JP2003268451A - 高磁束密度鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
高磁束密度鏡面方向性電磁鋼板の製造方法Info
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Abstract
の集積度を高め、鉄損の向上を図る。 【解決手段】 質量で、Si:0.8〜4.8%、C:
0.003〜0.1%、酸可溶性Al:0.012〜
0.05%、N≦0.01%を含有する鋼帯を冷延・脱
炭焼鈍後、焼鈍分離剤を塗布し仕上げ焼鈍を施す方向性
電磁鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍をFe系酸化物
の形成しない酸化度の雰囲気ガス中で行い、鋼板表面に
シリカを主成分とする酸化層を形成させた後に、アルミ
ナを主成分とする焼鈍分離剤を塗布すること、及びこの
焼鈍分離剤中に硼素化合物を添加することを特徴とする
磁束密度の高い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法。
Description
の他の電気機器等の鉄心として利用される一方向性電磁
鋼板の製造方法に関するものである。特に、その表面を
効果的に仕上げ、かつ磁束密度を高めることにより、鉄
損特性の向上を図るものである。
の電気機器に用いられている。方向性電磁鋼板はSiを
0.8〜4.8%含有し、製品の結晶粒の方位を{11
0}<001>方位に高度に集積させた鋼板である。そ
の磁気特性として磁束密度が高く(B8 値で代表され
る)、鉄損が低い(W17/50 値で代表される)ことが要
求される。特に最近では、省エネルギーの見地から電力
損失の低減に対する要求が高まっている。
を低減させる手段として、磁区を細分化する技術が開発
された。積み鉄心の場合、仕上げ焼鈍後の鋼板にレーザ
ービームを照射して局部的な微少歪を与えることにより
磁区を細分化して鉄損を低減させる方法が、例えば特開
昭58−26405号公報に開示されている。しかしな
がらこれらの磁区の動きを観察すると、鋼板表面のグラ
ス被膜の凹凸によりピン止めされ、動かない磁区も存在
していることが分かった。従って、方向性電磁鋼板の鉄
損値を更に低減させるためには、磁区細分化と合わせて
磁区の動きを阻害する鋼板表面のグラス被膜の凹凸によ
るピン止め効果をなくすことが重要であると考えられ
る。
表面のグラス被膜を形成させない事が有効である。その
手段として、焼鈍分離剤として粗大高純アルミナを用い
ることによりグラス被膜を形成させない方法が、例えば
米国特許第3785882号に開示されている。しかし
ながら、この方法では表面直下の介在物をなくすことが
できず、鉄損の向上代はW15/60 で高々2%に過ぎな
い。
の鏡面化を達成する方法として、仕上げ焼鈍後に化学研
磨或いは電解研磨を行う方法が、例えば特開昭64−8
3620号公報に開示されている。しかしながら、化学
研磨・電解研磨等の方法は、研究室レベルでの少試料の
材料を加工することは可能であるが、工業的規模で行う
には薬液の濃度管理、温度管理、公害設備の付与等の点
で大きな問題があり、いまだ実用化されるに至っていな
い。
方位集積度を高めることが有効であり、そのその方法と
して田口・坂倉(特公昭40−15644号公報)、小
松等(特公昭62−45285号公報)等により、イン
ヒビターとしてAlの窒化物を使用する方法が開示され
ている。しかしながら、アルミナを焼鈍分離剤とする前
記米国特許第3785882号の方法を、Alの窒化物
をインヒビターとするこれらの方法に適用した場合、二
次再結晶が不安定になってしまい、鉄損の向上を達成で
きない。
(1)田口・坂倉(特公昭40−15644号公報)、
小松等(特公昭62−45285号公報)等の、Alの
窒化物をインヒビターとして使用する高磁束密度材の二
次再結晶が不安定であること、及び(2)表面下の介在
物が存在することを解決する方策の検討を行った。
では、仕上げ焼鈍中においてAlの窒化物インヒビター
が急激に弱体化することが、二次再結晶が不安定になる
原因であることをつきとめた。その対処方策を鋭意検討
し、脱炭焼鈍の露点を制御し、脱炭焼鈍時に形成される
酸化層においてFe系酸化物(Fe2 SiO4 、FeO
等)を形成させないこと、このような酸化層を形成させ
た脱炭焼鈍板を、アルミナを主成分とする焼鈍分離剤を
水スラリー状で塗布、もしくは静電塗布法等によりドラ
イ・コートすることにより二次再結晶を安定化させると
共に、仕上げ焼鈍後の表面を鏡面状に仕上げて鉄損を大
