JP2003270318A - 多点観測網を利用した測位システム - Google Patents

多点観測網を利用した測位システム

Info

Publication number
JP2003270318A
JP2003270318A JP2002071947A JP2002071947A JP2003270318A JP 2003270318 A JP2003270318 A JP 2003270318A JP 2002071947 A JP2002071947 A JP 2002071947A JP 2002071947 A JP2002071947 A JP 2002071947A JP 2003270318 A JP2003270318 A JP 2003270318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier phase
phase difference
observation
satellite
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002071947A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Watanabe
寧 渡邊
Katsuo Yui
勝男 由井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2002071947A priority Critical patent/JP2003270318A/ja
Publication of JP2003270318A publication Critical patent/JP2003270318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星信号のキャリア位相を利用して、基準局
と複数の観測局との相対位置を得る測位システムにおい
て、基準局と任意の観測局とが共通に捕捉できている航
法衛星が4個未満となった場合にも、測位計算を可能に
する。 【解決手段】 任意の観測局からのキャリア位相と基準
局からのキャリア位相における衛星毎のキャリア位相差
と、その任意の観測局以外の観測局を仮基準局とし、当
該任意の観測局からのキャリア位相と仮基準局からのキ
ャリア位相における衛星毎のキャリア位相差とを用い
て、当該任意の観測点の測位演算を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星信号のキャリ
ア位相を利用して、相対位置を得るようにした、地すべ
り等の微少変動を観測する測位システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の観測点の相対位置を測
位するシステムとして、GPS等の航法衛星からの衛星
信号のキャリア位相を利用し、固定の基準点に設けた1
基準局と任意の観測点に設けた観測局との、1対1の基
線解析を行う方法が一般的に用いられている。
【0003】この衛星測位システムにおいて、基準点と
ある任意の観測点における測位解の変動が生じた場合
に、その測位解の変動が、実際の位置変動によるものな
のか、或いは、観測雑音の影響(例えば、大きいもので
サイクルスリップによる影響、小さいもので衛星信号不
安定追尾等による影響等)によるものなのかを判定する
必要がある。
【0004】この判定を、従来の衛星測位システムで
は、i)測位計算に用いたキャリア位相差と測位結果か
ら逆算したキャリア位相差との残差をチェックし、その
残差があるしきい値を越えた時に、観測雑音の影響によ
る異常が生じたものとする、或いは、ii)測位結果の位
置変化を利用して、前回の測位位置から、位置がずれた
結果が得られた場合は、観測雑音の影響による異常が生
じたものとしてする、ことにより行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の測位システムで
は、固定の1基準局と任意の観測局との、1対1の基線
解析を行っているから、衛星信号の受信状況により、共
通に捕捉できている航法衛星が4個未満となった場合に
は、測位計算が行えなくなってしまう。特に、基準局に
て、3個未満の航法衛星しか捕捉できない場合には、全
ての観測局に対する測位ができなくなり、測位システム
が機能しなくなる。
【0006】また、従来の異常を検出する方法では、い
ずれも測位結果の変動から判定するので、測位演算の
際、ある特定の衛星信号で起こった観測雑音の誤差の影
響が平均化されてしまうため、特に微少変動を検出する
測位システムの場合は、異常検出の判定が困難である。
【0007】また、非常に小さい観測雑音の影響によっ
て、測位解が変動してしまい、mmオーダの微少変動を
検出する場合は、精度上問題となる。
【0008】そこで、本発明は、衛星信号のキャリア位
相を利用して、基準局と複数の観測局との相対位置を得
る測位システムにおいて、基準局と任意の観測局とが共
通に捕捉できている航法衛星が所定数(4個)未満とな
った場合にも、測位計算を行えるようにすることを目的
とする。
【0009】また、同システムにおいて、観測雑音によ
る影響をキャリア位相差の段階で検出し、その影響を回
避して、測位計算を行えるようにすることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の多点観測網を
利用した測位システムは、複数の観測点にそれぞれ設置
された観測局衛星受信装置と、基準点に設置された基準
局衛星受信装置と、前記複数の観測局衛星受信装置及び
前記基準局衛星受信装置から伝送される複数の衛星信号
のキャリア位相データを受信し、これら複数の衛星信号
のキャリア位相データに基づいて各観測点の位置を測位
演算する監視局装置とを備える、キャリア位相を利用し
た測位システムであって、前記監視局装置は、任意の観
測局衛星受信装置からのキャリア位相と前記基準局衛星
受信装置からのキャリア位相における衛星毎のキャリア
位相差を求めるキャリア位相差処理手段と、当該任意の
観測局衛星受信装置以外の観測局衛星受信装置を仮基準
局衛星受信装置とし、当該任意の観測局衛星受信装置か
らのキャリア位相と前記仮基準局衛星受信装置からのキ
ャリア位相における衛星毎のキャリア位相差を求める仮
基準点キャリア位相差処理手段と、前記キャリア位相差
処理手段の衛星毎のキャリア位相差、及び/又は前記仮
基準点キャリア位相差処理手段の衛星毎のキャリア位相
差を観測データとして利用可能として、当該任意の観測
点の測位演算を行う測位演算処理手段を、有することを
特徴とする。
【0011】請求項2の多点観測網を利用した測位シス
