JP2003148206A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
消費電力を低減しながら、エンジン自動始動時に空燃比
センサを早期に活性化できるようにする。 【解決手段】 エンジン運転中に自動停止条件が成立し
た時にエンジン停止要求有りと判断し、エンジンを自動
停止すると共に、空燃比センサの目標素子温度を目標活
性温度Taよりも低い目標予熱温度Tbに切り換えてエ
ンジン自動停止中に空燃比センサの素子温度Tを目標予
熱温度Tb付近に低下させるようにヒータ電流を少なく
する。その後、エンジン自動停止中に自動始動条件が成
立したときにエンジン始動要求有りと判断するが、エン
ジン自動始動する前に、空燃比センサの目標素子温度を
目標活性温度Taに切り換えて空燃比センサの素子温度
Tを目標活性温度Taに速やかに昇温させるようにヒー
タ電流を増加させ、空燃比センサの素子温度Tが目標活
性温度Taまで昇温してからエンジンを自動始動する。
Description
スの空燃比等を検出するためにヒータ付きの排出ガスセ
ンサを備えた内燃機関の制御装置に関するものである。
排気通路中の触媒の上流側(又は触媒の上流・下流の両
側)に排出ガスの酸素濃度等のガス成分濃度、空燃比、
リッチ/リーンのいずれかを検出する排出ガスセンサを
設置し、この排出ガスセンサの出力に基づいて空燃比を
理論空燃比付近にフィードバック制御することで、触媒
の排出ガス浄化効率を高めるようにしている。一般に、
排出ガスセンサは、センサ素子の温度(以下「素子温
度」という)が活性温度(例えば約600〜700℃以
上)まで昇温しないと、検出精度が悪いため、排出ガス
センサにヒータを内蔵させ、そのヒータの発熱と排気熱
の両方によって排出ガスセンサの活性化を促進するよう
にしている。
を目的として、エンジン自動停止・始動装置(いわゆる
アイドリングストップ装置)を採用したものがある。こ
のエンジン自動停止・始動装置は、例えば、運転者が車
両を停車させたときにエンジンを自動的に停止し、その
後、運転者が車両を発進させようとする操作(ブレーキ
解除操作等)を行ったときにエンジンを自動的に始動す
るようにしている。
スセンサのヒータへの通電をオフすると、自動停止時間
が長い場合には、排出ガスセンサの素子温度が活性温度
よりもかなり低い温度まで低下してしまうため、その
後、エンジンの自動始動時に、排出ガスセンサのヒータ
への通電を再開しても、排出ガスセンサの素子温度が活
性温度に昇温するまでに長い時間がかかってしまう。こ
のような場合は、自動始動後に排出ガスセンサの出力に
基づいて空燃比フィードバック制御を開始できる時期が
遅れてしまい、エンジン始動後の空燃比制御精度が低下
して排気エミッションが悪化してしまう。
公報に示すように、エンジンの自動停止中も排出ガスセ
ンサの素子温度を活性温度に維持するようにヒータへの
通電を制御することで、エンジンの自動始動直後から空
燃比フィードバック制御を開始できるようにすることが
提案されている。
報のように、エンジンの自動停止期間中に、排出ガスセ
ンサの素子温度を活性温度に維持するのに必要なヒータ
電流を流し続けると、自動停止期間中の電力消費量が多
くなってしまい、バッテリの負担が大きくなる。このた
め、比較的長い時間の自動停止が頻繁に発生するような
運転状況になると、バッテリの消耗を早めてしまい、バ
ッテリ上がりが発生する可能性がある。
たものであり、従ってその目的は、内燃機関の自動停止
中の排出ガスセンサのヒータ消費電力を少なくしなが
ら、内燃機関の自動始動時に排出ガスセンサを早期に活
性化させることができ、低消費電力化(バッテリの負担
軽減)と空燃比制御精度向上(排気エミッション低減)
とを両立させることができる内燃機関の制御装置を提供
することにある。
に、本発明の請求項1の内燃機関の制御装置は、内燃機
関の運転中に所定の自動停止条件が成立したときに、自
動停止制御手段によって内燃機関を自動的に停止し、そ
の自動停止中に排出ガスセンサのセンサ素子温度(以下
「素子温度」という)が活性温度よりも低い温度に設定
された所定の予熱温度付近に維持されるようにヒータ制
御手段でヒータの通電を制御するようにしたものであ
る。
出ガスセンサの素子温度を活性温度よりも低い予熱温度
付近に維持するようにヒータを制御するので、内燃機関
の自動停止中に排出ガスセンサの素子温度を活性温度に
維持する従来方法に比べて、内燃機関の自動停止中のヒ