きく低下させることができることを見いだした(特開平
7−118750号公報)。また、鋼中に界面偏析元素
を添加して二次再結晶前にこれらの元素を表面に濃化さ
せることが、インヒビターを制御して二次再結晶挙動を
安定化することに有効であることを見いだした(特開平
6−256850号公報)。
ナを主成分とする焼鈍分離剤の添加物を調整することに
より、二次再結晶による結晶方位の集積度を高め、製品
の鉄損の向上を達成する方法を提供するものである。
に本発明は下記の構成を要旨とする。 (1)質量で、 Si:0.8〜4.8%、 C :0.003〜0.1%、 酸可溶性Al:0.012〜0.05%、 N≦0.01% を含有する鋼帯を冷延・脱炭焼鈍後、焼鈍分離剤を塗布
し仕上げ焼鈍を施す方向性電磁鋼板の製造方法におい
て、脱炭焼鈍をFe系酸化物の形成しない酸化度の雰囲
気ガス中で行い、鋼板表面にシリカを主成分とする酸化
層を形成させた後に、アルミナを主成分とする焼鈍分離
剤を塗布すること、及びこの焼鈍分離剤中に硼素化合物
を添加することを特徴とする磁束密度の高い鏡面方向性
電磁鋼板の製造方法。 (2)Sn或いはSbまたはそれらの化合物の一種もし
くは複数種を焼鈍分離剤に添加することを特徴とする前
項(1)記載の磁気特性の良好な鏡面方向性電磁鋼板の
製造方法。 (3)鋼中元素としてSnまたはSbを質量で0.03
〜0.15%添加することを特徴とする前記(1)また
は(2)記載の磁気特性の良好な鏡面方向性電磁鋼板の
製造方法。 (4)焼鈍分離剤の仕上げ焼鈍時の持ち込み水分を1.
5%以下とすることを特徴とする前記(1)乃至(3)
のいずれか1項に記載の磁気特性の良好な鏡面方向性電
磁鋼板の製造方法。 (5)仕上焼鈍工程の1000〜1100℃の二次再結
晶温度域の加熱速度を20℃/hr以下として、この温
度域で二次再結晶させることを特徴とする前記(1)乃
至(4)のいずれか1項に記載の磁束密度の高い鏡面方
向性電磁鋼板の製造方法。
質量で、Si:3.3%、Mn:0.1%、C:0.0
6%、S:0.007%、酸可溶性Al:0.028
%、N:0.008%の珪素鋼スラブを1150℃で加
熱した後、板厚2.0mmに熱延した。この熱延板を1
120℃で2分間焼鈍した後、最終板厚0.22mmに
冷延した。この冷延板を雰囲気ガスの酸化度(P H2 O
/P H2 ):0.1の湿潤ガス中で830℃で脱炭焼鈍
を施した。その後、アンモニア窒化により窒素量が0.
02%になるように窒化処理を施した。
鈍分離剤にB2 O3 を0〜3%添加し、水スラリー状で
塗布・乾燥した。乾燥後の塗布量は20g/m2 であっ
た。仕上げ焼鈍は酸化度(P H2 O /P H2 ):0.0
0016の窒素−水素混合ガス雰囲気中で、10℃/h
rで1200℃まで加熱し、酸化度(P H2 O /P
H2 ):0.000039の水素ガスに切り替え120
0℃で5時間焼鈍した。これらの試料について、張力コ
ーテイング処理とレーザー照射による磁区細分化処理を
行った後の製品の磁束密度(B8 )を図1に示す。
特に0.5%以上添加することにより、製品の磁束密度
(B8 )が向上していることがわかる。二次再結晶に影
響を及ぼすB2 O3 の影響を鋭意を調査したところ、二
次再結晶温度域である1000℃において鋼中のB量が
増加して、マトリックスの粒成長抑制効果が強化してい
ることが確認された。従って磁束密度(B8 )が向上し
たのは、焼鈍分離剤に添加したB2 O3 が分解し、分解
したSが鋼中に侵入しインヒビター効果を強化したため
と推測される。
製造法としては、磁束密度(B8 )が高い製品を製造で
きる、小松等による(Al、Si)Nを主インヒビター
として用いる低温スラブに基づく製造法(例えば特公昭
62−45285号公報)、または田口・坂倉等による
AlNとMnSを主インヒビターとして用いる高温スラ
ブ加熱に基づく製造法(例えば特公昭40−15644
号公報)を適用すれば良い。
で重要な元素である。含有量が4.8%を超えると、冷
間圧延時に材料が割れ易くなり圧延が不可能となる。一
方、Si量を下げると仕上げ焼鈍時にα→γ変態を生
じ、結晶の方向性が損なわれるので、実質的に結晶の方
向性に影響を及ぼさない0.8%を下限とする。
を引き起こすので、0.003%以下に抑えることが必
要である。しかしながら、製鋼段階でC量を低くすると
熱延板の結晶組織に粗大な{100}伸長粒が存在し、
二次再結晶に悪影響を及ぼす。また、析出物や一次再結
晶集合組織制御の観点からも、Cはある程度製鋼段階で
添加することが必要である。従って、製鋼段階では0.
