JP2003148116A - 4サイクルエンジンの動弁装置 - Google Patents
4サイクルエンジンの動弁装置Info
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- JP2003148116A JP2003148116A JP2001342234A JP2001342234A JP2003148116A JP 2003148116 A JP2003148116 A JP 2003148116A JP 2001342234 A JP2001342234 A JP 2001342234A JP 2001342234 A JP2001342234 A JP 2001342234A JP 2003148116 A JP2003148116 A JP 2003148116A
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- rocker arm
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Abstract
(57)【要約】
【課題】出力やトルク等のエンジン特性、燃費効率、エ
ンジン耐久性、高回転追従性等の向上を図ると共に、エ
ンジンノイズの低減とエンジンのコンパクト化を実現
し、かつ信頼性、製造性、調整作業性等を向上させる。 【解決手段】カム軸5に平行な回動軸線を軸に回動する
支点部材25と、この支点部材25を回動させるアクチ
ュエーター30とを設ける一方、ロッカーアーム17に
支点部材25の先端の回動軌跡に沿う円弧状の支点区間
173を形成し、この支点区間173に支点部材25の
先端を当接させ、支点区間173の円弧範囲内で支点部
材25を回動させることによりロッカーアーム17の支
点位置を変化させてバルブリフト量を可変させる構成と
した。また、バルブ8の開閉方向に沿う方向にのみ移動
自在なガイド部材22をバルブ8の頂部に当接させ、ロ
ッカーアーム17の作用点をガイド部材22に屈折自在
に連結した。
ンジン耐久性、高回転追従性等の向上を図ると共に、エ
ンジンノイズの低減とエンジンのコンパクト化を実現
し、かつ信頼性、製造性、調整作業性等を向上させる。 【解決手段】カム軸5に平行な回動軸線を軸に回動する
支点部材25と、この支点部材25を回動させるアクチ
ュエーター30とを設ける一方、ロッカーアーム17に
支点部材25の先端の回動軌跡に沿う円弧状の支点区間
173を形成し、この支点区間173に支点部材25の
先端を当接させ、支点区間173の円弧範囲内で支点部
材25を回動させることによりロッカーアーム17の支
点位置を変化させてバルブリフト量を可変させる構成と
した。また、バルブ8の開閉方向に沿う方向にのみ移動
自在なガイド部材22をバルブ8の頂部に当接させ、ロ
ッカーアーム17の作用点をガイド部材22に屈折自在
に連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブリフト量を
可変するように構成した車両用レシプロ4サイクルエン
ジンの動弁装置に関するものである。
可変するように構成した車両用レシプロ4サイクルエン
ジンの動弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既存の車両用レシプロ4サイクルエンジ
ンは、カム軸に設けられた動弁カムにより吸気バルブと
排気バルブを所定のタイミングで開閉制御しており、動
弁カムの高さにより各バルブのリフト量(開弁量)が決
定されている。したがって、バルブリフト量はエンジン
の運転状況に関わらず常に一定である。エンジンの出力
調整は吸気バルブ上流側の吸気通路内に設置したスロッ
トルバルブの開弁量を変化させることにより行われる。
ンは、カム軸に設けられた動弁カムにより吸気バルブと
排気バルブを所定のタイミングで開閉制御しており、動
弁カムの高さにより各バルブのリフト量(開弁量)が決
定されている。したがって、バルブリフト量はエンジン
の運転状況に関わらず常に一定である。エンジンの出力
調整は吸気バルブ上流側の吸気通路内に設置したスロッ
トルバルブの開弁量を変化させることにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに吸気バルブ上流側の吸気通路内に設置したスロット
ルバルブの開弁量を変化させてエンジンの出力調整がな
されるため、スロットルバルブ自体が吸気通路内の抵抗
物となって新気の充填効率が低下し、出力、トルク等の
エンジン特性に悪影響を及ぼしていた。
うに吸気バルブ上流側の吸気通路内に設置したスロット
ルバルブの開弁量を変化させてエンジンの出力調整がな
されるため、スロットルバルブ自体が吸気通路内の抵抗
物となって新気の充填効率が低下し、出力、トルク等の
エンジン特性に悪影響を及ぼしていた。
【0004】しかも、アイドリング時や低負荷走行時、
スロットルOFF時(エンジンブレーキ使用時)等、新
気を多量に必要としない運転状況であっても吸気バルブ
が完全に開弁されてシリンダー内に新気が吸入されるた
め、ポンピングロスによる出力低下、燃費効率低下も無
視できなかった。
スロットルOFF時(エンジンブレーキ使用時)等、新
気を多量に必要としない運転状況であっても吸気バルブ
が完全に開弁されてシリンダー内に新気が吸入されるた
め、ポンピングロスによる出力低下、燃費効率低下も無
視できなかった。
【0005】さらに、アイドリング時や低負荷走行時等
においては、バルブをさほど大きく開弁させる必要がな
いにも拘わらず、強力なバルブスプリングの付勢力に抗
して各バルブを完全に押し開いているため、エンジンの
回転抵抗が大きく、これも燃費効率低下に繋がり、しか
もエンジンノイズの発生や部品摩耗によるエンジン耐久
性の低下も招いていた。
においては、バルブをさほど大きく開弁させる必要がな
いにも拘わらず、強力なバルブスプリングの付勢力に抗
して各バルブを完全に押し開いているため、エンジンの
回転抵抗が大きく、これも燃費効率低下に繋がり、しか
もエンジンノイズの発生や部品摩耗によるエンジン耐久
性の低下も招いていた。
【0006】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたものであり、出力やトルク等のエンジン特性、燃費
効率、エンジン耐久性、高回転追従性等の向上を図ると
共に、エンジンノイズの低減とエンジンのコンパクト化
を実現し、かつ信頼性、製造性、調整作業性等に優れた
4サイクルエンジンの動弁装置を提供することを目的と
する。
れたものであり、出力やトルク等のエンジン特性、燃費
効率、エンジン耐久性、高回転追従性等の向上を図ると
共に、エンジンノイズの低減とエンジンのコンパクト化
を実現し、かつ信頼性、製造性、調整作業性等に優れた
4サイクルエンジンの動弁装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る4サイクルエンジンの動弁装置は、請
求項1に記載したように、ロッカーアームを介して動弁
カムの動きをバルブに伝える4サイクルエンジンの動弁
装置において、上記動弁カムのカム軸に平行な回動軸線
を軸に回動する支点部材と、この支点部材を回動させる
アクチュエーターとを設ける一方、上記ロッカーアーム
に上記支点部材の先端の回動軌跡に沿う円弧状の支点区
間を形成し、この支点区間に支点部材の先端を当接さ
せ、支点区間の円弧範囲内で支点部材を回動させること
によりロッカーアームの支点位置を変化させてバルブリ
フト量を可変させる構成としたことを特徴とする。
め、本発明に係る4サイクルエンジンの動弁装置は、請
求項1に記載したように、ロッカーアームを介して動弁
カムの動きをバルブに伝える4サイクルエンジンの動弁
装置において、上記動弁カムのカム軸に平行な回動軸線
を軸に回動する支点部材と、この支点部材を回動させる
アクチュエーターとを設ける一方、上記ロッカーアーム
に上記支点部材の先端の回動軌跡に沿う円弧状の支点区
間を形成し、この支点区間に支点部材の先端を当接さ
せ、支点区間の円弧範囲内で支点部材を回動させること
によりロッカーアームの支点位置を変化させてバルブリ
フト量を可変させる構成としたことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、アクチュエーターの操
作によりバルブリフト量を略ゼロまたはアイドルリフト
量から最大リフト量まで自由に可変できるため、バルブ
リフト量そのものをスロットル開度とし、これにより従
来吸気バルブ上流側の吸気通路内に設置されていたスロ
ットルバルブを省略して吸気通路内の抵抗物を無くし、
新気の充填効率を向上させるとともに、不必要な吸気行
程、圧縮行程を削除してポンピングロスを小さくし、出
力、トルク等のエンジン特性と燃費効率を大幅に向上さ
せることができる。
作によりバルブリフト量を略ゼロまたはアイドルリフト
量から最大リフト量まで自由に可変できるため、バルブ
リフト量そのものをスロットル開度とし、これにより従
来吸気バルブ上流側の吸気通路内に設置されていたスロ
ットルバルブを省略して吸気通路内の抵抗物を無くし、
新気の充填効率を向上させるとともに、不必要な吸気行