テムは、請求項1の多点観測網を利用した測位システム
において、前記監視局装置はさらに、観測データとして
利用される前記キャリア位相差処理手段の衛星毎のキャ
リア位相差及び/又は前記仮基準点キャリア位相差処理
手段の衛星毎のキャリア位相差を、前記仮基準点キャリ
ア位相差処理手段の同一衛星に対する他のキャリア位相
差と比較し、観測データとして利用される前記キャリア
位相差処理手段の衛星毎のキャリア位相差及び/又は前
記仮基準点キャリア位相差処理手段の衛星毎のキャリア
位相差が異常であるかどうかを判定する異常判定手段を
有することを特徴とする。
【0012】請求項3の多点観測網を利用した測位シス
テムは、請求項2の多点観測網を利用した測位システム
において、前記異常判定手段により異常と判定されたキ
ャリア位相差に代えて、その異常判定に用いた前記仮基
準点キャリア位相差処理手段のキャリア位相差も用い
て、測位演算を行うことを特徴とする。
【0013】請求項4の多点観測網を利用した測位シス
テムは、請求項2の多点観測網を利用した測位システム
において、前記異常判定手段により異常と判定されたキ
ャリア位相差を近似処理により修正し、この修正された
キャリア位相差も利用して、測位演算を行うことを特徴
とする。
【0014】請求項5の多点観測網を利用した測位シス
テムは、複数の観測点にそれぞれ設置された観測局衛星
受信装置と、基準点に設置された基準局衛星受信装置
と、前記複数の観測局衛星受信装置及び前記基準局衛星
受信装置から伝送される複数の衛星信号のキャリア位相
データを受信し、これら複数の衛星信号のキャリア位相
データに基づいて各観測点の位置を測位演算する監視局
装置からなる、キャリア位相を利用した測位システムで
あって、前記監視局装置は、任意の観測局衛星受信装置
からのキャリア位相と前記基準局衛星受信装置からのキ
ャリア位相における衛星毎のキャリア位相差を求めるキ
ャリア位相差処理手段と、当該任意の観測局衛星受信装
置以外の少なくとも1つの観測局衛星受信装置を仮基準
局衛星受信装置とし、当該任意の観測局衛星受信装置か
らのキャリア位相と前記仮基準局衛星受信装置からのキ
ャリア位相における衛星毎のキャリア位相差を求める仮
基準点キャリア位相差処理手段と、同一衛星に対する前
記キャリア位相差処理手段のキャリア位相差を前記仮基
準点キャリア位相差処理手段のキャリア位相差と比較
し、前記キャリア位相差処理手段のキャリア位相差が異
常であるかどうかを判定する異常判定手段を有すること
を特徴とする。
【0015】請求項6の多点観測網を利用した測位シス
テムは、請求項5の多点観測網を利用した測位システム
において、前記異常判定手段により異常と判定されたキ
ャリア位相差以外のキャリア位相差を利用して、測位演
算を行うことを特徴とする。
【0016】請求項7の多点観測網を利用した測位シス
テムは、請求項5の多点観測網を利用した測位システム
において、前記異常判定手段により異常と判定されたキ
ャリア位相差に代えて、その異常判定に用いた前記仮基
準点キャリア位相差処理手段のキャリア位相差も用い
て、測位演算を行うことを特徴とする。
【0017】請求項8の多点観測網を利用した測位シス
テムは、請求項5の多点観測網を利用した測位システム
において、前記異常判定手段により異常と判定されたキ
ャリア位相差を近似処理により修正し、この修正された
キャリア位相差も利用して、測位演算を行うことを特徴
とする。
【0018】請求項9の多点観測網を利用した測位シス
テムは、請求項5の多点観測網を利用した測位システム
において、前記異常判定手段により異常と判定されたキ
ャリア位相差以外のキャリア位相差で測位演算が可能な
ときにはそれらキャリア位相差を利用して、測位演算を
行い、異常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア
位相差では測位演算ができないときには、前記異常判定
手段により異常と判定されたキャリア位相差に代えて、
その異常判定に用いた前記仮基準点キャリア位相差処理
手段のキャリア位相差も用いて、測位演算を行うことを
特徴とする。
【0019】請求項10の多点観測網を利用した測位シ
ステムは、請求項5の多点観測網を利用した測位システ
ムにおいて、前記異常判定手段により異常と判定された
キャリア位相差以外のキャリア位相差で測位演算が可能
なときにはそれらキャリア位相差を利用して、測位演算
を行い、異常と判定されたキャリア位相差以外のキャリ
ア位相差では測位演算ができないときには、前記異常判
定手段により異常と判定されたキャリア位相差を近似処
理により修正し、この修正されたキャリア位相差も利用
して、測位演算を行うことを特徴とする。
【0020】請求項11の多点観測網を利用した測位シ
ステムは、請求項1〜請求項10の多点観測網を利用し
た測位システムにおいて、衛星毎のキャリア位相差デー
タからその近似曲線を近似し、この近似曲線に基づいて
任意の時刻における衛星毎の近似値のキャリア位相差を
求めて、測位演算に用いることを特徴とする。
【0021】本発明によれば、任意の観測点の測位演算
を行う際に、当該任意の観測局衛星受信装置と基準局衛
星信号受信装置に共通に捕捉できている航法衛星が所定
数(4個)未満となった場合でも、他の1以上の観測局
を仮基準局として求められる衛星毎のキャリア位相差を
利用して、測位計算を行うことができる。
【0022】また、真の基準局と他の観測局を仮基準局
として利用して、同一観測局に対する衛星毎のキャリア
位相差変化を算出、比較する事により、測位結果を得る
前に、観測雑音による異常検出が容易に行える。また、
従来の測位システムでは、真の基準局で受信した衛星の
異常検出が行えなかったが、仮基準局を利用することよ
り、異常検出が行える。
【0023】また、観測雑音による異常検出により、異
常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位相差を
利用して測位演算を行うこと、異常と判定されたキャリ
ア位相差に代えて、その異常判定に用いたキャリア位相
差も用いて測位演算を行うこと、異常と判定されたキャ
リア位相差を近似処理により修正し、この修正されたキ
ャリア位相差も利用して測位演算を行うこと、等種々の
異常対策を採用することができるから、測位システムの
利用性を向上することができる。
【0024】さらに、キャリア位相差データの近似値、
即ち雑音が抑圧された位相差データを観測値として、測
位計算に用いることにより、測位精度を向上することが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1〜図7を参照して説明する。
