JP2003196947A - 小型磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

小型磁気ディスクカートリッジ

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JP2003196947A JP2001391965A JP2001391965A JP2003196947A JP 2003196947 A JP2003196947 A JP 2003196947A JP 2001391965 A JP2001391965 A JP 2001391965A JP 2001391965 A JP2001391965 A JP 2001391965A JP 2003196947 A JP2003196947 A JP 2003196947A
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disk cartridge
shutter
cartridge
housing
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型磁気ディスクカートリッジにおいて、磁
気ディスクの種類を示す表示の鮮鋭度の低下を少なく抑
えると共に、容易にリサイクル処理を実施することがで
きるようにする。 【解決手段】 電子機器に挿入されるカード型ディスク
ドライブに装填可能な、フレキシブルな磁気ディスク1
4とこの磁気ディスク14を回転自在に収容するハウジ
ング12とを備えた磁気ディスクカートリッジ10にお
いて、ハウジング12の表面に、磁気ディスク14の種
類の識別を可能にする識別片18を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラ、デジタルビデオカメラ、ノートパソコン等の電子
機器のカードスロットに装填可能なカード型ディスクド
ライブに交換自在に装填可能な小型の磁気ディスクカー
トリッジに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、デジタルスチルカメラ、デジタル
ビデオカメラ、ノートパソコン等の電子機器のカードス
ロットには、種々の記録メディアが挿抜可能に装填さ
れ、記録再生をするようになっている。このような記録
媒体としては、半導体メモリタイプのもの、ハードディ
スク型のもの、光ディスク型のもの、フロッピー(登録
商標)ディスクのような磁気ディスクの小型のもの等、
各種のものが実用に供されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この中では、半導体の
メモリが取り扱いやすく、記録容量も適当に大きいの
で、最もポピュラーであるが、比較的価格が高い。した
がって、これらのメモリを用いるデジタルカメラなどで
は、撮影した画像データをパソコンなどに転送して保存
し、その後データは削除し、記録媒体は繰返し使うのが
一般的である。 【0004】ハードディスク型のものとしては、340
MBや1GBの容量を持つものが知られているが、これも価
格が高く、データは他に転送して保存し、記録媒体は繰
返し使うことになる。 【0005】光ディスク型のものは大きさの割に記録容
量が大きく、例えば35mm×41mm×11mmのサ
イズの中に256MBのデータを記録することができ、5
12MBの記録容量を持ったものも実現しようとしてい
る。しかし、光ディスクは書込みに時間がかかるので記
録速度が遅いという難点がある。 【0006】一方、フロッピー(登録商標)ディスクの
ような磁気ディスクを50mm×55mm×2mm程度
の小型のものとし、これをパソコン等のカードスロット
に挿入できるサイズのディスクドライブに交換自在に装
填可能としたものも知られているが、これは容量が40
MBと小さく、カメラの画像を記録するという観点では容
量不足であるし、大きさもデジタルカメラには向かな
い。 【0007】近年、デジタルカメラが、その記録の簡便
さ、撮像素子の開発による画質の向上、データの削除や
