JP2003147083A - ゲルマニウム原子ならびにシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂およびその製造方法 - Google Patents
ゲルマニウム原子ならびにシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂およびその製造方法Info
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Abstract
原子含有ラダー型耐熱性樹脂およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 オルガノトリアルコキシシラン化合物、
オルガノトリアルコキシゲルマニウム化合物、またはオ
ルガノトリクロロシラン化合物の一種類もしくは2種類
以上からなるが、必ずゲルマニウム原子を含む化合物
を、冷却下で加水分解し、その後、縮合反応を行うこと
により、主鎖にゲルマニウム原子を含む高純度ラダーポ
リマーを得る。また、得られた高純度ラダーポリマーを
沈澱物として回収した場合、半導体の保護膜、層間絶縁
膜などに好適に使用しうる厚膜形成可能な高分子量の高
純度ラダーポリマーを得ることができる。
Description
ならびにシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂および、
その製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は半導
体などの保護膜、層間絶縁膜や、光導波路や、光ファイ
バー、光学レンズ、光フィルターなどの光学材料として
好適に使用しうる高純度のゲルマニウム原子およびシリ
コン原子含有ラダー型耐熱性樹脂および、その製造方法
に関する。
リコーンラダーポリマーは、この分子構造に起因して耐
熱性、電気絶縁性、耐薬品性に優れており、電子部品あ
るいは半導体装置などの保護膜、層間絶縁膜用材料とし
て用いられている。
開昭60−124943号公報に提案されている。その
製造方法としては、まず有機溶媒溶液中でトリエトキシ
ランを加水分解し、その後減圧下重合させ、ジメチルク
ロロシランで末端修飾し、有機溶媒で精製してシリコー
ンラダーポリマーを得るというものである。
ン原子が混在するラダーポリマーの製造方法に関しては
報告されていない。
子とシリコン原子が混在するラダーポリマーの製造方法
は報告されていないが、前記のような主鎖がシリコン原
子であるシリコーンラダーポリマーの従来の製造方法で
は、シリコーンラダーポリマーが得られたとしても、製
造されたシリコーンラダーポリマーには、多量の不純物
や副生成物が含まれている。これは、末端修飾後の精製
が不十分であったり、加水分解後の反応を35℃という
高温で行うなど不純物や副生成物が除去されにくい条件
で製造されたことによるものである。また、得られたポ
リマー中には反応が進行しなかったモノマー成分が含ま
れるため、室温下での保存安定性が低く、ゲル化物を発
生する。また、製造されたシリコーンラダーポリマーの
重合度(n)は、5〜300であり、重量平均分子量は
10万以下にとどまり、厚膜形成は困難であった。
問題点に鑑みて、かかる問題点を解決するべく鋭意研究
を重ねた結果、冷却下で加水分解することによって高純
度でラダーポリマーが得られることを見いだした。ま
た、得られた高純度ラダーポリマーを沈澱物として回収
した場合、半導体の保護膜、層間絶縁膜などに好適に使
用しうる厚膜形成可能な高分子量の高純度ラダーポリマ
ーが得られることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂は、一般
式(1):
原子、低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリー
ル基、またはそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル基、
もしくはアリール基であり、同種でも異種でもよく、R
3、R4、R5およびR6は水素原子、低級アルキル基、ま
たは水素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級
アルキル基であり、nは5〜10,000に対する自然
数を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムの
いずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマ
ニウムを含む。)で表されるゲルマニウム原子およびシ
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂である。
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法は、一般
式(2): R7XOR8OR9OR10 (2) (R7はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基であり、
R8、R9、R10は水素原子、低級アルキル基、または水
素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級アルキ
ル基を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウム
のいずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲル
マニウムを含む。)で表される化合物を有機溶剤に溶解
し、超純水を用いて冷却下で加水分解した後、加熱する
ことを特徴とする、末端にアルコキシ基、または水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換されたアルコ
キシ基を有し、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マ
グネシウム、マンガンおよび塩素の各含有量が1ppm
以下であり、ウラン、トリウムの各含有量が1ppb以
下である前記記載のゲルマニウム原子およびシリコン原
子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法である。
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法は、第1
の製造方法において、前記加水分解ののち、得られた加
水分解物を超純水により洗浄し、末端にアルコキシ基、
または水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換
されたアルコキシ基を有し、ナトリウム、カリウム、
鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび塩素の各含
有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有
量が1ppb以下である一般式(1):
原子、低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリー
ル基、またはそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル基、
もしくはアリール基であり、同種でも異種でもよく、R
3、R4、R5およびR6は水素原子、低級アルキル基、ま
たは水素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級
