられている。
を連通させる油液通路13およびこの油液通路13のシリン
ダ下室2b側からシリンダ上室2a側への油液の流通のみを
許容する逆止弁14が設けられている。
【0023】外筒4内のシリンダ2の下方には、減衰力
調整機構15がシリンダ2と同心上に設けられている。減
衰力調整機構15は、その略有底円筒状のケース16の底部
の先端小径部がシリンダ2の下端部内に嵌合され、側面
の大径部が内筒3内に嵌合され、さらに、開口部に装着
された蓋部材17が外筒4の下端部に取付けられた有底筒
状のキャップ部材18内に嵌合されて固定されている。そ
して、ケース16によってシリンダ下室2bと環状通路6と
リザーバ室7とが区画されている。
調整機構15がシリンダ2と同心上に設けられている。減
衰力調整機構15は、その略有底円筒状のケース16の底部
の先端小径部がシリンダ2の下端部内に嵌合され、側面
の大径部が内筒3内に嵌合され、さらに、開口部に装着
された蓋部材17が外筒4の下端部に取付けられた有底筒
状のキャップ部材18内に嵌合されて固定されている。そ
して、ケース16によってシリンダ下室2bと環状通路6と
リザーバ室7とが区画されている。
【0024】蓋部材17には、回転アクチュエータ19(後
述)が取付けられており、回転アクチュエータ19は、キ
ャップ部材18内に収容されている。ここで、図2に示す
ように、蓋部材17の段部17a の軸方向端面がケース16の
端面に当接され、キャップ部材18の段部18a の軸方向端
面が蓋部材17の端面に当接されており、減衰力調整機構
15に作用する軸方向の荷重を蓋部材17からキャップ部材
18に直接作用させることによって、回転アクチュエータ
19に作用させないようになっている。
述)が取付けられており、回転アクチュエータ19は、キ
ャップ部材18内に収容されている。ここで、図2に示す
ように、蓋部材17の段部17a の軸方向端面がケース16の
端面に当接され、キャップ部材18の段部18a の軸方向端
面が蓋部材17の端面に当接されており、減衰力調整機構
15に作用する軸方向の荷重を蓋部材17からキャップ部材
18に直接作用させることによって、回転アクチュエータ
19に作用させないようになっている。
【0025】次に、図2を参照して減衰力調整機構15に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0026】図2に示すように、減衰力調整機構15は、
ケース16の内部に2つのバルブ部材20,21が嵌合され
て、ケース16内が3つの油室16a ,16b ,16c に区画さ
れている。バルブ部材20,21には、後述するディスクバ
ルブ22,23および環状の固定部材24,25が同心上に重ね
て設けられている。そして、これらは、略有底円筒状の
ガイド部材26が挿通され、その先端部にナット27が螺着
されて一体的に結合され、ガイド部材26の底部側が蓋部
材17に取付けられてケース16内に固定されている。
ケース16の内部に2つのバルブ部材20,21が嵌合され
て、ケース16内が3つの油室16a ,16b ,16c に区画さ
れている。バルブ部材20,21には、後述するディスクバ
ルブ22,23および環状の固定部材24,25が同心上に重ね
て設けられている。そして、これらは、略有底円筒状の
ガイド部材26が挿通され、その先端部にナット27が螺着
されて一体的に結合され、ガイド部材26の底部側が蓋部
材17に取付けられてケース16内に固定されている。
【0027】ケース16の底部には、油室16a と環状通路
6とを連通させる油液通路28が設けられている。また、
ケース16の側壁と内筒3との間に形成された室29a とシ
リンダ下室2bとを連通させる油液通路29(縮み側通路)
が設けられ、シリンダ2下方へ延ばされており、室29a
はケース16の側壁に設けられた通路30を介して油室16b
に連通されている。さらに、ケース16の側壁には、油室
16c とリザーバ室7とを連通させる油液通路31が設けら
れている。
6とを連通させる油液通路28が設けられている。また、
ケース16の側壁と内筒3との間に形成された室29a とシ
リンダ下室2bとを連通させる油液通路29(縮み側通路)
が設けられ、シリンダ2下方へ延ばされており、室29a
はケース16の側壁に設けられた通路30を介して油室16b
に連通されている。さらに、ケース16の側壁には、油室
16c とリザーバ室7とを連通させる油液通路31が設けら
れている。
【0028】バルブ部材20には、油室16a と油室16b と
を連通させる伸び側通路32およびディスクバルブ22(伸
び側減衰弁)が設けられている。ディスクバルブ22は、
伸び側通路32の油室16a 側の油液の圧力を受けて撓んで
開弁し、油室16b 側への油液の流通を許容して開度に応
じて減衰力を発生させるようになっている。ディスクバ
ルブ22の背面側には、固定部材24の外周部に摺動可能に
嵌合された環状の可動部材33が板ばね34の付勢によって
当接されており、ディスクバルブ22、固定部材24および
可動部材33によって伸び側背圧室35が形成されている。
を連通させる伸び側通路32およびディスクバルブ22(伸
び側減衰弁)が設けられている。ディスクバルブ22は、
伸び側通路32の油室16a 側の油液の圧力を受けて撓んで
開弁し、油室16b 側への油液の流通を許容して開度に応
じて減衰力を発生させるようになっている。ディスクバ
ルブ22の背面側には、固定部材24の外周部に摺動可能に
嵌合された環状の可動部材33が板ばね34の付勢によって
当接されており、ディスクバルブ22、固定部材24および
可動部材33によって伸び側背圧室35が形成されている。
【0029】バルブ部材21には、油室16b と油室16c と
を連通させる縮み側通路36およびディスクバルブ23(縮
み側減衰弁)が設けられている。ディスクバルブ23は、
縮み側通路36の油室16b 側の油液の圧力を受けて撓んで
開弁し、油室16c 側への油液の流通を許容して開度に応
じて減衰力を発生させるようになっている。ディスクバ
ルブ23の背面側には、固定部材25の外周部に摺動可能に
嵌合された環状の可動部材37が板ばね38の付勢によって
当接されており、ディスクバルブ23、固定部材25および
可動部材37によって縮み側背圧室39が形成されている。
を連通させる縮み側通路36およびディスクバルブ23(縮
み側減衰弁)が設けられている。ディスクバルブ23は、
縮み側通路36の油室16b 側の油液の圧力を受けて撓んで
開弁し、油室16c 側への油液の流通を許容して開度に応
じて減衰力を発生させるようになっている。ディスクバ
ルブ23の背面側には、固定部材25の外周部に摺動可能に
嵌合された環状の可動部材37が板ばね38の付勢によって
当接されており、ディスクバルブ23、固定部材25および
可動部材37によって縮み側背圧室39が形成されている。
【0030】さらに、バルブ部材21には、油室16b ,16
c 間を連通させる連通路40および連通路40の油室16c 側
から油室16b 側への油液の流通のみを許容する逆止弁41
が設けられている。図3に示すように、逆止弁41には、
内周側に孔41a が設けられており、縮み側通路36の流通
を常時確保できるようになっている。
c 間を連通させる連通路40および連通路40の油室16c 側
から油室16b 側への油液の流通のみを許容する逆止弁41
が設けられている。図3に示すように、逆止弁41には、
内周側に孔41a が設けられており、縮み側通路36の流通
を常時確保できるようになっている。
【0031】伸び側背圧室35は、ディスクバルブ22に設
けられて流路抵抗を与える固定オリフィス42(伸び上流
側通路)を介して油室16a 側すなわち上流側のシリンダ
室となるシリンダ上室2a側に連通されており、また、ガ