ータ消費電力を少なくすることができ、バッテリの負担
を軽減することができて、バッテリを長持ちさせること
ができる。しかも、内燃機関の自動停止中に排出ガスセ
ンサの素子温度を予熱温度付近に維持することで、内燃
機関の自動始動後に、排出ガスセンサの素子温度を活性
温度に昇温させるまでの時間を短くすることができて、
内燃機関の自動始動後の早い時期に排出ガスセンサの出
力に基づいて空燃比フィードバック制御を開始すること
が可能となり、内燃機関の自動始動後の早い時期から空
燃比を精度良く制御して排気エミッションを低減するこ
とができる。
自動停止中に所定の自動始動条件が成立したときに、内
燃機関の自動始動を開始する前に排出ガスセンサの素子
温度を活性温度に昇温する制御を開始し、その後、排出
ガスセンサの素子温度が活性温度まで昇温してから内燃
機関の自動始動を開始するようにしても良い。このよう
にすれば、自動始動当初から既に排出ガスセンサが活性
状態となっているため、従来のような自動始動時の排出
ガスセンサの活性化の遅れによる空燃比フィードバック
制御の開始時期の遅れの問題が完全に解消され、自動始
動後に他の空燃比フィードバック制御実行条件が成立次
第、直ちに空燃比フィードバック制御を開始することが
できる。
直後)は、機関回転速度が急上昇・急降下してから安定
状態に至るという挙動を示すため、たとえ自動始動時に
排出ガスセンサが活性化していても、実際に、内燃機関
の運転状態が空燃比フィードバック制御を開始できる状
態となるのは、始動完了後の機関回転速度が比較的安定
した時期からである。
うに、内燃機関の自動停止中に所定の自動始動条件が成
立したときに、直ちに排出ガスセンサの素子温度を活性
温度に昇温する制御を開始すると共に、この排出ガスセ
ンサの素子温度が活性温度まで昇温した状態になるのと
同時又はそれ以後に内燃機関の運転状態が空燃比フィー
ドバック制御を開始できる状態となるように内燃機関の
自動始動を開始するようにしても良い。
に所定の自動始動条件が成立したときに、排出ガスセン
サの素子温度が活性温度まで昇温するのを待たずに、素
子温度昇温制御の途中から内燃機関の自動始動を開始す
ることができるため、自動始動条件成立による自動始動
要求に対して応答良く内燃機関を自動始動することがで
きると共に、自動始動後に内燃機関の運転状態が空燃比
フィードバック制御を開始できる状態となった時点で、
直ちに排出ガスセンサの出力に基づいて空燃比フィード
バック制御を開始することができ、自動始動条件成立時
の速やかな自動始動と空燃比フィードバック制御の早期
開始とを両立させることができる。
停止中に自動始動条件が成立したときに、直ちに又は僅
かに遅れて内燃機関の自動始動を開始すると共に、自動
始動後の内燃機関の運転状態が空燃比フィードバック制
御を開始できる状態となる時期までに排出ガスセンサの
素子温度が活性温度まで昇温した状態になるように自動
始動条件成立後のヒータの通電を制御するようにしても
良い。このようにしても、内燃機関の自動停止中に所定
の自動始動条件が成立したときに、排出ガスセンサの素
子温度が活性温度まで昇温するのを待たずに、内燃機関
の自動始動を開始することができ、前述した請求項3の
場合と同じ効果を得ることができる。
をエンジンの他に電動モータ等の動力源を搭載した車両
(いわゆるハイブリッド車)に適用した実施形態(1)
を図1乃至図4に基づいて説明する。
ム全体の概略構成を説明する。車両の動力源として電動
モータ10とエンジン11(内燃機関)とが設けられて
いる。エンジン11の吸気管12の最上流部にはエアク
リーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側
に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設け
られている。このエアフローメータ14の下流側には、
スロットルバルブ15とスロットル開度を検出するスロ
ットル開度センサ16とが設けられている。
は、サージタンク17が設けられ、このサージタンク1
7に、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設
けられている。また、サージタンク17には、エンジン
11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が
設けられ、各気筒の吸気マニホールド19の吸気ポート
