JP2003186465A - 弦楽器の弦張設機構 - Google Patents

弦楽器の弦張設機構

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JP2003186465A
JP2003186465A JP2001386028A JP2001386028A JP2003186465A JP 2003186465 A JP2003186465 A JP 2003186465A JP 2001386028 A JP2001386028 A JP 2001386028A JP 2001386028 A JP2001386028 A JP 2001386028A JP 2003186465 A JP2003186465 A JP 2003186465A
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Osamu Ito
修 伊藤
Kiyoshi Mizuguchi
清 水口
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D3/00Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
    • G10D3/14Tuning devices, e.g. pegs, pins, friction discs or worm gears
    • G10D3/147Devices for altering the string tension during playing
    • G10D3/153Tremolo devices

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減と簡素化を図り高さ調整作業
を不要にするとともに、演奏性および外観デザインを向
上させる。 【解決手段】 ギター本体2の表面にトレモロ機構25
を配設する。トレモロ機構25は、ブリッジベース33
と、ブリッジサドル36とで構成され、弦5の張力T1
によるモーメントM1 と、バランスばね4のばね力T2
による回転モーメントモーメントM2 がバランスするよ
うに保持されており、トレモロアーム7によってブリッ
ジベース33を揺動されることにより、弦5の張力を速
い周期で繰り返し変化させる。ブリッジベース33の上
面33aは、張弦方向と直交する方向において所定の曲
率半径Rで凸状に湾曲した曲面に形成されることによ
り、指板の表面と略同一の凸曲面に形成されている。ブ
リッジサドル36は、ブリッジベース33の上面33a
に載置され、プレート33Aの下面側に設けた取付部4
3にオクターブ調整用ねじ11によって連結されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弦楽器の弦張設機
構に関し、特にエレクトリックギターのトレモロ機構に
適用して好適な弦楽器の弦張設機構に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトリックギターにおいては、弦張
設機構であるトレモロ機構によって弦の張力を速い周期
で繰り返し変化させることにより音程を小刻みに上下さ
せる、所謂トレモロ効果と称する特殊音響効果を得るよ
うにしている(例:実開平2−119300号公報、実
開昭63−44864号公報、実開昭63−33242
号公報等)。
【0003】図6に一般的なトレモロ機構の従来例を示
す。このトレモロ機構1は、ギター本体2上に配設した
ブリッジベース3をバランスばね4で弦5の張力T1 に
よるモーメントとバランスさせ、ブリッジベース3上に
配設したブリッジサドル6によって弦5の一端部付近を
支持し、トレモロアーム7によってブリッジベース3を
支点ねじ8とブリッジベース3の当接部を回動支点とし
て上下動させて前記バランス状態を崩すことにより、弦
5の張力T1 を速い周期で繰り返し変化させるようにし
ている。弦5は、一端にブリッジベース3の下面に係止
される通常ボールエンドと呼ばれているリング9を有
し、中間部が前記ブリッジサドル6と図示しないネック
本体の上面に設けた上駒とによって支持され、他端側が
ネック本体のヘッド部に設けた糸巻き装置に巻き付けら
れて係止されている。
【0004】前記ブリッジサドル6は、2本の高さ調整
用ねじ10によってブリッジベース3上に高さ調整可能
であって前後方向に移動自在に配設されており、弦5の
イントネーション(音調)を合わせるためにオクターブ
調整用ねじ11によって前記ブリッジベース3に前後方
向に移動調整可能に連結され、かつばね12によって前