003%以上、好ましくはα/γ変態が生じる0.02
%以上添加することが望ましい。一方、0.1%より多
く添加しても、上述の結晶組織、析出物等への影響はほ
ぼ飽和し、脱炭に必要な時間が長くなるので、0.1%
を上限とする。
は(Al、Si)Nとして、インヒビターとして機能す
るために必須の元素である。磁束密度が高くなる0.0
12〜0.05%を限定範囲とする。
リスターとよばれる鋼板中の空孔を生じるので、0.0
1%を上限とする。
ブ加熱に基づく製造法では、MnSとしてインヒビター
として機能するために必須の元素である。磁束密度が高
くなる、Mn:0.03〜0.15%、S:0.01〜
0.05%を限定範囲とする。また、Sは小松等による
(Al、Si)Nを主インヒビターとして用いる低温ス
ラブに基づく製造法では、磁気特性に悪影響を及ぼすの
で、0.015%以下とすることが望ましい。
焼鈍中のインヒビターの分解を抑制し、磁束密度の高い
製品を安定して製造することに有効な元素である。0.
03〜0.15%添加することが望ましい。この下限値
未満ではインヒビターの分解抑制効果が少なく、実質的
な磁束密度向上効果が得られない。またこの上限値を超
えるとインヒビターの分解抑制効果が飽和すると共に、
小松等による(Al、Si)Nを主インヒビターとして
用いる低温スラブに基づく製造法においては、鋼板中へ
の窒化処理が難しくなり、二次再結晶が不安定になる場
合が生じる。
被膜形成に有効な元素として、必要あれば0.03〜
0.2%添加することが望ましい。その他、微量のB,
Bi,Cu,Se,Pb,Ti,Mo等を鋼中に含有す
ることは、本発明の主旨を損なうものではない。
板とされるか、もしくは溶鋼を連続鋳造して薄帯とす
る。前記熱延板または連続鋳造薄帯はただちに、もしく
は短時間焼鈍を経て冷間圧延される。上記焼鈍は750
〜1200℃の温度域で30秒〜30分間行われ、この
焼鈍は製品の磁気特性を高めるために有効である。従っ
て、望む製品の特性レベルとコストを勘案して採否を決
めるとよい。冷間圧延は、一回もしくは中間焼鈍を施す
複数の冷間圧延により所定の最終板厚とする。製品の磁
束密度(B8)を高めるためには、基本的には前記特公
昭40−15644号公報に開示されているように、最
終冷延圧下率80%以上とすれば良い。
を除去するために湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍を行う。こ
の脱炭焼鈍において、Fe系の酸化物(Fe2 Si
O4 ,FeO等の低級酸化物)を形成させない低い酸化
度で焼鈍を行うことが、表面の鏡面化を達成する上で必
須の要件である。例えば、通常脱炭焼鈍が行われる80
0〜850℃の温度域においては、雰囲気ガスの酸化度
(P H2 O /P H2 ):0.15以下に調整することに
より、Fe系酸化物の生成を抑制することができる。但
し、あまりに酸化度を下げると脱炭速度が遅くなってし
まう。この両者を勘案すると、この温度域においては雰
囲気ガスの酸化度(P H2 O /P H2 ):0.01〜
0.15の範囲が好ましい。
インヒビターとして用いる製造法(例えば特公昭62−
45285号公報)においては、窒化処理を施す。この
窒化処理の方法は特に限定するものではなく、アンモニ
ア等の窒化能のある雰囲気ガス中で行う方法等がある。
量的には0.005%以上、望ましくはN/酸可溶性A
lの比率が2/3以上となるように窒化すれば良い。
とする焼鈍分離剤を水スラリーで塗布、もしくは静電塗
布法等によりドライ・コートし、コイル状に巻きとる。
その際に、アルミナを主成分とする焼鈍分離剤の持ち込
み水分を1.5%以下とすることが、二次再結晶の安定
化及び表面の鏡面化を達成する上で有効である。水スラ
リーで塗布・乾燥する際に、焼鈍分離剤の塗布乾燥後の
持ち込み水分を制御するためには、アルミナのBET
値、粒径等と共に、水スラリーにする際の水温、攪拌時
間等を管理すれば良い。
0228号に開示されているように、BET比表面積を
制御したアルミナとマグネシアを一定比率範囲で混合し
