JP2003197675A - 半導体集積回路及び半導体集積回路実装体 - Google Patents

半導体集積回路及び半導体集積回路実装体

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JP2003197675A
JP2003197675A JP2001401005A JP2001401005A JP2003197675A JP 2003197675 A JP2003197675 A JP 2003197675A JP 2001401005 A JP2001401005 A JP 2001401005A JP 2001401005 A JP2001401005 A JP 2001401005A JP 2003197675 A JP2003197675 A JP 2003197675A
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Naoko Ono
直子 小野
Yuji Izeki
裕二 井関
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  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Waveguides (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価、小型、高性能の半導体集積回路実装体
を提供する。 【解決手段】 半導体基板1;半導体基板1の第1主表
面に配置され、一部に他の平坦部分とは異なる厚さの段
差電極部51a,51bを有する第1のメタルパターン
72a;半導体基板1の第1主表面に配置され、第1の
メタルパターン72aの平坦部分と同一の平坦部分の厚
さを有し、一部に第1の段差電極部51a,51bと同
一寸法・同一形状の第2の段差電極部51d,51eを
有する第2のメタルパターン74a;アセンブリ基板
2;アセンブリ基板2の表面のバンプランド5a,5
b,5d,5e;段差電極部51a,51b,51d,
51eとバンプランド5a,5b,5d,5eとを接続
するバンプ3a,3b,3d,3eとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波モノリシ
ック集積回路(MMIC)等のマイクロ波帯・ミリ波帯
の半導体集積回路及びこれを用いた半導体集積回路実装
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報通信分野における急速な需要
の伸びにより、通信回線数を増やすことが急務となって
きている。このため、従来あまり使用されていなかった
マイクロ波・ミリ波帯を使用するシステムの実用化が急
ピッチで進められている。高周波帯無線通信器のRF部
は一般的に発振器、シンセサイザ、変調器、電力増幅
器、低雑音増幅器、復調器、アンテナで構成されてい
る。通信器には、電気特性が優れていること、小型であ
ることが望まれる。高周波回路部の小型化を考える場
合、可能な限り必要な回路を1つの半導体基板内に形成
すること、即ち、MMIC化することが有効である。
【0003】回路のMMIC化に関しては、半導体集積
化技術の飛躍的な発展に伴って半導体基板上の回路の集
積化が進み、1つの半導体基板内に形成される回路は、
従来の単体能動素子から1つの機能回路ブロックへ、更
には、複数の機能回路ブロックへと集積化度が高くなっ
てきている。
【0004】MMICには、高電子移動度トランジスタ
(HEMT)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(H
BT)、ショットキーゲート型電界効果トランジスタ
(MESFET)等の能動素子と、キャパシタ、インダ
クタ、抵抗等の受動素子、及び高周波伝送線路等が形成
されている。
【0005】従来の半導体集積回路実装体を図25及び
図26に示す。半導体基板1はアセンブリ基板2にボン
ディング・ワイヤ1a,10b,・・・・・,10pで接続
されている。図25及び図26に示す構造ではアセンブ
リに必要な面積が発生し、半導体集積回路実装体のサイ
ズが大きくなってしまうため、更なる小型化を図る目的
で、図23及び図24に示すフリップチップ構造を持つ
半導体集積回路実装体が提案された。図23及び図24
に示すような、フリップチップ構造を用いることによ
り、アセンブリに必要な新たな面積は発生せず、半導体
集積回路実装体が小型化出来る。半導体基板1は主面に
トランジスタTr1,Tr2、伝送線路用信号線57,
68,・・・・・,70,73,76、バンプ用電極等が形
成されている。配線としては、コプレーナ線路(以下に
おいて「CPW」と言う。)を使用している。半導体基
板1とアセンブリ基板2の接続にフリップチップ接続を
用いる場合には、半導体基板1上の所定の位置にバンプ
3a,3b,・・・・・,3pを設ける必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、表面メタルパ
ターン72a,72b,72c,74a,74b,74
cが大きく、同一メタルパターン72a,72b,72
c,74a,74b,74cの一部がバンプ用電極とし
て用いられる場合には、位置決めをするのが困難であ
り、バンプ3a,3b,・・・・・,3pの位置精度が悪い
ため特性が劣化するという問題があった。とりわけ、C
PWのグランド用メタルパターン等の大面積のメタルパ
ターン72a,72b,72c,74a,74b,74
c上にバンプ3a,3b,・・・・・,3pを設ける場合に
は近辺に位置合わせマークを設けることが出来ないため
バンプ3a,3b,・・・・・,3pの位置精度が悪くな
る。これを避けるためにバンプ電極近傍にメタルパター
ン72a,72b,72c,74a,74b,74cを
利用して位置合わせマークを設けることが考えられる
が、この方法では位置合わせマーク用の面積が新たに必
要となるため半導体基板1の面積が大きくなり、好まし
い対策ではない。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、安価、小型、高性能の半導体集積回路及びこれを用
いた半導体集積回路実装体を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の特徴は、(イ)互いに対向する第1
及び第2主表面で画定された半導体基板;(ロ)この半
導体基板の第1主表面に集積化された複数の回路素子;
(ハ)第1主表面に配置され、一部に他の平坦部分とは
異なる厚さの第1の段差電極部を有する第1のメタルパ
ターン;(ニ)第1主表面に配置され、第1のメタルパ
ターンの平坦部分と同一の平坦部分の厚さを有し、一部
に第1の段差電極部と同一寸法・同一形状の第2の段差
電極部を有する第2のメタルパターンとを有する半導体
集積回路であることを要旨とする。但し、第1及び第2
の段差電極部の面積は、第1及び第2のメタルパターン
の内小さい方の面積の1/3以下の面積である。これ
は、第1及び第2の段差電極部の面積に比して、第1及
び第2のメタルパターンが3倍以上大きいことを意味す
る。ここで、「第1主表面」は、実質的に平板形状の半
導体基板の一方の主表面(面積が最大若しくは2番目に
大きな面)である。「第2主表面」は、半導体基板の
「第1主表面」に対向した主表面である。即ち、第1及
び第2主表面のいずれか一方が「表面」、他方が「裏
面」と解釈出来る関係にある対向した2つの面を定義し
ている。又、「回路素子」とは、HEMT、HBT、M
ESFET等の半導体能動素子及び、キャパシタ、イン
ダクタ、抵抗等の受動素子のいずれをも含む意味に解す
べきである。
【0009】本発明の第1の特徴に係る半導体集積回路
では、第1及び第2の段差電極とこれらの第1及び第2
の段差電極以外の第1及び第2のメタルパターンとは、
厚みが違うため、境界領域にある段差が、視覚的に簡単
に識別出来る。又、これらの第1及び第2の段差電極
が、位置合わせマークとして機能する。このため、第1
及び第2の段差電極部の3倍以上の大面積の第1及び第
2のメタルパターンにおいて、その一部となるような第
1及び第2の段差電極の中心に、それぞれ、バンプを位
置合わせする場合も、高精度で実現出来る。例えば、第
1及び第2の段差電極部の縦寸法の2倍以上、横寸法の
2倍以上の寸法となる大面積の第1及び第2のメタルパ
ターン中に配置されている場合であっても、第1及び第
2の段差電極のそれぞれの位置を容易に視認出来、その
結果、その第1及び第2の段差電極の中心に、それぞ
れ、バンプを位置合わせするのが容易になる。
【0010】なお、第1の特徴において、「第1及び第
2の段差電極」と規定しているのは、理解を容易にする
便宜であり(最小の個数を示しており)、段差電極は3
個以上あっても構わない。同様に、メタルパターンは、
半導体基板上に3枚以上でも構わない。更に、以下の実
