JP2003270207A - 質量分析装置用イオン化装置および質量分析装置 - Google Patents

質量分析装置用イオン化装置および質量分析装置

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JP2003270207A
JP2003270207A JP2002066244A JP2002066244A JP2003270207A JP 2003270207 A JP2003270207 A JP 2003270207A JP 2002066244 A JP2002066244 A JP 2002066244A JP 2002066244 A JP2002066244 A JP 2002066244A JP 2003270207 A JP2003270207 A JP 2003270207A
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Masao Shimizu
水 昌 男 清
Yoshihiko Miwa
輪 義 彦 三
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアガスのイオン化室への進入を防止で
きる質量分析装置用イオン化装置および質量分析装置を
提供する。 【解決手段】 第1オリフィス12の先端から排気室1
5へ噴出されたガスのうち、Heガスは拡散速度が大き
いので、Heガスの殆どは第2オリフィス13の試料ガ
ス導入孔13aを通過しない。そして、排気室15に拡
散したHeガスは、チャンバ3の排気孔8を介して排気
装置2により排気される。一方、第1オリフィス12の
先端から噴出された質量数の大きい試料ガスは、拡散せ
ずに直進し、第2オリフィス13の試料ガス導入孔13
aを通過してイオン化室9に入る。イオン化室9に導入
された試料ガスは、フィラメント16で発生した熱電子
に叩かれてイオン化される。生成した試料イオンは、加
速電極によって図1中y軸方向に加速され、その後段に
配置されたMSによって順次質量分析される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、試料中の微量成
分分析に用いて好適な質量分析装置用イオン化装置およ
び質量分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 現在、ガスクロマトグラフ(GC)と
質量分析装置(MS)を結合したGC/MSが、試料中
の成分分析に広く利用されている。その例として、特開
2000−162185号公報に記載されているような
GC/MSがある。
【0003】上記公報に記載されているGC/MSにお
いては、1本の長いキャピラリの先端はイオン化室のす
ぐ近くまで導入され、そのキャピラリ先端から噴出され
る試料ガスとHeガス(キャリアガス)の全てがイオン
化室に導入される。そして、たとえば電子衝撃型イオン
源の場合、イオン化室に導入された試料ガスは、フィラ
メントで発生した熱電子に叩かれてイオン化され、生成
した試料イオンはMSによって順次質量分析される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 同時に、イオン化室
に導入された前記Heガスも熱電子に叩かれてイオン化
される。このように従来においては、熱電子がキャリア
ガスのイオン化に消費されてしまい、試料ガスのイオン
化がキャリアガスによって阻害されていた。
【0005】特に、ダイオキシンのような分析では極微
量の検出感度が要求され、このような極微量の成分分析
においては、イオン化室に導入される試料ガスは極微量
であって、その殆どはキャリアガスである。このため、
試料ガスの電子衝撃によるイオン化は、キャリアガスに
よって大きく阻害されていた。
【0006】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
ので、その目的は、キャリアガスのイオン化室への進入
を防止できる質量分析装置用イオン化装置および質量分
析装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成する本
発明の質量分析装置用イオン化装置は、内部が排気手段
により排気されたイオン源容器と、前記イオン源容器の
内部に配置され、イオン化室が内部に形成されたイオン
化部であって、試料ガス導入孔が前記イオン化室に通ず
るように設けられたイオン化部と、一端が前記試料ガス
導入孔と所定の間隔をおいて対向するように配置され、
他端が前記イオン源容器の外部に配置されたキャピラリ
と、試料とキャリアガスを、前記キャピラリの他端側か
らキャピラリ内に導入するための試料導入部と、前記キ
ャピラリの一端と前記試料ガス導入孔との間の間隙を排