【0026】図1は本発明に係る測位システムの全体構
成を示す図である。図1において、複数の観測点に、衛
星受信アンテナ11〜1n、観測局衛星受信装置21〜
2n、観測局通信装置31〜3n、通信用アンテナ41
〜4nが各観測局P1〜Pnとしてそれぞれ設けられ
る。また、基準点に、衛星受信アンテナ51、基準局衛
星受信装置52、基準局通信装置53、通信用アンテナ
54が基準局Rgとして設けられる。また、所定の場
所、例えば基準点近傍に、通信用アンテナ61、監視局
通信装置62、及び監視局装置100が監視局として設
けられる。
【0027】各観測局P1〜Pnは、地すべり等の微少
変動を観測する場所(即ち、観測点)に複数設置され、
航法衛星からの衛星信号を受信する。観測局衛星受信装
置21〜2nでは、衛星S1〜Sn毎にキャリア位相を
観測データとして処理する。なお、観測データには、キ
ャリア位相データの他、観測時刻情報,データステータ
ス(衛星毎の観測データの有効・無効を示す)等も含ん
でいるが、以下、観測データを代表してキャリア位相デ
ータと称することがある。
【0028】そして、時刻tにおける衛星毎のキャリア
位相データをデータ系θpi(t)(piは観測局番
号)として観測局通信装置31〜3nに出力し、観測局
通信装置31〜3nでは、入力されるデ‐タ系列θpi
(t)を、監視局通信装置62に送信する。
【0029】基準局Rgは、通常は位置変動が起きない
場所(即ち、基準点)に設置される。基準局衛星受信装
置52、基準局通信装置53の動作は、観測局衛星受信
装置等の動作と同じである。基準局Rgからのキャリア
位相データは、観測局P1〜Pnのものと区別するた
め、時刻tにおける衛星毎のキャリア位相データをデー
タ系列θrg(t)とする。
【0030】監視局通信装置62では、複数の観測局P
1〜Pn及び基準局Rgから送信される衛星S1〜Sn
毎のキャリア位相データθp1(t)〜θpn(t)、
θrg(t)を順次受信し、監視局装置100に送信す
る。
【0031】本発明では、衛星毎に、従来の1つの基準
局Rgだけでなく、他の複数の観測局を仮基準局Rk
1、Rk2・・・として設定する。そして、この仮基準
局Rk1、Rk2・・・と基準局Rgとは同一観測局P
iとの衛星毎のキャリア位相差を利用する。この仮基準
局Rk1、Rk2・・・の位置は、例えば、観測局P1
〜Pnであり、ほとんど位置が変動しない点である。あ
らかじめ、真の基準点Rgとの基線解析処理によってそ
の位置は求められており、位置精度は、瞬時に得られる
測位位置(cmレベルの位置精度)を平均化処理等する
事により、mmオーダが得られる。
【0032】図2は、第1の実施の形態に係る監視局装
置100の構成を示すブロック図である。この監視局装
置100は、観測データ入力装置101、キャリア位相
差処理装置102、仮基準点キャリア位相差処理装置1
10、選択装置111、測位演算処理装置103で構成
される。従来の監視局装置は、観測データ入力装置10
1、キャリア位相差処理装置102、測位演算処理装置
103で構成され、仮基準点キャリア位相差処理装置1
10、選択装置111は設けられていない。
【0033】観測データ入力処理装置101は、監視局
通信装置62より入力されるキャリア位相データθp1
(t)〜θpn(t)、θrg(t)から時刻情報を切
り出し、基準局衛星受信装置52、観測局衛星受信装置
21〜2nの同時刻の観測データであることを確認す
る。
【0034】次に、以下の例に示す方法で、キャリア位
相差計算をキャリア位相差処理装置102で行うか、ま
たは、仮基準点キャリア位相差処理装置110で行うか
決定する。
【0035】即ち、基準局Rgと観測局Pi(Pi:観
測局番号)の基線解析を行うものとして、基準局Rgと
観測局Piにおける共通の測位衛星数が4個以上であれ
ば、測位計算が行えるから、キャリア位相差計算をキャ
リア位相差処理装置102で行う。そして、計算された
通常の衛星毎のキャリア位相差が、選択装置111を介
して、測位演算処理装置103に供給され、観測局Pi
の測位演算が行われる。
【0036】基準局Rgと観測局Piにおける共通の測
位衛星数が4個未満であれば、測位演算が行えなくな
る。この場合は、仮基準点キャリア位相差処理装置11
0にて、観測局Pi以外の他の観測局P1〜Pn(但
し、Piは除く)を仮基準局Rk1、Rk2・・・とし
て、基準局Rgと観測局Piにおける共通の測位衛星以
外の共通の測位衛星について、仮基準局Rk1、Rk2
・・・と観測局Piのキャリア位相差デ‐夕を算出す
る。
【0037】これを具体的に例示すると、基準局Rgに
おいて受信した衛星が、S1、S2、S3、S5であ
り、観測局Piにおいて受信した衛星が、S1、S2、
S3、S4であるとすると、この場合、基準局Rgと観
測局Piで共通に受信した衛星は、S1,S2,S3で
あり、独立したキャリア位相差の組は、つぎの式(1)
〜式(3)に示される3組である。なお、説明を簡単に
するため、一重位相差にて示す。 ▽θrg,pi,s1(t)=θpi,s1(t)−θrg,s1(t) 式( 1) ▽θrg,pi,s2(t)=θpi,s2(t)−θrg,s2(t) 式( 2) ▽θrg,pi,s3(t)=θpi,s3(t)−θrg,s3(t) 式( 3) ただし、▽θrg,pi,sj(t):真の基準局Rg
と観測局Piにおける衛星Sjに関するキャリア位相
差、θpi,sj(t):観測局Piにおける時刻tの
衛星Sjのキャリア位相観測値、θrg,sj(t):
真の基準局Rgにおける時刻tの衛星Sjのキャリア位
相観測値。
【0038】測位計算には、独立したキャリア位相差の
組が、最低4組必要であるが、上記の例の衛星受信状態
では、基準局Rg側で、衛星S4を衛星信号を受信して
いないので、このままでは、測位計算が行えない。
【0039】そこで、観測局Pi以外の他の観測局P1
〜Pn(但し、Piを除く)において、衛星S4の衛星
信号を受信していれば、その観測局を仮基準局Rk1と
して、衛星S4に関するキャリア位相差を求めることが
できる。この仮基準局Rk1の位置は、基準局Rgの位
置に対して予め正確に測定され基線解析も行われてい
る。したがって、この仮基準局Rk1の衛星S4に関す
るキャリア位相を、オフセットを考慮することにより、
真の基準局Rgでの衛星S4に関するキャリア位相の代
わりに利用することができる。
【0040】この場合に、仮基準局Rk1と観測局Pi
で共通に受信した衛星S4の独立したキャリア位相差の
組は、つぎの式(4)に示される。 ▽θrk1,pi,s4(t)=θpi,s4(t)−θrk1,s4(t) 式(4) ただし、▽θrk1,pi,sj(t):仮基準局rk