アルキル基であり、nは5〜10,000に対する自然
数を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムの
いずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマ
ニウムを含む。)で表される高純度ラダープレポリマー
を得たのち、前記高純度ラダープレポリマーを有機溶媒
に溶解させ、加熱することを特徴とするゲルマニウム原
子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方
法である。
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法は、一般
式(3): R11XCl3 (3) (R11はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基を示す。
また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムのいずれかで
あり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマニウムを含
む。)で表される化合物を、有機溶剤に溶解し、超純水
を用いて冷却下で加水分解した後、加熱することを特徴
とする、末端に水酸基を有し、ナトリウム、カリウム、
鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび塩素の各含
有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有
量が1ppb以下である前記記載のゲルマニウム原子お
よびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法で
ある。
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法は、第3
の製造方法において、前記加水分解ののち、得られた加
水分解物を超純水により洗浄し、末端に水酸基を有し、
ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マ
ンガンおよび塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウ
ラン、トリウムの各含有量が1ppb以下である一般式
(1):
原子、低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリー
ル基、またはそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル基、
もしくはアリール基であり、同種でも異種でもよく、R
3、R4、R5およびR6は水素原子、低級アルキル基、ま
たは水素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級
アルキル基であり、nは5〜10,000に対する自然
数を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムの
いずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマ
ニウムを含む。)で表される高純度ラダープレポリマー
を得たのち、前記高純度ラダープレポリマーを有機溶媒
に溶解し、加熱することを特徴とするのゲルマニウム原
子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方
法である。
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法は、請求
項2、3、4または5記載のラダーポリマーを粉末に
し、貧溶媒と混合撹拌することによって精製することを
特徴とする、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグ
ネシウム、マンガンおよび塩素の各含有量が1ppm以
下であり、ウラン、トリウムの各含有量が1ppb以下
である前記記載のゲルマニウム原子およびシリコン原子
含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法である。
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法は、請求
項2、3、4または5記載のラダーポリマーの有機溶媒
溶液を不純物除去装置で精製することを特徴とする、ナ
トリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マン
ガンおよび塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウラ
ン、トリウムの各含有量が1ppb以下である前記記載
のゲルマニウム原子およびシリコン原子含有ラダー型耐
熱性樹脂の製造方法である。
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法は、前記
記載の不純物除去装置がイオン交換体である前記記載の
ゲルマニウム原子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱
性樹脂の製造方法である。
は、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウ
ム、マンガンおよび塩素の各含有量が1ppm以下であ
り、ウラン、トリウムの各含有量が1ppb以下である
一般式(1):
原子、低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリー
ル基、またはそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル基、
もしくはアリール基であり、同種でも異種でもよく、R
3、R4、R5およびR6は水素原子、低級アルキル基、ま
たは水素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級
アルキル基であり、nは5〜10,000に対する自然
数を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムの
いずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマ
ニウムを含む。)で表されるものである。
シリコンとゲルマニウムの割合は、シリコンが99.9
重量%以下が好ましく、またゲルマニウムが0.1重量
%以上が好ましい。シリコンが99.9重量%より多い
とゲルマニウムが構造中に取り込まれにくい傾向があ
る。また、ゲルマニウムが0.1重量%より少ないと同
様にゲルマニウムが構造中に取り込まれにくい傾向があ
る。
を以下に説明する。
(2): R7XOR8OR9OR10 (2) (R7はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基であり、
R8、R9、R10は水素原子、低級アルキル基、または水
素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級アルキ
ル基を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウム
のいずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲル
