JP2003286152A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2003286152A
JP2003286152A JP2002095218A JP2002095218A JP2003286152A JP 2003286152 A JP2003286152 A JP 2003286152A JP 2002095218 A JP2002095218 A JP 2002095218A JP 2002095218 A JP2002095218 A JP 2002095218A JP 2003286152 A JP2003286152 A JP 2003286152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイルドで持続性のある収斂化粧料を提供す
る。 【解決手段】 ピーナス・ラジアタ種の松の樹皮より水
抽出して得られる収斂作用を有する抽出物を好ましくは
揮発性シリコーンと共に配合して皮膚化粧料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特殊な松の樹皮より
の抽出物を配合してなる皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より化粧効果の一つとして収斂作用
を目的とした化粧料が上市されている。例えば、クエン
酸、石炭酸(スルホ石炭酸亜鉛)、α−ヒドロキシ酸等
の酸を配合したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の収斂化粧料では配合される収斂剤が水中で効果を
発揮するタイプのものであるため、化粧水以外は上市さ
れておらず、また配合される酸による皮膚刺激の問題が
解決されていなかったのが現状である。従って、よりマ
イルドで持続性のある収斂化粧料の開発が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記諸問題に
鑑み鋭意研究を重ねた結果、ピーナス・ラジアタ種の松
の樹皮より水抽出して得られる収斂作用を有する抽出物
を必須成分として配合してなることを特徴とする皮膚化
粧料、更に、揮発性シリコーンを配合してなることを特
徴とする上記の皮膚化粧料並びにピーナス・ラジアタ種
の松の樹皮より水抽出して得られる抽出物および揮発性
シリコーンを必須成分として配合してなることを特徴と
する皮膚収斂化粧料を見出した。かくして、本発明によ
れば、作用がマイルドで持続性のある収斂作用を有する
化粧料が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳述する。
ピーナス・ラジアタ種の松は、一般には材木用に使用さ
れているが、本発明ではその樹皮を使用する。本発明に
おいて好ましく用いられるピーナス・ラジアタ種の松は
ニュージーランド産のもので、更に好ましいのは高山地
帯で育ったものである。本発明に使用する樹皮の水抽出
方法としては、一般的に知られた水抽出方法を用いるこ
とができる。好ましくは上記の樹皮を15mm以下の小
片にして水抽出に供する。その際抽出に使用する水は脱
酸素したものが好ましく、特に脱酸素した熱水を使用す
るのが好ましい。好ましい抽出条件は、大気圧で60〜
100℃、1分から20時間である。ニュージーランド
産のピーナス・ラジアタ種の松の樹皮より熱水抽出した
抽出物はニュージーランドのEnzo Nutvace
utica社より商品名「エンゾジノール」として供給
されている。当該抽出物はフラボノイド混合物であり、
その特徴は表1に示す通りポリメリックプロアントシア
ニジンが豊富に含まれていることである。
【0006】
【表1】
【0007】本発明者は、このポリメリックプロアント
シアニジンに大きな収斂作用の有ることを見出し、更に
は上記松樹皮抽出物と揮発性シリコーンとを配合した乳
液、クリーム、エッセンス、ローションとすることによ
り、よりマイルドな収斂作用を持ち、安全性、安定性に
も優れた化粧料となることを見出したのである。プロア
ントシアニジンとはフラバン−3−オールまたはフラバ
ン−3,4−ジオールを構成単位として縮合または重合
により結合したオリゴマー混合物であり、上記の商品名
「エンゾジノール」には表1に示す通りプロアントシア
ニジンが他の抽出物に比べ豊富に含まれており、そのた
めに収斂作用も大きいことが分かった。ピーナス・ラジ
アタ種の松の樹皮よりの水抽出物の皮膚化粧料への好ま
しい配合量は0.01〜10%であり、0.01未満で
は十分な収斂効果が得られず、また10%を越えると配
合量の増大に伴う効果も薄れ、コスト的に問題となり好
ましくない。
【0008】本発明に使用される揮発性シリコーンは、
特に限定されるものではないが、例えば、3員環揮発性
シリコーン、4員環揮発性シリコーン、5員環揮発性シ
リコーン、6員環揮発性シリコーン等が挙げられる。特
に好ましい揮発性シリコーンは、安全性、効果の点で5
員環揮発性シリコーンである。また、好ましい揮発性シ
