JP2003294257A - ホットカーペット用表面材 - Google Patents
ホットカーペット用表面材Info
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Abstract
熱時の寸法安定性を高め、さらに繊細な意匠表現が可能
なホットカーペット用表面材を提供する。 【解決手段】 表面保護層5と、心材層6と、断熱層7
との積層からなっている。表面保護層5は、裏面に印刷
意匠8が付された透明合成樹脂フィルム9であり、心材
層6は、上下の樹脂層11a、11b間に補強材12が
内装され、積層を保形し、ベース材3に配線された発熱
線2に加えられる力を分散させるものであり、少なくと
も表面側の樹脂層は白色であり、断熱層7の色を隠蔽す
る。断熱層7は、フェルトであり、ベース材3の断熱層
13の表面を覆い、断熱層7、13間に発熱線2を埋め
込むものである。
Description
の発熱線を被覆する表面材に関する。
は、台所、キッチン、食堂、和室などの冬期の保温用敷
物として用いられるが、その取扱いについては、当然の
ことながら、電気器具としての取り扱いのほか、敷物と
しての取り扱いの配慮が必要である。
(先行例1)には、夏期であってもそのまま敷物として
使用できることが好ましいという発想から、表面に柔軟
性があって、かつ耐水性があり、しかも表面材層内の熱
伝達が均一に保たれうる電気採暖具を提案している。
柔軟性を有する合成樹脂の表布を用いることは、夏らし
い涼感を得るうえに望ましいことであるが、柔軟性を有
する合成樹脂の表布を用いることにより、コードヒータ
ーの直上と、コードヒーター間の表布の表面の温度に差
が生じるのは望ましくない。
として捕らえ、このような問題を解決するため、表面材
層に、PVCに熱伝導材を混入した熱伝導層を介在させ
て表面材層の温度差をなくそうとする試みが記載されて
いる。
一見通常の敷物にみえることから、これが電気機器であ
ることを忘れ勝ちになる危険がある。例えばホットカー
ペット上に偏荷重、局部荷重が加わると、その重さでヒ
ーターが破損するおそれがある。したがって、ホットカ
ーペットは、敷物と同じ扱いでピアノを置いたり、いす
を載せることはできない。
その重さでヒータを傷める原因になる。さらには座布団
を敷いたりすると熱がこもり、カーペットを傷める原因
になるため、座布団などを使わずに直接すわることが必
要である。そのほか、ホットカーペットは平らな床に敷
くこと、木質床材上に敷く場合に、耐クラック未処理の
床材上には敷かないこと、ビニールタイル上には敷かな
いことなどの注意が必要であり、床上に敷かれたホット
カーペット上には水をこぼさないことなどの注意が必要
なのである。
とや、現実にピアノのような重量物には耐えられないと
しても、可能な限り、重量物に耐えることができ、特に
局部荷重に対する耐久性、寸法安定性を有し、床を傷め
ず、しかも敷物としての風合い、意匠性に優れ、発熱線
を表面から感じさせず、また表面材層上に部分的な温度
差が生じないような総合的な配慮がなされていることが
望まれる。つまり、電気器具であり、同時に敷物である
ホットカーペットには、その要請をどこまでクリアでき
るかが問われるのである。
の改良に係り、その目的は、ホットカーペットの局部荷
重への耐久性、発熱時の寸法安定性を高め、さらに繊細
な意匠表現が可能なホットカーペット用表面材を提供す
ることにある。
め、本発明によるホットカーペット用表面材において
は、表面保護層と、心材層と、断熱層との積層からな
り、発熱線が配置されたホットカーペットのベース材の
断熱層上に積層するホットカーペット用表面材であっ
て、表面保護層は、裏面に印刷意匠が付された透明合成
樹脂フィルムであり、心材層は、上下の樹脂層間に補強
材が内装され、弾性を維持して定型に固化し、発熱線に
加えられる局部的な力を分散させるものであり、断熱層
は、フェルトであり、ベース材の断熱層の表面を覆い、
表面材とベース材との断熱層間に発熱線を埋め込むもの
である。
樹脂層が白色であり、断熱層の色を隠蔽するものであ
る。
状の構造を有し、上下両面の樹脂層によって定型に保形
され、発熱線の物理的触感を阻止するものである。