程、圧縮行程を削除してポンピングロスを小さくし、出
力、トルク等のエンジン特性と燃費効率を大幅に向上さ
せることができる。
【0009】また、本発明に係る4サイクルエンジンの
動弁装置は、請求項2に記載したように、前記バルブの
開閉方向に沿う方向にのみ移動自在で他方向への移動を
規制されたガイド部材をバルブの頂部付近に当接させ、
前記ロッカーアームの作用点を上記ガイド部材に屈折自
在に連結した。
動弁装置は、請求項2に記載したように、前記バルブの
開閉方向に沿う方向にのみ移動自在で他方向への移動を
規制されたガイド部材をバルブの頂部付近に当接させ、
前記ロッカーアームの作用点を上記ガイド部材に屈折自
在に連結した。
【0010】これにより、ロッカーアームの作用点がバ
ルブの開閉方向以外の方向へ動くことが規制されるた
め、各バルブを正確なリフトカーブに沿って開閉させる
ことができる。しかも、バルブのステム(軸)に斜め方
向の力が加わらないため、ステムおよびバルブガイド
(軸受)の摩耗を抑制してエンジン耐久性を向上させる
ことができる。
ルブの開閉方向以外の方向へ動くことが規制されるた
め、各バルブを正確なリフトカーブに沿って開閉させる
ことができる。しかも、バルブのステム(軸)に斜め方
向の力が加わらないため、ステムおよびバルブガイド
(軸受)の摩耗を抑制してエンジン耐久性を向上させる
ことができる。
【0011】さらに、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項3に記載したように、前記バルブ
の開閉方向に平行するガイド軸を固設し、このガイド軸
に前記ガイド部材を摺動自在に組み付けた。これによ
り、簡素な構造で各バルブを正確に開閉可能にしてエン
ジンの信頼性を高めることができる。
の動弁装置は、請求項3に記載したように、前記バルブ
の開閉方向に平行するガイド軸を固設し、このガイド軸
に前記ガイド部材を摺動自在に組み付けた。これによ
り、簡素な構造で各バルブを正確に開閉可能にしてエン
ジンの信頼性を高めることができる。
【0012】そして、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項4に記載したように、前記カム軸
の軸方向に沿って2つのバルブが並べて配置されている
場合において、両バルブのバルブスプリング間の領域
に、かつ両バルブ間を結ぶ連絡線を略直角方向から挟む
形で前記ガイド軸を2本設けた。こうすれば、ロッカー
アームの揺動時にロッカーアームの作用点がバルブとガ
イド部材をカム軸側に引き寄せようとする力に沿って2
本のガイド軸が並ぶため、バルブステムに軸方向以外の
力が加わることを一層有効に防ぐことができる。
の動弁装置は、請求項4に記載したように、前記カム軸
の軸方向に沿って2つのバルブが並べて配置されている
場合において、両バルブのバルブスプリング間の領域
に、かつ両バルブ間を結ぶ連絡線を略直角方向から挟む
形で前記ガイド軸を2本設けた。こうすれば、ロッカー
アームの揺動時にロッカーアームの作用点がバルブとガ
イド部材をカム軸側に引き寄せようとする力に沿って2
本のガイド軸が並ぶため、バルブステムに軸方向以外の
力が加わることを一層有効に防ぐことができる。
【0013】また、本発明に係る4サイクルエンジンの
動弁装置は、請求項5に記載したように、前記支点部材
の先端付近の両サイドに、前記ロッカーアームの支点区
間を挟む一対のフランジ部を形成した。これにより、ロ
ッカーアームがその揺動面方向に対し直角な方向に移動
したり傾斜することが確実に抑制されるため、エンジン
ノイズを低減させるとともに、ロッカーアームの傾斜に
よるロッカーアームと動弁カム(カム面)の片当りを抑
制してエンジン耐久性を向上させることができる。しか
も、ロッカーアームや、ロッカーアームとガイド部材と
の連結部(作用点)およびガイド軸等を捻る力が無くな
るので、これらの部材を軽量化してエンジンの高回転追
従性を向上させることができる。
動弁装置は、請求項5に記載したように、前記支点部材
の先端付近の両サイドに、前記ロッカーアームの支点区
間を挟む一対のフランジ部を形成した。これにより、ロ
ッカーアームがその揺動面方向に対し直角な方向に移動
したり傾斜することが確実に抑制されるため、エンジン
ノイズを低減させるとともに、ロッカーアームの傾斜に
よるロッカーアームと動弁カム(カム面)の片当りを抑
制してエンジン耐久性を向上させることができる。しか
も、ロッカーアームや、ロッカーアームとガイド部材と
の連結部(作用点)およびガイド軸等を捻る力が無くな
るので、これらの部材を軽量化してエンジンの高回転追
従性を向上させることができる。
【0014】さらに、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項6に記載したように、前記フラン
ジ部を、前記支点部材の回動方向の少なくとも前記動弁
カム側に延長形成した。こうすれば、バルブリフト量が
小さい時、即ち支点部材の先端位置がロッカーアームの
作用点に近づいた時に、ロッカーアームの支点よりも力
点寄りの部分がフランジ部により保持されるため、ロッ
カーアームのカム軸軸方向への移動をより効果的に抑制
することができる。
の動弁装置は、請求項6に記載したように、前記フラン
ジ部を、前記支点部材の回動方向の少なくとも前記動弁
カム側に延長形成した。こうすれば、バルブリフト量が
小さい時、即ち支点部材の先端位置がロッカーアームの
作用点に近づいた時に、ロッカーアームの支点よりも力
点寄りの部分がフランジ部により保持されるため、ロッ
カーアームのカム軸軸方向への移動をより効果的に抑制
することができる。
【0015】そして、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項7に記載したように、前記カム軸
の軸方向に沿って複数の動弁カムが並べて配置されてい
る場合において、バルブリフト量を可変させる方のバル
ブを開閉する動弁カムを、バルブリフト量を可変させな
い方のバルブを開閉する動弁カムよりも燃焼室の中心部
寄りに配置した。これにより、ロッカーアームの力点、
支点、作用点の3点がロッカーアーム揺動面方向に対し
直角な方向にずれることなく、3点が略直線的に配列さ
れるので、ロッカーアームを捻る力が加わらなくなる。
したがって、その分ロッカーアームを軽量化してエンジ
ンの高回転追従性を向上させることができる。
の動弁装置は、請求項7に記載したように、前記カム軸
の軸方向に沿って複数の動弁カムが並べて配置されてい
る場合において、バルブリフト量を可変させる方のバル
ブを開閉する動弁カムを、バルブリフト量を可変させな
い方のバルブを開閉する動弁カムよりも燃焼室の中心部
寄りに配置した。これにより、ロッカーアームの力点、
支点、作用点の3点がロッカーアーム揺動面方向に対し
直角な方向にずれることなく、3点が略直線的に配列さ
れるので、ロッカーアームを捻る力が加わらなくなる。
したがって、その分ロッカーアームを軽量化してエンジ
ンの高回転追従性を向上させることができる。
【0016】また、本発明に係る4サイクルエンジンの
動弁装置は、請求項8に記載したように、前記支点部材
の先端の回動軌跡と前記ロッカーアームの支点区間との
間の隙間を、バルブリフト量大側からバルブリフト量小
側に向かって小さくした。こうすれば、ロッカーアーム
がガタつきやすいバルブリフト量小時においてロッカー
アームのガタつきを極力抑え、エンジンノイズの低減を
図ることができる。
動弁装置は、請求項8に記載したように、前記支点部材
の先端の回動軌跡と前記ロッカーアームの支点区間との
間の隙間を、バルブリフト量大側からバルブリフト量小
側に向かって小さくした。こうすれば、ロッカーアーム
がガタつきやすいバルブリフト量小時においてロッカー
アームのガタつきを極力抑え、エンジンノイズの低減を
図ることができる。
【0017】さらに、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項9に記載したように、前記ロッカ
ーアームの作用点と前記バルブとの間にゼロラッシュア
ジャスター機構を設けたので、動弁カムとロッカーアー
ムとバルブとの間における隙間の発生を防いでエンジン
ノイズの低減を図ることができる。
の動弁装置は、請求項9に記載したように、前記ロッカ
ーアームの作用点と前記バルブとの間にゼロラッシュア
ジャスター機構を設けたので、動弁カムとロッカーアー
ムとバルブとの間における隙間の発生を防いでエンジン
ノイズの低減を図ることができる。
【0018】そして、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項10に記載したように、前記支点
部材の先端に転がり部を設け、この転がり部を前記ロッ
カーアームの支点区間に当接させた。これにより、支点
部材の先端とロッカーアーム(支点区間)との間の摩擦
が軽減されてエンジン耐久性の向上に繋がる。
の動弁装置は、請求項10に記載したように、前記支点
部材の先端に転がり部を設け、この転がり部を前記ロッ
カーアームの支点区間に当接させた。これにより、支点