方に付勢されている。ギターでは、どのフレットを押さ
えても正確なピッチが得られる状態をイントネーション
が正確であるという。イントネーションは、弦長、ネッ
ク本体の反り、弦の古さ等によってその良否が決定され
る。前記ブリッジベース3は上面後端部に立ち上がり部
3Aを一体に有し、この立ち上がり部3Aが前記オクタ
ーブ調整用ねじ11の取付部を形成している。また、ブ
リッジベース3の下面には弦係止部3Bが一体に垂設さ
れており、その内部に前記弦5の一端部が挿通されてい
る。弦係止部3Bはギター本体2のばね収納部13内に
挿入され、前記バランスばね4の一端を係止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のトレモ
ロ機構1においては、構造が複雑で部品点数が多く、組
立、調整作業に時間を要するという問題があった。すな
わち、ギターのネック本体の上面(指板面)は通常弦5
の張設方向と直交する方向において凸状に湾曲した曲面
に形成されているため、各弦5の高さが異なり、ネック
本体の幅方向中央に張設される弦が最も高く、両端に張
設される弦が最も低くなる。一方、ブリッジベース3の
上面3aは通常平坦な面に形成されているため、各ブリ
ッジサドル6を対応する弦5の高さに合わせて調整する
必要がある。このため、ブリッジサドル6を2本の高さ
調整用ねじ10によって支持しなければならず部品点数
が増加し、調整用ねじ10の取付け、ブリッジサドル6
の高さ調整作業に長時間を要する。
【0006】また、高さ調整用ねじ10は調整の程度に
よっては上端がブリッジサドル6の上方にかなり突出す
ることがあるので、演奏中に手が高さ調整用ねじ10に
当たると演奏に支障をきたす。また、部品点数が増えれ
ばそれだけ余分な振動、雑音の発生原因となる。さら
に、ブリッジベース3の上面側においてブリッジサドル
6をオクターブ調整用ねじ11によってブリッジベース
3に連結しているので、ブリッジベース3の上面後端部
に立ち上がり部3Aを一体に突設する必要があり、この
立ち上がり部3Aとオクターブ調整用ねじ11が前記高
さ調整用ねじ10とともに視認され、トレモロ機構1の
外観を損なうという問題もあった。
【0007】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、部品点
数の削減と簡素化を図り高さ調整作業を不要にするとと
もに、演奏性および外観デザインを向上させるようにし
た弦楽器の弦張設機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、ギター本体の上面に張弦方向に揺動自
在に配設され各弦の一端側を係止するブリッジベース
と、このブリッジベースの上に配設され前記各弦の前記
一端付近を支持する複数個のブリッジサドルを備えた弦
楽器の弦張設機構において、前記ブリッジベースの上面
を指板の表面と略同一の曲率半径で湾曲した凸状の曲面
に形成し、この上面に前記ブリッジサドルを載置し、か
つオクターブ調整用ねじによって前記ブリッジベースに
張弦方向に移動調整可能に連結したものである。
【0009】第1の発明においては、ブリッジベースの
上面が指板の表面と略同一の凸曲面に形成されているた
め、ブリッジサドルをブリッジベースの上面に設置する
だけで弦毎に高さ調整する必要がない。したがって、格
別な高さ調整手段を必要とせず、部品点数が削減され
る。
【0010】第2の発明は、上記第1の発明において、
ブリッジベースをブリッジサドルが載置されるプレート
と、このプレートの下面側に垂設された弦係止部とで構
成し、前記ブリッジベースに一端が前記プレートの上面
に開放し、他端が前記弦係止部の下面に開放し各弦の一
端部側が挿入される複数の弦挿通孔を設け、前記プレー
トの下面側において前記ブリッジサドルをオクターブ調
整用ねじにより前記ブリッジベースに連結したものであ
る。
【0011】第2の発明において、弦の一端部側は、ブ
リッジベースに設けた弦挿通孔に挿入されて係止され
る。オクターブ調整用ねじはプレートの下面側において
ブリッジサドルをブリッジベースに連結しているので、
上方から視認されることがない。
【0012】第3の発明は、上記第2の発明において、
プレートの下面にオクターブ調整用ねじの取付部を設け
たものである。
【0013】第3の発明において、ブリッジサドルの連
結部は、オクターブ調整用ねじによりブリッジベースの
プレート下面側に設けた取付部に連結される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1(a)、(b)は