転送の可能性や記録容量の大きさなど、パソコンが普及
した社会の背景と相俟って、急速に広く普及している
が、記録媒体(以下、メディアという)が上述のように
価格や容量の面で制限されているため、その使用の態様
に制限がある。例えば、メディアが高価であるため、1
台のカメラにメディアを何枚も持つということはしない
で、データが一杯になったらパソコンに移して削除する
などして、1枚のメディアを繰返し使用するのが普通で
あることは上述の通りである。そのため、旅先で記録媒
体が足りなくなることがあり、またデータを入れたメデ
ィアをそのまま保存したり、人に上げたりするというよ
うなことができない。 【0008】そこで、デジタルカメラで撮影したデータ
をそのまま保存したり、気軽に人にあげたりすることが
できるように、大容量で安価な小型のメディアの実現が
望まれる。また、パソコンにおいても、データを入れて
人に渡したりすることができる大容量で安価な小型のメ
ディアの実現が望まれる。 【0009】そのような要望に応え、デジタルカメラで
撮影したデータやパソコンのデータをそのまま保存した
り、気軽に人にあげたりすることができるような大容量
で安価な小型のメディアとして、パソコンやデジタルカ
メラなどの電子機器に装填可能なカード型ディスクドラ
イブと、そのディスクドライブに装填可能な磁気ディス
クカートリッジとからなるメディアが考えられる。すな
わち、そのような磁気ディスクカートリッジとして、開
閉シャッターを備えたハウジングに高密度磁気記録が可
能なフレキシブルな磁気ディスクを回転自在に収容し、
例えば200MB以上の記録容量を備えた磁気ディスクカ
ートリッジとすることが考られる。そのための高記録密
度磁気記録媒体としては、金属蒸着法により金属薄膜を
施したもの、スパッタリング法により金属薄膜を施した
もの、あるいはバリウムフェライト粉末やメタル粉末
(例えば強磁性金属粉末)を用いたものが採用できる。
バリウムフェライト粉末を用いたものの例として、本出
願人が出願した特願2001−312864号がある。 【0010】「バリウムフェライト粉末を用いた高記録
密度磁気記録媒体」とは、磁性層にバリウムフェライト
粉末を含有した磁気ディスクであって、高記録密度の実
現が可能な材料を用いたものであり、例えば、特願20
01−205290号に開示された、非磁性支持体の少
なくとも一方の面に、非磁性粉末及び結合剤を含む非磁
性層と、六方晶系フェライト粉末である強磁性粉末及び
結合剤を含む磁性層とをこの順に有する磁気記録媒体で
あって、非磁性層が平均粒径10〜30nmのカーボン
ブラックを前記非磁性粉末100質量部に対して10〜
50質量部含有し、磁性層の厚さが0.2μm以下であ
り、電子線マイクロアナリシスによる強磁性粉末に起因
する元素の平均強度aに対する強度の標準偏差bが0.
03≦b/a≦0.4であり、かつ、磁性層の中心面平
均粗さRaが5nm以下、10点平均粗さRzが40n
m以下である磁気記録媒体である。この材料を用いた磁
気ディスクに対しては、例えば高記録密度の可能なMR
ヘッド等の磁気ヘッドを用いて情報の記録再生を行う。 【0011】上記メディアによれば、記録容量200MB
以上、好ましくは500MB以上の高記録密度のメディア
を実現することができ、これにより、例えば静止画であ
れば一枚約1MBとして、500枚記録させることがで
き、また動画であれば30分程度の映像コンテンツを記
録できるようになる。したがってデジタルカメラで撮影
した動画や、携帯電話で配信される動画等を記録するこ
とができ、コンテンツを使用する際のユーザーの利便性
を向上させることができる。また、もちろんパソコンに
おいても安価な大容量のデータ保存メディアとして便利
に利用することができ、その利便性は大きい。 【0012】なお、電子機器に装填可能なカード型ディ
スクドライブとは、一般にパソコンの場合は、図8
(a)に示すように、PCカードのカードスロットに挿
入されるカード2の受容部のソケット4に電気的に接続
されて装填されるディスクドライブ6であり、デジタル
カメラ3などの小型の電子機器の場合には、図8(b)