1と観測局piにおける衛星Sjに関する位相差、θr
k1,sj(t):仮基準局における時刻tの衛星Sj
によるキャリア位相観測値。
【0041】これにより、式(1)−式(4)の衛星毎
のキャリア位相差の組が4つ得られるので、観測局pi
における測位計算が行える。
【0042】そして、測位演算装置では、キャリア位相
差処理装置102または仮基準点キャリア位相差処理装
置110より出力されるキャリア位相差データを選択装
置111により選択的に切り替えて、測位演算処理装置
103に供給して、観測点Piの位置を計算する。
【0043】この第1の実施の形態によれば、任意の観
測点Pi(例えば、P1)の測位演算を行う際に、当該
任意の観測局衛星受信装置21と基準局衛星信号受信装
置52に共通に捕捉できている航法衛星が所定数(4
個)未満となった場合でも、他の1以上の観測局を仮基
準局Rk1,Rk2・・・として求められる衛星毎のキ
ャリア位相差を利用して、測位計算を行うことができ
る。
【0044】なお、以上の第1の実施の形態では、真の
基準局Rgで求めたキャリア位相差データ▽θrg,p
i,sj(t)と、仮基準局Rk1・・より求めたキャ
リア位相差データ▽θrk1,pi,sj(t)から、
独立したキャリア位相差の組を4つ求め、測位計算をす
る例を示したが、仮基準局Rk1・・・と観測局Piの
共通衛星が4個以上あれば、仮基準局Rk1・・・と観
測局間Piで求まる4組のキャリア位相差デ‐タ▽θr
k1,pi,sj(t)のみで、測位計算をしても良
い。
【0045】次に、第2の実施の形態について、図3の
監視局装置100の構成を示すブロック図、及び図4の
観測局、真の基準局、仮基準局間の基線関係を示す図、
図5の仮基準局を利用したキャリア位相差変動検出の概
念図を参照して説明する。この第2の実施の形態では、
仮基準局Rk1、Rk2・・・を利用して、同一観測局
Piに対する衛星S1、S2・・・毎のキャリア位相差
変化より、観測雑音の影響によるキャリア位相差の異常
検出と異常データ修正を行う。
【0046】この第2の実施の形態では、図3に示すよ
うに、図2の第1の実施の形態に比べて、選択装置11
1を削除し、新たに異常判定装置121及び異常データ
修正装置122を設けている。その他の構成は、図2と
基本的には同様である。
【0047】まず、異常判定装置121の作用を、図4
及び図5を参照して説明する。観測局P1の測位を、真
の基準局Rgとの間のキャリア位相差▽θrg,p1,
sj(t)を利用して求める場合を想定する。このと
き、図4に示されるように、観測局P2を仮基準局Rk
1とし、観測局P3を仮基準局Rk2と設定する。
【0048】このとき、キャリア位相差処理装置102
より入力されるキャリア位相差▽θrg,p1,sj
(t)と,仮基準点キャリア位相差処理装置110より
入力されるキャリア位相差▽θrk1,p1,sj
(t)、▽θrk2,p1,sj(t)の時間変化は、
オフセット分の違いはあるが、同一観測局P1に対す
る、同じ衛星Sjについてのキャリア位相差であるの
で、観測雑音の影響がなければ、全て同様な変動をす
る。ところが、観測雑音の影響が、ある特定の基線に及
ぼされると、その基線に関する時間変化量のみが、他の
基線とは異なる変動になる。
【0049】この状態を、図5の仮基準局を利用した、
同一観測局P1、同一衛星Sjに対するキャリア位相差
変動の概念図に示している。
【0050】この図5を参照すると分かるように、観測
局P1−真の基準局Rg、観測局P1−観測局P2(仮
基準局Rk1)、観測局P1−観測局P3(仮基準局R
k2)の基線について、衛星毎のキャリア位相差を計算
する。観測雑音の影響がなければ、図5中の異常なし:
Aのようにそれぞれのキャリア位相差は、全て同様な変
動をする。
【0051】しかし、例えば観測雑音の影響が観測局P
1−真の基準局Rgの基線で発生すると、図の異常有
り:Bのように、他の基線とは異なる変動になる。この
ように、観測雑音がないときには、同一の変動をする少
なくとも2つ以上の基線のキャリア位相を監視し、キャ
リア位相の変化を例えば多数決で見ることにより、異常
が発生したと判断することができる。この例では、真の
基準局Rg側で受信した衛星信号で、異常が発生したこ
とが判定される。
【0052】異常判定装置121での異常判定の結果、
異常がなければ、通常通り、測位演算処理装置103に
て測位計算が行われ、測位結果や、基準局情報などが出
力される。
【0053】しかし、異常判定装置121での異常判定
の結果、異常ありと判定された場合には、その測位シス
テムの測位状況に応じて、次のような対応i〜iiiをと
ることになる。
【0054】対応iとしては、観測局1と真の基準局R
gとが5つ以上の共通の衛星信号を受信しているときに
は、異常判定装置121により異常と判定されたキャリ
ア位相差を除外してもそれ以外の4つ以上のキャリア位
相差が利用できる場合には、その異常と判定されたキャ
リア位相差を除外し、異常でない4つ以上のキャリア位
相差をそのまま利用して測位演算を行う。
【0055】対応iiとしては、異常判定装置121で異
常と判定されたキャリア位相差を、異常データ修正装置
122で近似処理により修正する。この異常データ修正
装置122では、異常判定装置121にて、異常検出さ
れた衛星信号のキャリア位相差データを修正する。修正
する方法は、例えば、キャリア位相差のデータ(異常値
は除く)より求まる近似曲線から、近似値を計算し、そ
の値を修正値とすることがよい。そして、この修正され
たキャリア位相差と、異常でないキャリア位相差とを利
用して測位演算を行う。
【0056】対応iiiとしては、異常判定装置121に
より異常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位
相差で測位演算が可能なときにはそれらキャリア位相差
を利用して、測位演算を行う。そして、異常と判定され
たキャリア位相差以外のキャリア位相差だけでは測位演
算ができないときには、異常判定装置121により異常
と判定されたキャリア位相差を近似処理により修正し、
この修正されたキャリア位相差も利用して、測位演算を
行う。
【0057】この第2の実施の形態によれば、真の基準
局Rgと他の観測局Piを仮基準局Rk1、Rk2・・
・として利用して、同一観測局に対する衛星S1〜Sn
毎のキャリア位相差変化を算出、比較する事により、測
位結果を得る前に、観測雑音による異常検出が容易に行
える。また、従来、真の基準局Rgで受信した衛星信号
の異常検出が行えなかったが、仮基準局Rk1、Rk2
・・・を利用することより、異常検出が行える。