イド部材26の側壁に設けられた伸び下流側通路としての
ポート43,44(伸び側可変オリフィス)を介して油室16
b 側すなわち下流側のシリンダ室となるシリンダ下室2b
側に連通されている。縮み側背圧室54は、ディスクバル
ブ23に設けられて流路抵抗を与える固定オリフィス45
(縮み上流側通路)を介して油室16b 側すなわち上流側
のシリンダ室となるシリンダ下室2b側に連通されてお
り、また、ガイド部材43の側壁に設けられた縮み下流側
通路としてのポート46,47(縮み側可変オリフィス)を
介して油室16c 側すなわち下流側のリザーバ室7に連通
されている。
けられて流路抵抗を与える固定オリフィス42(伸び上流
側通路)を介して油室16a 側すなわち上流側のシリンダ
室となるシリンダ上室2a側に連通されており、また、ガ
イド部材26の側壁に設けられた伸び下流側通路としての
ポート43,44(伸び側可変オリフィス)を介して油室16
b 側すなわち下流側のシリンダ室となるシリンダ下室2b
側に連通されている。縮み側背圧室54は、ディスクバル
ブ23に設けられて流路抵抗を与える固定オリフィス45
(縮み上流側通路)を介して油室16b 側すなわち上流側
のシリンダ室となるシリンダ下室2b側に連通されてお
り、また、ガイド部材43の側壁に設けられた縮み下流側
通路としてのポート46,47(縮み側可変オリフィス)を
介して油室16c 側すなわち下流側のリザーバ室7に連通
されている。
【0032】ガイド部材26内には、有底円筒状のシャッ
タ48が回転可能に嵌装されている。図4に示すように、
シャッタ48の側壁には、ガイド部材26のポート43,44お
よびポート46,47のそれぞれに対応させて連通溝49,50
が設けられている。そして、ポート43,44間およびポー
ト46,47間がそれぞれ連通溝49,50を介して連通されて
おり、シャッタ48の回転によってそれぞれの連通路面積
を調整できるようになっている。ここで、連通溝49と連
通溝50とは、シャッタ48の中心に対して異なる角度で配
置されており、伸び側可変オリフィスであるポート43,
44間と縮み側可変オリフィスであるポート46,47間の連
通路面積が、一方が大のとき他方が小となり、一方が小
のとき他方が大となるように配置されている。
タ48が回転可能に嵌装されている。図4に示すように、
シャッタ48の側壁には、ガイド部材26のポート43,44お
よびポート46,47のそれぞれに対応させて連通溝49,50
が設けられている。そして、ポート43,44間およびポー
ト46,47間がそれぞれ連通溝49,50を介して連通されて
おり、シャッタ48の回転によってそれぞれの連通路面積
を調整できるようになっている。ここで、連通溝49と連
通溝50とは、シャッタ48の中心に対して異なる角度で配
置されており、伸び側可変オリフィスであるポート43,
44間と縮み側可変オリフィスであるポート46,47間の連
通路面積が、一方が大のとき他方が小となり、一方が小
のとき他方が大となるように配置されている。
【0033】シャッタ48の底部には、操作軸51が結合さ
れ、操作軸51はガイド部材26の底部に挿通されて回転ア
クチュエータ19の作動軸52にジョイント53によって連結
されている。そして、回転アクチュエータ19によってシ
ャッタ48を所望の回転位置に位置決めできるようになっ
ている。
れ、操作軸51はガイド部材26の底部に挿通されて回転ア
クチュエータ19の作動軸52にジョイント53によって連結
されている。そして、回転アクチュエータ19によってシ
ャッタ48を所望の回転位置に位置決めできるようになっ
ている。
【0034】そして、減衰力調整式油圧緩衝器1は、ピ
ストンロッド9側を懸架装置のばね上(車体側)に連結
し、外筒4に結合されたキャップ部材18側をばね下(車
輪側)に連結して車両に装着される。
ストンロッド9側を懸架装置のばね上(車体側)に連結
し、外筒4に結合されたキャップ部材18側をばね下(車
輪側)に連結して車両に装着される。
【0035】以上のように構成した第1実施例の作用に
ついて次に説明する。
ついて次に説明する。
【0036】ピストンロッド9の伸び行程時には、ピス
トン5の移動により逆止弁14が閉じてシリンダ上室2a側
の油液が加圧され、通路5、環状通路6を通って減衰力
調整機構15の油液通路28へ流れ、油室16a 、伸び側通路
32、固定オリフィス42、伸び側背圧室35、ポート43、連
通溝49、ポート44、油室16b 、通路30、室29a および油
液通路29を通ってシリンダ下室2bへ流れる。このとき、
シリンダ上室2a側の圧力が開弁圧に達してディスクバル
ブ22が開くと、油液が伸び側通路32から油室16b へ直接
流れる。一方、ピストンロッド9の伸長にともなってピ
ストンロッド9がシリンダ2内から退出した分の油液
が、ガスの膨張によってリザーバ室4から通路31、油室
16c を通って連通路40へ流れ、逆止弁41を開いて油室2b
へ流入することによりシリンダ下室2b側へ補給される。
トン5の移動により逆止弁14が閉じてシリンダ上室2a側
の油液が加圧され、通路5、環状通路6を通って減衰力
調整機構15の油液通路28へ流れ、油室16a 、伸び側通路
32、固定オリフィス42、伸び側背圧室35、ポート43、連
通溝49、ポート44、油室16b 、通路30、室29a および油
液通路29を通ってシリンダ下室2bへ流れる。このとき、
シリンダ上室2a側の圧力が開弁圧に達してディスクバル
ブ22が開くと、油液が伸び側通路32から油室16b へ直接
流れる。一方、ピストンロッド9の伸長にともなってピ
ストンロッド9がシリンダ2内から退出した分の油液
が、ガスの膨張によってリザーバ室4から通路31、油室
16c を通って連通路40へ流れ、逆止弁41を開いて油室2b
へ流入することによりシリンダ下室2b側へ補給される。
【0037】よって、ピストン速度が小さくディスクバ
ルブ22の開弁前においては、ポート43,44間の通路面積
に応じてオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速
度が大きくなり、シリンダ上室1a側の圧力が上昇してデ
ィスクバルブ22が開弁すると、その開度に応じてバルブ
特性の減衰力が発生する。そして、回転アクチュエータ
19によってシャッタ48を回転させてポート43,44間の連
通路面積を変化させることにより、減衰力特性を調整す
ることができる。
ルブ22の開弁前においては、ポート43,44間の通路面積
に応じてオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速
度が大きくなり、シリンダ上室1a側の圧力が上昇してデ
ィスクバルブ22が開弁すると、その開度に応じてバルブ
特性の減衰力が発生する。そして、回転アクチュエータ
19によってシャッタ48を回転させてポート43,44間の連
通路面積を変化させることにより、減衰力特性を調整す
ることができる。
【0038】この場合、ポート43,44間の連通路面積が
小さいほど、その圧力損失が大きく伸び側背圧室35内の
圧力が高くなり、この圧力がディスクバルブ22の閉弁方
向に作用するので、ディスクバルブ22の開弁圧力も高く
なる。したがって、シャッタ48を回転させてポート43,
44間の連通路面積を変化させることにより、オリフィス
特性およびバルブ特性が同時に変化するので、ピストン
速度の低速域から高速域まで大きく減衰力を変化させる
ことができ、減衰力特性の調整範囲を広くすることがで
きる。
小さいほど、その圧力損失が大きく伸び側背圧室35内の
圧力が高くなり、この圧力がディスクバルブ22の閉弁方
向に作用するので、ディスクバルブ22の開弁圧力も高く
なる。したがって、シャッタ48を回転させてポート43,
44間の連通路面積を変化させることにより、オリフィス
