JP2003160902A - 複合舗装の施工方法 - Google Patents
複合舗装の施工方法Info
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Abstract
より良好な複合舗装の施工方法を提供することを目的と
している。 【解決手段】予め施工したアスファルト混合物の間隙
に、水硬固化材を含有するスラリーを注入、固化する複
合舗装の施工方法において、前記スラリーの注入後、表
面に残ったスラリーを固化開始前に除去し、アスファル
ト混合物を露出させる施工方法である。この場合、前記
水硬固化材がセメント系固化材であっても、あるいは固
化後に保水性を発揮する材料のいずれであっても良い。
Description
法に係わり、詳しくは、予め施工したアスファルト舗装
体の間隙に、水硬性固化材を含む水スラリーを注入、固
化して複合舗装とするに際して、注入された水スラリー
の残留分を除去し、舗装表面の状態を良好にする技術に
関する。
の下部に浸透させない構造となっている。しかし、近年
は、雨水を舗装内に浸透させる(地下に浸透させる)透
水性及び排水性(以下、透・排水性という)を有する舗
装が増加しつつある。具体的には、透水機能を有するレ
ンガ類を敷き詰めたり、あるいは10%以上の間隙率を
有するアスファルト舗装が施工されている。いずれも、
排水機能層から排水処理施設へ速やかに水を透過させる
ために、舗装の上層から下層へ連続的な間隙を高い容積
比率で内包している。このような舗装にする理由は、舗
装上の水溜まりを減らして、車両の走行時に水跳ねやス
リップ現象を抑制したり、また騒音を減らし、生活環境
を改善するためである。
く、最近は、社会環境全体への改善が着目されており、
その一つとして、ヒートアイランド現象の抑制が検討課
題になっている。このヒートアイランド現象というの
は、都市を構成している材料のアスファルト、コンクリ
ート、レンガ等は蓄熱し易いため、特に夏季において表
面温度が著しく上昇し、しかも蕃熱後の冷却が進まない
ため、熱帯夜が常態化することを言い、都市における環
境を悪化させるばかりでなく、地球温暖化現象の一つと
して大きな社会問題となっている。また、この環境の悪
化は、エアコン等のエネルギ使用量増加による廃熱量の
増加が拍車をかけ、一層増進される状況になっている。
覆われていた地面が、アスファルトやコンクリートなど
に置き換わったことにより生じている。地面が土壌等で
あれば、雨が降ると水分を地中の空間部に溜め、これが
晴天時に蒸発して気化熱が奪われ、気温を低下させるこ
とが出来るが、アスファルト等では、雨水が地中に殆ど
浸み込まずに排水溝に流れてしまい、晴天になっても気
化熱による冷却が起こらないためと考えられる。また、
アスファルト等で覆われた地面は、多量の降雨時に、排
水施設の負荷が大きくなり過ぎて処理しきれず、都市型
洪水という新規な問題も発生させている。
性舗装を施して排水処理能力を充実させることで大幅に
低減できる。しかしながら、舗装の高温化については、
透・排水性舗装を施工しただけでは、内部に気化冷却を
起こす水を保持できないので、解決できない。また、高
温化対策としては、路面を単純にアスファルトやコンク
リートから土に戻すことも考えられるが、これらの材料
に置き換わってきた理由である乾燥時の砂埃や豪雨時の
流出を防止するといった利便性は、大きく失われること
になる。さらに、緑化面積を拡大するという対策も行わ
れている。この対策は、ヒートアイランド現象の抑制に
加えて、大気へのCO2放出量の削減、景観の向上等の
利点はあるが、前記した砂埃抑制等の問題点は解決され
ず、加えて、植物の維持・管理という余計な問題が発生
するし、道路のいかなる場所にも適用可能なわけではな
い。
決する手段として、先に特願2001−324677号
にて、透・排水性及び保水性を兼ね備えた舗装を提案し
ている。それは、アスファルト混合物を間隙が生じる状
態で予め施工し、そのアスファルト混合物の間隙に別途
準備した保水材(水硬固化材ともいう)を部分的に充填
して、舗装の上面から下面及び/又は側面に連通した空
隙を残存させるようにした舗装(異なる材料を2度に分
けて施工し、舗装体を形成するので、これを複合舗装と
定義した)である。この複合舗装の構造を図1に模式的
に示すが、それは、アスファルト混合物1に形成させた
間隙2の一部が水を保持可能な保水材3で埋められてい
ると共に、舗装の上面から下面及び/又は側面に連通し
た空隙4を残存させ、透・排水性に対する便も図ってあ
