JP2003236021A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Abstract
高める。 【解決手段】 ボールを打球するフェース面Fの少なく
とも一部を含むフェース部材2と、このフェース部材2
が接合されるフェース取付部4を具えたヘッド本体部3
とからなるゴルフクラブヘッド1である。フェース取付
部4、又はこのフェース取付部4と接合されるフェース
部材2の被取付部2a、2beの少なくとも一方が、機
械仕上げ加工を施した加工面Pを含むことを特徴とす
る。
Description
ッド本体部との接合強度や寸法精度などを高めるのに役
立つゴルフクラブヘッドに関する。
アベレージゴルファにも打ち易いゴルフクラブを提供す
るために、ヘッドの重心を深くかつ低くしたり、またヘ
ッドの重心回りの慣性モーメントを大きくすること等の
開発が種々なされている。図15(A)にはその一例を
示し、ヘッドaは、例えばフェース部材bと、このフェ
ース部材bよりも比重が大かつ前面に前記フェース部材
bを取り付けしうるヘッド本体部cとを接合して構成さ
れるのが一般的である。
体部cは、主に鋳造によって成形される。このため寸法
がバラツキやすい。とりわけ、フェース部材bとヘッド
本体部cとの接合部分に寸法のバラツキが生じている
と、両部材の接合強度が低下しやすい。例えば、図15
(B)に拡大して示すように、フェース部材bとヘッド
本体部cとをカシメ(塑性変形)によって接合した場
合、フェース部材bの外周面b1と、ヘッド本体部cの
凹部内周面c1との接合部に隙間e1が生じていると、
十分な摩擦力が得られず、接合強度が低下して繰り返し
ボールを打球することにより、フェース部材bがずれた
り、或いはヘッド本体部cから外れるおそれがある。ま
たヘッド本体部cの支持壁面c2の平面度が十分でない
と、隙間e2が生じ打球時にフェース部材bが外れ易く
なる。
接着剤、或いは溶接などにより接合する場合において
も、突き合わせ部の寸法のバラツキが生じていると、固
着時の位置決めが一定せず、ひいてはロフト角やフック
角にばらつきが生じ寸法精度の低下が生じるほか、溶接
のための開先隙間が不均一化を招き、溶接が十分に行わ
れない等、正都合強度の低下を招きやすい。
されたもので、ヘッド本体部側のフェース取付部、又は
このフェース取付部と接合されるフェース部材の被取付
部の少なくとも一方に、機械仕上げ加工を施した加工面
を設けることを基本として、寸法のバラツキを減じて接
合部の精度を高め、接合強度や寸法精度を向上させるの
に役立つゴルフクラブヘッドを提供することを目的とし
ている。
載の発明は、ボールを打球するフェース面の少なくとも
一部を含むフェース部材と、このフェース部材が接合さ
れるフェース取付部を具えたヘッド本体部とからなるゴ
ルフクラブヘッドであって、前記フェース取付部、又は
このフェース取付部と接合される前記フェース部材の被
取付部の少なくとも一方が、機械仕上げ加工を施した加
工面を含むことを特徴としている。
部材は板状をなすとともに、前記フェース取付部は、前
記フェース部材の外周面と接合される内周面部と、この
内周面部よりもヘッド中心側へのびフェース部材の背面
と接合される支持壁部とを含み、かつ前記内周面部及び
/又は支持壁部に前記加工面を設けたことを特徴とする
請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
部材の外周面部と背面とに前記加工面を設けたことを特
徴とする請求項2記載のゴルフクラブヘッドである。
取付部の前記内周面部は、前記加工面と、この加工面の
前部に設けられかつ塑性変形によって前記加工面よりも
ヘッド中心側にはみ出すことにより前記フェース部材を
抜け止めするカシメ部とを具えることを特徴とする請求
項2又は3記載のゴルフクラブヘッドである。
部材は、板状をなしかつその外周面に背面からフェース
面に向かって広がるテーパ状の加工面を含むとともに、
前記ヘッド本体部のフェース取付部は、前記フェース部
材を仮組みしたときに、前記テーパ状の加工面との間で
ヘッド外方に向かって幅を大とするV字状の開先を形成
する加工面を含むことを特徴とするウッド型の請求項1
記載のゴルフクラブヘッドである。
体部は、鋳造品からなることを特徴とする請求項1乃至
