JP2003294505A - 誤出力防止装置及び該装置を備えた渦流量計 - Google Patents
誤出力防止装置及び該装置を備えた渦流量計Info
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Abstract
品構成且つ低消費電流の、渦流量計における誤出力防止
装置を提供する。 【解決手段】 流管11内の渦発生体12での発生渦
を、検出素子の位相変化として検出する圧電素子等の渦
信号検出センサ13で検出する。トリガ回路16でトリ
ガレベルを越えたセンサ13からの出力信号をパルス化
し出力する。このパルスを積分回路21で積分し、コン
パレータ25,26でこの信号の電圧と上限,下限電圧
とを比較しパルス化して出力する。論理IC30では両
方の出力パルスを入力し論理演算を行いカウンタ回路3
1における計数値のリセットパルスを出力する。カウン
タ回路31ではトリガ回路16の出力パルスを計数す
る。パルス出力手段32,33,34にて、計数値が所
定値になった時だけトリガ回路16の出力パルスを出力
する。渦流量計はこの出力パルスを用いて被測定流体の
流量を計測する。
Description
誤出力防止装置及び該装置を備えた渦流量計に関する。
カルマン渦信号をトリガ回路でトリガして流量信号パル
スを得ている。しかしながら、圧縮性流体の流量計測機
構においては、流量計の下流側又は上流側に設けた締切
弁を閉じて流れを停止する場合にも、気体の如き圧縮性
流体によって閉じられた管路内で流体が圧縮・膨張して
流体に移動が生じてしまい、流量検出部が流体の移動を
検知して、その流量検出部に接続した信号発信部が信号
を発信し、あたかも流量を計測した状態になるという不
都合がある。この流体揺動(脈動)によるノイズ信号以
外には、流体の圧縮性に拘らず、流量停止時等におい
て、配管の振動,電気的ノイズ等のノイズ信号が大き
く、そのノイズ信号がトリガレベルも越えた場合でも流
量信号としてパルス化され、正常な計測が阻害される場
合がある。このとき、渦流量計用の警報装置を設置して
いた場合には、警報が鳴ってしまうこととなる。
囲が広く、流体の流速によって流量を積算検出する流量
計に顕著に見受けられる。従来の流量計測装置において
は、管路内の流量検出部とパルス信号を発生する信号部
(トリガ)との間に(シグナルコンディショナ)S/N
比を高めるため、通常フィルタを配設してあるが、フィ
ルタは流量範囲をカバーするように選定されているので
上述の不都合は解消されない。このような現象は、締切
弁を開いて連続的に圧縮性流体を流し、その流量を計測
しているときには問題ないが、実際に、締切弁は一日の
大半が閉じられていることが多いので、圧縮性流体が管
路内の脈動を流量として計数してしまう。トリガレベル
を拡大することにより、これらのノイズのトリガをある
程度抑制することは可能であるが、トリガレベルの拡大
により計測できる流量範囲も抑制されてしまう弊害があ
る。
した結果、極短時間に計数範囲にはいるような信号を発
生し、例えば10秒位の期間を平均するとフィルタの下
限周波以下となるという点に着目して、流体の揺動によ
る誤計数を防止する誤計数防止装置を実公昭53−14
199号公報にて提案した。この考案に係る流量計にお
ける誤計数防止装置は、管路内の流量検出部に接続して
パルス信号を発信する信号発信部と該信号を計数して流
量を計数する計数機構との間に蓄積カウンタとタイマを
配設することにより、タイマの設定時間内に蓄積カウン
タが設定値に達しない場合は、上記より明らかな如く揺
動によるパルス信号の発生であるためこの誤パルス信号
は遮断されて、計数機構へ送られず、流体の揺動によっ
ては計数機構は積算を開始しないようにして誤計測を防
止したことを特徴としている。換言すると、同公報に
は、ノイズ等による誤出力パルスの周期が一般に不規則
であることに注目したデジタルフィルタが記載されてい
る。外部出力の前に、パルスをメモリ機能に入力し、あ
る設定されたパルスをメモリし、その入力されるパルス
の周期がある設定された周期以上であればメモリ内のパ
ルスをリセットさせ、ノイズによる不規則なパルスの出
力を防止する機能を備える。
において使用されているデジタルフィルタ回路は、機械
的,電気的外乱によるセンサのミストリガをカットし防
止する回路であるが、このデジタルフィルタ回路は、一
定の周期以上の流量パルスが、連続して一定の数以上検