る。
度アスファルトに代表されるような間隙が形成される舗
装体を施工し、その後、固化後に保水性を発揮する材料
(以下、保水材という)3を含有するスラリーを前記間
隙2に上部から注入する。その際、スラリーの注入は、
固化後の保水材3が間隙2の全体を埋めず、空隙4が残
存するような量で行う。また、注入後には、保水材3を
間隙2の内部に十分に浸透させるため、適度な振動を加
える。これによって、上部から下部まで連続した保水層
及び空隙を有する複合舗装が完成する。
・排水性や保水性等、機能面では優れた特性のあること
が確認された。しかしながら、その表面層がやや剥離し
易い傾向のあることがわかった。振動を与えることによ
って、スラリーの大半はアスファルト舗装の間隙内に浸
透していくが、表面に保水材の層が残ってしまうからで
ある。このような表面状態を有する複合舗装は、歩道に
採用された場合には問題が生じないが、残留した保水材
の層厚はきわめて薄いので、車道のような強い外力が働
く場所に採用すると、自動車のタイヤ接地面等に引っ掛
けられて表層が剥げることが多い。つまり、透・排水性
や保水性は、舗装体内部の空隙及び保水材層によって発
現するので、特性に関しては問題ないが、表面に色むら
ができたり、剥離した保水材が粉塵の原因になるといっ
た問題が生じた。
間隙をセメントペーストで完全に充填した所謂「半たわ
み舗装」と言われる舗装や、空隙を保水材で完全に充填
した透・排水性のない保水性舗装の場合でも発生する。
これらは、いずれも上記舗装体と同様に複合舗装である
ので、間隙を有するアスファルト舗装を施工した後に、
別途準備したセメントスラリーや保水材を含有したスラ
リーを注入して施工される。しかしながら、間隙を完全
にセメントや保水材で充填することになるので、間隙の
体積よりやや多めのスラリーを注入する。その結果、舗
装体の上に余剰なスラリーが残る。残ったスラリーは、
その後に人力でレーキを使って掻き採ったり、特開平7
−102516号公報に開示されるようなスクレーパー
と呼ばれる表面処理装置で除去するが、実際には表面を
しごくだけなので、舗装体の表面上に薄いセメントや保
水材の層が必ず残ってしまう。そのような表層は、結
局、前記した透・排水性及び保水性を兼ね備えた複合舗
装において表面に残る保水材と同じものであり、車が走
ったりすると剥がれてしまうことになる。表面全体が均
一に取れれば問題が無いが、車が走った場所だけ取れる
状態になり易いため、わだちが生じたり、わだちに沿っ
て変色が生じ、セメント系の色が抜けたようになる。
色系の色調を呈するが、そのため、それらが表面に残っ
た路面では、そこに描く交通指示の白線との識別性が悪
くなり、安全上の問題になる。対策としては、別色の顔
料を混入して色調を変化させることが考えられるが、経
済性が低下することは否めないという問題もあった。
に鑑み、表面状態が従来より良好な複合舗装の施工方法
を提供することを目的としている。
達成するため、複合舗装の表面状態の改善を以下のよう
に検討した。まず、舗装の表面層が剥離するのを抑制す
る基本的な方法としては、その結合力を強化することが
考えられる。具体的には、接着効果のある材料を、前記
間隙に注入するスラリーと同時に投入するか、あるいは
スラリーを注入後、その表面に補強のためのコーティン
グを施すことが考えられる。しかしながら、接着材料を
スラリーに混ぜ込むと、接着剤が不要な間隙内部へ浸透
するスラリーにも投入することとなり、不経済である。
また、保水性舗装においては、接着剤により、保水材層
の微細構造が変化し、保水性が低下する恐れもある。さ
らに、コーティングを施す処理では、表面から水が気化
して冷却するという保水機能そのものが作用しなくなる
恐れがあった。そこで、発明者らは、その本質に立ち戻
って検討し、薄膜状にスラリーが残るという現象そのも
のをなくしてしまえば、表層剥離の問題は解消するとの
考えに至り、その考えを本発明に具現化したのである。
ァルト混合物の間隙に、水硬固化材を含有するスラリー
を注入、固化する複合舗装の施工方法において、前記ス
ラリーの注入後、表面に残ったスラリーを固化開始前に
除去し、アスファルト混合物を露出させることを特徴と
する複合舗装の施工方法である。この場合、前記水硬固
化材がセメント系固化材であっても、あるいは固化後に
保水性を発揮する材料のいずれであっても良い。また、
前記スラリーの注入量は、間隙を完全に満たす量であっ
ても良いが、アスファルト混合物の間隙を前記保水性を
発揮する材料で部分的に充填し、上面から下面及び/又