特性およびバルブ特性が同時に変化するので、ピストン
速度の低速域から高速域まで大きく減衰力を変化させる
ことができ、減衰力特性の調整範囲を広くすることがで
きる。
【0039】また、縮み行程時には、ピストン8の移動
により、逆止弁14が開いてシリンダ下室2bの油液が油液
通路13を通ってシリンダ上室2aへ直接流入するので、シ
リンダ上下室2a,2bは同圧となり、減衰力調整機構15の
伸び側通路32では油液の流れが生じない。
により、逆止弁14が開いてシリンダ下室2bの油液が油液
通路13を通ってシリンダ上室2aへ直接流入するので、シ
リンダ上下室2a,2bは同圧となり、減衰力調整機構15の
伸び側通路32では油液の流れが生じない。
【0040】一方、ピストンロッド9の短縮にともない
シリンダ2内へのピストンロッド9の侵入分の油液が加
圧されて、シリンダ下室2bから、減衰力調整機構15の油
液通路29、室29a および通路30を通って油室16b へ流
れ、逆止弁41が閉じて、縮み側通路36、固定オリフィス
45、縮み側背圧室39、ポート46、連通溝50、油室16c お
よび通路31を通り、リザーバ室7へ流れる。このとき、
シリンダ上下室2a,2b側の圧力が開弁圧に達してディス
クバルブ23が開くと油液が縮み側通路36から油室16c へ
直接流れる。
シリンダ2内へのピストンロッド9の侵入分の油液が加
圧されて、シリンダ下室2bから、減衰力調整機構15の油
液通路29、室29a および通路30を通って油室16b へ流
れ、逆止弁41が閉じて、縮み側通路36、固定オリフィス
45、縮み側背圧室39、ポート46、連通溝50、油室16c お
よび通路31を通り、リザーバ室7へ流れる。このとき、
シリンダ上下室2a,2b側の圧力が開弁圧に達してディス
クバルブ23が開くと油液が縮み側通路36から油室16c へ
直接流れる。
【0041】よって、上記伸び行程時と同様に、ピスト
ン速度が小さくディスクバルブ23の開弁前においては、
ポート46,47間の連通路面積に応じてオリフィス特性の
減衰力が発生し、ピストン速度が大きくなり、シリンダ
上下室2a,2b側の圧力が上昇してディスクバルブ23が開
弁すると、その開度に応じてバルブ特性の減衰力が発生
する。そして、回転アクチュエータ19によってシャッタ
48を回転させてポート46,47間の連通路面積を変化させ
ることにより、減衰力特性を調整することができる。
ン速度が小さくディスクバルブ23の開弁前においては、
ポート46,47間の連通路面積に応じてオリフィス特性の
減衰力が発生し、ピストン速度が大きくなり、シリンダ
上下室2a,2b側の圧力が上昇してディスクバルブ23が開
弁すると、その開度に応じてバルブ特性の減衰力が発生
する。そして、回転アクチュエータ19によってシャッタ
48を回転させてポート46,47間の連通路面積を変化させ
ることにより、減衰力特性を調整することができる。
【0042】この場合、ポート46,47間の連通路面積が
小さいほど、その圧力損失が大きく縮み側背圧室39内の
圧力が高くなり、この圧力がディスクバルブ23の閉弁方
向に作用するので、ディスクバルブ23の開弁圧力も高く
なる。したがって、シャッタ48を回転させてポート46,
47間の連通路面積を変化させることにより、オリフィス
特性およびバルブ特性が同時に変化するので、ピストン
速度の低速域から高速域まで大きく減衰力を変化させる
ことができ、減衰力特性の調整範囲を広くすることがで
きる。
小さいほど、その圧力損失が大きく縮み側背圧室39内の
圧力が高くなり、この圧力がディスクバルブ23の閉弁方
向に作用するので、ディスクバルブ23の開弁圧力も高く
なる。したがって、シャッタ48を回転させてポート46,
47間の連通路面積を変化させることにより、オリフィス
特性およびバルブ特性が同時に変化するので、ピストン
速度の低速域から高速域まで大きく減衰力を変化させる
ことができ、減衰力特性の調整範囲を広くすることがで
きる。
【0043】そして、シャッタ48の回転によって、伸び
側のポート43,44間および縮み側のポート46,47間の連
通路面積をそれぞれ変化させることにより、伸び側と縮
み側とで独立した減衰力特性を得ることができる。本実
施例では、シャッタ48の回転位置に応じて、伸び側のポ
ート43,44間と縮み側のポート46,47間の通路面積が、
一方が大のとき他方が小となり、一方が小のとき他方が
大となるので、伸び側と縮み側とで大小異なる種類の減
衰力特性の組合せ(例えば、伸び側ハードで縮み側ソフ
ト、または、伸び側ソフトで縮み側ハードの組合せ)を
設定することができる。
側のポート43,44間および縮み側のポート46,47間の連
通路面積をそれぞれ変化させることにより、伸び側と縮
み側とで独立した減衰力特性を得ることができる。本実
施例では、シャッタ48の回転位置に応じて、伸び側のポ
ート43,44間と縮み側のポート46,47間の通路面積が、
一方が大のとき他方が小となり、一方が小のとき他方が
大となるので、伸び側と縮み側とで大小異なる種類の減
衰力特性の組合せ(例えば、伸び側ハードで縮み側ソフ
ト、または、伸び側ソフトで縮み側ハードの組合せ)を
設定することができる。
【0044】また、ピストンロッド9の縮み行程時に
は、逆止弁14によりシリンダ上下室2a,2b間に流通抵抗
を作用させないようにしているので、シリンダ上室2a内
が負圧となることがなく、安定した減衰力を得ることが
でき、減衰力特性の設定範囲を広くすることができる。
は、逆止弁14によりシリンダ上下室2a,2b間に流通抵抗
を作用させないようにしているので、シリンダ上室2a内
が負圧となることがなく、安定した減衰力を得ることが
でき、減衰力特性の設定範囲を広くすることができる。
【0045】さらに、減衰力調整機構15は、シリンダ2
の下部に同心上に配置され、外筒4内に収納されている
ので、シリンダ2の側面部に突出することがなく、車両
への取付スペース上の制約が小さくなる。また、減衰力
調整機構15の軸方向に作用する荷重を蓋部材17からキャ
ップ部材18に直接作用させて、回転アクチュエータ19に
作用させないようにしているので、回転アクチュエータ
19のケースの強度が小さくてすみ、回転アクチュエータ
19の小型軽量化を図ることができる。
の下部に同心上に配置され、外筒4内に収納されている
ので、シリンダ2の側面部に突出することがなく、車両
への取付スペース上の制約が小さくなる。また、減衰力
調整機構15の軸方向に作用する荷重を蓋部材17からキャ
ップ部材18に直接作用させて、回転アクチュエータ19に
作用させないようにしているので、回転アクチュエータ
19のケースの強度が小さくてすみ、回転アクチュエータ
19の小型軽量化を図ることができる。
【0046】次に、本発明の第2実施例について図5を
用いて説明する。なお、第2実施例は、上記第1実施例
に対して、減衰力調整機構のシャッタおよびアクチュエ
ータの構造が異なる以外は概略同様の構成であるから、
以下、上記第1実施例のものと同様の部材には同一の番
号を付して異なる部分についてのみ詳細に説明する。
用いて説明する。なお、第2実施例は、上記第1実施例
に対して、減衰力調整機構のシャッタおよびアクチュエ
ータの構造が異なる以外は概略同様の構成であるから、
以下、上記第1実施例のものと同様の部材には同一の番
号を付して異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0047】図5に示すように、第2実施例に係る減衰
力調整式油圧緩衝器1の減衰力調整機構54では、ガイド
部材26にスプール55が摺動可能に嵌装されており、ケー
ス16の開後部に嵌合された蓋部材56には比例ソレノイド
アクチュエータ57が取り付けられている。
力調整式油圧緩衝器1の減衰力調整機構54では、ガイド
