JP2003264368A - 多層電気配線回路基板及びその製造方法 - Google Patents
多層電気配線回路基板及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラインアンドスペースL/S=25μm/2
5μm以下、5μm/5μm以上のようなウルトラ・フ
ァイン・ピッチ・パターン(UFPP)の配線回路パタ
ーンを精密に形成することができる多層配線回路基板及
びその製造方法を得ること。 【解決手段】 本発明の一実施形態の多層配線回路基板
Pは、電解メッキで形成された第1電気配線回路層3、
第2配線回路層7A・・・からなり、それら各電気配線
回路層間が第1永久レジスト層4・・・で絶縁されてお
り、各永久レジスト層4の表面に導電性金属薄膜6が被
覆されていて、少なくとも最下層の電気配線回路3の配
線幅が超微細な幅で形成されている構造のものである。
各電気配線回路層とこれらを接続するスルーホール5は
金属製基板1(図2、S1)や金属薄膜層6を電極とし
て電解メッキで形成されている。少なくとも最下層の電
気配線回路層3のL/S=25μm/25μm以下、5
μm/5μm以上のようなウルトラ・ファイン・ピッチ
・パターン(UFPP)の配線回路パターンを形成する
ことができる。
5μm以下、5μm/5μm以上のようなウルトラ・フ
ァイン・ピッチ・パターン(UFPP)の配線回路パタ
ーンを精密に形成することができる多層配線回路基板及
びその製造方法を得ること。 【解決手段】 本発明の一実施形態の多層配線回路基板
Pは、電解メッキで形成された第1電気配線回路層3、
第2配線回路層7A・・・からなり、それら各電気配線
回路層間が第1永久レジスト層4・・・で絶縁されてお
り、各永久レジスト層4の表面に導電性金属薄膜6が被
覆されていて、少なくとも最下層の電気配線回路3の配
線幅が超微細な幅で形成されている構造のものである。
各電気配線回路層とこれらを接続するスルーホール5は
金属製基板1(図2、S1)や金属薄膜層6を電極とし
て電解メッキで形成されている。少なくとも最下層の電
気配線回路層3のL/S=25μm/25μm以下、5
μm/5μm以上のようなウルトラ・ファイン・ピッチ
・パターン(UFPP)の配線回路パターンを形成する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも最下層
の電気配線回路の配線幅が微細な幅で良好に形成された
多層電気配線回路基板及びその製造方法に関するもので
ある。
の電気配線回路の配線幅が微細な幅で良好に形成された
多層電気配線回路基板及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】先ず、図5乃至図7を参照しながら、従
来技術の一例である多層配線回路基板及びその製造方法
を説明する。
来技術の一例である多層配線回路基板及びその製造方法
を説明する。
【0003】図5は8層の導電層を備え、複数本のスル
ーホールが形成されている多層配線回路基板の断面側面
図、図6は図5に示した8層配線基板の製造工程図、そ
して図7は従来技術の8層配線基板の最外層の導電層に
配線回路パターンを形成した場合に生じる好ましくない
断面形状の配線回路パターンを部分的に示した断面図で
ある。
ーホールが形成されている多層配線回路基板の断面側面
図、図6は図5に示した8層配線基板の製造工程図、そ
して図7は従来技術の8層配線基板の最外層の導電層に
配線回路パターンを形成した場合に生じる好ましくない
断面形状の配線回路パターンを部分的に示した断面図で
ある。
【0004】なお、以下の説明においては、多層配線回
路基板の一例として8層の導電層を備えた8層配線基板
を採り上げて説明する。
路基板の一例として8層の導電層を備えた8層配線基板
を採り上げて説明する。
【0005】図5において、符号100は8層配線基板
を指す。この8層配線基板100は導電層Ll〜L8の
8導電層を備え、各導電層Ll〜L8は絶縁層Il、I
2、I3、I4、I5、I6、I7で絶縁されており、
導電層Llと導電層L2とはスルーホールHlで、導電
層L7と導電層L8とはスルーホールH2で、導電層L
lと導電層L4とはスルーホールH3で、導電層L5と
専電層L8とはスルーホールH4で、そして導電層Ll
と導電層L8とはスルーホールH5とで接続されてい
る。最外層の導電層Llと導電層L8には最終的に配線
回路パターンが形成されるが、図示の場合は配線回路パ
ターンが形成される直前の状態で示した。また、導電層
L2乃至導電層L7には配線回路パターンが形成されて
いるが、それらの配線回路パターンの図示は省略した。
を指す。この8層配線基板100は導電層Ll〜L8の
8導電層を備え、各導電層Ll〜L8は絶縁層Il、I
2、I3、I4、I5、I6、I7で絶縁されており、
導電層Llと導電層L2とはスルーホールHlで、導電
層L7と導電層L8とはスルーホールH2で、導電層L
lと導電層L4とはスルーホールH3で、導電層L5と
専電層L8とはスルーホールH4で、そして導電層Ll
と導電層L8とはスルーホールH5とで接続されてい
る。最外層の導電層Llと導電層L8には最終的に配線
回路パターンが形成されるが、図示の場合は配線回路パ
ターンが形成される直前の状態で示した。また、導電層
L2乃至導電層L7には配線回路パターンが形成されて
いるが、それらの配線回路パターンの図示は省略した。
【0006】このような構造の8層配線基板100の製
作する場合には、図6に示したように、先ず、エポキシ
樹脂、ポリイミド、液晶ポリマーなどで形成されている
絶縁基板(絶縁層)Il、I3、I5、I7のそれぞれ
の表裏両面に導電層を構成する厚さ30μm程度の銅箔
Maが接着されているリジッドな両面配線基板111、
113、115、117を用いて行われる。
作する場合には、図6に示したように、先ず、エポキシ
樹脂、ポリイミド、液晶ポリマーなどで形成されている
絶縁基板(絶縁層)Il、I3、I5、I7のそれぞれ
の表裏両面に導電層を構成する厚さ30μm程度の銅箔
Maが接着されているリジッドな両面配線基板111、
113、115、117を用いて行われる。
【0007】そして両面配線基板111には、所定の位
置に、後にスルーホールHlとなる貫通孔を開け、無電
解メッキで厚さ数μmの銅(Cu)の無電解メッキ層
(不図示)を成膜し、その表面に電解メッキで厚さ30
μm程度の銅の電解メッキ層Mbを成膜する(図6
A)。
置に、後にスルーホールHlとなる貫通孔を開け、無電
解メッキで厚さ数μmの銅(Cu)の無電解メッキ層
(不図示)を成膜し、その表面に電解メッキで厚さ30
μm程度の銅の電解メッキ層Mbを成膜する(図6
A)。