出されなければ後段の回路にパルスを伝達しないという
ものである。すなわち、このデジタルフィルタ回路は、
一定周期以上で連続して入ってこない信号を、ノイズ信
号とみなして出力しないので、外乱の影響を受け易い渦
流量計には不可欠なものである。
び該装置を用いた渦流量計の構成を示すブロック図であ
る。ここで説明する従来技術による渦流量計は、被測定
流体が流通する渦流量計の流管(測定管)11と、流管
11内に流れに対向して配設されカルマン渦を発生させ
る渦発生体12と、渦発生体12で発生したカルマン渦
の信号を検出する渦信号検出部と、渦信号検出部で検出
した信号を変換してパルスを出力する変換器とを備え、
このパルスを計測することにより被測定流体の流量又は
流速を測定するものとする。振動,流体脈動,電気的ノ
イズ等のノイズ信号による誤出力を防止するために、こ
の変換器内に誤出力防止装置(誤計数防止装置ともいえ
る)40を備えるようにしている。渦信号検出部には渦
信号検出センサ13が、渦発生体12の下流側であっ
て、渦発生体12の側面或いは流管11の内壁に配設さ
れている。渦信号検出センサ13は、渦発生体12によ
り発生したカルマン渦列の渦を検出する。渦信号検出セ
ンサ13からのカルマン渦信号を後段で処理することに
より流量又は流速が測定されることとなる。
して、渦信号検出センサ13として流れによる(勿論ノ
イズによるものも必然的に含むこととなる)圧力変化を
検出素子の応力変化として検出する圧電素子,ストレン
ゲージ等のセンサを用いるものに対応した装置となって
いる。その他渦信号検出センサ13としてはシャトルピ
ストンや容量センサ等を検出素子とするものが挙げられ
るが、いずれの検出素子も圧力変化を検出し、それらの
出力(通常、アンプ14等にて増幅)が検出素子の物理
的な変化に相当するような構成となっており、したがっ
て測定の休止や流れの停止などの後に測定を行うと休止
又は停止時の位置から測定が開始されることとなる。
号は、変換器へ出力される。変換器は、渦信号検出セン
サ13によって得られた渦信号を増幅し、整形し、パル
ス信号に変換し、出力信号として出力する装置である。
図5で例示する変換器では、渦信号検出センサ13に接
続したブリッジ(図示せず)により、一対の渦の発生毎
に1サイクルの交番電圧を発生して増幅器(アンプ)1
4によって増幅発信させるようにしてある。なお、この
ブリッジはサーミスタの場合に必要となるが、圧電素子
の場合には必要ない。アンプ14で増幅された交番電圧
信号をフィルタ回路15にて濾波・整形してS/N比を
高め、誤出力防止装置40に入力させる。フィルタ回路
15とトリガ回路16と誤出力防止装置40によってシ
グナルコンディショナを形成しているとも云える。ま
た、後述するように誤出力防止装置40によりパルス信
号を発生させ、その出力を得、流量演算回路17により
流量(又は流速)が演算されることから、誤出力防止装
置40はデジタルフィルタとして機能すると云える。
3からの出力レベルが所定のトリガレベルを越えた時に
その信号(図示のようにアンプ14,フィルタ回路15
を介した信号でもよい)をパルス化し、入力された正弦
波を方形波にして出力する。
ける、Lowレベルからスタートする信号例を示す図
で、図6(A)は誤出力防止装置への入力信号bを、図
6(B)は論理ICへの入力信号vを、図6(C)は論
理ICの出力信号wを、図6(D)は積分回路への入力
信号xを、図6(E)は積分回路の出力信号y,カウン
タ回路への入力信号zを、それぞれ示す図である。図6
に基づき、上述した検出素子においてその位相がLow
レベルの状態で測定が開始された場合を説明する。
出力され誤出力防止装置40へ入力されるパルス信号b
は、時間の経過と共に徐々に周波数が高くなっている場
合を示しており、このような状態は流量の停止後(Lo
wの状態で停止)、測定を再開するときの過渡的な現象
としてしばしば現れる。なお、この例では誤出力防止装
置40の基準電圧を3V、トリガ回路16から出力され
たトリガ信号(TRG信号としばしば呼ぶ)bの電圧レ
ベルを0.2(Low)〜2.4(High)V、微分波
形のバイアス電圧を1.3Vとし、後述するコンパレー
タ45でのコンパレート電圧は、コンパレータ45から
の出力レベルに依存するようにし、Lowレベルからの
測定とHighレベルからの測定に応じて変更されるも
のとする。このパルス信号bの一部は、微分回路41に