部材26にスプール55が摺動可能に嵌装されており、ケー
ス16の開後部に嵌合された蓋部材56には比例ソレノイド
アクチュエータ57が取り付けられている。
【0048】スプール55には、ガイド部材26の伸び側の
ポート43,44間を連通させる流路58および縮み側のポー
ト46,47間を連通させる流路59が設けられている。そし
て、スプール55の移動によって、流路58は、上流側のポ
ート43とは常時一定の通路面積で連通し、下流側のポー
ト44との連通路面積を調整するようになっており、ま
た、流路59は、上流側のポート46との連通路面積を調整
し、下流側のポート47とは常時一定の通路面積で連通す
るようになっている。したがって、伸び側のポート44と
縮み側のポート46とは、スプール55の位置に応じて、一
方の連通路面積が大のとき他方の連通路面積が小とな
り、一方の連通路面積が小のとき他方の連通路面積が大
となる。
ポート43,44間を連通させる流路58および縮み側のポー
ト46,47間を連通させる流路59が設けられている。そし
て、スプール55の移動によって、流路58は、上流側のポ
ート43とは常時一定の通路面積で連通し、下流側のポー
ト44との連通路面積を調整するようになっており、ま
た、流路59は、上流側のポート46との連通路面積を調整
し、下流側のポート47とは常時一定の通路面積で連通す
るようになっている。したがって、伸び側のポート44と
縮み側のポート46とは、スプール55の位置に応じて、一
方の連通路面積が大のとき他方の連通路面積が小とな
り、一方の連通路面積が小のとき他方の連通路面積が大
となる。
【0049】そして、スプール55は、ばね60によって一
方(図5において上方)へ付勢されており、比例ソレノ
イドアクチュエータ57によって、ばね60の付勢力に抗し
て移動させて、その推力に応じて位置決めすることによ
り、ポート44およびポート46の連通路面積を調整できる
ようになっている。ガイド部材26には、スプール55の移
動にともなって油液を流動させることによって、スプー
ル55の移動に適度な減衰力を作用させる絞り通路61が設
けられている。なお、図5中、62はソレノイド、63はソ
レノイドケース、64はリテーナ、65はばね60の初期荷重
を調整する調整ねじ、66はスプール55の変位量を規制す
るストッパである。
方(図5において上方)へ付勢されており、比例ソレノ
イドアクチュエータ57によって、ばね60の付勢力に抗し
て移動させて、その推力に応じて位置決めすることによ
り、ポート44およびポート46の連通路面積を調整できる
ようになっている。ガイド部材26には、スプール55の移
動にともなって油液を流動させることによって、スプー
ル55の移動に適度な減衰力を作用させる絞り通路61が設
けられている。なお、図5中、62はソレノイド、63はソ
レノイドケース、64はリテーナ、65はばね60の初期荷重
を調整する調整ねじ、66はスプール55の変位量を規制す
るストッパである。
【0050】この構成により、ソレノイド62への通電に
より、通電電流に応じてスプール55を移動させ、ポート
44およびポート46のそれぞれの連通路面積を変化させる
ことによって、伸び側および縮み側の減衰力特性を調整
することができ、上記第1実施例と同様の効果を奏する
ことができる。
より、通電電流に応じてスプール55を移動させ、ポート
44およびポート46のそれぞれの連通路面積を変化させる
ことによって、伸び側および縮み側の減衰力特性を調整
することができ、上記第1実施例と同様の効果を奏する
ことができる。
【0051】また、ピストンロッド9のストロークにと
もなって減衰力調整機構54に軸方向の振動が生じた場合
でも、絞り通路61によってスプール55の移動を適度に緩
衝しているので、スプール55の移動に対する振動の影響
を充分小さくすることができ、安定した減衰力特性を得
ることができる。
もなって減衰力調整機構54に軸方向の振動が生じた場合
でも、絞り通路61によってスプール55の移動を適度に緩
衝しているので、スプール55の移動に対する振動の影響
を充分小さくすることができ、安定した減衰力特性を得
ることができる。
【0052】次に本発明の第3実施例について図6を用
いて説明する。なお、第3実施例は、上記第2実施例に
対して、ソレノイドアクチュエータの構造が異なる以外
は概略同様の構成であるから、以下、上記第2実施例の
ものと同様の部材には同一の番号を付して異なる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
いて説明する。なお、第3実施例は、上記第2実施例に
対して、ソレノイドアクチュエータの構造が異なる以外
は概略同様の構成であるから、以下、上記第2実施例の
ものと同様の部材には同一の番号を付して異なる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0053】図6に示すように、第3実施例に係る減衰
力調整式油圧緩衝器の減衰力調整機構67では、第2実施
例のソレノイドケース63が省略されており、ソレノイド
68がキャップ部材18に直接嵌合されている。また、キャ
ップ部材18は磁性体であり、蓋部材56およびリテーナ64
に当接されて、これらとともにソレノイド68が発生する
磁界の磁路Aを形成している。なお、第3実施例では、
第2実施例の調整ねじ65は省略されている。
力調整式油圧緩衝器の減衰力調整機構67では、第2実施
例のソレノイドケース63が省略されており、ソレノイド
68がキャップ部材18に直接嵌合されている。また、キャ
ップ部材18は磁性体であり、蓋部材56およびリテーナ64
に当接されて、これらとともにソレノイド68が発生する
磁界の磁路Aを形成している。なお、第3実施例では、
第2実施例の調整ねじ65は省略されている。
【0054】この構成により、キャップ部材18によって
磁路Aを構成するようにしたので、図5に示す第2実施
例のソレノイドケース63を省略することができ、減衰力
調整式油圧緩衝器をより小型化することができる。
磁路Aを構成するようにしたので、図5に示す第2実施
例のソレノイドケース63を省略することができ、減衰力
調整式油圧緩衝器をより小型化することができる。
【0055】次に図7を用いて上記第3実施例の変形例
について説明する。図7に示すように、キャップ部材18
の底部とリテーナ64との間に設けた空隙69に磁性流体70
を封入して、蓋部材56、キャップ部材18、磁性流体69お
よびリテーナ64によって磁路Bを形成するように構成す
ることもできる。このようにした場合、空隙69によって
蓋部材56、ソレノイド68、リテーナ64およびキャップ部
材18の軸方向の寸法誤差を吸収して、これらの間に隙間
が生じて磁路が遮断されるのを確実に防止することがで
きる。また、ソレノイド68がキャップ部材18から直接荷
重を受けることがない。なお、磁性流体70の代わりに磁
性粉体または弾性を有する磁性体を用いることもでき
る。
について説明する。図7に示すように、キャップ部材18
の底部とリテーナ64との間に設けた空隙69に磁性流体70
を封入して、蓋部材56、キャップ部材18、磁性流体69お
よびリテーナ64によって磁路Bを形成するように構成す
ることもできる。このようにした場合、空隙69によって
蓋部材56、ソレノイド68、リテーナ64およびキャップ部
材18の軸方向の寸法誤差を吸収して、これらの間に隙間
が生じて磁路が遮断されるのを確実に防止することがで
きる。また、ソレノイド68がキャップ部材18から直接荷
重を受けることがない。なお、磁性流体70の代わりに磁
性粉体または弾性を有する磁性体を用いることもでき
る。
【0056】次に、本発明の第4実施例について図8を
用いて説明する。なお、第4実施例は、図5に示す第2
実施例に対して減衰力調整機構の構造が異なる以外は概