【0008】次に、図6Bに示したように、この電解メ
ッキ層Mbが成膜された両面配線基板111と両面配線
基板113とをプリプレグなどの絶縁樹脂で接合し(絶
縁層I2)、4層の導電層を備えた4層基板120を形
成する。そしてその所定の位置に後にスルーホールH3
となる貫通孔を開け、再度、その表面に無電解メッキで
厚さ数μmの銅の無電解メッキ層(不図示)を成膜し、
その表面に電解メッキで厚さ30μm程度の鋼の電解メ
ッキ層Mcを成膜する。
ッキ層Mbが成膜された両面配線基板111と両面配線
基板113とをプリプレグなどの絶縁樹脂で接合し(絶
縁層I2)、4層の導電層を備えた4層基板120を形
成する。そしてその所定の位置に後にスルーホールH3
となる貫通孔を開け、再度、その表面に無電解メッキで
厚さ数μmの銅の無電解メッキ層(不図示)を成膜し、
その表面に電解メッキで厚さ30μm程度の鋼の電解メ
ッキ層Mcを成膜する。
【0009】同様に、両面配線基板117にも所定の位
置に後にスルーホールH2となる貫通孔を開け、無電解
メッキで厚さ数μmの銅の無電解メッキ層(不図示)を
成膜し、その表面に電解メッキで厚さ30μm程度の銅
の電解メッキ層Mbを成膜する(図6A)。
置に後にスルーホールH2となる貫通孔を開け、無電解
メッキで厚さ数μmの銅の無電解メッキ層(不図示)を
成膜し、その表面に電解メッキで厚さ30μm程度の銅
の電解メッキ層Mbを成膜する(図6A)。
【0010】次に、この電解メッキ層Mbが成膜された
両面配線基板117と両面配線基板115とを絶縁樹脂
で接合し(絶縁層I6)、4層の導電層を備えた4層基
板120を形成する。そしてその所定の位置に後にスル
ーホールH4となる貫通孔を開け、再度、その表面に無
電解メッキで厚さ数μmの鋼(Cu)の無電解メッキ層
(不図示)を成膜し、その表面に電解メッキで厚さ30
μm程度の銅の電解メッキ層Mcを成膜する(図6
B)。
両面配線基板117と両面配線基板115とを絶縁樹脂
で接合し(絶縁層I6)、4層の導電層を備えた4層基
板120を形成する。そしてその所定の位置に後にスル
ーホールH4となる貫通孔を開け、再度、その表面に無
電解メッキで厚さ数μmの鋼(Cu)の無電解メッキ層
(不図示)を成膜し、その表面に電解メッキで厚さ30
μm程度の銅の電解メッキ層Mcを成膜する(図6
B)。
【0011】次に、図6Cに示したように、これら4層
基板120、130を絶縁樹脂(絶縁層I4)で接合し
て、8層の導電層を備えた8層基板を形成し、その所定
の位置に後にスルーホールH5となる貫通孔を開け、そ
の表面に無電解メッキで厚さ数μmの鋼の無電解メッキ
層(不図示)を成膜し、その表面に電解メッキで所定の
配線回路パターンWを施せば、図5に示したような8層
配線基板100が完成する。
基板120、130を絶縁樹脂(絶縁層I4)で接合し
て、8層の導電層を備えた8層基板を形成し、その所定
の位置に後にスルーホールH5となる貫通孔を開け、そ
の表面に無電解メッキで厚さ数μmの鋼の無電解メッキ
層(不図示)を成膜し、その表面に電解メッキで所定の
配線回路パターンWを施せば、図5に示したような8層
配線基板100が完成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この8層配
線基板100の表面に形成されている最外層の導電層L
l及び導電層L8とは、前記のように厚さ30μmの鋼
箔Maaと厚さ30μmの電解メッキ層Mab、Mac
と厚さ数μmの2層の無電解メッキ層(不図示)とから
なる90μm以上の厚さの多層構造の導電層であるた
め、この表面に無電解メッキ、その表面に電解メッキを
施し、その導電層Llを、例えば、化学エッチングして
所定の配線回路パターンWを形成しようとした場合に、
図7に示したように、配線回路パターンWの断面形状が
あたかも鉄道レールの断面形状に似たようなくびれた形
状になり、また、隣接間隔が崩れた形状で形成される傾
向があるため、例えば、配線回路パターンの幅が1μm
〜25μm、隣接配線回路パターン間隔が1μm〜25
μm{L/S(Line & Space)=1μm/
1μm〜25μm/25μmと表記する}の微細な配線
回路パターンを狭ピッチで形成しにくくなる。
線基板100の表面に形成されている最外層の導電層L
l及び導電層L8とは、前記のように厚さ30μmの鋼
箔Maaと厚さ30μmの電解メッキ層Mab、Mac
と厚さ数μmの2層の無電解メッキ層(不図示)とから
なる90μm以上の厚さの多層構造の導電層であるた
め、この表面に無電解メッキ、その表面に電解メッキを
施し、その導電層Llを、例えば、化学エッチングして
所定の配線回路パターンWを形成しようとした場合に、
図7に示したように、配線回路パターンWの断面形状が
あたかも鉄道レールの断面形状に似たようなくびれた形
状になり、また、隣接間隔が崩れた形状で形成される傾
向があるため、例えば、配線回路パターンの幅が1μm
〜25μm、隣接配線回路パターン間隔が1μm〜25
μm{L/S(Line & Space)=1μm/
1μm〜25μm/25μmと表記する}の微細な配線
回路パターンを狭ピッチで形成しにくくなる。
【0013】また、無電解メッキで銅の薄膜を形成する
には時間が掛かり、その上、貫通孔に空洞なく充実され
たスルーホールを形成することができない。更にまた、
前記のようなくびれた形状の配線回路パターンは何らか
の原因で少し引っ掛けただけでも折れ易く、断線などの
原因になる。
には時間が掛かり、その上、貫通孔に空洞なく充実され
たスルーホールを形成することができない。更にまた、
前記のようなくびれた形状の配線回路パターンは何らか
の原因で少し引っ掛けただけでも折れ易く、断線などの
原因になる。
【0014】このため、通常、L/S=100の配線回
路パターンを製作する場合には、導電層Ll及びL8の
厚さは30μm位までであって、それらの厚さが薄けれ
ば薄いほど、エッチングをシャープに行うことができ
る。
路パターンを製作する場合には、導電層Ll及びL8の
厚さは30μm位までであって、それらの厚さが薄けれ
ば薄いほど、エッチングをシャープに行うことができ
る。
【0015】このため現在では、厚い導電層Ll、L8
を機械的に、または化学的に研磨して厚みを薄くし、配
線回路パターンを形成している。しかし、これらの研磨
はコントロールが難しく、時間が掛かる。通常、機械的
研磨はバフ研唐で行われ、残りの厚みが5μm程度にな
るまで行う。そして8層配線基板100の最外層表面の
全面にわたって同じ厚さに研磨する。厚さが5μm程度
で表面全面にわたって研磨を行うことは至難の業であ
る。また、同様に化学的研磨で行う場合も難しい。
を機械的に、または化学的に研磨して厚みを薄くし、配