施の形態の説明で示されるように、一枚のメタルパター
ンに複数の段差電極が存在する場合も、当然含まれる。
【0011】本発明の第1の特徴において、第1及び第
2のメタルパターンは、例えば、CPWのグランドパタ
ーンとすることが可能である。CPWのグランドパター
ンの場合は、第1及び第2の段差電極部の面積に比し
て、グランドパターンは、一般には10倍〜100倍程
度の値を取りうる。より、具体的には、段差電極部の面
積の20倍〜50倍程度の値を取りうる。この様な、第
1及び第2の段差電極部の面積の10倍〜100倍程度
の大面積のグランドパターンの内部の任意の位置に段差
電極が配置されている場合であっても、段差電極の位置
を容易に視認出来るので、第1及び第2の段差電極の中
心に、それぞれ、バンプを位置合わせするのが容易にな
る。
【0012】本発明の第2の特徴は、(イ)互いに対向
する第1及び第2主表面で画定された半導体基板;
(ロ)この半導体基板の第1主表面に集積化された複数
の回路素子;(ハ)第1主表面に配置され、一部に他の
平坦部分とは異なる厚さの第1の段差電極部を有する第
1のメタルパターン;(ニ)第1主表面に配置され、第
1のメタルパターンの平坦部分と同一の平坦部分の厚さ
を有し、一部に第1の段差電極部と同一寸法・同一形状
の第2の段差電極部を有する第2のメタルパターン;
(ホ)アセンブリ基板;(ヘ)このアセンブリ基板の表
面の第1及び第2の段差電極と対応する位置に配置され
た第1及び第2のバンプランド;(ト)第1の段差電極
部と第1のバンプランドとを接続する第1のバンプ;
(チ)第2の段差電極部と第2のバンプランドとを接続
する第2のバンプとを有する半導体集積回路実装体であ
ることを要旨とする。但し、第1及び第2の段差電極部
の面積は、第1及び第2のメタルパターンの内小さい方
の面積の1/3以下の面積である。第1の特徴において
説明したように、「回路素子」には、半導体能動素子及
び受動素子のいずれもが含まれる。
【0013】本発明の第2の特徴に係る半導体集積回路
実装体では、第1及び第2の段差電極とこれらの第1及
び第2の段差電極以外の第1及び第2のメタルパターン
とは、厚みが違うため、境界領域にある段差が、視覚的
に簡単に識別出来るので、実装工程が容易になる。特
に、第1及び第2の段差電極が、位置合わせマークとし
て機能するため、大面積の第1及び第2のメタルパター
ンの一部となるような第1及び第2の段差電極の中心に
バンプを位置合わせする場合も、高精度で実現出来る。
しかも、位置合わせマーク用の面積を新たに必要としな
いため、面積利用効率が高く、半導体基板の面積の小型
化が可能になる。半導体基板の面積の小型化が可能にな
れば、アセンブリ基板も小型化が出来、半導体集積回路
実装体の小型化が出来る。この小型化は、他に特別な工
程の追加を必要としないので、低コスト化につながる。
又、アセンブル工程の容易化は、製造歩留まりの向上、
生産性の向上を生み、この面からも、低コスト化が可能
になる。したがって、安価、小型でしかも、高性能な半
導体集積回路実装体が簡単に実装出来る。
【0014】本発明の第1の特徴において、第1及び第
2のメタルパターンは、例えば、CPWのグランドパタ
ーンとすることが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記
載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符
号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚
みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のも
のとは異なることに留意すべきである。したがって、具
体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきも
のである。又図面相互間においても互いの寸法の関係や
比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0016】(第1の実施の形態)図1に示す本発明の
第1の実施の形態に係る半導体集積回路は、半導体基板
1上に、第1のトランジスタ(第1の高周波能動素子)
Tr1と第2のトランジスタ(第2の高周波能動素子)
Tr2とを有する2段構成の高周波増幅器が集積化され
たMMICである。
【0017】具体的には、図4の等価回路に示すよう
に、RF入力端子81からRF出力端子86の間に、結
合コンデンサC1,第1のトランジスタTr1、結合コ
ンデンサC4、第2のトランジスタTr2、結合コンデ
ンサC7の経路で、高周波伝送線路が構成されている。
そして、RF信号がRF入力端子81から入力され、こ
の高周波伝送線路を伝達し、RF出力端子86から出力
される。結合コンデンサC1とRF入力端子81との間
には、高周波伝送線路のインピーダンスを調整するため
のインピーダンスZのオープンスタブ91が設けられ
ている。第1のトランジスタTr1のソースは接地さ
れ、ゲートには、直流と高周波を分離するためのバイパ
スコンデンサ(デカップリング用コンデンサ)C2及び
インピーダンスZを介して、直流バイアス用端子82
からゲート電圧Vg1が供給出来るように構成されてい
る。第1のトランジスタTr1のドレインには、直流と
高周波を分離するためのバイパスコンデンサC3及びイ
ンピーダンスZを介して、直流バイアス用端子84か
らドレイン電圧Vd1が供給出来るように構成されてい
る。同様に、第2のトランジスタTr2のゲートには、
バイパスコンデンサC5及びインピーダンスZを介し
て、直流バイアス用端子83からゲート電圧Vg2が供
給され、第2のトランジスタTr2のドレインには、バ
イパスコンデンサC6及びインピーダンスZを介し
て、直流バイアス用端子85からドレイン電圧Vd2が
供給出来るように構成されている。第2のトランジスタ
Tr2のソースは接地されている。こうして、RF入力
端子81から入力された高周波信号は結合コンデンサC
1を通して第1のトランジスタTr1に入力され、ここ
で増幅される。増幅された高周波信号は結合コンデンサ
C4を通して、第2のトランジスタTr2に入力され、
ここで増幅され、結合コンデンサC7を通し、RF出力
端子86から外部に出力される。結合コンデンサC7と
RF出力端子86との間には、高周波伝送線路のインピ
ーダンスを調整するためのインピーダンスZのオープ
ンスタブ96が設けられている。又、図4中、Z15
〜20は、配線等で構成されるインピーダンス成分を示
している。
【0018】これらの第1のトランジスタTr1、第2
のトランジスタTr2、整合回路、バイアス回路等を、
砒化ガリウム(GaAs)若しくはインジウム燐(In
P)等の半導体基板1の上に集積化した場合の模式的な
平面図が図1である。半導体基板1上には、第1グラン
ドパターン72a,72b,72c及び第2のグランド
パターン74a,74b,74cが配置され、これらの
グランドパターンの間に、信号線57,68,・・・・・,
70,73,76が挟まれて、CPW(伝送線路)が構
成されている。そして、第1のグランドパターン72a
の半導体基板1の周辺部近傍には段差電極51a、51
bが、第2のグランドパターン74aの半導体基板1の
周辺部近傍には段差電極51d、51eが、第2のグラ
ンドパターン74bの半導体基板1の周辺部近傍には段
差電極51gが、第2のグランドパターン74cの半導
体基板1の周辺部近傍には段差電極51i、51jが、
第1のグランドパターン72cの半導体基板1の周辺部
近傍には段差電極51l、51mが、第1のグランドパ
ターン72bの半導体基板1の周辺部近傍には段差電極
51oが、それぞれ配置されている。第1のグランドパ
ターン72aは、段差電極51a又は51bの約23倍
の面積を有し、第2のグランドパターン74aは、段差
電極51d又は51eの約38倍の面積を有し、第2の
グランドパターン74bは段差電極51gの約24倍の
面積を有し、第2のグランドパターン74cは、段差電
極51i又は51jの約24倍の面積を有し、第1のグ
ランドパターン72cは、段差電極51l又は51mの
約40倍の面積を有し、第1のグランドパターン72b
は段差電極51oの約25倍の面積を有している。更
に、信号線67の端部のRF入力端子(パッド)81に
は段差電極51cが、信号線76の端部のRF出力端子
(パッド)86には段差電極51kが配置されている。
図3(a)には、図1のA−A方向に沿った断面図が示
され、半導体基板1の表面に設けられた段差電極51
a,51b,51c,51d,51eの断面構造が示さ
れている。段差電極51a,51bは、第1グランドパ
ターン72a上の凸部として、段差電極51d,51e
は、第2グランドパターン74a上の凸部として、段差
電極51cはRF入力端子(パッド)81上の凸部とし