入力されてそこで微分され、微分波形をもつ信号vとな
る。なお、信号vは実際にはダイオードを用いたりして
バイアス電圧を与え、嵩上げされたものである。信号v
は、NANDの論理IC42へ入力され、基準電圧(3
V)との否定論理積がパルス信号wとして求められる。
信号wはTRG信号bの立ち上がり部分に対応する部分
にて0Vとなり、微分回路41の時定数により決定され
る一定時間経過後、3Vとなる方形波である。信号w
は、積分回路44を容易にするよう幅の細いワンショッ
トマルチとなる。この方形波の信号wを微分回路43に
て微分し、微分波形をもつパルス信号xを得る。ここで
微分回路43の時定数により微分波形が決まるので信号
xにおけるレベル差x1とレベル差x2とは信号xのその
付近の周波数で決まり、周波数が低い(周期が長い)方
が低レベルまで落ちる時間があるのでx1<x2となる。
パルス信号xを積分回路44にて積分し、積分信号yを
得て、コンパレータ45に入力し、コンパレート電圧と
入力されたパルス信号yのレベルがコンパレータ45に
て比較され、積分信号yのうちコンパレート電圧を上回
った部分を0Vとし、下回った部分を3Vとした方形波
をもつ信号zを得る。コンパレータ45では、結果とし
てTRG信号bのうち一定周期以上をもつ波形が存在す
る部分のみでコンパレート電圧を下回り、クリア信号
(CLR)を出力することとなる。このCLR信号は、
カウンタ回路31に入力され、カウンタ回路31でのカ
ウントをリセットする信号として使用されることとな
る。CLR信号以外の信号の場合は、カウンタ回路31
はアクティブなままとする。
ら出力されたパルス信号bをクロック入力(CK)にて
カウントし、その計数値を蓄積する。この計数値は、コ
ンパレータ45からの出力信号zによりCLRされる値
であり一定周期以上のTRG信号bはCLR信号により
排除されることとなる。一方、この計数値はトリガ回路
16から入力されるパルス信号bが、排除される前に所
定値だけ蓄積されるか否かを判断するための値である。
カウンタ回路31は、その計数値が所定値になっていな
い時にはLow値を出力し、計数値が所定値であるとき
にはHigh値を出力するようになっている。
計数機構へのノイズ信号を遮断することを可能とする手
段であり、結果として、パルス出力手段で出力されたパ
ルスのみを被測定流体の流量又は流速の演算に用いるこ
とで計数機構の誤計数を防止することが可能となる。パ
ルス出力手段としては、計数値がFullの場合にの
み、カウンタ回路31からの出力信号でトリガ回路16
からのTRG信号bに対するゲートを開け、TRG信号
bを流量演算回路17へ出力する手段が挙げられる。以
下に、その一例を図5を引き続き参照して説明する。
の出力により計数値がFullのときもそうでないとき
もカウンタ回路31から入力された信号を反転させて出
力するよう構成されている。NANDゲート32は、N
ANDゲート33及びトリガ回路16と結線され、NA
NDゲート33からの出力により計数値がFullのと
きに、トリガ回路16からの出力に対するゲートを閉じ
るよう構成されている。結果として、計数値がfull
の場合は、カウンタ回路31のクロック入力(CK)が
停止するため、CLR信号が入力されない限り、すなわ
ち、TRG信号bが一定周期以下とならない限りカウン
タ回路31は、計数値fullの状態を保持する。NA
NDゲート34は、カウンタ回路31及びトリガ回路1
6と結線され、計数値がFullでないときにはトリガ
回路16からの出力に対するゲートを閉じ、計数値がF
ullのときにはトリガ回路16からの出力に対するゲ
ートを開くよう構成されている。以上の構成により、カ
ウンタ回路31における計数値が所定値に満たない場合
に、トリガ回路16からの出力パルスを出力しない(遮
断する)。この例ではNANDゲート34の出力は計数
値がFullでない場合に常にHighとなり、後段の
流量演算回路17でのカウントを不能にする。一方、カ
ウンタ回路31における計数値がその所定値になった場
合には、トリガ回路16からの出力パルスを(反転させ
て)出力することが可能となる。
止装置は、微分回路を用い、その出力を論理ICへ入力
するという構成上、消費電流が大きく、これに伴いこの
ような装置を用いた変換器や渦流量計の消費電流は大き
くなる。実際、従来の渦流量計における変換器は消費電