略同様の構成であるから、以下、上記第2実施例のもの
と同様の部材には同一の番号を付して異なる部分につい
てのみ詳細に説明する。
用いて説明する。なお、第4実施例は、図5に示す第2
実施例に対して減衰力調整機構の構造が異なる以外は概
略同様の構成であるから、以下、上記第2実施例のもの
と同様の部材には同一の番号を付して異なる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【0057】図8に示すように、第4実施例の減衰力調
整式油圧緩衝器の減衰力調整機構71は、シリンダ2の下
端部内に嵌合される小径部を有する円筒状のケース72
と、内筒3内に嵌合されるケース72よりもやや大径の円
筒状のケース73とが結合され、ケース72,73の内部に2
つのバルブ部材74,75と1つの仕切部材76とが嵌合され
ており、これらによってケース72,73内が4つの油室77
a ,77b ,77c ,77d に区画されている。バルブ部材7
4,75には、ディスクバルブ78,79および環状の固定部
材80,81が同心上に重ねて設けられており、これらは、
略円筒状のガイド部材82が挿通され、その一端部にナッ
ト83が螺着されて一体的に結合されている。そして、ガ
イド部材82の他端部が蓋部材84に取付けられ、蓋部材84
がケース74の開口部に嵌合されてケース72,73内で固定
されている。
整式油圧緩衝器の減衰力調整機構71は、シリンダ2の下
端部内に嵌合される小径部を有する円筒状のケース72
と、内筒3内に嵌合されるケース72よりもやや大径の円
筒状のケース73とが結合され、ケース72,73の内部に2
つのバルブ部材74,75と1つの仕切部材76とが嵌合され
ており、これらによってケース72,73内が4つの油室77
a ,77b ,77c ,77d に区画されている。バルブ部材7
4,75には、ディスクバルブ78,79および環状の固定部
材80,81が同心上に重ねて設けられており、これらは、
略円筒状のガイド部材82が挿通され、その一端部にナッ
ト83が螺着されて一体的に結合されている。そして、ガ
イド部材82の他端部が蓋部材84に取付けられ、蓋部材84
がケース74の開口部に嵌合されてケース72,73内で固定
されている。
【0058】油室77a は、ケース72の一端開口部72a を
介してシリンダ下室2bに直接連通されている。油室77b
は、ケース72とケース73との結合部側壁に設けられた油
液通路85を介して環状通路6に連通されている。油室77
c は、バルブ部材74および仕切部材76に設けられ、これ
らの組付け状態において互いに連通する油液通路86,87
を介して油室77a に連通されている。また、油室77d
は、ケース73の側壁に設けられた油液通路88を介してリ
ザーバ室4に連通されている。
介してシリンダ下室2bに直接連通されている。油室77b
は、ケース72とケース73との結合部側壁に設けられた油
液通路85を介して環状通路6に連通されている。油室77
c は、バルブ部材74および仕切部材76に設けられ、これ
らの組付け状態において互いに連通する油液通路86,87
を介して油室77a に連通されている。また、油室77d
は、ケース73の側壁に設けられた油液通路88を介してリ
ザーバ室4に連通されている。
【0059】バルブ部材74には、油室77b と油室77a と
を連通させる伸び側通路89が設けられ、伸び側通路89に
は、ディスクバルブ78(伸び側減衰弁)およびこのディ
スクバルブ78よりも所期設定開弁圧の低いサブディスク
バルブ90が設けられている。ディスクバルブ78およびサ
ブディスクバルブ90は、伸び側油液通路89の油室77b側
の圧力を受けて撓んで開弁し、油室77a 側への油液の流
通を許容してその開度に応じて減衰力を発生するように
なっている。ディスクバルブ78の背面側には、固定部材
80の外周部に摺動可能に嵌合された環状の可動部材91が
ばね92の付勢によって当接されており、ディスクバルブ
78、固定部材80および可動部材91によって伸び側背圧室
93が形成されている。図中、94はばね受けである。
を連通させる伸び側通路89が設けられ、伸び側通路89に
は、ディスクバルブ78(伸び側減衰弁)およびこのディ
スクバルブ78よりも所期設定開弁圧の低いサブディスク
バルブ90が設けられている。ディスクバルブ78およびサ
ブディスクバルブ90は、伸び側油液通路89の油室77b側
の圧力を受けて撓んで開弁し、油室77a 側への油液の流
通を許容してその開度に応じて減衰力を発生するように
なっている。ディスクバルブ78の背面側には、固定部材
80の外周部に摺動可能に嵌合された環状の可動部材91が
ばね92の付勢によって当接されており、ディスクバルブ
78、固定部材80および可動部材91によって伸び側背圧室
93が形成されている。図中、94はばね受けである。
【0060】バルブ部材75には、油室77c と油室77d と
を連通させる縮み側通路95が設けられ、縮み側油液通路
95には、ディスクバルブ79(縮み側減衰弁)およびこの
ディスクバルブ79よりも所期設定開弁圧の低いサブディ
スクバルブ96が設けられている。ディスクバルブ79およ
びサブディスクバルブ96は、縮み側油液通路95の油室77
c 側の圧力を受けて撓んで開弁し、油室77d 側への油液
の流通を許容してその開度に応じて減衰力を発生するよ
うになっている。ディスクバルブ79の背面側には、固定
部材81の外周部に摺動可能に嵌合された環状の可動部材
97がばね98の付勢によって当接されており、ディスクバ
ルブ79、固定部材81および可動部材97によって伸び側背
圧室99が形成されている。図中、100 はばね受けであ
る。
を連通させる縮み側通路95が設けられ、縮み側油液通路
95には、ディスクバルブ79(縮み側減衰弁)およびこの
ディスクバルブ79よりも所期設定開弁圧の低いサブディ
スクバルブ96が設けられている。ディスクバルブ79およ
びサブディスクバルブ96は、縮み側油液通路95の油室77
c 側の圧力を受けて撓んで開弁し、油室77d 側への油液
の流通を許容してその開度に応じて減衰力を発生するよ
うになっている。ディスクバルブ79の背面側には、固定
部材81の外周部に摺動可能に嵌合された環状の可動部材
97がばね98の付勢によって当接されており、ディスクバ
ルブ79、固定部材81および可動部材97によって伸び側背
圧室99が形成されている。図中、100 はばね受けであ
る。
【0061】さらに、バルブ部材75には、油室76c ,77
d 間を連通させる連通路101 および連通路 101の油室77
d 側から油室77c 側への油液の流通のみを許容する逆止
弁 102が設けられている。図3に示す逆止弁41と同様
に、逆止弁102 には、内周側に孔 102a が設けられてお
り、縮み側通路95の流通を常時確保できるようになって
いる。
d 間を連通させる連通路101 および連通路 101の油室77
d 側から油室77c 側への油液の流通のみを許容する逆止
弁 102が設けられている。図3に示す逆止弁41と同様
に、逆止弁102 には、内周側に孔 102a が設けられてお
り、縮み側通路95の流通を常時確保できるようになって
いる。
【0062】伸び側背圧室93は、ディスクバルブ78に設
けられて流路抵抗を与える固定オリフィス 103(伸び上
流側通路)を介して油室77b 側すなわち環状通路6を介
して伸び行程時に上流側のシリンダ室となるシリンダ上
室2a側に連通されており、また、ガイド部材82の側壁に
設けられた伸び下流側通路としてのポート 104,105
(伸び側可変オリフィス)を介して油室77c 側すなわち
油液通路86,87および油室77a を介して下流側のシリン
ダ室となるシリンダ下室2b側に連通されている。縮み側
