JP2003180241A - 小片状にカットされた脱渋柿の製造法 - Google Patents
小片状にカットされた脱渋柿の製造法Info
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【技術課題】 小片状にカットした脱渋柿の製造法を提
供する。 【解決手段】 収穫追熟させた渋柿を、皮剥き、ヘタ取
りした後、小片状にカットし、これに熱湯浸漬又は水蒸
気噴霧による一次渋抜き処理を施し、次いで、渋抜きさ
れた小片状果肉に遠赤外線を照射しながら乾燥率70〜
80%に乾燥する。
供する。 【解決手段】 収穫追熟させた渋柿を、皮剥き、ヘタ取
りした後、小片状にカットし、これに熱湯浸漬又は水蒸
気噴霧による一次渋抜き処理を施し、次いで、渋抜きさ
れた小片状果肉に遠赤外線を照射しながら乾燥率70〜
80%に乾燥する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小片状にカットさ
れた脱渋柿の製造方法に関する。
れた脱渋柿の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】渋柿の加工品としては、さわし柿とか、
干し柿(枯露柿)、あんぽ柿とかが従来から知られてい
る。しかし、渋抜きされたこれらの加工柿は、いずれも
内部が柔らかであるため、これを包丁又はナイフなどで
小片状にカットすることが難しく、カットできても、型
崩れして見栄えが著しく損なわれるのが普通である。特
に、あんぽ柿にあっては、比較的多量の水分を含んでい
るので、型崩れを伴うことなく小片状にカットすること
が殆ど不可能である。
干し柿(枯露柿)、あんぽ柿とかが従来から知られてい
る。しかし、渋抜きされたこれらの加工柿は、いずれも
内部が柔らかであるため、これを包丁又はナイフなどで
小片状にカットすることが難しく、カットできても、型
崩れして見栄えが著しく損なわれるのが普通である。特
に、あんぽ柿にあっては、比較的多量の水分を含んでい
るので、型崩れを伴うことなく小片状にカットすること
が殆ど不可能である。
【0003】ところで、渋柿を生の状態で小片状にカッ
トし、しかる後、小片状の果肉に渋抜きを施こす渋柿の
加工法は、従来実施された例がなく、商品としても市販
された例がない。
トし、しかる後、小片状の果肉に渋抜きを施こす渋柿の
加工法は、従来実施された例がなく、商品としても市販
された例がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カッ
ト面を含めて小片全面の色艶が良好であるばかりでな
く、異臭を伴うこともなく、しかも、カビを発生するこ
とも少ない小片状脱渋柿の製造法を提供することにあ
る。
ト面を含めて小片全面の色艶が良好であるばかりでな
く、異臭を伴うこともなく、しかも、カビを発生するこ
とも少ない小片状脱渋柿の製造法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が提案する小片状
脱渋柿の製造法は、収穫後室温で5〜6日間静置して追
熟させた渋柿を、皮剥きしてヘタを除去した後、小片状
にカットし、次いで、小片状の果肉に熱湯浸漬又は水蒸
気噴霧による一次渋抜き処理を施し、しかる後、渋抜き
された小片状果肉を天日乾燥するか、天日乾燥すること
なく、これに遠赤外線照射を行って二次渋抜きを行いな
がら、小片状果肉が70〜80重量%の重量減になるま
で遠赤外線乾燥を行うことを特徴とする。一次渋抜きさ
れた小片状果肉を、遠赤外線照射に先立って2〜3日間
天日乾燥することは、最終的に得られる小片状脱渋柿の
色艶(光沢)を向上させる効果がある。
脱渋柿の製造法は、収穫後室温で5〜6日間静置して追
熟させた渋柿を、皮剥きしてヘタを除去した後、小片状
にカットし、次いで、小片状の果肉に熱湯浸漬又は水蒸
気噴霧による一次渋抜き処理を施し、しかる後、渋抜き
された小片状果肉を天日乾燥するか、天日乾燥すること
なく、これに遠赤外線照射を行って二次渋抜きを行いな
がら、小片状果肉が70〜80重量%の重量減になるま
で遠赤外線乾燥を行うことを特徴とする。一次渋抜きさ
れた小片状果肉を、遠赤外線照射に先立って2〜3日間
天日乾燥することは、最終的に得られる小片状脱渋柿の
色艶(光沢)を向上させる効果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の方法において、処理の対
象となる渋柿はその品種を問わないが、通常は会津身不
知、平核無など品種が適している。収穫した渋柿の追熟
は、温度15〜20℃、相対湿度75±5%の条件下あ
る室内で、5〜6日間静置するのが適当であって、室内
の通風は必ずしも必要としない。追熟された渋柿(生
柿)は、次いで、皮剥きされ、ヘタ取りを行った後、小
片状にカットされる。カットの仕方は平板状、スティッ
ク状、サイコロ状を任意に選ぶことができる。柿に種子
がある場合、種子は除去してもしなくてもよい。柿を平
板状にカットする場合は、横切り、縦切りのどちらでも
差し支えない。カットの厚みは5〜15mm程度するこ
とが望ましい。スティック状(角棒状)にカットする場
合は、その長さを柿の寸法大とし、断面を一辺10〜2
0mm程度の矩形状とするのが適している。また、サイ
コロ状にカットする場合は、一辺を10〜20mm程度
とすることが好ましい。
象となる渋柿はその品種を問わないが、通常は会津身不
知、平核無など品種が適している。収穫した渋柿の追熟