部材の先端とロッカーアーム(支点区間)との間の摩擦
が軽減されてエンジン耐久性の向上に繋がる。
【0019】また、本発明に係る4サイクルエンジンの
動弁装置は、請求項11に記載したように、前記バルブ
が2つ並んで配置されている場合において、一つの天秤
状のタペット部材を両バルブの頂部に当接するように設
置し、このタペット部材の中央部に前記ロッカーアーム
の作用点を連結し、その連結部を球面待遇とした。
動弁装置は、請求項11に記載したように、前記バルブ
が2つ並んで配置されている場合において、一つの天秤
状のタペット部材を両バルブの頂部に当接するように設
置し、このタペット部材の中央部に前記ロッカーアーム
の作用点を連結し、その連結部を球面待遇とした。
【0020】こうすれば、各バルブのステム先端高さの
差がタペット部材の天秤作用により吸収されるので、連
結部に設けるバルブクリアランスアジャスト部を単一化
でき、その調整作業性が向上するとともにエンジンノイ
ズが低減する。同時に可動部の重量軽減となってエンジ
ンの高回転追従性向上に貢献する。
差がタペット部材の天秤作用により吸収されるので、連
結部に設けるバルブクリアランスアジャスト部を単一化
でき、その調整作業性が向上するとともにエンジンノイ
ズが低減する。同時に可動部の重量軽減となってエンジ
ンの高回転追従性向上に貢献する。
【0021】さらに、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項12に記載したように、前記タペ
ット部材に前記各バルブの頂部を密に嵌合させた。これ
により、各バルブの頂部がタペット部材の本来の移動方
向以外の方向への動きを規制するため、他に動きを規制
する部材を設ける必要がなくなり、可動部の重量を軽減
させてエンジンの高回転追従性を向上させることができ
る。
の動弁装置は、請求項12に記載したように、前記タペ
ット部材に前記各バルブの頂部を密に嵌合させた。これ
により、各バルブの頂部がタペット部材の本来の移動方
向以外の方向への動きを規制するため、他に動きを規制
する部材を設ける必要がなくなり、可動部の重量を軽減
させてエンジンの高回転追従性を向上させることができ
る。
【0022】そして、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項13に記載したように、少なくと
も前記バルブリフト量がゼロの区間全域において、前記
ロッカーアームの力点が前記動弁カムの外周から離れな
いように規制する踊り防止カムを設けた。この踊り防止
カムを設けることにより、ロッカーアームの踊りが確実
に防止されるため、エンジンの高回転追従性をより向上
させることができる。
の動弁装置は、請求項13に記載したように、少なくと
も前記バルブリフト量がゼロの区間全域において、前記
ロッカーアームの力点が前記動弁カムの外周から離れな
いように規制する踊り防止カムを設けた。この踊り防止
カムを設けることにより、ロッカーアームの踊りが確実
に防止されるため、エンジンの高回転追従性をより向上
させることができる。
【0023】また、本発明に係る4サイクルエンジンの
動弁装置は、請求項14に記載したように、前記踊り防
止カムを吸気バルブと排気バルブのなすVバンク間に、
かつ前記カム軸と踊り防止カムとの間にロッカーアーム
の力点が挟まれる位置に配置した。このため、Vバンク
間のデッドスペースを有効に利用し、シリンダーヘッド
を大型化することなく踊り防止カムを設けることができ
る。
動弁装置は、請求項14に記載したように、前記踊り防
止カムを吸気バルブと排気バルブのなすVバンク間に、
かつ前記カム軸と踊り防止カムとの間にロッカーアーム
の力点が挟まれる位置に配置した。このため、Vバンク
間のデッドスペースを有効に利用し、シリンダーヘッド
を大型化することなく踊り防止カムを設けることができ
る。
【0024】さらに、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項15に記載したように、前記踊り
防止カムを前記カム軸により直接駆動した。こうすれ
ば、カム軸と踊り防止カムとの間の軸間距離が小さいこ
とから、駆動ギヤ等の駆動系を小型化してエンジンのコ
ンパクト化を図ることができる。
の動弁装置は、請求項15に記載したように、前記踊り
防止カムを前記カム軸により直接駆動した。こうすれ
ば、カム軸と踊り防止カムとの間の軸間距離が小さいこ
とから、駆動ギヤ等の駆動系を小型化してエンジンのコ
ンパクト化を図ることができる。
【0025】そして、本発明に係る4サイクルエンジン
の動弁装置は、請求項16に記載したように、前記ロッ
カーアームの力点を前記動弁カム側に付勢する付勢手段
を設けた。このような付勢手段を設ければ、動弁カムと
ロッカーアームとの間の隙間が常時ゼロに保たれるの
で、エンジンノイズの低減に貢献することができる。
の動弁装置は、請求項16に記載したように、前記ロッ
カーアームの力点を前記動弁カム側に付勢する付勢手段
を設けた。このような付勢手段を設ければ、動弁カムと
ロッカーアームとの間の隙間が常時ゼロに保たれるの
で、エンジンノイズの低減に貢献することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る動弁装置が適用
された車両用4サイクルエンジンの第一実施形態を示す
シリンダーヘッドの縦断面図であり、図2と図3はそれ
ぞれ図1のII−II線とIII−III線に沿う縦断
面図、図4は図3のIV矢視図である。
基づいて説明する。図1は本発明に係る動弁装置が適用
された車両用4サイクルエンジンの第一実施形態を示す
シリンダーヘッドの縦断面図であり、図2と図3はそれ
ぞれ図1のII−II線とIII−III線に沿う縦断
面図、図4は図3のIV矢視図である。
【0027】このシリンダーヘッド1は、燃焼室2に吸
気ポート3と排気ポート4が対向方向から連通し、燃焼
室2の上方に1本のカム軸5が軸支されたSOHCクロ
スフロー形式であり、上部にヘッドカバー6が被装され
ている。部材7は点火プラグである。
気ポート3と排気ポート4が対向方向から連通し、燃焼
室2の上方に1本のカム軸5が軸支されたSOHCクロ
スフロー形式であり、上部にヘッドカバー6が被装され
ている。部材7は点火プラグである。
【0028】吸気ポート3と排気ポート4には、それぞ
れ吸気バルブ8と排気バルブ9が筒状のバルブガイド1
0,11により摺動自在に設けられ、これらのバルブ
8,9はバルブスプリング12,13により常時閉弁方
向に付勢されている。このバルブ回りの構造は公知の4
サイクルエンジンと同様である。カム軸5はタイミング
チェーン14とカムスプロケット15により図示しない
クランク軸に駆動される。
れ吸気バルブ8と排気バルブ9が筒状のバルブガイド1
0,11により摺動自在に設けられ、これらのバルブ
8,9はバルブスプリング12,13により常時閉弁方
向に付勢されている。このバルブ回りの構造は公知の4
サイクルエンジンと同様である。カム軸5はタイミング
チェーン14とカムスプロケット15により図示しない
クランク軸に駆動される。
【0029】このエンジンにおいて、少なくとも吸気ポ
ート3側は燃焼室2に対して二股状に分岐して繋がって
おり、その分岐路の末端部に吸気バルブ8が設けられて
いる。したがって、1つの燃焼室あたり2個の吸気バル
ブ8がカム軸5の軸方向沿いに並んで配置されている。
排気ポート4と排気バルブ9も同様な構造であってよ
い。
ート3側は燃焼室2に対して二股状に分岐して繋がって
おり、その分岐路の末端部に吸気バルブ8が設けられて
いる。したがって、1つの燃焼室あたり2個の吸気バル
ブ8がカム軸5の軸方向沿いに並んで配置されている。
排気ポート4と排気バルブ9も同様な構造であってよ
い。
【0030】そして、カム軸5に設けられた動弁カムで
ある吸気カム16の動きがロッカーアーム17を介して
吸気バルブ8に伝えられ、同じくカム軸5に設けられた
動弁カムである排気カム18の動きがロッカーアーム1
9を介して排気バルブ9に伝えられ、吸気バルブ8と排
気バルブ9が所定のタイミングで開閉される。
ある吸気カム16の動きがロッカーアーム17を介して
吸気バルブ8に伝えられ、同じくカム軸5に設けられた
動弁カムである排気カム18の動きがロッカーアーム1
9を介して排気バルブ9に伝えられ、吸気バルブ8と排
気バルブ9が所定のタイミングで開閉される。
【0031】排気側のロッカーアーム19は一般的なシ
ーソー型であり、その中間のピボット部191がロッカ
ー軸20により揺動自在に軸支され、力点であるスリッ
パ面192に排気カム18の山が押し付けられると、作
用点であるアジャスト部(タペット)193が排気バル
ブ9のステム(軸)上端を押し下げ、バルブスプリング
13の付勢力に抗して排気バルブ9を開弁させる。
ーソー型であり、その中間のピボット部191がロッカ
ー軸20により揺動自在に軸支され、力点であるスリッ
パ面192に排気カム18の山が押し付けられると、作
用点であるアジャスト部(タペット)193が排気バル
ブ9のステム(軸)上端を押し下げ、バルブスプリング
13の付勢力に抗して排気バルブ9を開弁させる。