は側面に連通した空隙が残存する量としても良い。さら
に、本発明では、前記表面に残ったスラリーを、回転ブ
ラシで該表面から分離して除去したり、あるいは吸収用
スポンジで該表面から分離して除去するのが好ましい。
そして、前記回転ブラシで表面から分離したスラリー、
又は前記吸収用スポンジで分離し、ブレードを使用して
該スポンジから除去したスラリーは、吸引回収するのが
好ましく、さらに前記吸引回収したスラリーを、前記注
入に循環再利用すると一層好ましい。加えて、本発明で
は、前記アスファルト混合物の間隙への水硬固化材を含
有するスラリーの注入、振動による該スラリーの間隙へ
の浸透、表面に残っているスラリーの分離除去、及び分
離除去されたスラリーの回収容器への戻しを連続的に行
うのが好ましい。
に、施工の後半に注入したスラリーの残存による表面固
化層が形成されず、従来より良好な表面を有する複合舗
装が得られるようになる。その結果、自動車等の重量物
が走行する路面にこの複合舗装を施しても、表面層の剥
離や交通指示白線の認識困難性が解消される。
本発明の実施の形態を説明する。
材の残留層がある限りは、何らかの形でその剥離問題が
生じるとの観点に立ち、解決策を鋭意検討した。そし
て、該残留物を取り除いてしまうのが問題解決に直結す
ると考えた。取り除くタイミングとしては、保水材が固
化する前と後の2通り考えられるが、一旦固化した後
は、その固化体の分離に外力が必要であり、加えて表層
全体を均一に除去するには、最も強固に付着している部
位まで除去する必要があるため、表層下の舗装に対して
も少なからず影響を与える可能性がある。また、表面
は、骨材による微妙な凹凸が存在するため、うまく外力
を作用させない限り、凹部に入り込んでいる固化物を除
去することは困難であるし、そのような残留物を無理し
て除去しようとすると、後に自然条件に晒されると、粉
塵発生の原因になる。それに対して、硬化する前であれ
ば、比較的弱い力で除去することが可能であるので、本
発明では、硬化前に取り除くことを重要な要件とした。
は、如何なる方法を用いても良いが、以下に述べる2つ
の方法を利用するのが好ましい。1つ目は、回転ブラシ
を利用する方法である。図2に示すように、回転可能な
円筒5の円周より所定長さだけはみ出るように取付けた
ブラシ6を、該円筒5の回転軸7を垂直(図2(a)参
照)又は水平(図2(b)参照)にして回転し、表面層
8に接触させることで安定して残留スラリーの分離がで
きる。ブラシの材質は、塩化ビニル、ポリプロピレン、
合成ゴム、ナイロン等が利用でき、回転速度は、実際に
合わせて適切に設定すれば良い。2つ目は、図3に示す
ように、回転体9にスポンジ10を貼った形式(以下、
スポンジ式という)である。固化前のスラリーは、高い
含水量となっているため、スポンジ10を接触させるだ
けで、その内部に吸引することが可能である。ただし、
この形式は、スポンジ10のスラリー保持量に限界があ
るため、浸み込んだスラリーは何らかの手段で除去する
必要があるが、その手段は後述する。
の除去であるが、回転ブラシ式については、舗装面から
分離したスラリーが飛散するため、それを集める必要が
ある。そこで、本発明では、真空吸引式を採用すること
にした。最も効率が良かったからである。回転ブラシで
分離した残留スラリーは、空中にも飛散するが、この真
空吸引によれば、問題なく集めることができる。また、
この回転ブラシ及び真空吸引による残留スラリーの除去
方法は、路面清掃車(ロードスイーパー)が利用する清
掃原理と同じであるので、本発明では、そのような路面
清掃車を用いても良い。
した残留スラリーを頻繁に除去する必要がある。スポン
ジを絞る方法であればどのような方法でも適用可能であ
るが、検討の結果、図3にしめすような押板(ブレード
という)11で取り除くのが最も簡便で、且つ効率的で
あることがわかり、本発明では、この方式を採用するこ
とにした。
残留スラリーは、蓄積した上で別の場所に廃棄すれば良
い。しかし、環境問題の観点では、再利用するのがより
望まし。そこで、本発明では、注入前に利用した元のス
ラリー・タンクに戻すようにした。それによって、廃棄
物量が削減でき、資源の有効利用ができるからである。
しかしながら、残留スラリーは、水硬性材料であるの
で、ある程度乾いてしまったものを前記スラリー・タン
クに戻すと、スラリーの特性が変わってしまう恐れがあ
る。そのため、理想的には、スラリーの前記間隙への注
入後、舗装表面上に残ってしまうスラリーを可能な限り
早く回収し、該スラリー・タンクに戻す必要がある。そ