背圧室99は、ディスクバルブ79に設けられて流路抵抗を
与える固定オリフィス 106(縮み上流側通路)を介して
油室77c 側すなわち油液通路86,87および油室77a を介
して縮み行程時に上流側のシリンダ室となるシリンダ下
室2b側に連通されており、また、ガイド部材82の側壁に
設けられた縮み下流側通路としてのポート 107, 108
(縮み側可変オリフィス)を介して油室77d 側すなわち
下流側のリザーバ室7に連通されている。
けられて流路抵抗を与える固定オリフィス 103(伸び上
流側通路)を介して油室77b 側すなわち環状通路6を介
して伸び行程時に上流側のシリンダ室となるシリンダ上
室2a側に連通されており、また、ガイド部材82の側壁に
設けられた伸び下流側通路としてのポート 104,105
(伸び側可変オリフィス)を介して油室77c 側すなわち
油液通路86,87および油室77a を介して下流側のシリン
ダ室となるシリンダ下室2b側に連通されている。縮み側
背圧室99は、ディスクバルブ79に設けられて流路抵抗を
与える固定オリフィス 106(縮み上流側通路)を介して
油室77c 側すなわち油液通路86,87および油室77a を介
して縮み行程時に上流側のシリンダ室となるシリンダ下
室2b側に連通されており、また、ガイド部材82の側壁に
設けられた縮み下流側通路としてのポート 107, 108
(縮み側可変オリフィス)を介して油室77d 側すなわち
下流側のリザーバ室7に連通されている。
【0063】ガイド部材82には、スプール 109が摺動可
能に嵌装されている。スプール 109には、ガイド部材82
の伸び側のポート 104, 105間を連通させる流路 110お
よび縮み側のポート 107, 108間を連通させる流路 111
が設けられている。そして、スプール 109の移動によっ
て、流路 110は、上流側のポート 104とは常時一定の通
路面積で連通し、下流側のポート 105との連通路面積を
調整するようになっており、また、流路 111は、上流側
のポート 107との連通路面積を調整し、下流側のポート
108とは常時一定の通路面積で連通するようになってい
る。したがって、伸び側のポート 105と縮み側のポート
107とは、スプール 109の位置に応じて、一方の連通路
面積が大のとき他方の連通路面積が小となり、一方の連
通路面積が小のとき他方の連通路面積が大となる。
能に嵌装されている。スプール 109には、ガイド部材82
の伸び側のポート 104, 105間を連通させる流路 110お
よび縮み側のポート 107, 108間を連通させる流路 111
が設けられている。そして、スプール 109の移動によっ
て、流路 110は、上流側のポート 104とは常時一定の通
路面積で連通し、下流側のポート 105との連通路面積を
調整するようになっており、また、流路 111は、上流側
のポート 107との連通路面積を調整し、下流側のポート
108とは常時一定の通路面積で連通するようになってい
る。したがって、伸び側のポート 105と縮み側のポート
107とは、スプール 109の位置に応じて、一方の連通路
面積が大のとき他方の連通路面積が小となり、一方の連
通路面積が小のとき他方の連通路面積が大となる。
【0064】スプール 109は、蓋部材84に取付けられた
比例ソレノイドアクチュエータ 112のプランジャ 113に
連結されている。そして、スプール 109およびプランジ
ャ 113は、ばね 114によって一方(図8において上方)
へ付勢されており、ソレノイド 115への通電によってば
ね 114の付勢力に抗して移動させて、その推力に応じて
スプール 109を位置決めすることにより、ポート 105お
よびポート 107の連通路面積を調整できるようになって
いる。
比例ソレノイドアクチュエータ 112のプランジャ 113に
連結されている。そして、スプール 109およびプランジ
ャ 113は、ばね 114によって一方(図8において上方)
へ付勢されており、ソレノイド 115への通電によってば
ね 114の付勢力に抗して移動させて、その推力に応じて
スプール 109を位置決めすることにより、ポート 105お
よびポート 107の連通路面積を調整できるようになって
いる。
【0065】ガイド部材82には、油室77d と油室 116と
を連通させ、スプール 109およびプランジャ 113の移動
にともなうこれらの室間の油液を流通を絞ってスプール
109およびプランジャ 113の移動に適度な減衰力を作用
させる絞り通路 117が設けられている。また、スプール
109には、ガイド部材82内のスプールの一端側の室 118
と流路 111とを連通させる通路 119およびスプール 109
の移動にともなう通路119の油液を流通を絞ってスプー
ル 109の移動に適度な減衰力を作用させる絞り120が設
けられている。なお、図8中、 121はソレノイドケー
ス、 122はリテーナ、 123はばね 114の初期荷重を調整
する調整ねじ、 123はスプール 109の変位量を規制する
ストッパである。
を連通させ、スプール 109およびプランジャ 113の移動
にともなうこれらの室間の油液を流通を絞ってスプール
109およびプランジャ 113の移動に適度な減衰力を作用
させる絞り通路 117が設けられている。また、スプール
109には、ガイド部材82内のスプールの一端側の室 118
と流路 111とを連通させる通路 119およびスプール 109
の移動にともなう通路119の油液を流通を絞ってスプー
ル 109の移動に適度な減衰力を作用させる絞り120が設
けられている。なお、図8中、 121はソレノイドケー
ス、 122はリテーナ、 123はばね 114の初期荷重を調整
する調整ねじ、 123はスプール 109の変位量を規制する
ストッパである。
【0066】以上のように構成した第4実施例の作用に
ついて次に説明する。
ついて次に説明する。
【0067】伸び行程時には、シリンダ上室2a側の油液
が環状通路6を通って減衰力調整機構71の油液通路85を
介して油室77b へ流入し、サブディスクバルブ90の開弁
圧よりも高い圧力になると、サブディスクバルブ90が開
弁し、伸び側通路89、固定オリフィス 103、伸び側背圧
室93、ポート 104、流路 110、ポート 105、油室77c、
通路87,86、油室77a および開口部72a を通ってシリン
ダ下室2bへ流れる。このとき、シリンダ上室2a側の圧力
がさらに高くなり、ディスクバルブ78の開弁圧に達して
ディスクバルブ78が開くと、油液が伸び側通路89から油
室77a へ直接流れる。一方、ピストンロッド9の退出分
の油液がリザーバ室4から油液通路88、油室77d 、油液
通路 101を通り、逆止弁 102を開いて油室77c すなわち
シリンダ下室2b側へ補給される。
が環状通路6を通って減衰力調整機構71の油液通路85を
介して油室77b へ流入し、サブディスクバルブ90の開弁
圧よりも高い圧力になると、サブディスクバルブ90が開
弁し、伸び側通路89、固定オリフィス 103、伸び側背圧
室93、ポート 104、流路 110、ポート 105、油室77c、
通路87,86、油室77a および開口部72a を通ってシリン
ダ下室2bへ流れる。このとき、シリンダ上室2a側の圧力
がさらに高くなり、ディスクバルブ78の開弁圧に達して
ディスクバルブ78が開くと、油液が伸び側通路89から油
室77a へ直接流れる。一方、ピストンロッド9の退出分
の油液がリザーバ室4から油液通路88、油室77d 、油液
通路 101を通り、逆止弁 102を開いて油室77c すなわち
シリンダ下室2b側へ補給される。
【0068】よって、ピストン速度が小さくディスクバ
ルブ78の開弁前においては、ポート105の通路面積およ
びサブディスクバルブ90によって減衰力が発生し、ディ