マニウムを含む。)で表されるオルガノトリアルコキシ
シラン、またはオルガノトリアルコキシゲルマニウムを
用いて製造される。
物、またはオルガノトリアルコキシゲルマニウム化合物
は、あらかじめ減圧下でチッ素気流中で蒸留して精製し
たものであるのが好ましい。
は、例えばR7がフッ素原子で、R8、R9、R10は低級
アルキル基を示す化合物としては、フルオロトリメトキ
シシラン、フルオロトリエトキシシラン、またはフルオ
ロトリプロポキシシラン。また、R7が水素原子の全て
がフッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル
基、またはアリール基で、R8、R9、R10は低級アルキ
ル基を示す化合物としては、トリフルオロメチルトリメ
トキシシラン、トリフルオロメチルトリエトキシシラ
ン、トリフルオロメチルトリプロポキシキシシラン、3
−トリフルオロメチルプロピルトリメトキシシラン、3
−トリフルオロメチルプロピルトリエトキシシラン、3
−トリフルオロメチルプロピルトリプロポキシシラン、
3−トリフルオロメチルフェニルトリメトキシシラン、
3−トリフルオロメチルフェニルトリエトキシシラン、
または3−トリフルオロメチルフェニルトリプロポキシ
シラン。また、R7が水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、またはアリール基で、R8、R9、R10は低級
アルキル基を示す化合物としては、フェニルトリメトキ
シシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリ
プロポキシシラン、2−フェニルビニルトリメトキシシ
ラン、2−フェニルビニルトリエトキシシラン、2−フ
ェニルビニルトリプロポキシシラン、3−フェニルアリ
ルトリメトキシシラン、3−フェニルアリルトリエメト
キシシラン、3−フェニルアリルトリプロポキシシラ
ン、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、トリプ
ロポキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリプロポキシシラン、アリ
ルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、ア
リルトリプロポキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシ
シラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキ
シシラン、エチルトリプロッポキシシラン、n−プロピ
ルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラ
ン、またはn−プロピルトリプロポキシシラン、などが
あげられるが、これらのみに限定されるものではない。
ニウム化合物は、例えばR7がフッ素原子で、R8、
R9、R10は低級アルキル基を示す化合物としては、フ
ルオロトリメトキシゲルマニウム、フルオロトリエトキ
シゲルマニウム、またはフルオロトリプロポキシゲルマ
ニウム。また、R7が水素原子の全てがフッ素原子に置
換された低級アルキル基、アルケニル基、またはアリー
ル基で、R8、R9、R10は低級アルキル基を示す化合物
としては、トリフルオロメチルトリメトキシゲルマニウ
ム、トリフルオロメチルトリエトキシゲルマニウム、ト
リフルオロメチルトリプロポキシキシゲルマニウム、3
−トリフルオロメチルプロピルトリメトキシゲルマニウ
ム、3−トリフルオロメチルプロピルトリエトキシゲル
マニウム、3−トリフルオロメチルプロピルトリプロポ
キシゲルマニウム、3−トリフルオロメチルフェニルト
リメトキシゲルマニウム、3−トリフルオロメチルフェ
ニルトリエトキシゲルマニウム、または3−トリフルオ
ロメチルフェニルトリプロポキシゲルマニウム。また、
R7が水素原子、低級アルキル基、アルケニル基または
アリール基で、R8、R9、R10は低級アルキル基を示す
化合物としては、フェニルトリメトキシゲルマニウム、
フェニルトリエトキシゲルマニウム、フェニルトリプロ
ポキシゲルマニウム、2−フェニルビニルトリメトキシ
ゲルマニウム、2−フェニルビニルトリエトキシゲルマ
ニウム、2−フェニルビニルトリプロポキシゲルマニウ
ム、3−フェニルアリルトリメトキシゲルマニウム、3
−フェニルアリルトリエメトキシゲルマニウム、3−フ
ェニルアリルトリプロポキシゲルマニウム、トリメトキ
シゲルマニウム、トリエトキシゲルマニウム、トリプロ
ポキシゲルマニウム、ビニルトリメトキシゲルマニウ
ム、ビニルトリエトキシゲルマニウム、ビニルトリプロ
ポキシゲルマニウム、アリルトリメトキシゲルマニウ
ム、アリルトリエトキシゲルマニウム、アリルトリプロ
ポキシゲルマニウム、メチルトリメトキシゲルマニウ
ム、メチルトリエトキシゲルマニウム、メチルトリプロ
ポキシゲルマニウム、エチルトリメトキシゲルマニウ
ム、エチルトリエトキシゲルマニウム、エチルトリプロ
ッポキシゲルマニウム、n−プロピルトリメトキシゲル
マニウム、n−プロピルトリエトキシゲルマニウム、ま
たはn−プロピルトリプロポキシゲルマニウム、などが
あげられるが、これらのみに限定されるものではない。
一般式(3): R11XCl3 (3) (R11はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基を示す。
また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムのいずれかで
ある。)で表されるトリクロロシラン化合物、またはト
リクロロゲルマニウム化合物を用いても製造される。
クロロゲルマニウム化合物はあらかじめ減圧下でチッ素
気流中で蒸留して精製したものであるのが好ましい。精
製された該トリクロロシラン化合物、またはトリクロロ
ゲルマニウム化合物は、空気中の湿気によって容易に加
水分解し、塩化水素を発生するので、湿気を含む空気中
に曝さないようにして取り扱うのが好ましい。
としては、例えばフルオロトリクロロシラン、トリフル
オロメチルトリクロロシラン、3−トリフルオロメチル
プロピルトリクロロシラン、3−トリフルオロメチルフ
ェニルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、
2−フェニルビニルトリクロロシラン、3−フェニルア
リルトリクロロシラン、トリメトキシシラン、トリクロ
ロシラン、ビニルトリクロロシラン、アリルトリクロロ
シラン、メチルトリクロロシラン、エチルトリクロロシ
ラン、またはn−プロピルトリクロロシランなどが考え
られるが、これらのみに限定されるものではない。
ニウム化合物としては、例えばフルオロトリクロロゲル
マニウム、トリフルオロメチルトリクロロゲルマニウ
ム、3−トリフルオロメチルプロピルトリクロロゲルマ
ニウム、3−トリフルオロメチルフェニルトリクロロゲ
ルマニウム、フェニルトリクロロゲルマニウム、2−フ
ェニルビニルトリクロロゲルマニウム、3−フェニルア
リルトリクロロゲルマニウム、トリメトキシゲルマニウ
ム、トリクロロゲルマニウム、ビニルトリクロロゲルマ
ニウム、アリルトリクロロゲルマニウム、メチルトリク
ロロゲルマニウム、エチルトリクロロゲルマニウム、ま
たはn−プロピルトリクロロゲルマニウムなどが考えら
れるが、これらのみに限定されるものではない。
されるオルガノトリアルコキシシラン、オルガノトリア
ルコキシゲルマニウム、オルガノトリクロロシラン化合
物、もしくはオルガノトリクロロゲルマニウム化合物を