流が大きく、そのかなりの部分をデジタルフィルタ回路
が占めていることがわかった。
て、微分回路41,論理IC42,微分回路43,積分
回路44をF/V回路とし、周波数に比例した電圧を出
力し、コンパレータ45にてこの出力の電圧値をコンパ
レート電圧と比較し、カウンタ回路31のカウンタをリ
セットするようにしてもよいが、上述の渦流量計に比べ
てさらに消費電流が大きくなってしまう。
路は、微分回路とロジックICの組合せ、ワンショット
ICと積分回路によるV/F回路などの組み合わせで構
成されているが、いずれも消費電流が大きいことが欠点
であり、特に電池式の変換器を設計する上で大きな障害
となっていた。すなわち、電池寿命の仕様を短くせざる
を得なかった。
れたものであり、簡易な部品構成且つ低消費電流で、ノ
イズによる誤計数(誤出力)を防止することが可能な、
渦流量計における誤出力防止装置、及び該装置を備えた
渦流量計を提供することをその目的とする。
定流体が流通する流管内に流れに対向して設けられた渦
発生体で発生する渦を、圧力変化を検出素子の変化とし
て検出する渦信号検出センサで検出し、該渦信号検出セ
ンサで検出された信号を計測することにより被測定流体
の流量又は流速を測定する渦流量計における誤出力防止
装置であって、前記渦信号検出センサから出力された信
号が所定のトリガレベルを越えたときにパルスを出力す
るトリガ回路と、該トリガ回路から出力されたパルスを
積分する積分回路と、該積分回路で積分された信号を入
力信号とし、該入力信号の電圧と予め定められた上限及
び下限電圧とを比較しパルス化して出力する2つのコン
パレータと、前記トリガ回路から出力されたパルスを計
数するカウンタ回路と、前記2つのコンパレータからの
両出力パルスを入力し論理演算を行い、前記カウンタ回
路における計数値のリセットに係わる信号を出力する論
理ICと、前記カウンタ回路における計数値が所定の値
に満たない場合に、前記トリガ回路からの出力パルスを
出力せず、前記カウンタ回路における計数値が前記所定
の値になった場合に、前記トリガ回路からの出力パルス
を出力するパルス出力手段とを有し、前記渦流量計は前
記パルス出力手段で出力されたパルスを用いて被測定流
体の流量又は流速の演算を行うことを特徴としたもので
ある。
の誤出力防止装置を備えたことを特徴としたものであ
る。
る誤出力防止装置及び該装置を用いた渦流量計の構成を
示すブロック図である。本実施形態に係る渦流量計は、
被測定流体が流通する渦流量計の流管(測定管)11
と、流管11内に流れに対向して配設されカルマン渦を
発生させる渦発生体12と、渦発生体12で発生したカ
ルマン渦の信号を検出する渦信号検出部と、渦信号検出
部で検出した信号を変換してパルスを出力する変換器と
を備え、このパルスを計測することにより被測定流体の
流量又は流速を測定するものとする。振動,流体脈動,
電気的ノイズ等のノイズ信号による誤出力を防止するた
めに、この変換器内に誤出力防止装置(誤計数防止装置
ともいえる)20を備えるようにしている。渦信号検出
部には渦信号検出センサ13が、渦発生体12の下流側
であって、渦発生体12の側面或いは流管11の内壁に
配設されている。渦信号検出センサ13は、渦発生体1
2により発生したカルマン渦列の渦を検出する。渦信号
検出センサ13からのカルマン渦信号を後段で処理する
ことにより流量又は流速が測定されることとなる。ま
た、渦流量計は、測定流体すべてが流量計の測定管を通
過するような流量計としてもよいし、大口径の流管にお
ける流量を測定する場合に好適なように流管内に小口径
の渦流量計を挿入し、その部分流速から全流量を求める
挿入形渦流量計としてもよい。さらに渦発生体の形状
も、三角柱状やそうでなくとも渦発生体の両側で流れが
剥離しカルマン渦が交番発生するような形状であればよ
い。
0は、その構成として、渦信号検出センサ13として流
れによる(勿論ノイズによるものも必然的に含むことと
なる)の圧力変化を検出素子の応力変化として検出する
圧電素子,ストレンゲージ等のセンサを用いるものに対
応した装置となっている。圧電素子は渦発生体12に伴
う交番差圧を電荷変化として検出するもので、圧電素子
を渦発生体12内の片持ち梁状の振動管に内蔵し、セン
サとして使用する。この場合、渦発生体12の両端には
センサに交番差圧を導くための導圧孔が設けてある。な
お、導圧孔を設けない形態もある。カルマン渦の発生に