た粉体を焼鈍分離剤として用いることは、表面の鏡面化
を促進するうえで有効な方法である。また、鋼板との密
着性不足が懸念されたり、あるいはスラリー状態での沈
降に問題が生じるようであれば、必要に応じて増粘剤な
どを添加しても良い。
ことが、本発明の要件である。焼鈍分離剤中に添加した
硼素化合物は仕上げ焼鈍中に分解し、分解した硼素は鋼
中に侵入してインヒビターとして作用して、磁束密度
(B8 )を向上させると考えられる。硼素化合物として
は、B2 O3 ,H3 BO3 ,Na2 B4 O7 ,Na2 B
4 O7 ・10H2 O等の化合物を用いればよい。これら
の硼素化合物を複数種添加して使用することもできる。
アルミナを焼鈍分離剤の主成分として用いる場合には、
鋼板表面にフォルステライト被膜等が形成されないの
で、添加したBが効率よく鋼板中に侵入する。
硼素化合物がB量として鋼板に対して0.0005%以
上となる量添加すれば良い。添加量の上限については特
に制限するものではないが、0.004%程度添加する
とその効果は飽和してしまう。また、あまり多く添加す
ると仕上げ焼鈍の二次再結晶完了温度が高くなりすぎる
ために、1000〜1100℃の二次再結晶温度域の加
熱速度を遅くして二次再結晶完了温度の調整を行う必要
がある。これらを勘案すると、硫化物はS量として鋼板
に0.0005〜0.004%となる量添加することが
好ましい。
の一種もしくは複数種を焼鈍分離剤に添加することも、
有効な方策である。Sn、及びSbが表面に偏析すると
脱窒素のバリアーになり、AlN,(Al,Si)N等
のAlの窒化物インヒビターが二次再結晶温度域まで安
定化するためであると考えられる。
し、二次再結晶と窒化物の純化を行う。二次再結晶を特
開平2ー258929号公報に開示される様に一定の温
度で保持するか、または加熱速度を制御する等の手段に
より二次再結晶を所定の温度域で行わせることは、製品
の磁束密度(B8 )を高めるうえで有効である。
酸化膜の還元を行うために、100%水素で1100℃
以上の温度で焼鈍する。この場合、雰囲気ガスの露点は
低い方が好ましい。仕上げ焼鈍後、表面に張力コーテイ
ング処理を行い、必要に応じてレーザー照射等の磁区細
分化処理を施す。
0.06%、酸可溶性Al:0.026%、N:0.0
08%、Mn:0.1%、S:0.007%、Cr:
0.1%、Sn:0.07%、含有する珪素鋼スラブを
1150℃で加熱した後、板厚2.0mmに熱延した。
この熱延板を1100℃で2分間焼鈍した後、最終板厚
0.22mmに冷延した。この冷延板を酸化度(P H2
O /P H2 ):0.1の湿潤ガス中で脱炭を兼ね840
℃で90秒焼鈍し、一次再結晶させた。次いでアンモニ
ア雰囲気中で焼鈍することにより、窒素量を0.02%
に増加して、インヒビターの強化を行った。
分離剤を水スラリー状で塗布・乾燥した。 (A)Al2 O3 、(B)Al2 O3 +1%H3 B
O3 、(C)Al2 O3 +1%Na2 B4 O7 ・10H
2 O、(D)Al2 O3 +0.5%B2 O3 、(E)A
l2 O3 +0.5%B2 O3 +2%Sb2 (S
O4 )3 、(F)Al2 O3 +0.5%B2 O3 +1%
Sn。
た。仕上げ焼鈍は窒素と水素の混合ガス中10℃/hr
で1200℃まで加熱し、水素ガスに切り替え1200
℃で20時間焼鈍した。その後、張力コーテイング処理
を施した後、レーザー照射して磁区細分化した。得られ
た製品の磁気特性を表1に示す。
結晶が安定的に発達して磁束密度(B8 )が向上し、鉄
損(W17/50 )が低減することがわかる。また、更にS
n或いはSbまたはそれらの化合物の一種もしくは複数
種を焼鈍分離剤に添加することも、有効な方策であるこ
とが分かる。
板に以下の(A)〜(D)の焼鈍分離剤を塗布・乾燥し
た。(A)Al2 O3 、(B)Al2 O3 +0.5%B
2 O3 、(C)Al2 O3 +1%B2 O3 、(D)Al
2 O3 +3%B2 O3 。これらの試料を積層して仕上げ