に示すように、電子機器側の受容部5のソケットに電気
的に接続されて装填されるディスクドライブ6である。
したがって、このディスクドライブ6は極めて小型であ
り、例えば38mm〜55mmの長さと35mm〜51
mmの幅と3mm〜5mmの厚さを有し、磁気ディスク
カートリッジ8は、例えば25mm〜36mmの長さお
よび幅と1mm〜3mmの厚さを有する。 【0013】そして、このような超小型の磁気ディスク
カートリッジのハウジングを円盤状に形成し、コイン感
覚で磁気記録メディアを取り扱うことが提案されてい
る。すなわち、自動販売機に硬貨を投入するような気軽
な感覚で、磁気記録メディアを取り扱うことで、利便性
を向上させることが提案されている。 【0014】ところで、上記小型磁気ディスクカートリ
ッジには、収容される磁気記録媒体の種類、すなわち、
例えば記憶容量、記録フォーマット、読み取り専用/書
き換え可能等の種類に応じて仕様の異なるものがある
が、リサイクル処理、例えば収容されている磁気ディス
クを入れ替えるリサイクル処理等を容易に行なえるよう
にするために、上記磁気記録媒体の種類にかかわらず同
じハウジングを使用したいという要請がある。このよう
に同じハウジングを有しているが、収容されている磁気
記録媒体の種類が異なるそれぞれの小型磁気ディスクカ
ートリッジを、上記種類に応じて識別するためには、例
えば、ハウジングの表面に磁気記録媒体の種類を記号や
色の違い等で示す印刷を施すことが考えられる。 【0015】しかしながら、小型磁気ディスクカートリ
ッジは、コイン感覚で取り扱えるほど小さいので、指で
摘むと表裏の略全面が指に触れてしまい、長期に亘る使
用によって上記ハウジング表面に施された印刷が磨耗し
たり剥がれてしまい、この印刷による表示では磁気ディ
スクの種類を識別することが困難になる虞がある。すな
わち、ハウジング表面に施した表示の鮮鋭度が低下して
磁気ディスクの種類の識別が困難になる虞がある。一
方、磨耗し難く、剥がれ難い強固な印刷、例えば焼き付
け塗装等を施すと、上記リサイクル処理を実施する際
に、この塗装の除去や再塗装に多くの労力を要するとい
う問題がある。 【0016】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、磁気ディスクの種類を示す表示の鮮鋭度の低下
を少なく抑えると共に、容易にリサイクル処理を実施す
ることができる小型磁気ディスクカートリッジを提供す
ることを目的とするものである。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明の小型磁気ディス
クカートリッジは、電子機器に挿入されるカード型ディ
スクドライブに装填可能な磁気ディスクカートリッジで
あって、磁気ディスクカートリッジが、フレキシブルな
磁気ディスクと、磁気ディスクを回転自在に収容するハ
ウジングとを備え、このハウジングが、上記カード型デ
ィスクドライブの磁気ヘッドを磁気ディスクの表面にア
クセスさせるための開口と、この開口を開閉するシャッ
ターとを備えるとともに、ハウジングの表面の少なくと
も1箇所に、磁気ディスクの種類の識別を可能にする識
別片が埋め込まれていることを特徴とするものである。 【0018】前記磁気ディスクの種類とは、他の磁気デ
ィスクとの相違に基づいて分類されたものを意味するも
のであり、どのような相違に基づいて分類されたもので
あってもよい。例えば、記憶容量、記録フォーマット、
読み取り専用/書き換え可能の相違等に基づいて分類さ
れたものがこの磁気ディスクの種類に含まれる。 【0019】なお、前記識別片は、識別片毎の光の反射
や透過、あるいは特定波長の光の透過や反射の違いが目
視により認識されたり、あるいは光学的に検出されたり
することにより上記種類が識別されるものとすることが
できる。 【0020】 【発明の効果】本発明の小型磁気ディスクカートリッジ
によれば、ハウジングの表面の少なくとも1箇所に、磁
気ディスクの種類の識別を可能にする識別片が埋め込ま
れているので、識別片が劣化したとしても磁気ディスク
の種類を示す表示の鮮鋭度の低下を少なく抑えることが