伴って渦発生体12の圧力が交互に変化し、この交番差
圧はセンサに交番揚力を与え、その応力が圧電素子の電
荷変化となって検出されるといった仕組みになってい
る。このセンサは渦発生体12と別体に設けても、圧電
素子を一端にのみ支持された渦発生体12に直接内蔵し
た構造でもよい。ストレンゲージを用いたセンサは、渦
発生体12に伴う交番差圧を歪みゲージの抵抗変化とし
て検出するもので、一対のストレンゲージを一端のみを
支持された渦発生体12の中に内蔵し、センサとして使
用する。カルマン渦の発生に伴う渦発生体12の交番揚
力により歪み応力を受けるストレンゲージは、ブリッジ
の2辺として構成されており、ストレンゲージの抵抗変
化を電圧変化として検出することが可能となる。その他
渦信号検出センサ13としてはシャトルピストンや容量
センサ等を検出素子とするものが挙げられるが、いずれ
の検出素子も圧力変化を検出し、それらの出力(通常、
アンプ14等にて増幅)が検出素子の物理的な変化に相
当するような構成となっており、したがって測定の休止
や流れの停止などの後に測定を行うと休止又は停止時の
変化(High「H」かLow「L」)から測定が開始
されることとなる。
号は、変換器へ出力される。変換器は、渦信号検出セン
サ13によって得られた渦信号を増幅し、整形し、パル
ス信号に変換し、出力信号として出力する装置である。
図1で例示する変換器では、渦信号検出センサ13に接
続したブリッジ(図示せず)により、一対の渦の発生毎
に1サイクルの交番電圧を発生して増幅器(アンプ)1
4によって増幅発信させるようにしてある。なお、この
ブリッジはサーミスタの場合に必要となるが、圧電素子
の場合には必要ない。アンプ14で増幅された交番電圧
信号をフィルタ回路15にて濾波・整形してS/N比を
高め、誤出力防止装置20に入力させる。フィルタ回路
15とトリガ回路16と誤出力防止装置20によってシ
グナルコンディショナを形成しているとも云える。ま
た、後述するように誤出力防止装置20によりパルス信
号を発生させ、その出力を得、流量演算回路17により
流量(又は流速)が演算されることから、誤出力防止装
置20はデジタルフィルタとして機能すると云える。
3からの出力レベルが所定のトリガレベルを越えた時に
その信号(図示のようにアンプ14,フィルタ回路15
を介した信号でもよい)をパルス化し、入力された正弦
波を方形波にして出力する。トリガ回路16におけるト
リガレベルは、計測する最小流量の時のカルマン渦信号
が十分トリガできる大きさに設定しておく必要があり、
この設定は固定して変更不可としておいてもよいが、渦
流量計の用途に応じてこの大きさを設定可能にしておく
ことが好ましい。なお、カルマン渦による出力レベル
は、カルマン渦の特性と検出センサ13の特性等からあ
る程度予測できる。なお、図1においては、トリガ回路
16は従来技術(図5)との対比のため、誤出力防止装
置20に含まれないものとして図示しているが、当然本
発明に係る誤出力防止装置20或いは該装置20を備え
た変換器,渦流量計に含まれるべき構成要素である。
ける、Lowレベルからスタートする信号例を示す図
で、図2(A)は誤出力防止装置への入力信号bを、図
2(B)は比較回路への入力信号c及び一方のコンパレ
ータからの出力信号dを、図2(C)はカウンタ回路へ
の入力信号fを、それぞれ示す図である。また、図3
は、図1の誤出力防止装置の各段における、Highレ
ベルからスタートする信号例を示す図で、図3(A)は
誤出力防止装置への入力信号b′を、図3(B)は比較
回路への入力信号c′及び一方のコンパレータからの出
力信号d′を、図3(C)はカウンタ回路への入力信号
f′を、それぞれ示す図である。図3は、上述した検出
素子においてその位相がHighレベルの状態で測定が
開始された場合の図であり、入力信号b′の波形は図2
の信号bを反転したものになっている例を挙げている。
ここでは図2に基づき、上述した検出素子においてその
変化がLowレベルの状態で測定が開始された場合を説
明するが、Highレベルの場合も考え方は同じであ
る。
出力され誤出力防止装置20へ入力されるパルス信号b
は、時間の経過と共に徐々に周波数が大きくなっている
場合を示しており、このような状態は流量の停止後(L
owの状態で停止)、測定を再開するときの過渡的な現
象としてしばしば現れる。なお、この例では誤出力防止
装置20の基準電圧を3V、トリガ回路16から出力さ