有機溶媒に溶解させる。
うる非水系の有機溶媒が用いられる。かかる有機溶媒の
具体例としては、例えば、メチルイソブチルケトン、メ
チルエチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、
イソプロピルエーテルなどのエーテル類、キシレン、ト
ルエン、ベンゼンなどの芳香族炭化水素、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系、メチルアル
コール、エチルアルコール、プロピルアルコール、また
はブチルアルコール等のアルコール系などがあげられ
る。なかでも、電子工業用高純度薬品(ELグレード)
が好ましい。また、前記有機溶媒は1種または2種以上
混合して用いるのが好ましい。
した溶液に、超純水、必要に応じて塩化水素を含有する
超純水が滴下される。ここで前記超純水としては、不純
物をできる限り除いた比抵抗が16MΩ・cm以上の純
水が用いられることが好ましい。前記塩化水素を含有す
る超純水とは、共加水分解時に用いられ、原料である一
般式(2)または一般式(3)で示される化合物の混合
物1モル部に対して0.01〜0.23モル部の塩化水
素(ELグレード)を含有する純水をいう。
0℃に調整し、加水分解を行うことが好ましい。−40
℃より低いとモノマーの反応性が低下し重合が進行しに
くくなる傾向があり、40℃より高いと重合反応の途中
でゲル化する傾向がある。超純水を滴下し終えた後は、
加水分解反応を完結するために、さらに1〜5時間撹拌
を継続するのが好ましい。撹拌時間が1時間より短いと
未反応のモノマー成分が存在し、保存安定性が劣化する
傾向があり、撹拌時間が5時間を越えると加水分解反応
が完結しており、それ以上の効果が得られない傾向があ
る。
媒層と水層の2層に分離する。例えば、分液漏斗などを
用いて下層の水層を除去し、プレポリマーを含む有機溶
剤層を回収する。
は、5〜10,000であるが、特に、重合度(n)
が、40より小さいことが規則正しいラダー構造を得る
点から好ましい。
し、さらに有機溶媒に溶解される。ついで、例えば、フ
ッ素樹脂製撹拌棒、還流冷却器およびデーンスタークト
ラップを備えた石英ガラス製フラスコに得られた溶液を
移し、加熱することで本発明の高純度ラダーポリマーを
得ることができる。
加熱前に超純水を用いて洗浄することが、プレポリマー
中のナトリウムイオン、カリウムイオンをはじめ、多量
に発生する塩素イオンが容易に取り除かれる点で、好ま
しい。
く、公知の種々の方法が採用されうる。その一例をあげ
れば、前記有機溶剤層を同容量の超純水と混合し、撹拌
あるいは振とうした後、有機溶剤層を取り出す方法があ
げられる。かかる洗浄方法を採用した場合には、前記し
た洗浄の操作を3回以上繰り返して行うことが、プレポ
リマー中のナトリウムイオン、カリウムイオンをはじ
め、多量に発生する塩素イオンが容易に取り除かれる点
で好ましい。これらの不純物が除去されるのは、得られ
たプレポリマーが梯子型構造を有するものであり、不純
物が分子内に取り込まれにくいためであると考えられ
る。前記プレポリマーは、有機溶媒に溶解した状態でも
よく、溶媒を留去して液状あるいは粉末として回収して
も構わない。
レポリマーを加熱する。また、液状あるい粉末として回
収したプレポリマーを、有機溶媒に溶解させ、例えば、
フッ素樹脂製撹拌棒、還流冷却器およびデーンスターク
トラップを備えた石英ガラス製フラスコに移し加熱す
る。
具体例としては、例えば、メチルイソブチルケトン、メ
チルエチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、
イソプロピルエーテルなどのエーテル類、キシレン、ト
ルエン、ベンゼンなどの芳香族炭化水素、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系、メチルアル
コール、エチルアルコール、プロピルアルコール、また
はブチルアルコール等のアルコール系などがあげられ
る。なかでも、電子工業用高純度薬品(ELグレード)
が好ましい。また、前記有機溶媒を1種または2種以上
混合して用いるのが好ましい。
ための前記加熱温度は、40℃〜250℃が好ましい。
40℃より低いと、脱水縮合反応が進行しない可能性が
あり、250℃より高いと反応途中でゲル化する可能性
がある。また、反応時間は0.5〜200時間が好まし
い。0.5時間より短いと、同様に脱水縮合反応が進行
しない可能性があり、200時間をこえても、脱水縮合
反応が完結しており、重合度が増大しない可能性があ
る。かくして重合度(n)が5〜10,000である前
記一般式(1)で示されるシリコーンラダーポリマーが
得られる。より好ましい重合度(n)の範囲は、成膜時
の膜厚均一性の点から5〜2,000である。重合度
(n)が5より小さいと、保存安定性が悪く、ゲル化物
が析出する傾向があり、重合度(n)が10,000を
こえると可溶な溶剤がなく、ワニスを調液できない。該
ポリマーの重合度(n)は、溶媒と触媒使用の有無及び
それらの使用量ならびに縮合反応時間を適宜選択するこ
とにより調整される。
には、不純物が微量ながら含有されている場合があるた
め、以下の方法によって精製することが好ましい。
として回収出来る場合は、その固形物を乳鉢等を用いて
粉砕し、粉末にする。また、固形として回収できないシ
リコーンラダーポリマーは、有機溶媒の一部もしくは全
てを留去し、貧溶媒に徐々に滴下して固形物を濾別し、
その固形物を乾燥させる。次に乳鉢等を用い固形物を粉
砕し粉末にする。このとき、固形物を粉砕する方法は特
に限定されない。
に添加し撹拌する。その後、固形物を回収し乾燥させ
る。前記乳鉢等を用い固形物を粉砕し、貧溶媒に添加し
撹拌する操作を、1回以上行うことが好ましい。操作回
数が多いほど、純度が良好となる傾向にある。
エステル類、ケトン類、もしくは芳香族炭化水素類の単
品、またはこれらの混合溶媒などが挙げられる。特に、
不純物イオンの除去性の点から超純水、エタノール、メ
タノール、n−プロピルアルコール、iso−プロピル
アルコール、n−ブチルアルコール、1−メチルブチル
アルコール、2−メチルブチルアルコール、もしくはt
−ブチルアルコール、またはこれらの混合溶媒が好まし
い。
て不純物除去装置を用いる方法がある。重合度(n)が
5〜10,000である前記一般式(1)で示されるラ
ダーポリマーが完全に有機溶媒に溶解している場合、そ
の有機溶媒溶液を不純物除去装置、例えばイオン交換体
を通す。本操作の回数が多いほど、純度が良好となる傾
向にある。その後、有機溶媒を留去する。
光法で分析したところ、前記ラダーポリマーが梯子型構
造を有することを示すSi−O−Siの非対称伸縮振動
に帰属される吸収ピークが、1135cm-1と1045
cm-1に観測された。また、光電子スペクトル分析から
Binding Energyが99eVにシリコン(2p3/2)、
151eVにシリコン(2s)、122eVにゲルマニ
ウム(3p3/2)、1217eV(2p3/2)が確
認された。これらのことより前記ポリマーがゲルマニウ
ム原子を主鎖に含むラダーポリマーであることが確認さ
れた。
銅、鉛、および塩素の各含有量が1ppm以下であり、
ウラン、トリウムの各含有量が1ppb以下である重合
度(n)が5〜10,000の前記一般式(1)で示さ
れる高純度ラダーポリマーが得られる。
び塩素の各含有量が1ppmより大きいと、デバイスに
搭載した際に誤動作を発生させたり、配線などの金属部
を腐食させる傾向があり、ウラン、トリウムの各含有量
が1ppbより大きい場合も、デバイスの誤動作を引き