ス材に配線された発熱線の直上と、発熱線の配線間に生
ずる温度差の触感を緩和するものである。
ット用表面材の実施の形態を図によって説明する。図1
において、本発明によるホットカーペット用表面材1
は、発熱線2が配置されたベース材3上に重ね、これを
積層一体化してホットカーペット4に構成するものであ
り、表面保護層5と、心材層6と、断熱層7との積層か
らなっている。以下に本発明によるホットカーペット用
表面材1の積層構造の各層の構成を説明する。
樹脂フィルム9であり、透明合成樹脂フィルム9には、
例えば透明ポリオレフィン系樹脂フイルム(厚さ80μ
m〜250μm)を用いる。ポリオレフィン系樹脂フィ
ルムは、エチレン、プロピレン等といった樹脂、その他
の樹脂との共重合体樹脂で製造され、安価で機械的特性
に優れており、耐水性を有し、樹脂の重合度を調整して
硬さを調整できる特徴がある。
すく、酸にもアルカリにもまた水にも非常に強く電気絶
縁性にも優れた特性を有しているものの、焼却すると有
害ガスを発生することから、廃棄処理に環境汚染の問題
があって、最近では塩化ビニル樹脂は好ましくない材料
の一つに挙げられているが、もとより塩化ビニル樹脂を
本発明の表面保護層に使用できないわけではない。
は、その裏面に所望の印刷意匠8を行って予めフィルム
面に透視模様を付しておく。また、ポリオレフィン系樹
脂フィルムは、接着剤や塗料との密着性が低いため、そ
の接着性を補強するために20〜120g/m2程度の
目付け量の不織布10をホットメルトラミネートしてお
く。不織布の目付け量の設定は重要である。目付け量が
少なすぎると、接着の際に不織布10が接着剤に埋没し
たようになって、接着性の補強にはならない。逆に多す
ぎると完成後、使用時に層間剥離が生ずる原因になる。
なお、不織布10の目付け量が20〜120g/m2程
度の範囲では、不織布の繊維間に樹脂が充填されて不織
布10の層は透明または半透明となる。
11b間に補強材12が内装され、表面保護層5と、断
熱層7との間に介在されて表面材1を一定形態に保形
し、発熱線2に上方から加えられる力を分散させ、長さ
変化を抑制するために設ける層である。この実施形態に
おいて、心材層6には、ポリオレフィン樹脂による上層
11aと、下層11bとの間に補強材12として、ガラ
ス不織布、ガラスネットあるいはPETネットをラミネ
ートしている。
理由は、発熱線2の発熱による影響を避けるため、高い
融点の樹脂を用いる必要があるからである。ポリオレフ
ィン系樹脂は塩化ビニルなどと比較して融点が高い。塩
化ビニルなどと比較して融点が高い樹脂には、ポリプロ
ピレン系樹脂があるが、ポリプロピレン系樹脂は、熱的
には良いが、巻物のシート状物として使用するには硬す
ぎて好ましくない。この点、ポリエチレン樹脂は好まし
い。とりわけ、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、
線状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)などは、ポ
リプロピレン樹脂と比較して柔軟性があり、比較的高融
点である点で好ましい。本発明においては、心材層6の
上層11aには、低密度ポリエチレン樹脂を使用し、下
層11bとして、線状低密度ポリエチレン樹脂を使用す
るのが好ましい。これにより、下層11bは、耐熱性に
優れ、上層11aは、表面触感を良好にし、心材層6と
して部分荷重の耐久性に優れ、寸法安定性に優れたもの
になる。
ーペット用表面材1の最下層となるものである。断熱層
7は、表面保護層5と心材層6との積層の下面に100
〜500g/m2の目付けのフェルトをラミネートする
ことによって形成される。
い、ついで層間の接着性を補強するために、ホットメル
ト接着剤を用いて表面保護層5に不織布10をラミネー
トする。ついで、図3に示すように、不織布10をラミ
ネートした表面保護層5の裏面に、押し出しラミネート
法により、Tダイ14より心材層6の上層11aとなる
ポリオレフィン系樹脂を100〜400μmの厚さに押
し出し、同時に補強材12をラミネートする。次に下層
11bのポリオレフィン系樹脂を100〜400μmの
厚さに積層して表面保護層5に心材層6を一体にラミネ