気する手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下、図面を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0009】図1は、本発明の質量分析装置用イオン化
装置の一例を示した図であり、そのイオン化装置の断面
図である。
【0010】図1において、1はイオン源の真空容器
(イオン源容器)であり、その内部は、排気装置2によ
り排気されている。
【0011】3はチャンバであり、チャンバ3は真空容
器1の内部に配置されている。板状のチャンバ3には複
数の孔4〜8が開けられており、中央孔4はチャンバ中
央部にy軸方向に開けられていて、チャンバ中央部を貫
通している。この中央孔4内はイオン化室9となってお
り、イオン化室9がチャンバ3の中央部に形成されてい
る。
【0012】また、ガイド挿入孔5がチャンバ3にx軸
方向に開けられる一方、電子通過孔6がチャンバ3にz
軸方向に開けられており、これらの孔5,6は前記イオ
ン化室9に通じている。そして、標準試料導入孔7が、
前記イオン化室9に通ずるようにチャンバ3に開けられ
ている。さらに、図1において点線で示された排気孔8
(後述する図2(c)にも記載)が、チャンバ3にy軸
方向に開けられていて、前記ガイド挿入孔5に通じてい
る。
【0013】10はキャピラリガイドであり、キャピラ
リガイド10は、ガイド11と第1オリフィス12と第
2オリフィス13で構成されている。オリフィス12,
13を保持したガイド11は、前記ガイド挿入孔5に挿
入されて固定されている。
【0014】ここで、図2を用いて、キャピラリガイド
10の構造について詳しく説明する。図2(a)はキャ
ピラリガイド10の斜視図、図2(b)は、図1におけ
るキャピラリガイド10部分の拡大断面図、図2(c)
は、キャピラリガイド10がチャンバ3にセットされた
状態を前記排気孔8側から見た図である。
【0015】図2(b)に示すように、キャピラリ挿入
孔11aがガイド11に開けられており、その孔径は、
キャピラリ14の外径より少しだけ大きくされている。
このキャピラリ14の外径は0.4mm〜0.5mm程
度であり、その内径は0.3mm程度である。ガイド1
1の端部11bは、キャピラリ14をキャピラリ挿入孔
11aへ入れやすくするために、すり鉢状に形成されて
いる。
【0016】また、オリフィス挿入孔11cがガイド1
1に開けられており、このオリフィス挿入孔11cは前
記キャピラリ挿入孔11aに通じている。さらに、図2
(a)に示すように、排気孔11dがガイド11の側面
に開けられており、この排気孔11dは前記オリフィス
挿入孔11cに通じている。
【0017】そして、図2(b)に示すように、第1オ
リフィス12と第3オリフィス13が前記オリフィス挿
入孔11cに挿入され、それらのオリフィスは所定位置
に固定されている。第1オリフィス12と第2オリフィ
ス13は、0.4mm程度の間隔dをおいて対向するよ
うに配置されている。
【0018】前記第1オリフィス12には2段の孔12
a,12bが開けられており、キャピラリ挿入孔12a
の孔径はキャピラリ14の外径に合わせられ、ガス通過
孔12bの孔径はキャピラリ14の内径に合わせられて
いる。このため、キャピラリ14の先端は、それらの孔
12a,12bの段差部分12cに当接して止まってい
る。
【0019】一方、第2オリフィス13には、試料ガス
導入孔13aと試料ガス通過孔13bとが開けられてい
る。試料ガス導入孔13aの孔径は、前記ガス通過孔1
2bよりも少しだけ大きい0.5mm程度にされ、試料
ガス導入孔13aの長さ(x軸方向の長さ)は、試料ガ
スがその孔13aを通過しやすいように短くされてい
る。また、試料ガス通過孔13bの孔径は、前記キャピ
ラリ挿入孔12aの孔径の2倍程度にされている。
【0020】また、図2において15は排気室であり、
排気室15は、第1オリフィス12と第2オリフィス1
3との間に形成されている。この排気室15は、図2
(c)に示すように、ガイド11の排気孔11dを介し
てチャンバ3の排気孔8に通じており、排気室15は排
気孔11d,8を介して前記排気装置2によって排気さ
れている。また、排気室15は、前記ガス通過孔12b
を介してキャピラリ14内部に通じていると共に、試料
ガス導入孔13aと試料ガス通過孔13bを介してイオ
ン化室9に通じている。なお、図2に示したキャピラリ
ガイド10においては、孔11a,12a,12b,1
3a,13bの中心はx軸上に位置している。
【0021】以上、図2を用い、図1におけるキャピラ
リガイド10の構造を説明した。続いて、図1における
その他の構成について説明する。
【0022】図1において、16はフィラメント、17
はトラップ電極である。トラップ電極17は、フィラメ
ント16から放出された熱電子のうち、イオン化室9を
通過した熱電子をトラップするためのものである。
【0023】18は筒状のガイドであり、ガイド18の
