JP2003205962A - キャップライナー材用組成物及びキャップ - Google Patents

キャップライナー材用組成物及びキャップ

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JP2003205962A
JP2003205962A JP2002006574A JP2002006574A JP2003205962A JP 2003205962 A JP2003205962 A JP 2003205962A JP 2002006574 A JP2002006574 A JP 2002006574A JP 2002006574 A JP2002006574 A JP 2002006574A JP 2003205962 A JP2003205962 A JP 2003205962A
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cap liner
liner material
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Tomonori Goto
友紀 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温での熱殺菌工程に対応できる耐熱性を持
ち、なおかつ、柔軟性に富んでいるキャップライナー材
用組成物及びその組成物からなるキャップライナーを有
するキャップを提供する。 【解決手段】JIS K7210−76(230℃×
2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレートが
0.1〜100g/10minであり、走査型示差熱量
計を用い測定した結晶化温度が120℃以上であるプロ
ピレン系重合体(イ)20〜89重量%、5重量%−ト
ルエン溶液(30℃)で測定した溶液粘度が80〜50
0mPa・sであり、スチレン含有量が25〜40重量
%である水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体
(ロ)10〜50重量%、及び流動パラフィン(ハ)が
1〜30重量%からなるキャップライナー材用組成物を
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高耐熱性を有しな
がら、柔軟性に富んでいる樹脂組成物に関するものであ
る。詳しくは、キャップライナー材用組成物に柔軟性を
持たせ、耐熱性を向上させることにより、食品(飲料
品)包装容器のキャップライナーとして使用する場合、
より高温での内容物(包装容器)殺菌熱処理が可能とな
るものである。
【0002】このような特性により、本発明の組成物
は、キャップライナーの高耐熱性であるという優位性に
より、食品(飲料品)の内容物(包装容器)殺菌工程に
おいて高温処理が可能となり、処理時間短縮等の利点が
得られ、時間的な熱履歴が及ぼす内容物の風味変化防止
効果があり有効である。
【0003】また、最近、多様化した食品の一部にレト
ルト殺菌(100〜130℃×1〜30分間熱処理)が
必要とされることがあり、この処理に対しても、使用可
能であり有効である。
【0004】
【従来の技術】一般的に、キャップライナーに用いられ
ている組成物として、ポリオレフィンに水素添加スチレ
ン−共役ジエンブロック共重合体ゴム及び流動パラフィ
ン等を加えた組成物(特公平6−88608号公報)や
単なるポリエチレン系樹脂が好適に用いられていた。
【0005】しかし、これらの組成物は、耐熱性が低
く、食品(飲料品)の内容物(包装容器)殺菌工程での
熱処理の温度は、高温でも95℃程度であり、充分な殺
菌効果を発揮させるため殺菌時間を長くしていた。しか
し、長時間の熱履歴による内容物の変性、風味変化等が
懸念されていた。
【0006】以上のように、現在用いられているキャッ
プライナー材用組成物は、前記の低耐熱性の問題を抱え
ており、より高温での殺菌処理が可能となるキャップラ
イナー材用組成物及びその組成物からなるキャップライ
ナーを有するキャップが要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高温
での熱殺菌工程に対応できる耐熱性を持ち、なおかつ、
柔軟性に富んでいるキャップライナー材用組成物及びそ
の組成物からなるキャップライナーを有するキャップを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らが鋭
意検討した結果、柔軟性付与材として特定の溶液粘度、
スチレン含有量を有するエラストマー成分である水添ス
チレン−共役ジエンブロック共重合体と特定の結晶化温
度を有するプロピレン系共重合体及び流動パラフィンと
の組み合わせからなるキャップライナー材用組成物が、
柔軟性と高耐熱性を併せ持つことを見出し、本発明を完
成するに至った。すなわち、本発明は、JIS K72
10−76(230℃×2.16kg荷重)に準拠した
メルトフローレートが0.1〜100g/10minで
あり、走査型示差熱量計を用い測定した結晶化温度が1
20℃以上であるプロピレン系重合体(イ)20〜89
重量%、5重量%−トルエン溶液(30℃)で測定した
溶液粘度が80〜500mPa・sであり、スチレン含
有量が25〜40重量%である水添スチレン−共役ジエ
ンブロック共重合体(ロ)10〜50重量%及び流動パ
ラフィン(ハ)が1〜30重量%からなることを特徴と
するキャップライナー材用組成物である。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明に用いられるプロピレン系重合体
(イ)は、JIS K7210−76(230℃×2.