ートし、最後に断熱層7となるフェルトをラミネートす
る。
層11aには、白色に着色されたポリオレフィン系樹脂
を用いている。心材層6の少なくとも上層11aに、白
色に着色されたポリオレフィン系樹脂を用いる理由は、
表面保護層5上から透視したときに断熱層7に用いられ
るフェルトの色彩や色のばらつきを隠蔽するためであ
り、表面保護層5の裏面に付された模様に断熱層7の色
彩や質感の影響をなくすためである。
スネットあるいはPETネットは、要するに網目構造に
構成したものであり、弾力性を有し、その網目を通して
上下の樹脂層が接合して心材層6の形状を保形する。こ
の結果、表面保護層5と、断熱層7とは一体化され、ホ
ットカーペット用表面材として弾力性、形状保持性に優
れたものとなる。
の積層からなる本発明によるホットカーペット用表面材
1を、発熱線2が配置されたホットカーペット4のベー
ス材3の断熱層13上に重ね、接着剤にて接着すること
によって図4に示すようにホットカーペット用表面材1
の断熱層7とベース材3の断熱層13間に発熱線2が埋
め込まれたホットカーペット4が構成される。
層11aに、白色に着色されたポリオレフィン系樹脂を
用いたため、表面材1の断熱層7の色彩は、心材層6に
隠蔽され、ホットカーペット4を上方から観察したとき
に、表面保護層5を通してその裏面の印刷意匠8が透視
されるが、透明な表面保護層5は、白色の心材層6に裏
打ちされているため、表面保護層5の裏面に施された意
匠8は断熱層7の材料の色やその質感には一切左右され
ず、白色の心材層6に裏打ちされて意匠8を鮮明に表す
ことができる。
されてその色彩や質感が表面に現れないため、断熱層7
に用いるフェルトの色に制約を受けない。また、その材
料にも制約を受けないため、断熱層7にたとえばフェル
トのリサイクル品を用いても、ホットカーペットとして
その外観上は断熱層7に用いられたフェルトの品質の影
響を一切うけることがない。
ラス不織布あるいはPETネットには、その上下層11
a、11bの樹脂が網目構造を通して一体に接着され、
心材層6を補強し、且つ心材層6を定型に保形すること
によって、ホットカーペット4の寸法安定性が確保され
る。
ーペット4に上方から加えられる力は、補強材12に作
用して心材層6の広い領域に分散して下層に伝えられ、
発熱線2に局部的な力が作用することがなく、さらに
は、上下の断熱層7、13間に埋め込まれた断熱層13
上の発熱線2の配線を象る凹凸形状は心材層6に遮られ
て表面保護層5上から人体に触れる発熱線2の物理的な
触感は阻止され、また、発熱線の発する熱は、主として
補強材12の網目に分散されて発熱線2の直上と、発熱
線2,2の配線間に生ずるの温度差の触感も緩和され
る。
面より意匠の印刷を行なった印刷フィルムに、層間の接
着性を補強する為に40g/m2の不織布をラミネート
(ホットメルトラミネート)した。 (2)次いで、(1)で作成した印刷フィルムの裏面
(不織布側の面)に白色に着色されたポリオレフィン系
樹脂(LDPE)を300μmの厚さにラミネート(押
出ラミネート)すると同時に、PETネットをラミネー
トした。 (3)(2)で得られた積層シートの裏面側にポリオレ
フィン系樹脂(LLDPE)を300μmの厚さにラミ
ネートすると同時に、フェルト(目付量200g/
m2)をラミネートしてホットカーペット用表面材を製
造した。
フィルムの裏面より意匠の印刷を行なった印刷フィルム
に、層間の接着性を補強する為に40g/m2の不織布
をラミネート(ホットメルトラミネート)した。 (2)次いで、(1)で作成した印刷フィルムの裏面
(不織布側の面)に白色に着色されたポリオレフィン系
樹脂(LDPE)を300μmの厚さにラミネート(押
出ラミネート)すると同時に、ガラスネットをラミネー
トした。 (3)(2)で得られた積層シートの裏面側にポリオレ
フィン系樹脂(LLDPE)300μmの厚さにラミネ
ートすると同時に、フェルト(目付量200g/m2)
をラミネートしてホットカーペット用表面材を製造し
た。
フィルムの裏面より意匠の印刷を行なった印刷フィルム
に、層間の接着性を補強する為に40g/m2の不織布