れたトリガ信号(TRG信号としばしば呼ぶ)の電圧レ
ベルを0.2(Low)/2.4(High)Vとし、後
述するコンパレータ25でのコンパレート電圧V1,コ
ンパレータ26でのコンパレート電圧V2はそれぞれ2.
0V,0.3Vとしている。
に入力されてそこで積分され、信号cとなる。積分回路
21はトリガ回路16から出力されたパルスを積分する
回路である。なお、ここでは積分回路21として抵抗値
R1の抵抗22、容量C1のコンデンサ23から構成され
る例を示している。信号cは、コンパレータ25及びコ
ンパレータ26からなる比較回路24に入力されるもの
とする。この例では、比較回路24への入力は、TRG
信号bを積分した信号なので、約1.4Vを中心に発振
し、且つ、周波数が高くなるのに従い振幅が小さくなる
(1.4Vに近づいていく)。2つのコンパレータ2
5,26は、積分回路21で積分された信号を入力信号
とし、その入力信号の信号レベル(電圧)と予め定めら
れた上限及び下限電圧とを比較しパルス化して出力する
回路である。
決まるコンパレート電圧(上限電圧)V1と比較され、
V1より高い部分が入力信号cと同期したパルス(方形
波)として出力される。結果として、コンパレータ25
の出力は信号dのようになる。一方、コンパレータ26
では信号cが抵抗28で決まるコンパレート電圧(下限
電圧)V2と比較され、V2より低い部分以外が入力信号
cと同期したパルスとして出力される。なお、図2の例
では、V2を下回ることはなく、コンパレータ26の出
力信号eは全ての位置で基準電圧(3V)となっている
(図示せず)。コンパレータ25及びコンパレータ26
からの出力信号d,eを論理IC30に入力することに
より、カウンタ回路31への入力信号fが得られる。ロ
ジックIC30からの出力信号fは、結果として、周波
数が高くなり入力波形の最小値が+0.3Vを超えると
コンパレータ26の出力は常時「H」となり、さらに周
波数が大きくなり入力波形の最大値が+2.0を下回る
ようになるとコンパレータ25の出力は常時「H」とな
る。コンパレータ25及びコンパレータ26の出力が共
に「H」となった場合にのみ、カウンタ回路31のCL
Rが解除され、CKパルスを取り込む。また、図2の例
ではコンパレータ26の方が先に「H」となるため、カ
ット周波数はコンパレータ25により決定される。CL
R信号は、カウンタ回路31に入力され、カウンタ回路
31でのカウントをリセットする信号として使用される
こととなる。CLR信号が入らない場合は、カウンタ回
路31はアクティブなままとする。すなわち、一定の値
より大きい周波数ではカウンタ回路31のカウンタが有
効になる(CLRがかからない)。尚、TRG信号bの
発信が停止している状態は0.2V(Low)、2.4V
(High)のいずれかになるが、0.2Vで停止した
場合は、コンパレータ26が、2.4Vで停止した場合
はコンパレータ25が出力「L」となる。結果的にTR
G信号bが停止している状態においては、ロジックIC
30の出力信号fは必ずカウンタ回路31にCLR信号
を与える。
G信号が「H」,「L」のいずれで停止した場合にも停
止時にはコンパレータ25又はコンパレータ26のいず
れかが必ず「L」になるため、カウンタ回路31には常
にCLRがかかることとなる。また、TRG信号が
「H」,「L」のいずれで再開した場合にも、一定周期
以上の信号であれば、コンパレータ25又はコンパレー
タ26のいずれかが必ず「L」になるため、カウンタ回
路31には常にCLRがかかることとなり、一定周期以
上の信号を除外することができる。このように、周波数
が遅く、入力波形が0.3V以下,2.0V以上の振幅で
発振している場合には、コンパレータ25又はコンパレ
ータ26の出力は、入力に同期したパルス状になり、一
定の値より低い周波数ではカウンタ回路31にCLRが
かかることとなる。
らの出力は、NANDの論理IC30へ入力され、それ
ぞれの入力間で否定論理積がとられ、パルス信号として
出力される。図2の例を参照しても理解できるように、
論理IC30は、Lowレベルでの測定開始であれ、H
ighレベルでの測定開始であれ、トリガ回路16から
の信号cが一定周期以上であればCLR信号を出力する
こととなる。ここでコンパレータ25,26の構成によ
っては論理IC30はANDゲートとして機能するIC
でもよい。いずれにせよ、論理IC30は、2つのコン