線回路パターンを形成している。しかし、これらの研磨
はコントロールが難しく、時間が掛かる。通常、機械的
研磨はバフ研唐で行われ、残りの厚みが5μm程度にな
るまで行う。そして8層配線基板100の最外層表面の
全面にわたって同じ厚さに研磨する。厚さが5μm程度
で表面全面にわたって研磨を行うことは至難の業であ
る。また、同様に化学的研磨で行う場合も難しい。
【0016】従って、本発明はこのような課題を解決し
ようとするものであって、L/S=30μm以下のよう
な狭ピッチの微細な配線回路パターンを精密に形成する
ことができる多層配線回路基板及びその製造方法を得る
ことを目的とするものである。
ようとするものであって、L/S=30μm以下のよう
な狭ピッチの微細な配線回路パターンを精密に形成する
ことができる多層配線回路基板及びその製造方法を得る
ことを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】それ故、前記課題を解決
するために、本発明の多層配線回路基板では、電解メッ
キで形成された複数の電気配線回路層からなり、それら
各電気配線回路層間が永久レジスト層で絶縁されてお
り、それら各永久レジスト層の表面に導電性金属薄膜が
被覆されていて、少なくとも最下層の電気配線回路の配
線幅が超微細な幅で形成されていることを特徴とする。
するために、本発明の多層配線回路基板では、電解メッ
キで形成された複数の電気配線回路層からなり、それら
各電気配線回路層間が永久レジスト層で絶縁されてお
り、それら各永久レジスト層の表面に導電性金属薄膜が
被覆されていて、少なくとも最下層の電気配線回路の配
線幅が超微細な幅で形成されていることを特徴とする。
【0018】そして前記多層配線回路基板の前記下層の
電気配線回路層が電解メッキ法によるニッケル薄膜層
と、そのニッケル薄膜層の表面に電解メッキ法による銅
薄膜層とから積層されていることが好ましい。
電気配線回路層が電解メッキ法によるニッケル薄膜層
と、そのニッケル薄膜層の表面に電解メッキ法による銅
薄膜層とから積層されていることが好ましい。
【0019】また、前記ニッケル薄膜層の表面に金薄膜
層が形成されていること望ましい。
層が形成されていること望ましい。
【0020】更に、前記永久レジストに必要に応じてス
ルーホールが形成されていて、前記下層の電気配線回路
層と前記上層の電気配線回路層とを電気的に接続するよ
うに構成することが望ましい。
ルーホールが形成されていて、前記下層の電気配線回路
層と前記上層の電気配線回路層とを電気的に接続するよ
うに構成することが望ましい。
【0021】そしてまた、前記各電気配線回路、前記各
スルーホールの材料を同一良導電性金属で形成すること
が望ましい。
スルーホールの材料を同一良導電性金属で形成すること
が望ましい。
【0022】更にまた、少なくとも前記最下層の電気配
線回路層の配線の幅が25μm以下1μm以上であるこ
とが望ましい。
線回路層の配線の幅が25μm以下1μm以上であるこ
とが望ましい。
【0023】本発明の他の発明である多層配線回路基板
の製造方法では、電解メッキの電極となる金属製基板を
用意する第1工程と、その金属製基板の表面に第1層目
の電気配線回路層を形成するための第1回目のレジスト
を被覆し、第1回目のレジストパターンを形成する第2
工程と、その第1回目のレジストパターンの基に前記金
属製基板を電極として電解メッキで前記第1層目の電気
配線回路層を形成する第3工程と、前記第1層目の電気
配線回路層の形成後、前記第1回目のレジストパターン
を除去する第4工程と、前記第1層目の電気配線回路層
の全表面に第2回目のレジストを被覆し、前記第1層目
の電気配線回路層に通じる第1回目のスルーホールを形
成する第5工程と、その第1回目のスルーホールが形成
された前記第2回目のレジスト層の表面に導電性金属薄
膜を成膜する第6工程と、その第2回目のレジストを除
去せず、第1永久レジスト層とし、その第1永久レジス
ト層の全面を第3回目のレジストで被覆し、第3レジス
トパターンを形成する第7工程と、その第3レジストパ
ターンの基に前記金属製基板及び前記導電性金属薄膜を
電極として前記第2層目の電気配線回路層を電解メッキ
法で形成する第8工程と、前記第2層目の電気配線回路
層の形成後、前記第3回目のレジストパターンを除去す
る第9工程と、必要な電気配線回路層数に応じて、前記
第5工程から前記第9工程までの工程を繰り返して電気
配線回路層を電解メッキ法で形成する第10工程と、前
記の各工程を経て最終層目の電気配線回路層が形成され
たならば、その電気配線回路層を固定し、保護するた
め、その表面をレジストで被覆してその最終レジスト層
を最終永久レジスト層とする第11工程と、前記金属製
基板を除去する第12工程とを含む工程を経て多層配線
基板を製作することを特徴とする。
の製造方法では、電解メッキの電極となる金属製基板を
用意する第1工程と、その金属製基板の表面に第1層目
の電気配線回路層を形成するための第1回目のレジスト
を被覆し、第1回目のレジストパターンを形成する第2
工程と、その第1回目のレジストパターンの基に前記金
属製基板を電極として電解メッキで前記第1層目の電気
配線回路層を形成する第3工程と、前記第1層目の電気
配線回路層の形成後、前記第1回目のレジストパターン
を除去する第4工程と、前記第1層目の電気配線回路層
の全表面に第2回目のレジストを被覆し、前記第1層目
の電気配線回路層に通じる第1回目のスルーホールを形
成する第5工程と、その第1回目のスルーホールが形成
された前記第2回目のレジスト層の表面に導電性金属薄
膜を成膜する第6工程と、その第2回目のレジストを除
去せず、第1永久レジスト層とし、その第1永久レジス
ト層の全面を第3回目のレジストで被覆し、第3レジス
トパターンを形成する第7工程と、その第3レジストパ
ターンの基に前記金属製基板及び前記導電性金属薄膜を
電極として前記第2層目の電気配線回路層を電解メッキ
法で形成する第8工程と、前記第2層目の電気配線回路
層の形成後、前記第3回目のレジストパターンを除去す
る第9工程と、必要な電気配線回路層数に応じて、前記
第5工程から前記第9工程までの工程を繰り返して電気
配線回路層を電解メッキ法で形成する第10工程と、前
記の各工程を経て最終層目の電気配線回路層が形成され
たならば、その電気配線回路層を固定し、保護するた
め、その表面をレジストで被覆してその最終レジスト層
を最終永久レジスト層とする第11工程と、前記金属製
基板を除去する第12工程とを含む工程を経て多層配線
基板を製作することを特徴とする。
【0024】そして前記第12工程で前記金属製基板を
除去した後で必要に応じて露出された前記第1配線回路