て形成されていることが分かる。段差電極51a,51
b,51c,51d,51eのグランドパターン72
a,74aの平坦部に対する突出高さΔHは、0.5μ
m以上が好ましい。目視による視認が容易になるからで
ある。
【0019】図1において、第1のトランジスタTr1
及び第2のトランジスタTr2は、例えば、半絶縁性G
aAs基板1に形成したHEMTを用いることが可能で
ある。即ち、能動素子として、第2のトランジスタTr
2に着目すれば、本発明の第1の実施の形態に係る半導
体集積回路は、基板(半導体基板1)1;この半導体基
板1上に所定の距離離間し、対向配置された第1のグラ
ンドパターン72b,72c及び第2のグランドパター
ン74b,74c;半導体基板1上において、第1グラ
ンドパターン72b及び第2のグランドパターン74a
に挟まれて配置された第1主電極(ソースオーミック電
極)、第2主電極(ドレインオーミック電極)及び制御
電極(ゲート電極)を有する能動素子(第2のトランジ
スタ)Tr2;半導体基板1上において、第1のグラン
ドパターン72b,72c及び第2のグランドパターン
74bに挟まれ、制御電極(ゲート電極)に接続して配
置された入力側信号配線70;半導体基板1上におい
て、第1のグランドパターン72c及び第2のグランド
パターン74b,74cに挟まれて、第2電極(ドレイ
ンオーミック電極)に接続して配置された出力側信号配
線73;第1のグランドパターン72b,72cの間に
挟まれ、一方の端部を入力側信号配線70に接続された
入力側直流バイアス用スタブ配線94;第2のグランド
パターン74b,74cに挟まれ、一方の端部を出力側
信号配線73に接続された出力側直流バイアス用スタブ
配線95とから構成される。第2のトランジスタTr2
の近傍の、第1のグランドパターン72c及び第2のグ
ランドパターン74bには、それぞれ内部段差電極52
d及び52eが配置されている。第1のグランドパター
ン72a、72b,72c及び第2のグランドパターン
74a,74b,74cは、それぞれ、第2のトランジ
スタTr2の占有面積の約6倍、約6倍、約10倍、約
10倍、約6倍、約6倍の面積を有している。
【0020】又、能動素子として、第1のトランジスタ
Tr1に着目すれば、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体集積回路は、基板(半導体基板1)1;この半導
体基板1上に所定の距離離間し、対向配置された第1の
グランドパターン72a,72b及び第2のグランドパ
ターン74a;半導体基板1上において、第1グランド
パターン72b及び第2のグランドパターン74aに挟
まれて配置された第1主電極(ソースオーミック電
極)、第2主電極(ドレインオーミック電極)及び制御
電極(ゲート電極)を有する能動素子(第1のトランジ
スタ)Tr1;半導体基板1上において、第1のグラン
ドパターン72a,72b及び第2のグランドパターン
74aに挟まれ、制御電極(ゲート電極)に接続して配
置された入力側信号配線68;半導体基板1上におい
て、第1のグランドパターン72b及び第2のグランド
パターン74a,74bに挟まれて、第2電極(ドレイ
ンオーミック電極)に接続して配置された出力側信号配
線69;第1のグランドパターン72a,72bに挟ま
れ、一方の端部を入力側信号配線68に接続された入力
側直流バイアス用スタブ配線92;第2のグランドパタ
ーン74a,74bに挟まれ、一方の端部を出力側信号
配線69に接続された出力側直流バイアス用スタブ配線
93とから構成される。第1のトランジスタTr1の近
傍の、第1のグランドパターン72b及び第2のグラン
ドパターン74aには、それぞれ内部段差電極52b及
び52cが配置されている。第1のグランドパターン7
2a、72b,72c及び第2のグランドパターン74
a,74b,74cは、それぞれ、第1のトランジスタ
Tr1の占有面積の約12倍、約12倍、約20倍、約
20倍、約12倍、約12倍の面積を有している。
【0021】図1及び4に示した結合コンデンサC1,
C4及びC7はMIMキャパシタで構成されている。同
様に、バイパスコンデンサC2,C3,C5,C6もM
IMキャパシタで構成されている。結合コンデンサC
1、C4、C7は同時に高周波伝送線路の素子としての
機能も果たしている。
【0022】能動素子としての第1のトランジスタTr
1の入力側信号配線68にはMIMキャパシタC1を介
して中間信号配線67が接続され、中間信号配線67に
はRF入力端子81が接続されている。この中間信号配
線67及び入力側信号配線68の両側に一定距離をおい
て第1のグランドパターン72a,72b及び第2のグ
ランドパターン74aが配置され、第1のトランジスタ
Tr1の第1のCPW(入力側CPW)を構成してい
る。第1のトランジスタTr1のソースオーミック電極
は、平面パターンとしてT字形状をなす第1のトランジ
スタTr1のゲート電極引き出し部を挟んで、2つの領
域に分けて配置されている。そして、この2つのソース
オーミック電極は、それぞれ、第1のグランドパターン
72b及び第2のグランドパターン74aに接続され、
接地されている。
【0023】第1のトランジスタTr1のドレインに接
続された出力側信号配線69、出力側信号配線69の両
側に一定距離をおいて配置されている第1のグランドパ
ターン72b及び第2のグランドパターン74a,74
bとから、第1のトランジスタTr1の第2のCPW
(出力側CPW)が構成されている。又、第2のトラン
ジスタTr2のゲートに接続された入力側信号配線7
0、及びこの入力側信号配線70の両側に一定距離をお
いて配置されている第1のグランドパターン72b,7
2c及び第2のグランドパターン74bとから、第2の
トランジスタTr2の第1のCPW(入力側CPW)が
構成されている。第1のトランジスタTr1の第2のC
PW(出力側CPW)と、第2のトランジスタTr2の
第1のCPW(入力側CPW)とにより、接続用CPW
が構成されている。第1のトランジスタTr1の出力側
信号配線69と第2のトランジスタTr2の入力側信号
配線70との中間にはMIMキャパシタC4が挿入され
ている。
【0024】第2のトランジスタTr2のソースオーミ
ック電極は、平面パターンとしてT字形状をなす第2の
トランジスタTr2のゲート電極引き出し部を挟んで、
2つの領域に分けて配置されている。そして、この2つ
のソースオーミック電極は、それぞれ、第1のグランド
パターン72c及び第2のグランドパターン74bに接
続され、接地されている。
【0025】第2のトランジスタTr2のドレインに接
続された出力側信号配線73の両側には、一定距離をお
いて第1のグランドパターン72c及び第2のグランド
パターン74b,74cが配置され、第2のトランジス
タTr2の第2のCPW(出力側CPW)を構成してい
る。更に、第2のトランジスタTr2のドレインに接続
された出力側信号配線73には、MIMキャパシタC7
を介して、中間信号配線76が接続されている。中間信
号配線76にはRF出力端子86が接続されている。中
間信号配線76の両側にも、一定距離をおいて第1のグ
ランドパターン2c及び第2のグランドパターン74c
が配置され、CPWを構成している。
【0026】CPWを構成する信号配線68〜70,7
3,76の幅は、20μm程度に選べば良い。そして、
これらの信号配線68〜70,73,76の両側に約1
5μmの距離をおいて幅250乃至500μm程度の第
1のグランドパターン72a,72b,72c及び第2
のグランドパターン74a,74b,74cを配置すれ
ば良い。信号配線68〜70,73,76及び第1のグ
ランドパターン72a,72b,72c及び第2のグラ
ンドパターン74a,74b,74cは、厚さ0.1乃
至3μmの金(Au)薄膜で構成される。半導体基板1
が半絶縁性基板であれば、金(Au)薄膜は、この半絶
縁性基板上に直接堆積しても構わない。半導体基板1が
導電性基板であれば、この導電性基板の上に、シリコン
酸化膜(SiO膜)、シリコン窒化膜(Si
膜)等の絶縁膜を堆積し、この絶縁膜上に、信号配線
68〜70,73,76及び第1のグランドパターン7
2a,72b,72c及び第2のグランドパターン74
a,74b,74cを構成する金(Au)薄膜を堆積す
れば良い。
【0027】図1に示すように、第2のトランジスタT
r2のドレインに接続される出力側直流バイアス用スタ
ブ配線95は、MIMキャパシタC6で高周波を短絡し
て、ドレイン電圧Vd2を供給するための直流バイアス
用端子85に接続されている。直流バイアス用端子85
には、段差電極51hが設けられている。信号線95と
第2のグランドパターン74b,74cとで、第2のト
ランジスタTr2側の第2のCPWが構成されている。
第2のトランジスタTr2のゲートに接続される入力側
直流バイアス用スタブ配線94は、MIMキャパシタC