でき、長期間の使用においてもこの識別片によって確実
に磁気ディスクの種類の識別を行なうことができると共
に、接着剤等を使用せずに圧入によって識別片をハウジ
ングに埋め込むようにすることにより、この識別片をハ
ウジングから簡単に取り外せるようにすることができる
ので、これにより、この小型磁気ディスクカートリッジ
のリサイクル処理をより容易に実施することができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明による磁気ディスク
カートリッジの実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0022】図1は、図8(a)に示したものと同様の
PCカードのカードスロットに挿入されるカード2の受
容部のソケット4に電気的に接続されて装填されるディ
スクドライブ6と、このディスクドライブ6に挿入され
る本発明による小型磁気ディスクカートリッジを示し、
このディスクカートリッジ10は、偏平なハウジング1
2内にフレキシブルな円盤状の磁気ディスク14を回転
自在に収容してなり、ハウジング12は、ディスクドラ
イブ6の磁気ヘッドを磁気ディスク14の表面にアクセ
スさせるための開口を開閉する回動式のシャッター35
を備えるとともに、ハウジング12の表面の少なくとも
1箇所に、磁気ディスクの種類の識別を可能にする識別
片が埋め込まれている。また、この小型磁気ディスクカ
ートリッジは、磁気ディスク14の輪郭に沿った円と、
互いに直角に交わる2本の上記円の外接線とからなる形
状の外縁を有する。 【0023】図1に概略的に示された磁気ディスクカー
トリッジ10の詳細構成が図2〜図5に示してあり、図
2はこの磁気ディスクカートリッジ10を上方から見た
斜視図、図3は下方から見た斜視図、図4はシャッター
が開かれた状態を図2に対応させて示す斜視図、図5は
分解斜視図である。 【0024】この磁気ディスクカートリッジ10は、そ
のハウジング12が、金属製の下シェル20と、この下
シェル20の内側に上方から嵌合される金属製の上シェ
ル30とによって構成され、図5に示すように、下シェ
ル20側の金属製シャッター25は下シェル20に内蔵
され、上シェル30側の金属製シャッター35は上シェ
ル30の外側に配置され、かつすべての構成要素が下シ
ェル20内に積上げ方式で組み付けられるようになって
いる。 【0025】図5から明らかなように、下シェル20
は、ハウジング12の平面形の輪郭を画成するハウジン
グ12の裏面を形成する底板20aと、後述する開口2
4の部位を除いて底板20aの周縁から上方へ立ち上が
る側壁とを備え、この側壁のうち、底板20aの上記2
本の外接線に沿う直線状のコーナー外縁から立ち上がる
側壁部21、22は、その上縁が上シェル30の上面よ
りもこの面に垂直な方向に突出し、かつ両端部が、これ
に隣接した円周面を形成する側壁(周壁)20bの外接
線よりも上記面方向に若干外方に張り出して誤挿入防止
壁を形成している。そして、一方の側壁部21は、この
ディスクカートリッジ10のディスクドライブ6への挿
入方向と直交するように形成され、他方の側壁部22は
挿入方向と平行に形成されている。この側壁部22の端
部は、ディスクドライブ6に対する挿入位置決め段部2
2aを形成している。また、側壁部21、22によって
画成されたハウジング12のコーナー部には、上下シェ
ル30、20を磁気ディスク14の回転軸線と略平行方
向に貫通する孔16が形成され、下シェル20側の孔1
6が位置決め基準孔となっている。 【0026】磁気ディスク14の中心部には、センター
コア15が固定され、下シェル20の底板20aの中央
部には、センターコア15の底面を外部に臨ませる中心
孔23が形成されている。この中心孔23の周囲の上面
には、後述する下側シャッター25の環状部25aを回
動可能に軸支する環状壁20cが上記中心孔23と同軸
的に形成され、さらに環状壁20cは平坦な上面を備
え、この上面上に、後述する下部滑りシート28の中心
部を支持するための、より小径の環状壁20dが環状壁
20cと同軸に形成されている。これら大小の環状壁2