の観点から、本発明では、スラリーの注入から、振動付
与、表面残留スラリーの除去、回収、タンクへの戻し
を、順次休むことなく連続的に実施することにした。
体化する必要は無く、複数の装置に分けて、それを連続
的に処理していけば良い。例えば、スラリーを予め施工
したアスファルト舗装の間隙に注入する装置で、注入を
行った後、プレート処理あるいは振動ロール処理によっ
て舗装体に外力を加えて、間隙の内部までスラリーを浸
透させる。引き続いて、前記した残留スラリーの除去装
置で舗装表面の残留スラリーを、分離、除去、回収す
る。回収した残留スラリーは、ホース等を介して速やか
に、元のスラリー・タンクに戻せば良い。
と振動装置とを一体化させ、それに対してその装置の後
を残留スラリーの分離・回収装置を連続的に走らせる方
法も考えられる。また、スラリ注入装置で注入後、振動
用と分離・回収を一体化させた装置を連続的に走らせて
も良い。さらに、スラリー注入から加振、分離・回収ま
でを完全に一体化した装置を利用することも可能であ
る。そのような装置を利用することによって、薄膜状に
残った水硬材の層を舗装の全面にわたり均一に除去する
ことができるようになり、固化後に表面が剥離する等の
問題を抜本的に解決することができる。また、本発明
は、スラリーを回収・再利用するので、資源の有効利
用、廃棄物の削減にも役立つ。
舗装表面の改善状況を、図4に示す模式図に基づき説明
する。本発明を適用しない場合には、図4(a)に示す
ように、表面に薄い保水材の表面層8が残っており、こ
れは、アスファルトとも結合していないため、容易に剥
離し易い状態にある。しかも、その表面層8は最上面に
あるため、外力に接し易い状態にあり、使用に際しては
剥離等が起こり、粉塵発生の原因となる恐れがあった。
それに対し、本発明に係る施工方法を適用した場合に
は、図4(b)に示すように、アスファルト12及び骨
材14の上に残っていたスラリーが取り除かれる。その
結果、残っている保水材は、間隙の内部に繋がる層のみ
であり、結合力が作用しているため、容易に剥離しな
い。しかも、その層の最も高い位置は、アスファルト1
2にもたれているので、外力が接触し難い状態にあり、
一層剥離現象は起こらなくなる。また、舗装の表面に
は、アスファルトの色調が露出するので、全体として濃
灰色を呈しており、顔料等を用いなくても白線や黄線の
視認性が著しく改善され、道路の安全環境を確保するこ
とが可能となる。
複合舗装に使用される水硬固化材は、固化後に保水性を
発揮する材料でも、また「たわみ性」を改善するセメン
ト系固化材(例えば、普通ポルトランドセメント、早強
セメント、ジェットセメント等)のいずれであっても良
い。また、固化後に保水性を発揮する材料としては、従
来から知られているシルト材をセメントと混ぜたもの
や、吸水性ポリマーをセメントに混ぜたものでも良い
が、本出願人が先に特願2001−323736号で提
案している「高炉スラグ微粉末と、非晶質SiO2を5
0質量%以上含有する無機粉末と、アルカリ刺激剤とか
らなる水硬固化材」の使用が好ましい。より高い保水能
力と強度を持っており、前記「ヒートアイランド現象」
の抑制に有効だからである。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
24%)の間隙に対して、高炉スラグ微粉末を100重
量部とした時に、非結晶質SiO2を50質量%以上含
有する無機粉末40重量部、アルカリ刺激剤としてCa
(OH)2を25重量部添加した混合粉末からなる保水
材を含有した水スラリーを、該間隙率の50%に相当す
る量で上方から注入し、固化させて複合舗装を施工し
た。なお、ここにアスファルト舗装の間隙の体積率は、
(社)日本道路協会による連続空隙率測定方法(社団法
人 日本道路協会編、「排水性舗装技術指針(案)」、
発行所:丸善、平成8年刊)により測定される連続空隙
率をいう。また、保水材施工後の空隙率は、保水材の微
細気孔をパラフィンにて封孔した上で、上記の連続空隙
率測定方法によって測定した連続空隙率をいう。
施工方法を採用した場合(発明例)と、注入後に自然に
固化させる場合(比較例)とに分けて、得られた舗装の
固化直後及び固化後に、自動車を想定して車輪(ホイー
ル)を該舗装の表面上に走らせた。そして、それぞれの
場合に対応した表面状態の変化を観察した。その観察結
果の一例を図5に示す。
施工でも、施工後は、表面にアスファルト混合物の黒色
が灰白色の保水材からなる基地に点在しているような外