【0058】また、観測雑音による異常検出により、異
常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位相差を
利用して測位演算を行うこと、異常と判定されたキャリ
ア位相差を近似処理により修正し、この修正されたキャ
リア位相差も利用して測位演算を行うこと等種々の異常
対策を採用することができるから、測位システムの利用
性が向上する。
【0059】次に、第3の実施の形態について、図6を
参照して説明する。この第3の実施の形態は、異常判定
装置121で異常判定を行う点までは図3の第2の実施
の形態と同様である。したがって、異常判定以後につい
てのみ説明する。
【0060】異常判定装置121での異常判定の結果、
異常がなければ、図3の第2の実施の形態におけると同
様に、測位演算処理装置103にて測位計算が行われ、
測位結果や、基準局情報などが出力される。
【0061】しかし、異常判定装置121での異常判定
の結果、異常ありと判定された場合には、その測位シス
テムの測位状況に応じて、次のような対応i〜iiiをと
ることになる。
【0062】対応iとしては、観測局1と真の基準局R
gとが5つ以上の共通の衛星信号を受信しているときに
は、異常判定装置121により異常と判定されたキャリ
ア位相差を除外してもそれ以外の4つ以上のキャリア位
相差が利用できる場合には、その異常と判定されたキャ
リア位相差を除外し、異常でない4つ以上のキャリア位
相差をそのまま利用して測位演算を行う。
【0063】対応iiとしては、異常判定装置121で異
常と判定されたキャリア位相差に代えて、その異常判定
に用いた仮基準点キャリア位相差処理装置110のキャ
リア位相差を採用し、この仮基準点キャリア位相差処理
装置110のキャリア位相差と、キャリア位相差処理装
置102の異常でないキャリア位相差とを用いて測位演
算を行う。
【0064】対応iiiとしては、異常判定装置121に
より異常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位
相差で測位演算が可能なときにはそれらキャリア位相差
を利用して、測位演算を行う。そして、異常と判定され
たキャリア位相差以外のキャリア位相差だけでは測位演
算ができないときには、異常判定装置121により異常
と判定されたキャリア位相差に代えて、その異常判定に
用いた仮基準点キャリア位相差処理装置110のキャリ
ア位相差も用いて、測位演算を行う。
【0065】この第3の実施の形態によれば、第2の実
施の形態と同様に、観測雑音による異常検出が容易に行
える。
【0066】また、観測雑音による異常検出により、異
常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位相差を
利用して測位演算を行うこと、異常と判定されたキャリ
ア位相差に代えて、その異常判定に用いたキャリア位相
差も用いて測位演算を行うこと等種々の異常対策を採用
することができるから、測位システムの利用性が向上す
る。
【0067】次に、第4の実施の形態について、図7を
参照して説明する。この第4の実施の形態は、図2の第
1の実施の形態の測位システムに、図3の第2の実施の
形態の測位システムの考えを組み合わせ、さらにこの実
施の形態におけるキャリア位相差近似処理装置141を
付加したものである。
【0068】まず、監視局装置100が、観測データ入
力装置101、キャリア位相差処理装置102、仮基準
点キャリア位相差処理装置110、選択装置111、測
位演算処理装置103を有する点は、図2の第1の実施
の形態と同様であり、同様の作用を行う。また、異常判
定装置121、異常データ修正装置122による、異常
判定及び異常データの修正は、図3の第2の実施の形態
と同様であり、同様の作用を行う。そして、これらを組
み合わせた作用及び効果も、第1及び第2の実施の形態
における作用・効果を重畳したものとなる。
【0069】そして、この第4の実施の形態では、キャ
リア位相差近似処理装置141を設けて、キャリア位相
差データに含まれる、非常に小さい雑音を抑圧するため
に、入力される衛星毎のキャリア位相差データから近似
曲線を決定し、近似曲線より任意の時刻におけるキャリ
ア位相差の近似値を演算する。そして、この近似された
キャリア位相差データを用いて、測位演算を行うから、
観測雑音が抑圧された近似値を測位演算の観測パラメー
タとして用いることができ、測位精度を向上することが
できる。
【0070】このキャリア位相差近似処理装置141を
設けて、観測雑音が抑圧された近似値を測位演算の観測
パラメータとして用いることは、第4の実施の形態に限
ることではなく、他の全ての実施の形態に同様に適用す
ることができる。
【0071】また、この第4の実施の形態における、図
3の第2の実施の形態の測位システムの考え方(即ち、
異常判定装置121、異常データ修正装置122によ
る、異常判定及び異常データの修正)の適用に代えて、
同様に図6の第3の実施の形態の測位システムの考え方
(即ち、異常判定装置121、仮基準点キャリア位相差
選択装置131による、異常判定及び仮基準点キャリア
位相差の利用)を適用することができる。この場合の作
用及び効果も、それらの実施の形態におけると同様の作
用・効果を得ることができる。
【0072】また、上記各実施の形態において、仮基準
局Rk1、Rk2・・・と観測局Piについてのキャリ
ア位相差は、観測局の設置数N(真の基準局は除く)と
すると、(N−1)個分だけ得られることになるが、実
用上、判定時間を早くするために、比較のための仮基準
局による位相差を1−3個程度の計算にとどめても良
い。この場合、各観測局Piに対応する仮基準局Rk
1、Rk2・・・として、予め適切な観測局を選択して
おくことがよい。
【0073】さらに、観測局通信装置31〜3n、基準
局通信装置53、監視局通信装置62間を無線接続とし
たが、有線接続としても良い。また、観測局P1〜Pn
や基準局Rgの各衛星受信装置、通信装置の動作は、連
続動作としているが、省電力化のために間欠動作として
も良い。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、任意の観測点の測位演
算を行う際に、当該任意の観測局衛星受信装置と基準局
衛星信号受信装置に共通に捕捉できている航法衛星が所
定数(4個)未満となった場合でも、他の1以上の観測
局を仮基準局として求められる衛星毎のキャリア位相差
を利用して、測位計算を行うことができる。
【0075】また、真の基準局と他の観測局を仮基準局
として利用して、同一観測局に対する衛星毎のキャリア