焼鈍を施した。仕上げ焼鈍は窒素と水素の混合ガス中、
(1)20℃/hr及び(2)25℃/hrの加熱速度
で1200℃まで加熱し、水素ガスに切り替え1200
℃で20時間焼鈍した。その後、張力コーテイング処理
を施した後、レーザー照射して磁区細分化した。得られ
た製品の磁気特性を表2に示す。
結晶が安定的に発達して磁束密度(B8 )が向上する
が、(D)の場合のようにあまり多く添加すると、仕上
げ焼鈍の加熱速度が25℃/hrと速い場合には二次再
結晶完了温度が高くなりすぎるために磁束密度が低下す
ることが分かる。
C:0.08%、酸可溶性Al:0.025%、N:
0.009%、Mn:0.08%、Cu:0.09%、
S:0.025%、Sn:0.1%を含有する珪素鋼ス
ラブを1350℃で加熱した後、板厚2.0mmに熱延
した。この熱延板を1120℃で焼鈍した後0.22m
m厚に冷延した。この冷延板を酸化度(P H2 O /P H
2 ):0.13の湿潤ガス中湿潤ガス中で脱炭を兼ね8
50℃で90秒焼鈍し、一次再結晶させた。
離剤を水スラリー状で塗布・乾燥した。(A)Al2 O
3 、(B)Al2 O3 +1%H3 BO3 、(C)Al2
O3+1%Na2 B4 O7 ・10H2 O、(D)Al2
O3 +0.5%B2 O3 、(E)Al2 O3 +0.5%
B2 O3 +2%Sb2 (SO4 )3 、(F)Al2O3
+0.5%B2 O3 +1%Sn。これらの試料を積層し
て仕上げ焼鈍を施した。仕上げ焼鈍は窒素と水素の混合
ガス中10℃/hrで1200℃まで加熱し、水素ガス
に切り替え1200℃で20時間焼鈍した。その後、張
力コーテイング処理を施した後、レーザー照射して磁区
細分化した。得られた製品の磁気特性を表4に示す。
結晶が安定的に発達して磁束密度(B8 )が向上し、鉄
損(W17/50 )が低減することがわかる。また、更にS
nまたはSb及びそれらの化合物の一種もしくは複数種
を焼鈍分離剤に添加することも、有効な方策であること
が分かる。
位の集積度を高めると共に、表面の鏡面状態を向上させ
ることにより、磁気特性の良い一方向性電磁鋼板を低コ
ストで製造することができる。
3 )の添加量の影響を示す図。
Claims (5)
- 【請求項1】 質量で、 Si:0.8〜4.8%、 C :0.003〜0.1%、 酸可溶性Al:0.012〜0.05%、 N ≦0.01% を含有する鋼帯を冷延・脱炭焼鈍後、焼鈍分離剤を塗布
し仕上げ焼鈍を施す方向性電磁鋼板の製造方法におい
て、脱炭焼鈍をFe系酸化物の形成しない酸化度の雰囲
気ガス中で行い、鋼板表面にシリカを主成分とする酸化
層を形成させた後に、アルミナを主成分とする焼鈍分離
剤を塗布すること、及びこの焼鈍分離剤中に硼素化合物
を添加することを特徴とする磁束密度の高い鏡面方向性
電磁鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 Sn或いはSbまたはそれらの化合物の
一種もしくは複数種を焼鈍分離剤に添加することを特徴
とする請求項1記載の磁気特性の良好な鏡面方向性電磁
鋼板の製造方法。 - 【請求項3】 鋼中元素としてSn或いはSbを質量で
0.03〜0.15%添加することを特徴とする請求項
1または2に記載の磁気特性の良好な鏡面方向性珪素鋼
板の製造方法。 - 【請求項4】 焼鈍分離剤の仕上げ焼鈍時の持ち込み水
分を1.5%以下とすることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれか1項に記載の磁気特性の良好な鏡面方向性
電磁鋼板の製造方法。 - 【請求項5】 仕上焼鈍工程の1000〜1100℃の
二次再結晶温度域の加熱速度を20℃/hr以下とし
て、この温度域で二次再結晶させることを特徴とする請
求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁束密度の高い鏡
面方向性電磁鋼板の製造方法。
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