をラミネート(ホットメルトラミネート)した。 (2)次いで、(1)で作成した印刷フィルムの裏面
(不織布側の面)に白色に着色されたポリオレフィン系
樹脂(LDPE)を200μmの厚さにラミネート(押
出ラミネート)すると同時に、ガラス不織布をラミネー
トした。 (3)(2)で得られた積層シートの裏面側にポリオレ
フィン系樹脂(LLDPE)300μmの厚さにラミネ
ートすると同時に、フェルト(目付量200g/m2)
をラミネートしてホットカーペット用表面材を製造し
た。以上実施例1,2、3で得られたホットカーペット
用表面材は、ベース層上に接着していずれも発熱線の触
感がなく、局部荷重への耐久性が優れ、発熱時の寸法安
定性が高く、さらに繊細な意匠を表現することができ
た。
ット用表面材は、表面保護層と、心材層と、断熱層との
積層構造からなり、発熱線が配置されたホットカーペッ
トのベース材の断熱層上に積層するホットカーペット用
表面材であって、心材層は、少なくともその表面側の樹
脂層が白色であり、断熱層の色や色のばらつきを隠蔽
し、断熱層にフェルトのリサイクル品の使用を可能なら
しめ、さらに、心材層に内装した補強材は、上下の樹脂
と一体化してホットカーペットを定型に保形するため、
保護層上から加えられる荷重を分散させて発熱線にかか
る部分荷重を阻止し、ホットカーペット保護層上からの
発熱線の触感が阻止され、ホットカーペットの局部荷重
への耐久性、発熱時の寸法安定性を高め、さらに繊細な
意匠を表現できる。
表面材によるときには、既存のベース材に組合わせてか
なりの程度の重量物に耐えることができ、局部荷重に対
する耐久性、寸法安定性を有し、しかも敷物としての風
合い、意匠性に優れたホットカーペットを提供できる効
果を有する。
図である。
要領を示す図である。
トカーペットの断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 表面保護層と、心材層と、断熱層との積
層からなり、発熱線が配置されたホットカーペットのベ
ース材の断熱層上に積層するホットカーペット用表面材
であって、 表面保護層は、裏面に印刷意匠が付された透明合成樹脂
フィルムであり、 心材層は、上下の樹脂層間に補強材が内装され、弾性を
維持して定型に固化し、発熱線に加えられる局部的な力
を分散させるものであり、 断熱層は、フェルトであり、ベース材の断熱層の表面を
覆い、表面材とベース材との断熱層間に発熱線を埋め込
むものであることを特徴とするホットカーペット用表面
材。 - 【請求項2】 心材層は、少なくともその表面側の樹脂
層が白色であり、断熱層の色を隠蔽するものであること
を特徴とする請求項1に記載のホットカーペット用表面
材。 - 【請求項3】 心材層に内装された補強材は、網目状の
構造を有し、上下両面の樹脂層によって定型に保形さ
れ、発熱線の物理的触感を阻止するものであることを特
徴とする請求項1に記載のホットカーペット用表面材。 - 【請求項4】 心材層の補強材の網目構造は、ベース材
に配線された発熱線の直上と、発熱線の配線間に生ずる
温度差の触感を緩和するものであることを特徴とする請
求項3に記載のホットカーペット用表面材。
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| JP2002095240A JP3855193B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ホットカーペット用表面材 |
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Publications (2)
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Cited By (2)
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- 2002-03-29 JP JP2002095240A patent/JP3855193B2/ja not_active Expired - Fee Related
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