5高周波を短絡して、ゲート電圧Vg2を供給するため
の直流バイアス用端子83に接続されている。直流バイ
アス用端子83には、段差電極51nが設けられてい
る。入力側直流バイアス用スタブ配線94は、信号線9
4と第1のグランドパターン72b,72cとで構成さ
れる第2のトランジスタTr2側の第1のCPWであ
る。第1のトランジスタTr1のドレインに接続される
出力側直流バイアス用スタブ配線93は、MIMキャパ
シタC3で高周波を短絡して、ドレイン電圧Vd1を供
給するための直流バイアス用端子84に接続されてい
る。直流バイアス用端子84には、段差電極51fが設
けられている。出力側直流バイアス用スタブ配線93
も、信号線93と第2のグランドパターン74a,74
bとで構成される第1のトランジスタTr1側の第2の
CPWである。第1のトランジスタTr1のゲートに接
続される入力側直流バイアス用スタブ配線92は、MI
MキャパシタC2で高周波を短絡して、ゲート電圧Vg
1を供給するための直流バイアス用端子82に接続され
ている。直流バイアス用端子82には、段差電極51p
が設けられている。又、入力側直流バイアス用スタブ配
線92は、信号線92と第1のグランドパターン72
a,72bで構成される第1のトランジスタTr1側の
第1のCPWである。
【0028】更にRF入力端子81に接続されている中
間信号配線67には、インピーダンス調整用スタブ配線
としてのオープンスタブ配線91が接続されている。イ
ンピーダンス調整用スタブ配線(オープンスタブ配線)
91も、信号線91と第1メタル層74aとで構成され
るCPWである。MIMキャパシタC1とオープンスタ
ブ配線91により第1のトランジスタTr1の入力整合
回路が構成されている。オープンスタブ配線91の先端
部に対向する位置に内部段差電極52aが配置されてい
る。更にRF出力端子86に接続されている中間信号配
線76には、インピーダンス調整用スタブ配線としての
オープンスタブ配線96が接続されている。インピーダ
ンス調整用スタブ配線(オープンスタブ配線)96も、
信号線96と第1メタル層72cとで構成されるCPW
である。MIMキャパシタC7とオープンスタブ配線9
6により第2のトランジスタTr2の出力整合回路が構
成されている。オープンスタブ配線96の先端部に対向
する位置に内部段差電極52fが配置されている。又、
CPWで構成される入力側直流バイアス用スタブ配線9
2〜95は、同時に、整合回路の一部の役割も果たして
いる。
【0029】図2に示すように、直流バイアス用端子8
2,83,84,85、RF入力端子81、及びRF出
力端子86に設けられた段差電極51p,51n,51
f,51h,51c,51kはバンプパッドであり、そ
の上にバンプ3p,3n,3f,3h,3c,3kが配
置されている。更に、第1のグランドパターン72aの
段差電極51a、51b、第2のグランドパターン74
aの段差電極51d、51e、第2のグランドパターン
74bの段差電極51g、第2のグランドパターン74
cの段差電極51i、51j、第1のグランドパターン
72cの段差電極51l、51m、第1のグランドパタ
ーン72bの段差電極51oには、それぞれバンプ3
a,3b,3d,3e,3g,3i,3j,3l,3
m,3oが配置されている。
【0030】そして、中間信号配線67及び入力側信号
配線68の上部には、図示を省略した薄膜誘電体層を介
して、厚さ3μm、幅10乃至50μm程度の金(A
u)メタルパターン72a,72b,72c,74a,
74b,74cを用いたブリッジ15,16が、それぞ
れ設けられている。更に、同様に、出力側信号配線69
及び入力側信号配線70には、図示を省略した薄膜誘電
体層を介して、ブリッジ17,18が、出力側信号配線
73及び中間信号配線76には、ブリッジ19,20が
設けられている。ブリッジ15〜20は、CPW上にお
いて、適当な間隔で信号線を使用して構成されている。
このブリッジ15〜20を介して、CPWの両側の第1
のグランドパターン72a,72b,72c及び第2の
グランドパターン74a,74b,74cを互いに電気
的に同電位にしている。図4中のインピーダンスZ
5〜20はこれらのブリッジ部の同軸線路的特性インピ
ーダンスをも含んだインピーダンスである。
【0031】図3(b)に示すように、本発明の第1の
実施の形態に係る半導体集積回路実装体は、入力側高周
波伝送線路、出力側高周波伝送線路、直流用表面配線等
の実装配線を有するアセンブリ基板2と、このアセンブ
リ基板2の第1の主表面側に搭載された半導体基板1と
を少なくとも有する実装構造を有する。本発明の第1の
実施形態に係る実装構造は、フリップチップ実装構造
(フェイスダウン構造)である。アセンブリ基板2は、
互いに対向した第1及び第2の主表面を備える平板状の
基板である。実装配線は、アセンブリ基板2がアルミナ
(Al23)、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミ
ックの場合タングステン(W)を用いれば良い。又、ア
センブリ基板2が低温焼成基板(LTCC)の場合は銅
(Cu)を用いることが好ましい。
【0032】図3(b)は、図1のA−A方向に沿った
断面図であり、半導体基板1の段差電極51a,51
b,51c,51d,51eがそれぞれ、アセンブリ基
板2のバンプランド5a,5b,5c,5d,5eにバ
ンプ3a,3b,3c,3d,3eを介して接続した実
装構造を示している。上述したように、第1のグランド
パターン72a,72b,72c及び第2のグランドパ
ターン74a,74b,74cの幅は、250乃至50
0μm程度であるので、例えば、図3(b)の第2のグ
ランドパターン74aの左端から、段差電極51eの左
端までの距離は、180乃至470μm程度になる。
又、同様に、第1のグランドパターン72aの右端か
ら、段差電極51aの右端も、対称的に180乃至47
0μm程度の値となる。図示を省略しているが、例え
ば、バンプランド51cは、アセンブリ基板2の表面の
入力側信号配線に接続されている。図1のA−A方向の
断面図に現れない、他の段差電極51f〜51pも同様
に、バンプ3f〜2p(図示省略)を介して、アセンブ
リ基板2のバンプランド5f〜5p(図示省略)に接続
されることは勿論である。配線精度は、フォトリソグラ
フィー技術を用いる半導体基板1上の表面配線の方が、
スクリーン印刷等の手法を用いるアセンブリ基板2上の
実装配線より高い。
【0033】従来構造の半導体集積回路実装体では、半
導体基板1上に設けられた複数のバンプパッドとこのバ
ンプパッドに接触するメタルパターンとの差が、裸眼若
しくは顕微鏡を用いて視覚的に判別出来なかった。加え
て複数のバンプパッド近傍に位置合わせマークも無いた
め、大面積のメタルパターンの一部となるような複数の
バンプパッドの中心にバンプを位置合わせする場合の精
度が悪くなっていた。これに対し、図3(b)に示す本
発明の半導体集積回路実装体の構造では、半導体基板1
上に配置された複数の段差電極51a,51b,・・・・
・,51pとこの電極に接触するメタルパターン72
a,72b,72c,74a,74b,74cとの差
が、裸眼若しくは顕微鏡を介した目視により、判別可能
である。これは、段差電極51a,51b,・・・・・,5
1pとこれらの段差電極以外のメタルパターン72a,
72b,72c,74a,74b,74cとは、厚みが
違うため、境界領域にある段差が見えるためである。
【0034】なお、特許請求の範囲に規定している「第
1及び第2のメタルパターン」は、第1のグランドパタ
ーン72a,72b,72c及び第2のグランドパター
ン74a,74b,74cの内の任意の2枚を選択出来
る。そして、「第1及び第2の段差電極」は、この選択
されたグランドパターン上の段差電極が対応することに
なる。
【0035】本発明の第1の実施の形態に係る半導体集
積回路実装体においては、複数の段差電極51a,51
b,・・・・・,51p及び複数の内部段差電極52a,5
2b,・・・・・,51fが、位置合わせマークとして機能
している。このため、段差電極の24倍〜40倍程度大
面積の第1のグランドパターン72a,72b,72c
及び第2のグランドパターン74a,74b,74cの
一部にこれらの段差電極、内部段差電極が配置されてい
る場合であっても、段差電極の中心へのバンプの位置合
わせが高精度で実現出来る。しかも、位置合わせマーク
用の面積を新たに必要としないため、面積利用効率が高
く、半導体基板1の面積の小型化が可能になる。半導体
基板1の面積の小型化が可能になれば、アセンブリ基板
2も小型化が出来、半導体集積回路実装体の小型化が出
来る。この小型化は、以下の製造方法の説明で明らかな
ように、他に特別な工程の追加を必要としないので、低
コスト化につながる。又、アセンブル工程の容易化は、
製造歩留まりの向上、生産性の向上を生み、この面から