位相差変化を算出、比較する事により、測位結果を得る
前に、観測雑音による異常検出が容易に行える。また、
従来の測位システムでは、真の基準局で受信した衛星の
異常検出が行えなかったが、仮基準局を利用することよ
り、異常検出が行える。
【0076】また、観測雑音による異常検出により、異
常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位相差を
利用して測位演算を行うこと、異常と判定されたキャリ
ア位相差に代えて、その異常判定に用いたキャリア位相
差も用いて測位演算を行うこと、異常と判定されたキャ
リア位相差を近似処理により修正し、この修正されたキ
ャリア位相差も利用して測位演算を行うこと、等種々の
異常対策を採用することができるから、測位システムの
利用性を向上することができる。
【0077】さらに、キャリア位相差データの近似値、
即ち雑音が抑圧された位相差データを観測値として、測
位計算に用いることにより、測位精度を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測位システムの全体構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態に係る監視局装置の構成を示
すブロック図。
【図3】観測局、真の基準局、仮基準局間の基線関係を
示す図。
【図4】仮基準局を利用したキャリア位相差変動検出の
概念図。
【図5】第2の実施の形態に係る監視局装置の構成を示
すブロック図。
【図6】第3の実施の形態に係る監視局装置の構成を示
すブロック図。
【図7】第4の実施の形態に係る監視局装置の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
P1〜Pn観測局(観測点) Rg 基準局(基準点) Rk1、Rk2 仮基準局 11,1n 衛星受信アンテナ 21,2n 観測局衛星受信装置 31,3n 観測局通信装置 41,4n 通信用アンテナ 51 衛星受信アンテナ 52 基準局衛星受信装置 53 基準局通信装置 54 通信用アンテナ 61 通信用アンテナ 62 監視局通信装置 100 監視局装置 101 観測データ入力処理装置 102 キャリア位相差処理装置 103 測位演算処理装置 110 仮基準点キャリア位相差処理装置 111 選択装置 121 異常判定装置 122 異常データ修正装置 131 仮基準点キャリア位相差処理装置 141 キャリア位相差近似処理装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の観測点にそれぞれ設置された観測
    局衛星受信装置と、基準点に設置された基準局衛星受信
    装置と、前記複数の観測局衛星受信装置及び前記基準局
    衛星受信装置から伝送される複数の衛星信号のキャリア
    位相データを受信し、これら複数の衛星信号のキャリア
    位相データに基づいて各観測点の位置を測位演算する監
    視局装置とを備える、キャリア位相を利用した測位シス
    テムであって、 前記監視局装置は、 任意の観測局衛星受信装置からのキャリア位相と前記基
    準局衛星受信装置からのキャリア位相における衛星毎の
    キャリア位相差を求めるキャリア位相差処理手段と、 当該任意の観測局衛星受信装置以外の観測局衛星受信装
    置を仮基準局衛星受信装置とし、当該任意の観測局衛星
    受信装置からのキャリア位相と前記仮基準局衛星受信装
    置からのキャリア位相における衛星毎のキャリア位相差
    を求める仮基準点キャリア位相差処理手段と、 前記キャリア位相差処理手段の衛星毎のキャリア位相
    差、及び/又は前記仮基準点キャリア位相差処理手段の
    衛星毎のキャリア位相差を観測データとして利用可能と
    して、当該任意の観測点の測位演算を行う測位演算処理
    手段を、有することを特徴とする多点観測網を利用した
    測位システム。
  2. 【請求項2】 前記監視局装置はさらに、観測データと
    して利用される前記キャリア位相差処理手段の衛星毎の
    キャリア位相差及び/又は前記仮基準点キャリア位相差
    処理手段の衛星毎のキャリア位相差を、前記仮基準点キ
    ャリア位相差処理手段の同一衛星に対する他のキャリア
    位相差と比較し、観測データとして利用される前記キャ
    リア位相差処理手段の衛星毎のキャリア位相差及び/又
    は前記仮基準点キャリア位相差処理手段の衛星毎のキャ
    リア位相差が異常であるかどうかを判定する異常判定手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の多点観測網
    を利用した測位システム。
  3. 【請求項3】 前記異常判定手段により異常と判定され
    たキャリア位相差に代えて、その異常判定に用いた前記
    仮基準点キャリア位相差処理手段のキャリア位相差も用
    いて、測位演算を行うことを特徴とする請求項2記載の
    多点観測網を利用した測位システム。
  4. 【請求項4】 前記異常判定手段により異常と判定され
    たキャリア位相差を近似処理により修正し、この修正さ
    れたキャリア位相差も利用して、測位演算を行うことを
    特徴とする請求項2記載の多点観測網を利用した測位シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 複数の観測点にそれぞれ設置された観測
    局衛星受信装置と、基準点に設置された基準局衛星受信
    装置と、前記複数の観測局衛星受信装置及び前記基準局
    衛星受信装置から伝送される複数の衛星信号のキャリア
    位相データを受信し、これら複数の衛星信号のキャリア
    位相データに基づいて各観測点の位置を測位演算する監
    視局装置からなる、キャリア位相を利用した測位システ
    ムであって、 前記監視局装置は、 任意の観測局衛星受信装置からのキャリア位相と前記基
    準局衛星受信装置からのキャリア位相における衛星毎の
    キャリア位相差を求めるキャリア位相差処理手段と、 当該任意の観測局衛星受信装置以外の少なくとも1つの
    観測局衛星受信装置を仮基準局衛星受信装置とし、当該
    任意の観測局衛星受信装置からのキャリア位相と前記仮
    基準局衛星受信装置からのキャリア位相における衛星毎
    のキャリア位相差を求める仮基準点キャリア位相差処理
    手段と、 同一衛星に対する前記キャリア位相差処理手段のキャリ
    ア位相差を前記仮基準点キャリア位相差処理手段のキャ