周りにはヒータ19が取付けられている。これらは真空
容器1の取付口20に取付けられている。
【0024】ガイド18は、キャピラリ14を大気側か
ら真空容器1の内部へ導入するためのガイドであり、ガ
イド18の中心軸は、上述したキャピラリガイド10と
同様にx軸上に位置している。そして、ガイド18の真
空側端部は、真空容器1の内部において、キャピラリガ
イド10のガイド11と対向している。前記ヒータ19
はキャピラリ14を加熱するために設けられており、キ
ャピラリ14は、試料などがその内側に吸着するのを防
止する目的で加熱される。
【0025】21はGCであり、GC21の中はオーブ
ンになっている。前記キャピラリ14はこのオーブンの
中に設置されていて、GC21は、キャピラリ14の温
度を任意の速度で昇温させることができるようになって
いる。そして、キャピラリ14の他端は試料導入部22
に接続されている。試料導入部22は、Heガス(キャ
リアガス)といっしょに試料を、前記キャピラリ14の
他端側からそのキャピラリ内に導入するものである。こ
のように図1の装置では、試料導入部22から入れられ
た試料は、1本の長いキャピラリ14を通ってイオン源
内部へ導入されるようになっている。
【0026】また、図1において、23は標準試料導入
部である。標準試料導入部23は真空容器1の取付口2
4に取付けられていて、その先端は、チャンバ3の標準
試料導入孔7に接続されている。この標準試料は試料分
析時にイオン化室9に導入され、前記試料導入部22か
らの分析試料と共に、MS(図示せず)において質量分
析が行われる。この結果、得られる質量スペクトル上に
は、標準試料に関するピークが分析試料のそれと共に現
れる。この標準試料ピークの出現位置(質量数)は予め
分かっており、この標準試料ピークは分析試料のピーク
判定の指標となる。
【0027】以上、図1の質量分析装置用イオン化装置
の構成を説明した。なお、図1の装置において、本発明
におけるイオン化部は、チャンバ3とキャピラリガイド
10とフィラメント16とトラップ電極17とで構成さ
れている。
【0028】さて、図1の装置においては、キャピラリ
14は大気側(GC側)からガイド18に挿入され、そ
のキャピラリ14の先端は、図1や図2(b)に示すよ
うに所定位置に配置される。すなわち、図2(b)に示
すように、ガイド18を通されたキャピラリ14は、ガ
イド18に接近して配置されたガイド11のキャピラリ
挿入孔11aを通され、その後、第1オリフィス12の
キャピラリ挿入孔12aに挿入される。そして、さらに
キャピラリ14が挿入されて、キャピラリ14の先端が
第1オリフィス12内の段差部分12cに当接すると、
その位置でキャピラリ14は停止する。
【0029】このように、図1の装置においては、柔軟
に出来たキャピラリ14であっても、その先端を第1オ
リフィス12内の段差部分12cまで容易に導入するこ
とができる。この第1オリフィス12のイオン化室側先
端はキャピラリ先端に相当し、また、それに対向する第
2オリフィス13の試料ガス導入孔13aは、イオン化
室9のガス導入孔に相当している。このため、キャピラ
リ14の先端を第1オリフィス12内の段差部分12c
まで常に安定して導入できる図1のキャピラリ導入機構
によれば、キャピラリ先端と、イオン化室の導入孔の相
対位置を再現性良く設定することが可能である。
【0030】以下、図1の装置における試料分析につい
て説明する。
【0031】まず、試料導入部22からHeガスと一緒
にGC21に導入された混合物試料は、加熱用オーブン
の中に設置されたキャピラリ14を通って個々の成分に
分離される。その後、それら各成分の試料ガスは、ヒー
タ19によって加熱されたキャピラリ14内をHeガス
によって運ばれる。なお、キャピラリ14の温度がその
全域にわたって前記オーブンの温度に保たれるように、
キャピラリ14はヒータ19によって加熱されると共
に、チャンバ3内に組み込まれたヒータ(図示せず)に
よって加熱される。
【0032】そして、キャピラリ14を出た試料ガス
は、第1オリフィス12のガス通過孔12bを通って、
第1オリフィス12の先端からHeガスと一緒に噴出さ
れる。このとき、ガス通過孔12bの孔径はキャピラリ
14の内径に合わされているので、第1オリフィス12
内の段差部分12cで、試料ガスの流れの乱れは発生し
ない。
【0033】さて、第1オリフィス12の先端から排気
室15へ噴出されたガスのうち、Heガスは拡散速度が
大きいので、Heガスの殆どは第2オリフィス13の試
料ガス導入孔13aを通過しない。そして、その試料ガ
ス導入孔13aを通過せずに排気室15に拡散したHe
ガスは、前記排気孔11d,8を介して排気装置2によ
り排気される。
【0034】一方、第1オリフィス12の先端から噴出
された質量数の大きい試料ガスは、拡散せずに直進し、
第2オリフィス13の試料ガス導入孔13aを通過して
