JP2003200974A - 緩衝材およびこれを用いた包装体 - Google Patents

緩衝材およびこれを用いた包装体

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JP2003200974A
JP2003200974A JP2001401335A JP2001401335A JP2003200974A JP 2003200974 A JP2003200974 A JP 2003200974A JP 2001401335 A JP2001401335 A JP 2001401335A JP 2001401335 A JP2001401335 A JP 2001401335A JP 2003200974 A JP2003200974 A JP 2003200974A
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Yoshio Hirobe
義男 広部
Takashi Oka
貴司 岡
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した強度を保持でき、プラズマディスプレ
イ等の板状硝子による板状体を輸送時の振動等から保護
するのに適し、板状体の異なる大きさにも対応させ易い
緩衝材と、これを用いた包装体を提供すること。 【解決手段】熱可塑性樹脂発泡ビーズによる発泡成形品
からなる緩衝材10であって、この緩衝材10は水平板
11と、水平板の一端辺から略垂直方向に延びた垂直板
12と、さらに水平板11と垂直板12のそれぞれの両
端辺を連結してなる両側の補強板13とを含み、また水
平板11と垂直板12のそれぞれ内側面には板状体支持
用の溝14,14…,15,15…が複数形成されてい
ることを特徴とする緩衝材と、表面に板状体支持用の溝
24,24…が複数形成された板状緩衝材20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は緩衝材及びこれを用
いた包装体に関し、より詳しくは板状体、例えば板硝
子、液晶板、プラズマディスプレイ等の板状硝子を、輸
送時の振動等による損傷から保護する緩衝材に関するも
のであり、また当該緩衝材をパレットと組合わせて輸送
できる包装体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、前記したような板状体を1枚ずつ溝へ収納して包
装できる緩衝材としては、特開平5−319456号公
報に記載されたものがあった。しかしながら上記公報記
載の個々の緩衝材はL字形をなすものであって、外部か
らの圧力が角部に集中してかかり易く、外方へ拡開した
り、内方へ折曲し易く、プラズマディスプレイ(PD
P)等の大型重量の板状体の梱包には強度が不足する場
合があるほか、自立性が悪く不安定であって、梱包作業
上不安定になり易い。また、パレット等と一体化させる
梱包形態を考慮されていないので、パレット上に上記緩
衝材を載置した状態で板状体を収納する場合には非常に
不安定となる。特に板状体がプラズマディスプレイ等の
大型重量品の場合、非常に安定性の点で課題が残る。
【0003】次に、板状ガラス部品が挿入される溝付の
搬送箱として特開平8−301354号公報に記載され
たものがあった。しかしながら上記公報記載の搬送箱は
容器本体と蓋体とからなるため、搬送箱を成形する樹脂
量は多大となるほか、板状ガラス部品の大きさが限られ
てしまい、被包装物の大きさに対する自由度がなくなる
という課題が存する。そこで本発明においては、安定し
た強度を保持でき、前記した板状体を輸送時の振動等か
ら保護するのに適し、板状体の異なる大きさにも対応さ
せ易い緩衝材と、これを用いた包装体を提供することを
目的として発明されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すること
のできる緩衝材としては、請求項1に記載したように、
熱可塑性樹脂発泡ビーズによる発泡成形品からなる緩衝
材であって、この緩衝材は水平板と、水平板の一端辺か
ら略垂直方向に延びた垂直板と、さらに水平板と垂直板
のそれぞれの両端辺を連結してなる両側の補強板とを含
み、また水平板と垂直板のそれぞれ内側面には板状体支
持用の溝が複数形成されていることを特徴としている。
【0005】この請求項1記載の緩衝材によると、水平
板と垂直板とを連結している補強板を有するので、水平
板や垂直板が外部からの圧力で変形するのを防ぐのに適