層の金属導電体に金メッキを施すことが望ましい。
除去した後で必要に応じて露出された前記第1配線回路
層の金属導電体に金メッキを施すことが望ましい。
【0025】また、前記金属製基板及び前記各電気配線
回路層の電気配線回路が銅製であり、前記導電性金属薄
膜がパラジュームであることが好ましい。
回路層の電気配線回路が銅製であり、前記導電性金属薄
膜がパラジュームであることが好ましい。
【0026】更に、前記パラジュームが蒸着で成膜され
ることが好ましい。
ることが好ましい。
【0027】従って、本発明の多層配線回路基板によれ
ば、各電気配線回路層の配線回路幅を超微細に形成する
ことができ、しかも前記各層の配線回路は無論のことス
ルーホールは、電解メッキ法を用いて形成されものであ
ることから配線用金属材で緻密に形成することができ
る。また、前記ニッケル薄膜層の表面に銅薄膜層を形成
したことで、その上面に形成された電解メッキのスルー
ホールは緻密に、かつ一体的に形成された構造となり、
下層の電気配線回路層と上層の電気配線回路層とを確実
に接続することができる。更に、最下層の電気配線回路
層に金薄膜層が形成されていることから半導体チップな
どの部品を実装する場合に、その電極を接続し易い。
ば、各電気配線回路層の配線回路幅を超微細に形成する
ことができ、しかも前記各層の配線回路は無論のことス
ルーホールは、電解メッキ法を用いて形成されものであ
ることから配線用金属材で緻密に形成することができ
る。また、前記ニッケル薄膜層の表面に銅薄膜層を形成
したことで、その上面に形成された電解メッキのスルー
ホールは緻密に、かつ一体的に形成された構造となり、
下層の電気配線回路層と上層の電気配線回路層とを確実
に接続することができる。更に、最下層の電気配線回路
層に金薄膜層が形成されていることから半導体チップな
どの部品を実装する場合に、その電極を接続し易い。
【0028】また、本発明の多層配線回路基板の製造方
法によれば、金属製基板を電極として、その金属製基板
の表面に電解メッキ法により同一の導電性金属材を超微
細な電気配線回路を成長、形成させることができ、特に
最下層の電気配線回路をラインアンドスペース(L/
S)=25μm/25μm以下、L/S=1μm/1μ
m以上の電気配線回路も緻密に成長させることができ
る。しかも、最後に前記金属製基板を除去した後には前
記のような超微細な電気配線回路が露出するので、これ
の電気配線回路の表面に金薄膜層を介して微小ピッチの
間隔で多数の電極バンプが形成されている半導体チップ
のような電子部品でも良好に実装することができる。
法によれば、金属製基板を電極として、その金属製基板
の表面に電解メッキ法により同一の導電性金属材を超微
細な電気配線回路を成長、形成させることができ、特に
最下層の電気配線回路をラインアンドスペース(L/
S)=25μm/25μm以下、L/S=1μm/1μ
m以上の電気配線回路も緻密に成長させることができ
る。しかも、最後に前記金属製基板を除去した後には前
記のような超微細な電気配線回路が露出するので、これ
の電気配線回路の表面に金薄膜層を介して微小ピッチの
間隔で多数の電極バンプが形成されている半導体チップ
のような電子部品でも良好に実装することができる。
【0029】更に、下層の電気配線回路層の上層に形成
する電気配線回路層も同様に電解メッキ法でスルーホー
ルと共に形成することから両電気配線回路層は緻密なス
ルーホールで接続され、しかも強固に電気配線回路層を
形成することができる。また、各電気配線回路層間に上
層の電気配線回路を形成するためのレジスト層を除去す
ることなく残存させるため、それが永久レジスト層の電
気絶縁層となり、廃棄物及び工数を削減することができ
る。更にまた、第1永久レジスト層の表面に金属薄膜層
を形成したことにより、特に金属薄膜層としてパラジュ
ームを用いたことにより、密着性のよい薄膜を成膜で
き、これを電極として上層の電気配線回路層及びスルー
ホールを電解メッキで良好に形成することができる。
する電気配線回路層も同様に電解メッキ法でスルーホー
ルと共に形成することから両電気配線回路層は緻密なス
ルーホールで接続され、しかも強固に電気配線回路層を
形成することができる。また、各電気配線回路層間に上
層の電気配線回路を形成するためのレジスト層を除去す
ることなく残存させるため、それが永久レジスト層の電
気絶縁層となり、廃棄物及び工数を削減することができ
る。更にまた、第1永久レジスト層の表面に金属薄膜層
を形成したことにより、特に金属薄膜層としてパラジュ
ームを用いたことにより、密着性のよい薄膜を成膜で
き、これを電極として上層の電気配線回路層及びスルー
ホールを電解メッキで良好に形成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の一実
施形態の多層配線回路基板及びその製造方法を説明す
る。
施形態の多層配線回路基板及びその製造方法を説明す
る。
【0031】なお、以下に記す実施の形態は、本発明の
好適な実施形態例であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明を限定する旨の記載がな
い限り、これらの実施形態に限られるものではないこと
を予め断っておく。
好適な実施形態例であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明を限定する旨の記載がな
い限り、これらの実施形態に限られるものではないこと
を予め断っておく。
【0032】図1は本発明の一実施形態の多層配線回路
基板の構造とこれに半導体チップを実装した構造を拡大
して示した略線的断面図、図2は図1に示した多層配線
回路基板の製造方法を示した工程図、図3は図2に示し
た工程に続く多層配線回路基板の製造方法を示した工程
図、そして図4は図3に示した工程に続く多層配線回路
基板の製造方法を示した工程図である。
基板の構造とこれに半導体チップを実装した構造を拡大
して示した略線的断面図、図2は図1に示した多層配線
回路基板の製造方法を示した工程図、図3は図2に示し
た工程に続く多層配線回路基板の製造方法を示した工程
図、そして図4は図3に示した工程に続く多層配線回路
基板の製造方法を示した工程図である。
【0033】先ず、図1を用いて本発明の一実施形態の
多層配線回路基板の構成及び構造及びこれに半導体チッ
プ(以下、「ICチップ」と記す)を実装した構造を説
明する。
多層配線回路基板の構成及び構造及びこれに半導体チッ
プ(以下、「ICチップ」と記す)を実装した構造を説
明する。
【0034】図1において、符号Pは本発明の一実施形
態の多層配線回路基板を指す。この多層配線回路基板P
は、電解メッキで形成された複数の、図示の例では、2