も、低コスト化が可能になる。したがって、安価、小型
でしかも、高性能な半導体集積回路実装体が簡単に実装
出来る。この結果、本発明の第1の実施の形態に係る半
導体集積回路実装体によれば、安価、小型、高性能な半
導体集積回路実装体が可能になる。
【0036】CPWの場合、信号線の両側にくる2つの
グランドパターンの電位を等しくする必要がある。従来
は、グランドパターンの信号線に近い部分に接続点を設
け、エアー・ブリッジ等を設けてこれを実現していた。
第1の実施の形態に係る半導体集積回路の場合には、エ
アー・ブリッジの代わりに、図21(b)に示すよう
に、段差電極51r,51sを経由するグランドパス
を、信号線77に近い部分に設けることが出来る。即
ち、図21(b)に示すように、第1のグランドパター
ン72u上のバンプ3s、アセンブリ基板2上のグラン
ドパターン79、第2のグランドパターン74u上のバ
ンプ3rで、第1のグランドパターン72uと第2のグ
ランドパターン74uとを電気的に同電位にするグラン
ドパスが構成出来る。グランドパスを有効に機能させ、
CPWの信号線77の両側にくる2つのグランドパター
ン72u,74uの電位を等しくるためには、図21
(a)の第1のグランドパターン72uの右端から段差
電極51rの右端までの距離L1は250μm以下、第
2のグランドパターン74uの左端から段差電極51s
の左端までの距離L2は250μm以下が好ましい。即
ち、信号線77に近いグランドパターン72u,74u
の端部から、段差電極51r,51sのパターンの信号
線77に近い側の端部までの距離L1,L2は250μm
以下が好ましい。L1及びL2の寸法をこの様に選ぶと、
エアー・ブリッジと同様の効果が、段差電極51r,5
1sを用いて、得られる。なお、図21(b)に示すア
センブリ基板2上のグランドパターン79は、アセンブ
リ基板2の裏面に設けて、アセンブリ基板2を貫通する
バイアホール等で電気的に表側のパターンと接続しても
良い。L1及びL2の下限は実質的なゼロ、即ち、段差電
極51r,51sの端部とグランドパターン72u,7
4uの端部とが一致する場合である。現実には、半導体
製造技術の許容する微細加工の精度で決まることになる
ので、ディープサブミクロンからナノメータレベルに至
る範囲の値を、「L1及びL2の下限」として用いること
が可能である。
【0037】次に、図5〜図10を参照して、本発明の
第1の実施の形態に係る半導体集積回路実装体の製造方
法を説明する。ここでは、半導体集積回路実装体の製造
方法として、HEMTに用いられる積層構造ウエハを用
いる場合について説明する。
【0038】(a)先ず、図5(a)に示すように半絶
縁性GaAs等の半導体基板1の上にn型バッファ層2
2、n型チャネル層23、n型スペーサ層24、n型
電子供給層25、n型ショットキーコンタクト層26、
型オーミックコンタクト層27をMOCVD法、M
BE法等により連続的に順次エピタキシャル成長する。
n型チャネル層23は故意には不純物が添加されていな
い、いわゆる「アンドーブ層」である。電子供給層25
から電子が供給されて、n型チャネル層23に2次元電
子ガスが形成される。
【0039】(b)エピタキシャル成長層22〜27の
素子形成領域以外の部分をRIEにより半導体基板1が
露出するまでエッチングして素子分離溝を形成し、この
素子分離溝内を素子分離絶縁膜で埋め込んで素子分離領
域14を形成する。素子分離領域14で周囲を囲まれた
範囲が素子領域になる。なお、素子分離領域14はプロ
トン(H)照射により、エピタキシャル成長層22〜
27を高抵抗領域にして、形成しても良い。この後、フ
ォトレジスト膜をスピン・塗布し、所定のマスクを用い
て露光・現像することにより、n型オーミックコンタ
クト層27の上部の所定の部分のみに開口部を有するパ
ターンを形成する。そして、このフォトレジスト膜を下
地に、Au−Ge/Ni/Au等のオーミック金属層材
料を蒸着する。その後、このフォトレジスト膜を剥離す
る。即ち、いわゆるリフトオフ法により、図5(b)の
ように、ソース領域にソースオーミック電極210a
を、ドレイン領域にドレインオーミック電極211を形
成する。この際、同時に半導体基板1の周辺部にオーミ
ック金属層パターン209を形成する(図5(b)では
図示を省略している。図6参照。)。オーミック金属層
パターン209は、段差電極のパターンに対応するパタ
ーンであるので、他の段差電極の場所にも、同様にオー
ミック金属層パターンを形成する。
【0040】(c)続いて、ゲート領域に開口を持つフ
ォトレジスト・パターンを形成し、このフォトレジスト
・パターンを用いてゲート領域のオーミックコンタクト
層27をエッチングし、ショットキーコンタクト層26
を露出させる。そして、フォトレジスト膜をスピン・塗
布し、所定のマスクを用いて露光・現像することによ
り、露出したショットキーコンタクト層26の上部の所
定の部分のみに開口部を有するパターンを形成する。そ
して、このフォトレジスト膜を下地に、Ti/Pt/A
u等のゲート電極材料を蒸着する。その後、このフォト
レジスト膜を剥離するリフトオフ加工をして、図6に示
すような断面形状がT型のゲート電極215を形成す
る。
【0041】(d)次に、フォトレジスト膜を塗布し、
所定のマスクを用いて露光・現像することにより、伝送
線路や各端子の引き出し配線領域に開口部を有するパタ
ーンを形成する。そして、このフォトレジスト膜を下地
にして、Au等のメタル材料を蒸着し、リフトオフ法に
より、図7に示すように第1のグランドパターン72b
及び信号線67,69等を含む第1メタル層67,6
9,72b,・・・・・の配線パターンを形成する。信号線
69は、半導体基板1の周辺部にまで延長形成され、そ
の端部は、オーミック金属層パターン209の上を覆
う。ソースオーミック電極210aは、第1のグランド
パターン72bに接続され、ソース接地動作が可能にな
る。信号線69は、第1のグランドパターン72b及び
図示を省略した第2のグランドパターン74a,74b
とに挟まれた島状の第1メタル層であり(図1参
照。)、CPW構造の高周波伝送線路の一部を構成す
る。ゲート電極215も、図示を省略したゲート電極引
き出し部により、導かれ、同様に、第1のグランドパタ
ーン72b及び図示を省略した第2のグランドパターン
74a,74bとに挟まれた他の島状の第1メタル層に
接続される。ゲート電極引き出し部に接続された他の島
状の第1メタル層も、或いは図示を省略した他の信号線
も、CPW構造の高周波伝送線路の一部を構成する。そ
の後、CVD法により、図8に示すように、全面にパッ
シベーション膜となるSi膜217を第1メタル
層67,69,72b,・・・・・の上に堆積させる。
【0042】(e)更に、図9に示すように信号線67
上のパッシベーション膜217の所定の位置にフォトリ
ソグラフィー技術及びRIE法を用いて、開口部218
を開ける。この開口部218の開口に用いたフォトレジ
スト膜を引き続き、リフトオフ用マスクとして用いる。
即ち、開口部218を有するフォトレジスト膜パターン
の上に、Au等のメタル材料を蒸着し、その後、フォト
レジスト膜パターンを剥離する。即ち、リフトオフ工程
により図10に示すように、第2メタル層219のパタ
ーンが、オーミック金属層パターン209の上方に選択
的に形成され、段差電極51cが完成する。このとき、
パッシベーション膜217をキャパシタ絶縁膜とし、第
2メタル層により上部電極のパターンを形成すれば、第
1メタル層(下部電極)、パッシベーション膜(キャパ
シタ絶縁膜)217及び第2メタル層(上部電極)から
なるMIMキャパシタC1〜C7等も形成出来る。
【0043】(f)その後、所定のダイシングラインに
沿って、半導体基板1を切断すれば、図1〜図3に示す
チップ状態の半導体基板1が用意される。この後、図2
に示すように、それぞれの段差電極51a〜51pの上
に、段差電極51a〜51pの段差部を目視、若しくは
顕微鏡で確認しながら、バンプ3a〜2pを配置する。
そして、アセンブリ基板2のバンプランド5a〜5pに
バンプ3a〜2pを位置合わせする。この後熱処理を
し、半導体基板1とアセンブリ基板2とをバンプ接続す
れば、図3(b)に示す本発明の第1の実施の形態に係
る半導体集積回路実装体が完成する。
【0044】図11は、段差電極51cの他の構造例を
示す。図11(a)は、厚さ0.1〜0.2μmのパッ
シベーション膜217の開口部の内部に、選択的に、厚
さ0.2μm〜1μmのオーミック金属層パターン20
9と厚さ0.5〜1μmの第1メタル層216が積層さ
れ、更に第1メタル層216を被覆するように、第2メ
タル層219のパターンが延長形成されている例であ
る。この様な膜厚関係に選定すると、段差電極51cの
平坦部に対する突出高さΔHは、0.5μm以上とな
る。この程度の突出高さΔHにしておけば、目視による
視認が容易になる。図11(b)は、厚さ0.1〜0.