0c、20dは、底板20aに対する搾り加工によって
形成することができる。また、下シェル20の底板20
aのコーナー部に形成された位置決め基準孔16の周囲
にも環状壁(図示は省略)が搾り加工によって形成され
ている。 【0027】さらに下シェル20には、中心孔23に関
して位置決め基準孔16側とは反対側に、ディスクドラ
イブ6の後述する磁気ヘッドを磁気ディスク14の表面
にアクセスさせるための扇形に開いた開口24が、中心
孔23の周りに所定の角度範囲に亘って形成され、この
開口24を開閉する回転式の下側シャッター25が下シ
ェル20の内側に配置されている。 【0028】下側シャッター25は、下シェル20の上
記環状壁20cによって回動可能に軸支される中心の環
状部25aと、上記開口24より大きい角度範囲に亘っ
て環状部25aから放射方向に延びる扇形の主板部25
bと、この主板部25bの円弧状の外縁に沿って上方へ
略直角に折り曲げられた垂直板部25cとから構成され
ている。 【0029】一方、上シェル30は、下シェル20の底
板20aと略相似形でかつ若干小さい頂板30aと、後
述する開口34の部位を除いて頂板30aの周縁から下
方へ垂下して、下シェル20の周壁20bの内側に弾性
的に嵌着される周壁30bとを備え、下シェル20の開
口24に一致する位置に、ディスクドライブ6の磁気ヘ
ッドを磁気ディスク14の表面にアクセスさせるための
開口34が形成され、この開口34を開閉する上側シャ
ッター35が上シェル30の外側に設けられている。 【0030】さらに、上シェル30の互いに直交する2
本の直線によって外縁が画成されているコーナー部に
は、下シェル20側の位置決め基準孔16に一致する孔
16に隣接して、識別片18を後から埋め込むことがで
きる穴17が形成されている。なお、この穴17に埋め
こまれた識別片18による光の反射や透過、あるいは特
定波長の光の反射や透過が、目視により認識されたり、
あるいは光センサーにより検出されることによって、こ
のハウジング12に収容されている磁気ディスク14の
種類が識別される。 【0031】なお、孔16のは下面側に向かって絞り加
工によって形成され、孔16の側面に環状壁(図示は省
略)が形成されている。 【0032】下側シャッター25と略相似形をなす上側
シャッター35は、中心の環状部35aと、この環状部
35aから放射方向に延びる扇状の主板部35bと、こ
の主板部35bの円弧状の外縁に沿って下方へ略直角に
折り曲げられた垂直板部35cとを備え、さらに、シャ
ッター25、35を開作動させるために、主板部35b
のシャッター開方向の外端から上方へ切り起こされた作
動用突片35dを備えている。なお、このシャッター作
動用突片35dの上縁は、組立て後、ハウジング12の
コーナー側壁部21、22の上縁と略同一高さになるよ
うに規定されている。 【0033】そして、後述のように組立て時に互いに連
結される垂直板部25c、35cを回動自在に収容する
ために、下シェル20の開口24の両側には、シャッタ
ー25、35の回動範囲に亘って半径方向外方へ張り出
した周壁26、27が形成され、これら周壁26、27
の内側に凹部26a、27aを形成している。図2に
は、これら凹部26a、27aが円弧状溝として表れて
いる。 【0034】また、上シェル30の頂板30aの上面に
は、シャッター35の環状部35aおよび主板部35b
を収容し、かつシャッター35の回動を許容するための
凹部36(図5参照)が形成され、この凹部36の中心
部には、シャッター35の環状部35aを回動可能に軸
支するための円形凸部37が形成されている。そして、
シャッター35の環状部35aが円形凸部37に軸支さ
れた場合、シャッター35の主板部35bが凹部36の
底面に接し、垂直板部35cが上シェル30の開口34
の両側の円弧状周壁30bの外側に被さるようになって
いる。また、下側シャッター25の垂直板部25cの上
縁と、上側シャッター35の垂直板部35cの下縁とに
は、上シェル30が下シェル20に嵌着された後に、上
側シャッター35を上シェル30上に載置して上方から