本発明をエレクトリックギターのトレモロ機構に適用し
た一実施の形態を示す正面図および側面図、図2は同ト
レモロ機構の平面図、図3は図2のIII −III 線拡大断
面図、図4はネック本体の断面図、図5は同トレモロ機
構の背面図である。なお、従来技術の欄で示した構成部
材と同一のものについては同一符号をもって示し、その
説明を適宜省略する。
【0015】図1において、全体を符号20で示すエレ
クトリックギターは、ソリッド型のギター本体2とネッ
ク本体21の上方に6本の弦5(5a〜5f)が張設さ
れ、ギター本体2の表面にピックアップ切替スイッチ2
2,各弦5の振動を電気信号に変換する2組のピックア
ップ装置23,24、各弦5の一端を係止するトレモロ
機構25等を有し、前記ネック本体21のヘッド部21
aに各弦5の他端側を係止する6個の糸巻き装置26が
設けられている。また、前記ネック本体21の表面には
指板28を接合しており、この指板28の表面に上駒2
9と複数本のフレット30を弦5と直交するように指板
28の長手方向に所定の間隔をおいて植設している。指
板28の表面28aは、図4に示すように弦5の張設方
向(張弦方向)と直交する方向(紙面左右方向)におい
て所定の曲率半径Rで凸状に湾曲した曲面に形成されて
いる。このため、指板表面28aの幅方向中央部が最も
高く、幅方向両端部が最も低くなっている。上駒29
は、ネック本体21とヘッド部21aの接続部に植設さ
れている。
【0016】図2および図3において、前記トレモロ機
構25は、ギター本体2上に揺動自在に配設されるブリ
ッジベース33を有している。ブリッジベース33は、
側面視形状が略T字状を呈すことにより、張弦方向と直
交する方向に長い矩形のプレート33Aと、このプレー
ト33Aの下面中央に垂設されたブロック状の弦係止部
33Bとで構成され、各弦5の一端部がそれぞれ挿通さ
れる6つの弦挿通孔37を有している。弦挿通孔37は
貫通孔からなり、一端が前記プレート33Aの上面に開
放し、他端が前記弦係止部33Bの下面に開放してい
る。また、弦挿通孔37は異径孔とされることにより、
プレート33Aおよび弦係止部33Bの上部に設けられ
た張弦方向に長い長孔部37Aと、弦係止部33Bの下
面に開放する大径孔部37Bと、前記長孔部37Aと大
径孔部37Bを連結する小径孔部37Cとで構成されて
いる。なお、長孔部37Aの下端部は、オクターブ調整
用ねじ11の取付けを可能にするために前記弦係止部3
3Bの背面側にも開放されている。
【0017】前記プレート33Aの上面33aは、図4
に示すように張弦方向と直交する方向において所定の曲
率半径Rで凸状に湾曲した曲面に形成されることによ
り、前記指板28の表面28aと略同一の凸曲面に形成
され、各弦5の一端部寄りを支持するブリッジサドル3
6が張弦方向と直交する方向に6個並設されるととも
に、トレモロアーム7が立設されている。トレモロアー
ム7は、プレート33Aの上面33aで高音弦(5f)
側の側縁部に立設されている。また、プレート33Aの
前端縁の両端部寄りには、ブリッジベース33の回動支
点部38が設けられている。この回動支点部38は、平
面視半円形の凹部からなり、その内壁がブリッジベース
33の回動支点を明確にするためにV字状にカットさ
れ、支点ねじ8に形成したV字状の環状溝39に係入し
ている。前記支点ねじ8は、ギター本体2の表面に埋設
した金属製のナット40に下端部がねじ込まれており、
ギター本体2の上方に突出する頭部の外周に前記環状溝
39が形成されている。
【0018】前記プレート33Aの下面で前記弦係止部
33Bより後方には、前記オクターブ調整用ねじ11の
取付部43が一体に設けられている。この取付部43
は、前記プレート33Aの下面に一体に垂設された前後
一対の垂下片43A,43Bとで構成されている。前方
側の垂下片43Aには、下面に開放する逆U字状のねじ
用孔44が各ブリッジサドル36に対応して6個形成さ
れている。後方側の垂下片43Bには、オクターブ調整
用ねじ11を回転させるための六角形のレンチが挿通さ
れる回転操作用孔45が6個形成されている。
【0019】前記オクターブ調整用ねじ11は、頭部1
1Aが前記2つの垂下片43A,43B間に下方から挿
入され、ねじ部11Bが前方側垂下片43Aのねじ用孔
44に挿入され、前記ブリッジサドル36に螺合するこ
とでブリッジサドル36を前記取付部43に連結してい
る。すなわち、オクターブ調整用ねじ11は前記プレー
ト33Aの下面後端部側においてブリッジサドル36を
ブリッジベース33に連結するものであり、このためブ
リッジベース33の上方からは視認されることがない。