近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁20が取り
付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッド
には、各気筒毎に点火プラグ21が取り付けられ、各点
火プラグ21の火花放電によって筒内の混合気に着火さ
れる。
出ガス中のCO,HC,NOx等を低減させる三元触媒
等の触媒23が設けられ、この触媒23の上流側に排出
ガスの空燃比を検出する空燃比センサ24(排出ガスセ
ンサ)が設けられている。この空燃比センサ24のセン
サ素子25は、活性温度が高いため(約600〜700
℃以上)、排出ガスの熱のみでは、エンジン始動後にセ
ンサ素子25を早期に活性化することは困難である。そ
こで、空燃比センサ24は、ヒータ26を内蔵し、この
ヒータ26の発熱によりセンサ素子25を早期に活性化
させると共に、エンジン運転中にセンサ素子25の温度
を活性温度範囲に維持するようにヒータ26への通電を
制御するようにしている。
は、冷却水温を検出する冷却水温センサ27と、エンジ
ン回転速度を検出するクランク角センサ28と、エンジ
ン11を始動するためのスタータ29等が取り付けられ
ている。また、ブレーキ装置(図示せず)には、ブレー
キペダルが踏まれているか否かを検出するブレーキスイ
ッチ30が設けられ、車輪の駆動系(図示せず)には、
車速を検出する車速センサ31が設けられている。
に入力される。この制御装置32は、エンジン制御用の
マイコンと、電動モータ制御用のマイコンと、空燃比セ
ンサ制御用のマイコン等で構成されている。尚、これら
エンジン制御、電動モータ制御、空燃比センサ制御は、
3つのマイコンで実行する場合に限定されず、1つ又は
2つのマイコンで、これら3つの制御を実行するように
しても良いことは言うまでもない。制御装置32は、R
OM(図示せず)に記憶された各種の制御プログラムを
実行することで、車両の走行状態等に応じてエンジン1
1の運転と電動モータ10の運転を制御する。
れた図2のエンジン自動停止・始動制御プログラム及び
図3のヒータ制御プログラムを実行することで、図4の
タイムチャートに示すように、エンジン11の自動停止
及び自動始動を制御すると共に、空燃比センサ24のヒ
ータ26への通電を制御する。
ジン運転中に所定の自動停止条件が成立したときに、エ
ンジン停止要求信号をオンする。このエンジン停止要求
信号の立ち上がりタイミングでエンジン停止要求有りと
判断し、まず、実エンジン停止信号をオンしてエンジン
11を自動的に停止すると共に、空燃比センサ24の目
標素子温度をエンジン運転中の目標活性温度Taよりも
低い温度に設定された目標予熱温度Tbに切り換えて、
エンジン自動停止中に空燃比センサ24の素子温度Tを
目標予熱温度Tb付近まで低下させて予熱するようにヒ
ータ26の電流(以下「ヒータ電流」という)をエンジ
ン運転中よりも低下させて制御する予熱制御を実行す
る。
止中に所定の自動始動条件が成立したときに、エンジン
停止要求信号をオフする。このエンジン停止要求信号の
立ち下がりタイミングでエンジン始動要求有りと判断す
るが、エンジン11を自動始動する前に、まず空燃比セ
ンサ24の目標素子温度を目標活性温度Taに切り換え
て、空燃比センサ24の素子温度Tを目標活性温度Ta
に速やかに昇温させるようにヒータ電流を増加させる素
子温度昇温制御を実行する。その後、空燃比センサ24
の素子温度Tが目標活性温度Taまで昇温して空燃比セ
ンサ24が活性化してから、実エンジン停止信号をオフ
してエンジン11を自動的に始動する。
Mに記憶された図2のエンジン自動停止・始動制御プロ
グラム及び図3のヒータ制御プログラムによって実行さ
れる。以下、これら各プログラムの処理内容を説明す
る。
すエンジン自動停止・始動制御プログラムは、イグニッ
ションスイッチ(図示せず)のオン後に所定周期で繰り
返し実行される。本プログラムが起動されると、まず、
ステップ101で、自動停止条件が成立してエンジン停
止要求信号がオンされたか否かを判定する。ここで、自
動停止条件は、例えば、次の〜の条件を全て満たす
ことである。
であること スロットル開度(アクセル開度)が全閉であること ブレーキペダルが踏まれてブレーキスイッチ30がオ
ン状態であること 上記〜の条件を全て満たせば、自動停止条件が成立
するが、上記〜の条件のうちのいずれか1つでも満
たさない条件があれば、自動停止条件が不成立となる。
尚、自動停止条件は適宜変更しても良く、車速が所定値