力を加えることにより互いに係合する係合部(図示は省
略)が形成され、この係合によって上下のシャッター3
5、25が一体化されるように構成されている。 【0035】次に、上記した構成部品以外の構成部品の
説明とともに、この磁気ディスクカートリッジ10の組
立て方法について図5を参照して説明する。なお、磁気
ディスクカートリッジ10は、すべての構成部品を下シ
ェル20上に積み上げ式に組み立てることができる特徴
を有している。 【0036】先ず下シェル20の底板20aの環状壁2
0cに下側シャッター25の環状部25aを嵌める。こ
の場合、シャッター25は、その垂直板部25cが開口
24の両側の凹部26a、27aの内壁側に収容される
態様で主板部35bが下シェル20の開口24を閉鎖し
た閉位置とする。次に下部滑りシート28を配置する。
この滑りシート28は下シェル20の底板20aと略相
似形をなし、中心孔から外方に延びる扇形の開口28a
と、互いに直交する2本の直線によって画成されたコー
ナー部とを備え、その中心孔を下シェル20の底板20
aの環状壁20bに嵌め、下側の環状壁20cの平坦な
上面で支持する。滑りシート28は、そのコーナー部
に、下シェル20の底板20aの形成された位置決め基
準孔16に一致する孔28bを備えており、この孔28
bに下シェル20の位置決め基準孔16の周囲に形成さ
れた環状壁を嵌めて上記コーナー部を支持させる。 【0037】次に、センターコア15を備えた磁気ディ
スク14を滑りシート28上に配置し、さらに、開口3
8aとコーナー部の孔38bとを備えて下部滑りシート
28と同形に形成された上部滑りシート38を磁気ディ
スク14上に配置してから、上シェル30の周壁30b
を下シェル20の周壁20bの内側に嵌着する。これに
より、上記凹部26a、27aにあるシャッター25の
垂直板部25cが、上記凹部26a、27aと上シェル
30の周壁30bとによって形成される溝内で溝に沿っ
て移動可能になる。また、上シェル30の頂板30aの
コーナー部に形成されている孔16の環状壁が上部滑り
シート38のコーナー部の孔38bに嵌められて、滑り
シート38のコーナー部が支持されるとともに、上下の
滑りシート28、38のコーナー部は、上シェル30の
コーナー部の側壁の内壁面によっても支持される。 【0038】次に、上側のシャッター35を、その環状
部35aが上シェル30の上面の円形凸部37に軸支さ
れる態様で組み付け、その垂直板部35cを下側のシャ
ッター25の垂直板部25cに結合してシャッター2
5、35を一体化する。次に、シャッター付勢用の平面
形状の渦巻きバネ40を円形凸部37に嵌め、この渦巻
きバネ40の内端40bを円形凸部37のスリット37
bに係入させ、外端40aをシャッター35の主板部3
5bの切欠き35eに係止することによって、シャッタ
ー25、35は閉方向に付勢され、かつ閉位置に保持さ
れる。 【0039】次に、上シェル30の開口34に倣う開口
41aを備え、かつ上シェル30の凹部36よりも大径
の金属製のカバープレート41を、図5に破線41bで
示されている中心部を上シェル30の円形凸部37上に
接着し、周縁部を上シェル30の頂板30a上に接着す
ることによって、渦巻きバネ40が外れないようにする
とともに、カバープレート41の下面側にシャッター3
5の回動空間を画成し、以上をもってディスクカートリ
ッジ10の組立てが完了する。 【0040】上記カバープレート41の上面は凹凸面と
することによって、ディスクカートリッジ10の表裏を
触感で識別することができる。例えば、カバープレート
41の上面にマット加工を施して凹凸面とし、鉛筆で数
字等を書き込めるようにしてもよい。さらには、カバー
プレート41の上面に例えば紙製のラベル42を貼付し
て、これに情報を書き込むことができるようにしてもよ
い。その場合、カバープレート41の開口41aの輪郭
に沿ったミシン目42aをラベル42に設け、使用時に
このミシン目42aで囲まれた領域42bを切り取るよ
うにすることによって、未使用のカートリッジ10のバ
ージン保証に供することができ、また露出した上側シャ