起こす傾向がある。
その製造方法を実施例に基づいてさらに詳細に説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
ム、トリクロロシランおよびトリクロロゲルマニウムを
減圧チッ素気流下で蒸留した。前記アルコキシシラン、
アルコキシゲルマニウム、トリクロロシランもしくはト
リクロロゲルマニウム、およびELグレードの溶媒を、
表1に示す配合量で配合し、溶液を調製した。前記溶液
を滴下漏斗、温度計、および撹拌棒を取り付けた2Lの
4つ口フラスコへ移し、表1に示す温度(加水分解温
度)に冷却した。冷却および撹拌下で、表1に示す量の
超純水を前記4つ口フラスコへ徐々に滴下した。このと
きの発熱はあまり激しくなく、この滴下を0.5〜2時
間かけて行った。滴下終了後、2時間撹拌を継続し、加
水分解反応を完結させた。このプレポリマー溶液を分液
漏斗に移し静置してプレポリマー溶液を2層に分離させ
た。下層の水層を除去し、プレポリマーを含む有機層を
回収した。その後、表1に示す有機溶媒にプレポリマー
を溶解させ、所定の時間加熱した。前記加熱された溶液
を放冷後、有機溶媒を留去した。ついで、精製したテト
ラヒドロフランを加え、ポリマー成分含有量を表2に示
す濃度とした。これを充分に撹拌して溶液とした後、1
0倍量の貧溶媒(超純水)に滴下し、ラダーポリマーの
沈澱物を回収した。次に、乳鉢でラダーポリマーを粉末
にし、前記貧溶媒に添加し撹拌を行い、ラダーポリマー
の固形物を回収した。この粉砕後、貧溶媒に添加し攪拌
する操作を2回繰り返した。
ラダーポリマーの重量平均分子量をゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(日本分光(株)製、品番:TR
I−ROTAR−)にて測定し、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン、鉄イオン、銅イオン、鉛イオン濃度を原
子吸光分析装置(島津製作所(株)製、品番:IC−5
00)で、また塩素イオン濃度をイオンクロマトグラフ
ィー分析装置(横河北辰電機(株)製、品番:IC−5
00)で、放射性元素のウラン、トリウムの各濃度を分
光蛍光光度計(日立製作所(株)製、品番:MPF−
4)で分析した。結果を表2に示す。表2からわかるよ
うに高純度のゲルマニウム原子およびシリコン原子含有
ラダー型ポリマーが得られた。得られた高純度ラダーポ
リマー、およびアニソールに溶解させた高純度ラダーポ
リマーを25℃にて保存したところ、1年以上粘度一定
であった。
ニソール溶液をシリコン基板に塗布し、熱硬化させたと
ころ、ピンホールを生じることなく良好な膜が得られ
た。
ム、トリクロロシランおよびトリクロロゲルマニウムを
減圧チッ素気流下で蒸留した。前記アルコキシシラン、
アルコキシゲルマニウム、トリクロロシランもしくはト
リクロロゲルマニウムおよびELグレードの溶媒を、表
1に示す配合量で配合し、溶液を調製した。前記溶液を
滴下漏斗、温度計、および撹拌棒を取り付けた2Lの4
つ口フラスコへ移し、表2に示す温度(加水分解温度)
に冷却した。冷却および撹拌下で、表1に示す量の超純
水を前記4つ口フラスコへ徐々に滴下した。このときの
発熱はあまり激しくなく、この滴下を0.5〜2時間か
けて行った。滴下終了後、2時間撹拌を継続し、加水分
解反応を完結させた。このプレポリマー溶液を分液漏斗
に移し静置してプレポリマー溶液を2層に分離させた。
下層の水層を除去し、プレポリマーを含む有機層を回収
した。その後、表1に示す有機溶媒にプレポリマーを溶
解させ、加熱した。前記加熱された溶液を放冷後、ラダ
ーポリマーの有機溶媒溶液をイオン交換体に通した。こ
のイオン交換体に通す操作を2回繰り返した。
ラダーポリマーの重量平均分子量をゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(日本分光(株)製、品番:TR
I−ROTAR−)にて測定し、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン、鉄イオン、銅イオン、および鉛イオン濃
度を原子吸光分析装置(島津製作所(株)製、品番:I
C−500)で、また塩素イオン濃度をイオンクロマト
グラフィー分析装置(横河北辰電機(株)製、品番:I
C−500)で、放射性元素のウラン、トリウムの各濃
度を分光蛍光光度計(日立製作所(株)製、品番:MP
F−4)で分析した。結果を表2に示す。表2からわか
るように高純度のゲルマニウム原子およびシリコン原子
含有ラダー型耐熱性ポリマーが得られた。得られた高純
度ラダーポリマー、およびアニソールに溶解させた高純
度ラダーポリマーを25℃にて保存したところ、1年以
上粘度一定であった。
ニソール溶液をシリコン基板に塗布し、熱硬化させたと
ころ、ピンホールを生じることなく良好な膜が得られ
た。
ム、トリクロロシランおよびトリクロロゲルマニウムを
減圧チッ素気流下で蒸留した。前記アルコキシシラン、
アルコキシゲルマニウム、トリクロロシランもしくはト
リクロロゲルマニウム、およびELグレードの溶媒を、
表1に示す配合量で配合し、溶液を調製した。前記溶液
を滴下漏斗、温度計、および撹拌棒を取り付けた2Lの
4つ口フラスコへ移し、表3に示す温度(加水分解温
度)に冷却した。冷却および撹拌下で表1に示す量の超
純水を前記4つ口フラスコへ徐々に滴下した。このとき
の発熱はあまり激しくなく、この滴下を0.5〜2時間
かけて行った。滴下終了後、2時間撹拌を継続し、加水
分解反応を完結させた。このプレポリマー溶液を分液漏
斗に移し静置してプレポリマー溶液を2層に分離させ
た。下層の水層を除去し、プレポリマーを含む有機層を
回収した。この有機層に該有機層と同体積の超純水を加
えて振とうして洗浄した。この操作を5回繰り返した。
その後、表1に示す有機溶媒にプレポリマーを溶解さ
せ、加熱した。前記加熱された溶液を放冷後、有機溶媒
を留去した。ついで精製したテトラヒドロフランを加
え、ポリマー成分含有量が表2に示す濃度とした。これ
を充分に撹拌して溶液とした後、10倍量の貧溶媒(超
純水/メタノール=50/50の混合溶媒)に滴下し、
ラダーポリマーの沈澱物を回収した。次に、乳鉢でラダ
ーポリマーを粉末にし、前記貧溶媒に添加し撹拌を行っ
た。その後、ラダーポリマーの固形物を回収した。この
粉砕後、貧溶媒に添加し攪拌する操作を2回繰り返し
た。
ラダーポリマーの重量平均分子量をゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(日本分光(株)製、品番:TR
I−ROTAR−)にて測定し、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン、鉄イオン、銅イオン、および鉛イオン濃
度を原子吸光分析装置(島津製作所(株)製、品番:I
C−500)で、また塩素イオン濃度をイオンクロマト
グラフィー分析装置(横河北辰電機(株)製、品番:I
C−500)で、放射性元素のウラン、トリウムの各濃
度を分光蛍光光度計(日立製作所(株)製、品番:MP
F−4)で分析した。結果を表2に示す。表2からわか
るように高純度のゲルマニウム原子およびシリコン原子
含有ラダー型耐熱性ポリマーが得られた。得られた高純
度ラダーポリマー、およびアニソールに溶解させた高純
度ラダーポリマーを25℃にて保存したところ、1年以
上粘度一定であった。
ニソール溶液をシリコン基板に塗布し、熱硬化させたと
ころ、ピンホールを生じることなく良好な膜が得られ
た。
ム、トリクロロシランおよびトリクロロゲルマニウムを