以下になって電動モータ10の駆動力みで運転する運転
領域になったときに、自動停止条件が成立するようにし
ても良い。
エンジン停止要求信号がオンされたときに、エンジン停
止要求有りと判断して、ステップ102に進み、実エン
ジン停止信号をオンして自動停止制御(アイドリングス
トップ制御)を実行した後、本プログラムを終了する。
この自動停止制御では、燃料カット及び点火カットを実
施してエンジン11を自動的に停止させる。このステッ
プ102の処理が特許請求の範囲でいう自動停止制御手
段としての役割を果たす。
件が成立してエンジン停止要求信号がオフされたとき
に、ステップ101で「No」と判定される。ここで、
自動始動条件は、例えば、運転者の足がブレーキペダル
から離れてブレーキスイッチ30がオフになっている否
かによって判定する。
アクセルペダルが踏み込まれたとき等、運転者が車両を
発進させるための何等かの操作を行ったと判断できる状
態になったときに、自動始動条件が成立するようにして
も良い。或は、電動モータ10の駆動力のみで発進した
後に、車速が所定値以上になったとき等に、自動始動条
件が成立するようにしても良い。
してエンジン停止要求信号がオフされたときに(ステッ
プ101で「No」と判定されたときに)、エンジン始
動要求有りと判断して、ステップ101からステップ1
03に進み、後述する素子温度昇温制御によって空燃比
センサ24の素子温度Tが目標活性温度Ta以上に昇温
したか否かを判定する。空燃比センサ24の素子温度T
が上昇するに従って、センサ素子25のインピーダンス
(以下「素子インピーダンス」という)Zが低下すると
いう特性があるため、空燃比センサ24の素子温度Tが
目標活性温度Ta以上に昇温したか否かの判定は、素子
インピーダンスZが目標活性温度Taに相当するインピ
ーダンス値Za以下に低下したか否かによって判定す
る。
からのヒータ電力積算値や経過時間から空燃比センサ2
4の素子温度Tを推定するようにしても良い。或は、空
燃比センサ24の素子温度Tを温度センサで直接検出す
るようにしても良い。
24の素子温度Tが活性温度Taまで上昇していないと
判定されれば、次のステップ104の自動始動制御を実
行することなく、本プログラムを終了する。
目標活性温度Taまで昇温したと判定された時点で、ス
テップ103からステップ104に進み、実エンジン停
止信号をオフして自動始動制御を実行して、スタータ2
9をオンしてエンジン11を自動的に始動させた後、本
プログラムを終了する。このステップ104の処理が特
許請求の範囲でいう自動始動制御手段としての役割を果
たす。
グラムは、イグニッションスイッチのオン後に所定周期
で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうヒータ制御
手段としての役割を果たす。本プログラムが起動される
と、まず、ステップ201で、自動停止条件が成立して
エンジン停止要求信号がオンされたか否かを判定する。
エンジン停止要求信号がオンされたときに、エンジン停
止要求有りと判断して、ステップ202に進み、空燃比
センサ24の目標素子温度をエンジン停止中の目標予熱
温度Tbに切り換える。この目標予熱温度Tbは、活性
温度範囲の下限値よりも低い温度で、空燃比センサ24
のセンサ素子25を半活性状態に維持できる温度に設定
されている。
停止中であれば、空燃比センサ24の素子温度Tが活性
温度温度Taよりも低い目標予熱温度Tb付近に維持さ
れるように(素子インピーダンスZが目標予熱温度Tb
に相当するインピーダンス値Zb付近に維持されるよう
に)、ヒータ電流をエンジン運転中よりも低下させて制
御する予熱制御(エンジン停止中のヒータ通電制御)を
実行する。
件が成立してエンジン停止要求信号がオフされたときに
(ステップ201で「No」と判定されたときに)、エ
ンジン始動要求有りと判断して、ステップ201からス
テップ203に進み、空燃比センサ24の目標素子温度
をエンジン運転中の目標活性温度Taに切り換える。こ
の目標活性温度Taは、センサ素子25の活性状態が最
も良好になる最適活性温度付近に設定されている。
条件成立直後(エンジン停止要求信号のオフ直後)であ
れば、エンジン11の自動始動を開始する前に、空燃比
センサ24の素子温度Tを目標活性温度Taに速やかに
昇温させるように(素子インピーダンスZを目標活性温
度Taに相当するインピーダンス値Zaに速やかに低下
させるように)、ヒータ電流を増加させる素子温度昇温