観となった。この場合、表面全体がこの状態で均一にな
っているので、外観上の不均質感はない。一方、自然硬
化させた場合には、全体が均一に灰白色を呈していた。
このような舗装の表面に上記車輪(ホイール)を走らせ
たところ、本発明に係る施工方法による舗装は、前記し
た固化直後の外観と全く変わっていないのに対し、自然
硬化させた比較例による舗装では、最初は、変化が無か
ったが、車輪の走った回数が増えるにつれて、走った部
分のみが剥離する現象が観察され、轍掘れのような外観
になってしまった。また、剥離して取れた表面は、薄膜
状のままのものもあれば、粉末状の部分もあり、結合力
が十分でないものと推定された。
スラリーを除去すれば、安定した外観の複合舗装体に確
実になることが明らかである。つまり、粉塵等があとか
ら発生する可能性は低下したと言える。
ファルト混合物と水硬固化材とを複合化した舗装におけ
る表面の剥離現象が抜本的に解消される。その結果、透
・排水性及び保水性を兼ね備えた複合鋪装において表面
剥離を解決できるので、本発明は、該透・排水性及び保
水性とを兼ね備えた複合舗装の活用範囲を広げることが
可能となる。また、粉塵等の発生の可能性が極力低下す
るばかりでなく、交通指示の白線等の視認性が改善さ
れ、道路環境の安全化が達成できる。さらに、都市で起
きるヒートアイランド現象の抑制や、省エネルギー、雨
水の有効活用、歩行者環境の改善等にも貢献することに
なる。
示す図であり、(a)は、上方から見た表面、(b)は
縦断面である。
転ブラシを示す図であり、(a)は、回転軸が垂直なも
の、(b)は回転軸が水平なものである。
す図である。
い保水材層が残っている場合、(b)は残っていない場
合である。
例)と、注入後に自然に固化させる場合(比較例)とに
分けて、得られた舗装の固化直後及び固化後に、自動車
を想定して車輪(ホイール)を該舗装の表面上に走らせ
た時の表面状態の観察結果を示す写真である。
Claims (9)
- 【請求項1】 予め施工したアスファルト混合物の間隙
に、水硬固化材を含有するスラリーを注入、固化する複
合舗装の施工方法において、 前記スラリーの注入後、表面に残ったスラリーを固化開
始前に除去し、アスファルト混合物を露出させることを
特徴とする複合舗装の施工方法。 - 【請求項2】 前記水硬固化材がセメント系固化材であ
ることを特徴とする請求項1記載の複合舗装の施工方
法。 - 【請求項3】 前記水硬固化材が、固化後に保水性を発
揮する材料であることを特徴とする請求項1記載の複合
舗装の施工方法。 - 【請求項4】 前記スラリーの注入量が、アスファルト
混合物の間隙を前記保水性を発揮する材料で部分的に充
填し、上面から下面及び/又は側面に連通した空隙が残
存する量とすることを特徴とする複合舗装の施工方法。 - 【請求項5】 前記表面に残ったスラリーを、回転ブラ
シで該表面から分離して除去することを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載の複合舗装の施工方法。 - 【請求項6】 前記表面に残ったスラリーを、吸収用ス
ポンジで該表面から分離して除去することを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の複合舗装の施工方法。 - 【請求項7】 前記回転ブラシで表面から分離したスラ
リー、又は前記吸収用スポンジで分離し、ブレードを使
用して該スポンジから除去したスラリーを、吸引回収す
ることを特徴とする請求項5又は6記載の複合舗装の施
工方法。 - 【請求項8】 前記吸引回収したスラリーを、前記注入
に循環再利用することを特徴とする請求項7記載の複合
舗装の施工方法。 - 【請求項9】 前記アスファルト混合物の間隙への水硬
固化材を含有するスラリーの注入、振動による該スラリ
ーの間隙への浸透、表面に残っているスラリーの分離除
去、及び分離除去されたスラリーの回収容器への戻しを
連続的に行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
に記載の複合舗装の施工方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001401730A JP2003160902A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 複合舗装の施工方法 |
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