ッター35の保護を図ることもできる。 【0041】また、上下シェル30、20の周壁30
b、20b同士を弾性的に嵌合させるために、周壁30
b、20bのいずれか一方、例えば周壁30bに、図示
のような複数のスリット39を設けることによって、周
壁30bに弾性を与えることが好ましい。また、下側シ
ャッター25の主板部25bの上面および上側シャッタ
ー35の主板部35bの下面には、上シェル30の開口
34および滑りシート28、38の開口28a、38a
を通して回転中の磁気ディスク14の表面に接触するク
リーニング部材44がそれぞれ放射状に取り付けられて
いる。クリーニング部材44は、シャッター25、35
の主板部25b、35bの閉方向の端縁に沿って放射状
に取り付けられており、これらクリーニング部材44
は、磁気ディスク14が静止している際に磁気ディスク
14がシャッター25、35の主板部25b、35bに
接触するのを防止する機能も有する。 【0042】また、シャッター25、35が開いて磁気
ディスク14が回転しているときにクリーニング部材4
4が磁気ディスク14の表面の一か所のみに接触してい
ると磁気ディスク14の回転時のバランスが悪いので、
磁気ディスク14の保護用に設けられている滑りシート
28、38の磁気ディスク14に面する表面に、クリー
ニング部材44と同一高さを有する突条45を、シャッ
ター開時のクリーニング部材44に対して180度偏位
した位置に放射状に設けることが好ましい。さらに各2
本の突条45を、シャッター開時のクリーニング部材4
4に対して120度偏位した位置に放射状に設けてもよ
い。 【0043】図6は、ディスクドライブ6に磁気ディス
クカートリッジ10を挿入する途中の状態を示す概略的
平面図、図7は、磁気ディスクカートリッジ10がディ
スクドライブ6に装着された状態を示す概略的平面図で
ある。なお、図6および図7は、磁気ディスクカートリ
ッジ10とディスクドライブ6との相対位置関係の説明
に供するもので、細部については省略してある。 【0044】ディスクドライブ6は、カートリッジ挿入
スロット6aと、内部のカートリッジ収容スペース7と
を備え、さらに、通常はカートリッジ10の挿入通路
(通路の端縁を破線Lで示してある)外に退避している
上下一対の回動式アーム51を備えたヘッドアセンブリ
50と、ディスクドライブ6へのカートリッジ10の挿
入に伴って、シャッター35の作動用突片35dに係合
して、シャッター25、35を開作動させるシャッター
作動部材52とを備えている。アーム51の先端には磁
気ヘッド53が互いに対向するようにそれぞれ固定され
て、磁気ディスク14の両面にアクセスするように構成
されている。 【0045】また、上記カートリッジ挿入スロット6a
は、ディスクドライブ6のヘッドアセンブリ50側とは
反対側の側壁面6bに接して形成され、この側壁面6b
に、磁気ディスクカートリッジ10の側壁部22の挿入
位置決め段部22aに係合する位置決め突起6cが形成
されている。また、図示は省略するが、カートリッジ挿
入用スロット6aの上縁には、磁気ディスクカートリッ
ジ10の側壁部22の上縁部と、閉位置にあるシャッタ
ー35の作動用突片35dとに対応する位置に、これら
の通過を許容する切欠きが形成されて、磁気ディスクカ
ートリッジ10の誤挿入を防止している。 【0046】磁気ディスクカートリッジ10は、図6に
矢示する方向からディスクドライブ6に挿入され、その
際に、シャッター35が備えている作動用突片35d
に、ディスクドライブ6のシャッター作動部材52が係
合して、磁気ディスクカートリッジ10の挿入に伴って
シャッター25、35が開作動される。その場合、上側
シャッター35の作動用突片35dが磁気ディスクカー
トリッジ10の挿入方向に対して右側方に設けられてい
るため、磁気ディスクカートリッジ10の挿入に伴っ
て、シャッター作動部材52から磁気ディスクカートリ
ッジ10に対しこれを図の時計方向に回動させようとす
る力Fが加えられるが、ハウジング12のコーナー部の
直線状に延びる側壁部22がディスクドライブ6の内壁
面6bに当接して回動が阻止されるようになっている。