層の第1配線回路層3と第2配線回路層7Aとからな
り、それらの第1配線回路層3と第2配線回路層7Aと
の間に第1永久レジスト層4が介在して両者間層の電気
絶縁の機能を果たしており、その第1永久レジスト層4
の表面に導電性金属薄膜6が被覆されていて、少なくと
も最下層の電気配線回路3の配線幅が、例えば、25μ
m以下、1μm以上での超微細な幅で形成されている。
態の多層配線回路基板を指す。この多層配線回路基板P
は、電解メッキで形成された複数の、図示の例では、2
層の第1配線回路層3と第2配線回路層7Aとからな
り、それらの第1配線回路層3と第2配線回路層7Aと
の間に第1永久レジスト層4が介在して両者間層の電気
絶縁の機能を果たしており、その第1永久レジスト層4
の表面に導電性金属薄膜6が被覆されていて、少なくと
も最下層の電気配線回路3の配線幅が、例えば、25μ
m以下、1μm以上での超微細な幅で形成されている。
【0035】前記下層の電気配線回路層3は電解メッキ
法によるニッケル薄膜層3aと、このニッケル薄膜層3
aの表面に電解メッキ法による銅薄膜層3bとが積層さ
れた構造のもである。また、ニッケル薄膜層3aの表面
には金薄膜層11が成膜されている。
法によるニッケル薄膜層3aと、このニッケル薄膜層3
aの表面に電解メッキ法による銅薄膜層3bとが積層さ
れた構造のもである。また、ニッケル薄膜層3aの表面
には金薄膜層11が成膜されている。
【0036】また、第1永久レジストには必要に応じて
スルーホールが形成されていて、下層の電気配線回路層
3と上層の電気配線回路層7Aとが電気的に接続される
ように構成されている。これら各電気配線回路、各スル
ーホールの材料が同一良導電性金属、例えば、銅で形成
されている。
スルーホールが形成されていて、下層の電気配線回路層
3と上層の電気配線回路層7Aとが電気的に接続される
ように構成されている。これら各電気配線回路、各スル
ーホールの材料が同一良導電性金属、例えば、銅で形成
されている。
【0037】そして図1に示したように、本発明の多層
配線回路基板Pの第1配線回路層3を覆っている金メッ
キ11には、複数の多数の電極バンプBが狭ピッチで形
成されているICチップSを容易に実装することができ
る。
配線回路基板Pの第1配線回路層3を覆っている金メッ
キ11には、複数の多数の電極バンプBが狭ピッチで形
成されているICチップSを容易に実装することができ
る。
【0038】次に、図2乃至図4を用いて、本発明の一
実施形態の多層配線回路基板の製造方法を説明する。
実施形態の多層配線回路基板の製造方法を説明する。
【0039】図2の工程S1において、先ず最初に、例
えば、銅(Cu)製の金属製基板1を用意する。この金
属製基板1は、例えば、厚さ100〜200μmの銅板
である。この金属製基板1の厚みは、後記する金属製基
板1の除去工程S13及び各工程のハンドリング性など
を考慮して設定する。
えば、銅(Cu)製の金属製基板1を用意する。この金
属製基板1は、例えば、厚さ100〜200μmの銅板
である。この金属製基板1の厚みは、後記する金属製基
板1の除去工程S13及び各工程のハンドリング性など
を考慮して設定する。
【0040】次に、工程S2において、金属製基板1の
表面上に第1回目のレジストを塗布した後、例えば、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて所定の第1電気配線回路
3を形成するための第1回目のレジストパタ−ン2を形
成する。形成されるレジストパタ−ン2のラインアンド
スペ−スL/Sは25μm/25μm以下の微細配線と
する。
表面上に第1回目のレジストを塗布した後、例えば、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて所定の第1電気配線回路
3を形成するための第1回目のレジストパタ−ン2を形
成する。形成されるレジストパタ−ン2のラインアンド
スペ−スL/Sは25μm/25μm以下の微細配線と
する。
【0041】次の工程S3では、微細な第1配線回路層
3を形成する。即ち、前記第1回目のレジストパタ−ン
2をマスクとして、金属製基板1を一方の電極として、
露出している金属製基板1の表面上に、先ず、薄膜のニ
ッケル(Ni)メッキ層3aを電解メッキで形成し、次
に、そのNiメッキ層3aの表面に薄膜の銅(Cu)メ
ッキ層3bを順に積層する。Niメッキ層3aの厚さ
を、例えば、5μm〜15μm程度、そしてCuメッキ
層3bの厚さを、例えば、10〜20μm程度とする。
3を形成する。即ち、前記第1回目のレジストパタ−ン
2をマスクとして、金属製基板1を一方の電極として、
露出している金属製基板1の表面上に、先ず、薄膜のニ
ッケル(Ni)メッキ層3aを電解メッキで形成し、次
に、そのNiメッキ層3aの表面に薄膜の銅(Cu)メ
ッキ層3bを順に積層する。Niメッキ層3aの厚さ
を、例えば、5μm〜15μm程度、そしてCuメッキ
層3bの厚さを、例えば、10〜20μm程度とする。
【0042】所定の厚さでNiメッキ層3a及びCuメ
ッキ層3bからなる第1配線回路層3が形成されると、
次に、工程S4で、レジストパタ−ン2を剥離する。こ
うして金属製基板1の表面上にL/S=25μm/25
μm以下のNi−Cu積層構造からなる微細な第1配線
回路層3を形成することができる。図示の実施例の場合
は、工程4に示したように、L/S=5μm/5μmで
ある。
ッキ層3bからなる第1配線回路層3が形成されると、
次に、工程S4で、レジストパタ−ン2を剥離する。こ
うして金属製基板1の表面上にL/S=25μm/25
μm以下のNi−Cu積層構造からなる微細な第1配線
回路層3を形成することができる。図示の実施例の場合
は、工程4に示したように、L/S=5μm/5μmで
ある。
【0043】次に、工程5で、第1配線回路層3が形成
されている全面に、例えば、エポキシ系の第2回目のレ
ジストを、例えば、厚さ5μm〜20μm程度で塗布
し、第2レジスト層4を形成する。この第2レジスト層
4の塗布により第1配線回路層3の表面及び側面が被覆
され、その形状や寸法を安定に保持することができる。
また、この第2レジスト層4は、後記するように、その
表面上に形成する第2配線回路層と第1配線回路層3と
を電気的に絶縁、分離するための第1永久レジスト層4
A(図3工程S6)となるものである。
されている全面に、例えば、エポキシ系の第2回目のレ
ジストを、例えば、厚さ5μm〜20μm程度で塗布
し、第2レジスト層4を形成する。この第2レジスト層
4の塗布により第1配線回路層3の表面及び側面が被覆
され、その形状や寸法を安定に保持することができる。
また、この第2レジスト層4は、後記するように、その