イオン化室9に入る。イオン化室9に導入された試料ガ
スは、フィラメント16で発生した熱電子に叩かれてイ
オン化される。そして、生成した試料イオンは、加速電
極(図示せず)によって図1中y軸方向に加速され、そ
の後段に配置されたMS(図示せず)によって順次質量
分析される。
【0035】このように図1の装置においては、キャリ
アガスであるHeガスがイオン化室の直前で排気され、
Heガスのイオン化室への進入は防止される。一方、試
料ガスはイオン化室へ導入される。このため、図1にお
ける電子衝撃型イオン源の場合、試料ガスが電子に衝突
する確率は従来よりもかなり高くなり、ほぼ全ての試料
ガスはイオン化される。これにより、極微量の試料でも
質量分析が可能となり、検出感度を飛躍的に向上させる
ことができる。
【0036】また、図1の装置における他の効果とし
て、次の効果がある。
【0037】たとえば、上述したMSとしてTOF−M
S(飛行時間型質量分析計)が使用された場合、低質量
側の試料イオンをHeイオンと分離して検出することが
可能となる。これまで、Heガスによる大量のHeイオ
ンがTOF−MSで検出されていたため、得られた質量
スペクトル上において、低質量側の試料イオンピークは
Heイオンピークに埋もれていた。しかし、本発明で
は、Heガスのイオン化室への進入が防止されるので、
得られた質量スペクトル上にHeイオンのピークは現れ
ない。このため、本発明では、Heイオンの質量に近い
低質量側の試料イオンを検出できるようになった。
【0038】また、MSとして磁場型の質量分析計が使
用された場合、キャリアガスであるHeガスのイオン化
室への進入防止によって、Heイオンによる分析部(磁
場形成部)のチャージアップが防止される。これまで、
このチャージアップによって試料イオンの軌道が曲げら
れていたが、本発明ではこの問題が解決されたことによ
り、分解能を安定して維持することができる。
【0039】以上、図1と図2を用いて本発明の一例を
説明した。
【0040】図3は本発明の他の例を示した図である。
図3において、図2(b)と同一の構成要素に対して
は、図2(b)と同一の番号が付されている。
【0041】図3に示すキャピラリガイド25は、棒材
に孔が開けられて形成されている。すなわち、キャピラ
リガイド25には、キャピラリ14の外径に合わせられ
たキャピラリ挿入孔25aと、キャピラリ14の内径に
合わせられたガス通過孔25bと、そのガス通過孔25
bの孔径と同程度の試料ガス導入孔25cと、前記キャ
ピラリ挿入孔25aの孔径の2倍程度の試料ガス通過孔
25dと、前記ガス通過孔25bと試料ガス導入孔25
c間に切り込まれた切り込み25eが設けられている。
切り込み25eの幅dは0.4mm程度であり、切り込
み25e内は排気室26となっている。
【0042】前記キャピラリ14は、キャピラリガイド
25のキャピラリ挿入孔25aに挿入されており、キャ
ピラリ14は、ガス通過孔25b,排気室26,試料ガ
ス導入孔25c,試料ガス通過孔25dを介してイオン
化室9に通じている。なお、排気室26は、チャンバ3
に形成された前記排気孔8を介して排気装置2によって
排気されている。
【0043】このように、図3に示すキャピラリガイド
25は、図2(b)におけるガイド11とオリフィス1
2,13が一体で構成されたものである。このようなキ
ャピラリガイド25を使用した場合にも、第1の例のキ
ャピラリガイド10を用いた時と同様な効果を得ること
ができる。
【0044】また、図4は本発明の他の例を示した図で
ある。
【0045】図4において、27はチャンバであり、チ
ャンバ27はイオン源容器の内部に配置されている。こ
のチャンバ27には試料ガス導入孔27aが開けられて
おり、その孔径は、キャピラリ14の外径と同程度であ
る。
【0046】また、ガイド28がチャンバ27のガイド
挿入孔5に挿入されており、キャピラリ14はガイド2
8のキャピラリ挿入孔28aに挿入されている。このキ
ャピラリ挿入孔28aの孔径は、キャピラリ14の外径
に合わされている。
【0047】そして、キャピラリ14の先端は、前記試
料ガス導入孔27aと所定の間隔(たとえば0.4mm
程度)をおいて対向している。キャピラリ先端が位置す
る排気室29は、チャンバ27に開けられた前記排気孔
8を介して排気装置2により排気されている。
【0048】このような図4の構成においても、キャリ
アガスのイオン化室への進入は防止され、試料ガスだけ
が孔27aを通ってイオン化室に導入される。
【0049】また、この例では、キャピラリ先端から噴
出された試料ガスは、試料ガス導入孔27aを通過する
と直ちにイオン化室9に導入される。このように、この
例では上記例と異なり、試料ガス導入孔を通過した試料
ガスはキャピラリガイドに触れることはない。このた
め、試料ガスのキャピラリガイドへの吸着や、試料ガス
のキャピラリガイド金属部への接触による化学変化を防