スクバルブ78の開弁後はディスクバルブ78によって減衰
力が発生する。そして、上記第2実施例と同様に、スプ
ール 109の移動によりポート 105の通路面積を変化させ
てピストン速度の低速域の減衰力を直接変化させるとと
もに伸び側背圧室93の圧力を変化させることによりディ
スクバルブ78の開弁特性を変化させてピストン速度の高
速域の減衰力を変化させることができる。
ルブ78の開弁前においては、ポート105の通路面積およ
びサブディスクバルブ90によって減衰力が発生し、ディ
スクバルブ78の開弁後はディスクバルブ78によって減衰
力が発生する。そして、上記第2実施例と同様に、スプ
ール 109の移動によりポート 105の通路面積を変化させ
てピストン速度の低速域の減衰力を直接変化させるとと
もに伸び側背圧室93の圧力を変化させることによりディ
スクバルブ78の開弁特性を変化させてピストン速度の高
速域の減衰力を変化させることができる。
【0069】また、縮み行程時には、シリンダ下室2b側
の油液が開口部72a から減衰力調整機構71の油室77a か
ら通路86,87、油室77c 、縮み側通路95へ流入し、サブ
ディスクバルブ96の開弁圧よりも高い圧力になると、サ
ブディスクバルブ96が開弁し、固定オリフィス 106、縮
み側背圧室99、ポート 107、流路 111、ポート 108、油
室77d および油液通路88を通ってリザーバ室7へ流れ
る。このとき、シリンダ下室2b側の圧力がさらに高くな
り、ディスクバルブ79の開弁圧に達してディスクバルブ
79が開くと、油液が縮み側通路95から油室77d へ直接流
れる。
の油液が開口部72a から減衰力調整機構71の油室77a か
ら通路86,87、油室77c 、縮み側通路95へ流入し、サブ
ディスクバルブ96の開弁圧よりも高い圧力になると、サ
ブディスクバルブ96が開弁し、固定オリフィス 106、縮
み側背圧室99、ポート 107、流路 111、ポート 108、油
室77d および油液通路88を通ってリザーバ室7へ流れ
る。このとき、シリンダ下室2b側の圧力がさらに高くな
り、ディスクバルブ79の開弁圧に達してディスクバルブ
79が開くと、油液が縮み側通路95から油室77d へ直接流
れる。
【0070】よって、ピストン速度が小さくディスクバ
ルブ79の開弁前においては、ポート107の通路面積およ
びサブディスクバルブ96によって減衰力が発生し、ディ
スクバルブ79の開弁後はディスクバルブ79によって減衰
力が発生する。そして、上記第2実施例と同様に、スプ
ール 109の移動によりポート 107の通路面積を変化させ
てピストン速度の低速域の減衰力を直接変化させるとと
もに縮み側背圧室99の圧力を変化させることによりディ
スクバルブ79の開弁特性を変化させてピストン速度の高
速域の減衰力を変化させることができる。
ルブ79の開弁前においては、ポート107の通路面積およ
びサブディスクバルブ96によって減衰力が発生し、ディ
スクバルブ79の開弁後はディスクバルブ79によって減衰
力が発生する。そして、上記第2実施例と同様に、スプ
ール 109の移動によりポート 107の通路面積を変化させ
てピストン速度の低速域の減衰力を直接変化させるとと
もに縮み側背圧室99の圧力を変化させることによりディ
スクバルブ79の開弁特性を変化させてピストン速度の高
速域の減衰力を変化させることができる。
【0071】上記により、ソレノイド 115への通電電流
に応じてスプール 109を移動させ、ポート 105, 107の
それぞれの連通路面積を変化させることによって、上記
第2実施例と同様に、伸び側および縮み側の減衰力特性
を調整することができる。
に応じてスプール 109を移動させ、ポート 105, 107の
それぞれの連通路面積を変化させることによって、上記
第2実施例と同様に、伸び側および縮み側の減衰力特性
を調整することができる。
【0072】また、ピストンロッド9のストロークにと
もなう減衰力調整機構71の軸方向の振動に対して、絞り
通路 117および通路 119の絞り 120によってスプール 1
09およびプランジャ 113の移動を適度に緩衝して、その
振動の影響を充分小さくすることができる。
もなう減衰力調整機構71の軸方向の振動に対して、絞り
通路 117および通路 119の絞り 120によってスプール 1
09およびプランジャ 113の移動を適度に緩衝して、その
振動の影響を充分小さくすることができる。
【0073】なお、上記第1ないし第4実施例では、減
衰力調整機構は、伸び側および縮み側通路の通路面積を
調整して伸び、縮み側双方の減衰力を調整するようにな
っているが、本発明はこれに限らず、減衰力調整機構を
環状通路6(伸び側通路)を介して伸び側一方の減衰力
を調整するものとしてもよい。また、上記第1ないし第
4実施例の減衰力調整機構では、可変オリフィスの通路
面積を変化させることにより、オリフィス特性を直接調
整するとともに、背圧室の内圧を変化させてバルブ特性
を変化させるようにしているが、これに限らず、通常の
オリフィス面積によって減衰力を変化させるようにした
ものでもよい。
衰力調整機構は、伸び側および縮み側通路の通路面積を
調整して伸び、縮み側双方の減衰力を調整するようにな
っているが、本発明はこれに限らず、減衰力調整機構を
環状通路6(伸び側通路)を介して伸び側一方の減衰力
を調整するものとしてもよい。また、上記第1ないし第
4実施例の減衰力調整機構では、可変オリフィスの通路
面積を変化させることにより、オリフィス特性を直接調
整するとともに、背圧室の内圧を変化させてバルブ特性
を変化させるようにしているが、これに限らず、通常の
オリフィス面積によって減衰力を変化させるようにした
ものでもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の減衰力調
整式油圧緩衝器によれば、伸び側減衰力調整機構がシリ
ンダの下方に配置されているので、減衰力調整機構がシ
リンダの側面部に突出することがなく、車両への取付ス
ペース上の制約を小さくすることができる(請求項1,
2)。また、減衰力調整機構によって、可変オリフィス
の通路面積を変化させることにより、オリフィス特性を
直接調整するとともに、背圧室の内圧を変化させてバル
ブ特性を変化させることができる(請求項3,4)。さ
らに、ピストンロッドの縮み行程時には、シリンダ室と
リザーバ室との間の油液の流動を制御して減衰力を発生
させるので、シリンダ室が負圧となることがなく、安定
した減衰力を得ることができる(請求項4)という優れ
た効果を奏する。
整式油圧緩衝器によれば、伸び側減衰力調整機構がシリ
ンダの下方に配置されているので、減衰力調整機構がシ
リンダの側面部に突出することがなく、車両への取付ス
ペース上の制約を小さくすることができる(請求項1,
2)。また、減衰力調整機構によって、可変オリフィス
の通路面積を変化させることにより、オリフィス特性を
直接調整するとともに、背圧室の内圧を変化させてバル
ブ特性を変化させることができる(請求項3,4)。さ
らに、ピストンロッドの縮み行程時には、シリンダ室と
リザーバ室との間の油液の流動を制御して減衰力を発生
させるので、シリンダ室が負圧となることがなく、安定
した減衰力を得ることができる(請求項4)という優れ
た効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図1の装置の要部である減衰力調整機構の拡大
図である。
図である。
【図3】図2の減衰力調整機構の逆止弁の平面図であ
る。
る。
【図4】図2の減衰力調整機構のシャッタの斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
【図6】本発明の第3実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