表面上に形成する第2配線回路層と第1配線回路層3と
を電気的に絶縁、分離するための第1永久レジスト層4
A(図3工程S6)となるものである。
【0044】第2回目に塗布するレジスト4としては、
例えば、住友ベークライト株式会社製の「CRC−80
00シリーズ」、シップレー・ファー・イースト株式会
社製(Shipley・Far・East・LTD)の
「Multiposit」などの感光性絶縁材を用いる
ことができる。
例えば、住友ベークライト株式会社製の「CRC−80
00シリーズ」、シップレー・ファー・イースト株式会
社製(Shipley・Far・East・LTD)の
「Multiposit」などの感光性絶縁材を用いる
ことができる。
【0045】次に、図3に移って、工程5に続く工程S
6では、第1永久レジスト層4Aの表面に、例えば、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて窓開けの露光を行う。符
号Maはマスクであり、符号PLaは平行光である。こ
の窓開けは第1配線回路層3と第2配線回路層を接続す
るスルーホール5を形成するためのものである。このス
ルーホール5は、工程S7に示したように、露光された
第1永久レジスト層4Aの部分をエッチングすることに
より形成する。
6では、第1永久レジスト層4Aの表面に、例えば、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて窓開けの露光を行う。符
号Maはマスクであり、符号PLaは平行光である。こ
の窓開けは第1配線回路層3と第2配線回路層を接続す
るスルーホール5を形成するためのものである。このス
ルーホール5は、工程S7に示したように、露光された
第1永久レジスト層4Aの部分をエッチングすることに
より形成する。
【0046】次の工程S8では、第1永久レジスト層4
Aをエッチングして露出した第1配線回路層3の表面上
のCuメッキ層3bと第1永久レジスト層4Aの表面上
の有機物を表面処理より除去する。この表面処理は、例
えば、酸、アルカリを用いて払拭することもできるが、
他にもイオンによって、例えば、アルゴンガスによる逆
スパッタリングや酸素プラズマにより表面処理を行なう
こともできる。そしてこの表面処理を行った後に、前処
理として数オングストローム(Å)単位の厚さの、例え
ば、パラジューム(Pd)薄膜層のような導電性金属薄
膜層6を無電解メッキ、スパッタリング、蒸着などの薄
膜成膜手段により成膜する。
Aをエッチングして露出した第1配線回路層3の表面上
のCuメッキ層3bと第1永久レジスト層4Aの表面上
の有機物を表面処理より除去する。この表面処理は、例
えば、酸、アルカリを用いて払拭することもできるが、
他にもイオンによって、例えば、アルゴンガスによる逆
スパッタリングや酸素プラズマにより表面処理を行なう
こともできる。そしてこの表面処理を行った後に、前処
理として数オングストローム(Å)単位の厚さの、例え
ば、パラジューム(Pd)薄膜層のような導電性金属薄
膜層6を無電解メッキ、スパッタリング、蒸着などの薄
膜成膜手段により成膜する。
【0047】次に、工程S9で、第2配線回路層7Aを
形成する。第1永久レジスト層4Aに窓開けされたスル
ーホール5内へのCuメッキと第2配線回路層7Aとな
る面全体へのCuメッキ層7を、薄膜金属層6を一方の
電極として電解メッキ法を用いて形成する。第2配線回
路層7AとなるCuメッキ層7の厚みは、例えば、10
μm〜30μm程度でよい。
形成する。第1永久レジスト層4Aに窓開けされたスル
ーホール5内へのCuメッキと第2配線回路層7Aとな
る面全体へのCuメッキ層7を、薄膜金属層6を一方の
電極として電解メッキ法を用いて形成する。第2配線回
路層7AとなるCuメッキ層7の厚みは、例えば、10
μm〜30μm程度でよい。
【0048】続く工程S10で、Cuメッキされた第2
配線回路層7Aの表面上に第3回目のレジストを塗布
し、第3レジスト層8を形成し、そして、例えば、フォ
トリソグラフィ技術を用いて第2配線回路7Aの形成用
のレジストパターンを形成する。レジストパターンのラ
インアンドスペ−スL/S=30μm/30μm以上で
あってもよい。符号Mbはレジストパターン8を形成す
るためのマスク、符号PLbは平行光である。
配線回路層7Aの表面上に第3回目のレジストを塗布
し、第3レジスト層8を形成し、そして、例えば、フォ
トリソグラフィ技術を用いて第2配線回路7Aの形成用
のレジストパターンを形成する。レジストパターンのラ
インアンドスペ−スL/S=30μm/30μm以上で
あってもよい。符号Mbはレジストパターン8を形成す
るためのマスク、符号PLbは平行光である。
【0049】次に、工程S11では、第3レジスト層8
のパターンをマスクとして、第2配線回路層7Aのエッ
チング9を行う。使用するエッチング液は、塩化鉄溶
液、塩化銅液などを用いることができる。エッチング
後、レジストパターン8を剥離する。こうして、第2配
線回路層7Aが形成される。
のパターンをマスクとして、第2配線回路層7Aのエッ
チング9を行う。使用するエッチング液は、塩化鉄溶
液、塩化銅液などを用いることができる。エッチング
後、レジストパターン8を剥離する。こうして、第2配
線回路層7Aが形成される。
【0050】続いて次の工程S12では、第2配線回路
層7Aの上面に、第4回目のレジストを第2永久レジス
ト層10として塗布する。これにより第2配線回路層7
Aを固定し、保護する。
層7Aの上面に、第4回目のレジストを第2永久レジス
ト層10として塗布する。これにより第2配線回路層7
Aを固定し、保護する。
【0051】そして次の工程S13では、工程S1で用
意した金属製基板1全体を、例えば、塩化第二鉄でエッ
チングして除去する。この金属製基板1の除去により工
程S3で形成された第1配線回路層3(Ni−Cuメッ
キ)のNiメッキ面3aが露出する。
意した金属製基板1全体を、例えば、塩化第二鉄でエッ
チングして除去する。この金属製基板1の除去により工
程S3で形成された第1配線回路層3(Ni−Cuメッ
キ)のNiメッキ面3aが露出する。
【0052】次に、工程S14では、金属製基板1の除
去で露出した第1配線回路層3の表面のNiメッキ層3
a面に、例えば、0.1μm〜5μmの金(Au)メッ
キ11を施す。
去で露出した第1配線回路層3の表面のNiメッキ層3
a面に、例えば、0.1μm〜5μmの金(Au)メッ
キ11を施す。
【0053】このような製造方法を採ることにより、本
発明の一実施形態の2層の多層配線回路基板Pが得られ
る。
発明の一実施形態の2層の多層配線回路基板Pが得られ
る。
【0054】そして、この多層配線回路基板Pに半導体