5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
は、NC工作機械又はNC研削機により加工されてなる
請求項1乃至6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド
である。
に基づき説明する。図1は本発明の実施形態に係るアイ
アン型のゴルフクラブヘッドのフェース面側から見た正
面図、図2は図1のA−A拡大端面図、図3はヘッドの
組立前の状態を示す分解斜視図をそれぞれ示している。
図において、本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、
単に「ヘッド」ということがある。)1は、ボールを打
撃するフェース面Fを有するフェース部材2と、該フェ
ース部材2を前面に配するフェース取付部4を設けたヘ
ッド本体部3とから構成されている。
ェース面Fの主要部をなす板状で構成されている。フェ
ース部材2の厚さtは、耐久性と反発性とをバランス良
く高めるべく、例えば1.5〜4.5mm、好ましくは
2.0〜4.0mm、さらに好ましくは2.0〜3.5mm
とすることが望ましい。またフェース部材2のフェース
面F側の表面には、ボールとの摩擦力を高めるフェース
ライン溝SCが凹設されている。該フェース部材2は、
ヘッド本体部3よりも比重が小の金属材料(例えばチタ
ン合金など)で形成されたものを例示し、これにより、
ヘッド1の重量をフェース面Fの周囲により多く配分す
ることが可能になり、スイートエリアの増大などに役立
つ。なお、フェース部材2は、チタン合金以外にも例え
ば純チタン、マルエージング鋼、アルミニウム合金、ア
モルファス合金など種々の材料を用い得るのは言うまで
もなく、本例ではこのフェース部材2が鋳造品から構成
されているものを示す。
部材2は、その外周面2aが、バックフェース側の基面
2a1と、フェース面F側のコーナ部を連続して切り欠
くことにより形成された環状の凹面部2a2と、基面2
a1と凹部面2a2とを継ぐフェース面Fと略平行な継
ぎ面2a3とを有している。この凹面部2a2は、本例
では基面2a1から段差状に切り欠いたものを示すが、
例えば傾斜面などとすることもできる。また本実施形態
のフェース部材2は、図4に示すように、フェース取付
部4に接合される被取付部2Aが、前記外周面2aと、
背面2bの周縁部2beとからなり、これらがいずれも
機械仕上げ加工が施された加工面Pからなる。
は、工作機械を用いて被加工物の不要な部分を切りくず
又は研磨粉として除去し、所定の寸法、形状に仕上げる
加工を意味する。また「工作機械」としては、例えば旋
盤又はフライス盤などを含み、手動式で操作するもので
も良いが、加工面Pをより精度良く仕上げる観点から切
削工具を数値制御によって作動させるNC工作機械が特
に好ましく採用される。フェース部材2の前記外周面2
aは、例えばエンドミルの外側面による削りによって輪
郭形状の寸法精度を高め、また背面2bの周縁部2be
は、エンドミルないし正面フライスなどによる平面削り
によって平面度を精度良く仕上げうる。
えばステンレス鋼(例えばSUS630)など比重が大
の金属材料からなり、ヘッド上部をなすトップブレード
部3aと、ヘッド底部をなすソール部3bと、ヘッドの
先端側でこれらの間を上下にのびて継ぐトウ部3cと、
ヘッドのヒール側でトップブレード部3aとソール部3
bとを継ぐネック部3dと、このネック部3dから上方
にのび図示しないシャフトが差し込まれるシャフト取付
部3eとを例えばロストワックス精密鋳造法によって一
体に形成した鋳造品からなるものを示す。このヘッド本
体部3には、ステンレス鋼以外にも、例えばいわゆる軟
鉄、チタン合金、アルミニウム合金なども用いることが
できる。また前記ソール部3bは、比較的大きな体積を
有するとともにヘッド後方にのびることにより、ヘッド
1の重心をより低くかつより深く設計するのに役立つ。
ように、本例ではトップブレード部3a、トウ部3c、
ソール部3b及びネック部3dで囲まれかつ前後に貫通
する開口部Oを具えている。この開口部Oの前の周縁部
分には、前記フェース部材2が接合されるフェース取付
部4が設けられている。
に、前記フェース部材2の外周面2aと接合される内周
面部4Aと、この内周面部4Aからヘッド中心側へ小高
さで折れ曲がり本例ではフェース部材2の背面2bと環