減圧チッ素気流下で蒸留した。前記アルコキシシランア
ルコキシゲルマニウム、トリクロロシランもしくはトリ
クロロゲルマニウム、およびELグレードの溶媒を、表
1に示す配合量で配合し、溶液を調製した。前記溶液を
滴下漏斗、温度計、および撹拌棒を取り付けた2Lの4
つ口フラスコへ移し、表1に示す温度(加水分解温度)
に冷却した。冷却および撹拌下で、表1に示す量の超純
水を前記4つ口フラスコへ徐々に滴下した。このときの
発熱はあまり激しくなく、この滴下を0.5〜2時間か
けて行った。滴下終了後、2時間撹拌を継続し、加水分
解反応を完結させた。このプレポリマー溶液を分液漏斗
に移し静置してプレポリマー溶液を2層に分離させた。
下層の水層を除去し、プレポリマーを含む有機層を回収
した。この有機層に該有機層と同体積の超純水を加えて
振とうして洗浄した。この操作を5回繰り返した。
ーを溶解させ、所定の時間加熱した。前記加熱された溶
液を放冷後、イオン交換体に通した。このイオン交換体
に通す操作を2回繰り返した。
ラダーポリマーの重量平均分子量をゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(日本分光(株)製、品番:TR
I−ROTAR−)にて測定し、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン、鉄イオン、銅イオン、および鉛イオン濃
度を原子吸光分析装置(島津製作所(株)製、品番:I
C−500)で、また塩素イオン濃度をイオンクロマト
グラフィー分析装置(横河北辰電機(株)製、品番:I
C−500)で、放射性元素のウラン、トリウムの各濃
度を分光蛍光光度計(日立製作所(株)製、品番:MP
F−4)で分析した。結果を表2に示す。表2からわか
るように高純度のゲルマニウム原子およびシリコン原子
含有ラダー型耐熱性ポリマーが得られた。得られた高純
度ラダーポリマー、およびアニソールに溶解させた高純
度ラダーポリマーを25℃にて保存したところ、1年以
上粘度一定であった。
ニソール溶液をシリコン基板に塗布し、熱硬化させたと
ころ、ピンホールを生じることなく良好な膜が得られ
た。
の重量平均分子量をゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー(日本分光(株)製、品番:TRI−ROTAR
−)にて測定した。その結果を表2に示す。その結果、
ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、および塩素の各含
有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有
量が1ppb以下であった。
マーの構造を赤外分光法(日本分光(株)製、品番:F
T/IR−111型)で調べたところ、1100cm-1
付近にシロキサン結合のダブルピークが見られる(ジャ
ーナル オブ ポリマーサイエンス(1963年刊)、
C−1巻、83ページ)ことから、これらのポリマーは
いづれも一般式(1):
原子、低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリー
ル基、またはそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル基、
もしくはアリール基であり、同種でも異種でもよく、R
3、R4、R5およびR6は水素原子、低級アルキル基、ま
たは水素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級
アルキル基であり、nは5〜10,000に対する自然
数を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムの
いずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマ
ニウムを含む。)で表される構造を有することが確認さ
れた。
1〜16と同様にして、表3に示す種々のトリアルコキ
シシラン、トリアルコキシシラン、トリクロロゲルマニ
ウムおよびトリクロロゲルマニウムの加水分解を行っ
た。比較例1、3では、加水分解温度が−50℃と低
く、滴下した超純水は凝固して加水分解反応が進行せ
ず、重量平均分子量がきわめて小さかった。また比較例
2、4では、加水分解温度が80℃、もしくは、75℃
と高く、また反応濃度が高かったため、反応途中でゲル
化が起こった。
導体などの保護膜、層間絶縁膜や、光導波路や、光ファ
イバー、光学レンズ、光フィルターなどの光学材料とし
て好適に使用しうる高純度のゲルマニウム原子およびシ
リコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂を得ることができる
効果がある。
(2): R7XOR8OR9OR10 (2) (R7はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基であり、
R8、R9、R10は水素原子、低級アルキル基、または水
素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級アルキ
ル基を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウム
のいずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲル
マニウムを含む。)で表される化合物を一種類もしくは
二種類以上を有機溶剤に溶解し、超純水を用いて冷却下
で加水分解した後、加熱することを特徴とする、末端に
アルコキシ基、または水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換されたアルコキシ基を有し、ナトリウ
ム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンお
よび塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウラン、ト
リウムの各含有量が1ppb以下であるゲルマニウム原
子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方
法であるので、半導体などの保護膜、層間絶縁膜や、光
導波路や、光ファイバー、光学レンズ、光フィルターな
どの光学材料として好適に使用しうる効果がある。
1の製造方法において、加水分解ののち、得られた加水
分解物を超純水により洗浄し、末端にアルコキシ基もし
くは水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換さ
れたアルコキシ基を有し、ナトリウム、カリウム、鉄、
銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび塩素の各含有量
が1ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有量が
1ppb以下である一般式(1):
原子、低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリー
ル基、またはそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル基、
もしくはアリール基であり、同種でも異種でもよく、R
3、R4、R5およびR6は水素原子、低級アルキル基、ま
たは水素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級