制御(自動始動条件成立直後のヒータ通電制御)を実行
する。
動される毎に、ステップ201からステップ203に進
んで、空燃比センサ24の目標素子温度が目標活性温度
Taに維持されるため、ステップ204で、エンジン運
転中のヒータ通電制御を実行して、空燃比センサ24の
素子温度Tを目標活性温度Ta付近に維持するようにヒ
ータ電流をフィードバック制御する。
ジン11の自動停止中に空燃比センサ24の素子温度T
を目標活性温度Taよりも低い目標予熱温度Tb付近に
維持するようにヒータ電流を低下させて予熱する予熱制
御を行うようにしたので、エンジン11の自動停止中に
素子温度Tを活性温度に維持する従来方法に比べて、エ
ンジン11の自動停止中のヒータ消費電力を少なくする
ことができ、バッテリの負担を軽減することができて、
バッテリを長持ちさせることができる。
燃比センサ24の素子温度Tを目標予熱温度Tb付近に
維持することで、エンジン11の自動始動後に、空燃比
センサ24の素子温度Tを目標活性温度Taに昇温させ
るまでの時間を短くすることができて、自動始動後の早
い時期に空燃比センサ24の出力に基づいて空燃比フィ
ードバック制御を開始することが可能となり、自動始動
後の早い時期から空燃比を精度良く制御して排気エミッ
ションを低減することができる。
1の自動停止中に自動始動条件が成立したときに、エン
ジン11を自動始動する前に、空燃比センサ24の素子
温度Tを目標活性温度Taに昇温させるようにヒータ電
流を増加させる素子温度昇温制御を開始し、空燃比セン
サ24の素子温度Tが目標活性温度Taまで昇温して空
燃比センサ24が活性化してから、エンジン11を自動
始動するようにしたので、自動始動当初から既に空燃比
センサ24が活性状態となっている。このため、従来の
ような自動始動時の空燃比センサの活性化の遅れによる
空燃比フィードバック制御の開始時期の遅れの問題が完
全に解消され、自動始動後に他の空燃比フィードバック
制御実行条件が成立次第、直ちに空燃比フィードバック
制御を開始することができる。
動始動条件が成立してから、実際にエンジン11の自動
始動を開始するまでに、空燃比センサ24の素子温度T
を目標予熱温度Tbから目標活性温度Taに昇温させる
までの時間遅れが生じるが、エンジン11の自動停止中
に空燃比センサ24の素子温度Tを目標予熱温度Tbに
予熱制御するため、自動始動条件成立によるエンジン始
動要求に対するエンジン11の自動始動の時間遅れは少
なく、しかも、ハイブリッド車では、自動始動条件成立
による自動始動要求に対して電動モータ10によって車
両を即座に駆動できるため、自動始動条件成立によるエ
ンジン始動要求に対するエンジン11の自動始動の時間
遅れは全く問題とならない。
1の始動完了直後(完爆直後)は、エンジン回転速度が
急上昇・急降下してから安定状態に至るという挙動を示
すため、たとえ始動時に空燃比センサ24が活性化して
いても、実際に、エンジン11の運転状態が空燃比フィ
ードバック制御を開始できる状態となるのは、エンジン
11の始動完了後のエンジン回転速度が比較的安定した
時期からである。
(2)では、制御装置32は、図5のエンジン自動停止
・始動制御プログラム及び前記実施形態(1)で説明し
た図3のヒータ制御プログラムを実行することで、図6
のタイムチャートに示すように、エンジン11の自動停
止中に自動始動条件が成立してエンジン始動要求が発生
したときに、直ちに空燃比センサ24の素子温度Tを目
標活性温度Taに昇温させる素子温度昇温制御を開始
し、その後、空燃比センサ24の素子温度Tが目標活性
温度Taまで昇温して空燃比センサ24の活性化が終了
するのと同時又はそれ以後にエンジン11の運転状態が
空燃比フィードバック制御を開始できる状態となるよう
にエンジン11の自動始動を開始する。
ラムは、前記実施形態(1)で説明した図2のエンジン
自動停止・始動制御プログラムのステップ103の処理
をステップ103aの処理に変更したものである。
ログラムでは、エンジン自動停止中に自動始動条件が成
立してエンジン停止要求信号がオフされたときに、エン
ジン始動要求有りと判断して、ステップ101からステ
ップ103aに進み、エンジン停止要求信号がオフされ
てから(図3のヒータ制御プログラムによる素子温度昇
温制御を開始してから)、所定時間twが経過したか否
かを判定する。この所定時間twは、エンジン停止要求
信号がオフされてからエンジン11の自動始動を開始す
るまでの待ち時間を設定するものであり、素子温度昇温