16kg荷重)に準拠したメルトフローレート(以下、
MFRという)が0.1〜100g/10minであ
り、走査型示差熱量計を用い測定した結晶化温度が12
0℃以上である。
【0011】プロピレン系重合体(イ)は、MFRが
0.1〜100g/10minであり、好ましくは1〜
50g/10minである。MFRが0.1g/10m
in未満ではキャップライナー成形時に押出負荷がかか
りすぎ成形不良となり、100g/10minを越える
と耐熱性、耐衝撃性に劣る。
【0012】また、プロピレン系重合体(イ)は、走査
型示差熱量計を用い測定した結晶化温度が120℃以上
であり、結晶化温度が120℃未満では、耐熱性に劣
る。
【0013】プロピレン系重合体(イ)は、公知の製造
方法により得ることができ、プロピレンの重合もしくは
少量(5重量%以下)のαオレフィンとの共重合により
製造することができるが、一般的なプロピレン系重合体
の結晶化温度は、高くても115℃近辺であるが、造核
剤の添加等により高結晶化することにより結晶化温度を
120℃以上とすることが可能である。
【0014】具体的な造核剤としては、リン酸金属塩類
(旭電化製アデカスタブNA−11)、カルボン酸金属
塩類(シェル製Al−PTBBA)等が挙げられ、0.
01〜1wt%の添加で効果が得られる。
【0015】尚、結晶化温度の測定方法は、走査型示差
熱量計(DSC)(パーキンエルマー社製、装置名「D
SC−7」を用いて測定した。DSC炉内で試料を23
0℃で5分間溶融させた後、10℃/分の冷却速度で3
0℃まで下げて固化(結晶化)して得られる発熱曲線の
最大ピーク位置の温度を結晶化温度として測定した。
【0016】本発明に用いられる水添スチレン−共役ジ
エンブロック共重合体(ロ)は、5重量%−トルエン溶
液(30℃)で測定した溶液粘度が80〜500mPa
・sであり、スチレン含有量が25〜40重量%であ
る。水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体(ロ)
は、5重量%−トルエン溶液(30℃)で測定した溶液
粘度が80〜500mPa・sであり、好ましくは、1
00〜400mPa・sである。溶液粘度が80mPa
・s未満では、キャップライナーの耐熱性が不足し、5
00mPa・sを越えるとキャップライナー成形時に押
出負荷がかかりすぎ成形不良となる。
【0017】尚、5重量%−トルエン溶液(30℃)で
測定した溶液粘度の測定方法は、B型粘度計を用いて、
測定した。試料を60g、トルエン540gを試料ビン
(容量1000mlのスクリュ栓付きガラス製円筒型ビ
ン(容量1000ml、口内径60mm))に計り採
り、試料ビンを密閉し、試料が完全に溶解するまで振と
う機で攪拌する。次に試料ビンを30℃に保った恒温水
槽に入れ、30℃に達したら、ローターとガードを取り
付け、ローターの浸液マークの位置まで溶液中に浸す。
粘度計をスタートし、指示値が安定した後、粘度計目盛
りを読み取る。
【0018】水添スチレン−共役ジエンブロック共重合
体(ロ)は、スチレン含有量が25〜40重量%であ
り、好ましくは、26〜35重量%である。スチレン含
有量が25重量%未満では、キャップライナーの耐熱性
が不足し、40重量%を越えるとキャップライナーの柔
軟性が損なわれる。
【0019】ここで、水添スチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体(ロ)を具体的に例示すると、水添スチレン
−ブタジエンジブロック共重合体、水添スチレン−ブタ
ジエン−スチレントリブロック共重合体、水添スチレン
−イソプレンジブロック共重合体、水添スチレン−イソ
プレン−スチレントリブロック共重合体、水添スチレン
−イソプレン・ブタジエンジブロック共重合体、水添ス
チレン−イソプレン・ブタジエン−スチレントリブロッ
ク共重合体が挙げることができ、これらの一種類もしく
は、2種類以上のブレンド物を用いることができる。こ
の中でも共役ジエンブロックがイソプレンとブタジエン
の混合物からなる水添スチレン−イソプレン・ブタジエ
ン−スチレントリブロック共重合体が材料強度に優れ、
より有用である。
【0020】水添スチレン−共役ジエンブロック共重合
体(ロ)は、例えばクレイトンポリマージャパン株式会
社製クレイトンG1651(水添スチレン−ブタジエン
−スチレントリブロック共重合体タイプ)、株式会社ク
ラレ社製セプトン4055(水添スチレン−イソプレン
・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体タイ
プ)、4077(水添スチレン−イソプレン・ブタジエ