アルキル基であり、nは5〜10,000に対する自然
数を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムの
いずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマ
ニウムを含む。)で表される高純度ラダープレポリマー
を得たのち、前記高純度ラダープレポリマーを有機溶媒
に溶解させ、加熱することを特徴とするゲルマニウム原
子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方
法であるので、半導体などの保護膜、層間絶縁膜や、光
導波路や、光ファイバー、光学レンズ、光フィルターな
どの光学材料として好適に使用しうる効果がある。
(3): R11XCl3 (3) (R11はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基を示す。
また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムのいずれかで
あり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマニウムを含
む。)で表される化合物を、有機溶剤に溶解し、超純水
を用いて冷却下で加水分解した後、加熱することを特徴
とする、末端に水酸基を有し、ナトリウム、カリウム、
鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび塩素の各含
有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有
量が1ppb以下であるゲルマニウム原子およびシリコ
ン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法であるので、
半導体などの保護膜、層間絶縁膜や、光導波路や、光フ
ァイバー、光学レンズ、光フィルターなどの光学材料と
して好適に使用しうる効果がある。
3の製造方法において、加水分解ののち、得られた加水
分解物を超純水により洗浄し、末端に水酸基を有し、ナ
トリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マン
ガンおよび塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウラ
ン、トリウムの各含有量が1ppb以下である一般式
(1):
原子、低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリー
ル基、またはそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフ
ッ素原子に置換された低級アルキル基、アルケニル基、
もしくはアリール基であり、同種でも異種でもよく、R
3、R4、R5およびR6は水素原子、低級アルキル基、ま
たは水素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級
アルキル基であり、nは5〜10,000に対する自然
数を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムの
いずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマ
ニウムを含む。)で表される高純度ラダープレポリマー
を得たのち、前記高純度ラダープレポリマーを有機溶媒
に溶解し、加熱することを特徴とする、末端に水酸基を
有し、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウ
ム、マンガンおよび塩素の各含有量が1ppm以下であ
り、ウラン、トリウムの各含有量が1ppb以下である
ゲルマニウム原子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱
性樹脂の製造方法であるので、半導体などの保護膜、層
間絶縁膜や、光導波路や、光ファイバー、光学レンズ、
光フィルターなどの光学材料として好適に使用しうる効
果がある。
載のラダーポリマーを粉末にし、貧溶媒と混合撹拌する
ことによって精製することを特徴とする、ナトリウム、
カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび
塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウ
ムの各含有量が1ppb以下であるゲルマニウム原子お
よびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法で
あるので、半導体などの保護膜、層間絶縁膜や、光導波
路や、光ファイバー、光学レンズ、光フィルターなどの
光学材料として好適に使用しうる効果がある。
載のラダーポリマーの有機溶媒溶液を不純物除去装置で
精製することを特徴とする、ナトリウム、カリウム、
鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび塩素の各含
有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有
量が1ppb以下であるゲルマニウム原子およびシリコ
ン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法であるので、
半導体などの保護膜、層間絶縁膜や、光導波路や、光フ
ァイバー、光学レンズ、光フィルターなどの光学材料と
して好適に使用しうる効果がある。
載の不純物除去装置がイオン交換体であることを特徴と
する、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウ
ム、マンガンおよび塩素の各含有量が1ppm以下であ
り、ウラン、トリウムの各含有量が1ppb以下である
ゲルマニウム原子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱
性樹脂の製造方法であるので、半導体などの保護膜、層
間絶縁膜や、光導波路や、光ファイバー、光学レンズ、
光フィルターなどの光学材料として好適に使用しうる効
果がある。
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、R1およびR2はフッ素原子、水素原子、低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基、または
それぞれ水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子に置
換された低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリ
ール基であり、同種でも異種でもよく、R3、R4、R5
およびR6は水素原子、低級アルキル基、または水素の
一部もしくは全てがフッ素に置換された低級アルキル基
であり、nは5〜10,000に対する自然数を示す。
また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムのいずれかで
あり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマニウムを含
む。)で表されるゲルマニウム原子およびシリコン原子
含有ラダー型耐熱性樹脂。 - 【請求項2】 一般式(2): R7XOR8OR9OR10 (2) (R7はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基であり、