は、温度15〜20℃、相対湿度75±5%の条件下あ
る室内で、5〜6日間静置するのが適当であって、室内
の通風は必ずしも必要としない。追熟された渋柿(生
柿)は、次いで、皮剥きされ、ヘタ取りを行った後、小
片状にカットされる。カットの仕方は平板状、スティッ
ク状、サイコロ状を任意に選ぶことができる。柿に種子
がある場合、種子は除去してもしなくてもよい。柿を平
板状にカットする場合は、横切り、縦切りのどちらでも
差し支えない。カットの厚みは5〜15mm程度するこ
とが望ましい。スティック状(角棒状)にカットする場
合は、その長さを柿の寸法大とし、断面を一辺10〜2
0mm程度の矩形状とするのが適している。また、サイ
コロ状にカットする場合は、一辺を10〜20mm程度
とすることが好ましい。
【0007】小片状にカットされた柿(果肉)には、次
いで、一次渋抜き(脱渋)処理が施される。一次渋抜き
処理は、90℃以上の熱湯浸漬又は水蒸気噴射で行わ
れ、水蒸気噴霧を採用する場合には、小片状果肉に満遍
なく水蒸気を噴霧することが好ましい。一次渋抜きの処
理時間は、小片状果肉が型崩れしないように、小片状果
肉の硬さ及び大きさに応じて調節ことが好ましく、一般
的には、5〜10秒間程度が選ばれる。ちなみに、果肉
が比較的柔らかいカット品にあっては、5秒程度の熱湯
浸漬又は水蒸気噴射が行われる。
いで、一次渋抜き(脱渋)処理が施される。一次渋抜き
処理は、90℃以上の熱湯浸漬又は水蒸気噴射で行わ
れ、水蒸気噴霧を採用する場合には、小片状果肉に満遍
なく水蒸気を噴霧することが好ましい。一次渋抜きの処
理時間は、小片状果肉が型崩れしないように、小片状果
肉の硬さ及び大きさに応じて調節ことが好ましく、一般
的には、5〜10秒間程度が選ばれる。ちなみに、果肉
が比較的柔らかいカット品にあっては、5秒程度の熱湯
浸漬又は水蒸気噴射が行われる。
【0008】一次渋抜き後の小片状果肉には、遠赤外線
が照射されるが、それに先立ち、一次渋抜きされた小片
状果肉を、2〜3日間天日乾燥することが好ましい。果
肉の外観に光沢を与えることができるからである。遠赤
外線の照射によって小片状果肉は、一段と渋抜き(二次
渋抜き)され、同時に乾燥される。遠赤外線の照射時間
は、照射前後の小片状果肉の重量減によって決めること
が好ましい。本発明では、照射前の果肉の重量が、70
〜80%減少するまで、果肉に対する遠赤外線照射を継
続する。本発明で言う乾燥率とは、照射前後の小片状果
肉の重量減を、照射前の小片状果肉の重量で除した値を
百分率で示したものである。
が照射されるが、それに先立ち、一次渋抜きされた小片
状果肉を、2〜3日間天日乾燥することが好ましい。果
肉の外観に光沢を与えることができるからである。遠赤
外線の照射によって小片状果肉は、一段と渋抜き(二次
渋抜き)され、同時に乾燥される。遠赤外線の照射時間
は、照射前後の小片状果肉の重量減によって決めること
が好ましい。本発明では、照射前の果肉の重量が、70
〜80%減少するまで、果肉に対する遠赤外線照射を継
続する。本発明で言う乾燥率とは、照射前後の小片状果
肉の重量減を、照射前の小片状果肉の重量で除した値を
百分率で示したものである。
【0009】小片状果肉の乾燥率を70〜80%の範囲
とするには、使用する遠赤外線ヒーターのワット数にも
よるが、温度25〜30℃、湿度20〜40%の室内に
て、小片状果肉に遠赤外線を4〜5日間照射することに
より、果肉の乾燥率を70〜80%に到達させることが
でき、同時に果肉を満足できる程度に渋抜きすることが
できる。遠赤外線の照射は、小片状果肉に満遍なく行う
ことが好ましいことは勿論である。なお、遠赤外線照射
によって乾燥率70〜80%に小片状果肉を乾燥した場
合、その果肉が予め天日乾燥されていれば、天日乾燥さ
れずに遠赤外線照射されたものに比較して、当然のこと
ながら、遠赤外線照射後の果肉自体の水分は少ない。
とするには、使用する遠赤外線ヒーターのワット数にも
よるが、温度25〜30℃、湿度20〜40%の室内に
て、小片状果肉に遠赤外線を4〜5日間照射することに
より、果肉の乾燥率を70〜80%に到達させることが
でき、同時に果肉を満足できる程度に渋抜きすることが
できる。遠赤外線の照射は、小片状果肉に満遍なく行う
ことが好ましいことは勿論である。なお、遠赤外線照射
によって乾燥率70〜80%に小片状果肉を乾燥した場
合、その果肉が予め天日乾燥されていれば、天日乾燥さ
れずに遠赤外線照射されたものに比較して、当然のこと
ながら、遠赤外線照射後の果肉自体の水分は少ない。
【0010】
【発明の効果】既製の脱渋柿を小片状にカットした場合
には、カット面で果肉が型崩れしてしまうのとは対照的
に、本発明の方法によって得られるところの、小片状に
カットされた脱渋柿は、そうした型崩れを伴うことがな
いので、見栄えがよく、従って、本発明で得られる小片
状脱渋柿は、体裁のよい茶菓子になる。
には、カット面で果肉が型崩れしてしまうのとは対照的
に、本発明の方法によって得られるところの、小片状に
カットされた脱渋柿は、そうした型崩れを伴うことがな
いので、見栄えがよく、従って、本発明で得られる小片
状脱渋柿は、体裁のよい茶菓子になる。
【0011】
【実施例】実施例1
同一の柿の木から収穫して追熟させた平核無柿の皮剥き
とヘタ取りを行った後、各渋柿を生の状態で厚さ10m
m程度のチップ状(平板状)にカットし、20kgずつ
3グループに分けた。第1グループの渋柿には、熱湯浸