ン−スチレントリブロック共重合体タイプ))等が入手
可能である。
【0021】本発明に用いられる流動パラフィン(ハ)
は、食品添加を考慮した一般に市販されているものでも
良く、例えば商品名クリストール(エッソ石油株式会
社)、商品名モレスコ・ホワイト(株式会社松村石油研
究所)等が挙げられる。
【0022】本発明のキャップライナー材用組成物は、
前記のプロピレン系重合体(イ)が20〜89重量%、
好ましくは30〜80重量%、水添スチレン−共役ジエ
ンブロック共重合体(ロ)が10〜50重量%、好まし
くは15〜45重量%及び流動パラフィン(ハ)が1〜
30重量%、好ましくは5〜25重量%から構成されて
いる。プロピレン系重合体(イ)が20重量%未満で
は、耐熱性に劣り、89重量%を越えると剛性が高す
ぎ、柔軟性に劣る。水添スチレン−共役ジエンブロック
共重合体(ロ)が10重量%未満では、柔軟性に劣り、
50重量%を越えると流動性不足によりキャップライナ
ー成形性に劣る。流動パラフィン(ハ)が1重量%未満
では、流動性不足によりキャップライナー成形性に劣
り、30重量%を越えると耐熱性が劣る。
【0023】本発明のキャップライナー材用組成物は、
必要に応じて熱可塑性樹脂、耐熱安定剤、耐候安定剤、
アンチブロッキング剤、帯電防止剤、スリップ剤、界面
活性剤、防曇剤、流滴剤、可塑剤、造核剤、顔料、染
料、シリカ、酸化チタン、タルク、マイカ、カーボン、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、金属ステアレー
ト、木粉、コルク粉末、セルロースパウダー、シリコン
オイル等の無機あるいは有機の添加剤、充填剤を本発明
の目的を損なわない範囲で添加しても良い。
【0024】その中でスリップ剤は、キャップ開栓トル
クを調整するために必要な場合が多く、一般的に好適に
用いられている。例えば、高級脂肪酸アミド、高級脂肪
酸、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、高級アル
コール脂肪酸エステル、エチレンビス高級脂肪酸アミド
等が用いられ、好適には、高級脂肪酸アミドが用いら
れ、具体的に示すと、カプリル酸アミド、カプリン酸ア
ミド、ラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミ
チン酸アミド、ステアリン酸アミド、アラキド酸アミ
ド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、リノール酸アミド、リノレン酸アミド等が挙げられ
る。
【0025】本発明のキャップライナー材用組成物は、
前記のプロピレン系重合体(イ)と水添スチレン−共役
ジエンブロック共重合体(ロ)及び流動パラフィン
(ハ)を前記の範囲で公知な種々の方法、例えば、ヘン
シェルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダー、
タンブラーブレンダー等で混合後、一軸押出機、二軸押
出機、ニーダー及びバンバリーミキサー等で溶融混練
し、造粒あるいは粉砕する方法か、もしくは事前に溶融
混練せずにドライブレンド品又はオートフィーダーによ
る方法等が用いられる。
【0026】キャップ成形品を得るには、インシェルモ
ールド法によりキャップライナー材用組成物をキャップ
ライナーとして装着することによりキャップが得られ
る。
【0027】本発明のキャップライナー材用組成物の特
徴は、高結晶化温度を有するプロピレン系重合体に溶融
粘度、スチレン含有量を特定範囲に限定した水添スチレ
ン−共役ジエンブロック共重合体及び流動パラフィンを
添加するという方法で、従来のキャップライナー材用組
成物にはない、高耐熱性と柔軟性を併せ持つことを特徴
とするキャップライナー材用組成物である。
【0028】上記の特徴により、本発明のキャップライ
ナー材用組成物からなるキャップライナーは、樹脂製キ
ャップ、金属製キャップに装着が可能で、特に100℃
以上で熱殺菌処理(レトルト)が可能なガラス若しく
は、金属製ボトルへも対応可能であり、有用である。
【0029】本発明のキャップライナーを装着したキャ
ップは、清涼飲料、アルコール飲料、コーヒー飲料、茶
飲料、ミネラルウォーター、ドレッシング、焼き肉等用
タレ、調味用ソース、マヨネーズ、サラダ油及びゴマ油
等の包装容器用キャップとして使用できる。
【0030】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、これらの
実施例に制約されるものではない。
【0031】本発明で用いた試験測定方法は次の通りで