した強度を有し、板状体を的確に保護できる。しかも自
立性にも優れ形状安定性の高いものとなる。また、請求
項2記載の緩衝材の場合、前記垂直板の外側面には、嵌
合用凸部及び/又は嵌合用凹部が形成されていることを
特徴としており、2個の緩衝材どうしを背中合わせにし
て嵌合するのに適し、特に請求項3に記載したように、
前記した嵌合用凸部及び/又は嵌合用凹部は、緩衝材を
2個用いて一方の緩衝材と他方の緩衝材とをそれぞれ垂
直板同士が対向するように重ねたときに、一方の嵌合用
凸部と他方の嵌合用凹部とが嵌合するように配置形成さ
れていることを特徴とすると、両方の緩衝材にてそれぞ
れ列をなす状態でプラズマディスプレイ等の板状体を収
納する場合の自立性による安定性と強度に優れ、多数の
板状体を保護するのに好適なものとなる。
【0006】また、嵌合用凸部と嵌合用凹部について、
請求項4に記載したように、前記嵌合用凸部と嵌合用凹
部とが、垂直に摺動させて嵌合が可能となるように形成
されていることを特徴としていると、上方が開放された
外装体内に緩衝材を上方からセッティングする場合には
垂直方向に摺動させて2個の緩衝材を連結できるので非
常にセッティングがし易くなる。また2個の緩衝材同士
の連結強度がアップする。
【0007】そして、請求項5に記載のように、水平板
の底面となる外側面には、パレットとの嵌合用凸部が形
成されていることを特徴としていると、パレット上に緩
衝材をパレットと連結状態でセッティングできるので、
より安定性が向上することになり、パレットと共に移動
できて好都合である。また、請求項6のごとく、請求項
1〜5の何れかに記載の緩衝材と、表面に板状体支持用
の溝が複数形成された板状緩衝材とを含む組合せによる
ことを特徴とすると、板状緩衝材による使用場所の多様
化により種々多様な組合せ状態で緩衝材を使用できるこ
とになる。
【0008】さらに、請求項7のように、請求項1〜6
の何れかに記載の緩衝材と、パレットとを含むことを特
徴としていると、パレットと緩衝材(板状緩衝材を含む
場合もあり)との連結が強化され、より多様な緩衝材使
用による効果を発揮できることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】次いで、本発明の実施態様につい
て図を参照しながら以下に説明する。図1は緩衝材10
の斜視図を示しており、図2(1)〜(4)は緩衝材10の嵌
合用凸部12a及び/又は嵌合用凹部12bの数例を例
示した斜視図を示している。上記緩衝材10は熱可塑性
樹脂発泡ビーズによる発泡成形品からなっており、熱可
塑性樹脂としては、ポリスチレン系樹脂(EPS)、ス
チレン改質ポリエチレン樹脂(スチレン成分の割合は3
0〜90重量%)、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリエチレン系樹脂)、特に好ましくは、ス
チレン改質ポリエチレン樹脂が寸法精度の安定性と緩衝
性の点から好ましく、発泡成形品の倍率は3〜30倍が
好ましい。
【0010】上記緩衝材10の構成としては、水平板1
1と、水平板11の一端辺から略垂直方向に延べた垂直
板12と、さらにこれら水平板11と垂直板12のそれ
ぞれの両端辺を連結してなる両側の補強板13,13と
を含むものである。そして上記水平板11と垂直板12
のそれぞれ内側面には板状体支持用の溝14,14…,
15,15…が複数形成されている。特に緩衝材10は
水平板11と垂直板12のそれぞれ両端辺を両側の補強
板13,13にて連結しているので、前記したように、
外部からの圧力で、水平板11や垂直板12が変形する
のを防ぐのに適したものとなり、且つ自立性にも優れ形
状安定化が高い。なお、外方から見え易い補強板13の
外側面側に材料表示、方向表示等の識別表示を施すこと
も可能である。また、図1では補強板13は三角形状に
なっているが、四角形、円弧状、多角形状等、様々な形
状を用いることが可能である。
【0011】次に、図1からは見えないが、垂直板12
の外側面12′には、緩衝材10を2個連結する際に活
用する嵌合用凸部12a及び/又は嵌合用凹部12bが
形成されているもので、種々の凹凸態様を図2(1)〜(4)
に示してあり、以下に順次説明する。図2の(1)(3)の場
合は、一方の緩衝材10の垂直板12の外側面12′に
は嵌合用凸部12aを、他方の緩衝材10の垂直板12
の外側面12′には嵌合用凹部12bを形成していて互
いに嵌合し合える位置に配置形成されている。