【0032】一方、吸気側のロッカーアーム17は、排
気側のロッカーアーム19よりも屈曲した別形状とさ
れ、その一端に力点として設けられたスリッパ面171
が吸気カム16上にあてがわれ、他端に作用点として設
けられたピボット部172にピボット軸21を介してガ
イド部材22が回動自在に連結され、このガイド部材2
2の両端に設けられたアジャスト部(タペット)23,
23が2つの吸気バルブ8,8の頂部(ステム上端)に
当接する。
気側のロッカーアーム19よりも屈曲した別形状とさ
れ、その一端に力点として設けられたスリッパ面171
が吸気カム16上にあてがわれ、他端に作用点として設
けられたピボット部172にピボット軸21を介してガ
イド部材22が回動自在に連結され、このガイド部材2
2の両端に設けられたアジャスト部(タペット)23,
23が2つの吸気バルブ8,8の頂部(ステム上端)に
当接する。
【0033】また、吸気側のロッカーアーム17には後
述する円弧状の支点区間173が設けられ、その上方に
レバー状の支点部材25が軸支されている。この支点部
材25は例えば中空軸状の回動軸251に一体形成さ
れ、回動軸251の回動軸線はカム軸5に平行であり、
その両端がシリンダーヘッド1に設けられた軸受部2
6,27に回転自在に軸支されている。
述する円弧状の支点区間173が設けられ、その上方に
レバー状の支点部材25が軸支されている。この支点部
材25は例えば中空軸状の回動軸251に一体形成さ
れ、回動軸251の回動軸線はカム軸5に平行であり、
その両端がシリンダーヘッド1に設けられた軸受部2
6,27に回転自在に軸支されている。
【0034】回動軸251の一端にはウォームホイール
29が固定される一方、ヘッドカバー6にはアクチュエ
ーターとしてサーボモーター30が設けられ、このサー
ボモーター30の主軸に形成されたウォームギヤ31が
ウォームホイール29に噛み合い、サーボモーター30
の作動により回動軸251と支点部材25が回動する。
ヘッドカバー6には回動軸251の回動量を検出する回
動量検出センサー32が設けられている。
29が固定される一方、ヘッドカバー6にはアクチュエ
ーターとしてサーボモーター30が設けられ、このサー
ボモーター30の主軸に形成されたウォームギヤ31が
ウォームホイール29に噛み合い、サーボモーター30
の作動により回動軸251と支点部材25が回動する。
ヘッドカバー6には回動軸251の回動量を検出する回
動量検出センサー32が設けられている。
【0035】ロッカーアーム17の支点区間173はロ
ッカーアーム17の中間部からピボット部172にかけ
て形成されており、その円弧形状が支点部材25の先端
の回動軌跡に沿うようにされ、支点部材25の先端が支
点区間173の内周面に当接する。支点部材25は支点
区間173の円弧範囲内の角度で回動し、これによりロ
ッカーアーム17の支点位置が変化して吸気バルブ8の
バルブリフト量が可変する。
ッカーアーム17の中間部からピボット部172にかけ
て形成されており、その円弧形状が支点部材25の先端
の回動軌跡に沿うようにされ、支点部材25の先端が支
点区間173の内周面に当接する。支点部材25は支点
区間173の円弧範囲内の角度で回動し、これによりロ
ッカーアーム17の支点位置が変化して吸気バルブ8の
バルブリフト量が可変する。
【0036】例えば、支点部材25が図1中に実線で示
すA位置にある時には、ロッカーアーム17の支点位置
が最もカム軸5寄りに位置してレバー比が小さくなり、
吸気バルブ8のバルブリフト量が最大になる。このた
め、燃焼室2に吸入される燃料混合気量が増大してエン
ジン出力が大きくなる。
すA位置にある時には、ロッカーアーム17の支点位置
が最もカム軸5寄りに位置してレバー比が小さくなり、
吸気バルブ8のバルブリフト量が最大になる。このた
め、燃焼室2に吸入される燃料混合気量が増大してエン
ジン出力が大きくなる。
【0037】また、支点部材25が図1中に二点鎖線で
示すB位置にある時には、ロッカーアーム17の支点位
置が最もピボット部172(ピボット軸21)寄りに位
置してレバー比が大きくなり、吸気バルブ8のバルブリ
フト量が最小(ゼロまたは微小量)になる。このため、
燃焼室2に吸入される燃料混合気量が減少してエンジン
出力が小さくなる。
示すB位置にある時には、ロッカーアーム17の支点位
置が最もピボット部172(ピボット軸21)寄りに位
置してレバー比が大きくなり、吸気バルブ8のバルブリ
フト量が最小(ゼロまたは微小量)になる。このため、
燃焼室2に吸入される燃料混合気量が減少してエンジン
出力が小さくなる。
【0038】このように、支点部材25がA位置とB位
置の間を移動することにより、吸気バルブ8のバルブリ
フト量が無段階に変化し、エンジンの出力がリニアに変
化する。
置の間を移動することにより、吸気バルブ8のバルブリ
フト量が無段階に変化し、エンジンの出力がリニアに変
化する。
【0039】サーボモーター30は図示しない制御装置
(CPU)により制御される。制御装置はスロットル開
度の入力と、回動量検出センサー32から入力される支
点部材25の回動量の入力に基づいてサーボモーター3
0を作動させ、これにより運転者の意図に応じてエンジ
ン出力が設定される。
(CPU)により制御される。制御装置はスロットル開
度の入力と、回動量検出センサー32から入力される支
点部材25の回動量の入力に基づいてサーボモーター3
0を作動させ、これにより運転者の意図に応じてエンジ
ン出力が設定される。
【0040】この構成によれば、吸気バルブ8のバルブ
リフト量を略ゼロまたはアイドルリフト量から最大リフ
ト量までスムーズに可変させることができるため、バル
ブリフト量そのものをスロットル開度とし、従来吸気バ
ルブ8の上流側の吸気通路内に設置されていたスロット
ルバルブを省略して吸気通路内の抵抗物を無くし、その
結果、新気の充填効率を向上させて出力、トルク等のエ
ンジン特性を飛躍的に向上させることができる。
リフト量を略ゼロまたはアイドルリフト量から最大リフ
ト量までスムーズに可変させることができるため、バル
ブリフト量そのものをスロットル開度とし、従来吸気バ
ルブ8の上流側の吸気通路内に設置されていたスロット
ルバルブを省略して吸気通路内の抵抗物を無くし、その
結果、新気の充填効率を向上させて出力、トルク等のエ
ンジン特性を飛躍的に向上させることができる。
【0041】しかも、アイドリング時や低負荷走行時、
スロットルOFF時(エンジンブレーキ使用時)等、新
気を多量に必要としないような運転状況においては、吸
気バルブ8の開弁量が減少されて新気の吸入量が少なく
なるため、ポンピングロスを低減させて燃費効率をも向
上させることができる。
スロットルOFF時(エンジンブレーキ使用時)等、新
気を多量に必要としないような運転状況においては、吸
気バルブ8の開弁量が減少されて新気の吸入量が少なく
なるため、ポンピングロスを低減させて燃費効率をも向
上させることができる。
【0042】さらに、このようにアイドリング時や低負
荷走行時等に吸気バルブ8の開弁量が小さくなるため、
強力なバルブスプリング12を押し縮める量が小さくな
り、その分エンジンの回転抵抗が減少し、この点でも燃
費効率の向上に貢献するとともに、動弁装置を構成する
各部品の摩耗が遅延されてエンジン耐久性が向上し、併
せてエンジンノイズのレベルが低減される。
荷走行時等に吸気バルブ8の開弁量が小さくなるため、
強力なバルブスプリング12を押し縮める量が小さくな
り、その分エンジンの回転抵抗が減少し、この点でも燃
費効率の向上に貢献するとともに、動弁装置を構成する
各部品の摩耗が遅延されてエンジン耐久性が向上し、併
せてエンジンノイズのレベルが低減される。
【0043】ところで、図1および図4に示すように、
2つの吸気バルブ8,8のバルブスプリング12,12
間の領域、かつ両吸気バルブ8,8間を結ぶ連絡線Cを
略直角方向から挟む形で2本のガイド軸35,35が固
設されている。これらのガイド軸35,35の軸方向は
吸気バルブ8の開閉方向(軸方向)に平行とされ、この
ガイド軸35,35にガイド部材22が摺動メタル3
6,36を介して摺動自在に、かつガイド軸35,35
の径方向にガタ付くことなく組み付けられている。
2つの吸気バルブ8,8のバルブスプリング12,12
間の領域、かつ両吸気バルブ8,8間を結ぶ連絡線Cを
略直角方向から挟む形で2本のガイド軸35,35が固
設されている。これらのガイド軸35,35の軸方向は
吸気バルブ8の開閉方向(軸方向)に平行とされ、この
ガイド軸35,35にガイド部材22が摺動メタル3
6,36を介して摺動自在に、かつガイド軸35,35
の径方向にガタ付くことなく組み付けられている。
【0044】このように、2本のガイド軸35,35に
ガイド部材22を摺動自在に組み付けてガイド部材22
を吸気バルブ8の開閉方向(軸方向)に沿う方向にのみ
摺動可能に保持し、このガイド部材22にロッカーアー
ム17の作用点(ピボット部172)を連結し、ガイド
部材22の両端を各吸気バルブ8,8の頂部に当接させ
る構造としたため、ロッカーアーム17の作用点(17
2)や各吸気バルブ8,8の頂部がバルブ開閉方向以外
の方向へ動くことが規制される。