制御を開始してから空燃比センサ24の素子温度Tが目
標予熱温度Tbから目標活性温度Taまで昇温するまで
に要するセンサ活性時間tsと、エンジン11の運転状
態が自動始動開始から空燃比フィードバック制御を開始
できる状態となるまでに要するフィードバック待ち時間
tfとを考慮して、空燃比センサ24の素子温度Tが目
標活性温度Taまで昇温して空燃比センサ24の活性化
が終了するのと同時又はそれ以後にエンジン11の運転
状態が空燃比フィードバック制御を開始できる状態とな
るにように設定される。 tw+tf≧ts
待ち時間tfよりも短い場合には、素子温度昇温制御の
開始から自動始動を開始するまでの待ち時間twを0に
設定して、素子温度昇温制御の開始と同時に自動始動を
開始するようにすれば良い。
ク待ち時間tfは、予め実験又はシミュレーション等に
基づいて設定した固定値としても良いが、自動始動時の
運転条件(冷却水温、吸気温、外気温、エンジン停止時
間等)に応じてセンサ活性時間ts、フィードバック待
ち時間tfが変化することを考慮して、自動始動時の運
転条件に応じてセンサ活性時間ts、フィードバック待
ち時間tfをマップ又は数式等によって設定するように
しても良い。或は、予め、自動始動時の運転条件毎にセ
ンサ活性時間ts、フィードバック待ち時間tfを学習
しておき、自動始動時の運転条件に応じた学習値を用い
るようにしても良い。
温制御の開始)から所定時間twが経過する前は、上記
ステップ103aで「No」と判定され、次のステップ
104の自動始動制御を実行することなく、本プログラ
ムを終了する。
止要求信号のオフ(素子温度昇温制御の開始)から所定
時間twが経過したと判定された時点で、ステップ10
4に進み、実エンジン停止信号をオフして自動始動制御
を実行して、エンジン11を自動的に始動させる。
ジン11の自動停止中に自動始動条件が成立してエンジ
ン始動要求が発生した時点で、直ちに空燃比センサ24
の素子温度Tを目標活性温度Taに昇温させる素子温度
昇温制御を開始し、その後、空燃比センサ24の素子温
度Tが目標活性温度Taまで昇温して空燃比センサ24
の活性化が終了するのと同時又はそれ以後にエンジン1
1の運転状態が空燃比フィードバック制御を開始できる
状態となるようにエンジン11の自動始動を開始するよ
うにしたので、エンジン11の自動停止中に所定の自動
始動条件が成立したときに、空燃比センサ24の素子温
度Tが活性温度Taまで昇温するのを待たずに、素子温
度昇温制御の途中からエンジン11の自動始動を開始す
ることができて、自動始動条件成立による自動始動要求
に対して応答良くエンジン11を自動始動することがで
きると共に、自動始動後にエンジン11の運転状態が空
燃比フィードバック制御を開始できる状態となった時点
で、直ちに空燃比センサ24の出力に基づいて空燃比フ
ィードバック制御を開始することができ、自動始動条件
成立時の速やかな自動始動と空燃比フィードバック制御
の早期開始とを両立させることができる。
1の自動停止中に自動始動条件が成立したときに、直ち
に素子温度昇温制御を開始し、空燃比センサ24の素子
温度Tが目標活性温度Taまで昇温するのと同時又はそ
れ以後にエンジン11の運転状態が空燃比フィードバッ
ク制御を開始できる状態となるようにエンジン11の自
動始動を開始するようにしたが、エンジン11の自動停
止中に自動始動条件が成立したときに、直ちに又は僅か
に遅れてエンジン11の自動始動を開始し、エンジン1
1の運転状態が空燃比フィードバック制御を開始できる
状態となる時期までに空燃比センサ24の素子温度Tが
活性温度Taまで昇温した状態になるように素子温度昇
温制御を開始するようにしても良い(この場合、素子温
度昇温制御の開始時期は自動始動条件成立と同時又はそ
れ以後となる)。このようにしても、エンジン11の自
動停止中に自動始動条件が成立したときに、空燃比セン
サ24の素子温度Tが活性温度Taまで昇温するのを待
たずに、エンジン11の自動始動を開始することがで
き、上記実施形態(2)の場合と同じ効果を得ることが
できる。
電流を最大電流(例えば100%デューティ)に固定し
ても良いが、自動始動後にエンジン11の運転状態が空
燃比フィードバック制御を開始できる状態となるまでの
フィードバック待ち時間tfに応じてヒータ電流を可変
制御するようにしても良い。
は、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ24を搭