チップ(ICチップ)Sを実装する場合には、多層配線
回路基板Pの前記Auメッキ11部分を電極パッドとし
て、ICチップSの複数の接合バンプBをそれぞれの電
極パッド11に接合することにより、図1に示したよう
に実装することができる。
チップ(ICチップ)Sを実装する場合には、多層配線
回路基板Pの前記Auメッキ11部分を電極パッドとし
て、ICチップSの複数の接合バンプBをそれぞれの電
極パッド11に接合することにより、図1に示したよう
に実装することができる。
【0055】前記の実施形態では、微細なL/Sの第1
配線回路層3と第2配線回路層7との2層の多層配線回
路基板Pであるが、第2配線回路層7を形成する工程S
4〜工程S12の工程を繰り返すことにより、必要とす
る層数の配線回路層を形成でき、各配線回路層間に永久
レジスト層を電気絶縁層として介挿でき、そして所望の
配線回路層をスルーホール5で接続することができる多
層配線回路基板Pを製作することができる。
配線回路層3と第2配線回路層7との2層の多層配線回
路基板Pであるが、第2配線回路層7を形成する工程S
4〜工程S12の工程を繰り返すことにより、必要とす
る層数の配線回路層を形成でき、各配線回路層間に永久
レジスト層を電気絶縁層として介挿でき、そして所望の
配線回路層をスルーホール5で接続することができる多
層配線回路基板Pを製作することができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の多層配線回路基板及びその製造方法によれば、次のよ
うな効果がある。即ち、本発明によれば、UFPPの製
法で形成された微細な配線回路パタ−ンの上に、永久レ
ジスト層より分離された一般的な配線幅の、例えば、3
0μm以上の回路パタ−ンをも多段に、しかも必要に応
じて各配線回路層を相互に接続、一体化でき、しかも電
解メッキ法で接続を形成しているために緻密に形成する
ことができる。
の多層配線回路基板及びその製造方法によれば、次のよ
うな効果がある。即ち、本発明によれば、UFPPの製
法で形成された微細な配線回路パタ−ンの上に、永久レ
ジスト層より分離された一般的な配線幅の、例えば、3
0μm以上の回路パタ−ンをも多段に、しかも必要に応
じて各配線回路層を相互に接続、一体化でき、しかも電
解メッキ法で接続を形成しているために緻密に形成する
ことができる。
【0057】前記の構造により、1μm〜30μm未満
の超微細な配線回路パタ−ンを含む小型で高密度の多層
配線回路基板を形成することができる。
の超微細な配線回路パタ−ンを含む小型で高密度の多層
配線回路基板を形成することができる。
【0058】また、微細な第1配線回路層3とその次の
配線回路層を絶縁分離している層を永久レジストとする
ことにより、製造工程を短縮することができる。
配線回路層を絶縁分離している層を永久レジストとする
ことにより、製造工程を短縮することができる。
【0059】更にまた、従来のプリント基板を用いず、
金属製基板1及び金属薄膜層6を一方の電極として電解
メッキ法を使用することができ、このため第1配線回路
層3、第2配線回路層7・・・、そしてスルーホール5
を金属製基板1上に電解メッキで緻密に、そして短時間
に所望の厚みまで成長させることができる。従って、従
来のようにプリント基板の銅箔をエッチングして、銅箔
を除去した部分に無電解メッキ法でCuメッキを形成す
る方法に比して格段に短時間で効率的に多層配線回路基
板を製造することができる。
金属製基板1及び金属薄膜層6を一方の電極として電解
メッキ法を使用することができ、このため第1配線回路
層3、第2配線回路層7・・・、そしてスルーホール5
を金属製基板1上に電解メッキで緻密に、そして短時間
に所望の厚みまで成長させることができる。従って、従
来のようにプリント基板の銅箔をエッチングして、銅箔
を除去した部分に無電解メッキ法でCuメッキを形成す
る方法に比して格段に短時間で効率的に多層配線回路基
板を製造することができる。
【0060】このように本発明によれば、数々の優れた
効果が得られる。
効果が得られる。
【図1】 本発明の一実施形態の多層配線回路基板の構
造とこれに半導体チップを実装した構造を拡大して示し
た略線的断面図である。
造とこれに半導体チップを実装した構造を拡大して示し
た略線的断面図である。
【図2】 図1に示した多層配線回路基板の製造方法を
示した工程図である。
示した工程図である。
【図3】 図2に示した工程に続く多層配線回路基板の
製造方法を示した工程図である。
製造方法を示した工程図である。
【図4】 図3に示した工程に続く多層配線回路基板の
製造方法を示した工程図である。
製造方法を示した工程図である。
【図5】 8層の導電層を備え、複数本のスルーホール
が形成されている多層配線回路基板の断面側面図であ
る。
が形成されている多層配線回路基板の断面側面図であ
る。
【図6】 図5に示した8層配線基板の製造工程図であ
る。
る。
【図7】 従来技術の8層配線基板の最外層の導電層に
配線回路パターンを形成した場合に生じる好ましくない
断面形状の配線回路パターンを部分的に示した断面図で
ある。
配線回路パターンを形成した場合に生じる好ましくない
断面形状の配線回路パターンを部分的に示した断面図で
ある。
【符号の説明】
P…本発明の一実施形態の多層配線回路基板、Ma,M
b…マスク、PLa,PLb…平行光、1…金属製基板
(銅)、2…レジストパタ−ン、3…第1配線回路層、
3a…Niメッキ層、3b…Cuメッキ層、4…第2レ
ジスト層、4A…第1永久レジスト層、5…スルーホー
ル、6…金属薄膜層、7…Cuメッキ層、7A…第2配
線回路層、8…第3レジスト層、9…エッチング、10
…第2永久レジスト層、11…Auメッキ、
b…マスク、PLa,PLb…平行光、1…金属製基板
(銅)、2…レジストパタ−ン、3…第1配線回路層、
3a…Niメッキ層、3b…Cuメッキ層、4…第2レ
ジスト層、4A…第1永久レジスト層、5…スルーホー
ル、6…金属薄膜層、7…Cuメッキ層、7A…第2配
線回路層、8…第3レジスト層、9…エッチング、10
…第2永久レジスト層、11…Auメッキ、
フロントページの続き
(72)発明者 草野 英俊
東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー
株式会社内
Fターム(参考) 5E346 AA12 AA15 AA43 CC09 CC32
CC54 CC55 CC58 DD03 DD16
DD17 DD23 DD32 DD33 DD44
DD47 DD48 EE33 FF07 FF15
GG17 GG18 GG22 GG23 HH26
HH32
Claims (10)
- 【請求項1】 電解メッキで形成された複数の電気配線