止することができる。
【0050】以上、本発明を例を挙げて説明したが、本
発明はこれらの例に限定されるものではない。たとえ
ば、上記例ではGCが設けられているが、溶媒なしの試
料などを分析する場合には、GCを設けないようにして
も良い。
【0051】また、上記例では、電子衝撃型イオン化法
が用いられているが、その他のイオン化法を用いるよう
にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる質量分析装置用イオン化装置
の一例を示した図である。
【図2】 図1のキャピラリガイドを説明するために示
した図である。
【図3】 本発明の他の例を示した図である。
【図4】 本発明の他の例を示した図である。
【符号の説明】
1…真空容器、2…排気装置、3…チャンバ、4…中央
孔、5…ガイド挿入孔、6…電子通過孔、7…標準試料
導入孔、8…排気孔、9…イオン化室、10…キャピラ
リガイド、11…ガイド、11a…キャピラリ挿入孔、
11c…オリフィス挿入孔、11d…排気孔、12…第
1オリフィス、12a…キャピラリ挿入孔、12b…ガ
ス通過孔、12c…段差部分、13…第2オリフィス、
13a…試料ガス導入孔、13b…試料ガス通過孔、1
4…キャピラリ、15…排気室、16…フィラメント、
17…トラップ電極、18…ガイド、19…ヒータ、2
0…取付口、21…GC、22…試料導入部、23…標
準試料導入部、24…取付口、25…キャピラリガイ
ド、25a…キャピラリ挿入孔、25b…ガス通過孔、
25c…試料ガス導入孔、25d…試料ガス通過孔、2
6…排気室、27…チャンバ、27a…試料ガス導入
孔、28…ガイド、28a…キャピラリ挿入孔、29…
排気室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が排気手段により排気されたイオン
    源容器と、前記イオン源容器の内部に配置され、イオン
    化室が内部に形成されたイオン化部であって、試料ガス
    導入孔が前記イオン化室に通ずるように設けられたイオ
    ン化部と、一端が前記試料ガス導入孔と所定の間隔をお
    いて対向するように配置され、他端が前記イオン源容器
    の外部に配置されたキャピラリと、試料とキャリアガス
    を、前記キャピラリの他端側からキャピラリ内に導入す
    るための試料導入部と、前記キャピラリの一端と前記試
    料ガス導入孔との間の間隙を排気する手段とを備えたこ
    とを特徴とする質量分析装置用イオン化装置。
  2. 【請求項2】 前記キャピラリと試料ガス導入孔との間
    の間隙は、前記イオン源容器を排気する排気手段によっ
    て排気されることを特徴とする請求項1記載の質量分析
    装置用イオン化装置。
  3. 【請求項3】 前記試料ガス導入孔の径は、前記キャピ
    ラリの径とほぼ同じであることを特徴とする請求項1記
    載の質量分析装置用イオン化装置。
  4. 【請求項4】 前記イオン化部は、前記キャピラリの先
    端を前記試料ガス導入孔の方へ導くキャピラリガイドを
    備えていることを特徴とする請求項1記載の質量分析装
    置用イオン化装置。
  5. 【請求項5】 前記キャピラリガイドは、前記キャピラ
    リが挿入されるキャピラリ挿入孔と、前記試料ガス導入
    孔と、前記キャピラリ挿入孔と前記試料ガス導入孔とを
    繋ぐ排気室とを有しており、前記排気室は、その室にお
    いて前記キャリアガスが拡散可能に形成されていると共
    に、排気手段により排気可能に形成されていることを特
    徴とする請求項4記載の質量分析装置用イオン化装置。
  6. 【請求項6】 前記キャピラリガイドは、前記キャピラ
    リ挿入孔を有する第1オリフィスと、前記試料ガス導入
    孔を有する第2オリフィスと、前記第1オリフィスと第
    2オリフィスとを保持するガイドとを備え、前記第1オ
    リフィスと第2オリフィスとの間に前記排気室が設けら
    れていることを特徴とする請求項5記載の質量分析装置
    用イオン化装置。
  7. 【請求項7】 前記キャピラリ挿入孔は、前記キャピラ
    リ先端がその孔内の所定位置で停止するように形成され
    ていることを特徴とする請求項5記載の質量分析装置用
    イオン化装置。
  8. 【請求項8】 前記イオン化室に導入された試料は、電
    子による衝撃を受けてイオン化されることを特徴とする
    請求項1に記載の質量分析装置用イオン化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8の何れかに記載のイオン
    化装置を備えたことを特徴とする質量分析装置。
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