2μmのパッシベーション膜217の開口部の内部に、
厚さ0.7〜2μmの第1メタル層216が局在しこの
第1メタル層216を被覆するように、第2メタル層2
19のパターンが延長形成されている例である。図11
(b)に示す膜厚関係の構造に選定しても、段差電極5
1cの平坦部に対する突出高さΔHは、0.5μm以上
が確保出来る。丁度、図11(a)において、オーミッ
ク金属層パターン209を除去した構造に対応する。い
ずれの方法を採用しても、高さの差(突出高さ)ΔHを
作ることも出来ることが分かる。
【0045】図12は、内部段差電極52aの構造例を
示す。図12(a)は、厚さ0.1μm〜0.2μmの
パッシベーション膜217の開口部の内部に、局所的
に、オーミック金属層パターン208と第1メタル層2
20が積層され、更に第1メタル層220を被覆するよ
うに、第2メタル層221のパターンが延長形成されて
いる例である。オーミック金属層パターン208の厚さ
は0.1μm〜1μm程度であり、第1メタル層220
の厚さを0.5μmとすれば、内部段差電極52aの段
差部の突出高さΔHは、パッシベーション膜217の厚
さが、0.1μmであれば、0.5μm〜1.4μmと
なる。パッシベーション膜217の厚さが、0.2μm
の場合は、オーミック金属層パターン208の厚さを
0.2μm以上、第1メタル層220の厚さを0.5μ
m以上とすれば、突出高さΔHは0.5μm以上とな
る。内部段差電極52aの両側が第2のグランドパター
ン74aになっている。図12(b)は、パッシベーシ
ョン膜217の開口部の内部に、第1メタル層220が
局在しこの第1メタル層220を被覆するように、第2
メタル層221のパターンが延長形成されている例であ
る。丁度、図12(a)において、オーミック金属層パ
ターン208を除去した構造に対応し、図12(a)と
同様に、内部段差電極52aの両側が第2のグランドパ
ターン74aになっている。図12(c)は、局所的に
配置されたオーミック金属層パターン208を被覆する
ように、第1メタル層214が積層され、広い第2のグ
ランドパターン74aを構成している。そして、下地
(座布団)の厚さ分だけ突出した第1メタル層214の
頂部が、パッシベーション膜217の開口部に露出して
いる。この突出部となる第1メタル層214の頂部に、
局所的に第2メタル層222のパターンが、更に積層さ
れ、内部段差電極52aを構成している例である。図1
2(b)及び(c)に示す構造でも、各層の厚さを選ぶ
ことにより、突出高さΔHを0.5μm以上とすること
が出来る。この様に、図12(a)〜(c)のいずれの
方法を採用しても、容易に高さの差(突出高さ)ΔHを
作ることも出来ることが分かる。
【0046】図13は、本発明の第1の実施の形態の変
形例に係わる半導体集積回路の平面図を示す。図2に示
す半導体集積回路においては、半導体基板1の周辺部に
配置された段差電極51a〜51pに、それぞれバンプ
3a〜3pが配置された構造を示した。図13に示す本
発明の第1の実施の形態の変形例に係わる半導体集積回
路においては、半導体基板1の内部(中央部近傍)に配
置された内部段差電極52a〜52fにも、それぞれバ
ンプ4a〜4fが配置されている。内部段差電極52a
〜52fにバンプ4a〜4fを配置することにより、電
気的にも機械的にも実装信頼性の高い半導体集積回路実
装体が提供出来る。
【0047】本発明の第1の実施の形態の変形例に係る
半導体集積回路実装体においては、複数の段差電極51
a〜51p及び複数の内部段差電極52a〜51fが、
位置合わせマークとして機能している。このため、段差
電極の24倍〜40倍程度大面積の第1のグランドパタ
ーン72a,72b,72c及び第2のグランドパター
ン74a,74b,74cの一部にこれらの段差電極、
内部段差電極が配置されている場合であっても、段差電
極51a〜51p及び複数の内部段差電極52a〜51
fのそれぞれの中心へのバンプ3a〜3p、4a〜4f
の位置合わせが高精度で実現出来る。しかも、位置合わ
せマーク用の面積を新たに必要としないため、面積利用
効率が高く、半導体基板1の面積の小型化が可能にな
る。半導体基板1の面積の小型化が可能になれば、アセ
ンブリ基板2も小型化が出来、半導体集積回路実装体の
小型化が出来る。この小型化は、他に特別な工程の追加
を必要としないので、低コスト化につながる。又、アセ
ンブル工程の容易化は、製造歩留まりの向上、生産性の
向上を生み、この面からも、低コスト化が可能になる。
したがって、安価、小型でしかも、高性能な半導体集積
回路実装体が簡単に実装出来る。この結果、本発明の第
1の実施の形態の変形例に係る半導体集積回路実装体に
よっても、安価、小型、高性能な半導体集積回路実装体
が可能になる。
【0048】(第2の実施の形態)本発明の第1の実施
形態においては、半導体基板1の周辺部に凸型の段差電
極51a〜51pが、半導体基板1の内部(中央部近
傍)に凸型の内部段差電極52a〜52fが配置された
構造を示した。本発明の第2の実施形態においては、図
13に示すように、半導体基板1の周辺部に凹型の段差
電極54a〜54pが、半導体基板1の内部(中央部近
傍)に凹型の内部段差電極55a〜55fが配置されて
いる点が、第1の実施形態とは異なる。図14の平面図
では、第1の実施形態との差違は明確ではないが、図1
5(a)には、図14のA−A方向に沿った断面図によ
り、その差違が示される。図15(a)に示されるよう
に、段差電極54a,54bは、第1グランドパターン
72a上に設けられた凹部として、段差電極54d,5
4eは、第2グランドパターン74a上に設けられた凹
部として、段差電極54cはRF入力端子(パッド)8
1上に設けられた凹部として形成されていることが分か
る。段差電極54a,54b,54c,54d,54e
のグランドパターン72a,74aの平坦部に対する陥
没深さΔDは、0.5μm以上が好ましい。第1の実施
形態と同様、この程度の陥没深さΔDであれば目視によ
る視認が容易になるからである。
【0049】図15(b)は、図14のA−A方向に沿
った断面図であり、半導体基板1の段差電極54a,5
4b,54c,54d,54eがそれぞれ、アセンブリ
基板2のバンプランド5a,5b,5c,5d,5eに
バンプ3a,3b,3c,3d,3eを介して接続され
ている。図示を省略しているが、例えば、バンプランド
54cは、アセンブリ基板2の表面の入力側信号配線に
接続されていることは、第1の実施形態で説明した通り
である。図14のA−A方向の断面図に現れない、他の
段差電極54f〜54pも同様に、バンプ3f〜2p
(図示省略)を介して、アセンブリ基板2のバンプラン
ド5f〜5p(図示省略)に接続される。
【0050】本発明の第2の実施の形態に係る半導体集
積回路実装体においては、複数の凹型の段差電極54a
〜54p及び複数の凹型の内部段差電極55a〜55f
が、位置合わせマークとして機能している。このため、
段差電極の24倍〜40倍程度大面積の第1のグランド
パターン72a,72b,72c及び第2のグランドパ
ターン74a,74b,74cの領域の一部の任意の位
置に、これらの段差電極、内部段差電極が点在されてい
る場合であっても、段差電極54a〜54p及び内部段
差電極55a〜55fのそれぞれの中心へのバンプ3a
〜3p、4a〜4fの位置合わせが高精度で実現出来
る。しかも、位置合わせマーク用の面積を新たに必要と
しないため、面積利用効率が高く、半導体基板1の面積
の小型化が可能になる。半導体基板1の面積の小型化が
可能になれば、アセンブリ基板2も小型化が出来、半導
体集積回路実装体の小型化が出来る。この小型化は、以
下の製造方法の説明で明らかなように、他に特別な工程
の追加を必要としないので、低コスト化につながる。
又、アセンブル工程の容易化は、製造歩留まりの向上、
生産性の向上を生み、この面からも、低コスト化が可能
になる。したがって、安価、小型でしかも、高性能な半
導体集積回路実装体が簡単に実装出来る。この結果、本
発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路実装体に
よっても、安価、小型、高性能な半導体集積回路実装体
が可能になる。
【0051】CPWの場合、信号線の両側にくる2つの
グランドパターンの電位を等しくする必要がある。第1
の実施の形態で説明した図21(b)と同様に、段差電
極54r,54sを経由するグランドパスを、信号線7
8に近い部分に設けることが出来る。即ち、第1のグラ
ンドパターン72v上のバンプ、アセンブリ基板2上の
グランドパターン、第2のグランドパターン74v上の
バンプで、第1のグランドパターン72vと第2のグラ
ンドパターン74vとを電気的に同電位にするグランド
パスが構成出来る。このため、図22に示すように、第
1のグランドパターン72vの右端から段差電極54r
の右端までの距離L1は250μm以下、第2のグラン
ドパターン74vの左端から段差電極54sの左端まで
の距離L 2は250μm以下が好ましい。即ち、信号線
78に近いグランドパターン72v,74vの端部か