R8、R9、R10は水素原子、低級アルキル基、または水
素の一部もしくは全てがフッ素に置換された低級アルキ
ル基を示す。また、Xは、シリコンまたはゲルマニウム
のいずれかであり、同種でも異種でも良いが、必ずゲル
マニウムを含む。)で表される化合物を有機溶剤に溶解
し、超純水を用いて冷却下で加水分解した後、加熱する
ことを特徴とする、末端にアルコキシ基、または水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換されたアルコ
キシ基を有し、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マ
グネシウム、マンガンおよび塩素の各含有量が1ppm
以下であり、ウラン、トリウムの各含有量が1ppb以
下である請求項1記載のゲルマニウム原子およびシリコ
ン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方法。 - 【請求項3】 前記加水分解ののち、得られた加水分解
物を超純水により洗浄し、末端にアルコキシ基、または
水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された
アルコキシ基を有し、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、
鉛、マグネシウム、マンガンおよび塩素の各含有量が1
ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有量が1p
pb以下である一般式(1): 【化2】 (式中、R1およびR2はフッ素原子、水素原子、低級
アルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基、また
はそれぞれ水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子に
置換された低級アルキル基、アルケニル基、もしくはア
リール基であり、同種でも異種でもよく、R3、R4、R
5およびR6は水素原子、低級アルキル基、または水素の
一部もしくは全てがフッ素に置換された低級アルキル基
であり、nは5〜10,000に対する自然数を示す。
また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムのいずれかで
あり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマニウムを含
む。)で表される高純度ラダープレポリマーを得たの
ち、前記高純度ラダープレポリマーを有機溶媒に溶解さ
せ、加熱することを特徴とする請求項2記載のゲルマニ
ウム原子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の
製造方法。 - 【請求項4】 一般式(3): R11XCl3 (3) (R11はフッ素原子、水素原子、低級アルキル基、アル
ケニル基、もしくはアリール基、またはそれぞれ水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子に置換された低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基を示す。
また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムのいずれかで
あり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマニウムを含
む。)で表される化合物を、有機溶剤に溶解し、超純水
を用いて冷却下で加水分解した後、加熱することを特徴
とする、末端に水酸基を有し、ナトリウム、カリウム、
鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび塩素の各含
有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウムの各含有
量が1ppb以下である請求項1記載のゲルマニウム原
子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方
法。 - 【請求項5】 前記加水分解ののち、得られた加水分解
物を超純水により洗浄し、末端に水酸基を有し、ナトリ
ウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガン
および塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウラン、
トリウムの各含有量が1ppb以下である一般式
(1): 【化3】 (式中、R1およびR2はフッ素原子、水素原子、低級ア
ルキル基、アルケニル基、もしくはアリール基、または
それぞれ水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子に置
換された低級アルキル基、アルケニル基、もしくはアリ
ール基であり、同種でも異種でもよく、R3、R4、R5
およびR6は水素原子、低級アルキル基、または水素の
一部もしくは全てがフッ素に置換された低級アルキル基
であり、nは5〜10,000に対する自然数を示す。
また、Xは、シリコンまたはゲルマニウムのいずれかで
あり、同種でも異種でも良いが、必ずゲルマニウムを含
む。)で表される高純度ラダープレポリマーを得た後、
前記高純度ラダープレポリマーを有機溶媒に溶解し、加
熱することを特徴とする請求項4記載のゲルマニウム原
子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂の製造方
法。 - 【請求項6】 請求項2、3、4または5記載の製造方
法により得られたラダーポリマーを粉末にし、貧溶媒と
混合撹拌することによって精製することを特徴とする、
ナトリウム、カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マ
ンガンおよび塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウ
ラン、トリウムの各含有量が1ppb以下である請求項
1記載のゲルマニウム原子およびシリコン原子含有ラダ
ー型耐熱性樹脂の製造方法。 - 【請求項7】 請求項2、3、4または5記載の製造方
法により得られたラダーポリマーの有機溶媒溶液を不純
物除去装置で精製することを特徴とする、ナトリウム、
カリウム、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンおよび
塩素の各含有量が1ppm以下であり、ウラン、トリウ
ムの各含有量が1ppb以下である請求項1記載のゲル
マニウム原子およびシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹
脂の製造方法。 - 【請求項8】 前記不純物除去装置がイオン交換体であ
る請求項7記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001349200A JP3908509B2 (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | ゲルマニウム原子ならびにシリコン原子含有ラダー型耐熱性樹脂およびその製造方法 |
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