【図7】本発明の第3実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の変形例の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
の変形例の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
【図8】本発明の第4実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
の要部である減衰力調整機構の拡大図である。
1 減衰力調整式油圧緩衝器 2 シリンダ 2a シリンダ上室 2b シリンダ下室 6 環状通路(伸び側通路) 7 リザーバ室 9 ピストンロッド 15 減衰力調整機構 22 ディスクバルブ(伸び側減衰弁) 23 ディスクバルブ(縮み側減衰弁) 29 油液通路(縮み側通路) 35 伸び側背圧室 39 縮み側背圧室 42 固定オリフィス(伸び上流側通路) 45 固定オリフィス(縮み上流側通路) 43,44 ポート(伸び下流側通路、可変オリフィス) 46,47 ポート(縮み下流側通路、可変オリフィス)
Claims (4)
- 【請求項1】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシリ
ンダ室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連
結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストン
ロッドと、前記シリンダに接続され前記ピストンロッド
の伸縮にともなうシリンダ内の容積変化をガスの圧縮、
膨張によって補償するリザーバ室と、前記シリンダの外
部に設けられ、前記ピストンロッドの伸び行程時に一方
のシリンダ室から他方のシリンダ室へ油液を流通させて
減衰力を発生させる伸び側通路と、縮み行程時にシリン
ダ室から前記リザーバ室へ油液を流通させて減衰力を発
生させる縮み側通路とを備え、さらに、前記伸び側通路
が前記シリンダの下方へ延ばされ、前記伸び側通路の通
路面積を調整する伸び側減衰力調整機構が前記シリンダ
の下方に配置されていることを特徴とする減衰力調整式
油圧緩衝器。 - 【請求項2】 縮み側通路がシリンダの下方へ延ばさ
れ、前記縮み側通路の通路面積を調整する縮み側減衰力
調整機構が前記シリンダの下方に配置されていることを
特徴とする請求項1に記載の減衰力調整式油圧緩衝器。 - 【請求項3】 伸び側減衰力調整機構は、伸び側通路の
通路面積を調整する伸び側減衰弁と、該伸び側減衰弁の
弁体に閉弁方向に内圧を作用させる伸び側背圧室と、該
伸び側背圧室と前記伸び側減衰弁の上流側のシリンダ室
とを流路抵抗をもって連通させる伸び上流側通路と、前
記伸び側背圧室と前記伸び側減衰弁の下流側のシリンダ
室とを連通させる伸び下流側通路と、該伸び下流側通路
の通路面積を調整する伸び側可変オリフィスとを備えて
いることを特徴とする請求項1に記載の減衰力調整式油
圧緩衝器。 - 【請求項4】 伸び側減衰力調整機構は、伸び側通路の
通路面積を調整する伸び側減衰弁と、該伸び側減衰弁の
弁体に閉弁方向に内圧を作用させる伸び側背圧室と、該
伸び側背圧室と前記伸び側減衰弁の上流側のシリンダ室
とを流路抵抗をもって連通させる伸び上流側通路と、前
記伸び側背圧室と前記伸び側減衰弁の下流側のシリンダ
室とを連通させる伸び下流側通路と、該伸び下流側通路
の通路面積を調整する伸び側可変オリフィスとを備え、
縮み側減衰力調整機構は、縮み側通路の通路面積を調整
する縮み側減衰弁と、該縮み側減衰弁の弁体に閉弁方向
に内圧を作用させる縮み側背圧室と、該縮み側背圧室と
前記縮み側減衰弁の上流側のシリンダ室とを連通させる
縮み上流側通路と、前記縮み側背圧室と前記縮み側減衰
弁の下流側のリザーバ室とを連通させる縮み下流側通路
と、該縮み下流側通路の通路面積を調整する縮み側可変
オリフィスとを備え、さらに、前記ピストンは縮み行程
時に前記他方のシリンダ室から前記一方のシリンダ室へ
のみ油液を流通させる逆止弁を備えていることを特徴と
する請求項2に記載の減衰力調整式油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9986495A JPH08277875A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9986495A JPH08277875A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08277875A true JPH08277875A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14258679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9986495A Pending JPH08277875A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08277875A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100482129B1 (ko) * | 2002-11-01 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 쇽업소버 |
| KR100482128B1 (ko) * | 2002-11-01 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 쇽업소버 |
| WO2011104911A1 (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-01 | 株式会社ショーワ | 油圧緩衝器 |
| CN112203879A (zh) * | 2018-05-29 | 2021-01-08 | 日立汽车系统株式会社 | 悬架装置 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP9986495A patent/JPH08277875A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100482129B1 (ko) * | 2002-11-01 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 쇽업소버 |
| KR100482128B1 (ko) * | 2002-11-01 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 쇽업소버 |
| WO2011104911A1 (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-01 | 株式会社ショーワ | 油圧緩衝器 |
| US9051985B2 (en) | 2010-02-25 | 2015-06-09 | Showa Corporation | Hydraulic shock absorber |
| EP2487384B1 (en) * | 2010-02-25 | 2018-09-19 | Showa Corporation | Hydraulic shock absorbing device |
| CN112203879A (zh) * | 2018-05-29 | 2021-01-08 | 日立汽车系统株式会社 | 悬架装置 |
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