そして、図7に示すように、磁気ディスクカートリッジ
10が完全にディスクドライブ6内に挿入されると、ヘ
ッドアセンブリ50のアーム51が図の反時計方向に回
動して、磁気ヘッド53が磁気ディスク14の両面にア
クセスする。 【0047】なお、上記磁気ディスクカートリッジ10
が完全にディスクドライブ6内に挿入されたときに、識
別片18がディスクドライブ6の側面に配設されている
分光反射率センサ54の検出位置に位置するように配置
されるので、この分光反射率センサ54によって識別片
18による特定波長の光の反射率を測定することにより
磁気ディスク14の種類がディスクドライブ6側で識別
される。 【0048】以上の説明で明らかなように、上記小型磁
気ディスクカートリッジは、ハウジングに埋め込まれた
識別片による表示によって、収容されている磁気ディス
クの種類が識別されるので、識別片が劣化した場合であ
っても表示の先鋭度の低下を少なく抑えることができる
と共に、識別片18をハウジング12の穴17に接着剤
等を介さずに埋め込まれているので分解性に優れ、収容
されている磁気ディスクの種類にかかわらずこの小型磁
気ディスクカートリッジのリサイクル処理をより容易に
実施すことができる。 【0049】さらに、本実施の形態においては、下シェ
ル20、上シェル30、カバープレート41およびシャ
ッター25、35が全て金属で形成されているので上記
リサイクル処理をさらに容易に実施することができる。 【0050】また、上記小型磁気ディスクカートリッジ
は、ハウジング12が、下シェル20と、この下シェル
20の内側に上方から嵌着される上シェル30とによっ
て構成され、かつこの磁気ディスクカートリッジ10を
構成するすべての構成要素が、上シェル30の円形凹部
37上に接着されるカバープレート41を除いては、全
て下シェル内に積上げ方式で嵌合により組み付けられる
ようになっているため、超小型でありながら分解性に優
れリサイクル処理を実施し易いという利点を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による小型磁気ディスクカートリッジ
を、このディスクカートリッジが挿入されるディスクド
ライブと、このディスクドライブが装填されるカードス
ロットを備えた電子機器とともに示す概略的説明図 【図2】本発明による小型磁気ディスクカートリッジを
上方から見た斜視図 【図3】図2の小型磁気ディスクカートリッジを下方か
ら見た斜視図 【図4】図2の小型磁気ディスクカートリッジのシャッ
ターが開かれた状態を示す図2に対応する斜視図 【図5】図2の小型磁気ディスクカートリッジの分解斜
視図 【図6】小型磁気ディスクカートリッジがディスクドラ
イブに挿入される様子を示す概略的平面図 【図7】小型磁気ディスクカートリッジがディスクドラ
イブに装着された状態を示す概略的平面図 【図8】本発明の前提となるディスクドライブを、この
ディスクドライブが装填されるカードスロットを備えた
電子機器とともに示す概略的説明図 【符号の説明】 10 磁気ディスクカートリッジ 12 ハウジング 14 磁気ディスク 18 識別片 20 下シェル 30 上シェル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電子機器に挿入されるカード型ディスク
    ドライブに装填可能な磁気ディスクカートリッジであっ
    て、 該磁気ディスクカートリッジが、フレキシブルな磁気デ
    ィスクと、該磁気ディスクを回転自在に収容するハウジ
    ングとを備え、 前記ハウジングが、前記カード型ディスクドライブの磁
    気ヘッドを前記磁気ディスクの表面にアクセスさせるた
    めの開口と、該開口を開閉するシャッターとを備えると
    ともに、 該ハウジングの表面の少なくとも1箇所に、前記磁気デ
    ィスクの種類の識別を可能にする識別片が埋め込まれて
    いることを特徴とする小型磁気ディスクカートリッジ。
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