リコーンの配合量は、0.1〜30重量%であり、より
好ましくは1〜10重量%であり、0.1未満では十分
な効果が得られず、また30%を越えると化粧料の使用
感が損なわれて好ましくない。
【0009】本発明の皮膚化粧料は、常法に従って、乳
液類、クリーム類、エッセンス類、ローション類、軟骨
類、パック類、パウダー類、洗顔料類、石鹸類等の剤型
にすることが可能である。例えばピーナス・ラジアタ種
の松の樹皮よりの水抽出物と揮発性シリコーンをクリー
ムに配合した場合、皮膚に塗布されたクリームは時間の
経過とともに揮発性シリコーンが徐々に揮発するが、こ
の揮発によって皮膚上に残ったピーナス・ラジアタ種の
松の樹皮よりの水抽出物の相対濃度が増大し、その結果
として収斂作用の効果が一層増大し、少量の配合でも非
常に優れた美容効果が得られるのである。
【0010】更に、本発明において処方作成時の留意点
としては増粘剤の配合が感触の点でより望ましい。該増
粘剤としては、例えば、アラビアゴム、カラヤゴム等の
ガム類、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチ
ン、デンプン、セルロース類等の天然水溶性高分子、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成水
溶性高分子等が挙げられ、剤型により適宜選択される。
また、本発明の化粧料には必要に応じて、水性成分、粉
末、界面活性剤、油剤、保湿剤、美白剤、アルコール
類、pH調整剤、防腐剤、色素、香料等を適宜配合する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明に基づいて造られる化粧料の評価方法として次の
方法をとった。 収斂効果評価方法:収斂効果の評価方法として次の2つ
の評価法を取った。 《評価法−1》 (1)生卵より卵白のみを取りだし、卵白2.5gに
0.05Mリン酸緩衝液(pH=7.0)100mlを
加え攪拌して2.5%卵白液を造る。 (2)収斂被評価物質0.02gにエタノール0.2m
lを加え、分散した後、0.05Mリン酸緩衝液(pH
=7.0)20mlを加え、被評価物質0.1%溶液を
まず造る。この液に更に、0.05Mリン酸緩衝液(p
H=7.0)で希釈し、0.02%、0.04%、0.
06%、0.08%および0.10%溶液を調製する。 (3)ブランクはエタノール0.2mlに0.05Mリ
ン酸緩衝液(pH=7.0)20mlを加えた溶液とす
る。 (4)(2)で調製した収斂被評価物質の各濃度の希釈
液0.4mlに、(1)で調製した2.5%卵白液3.
5mlを加えよく攪拌し、分光光度計にて650nmに
おける透過率を測定する。
【0012】生卵の卵白の蛋白質は収斂剤により蛋白変
性を起こし懸濁してくる。蛋白変性の大きいもの程、液
の懸濁度は増すことになり、収斂効果も大きい。また、
蛋白変性の大きいことは皮膚蛋白質を刺激することにも
継がるので、本方法で評価することにより皮膚に対する
収斂作用のマイルド度の程度とすることが可能である。
すなわち、懸濁度の少ないもの程マイルドな収斂効果を
示すことになる。懸濁度の大きいものをA(即ち、収斂
性は大きく刺激も大)、中程度をB(収斂性があって刺
激もある)、小さいものをC(収斂性があって刺激はマ
イルド)として表2に評価結果を乗せた。
【0013】《評価法−2》本発明に基づいて造った化
粧料を人皮膚に塗布し、収斂性、皮膚刺激性について感
能的に評価する。評価結果を表3に示す。また、現在収
斂剤として使用されているクエン酸、石炭酸、α−ヒド
ロキシ酸のような酸ではクリーム、乳液のような乳化系
に配合した場合収斂作用としての効果は全く消失してし
まう。従って比較例としては現在唯一上市されている化
粧水を比較例とした。
【0014】 実施例−1 クリーム処方 グリセリン 9.0% 1,3−ブチルアルコール 4.0% PEG4000 1.0% ピロリドンカルボン酸ソーダ 0.2% NaCl 0.8% カチオン処理粘土 0.3% デカメチルシクロペンタシロキサン 7.0% オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.0% オクタン酸イソセチル 2.0% ジメチルポリシロキサン(20cps) 3.5% スクワラン 1.0% 無水ケイ酸 0.2% エンゾジノール 0.5% メチルパラベン 0.2% フェノキシエタノール 0.2% 精製水で全量を100とする。 上記処方にて常法により製造、クリームを得た。
【0015】 実施例−2 乳 液 ジメチルポリシロキサン(20cps) 5.0% デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0% プロピレングリコール 6.0% グリセリン 4.0% カルボキシビニルポリマー 0.1% アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体 1.0% NaOH 1.0% モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 2.0% POE(15)オレイルエーテル 0.5% エンゾジノール 1.0% メチルパラベン 0.2% フェノキシエタノール 0.2% 精製水にて全量を100とする。 上記処方にて常法により製造、乳液を得た。