【0012】図2の(2)(4)の場合は、2個の緩衝材1
0,10は同じ位置に2個ずつの嵌合用凸部12aと嵌
合用凹部12bとを形成したものを背中合わせにすると
嵌合可能になる場合である。特に図2の(3)(4)の場合に
は垂直に摺動させた場合に、嵌合が可能となるような例
えばアリ溝態様の凹凸形態に形成してあるもので、一旦
嵌合した後は前後には離脱し難く嵌合状態が強固とな
る。さらに図3にはパレットP上に緩衝材10を配置さ
せる場合の斜視図を示してあり、緩衝材10の水平板1
1の底面となる外側面11′にはパレットPとの嵌合用
凸部11aが形成されていて、パレットPの対応位置に
形成してある嵌合用凹部11bと嵌合できるようになっ
ている。なお、パレットP上に緩衝材10等を位置固定
できるので、板状体gの収納作業も行い易くなる。
【0013】また図3には表面に板状体支持用の溝2
4,24…が複数形成された板状緩衝材20が図示され
てあり、当該板状緩衝材20の底面となる外側面20′
にもパレットPの対応位置に形成された嵌合用凹部21
bと嵌合できる嵌合用凸部21aが形成されていて互い
に嵌合できるようになっている。なお、図3のうち、g
はプラズマディスプレイ等の板状硝子からなる板状体を
示している。
【0014】上記したように、プラズマディスプレイ等
の板状体gを緩衝材10および板状緩衝材20の組合せ
にて収納保護させる場合については図4に例示してあ
り、以下に説明する。図示の場合、2個の緩衝材10,
10を互いの嵌合用凸部12aと嵌合用凹部12bとの
嵌合にて背中合わせに組合せると共に、各緩衝材10,
10に対向して板状緩衝材20,20を組合せ、これら
緩衝材10,10および板状緩衝材20,20の2組の
組合せによって、板状体gが2列をなすよう各緩衝材1
0,10の板状体支持用の溝14,14…,15,15
…と、各板状緩衝材20,20の板状体支持用の溝2
4,24…によって板状体gの下方隅部を支持し、1枚
毎の間に間隔を保持しながら収納保護される。そして板
状体gの上方については、下方2個の緩衝材10,10
の上方に、2列の板状体g,gの上方隅部の一方ずつを
共通に支持する板状緩衝材20を配置し、2個の緩衝材
10,10の対角位置には各列の板状体g,gの上方隅
部の他方ずつを支持させるように緩衝材10,10を配
置して、2列の板状体g,gを下方の緩衝材10,10
と共に支持している。このようにして2列の板状体g,
gは多くの緩衝材を要することなく、効率よく収納保護
することができる。
【0015】さらに、板状体gであるプラズマディスプ
レイ等の板状硝子がより大形の場合には、図5に示すよ
うに、背中合わせにした下方の緩衝材10,10と対向
するように板状体g,gの下方の他の隅部に対しても緩
衝材10をそれぞれ配置し、板状体gの隅部を保護する
緩衝材10と緩衝材10との中間に板状緩衝材20を配
置しておくと、板状体gが大形の場合にも対処できるこ
とになる。以上のように、本発明による場合、板状体支
持用の溝は、緩衝材10だけでなく板状緩衝材20の場
合にも、複数形成しているので、板状体gを安定よく保
護できることになる。
【0016】図4および図5では、図3で示したパレッ
トPを省略して示してあり、上記のように複数列で収納
する場合に、パレットPへの差込固定と緩衝材10,1
0の背面同士の凹凸嵌合の組合せによって、収納物であ
る板状体gと緩衝材10のズレが防止でき、また緩衝材
角部の強度のアップがはかれ、しかも板状緩衝材20の
組合せによって一層のこと、板状体gを安定よく保護で
きることになる。さらに図6には板状体gに対する図4
の収納保護態様で、スリーブ状の外装体30内に収容し
て、結束バンド40で止定した梱包状態の一例を示して
いる。この梱包状態は全体的に極めてコンパクトに拘わ
らず安定性の高いものとなる。
【0017】
【発明の効果】本発明による効果としては、以下に説明
する。 (1) 請求項1記載の緩衝材によると、水平板と垂直板と
を連結している補強板を有するので、水平板や垂直板が
外部からの圧力で変形するのを防ぐのに適した強度を有
し、例えば落下時の強度アップをはかり、板状体を外圧
から的確に保護できる。しかも自立性にも優れ形状安定
性の高いものとなる。 (2) 請求項2記載の緩衝材によると、2個の緩衝材どう
しを背中合わせにして嵌合し、組合わせて使用するのに
適している。 (3) 請求項3記載の緩衝材によると、背中合わせに連結
した両方の緩衝材にてそれぞれ列をなす状態でプラズマ