載したシステムに本発明を適用したが、排出ガスの酸素
濃度等のガス成分濃度を検出するセンサや、排出ガスの
リッチ/リーンを検出する酸素センサを搭載したシステ
ムに本発明を適用して実施することができる。
動力と電動モータ等のエンジン以外の駆動力を併用する
ハイブリッド車に限定されず、エンジンの駆動力のみで
走行する車両に本発明を適用しても良い。
ステム全体の概略構成図
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
の流れを示すフローチャート
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
…燃料噴射弁、21…点火プラグ、22…排気管、23
…触媒、24…空燃比センサ(排出ガスセンサ)、25
…センサ素子、26…ヒータ、29…スタータ、30…
ブレーキセンサ、31…車速センサ、32…制御装置
(自動停止制御手段,自動始動制御手段,ヒータ制御手
段)。
Claims (4)
- 【請求項1】 内燃機関の排出ガスの酸素濃度等のガス
成分濃度、空燃比、リッチ/リーンのいずれかを検出す
る排出ガスセンサと、この排出ガスセンサに設けられた
ヒータの通電を制御して該排出ガスセンサのセンサ素子
の温度(以下「素子温度」という)を活性温度に昇温す
るヒータ制御手段とを備え、前記排出ガスセンサの出力
に基づいて内燃機関を制御する内燃機関の制御装置にお
いて、 内燃機関の運転中に所定の自動停止条件が成立したとき
に内燃機関を自動的に停止する自動停止制御手段を備
え、 前記ヒータ制御手段は、内燃機関の自動停止中に前記排
出ガスセンサの素子温度が活性温度よりも低い温度に設
定された所定の予熱温度付近に維持されるように前記ヒ
ータの通電を制御することを特徴とする内燃機関の制御
装置。 - 【請求項2】 内燃機関の自動停止中に所定の自動始動
条件が成立したときに内燃機関を自動的に始動する自動
始動制御手段を備え、 前記ヒータ制御手段は、前記自動始動条件が成立したと
きに、前記自動始動制御手段が内燃機関の自動始動を開
始する前に前記排出ガスセンサの素子温度を活性温度に
昇温する制御を開始し、 前記自動始動制御手段は、前記排出ガスセンサの素子温
度が活性温度まで昇温してから内燃機関の自動始動を開
始することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制
御装置。 - 【請求項3】 内燃機関の自動停止中に所定の自動始動
条件が成立したときに内燃機関を自動的に始動する自動
始動制御手段を備え、 前記ヒータ制御手段は、前記自動始動条件が成立したと
きに、直ちに前記排出ガスセンサの素子温度を活性温度
に昇温する制御を開始し、 前記自動始動制御手段は、前記排出ガスセンサの素子温
度が活性温度まで昇温した状態になるのと同時又はそれ
以後に内燃機関の運転状態が空燃比フィードバック制御
を開始できる状態となるように内燃機関の自動始動を開
始することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制
御装置。 - 【請求項4】 内燃機関の自動停止中に所定の自動始動
条件が成立したときに内燃機関を自動的に始動する自動
始動制御手段を備え、 前記自動始動制御手段は、前記自動始動条件が成立した
ときに、直ちに又は僅かに遅れて内燃機関の自動始動を
開始し、 前記ヒータ制御手段は、自動始動後の内燃機関の運転状
態が空燃比フィードバック制御を開始できる状態となる
時期までに前記排出ガスセンサの素子温度が活性温度ま
で昇温した状態になるように前記自動始動条件成立後の
前記ヒータの通電を制御することを特徴とする請求項1
に記載の内燃機関の制御装置。
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|---|---|---|---|
| JP2001349707A JP2003148206A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 内燃機関の制御装置 |
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| JP2003148206A true JP2003148206A (ja) | 2003-05-21 |
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