【0016】 実施例−3 エッセンス処方 プロピレングリコール 5.0% PEG400 5.0% カルボキシビニルポリマー 0.3% アルギン酸ナトリウム 0.3% オクタメチルシクロテトラシロキサン 5.0% デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0% NaOH 0.1% ステアリン酸 2.0% モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 1.0% モノオレイン酸ソルビタン 6.5% エンゾジノール 1.0% メチルパラベン 0.2% フェノキシエタノール 0.2% 精製水にて全量を100%とする。 上記処方に基づき常法により製造、エッセンスを得た。
【0017】 実施例−4 ローション(エマルジョンタイプ) 1,3ブチレンアルコール 6.0% PEG4000 5.0% オリーブ油 3.0% モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 1.5% POE(15)オレイルエーテル 0.3% エンゾジノール 0.5% オクタメチルシクロテトラシロキサン 5.0% デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0% メチルパラベン 0.2% フェノキシエタノール 0.2% 精製水にて全量を100%とする。 上記処方に基づき常法により製造、ローションを得た。
【0018】 比較例−1 化 粧 水 ジプロピレングリコール 1.0% ソルビット 1.0% POE(20)オレイルエーテル 1.0% スルホ石炭酸亜鉛 0.2% クエン酸 0.1% エタノール 15.0% メチルパラベン 0.2% フェノキシエタノール 0.2% 精製水にて全量を100%とする。 上記処方に基づき常法により製造、化粧水を得た。
【0019】
【表2】
【0020】表2に示す結果より、懸濁度の大きいのは
クエン酸、スルホ石炭酸亜鉛で、最も少ないのがエンゾ
ジノールであった。即ち、エンゾジノールが最も皮膚刺
激のないマイルドな収斂剤であることが判明した。
【0021】
【表3】
【0022】表3の結果より本発明の実施例1〜4では
弱い収斂性を感じるが、皮膚刺激は全くないものであ
り、マイルドな収斂化粧料となっていることが分かる。
一方、従来タイプの比較例−1では強い収斂性を感じる
が、皮膚刺激も強い。以上のことより、本発明の化粧料
は、従来品では達成できなかったマイルドな収斂性を持
った化粧料であることが分かる。
【0023】
【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は、従来品のものよ
り数段、作用がマイルドで持続性のある収斂作用を有す
るものである。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA111 AA122 AB032 AB172 AB332 AB442 AC022 AC122 AC172 AC232 AC342 AC442 AC482 AC612 AD042 AD092 AD151 AD152 AD172 AD302 CC04 CC05 DD27 DD33 EE10 EE12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピーナス・ラジアタ種の松の樹皮より水
    抽出して得られる収斂作用を有する抽出物を必須成分と
    して配合してなることを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 更に、揮発性シリコーンを配合してなる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】 ピーナス・ラジアタ種の松の樹皮より水
    抽出して得られる抽出物および揮発性シリコーンを必須
    成分として配合してなることを特徴とする皮膚収斂化粧
    料。
JP2002095218A 2002-03-29 2002-03-29 皮膚化粧料 Pending JP2003286152A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014065684A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Toyo Shinyaku Co Ltd コラーゲンゲル収縮用組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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