ディスプレイ等の板状体を収納する場合の自立性による
安定性と強度に優れ、多数の板状体を保護するのに好適
なものとなる。 (4) 請求項4記載の緩衝材によると、上方が開放された
外装体内に緩衝材を上方からセッティングする場合には
垂直方向に摺動させて2個の緩衝材を連結できるので非
常にセッティングがし易くなる。また2個の緩衝材同士
の連結強度がアップする。 (5) 請求項5記載の緩衝材によると、パレット上に緩衝
材をパレットと連結状態でセッティングできるので、緩
衝材を位置固定できて板状体の収納作業が行い易いほ
か、より安定性が向上することになり、パレットと共に
移動できて好都合である。 (6) 請求項6記載の緩衝材によると、板状緩衝材による
使用場所の多様化により種々多様な組合せ状態で緩衝材
を使用できることになる。 (7) 請求項7記載の包装材によると、パレットと緩衝材
(板状緩衝材を含む場合もあり)との連結が強化され、
より多様な使用効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】緩衝材の斜視図である。
【図2】(1)〜(4)は2個1組の緩衝材の嵌合用凸部と嵌
合用凹部を例示した斜視図である。
【図3】パレット上における緩衝材等の配置例を示す斜
視図である。
【図4】緩衝材と板状緩衝材の組合せ例を示す正面図で
ある。
【図5】上記組合せの他例を示す正面図である。
【図6】梱包態様の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 緩衝材 11 水平板 11a パレットへの嵌合用凸部 12 垂直板 12a 嵌合用凸部 12b 嵌合用凹部 13 補強板 14 板状体支持用の溝 15 板状体支持用の溝 20 板状緩衝材 24 板状体支持用の溝 P パレット 11b パレットの嵌合用凹部 g 板状体 30 外装体 40 結束バンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E066 AA03 AA71 BA01 CA01 DA01 EA03 HA04 JA01 KA20 MA01 MA09 NA21 NA30 3E096 AA06 AA15 BA20 BA24 BB05 CA30 CB10 DA05 DA08 DA11 DA23 DB01 DC01 EA03X FA09 FA20 GA01 GA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂発泡ビーズによる発泡成形品
    からなる緩衝材であって、この緩衝材は水平板と、水平
    板の一端辺から略垂直方向に延びた垂直板と、さらに水
    平板と垂直板のそれぞれの両端辺を連結してなる両側の
    補強板とを含み、また水平板と垂直板のそれぞれ内側面
    には板状体支持用の溝が複数形成されていることを特徴
    とする緩衝材。
  2. 【請求項2】前記垂直板の外側面には、嵌合用凸部及び
    /又は嵌合用凹部が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の緩衝材。
  3. 【請求項3】前記した嵌合用凸部及び/又は嵌合用凹部
    は、緩衝材を2個用いて一方の緩衝材と他方の緩衝材と
    をそれぞれ垂直板同士が対向するように重ねたときに、
    一方の嵌合用凸部と他方の嵌合用凹部とが嵌合するよう
    に配置形成されていることを特徴とする請求項2に記載
    の緩衝材。
  4. 【請求項4】前記嵌合用凸部と嵌合用凹部とが、垂直に
    摺動させて嵌合が可能となるように形成されていること
    を特徴とする請求項3記載の緩衝材。
  5. 【請求項5】水平板の底面となる外側面には、パレット
    との嵌合用凸部が形成されていることを特徴とする請求
    項1〜4の何れかに記載の緩衝材。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れかに記載の緩衝材と、
    表面に板状体支持用の溝が複数形成された板状緩衝材と
    を含む組合せによることを特徴とする緩衝材。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の何れかに記載の緩衝材と、
    パレットとを含むことを特徴とする包装材。
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