状で接合される支持壁部4Bとを含むものが例示されて
いる。
施形態では前記機械仕上げ加工が施された加工面Pから
なる仕上げ内周面部4A1と、この仕上げ内周面部4A
1(加工面P)よりもフェース面側に設けられかつ塑性
変形によって前記加工面Pよりヘッド中心側にはみ出し
て前記凹面部2a2を覆うことによりフェース部材2を
抜け止めするカシメ部4A2とで構成されたものを例示
する。このように本実施形態のヘッド1は、フェース部
材2とヘッド本体部3とをカシメによって接合したもの
を例示している。
本体部3には、前記内周面部4Aをヘッド前方に突出さ
せた凸部6が形成されている。該凸部6は、本例では前
記フェース取付部4の周囲に連続して設けられている。
凸部6は、断面台形状をなし、その外側面部6aをヘッ
ド前方に向かってヘッド中心側に傾くテーパ状面で形成
している。そして、かしめる際には、図4に示すよう
に、フェース部材2を前記フェース取付部4に配置し、
プレス押型等によってフェース面F側から該フェース面
Fに対して垂直に前記凸部6を押圧する。押圧力を受け
た凸部6は、外側面部6の傾斜によってヘッド中心側に
倒れ込みながら押し潰され、図2に示したようにフェー
ス部材2の凹部2cを覆うように塑性変形する。これに
より、ヘッド本体部3のフェース取付部4の内周面部4
Aには、フェース部材2を抜け止めする前記カシメ部4
A2が形成され、フェース部材2とヘッド本体部3とを
接合しうる。
シメ部4A2の厚さt1(図2に示す)は、特に限定さ
れるわけではないが、好ましくは0.3〜2.0mm、さ
らに好ましくは0.5〜1.0mmとするのが望ましい。
該カシメ部4A2の厚さt1が0.3mm未満であると、
接合強度が低くなりやすくフェース部材2の外れなどが
生じるおそれがあり、逆に2.0mmを超えると、かしめ
るのが困難な傾向がある。同様の観点より、カシメ部4
A2の仕上げ内周面部4a1からのはみ出し量であるか
しめ幅W1は、例えば0.3〜2.0mm、より好ましく
は0.5〜1.0mmとするのが望ましい。なおカシメに
際しては、接着剤を併用することもできる。
外周面2aと、フェース取付部4の内周面部4Aとにお
いて、互いに精度良く機械仕上げ加工が施された加工面
P同士が向き合って当接する接合部分を含む。このた
め、この部分において、隙間やがたつきを減じることが
でき、両部材を精度良く位置合わせして嵌め合わせるこ
とが可能となる。例えば、フェース部材2の外周面2a
の輪郭形状と、前記内周面部4A1の輪郭形状とを実質
的に等しくするか、或いは仕上げ内周面部4A1側を
0.1〜0.5mm程度小さく加工することにより、この
接合部分でより高い圧入効果を得ることもできる。これ
により、前記カシメと相まって前記接合部の強度をさら
に向上させ、またヘッド全体としての寸法精度をより向
上させ得る。
付部4のそれぞれの鋳肌を機械仕上げ加工によって精度
良く仕上げることにより、接合部の寸法のバラツキを減
じ、接合精度を高めるのに役立つ。またフェース部材
2、ヘッド本体部3は、機械仕上加工を施す部分につい
て、予め削り代を見込んで例えば0.5〜2.0mm、よ
り好ましくは0.5〜1.0mm程度厚さを増して鋳造す
ることが望ましい。
この例では、エンドミルEを用いてフェース取付部4の
機械仕上げ加工を行ったものを例示する。エンドミルE
の端面部Eaによりフェース取付部4の支持壁部4Bを
加工するとともに、エンドミルEの外側面部Ebにより
フェース取付部4の内周面部4Aを仕上げ加工する。こ
の際、支持壁部4B及び内周面部4Aを同時に加工する
ことが生産性を向上しうる観点より好ましい。エンドミ
ルEは、例えば数値制御により、治具に固定されたフェ
ース取付部4を移動することでこのような仕上げ加工を
連続して行うことができる。
4、及びこのフェース取付部4と接合されるフェース部
材2の被取付部2A(本例では外周面2aと背面2bの
周縁部2beとからなる)の双方に加工面P1を設けた
精度面で特に好ましい態様を示すが、例えばフェース部
材2又はフェース取付部4の一方のみに加工面Pを設け
たものでも良い。この場合、機械仕上げ加工による工程
数を減じさらに生産性を高めるのに役立つ。なおこのと
き、特に限定はされないが、他方側は熱間鍛造など金型
によって加工された鍛造面とすることにより、精度を高
めるのが好適である。またフェース部材2に機械仕上げ