漬よる一次渋抜き処理を、第2グループには、硫黄燻蒸
に夜一次渋抜き処理をそれぞれ施した後に、第3グルー
プの渋柿には、一次渋抜き処理を全く施すことなく、各
グループの小片状果肉に遠赤外線を照射し、二次渋抜き
を行うと共に乾燥を行った。なお、各グループとも遠赤
外線照射に先立ち天日乾燥を行った。また、第2グルー
プの硫黄燻蒸には、2m3の燻蒸箱と25gの硫黄を使
用した。各グループの処理条件を表1に示す。
とヘタ取りを行った後、各渋柿を生の状態で厚さ10m
m程度のチップ状(平板状)にカットし、20kgずつ
3グループに分けた。第1グループの渋柿には、熱湯浸
漬よる一次渋抜き処理を、第2グループには、硫黄燻蒸
に夜一次渋抜き処理をそれぞれ施した後に、第3グルー
プの渋柿には、一次渋抜き処理を全く施すことなく、各
グループの小片状果肉に遠赤外線を照射し、二次渋抜き
を行うと共に乾燥を行った。なお、各グループとも遠赤
外線照射に先立ち天日乾燥を行った。また、第2グルー
プの硫黄燻蒸には、2m3の燻蒸箱と25gの硫黄を使
用した。各グループの処理条件を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】遠赤外線照射後の各グループの乾燥品を、
表2に示す各項目について5段階評価させた。パネルは
成人13名とし、各パネルの平均評点を項目ごとに表2
に示し、その合計点を総合得点とした。なお、評価が秀
である場合を評点5とし、以下、評価が優、良、可、不
可の順に、評点を4.3.2.1とした。
表2に示す各項目について5段階評価させた。パネルは
成人13名とし、各パネルの平均評点を項目ごとに表2
に示し、その合計点を総合得点とした。なお、評価が秀
である場合を評点5とし、以下、評価が優、良、可、不
可の順に、評点を4.3.2.1とした。
【0014】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 収穫後室温で5〜6日間室内に静置して
追熟させた渋柿を、皮剥きしてヘタを除去した後、小片
状にカットし、次いで、小片状の果肉に熱湯浸漬又は水
蒸気噴霧による一次渋抜き処理を施し、しかる後、渋抜
きされた小片状果肉に遠赤外線を照射して二次渋抜きを
行いながら、70〜80重量%の重量減になるまで遠赤
外線乾燥を行うことを特徴とする小片状脱渋柿の製造
法。 - 【請求項2】 一次渋抜き処理を経た小片状果肉を、2
〜3日間天日乾燥した後に、遠赤外線による二次渋抜き
と乾燥を行うことを特徴とする請求項1記載の小片状脱
渋柿の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001381848A JP2003180241A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 小片状にカットされた脱渋柿の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001381848A JP2003180241A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 小片状にカットされた脱渋柿の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003180241A true JP2003180241A (ja) | 2003-07-02 |
Family
ID=27592398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001381848A Pending JP2003180241A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 小片状にカットされた脱渋柿の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003180241A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012228198A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Fumiko Noen:Kk | 乾燥柿及びその製造方法 |
| KR102596428B1 (ko) * | 2022-07-25 | 2023-10-30 | 박문철 | 친환경 곶감 제조장치 |
-
2001
- 2001-12-14 JP JP2001381848A patent/JP2003180241A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012228198A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Fumiko Noen:Kk | 乾燥柿及びその製造方法 |
| KR102596428B1 (ko) * | 2022-07-25 | 2023-10-30 | 박문철 | 친환경 곶감 제조장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040422 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040825 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041222 |