    リア位相差と比較し、前記キャリア位相差処理手段のキ
    ャリア位相差が異常であるかどうかを判定する異常判定
    手段を有することを特徴とする多点観測網を利用した測
    位システム。
  6. 【請求項6】 前記異常判定手段により異常と判定され
    たキャリア位相差以外のキャリア位相差を利用して、測
    位演算を行うことを特徴とする請求項5記載の多点観測
    網を利用した測位システム。
  7. 【請求項7】 前記異常判定手段により異常と判定され
    たキャリア位相差に代えて、その異常判定に用いた前記
    仮基準点キャリア位相差処理手段のキャリア位相差も用
    いて、測位演算を行うことを特徴とする請求項5記載の
    多点観測網を利用した測位システム。
  8. 【請求項8】 前記異常判定手段により異常と判定され
    たキャリア位相差を近似処理により修正し、この修正さ
    れたキャリア位相差も利用して、測位演算を行うことを
    特徴とする請求項5記載の多点観測網を利用した測位シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記異常判定手段により異常と判定され
    たキャリア位相差以外のキャリア位相差で測位演算が可
    能なときにはそれらキャリア位相差を利用して、測位演
    算を行い、 異常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位相差
    では測位演算ができないときには、前記異常判定手段に
    より異常と判定されたキャリア位相差に代えて、その異
    常判定に用いた前記仮基準点キャリア位相差処理手段の
    キャリア位相差も用いて、測位演算を行うことを特徴と
    する請求項5記載の多点観測網を利用した測位システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記異常判定手段により異常と判定さ
    れたキャリア位相差以外のキャリア位相差で測位演算が
    可能なときにはそれらキャリア位相差を利用して、測位
    演算を行い、 異常と判定されたキャリア位相差以外のキャリア位相差
    では測位演算ができないときには、前記異常判定手段に
    より異常と判定されたキャリア位相差を近似処理により
    修正し、この修正されたキャリア位相差も利用して、測
    位演算を行うことを特徴とする請求項5記載の多点観測
    網を利用した測位システム。
  11. 【請求項11】 衛星毎のキャリア位相差データからそ
    の近似曲線を近似し、この近似曲線に基づいて任意の時
    刻における衛星毎の近似値のキャリア位相差を求めて、
    測位演算に用いることを特徴とする請求項1〜請求項1
    0のいずれかに記載の多点観測網を利用した測位システ
    ム。
JP2002071947A 2002-03-15 2002-03-15 多点観測網を利用した測位システム Pending JP2003270318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071947A JP2003270318A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 多点観測網を利用した測位システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071947A JP2003270318A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 多点観測網を利用した測位システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003270318A true JP2003270318A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29202077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071947A Pending JP2003270318A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 多点観測網を利用した測位システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003270318A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281896A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Univ Of Tokyo Rtk異常測位データ処理を伴うgpsによる変位計測装置および変位計測方法
JP2010210436A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fujitsu Ltd Gps受信機搬送波位相測定値の品質監視装置、方法、プログラム
JP2013228237A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Hitachi Zosen Corp 変位観測方法および変位観測システム
WO2024170761A1 (en) * 2023-02-17 2024-08-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Correction factors for carrier phase based positioning

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07190769A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Sokkia Co Ltd Gps干渉測位方法
JPH08146112A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Furuno Electric Co Ltd 測位システム
JPH0961509A (ja) * 1995-08-22 1997-03-07 Hitachi Zosen Corp Gps測量方法およびその装置