ガイド部材22を摺動自在に組み付けてガイド部材22
を吸気バルブ8の開閉方向(軸方向)に沿う方向にのみ
摺動可能に保持し、このガイド部材22にロッカーアー
ム17の作用点(ピボット部172)を連結し、ガイド
部材22の両端を各吸気バルブ8,8の頂部に当接させ
る構造としたため、ロッカーアーム17の作用点(17
2)や各吸気バルブ8,8の頂部がバルブ開閉方向以外
の方向へ動くことが規制される。
【0045】これにより、簡素な構造で各吸気バルブ
8,8を吸気カム16のリフトカーブに沿って正確に開
閉可能にするとともに、各吸気バルブ8,8のステム
(軸)に斜め方向の力が加わることを防止してステムお
よびバルブガイド10の摩耗を抑制し、エンジン耐久性
を著しく向上させて総合的にエンジンの信頼性を高める
ことができる。
8,8を吸気カム16のリフトカーブに沿って正確に開
閉可能にするとともに、各吸気バルブ8,8のステム
(軸)に斜め方向の力が加わることを防止してステムお
よびバルブガイド10の摩耗を抑制し、エンジン耐久性
を著しく向上させて総合的にエンジンの信頼性を高める
ことができる。
【0046】しかも、このように各吸気バルブ8,8の
ステム(軸)に負荷が掛からないため、その分ステム径
を細くして各吸気バルブ8,8の往復運動に伴う慣性重
量を軽減し、エンジンの高回転追従性を向上させること
ができる。なお、ガイド部材22はロッカーアーム17
と別体であるため、ガイド部材22を軽合金化してより
軽量にすることもできる。
ステム(軸)に負荷が掛からないため、その分ステム径
を細くして各吸気バルブ8,8の往復運動に伴う慣性重
量を軽減し、エンジンの高回転追従性を向上させること
ができる。なお、ガイド部材22はロッカーアーム17
と別体であるため、ガイド部材22を軽合金化してより
軽量にすることもできる。
【0047】また、2本のガイド軸35,35が2つの
バルブスプリング12,12間の領域に、かつ両吸気バ
ルブ8,8の連絡線Cを略直角方向から挟む形で設けら
れているため、ロッカーアーム17の揺動時にピボット
部172が吸気バルブ8,8とガイド部材22をカム軸
5側に引き寄せようとする力に沿って2本のガイド軸3
5,35が並ぶ形態となり、このため吸気バルブ8,8
に軸方向以外の力が加わることを一層有効に防ぐことが
できる。
バルブスプリング12,12間の領域に、かつ両吸気バ
ルブ8,8の連絡線Cを略直角方向から挟む形で設けら
れているため、ロッカーアーム17の揺動時にピボット
部172が吸気バルブ8,8とガイド部材22をカム軸
5側に引き寄せようとする力に沿って2本のガイド軸3
5,35が並ぶ形態となり、このため吸気バルブ8,8
に軸方向以外の力が加わることを一層有効に防ぐことが
できる。
【0048】ガイド軸35,35はバルブスプリング1
2,12間のデッドスペースに設置されるため、ガイド
軸35,35の設置に伴うエンジンの大型化はあり得
ず、しかもガイド軸35,35の軸間を狭めてガイド部
材22を小型化し、高回転追従化に一層貢献できる。
2,12間のデッドスペースに設置されるため、ガイド
軸35,35の設置に伴うエンジンの大型化はあり得
ず、しかもガイド軸35,35の軸間を狭めてガイド部
材22を小型化し、高回転追従化に一層貢献できる。
【0049】一方、図1および図3に示すように、支点
部材25の先端付近の両サイドには、ロッカーアーム1
7の支点区間173を挟む一対のフランジ部252,2
52が形成されている。このフランジ部252,252
は、支点部材25の回動方向の少なくとも吸気カム16
側に延長形成されている。
部材25の先端付近の両サイドには、ロッカーアーム1
7の支点区間173を挟む一対のフランジ部252,2
52が形成されている。このフランジ部252,252
は、支点部材25の回動方向の少なくとも吸気カム16
側に延長形成されている。
【0050】フランジ部252,252は、ロッカーア
ーム17がその揺動面方向に対し直角な方向(カム軸5
の軸方向)に移動したり傾斜することを確実に抑制する
ため、ロッカーアーム17の移動や傾斜により発生しが
ちなエンジンノイズを低減させるとともに、傾斜による
ロッカーアーム17と吸気カム16の片当り(偏摩耗)
を抑制してエンジン耐久性を向上させることができる。
ーム17がその揺動面方向に対し直角な方向(カム軸5
の軸方向)に移動したり傾斜することを確実に抑制する
ため、ロッカーアーム17の移動や傾斜により発生しが
ちなエンジンノイズを低減させるとともに、傾斜による
ロッカーアーム17と吸気カム16の片当り(偏摩耗)
を抑制してエンジン耐久性を向上させることができる。
【0051】しかも、ロッカーアーム17や、ロッカー
アーム17とガイド部材22とを連結するピボット軸2
1およびガイド軸35,35等を捻る力が無くなるの
で、その分、ロッカーアーム17、ピボット軸21、ガ
イド部材22、ガイド軸35,35等の強度を落とすこ
とができ、これらの部材を軽量化してエンジンの高回転
追従性を向上させることができる。
アーム17とガイド部材22とを連結するピボット軸2
1およびガイド軸35,35等を捻る力が無くなるの
で、その分、ロッカーアーム17、ピボット軸21、ガ
イド部材22、ガイド軸35,35等の強度を落とすこ
とができ、これらの部材を軽量化してエンジンの高回転
追従性を向上させることができる。
【0052】また、フランジ部252,252を支点部
材25の回動方向の少なくとも吸気カム16側に延長形
成したことにより、バルブリフト量が小さい時、即ち支
点部材25の先端位置がロッカーアーム17のピボット
部172に近づいた時(B位置付近)に、ロッカーアー
ム17の支点よりも力点寄りの部分がフランジ部25
2,252の延長形成部により保持されるため、ロッカ
ーアーム17がカム軸5の軸方向に移動することをより
効果的に抑制することができる。なお、フランジ部25
2,252は支点部材25の回動方向の吸気カム16側
のみならず、吸気バルブ8側に延長形成してもよい。
材25の回動方向の少なくとも吸気カム16側に延長形
成したことにより、バルブリフト量が小さい時、即ち支
点部材25の先端位置がロッカーアーム17のピボット
部172に近づいた時(B位置付近)に、ロッカーアー
ム17の支点よりも力点寄りの部分がフランジ部25
2,252の延長形成部により保持されるため、ロッカ
ーアーム17がカム軸5の軸方向に移動することをより
効果的に抑制することができる。なお、フランジ部25
2,252は支点部材25の回動方向の吸気カム16側
のみならず、吸気バルブ8側に延長形成してもよい。
【0053】ところで、図2に示すように、カム軸5に
は吸気カム16と排気カム18が軸方向に並べて配置さ
れているが、バルブリフト量の可変する吸気バルブ8を
開閉する方の吸気カム16が、バルブリフト量の可変し
ない排気バルブ9を開閉する方の排気カム18よりも燃
焼室2の中心部寄りに配置されている。
は吸気カム16と排気カム18が軸方向に並べて配置さ
れているが、バルブリフト量の可変する吸気バルブ8を
開閉する方の吸気カム16が、バルブリフト量の可変し
ない排気バルブ9を開閉する方の排気カム18よりも燃
焼室2の中心部寄りに配置されている。
【0054】こうすることにより、ロッカーアーム17
の力点(スリッパ面171)、支点(支点区間17
3)、作用点(ピボット部172)の3点がロッカーア
ーム17の揺動面方向に対し直角な方向にずれず、この
3点が略直線的に配列されるので、ロッカーアーム17
を捻る力が加わらなくなる。したがって、その分ロッカ
ーアーム17を軽量化してエンジンの高回転追従性を向
上させることができる。
の力点(スリッパ面171)、支点(支点区間17
3)、作用点(ピボット部172)の3点がロッカーア
ーム17の揺動面方向に対し直角な方向にずれず、この
3点が略直線的に配列されるので、ロッカーアーム17
を捻る力が加わらなくなる。したがって、その分ロッカ
ーアーム17を軽量化してエンジンの高回転追従性を向
上させることができる。
【0055】また、図5に示すように、支点部材25の
先端の回動軌跡とロッカーアーム17の支点区間173
との間の隙間Sは、バルブリフト量大側(A位置側)か
らバルブリフト量小側(B位置側)に向かって小さくな
るように設定されている。
先端の回動軌跡とロッカーアーム17の支点区間173
との間の隙間Sは、バルブリフト量大側(A位置側)か
らバルブリフト量小側(B位置側)に向かって小さくな
るように設定されている。
【0056】こうすれば、ロッカーアーム17がガタつ
きやすいバルブリフト量小時においてロッカーアーム1
7のガタつき(踊り)を極力抑えるとともに、吸気バル
ブ8の着座音を減少させてエンジンノイズの低減に一層
貢献することができる。
きやすいバルブリフト量小時においてロッカーアーム1
7のガタつき(踊り)を極力抑えるとともに、吸気バル
ブ8の着座音を減少させてエンジンノイズの低減に一層
貢献することができる。
【0057】図6は本発明の第二実施形態を示すシリン
ダーヘッドの縦断面図であり、図7は図6のVII−V
II線に沿う縦断面図である。ここにおいて、支点部材