加工を施す際には、前記フェースライン溝SCなどを同
時に形成することが生産時間の短縮化を図る点で望まし
い。
部3との接合部分である、フェース取付部4又はフェー
ス部材の被取付部2Aの少なくとも一方に機械仕上げ加
工が施された加工面Pを設けることにより、接合精度を
向上でき、接合部に生じやすい隙間、ガタツキなどが生
じるのを効果的に防止しうる。従って、特にフェース部
材2とヘッド本体部3とをかしめるに際して、がたつき
を防止し強固に接合するのに役立つ。
いる。この形態では、フェース部材2が、その中央部を
なす厚さtaが大の中央厚肉部7と、その周囲に環状で
形成されかつ厚さtbが中央厚肉部7よりも小の周辺薄
肉部9とから構成されている。またフェース部材2は、
鋳造品からなり、本実施形態では、その外周面2aの各
面2a1、2a2、2a3をそれぞれ機械仕上げ加工を
施した加工面Pとするとともに、フェース部材2の少な
くとも周辺薄肉部9の背面2fを機械仕上げ加工するこ
とにより加工面Pとしている。
工によって形成するため、接合部のみならずフェース部
材2の厚さの管理もより正確に行え、限界の薄い厚さま
で精度良く加工することができる。従って、耐久性を維
持しつつ反発性に優れたヘッド1を能率良く製造するこ
とができる。とりわけ、フェース面F又は背面2bの加
工面Pの面積を、該フェース部材2のフェース面側の表
面積の50%以上、より好ましくは70%以上、さらに
好ましくは100%とすることにより、フェース部材2
の寸法精度はもとより、厚さの管理を広範囲でかつ正確
に行うことができる。また前記周辺薄肉部の厚さtb
は、例えば1.5〜3.5mm、より好ましくは1.5〜
2.5mm程度の小厚さとするのが良い。
ウッド型のゴルフクラブヘッド1の一形態を例示してい
る。該ヘッド1は、金属製のフェース部材2とヘッド本
体部3とからなる2ピース構造をなす。前記フェース部
材2は、本例では、前記フェース面Fを形成する基部1
0と、前記フェース面Fの周縁FEから例えば7〜30
mm程度の小長さDでヘッド後方にのびる延長部12とを
一体に具えて構成される。前記基部10は、本例では前
記フェース面Fの実質的に全域を形成している。また延
長部12は、本例ではクラウン部側の延長部だけが図示
されているが、基部10の回りに環状で連続している。
本実施形態では、この延長部12の端面12eと、ヘッ
ド本体部3のフェース取付部となる開口端面13とをと
もに加工面Pとしたものを示す。なお図には符号12
e’にて機械加工前の端面の輪郭を示している。
えば図示しない治具等を用いることにより、延長部12
の端面12eと、ヘッド本体部3の開口端面13とを隙
間を介して仮保持される。この際、向き合う延長部12
の端面12eとヘッド本体部3の開口端面13とがいず
れも精度良く機械加工された加工面Pからなるため、前
記隙間をほぼ一定に保つことができる。このような隙間
の均一化は、図8及び図9に示すように、溶加材を用い
る場合、該隙間への溶接金属Bの充填が過不足なく均一
に行え、また溶加材を用いない場合でも両部材の溶け込
みが均一化し、ひいては溶接強度を高めるのに役立つ。
なお開先の形状は種々変更しうるのは言うまでもない。
ド1のさらに他の実施形態を示している。本実施形態で
は、フェース部材2が、板状をなしかつその外周面2a
を背面2Bからフェース面Fに向かって広がるテーパ状
の加工面Pとしたものを例示している。またヘッド本体
部3のフェース取付部4は、前記フェース部材2を溶接
に先立ち図示しない治具等を用いて仮組みしたときに、
図10(B)に拡大して示す如く、前記テーパ状の加工
面Pと間でヘッド外方に向かって幅を大とするV字状の
開先14を形成する加工面Pとしている。
X部拡大図を示しており、前記開先14の開先角度θ
は、小さすぎると、溶接金属の充填量が不足したり、或
いは突き合わされた両部材の溶け込み量が不足し、溶接
強度が低下し易くなる。逆に、前記開先角度θが大きす
ぎても、このような開先を形成するために機械加工によ
る加工量が増え、切削不良などを生じやすくなる。この
ような観点より、特に限定されるわけではないが、前記
開先角度θは、例えば30〜120゜、より好ましくは
30〜100゜、さらに好ましくは45〜90゜とする
ことが望ましい。
θを上記角度に設定するに際して、フェース部材2のテ