ある。
【0032】<キャップライナー材用組成物の製造方法
>各構成原料をタンブラーにてブレンドした後、樹脂温
度230℃に調整したL/D=36mm、57mmφの
二軸押出機(東芝機械株式会社製、商品名TEM−50
B)で溶融混練、造粒し、キャップライナー材用組成物
を得た。
【0033】<圧縮永久歪み測定>圧縮永久歪みの測定
方法としては、JIS K 6301−75に準じ、5
0×150×12.5mmのプレス金型を用いプレス温
度200℃、プレス圧力75kg/cm2でプレスし、
平板サンプルを作製した。この平板サンプルを直径29
mmに円筒状に打ち抜き、試験片の厚み(試験片原厚)
を測定し、圧縮永久歪みの試験片とした。JIS K
6301−75に規定された圧縮固定装置を用い、試験
片を厚み方向に9.52mmまで圧縮させ、試験片を圧
縮固定した装置を120℃、22時間加熱した。その
後、圧縮を開放させ、試験片を23℃、30分静置後、
圧縮後の試験片の厚み(圧縮後厚さ)を測定した。そし
て、次式により圧縮永久歪みを求めた。
【0034】圧縮永久歪み(%)=(試験片原厚−圧縮
後厚さ)×100÷(試験片原厚−9.52) <サンプルキャップの作製方法>サンプルキャップの作
製方法としては、キャップ成形に用いられるインシェル
モールド法を採用した。具体的には、キャップライナー
材用組成物を樹脂温度230℃に調整した押出機(田辺
プラスチックス機械株式会社製、商品名V−20)にて
溶融押出し、直径7mmのダイス穴から押出されるスト
ランドを300mgとなるようにホットカットし、28
mmφアルミ製キャップのシェル内に落下させ、すぐさ
ま、押型でキャップライナー形状に整えサンプルキャッ
プを作製した。
【0035】<サンプルボトルの作製方法>500ml
アルミ製ボトル(大和製罐社株式会社製)に30℃のみ
かん果汁(30重量%みかん果汁濃度水)を500ml
充填し、試験用キャップサンプルを装着した。その後、
レトルト釜に入れ、圧力水蒸気にて120℃に調整した
熱湯を用い、10分間加熱し、サンプルボトルを得た。
【0036】<サンプルボトルの落下試験>キャップラ
イナーの柔軟性と耐熱性を比較する試験として、下記の
試験方法を実施した。
【0037】1箱30本入り(5本×6段)の段ボール
製カートンケースにダミーボトル(同様の500ml用
アルミ製ボトルに500mlの水を単に入れ、キャップ
を巻き締めたもの)を25本入れ、上段5本のみサンプ
ルボトルを入れた。
【0038】サンプルボトルの5本が上段となるようカ
ートンケースを置き、キャップ天面側が衝撃面になるよ
うに徐々にカートンケースを自重で倒れるよう傾け、平
らなコンクリート面に落下させた。
【0039】液漏れ等の密封不良となるまで落下を繰り
返し、密封不良となったサンプルボトルはそれまでの落
下回数を落下回数値とし、カートンケースから抜き出し
ダミーボトルと入れ換え、サンプルボトルの全数が密封
不良となるまで繰り返した。但し、実使用上30回以上
の落下回数であれば問題はないので。最大落下回数を3
0回とした。
【0040】実施例1 キャップライナー材用組成物として、プロピレン系樹脂
(チッソ株式会社製、チッソポリプロK1140に造核
剤アデカスタブNA−11を0.2重量%混練したも
の、メルトフローレート(JIS K7210;230
℃×2.16kg荷重)40g/10min、結晶化温
度133℃、以下PP−1という)を40重量%、水添
スチレン−共役ジエンブロック共重合体(株式会社クラ
レ製、商品名セプトン4055(水添スチレン−イソプ
レン・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体、溶
液粘度90mPa・s(5重量%−トルエン溶液、30
℃)、スチレン含有量30重量%、以下SBC−1とい
う)を40重量%、及び流動パラフィン(エッソ石油株
式会社製、商品名クリストールJ−262、以下流パラ
−1という)を20重量%とし、これらの合計100重
量部に対し、エルカ酸アミドを0.5重量部添加し、キ
ャップライナー材用組成物を得た。このキャップライナ
ー材用組成物を用い、圧縮永久歪み測定及びサンプルボ
トルの落下試験を行い、これらの試験結果を表1に示し
た。
【0041】
【表1】 実施例2 実施例1において、PP−1を60重量%、SBC−1
を30重量%及び流パラ−1を10重量%に変更し、実
施例1の要領でキャップライナー材用組成物を得た。こ
れらの試験結果を表1に示した。
【0042】実施例3 実施例1において、SBC−1を水添スチレン−共役ジ
エンブロック共重合体(株式会社クラレ製、商品名セプ