41以外の部分品の構成および作用については、第一実
施形態(図1、図3)のものと全く同一であるため、同
一符号を付して説明を省略する。
ダーヘッドの縦断面図であり、図7は図6のVII−V
II線に沿う縦断面図である。ここにおいて、支点部材
41以外の部分品の構成および作用については、第一実
施形態(図1、図3)のものと全く同一であるため、同
一符号を付して説明を省略する。
【0058】ここに示すように、支点部材41の先端に
は転がり部411が設けられている。この転がり部41
1は、図7に示すように平板状のフランジ部412,4
12の先端間にローラー軸413を架設してEリング4
14等で抜け止めをし、このローラー軸413に筒状の
ローラー部材415を回転自在に軸支したものである。
フランジ部412,412の機能は第一実施形態のフラ
ンジ部252,252と同様である。
は転がり部411が設けられている。この転がり部41
1は、図7に示すように平板状のフランジ部412,4
12の先端間にローラー軸413を架設してEリング4
14等で抜け止めをし、このローラー軸413に筒状の
ローラー部材415を回転自在に軸支したものである。
フランジ部412,412の機能は第一実施形態のフラ
ンジ部252,252と同様である。
【0059】これにより、支点部材41の先端(転がり
部411)がロッカーアーム17の支点区間173に当
接し、ローラー部材415が回転自在であることから支
点部材41とロッカーアーム17との間の摩擦が大幅に
軽減される。よって、支点部材41とロッカーアーム1
7との間の摩耗を防止してエンジン耐久性を向上させる
ことができる。
部411)がロッカーアーム17の支点区間173に当
接し、ローラー部材415が回転自在であることから支
点部材41とロッカーアーム17との間の摩擦が大幅に
軽減される。よって、支点部材41とロッカーアーム1
7との間の摩耗を防止してエンジン耐久性を向上させる
ことができる。
【0060】図8は本発明の第三実施形態を示すシリン
ダーヘッドの縦断面図であり、図9は図8のIX−IX
線に沿う縦断面図、図10は図9のX矢視図である。
ダーヘッドの縦断面図であり、図9は図8のIX−IX
線に沿う縦断面図、図10は図9のX矢視図である。
【0061】ここでは、カム軸5の軸方向沿いに2つ並
んで配置された吸気バルブ8,8の各々の頂部に当接す
るように一つの天秤状のタペット部材45が設置され、
このタペット部材45の上面中央部にネジ結合されたボ
ールジョイント46と、ロッカーアーム47の作用点で
あるピボット部471との間が連結されている。
んで配置された吸気バルブ8,8の各々の頂部に当接す
るように一つの天秤状のタペット部材45が設置され、
このタペット部材45の上面中央部にネジ結合されたボ
ールジョイント46と、ロッカーアーム47の作用点で
あるピボット部471との間が連結されている。
【0062】ボールジョイント46の上部は球形状であ
り、ピボット部471にはボールジョイント46の球形
状をガタなく包み込む凹形状のメタル軸受472が内蔵
されているため、連結部の待遇が球面待遇となってお
り、タペット部材45とロッカーアーム47との間がガ
タ無く屈曲自在に連結されている。なお、サークリップ
473によりボールジョイント46がピボット部471
から抜け出ることが防止されている。2つの吸気バルブ
8,8の頂部はタペット部材45の下面に密に嵌合され
ている。
り、ピボット部471にはボールジョイント46の球形
状をガタなく包み込む凹形状のメタル軸受472が内蔵
されているため、連結部の待遇が球面待遇となってお
り、タペット部材45とロッカーアーム47との間がガ
タ無く屈曲自在に連結されている。なお、サークリップ
473によりボールジョイント46がピボット部471
から抜け出ることが防止されている。2つの吸気バルブ
8,8の頂部はタペット部材45の下面に密に嵌合され
ている。
【0063】タペット部材45とボールジョイント46
との間のネジ結合部はバルブクリアランスアジャスト部
48となり、ボールジョイント46を捻ることでバルブ
クリアランスが調整され、調整後はロックナット49で
固定される。
との間のネジ結合部はバルブクリアランスアジャスト部
48となり、ボールジョイント46を捻ることでバルブ
クリアランスが調整され、調整後はロックナット49で
固定される。
【0064】この構成によれば、もしも各吸気バルブ
8,8のステム先端の高さに差があったとしても、その
差がタペット部材45の天秤作用により吸収されるた
め、結果的に1つのバルブクリアランスアジャスト部4
8で2つの吸気バルブ8,8のバルブクリアランスを同
時に調整できる。したがって、バルブクリアランス調整
が容易になるとともに、調整部の数が減少することでエ
ンジンノイズが低減する。しかも、このようにアジャス
ト部が単一化されるので可動部の重量軽減となり、エン
ジンの高回転追従性の向上にも大きく貢献することがで
きる。
8,8のステム先端の高さに差があったとしても、その
差がタペット部材45の天秤作用により吸収されるた
め、結果的に1つのバルブクリアランスアジャスト部4
8で2つの吸気バルブ8,8のバルブクリアランスを同
時に調整できる。したがって、バルブクリアランス調整
が容易になるとともに、調整部の数が減少することでエ
ンジンノイズが低減する。しかも、このようにアジャス
ト部が単一化されるので可動部の重量軽減となり、エン
ジンの高回転追従性の向上にも大きく貢献することがで
きる。
【0065】また、各吸気バルブ8,8の頂部がタペッ
ト部材45に密に嵌合されているため、各吸気バルブ
8,8の頂部がタペット部材45の本来の移動方向以外
の方向への動きを規制する。このため、他に動きを規制
するガイド部材等を設ける必要がなくなり、可動部の重
量を軽減させてエンジンの高回転追従性を向上させるこ
とができる。
ト部材45に密に嵌合されているため、各吸気バルブ
8,8の頂部がタペット部材45の本来の移動方向以外
の方向への動きを規制する。このため、他に動きを規制
するガイド部材等を設ける必要がなくなり、可動部の重
量を軽減させてエンジンの高回転追従性を向上させるこ
とができる。
【0066】図11は本発明の第四実施形態を示すシリ
ンダーヘッドの縦断面図であり、図12は図11のXI
I−XII線に沿う縦断面図、図13は図12のXII
I矢視図である。
ンダーヘッドの縦断面図であり、図12は図11のXI
I−XII線に沿う縦断面図、図13は図12のXII
I矢視図である。
【0067】ここでも、第三実施形態と同じく、カム軸
5の軸方向沿いに2つ並んで配置された吸気バルブ8,
8の各々の頂部に当接するように一つの天秤状のタペッ
ト部材53が設置されており、各吸気バルブ8,8の頂
部がタペット部材53の下面に密に嵌合されているが、
タペット部材53とロッカーアーム54のピボット部5
41とを連結するボールジョイント55は、タペット部
材53側ではなくロッカーアーム54側にネジ結合さ
れ、ロックナット56で固定されている。
5の軸方向沿いに2つ並んで配置された吸気バルブ8,
8の各々の頂部に当接するように一つの天秤状のタペッ
ト部材53が設置されており、各吸気バルブ8,8の頂
部がタペット部材53の下面に密に嵌合されているが、
タペット部材53とロッカーアーム54のピボット部5
41とを連結するボールジョイント55は、タペット部
材53側ではなくロッカーアーム54側にネジ結合さ
れ、ロックナット56で固定されている。
【0068】タペット部材53の上面中央部にはボール
ジョイント55の球形状をガタなく包み込む凹形状のメ
タル軸受531が内蔵されているため、ボールジョイン
ト55とタペット部材53との間が球面待遇となってお
り、タペット部材53とロッカーアーム54との間がガ
タ無く屈曲自在に連結されている。そして、サークリッ
プ532によりボールジョイント55の抜け止めがなさ
れている。
ジョイント55の球形状をガタなく包み込む凹形状のメ
タル軸受531が内蔵されているため、ボールジョイン
ト55とタペット部材53との間が球面待遇となってお
り、タペット部材53とロッカーアーム54との間がガ
タ無く屈曲自在に連結されている。そして、サークリッ
プ532によりボールジョイント55の抜け止めがなさ
れている。
【0069】ロッカーアーム54(ピボット部541)
とボールジョイント55との間のネジ結合部はバルブク
リアランスアジャスト部57となり、ボールジョイント
55を捻ることによりバルブクリアランスが調整され、
調整後はロックナット56で緩み止めがなされる。
とボールジョイント55との間のネジ結合部はバルブク
リアランスアジャスト部57となり、ボールジョイント
55を捻ることによりバルブクリアランスが調整され、
調整後はロックナット56で緩み止めがなされる。
【0070】この構成によれば、バルブクリアランスア
ジャスト部57にアクセスしやすくなるのでバルブクリ
アランス調整が容易になるメリットがある。
ジャスト部57にアクセスしやすくなるのでバルブクリ
アランス調整が容易になるメリットがある。
【0071】ところで、前記第三実施形態および第四実
施形態において、バルブクリアランスアジャスト部4