また、オクターブ調整用ねじ11をプレート33Aの下
面側に取付けているので、プレート33Aの上面後端部
に立ち上がり部を一体に突設する必要もない。なお、前
後一対の垂下片43A,43間にオクターブ調整用ねじ
11の頭部11Aを挿入し、同ねじ11の前後方向の移
動を規制しておくと、弦5を外したとき、ブリッジサド
ル36がオクターブ調整用ねじ11とともに前後に移動
することがないので、図6に示したばね12を省略する
ことができる。
【0020】前記弦係止部33Bは、ギター本体2の表
裏面に貫通するばね収納部13内に傾動自在に挿入さ
れ、下端にバランスばね4の一端を係止する弦係止部4
7が一体に突設されている。バランスばね4は引張りコ
イルばねからなり、他端がばね収納部13の前壁に固定
したフック48に係止されている。
【0021】前記ブリッジサドル36は、金属板の折り
曲げ加工によって形成されることにより、張弦方向に長
い矩形板状の本体36Aと、この本体36Aの前後両端
部に裏面側に折り曲げ形成された一対の支持脚36B,
36Cと、後方側の支持脚36Cの先端に垂設された連
結部36Dとで構成されている。本体36Aの幅方向中
央で前端部側には、前後方向に長いスリット状の弦用溝
50が形成されている。また、弦用溝50の前側終端部
には弦5の断線を防止するために、本体36Aの下方に
1/4の円弧状に折り曲げ形成された弦受け部51が設
けられている。前後一対の支持脚36B,36Cは、前
記プレート33Aの上面33aに直接載置され、前記本
体36Aを所定の高さに保持する。前記連結部36Dは
前記ブリッジベース33の長孔部37Aに上方から挿入
されて前記取付部43の前方に位置し、下端部に前記オ
クターブ調整用ねじ11がねじ込まれるねじ孔が形成さ
れている。したがって、オクターブ調整用ねじ11をレ
ンチによって回転させると、ブリッジサドル36はプレ
ート33Aの上面に沿って弦5の張設方向に移動し、弦
5のイントネーションが調整される。なお、オクターブ
調整用ねじ11を回転させる際には、回動支点部38を
支点としてブリッジベース33を前方に回動させ、取付
部43をギター本体2の上方に突出させて行えばよい。
また、ブリッジサドル36は折曲加工以外にもダイキャ
スト成形などの方法によっても製造される。
【0022】このようなトレモロ機構25は、ブリッジ
ベース33のプレート33Aがギター本体2の上方に、
弦係止部33Bがギター本体2のばね収納部13内に位
置するように配設され、各弦5が糸巻き装置26とブリ
ッジベース33間に張設され、所定の張力T1 が付与さ
れる。この弦5を張設した状態において、ブリッジベー
ス33はバランスばね4の張力T2 と弦5の張力T1 に
より回動支点部38が支点ねじ8の環状溝39に圧接さ
れて上下方向に揺動自在に支持され、弦5の張力T1 に
よるモーメントM1 と、バランスばね4のばね力T2 に
よるモーメントM2 が付与されている。モーメントM1
とモーメントM2 は逆向きで等しい。したがって、ブリ
ッジベース33は通常略水平に保持されている。
【0023】前記各弦5は、一端がボールエンド9をそ
れぞれ有して前記ブリッジベース33の弦挿通孔37内
に係止され、他端側が前記ネック部22aの糸巻き装置
26に巻き付けられて係止されている。前記糸巻き装置
26は従来から周知のもので、ヘッド部21aを貫通し
て配置された回転自在な糸巻き軸60と、この糸巻き軸
60に設けられた図示しないウォームホイールと、この
ウォームホイールに噛合するウォームが設けられた操作
軸63等で構成され、この操作軸63を手で回転させて
糸巻き軸60を巻上げ、巻き戻しすると弦5の張力が増
大または減少して所定の音程に調整される。
【0024】前記弦5をトレモロ機構25と糸巻き装置
26間に張設するには、弦5の他端部をギター本体2の
下面側からブリッジベース33の各弦挿通孔37にそれ
ぞれ挿通して対応するブリッジサドル36の弦用溝50
を経てギター本体2の上方に導き、しかる後前記糸巻き
装置26の糸巻き軸60に巻き付けて係止し所定の張力
を付与すればよい。弦5を張設すると、ボールエンド9
は弦挿通孔37の大径孔部37Bと小径孔部37Cの境
部に設けられた段差部65に弦5の張力によって圧接さ
れて係止される。弦5の前記ボールエンド9に近い部分
で前記弦用孔50から外部に引き出される部分は、前記
弦受け部51によって支持され、前記糸巻き装置26に
近い部分は前記上駒29の上面によって支持される。
【0025】このような構造からなるエレクトリックギ
ター20においては、ブリッジベース33の上面33a
を指板28の表面28aと略同一の曲率半径Rからなる