回路層からなり、該各電気配線回路層間が永久レジスト
層で絶縁されており、該各永久レジスト層の表面に導電
性金属薄膜が被覆されていて、少なくとも最下層の電気
配線回路の配線幅が超微細な幅で形成されていることを
特徴とする多層電気配線回路基板。 - 【請求項2】 前記下層の電気配線回路層が電解メッキ
法によるニッケル薄膜層と、該ニッケル薄膜層の表面に
電解メッキ法による銅薄膜層とから積層されていること
を特徴とする請求項1に記載の多層電気配線回路基板。 - 【請求項3】 前記ニッケル薄膜層の表面に金薄膜層が
形成されていることを特徴とする請求項2に記載の多層
電気配線回路基板。 - 【請求項4】 前記永久レジストに必要に応じてスルー
ホールが形成されていて、前記下層の電気配線回路層と
前記上層の電気配線回路層とが電気的に接続されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の多層電
気配線回路基板。 - 【請求項5】 前記各電気配線回路、前記各スルーホー
ルの材料が同一良導電性金属で形成されていることを特
徴とする請求項1乃至請求項4に記載の多層電気配線回
路基板。 - 【請求項6】 少なくとも前記最下層の電気配線回路層
の配線の幅が25μm以下、1μm以上であることを特
徴とする請求項1乃至請求項5に記載の多層電気配線回
路基板。 - 【請求項7】 電解メッキの電極となる金属製基板を用
意する第1工程と、 該金属製基板の表面に第1層目の電気配線回路層を形成
するための第1回目のレジストを被覆し、第1回目のレ
ジストパターンを形成する第2工程と、 該第1回目のレジストパターンの基に前記金属製基板を
電極として電解メッキで前記第1層目の電気配線回路層
を形成する第3工程と、 前記第1層目の電気配線回路層の形成後、前記第1回目
のレジストパターンを除去する第4工程と、 前記第1層目の電気配線回路層の全表面に第2回目のレ
ジストを被覆し、前記第1層目の電気配線回路層に通じ
る第1回目のスルーホールを形成する第5工程と、 該第1回目のスルーホールが形成された前記第2回目の
レジスト層の表面に導電性金属薄膜を成膜する第6工程
と、 該第2回目のレジストを除去せず、第1永久レジスト層
とし、該第1永久レジスト層の全面を第3回目のレジス
トで被覆し、第3レジストパターンを形成する第7工程
と、 該第3レジストパターンの基に前記金属製基板及び前記
導電性金属薄膜を電極として前記第2層目の電気配線回
路層を電解メッキ法で形成する第8工程と、 前記第2層目の電気配線回路層の形成後、前記第3回目
のレジストパターンを除去する第9工程と、 必要な電気配線回路層数に応じて、前記第5工程から前
記第9工程までの工程を繰り返して電気配線回路層を電
解メッキ法で形成する第10工程と、 前記の各工程を経て最終層目の電気配線回路層が形成さ
れたならば、該電気配線回路層を固定し、保護するた
め、その表面をレジストで被覆して該最終レジスト層を
最終永久レジスト層とする第11工程と、 前記金属製基板を除去する第12工程とを含む工程を経
て多層配線基板を製作することを特徴とする多層配線基
板の製造方法。 - 【請求項8】 前記第12工程で前記金属製基板を除去
した後で必要に応じて露出された前記第1配線回路層の
金属導電体に金メッキを施すことを特徴とする請求項7
に記載の多層配線基板の製造方法。 - 【請求項9】 前記金属製基板及び前記各電気配線回路
層の電気配線回路が銅製であり、前記導電性金属薄膜が
パラジュームであることを特徴とする請求項7に記載の
多層配線基板の製造方法。 - 【請求項10】 前記パラジュームは蒸着で成膜される
ことを特徴とする請求項9に記載の多層配線基板の製造
方法。
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|---|---|---|---|
| JP2002064382A JP2003264368A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | 多層電気配線回路基板及びその製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP2002064382A JP2003264368A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | 多層電気配線回路基板及びその製造方法 |
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|---|---|
| JP2003264368A true JP2003264368A (ja) | 2003-09-19 |
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ID=29197206
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| JP (1) | JP2003264368A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2016127076A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | Shマテリアル株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
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| JPWO2021106713A1 (ja) * | 2019-11-25 | 2021-06-03 |
-
2002
- 2002-03-08 JP JP2002064382A patent/JP2003264368A/ja active Pending
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| JP7465893B2 (ja) | 2019-11-25 | 2024-04-11 | 株式会社フジクラ | 配線板の製造方法及び配線板、並びに、成形品の製造方法及び成形品 |
| US12284767B2 (en) | 2019-11-25 | 2025-04-22 | Fujikura Ltd. | Method for manufacturing wiring board, wiring board, method for manufacturing molded object, molded object |
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