JP2000304843A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Fujitsu Ltd Gps測位装置およびgps測位方法ならびにgps測位プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001507796A (ja) * 1996-12-31 2001-06-12 ハネウエル・インコーポレーテッド Gpsマルチパス検出方法および装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07190769A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Sokkia Co Ltd Gps干渉測位方法
JPH08146112A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Furuno Electric Co Ltd 測位システム
JPH0961509A (ja) * 1995-08-22 1997-03-07 Hitachi Zosen Corp Gps測量方法およびその装置
JP2001507796A (ja) * 1996-12-31 2001-06-12 ハネウエル・インコーポレーテッド Gpsマルチパス検出方法および装置
JP2000304843A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Fujitsu Ltd Gps測位装置およびgps測位方法ならびにgps測位プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
LIGHTSEY: ""GPS Based Attitude Determination On Nonaligned Antenna Arrays"", ION GPS 96, JPN4006002694, September 1996 (1996-09-01), pages 1081 - 1090, ISSN: 0000733665 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281896A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Univ Of Tokyo Rtk異常測位データ処理を伴うgpsによる変位計測装置および変位計測方法
JP2010210436A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fujitsu Ltd Gps受信機搬送波位相測定値の品質監視装置、方法、プログラム
JP2013228237A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Hitachi Zosen Corp 変位観測方法および変位観測システム
WO2024170761A1 (en) * 2023-02-17 2024-08-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Correction factors for carrier phase based positioning

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2746813B1 (en) Detection of spoofing of GNSS navigation signals
JP5094344B2 (ja) 異常衛星検知装置および測位装置
US9103913B2 (en) Positioning apparatus and signal processing method thereof
EP3282275B1 (en) Position detection of user equipment within a wireless telecommunications network
CN103675854B (zh) 基于北斗卫星的多通道授时拟合方法
US20080316105A1 (en) Method and Apparatus For Transmitter Locating Using a Single Receiver
JP2004513370A (ja) ナビゲーション衛星信号品質監視用の装置
JP2003270318A (ja) 多点観測網を利用した測位システム
JP3537504B2 (ja) 測位システム
JP2923904B2 (ja) Dgps
US20110169693A1 (en) Integrity communication in a satellite navigation system
TW201528695A (zh) 數位處理
CN114690220A (zh) 一种监测数据实时解算星历异常处理方法
CN110476084A (zh) 用于监控校正服务系统的参考站的完整性的方法、校正服务系统、用于运行卫星辅助导航系统的方法以及卫星辅助导航系统
JP2003050273A (ja) サイクルスリップ発生有無検出装置およびその方法
JP2953510B2 (ja) 衛星監視装置
CN112904394B (zh) 陆基定位系统接收机kpi模糊度固定方法、接收机及系统
JP2005077318A (ja) 全地球測位システム
WO2007083889A1 (en) Method and apparatus for transmitter locating using a single receiver
US7376404B2 (en) System and method for detecting a fault in a multiple receiver system
US9287923B2 (en) Method of detecting interference in a satellite radio-navigation signal based on the monitoring of a temporal correlation coefficient
JPH0815404A (ja) Gps受信システム
CN115728793A (zh) 一种基于dia理论的精密单点定位粗差探测与处理方法
US11096135B2 (en) Method as well as device for timeslot-wise detection of at least one radio signal
US9798013B2 (en) Method of detecting interference in a satellite radio-navigation signal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060718