凸曲面に形成しているので、6つのブリッジサドル36
を張弦方向と直交する方向に並設すると、図4に示すよ
うに各ブリッジサドル36の高さを全ての弦5に対して
同一高さにすることができる。したがって、ブリッジサ
ドル36を図6に示した2本の高さ調整用ねじ10によ
ってわざわざ高さ調整する必要がなく、部品点数の削減
とトレモロ機構25自体の簡素化を実現することがで
き、またブリッジサドル36のブリッジベース33への
取付け、調整作業が容易で短時間に取付けることができ
る。さらに、高さ調整用ねじ10が不要になれば、演奏
中に手が高さ調整用ねじ10に当たるといったこともな
くなるので、ギターの演奏性を向上させることができ
る。
【0026】また、ブリッジサドル36をブリッジベー
ス33に移動調整可能に連結するオクターブ調整用ねじ
11をプレート33Aの下面側に配設しているので、ブ
リッジベース33の上方からオクターブ調整用ねじ11
が視認されることがなく、しかもプレート33Aの上面
33aにオクターブ調整用ねじ11の取付部を突設する
必要がないので、トレモロ機構25の外観を向上させる
ことができる。
【0027】上記した実施の形態においては、ボールエ
ンド9を弦挿通孔37の内部において係止した例を示し
たが、図6に示す従来構造と同様に弦係止部33Bの下
面で係止してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る弦楽器
の弦張設機構は、ブリッジサドルに高さ調整手段を設け
る必要がないので、部品点数の削減、機構の簡素化、製
造コストの低減等を図ることができ、ブリッジサドルの
取付け、調整作業を容易に行うことができる。また、オ
クターブ調整用ねじをブリッジベースのプレート下面側
に設けた取付部に配設しているので、上方からオクター
ブ調整用ねじが視認されず、弦張設機構の外観を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)、(b)は本発明をエレクトリックギ
ターのトレモロ機構に適用した一実施の形態を示す正面
図および側面図である。
【図2】 同トレモロ機構の平面図である。
【図3】 図2のIII −III 線拡大断面図である。
【図4】 ネック本体の断面図である。
【図5】 同トレモロ機構の背面図である。
【図6】 従来のトレモロ機構の断面図である。
【符号の説明】
2…ギター本体、5,5a〜5f…弦、4…バランスば
ね、6…ブリッジサドル、8…支点ねじ、9…ボールエ
ンド、10…高さ調整用ねじ、11…オクターブ調整用
ねじ、20…エレクトリックギター、21…ネック本
体、21a…ネック部、25…トレモロ機構、26…糸
巻き装置、33…ブリッジベース、33A…プレート、
33B…弦係止部、36…ブリッジサドル、36A…本
体、36B,36C…支持脚、36D…連結部、37…
弦挿通孔、43…取付部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギター本体の上面に張弦方向に揺動自在
    に配設され各弦の一端側を係止するブリッジベースと、
    このブリッジベースの上に配設され前記各弦の前記一端
    付近を支持する複数個のブリッジサドルを備えた弦楽器
    の弦張設機構において、 前記ブリッジベースの上面を指板の表面と略同一の曲率
    半径で湾曲した凸状の曲面に形成し、この上面に前記ブ
    リッジサドルを載置し、かつオクターブ調整用ねじによ
    って前記ブリッジベースに張弦方向に移動調整可能に連
    結した弦楽器の弦張設機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弦楽器の弦張設機構にお
    いて、 ブリッジベースをブリッジサドルが載置されるプレート
    と、このプレートの下面側に垂設された弦係止部とで構
    成し、前記ブリッジベースに一端が前記プレートの上面
    に開放し、他端が前記弦係止部の下面に開放し各弦の一
    端部側が挿入される複数の弦挿通孔を設け、前記プレー
    トの下面側において前記ブリッジサドルをオクターブ調
    整用ねじにより前記ブリッジベースに連結した弦楽器の
    弦張設機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弦楽器の弦張設機構にお
    いて、 プレートの下面にオクターブ調整用ねじの取付部を設け
    た弦楽器の弦張設機構。
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