パレータ25,26からの両出力パルスを入力し論理演
算を行い、カウンタ回路31における計数値のリセット
に係わる信号を出力できればよい。論理IC30からの
出力(CLR信号)により、カウンタ回路31がリセッ
トされることとなる。
ら出力されたパルス信号b(又はb′;以下同様)をロ
ジックIC32を介してカウントし、その計数値を蓄積
する。この計数値は、論理IC30からの出力信号fに
よりCLRされる値であり一定周期以上のTRG信号b
はCLR信号により排除されることとなる。一方、この
計数値はトリガ回路16から入力されるパルス信号b
が、排除される前に所定値だけ蓄積されるか否かを判断
するための値である。カウンタ回路31は、その計数値
が所定値になっていない時にはLow値を出力し、計数
値が所定値であるときにはHigh値を出力するように
なっている。
計数機構へのノイズ信号を遮断することを可能とする手
段であり、渦流量計において結果として、パルス出力手
段で出力されたパルスのみを被測定流体の流量又は流速
の演算に用いることで計数機構の誤計数を防止すること
が可能となる。パルス出力手段としては、カウンタ回路
31における計数値が所定の値(Full値)に満たな
い場合にトリガ回路16からの出力パルスを出力せず
(遮断し)、計数値がFullの場合にのみ、カウンタ
回路31からの出力信号でトリガ回路16からのTRG
信号bに対するゲートを開け、TRG信号bを流量演算
回路17へ出力する手段や、カウンタ回路31で分周を
行わないものとするとカウンタ回路31の出力をそのま
ま流量演算回路17へ出力する手段が挙げられる。以下
に、前者の場合の一例を図1を引き続き参照して説明す
る。
の出力により計数値がFullのときもそうでないとき
もカウンタ回路31から入力された信号を反転させて出
力するよう構成されている。NANDゲート32は、N
ANDゲート33及びトリガ回路16と結線され、NA
NDゲート33からの出力により計数値がFullのと
きに、トリガ回路16からの出力に対するゲートを閉じ
るよう構成されている。NANDゲート34は、カウン
タ回路31及びトリガ回路16と結線され、計数値がF
ullでないときにはトリガ回路16からの出力に対す
るゲートを閉じ、計数値がFullのときにはトリガ回
路16からの出力に対するゲートを開くよう構成されて
いる。以上の構成により、カウンタ回路31における計
数値が所定値に満たない場合に、トリガ回路16からの
出力パルスを出力しない(遮断する)。この例ではNA
NDゲート34の出力は計数値がFullでない場合に
常にHighとなり、後段の流量演算回路17でのカウ
ントを不能にする。一方、カウンタ回路31における計
数値がその所定値になった場合には、トリガ回路16か
らの出力パルスを(反転させて)出力することが可能と
なる。
ス出力手段は、一種のメモリとして機能する。換言する
と、トリガ回路16によりトリガレベルでトリガされた
パルスは、流量又は流速の演算を行う流量演算回路17
へ出力する前に、全てメモリに入力される。このメモリ
は、あるメモリパルス数(上述の所定値)が設定され、
設定されたパルス数がメモリされるまでパルスは外部に
出力せず、メモリが飽和した段階から外部に出力する。
すなわち、メモリが飽和した状態では入力パルスはその
まま通し出力される。
止装置におけるカット周波数を示す図である。本実施例
におけるカット周波数は下式(1)に基づいて計算され
る。 Vc=V(1−e^(−t/(R1・C1))) …(1) ここでTRG波形の最小値は0.2Vのため、0.2Vを
基準電圧とする。コンパレータ25入力が、コンパレー
ト電圧(2.0−0.2=1.8V)に達するまでの時間
tは、上式(1)において、Vc=1.8、V=2.2と
して、t=−R1・C1・Loge0.18≒1.71・R1
・C1(sec)となる。したがって、カット周波数f
cは下式(2)となる。 fc=1/(2t)=1/(3.42・R1・C1) …(2) 図4は、上式(2)をグラフ化した図である。ただし、
C1=0.1μF時とする。
で説明した誤出力防止装置における消費電流(電池寿
命)を測定した結果、常温測定で、従来のデジタルフィ
ルタに対し、本発明に係るデジタルフィルタでは大幅な
低減が確認できた。
寿命を大幅に伸ばすことが可能となる。
び該装置を用いた渦流量計の構成を示すブロック図であ
る。
wレベルからスタートする信号例を示す図である。