ーパー角度θa、ヘッド本体部のフェース取付部4のテ
ーパー角度θbは、いずれも15〜60゜の範囲内で設
定することが望ましい。これは、いずれか一方の端面の
角度θa又はθbを過度に大きく設定した場合、端面を
精度良く研削するのが困難となり、削り量の過多による
不良発生率が高くる傾向がある。なお前記テーパー角度
θa、θbは、厚さ方向に沿う基準端面Nに対するテー
パー面の角度とする。
ラブヘッド1のさらに他の実施形態を示している。この
実施形態では、フェース部材2を背面2bから見た図1
1、及び図11のC−C断面である図12に示すよう
に、フェース部材2は、板状をなしかつその背面2bの
本例では周縁部2beに前記加工面Pが形成されてい
る。該加工面Pは、本例では巾KWかつ深さAWで前記
背面2bを連続して研削することによって環状に形成さ
れている。
図14(図14はフェース部材2を仮組みしている)に
示すように、ヘッド本体部3は、前面に開口部Oを有す
る。また、ヘッド本体部3は、この開口部Oを囲む内周
面部4Aと、この内周面部4Aよりもヘッド中心側への
びフェース部材2の背面2bを支持する支持壁部4Bと
を含む。そして、本実施形態では、前記支持壁部4Bの
フェース部材2と接する側の面を加工面Pとしている。
本例の支持壁部4Bは、正面視が略三角形状の小片の複
数個を隔設したものを示すが、前記開口部Oに沿って連
続するものでも良い。
部材2を仮組みした状態を示した図13のD−D端面を
示している。本実施形態では、フェース部材2の外周面
2Aとヘッド本体部3の内周面部4Aとの間に環状で連
続する開先17が形成される。この開先には、例えば溶
加材などの溶接金属Bが盛られ、フェース部材2とヘッ
ド本体部3とが溶接される。この際、フェース部材2と
ヘッド本体部3とが加工面P、P同士を向き合わせて接
触させているため、位置決め精度が高く、フェース面F
のロフト角、フック角などを精度良く製造するのに役立
つ。
工面Pをなす背面の周縁部2beはその巾KWを調節す
ることにより、前記支持壁部4Bとは接触しない非接触
部Gを含み、この非接触部Gは、環状で連続して形成さ
れる。このような非接触部Gは、フェース部材の中央部
に比して厚さが小となるため、フェース部の周辺領域で
の剛性を低下させることができ、ヘッドの反発性を高め
得る。またフェース部材2の周縁部2Beは、機械加工
によって仕上げられているため、その厚さや巾を精度良
く加工でき、耐久性などを厳密に管理することができ
る。
ン型のゴルフクラブヘッドとウッド型のゴルフクラブヘ
ッドとを例に挙げ説明したが、本発明はこのような形態
に限定されるものではなく、ユーティリティ型、パター
型など種々のヘッドに採用しうることは言うまでもな
い。
例)チタン合金(Ti−6Al−4V)にてフェース部
材を、SUS630にてヘッド本体部をそれぞれ精密鋳
造により成形し、表1の仕様にてアイアン型のヘッドを
製造し、接合強度を評価するために打撃テストを行っ
た。
フトを装着しアイアン型ゴルフクラブを試作するととも
に、該クラブをスイングロボットに取り付け、ヘッドス
ピードが45m/sとなるように調節して2ピースゴル
フボールを各クラブ毎に3000球づつ打撃しフェース
部状態を目視により観察した。テストの結果などを表1
に示す。
例)チタン合金(Ti−6Al−4V)を用いて表2の
仕様に基づきフェース部材とヘッド本体部とを製造し、
これらを溶接してリアルロフト角10゜の目標値で同一
形状のヘッドをそれぞれ100個製造した。そして、各
ヘッドのリアルロフト角を測定するとともに、接合強度
を評価するために打撃テストを行った。
フトを装着しウッド型ゴルフクラブをそれぞれ10本試
作するとともに、該クラブをスイングロボットに取り付
け、ヘッドスピードが50m/sとなるように調節して
2ピースゴルフボールを各クラブ毎に3000球づつ打
撃し接合部に損傷が生じていないフクラブの本数(テス
トの合格した本数)を測定した。テストの結果などを表
2に示すが、本発明のものは、ロフト角のバラツキが小
さくかつ耐久性も優れていることが判る。
明では、フェース部材と、このフェース部材が接合され
るフェース取付部を具えたヘッド本体部とからなるゴル
フクラブヘッドにおいて、フェース取付部、又はこのフ
ェース取付部と接合される前記フェース部材の被取付部
の少なくとも一方が、機械仕上げ加工を施した加工面を