トン4077(水添スチレン−イソプレン・ブタジエン
−スチレントリブロック共重合体、溶液粘度300mP
a・s(5重量%−トルエン溶液、30℃)、スチレン
含有量30重量%、以下SBC−2という)に変更し、
実施例1の要領でキャップライナー材用組成物を得た。
これらの試験結果を表1に示した。
【0043】実施例4 実施例3において、PP−1を60重量%、SBC−2
を30重量%及び流パラ−1を10重量%に変更し、実
施例1の要領でキャップライナー材用組成物を得た。こ
れらの試験結果を表1に示した。
【0044】比較例1 実施例1において、PP−1をプロピレン系樹脂(チッ
ソ株式会社製、チッソポリプロK1140、メルトフロ
ーレート(JIS K7210;230℃×2.16k
g荷重)40g/10min、結晶化温度114℃、以
下PP−2という)に変更し、実施例1の要領でキャッ
プライナー材用組成物を得た。これらの試験結果を表1
に示した。
【0045】比較例2 実施例1において、SBC−1を水添スチレン−共役ジ
エンブロック共重合体(株式会社クラレ製、商品名セプ
トン4044(水添スチレン−イソプレン・ブタジエン
−スチレントリブロック共重合体、溶液粘度22mPa
・s(5重量%−トルエン溶液、30℃)、スチレン含
有量32重量%、以下SBC−3という)に変更し、実
施例1の要領でキャップライナー材用組成物を得た。こ
れらの試験結果を表1に示した。
【0046】比較例3 実施例1において、PP−1を高密度ポリエチレン(東
ソー株式会社製、商品名ニポロンハード1200、MF
R(JIS K7210;190℃×2.16kg荷
重)21g/10min、密度0.952g/cm3
以下HD−1という)に変更し、実施例1の要領でキャ
ップライナー材用組成物を得た。これらの試験結果を表
1に示した。
【0047】比較例4 実施例1において、PP−1を90重量%、SBC−1
を6重量%及び流パラ−1を4重量%に変更し、実施例
1の要領でキャップライナー材用組成物を得た。これら
の試験結果を表1に示した。
【0048】比較例5 実施例1において、PP−1を10重量%、SBC−1
を60重量%及び流パラ−1を40重量%に変更し、実
施例1の要領でキャップライナー材用組成物を得た。こ
れらの試験結果を表1に示した。
【0049】
【発明の効果】本発明のキャップライナー材用組成物
は、従来公知のキャップライナー材用組成物には無い、
耐熱性と柔軟性を併せ持ち、高温殺菌処理をした後であ
っても、キャップライナー性能を保持し有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】JIS K7210−76(230℃×
    2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレートが
    0.1〜100g/10minであり、走査型示差熱量
    計を用い測定した結晶化温度が120℃以上であるプロ
    ピレン系重合体(イ)20〜89重量%、5重量%−ト
    ルエン溶液(30℃)で測定した溶液粘度が80〜50
    0mPa・sであり、スチレン含有量が25〜40重量
    %である水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体
    (ロ)10〜50重量%、及び流動パラフィン(ハ)が
    1〜30重量%からなることを特徴とするキャップライ
    ナー材用組成物。
  2. 【請求項2】水添スチレン−共役ジエンブロック共重合
    体(ロ)が、水添スチレン−イソプレン・ブタジエン−
    スチレントリブロック共重合体であることを特徴とする
    請求項1に記載のキャップライナー材用組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載のキャップラ
    イナー材用組成物からなることを特徴とするキャップラ
    イナー。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のキャップライナーを装着
    することを特徴とするキャップ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のキャップを装着してなる
    ことを特徴とする容器。
  6. 【請求項6】容器内に、食品又は、飲料物を充填し、1
    00℃以上で熱殺菌処理を行なうことを特徴とする請求
    項5に記載の容器。
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