ghレベルからスタートする信号例を示す図である。
けるカット周波数を示す図である。
用いた渦流量計の構成を示すブロック図である。
wレベルからスタートする信号例を示す図である。
サ、14…アンプ、15…フィルタ回路、16…トリガ
回路、17…流量演算回路、20…誤出力防止回路、2
1…積分回路、22,27,28…抵抗、23…コンデ
ンサ、24…比較装置、25,26…コンパレータ、3
0…論理IC、31…カウンタ回路、32,33,34
…NANDゲート。
Claims (2)
- 【請求項1】 被測定流体が流通する流管内に流れに対
向して設けられた渦発生体で発生する渦を、圧力変化を
検出素子の変化として検出する渦信号検出センサで検出
し、該渦信号検出センサで検出された信号を計測するこ
とにより被測定流体の流量又は流速を測定する渦流量計
における誤出力防止装置であって、前記渦信号検出セン
サから出力された信号が所定のトリガレベルを越えたと
きにパルスを出力するトリガ回路と、該トリガ回路から
出力されたパルスを積分する積分回路と、該積分回路で
積分された信号を入力信号とし、該入力信号の電圧と予
め定められた上限及び下限電圧とを比較しパルス化して
出力する2つのコンパレータと、前記トリガ回路から出
力されたパルスを計数するカウンタ回路と、前記2つの
コンパレータからの両出力パルスを入力し論理演算を行
い、前記カウンタ回路における計数値のリセットに係わ
る信号を出力する論理ICと、前記カウンタ回路におけ
る計数値が所定の値に満たない場合に、前記トリガ回路
からの出力パルスを出力せず、前記カウンタ回路におけ
る計数値が前記所定の値になった場合に、前記トリガ回
路からの出力パルスを出力するパルス出力手段とを有
し、前記渦流量計は前記パルス出力手段で出力されたパ
ルスを用いて被測定流体の流量又は流速の演算を行うこ
とを特徴とする渦流量計における誤出力防止装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の誤出力防止装置を備えた
ことを特徴とする渦流量計。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002097144A JP3564111B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 誤出力防止装置及び該装置を備えた渦流量計 |
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| JP2002097144A JP3564111B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 誤出力防止装置及び該装置を備えた渦流量計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003294505A true JP2003294505A (ja) | 2003-10-15 |
| JP3564111B2 JP3564111B2 (ja) | 2004-09-08 |
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3564111B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113325197A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-08-31 | 哈尔滨理工大学 | 一种涡轮流量计的流速测量方法 |
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|---|---|---|---|---|
| JP4183095B2 (ja) | 2006-04-27 | 2008-11-19 | 株式会社オーバル | 渦流量計 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002097144A patent/JP3564111B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3564111B2 (ja) | 2004-09-08 |
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