含むことにより、両部材が接合される接合部の寸法精度
を高めることにより、接合精度を向上し、ひいては接合
強度を高めるのに役立つ。
ス取付部は、板状のフェース部材の外周面と接合される
内周面部と、この内周面部からヘッド中心側へのびフェ
ース部材の背面と接合される支持壁部とを含み、かつ前
記内周面部及び/又は支持壁部に前記加工面を設けたと
きには、より高い精度でフェース部材を接合することが
できる。さらに請求項3記載の発明のように、フェース
部材の外周面部と背面とにも前記加工面を設けたときに
は、より一層接合精度を向上し接合強度を高めるのに役
立つ。とりわけ、請求項6記載の発明のように、NC工
作機械又はNC研削機により加工された加工面により、
さらに精度を向上できる。
ス取付部の前記内周面部は、前記加工面と、この加工面
の前方に設けられかつ塑性変形によって前記加工面より
もヘッド中心側にはみ出すことにより前記フェース部材
を抜け止めするカシメ部とを具えるときには、加工面と
フェース部材の外周面との間の隙間などを減じることが
可能となりカシメ接合部の接合強度を向上させる。
ス部材は、板状をなしかつその外周面に背面からフェー
ス面に向かって広がるテーパ状の加工面を含むととも
に、前記ヘッド本体部のフェース取付部は、前記フェー
ス部材を仮組みしたときに、前記テーパ状の加工面との
間でヘッド外方に向かって幅を大とするV字状の開先を
形成する加工面を含むときには、精度良くフェース部材
とヘッド本体部との間の開先を形成でき、溶接精度を高
めひいては耐久性などを向上できる。
本体部が鋳造品からなるときには、寸法精度が低くバラ
ツキが生じやすいが、フェース取付部に機械仕上げ加工
された加工面を設けることにより、必要箇所の寸法精度
を向上できる。
る。
図である。
ド本体部との平面図である。
図、(B)、(C)はそのX部の拡大図である。
面から見た図である。
図13のD−D断面に相当する位置での断面図である。
の部分拡大図である。
Claims (7)
- 【請求項1】ボールを打球するフェース面の少なくとも
一部を含むフェース部材と、このフェース部材が接合さ
れるフェース取付部を具えたヘッド本体部とからなるゴ
ルフクラブヘッドであって、 前記フェース取付部、又はこのフェース取付部と接合さ
れる前記フェース部材の被取付部の少なくとも一方が、
機械仕上げ加工を施した加工面を含むことを特徴とする
ゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】前記フェース部材は板状をなすとともに、
前記フェース取付部は、前記フェース部材の外周面と接
合される内周面部と、この内周面部よりもヘッド中心側
へのびフェース部材の背面と接合される支持壁部とを含
み、 かつ前記内周面部及び/又は支持壁部に前記加工面を設
けたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項3】前記フェース部材の外周面部と背面とに前
記加工面を設けたことを特徴とする請求項2記載のゴル
フクラブヘッド。 - 【請求項4】前記フェース取付部の前記内周面部は、前
記加工面と、この加工面の前部に設けられかつ塑性変形
によって前記加工面よりもヘッド中心側にはみ出すこと
により前記フェース部材を抜け止めするカシメ部とを具
えることを特徴とする請求項2又は3記載のゴルフクラ
ブヘッド。 - 【請求項5】前記フェース部材は、板状をなしかつその
外周面に背面からフェース面に向かって広がるテーパ状
の加工面を含むとともに、 前記ヘッド本体部のフェース取付部は、前記フェース部
材を仮組みしたときに、前記テーパ状の加工面との間で
ヘッド外方に向かって幅を大とするV字状の開先を形成
する加工面を含むことを特徴とするウッド型の請求項1
記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項6】前記ヘッド本体部は、鋳造品からなること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のゴルフ
クラブヘッド。 - 【請求項7】前記加工面は、NC工作機械又はNC研削
機により加工されてなる請求項1乃至6のいずれかに記
載のゴルフクラブヘッド。
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