ら、段差電極54r,54sのパターンの信号線78に
近い側の端部までの距離L1,L2は250μm以下が好
ましい。L1及びL2の寸法をこの様に選ぶと、エアー・
ブリッジと同様の効果が、段差電極54r,54sを用
いて得られる。L1及びL2の下限は実質的なゼロ、即
ち、段差電極54r,54sの端部とグランドパターン
72v,74vの端部とが一致する場合である。
【0052】次に、図16〜図19を参照して、本発明
の第2の実施の形態に係る半導体集積回路実装体の製造
方法を説明する。ここでは、半導体集積回路実装体の製
造方法として、HEMTに用いられる積層構造ウエハを
用いる場合について説明する。
【0053】(a)第1の実施の形態の図5及び図6と
同様に、先ず、半導体基板1の上にn型バッファ層2
2、n型チャネル層23、n型スペーサ層24、n型
電子供給層25、n型ショットキーコンタクト層26、
型オーミックコンタクト層27をMOCVD法、M
BE法等により連続的に順次エピタキシャル成長する。
そして、エピタキシャル成長層22〜27の素子形成領
域以外の部分をRIEにより半導体基板1が露出するま
でエッチングして素子分離溝を形成し、この素子分離溝
内を素子分離絶縁膜で埋め込んで素子分離領域14を形
成する。この後、いわゆるリフトオフ法により、図16
に示すように、ソース領域にソースオーミック電極21
0aを、ドレイン領域にドレインオーミック電極211
を形成する。続いて、ゲート領域のオーミックコンタク
ト層27をエッチングし、ショットキーコンタクト層2
6を露出させる。露出したショットキーコンタクト層2
6の上部に、断面形状がT型のゲート電極215を形成
する。
【0054】(b)次に、このフォトレジスト膜を下地
にして、Au等のメタル材料を蒸着し、リフトオフ法に
より、図16に示すように第1のグランドパターン72
b及び信号線67,69等を含む第1メタル層67,6
9,72b,・・・・・の配線パターンを形成する。信号線
69は、半導体基板1の周辺部にまで延長形成される。
ソースオーミック電極210aは、第1のグランドパタ
ーン72bに接続され、ソース接地動作が可能になる。
その後、CVD法により、図17に示すように、全面に
パッシベーション膜となるSi膜217を第1メ
タル層67,69,72b,・・・・・の上に堆積させる。
【0055】(c)更に、図18に示すように信号線6
7上のパッシベーション膜217の所定の位置にフォト
リソグラフィー技術及びRIE法を用いて、開口部21
8を開ける。この開口部218の開口に用いたフォトレ
ジスト膜を除去し、新たなフォトレジスト膜を、再び塗
布する。そして、フォトリソグラフィー技術を用いて、
開口部218よりも大きな開口部を、開口部218に位
置合わせして新たなフォトレジスト膜に開口する。この
新たなフォトレジスト膜をリフトオフ用マスクとして用
いる。
【0056】(d)即ち、開口部218より、大きな面
積を有するフォトレジスト膜パターンの上に、Au等の
メタル材料を蒸着し、その後、フォトレジスト膜パター
ンを剥離する。即ち、リフトオフ工程により図19に示
すように、第2メタル層230のパターンが、第1メタ
ル層67の上方に選択的に形成され、段差電極54cが
完成する。このとき、パッシベーション膜217をキャ
パシタ絶縁膜とし、第2メタル層によりMIMキャパシ
タの上部電極を形成すれば、第1メタル層を下部電極と
するMIMキャパシタC1〜C7等も形成出来る。
【0057】(e)その後、所定のダイシングラインに
沿って、半導体基板1を切断すれば、図14に示すチッ
プ状態の半導体基板1が用意される。この後、それぞれ
の段差電極54a〜54pの上に、段差電極54a〜5
4pの段差部を目視、若しくは顕微鏡で確認しながら、
バンプ3a〜2pを配置する。そして、アセンブリ基板
2のバンプランド5a〜5pにバンプ3a〜2pを位置
合わせする。この後熱処理をし、半導体基板1とアセン
ブリ基板2とをバンプ接続すれば、図15(b)に示す
本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路実装体
が完成する。
【0058】図20は、本発明の第2の実施の形態の変
形例に係る内部段差電極55aの構造例を示す。図20
(a)の構造においては、半導体基板1の表面の特定の
領域を全面覆うように、第1メタル層214が堆積さ
れ、その上に、パッシベーション膜217が堆積されて
いる。パッシベーション膜217の一部に、選択的に開
口部が設けられ、パッシベーション膜217の開口部に
露出した第1メタル層214に接触するように、第2メ
タル層231が堆積されている。パッシベーション膜2
17の厚さ分が段差(陥没深さ)ΔDとなり、内部段差
電極55aを構成している。パッシベーション膜217
の厚さを0.5μm以上に選定すれば、陥没深さΔD
は、0.5μm以上となり、目視による視認が容易にな
る。内部段差電極55aの両側が第2のグランドパター
ン74aになっている。
【0059】図20(b)の構造においては、半導体基
板1の表面の特定の領域を全面覆うように、第1メタル
層214が堆積され、その上に、第2メタル層232が
堆積されている。第2メタル層232の一部を第1メタ
ル層214が露出するようにエッチング除去することに
より、第2メタル層232の厚さ分が段差となり、内部
段差電極55aを構成している。内部段差電極55aの
両側が第2のグランドパターン74aになっている。第
2メタル層232の厚さを0.5μm以上に選定すれ
ば、陥没深さΔDは、0.5μm以上となり、目視によ
る視認が容易になる。
【0060】(その他の実施の形態)上記のように、本
発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、
この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定す
るものであると理解すべきではない。この開示から当業
者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明
らかとなろう。
【0061】例えば、第1及び第2の実施の形態では伝
送線路としてCPWを用いた半導体基板1について述べ
たが、本発明は逆薄膜マイクロストリップ線路等、他の
どのような伝送線路にも応用可能である。又、第1及び
第2の実施の形態ではHEMTを用いた半導体集積回路
実装体について述べてきたが、本発明はこの他どのよう
な素子に関しても、縦形構造のバイポーラトランジスタ
全般にも応用可能である。又、受動素子のみで構成され
る高周波回路装置にも適用可能である。その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施出来る。
【0062】この様に、本発明はここでは記載していな
い様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したが
って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許
請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる
ものである。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の半導体集積
回路実装体によれば、安価、小型、高性能な半導体集積
回路実装体が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路実装体に用いる半導体集積回路の平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路実装体に用いる半導体集積回路にバンプを搭載した
状態を示す平面図である。
【図3】図3(a)は、本発明の第1の実施の形態に係
わる半導体集積回路実装体に用いる半導体集積回路の断
面図で、図3(b)は、図3(a)の半導体集積回路を
用いた半導体集積回路実装体の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路の等価回路図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図であ
る(その1)。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図であ
る(その1)。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図であ
る(その2)。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図であ
る(その3)。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集積
回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図であ
る(その4)。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係わる半導体集