8,57の代わりに公知のゼロラッシュアジャスター機
構を設けることが考えられる。こうすれば、吸気カムと
ロッカーアームと吸気バルブとの間における隙間の発生
が完全に防止されるため、エンジンノイズが低減される
とともに、バルブクリアランス調整が不要になりメンテ
ナンスフリーになる。
施形態において、バルブクリアランスアジャスト部4
8,57の代わりに公知のゼロラッシュアジャスター機
構を設けることが考えられる。こうすれば、吸気カムと
ロッカーアームと吸気バルブとの間における隙間の発生
が完全に防止されるため、エンジンノイズが低減される
とともに、バルブクリアランス調整が不要になりメンテ
ナンスフリーになる。
【0072】図14は本発明の第五実施形態を示すシリ
ンダーヘッドの縦断面図であり、図15は図14のXV
−XV線に沿う縦断面図である。ここにおける基本的な
構成は第一実施形態〜第四実施形態のものと同様である
が、相違点はカム軸5の上部に踊り防止カム61が設け
られていることである。
ンダーヘッドの縦断面図であり、図15は図14のXV
−XV線に沿う縦断面図である。ここにおける基本的な
構成は第一実施形態〜第四実施形態のものと同様である
が、相違点はカム軸5の上部に踊り防止カム61が設け
られていることである。
【0073】この踊り防止カム61は吸気バルブ8と排
気バルブ9のなすVバンク間に回転自在に軸支されてお
り、カム軸5に回転一体に設けられたドライブギヤ62
が、踊り防止カム61に回転一体に設けられたドリブン
ギヤ63に噛み合わされているため、踊り防止カム61
はカム軸5に直接駆動されてカム軸5と等速で回転す
る。
気バルブ9のなすVバンク間に回転自在に軸支されてお
り、カム軸5に回転一体に設けられたドライブギヤ62
が、踊り防止カム61に回転一体に設けられたドリブン
ギヤ63に噛み合わされているため、踊り防止カム61
はカム軸5に直接駆動されてカム軸5と等速で回転す
る。
【0074】一方、ロッカーアーム65の力点であるス
リッパ面651の上面には、このスリッパ面651を吸
気カム16側に付勢する付勢手段が設けられている。図
15に示すように、この付勢手段は、スリッパ面651
の上面に形成された凹部にスプリング66を挟んで凸型
断面の押圧子67を挿入し、サークリップ68で抜け止
めを施したものである。
リッパ面651の上面には、このスリッパ面651を吸
気カム16側に付勢する付勢手段が設けられている。図
15に示すように、この付勢手段は、スリッパ面651
の上面に形成された凹部にスプリング66を挟んで凸型
断面の押圧子67を挿入し、サークリップ68で抜け止
めを施したものである。
【0075】カム軸5と踊り防止カム61との間にはロ
ッカーアーム65のスリッパ面651が挟まれる。踊り
防止カム61のカムプロファイルは、少なくともバルブ
リフト量がゼロの区間全域においてスリッパ面651が
吸気カム16の外周から離れないように設定され、好ま
しくは吸気カム16がどの位置に回動していても吸気カ
ム16と踊り防止カム61との間にスリッパ面651の
厚み分の間隔が空くように、例えば略半月形状に設定さ
れている。そして、押圧子67がスプリング66の付勢
力により常に踊り防止カム61の周面に押し付けられる
ため、その反力でスリッパ面651が吸気カム16の周
面に押し付けられる。
ッカーアーム65のスリッパ面651が挟まれる。踊り
防止カム61のカムプロファイルは、少なくともバルブ
リフト量がゼロの区間全域においてスリッパ面651が
吸気カム16の外周から離れないように設定され、好ま
しくは吸気カム16がどの位置に回動していても吸気カ
ム16と踊り防止カム61との間にスリッパ面651の
厚み分の間隔が空くように、例えば略半月形状に設定さ
れている。そして、押圧子67がスプリング66の付勢
力により常に踊り防止カム61の周面に押し付けられる
ため、その反力でスリッパ面651が吸気カム16の周
面に押し付けられる。
【0076】この踊り防止カム61を設けたことによ
り、ロッカーアーム65の踊りが防止される。特に支点
部材70が吸気バルブ8側に回動している時にはスリッ
パ面651側の端部の自由度が大きくなるが、踊り防止
カム61がスリッパ面651の吸気カム16周面からの
浮き上がりを防止するため、ロッカーアーム65の踊り
が確実に防止されてエンジンの高回転追従性をより向上
させることができる。
り、ロッカーアーム65の踊りが防止される。特に支点
部材70が吸気バルブ8側に回動している時にはスリッ
パ面651側の端部の自由度が大きくなるが、踊り防止
カム61がスリッパ面651の吸気カム16周面からの
浮き上がりを防止するため、ロッカーアーム65の踊り
が確実に防止されてエンジンの高回転追従性をより向上
させることができる。
【0077】また、ロッカーアーム65のスリッパ面6
51にスプリング66と押圧子67を付勢手段として設
けたことにより、吸気カム16とロッカーアーム65
(スリッパ面651)との間の隙間が常時ゼロに保た
れ、吸気カム16とスリッパ面651とがぶつかり合う
騒音が発生しなくなるため、エンジンノイズの低減にも
多大に貢献できる。
51にスプリング66と押圧子67を付勢手段として設
けたことにより、吸気カム16とロッカーアーム65
(スリッパ面651)との間の隙間が常時ゼロに保た
れ、吸気カム16とスリッパ面651とがぶつかり合う
騒音が発生しなくなるため、エンジンノイズの低減にも
多大に貢献できる。
【0078】踊り防止カム61は吸気バルブ8と排気バ
ルブ9のなすVバンク間に配置されているため、Vバン
ク間のデッドスペースを有効に利用し、シリンダーヘッ
ド1を大型化することなく踊り防止カム61を設けるこ
とができる。
ルブ9のなすVバンク間に配置されているため、Vバン
ク間のデッドスペースを有効に利用し、シリンダーヘッ
ド1を大型化することなく踊り防止カム61を設けるこ
とができる。
【0079】また、踊り防止カム61はカム軸5により
直接駆動されるが、カム軸5と踊り防止カム61間の軸
間距離が小さいことから、ドライブギヤ62とドリブン
ギヤ63を小径化でき、これによりエンジンのコンパク
ト性を損なうことなく踊り防止カム61を設けることが
できる。
直接駆動されるが、カム軸5と踊り防止カム61間の軸
間距離が小さいことから、ドライブギヤ62とドリブン
ギヤ63を小径化でき、これによりエンジンのコンパク
ト性を損なうことなく踊り防止カム61を設けることが
できる。
【0080】ところで、上記第一〜第五実施形態におい
ては、吸気バルブ8のみがバルブリフト量を可変できる
ように構成されているが、排気バルブ9もバルブリフト
量を可変できるように構成してもよい。また、第五実施
形態に説明した踊り防止カム61や付勢手段は第一〜第
四実施形態においても適用可能である。
ては、吸気バルブ8のみがバルブリフト量を可変できる
ように構成されているが、排気バルブ9もバルブリフト
量を可変できるように構成してもよい。また、第五実施
形態に説明した踊り防止カム61や付勢手段は第一〜第
四実施形態においても適用可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力やトルク等のエンジン特性、燃費効率、エンジン耐
久性、高回転追従性等の向上を図ると共に、エンジンノ
イズの低減とエンジンのコンパクト化を実現し、かつ信
頼性、製造性、調整作業性等に優れた4サイクルエンジ
ンの動弁装置を提供することができる。
出力やトルク等のエンジン特性、燃費効率、エンジン耐
久性、高回転追従性等の向上を図ると共に、エンジンノ
イズの低減とエンジンのコンパクト化を実現し、かつ信
頼性、製造性、調整作業性等に優れた4サイクルエンジ
ンの動弁装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る動弁装置が適用された車両用4サ
イクルエンジンの第一実施形態を示すシリンダーヘッド
の縦断面図。
イクルエンジンの第一実施形態を示すシリンダーヘッド
の縦断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断面図。
【図3】図1のIII−III線に沿う縦断面図。
【図4】図3のIV矢視図。
【図5】支点部材の先端とロッカーアームの支点区間と
の間の隙間を示す図。
の間の隙間を示す図。
【図6】本発明の第二実施形態を示すシリンダーヘッド
の縦断面図。
の縦断面図。
【図7】図6のVII−VII線に沿う縦断面図。
【図8】本発明の第三実施形態を示すシリンダーヘッド
の縦断面図。
の縦断面図。
【図9】図8のIX−IX線に沿う縦断面図。
【図10】図9のX矢視図。
【図11】本発明の第四実施形態を示すシリンダーヘッ
ドの縦断面図。
ドの縦断面図。
【図12】図11のXII−XII線に沿う縦断面図。
【図13】図12のXIII矢視図。
【図14】本発明の第五実施形態を示すシリンダーヘッ
ドの縦断面図。
ドの縦断面図。
【図15】図14のXV−XV線に沿う縦断面図。
1 シリンダーヘッド
2 燃焼室
5 カム軸
8 バルブ
17 ロッカーアーム
171 ロッカーアームの作用点であるスリッパ面
172 ロッカーアームの作用点であるピボット部
173 支点区間