積回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図で
ある(その5)。
【図11】本発明の第1の実施の形態の変形例に係わる
半導体集積回路実装体に用いる半導体集積回路の断面図
である。
【図12】本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路
実装体に用いる内部段差電極の構造例を示す断面図であ
る。
【図13】本発明の第1の実施の形態の変形例に係わる
半導体集積回路実装体に用いる半導体集積回路にバンプ
を搭載した状態を示す平面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係わる半導体集
積回路実装体に用いる半導体集積回路の平面図である。
【図15】図15(a)は、本発明の第2の実施の形態
に係わる半導体集積回路実装体に用いる半導体集積回路
の断面図で、図15(b)は、図15(a)の半導体集
積回路を用いた半導体集積回路実装体の断面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係わる半導体集
積回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図で
ある(その1)。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係わる半導体集
積回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図で
ある(その2)。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係わる半導体集
積回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図で
ある(その3)。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係わる半導体集
積回路実装体の製造工程を説明するための工程断面図で
ある(その4)。
【図20】本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路
実装体に用いる内部段差電極の構造例を示す断面図であ
る。
【図21】図21(a)は、本発明の第1の実施の形態
に係わる半導体集積回路実装体に用いる半導体集積回路
の寸法を説明する断面図で、図21(b)は、図21
(a)の半導体集積回路を用いた半導体集積回路実装体
の断面図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路
実装体に用いる半導体集積回路の寸法を説明する断面図
である。
【図23】従来の半導体集積回路実装体に用いる半導体
集積回路の平面図である。
【図24】図24(a)は、従来の半導体集積回路実装
体に用いる半導体集積回路の断面図で、図24(b)
は、図24(a)の半導体基板を用いた半導体集積回路
実装体の断面図である。
【図25】他の従来の半導体集積回路実装体に用いる半
導体集積回路の平面図である。
【図26】図25に示す従来の半導体集積回路実装体の
断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 アセンブリ基板 3a〜3p,3r,3s,4a〜4f バンプ 5a〜5p バンプランド 10a〜10p ボンディング・ワイヤ 14 素子分離領域14 15〜20 ブリッジ(インピーダンス成分) 21 半絶縁性半導体基板 22 バッファ層 23 チャネル層 24 スペーサ層 25 電子供給層 26 ショットキーコンタクト層 27 オーミックコンタクト層 51a〜51p,51r,51s,54a〜54f,5
4r,54s 段差電極 52a〜52f,55a〜55f 内部段差電極 57,68,・・・・・,70,73,76〜79 信号線 72a,72b,72c,72u,72v 第1グラン
ドパターン 74a,74b,74c,74u,74v 第2のグラ
ンドパターン 81 RF入力端子 82、83,84,85 直流バイアス用端子 86 RF出力端子 91,96 インピーダンス調整用スタブ配線(オープ
ンスタブ配線) 92,94 入力側直流バイアス用スタブ配線 93,95 出力側直流バイアス用スタブ配線 208,209 オーミック金属層パターン 210a,210b ソースオーミック電極 211 ドレインオーミック電極 215 ゲート電極 214,216,220 第1メタル層 217 パッシベーション膜(Si膜) 218 開口部 219,221,222,231,232 第2メタル
層 C1,C4,C7 結合コンデンサC7 C2,C3,C5,C6 バイパスコンデンサ Tr1 第1のトランジスタ(第1の高周波能動素子) Tr2 第2のトランジスタ(第2の高周波能動素子)
フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AC05 AZ01 BE07 CA10 CD02 CD04 CD05 DF02 EZ02 EZ20 5F044 KK04 LL01 QQ06 5F102 FA07 FA10 GA01 GA16 GA18 GJ05 GQ01 GR04 GS02 GS04 GT03 GV01 GV08 HC01 HC10 HC11 HC19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する第1及び第2主表面で画
    定された半導体基板と、 該半導体基板の第1主表面に集積化された複数の回路素
    子と、 前記第1主表面に配置され、一部に他の平坦部分とは異
    なる厚さの第1の段差電極部を有する第1のメタルパタ
    ーンと、 前記第1主表面に配置され、前記第1のメタルパターン
    の平坦部分と同一の平坦部分の厚さを有し、一部に前記
    第1の段差電極部と同一寸法・同一形状の第2の段差電
    極部を有する第2のメタルパターンとを有し、前記第1
    及び第2の段差電極部の面積は、前記第1及び第2のメ
    タルパターンの内小さい方の面積の1/3以下の面積で
    あることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のメタルパターンは、
    コプレーナ線路のグランドパターンであることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記コプレーナ線路の信号線に近い側の
    前記第1のメタルパターンの端部から、前記第1の段差
    電極部のパターンの、前記信号線に近い側の端部までの
    距離が250μm以下、又は、前記信号線に近い側の前
    記第2のメタルパターンの端部から、前記第2の段差電
    極部のパターンの、前記信号線に近い側の端部までの距
    離が250μm以下であることを特徴とする請求項2に
    記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 互いに対向する第1及び第2主表面で画
    定された半導体基板と、 該半導体基板の第1主表面に集積化された複数の回路素
    子と、 前記第1主表面に配置され、一部に他の平坦部分とは異
    なる厚さの第1の段差電極部を有する第1のメタルパタ
    ーンと、 前記第1主表面に配置され、前記第1のメタルパターン
    の平坦部分と同一の平坦部分の厚さを有し、一部に前記
    第1の段差電極部と同一寸法・同一形状の第2の段差電
    極部を有する第2のメタルパターンと、 アセンブリ基板と、 該アセンブリ基板の表面の前記第1及び第2の段差電極
    と対応する位置に配置された第1及び第2のバンプラン
    ドと、 前記第1の段差電極部と前記第1のバンプランドとを接
    続する第1のバンプと、 前記第2の段差電極部と前記第2のバンプランドとを接
    続する第2のバンプとを有し、前記第1及び第2の段差
    電極部の面積は、前記第1及び第2のメタルパターンの
    内小さい方の面積の1/3以下の面積であることを特徴
    とする半導体集積回路実装体。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のメタルパターンは、
    コプレーナ線路のグランドパターンであることを特徴と
    する請求項4に記載の半導体集積回路実装体。
  6. 【請求項6】 前記コプレーナ線路の信号線に近い側の
    前記第1のメタルパターンの端部から、前記第1の段差
    電極部のパターンの、前記信号線に近い側の端部までの
    距離が250μm以下、又は、前記信号線に近い側の前
    記第2のメタルパターンの端部から、前記第2の段差電
    極部のパターンの、前記信号線に近い側の端部までの距
    離が250μm以下であることを特徴とする請求項5に
    記載の半導体集積回路実装体。
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