18 動弁カムとしての吸気カム
22 ガイド部材
25 支点部材
252 フランジ部
30 アクチュエーターとしてのサーボモーター
35 ガイド軸
411 転がり部
45 タペット部材
61 踊り防止カム
66 付勢手段を構成するスプリング
67 付勢手段を構成する押圧子
68 付勢手段を構成するサークリップ
C 2つの吸気バルブ間を結ぶ連絡線
S 支点部材の先端の回動軌跡とロッカーアームの支点
区間との間の隙間
区間との間の隙間
フロントページの続き
Fターム(参考) 3G016 AA02 AA06 AA10 AA19 BB09
BB11 BB16 BB19 BB20 BB21
BB25 CA04 CA08 CA11 CA16
CA25 CA46 DA01 DA08 DA11
DA16 DA17 FA38
3G018 AB02 AB03 AB05 AB16 BA11
BA17 BA19 CA11 CA13 DA08
DA11 DA70 DA85 FA01 FA06
Claims (16)
- 【請求項1】 ロッカーアームを介して動弁カムの動き
をバルブに伝える4サイクルエンジンの動弁装置におい
て、上記動弁カムのカム軸に平行な回動軸線を軸に回動
する支点部材と、この支点部材を回動させるアクチュエ
ーターとを設ける一方、上記ロッカーアームに上記支点
部材の先端の回動軌跡に沿う円弧状の支点区間を形成
し、この支点区間に支点部材の先端を当接させ、支点区
間の円弧範囲内で支点部材を回動させることによりロッ
カーアームの支点位置を変化させてバルブリフト量を可
変させる構成としたことを特徴とする4サイクルエンジ
ンの動弁装置。 - 【請求項2】 前記バルブの開閉方向に沿う方向にのみ
移動自在で他方向への移動を規制されたガイド部材をバ
ルブの頂部付近に当接させ、前記ロッカーアームの作用
点を上記ガイド部材に屈折自在に連結した請求項1に記
載に4サイクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項3】 前記バルブの開閉方向に平行するガイド
軸を固設し、このガイド軸に前記ガイド部材を摺動自在
に組み付けた請求項2に記載の4サイクルエンジンの動
弁装置。 - 【請求項4】 前記カム軸の軸方向に沿って2つのバル
ブが並べて配置されている場合において、両バルブのバ
ルブスプリング間の領域に、かつ両バルブ間を結ぶ連絡
線を略直角方向から挟む形で前記ガイド軸を2本設けた
請求項3に記載の4サイクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項5】 前記支点部材の先端付近の両サイドに、
前記ロッカーアームの支点区間を挟む一対のフランジ部
を形成した請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の
4サイクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項6】 前記フランジ部を、前記支点部材の回動
方向の少なくとも前記動弁カム側に延長形成した請求項
5に記載の4サイクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項7】 前記カム軸の軸方向に沿って複数の動弁
カムが並べて配置されている場合において、バルブリフ
ト量を可変させる方のバルブを開閉する動弁カムを、バ
ルブリフト量を可変させない方のバルブを開閉する動弁
カムよりも燃焼室の中心部寄りに配置した請求項1に記
載の4サイクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項8】 前記支点部材の先端の回動軌跡と前記ロ
ッカーアームの支点区間との間の隙間を、バルブリフト
量大側からバルブリフト量小側に向かって小さくした請
求項1に記載の4サイクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項9】 前記ロッカーアームの作用点と前記バル
ブとの間にゼロラッシュアジャスター機構を設けた請求
項1に記載の4サイクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項10】 前記支点部材の先端に転がり部を設
け、この転がり部を前記ロッカーアームの支点区間に当
接させた請求項1に記載の4サイクルエンジンの動弁装
置。 - 【請求項11】 前記バルブが2つ並んで配置されてい
る場合において、一つの天秤状のタペット部材を両バル
ブの頂部に当接するように設置し、このタペット部材の
中央部に前記ロッカーアームの作用点を連結し、その連
結部を球面待遇とした請求項1に記載の4サイクルエン
ジンの動弁装置。 - 【請求項12】 前記タペット部材に前記各バルブの頂
部を密に嵌合させた請求項11に記載の4サイクルエン
ジンの動弁装置。 - 【請求項13】 少なくとも前記バルブリフト量がゼロ
の区間全域において、前記ロッカーアームの力点が前記
動弁カムの外周から離れないように規制する踊り防止カ
ムを設けた請求項1に記載の4サイクルエンジンの動弁
装置。 - 【請求項14】 前記踊り防止カムを吸気バルブと排気
バルブのなすVバンク間に、かつ前記カム軸と踊り防止
カムとの間にロッカーアームの力点が挟まれる位置に配
置した請求項13に記載の4サイクルエンジンの動弁装
置。 - 【請求項15】 前記踊り防止カムを前記カム軸により
直接駆動した請求項13または請求項14に記載の4サ
イクルエンジンの動弁装置。 - 【請求項16】 前記ロッカーアームの力点を前記動弁
カム側に付勢する付勢手段を設けた請求項13〜請求項
15のいずれか一項に記載の4サイクルエンジンの動弁
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001342234A JP2003148116A (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001342234A JP2003148116A (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003148116A true JP2003148116A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19156124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001342234A Pending JP2003148116A (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003148116A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005019607A1 (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 内燃機関の動弁機構 |
| US7281504B2 (en) | 2003-05-01 | 2007-10-16 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Valve train device for engine |
| JP2008157034A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-10 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジンの連続可変式動弁装置 |
| US7469669B2 (en) | 2003-03-11 | 2008-12-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Variable valve train mechanism of internal combustion engine |
| US7503297B2 (en) | 2005-05-26 | 2009-03-17 | Yamaha Hatsudoki Kaisha | Valve drive mechanism for engine |
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| JP2010138714A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | Isuzu Motors Ltd | 吸排気弁駆動装置 |
| JP2012036877A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Honda Motor Co Ltd | 可変動弁機構 |
-
2001
- 2001-11-07 JP JP2001342234A patent/JP2003148116A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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